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元のスレッド
たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart19
- 1 名前:Classical名無しさん :04/03/21 11:53 ID:IdoHEi/c
- 〜銀河ギリギリ!!ぶっちぎりのお留守な奴〜
エーックス・・・
漫画界有数のヒット作品、ドラゴンボール。
その登場人物の内に他の追随を許さぬ最低のヘタレが居た。
そのヘタレに、わずかばかりでも活躍の場を・・・
しかし、そのあまりのヘタレさは人類の想像力の限界を遥かに超えていた。
あまりにもお留守な足元、雑魚キャラの自爆で道連れ、恋人を寝取られる甲斐性の無さ。
2ch中でヘタレの代名詞としてネタにされてゆく日々。
立ちはだかる「戦闘力のインフレ」という難敵。
誰もが「ヤムチャ」の2ch語化を覚悟した。
だが、そんなヤムチャにせめて妄想の中だけでも活躍させてやりたい…
ヤムチャを最もネタに使い、そして愛した彼らがこの困難に、立ちむかったのだ。
これは、少年漫画史上最も困難な創作に立ち上がった男たちの物語である。
※ヤムチャ以外の小説・ネタも大歓迎!おまえらも妄想爆発させようぜ?
【前スレ】
たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart18
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/log18.htm
【小説作品保管庫】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/index.html
【お勧め作品】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/recommend.html
【過去ログ倉庫】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/log.html
- 2 名前:Classical名無しさん :04/03/21 11:59 ID:O/6GUCEY
- >>1しね
- 3 名前:Classical名無しさん :04/03/21 12:18 ID:IiewFLcE
- ●ヤムスレSS&しりとりスレ しりとりのルール●
・”ん”がついたら、その手前の題から再スタート
・漫画のタイトルONLYでしたが、漫画のネタならもうなんでもいいです。
・濁点の有無は関係無いです 例:ルーキーズ→スクライド
・新スレとともにリセットされます。が、なるべく既出のネタは控えるのが望ましいですね。
・ここはSS&しりとりスレです。しりとりだけでなく、キチンとSSに感想をつけましょう。
- 4 名前:Classical名無しさん :04/03/21 13:59 ID:yPinUYjU
- いきなりスタートから不安が一杯だなw
でも1乙。
とりあえずあげておくよ。
- 5 名前:Classical名無しさん :04/03/21 14:03 ID:GTe8jRGQ
- >>1
乙
けど、前スレくらいキチンと貼ってくれや。
地味にマターリいきませう。
- 6 名前:Classical名無しさん :04/03/21 14:14 ID:5rNepCg2
スレたて乙でした。次はもう20スレ目か…。
前スレ保管庫にしちゃったのね…。更新せんといかんなァ…。
- 7 名前:Classical名無しさん :04/03/21 18:02 ID:yVnOoH.w
- 乙
- 8 名前:Classical名無しさん :04/03/21 21:02 ID:MK33R0/Y
- 支援age
- 9 名前:Classical名無しさん :04/03/22 01:24 ID:MsuYLiAE
- >>6
いつもありがとうございます。
サイトの方は好評ですね。
作品投稿一番乗りは誰か?
- 10 名前:Classical名無しさん :04/03/22 02:42 ID:hq573Wd6
- いきなり寂寥感が漂ってるw
作品家紋。
- 11 名前:Classical名無しさん :04/03/22 13:07 ID:538exK.o
- >>10
マロンとか見ると、それも一つの魅力だと分かる。
春休みにマロンに戻るのは自殺行為だ。
- 12 名前:Classical名無しさん :04/03/22 17:25 ID:IdoHEi/c
- ヤムチャさん、クリリンさん、天津飯さんという3人の男たちが山で遭難した。
夜になって、「このまま死ぬのか?」と思ったとき、大きなお城が見えた。
助かったと思い訪ねてみると、その城には美人の娘と、めちゃくちゃ怖そうな親父が住んでいた。
「よそ者は泊めない」という親父を、「かわいそうだから」と娘が説得し、
一晩泊めてもらう事に。しかし、その娘のあまりの美しさに目がくらんだ3人は、
夜中にトイレに起きてきた娘に襲いかかった。
しかしすぐに親父に取り押さえられ、「お前等、全員殺す!!」と斧を振りかぶられた。
だが3人は土下座して必死に謝った。父親は、「ここは山奥で食料も少ない。
山から食料を持ってきたら、山のふもとへ抜ける裏道を教えてやろう」と、条件を出した。
3人はすぐに城の近辺を探した。
はじめに戻ってきたのはクリリンさんだった。クリリンさんは、山ブドウを持ってきた。
それを見た父親は、「それをケツの穴にいれて見ろ」と言った。
クリリンさんは言われるまま、1粒のブドウを自分のケツの穴に入れた。
そしてクリリンさんは裏道を教えてもらい、無事山を降りた。
次に、天津飯さんが大きく実った栗を沢山抱えて戻ってきた。
父親は同じようにケツの穴に入れることを命じた。
天津飯さんは必死に頑張って、栗をケツの穴に入れ始めた。
もう少しで入るという所で、天津飯さんは何故か笑ってしまい、栗はケツの穴からいきおい良く飛び出した。
天津飯さんは、そのまま父親に殺された。
天津飯さんは見てしまったのだ。
嬉しそうに、スイカを抱えてこちらに走ってくるヤムチャさんの姿を・・・
- 13 名前:Classical名無しさん :04/03/22 19:36 ID:bcm22U4M
- クリリンさんが必死にがんばって栗を入れる。
山葡萄を持ってきた天津飯さんは余裕かと思いきや…。
みたいな話じゃなかったっけ?
- 14 名前:Classical名無しさん :04/03/22 20:18 ID:yPinUYjU
- >>12 お疲れ様。1レスショートは好きなので、またお願いします。
しかし、やっぱりここでやって良かったね。
マロンに行ったら潰されてたかもな。
- 15 名前:ヤムま作者 :04/03/22 21:48 ID:Qlwl5W5g
- >>1
乙。
やっぱり前スレでの俺の発言は不適切だったっぽいですね。反省。
んじゃ続きを投下しようと思います。
三月中にベジータ戦まで終われるか微妙…
- 16 名前:魔族転生ヤムま! :04/03/22 21:48 ID:Qlwl5W5g
- 地球を破壊できるほどのエネルギーを身に受けながらも、まだ敵の気は消えない。
ダメージを負った事は間違いないが、生きているだけでも驚異的な事だ。
「な、なんだ、おめえたち、帰ったんじゃ、なかったのか……」
悟空のもとに、クリリンと悟飯、ヤジロベーが駆け寄る。自分の肉体の限界を超えた界王
拳の反動のために、悟空の身体にも大きなダメージがあった。
「悪いな、悟空。おまえは一対一で決着をつけたかったんだろうけどさ」
クリリンが悟空の背をばしんと叩く。それほど力を込めたつもりは無かったが痛がり方が
半端でなかったので慌てて手を引っ込める。
しばしの後、悟空の目つきが再び変わる。ベジータは、まだ生きている。
「おめえたち、今度こそ離れた方がいい。ヤジロベーを連れて、はやく」
浮かれ気味だった二人も、口調や気迫から敵がまだ生きていることを悟る。二人はついさ
っきまで自分たちではどうしようもないほどの気のぶつかり合いを目にしている。たとえベ
ジータが大きなダメージを負っていても、まだまだ差は埋まっていないことは解っていた。
降り立ったベジータは、月が無いことを知ると掌に光球を浮かべる。
「はじけて、まざれっ!」
ベジータが光球を空に向けて投げる、と。
「させるかぁーっ!!」
ヤムチャの最後の気を振り絞った魔貫光殺砲がベジータを狙う。
誰よりも速く察知したベジータがヤムチャの攻撃をかわす。が、
「しまっ……!」
パァン!
魔貫光殺砲がベジータの作り出したパワーボールを破裂させる。
- 17 名前:魔族転生ヤムま! :04/03/22 21:50 ID:Qlwl5W5g
- 「くそったれがーっ!」
ベジータが全身から放つエネルギーがクリリンを、悟飯を弾き飛ばす。距離をおいていた
ヤムチャが、次に放った衝撃波にて吹っ飛ばされる。
パワーボールの精製のために消耗したとはいえ、その力にはまだ余裕があった。
「な、なんてヤツだ……。気はガクンと減ってるのに……」
ヤムチャは対峙する悟空とベジータを他所に、倒れた二人のもとへ向かう。
「おい、二人とも、残った気をオレに渡すんだ」
ベジータとの力量差を見ても、ヤムチャの目から戦意は失われていない。先のナッパ戦で
は情けない姿を見せてしまったが、今のヤムチャは違った。クリリンたちもヤムチャの強大
な意志を感じ取り、ヤムチャの手を取って気を送りこむ。
隠れている三人の前で界王拳の反動で力の落ちた悟空がベジータに圧倒される。
飛び出したいのは山々であったが、自分が出て行っても無駄だということは解っていた。
「う、うう、う……!」
ヤムチャの手を取った悟飯の気が増大していく。
悟空が痛めつけられることに対しての怒りが、悟飯の力を増大させている。ヤムチャはそ
んな悟飯の手を握り返した。
修行生活を共にしていただけに、怒りも悔しさもよくわかる。その増大した力も全て受け
とって、戦いに挑む。怒りも悔しさも、全てぶつけてきてやる。
- 18 名前:魔族転生ヤムま! :04/03/22 21:51 ID:Qlwl5W5g
- 「だーっ!」
ベジータの背中にヤムチャの魔光砲が命中する。
悟空への攻撃に集中していたベジータは、ヤムチャの攻撃をまともに受けた。
「ゴミクズめ、まだ生きていやがったのか!」
無数のエネルギー波が、ヤムチャに迫る。
引いたら追い討ちを喰らうだけ。ヤムチャは前へと踏み出した。
轟音。衝撃。
ヤムチャの身体をそれらが走るが、それでも彼は止まらない。
「だっ!」
ヤムチャの拳が、ベジータに叩きつけられる。
「すまねえヤムチャ、少し、もう少しだけ頑張ってくれ……」
ベジータがヤムチャへと標的を変えたと見ると、悟空は両手を空に掲げた。
ドドドドドドドドドォン!!!!
光弾が次々に身体を掠めていく。
いくつかは命中した。衣服も肉体もボロボロになる。
敵の攻撃は速い。更に強い。
だが、ヤムチャもまたスピードを武器とする者の一人だ。
ピッコロや、他の仲間の無念まで背負っている。
負けるわけにはいかなかった。
(この虫ケラに、あのナメック星人が重なって見えやがる……!)
- 19 名前:魔族転生ヤムま! :04/03/22 21:52 ID:Qlwl5W5g
- ヤムチャの頭脳に、ふと自分に、ナメック星人――ピッコロの影を見たとベジータの声が
聞こえたような気がした。
最初こそただの思い違いだと思っていたが、それはだんだんはっきりとしてきた。
「はーっ!」
ベジータのエネルギー波にヤムチャは吹き飛ばされる。
戦いの手が読めるという訳ではない。戦闘民族であるサイヤ人のベジータの攻撃は本能の
ようなものであり、心が読めるからといってそれだけで戦闘を有利に運べる訳ではない。
が、敵の心情が覗けるとことで敵の体力や精神、そういったものを知ることができる。
敵は目で見ない限り自分の位置を知ることはできない。
「くらえっ!」
ヤムチャは出せるだけの操気弾を浮かべた。
ベジータはナッパと同じように、爆発波で操気弾を吹き飛ばす。
ヤムチャもまた、その対応を読んでいた。
敵の爆発を目眩ましに使い、一気に距離を縮める。
「いくぞ、新狼牙風風拳!」
爆煙の中から現れたヤムチャの連撃が、ベジータの身体を捉えた。
- 20 名前:Classical名無しさん :04/03/22 22:15 ID:yVnOoH.w
- >>12
ワラタw
- 21 名前:Classical名無しさん :04/03/23 00:00 ID:TFw6xjwA
- >>19
乙です。
ヤムチャ大活躍ですね。
- 22 名前:Classical名無しさん :04/03/23 02:12 ID:5rNepCg2
- >やむま
ヤムチャはあくまで脇役に徹するのですかね?クリリンみたいにオイシイ脇役っぽいですがw
- 23 名前:連載作品一覧 :04/03/23 02:55 ID:5rNepCg2
- 【順調連載陣】
魔族転生ヤムま!
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/yamuma.html
ヤムチャの強くてニューゲーム
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/newgame.html
天ちゃんヤムチャん
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/tenchan.html
【ちょっとお休み気味?】
チャムヤ 03/04/02〜
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/chamya.html
哀・戦士 03/05/18〜
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/aiindex.html
ハンターヤムチャ 03/07/28〜
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/hunter.html
駆逐されゆく者ども 03/12/03〜
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/unzari.html
スタンド使いだヤムチャ!
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/stand.html
世界は二人のために
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/futarinotame.html
過去作品インデックスはしばらく休止。ごめんなさい。
- 24 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/03/23 09:58 ID:VqqHlorY
- エイジ756年・・・
孫悟空が第23回天下一武道会にてピッコロ大魔王を撃破して1週間がたったある日、謎の物体が2つ地上に落下した
「ちっ、やはりこの星の奴らは生きていたか・・・カカロットの奴め・・・」
ロン毛のMっぱげの男は謎の物体から外に出るとそう言い放った。
「ところでラディッツさん、そのカカロットって言う奴は本当に俺にそっくりなんですかい?」
もう片方のツンツン頭の男がもう一方の謎の物体から降りて言った。
「おそらくな。俺はカカロットが生まれて間もないころにしか見たことが無いがおそらくよく似ているだろう。」
「ラディッツさん、あっちの方向に大きなパワーを持った奴がいますよ!距離3550、戦闘力277です!」
「カカロットか?よし、ターレス、行くぞ!」
2人はスカウターの指し示す方向に向かっていった。
そのころピッコロは瞑想をしていたが突然南の方向からすさまじいパワーが向かってくるのに気がついた。
「な、なんだ!このでかい気は!孫悟空か?いや、奴にしてはでかすぎる!」
2人はピッコロのところに降り立つと「ちぃっ、カカロットじゃない・・・」といった。
「貴様ら何者だ!何しにここに来た!・・・?孫悟空!なぜ貴様がここにいる!」
「ほう、やはりカカロットは俺にそっくりらしいな。カカロットはここでは孫悟空と名乗っているのか
残念だったな俺はカカロットでも孫悟空でもない。俺の名はターレスだ。」
(こ、こいつら2人とも俺をはるかに上回ったパワーを持ってやがる・・・!)
ピッコロは相手の気に押されて動くことが出来なかった。
「ラディッツさん!もう一つ大きなパワーがある!距離18334、戦闘力285!今度こそカカロットですぜ!」
「よし、ターレス行くぞ!」2人は東の方向に向かって飛び去った。
ピッコロはその場に崩れ落ちると「ち、畜生!あいつら何者だ!この俺が動けなかったとは・・・」
-----------------------------------
初めてのDB小説ですがよろしくお願いしまつ。
最初は悟空やピッコロがメインですが中盤にはこのスレの主人公ヤムチャも活躍させようと思います。
- 25 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/03/23 10:30 ID:VqqHlorY
- そのころ孫悟空はチチとの結婚式を終え、屋外でのんびりしていた。
だが悟空は2人の気を感じ取るとチチに「すげぇパワーがこっちに近づいている!チチ!家の中に隠れろ!」と言った。
「ふふふ、成長したなカカロット。父親にそっくりだな。」
「俺にもそっくりだな。」
「な、なんだ貴様ら!・・・?オラがもうひとりいる!」
「カカロット、この星のありさまは何だ!この星の人類を絶滅させることがお前の使命だったはずだ!一体何を遊んでいた!」
「シ・・・尻尾だ!昔のオラのように尻尾がある!」
「昔のオラの様にだと!?はっ、貴様!尻尾はどうした!」
「ずっと前に切れてなくなった!」
「切れてなくなっただと・・・!だからこの星の奴らが生きていたわけだ!」
「それよりもおまえら一体何者だ!貴様らからは禍々しい気を感じるぞ!」
「俺たちが何者かだと・・・?カカロット、貴様は何もかも忘れてしまったようだな。いいだろう教えてやろう。
まず貴様はこの星の人間ではない!生まれは惑星ベジータ!誇り高き全宇宙一の強戦士族サイヤ人だ!
そしてこの俺は貴様の兄ラディッツだ!隣にいるのがお前の俺たちの親戚筋にあたるハサイヤ家のターレスだ!」
「で、でたらめ言うなッ!じゃあ、なんでオラはここにいるんだ!」
「さっき言ったはずだろう・・・お前はこの星を滅ぼすためにこの星に送り込まれたとな・・・
滅ぼした星を他の異星人に高く売るのがわれわれサイヤ人の仕事だからな・・・」
「な、何の用でこの星に来たんだ!」
「われらが母星惑星ベジータが巨大隕石の衝突で爆発してしまったからだ。このせいで生き残ったサイヤ人はお前を含めても数十人までに減ってしまった。
そこで俺たちは新たな母星としてこの地球を選んだのだ。後3年もすればこの星に我らの仲間もやってくる!
カカロット、今からでも遅くない!われらとともにこの星の人間どもを皆殺しにするのだ!」
「バカ言ってろ!オラそんなことしないからな!」
「フン・・・いいだろう。明日の朝までにこの家の前に100人の死体を置いておけ。
もしそうしなかったら明日以降貴様を含めてこの星の人間を皆殺しにしてやる!」
ラディッツとターレスはそう言うと遠くに飛び去っていった。
- 26 名前:Classical名無しさん :04/03/23 12:16 ID:IdoHEi/c
- >>24-25
新作乙
ターレスよりラディッツの方が偉いのね
期待age
- 27 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/03/23 13:30 ID:CT0gC5Rc
- 悟空はしばらく恐怖で震えていた。いつもなら悟空は強い敵に会ったときはわくわくしていたものだが、
今回は違った。圧倒的にあちらの戦闘力が高すぎるのだ。おそらく重い装備を外して戦っても
悟空の戦闘力は400も行かないだろう。悟空が途方にくれていると神様が現れた。
「まずいことになったな、孫よ・・・今のお前が奴らと戦ってもなぶり殺しにされるだけだ。」
「でもよぉ、神様、地球のみんなを殺すわけにはいかねえだろ?オラはどうすればいいんだ・・・」
「・・・もう一度「精神と時の部屋」に入るか?」
「ダメだよ、神様。オラが昔入ったとき1月ももたなかったじゃねえか。
一人じゃ孤独に耐え切れず、頭がおかしくなりそうなんだよ。」
「う、うむ・・・じゃがあの部屋はもう一人なら入ることも出来る。誰かと一緒に修行してはどうだ?」
「そ、そうだな。チチ、おめぇオラと一緒に「精神と時の部屋」に入ってくれねぇか?」
「わかっただ。おらは悟空さのためにがんばるだ。」
そのとき「お前じゃダメだ、女。」と言ってピッコロが現れた。
「俺とお前が組んで1日修行すれば勝てるかもしれん。勘違いするな。
お前と一緒に修行してやるのはあいつらを倒してその後で貴様を殺すためだ。」
「そうはいかねぇ、でも2人が組んで修行するというのはいい考えだ。よし、そう決まったら早速修行するぞ!」
そういうと悟空、ピッコロ、神様は神殿に行き、「精神と時の部屋」で修行を始めたのであった。
戦闘力
悟空 329(重い装備なし) ピッコロ 321(同じく重い装備なし)
神様 220 チチ 135 ラディッツ 1500 ターレス 1000
------------------------------------------------
>>26
この世界のターレスは神精樹の実を食ったことがないという設定なので。
あと悟空やラディッツの親戚にあたるという設定も漏れオリジナルです。
設定厨でスマソ
- 28 名前:Classical名無しさん :04/03/23 13:34 ID:n7X783Zs
- 期待してます。
- 29 名前:Classical名無しさん :04/03/23 15:49 ID:i2UHSFv6
- 新連載、乙です。
- 30 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/03/24 09:16 ID:IdmyyE1E
- そして悟空とピッコロが「精神と時の部屋」に入って1日が過ぎた。
その日の朝5時ごろ、二人は外に出てきた。
神様は2人に「どうやら満足行く成果が出たようだな。」と言った。御供は無言でうなずいた。
それから2人は悟空の家の前に行きラディッツとターレスが車で待つことにした。
30分ほどするとある方向から強い気が2つこっちに向かってくるのを二人は感じとった。
一方でラディッツとターレスもスカウターに悟空とピッコロの反応を感じ取った。
「ラディッツさん、昨日の場所に戦闘力500くらいの反応が2つ!」
「片方が529、もう一方が518?おかしいな。昨日まで285だったカカロットが1夜にして
戦闘力をこんなに上げられるわけがない。第一もう一つの反応は誰だ?」
「行ってみれば分かりますよ」
「それもそうだな。」
2人は数分後悟空の家の前にやってきた。
「なるほど・・・もう一つの反応は昨日会った緑の奴か・・・
それにしてもどうやって一晩にあんなに戦闘力が上昇させた?」
「教えてやるものか!」
「家の前に死体が積み上げられていないところを見るとどうやらあくまで俺たちに逆らうようだな」
「昨日おめぇの仲間にはならねぇと言ったはずだ!」
「愚か者が・・・もういい、お前を仲間にするのはやめにしたぞ・・・
お前は一族の恥だ!死んでしまえ!」
「ごちゃごちゃ言うのはそのくらいにしておけ!」
2人は重い装備を脱ぎ捨てた。
「なにっ、カカロットの奴戦闘力が612まで上昇したぞ!」
「ラディッツさん、緑の奴も602まで上昇しました。」
「恐れるな。総合力ではこっちがずっと上だ。いくぞ!ターレス!」
「言っておくがオラたちの本当の実力はこんなもんじゃねぇぞ!」
「なにっ!」
「その相手の強さの分かる機械でオラたちの数字をよく見ておくんだな!」
そう言うと悟空とピッコロは気を開放させ始めた。
---------------------------------------
>>28,>>29
ありがd。これからがんがりまつ。
- 31 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/03/24 10:06 ID:IdmyyE1E
- 「700・・・800・・900・・・」
「ラディッツさん、カカロットの戦闘力はいくらになりましたか?」
そのとき2人のスカウターがボンッ!と言う音を立てて壊れた。
「ひ、ひぃぃぃぃ!!!お、俺の戦闘力を上回りやがった!」
ターレスの心は完全に恐怖に支配されていた。
ラディッツはまだまだ冷静だったがそれでも2人の戦闘力に恐ろしいものを感じていた。
それを見た悟空は「さぁ、これでオラたちの実力が分かっただろう。とっとと帰れ!」と言った。
ラディッツは「ターレス、お前は本当に帰ったほうがいい。お前は数少ないサイヤ人の生き残りの一人だ!
帰ってベジータ殿下に報告するんだ!それと俺の恋人にであったら「勇敢に戦って戦死した」と言っておいてくれ。」
ターレスはすぐさま宇宙船のある方向へ引き上げていった。
ラディッツはターレスが引き上げたのを見届けると一呼吸おいて
「貴様らに俺のサイヤ魂を見せてやる!」と言った。
それからラディッツは2人と数分打ち合ったが何せ相手は2人、それに戦闘力は1000も有る奴である。
ラディッツは明らかに形勢不利だった。だがラディッツはそれでも勇敢に戦い続けた。
すると悟空は上空に飛び上がりかめはめ波を放った。
ラディッツもすぐにダブルサンデーを放った。
空中で2つの光線が激しくぶつかり合った。ラディッツは渾身の力をこめてかめはめ波を押し返そうとした。
ラディッツのほうが戦闘力が高かったことが幸いし、ダブルサンデーは悟空に直撃し悟空は地上に落下した。
おそらく致命傷になったはずだ。残りは後一人だ。だが、このときラディッツのスカウターが
壊れていたこととラディッツに気を感じる能力が無かったことが彼に最悪の結果をもたらした。
ピッコロが新技・魔貫光殺砲に使うための気を集めているのに気が付かなかったのである。
ラディッツがようやく気が付いた時にはもう遅かった。魔貫光殺砲はラディッツの腹を貫いたのだった。
- 32 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/03/24 10:38 ID:IdmyyE1E
- 「ぐ、ちくしょぉぉぉぉぉ!!!!」ラディッツはそのまま地面に倒れた。
だが、ラディッツは一声笑うと「お、俺を倒すとは見事だ・・・だが、このことはターレスが、
奴がこちらに向かっている移民船に報告しているはずだ・・・死ぬ前にいっておくが
サイヤ人には俺よりはるかに強い奴がいっぱいいる・・・その内のエリート戦士が
移民船の到着1月前に調査にやってくる・・・そのときが貴様ら地球人の最後だ・・・」
ピッコロは「その移民船が来るのは何時だ。」と尋ねた。
「3年・・・後だ・・・」とラディッツは答えた。
ラディッツはそのまま息絶えた。
死の直前、ナッパが「おい、ラディッツ、パンとミリンダ買って来い!」
といつものように自分をパシらせる声が聞こえたような気がした。
一方悟空の傷も致命傷であった。悟空もラディッツが息を引き取って10数分後、
妻・チチの腕の中で息を引き取った。その瞬間悟空の体は消えた。
ピッコロは「また神の奴が孫悟空を使って下らんことを考えているな。」
と言ってそのままどこかへ行ってしまった。
神様はこの地球の危機を救うため死んだ悟空を界王様のところへ修行させに行かせ、
さらに地球にいる戦士を呼び寄せた。
そして3日後、神様の神殿にチチ、クリリン、ヤムチャ、天津飯、
餃子、ヤジロベーの6人が集まった。
こうして地球の運命をかけた3年間の修行が始まった!
一方人知れずピッコロも3年後の戦いに向け修行を開始した。
現在の戦闘力
悟空 1038 ピッコロ 1091 チチ 135 クリリン 163
ヤムチャ 147 天津飯 177 餃子 114 ヤジロベー 133
- 33 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/03/24 11:22 ID:IdmyyE1E
- ターレスの乗った宇宙船は数ヵ月後、サイヤ人の移民船「マザーベジータ」に到着した。
ターレスは地球で起こったことをベジータに話した。
ベジータは大いに怒り「おのれ!地球人と地球人に味方する裏切り者カカロットめ!」
サイヤ人の名誉に泥をかけた貴様らを必ず絶滅させてやる!調査のときは俺自ら指揮をとる!
この手でカカロットを討ち取ってやる!(ベジータはカカロットが死んだことを知らない)」と言った。
神様のところに行った6人は毎日毎日一生懸命修行に励んだ。6人はぐんぐん力を付けていった。
そして1年が経ち神様は6人に「もう私に教えることは無い。後は各自で修行に励むように」と言った。
6人は地上に降り修行を始めた。一方で神様はミスターポポに命じて
悟空を蘇らせる準備のためドラゴンボールを回収させた。
一方で悟空は死んでから3ヵ月後、界王様のところにたどり着き、修行を始めた。
さて、地上に降りてからのヤムチャであったが、
彼はカプセルコーポレーションの自分の部屋で悩んでいた。
今度こそはヘタレの汚名を返上したい。だが普通に修行したんじゃクリリンはともかく
天津飯には追いつけそうに無い。ましてやピッコロや悟空を越えることなんてまず不可能だ。
悩んでいる暇があったら修行すればいいのにヤムチャはまったく修行に身が入らぬまま半月が過ぎた。
ヤムチャはある日あることを思いついた。ヤムチャはすぐさまピッコロの気を探して
ピッコロのところに飛んでいった。
ピッコロは「・・・?何だ、孫悟空の仲間か。なんの様だ」と言った。
ヤムチャは「たのむ、俺に稽古をつけてくれ!俺はもうヘタレと思われたくないんだ。頼むッ!」
とピッコロに願った。
ピッコロは「ふざけるな!」とか「(・∀・)カエレ!」とか言っていたが
ヤムチャのしつこさに負けて修行をしてやることになった。
一方、ベジータは技術者に命じて船内に重力修行室を設置させサイヤ人たちを鍛え始めた。
現在の戦闘力(修行開始から1年と半月。サイヤ人がくるまで後1年10ヵ月半)
悟空 8500 ピッコロ 2900 ヤムチャ 1430 クリリン 1600
天津飯 1800 餃子 850 ヤジロベー 1100 チチ 1300
- 34 名前:Classical名無しさん :04/03/24 16:42 ID:IdoHEi/c
- 乙。
チチがずいぶんと強いな
- 35 名前:Classical名無しさん :04/03/24 17:13 ID:ZbdwgCAc
- >ドラゴンボール異聞録
乙。楽しんでます。やっぱり最初はこのくらいがんばって更新しなきゃ読者は食いつかないよな。
- 36 名前:サトル :04/03/24 20:04 ID:VnwIXDFw
- ヤムチャは、自分に格闘技術が無いことを悟り、就職活動を開始。メンタツも購入。
その後、親戚のおじさんのコネで地元、群馬県で小さな証券会社に就職が決まる。
物語は、ここからはじまる。
- 37 名前:サトル :04/03/24 20:15 ID:VnwIXDFw
- ヤムチャの朝
6時30分に起床。コーヒーを飲む。朝食は仙豆をしょうゆで軽くジャンジャンと炒めた仙豆炒油(シャオヒーハイ)と麦茶
インターネットに接続する。ヤフーオークションに出品したプーアルがなかなか値段がつかない事にいらつきを覚える。
7時20分 出社
通勤電車の中で、高校生に足を踏まれる。軽く裏拳を86発たたき込む。
パンチが1発あたるたびに、高校生は「いてぅっ?いてゅっ?」と、奇声を発する。面白いオモチャだ。
会社に到着。ヤムチャは仕事がすごい嫌いである。会社の中でも浮いていて、部長に
「おい。ヤムチャ君。ヤム茶をいれてくれ(笑)」などと、いじめられる毎日。OLも、ヒソヒソ陰で笑っている。
おかしい。これが、おれか?地球を救う戦いに参加した俺が、こんな証券会社で終わっていいのか?
ヤムチャは、一人つぶやく。
- 38 名前:サトル :04/03/24 20:25 ID:VnwIXDFw
- ヤムチャ「おい、部長。私は、今日で会社をやめさせてもらいます。」
部長「そうかい。退職金は払えないよ。いいのかい?」
ヤムチャ「くだらん。俺は、格闘家から退職した覚えはないんでね。再見(ツァイチェン)。」
そして、わざとチャックを下ろして、女子社員を威嚇してやる。今日で辞めるんだから、恥もなにもない。
部長「こ、これ。ヤムチャ君。君は何を!!?」
ヤムチャ「うるせえよ。やい、OLども。俺様の神龍が見てえか?ほれほれ(笑)」
OL「キャァーーーー!」
ヤムチャ「ガハハハ!泣き叫べ下等生物ども。おら、神龍さまがもうすぐ、おでましするど!」
部長「..............。(絶句)」
ヤムチャの身体に快感の波が走り抜ける。
これだ。
いい。
気持ちがいい。フリーザになくて俺にあるもの。それはこの神龍だ。(如意棒ともいえる。)
- 39 名前:サトル :04/03/24 20:35 ID:VnwIXDFw
- ヤムチャは、会社でひとしきり下等生物を己の神龍で混乱に陥れると、スッキリした顔で会社をあとにする。
ヤムチャ「うーん。小腹も減ってきたし、どれ飯でも食うか。」
財布を見て唖然。お金がないのだ。やばいやばい。これでは飯が食べられん。
腹が減っては戦は出来ぬ。
ヤムチャは、おもむろにゲームセンターに入り、中学生に目を付ける。
ヤムチャ「やあ、坊主。ゲーム好きなの?」
中学生「うん。僕は、格闘ゲームが好きなんだ。僕と対戦してみる?」
ヤムチャ「そうだな。命知らずの小僧。」
怪しげにヤムチャの目が光る。いくらヤムチャが弱いといっても、中学生(しかも文化部)には負けない。
ヤムチャは、気を高めると、渾身の力を込めたかめはめ波を中学生に放出。
中学生「いやだー!熱い。熱いー!!」
ヤムチャ「これが世の常だ。さて、金をもらうとするか。」
中学生「貴様!どういうつもりか?市民にたいしてこの横暴。忘れはしまいて....。グフッ。」
鼻歌まじりにヤムチャは財布をとると、中身を確認。
2800円。上出来だ。スライム程度の雑魚が大金を持ってやがる(笑)
- 40 名前:サトル :04/03/24 20:45 ID:VnwIXDFw
- 改めて近くのレストランに入店。
ウェイター「いらっしゃいませ。」
ヤムチャ「男、か。ここは女はおらんのか?」
世界を征服する野望が尽きてしまうではないか。ヤムチャは軽くイラつく。
ウエイター「あいにく、ここはそういう店ではありません。」
ヤムチャ「俺は、貴様を2分で粉々にできる。意味がわかるな?」
ウエイター「お、お待ちを!!」
すぐに可愛いウェイトレスが登場。芸能人でいうと、広末涼子似だな。
ヤムチャ「おい。娘。水をつげ。」
ウエイトレス「直ちに!」
なかなかしつけが行き届いている。ヤムチャの鼻の下が伸びる。
ヤムチャ「気に入った。悩みはないか?悪党がいれば俺が退治してやるが?」
ウエイトレス「ええ。実は、渋谷に最近、悪党が増えていると噂されております。」
ヤムチャ「素人あいてか。俺もなめられたものだ。よし。退治を終えると、契りを結ぼう。よいな?」
ウエイトレス「はい。二言はございません。」
素人に負けるわけはない。空手4段のヤムチャは、鼻で笑うと、レストランを後にした。
- 41 名前:サトル :04/03/24 20:50 ID:VnwIXDFw
- ヤムチャは、愛車のバイク、CB400のエンジンをかける。
もちろんノーヘル、無免許。今日は小春日和で風も気持ちいい。
ヤムチャ「ぶっこみの拓を思い出す排気音。サイコー!!」
テンションはグングン上がる。
ヤムチャ「盗んだバイクで走り出すー、ときたもんだ♪」
リスぺクトする尾崎を口ずさむ。
どのぐらい走っただろうか?気が付けば渋谷にきていた。
ヤムチャ「悪党、か。」
不吉な風がヤムチャの前髪をゆっくりとなでる。
その時であった。
- 42 名前:サトル :04/03/24 21:00 ID:VnwIXDFw
- チーマーA「おいおい、オッさん。いいバイクに乗ってるじゃん。」
チーマーB「メイビー、こいつ狩っちゃおうよ。」
チーマーC「いいねー。おら、さっさとバイクから降りろよロンゲ。」
大都市東京では、近年チーマーと呼ばれる悪党が増殖。彼らの残虐性は初期のベジータをも越えていると言われる。
チーマーB「はやくしろよてめー!」
ヤムチャは、無言で背中から大きな刀をヌラリと抜く。刃渡り1メートルはある。
チーマーC「おい、そりゃ反則じゃねーかオッさん!犯罪だぞてめー!?」
ヤムチャ「笑止。この鋼の剣の切れ味、試させて頂く。」
実はヤムチャは、今日までは不人殺(ころさず)という教えを守って、人斬り稼業から足を洗っていたのだが、
この人数では敵わない。
ヤムチャは、ゆっくりと臨戦態勢にはいった。
- 43 名前:ヤムチャ :04/03/24 21:41 ID:VnwIXDFw
- チーマーC「てめー、そんなハッタリかましてんじゃねーよ。どうせ斬れねーくせによ!」
チーマーがヤムチャの方に1歩近づいたその時、
ヤムチャ「ひとーつ!」
刀が宙を走り、チーマーCの身体はまっぷたつになった。
チーマーA「こいつまじで斬りやがった!ありえねー。やべーよ、きてるよきてるよ!」
チーマーB「俺らじゃやべー。トオル君呼んで来いよ。」
虫けらども。俺が日本刀を持てばこの世に斬れぬものは無し。誰でも呼んでこい。ヤムチャは不敵に笑った。
チーマーA「このロンゲ野郎!トオル君、呼んできたぞ。マジ殺されっぞオメー(笑)」
信号が青に変わり、群衆の群れが歩き出す。
- 44 名前:サトル :04/03/24 21:57 ID:VnwIXDFw
- 長身の男が近づいてくる。長い髪を束ねている。
トオル「俺の後輩が世話になったみたいじゃん。俺はトオルっていうもので、ここらを束ねてるもんだけど。」
かなりオーラがある。ハッキリ言って、素手のヤムチャでは勝ち目はないだろう。
トオル「あんた、ここで渋谷のもくずとなってもらうよ?」
先手必勝!極限まで高めた気で、かめはめ波を放つ。
ズゴゴゴゴゴゴ!!
辺りに爆音がこだまする。
やったか?
トオル「ぬるいわ!」
片手で軽々とヤムチャのかめはめ波をはじき返す。ヤムチャのかめはめ波は、パンチングマシーンで280キロ。かなりの威力なのに片手とは。。。。
トオル「手がすこし、しびれてるよ。さて、公開処刑の時間だね。」
やばいやばい。冷や汗が吹き出る。かなり喧嘩慣れしている。
ヤムチャ「それっ!!面、胴、こてー!!!」
ヤムチャの剣道5段の刀さばき。
トオル「見切った!」
かわされた!
トオルとヤムチャの距離40センチ。殴られる。恐い。いやだ。
- 45 名前:サトル :04/03/24 22:01 ID:VnwIXDFw
- 結局、ヤムチャは逃げてしまった。やっぱり、ルールがない喧嘩は恐い。
ヤムチャ「ま、こういう事もあるわな。」
部屋でゴロンとくつろぐヤムチャ。メンズポッキーをかじると、フロムエーを開いた。
バイトしなければ、どうもこうもやってられん。しかし、短期バイトはなかなか採用がきまらんしな。
ヤムチャは、何気なくテレビをつけて、野球を見ていた。
- 46 名前:サトル :04/03/24 22:18 ID:VnwIXDFw
- 野球!
そうだ野球だ!!
身体の毛穴が開く。
球を投げ、棒で打ち、それだけで億という金をもらえる気楽な仕事。資本主義において、これぞ天職ではあるまいか?
さっそく、電話をしてみようか。定員割れになると、元も子もない。
ヤムチャ「あの、野球選手になりたいんすけど。」
受付「はい。ご希望の球団、守備位置をどうぞ。」
ヤムチャ「はい。巨人でピッチャーでお願いします。」
受付「かしこまりました。それでは5日後の火曜日、東京ドームでお待ちしています。」
これで、後は試合で好成績を残せば、俺はスターになれる。
ヤムチャは、部屋が溢れかえるほどの野球入門書を買い、フォークボールや隠し球。ホームランを打つ角度を勉強した。
- 47 名前:Classical名無しさん :04/03/24 22:39 ID:IdoHEi/c
- >サトル
ずいぶん書いてるが、その場で書いてるのか?
メモ帳やワードでまとめて書いて、それからうpすると
楽でええぞ
- 48 名前:サトル ◆QeTkWqS6 :04/03/24 23:33 ID:VnwIXDFw
- >>47
すべて即興で書かせてくれ。そして、お気持ちさんくす。
- 49 名前:Classical名無しさん :04/03/25 00:17 ID:mmGAxrS6
- >>48
拘りがあるのは解ったが即興はお奨めしない。
万が一他作品の作者がネタを投下しようと思ったときに困るからな。
- 50 名前:Classical名無しさん :04/03/25 13:51 ID:JWZsMB/6
- 即興はトラブルの元になるのでね。
色々と・・・。
- 51 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/03/25 14:09 ID:1a1jKyf.
- まずピッコロはヤムチャに「1年間ここで一人で生きてみろ。」と命じた。
「お前がヘタレなのは街の中でのうのうと軟派な暮らしをしているからだ。
あのパチンコ頭と三つ目のハゲがお前より強いのはお前のように都会の中で暮らしていないからだ。
この荒野で1年間生活し、お前の軟派な性格を変えることが重要だ。
俺は常にどこかでお前を監視している。もし街に帰ろうと思ったらそのときは容赦なく殺す。」
そういってピッコロは飛び去っていった。もちろん1年間一人で暮らさせるのは体のいい放置プレイである。
ピッコロはこんな香具師に稽古をつける暇があったら自分の修行がしたかったのだ。
もっともピッコロはすぐに「やはり2年間にしておけばよかったな…」とちょっと後悔した。
一方ヤムチャであるが、彼は幼い時から16歳のとき悟空に会うまで荒野で一人と一匹で生きて来た経験が有る。
今回はプーアルがいないとはいえ、1年間この荒野で暮らすのは造作も無いことである。
彼はその日のうちに適当な岩山を気功波で削りながら家を作り、その辺にいる恐竜を狩って干し肉を作った。
ヤムチャは住まい作りが済んだ後、暇になったので修行を始めた。
それからヤムチャは毎日を修行に費やすことになった。何回か家に帰ろうかと思ったがもしピッコロが見張っていて
殺されでもしたらいけないのでヤムチャは結局1年間カプセルコーポレーションに帰ることは無かった。
一方サイヤ人の移民船「マザーベジータ」の重力修行室では2倍の重力による(地球の重力の20倍)修行が行われていた。
この修行で移民船到着1ヶ月前に地球の調査および地球人の絶滅作業を行う戦士を数人選抜する予定である。
この中には自らリーダーとして地球に行くことにしたベジータ、ベジータの仇を討とうとするターレス、
ベジータの側近ナッパ、ラディッツとカカロットの父で下級戦士ながら戦闘力を1万まで伸ばしたバーダック等がいた。
- 52 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/03/25 14:14 ID:1a1jKyf.
- その後、重力は3倍、4倍、5倍と高められ最終的には8倍まで高められた。
そして地球へ調査および人類の絶滅を行う戦士6人が選ばれた。
そのメンバーはベジータ、ナッパ、バーダック、ターレス、ラディッツの恋人ストロ、ストロの兄ルーベリである。
一方悟空も修行は好調でサイヤ人の先遣隊がやってくる1年前の段階で界王拳を5倍までマスター、
更に元気球も完全にマスターしていた。悟空は更なる修行に励んだ。
ヤムチャがピッコロに荒野の中で放置されて1年がたった。
ヤムチャはすっかり荒野の盗賊だった頃の狼の目のごとき目の輝きを取り戻していた。
ピッコロは約束してしまったのだからしょうがないと思い、ヤムチャのところにやってきて稽古をつけてやった。
その修行の最中ピッコロはヤムチャが1年前とはかなり雰囲気が異なるのに気が付いた。
一方他の地球人戦士たちも各地で修行を重ねた。
そしてサイヤ人の先遣隊が到着する前日の夕方、神様は神龍に頼んで悟空を蘇らせた。
悟空は界王様の元を立ちこの世に向かっていった。
- 53 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/03/25 14:17 ID:1a1jKyf.
- そして翌日午後3時40分、8つの一人乗り宇宙船が東の都に落下した!
「ほう…ここが地球か…なかなかいい星じゃないか。」
「この星にラディッツの仇がいるんだね。ターレス」
「ああ」
「ちょっと挨拶してやろうかな…クンッ!」
エイジ759年7月8日、東の都は地球の歴史から一瞬でその姿を消した。
「ナッパ、挨拶はもうそれくらいでよかろう…それよりもラディッツを殺した奴を探すぞ」
そのとき「殿下!距離6550の所に戦闘力6500の奴と5500の奴がいます!」とルーベリが叫んだ。
「おかしいな戦闘力2000以上の反応があちこちにあるぞ」とベジータ。
それから間もなく世界のあちこちにあった反応が一つに集合し始めているのを見たサイヤ人たちはそちらの方向に飛んでいった。
一方それと同時に悟空も神の神殿に到着、カリン塔で仙豆をもらうとすぐに集合地点に飛んでいった。
現在の戦闘力
悟空 17000(界王拳6倍で102000) ピッコロ 6500 ヤムチャ 5500 天津飯 6000 クリリン 5700 餃子 2500 チチ 3500 ヤジロベー 2700
ベジータ 35000 ナッパ 14000 バーダック 13000 ターレス 6700 ストロ 6900 ルーベリ 7300
-----------------------------------------------------
>>34-35
ありがとう。っていうか楽しんで見てくれる人がいるとは思わなかたーYO
- 54 名前:Classical名無しさん :04/03/26 01:31 ID:/JBeUrys
- >>53
乙です。
従来に比べ、戦闘力に特化したSSのようですね。
- 55 名前:ヤムロット伝2 :04/03/26 09:27 ID:txTsL.3I
- 第二十四話「ヤムチャ出陣」
あらすじ>>前スレの640-641 前回のおはなし>>前々々々々々々々々スレの852-854
『決勝戦は10分後に始めたいと思います!みなさんどうぞお見逃しなく!!』
審判がそう告げると、ヤムチャはスピリットステップで武道会場の外に向かった。
(このまま逃げよう!あんなヤツと戦ったら命がいくつあっても足らないぜ!!)
そう、ヤムチャは決勝戦でフリーザと戦うことになっているのである。
フリーザは地獄で人造人間21号として改造され、異常なほどにパワーアップしていた。
その強さは、フリーザと試合で戦ったトランクスやベジータが虫の息にされてしまった程である。
ふと、ヤムチャは外へ向かう足を止めた。
(そうだ、あの封印をとけばフリーザといい勝負ができるかも・・・?)
ヤムチャは老界王神に魔法で重りをつけられていた。合言葉と同時に気を開放すればその重りは消える。
(いや、やっぱり無理だ。だって合言葉覚えてないし!オレのバカバカ!!)
ヤムチャはめいいっぱい自分の頭を殴りつけた。やりすぎて脳震盪をおこした。
フラフラな足取りで廊下を歩いていくと、医務室の扉が見えてきた。
その扉の前でブルマが座り込んでいた。
「どうしたんだブルマ?そんなとこに座り込んで」
「あらヤムチャ。ちょっと疲れちゃってね・・・いま休憩してるとこよ」
ブルマはずっとベジータやトランクスにつきそって看護してやってたので疲れるのも無理はない。
「ヤムチャさ、そういえば孫君が試合に来なくって不戦勝になったんでしょ?
この医務室の中にも審判のアナウンス聞こえてたわよ」
「そうなんだ。おかげで決勝であのフリーザと戦わなきゃいけないんだぜ。やってらんねえよ」
そう言うとヤムチャはまた廊下を歩き出した。
- 56 名前:ヤムロット伝2 :04/03/26 09:28 ID:txTsL.3I
- 「ちょ、ちょっと待って!どこ行くのヤムチャ?武舞台は反対側よ」
「逃げるんだよ。あんなのと戦ってたら命がいくつあっても足りないぜ」
「逃げるって・・・いまアンタが逃げたらどうなるワケ?フリーザが何をしでかすかわからないわよ!
孫君やピッコロは行方不明、ベジータとトランクスは重症、
いま頼れるのは決勝で戦うヤムチャだけなのよ!・・・あ、まだ悟飯君がいた」
「いや、悟飯は餃子に変な超能力をかけられてトイレで下痢ってるから戦えない・・・」
「え?何よそれ・・・じゃあやっぱりアンタを頼るしかないわ。
いまヤムチャが試合放棄したら、やることのなくなったフリーザはきっとみんなを殺すわ。
せめて孫君が帰って来るまで時間をかせいでよ!お願い!」
「いや、無理なもんは無理だって!悟空いつ帰ってくるかわからないし」
「お願い!・・・私悔しいの。ベジータやトランクスをあんな目にあわされたのに何もできない自分が。
だから、あなたにこうやってお願いするくらいしかできないの・・・」
だんだん涙目になっていくブルマ。
「あ、相手はメチャクチャ強いんだぞ!オレに死ねって言うのか?冗談じゃないぜ!
それになんでオレがベジータの敵討ちを頼まれなきゃいけないんだよ!
あいつはオレからお前を奪った男だぞ?オレに頼むなんてお門違いもいいとこだぜ!」
「・・・・・・!」
『えー決勝戦開始まであと1分です。両選手は武舞台に集まってください』
場内アナウンスが流れた。
- 57 名前:ヤムロット伝2 :04/03/26 09:28 ID:txTsL.3I
「ご・・・ごめんブルマ。言い過ぎた・・・」
「ううん、ヤムチャの言う通りだわ。こっちこそ無理言ってごめん。
こんな無茶なお願い聞いてくれるのはバカなお人好しだけよ・・・。さあ、早く逃げて」
「あ・・・ああ」
ヤムチャが行こうとしたとき、医務室の中から声がした。
「待ってくれヤムチャ・・・!こっちに来てくれ・・・!!」
ベジータの声だった。さっきヤムチャが怒鳴った声が医務室の中まで聞こえていたのだ。
(やばい、さっきの会話聞かれちまったのか)冷や汗をかきながら医務室に入るヤムチャ。
中では何人かの選手たちが治療を受けていた。その中でもベジータの怪我はひどい方だった。
「ヤムチャ・・・頼む。フリーザと戦ってくれ・・・!」
「え、お前までそんなこと言うのか!?」
「オレはお前のいいところをたくさん見てきた・・・!お前にだからこそ頼むんだ・・・!」
ヤムチャの手を握り締めるベジータ。
「僕からもお願いヤムチャさん!僕の気をわけてあげるから!」悟天が二人の手の上から気を送る。
「わずかだがオレの気もお前に渡しておこう」天津飯もその上に手をかぶせた。
「よくわかんねえけど・・・頑張れ!」ノックがさらに手をかぶせる。
「え〜っと、じゃあオレも」キャプテン・チキンも手をかぶせる。
- 58 名前:ヤムロット伝2 :04/03/26 09:29 ID:txTsL.3I
- こんな風にみんなに期待されたのはヤムチャにとって初めてのことだった。
ヤムチャはそれがたまらなく嬉しかった。この期待をはねのけることはできなかった。
「わかったよみんな・・・。やれるだけやってみる」
ヤムチャの言葉に喜ぶベジータたち。
ブルマは泣きながらヤムチャの手を握り締めた。
「ありがとうヤムチャ!あなた底抜けのお人好しね!!」
『もうとっくに試合開始時間は始まってますがヤムチャ選手いっこうにあらわれません・・・』
ざわつく観客たち。決勝戦だというのに棄権などされては盛り上がらなさすぎである。
『仕方ありません!ヤムチャ選手の棄権により優勝は匿名希望選・・・』
「ちょっと待ったーーー!!」
いっせいに声の方へふりかえる。そこにはヤムチャの姿があった。わーっと歓声があがる。
『なんと!ヤムチャ選手やってきました!いまゆっくりと武舞台に上がっていきます!!』
「へえ・・・よく逃げ出さなかったね」フリーザが感心する。
「ヒーローは遅れて現れるもんなんだよ。それがメキシコ式だぜ!」かまえるヤムチャ。
『お待たせしました!それでは決勝戦、匿名希望選手VSヤムチャ選手です!!試合開始ーーー!!!』
(続く)
- 59 名前:Classical名無しさん :04/03/26 09:38 ID:txTsL.3I
- >1
新スレおつです。
>ドラゴンボール異聞録
Z戦士の中では平均的な戦闘力のヤムチャがどう活躍するか期待してます。
>サトル
なぜか>43だけ名前欄がヤムチャになっててワラタ
- 60 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/03/26 09:54 ID:KOfnwkwg
- サイヤ人たちがピッコロとヤムチャのところに移動を開始して数分後
悟空とヤジロベーを除く地球の戦士たちが集合した。
クリリンはヤムチャがピッコロと一緒にいることに驚いた様子だった。
それから間もなく6人はこちらにやってくる巨大な6つの気を感じ取った。
あと2,3分でこちらに着くだろう。間違いない、サイヤ人である。
その一方でカリン塔のある方向から別の気を感じ取った。これも巨大な気である。
こっちは到着までに10数分はかかりそうだ。おそらく悟空だろう。
そして午後4時48分、サイヤ人たちは6人の前に降り立った。
「貴様らが地球の戦士か…だがこの中で俺とまともに戦えそうなのは
3,4人程度か…」とルーベリ。
そのときナッパが「おい、あの緑の奴はナメック星人じゃないか?」と言った。
「なるほど…ラディッツがやられても不思議じゃなかったわけだ…」とベジータ。
ヤムチャは「あんた、宇宙人だったのか?どうりで俺たちとは違っていたんだな?」と言った。
「ナメック星人は魔法のような能力のほかに願いをかなえる玉を作れるらしいな。
死ぬ前にそいつをよこしな。そうすれば死ぬ順番をお前が最後にしてやる。」とベジータ。
「ふざけるな!確かに俺はそのナメック星人とか言うやつかもしれん!
だが残念だったな!俺は戦いのほうが専門なんだ!」とピッコロは怒鳴った。
そのときストロがピッコロの前に出てきた。
「ラディッツを殺したのはあんたかい?」
「だからなんだと言うんだ!」
「そうか…お前だったのか!私のラディッツを返せー!」ストロが急に襲いかかってきた。
ピッコロは身構えると5,6回ほど打ち合った。
- 61 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/03/26 10:19 ID:KOfnwkwg
- 5,6回打ち合った後でストロは上空へ飛び上がり気功波を撃ってきた。
その気功波がピッコロに当たったと思った瞬間ピッコロの姿はかき消えてしまった。
「残像拳だ!」とヤムチャが叫んだ。そのときピッコロはストロの更に上空にいた。
そしてそこから超魔光砲を放った。ストロの体は地面にたたきつけられた。
だが彼女はまだ生きていた。だがすでに戦闘力は3000前後に落ちていた。
「畜生…!畜生!!!」彼女は残された力をふるって戦ったものの先ほどの一撃で
大幅に戦闘力がダウンした影響でピッコロには全く攻撃が効かなかった。
そしてついに彼女は地面に倒れた。ピッコロがとどめを刺そうとすると
ストロは最後の力を使ってピッコロに細い気功波を放った。気功波はピッコロのわき腹を貫通した。
「ぐっ、こ、このアマァ!」ピッコロはストロにとどめを刺した。
ストロは死の瞬間ラディッツが自分の目の前に現れたような感覚がした。
続いてルーベリが前に進み出た。「次は俺の番だ。妹の仇を取らせてもらう。」
するとヤムチャがルーベリの前に出て「次は俺にやらせてもらおうか。」と言った。
ルーベリは「貴様のようなザコに用は無い!」と言った。
「ザコだと・・・?やってみなきゃわかんねぇんだよ。」とヤムチャは言い返した。
そのとき悟空がみんなのところに到着した。3年ぶりの再開である。
「悟空・・」「悟空ッ!」「孫…」「悟空さ…」「悟空!」「き、来たか!孫悟空!」
「みんなちょっと遅れてすまなかったな。しかしみんなすげぇ腕を上げたな。
チチ、3年間寂しかっただろ。」
「悟空さ…こいつら倒したらもう一回新婚生活始めような。」
「ああ。」
そして間もなくヤムチャとルーベリとの間で戦いが始まった!
一方で悟空はバーダックと対峙していた。
- 62 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/03/26 10:41 ID:KOfnwkwg
- 「おめぇ、オラに似ているな。」
「それはそうだ。オレはラディッツの父親。つまり貴様の父親だからだ。」
「…おめぇがオラの父ちゃんか。だが素直には再会を喜べねぇようだな。」
「カカロット。なぜ貴様は3年前ラディッツの言うことを聞かなかった。
なぜラディッツと戦うようなまねをした。」
「オラがサイヤ人と呼ばれてもそういう気はしねぇよ。オラは地球人だ!
あいつらは地球を滅ぼそうとした。だから戦ったんだ。」
「…愚か者め!お前はもうオレの息子でもなんでもない!殺してやる!」
「おめぇじゃオラにはかなわねぇ!その相手の強さの分かる機械でオラの数字を見ておけ!」
3年前ラディッツとターレスに向けて言ったのと同じ言葉をバーダックにぶつけた。
「…信じられん。17000まで上昇しやがった。………カカロット、来い!」
悟空とバーダック、親子の拳が激突した。
悟空とバーダックはそれから10分ほど激しい戦闘を繰り広げた。
そして悟空は3倍界王拳を使用し拳をバーダックの腹に撃った。
悟空の拳はバーダックの腹を貫通しバーダックは倒れた。
「カカ…ロッ…ト、見事だ…それで、それでいいんだ…」
バーダックは悟空の腕の中で息絶えた。悟空の目から涙がこぼれてきた。
- 63 名前:Classical名無しさん :04/03/26 11:03 ID:IdoHEi/c
- ヤムロット乙
今回はギャグ無しだったんだな
次も期待してるぜ
- 64 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/03/26 11:05 ID:KOfnwkwg
- 一方こちらはヤムチャとルーベリ。
こちらも激しい戦いを繰り広げていた。
ヤムチャはこの3年間で大きく成長した。
第23回天下一武道会で神様に指摘された「足元のお留守」も克服した。
プライドを捨てピッコロの元で2年間修行しクリリンと同じくらいのパワーを身につけた。
相手は自分よりずっと強いが隙を見つけられれば勝ち目は有る!
ヤムチャはひたすら防御と回避に徹し相手の隙を虎視眈々と狙っていた。
そしてついにそのチャンスが来た!ルーベリが地面に降りたのと同時に
ヤムチャはエネルギー波を逆方向に放ちその反動で猛スピードでルーベリに突っ込んだ!
ルーベリはヤムチャの攻撃を受けダウン、その隙を逃さずヤムチャは狼牙風風拳を放った!
狼牙風風拳はルーベリにヒット!かなりのダメージを与えた。
だがその直後ルーベリは上空に飛び上がり地上のヤムチャに向かって強力エネルギー波を放った。
爆発の後、そこにはヤムチャの姿は無かった。「へっ、粉々になりやがった。」
次の瞬間ルーベリの背中に強い衝撃が来た!なんとヤムチャはあの攻撃を回避し
別の方向から繰気弾を放ったのである。ヤムチャは間髪いれずに手のひらに気を集中させた。
すると緑色の槍型の弾が出てきた。「喰らえ!魔光繰気弾ッ!!!」魔光繰気弾は
ルーベリの胸に突き刺さった。ルーベリは地上に落ち、死んだ。
だが、ヤムチャもかなりの傷を負っており、もはやこれ以上戦えそうに無かった。
--------------------------------------------------------
>>54.>>59
ありがとう。
- 65 名前:Classical名無しさん :04/03/26 19:41 ID:4lku6aKs
- 〉ヤムロット2
天津飯のキャラがすごいイイ
お笑い戦士はこれからも活躍できるのか(もう彼の試合は終わったが)
舞台のすみっこでの天津飯の活躍を期待しています
〉異聞録
すでにゴクウの方がベジータより戦闘力が上というのは、かなり斬新だと思う
普通に考えるとべジータに楽勝できそうだが・・・はたしてどうなるのか
- 66 名前:チャムヤ :04/03/26 22:11 ID:I0bX0iU2
- 最終話イキュよチャムヤよ永遠に...
ヤムチャ達はついに3階に着いた。壁の向こうには緑色のハンテンのついた今まで見たことも無いような化け物、そこには今までこいつにやられたであろう兵士たちがごろごろ転がっていた。
トランクス「あいつ、かなりの気を持ってる!」
やむ2「大ジョブだ、弱点はとうに知っている、壁を出たら即座に頭のパカット割れているところをかめはめはでしゅんさつだ、イイナ!」
「ギロ!」人造人間がこっちを見ている、やばい見つかったようだ、きを効かせたヤムチャはすぐに作戦を実行した。
人造人間「ん!?4ヶ月ぶりの挑戦者か、私の名は、セ.....」「「波ーーーーー!」
セ...「グハ!き、貴様!一体誰がチクッタンだ?俺の弱点?」
トランクス「かなりの強さを誇っていたようだが最後はあっけなかったな!」
やむ2「何か最後に言いたい事はあるか?」
セ...はおもむろに口を開いてこう言った。
セ...「俺の名前はセルだ。」
ヤムチャ「じゃ、行くか、ここからはエレベーターに乗れる。さあ乗れ。」「ウイーン」
4人はエレベーターに乗った。トランクスが最上階へのスイッチを押す。
プーアル「きっとドラゴンボールはイキュのすぐそばに置いてあるんでしょうね。」
やむ2はうなずきこう言った。「チャムヤ、これで俺たちも終わりかもナ、願いは知ってるんだろ?」
ヤムチャはすべてを悟ったかのようにうなずいた。「キーン!」エレベーターが到着した。
やむ2「しかし意外だったな、こんな簡単に奴のところにこれるなんて...」
トランクス「ラッキーだらけでしたね。」
プーアル「しかし良かった、これでぼくたちも元の世界に戻れるんですね!」
- 67 名前:チャムヤ完2 :04/03/26 22:15 ID:I0bX0iU2
- ヤムチャはあざ笑うようにしてエレベーターを出た。目の前にはイキュ。予想通りそのかたわらにドラゴンボールが置いてあった。
イキュ「やっときたか、私はイキュ、1回からずっと君たちを見守っていたよ!」
トランクス「何!ばれていたのか!」
トランクスとプーアルが黙った瞬間、なんとヤムチャがドラゴンボールをイキュの
ドラゴンボールのなかにぶち込んだ!
やむ2「出でよシェンロン!そして願いを叶えたまえ!」
なんと塔の屋根を打ち破りシェンロンが現れた!
イキュ「なに?」
ヤムチャ「シェンロン、すべての世界を一つにしてくれ、すべての人間も、何もか
ももとのとおり。」
イキュ「な、何をバカなことをいっている?ここにいる俺、チャムヤ、頭のいい
ヤムチャ、俺たちは普通の人間たちと違う、時間突然人間の俺たちはそんなこと
をしたらあとかたも無く消え、全く違う一人の人間になってしまうんだぞ!」
やむ2「ああ、しってるさ。3日前俺とヤムチャで話し合った結果こうなった、
俺たちがこんなことをしても他の世界ではまた新たな悪が生まれたり、同じ人間が
世を壊そうとするだろう。その中にはそのまま壊されていく社会のほうが多いだろ
- 68 名前:チャムヤ完3 :04/03/26 22:16 ID:I0bX0iU2
- う。その中にはそのまま壊されていく社会のほうが多いだろう、それにタイムマシ
ンのおかげで生まれた俺たちの世界では他の世界よりも文明が発達した。その結果
多数の世界を生み出してしまった...。」
ヤムチャ「シェンロン、さらにもう一つ、叶えて欲しい願いがある、タイムマシン
を開発する手段をすべて消してくれ!」
シェンロン「2つともたやすいことだ。たったいまかなえよう。」
まず一つ目、「シュッ!」ヤムチャ、チャムヤ、プーアル、イキュは消えた。そして2つ目。「シャシャ!」
タイムマシンは消えた。気がついたトランクスは天下一武道界の会場にいた。
そばにいるヤムチャにトランクスが話しかける。
トランクス「あれ?ここは?」
ヤムチャ「何言ってんだトランクス!天下一武道会の会場だよ。ほら!今お前の
父ちゃんのべジータが戦ってるぞ!」
トランクスは青い大空を見ていった。
「そうですよね....
チャムヤ完
- 69 名前:チャムヤ作者 :04/03/26 22:19 ID:I0bX0iU2
- 終わりです。ヤムチャンキュイチャンもそろそろ...
- 70 名前:Classical名無しさん :04/03/26 22:30 ID:bnzDvV/o
- >>60
すがすがしいラストですね。
お疲れ様でした。
- 71 名前:Classical名無しさん :04/03/26 22:30 ID:bnzDvV/o
- >>69でした。
- 72 名前:Classical名無しさん :04/03/26 22:32 ID:IdoHEi/c
- チャムヤ、メチャクチャ久しぶりだな
お疲れ
- 73 名前:Classical名無しさん :04/03/26 23:28 ID:5rNepCg2
- チャムヤ乙でした。
>>23にヤムロット伝2書くの忘れたよ(鬱
- 74 名前:Classical名無しさん :04/03/27 00:06 ID:v7yeBvbQ
- チャムヤ乙!
- 75 名前:ヤムチャの一日 :04/03/27 00:14 ID:u6Uy4BYU
- AM 7:00 起床。といってもプーアルにパンチ食らってやっと起きるという有り様
AM 7:05 顔を洗う。そしてタオルで顔をふいた。しかしいつもと何かが違うような…
よく見るとプーアルだった。
プーアル「ひどいですよヤムチャ様!いくらなんでもタオルと間違えるなんてあんまr(ry ( コノヤローッ!! )」
ペシッ!! 顔に傷がついた。(´・ω・`)ショボーン…。
そこでプーアルが我に返ったらしく
プーアル「ああすいませんヤムチャ様!お許しください…」
AM7:10 で、今回のところは許してやろう、と逝ったらプーアルは朝飯の支度を始めた。
AM7:15 プーアルが作ってくれた朝飯はラーメソだった。しかもインスタントカプセルシリーズ。
何もないよりマシなのでとりあえず食う。
AM7:30 パソコムの電源を入れてインターネッツに接続。2chに逝ってお気に入りスレを巡回。
俺のレスにリアル厨房が逝ってよしとレスしてきていた。逝ってよしはお前だろうg(ry
思わずパソコムに狼牙風風拳を食らわすところであった
------------------
なんとなくこのスレを見ていたら書きたくなってしまったと言う罠…スレ汚しスマソ
- 76 名前:ヤムチャの一日 :04/03/27 00:16 ID:u6Uy4BYU
- AM7:50 2chの巡回を終わり、危うくLim●Wir●を起動してしまうところであったが気持ちを押さえて
パソコムをシステム終了させてみる
AM8:00 そこらへんで体を鍛えに出かけようと思ったが午後からブルマがちょっと来る予定なので
散らかりまくっている部屋をちょっと片付けてみる
AM8:20 しかし途中でさいたまさいたまのCDを発見してしまいサイタマ踊りを初めてしまう。
思うようにはかどらない。サイタマサイタマー!! ドタドタドタドタ
AM8:25 下の階の住人からうっせーぞコラ!俺様のスーパーどどん波を食らいたいのか?と言われ強制終了
AM8:40 結局整理の方は部屋のモノは押し入れに強引に突っ込んだだけで終了。体を鍛えに行くことにする
AM9:00 公園で繰気弾の練習をしていたところ、ウーロンがょぅz(ryをお持ち帰りしようとしていたので
狼牙風風拳を食らわしてやろうかと思っていたらそこに突然アソパソマソが現れ、アンパーンチ!!
とか言いながらウーロンをふっとばし、大丈夫かい?と微笑みながらょぅ(ryに話しかけていた。
うん、だいじょうぶだよ!ありがとう★と言われてニヤニヤしているアソパソマソ。そして
あっけにとられて見ていると飛び去って行った。あっという間の出来事であった。鬱になったので家に帰る。
AM9:10 途中でコンビニ逝ったら>>1さんがいた。何か小刻みに震えていたような気が…。とりあえず軽く挨拶する。そこでおにぎり買った。
AM9:15 なにやら人が集まって騒ぎになっているので近くに逝ってみるとクッ・ク・ル! クッ・ク・ル! クッ・ク・ル!
と聞こえる。なにやらこの間の天下一武道会で優勝したクックルがサイン会を開いたらしい
とりあえずもらってみたら暴打フ●ンのマークを書いてくれた。グルか?
- 77 名前:ジョニー ◆JNiv9pCU :04/03/27 00:27 ID:1rgPiB2Q
- ワロタw
- 78 名前:ヤムま作者 :04/03/27 01:10 ID:jrV9FKjk
- DQ5が楽しいので更新は遅れると思われます。
4月から大学入学のため引っ越すので更新頻度は下がると思われます。
……あれ? 今の内頑張ったほうが良いのか?
で、とりあえずネタ投下します。
- 79 名前:魔族転生ヤムま! :04/03/27 01:11 ID:jrV9FKjk
- 全力で立ち向かってはいるが、全てにおいて今のベジータにさえ劣っていることをヤムチ
ャは知っている。彼にできることは悟空のための時間稼ぎだけだ。
悟空が大きな気を集めていることをヤムチャは察知していた。
それに懸けるしかないことも解っていた。
狼牙風風拳は初撃こそきまったものの、あっさりと見切られる。
「くたばれっ!」
エネルギー波で吹っ飛ばされる。
消費を避けているためか、ヤムチャの身体を撃ち抜くかと思われたその一撃はダメージを
与えるに留まった。
自身のダメージも省みずベジータに突進する、その時。
「――――――!」
視点がガクンと下がる。
足払い。そう理解した時には拳が顔面に叩きつけられていた。
「……できたっ!」
悟空の掌に巨大な気の塊、元気玉が浮かぶ。
- 80 名前:魔族転生ヤムま! :04/03/27 01:13 ID:jrV9FKjk
- 悟空はそのままキッとベジータを睨んだ。
その近くにはヤムチャもいる。ヘタをすれば巻き添えを受けかねない。
と、その刹那。
「どわあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
ズンッ!
ヤムチャへの攻撃に集中していたベジータがヤジロベーの奇襲を喰らう。
そのままヤムチャを抱え、走り去る。
「だーっ!」
隙を見逃さず、悟空は元気球を投げつけた。
「な、なにっ!?」
ベジータは超スピードで接近する元気玉に驚くも紙一重で回避する。
「し、しまったぁっ!」
(ちくしょう、ヤムチャがいたら跳ね返してもらうこともできたのに!)
悟空は自分の判断のミスを嘆く。
悟飯も、クリリンもが絶望する中、ヤジロベーに抱えられたヤムチャだけはニヤリと笑う。
悟空の心の声が、はっきりと聞き取れる。味方ならば、あの光球を跳ね返せる。
それならば――。
「出て来い、操気弾!」
ボゴォッ!
地面を割り、元気玉が直進する先に操気弾が踊り出る。
- 81 名前:魔族転生ヤムま! :04/03/27 01:14 ID:jrV9FKjk
- それはヤムチャがベジータへの奇襲の目眩ましに使った魔空包囲操気弾の一つ。
いざという時の最後の一撃として爆発波の瞬間に一つだけ地中へと潜らせていたのだった。
ヤムチャの気の塊である操気弾が元気玉とぶつかり、押し戻す。
不意を突かれたベジータは動きを止める。
反射される元気玉。
そして、直撃。
「ざまあ、みやがれ……」
ベジータは完成された元気玉を受けながらも、まだ死んではいなかった。戦闘ジャケット
から小型のリモコンを取り出し、宇宙船を呼び寄せた。
逃がしてたまるか、とクリリンが気円斬の構えを取るが、悟空に制止されて動きを止めた。
ベジータが乗った宇宙船が飛び立つ。
自分たちは、勝った。
疲労とダメージのために、ヤムチャはその場で意識を失った。
- 82 名前:Classical名無しさん :04/03/27 02:44 ID:5rNepCg2
- >ヤムま乙
ちゃっかり活躍しているヤムチャいいね。オイシイとこどりの脇役ですね。
更新滞りそうですか。
物語の行く末がもうちょっと、というかどうなるんだろ〜という感じに盛り上がるところまで
一気に読みたいというのが率直な感想。
ま、本当に趣味の範疇なのでお気になさらず。
- 83 名前:Classical名無しさん :04/03/27 07:35 ID:u6Uy4BYU
- たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜ作品保管庫…の
全作品一覧に逝けないのは漏れだけか?
- 84 名前:Classical名無しさん :04/03/27 12:06 ID:IdoHEi/c
- >>83
全完結作品一覧もですよ
ちょっと前から見れなくなってるね
- 85 名前:Classical名無しさん :04/03/27 12:17 ID:5rNepCg2
- >>83-84
>>23
ゴメソ。何か更新したときにおかしくなってしまって、休止にしました。
直したいんだけど時間がない…。
- 86 名前:Classical名無しさん :04/03/27 14:38 ID:1FbeF/RA
- ヤムチャのきんたまはZ戦士中で一番鍛えられていると思ってみるテスト
- 87 名前:Classical名無しさん :04/03/27 21:18 ID:u6Uy4BYU
- >>86
ワラタ…
- 88 名前:Classical名無しさん :04/03/28 01:55 ID:IiewFLcE
- >>12
ショート。いいね。
小ネタはイイ。
>>ヤムま
ヤムチャが活躍してるな。
脇役なヤムチャだが、それでもおいしいとこどり。
>>異聞録
まさに異聞録だな。
戦闘力を書き記してんのがおもしろい。
戦闘力SSだな。
ゲームっぽい。
>>サトル
タイトルでまず笑ったよ。
勢いがあっていいと思うぞ。
- 89 名前:Classical名無しさん :04/03/28 01:56 ID:IiewFLcE
- >>ヤムロット
天津飯が素晴らしくいいな。
どんどん書いてくれ。
>>チャムヤ
そうかー。
終わったかー。
爽やかな感じがするな。なんか。
>>一日
こういうネタはいいな。
どんどん書いてくれ。
それでは…。
マリオ
「お」
- 90 名前:ヤムチャの一日 :04/03/28 07:47 ID:u6Uy4BYU
- 前回 >>75-76
-------------------------
AM9:20 オッス!とか言いながら悟空があらわれた。最近雲のマシンの調子が悪くいきなり青色になって地面に急降下
するようになったのでカリン様のところに逝って新しいモデルに買い替えてきたらしい
悟空「なんでも今度のやつはなんとかXPがどうたらとかいってたぞ。ところでヤムチャ、なんとかUpdateってどうやってやるんだ?」
……………あの雲にも某OSが…ガクガクブルブル
AM9:35 とりあえず家に帰り、悟空の雲のマシンをインターネッツに接続してWindows Updateを試みる。
AM10:00 パッチがいっぱいあってめちゃくちゃ時間かかった。しかも作業中に悟空が押し入れを開けてしまって(ry
AM10:10 さんざん暴れた後帰っていった。ふぅ…とりあえずまた洪水のように出てきたブツを押し入れに突っ込む
AM10:20 昼寝でもしてみる
AM11:50 なんか知らんけど物音がして起きた。何だったんだろう…おや、もうこんな時間…プーアルとおにぎりでも食うか。
PM0:10 昼飯終了。そろそろブルマが来る頃だろうか。2chでも見ながらマターリしよう
なんか知らんけど●●●な画像が入ったフォルダが別の場所に動いていたのは何故だろう
PM0:30 ピンポーン ピンポーン。ブルマキタ━━━━(゚∀゚ ゚∀゚)━━━━!!!!!!
- 91 名前:ヤムチャの一日 :04/03/28 07:54 ID:u6Uy4BYU
- PM0:35 最新型の重力制御装置だ。しかし、家の玄関に入らなかったという罠。
ピカーン!!…………数分後、カプセルに戻せば入るということに気づく。
こんな重いものをここまでえっちら運ぶのは大変だったんだぞ _| ̄|○ハァハァ
PM0:50 早速重力制御装置で…と思ったが息抜きにパソコムでゲームでもすることにする。
フリーザを虫の息にした後に暴打する。これ最強。アーヒャヒャヒャヒャ
ちなみにヤムチャ作のゲームなのでこちらはまったくダメージを食らわずにボス戦までいけるという
ヘタレのためのヘタレによるヘッポコゲーム…らしい。
PM1:40 ハッピーエンドまでゲームを楽しんだ後、テレビドラマを見ながら寝てしまった。
PM2:30 起きたのでとりあえずプーアルに結末を聞こうしたらプーアルまで寝ていた。
で、なんとなく重力制御装置を起動させてみる。がミスって無重力状態…を通り越す
設定が何故かできて、それをやってしまった為、天井に貼付け状態に。
もしも上の階の人のところもなっていたらどうしようと思ったが特殊なフィールドで
ヤムチャの部屋の一部にしか重力の変化は適用されないらしい。
で、結局数十分後プーアルが起きて装置の電源を切ってもらって助かった。ハヒィ…
PM3:00 重力制御装置のマニュアルを読破…。これで今度はミスはしないぞ!とは言うもののさっきのことが思いだされ実行に移せない。
-----------------------
スペースで行をあわせるのが難しい_| ̄|○
>>77、>>89
ありがォ
- 92 名前:Classical名無しさん :04/03/28 13:27 ID:cRJRh2AE
- >>91
ヤムゲーワラタ
ヘタレの極みだなw
- 93 名前:Classical名無しさん :04/03/28 23:05 ID:IdoHEi/c
- ほっしゅage
- 94 名前:Classical名無しさん :04/03/28 23:15 ID:9nkKriDc
- 母親がよくかぼちゃコロッケを作ってくれていた。
「おやつコロッケよ」って。
反抗期の俺は「おやつじゃねーよ!かぼちゃコロッケだよ!」って
食べながら母親に怒鳴ってたりした。
一人暮らしをするようになり、街中のお惣菜屋でかぼちゃコロッケが
おやつコロッケと書かれて売られていて涙出てきた。
- 95 名前:Classical名無しさん :04/03/29 13:24 ID:t0Rj4ixI
- 作品期待age
- 96 名前:ヤムロット伝2 :04/03/29 20:13 ID:txTsL.3I
- 第二十五話「ヤムチャ対フリーザ」前回のおはなし>55-58
数年前――――修行に没頭する悟空とヤムチャ。
「いくぜ悟空、狼牙風々拳!あたたたたたあーーーー!!」
「甘い、また足元がお留守だぞ!」
ばきっ!悟空の蹴りがヤムチャの弁慶の泣き所にヒットした。
「ほら、おめえは上半身にばっかり気をとられているから下半身がお留守になるんだ。
その技の時は片手使わねえ方が両足とバランス取れていい感じになるんじゃねえかな」
悟空のアドバイスが聞こえてるのかいないのか、ヤムチャは足を抱えてうずくまっている。
「いててて・・・!チクショー、悟空と組み手するとすぐケガするから嫌なんだよ・・・」
半べそをかくヤムチャ。
「下半身をちゃんと鍛えねえからケガするんだ。女といる時は下半身ばっかり使ってるクセに!」
冷たく言い放つ悟空。コイツもう禁斗雲乗れないな、とヤムチャは思った。
さらに悟空は冗談まじりにこう続ける。
「ヤムチャ・・・この先すげえ敵が現れてオラやベジータがやられちまった時、頼りにしてるからな」
そして現在――――ついにその時がやってきた。
悟天、パン、ビーデル、チチ、クリリン、18号、天津飯、餃子、亀仙人らが見守る中、
天下一武道会決勝戦、匿名希望(フリーザ)対ヤムチャが始まった。
「ヤムチャおじさん大丈夫かなあ・・・」パンが不安そうな顔でヤムチャを見守る。
「あやつもやる時はやる男じゃ。パンちゃん、狼の戦いをとくと見ておくのじゃぞ」亀仙人が答えた。
- 97 名前:ヤムロット伝2 :04/03/29 20:13 ID:txTsL.3I
- 「そういえば、さっきはよくもボクのスネを蹴りまくってくれたね。そのお礼をしてあげよう」
フリーザの言葉に後ずさりするヤムチャ。戦えばあっという間にやられることは目に見えている。
ヤムチャはいつ帰ってくるかわからない悟空のために時間稼ぎをする必要があった。
(いまフリーザを挑発するのは得策じゃないな・・・こうなったら・・・)
キラーン!ヤムチャの目が光る!
「ふ、フリーザ様!!」いきなり土下座するヤムチャ。
「・・・は?」
「先ほどは失礼しました!何でもしますからどうかオレを部下にしてください!」
突然のことに冷や汗をかくフリーザ。
「い・・・いきなり何を・・・。本気で言っているのかい?」
「本気です!マジなんです!オレンジジュースください!」
必死に頭を地面にこすりつけるヤムチャ。
「見よ、あれこそが狼の戦いざまじゃ!あっぱれなり!」亀仙人はもう適当に叫んだ。
「そうか、フリーザ軍もずいぶん前になくなってしまい寂しかったところなんだ。
でも使えない部下ならいらない・・・キミを部下にしてボクにどんなメリットがあるんだい?」
フリーザの意外な反応にガバッと顔をあげるヤムチャ。
「えっと・・・メリットですか?メリットというと・・・リンスのいらないアレですか?」
「違う!ボクにどんな利益があるのかと聞いているんだ!」
「え〜っと・・・炊事洗濯、その他フリーザ様が望むことなら何でもします!
(しめしめ、食いついてきたぞ。適当に口からでまかせ言って時間を稼いでやる)」
「・・・じゃあボクが地球人を殺せと言ったら殺すのかい?」
「え?アハハ、そんなのもちろんですよ(殺すかバーカ)」ヤムチャは笑顔で答えた。
「じゃあボクが死ねと言ったら死ぬのかい?」
「死なねえよボケ!(はい、喜んで♪)」ヤムチャは笑顔で答えた。
「・・・本音と建前が逆になってるよ」
「し、しまったーーー!!」
飛び上がりフリーザから離れるヤムチャ。
「・・・虫ケラの分際でこのボクをだまそうとするとは・・・・・・!」
フリーザの額に青筋が走る!!
- 98 名前:ヤムロット伝2 :04/03/29 20:14 ID:txTsL.3I
- 「いかん、フリーザが怒ってるぞ・・・!餃子、超能力でヤムチャを援護するんだ!」
「うんわかった天さん!」
餃子は手を武舞台の方へ差し出した。
「うっ!?」急にしゃがみこむヤムチャ。
「やった!天さん、ボクの超能力が効いてるよ!」
「ああ・・・ヤムチャにな・・・」
こんな大事な時にすごいボケかましてくれるじゃないか、と天津飯は思った。
でも今はホントに時が時だったのでとりあえず3発ほど殴っておいた。
超能力が解けて再び立ち上がるヤムチャ。
フリーザは完全に頭にきている。このままでは殺される!
ヤムチャは何とか話題をすりかえようとした。
「お・・・おいフリーザ、お前の腕に21ってタトゥー彫ってあるけどかっこいいな」
「・・・それがどうした」
「いや、あの・・・どういう意味かなと思って・・・・・・」
「人造人間21号という意味だ。もともと宇宙の帝王だったボクが改造されたんだ。
つまりボクは全宇宙で最強の・・・」
「ロボか」
「え?いや、ロボというか・・・人造人間だ」
- 99 名前:ヤムロット伝2 :04/03/29 20:14 ID:txTsL.3I
- そのころ観客席では・・・
「ボク チャオズ ロボチガウ ボク チャオズ ロボチガウ」
「餃子がロボ語になってるーーーーー!!」
餃子の渾身のボケだったが天津飯以外誰も見ていなかった。
まだ必死に会話を続けようとするヤムチャ。
「な、なあ、フリーザ。人造人間に改造されたってことはドクター・ゲロにあ・・・」
「もういい」
「・・・え?」
よく見るとフリーザがワナワナ震えている。
「まったく、人をイラつかせるのが上手なヤツらだ・・・!ソンゴクウも貴様らも・・・!!
このオレはフリーザ様だぞーーーーー!!!下等生物どもめ、皆殺しにしてやるぞ!!!!」
フリーザが大声で叫んだ。口調が変わり、額には何本もの青筋が走っている。
ピタッと静まる会場。ヤムチャはあまりの恐ろしさに一歩も動くことができなかった。
フリーザは客席の方を向くと、手をゆっくりとあげた。
フリーザの手に呼応するかのようにパンの体が宙に上がっていく。
「え・・・?どうなってんの・・・誰か助けて!」パンが叫ぶ。
「あ・・・あれはまさか・・・!」クリリンは自分が殺された時の恐怖を思い出した。
フリーザが拳をにぎりしめる。
- 100 名前:ヤムロット伝2 :04/03/29 20:15 ID:txTsL.3I
- 「ヤムチャおじさーーーーん!!」
どーん!
パンの体があとかたもなく爆発した。
ニヤリと笑うフリーザ。いっせいに逃げ出す観客たち。
しかし、悟天とビーデルがフリーザの方へ飛び出した!
「貴様ら早死にしたいようだな!!」
カウンターの構えをとるフリーザ。しかし思わぬ方向からパンチを浴びる。
振り返ると、ヤムチャであった。
「み・・・みんな、さがってろ!」
ヤムチャは震える足をおさえてフリーザの前に立ちはだかった。
(続く)
- 101 名前:Classical名無しさん :04/03/29 20:28 ID:txTsL.3I
- やたら長くなってしまい鬱・・・
>チャムヤ
完結おつです。あっさりめのラストで良かったです。
>ヤムま
いかん、タイトルですでに笑ってしまう・・・w
>一日
ヤムゲーのハッピーエンドはやっぱブルマとケコーンするのかな。
- 102 名前:Classical名無しさん :04/03/29 21:09 ID:IdoHEi/c
- 3対1か
そういえばドラゴンボールって
1対複数の戦いってあまり無いのな
- 103 名前:Classical名無しさん :04/03/30 23:23 ID:Bm590nas
- フリーザに勝てるのか!?
- 104 名前:ヤムチャの一日 :04/03/30 23:34 ID:u6Uy4BYU
- 前回>>90-91
-------------------------
PM3:05 コンビニに逝くことにする。 なんか8頭身が>>1さんが出ている雑誌を見ながら(;´Д`)ハァハァしていた。
「インスタントカプセルシリーズ(2) ソバババーソ」をなんだこれ?と思いながら買ってみる。ふりかけらしい…
「シリーズ(3)白いごはん」と「シリーズ(4)みそ汁の元」も。
PM3:15 コンビニを出た後、ナンパをしてみる。が、今朝プーアルにつけられた傷のせいかまったくダメなので(´・ω・`)ショボーン
PM3:20 公園のベンチで最近人気のなくなったサタンが(´・ω・`)←こんな顔をしていたので一緒に(´・ω・`)ショボーン
PM3:25 あの日砂漠で悟空と出会わなかったらそれはそれである意味幸せな生活ができてたかもしれないなぁと思ってみた。
ブルマにタイムマシンでも作ってもらってあの時プーアルが外に出ないように仕組むか?
PM3:35 そんなことを考えても仕方ないのでとっとと帰ることに。プーアルも待っている。(はず)
PM3:40 家に帰る。
プーアル「ヤムチャ様、お風呂が湧いていますよ〜」
では早速入ろうかな…風呂場に向かう。
PM3:45 なんか棒が落ちている。これは悟空の尿意棒? …きっと今日暴れてた時に落としたに違いない。
…ニヤニヤ。ちょっとプーアルに使ってみよう。「伸びろ!尿意棒!!」
言った瞬間、持つ方向が逆だったのか、ヤムチャの股間に尿意棒がクリーンヒット。
あ…イテェョー…っわああああ(AA略!!!!!!も漏れるーッ!! …ヤムチャは、激しい尿意に襲われトイレに駆け込んだ。
- 105 名前:Classical名無しさん :04/03/30 23:48 ID:u6Uy4BYU
- ちょとペースダウソ…
>>92
ヤムゲーは…
そんなゲームあったら漏れもやってみたいなあと思ってみたりしてw
>>101
上記のとおりあまり考えずに書いたのでストーリーまで考えてなかったけど
ではボス倒すとボスに捕らえられていたブルマを救出、そのままケコーンでハッピーエンドって感じで。
- 106 名前:Classical名無しさん :04/03/31 00:37 ID:03mHqMjw
- ヤムロット伝やっぱイイネ!
- 107 名前:Classical名無しさん :04/03/31 05:27 ID:IGlBXgqU
- >102>103>105>106
レスサンクスです。できるだけ早めのペースで更新しますので!
ホムペジ作ったよ。
自分の書いたやつだけは保管してあるのでよかったら見てください。
本格的に作ったやつじゃないんでショボイですが・・・
しかも他にコンテンツないしねwアドレスはメル欄に載せてます。
- 108 名前:107 :04/03/31 05:31 ID:IGlBXgqU
- あれ?ID変わっとる・・・
ヤムロットの作者(チャオズ様)でした。どもすんません。
- 109 名前:Classical名無しさん :04/03/31 10:10 ID:IdoHEi/c
- >>107-108
乙
ヽ(゚∀゚)ノ
(へ )
>
- 110 名前:漫画サロンからラウンジclassicに変わったの知らなかった。 :04/03/31 11:04 ID:ZgB05Za.
- 誰かの作品に似てるかもしれませんがそれはより面白いのを作ろうといろんな人の作品を読んで勉強しているので
そうなったのかもしれません。読者の人はその辺をご理解下さい。
地球から数億光年離れた宇宙
天津飯「こちら天津飯、目標惑星に到着した。」
ブルマ「こちらブルマ。じゃあ、あと、よろしくお願いね。」
ブルマが眠そうな声で言った。
天津飯「おい、ちょっま・・・切りやがった。ったく何で俺がこんなこと引き受けたんだろ・・・。」
天津飯の後ろでヤムチャが目覚める。
ヤムチャ「・・・うーん。よく寝た。ん?やっと着いたのか?遅いよ。
ったくなんで俺様がお前らなんかと・・・ブツブツ」
チャオズ「それはこっちの台詞。僕だってお前みたいな役立たずイラナイ。」
チャオズが素直に思ったことを言った。天津飯はこれに心の中で同意した。
ヤムチャ「なんだとハゲー!」
チャオズ「違う。一本生えてる。」
ヤムチャ「毛っ、波平みたいな頭しやがって。」
チャオズ「貴様ー!誰も言いたくても言わなかった禁句を!勝負しろ。」
ヤムチャ「いいだろう。じゃあ、先月発売のストリートファイター25で勝負しようぜ。
リアルでしたら宇宙船が壊れちゃうもんな。このゲームに負けた奴は勝った奴の家来だからな!」
チャオズ「クスクス・・・。いいの?そのゲーム僕発売日からやりこんでるんだよ?」
ヤムチャ「素直にひきこもりゲーマーだと言え。」
天津飯「おい、お前ら大人気ないぞ。もう着いたんだから、とっとと見つけて帰るぞ。」
ここでヤムチャがふきだした。
ヤムチャ「プッ・・・天津飯。お前、まさか家が恋しくなったんだろ?ホームセックスとか言う奴だな?」
ヤムチャの間違いに気付いたんだが誰も何も言はなかった。
チャオズ「馬鹿馬鹿しい!僕は今遊ぶぞ!」
天津飯「俺の言う事が聞けんのか波平ッ!」
チャオズ「・・・す・・すまねぇ調子に乗っちまった。」
天津飯「ほら、ヤムチャも早く仕度しろ。それにチャオズは負けそうになったら超能力使うだろ。(はぁ〜なんでこんなことになったんだろ・・・。)
あきれた顔で天津飯が言った。
- 111 名前:漫画サロンからラウンジclassicに変わったの知らなかった。 :04/03/31 11:13 ID:ZgB05Za.
- 新連載『ヤムチャの奇妙な冒険』第一話【ホームシック】
主題歌『ヤムCHA‐LA HEAD‐CHA‐LA』作詞、作曲、歌、ヤムチャ
光る天津飯つき抜け FLY AWAY 【FLY AWAY】
あたまじゅうに 広がる若ハゲ
薬(やく)をうたれた悟空が怒って【怒って】
チャオズを殺しに来る。
解けた北極(こおり)の中に
ヤムチャがいたら彼氏にしてみたいねー
ヤムCHA‐LA HEAD‐CHA‐LA
何が起きてもヤムチャはへのへのカッパ
ヤムCHA‐LA HEAD‐CHA‐LA
胸がパチパチするほど騒ぐ操気弾・・・Sparking!
- 112 名前:漫画サロンからラウンジclassicに変わったの知らなかった。 :04/03/31 11:13 ID:ZgB05Za.
- ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一ヶ月前
町から遠く離れた静かなところで、人知れず天津飯は修行をしていた。
天津飯「ブルマか。」
ブルマ「そうそう、便利よね。気を探れるって、ちょっと頼みがあって来たんだけど」
天津飯「・・・なんだ?」
ブルマ「実は、ドクターゲロが作ったコンピューターがまだ残ってて、そのコンピューターがドラゴンボールを使ってドクターゲロを生き返らせたみたいなの。」
天津飯「ほう・・。」
ブルマ「そして、2つ目の願いでそのドラゴンボールごとここから何光年も離れた星に行っちゃったのよ。だからお願い!ヤムチャと一緒にドラゴンボールを
地球に持ってきてくれない?ドクターゲロはまた孫君と私達に復讐する気だと思うからね・・・。」
天津飯「そんなのは、別に俺じゃなくても・・・」
ブルマ「いや、みんなかんだ忙しいみたい修行、修行ってね。」
みんな面倒がって逃げたなと天津飯は思った。
天津飯「俺だって修行はあるんだが・・」
ブルマ「それにお金もあげるからさ。食べるのに困ってるってこの間も言ってたじゃん。ね?おねがい。地球を守ってよ!」
『この地球を守ってよ』という言葉に天津飯は弱かった。以前ピッコロ大魔王を倒しに行こうと決めたはずだが逆に足手まといになってしまったことがあるからだ。
天津飯「わかったよ。修行にもなるしな。」
チャオズ「じゃあ僕も行く!」
チャオズが奥の方から元気よく返事した
ブルマ「決まりね。じゃあ、明日にでも私の家に来てね!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
- 113 名前:漫画サロンからラウンジclassicに変わったの知らなかった。 :04/03/31 11:13 ID:ZgB05Za.
- 現在
バシン!ドカン!ドゴッ!ボーーー!!
天津飯が、外の空気が地球と変わらないか調べていると、いきなり宇宙船の外から爆音が聞こえた。
天津飯「なんだ!?ドクターゲロか?まずい!ヤムチャ!チャオズ!宇宙服を取って隠れろ。まずここから離れるんだ!」
ヤムチャ「かめはめはーーーーーーーーー!!!」
チャオズ「ぐおおおおおおー!!」
ドゴーン
ヤムチャ「どうした波平?それまでか?」
チャオズ「野郎・・・ヤムチャ!次こそ本気の本気だ!ザ・ワールド!ヤムチャよ止まれ!!」
ヤムチャ「・・・」
チャオズ「ヤムチャは止まる。これで終わりだ。URYYYYYYYYYYY」
ドゴッッ!!
チャオズ「ゴフッ!!な・・」
ヤムチャ「へ・・・。お前のへぼ超能力なんて、初期悟空と初期クリリンしか効かんわ!」
天津飯「お前達なにやってんだ・・・。」
チャオズ「天さん僕の超能力が聞かない!」
天津飯「聞いてねーよ。」
天津飯はやっとこの状況を理解すると同時に宇宙服を着ている自分が恥ずかしくなった。
- 114 名前:漫画サロンからラウンジclassicに変わったの知らなかった。 :04/03/31 11:14 ID:ZgB05Za.
- ヤムチャ「はぁぁぁぁーーーー!!」
ドゴーン
ヤムチャが天津飯もろともチャオズに攻撃した。
ヤムチャ「へへへ・・・。二人まとめてかたずけてやったぜ。・・・なに!あのハゲ生きてやがる」
天津飯「ゴホッ。ゴホッ・・・。あの馬鹿、イキナリ何を・・・ん?チャオズ?チャオズー!まさか今の攻撃でやられたのか?」
いくらなんでもそんな馬鹿な。相手はヤムチャだぞ。天津飯は思った。
ヤムチャ「へ・・。波平の方は死んだようだな。」
天津飯「・・・・ん?(天さんさよなら。どうか死なないで)」
ベタッ!
チャオズが煙にまぎれてヤムチャの背中に張り付いた。
ヤムチャ「くっ!離れろ。離れろ波平・・このっ・・・」
天津飯「やめろ。チャオズ!」
ドゴーーーン!!!!!
天津飯「チャオズーーーー!!」
ヤムチャ「・・・へっ、驚かせやがって・・・。」
天津飯「野郎。ヤムチャ!・・ん?今の闘いで宇宙船が壊れてる!」
ヤムチャ「なにーーー!!ほ・・本当だこっぱみじんだ。ああああああああーーー帰らせてくれーー」
ここでやっと正気に戻ったヤムチャを殴りたいと思う天津飯
天津飯「こっちが泣きたいわ。」
その時、近くの岩山に3人(?)を狙う一人の生物の姿があった。
続く
- 115 名前:漫画サロンからラウンジclassicに変わったの知らなかった。 :04/03/31 11:16 ID:ZgB05Za.
- 長文でスマソ
- 116 名前:Classical名無しさん :04/03/31 15:04 ID:VC.JKIRE
- >>115
乙です。
マロンは環境悪いですからね…。
- 117 名前:Classical名無しさん :04/03/31 15:09 ID:03mHqMjw
- >>115
スピーディーでいいね
- 118 名前:Classical名無しさん :04/03/31 22:47 ID:03mHqMjw
- >>83-84
すみませんでした。さきほど小説保管庫を更新しました。
何か問題があればお知らせください。
- 119 名前:Classical名無しさん :04/03/31 22:48 ID:03mHqMjw
- >>83-84
長いことすみませんでした。さきほど小説保管庫を
作品一覧を再び公開しはじめました。
何か問題があればお知らせください。
- 120 名前:Classical名無しさん :04/04/01 01:05 ID:lRd/p6N2
- >>119
いつもありがとうございます。
- 121 名前:Classical名無しさん :04/04/01 08:02 ID:kAibhKFw
- >>118
おつです。グッジョブ!
>>115
そうか、餃子は波平のパクリだったのか・・・!
- 122 名前:ヤムロット伝2 :04/04/01 08:03 ID:kAibhKFw
- 第二十六話「ヤムチャの戦い」前回のおはなし>96-100
パンを殺され、真っ先にフリーザの方へ飛び出した悟天とビーデル。
「まずい、あいつら殺されちまう!」
「クリリン、私たちも行くよ!」
「仕方ないオレたちも行くぞ餃子!」
「うんこ!」
「ひぃっ・・・こ、怖い!でも孫を殺されて・・・スーパーチャンピオンの私が逃げ出すわけにいくかーー!!」
「武天老師さま、ぱ、パンちゃんが殺されちまったべ!」
「くっ・・・役に立てるとは思わんが・・・フリーザめ、許せん!ワシも行くぞ!!」
「オ・・・オレも・・・!あいつはきっと悪いヤツだ!!」
「よし、今こそワシの百八手拳をためす時だ!フリーザ覚悟ォーーーー!!」
こうして、武舞台のフリーザを囲むように戦士たちが集まった。
「みんな、下がってろって言ってるだろ!フリーザとはオレが戦う!!」
ヤムチャが周りのみんなを止める。なんかさりげなくチャパ王とかいるけど見なかったことにした。
「だけどヤムチャさん!ボクも仇を討ちたいんだ!」
「悟天、お前はオレに気を与えてもうほとんど残ってねえじゃねえか!ここはオレにやらせてくれ。
それに他のみんなが手を出したら、この試合反則負けになっちまうだろ?」
『え?し、試合まだやる気なんですか・・・?』
逃げ遅れた審判が驚いた表情をする。一般の観客はもう一人残らず逃げ出していた。
- 123 名前:ヤムロット伝2 :04/04/01 08:04 ID:kAibhKFw
- 「誰が相手でもかまわん・・・どうせ地球人は皆殺しにする予定なんだ・・・
それよりも貴様・・・よくもこのオレを殴ってくれたな!!」
フリーザがヤムチャの方をにらみつける。どうやら怒りの矛先はヤムチャに向いているようだ。
「そ、それじゃあヤムチャさんお願いしますよ!」
そう言うとスーパーチャンピオンのミスター・サタンは18号の後ろに隠れた。
まかせろ、といわんばかりに親指を立てるヤムチャ。
「どこを向いている!!」
フリーザの指から光線が放たれた。それを間一髪でかわすヤムチャ。
「みんなここは危ない!もう少し離れて見ていろ!」
そう叫ぶとヤムチャはフリーザの方へ向きなおした。
「・・・よくかわしたな」フリーザが意外であったという顔をする。
「しょっちゅう悟空と組み手してたからな。速い光線でもちゃんと見えてるぜ」
もっとも、かわしきれたのは悟天や天津飯に気をもらったおかげなのだが。
それにしてもさっきのヤムチャの一撃は怒りを買っただけで全く効いてはいなかった。
(実力差がありすぎる・・・こうなったら最高の技で勝負するしかないぜ!)
ヤムチャは気をためると、両手からそれぞれ気弾をうみだした。
「いくぞフリーザ、ダブル繰気弾!!」ふたつの繰気弾がフリーザめがけて飛んでいく!
「そんなもの!」フリーザは片手で受け止めようとした。
しかし繰気弾はぶつかる直前で軌道を変え、猛スピードでフリーザの周りを旋回する。
- 124 名前:ヤムロット伝2 :04/04/01 08:05 ID:kAibhKFw
- 「こしゃくなマネを・・・!」フリーザは目でふたつの繰気弾の動きを追った。
フリーザは繰気弾と気円斬を合わせたような技を使えるが、
操るスピード・機動性においてはヤムチャの繰気弾の方が上だった。
「とらえた!」フリーザの目がキッと光る!
その瞬間、ひとつの繰気弾が破裂した。
「さて、もうひとつは・・・ん!?」
フリーザはヤムチャが自分のほうへ急接近していることに気づいた。
ヤムチャは繰気弾を操りながら距離を縮めていたのだ。
「狼牙風々拳ーーー!!」ヤムチャの猛連打が繰り出される。
フリーザはそれを片手であしらった後、シッポでヤムチャの足をひっかけて転ばせた。
そしてガラ空きになった腹部を踏みつけた。
「ぐふっ!!」大量の血を吐き出すヤムチャ。
ヤムチャはかつてないほどの、人生で一番の痛みを味わった。
フリーザにとっては軽い一撃だったが、それでもヤムチャを死に至らせるには十分だった。
- 125 名前:ヤムロット伝2 :04/04/01 08:04 ID:kAibhKFw
『や・・・ヤムチャ選手ダウン!か・・・カウントをとります・・・!ワン・・・』
フリーザがキッとにらむと審判のマイクが音をたてて破裂した。
「カウントなんか数えても無駄だ。それより次は誰が死にたいんだ?」
フリーザが周りを見回す。恐怖で動くことのできない戦士たち。
「この三つ目のひとが死にたいんだって!」餃子が天津飯を指差した。
「コラァーなんでやねんぎょうざ!!死にたいのはアフロのやつだ!」天津飯がチャパ王を指差した。
「私は一向に構わんッッ!」フリーザに突撃するチャパ王。
しかしフリーザがキッとにらみつけるとチャパ王は木っ端微塵に破裂した。
「きたねえ花火だ・・・」餃子はそうつぶやいた。
「さあ、次は誰が死ぬんだ?それとも全員同時にかかってくるか?」
フリーザが残酷な笑みを浮かべる。
「ま・・・・・・待て・・・・・・」
ふと、小さな声が聞こえる。振り返るフリーザ。
そこには血だらけのヤムチャがかろうじて立ち上がっていた。
「・・・貴様まだ死んでなかったのか」フリーザの表情が明らかな嫌悪へと変わった。
「パンのやつ・・・死ぬ前にオレの名前呼んだんだぜ・・・・・・?
なのにオレは何もしてやれなかった・・・。
弱いってことがこんなに悔しいと思ったのは初めてだよ・・・」
ヤムチャの頬を涙がつたう。
すでに死んでいてもおかしくないダメージだった。気力でなんとか立っているのだ。
そんな中でも、フリーザを倒す方法をしっかりと考えた。
(続く)
- 126 名前:Classical名無しさん :04/04/01 12:40 ID:508e8CTA
- >>116>>117>>121
レス有難う御座います。
ちゃんと完結するまで頑張ります。
>>122>>125
ヤムロットの作者様の様な古株がまだ
書いておられるのは驚きでした。お互い頑張りましょう。
- 127 名前:Classical名無しさん :04/04/01 14:05 ID:IdoHEi/c
- 今日はエイプリルフールだし、折角だから嘘でもついておくか。
おまえら、知ってる?
ヤムチャが天下一武道会で優勝したらしいよ
- 128 名前:Classical名無しさん :04/04/01 14:30 ID:03mHqMjw
- ネコマジンZの次のゲストはヤムチャらしいです。
2004年夏に掲載予定。
- 129 名前:Classical名無しさん :04/04/01 17:48 ID:4lku6aKs
- 完全版34巻の書き下ろし4ページで
ヤムチャとプアールの出会いがついに明かされるらしいよ
- 130 名前:Classical名無しさん :04/04/01 18:09 ID:L7lbVDI.
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- 131 名前:Classical名無しさん :04/04/01 23:32 ID:u6Uy4BYU
- どうもyamchaと書くらしい
Fist of the WOLF FANG!…は言わずとしれた(ry
- 132 名前:Classical名無しさん :04/04/02 00:48 ID:Zvhpymkc
- ヤムチャは満月を見ると、狼に変身します。
- 133 名前:Classical名無しさん :04/04/02 01:08 ID:Zvhpymkc
- ・・・って、もう二日だった──────────ッッッ!
- 134 名前:ハンター ◆kwnurxPg :04/04/02 07:22 ID:S49Y8/2s
- >>カリン
お疲れ様です。最後はバッドエンドてしたか。でも上手く纏まって終わりましたね。
純粋にヤムチャが活躍している話しでは一番好きな作品です。
もし、新作を書いて下さる気になりましたら是非ともお願いします。
>>レクイエム
チャオズの界王様の扱いに笑いました。界王様のお話は便意以下ですか。確かにその通りですね。
打ちきりは残念ですけれど、続きがHPにあるみたいですので、後でじっくり見に行きます。
>>氏にたい
凄い。全く違和感が無い。登場人物をヤムチャにしても全然違和感がありません。
元ネタのコピペを目にすると、誰かに似てるなと思っていたのですが、答えを見つけた気がします。
>>ニューゲーム
新作ですね。他の仲間より数十年は長く人生経験つんでるのにアホですねヤムチャ。詰めが
甘いのは幾つになっても変わらず。
ゴクウ達は強くならないので、ヤムチャがベジータを追い返すしかないみたいですけれど、無
理っぽいですね。
しかし、最長老様も酷い。でもこういうキャラは凄く好きだったりしますが。
>>命
文章も読みやすくて小ネタも面白かったです、堪能させてもらいました。もしかして、あの合体した
獣はキングスラ○ムでは。
>>ヤムま
ヤムチャが魔族にって言うのは初めて見ます。要所要所でヤムチャの活躍が面白い。
原作でも、もしかしたらありえた話しですよね。
ナメック星にヤムチャが行くみたいですから、フリーザと、どんな戦いをするのだろうかと
期待しております。
- 135 名前:ハンター ◆kwnurxPg :04/04/02 07:27 ID:S49Y8/2s
- >>天ちゃん
怪しげな三つ目の人は閉じていてテンシンハンが開いていると言う事は、
何かしらの複線があるのですね。
色々とお忙しいでしょうが、完結目指して頑張って下さい。
>>ヤムロット伝2
復活おめでとうございます。
ヤムチャ流石だ、土下座に対して全く抵抗を示さない。純粋にプライドを無くしている
ヤムチャの生き様は天晴れですね。
フリーザとの戦いに一人で立ち向かおうとしていますが、どんな事になるのやら。
>>ドラゴンボール異聞録
次の更新で、ヤムチャ活躍ですか?ピッコロの放置プレイに笑いました。
>>サトル
短い時間でこれだけの量を書くとは凄いです。自分は書くのが遅いので羨ましいです。
>>チャムヤ
最後がとてもあっさりしていて良かったです。ヤムチャも格好良かったですし。
長い間お疲れ様でした。ヤムキュイの方も楽しみにしています。
>>一日
ヤムチャ、悲惨な日常だなあと思いましたけど、よくみてみると結構幸せそうですね。
雲にまで某OSが搭載されているとは恐るべし、ビ○ゲ○ツ。
>>ヤムチャの奇妙な冒険
最近、ギャグ作品が多くなってきて嬉しいです。チャオズは幽霊になって何時までも
ヤムチャを呪っていそうですね。
それ以前に宇宙船がぶっ壊れてしまったので、テンシンハンにヤムチャが殺されそうですが。
- 136 名前:ハンター ◆kwnurxPg :04/04/02 07:29 ID:S49Y8/2s
- 本当は火曜辺りにハンター投下しようと思ったんですけど、
感想書くのに大分時間が取られました。
土曜辺りに書くと思うので、本当にごめんなさい。
- 137 名前:Classical名無しさん :04/04/02 12:26 ID:aP.9eUA6
- 『ヤムチャの奇妙な冒険』第二話【天津飯死亡!?】
あらすじ
いろんな訳があって『天津飯』『ヤムチャ』『チャオズ』の3人はドラゴンボール探しの旅に宇宙へ旅立った。
目的の惑星に着くも、ヤムチャとチャオズのちょっとしたケンカにより宇宙船が壊れてしまった。
んで、チャオズは自爆した。
天津飯「これ、直すのに半日はかかるぞ・・。」
ヤムチャ「直して下さいよ〜。帰れないじゃないですか〜。」
ヤムチャは自分が直せないから態度が急変した。
天津飯「えと・・これを、こうして・・・ん?誰か来るぞヤムチャ!」
ヤムチャ「とりあえず、気を開放しろ!」
ブッ
ヤムチャ「すまん。力を入れてたら屁が出てしまった。」
天津飯は哀れな物を見るような眼でヤムチャを見つめた。
天津飯「・・・・・・。・・・来たぞ!」
二人の目の前に謎の人物が降りてきた。
キュイ「何だ貴様ら?観光か?」
天津飯「お前は?」
キュイ「俺の名はキュイ。覚えなくていいぜ。どうせお前らは死ぬからよ。」
天津飯「なに?」
キュイ「ニヤ・・・・はっ!」
ドゴーン
粉々になる宇宙船。ヤムチャは飛び掛ろうとしたが、返り討ちにされるのが怖くてやめた。
天津飯「貴様ッ!」
- 138 名前:Classical名無しさん :04/04/02 12:29 ID:aP.9eUA6
- キュイ「へッへッへ悪いな。異星人がこの星に来たらまず宇宙船を壊せと言われてるからな。」
天津飯「・・・。(言われている?この星にはちょっとした組織があるのか?)」
キュイ「わざわざこの星まで来たとはご苦労なことだ。ご褒美をくれてやる。」
ヤムチャはちょっと期待した。
キュイは気を開放する
キュイ「へっへっへ。少しは楽しませてくれよ!」
天津飯「!!。むざむざ殺されてたまるか!」
気を開放する天津飯、とりあえず隠れるヤムチャ
キュイ「ほう。どうやら観光が目的ではないようだな。」
天津飯「まあな。ドクターゲロって奴がここにいるはずだ。知らないか?」
キュイ「ドクターゲロ?ああ・・・あいつか俺に勝ったら教えてやるよ。」
天津飯「じゃあ、そうさせてもらおう。」
キュイ「とりゃーーー!」
キュイの攻撃を全てかわす天津飯
天津飯「どうした?その程度か?ならばこっちも攻撃させてもらう。とうっ!」
バキッ 天津飯の右がキュイのみぞうちに入る
キュイ「ぐわわわわーーー」
ドゴーン
吹っ飛ぶキュイ。そのままに岩に激突する
キュイ「や・・・野郎」
スタスタスタ・・・
天津飯「どうした?いつまで転んでるんだ?まさかそれくらいで死んだんじゃないだろうな?」
キュイ「ぐぬぅぅぅぅぅ〜〜〜」
- 139 名前:Classical名無しさん :04/04/02 12:37 ID:aP.9eUA6
- これはヤムチャが中心の話なんで天津飯とキュイの戦闘は少し省きます。
天津飯が明らかに押していた。
勝てないと気付いたキュイは叫ぶ「あ!フリーザ様!」勿論フリーザはいなかったが
その声を聞き一瞬隙が生まれた天津飯へキュイは攻撃をした。しかしキュイの攻撃を全てかわす天津半であった。
天津飯「卑怯なまねしやがって俺は卑怯な奴が大嫌いなんだ・・・!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
さらに気をあげる天津飯
キュイ「ひっ、ひい〜〜。」
天津飯「覚悟はいいか?」
その頃離れた場所に隠れていたヤムチャは
ヤムチャ「できた・・・。今、助けるぞ天津飯!30発分の操気弾!気が小さいほうが天津飯だな?くらえ!」
ドン!ドン!ドン!ドン!・・・・・
・・・で天津飯
天津飯「覚悟はいいか?死・・ぐぱぁ!」
ドン!ドン!ドン!ドン!
最初の四発が天津飯の背中に当たる
天津飯「ぐはっ!ぐはっ!ぐはっ!くっ・・・なんだ?」
キュイ「しめた!今だ!うががががががーーー!!」
天津飯「しまっ」
ドババババババドン!ドン!ドン!ドン!
ヤムチャの操気弾+キュイのエネルギー弾連射をもろに受けた天津飯は気を大きく減ってしまった。
そこへ飛んでくるヤムチャ
ヤムチャ「大丈夫か〜天津飯。気もどうやら逆転したようだな。」
キュイ「はぁ。はぁ。はぁ。ああ、おかげで助かったぜ。」
天津飯「ヤムチャ・・な・・なぜ・・」
- 140 名前:Classical名無しさん :04/04/02 12:41 ID:aP.9eUA6
- ヤムチャは逃げ出した。
キュイ「逃がすかよ!!」
ヤムチャを追おうとしたキュイの足を天津飯がつかむ
天津飯「待て・・。まだ俺は死んでないぞ・・・」
キュイ「ほう。じゃあ貴様から殺してやる!」
その頃ヤムチャは
ヤムチャ「はぁ、はぁ、はぁ・・・。仮にも荒野の一匹狼のヤムチャだぞ。逃げ足では負けるかよ。」
狼は狼でも臆病な荒野の狼だった。
チャオズ「おーい。おーい。」
ヤムチャ「お前はチャオズ?何で生きてるんだ?」
チャオズ「ああ、あれ自爆に見せたけど実はちょっと違う。
ダメージは僕も食らうが死にまではしない。仙豆を食べたもう元気。」
ヤムチャはこいつそんなくだらんことに貴重な仙豆をと思った。とりあえず、ヤムチャは事情を話す
ヤムチャ「・・・ってわけで、初めからお前は死んでいないと思ったから探しに来たわけだ。仙豆があるなら天津飯が食べればキュイとかいう奴に勝てる。戻ろう。」
チャオズ「そだな。ところでヤムチャ俺の爆発波で死ななかったとはお前中々強いな。」
ヤムチャ「お前こそ俺のかめはめはで以下略」
二人に熱い絆が出来た所で天津飯は息絶えようとしていた。
ヤムチャ「ところで俺にも仙豆くれない?いろいろあって疲れちゃったからさ。」
ヤムチャはひょっとして天津飯一人でこの星に、行った方が良かったんじゃないのか?と思うヤムチャだった。
続く
- 141 名前:Classical名無しさん :04/04/02 12:52 ID:aP.9eUA6
- 訂正です。
しかしキュイの攻撃を全てかわす天津『半』であった。
しかしキュイの攻撃を全てかわす天津『飯』であった。
本当は昨日うpしたかったんですが、会話文が多すぎて
読みにくいんじゃないかと思い、うpするのをやめました。
昨日と今日でやり直しはしたんですが、まだ読みにくいような気もします。
誰かどう直せばいいかよかったら教えてください。
>>134>>135
感想有難う御座います。
今、小説は最近終わったのも含めてこんなあるとは知りませんでした。
小説って書くのは楽しいけど疲れますね。お互い頑張りましょう。
- 142 名前:Classical名無しさん :04/04/02 15:04 ID:XB9znfr.
- >>136
感想はムリにつけることないですよ。
作品メインで。
>>141
乙です。
やっぱキュイは強いですね。
- 143 名前:ヤムチャの一日 :04/04/03 00:06 ID:u6Uy4BYU
- 前回>>104
-------------------------
PM3:46 プーアル「ん?ヤムチャ様お風呂に行くと言ってたけど急にトイレになんか行っちゃってどうしたんだろ?」
ヤムチャ「ふぅ… とんだ失敗しちまったぜ。。。さて風呂にでも入ることにすっかな」
PM3:50 風呂に入ってマターリしているとまたしても何者かの気配が…。
繰気弾を気配のする方にぶつけてみると、そこにはビデオカメラを片手にウーロンが気絶していた。
ヤムチャ「繰気弾を操るのは難しいなぁ。もうちょと練習s…。!!…ウーロン。男は嫌いじゃなかったのか。」
とりあえず+激しく通報+。…って大家さんに怒られる悪夢の予感
PM4:10 怪しいヤシはみんなタイーホ!とかいってピーポくん到着。裸のままだったヤムチャもタイーホされそうになる。
とりあえず盗撮の方は ビデオカメラの映像が証拠となりウーロンがタイーホされる。第2のタシーロか
PM4:30 とりあえず一件落着。着替えも済んだことだし悟空のところへ散歩がてらプーアルと尿意棒を届けに行くことにする。
PM4:45 悟空邸に到着。チチが出迎えてくれた。ぐへへへへ(ry
…………おっと。プーアルも一緒に来ているんだった。悟空を呼んでもらう。
- 144 名前:Classical名無しさん :04/04/03 00:22 ID:03mHqMjw
- >>137
展開が凄い…
>>143
ウーロン。・゚・(ノД`)・゚・。
何がしたかったんだろう…w
- 145 名前:Classical名無しさん :04/04/03 00:37 ID:u6Uy4BYU
- みなさん乙です。。。
漏れはエディタにどんどん書いて行ったら展開がものすごいことになってヤムチャの“一日”どころではなくなりそうな
予感なのでもうちょと冷静に…なろうと思いつつ(ry
>>119
乙です。なくなったのをハケーンした時はinfose(ryに消されたのかと思ってしまいますたが
とりあえず復活してよかった、よかった…。
ところでスレッド別作品一覧から完結作品のみの一覧に逝こうとするとFドライブに…
>>135
小説書き乙です。
実はこの話は今のところ漏れの日曜日がベースになっているという罠…なんですけども(w
サイタマサイタマ狂ったり体を鍛えに外に行ったり風呂場にタシーロがいたりということはないですが…
そういう訳であんまり現実離れしてなくてちょっと微妙かもしれません
あと感想書いてて自分の作品がうpできないんじゃ本末転倒な気がするのでそっちもがんがって下さい。
>>144
感想ありがトン
ウーロンは…作者のネタ切れ死を救う為に登場した救世主…じゃなくてw
………なんだったんだろう(バキッ
まあ感想をいただくとがんがって書かなくちゃな、と思わされるのも確かなので自分もそのうち書こうかと(ry
- 146 名前:Classical名無しさん :04/04/03 03:35 ID:03mHqMjw
- >>145
すいません。直しました。
また何か問題があればお願いします。
>>141
うーむ。私も台詞中心に書くことが多いのでその気持ちわかるなぁ…。
最初、文章中心だったけど、ずーーっと前に台詞だとサクサク読めるという意見が出て切り替えた覚えが…。
あんまり参考になりませんが、気をつけていることを書くと、
台詞中心だとスピーディに読めるのがウリなので、余計な台詞を極力はぶいて、場面転換を早くしてます。
そのときに一行空けると窮屈感が和らぐかなと思います。
まぁ参考になりませんでしょうけれど…。
まとめサイトのお勧め作品に「タイトル不定」というのがありますが、けっこううまいと思います。読んでみてはどうでしょう。
- 147 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/04 02:54 ID:2FXunc0M
- これは我々の知っているドラゴンボールとは少し違った世界のお話だ。
『ヤムチャの遺産』
【ヤムチャ、ぐれる】
家の中を掃除する人妻ブルマ。そして居候のヤムチャ。
ブルマ「ちょっとヤムチャ、邪魔!たまには外で体でも動かしてきたらどう?ちょっとヤムチャ!
聞いてるの?ヤムチャ!!」
ヤムチャ「やかましい!うッとおしいぞこのアマ!」
ブルマ「ひゃぃぃっ」
ヤムチャ「言われなくても出て行くぜ!!このダボがァッ」
いつものヤムチャならここで「分かったよ、仕方ないな」の程度だ。
しかし、このヤムチャは明らかに違っていた。
ヤムチャは外に出ると怪しげな男を見つけた。
塀にくっついて家の中を見ているではないか。
「はぁ、ブルマさん・・・はぁ〜」
その怪しげな男に近付き鉄拳をかますヤムチャ。
- 148 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/04 02:57 ID:2FXunc0M
- 「ぐへっ。貴様、私が誰か知っているのか。世界一の覗き屋『桃白白」様だぞ」
自信満々に言う男。
ヤムチャは呆れて何も言えない。
無視して何処かへと歩いていく。
そしてさらに街へと足を運んだ。
すると不良達がヤムチャを取り囲んだ。
「てめぇ、金を置いてけ」
今時、ストレートにこんなこと言う奴は山賊くらいじゃないのか。
ヤムチャは無視。
不良の1人がヤムチャの足を蹴った。
「足元がお留守ですよ」
ヤムチャがキレた。
- 149 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/04 03:07 ID:Il8N3eK6
- ヤムチャが気付くとそこは血の海であった。
そして周りには警官が集まってきていた。
ヤムチャは思った。
(俺はきっと危険な力を秘めている・・・)
そしてヤムチャは留置所に送られた。
ヤムチャは謎の物体を作り出し、それを操って悪戯を繰り返した。
そしてブルマが迎えに来た。
ブルマ「ほら、ヤムチャ。帰るわよ」
ヤムチャ「俺は帰らない」
ヤムチャは断固として拒否する。
困りかねたブルマはハワイからヤムチャの拳法の師匠を呼んできた。
その男の名前は武天老師。別名『亀仙人』である。
亀仙人「おお、ブルマ。相変わらずのスケベな体じゃ。今夜、わしと一発・・・」
ブルマのビンタが飛んだ。
ブルマ「馬鹿言ってないで早く来てよ」
- 150 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/04 03:15 ID:2FXunc0M
- 亀仙人がヤムチャの入った牢の前に立つ。
亀仙人「ヤムチャ、来い。わしとキャバクラに行くぞ」
ヤムチャ「じじいは及びじゃねぇ。帰りな」
亀仙人「確かに人格が変わっておる」
その時、ヤムチャがボワッとエネルギーの塊を作り出した。
ヤムチャ「見えたか?気付いたか?これが悪霊だ」
亀仙人「・・・どうしても出ないか」
ヤムチャ「くどい。俺はまだここから出るわけにはいかん」
亀仙人「仕方ない。おーい、君の出番だ!!ナム君!!」
ナムと呼ばれた男が両手を十字にクロスさせてやってくる。
ナム「で、こいつですか。皆さんを困らせているというヘタレは」
ヤムチャ「何だ、てめぇは。糞に塗れて出直して来い」
ナム「・・・勢い余って殺してしまうかもしれませんが、それでもいいですか?」
亀仙人「それでは困る。ギリギリで生かしてくれぃ」
- 151 名前:Classical名無しさん :04/04/04 06:42 ID:u6Uy4BYU
- >>147-150
乙です。世界一の覗き屋ワラタ…
- 152 名前:Classical名無しさん :04/04/04 10:03 ID:cOIlxnrQ
- 遅レススマソ
>>144
感想有難う御座います。次回もがんばるので飽きずによんでください。
>>146
ご指導どうも。十分参考になりました。
「タイトル不定』読んでみました。かぎかっこばっかりのところもありましたが
すんなり読めました。次回は見比べながらかこうかな・・。
>>150
乙!jojoネタキターー。
がんばってください。
- 153 名前:Classical名無しさん :04/04/04 10:11 ID:cOIlxnrQ
- >>142
キュイは一様かませ犬のような立場のつもりで出そうと思いましたが
作品を作っていく内になぜか中々のキャラに・・・
- 154 名前:Classical名無しさん :04/04/04 13:51 ID:4TOf7/wc
- タイトル不定は「いえ毒薬です」「サンキュー!」のコンボが最強。
- 155 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/04 21:37 ID:2FXunc0M
- 【ヤムチャと糞塗れ】
牢屋の戸がゆっくりと開かれる。
男達の闘いが始まった。
ナムがヤムチャのテリトリーに入ってきた。
ヤムチャ「放っておいてクダサイヨーッ!!」
ヤムチャが飛び掛った。
これは狼の本能か。
ナム、ギリギリで頭突きを避ける。
ナム「俺の動きは・・・人間の目では捉えることはできん!!天空×字拳!!」
ナムのカウンターだ!!
しかし、ナムは天井に頭をぶつけてしまった。
ナム「タ・・・タンマ」
ヤムチャが右腕からエネルギーの塊を作り出す。
そしてそれをナム目掛けて投げる。
ナム「くそ、タンマと言っているのに・・・!!」
頭を抱えるナム。
何とも情けない姿だ。
しかし、エネルギーの弾は直前で進行方向を変える。
左、右、上、下・・・次に何処に飛ぶか分からない。
ヤムチャ「こいつが俺の悪霊だぜ」
必死に右腕を様々な方向に動かすヤムチャがいた。
- 156 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/04 22:02 ID:bMaL1Nxo
- やがて肩で息をし始めるヤムチャ。
そして自分の技が使えないという状況に陥っているナム。
スケベなボディーに何人の男が泣かされたか、ブルマ。
この三つ巴の決戦も終わりを迎えようとしていた。
ブルマ「っていうか何で私が入ってるの?」
亀仙人「さぁ・・・?」
やがてヤムチャの悪霊が姿を消してしまった。
ヤムチャ「ちっ!!」
亀仙人「それまでじゃ!!」
全員が亀仙人を振り向く。
ナム「武天老師様。ご覧の通り・・・彼を牢から追い出しましたよ」
亀仙人「ヤムチャは変わらず牢の中にいるが・・・(こいつやっぱりアホか?)」
ナム「そういうこともありましょう!!HAHAHAHA!!!」
亀仙人「ヤムチャは持久力を、ナムは精神力を、ブルマは純粋さをそれぞれに銜える必要がありそうじゃな」
ブルマ「だから私は何の関係もないでしょうに」
亀仙人「ヤムチャ、もう気は済んだじゃろう。さっさと来るんじゃよ」
ヤムチャ「確かにこんなスケベじじいと糞塗れヤロウと淫乱女がいたんじゃ迷惑だな。場所を変えて話そうぜ」
ヤムチャ以外一同(お前だってヘタレじゃないかッ!!!)
- 157 名前:Classical名無しさん :04/04/05 01:18 ID:35ON5amg
- >>155-156
乙です。
凄まじい世界ですね。
- 158 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/05 11:32 ID:ea.BMly.
- 悟空はすぐさまヤムチャの所に駆けつけ最後の仙豆を与えた。
ピッコロも既に悟空から仙豆をもらって体力を回復させていた。
既に日は落ち始め、まもなく夜になろうとしていた。
そのとき地球の戦士たちはサイヤ人たちの様子がおかしいことに気が付いた。
クリリンが空を見上げるとそこには満月が姿を現していたのである。
気が付いたクリリンとヤムチャがベジータたちの尻尾を切りに行こうとしたときにはもう遅かった。
ベジータ、ナッパ、ターレスは大猿に変化した。
ベジータは「わははははは、この時を待ち望んでいたのだ。俺達はわざわざ満月が出る日に地球に到着するように宇宙船を飛ばしてきたのだ。
とはいえ、数時間ズレが出来てしまったが、バーダック達が時間を稼いでくれたおかげで変身できた。
もはやカカロットでも我々にはかなうまい」と高笑いをしながら言った。
悟空は大猿になったサイヤ人を見て唖然としていた。
そして「……大猿だ…そうか…じっちゃんを殺したのはオラだったのか…」とつぶやいた。
するとナッパが「ぎひひひひ、俺様が相手をしてやる」と言いながら戦士たちの前に出てきた。
「これは挨拶代わりだッ!」といってナッパはすさまじい威力のエネルギー波を吐いた。
戦士たちはそれをかろうじてよけた。だが爆風により餃子が吹き飛ばされた。
餃子は地面に激しく叩き付けられたもののすぐに復帰して来た。たいしたダメージはなさそうだ。
それからナッパはエネルギー波を数回吐き、戦士たちはそれを回避したが次第に避けるのが難しくなった。
悟空と天津飯は手振りで合図をすると上空に飛び上がり太陽拳を放った。
目がくらんだ隙に悟空たちは気配を消してかなり遠くの岩陰に隠れてしまった。
- 159 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/05 12:04 ID:ea.BMly.
- 岩陰に隠れた悟空たちは相談を始めた。
「ちくしょう、どうすればいいんだ。あれじゃ僕たち全員殺されちゃうよ。」と餃子が言うと
ヤムチャが「悟空、お前が昔天下一武道会で大猿になったとき武天老師様は月を消した。するとお前は元の姿に戻った。
月を壊せばいいんだ。」と月の破壊を提案した。
だがチチは「でもよ、エネルギー波は撃つ時は気を高めて使うんだべ。撃とうとしたらあいつらに機気付かれるんじゃねぇか?」と言った。
すると悟空は「界王様に聞いたんだが奴らは気を探る能力を身につけていねぇらしいぞ。
幸い、あのスカウターとかいう機械は大猿になる前にどこかにしまったらしい。
やるなら今だ。ただ、撃てば場所を気付かれてしまう。オラが撃つからみんな離れてくれないか。」と言った。
皆は悟空の提案に従い、悟空から離れたところに移動した。
悟空は皆が移動したのを見届けると「か〜め〜は〜め〜波―!!!」と叫んで月に向けてかめはめ波を放った。
激しい閃光の後、月は跡形も無く消えうせた。サイヤ人も元の姿に戻った。
ベジータは「やるなカカロットめ!!大猿になっているときはスカウターをつけていられないのを逆手にとって
安全なところに隠れひそみそこからエネルギー波を放って月を破壊するとはな!!」と言った。
ナッパとターレスは悟空のところに行こうとしたがベジータに止められた。悟空達はそれから暫くしてベジータたちのところに来た。
- 160 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/05 12:30 ID:ea.BMly.
- ベジータは悟空に対して「月を破壊するとはよく考えたな。
だがこれで俺達が大猿になれないと思っているのならとんでもない見当違いだ。」と笑いながら言った。
「なに言ってんだ!月がねぇからもう大猿にはなれねぇはずだ。」
「ははは、カカロット、お前は大猿になる理屈をよく解っていないようだな。大猿になるには1700万ゼノ以上のブルーツ波を必要とする。
普通は太陽光を反射した月が真円を描いたときにのみ月の大小に関係なく1700万ゼノのブルーツ波が出る。
だが!この俺のように限られたエリートサイヤ人だけは人工的に1700万ゼノのブルーツ波を発生させる満月を
作り上げることが出来るのだ!この星の酸素と俺の作り出すパワーボールを混ぜることによってな!戦闘力が落ちるがやむをえん…
今度の月は破壊できんぞ!パワーボールよ!はじけて混ざれッ!」
悟空が止めようとしたときにはもう遅かった。ベジータの作ったパワーボールは天に昇り光を放ち始めた。
3人のサイヤ人は再び大猿に変身した。
ベジータは「ナッパ!カカロットを殺せ!ターレス!貴様はほかのゴミどもをかたずけろ!」と命令した。
襲い掛かるターレスに対しクリリン、ヤムチャ、チチは3人そろってかめはめ波を放ったがターレスには全く通用しなかった。
ピッコロは改良して気を溜める時間を短くした「魔貫光殺砲・改」を撃ったがターレスはこれを簡単によけた。
天津飯の気功砲も戦闘服の一部に損傷を与えたくらいで殆ど効果もなかった。
餃子も超能力を使ったが全く効果がなかった。
- 161 名前:Classical名無しさん :04/04/05 15:42 ID:Y7u4hszg
- >>160
乙
- 162 名前:Classical名無しさん :04/04/05 19:11 ID:03mHqMjw
- >>160
大猿三匹!…どうやって勝つんだろ…。
ドラゴンボール完全版34巻 表紙にヤムチャだけいない……。・゚・(ノД`)・゚・。
- 163 名前:Classical名無しさん :04/04/06 00:26 ID:u6Uy4BYU
- >>158-160
乙です。
- 164 名前:ヤムチャの一日 :04/04/06 00:52 ID:u6Uy4BYU
- 前回>>143
-------------------------
PM4:50 悟空に尿意棒を返し、しばし悟空と雑談。していると電話がなった。チチが出たのでそのまま雑談続行。。。
PM5:00 なんでも相手は武天老師様で、なんか緊急事態が発生したので今すぐ来てくれという物であった
PM5:25 カメハウスに到着。特に変な予感がする訳でもなく。家の中に招待されるヤムチャたち。
PM5:30 亀仙人「ゴホッ。今日はこの亀の1111歳の誕生日じゃ。今さっき気づいたので慌てて呼んだという次第じゃ」
亀「あの。。。私のためにわざわざ誕生日会を開いていただいてありがとうございます」
ヤムチャ「いや、別にオレたちは呼ばれただけなんですけどね。ハハハハッ」
悟空「おまえ長生きなんだなー。オラ感心しちゃうぞ」
ブルマ「これのどこが緊急事態なのよ!」
亀仙人「この亀… どこかで読んだのじゃが1111歳の誕生日の日になにか大変なことがおこるらしい」
PM6:00 プーアル「特にぁゃしぃことは何も起こりませんね。。。」
亀仙人「そうじゃな… では始めるとするか。」
誕生日パーティは何事もなく進み、ケーキに火をつけるところまできた。
ヤムチャ「それでは、オレが火をつけるとするか…………ハァッ!!」
どういう技を使ったのかは分からなかったがとりあえず一瞬にして1111本のローソクに火が灯った。
亀「わたくしのためにここまでしていただいて… 感謝です。。。では… !!!!」
と、亀がローソクの火を消そうとしたところ、亀の目が突如赤色になった。(((((・∀・)))))
ランチ「なんだなんだ? 亀がなんかおかしいぞ…」
- 165 名前:ヤムチャの一日 :04/04/06 00:54 ID:u6Uy4BYU
- PM6:15 突如亀が怪物に。カメハウス大破。亀仙人が青ざめる中、ヤムチャはカプセルに入れて持ってきたイン●ル セント●ーノ
モバイル(略 搭載ノートPCと携帯で私のニュース板にスレを立てていた。
「亀が突然怪物に変身して家を壊しました!」。スレ立て終わった後すぐに回線を切ってまたカプセルに戻し、前を見ると
他の仲間たちはヤムチャを置いてどっかに逃げてしまったらしく、変わりに怪物と化した亀がいた。
PM6:16 ヤムチャ「あれ?みんなどこいっちゃった?プーアルは? あれ?悟空もランチさんも…」
うわわわ…とりあえず… 繰気弾!!
ヤムチャは巧みに繰気弾を操って亀に当てようと思ったがやっぱり開発途上の技なのでうまく操れず。
怪物亀の腹をちょっとかすっただけで海の向こうへと飛んで行った。消滅か。と思ったその時、海でなにか爆発が…
PM6:20 直後、亀が口から火を吹いてきたので慌てて逃げまくるヤムチャ。と、そこへ武天老師様が木の陰から突然現れた。
亀仙人「そういえばローソクから出る特殊な気に反応するそうじゃ。1111本以上になると怪物に変身するんじゃったわい」
おいおいんな大事なことどっかにメモっておけって!!、と思ったがそれが原因と分かればそれをどうにかすればいいのではないかと
ひらめいたヤムチャは、カメハウスの残骸に向かおうとするも怪物亀が襲ってくる。ここで一気に片付けるしかないようだ。
PM6:25 かーめーはーめー… ヤムチャは気を集中し始めた。怪物亀は少しづつであるがFIRE!と火を吹きながらこちらに迫ってくる。
とその時、ヤムチャの目にミサイルのようなものがこちらに向かってくるのが見えた。
ヤムチャ「ヤヴァイ!こっちに落ちてくるぞ!逃げろっ!!」
亀仙人「へ? あわわわわわわわ…」
怪物亀「ウワガオーッ!!」
- 166 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/06 01:31 ID:bMaL1Nxo
- >>147〜>>156の続き
【ヤムチャ、因縁を知る】
ヤムチャ達は喫茶店にいた。
亀仙人はウエイトレスの尻を触り、ヤムチャはウエイトレスをナンパ。
ナムに関してはここぞとばかりに水を一気飲み。
ナム「おかわり!ゲプッ」
ナムがコップを差し出したと同時に亀仙人が口を開いた。
亀仙人「実はワシがこの日本に来たのにはもう1つ理由があるんじゃ」
亀仙人が1枚の写真をテーブルに置いた。
電子ジャーが描かれている。
亀仙人「この写真に写っている、電子ジャーはワシと師匠達が数百年前に現れた化け物を封じ込めたものじゃ。師匠は自分の身を犠牲にしてこいつを封印した・・・だが!!」
亀仙人が別の写真を置く。
ストリップショー中に撮影された写真のようだ。
人込みに紛れて緑色の顔をした男がエロ顔を浮かべている。
亀仙人「封印が解かれてしまったのじゃ!!何者かによって!!」
ヤムチャ「じじい、こいつは一体なんなんだ?」
亀仙人「この男の名前はピッコロ大魔王。その昔、全世界を恐怖に陥れた万夫不当の豪傑よ!!」
ナム「出過ぎだ!!自重せよ!!!」
- 167 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/06 01:44 ID:T.rBWODk
- ヤムチャ「無双やってない奴には分からないネタはこれぐらいにしてだな、そいつは今何処にいるんだ?誰が奴の封印を解いた?」
亀仙人「分からぬ・・・だが、奴は既に自分の仲間を作っているかもしれん。そうなったら厄介じゃ」
ヤムチャ「俺達はどうすればいい」
亀仙人「とりあえず今まで通りの生活をしていてくれ。何かあったらこちらから連絡しよう」
ヤムチャ「分かった」
ナム「ヤムチャ、その前に・・・」
ナムがカードを裏返しにばら撒く。
ナム「この中から1枚引いてくれ」
無造作に近くのカードを取るヤムチャ。
ヤムチャがそのカードをナムに見せる。
ナム(・・・!!ブラックマジシャンガールのカードだと!?こいつめ、本当に女が好きだな・・・)
ヤムチャ「で、なんだ?」
ナム「君のエネルギー弾を縦横無尽に動かせるその能力、『操気弾』とでも言っておこうか!!」
ブルマ「どのカードが出てもその名前にするつもりだったんじゃ・・・」
ナム「キッ!!」
ブルマ「パオゥッ!?」
- 168 名前:Classical名無しさん :04/04/06 01:55 ID:IHLrLWRs
- 二作品連続でキタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━!!
絶好調ですね。
- 169 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/06 02:05 ID:tIYmrPtk
- 翌日
ヤムチャが散歩でもしよう、と家から一歩出た瞬間だった。
何者かがこちらを覗いているのが分かった。
ヤムチャ(ピキュリロリーン!!)「そこっ!」
ヤムチャがコインを弾き飛ばした。
何処かでガッという音が聴こえた。
ヤムチャが音のする方に向かうと先日、家の中を覗いていた桃白白が額を抑えている。
桃白白「くっ・・・いてぇ・・・」
ヤムチャ「お前、この前も覗いていたな・・・一体、何者なんだ!!」
桃白白「ふん、俺はピッコロ大魔王様の忠実なる下僕!!タ・オ・パ・イ・パ・イ!!」
ヤムチャ「なるほど。で、大魔王の刺客が俺に何の用だ」
桃白白「お前は亀仙人の仲間であろう。亀仙人は我が主の敵。仲間である貴様も敵というわけだ」
ヤムチャ「全くしょうがないな。相手になってやる。来やがれ!!」
桃白白「まずは喰らえ!!どどん波!!」
桃白白の指先がパッと光る。
ヤムチャ「その程度の攻撃、何だって言うんだ!!」
余裕で避けるヤムチャ。
しかし、気付けば桃白白がいない。
ヤムチャ「えっ!?」
桃白白「ニイメンハオ」
背後から桃白白が刀で斬りつけた。
桃白白「今の俺は昔の俺ではないぞ!!」
- 170 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/06 02:17 ID:bMaL1Nxo
- ヤムチャが背中を抑える。
大丈夫、少しかすった程度。
まだ戦える!!
ヤムチャ「この野郎、とっておきを見せてやる!!」
桃白白「ムッ?」
ヤムチャ「狼牙風風拳!!」
素早い動きで桃白白を圧倒するヤムチャ。
ヤムチャ「どうしたどうした!!手も足も出ないか!!」
桃白白(くそっ、データによればこいつは女に弱いとある・・・これを利用させてもらうか)
桃白白が逃走を開始する。
だが、彼の向かった先は家の中。
ヤムチャ「まずい!ブルマを人質にでもされたら・・・!!」
ヤムチャが桃白白を追いかける。
ヤムチャ「ブルマァッ」
ブルマ「遅い!!何してたのよ!!さっき変な奴が私の部屋に・・・!!」
ヤムチャ「野郎!!どういうつもりだ!!」
ドアをぶち破るヤムチャ。
ヤムチャ「!!」
桃白白「・・・」
ヤムチャの眼前に現れたのはブルマの服を身に着け、女装した桃白白であった。
- 171 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/06 10:41 ID:ea.BMly.
- 「ち、ちくしょう!化け物め!どうやったら倒せるんだ!」と天津飯が半ば泣きそうな顔で叫んだ。
「俺が奴らの弱点を知っている!クリリン!俺に協力してくれ!」ヤムチャが叫んだ。
「わかりました!ヤムチャさん!」クリリンが了解した様子で大声で叫んだ。
「みんな!奴の目を皆の目にひきつけてくれ!」ヤムチャが皆に命じた。
するとヤムチャとクリリンは高スピードで移動を開始した。
その隙にチチ、ピッコロ、天津飯、餃子がターレスの目をひきつけた。
「よし!クリリン!そこ!しっかりつかんでくれ!」2人はターレスの尻尾をしっかり掴んだ。
ターレスの力が弱まった。よし、いける!
「クリリン!尻尾を切れ!」とヤムチャ。
クリリンはエネルギー波でターレスの尻尾を焼き切った。
たちまちのうちにターレスは元の姿に戻った。
その様子を見て「あの馬鹿が…尻尾を鍛えるのを忘れおって…」とベジータはつぶやいた。
「く、くそ!貴様ら!よくも俺の尻尾を切り落としたな!ぶっ殺してやる!絶対にぶっころしてやる!」ターレスは怒鳴って襲い掛かってきた。
2人は後ろに跳ぶと気を集中させた。
「気円斬!」「魔光操気弾!」2人は技を同時に放った。怒りで我を忘れていたターレスは判断が一瞬遅れた。
これがターレスの運命の分かれ道だった。魔光操気弾が胸に突き刺さりその直後気円斬がターレスの体を真っ二つに引き裂いた。ターレスは即死した。
「…なんか悟空を倒したみたいで後味悪ぃな。」とヤムチャがつぶやいた。
- 172 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/06 10:43 ID:ea.BMly.
- その頃悟空とナッパはすさまじい戦いをしていた。
悟空は界王拳6倍で戦っていたがそれでもナッパとの戦闘力差は数万も離れている。
もしかしたらベジータは倒せないかもしれない。だが、奴を倒すにはこれしかない!
悟空は危険を承知で界王拳を10倍まで高め、かめはめ波を放った。
暫くの沈黙の後、ナッパは静かに倒れた。口からはかなり血を流していた。もう助からないだろう。
だが、悟空もナッパとの戦いで怪我をし、界王拳を10倍まで高めたことにより体にガタがきていた。
ベジータはパワーボールを作ったことにより戦闘力が落ちているがそれでも30万近くもある。
今の体では3倍以上の界王拳は持たないだろう。
だが、ナッパはまだ生きていた。「ガガロッド〜、よぐもごのナッバざまにこれほどのダメージを与えだな。ゆるざんぞぉ〜」
「ハァハァ、ま、まだ動けるのか!こうなったらこれしかない!」
悟空は上空に上り気を集め始めた。
ベジータは(カカロットの奴、何をする気だ?)とそれを眺めていた。
暫くして悟空は元気玉を完成させナッパに向けて放った。
すさまじい咆哮の後ナッパは完全に息絶えた。
- 173 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/06 10:47 ID:ea.BMly.
- ナッパとターレスを倒した地球の戦士たちは遂にサイヤ人の王子ベジータと対峙した。
「ターレスはともかくサイヤ人では有数の実力の持ち主であるナッパまでを倒すとはな。
…ナッパはいい奴だった…許さんぞ!カカロット!!
貴様らは俺には勝てん!絶対にな。貴様らを殺した後は地球人を皆殺しにする。
その後で我々生き残りのサイヤ人の乗った移民船「マザーベジータ」がやって来る。
この星を第2の惑星ベジータにするのだ。
サイヤ人の血筋は戦士の血筋!!地球人ごときに絶対に負けるわけには行かぬ!」
ベジータが悟空たちに襲い掛かってきた。だが、彼らは既に疲労が溜まっている。
最初の一撃でヤムチャが、二撃目で悟空が岩に叩きつけられ気を失った。
戦士たちは皆で激しい攻撃をベジータに浴びせたが大猿化で戦闘力が10倍に増し、
次元の違う戦闘力を得たベジータには全く通用しなかった。
ベジータは彼らを一気に倒そうとエネルギー波を吐こうとした。
そのときベジータの尻に激痛が走り、力が抜けていく感じがした。
ヤジロベーだった。ヤジロベーがこっそりと背後から近づき尻尾を切ったのである。
ヤジロベーは「へへ、思い知ったかこのサル野郎。」と得意げに言った。
通常形態に戻ったベジータはヤジロベーの方を向くと思いっきりヤジロベーを殴り飛ばした。
ヤジロベーは遠くにぶっ飛んでいった。
- 174 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/06 10:53 ID:ea.BMly.
- ベジータはスカウターを付け直した。
そのとき不在通信記録が入っているのに気が付き再生のスイッチを入れた。
通信員の苦しそうな声が聞こえてきた。
「…ベジータ殿下…ハァハァ、わが船に宇宙の猛毒ウィルスが侵入。
いかなる薬も効果がありません…はぁはぁ、既に全人口78人の内53名が死にました。
ゲフッ、ゴホッ、…残りの人も私を含めみんなウィルスに感染しています…
もはや助からないでしょう…
地球に着いてベジータ殿下たちまで感染するのを避けるため
本船は近くの恒星に突入します……ベジータ殿下…御武運を…お祈りして…おります……」
その通信はサイヤ人の全滅を告げるものだった。
ベジータは激しい絶望感に襲われた。戦闘民族サイヤ人も病気には勝てなかったのだ。
そのころ悟空とヤムチャが息を吹き返して戦場に復帰した。
ベジータは暫くして悟空たちのほうを向いて
「貴様ら!決着を付けてやる!かかってこい!」と言った。
悟空は渾身の力を使って界王拳2倍を使って、ベジータと戦った。
だが既に界王拳10倍の代償により悟空の戦闘力は1万前後に落ちていた。
一方でベジータも大猿変身とパワーボールによって戦闘力2万にまで落ちていた。
仲間たちは気功波を放ったりして精一杯悟空をサポートした。
それから数分ほど戦った後、ヤムチャが「魔光操爆弾!」と叫んで操気弾を放った。
操気弾はベジータの目の前で爆発を起こした。
ベジータは殆どダメージを受けなかったがベジータに一瞬隙ができた。
悟空はこの隙を逃さずエネルギー波を放った。
エネルギー波はベジータの腹を貫通した。
- 175 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/06 10:56 ID:ea.BMly.
- …ついに戦闘民族サイヤ人の王子はその身体を地面に横たえた。
時刻は既に夜の8時を過ぎているにも関わらずベジータの作り出した
パワーボールの月のせいで夕方並みに明るかった。
ベジータは苦しい息の中で悟空に対して喋りだした。
「カ…カカロット…よく…仲間の助けがあったとはいえこの俺を倒した…
よく聞くんだ…カカロット…さっき知ったことだが我らサイヤ人の乗った移民船で
恐ろしい伝染病が発生した…皆バタバタ死んでいった…
移民船は今頃その辺の恒星に突入して消滅しているはずだ…
いいか…カカロット…よく聞け…
俺が死んだらお前は最後のサイヤ人だ…混血でもいい…
子孫を残せ…サイヤ人の名に恥じぬ立派な子孫をな…
それが病気で死んでいったサイヤ人達の最後の願いだ…」
そういうとベジータはポケットから白金色のピアスを取り出して悟空に手渡した。
「それは王家に代々伝わる王の証のピアスだ…
カカロット、俺を倒したお前にはこれをもらう資格がある…
それをお前が代々子孫に受け継がせるのだ…」言い終るとベジータは息を引き取った。
サイヤ人は悟空を残して滅亡、そして地球に平和が訪れたのだ…
- 176 名前:Classical名無しさん :04/04/06 22:55 ID:8W/oOky2
- 異聞録乙。
ようやくサイヤ人編も終わりか
- 177 名前:Classical名無しさん :04/04/08 00:51 ID:yrviaDPc
- あぁ…ベジータ【追悼】
- 178 名前:Classical名無しさん :04/04/08 14:13 ID:H.p0CCfA
- それぞれ個性が出てて、非常に面白いです。
ただ、前に作品あったら一レス空けた方がいいですよ。読みにくくなるので。
- 179 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/08 14:28 ID:ea.BMly.
- サイヤ人の乗ってきた宇宙船はブルマたちによって回収され解析に回された。
解析により人類の技術は大幅に進歩したのであった。
それから3年後、ある日の昼ごろヤムチャはプーアルを伴い狩りを楽しんでいた。
ヤムチャは現在街を離れ悟空とあう前に住んでいた荒野の洞窟に住んでいる。
この荒野に帰るとき、ブルマはヤムチャを殴り、私を捨てるのかと罵った。
ヤムチャは街に住んでいては昔のように軟派になってしまうと思い、街を出たのだ。
もちろんヤムチャもブルマとは離れたくなかった。いつまでも一緒に暮らしていたかった。
だが、ヤムチャはベジータの宇宙船に残された書類や本に書かれていたことが気にかかっていた。
そこにはこう書かれてあった。
かつてサイヤ人は宇宙の帝王「フリーザ」と同盟を組んで地上げ屋まがいのことをしていた。
だが約20年前、サイヤ人の部隊がフリーザの部下に虐殺されて両陣営は戦争状態に突入した。
この時は和平が成立しいったんは矛を収めた。
それから10数年間平和が続いていたが3年前、巨大隕石が惑星ベジータに衝突した。
ほかの仲間たちはあまり気に留めていなかったがヤムチャは惑星ベジータ消滅事件に
フリーザが関わっていると感じ街を出て修行することにしたのである。
宇宙の帝王と言うくらいだから恐らくサイヤ人の生き残りが
地球に向かったことも知っているに違いない。
もしかするとサイヤ人の移民船に猛毒ウィルスを蒔いたのは奴らかもしれない。
ヤムチャはそう思い、念のため、街を出て修行に励んでいたのだ。
ヤムチャがコーヒー味ザウルス1匹を仕留め家に帰ろうとすると1隻の大きな宇宙船がに着陸した。
ヤムチャは宇宙船の着陸地点へと向かった。
- 180 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/08 14:31 ID:ea.BMly.
- その宇宙船は角のはえたような形をしていた。中から2人の少年が現れた。
その少年達は緑色の皮膚と2本のカタツムリのような角を持っていた。
2人はデンデとカルゴという名でナメック星人だと言った。
ヤムチャが2人に問うた。「何故この星に来たんだ?」
「この星に古の科学者カタッツ博士の子供がいると最長老様から聞いてまいりました。
その方はどこにおられるのですか?」
ヤムチャはピッコロのことだと思いピッコロの気を探り当て彼のところに行き事情を説明して連れて来た。
2人はピッコロに会うと「あなたがカタッツ博士の子ですか?」と尋ねた。
ピッコロは「そうだ。正しくはその子だがな。」と言った。
2人は「お願いします。僕達の星を救ってください!
僕達の星は2年も前からフリーザ軍という勢力から攻撃を受けています。
最初はたいした事なかったのですが、
ここ数ヶ月でやってきた兵士の質がうんと高くなりこちらは劣勢になりつつあります。
最初130人くらいいたナメック星人はもう30人くらいしか残っていません。
ナメック星各地にあった村も殆ど壊滅状態です。
厚かましいお願いですがどうか僕達の星を救ってください!」2人は懇願した。
- 181 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/08 14:32 ID:ea.BMly.
- 「…何故そのフリーザ軍はナメック星に攻撃を仕掛けてくるんだ?」とピッコロが2人に尋ねた。
「ドラゴンボールです。フリーザというやつはドラゴンボールを集めて
何かをしようとしているのです。おそらく全宇宙の支配か
自身の不老不死でも手に入れようとしているのでしょう。」
「…で奴らは今どのくらいボールを集めている。」
「おそらく3つは相手の手に渡ったと思います。もしかしたらもっと集めているかもしれない…」
「そのフリーザがこの星に攻めて来る可能性はあるのか?」
「恐らく。彼の最終的な野望は全宇宙の支配と聞いています。」
「…わかった。協力しよう。地球にまで攻めてこられたら面倒だし、
第一不老不死を手に入れたらそのフリーザを倒せないんだろ?
だからドラゴンボールが揃っていない今がチャンスと言うわけか。
俺は行くぞ。故郷にも行ってみたいしな。」
「あ、ありがとうございます!あなたのような戦闘タイプがいれば百人力です!」
ピッコロはヤムチャに「おい、ヤムチャ。
悟空たちも連れて行こう。数が多いほうがいいだろう。」
と悟空たちを連れてくるように言った。
ヤムチャはまずカメハウスのクリリンの元に向かった。
クリリンはナメック星に行くことを了解した。
次いで世界の果てで修行していた天津飯と餃子のところに行き、
ナメック星行きに誘った。
2人もナメック星行きを了解した。
最後に悟空とチチのところに行った。悟空は行くことになったが
チチは2歳になる息子・悟飯を預けるわけにもいかないので行かないことになった。
翌日、一行は宇宙船の前に集合した。
するとヤムチャは「この宇宙船をカプセルコーポレーションに
持って行き改造してもらおう。」と提案した。
宇宙船はカプセルコーポレーションに運ばれた。
ヤムチャはブルマに頼み込み宇宙船を改造してもらうことにした。
- 182 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/08 14:33 ID:ea.BMly.
- ブルマは「1週間で出来ると思うからそれまで待っていて」と言った。
悟空たちは出発までの1週間、カプセルコーポレーション内の高重力実験室で修行することにした。
1週間後、宇宙船の改造が終了した。
エンジンはサイヤ人の宇宙船のエンジンを利用したものに積み替えられ、
内部にはトレーニングルームも設置された。
このトレーニングルームでは100倍までの重力を作ることが出来る。
風呂場や寝室なども作られナメック星の宇宙船は家のように変身した。
デンデとカルゴは「す、すごい…僕達の宇宙船がすっかり変わっちゃってる…」
と驚きの色を隠せなかった。
そして宇宙船に悟空たちとデンデとカルゴが乗り込み、
宇宙船は空へと飛び立った。
本来ならばナメック星までは2ヶ月かかるはずだったが
サイヤ人の宇宙船のエンジンを利用したエンジンに積み替えたので
わずか7日でナメック星に着くそうだ。
悟空は「さぁ、修行すっぞ!ぼやぼやしてらんねぇぞ!」
と言って真っ先にトレーニングルームに入った。
- 183 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/08 14:38 ID:ea.BMly.
- それから早3日が過ぎた。初日10倍の重力でやっていた重力修行は
既に30倍の重力で行われていた。
その中で悟空は特に熱心に修行しており、クリリンたちが寝ている4,5時間の間も
不眠不休で修行していた。悟空は1人で修行するときは常に重力100倍にして修行していた。
相当激しい修行をしているのだろうか、
出発の直前にヤジロベーが持ってきた仙豆15粒は既に10粒に減っていた。
そのすさまじい修行っぷりはクリリンをして「ありゃ化け物だ」と感じさせたほどであった。
それからも激しい修行は続いた。
そして6日目には地球人のヤムチャたちは40倍の重力を、
悟空とピッコロは100倍の重力を完全に克服した。
100倍の重力を克服した悟空は重力装置の電源を切ったとき
「うひゃー!こりゃおでれえた!
あまりに軽いんでまるで自分がいねぇみてぇだ!」と叫んだ。
そして悟空とピッコロは残りの1日を睡眠に費やした。
ヤムチャたちは悟空に負けていられないとばかりにそれまで以上に熱心に修行した。
そして7日目の昼過ぎ、悟空たちの宇宙船はナメック星の大地に着陸した。
仙豆はあと5粒に減っていた。
現在の戦闘力
悟空 90000(界王拳10倍で90万) ピッコロ 42000
天津飯 12000 クリリン 11500
ヤムチャ 11000 餃子 6000
--------------------------------------------------------------
>>176-178
ありがd
>>178
ご指摘ありがとうございます。今度から気をつけます。
- 184 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/08 22:35 ID:bMaL1Nxo
- 今日、別の学校の友達に「ドラゴンボールのゲーム借りたからやらね?」って訊いたら
「これからは受験勉強に専念しますよ」って言ってきたんだ。
俺は「おいおい、萎えるようなことを言うんじゃねーよ」って言ったら
「馬鹿野朗!4月の今からが大事なんだ。もう高校受験の時のような悪夢は思い出したくないんでね!」
と言った。
そういえば、彼は受験落ちてるんだったな。
すまねぇな!そういうお前の想いを大事にして俺はとりあえず書くことにするぜ!!
それじゃ、始めようか!!
- 185 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/08 22:43 ID:T.rBWODk
- >>170の続き
【ヤムチャVS女装の人】
ヤムチャ「こいつ・・・キモイ・・・」
桃白白「おお、効いてるわ!!あたし、実は女装が好きなのよ!!ほらほら、ショウミー!!」
ヤムチャ「やめろ!やめてくれー!!」
桃白白「今、受験勉強している作者の友人にも・・・ほれ!サービスカット満載よ!!」
パンチラを見せる桃白白。
ブルマ「キモイわぁーっ!!!」
桃白白「バックフン!!」
ブルマの一撃が桃白白を吹っ飛ばした。
ヤムチャ「ブ・・・ブルマ」
ブルマ「あんた何してるのよ!!早くアイツから服を取り返しなさいよ!!」
ヤムチャ「む・・・無理ですよ。僕にそんなことできるわけないじゃないですか!!」
ブルマ「もう!!肝心なところでヘタレね!!」
ヤムチャは思い出す。
ヤムチャ(俺は何の為にここにいる!?ヘタレを失くすためじゃないかッ!!そうだ、俺は奴を倒さなきゃ前には進めない!!)
桃白白「ハァーイ♪」
ヤムチャ「てめーは俺を怒らせた!!」
- 186 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/08 22:52 ID:bMaL1Nxo
- 桃白白「あちしに勝てるわけないじゃないのよー!!アン・ドゥー・クラァッ!!」
華麗な足蹴りがヤムチャに決まる。
ヤムチャ「ぐほっ!!」
桃白白「観念しなさーい!!」
ヤムチャ(一瞬でいい。奴に隙を・・・)
その時、ヤムチャが重要なことに気付いた。
ヤムチャ「おい、桃白白。顔に髭のそり残しがあるぞ」
桃白白「何ッ!?それはあたしのポリシーが許さない!」
カミソリで髭を剃り始める桃白白。
桃白白「スネ毛に気をとられていたわ!」
そこにヤムチャの操気弾が飛んでくる。
ヤムチャ「ヤムヤムヤムヤムヤムヤムヤムヤム裁くのはヤムヤムヤムヤムヤムヤム俺のヤムヤムヤム・・・!!」
操気弾が桃白白の全身を襲う。
ヤムチャ「操気弾だァーッ!!」
桃白白「ダヴァイ!!」
血反吐をぶちまける桃白白。
ヤムチャ「ふぅ、やれやれだぜ・・・」
- 187 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/08 23:06 ID:tIYmrPtk
- 気絶した桃白白。
ブルマ「ヤムチャ、そいつを砂漠にでも捨ててきて」
ヤムチャ「砂漠は無理だから近くの公園の砂場にでも捨てとくよ」
公園に全裸で放置される桃白白。
その翌日。
亀仙人「なるほど、そこまで大魔王の部下が迫ってきていたか」
ヤムチャ「ここにいても拉致があかない。いっそのこと大魔王の本拠地に殴りこむというのはどうだ?」
ナム「うむ、そう言いたいところだが・・・」
ヤムチャ「なんだ!!」
ナム「我々は奴がどこにいるのか、さっぱり分からん」
ヤムチャ「操気弾を使おう」
亀仙人「どういうことじゃ?」
ヤムチャ「こいつは俺の意志で何処へでも行ける。ピッコロ大魔王と思える邪悪な気を感じ取ればそいつのところへと向かうだろう」
亀仙人「おお、それはいい。早速、試してくれ!!」
ヤムチャ「こいつを使うのは難しくてね・・・少しシンクロ率を高める」
精神統一を始めるヤムチャ。
ヤムチャ「!!これだ!!繰気弾!!」
発射された操気弾は何処までも飛んでいく。
ヤムチャ「よし・・・いけー!!」
それから数日が経った。
ヤムチャは睡魔と戦いながら操気弾を動かしている。
ヤムチャ「・・・うぅぅ・・・zzz」
ナム「ヤムチャ!」
ヤムチャ「ん!!ああ」
ナム「今、寝てただろう?」
ヤムチャ「寝てないよ、寝てないって」
自分も起きていないと操気弾はコントロールを失ってしまうのだ!!
亀仙人「今、気付いたんじゃが・・・気を感じれるならそのまま普通に向かったほうが良かったんじゃないのかのう」
それを聞いて倒れるヤムチャ。
ブルマ「ば・・・馬鹿ばっかりだ・・・!!」
- 188 名前:Classical名無しさん :04/04/08 23:07 ID:6X4DmG5o
- >>184-186
プッツンヤムワラタ
大学受験か。藻前も友達もガンガレよ
- 189 名前:Classical名無しさん :04/04/08 23:31 ID:u6Uy4BYU
- >>179-183
乙カレ。いつも切るのがうまいですね(w
続きはまだこないかとワクワクしてしまう…
>>178
そうですね。漏れも前に作品あったらなんか書いてから投下始めることにしますです。
>>185-187
乙です。桃白白がその後どうなったのかチョト気になるところですが…
ヤムチャはその時気づいていたけど操気弾で様子を見ようと思ったんじゃないかななどと勝手に想像してみたw
- 190 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/08 23:33 ID:bMaL1Nxo
- ヤムチャ「えー、結果として大魔王の本拠地がエジプトにあることが分かりました」
亀仙人「エジプトまでの旅についてだが、心配はいらんぞ。ワシが何とかする」
ナム「武天老師様、お金そんなに持っていましたか?」
亀仙人「ワシ、実はミスターサタン財団の社長と知り合いなんじゃ。金のことなら大丈夫」
ブルマ「へぇ、あのMRS財団なら心配ないわね」
ナム「できればすぐにでも旅立ちたいところですが・・・」
亀仙人「・・・まぁ、そう言うな。少しは心の準備が必要じゃ。まぁ、3日後には旅立つから。」
「ちょっと待ってくれないかな」
そこに1人の男が現れる。
ヤムチャ「お前は桃白白!!」
桃白白「私もその旅に同行したい。ピッコロ大魔王を倒す!!」
亀仙人「君は敵だったはずでは・・・」
桃白白「愛に目覚めました。そいつの為なら・・・私は何だって差し出せる」
そう言ってブルマを見つめる桃白白。視線に気付かないブルマ。
ナム「愛を語る奴に悪い奴はいません」
亀仙人「うむ。君の同行を認めよう!!」
ナム「カードを選びたまえ」
ヤムチャは「またかよ」と小さく呟く。
桃白白がカードを引く。
ナム「これは・・・キャッツカード!!」
全員がその場でシラけた。
- 191 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/08 23:43 ID:2FXunc0M
- 桃白白「ブルマさんも、この旅には参加を?」
ブルマ「あたし、パス。こう見えても人妻なの。忙しいの。マジでパス。っていうかあんたキモイね」
ヤムチャ「そこまで言わなくても・・・ほら、桃白白泣いたじゃねーか」
その場にしゃがみこむ桃白白。
桃白白(それじゃ、俺の計画が完成しないじゃねーかぁ!!ブルマの寝込みを襲ったり、ブルマの下着を試着したり、ブルマの・・・ブルマの・・・!!)
ナム「お前の能力の名前は・・・・」
ヤムチャ「お前まだやってたのかよ・・・」
こうしてあっという間に旅立ちの日は訪れた。
空港で別れを惜しんでいる一同。
ブルマは子供ができたから産婦人科に行くから見送りはできないとのことだった。
代わりにブルマの旦那であるベジータが見送りに来ていた。
ベジータ「まぁ、俺が言うことなど何もないんだがな・・・」
ヤムチャ「子供が生まれるまでには全てにカタつけて戻ってくるって伝えてくれよ」
ベジータ「俺はお前には帰ってきてほしくないんだがな・・・」
ヤムチャ「強がるなよ!本当は寂しいくせに!!」
ベジータ「正直、邪魔だと思っていたぞ」
そして別れの時間は訪れた。
ヤムチャ「じゃあ、行ってくるよ!!」
ベジータ「帰ってこなくていいからな」
- 192 名前:Classical名無しさん :04/04/08 23:45 ID:2P/UfUtQ
- / / ̄ ヽ // / o / /____|
/ _ ( / / / / \
______  ̄~ゝ‐-''´ゝ、、/_/ \
\`ヽ_  ̄o〕 |彡  ̄ _/~~\ \
.//\ ``''''''´ |// / ) \ /
/// //ヽ | / / /V /~ ̄ } / 構わん!
./ /// ///} |_// _// /~| } ./ イラクの3人ならドラゴンボールで
./// /// /\ <~....ゝ <_ / i <. 生き返れる!
// /// /// /\ \ {_ { i < \ 思いっきりやれ小泉!!
. /// /// /////\ \ <_ { / / \
- 193 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/09 00:57 ID:2FXunc0M
- 登場人物のまとめ
ヤムチャ・・・この物語の主人公。最強の精密さを誇る操気弾の使い手。以前はただのヘタレだったが今は変わりつつある。得意技は狼牙風風拳。
亀仙人・・・ヤムチャの師匠。とんでもないスケベじじい。
ナム・・・カード好きのインチキ占い師。地の不利を考えずに技を仕掛けたりする。
桃白白・・・ピッコロ大魔王の部下だったがブルマに惚れて仲間に。女装の趣味がある。
ブルマ・・・ヤムチャの元恋人。居候のヤムチャに正直、頭にきている。
ベジータ・・・ブルマノ旦那。ヤムチャに早く定職に着いて、家を出て行って欲しいと常日頃から考えている。
- 194 名前:Classical名無しさん :04/04/09 01:12 ID:1iEqy6NQ
- >>192
犠牲者側としたら、たまらん台詞だな。
>>193
乙です。
ベジータとヤムチャの温度差が激しい・・・。
- 195 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/09 02:09 ID:Il8N3eK6
- 今夜は2本立て。超戦士は眠れない・・・っていうか眠らせてほしいけど宿題が終わらないんだ!!
息抜きに書きます。
【ヤムチャ、初めての飛行機にはしゃぐ】
ヤムチャ達は空の旅を優雅に楽しんでいた。
ヤムチャはスチュワーデスをナンパ、亀仙人は例の如くセクハラ。
ナムはゲロをぶち撒き、桃白白はブルマの家から盗んできたブラジャーを安眠マスク代わりに夢の中。
誰1人としてこれから訪れる危機を予感していなかった。
異変は香港から少し離れた海上空で起きていた。
突然、機体がぐらっと揺れたのだ。
さらに揺れは増していく。
ナム「オエップ!!」
亀仙人はある事に気付いた。
亀仙人「何ということだ!!全員・・・死んでいる!!」
ヤムチャ、亀仙人、ナム、桃白白以外の乗客が舌を引き抜かれて死んでいたのだ。
亀仙人「わしらが油断していたばっかりに・・・機長の所に行くぞ!!」
しかし、機長も死んでいた。
亀仙人「OH MY GODじゃ!!」
そして壁を見ると血で『SAY BYE』と書いてあった。
ナム「サイバイ?」
桃白白「学力のない奴はこれだから困る。セイバイですよ」
「ギギ」
突然、モンスターが一行を襲う。
ヤムチャ「こいつが犯人か!!」
「ギギギ」
名札には栽培マンと書いてあった。
ナム「ほら、セイバイじゃなくてサイバイだ!!」
- 196 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/09 02:16 ID:2FXunc0M
- 栽培マン「ギッ!!」
栽培マンが襲い掛かる。
足元を蹴られて転ぶヤムチャ。
ヤムチャ「くっそ、何故だ!!俺はこいつに激しくデジャヴを感じている!」
ナム「腑抜けめ!!私が天空×字拳で・・・」
それを静止する桃白白。
桃白白「ここは私に任せてください。ヤムチャの操気弾では機体に穴が開く危険性があるし、本人が怯んで動けない。ナムさんの天空×字拳では機体の天井に当たってこれまた効果は出ない。だからここは私がやろう」
ナム「任せたぞ」
桃白白「どどん波!!」
機体に大きな穴が開いた。
栽培マンが外へと飛ばされる。
桃白白「これでよし!!」
亀仙人「よし!じゃない!!ワシらも飛ばされるぞ!!」
一同「うわぁぁあっぁぁぁああ!!」
上空に投げ出される4人。
ヤムチャ「もう駄目だ!!お・・・落ちます落ちます!!」
ナム「この高さなら天空×字拳の威力倍増も見込める!!」
亀仙人「桃白白!!お前後で殺す!!」
桃白白「しーましぇん!!」
- 197 名前:Classical名無しさん :04/04/10 00:51 ID:dlMsAznk
- >>195
宿題のやり過ごし方。
・やらずに登校し、「やったけど、家に忘れました」で延命処置。
・友達に写させてもらう。
・重要な部分だけやり、お茶を濁す。
・適当にやり、とりあえず「全部終わらせた」ことだけを評価してもらう。
それにしても、ヤムチャ一行はどこへ逝くのだろうか・・・。
- 198 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/10 23:24 ID:T.rBWODk
- 【ヤムチャ、スカイハイ】
亀仙人「こーなったら・・・!!」
ヤムチャ「どするつもりだ!?」
亀仙人「筋斗雲ーーーー!!!」
亀仙人とともに何処からとも無く現れる雲。
亀仙人「こいつに乗ればいいのさ!!」
しかし、筋斗雲を大きく突き抜ける亀仙人。
亀仙人「何でじゃーーー!!ワシの心は純粋そのものじゃろうがーー!!」
ヤムチャ「何処が純粋だ!!だったら俺ならどうだ!!」
ヤムチャなら何と乗れてしまったのだ!
ヤムチャ「純粋な心・・・純粋な悪・・・そうか、俺は純粋なヘタレだ!!皆、俺に掴まれ!!」
全員が地上に無事に着くと桃白白が泣き出した。
桃白白「死ぬかと思った!!死ぬかと思った!!!」
ナム「余計なことをするな。私は天空×字拳の極みに・・・」
全員にボコボコにされるナム。
ナム「ヌイドル!!」
- 199 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/10 23:34 ID:2FXunc0M
- とりあえず香港に行く一行。
飯を食って公園で休むことにした。
ナムは砂場を占領し、桃白白はブランコを占領。ヤムチャは滑り台を占領した。
子供がその不気味な光景に近寄れない。
亀仙人が呆れていると1人の男が近付いてきた。
「ナム、貴様はこの手が八本ある男にボコボコにされて死ぬことになるだろう」
ナム「何言ってるんだ?ユアクレイジー!?」
すると男はナムを蹴り飛ばした。
砂場に顔が埋まるナム。
「次はどいつだ」
男が不敵に笑った。
しかし、誰も見ていなかった。(亀仙人は若いお母さん達にセクハラしていた)
- 200 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/10 23:41 ID:T.rBWODk
- 「無視しやがって・・・!!私はチャパ王!!手が八本ある男!!さあ来い!!」
ナム「皆、手を出すな。このアフロはこの私が倒す!!」
チャパ王「おもしろい。この私に勝てるはずがないッ。ダァーッ!!」
殴りかかるチャパ王。
ナム「つぇぃっ!!」
カウンターで吹っ飛ばされるチャパ王。
近くの鉄棒に頭をぶつける。
チャパ王「くぁっ・・・そうっ!!」
ナム「口だけのようだな!!」
チャパ王「おのれぇ・・・」
ナム「では決めさせてもらおう!!天空×字拳!!」
空高く飛翔するナム。
ナム「終わりだ!!」
一気に急降下するナムを見据えるチャパ王。
チャパ王「ほぉおおぁぁぁぁ!!」
ガシッ
何と攻撃を受け止めたのだ!!
ナム「馬鹿な・・・!!」
チャパ王「ブラボー!!」
チャパ王のパンチがナムをヒットした。
- 201 名前:Classical名無しさん :04/04/11 00:00 ID:u6Uy4BYU
- >>198-200
いやぁ、なかなか面白いですねw
桃白白が漏れの中のイメージとえらい違うところが笑える。
次回作楽しみにしてます。
- 202 名前:ヤムチャの一日 :04/04/11 00:01 ID:u6Uy4BYU
- 前回>>164-165
-------------------------
PM6:26 ヤムチャはその時見てしまった。そのミサイルらしき物体にTaepodong-2と書いてあるのを。
とっさに亀仙人の手をつかむと海へと飛び込んだ。その数十秒後だろうか。とてつもない爆発が…。
チュドーーーーーン!!!!!! ズバーン!!
PM6:28 数分後、ヤムチャたちが海面に浮き上がるとカメハウスがあった島自体なくなってしまっていた。
亀仙人「亀よ…氏んでしまったのか…。ワシももうすぐ後を追って…」
ヤムチャ「武天老師様、何を言っているのですか。あなたは不老不死…グハッ!!」
亀仙人「………不老不死の薬なんぞ飲まなくてもよかったのかもしれんのう…」
???「よくも豪華客船を壊してくれたニダね!損害と賠償を要求するニダ!!!」
亀仙人「ワシは関係ないぞよ。それに損害を要求してどうするんじゃ?」
???「!!!。謝罪と賠償だったニダ!」
と、そこへ亀仙人にガッされ、気絶して沈んでいたヤムチャが再び浮上してきた。
しかし、まだ意識は戻っていなかった。
ヤムチャを支えていたのはテポドンにより1111本のローソクが完全に破壊され通常の状態に戻った亀だった。
亀仙人「おおおおおっ!亀よ生きておったか!!」
亀「亀仙人様、何があったのですか?」
???「そこのヤシが大事な豪華客船を破壊したからオマエラの基地をミサイルで破壊してやったニダ」
亀「・・・・・。」
- 203 名前:ヤムチャの一日 :04/04/11 00:02 ID:u6Uy4BYU
- 亀仙人「こちらとしても謝罪と賠償を要求したいところじゃが…。」
亀「で、あなたの名前は?」
???「ニダー。」
亀仙人「なんじゃと?!あの武器を使えば世界最強といわれる…。」
ヤムチャ「んー?いったい何がおこったんだ?」
亀仙人「おおヤムチャ、起きたか。このニダーという方がお前が壊した豪華客船とやらの修理代金と謝罪を要求しているのだが」
ヤムチャ「あぁ、破壊してしまった件ではすいません。で、修理代金いくらでしょうか?」
ニダー「謝罪はいただいたニダね。では、万景峰号の修理代として1万ゼニー頂戴するニダ。」
ヤムチャ「Σ(・∀・)!! いいいいいいいいいい一万ゼニーっすか!?」
亀仙人「なあに心配することはない、天下一武道会で優勝すれば50万ゼニーももらえるではないか」
亀「ヤムチャさんにはそれが無理らしいんですよ」
ヤムチャ「。・゚・(ノД`)・゚・。」
ヤムチャが泣き崩れていると、どこに避難していたのか分からなかったブルマたちがボートに乗って現れた。
とりあえずブルマたちに事情を説明すると、、、
ブルマ「それなら、孫くんの持ってるドラゴンボールを使えば簡単じゃない」
亀仙人「悟空はまだ2個しかドラゴンボールを持っておらんぞ?」
ブルマ「実はドラゴンボールは1つでも願いを叶えられるのよ」
- 204 名前:ヤムチャの一日 :04/04/11 00:03 ID:u6Uy4BYU
- な、なんだってー?!
ブルマ「ドラゴンボールのどっかに隠しボタンがついてるから、それ押しながら竜SE、君に決めた!っていってみて。」
プーアル「それってもしかしてモンスター…ガッ!!」
ブルマ「プーアルちゃん、余計なことは言わなくてよろしいのですよ、ホホホホッ」
悟空「竜システムエンジニア、君に決めた! ・・・・・何も起こらないぞ、ブルマ。」
ブルマ「SEってのはスペシャルエディションの略なのよ、孫くん。」
悟空「そうか。竜スペシャルエディション、君に決めた!」
……言った瞬間、悟空でさえも目を開けていられないほどのすごい光が!
そして、しばらくして目を開けてみると悟空の持っているモンス…じゃなくてドラゴンボールからは
悟空よりも小さくて、しかも下半身がドラゴンボールに吸い込まれているような竜が出てきた。」
竜SE「1回1万ゼニーでおまいらの気が済むまで願いをいくらでも叶えてやる。分割払いもおkだYO!!」
ヤムチャ「分割払いが使えるならそっちのほうが良いな…。おい竜、支払い方法は?」
数分後…。
竜SE「支払いに必要な情報は全て入力された。さあ願いを言え。」
ヤムチャ「ついさっき破壊された船と島、島にたっている家を元に戻してくれ。−ローソクは戻さなくてもいいよ。」
- 205 名前:ヤムチャの一日 :04/04/11 00:03 ID:u6Uy4BYU
- 竜SE「一度に叶える願いがずいぶん欲張りなようだが…。容易い御用だ。(ry」
ニダーの万景峰号、カメハウスがあった島、カメハウスは、カメハウス内にあったローソクをのぞいて全て復元された。
竜SE「願いはかなえてやった。続けて願いを叶える場合は10秒以内に続行ボタンを押して下さい。」
ヤムチャ「いや、もう戻っていいよ…。」
竜SE「OK。ところで支払いが滞った場合、クックルをそちらに向かわせるのでそのつもりで。」
ヤムチャ「…まあたぶん大丈夫だと思うが。。。どんな強いやつでもかかってこいってんだ。」
ブルマ「クックルさんっていったら前回の天下一武道会で優勝した方よ?」
悟空「なんだかよくわかんないけど願い叶えても石にならないぞ?これ…」
ニダー「基地を破壊してしまって、正直スマンカッタ。」
以下略…
PM8:30 ヤムチャは家に戻っていた。プーアルも一緒だ。
ヤムチャ「ふう…明日からちょっとがんがらないと借金が返せない…鬱。」
PM8:45 蚊が目の前を飛んでいたので狼牙風風拳の構え。で、一気に襲いかかったものの、逃げられて鬱。
- 206 名前:Classical名無しさん :04/04/11 00:12 ID:IiJ.fJY6
- ヤムチャ
地球人の中でも5本の指に入る実力者であり
師である武道の神とまで呼ばれた亀仙人を若くして超える。
その実力は本物の神をも凌駕し、宇宙最強の男である孫悟空からも
「目にも止まらぬスピードでムチャクチャ強かった」
という最高の評価を得ている。
- 207 名前:Classical名無しさん :04/04/11 00:45 ID:03mHqMjw
- >>一日
北キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
((;゚Д゚)ガクガクブルブル
- 208 名前:Classical名無しさん :04/04/11 00:50 ID:6X4DmG5o
- >>206
間違ったことは言ってないよな
- 209 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/11 11:08 ID:tIYmrPtk
- >>200の続き
【ヤムチャ、滑り台を逆方向から登る途中、滑って頭を打つ】
ナム「何故、私の攻撃が当たらない!!」
チャパ王「フフフ、感覚の目でよーく見てみろ!!」
ナム「ハッ!!」
手が八本あるように見えるチャパ王の姿。
チャパ王「ブラボー!!おお、ブラボー!!」
ナム「エジプトの何処かに手を八本持つ闘神(ファイティングゴッド)がいると聞いていた。それが貴様か!!」
チャパ王「そういうことだ。さて、そろそろ決めさせてもらうぞ!!八手拳!!」
チャパ王の8に見える拳が襲い掛かる。
ナム「私とてただで終わる男ではない!!」
それを華麗なステップで避けていくナム。
チャパ王「馬鹿な!!」
- 210 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/11 11:18 ID:bMaL1Nxo
- ナム「所詮、実体は2つだけ。右手と左手の実体だけを感じることができれば八手拳恐るに足らず!!」
チャパ王「そんなことはないッ!!何故、分かるんだ!!」
ナム「貴様の残りの6本は・・・まっすぐ俺に向かって突き進んでこない!!言わばフェイクだ!!実際は残った2本でしか攻撃をしていない!つまり種が分かれば貴様は大したことないというわけだ!」
チャパ王「まだだ!!まだ俺は戦える!!」
ナム「天空×字拳の真髄を教えてやろう!!」
チャパ王「馬鹿め!その技は既に見切っている!!所詮、受け止めれた瞬間にそのパワーを受け流す!!それだけだ!!」
空高く飛翔するナム。
ナム「天空×字拳スペシャルかわせるか!!」
チャパ王「ダヴァイ(来い)」
急降下するナム。
ナム「・・・奥義」
チャパ王「!!」
ナムの手にオーラが纏いだす。
ナム「朱雀天翔!!」
両肩にのめり込むナムの手。
肩が外れてしまったようだ。
チャパ王「ほんぐぁぁぁ!!!」
- 211 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/11 11:28 ID:tIYmrPtk
- ナム「降参しろ。貴様はもう戦えない!!」
チャパ王「何故だ・・・貴様、手加減したな・・・!!」
ナム「・・・」
チャパ王「本気になれば肩ごと切り落とせたはずだッッ!!」
ナム「私には君が本当に悪い人間には見えない」
チャパ王「何を根拠に・・・」
ナム「ここにいる仲間は・・・少なくとも私と同じニオイがする。そして君もまた同じニオイがする」
チャパ王「・・・殺せ。生き恥を背負いたくない!!」
ナム「・・・皆、私はこいつを殺したく・・・」
誰も見ていなかった。(全員が遊んでいた)
- 212 名前:Classical名無しさん :04/04/11 11:30 ID:HJZY3.32
- >>211
まぁ、二人の価値なんてそんなもんだ。
- 213 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/11 12:41 ID:bMaL1Nxo
- ヤムチャ「キーン、キューン、ババキューン」
桃白白「くそっ、連邦のモビルスーツは化け物か!!」
ヤムチャ「バババババババババ」
桃白白「効かない!!フィールドオープン!!何と5分間無敵になれるのだ!!」
ヤムチャ「そんなの聞いていない!聞いてないぞ!!」
亀仙人「0079・・・(波平の声で)」
ヤムチャ「うわー!!基地が破壊される!!」
桃白白「そう、ゴジラより強い!!バキッ」
ヤムチャ「親父にもぶたれたことねぇよっ!!」
桃白白「随分、過保護な父親だな。男ってのは一発ぶたれて始めて親父の偉大さが」
ヤムチャ「ボクノパパヲバカニスルナ!!」
桃白白「ほう、やるのかね。このタオパイパイ様と」
ヤムチャ「まずはあそこのブランコで勝負しよう」
亀仙人「いいだろう」
3人で1つのブランコに乗り込む。
ヤムチャ「気をつけろ!!振り落とされるなよ!!」
桃白白「テキサース!!テキサース!!」
亀仙人「うおおおおおおおお!!!」
ナム&チャパ王「貴様らいい加減にしろぃ!!」
- 214 名前:Classical名無しさん :04/04/12 04:06 ID:03mHqMjw
- >>713
すげぇ展開w
ちっとマニアックでわからんネタも多いけど。
チャパ王「ダヴァイ(来い)」に笑った、何者だよチャパ王
- 215 名前:Classical名無しさん :04/04/12 15:26 ID:6X4DmG5o
- ヤムパイパイ
- 216 名前:イオナ :04/04/12 15:32 ID:ZFAzEowU
- ワロタYO
- 217 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/12 21:12 ID:bMaL1Nxo
- >>213の続き
【ヤムチャと仲間たち】
ナム「私は彼を殺したくはない」
ヤムチャ「確かに殺すには惜しいな。分かったよ」
チャパ王「俺には親友がいた・・・そいつは俺の目の前で殺された。そいつは目玉が3つある男だと聞いている」
ヤムチャ「残念ながらそんな奴は知らない」
チャパ王「俺はそいつを殺す為に青春の全てを投げ出して生きてきた・・・そしてピッコロ大魔王に部下にならないかと誘われたんだ。もし、力を貸してくれるなら君の仇を探し出してやると」
桃白白「この男もまた悲しみを背負いし者か・・・」
チャパ王「俺も答えが知りたい!!頼む、俺を仲間に加えてくれ!!」
亀仙人「断る理由がないわい」
桃白白「ああ、あんたは俺達の仲間だよ」
ナム「さあ、カードを引きたまえ!!」
ヤムチャ「もうそれはいいよ」
こうして旅の一行にチャパ王が加わった!!
彼等の旅はまだまだ終わらない!!
- 218 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/12 21:24 ID:Il8N3eK6
- 『番外編:柱の男達』
【カカロット、爆誕】
今から数十年前、ある国の研究施設でその事故は起こった。
人に近い形をした生物、『サイヤ人』が化石として発掘されたのだ。
化石とはまさに文字通りであった。
彼らは骨として発掘されたのではなく『石』そのものとして発掘されたのだから。
石に刻まれた古代エジプト文字からするとこのサンプルの名前はカカロット。
カカロットは驚くことに生きていた。
心臓音が石から聴こえてくるのだ。
そのカカロットに月の光を浴びせると彼は蘇った。
石から開放されたのだ。
その後、研究施設にて彼の実験は急速に進められていくことになる。
これは『サイヤ人』と戦った勇敢な男の物語である。
- 219 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/12 21:35 ID:2FXunc0M
- 5人の男が研究施設を訪問していた。
彼等はギニュー特戦隊。
全世界から集められたエリート戦闘集団である。
精神を開放することにより、相手の肉体と自分の肉体を交換することができる隊長のギニュー。
特戦隊一のパワー馬鹿、リクーム。
超能力を使うサイキッカー、グルド。
馬と互角のスピードを誇る脚力の持ち主、バータ。
そして数合わせのジースである。
カカロットは巨大な透明の部屋の中にいた。
ギニュー「フリーザ大佐。こいつがカカロットですか」
フリーザ「そうです。こいつが究極の生物、カカロットです」
グルド「カカロットの餌は何を使用しているのですか?」
フリーザ「人肉です」
ジース「じ・・・んに・・・!?」
フリーザ「相手国の捕虜を食べさせているのです。その方が安上がりですからね」
ギニュー「カカロットの身体能力は・・・」
フリーザ「凄いですよ。少し掴んだだけで握力計が壊れてしまいました。ご覧ください」
フリーザが天井を指差す。
フリーザ「高いでしょ。カカロットはこの数十メートルを飛び上がるのですよ」
全員が唾を飲み込んだ。
- 220 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/12 21:44 ID:T.rBWODk
- ギニュー「つまりこいつが暴れたら並みの人間じゃ敵わないと」
フリーザ「そうです」
ギニュー「我々が呼ばれたわけがようやく分かりましたよ」
グルド「大佐、見たところボールに噛り付いたりするだけですが・・・学習能力などは・・・」
フリーザ「多少はあるようですが・・・このカカロットの知能は幼児と同じようなものです。うまく利用すればこれ程、役に立つ兵器はないでしょうね」
ギニュー「この厚さ10cmの防弾ガラスを割って来る可能性も考えられるのでは?」
フリーザ「ホーホッホッホッ!!心配には及びませんよ!殴っても無駄なのは実証済みです!例え戦車が来ても容易には割れませんよ!!」
5人はカカロットの見張りを任された。
ギニュー「ジース、お茶を入れて来い」
ジース「またですか!?何で俺ばっかり・・・」
リクーム「ヘタレにはお似合いよ♪」
バータ「さっさと行って来い!!」
グルド「僕、コーヒー!!」
ジース「・・・」
- 221 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/12 22:25 ID:2FXunc0M
- ジースは何の役にも立たない男として馬鹿にされていた。
ジースの存在価値はこの隊にはなかった。
恐らく隊長をはじめ、残りの3人も自分のことを合コンとかで役に立つイケメンぐらいにしか思っていないだろう。
そんなジースは皆、死んでしまえばいいと思っていた。
ジース「俺の事を大事にしない奴は死ねばいいんだ!!」
ジースが外でそう言った時であった。
中で大爆発が起こった。
ジース「!?」
中から飛び出してくる研究員達。
ジース「何があった!?」
研究員「カカロットが暴走した!!」
ジース「何だとッ!?」
- 222 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/12 22:44 ID:T.rBWODk
- カカロットは防弾ガラスを何と素手で叩き割り、研究員達を血祭りにし出した。
まずはグルドが一歩前に出る。
グルド「喰らえ!!金縛り!!」
しかし、カカロットはどんどん近付いてくる。
グルド「バータさん、駄目だ!!僕の超能力が効かない!!」
カカロットがグルドのドテっ腹を右手で突き刺す。
グルド「あ・・・あ・・・」
カカロットが笑みを浮かべる。
バータ「や・・・野郎、ギリギリで死なない程度にして楽しんでやがる!!」
その時、後ろからギニューが飛び掛る。
ギニュー「ボディーチェーンジ!!」
リクーム「やった!!成功だ!」
床に叩きつけられるグルド。
バータ「え?」
グルド「・・・ぐほっ!!」
ギニュー「はぁ・・・はぁ・・・隊長・・・失敗で・・・す」
ギニューの脇腹に血がにじみ出ている。
こうすることによってチェンジされた相手が弱体化するのを狙っているのだ・・・しかし・・・
リクーム「まさか・・・チェンジしたのは隊長とグルド!?」
カカロット「トンダシッパイダッタミタイダナ」
全員が驚く。
バータ「こいつ、言葉を・・・!!」
カカロット「ヤットキオクトチカラガモドッテキタヨ。キットキミラノヨウナタカイセントウリョクヲモツモノタチノソンザイヲカンチデキタカラダロウナ。感謝シテイル」
リクーム「バータ!!気をつけろよ!!こいつ、恐ろしく手強いわよ!!」
カカロット「少シ・・・遊んでもらおうかな!!」
ドンッ
カカロットがリクームの体に強烈なボディータックルを炸裂させる。
白目をむいて吹っ飛ばされるリクーム。
バータ「あ・・・悪夢だ」
- 223 名前:Classical名無しさん :04/04/12 23:44 ID:/ij5F51Y
- ジースはクラッシャー○ールがあるんですゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!
- 224 名前:Classical名無しさん :04/04/13 15:05 ID:03mHqMjw
- >柱の男達
シリアスっぽくてイイ。カカロットの正体も気になる。期待。
ヤムチャの遺産は続くんですよね?それとも第一部完?
>all
ところでバキスレとの合併案について何かご意見があったら保管庫の掲示板にお書きください。
- 225 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/13 18:02 ID:2FXunc0M
- >>222の続き
【カカロット、その戦闘力】
グルド・・・いやギニューが叫んだ。
ギニュー「バータ!!貴様だけでも逃げろ!!こいつには敵わない!!」
バータ「た・・・隊長」
ギニュー「グハッ!!はやぐじろーー!!!」
バータ「す・・・すいません!!隊長!!!」
驚異的なスピードで走り去るバータ。
カカロットはニヤリと笑う。
それを見たギニューも精一杯の笑みを浮かべる。
ギニュー「あいにく・・・あのバータのスピードは宇宙一なのでな・・・」
カカロット「・・・・・・」
次の瞬間、ギニューの思考回路は中断した。
バータが扉をぶち破って出てきた。
ジース「バータ!!他の皆は・・・!!」
バータ「ハァハァ・・・皆、カカロットが・・・」
バータがそう言った瞬間であった。
カカロットがぶち破られた扉から、ぬっと出てきた。
- 226 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/13 18:04 ID:2FXunc0M
- バータ「まさか・・・こんな短時間で追いつかれるとは・・・!!」
カカロット「確かに君の走り方なら馬でも追いつくことはできないだろう。だが、あのフォームなら納得できる」
ジース「言葉を喋れ・・・るのか!?」
カカロット「君は走る時に『かかと』が地面に一瞬しか触れない。かかとが触れたとしても決して踏み込んではいない。
すぐに『着地の衝撃』はつま先に移動する。そしてその瞬間、その移動の衝撃を利用して地面を蹴って前に進む」
ジース「こいつ、何を言っているんだ!?」
カカロット「着地の『衝撃のエネルギー』をヒザ方向ではなく前方へ逃している。つまり君の脚には疲労はほとんどない。
むしろエネルギーを再利用して加速の時使える。しかもその走り方に必要なのは君のように体格の割には長い脚と一瞬で体重が移動できるスピードだ。
従ってそう簡単に習得できる走り方ではないということだ」
唖然としてカカロットを見る2人。
カカロット「おっと、お喋りが過ぎたようだな。長年、黙り続けていたせいか、喋りたくて仕方ないんだ」
バータ「俺の走り方の原理を理解したところで俺に追いつけるわけがない!!あばよ!!」
走り出すバータ。
一気に距離を広げる。
ジース「バ・・・バータ!!」
しかし、バータの目の前にはカカロットが。
バータ「あ・・・」
カカロット「我々には君の走り方を超える身体能力があるのを忘れたのかな?」
カカロットのハイキックがバータの頭をカボチャのように吹っ飛ばした。
- 227 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/13 18:28 ID:Il8N3eK6
- ジース「バータ・・・」
カカロット「次は君の番だ。死を選ぶか?」
ジース「いや、俺関係ないんで帰ります」
その場から去ろうとするジース。
カカロット「逃がすと思うか!!阿呆がッ!!」
ジース「ひぃいぃぃぃ!!やっぱりー!!」
その時、カカロットの体に何かが当たる。
バババババババババと音を立ててカカロットを襲っていく。
地面に弾が落ちている。
「やはりマシンガン如きでは歯が立ちませんか」
ジース「フリーザ大佐!!」
カカロット「君は私を調教していた人間の1人だな。そんな玩具で私を倒せるとでも?」
フリーザ「まさか・・・思っていませんよ。これが私の本当の切り札ですよ。おいっ!!」
2人の男が巨大な重火器を持って来た。
フリーザ「ガトリングガンです。あなたの体が幾ら丈夫でもこれには歯が立ちませんよ。さぁ、喰らいなさい!!」
物凄い音をたてて飛び交う銃弾はカカロットの体を次々に貫通していく。
フリーザ「これがツフルの科学力ゥゥゥゥゥウウゥゥゥウウゥゥゥゥ!!!!!」
- 228 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/13 19:17 ID:SJ0wtrL2
- LUBUさん乙でつ。
- 229 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/13 20:15 ID:x2NeUsXI
- 悟空たちはナメック星に着いてまもなくナメック星人が
隠れ住んでいる洞窟に案内された。
ナメック星人の洞窟に近づくと見張りをしていた1人の男が
「おお、デンデ、カルゴ、無事だったか。予定より早かったじゃないか。」と言った。
男の名はネイルと言い、この星では唯一の戦闘タイプのナメック星人である。
その風貌はピッコロと瓜二つだった。
ネイルはピッコロを見て「おお、お前がカタッツ博士の子孫か。
お前も戦闘タイプか。俺と同じくらいの力を持っているな。」と言った。
悟空たちは洞窟の中に通された。洞窟の中は意外に広く、
ロビーやナメック星人の寝室などもしっかり整備されていた。
一行は長老達の部屋に通された。1人の長老が悟空たちに話しかけた。
「おお、あなたたちがカタッツ博士の子孫と地球人の戦士ですか。
私はこの星の長老のムーリです。こちらがツーノ長老、こちらがヤーノ長老。」
「はじめまして。」「よろしく。」紹介された2人の長老も挨拶をした。
ムーリ長老は悟空たちと挨拶を済ませると続けて言った。
「皆さんは、デンデ達から聞いていると思いますが、
現在わが星はフリーザ軍から攻撃を受けています。
皆さんにやっていただきたいのはフリーザ軍を倒し、
この星から彼らの勢力を追い出していただきたいのです。
またこの星には何でも願いのかなうドラゴンボールと言う玉があります。
この球は7つ集めると願いがかなうのですが既に奴らは6つのボールを手に入れています。
あと一つはここにあります。皆さんにはこのボールを守っていただくと共に
6つのドラゴンボールを奪回していただきたいのです。
最後に最長老様の護衛をしていただきたい。
- 230 名前:Classical名無しさん :04/04/13 20:15 ID:u6Uy4BYU
- >>224-226
乙です。最近、絶好調ですね。
すげー面白いですよw
がんばってください。
- 231 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/13 20:37 ID:x2NeUsXI
- 最長老様はまもなく寿命が尽きそうなのですが
最長老様が死ぬとドラゴンボールも石になってしまいます。
そうなればフリーザは逆上してこの星を消してしまうでしょう。
私が最長老職を継ぐ作業にはまだかなり時間がかかります。
それまでの間最長老様が死なないように最長老様を護衛し
時間を稼いでいただきたいのです。」
「わかった。で、そのサイチョウロウ様って奴はどこにいるんだ?」
と悟空が言った。
「最長老様はここにはおられません。
最長老様はものすごい巨体の持ち主の上、
老衰で自力ではもう動けないのです。また我々が最長老様を運んでいる最中に
敵から攻撃を受けて最長老様が死なれては元も子もないので
最長老様は自宅にいらっしゃいます。
場所はここからはるか南にあります。
それでは皆さんに敵の情報をお教えしましょう。
こちらの部屋に来てください。
ムーリ長老は悟空達を別室に通した。
- 232 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/13 21:50 ID:bMaL1Nxo
- >>224
一応、これは番外編と言っても『ヤムチャの遺産』の番外編です。
どこかでヤムチャの遺産と話が繋がっているかもしれませんので。
とりあえずジースが主人公です。ヤムチャじゃないです。スマソ。
- 233 名前:Classical名無しさん :04/04/13 22:26 ID:03mHqMjw
- なるほど。
>どこかでヤムチャの遺産と話が繋がっているかもしれませんので。
巧妙ですな。面白そうです。
>異聞禄
乙です。
- 234 名前:Classical名無しさん :04/04/14 00:12 ID:vfhYIjuk
- まずヤムスレ掲示板見て。
合併みたいな重大事はやはり本スレでするべきと思うけど。
そしてここの住人職人の意見が合併にまとまった時初めて、
バキスレへ持っていって相談すると。
ちなみに俺は合併に一票。各職人さん、連載中すまん。
でも、意見が欲しい。ごめんね。
- 235 名前:Classical名無しさん :04/04/14 00:23 ID:03mHqMjw
- あ、本スレで議論ですか。
私は作者さんのことを考えると合併に一票ですかね。作者さんもレスがついたほうがうれしいでしょうし。
過去ログを見たりすると、前々からヤムスレはレスがつきにくい雰囲気があったみたいで…。
で、やっぱりそこで書くことになる職人さんの意見が一番大事だと思うので職人さんどうぞお気軽に意見をお願いします。
>>234
どうもありがとうございます。…ん?貴方はもしや…いやすみません、間違いでした。
- 236 名前:Classical名無しさん :04/04/14 00:50 ID:03mHqMjw
- SSを語ろうスレに書けないからここで言いわけw
>>844-845さん
確かに疲れていますねw
いや保管すること自体はたいしたことないんですが、何か必要性が見出せなくなっちゃったような気がして。
未完が多いのは確かに残念ですね。新作が来て期待はするけれどどうせすぐやめちゃうんじゃないの〜とか思ってしまうのも人の性。
もともと未完ばかりの作品だらけだったらまとめサイトも生まれなかったはずですからね。未完作品を補完しつづけるのに意義が見出せなくなったのは事実です。
懐古主義とか言われるかもしれないけど、前は作品がちょこちょこ来て作品や雑談で盛り上がったり、コミュニケーションとったり、まさに「掲示板」といった雰囲気だったのですが
今はん〜…なんだろ。何か一方的な感じ。もちろんSSのレベルなんて関係ないので。
で、まぁそんな雰囲気なので、頑張って続き書こう!という意識も芽生えにくいのではないでしょうか。異聞禄さんとLUBUさんは頑張っていますが。
Part2〜3の批評等で厳しい雰囲気から一気に住人の減少でヤムスレはマタ〜リ雰囲気になりました。
その影響からか、誰でも気軽に書けるといういい雰囲気にはなったものの、書いたからには完結させるぞ〜という責任感が育たなかった気もします。
まぁ素人ですし、義務でもないので、ちょっと書いて飽ちゃう人はたくさんいるんだと思いますが。
そういうのは自由で結構だと思うし、私もそっちのが好きですが、それが過疎化の一因にはなったのだと思います。
愚痴すいません。まあ文句言うなら逃亡しろ、と言われるかもしれませんが、そこはやっぱり責任感じちゃうんですよwごめんなさい。
- 237 名前:ハンター ◆kwnurxPg :04/04/14 00:53 ID:N/ZL4Sq.
- 自分は合併反対で。理由は特に無いです、なんとなくとしか言えません。感覚です。
ハンターの方は書くのにだいぶ苦戦してます。久しぶりに書いているので、意外と時間が
かかってます。今週中には書き終えると思います。
>>142 145
感想の方は半分気まぐれで書いてますので、無理はしてませんよ。でも作品を
おろそかにしたのはちょっと事実かもw
という事で、今は作品の方に集中します。
- 238 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/14 07:54 ID:qvC0Ia.U
- 「まずこの地図を見てください。敵が3つに分かれています。
北西の軍隊はキュイ軍です。また、東南東の軍隊はドドリア軍、
真北の軍がザーボン軍です。この3人は能力がずば抜けていて、
我々では手も足も出ません。恐らく奴らと戦えるのはネイル位でしょう。
ですがあなたたちは非常に高い能力を持っていらっしゃいます。
あなたたちなら恐らく彼らを倒せるでしょう。」
「…ところでフリーザとかいう奴はどこにいるんだ?」
とヤムチャが質問した。
「フリーザはまだ来ていないようです。
ですが最近倒した敵が死ぬ前に言った
発言によるとからあと数日後には到着するとのことです。
また、フリーザは強力な助っ人も呼んだようです。」
「なるほど。つまりフリーザが到着する前に今ナメック星に
いる奴を倒してドラゴンボールを取り返し、
フリーザが到着したら準備が整う前に叩き潰すと
言うわけか。面白い。」とピッコロが言った。
- 239 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/14 08:02 ID:qvC0Ia.U
- 6人は相談してそれぞれの役目を決めた。
その結果、悟空とピッコロはドラゴンボールの奪回、
クリリンが悟空のサポート、ヤムチャがピッコロのサポート、
天津飯と餃子はナメック星人の隠れ家の防衛を行うことになった。
最長老の護衛はそれまで3日交代で最長老の護衛と
隠れ家の防衛をやっていたネイルがそっちの方を専門にやることになった。
別れる前に悟空は残りの仙豆5粒を分けた。
2粒を悟空たちへ、2粒をピッコロたちへ、残り一粒は天津飯達に渡した。
悟空とクリリンは北西のキュイ軍のところへ、
ピッコロとヤムチャは東南東のドドリア軍のところに飛んでいった。
その日の午後4時ごろ、キュイ軍の基地のレーダーに
こっちへ急接近する反応が映し出された。
「キュイ様。戦闘力5000くらいの奴と
3000くらいの奴がこちらに急接近中。
かなりのスピードです。」
「この星奴らか…うぜぇ、殺せ。」
キュイは全軍に迎撃体制をとるよう指示した。
それから1分ほどして悟空たちはキュイ軍の基地へ到着した。
- 240 名前:Classical名無しさん :04/04/14 13:52 ID:6X4DmG5o
- 合併したら、スレタイはどうなるの?漫画SS総合スレ?
俺はヤムチャとか天津飯とか原作で活躍できなかったキャラたちが
活躍する意外性のある話が読みたいだけで、原作で普通に
活躍してたキャラたちが普通に活躍する小説は別に読みたいとは思わないなあ
悟空やベジータ、バキやジョジョたち人気のあるキャラが
普通に活躍する小説が読みたければ、2ch外に行けば腐るほどあるわけだし
だから合併には反対。
- 241 名前:Classical名無しさん :04/04/14 14:31 ID:cD/e2eC2
- >>238-239
面白くなってきたな
- 242 名前:Classical名無しさん :04/04/14 16:34 ID:03mHqMjw
- >>240
なるほど。そういえばそういう意見もありましたな。
合併賛成意見ばかりだったもので住人のほとんどがそう考えているのかと思ってしまった。
そういうスレへの意見なら積極的にどんどん書いてほしいところではあったり。
>異聞禄
おぉ!何か駆け引きとか面白くなりそうな展開!
作者さんは意見書きづらいだろうけど、合併案についてもよろしければご意見ください。
もちろんいやならば結構ですので。
- 243 名前:Classical名無しさん :04/04/14 17:47 ID:FGXN.m1I
- どちらかというと賛成。
このままだとジリ貧な感じ。
異聞録作者さん乙。
でもやっぱりフリーザがボスの話が一番多いね。
スラムダンクのラスボスはやはりフリーザだなw
- 244 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/14 19:31 ID:9bDA9AXE
- 「ここのリーダーを出せ!」悟空が怒鳴った。
「うるせぇ!みんな!かかれ!」兵士の1人が怒鳴り返すと
周りの兵士達が悟空たちに襲いかかってきた。
だが、しょせん兵士達の戦闘力は高々二、三千である。
次から次へとやられていった。
味方の被害に苛立ったキュイは悟空たちの前に出てきた。
悟空は「おめぇがここのリーダーか。
ドラゴンボールを置いてさっさとこいつらを連れて帰れ。」と言った。
「うるせぇ。お前ごときが俺と対等な口を聞くんじゃねぇ!」
キュイは御空にビンタを喰らわせた。
悟空は「死んでも後悔すんじゃねぇぞ!」と言って身構えた。
それからキュイは悟空に攻撃を仕掛けたが
悟空はそれを全部片手で受け流した。
「く…くそぉ!何でこんなザコに勝てない!」
キュイは悔しそうな声を出した。
- 245 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/14 19:43 ID:EFC9/6Tc
- すると急にキュイは上空に上り気功波を撃とうとした。
「はーはっはっは!お前なんか消してやる!
地獄でキュイ様の偉大さを広めるんだな!」
だが、そのとき既に悟空はキュイが放とうとしている
エネルギー波の数倍の大きさの気功波を放っていた。
キュイが消滅する直前、かれのスカウターには
9万という常識はずれの数値が表示されていた。
生き残りの部下達ももはや抵抗する気力もなく
全員宇宙船に乗って逃げ帰ってしまった。
-------------------------------------------
>>242
私はやはりどちらかと言うと反対です。このスレはヤムスレであるのが一番
良いかと思います。
>>240
やべっ。この作品ヤムチャがあまり活躍してないや。
まずいまずい。だんだん只の悟空SSになってきてるよ。
- 246 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/14 21:03 ID:tIYmrPtk
- >>227の続き
【カカロット、下級戦士】
カカロット「・・・問題ない」
体が瞬く間に修復されていく。
カカロット「私を倒す時は・・・」
自分の頭を指先でトンと叩くカカロット。
カカロット「ここを狙わないとね」
フリーザ「この私をここまでコケにしたのはあなたが初めてですよ・・・許さんぞ・・・ぜったいにゆるさんぞ虫ケラ!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!」
カカロット「本性を見せたね。だが、君がこの私に勝てるのかな」
フリーザ「くっくっく・・・なにをいいだすかとおもえば・・・。どうやらわたしのおそろしさをわすれてしまったようだな。おもいださせてやるぞ!!!」
フリーザがバズーカ砲を構える。
フリーザ「キェーィッ!!」
奇声とともに放たれる砲弾。
カカロット(いくら私でも砲弾をまともに受ければ回復するのに時間がかかってしまう!!その時間内にさらに粉々にされたら元に戻るのは不可能に近くなるッ!!)
余裕のカカロットも冷や汗を浮かべる。
カカロット(!?砲弾がスローに見える。これなら避けるのも容易い!!」
簡単に砲弾を避けるカカロット。
カカロットは何かに気付き自分の背面を見る。
そこから尻尾らしき物が見え隠れしていた。
- 247 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/14 21:09 ID:T.rBWODk
- カカロット「尻尾だ!!ハハハハッハ!!今のはさすがに危なかったよ!だが、この尻尾は私の身体能力をさらに飛躍してくれるのだよ!!」
尻尾をぶんぶんと振り回すカカロット。
カカロット「ついている・・・今日の私は本当に運がいい!!」
フリーザ「・・・・・・うおおおおおお!!!」
手榴弾を体中に巻きつけカカロットの肉体にへばりつくフリーザ。
フリーザ「どうせなら道連れだ!!」
ジース「大佐、やめろォォォォォォ!!」
カカロット「貴様・・・」
フリーザが手榴弾のピンを抜こうとする。
それをカカロットがエルボーで阻止する。
気を失うフリーザ。
カカロット「ふん、所詮食物連鎖の頂点に立てない男だ。お次は君の番だな」
ジース「とっておきを見せてやるぜ!!クラッシャー・・・」
強力なエネルギー弾を作り出すジース。
しかし、技を決める前にカカロットにビンタされ、吹っ飛ぶ。
ジース「・・・しぬ・・・」
- 248 名前:Classical名無しさん :04/04/14 22:36 ID:yPinUYjU
- 異聞六さん乙。最近のってますね。
>合併について
賛成…かな。今の連載陣が終わると危ないし。
でも実際問題無理かな?相手もいる事だから。
- 249 名前:チャオズ様 :04/04/14 22:39 ID:O9Cv4w.Y
- ヤムチャや天津飯をけなしまくるおもしろいテキストがどっかにありましたが、
それに対抗して天津飯を褒めまくるテキストを作ってみた!
どんな感じですかね〜?
ttp://bvlgari-baby.hp.infoseek.co.jp/DB/tenshinhan.html
スレ違いになるかもなのでsage。
- 250 名前:Classical名無しさん :04/04/14 23:12 ID:/MDM7hZU
- ttp://www.springroll.net/tmssbbs/read.php?id=1081702481
ttp://www.springroll.net/tmssbbs/read.php?id=1081869338
これ投稿したのこのスレの住人だろ?w
笑わさせてもらいました
- 251 名前:Classical名無しさん :04/04/15 00:34 ID:6X4DmG5o
- >>249
天津飯は国王やウーロンとかの亜人と同じように、
三つ目族の末裔だか三只眼吽迦羅の生き残りだかで
眼が多いのはそういう種族だからしょうがないっつーか
そもそも鼻がないのに鼻くそを飛ばせるクリリンと比べれば
人より一個眼が多いだけの天津飯なんて一般人も同然人類皆ブラザーですよ
これを超えるには人より一本多くアレが付いてたり、何も無いところから涙出せなきゃ
- 252 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/15 08:10 ID:L7KElEio
- さて、一方こちらはピッコロとヤムチャ。
悟空がキュイを屠った頃、ピッコロとヤムチャもドドリア軍の基地に到着した。
「なんでゃぁー!おみゃーたちは!」一人の兵士がピッコロたちを見て叫んだ。
気を取り直した兵士は「敵襲―!敵襲―!」と基地内に響き渡る声で叫んだ。
たちまち2人は大人数の兵士に囲まれてしまった。
ピッコロはヤムチャの方を向くと「準備はいいか?やるぞ!」といって身構えた。
たちまち基地内は大混戦になった。2人は兵士達を一人一人やっつけていった。
兵士の9割が逝った頃、ようやくドドリアがこちらにやってきた。
ドドリアを見たヤムチャは「デブ、何の用だ」と言った。
「ほう、言葉で俺を怒らせようというのか。
だが俺にはそんな言葉は効かんな。」ドドリアは笑って言った。
「バカ、アホ、クズ、ゴキブリ、お前の母ちゃんデベソ、ションベンタレ、
害虫、汚ぶ(ry」とヤムチャは思いつく限りの罵詈雑言をドドリアに浴びせた。
「ショ、ションベンタレだけはゆるさーん!」ドドリアはぶち切れた。
- 253 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/15 08:26 ID:nTxnDlcs
- ドドリアがヤムチャに飛び掛ろうとした時、ドドリアの顎にボールのようなものが命中した。
それは操気弾だった。ヤムチャが前もって地面の下に隠していた操気弾だった。
ドドリアはバランスを崩して少しフラフラになった。
「へへ、ちょっとはやるようだな。」ドドリアは言った。
次の瞬間ドドリア後頭部に衝撃が走った。また操気弾だった。ドドリアは前のめりに倒れた。
起き上がったドドリアは「このクソガキ〜!もう許さんぞ!ぶっ殺す!」
と言い終わらないうちに今度は頭のてっぺんに衝撃を受けた。
またまた操気弾だった。ドドリアはこの一撃で意識が朦朧とした。
ピッコロはそこを見逃さず魔貫光殺砲を放って止めを刺した。
それから数分後、ドドリア軍を全滅させたヤムチャたちは
基地内にあったドラゴンボール2つを見つけると
それを持っていったん隠れ家に帰ることになった。
帰る最中ピッコロがヤムチャにたずねた。
「ずいぶん腕を上げたようだな。特にあの操気弾とかいう奴を3つも出すとはな」
「ああ、出来るかどうか心配だったけどな。大成功だ。
いつかはもっとたくさん出せるようにするぜ。」
「魔光操気弾はできんのか?」
「あれは気の消費が激しいしコントロールも難しい。1つがやっとだよ」
「そうか…」二人はそう話しながら隠れ家へ戻っていった。
- 254 名前:Classical名無しさん :04/04/15 14:18 ID:cuKEKf3c
- >>異聞録
ヤムチャ強いね〜。
各々の戦闘力はどんな感じなのか知りたいな。
- 255 名前:254 :04/04/15 14:24 ID:cuKEKf3c
- あ、フリーザ陣営の方ね。
ネタバレになっちゃうからだめなのかな。
- 256 名前:哀・戦士 :04/04/15 15:33 ID:BYF.xzMk
- 前回
ttp://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/ai5.html
- 257 名前:哀・戦士 :04/04/15 15:34 ID:BYF.xzMk
- <38話>
「界王神様だ・・・」
混乱の中、突如神の宮殿に現れた界王神という人物。
その地球人離れした容貌からは想像も出来ないような、高貴な雰囲気。
その雰囲気にわずかに圧倒されるクリリン、天津飯、餃子。たらりと冷や汗が頬を流れる。
(無理も無いか・・・)そんな三人を見つめて、神コロ様が思う。
そう、無理もない。目の前にいる人物は全宇宙の神。界王神。全ての生物の頂点に立つお方。
全宇宙の生物は全て、界王神様に敬意を払わなければならない。かつて地球の神だった神コロは
その存在を知っていた。悟空は相変わらずキョトンとした表情をしているが
界王の所で修行した男だ。名前ぐらいは聞いたことあるのだろう。
界王神は、現れてからずっと倒れ込んでいるヤムチャの事を見つめていた。じいっと・・・・。
何かヤムチャに対して入れ込んだ思いがあるように、じいっと。
「あなた方には悪いが、そのヤムチャという人間。今この場で抹消させていただきます」
・・・!?自分で自己紹介もせずに、何だよそれ・・。悟空達は一気に不信感を募らせる。
だがそんなことはお構いなしと、界王神はヤムチャに対して気功波の構えを取る。本気だ。
「な、何をする気だ!」
「言ったでしょう。彼を抹消するのです。あなた方は彼の本当の正体を知らない」
「そんなこと、オラ達がさせねえっ!!」
「いいでしょう。本意ではないが、あなた方を倒してでも私は使命をまっとうせねば・・・」
ヤムチャを抹消することが、自らの使命。そのためにやってきたという界王神。
そして仲間を守ろうと必死で抵抗する悟空達。対立のボルテージは頂点に達し、激突の時は近かった。
グゴゴゴゴ・・・
突然、ヤムチャが目を覚まし立ち上がる。目はうつろ。顔も下を向いたままで病み上がりのような感じ。
だが、その外見とは裏腹に内部からあふれ出てくる恐ろしい程のエネルギーにその場にいた
全員が恐怖に似た感情を持った。慣らし運転はそろそろ終わりだ。エネルギーが爆発する!そんな・・
「いかんっ!再び覚醒が始まってしまうっ!!」
- 258 名前:哀・戦士 :04/04/15 15:35 ID:BYF.xzMk
- 界王神はそう叫ぶと、とっさにヤムチャに対して気功波を放つ。
二転三転する展開に、翻弄されていた悟空達はその攻撃に反応出来ず。数発の気功波はヤムチャの
体を見事とらえ、大爆発を起こす。
だがその体にはかすりキズひとつつけることが出来なかった。爆炎の中から姿を現したヤムチャの
体はピンク色の鮮やかなオーラに包まれていた。
「す・・・す・・すげえ・・・すげえ気だ・・・・・」
再び復活したヤムチャを見て、悟空がそうつぶやく。
「・・悟空にそう言ってもらえるとは嬉しいぜ。まぁ何があったのか、自分でもよくわからんがな・・」
ヤムチャの口調が、元に戻っている。かつての気さくなヤムチャ。俺たちのヤムチャに。
神コロ様の魔封波が効果を発揮したのだ。フリーザによって生み出されたヤムチャの中の邪悪な心は
完全に消え去っていた。
「も、戻ったんですね!ヤムチャさん!昔の、本当のヤムチャさんにっっ!」
涙ながらに言うクリリン。他の仲間達も嬉しそうだ。サイヤ人の二人は我関せずといった感じだが。
「ヤムチャさーん!」 「ヤムチャー!!」
仲間達は、一斉にヤムチャに抱きつく。かつての仲間の帰還に喜ぶ。
少し前、そのかつての仲間にボコボコにされたことなどすでに忘れていた。それ程嬉しかった。
「何が本当のヤムチャさんだ・・。おやめなさい!本当のヤムチャという人物は、すでに
死んでいるのですっ!あなた方はその男の正体を知らないからっっ・・・」
界王神は頭の血管が浮き出るほど、拳を握りしめ、怒りをあらわにしている。
覚醒前に抹消できればっ!あなた方が邪魔をしなければっ!ぶつぶつと独り言を繰り返す界王神。
「さっきから聞いてたぜ。俺の正体がどうとか。それは俺も知りたかった事なんだ。
俺の出生はいつどこでだったのか。あんたが何か知っているなら、教えてくれないか?」
地球にサイヤ人が現れた後、ヤムチャはブルマと共に自分の出生について調べた事があった。
亀に聞いた話では、自分は二十年前に落下した隕石のクレーターの中で発見されたということしか
わからなかった。だが、亀の話を聞いて育ての親である亀仙人の愛情を確かめたヤムチャは
それ以上の追求をすることはなかった。自分の親は亀仙人だ。他にいない。それでいいじゃないか・・。
- 259 名前:哀・戦士 :04/04/15 15:35 ID:BYF.xzMk
- だが、「お前を抹消する」「お前の正体を知らないから・・」
こんな事を言われてはヤムチャも黙ってはいられない。自分の正体が、今後の戦いに大きく関わってくる。
そんな気がしていた。フリーザが、自分の力を妙に欲していたことも踏まえて・・。
「いいでしょう。今の時点で、あなたを抹消することは不可能だということがわかりました。
あなたはともかく、ここにいる全ての人物が私の力を大きく上回るエナジーを持っているようです。
考えが甘かったのは私のようでした・・。しかし、この話を聞けばあなた方もこの男を野放しには
出来ないと考えるかもしれません・・・」
界王神は語り始める。ヤムチャの秘密を。
「今から300年程前の話です。強い魔力を持った一人の魔術師がいました。
その名はビビディ。その魔力はすさまじく、魔界の王であるダーブラを洗脳し、自らの
下部にしてしまう程でした。ビビディはある日思いつきます。自分は魔力はあっても力が無い。
全宇宙を征服するには、強大な力を持った下部を生み出さなければ・・・と。
彼は、全宇宙を恐怖に陥れる魔神を作り出してしまいます。その名はブウ。魔神ブウ・・」
界王神は話を続ける。ビビディが約100年かけて生み出した魔神ブウは、その強大な力を
持って宇宙に数ある星々を滅ぼし始めた。ほんの数ヶ月の間にブウによって数百の星が消されてしまう。
全宇宙の神である界王神は、この状況に立ち上がる。当時四人いた界王神はそれぞれブウ撃破のために
攻撃をしかけるが、生き残った北の界王神を除く3人は殺されてしまう。
残った北の界王神は考える。何もブウ本体を叩かなくてもいい。ブウを支配しているビビディを
殺せば、ブウは無力になるはず・・。その思惑は見事的中。ブウ一人に破壊活動をまかせ
単独で待機していたビビディを殺害すると、ブウは活動をやめる。そして界王神の技によって宇宙の
果ての星に封印された。平和が訪れたかと思われた・・・。
「しかし、ビビディには息子がいたのです。バビディという、父よりも数倍強い魔力を持った息子が」
- 260 名前:哀・戦士 :04/04/15 15:36 ID:BYF.xzMk
- 北の界王神がブウを封印してから100年後、ビビディの息子、バビディは父の意志を受け継ぎ
魔神ブウの復活を試みる。ビビディより数倍強い魔力を持っていたバビディだったが
完全なブウの製造の仕方はビビディしか知らなかった。そのため、魔力によって
魔神ブウを製造することに成功するも、約20年の成長期間がある不完全な物になってしまう。
成長期間である20年間は玉に押し込められたまま無力だ。しかも、20年たったとしても
その体を自ら維持することは出来ず、他の生物の体をのっとって生存するしかない。
そんな不完全なバビディの魔神ブウだったが、その分製造コストはかからなかった。
もちろんバビディの強力な魔力のおかげだ。そこを逆手に取り、バビディは製造した魔神の卵を
宇宙にある星々に均等に送り込むことにした。その卵達が、20年経てば自分の下部となり
勝手に星々を破壊し、宇宙全土を征服してくれる。バビディはそう考えた。
「以来約180年間。バビディは20年に一回、ブウを作り出し星に送り込みました。
低コストとはいえ、一体を作るのには20年の時間を要したようです。
元祖魔神ブウとは違い、強力なエナジーを発することもなかったので、発見は大幅に遅れました」
- 261 名前:哀・戦士 :04/04/15 15:40 ID:BYF.xzMk
- 会社からの呼び出しがあったので続きは夜うぷします。
なんか知らんが、制限がどうとかで書き込みできませんでした。
新スレが立つちょっと前までは出来たのですが。
ずっと駄目なので、丁度いい機会なので引っ越しをすることにしました。
やっと書き込み出来ます。
後3話ぐらいで終わります。
合併うんぬんについては夜書きます。ごきげんよう。
- 262 名前:Classical名無しさん :04/04/15 16:18 ID:03mHqMjw
- キタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━) ━━ !!!!!
- 263 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/15 18:56 ID:TUoHYw8w
- 隠れ家へ帰還した悟空たちはそれぞれの戦果を報告した。
ドラゴンボールはキュイ軍のの基地にあった一個と
ドドリアの基地にあった2個をあわせて3個である。
残り3つは恐らくザーボンとかいう奴が持っているのだろう。
悟空たちは疲れたので休息をとることにした。
悟空たちが寝入って1時間後、ドドリア軍の基地跡地に
1人の美男子が立っていた。「ちっ、キュイだけではなく
ドドリアの野郎までやられやがったか。」と男はつぶやいた。
「まあいい。明日の昼にはフリーザ様とギニュー特戦隊が来る。
フリーザ様と特戦隊の連中が力を合わせればナメック星の連中なんぞ
カス同然だ。」男はそう言った後、その基地から飛び去った。
そして翌日、目を悟空たちはピッコロを残してザーボンの基地に向かった。
天津飯と餃子も一緒だ。昨日は留守番役で何一つ戦果を
挙げていなかったので今日は存分に戦う気である。
5人はあっという間にザーボン軍の基地の近くにたどり着いた。
- 264 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/15 19:04 ID:qtD59JFQ
- ザーボンは「ふふふ、貴様らは10分も前からパワーレーダーに
捉えられていた!全軍総攻撃だ!」といった。
ザーボンの命令で高射砲部隊が上空の悟空たちに対し攻撃を加えた。
悟空たちはそれをたくみに避けた。
「これは挨拶に過ぎん。対人用強力熱線ビーム主砲!てーっ!」
続いて主砲が発射された。だがレーザー砲はチャオズの服の一部を
焼いただけであっさり避けられ気功波で破壊された。
「よし、みんな!一時撤退だ!フリーザ様は後数時間後にこられる!
ゲリラ戦で時間を稼ぐんだ!ドラゴンボールを守りきるんだ!」
ザーボン軍の兵士たちはあらかじめ築いていたトーチカや穴に
入りゲリラ戦に入った。だが、彼らの抵抗など
悟空たちの前には無力だった。悟空たちの圧倒的な戦闘力と気を探る能力で
兵士達は発見され、次々と殺されていった。悟空たちはザーボンのいる司令塔へ
徐々に近づいていった。
- 265 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/15 19:05 ID:qtD59JFQ
- 「ザーボン様!後1分ほどで奴らはこの司令塔に到達します!
もうおしまいです。」兵士が悲痛な顔で叫んだ。
「案ずるな。後は俺がやる。」とザーボンはそう言って出て行こうとした。
「ですが、キュイ様やドドリア様までやられたのですよ!」
「心配するな。実は俺はまだフリーザ様にしか見せていない能力がある。
やばくなったらそれを使うよ。心配するな。俺は必ず生きて帰る。」
ザーボンはそう言って司令塔の外に出た。
悟空は「おめぇがザーボンとかいう奴か。」といった。
「そうだ。」「命が惜しくばドラゴンボールを置いてここから出て行け!」
「それは出来ん。ドラゴンボールをフリーザ様にお渡しするのがわが使命だ。
貴様らを道連れにしてもドラゴンボールは守る!
そうだ。貴様らに面白いものを見せてやろう。俺の本当の力をな!」
そういうとザーボンは化け物のような醜い姿に変身した。
「どうだ。醜いだろう。これが俺の正体ってわけだ。醜いが強いぞ。」
ザーボンは餃子に襲い掛かった。「あ…あ…」次の瞬間ザーボンの手が
餃子の腹を貫いていた。餃子はそのまま倒れ息絶えた。
「餃子――――――――――ッ!!!!」天津飯の叫びがあたりに響き渡った。
- 266 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/15 19:57 ID:K7a8N5Ns
- 「チャ、餃子、嘘だよな。さっきまでの様に『天さん』と言ってくれよ…なぁ…
………お、俺のせいだ!!あの時餃子は地球に置いて来るべきだったんだ!
もう餃子はドラゴンボールでは生き返ることは出来ないのに…
俺がチャオズを死なせてしまった…」
天津飯はザーボンのほうへ向き直ると睨んで言った。
「絶対に許さん!貴様だけは絶対に許さんぞォーー!!
チャオズの受けた痛み!思い知れ!」
「戦闘力12000か…残念だったな。お前のパワーじゃ俺には勝てん」
「はぁぁぁぁぁぁ!!!」天津飯は手に全ての気を集中させ始めた。
「何!?戦闘力が急上昇したぞ!そうか!こいつらナメック星人と同じように
戦闘力を変えられるのか!まずい!奴の戦闘力がどんどん上がっていってる!
20000…25000…30000…35000!俺の戦闘力を越しやがった!」
「ハァ、ハァ、チャオズ、お前1人にさびしい思いはさせんぞ!」
「やめろーーーッ!テンシンハーーーン!!!」ヤムチャとクリリンが叫んだと
同時に天津飯は己の全ての気を使った気功砲を放った。
- 267 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/15 19:58 ID:K7a8N5Ns
- 天津飯の気功砲はザーボンに命中こそしたものの致命傷を与えるにはいたらなかった。
天津飯は「無…無念…」と言って倒れそのまま息絶えた。
ヤムチャは「クリリン、悟空!今だ!今なら奴に隙が見えている!
体勢を立て直される前に俺たちで止めを刺そう!
2人の死を無駄にするな!」と言った。
「わかった、ヤムチャさん!」「わかった!ヤムチャ!」
3人はザーボンに向けてトリプルかめはめ波を放った。
3人分のかめはめ波を食らったザーボンは消滅した。
何とか戦いには勝てたものの、 天津飯 餃子 2人の戦士を失ったことで
生き残った3人は悲しみにくれた。悟空たちは指令塔内から
ドラゴンボール3つを回収すると2人の遺体を連れて隠れ家に帰っていった。
隠れ家に帰った悟空たちはムーリ長老達に迎えられた。
ムーリ長老達は「ドラゴンボールが全て還ってきたのは非常に喜ばしいことです。
ですがあなた達には我々のせいで仲間を2人も失わせるという非常に残念なことになりました。
そこで我々はフリーザが倒れた暁にはこのドラゴンボールを使って
あなたたちの仲間を生き返らせてあげましょう。」
「…天津飯はそれでもいいさ…でも餃子は2回死んでいるんだ。
もうドラゴンボールで生き返ることなど出来ないよ・・・」とクリリン。
「…?地球のドラゴンボールは1回しか生き返ることが出来ないのですか?
わが星のドラゴンボールは自然死で無い限り何回も生き返ることが出来ますが…」
「ほ、本当ですか!?やったーッ!希望が見えてきたぞ!!!」
- 268 名前:哀・戦士 :04/04/15 22:12 ID:x6jqMHWE
- >>260
ビビディの息子、バビディが魔神ブウを製造し宇宙征服を狙っていることを界王神が気づいたのは
バビディがブウを星々に送り出し始めてから160年後。つまりつい最近の事だった。
バビディが星々に送り込んだ20体ほどのブウの一つが、覚醒を始め、周りの星々を破壊し始めたのだ。
強烈なエナジーを感じた界王神はその場へ直行。覚醒初期の魔神ブウをなんとか封印することに成功した。
その星での調査の結果、バビディが作った魔神ブウについての数々の情報を得る。
バビディの作り出したブウは不完全な物であり、今までいくつかの星に送り込まれているものの
覚醒には至らず、ひからびてしまったことは不幸中の幸いだった。バビディの潜んでいる星は
発見出来なかったが、ブウが送り込まれた数々の星は発見することが出来た。ブウの卵はひからびており
これ以上の覚醒は不可と判断。界王神はバビディの居住星の発見に焦点を移す。
だが界王神は気づいていなかった。特殊な状況が重なり、悪のエナジーを出さずに
覚醒を始めたブウがいたことを。地球に送り込まれた魔神ブウである。
- 269 名前:哀・戦士 :04/04/15 22:13 ID:x6jqMHWE
- 「あなた方の星の最近の歴史を調べさせてもらいました。20年前、地球に落下しサイヤ人の
部隊に壊滅的打撃を与えた巨大隕石。それこそが魔神ブウの卵だったのです。そして・・・
ヤムチャさん、あなたは魔神・・。その卵から産まれた魔神ブウなのですっっ・・・!」
驚愕の事実判明。魔神ブウ、ヤムチャ。相まみえる関係の両者が実は同じ存在だった。
自分は、地球を滅ぼすために産まれてきた・・・。ヤムチャの頭は真っ白になる。
界王神がヤムチャの存在に気づき始めたのは1年ほど前の事だった。神様の元での修行によって
ヤムチャの戦闘力は大幅にアップする。そのことが、悪のエナジーをわずかながらに増幅させ
覚醒のきっかけとなったのだ。同時にヤムチャの体からわずかに漏れだしたエナジーは
界王神の元へと届き、新たなブウの存在を知らせることとなる。
ヤムチャがブウの化身だということがわかった界王神はヤムチャの出生を調べ始める。
「二十年前、隕石の状態で落下してきた魔神ブウの卵は落下の後、急速な収縮活動を行い
直径10メートルほどの球体へと変化しました。そしてまわりに高熱のフィールドを一時的に
形成しました。常人なら数分も耐えられない程の高熱です。
少したった後、卵の近くに長髪の青年と小さな猫のような動物がやってきました」
界王神は水晶玉のような物を取り出し、その当時の様子を映し出した。
写っているのは長髪の青年と小さな猫。その青年は、今のヤムチャとそっくりだった。
- 270 名前:哀・戦士 :04/04/15 22:17 ID:x6jqMHWE
- 青龍刀にパンツァーファスト。胴体に「樂」の文字の服。そんな所までそっくりだ。
青年達の話し声が聞こえる。
「お・・おいプーアル・・・。よ、予想以上に熱いな・・。俺たちなんでこんなことしてるんだ・・?」
「ヤ、ヤムチャ様が「流れ星は願い事をかなえるからな。きっと落下後にはお宝が眠っている!」
とか言うからこうして来てるんですよ。落下したのが隕石だって忘れてた〜ってさっき
言ってたじゃないですか・・。」
「そ・・・そうだったかなぁ・・・じゃあ引き返すか。プーアル、俺の腰ポケットから
ジェットモモンガのカプセルを出してくれ。ん・・・・?あれは・・・」
青年達の目の前にあった物体。それこそが魔神ブウの卵だった。そんなことは知らず
青年はやっぱりお宝あるじゃないか〜などと言って騒いでいる。しかし・・・。
「よし!プーアル。今からこいつを運ぶぞ。結構いい金になるかもしれんな・・・
その金でそうだな・・・。クラブにでも行って女の耐性をつくって・・・な・・ぐっグゴゴぉぉぉ」
青年の体に、突然ピンク色のアメーバのような物が張り付いた。魔神ブウの幼体である。
手短な生物に憑依し、生存する。青年の目、鼻、口からブウの幼体が体内に入り込んでいく。
一分もたたないうちに、青年は動かなくなり仰向けに倒れた。側にいた猫も一緒に取り込まれてしまう。
他の生物に憑依した魔神ブウは、その後その生物の形をしたまま退化を始める。
余計なエネルギーを使わずに、力を蓄えるためだ。青年はもちろん人間。赤子の姿にまで
退化する。このままいけば、20年後には人間の姿をした魔神ブウが殺戮を始める、
バビディのシナリオ通りの展開になるはずだった。
しかし、赤子状態の魔神ブウは隕石調査に来ていた亀仙人に発見されてしまう。
すでに退化した状態のブウには抵抗する力は無く、地球に置き去りにされた孫悟空と共に
その場から連れ去られることになった。以来約20年間。地球に送り込まれた魔神ブウは
亀仙人によって「ヤムチャ」という名を与えられ、元気に育っていくのだった。
「そういえば亀が言っていた・・・。「ヤムチャ」という名は俺が拾われた場所に落ちていた
パンツに書いてあった名前から取ったのだと・・・」
- 271 名前:哀・戦士 :04/04/15 22:23 ID:x6jqMHWE
- 俺の正体は地球を滅ぼす為に送り込まれた魔神ブウ。そして俺のこの体は、地球に20年前に
存在していた「ヤムチャ」という人物の物・・・。
「そう、あなたは地球にいた罪もない「ヤムチャ」という男の体を乗っ取り、生活してきたのです。
あなたが今こうして悪の心を持たずに生活していられるのは、おそらく育ての親である
亀仙人のおかげでしょう。彼に拾われたおかげで、あなたの悪のエナジーは次第に薄れていった・・
幼少の頃、鮫に頭を咬まれたようですね。その出来事が、悪を消し去る決定的な出来事だったようです」
しかし、悪のエナジーが薄れたからと言って、魔神ブウであることには変わりはなかった。
ヤムチャの体からわずかに発せられていた悪の波動が、地球にいる悪人達を刺激。
そして行動を起こさせることに一役買ったのだ。レッドリボン軍の侵略活動。
魔族の復活。これらの出来事はヤムチャによって引き起こされたと界王神は判断していた。
「本来なら、1年前あなたの存在に気づいた後すぐに抹消出来たはずでした。
しかし、あなたがこの地球をいずれやってくるであろうサイヤ人達から守る貴重な戦力で
あることは事実。私はひとまず様子を見ることにしました。しかし、事態は予断を許さない方向へ
展開していきました。私が封印した初代魔神ブウ。その存在が、バビディに知られてしまったのです」
父の数倍の魔力を持つバビディは、たった数ヶ月で初代魔神ブウを蘇生することに成功する。
その力を目の当たりにした界王神は、愕然とする。無駄死に覚悟で特攻することは出来る。
だが、自分は全宇宙の王。無責任なことはできない。せめて、自分の出来ることをせねば・・・。
そう考えた界王神は地球へと目を向ける。復活した初代魔神ブウが、太陽系方面に向けて
射出されたからだ。初代ブウの強烈な悪の波動を受けて、地球にいるブウ、つまりヤムチャが
本来の姿を急激に取り戻してしまうかもしれない。そう考えた界王神はヤムチャの抹消を決めるのだった。
- 272 名前:哀・戦士 :04/04/15 22:26 ID:x6jqMHWE
- 「ちなみに、サイヤ人達の母星である惑星ベジータが消滅したのは、魔神ブウの攻撃のせいでした。
私がなんとか封印した魔神ブウです。サイヤ人を支配していたフリーザは、その時魔神ブウの存在を
知ったようです。そして、あなたはフリーザによって本来の力を取り戻された。悪用のために・・・
今、覚醒したあなたはいつ悪の心を取り戻すかわからない状態だ。非常に危険です。抹消せねば・・・」
界王神の説明が終わる。
「さぁ、この話を聞いても、あなた方はこのヤムチャさんを野放しにしておけるというのですかっ!」
さぁ、答えなさい!」
界王神が声を荒げる。全宇宙の神としての責任をまっとうしようという、彼の気持ちはわかる。
だが、皆の思いはひとつだった。悟空が口を開く。
「ヤムチャはオラ達の仲間だ。正体がなんだっていいさっ!ヤムチャがまた悪い奴に
なっちまうってんなら、オラ達みんなでその初代ブウってのをやっつけてやろうぜっ!」
悟空の呼びかけに、クリリン、天津飯、餃子の3人がうなずく。
「馬鹿な・・・。いいでしょう・・。好きになさい。しかし、初代魔神ブウに対抗することは
自殺行為です。あなた方は、私より強いが初代ブウの力は次元を超えている。
しかも、通常の生物では初代ブウの体に触れた瞬間にその身を取り込まれてしまうでしょう。
初代ブウに対抗出来るのは、同じ肉体を持った者のみ・・・。私にも策がないのですよ・・・?」
- 273 名前:哀・戦士 :04/04/15 22:31 ID:x6jqMHWE
「その初代ブウってのが太陽系にやってくるのはいつ頃だ・・・・・?」
ヤムチャが界王神に問いかける。
「一週間・・・。そう、早くて一週間でしょう・・。地球はおしまいです。地球どころじゃない・・・
宇宙全体が・・・初代とあなたの2人のブウによって、めちゃめちゃに・・・」
「一週間か。ブルマの親父に宇宙船の製造を今すぐ頼んでギリギリ間に合うってとこかな・・」
にやりと微笑むヤムチャ。天津飯がヤムチャに話しかける。
「お、お前 まさか・・」
「あぁ、対抗する術がないなら俺が行くしかないだろう。同じ肉体を持った俺しか・・・」
同じ頃、フリーザは自分の宇宙船内部の兵を全て集め、地球人抹殺計画の全貌を伝えた。
ヤムチャを奪われた苛立ちは、地球人類全ての命を絶てば晴れるだろう。
「全て、あなた方が悪いのですよ。ついでにサイヤ人の血も絶っておくとしますか・・・」
そして、まったく同じ行動を起こそうとしている人物がいた。ドクターゲロである。
配下である2人の人造人間に、人類抹殺を命じる。ゲロの傍らには新たな人造人間が・・・。
「巨額を投じてあんたを復活させてやったんだ。それなりの仕事はしてもらうぞ・・・」
「ふん、腐っても世界一の殺し屋と言われた私だ。まかせておけ。その前に出来の悪い
馬鹿弟子2人を消す。私の気がすまんからな・・・」
地球の、そして宇宙全体の運命をかけた一戦が始まろうとしていた。
<つづく>
- 274 名前:Classical名無しさん :04/04/15 23:24 ID:03mHqMjw
- 乙彼です。
う〜ん、ヤムチャ一人で大丈夫なのか?他の敵との決着もどうなるか楽しみです。
しかしあと2,3話で終わるのか?w
- 275 名前:Classical名無しさん :04/04/16 00:30 ID:oR0H0AcE
- みなさん乙です。いつも楽しませていただいておりますw
今続きを投下しようと思ったけどベッドの中からのダイアルアップからじゃ
IDかわっちゃうからやめとこっと。
- 276 名前:Classical名無しさん :04/04/16 21:12 ID:vfhYIjuk
- >>261で書かれてた、哀戦士氏の合併への意見を聞きたいのだが。
とりあえず哀戦士氏、異聞録氏作品乙。
- 277 名前:276 :04/04/16 21:16 ID:vfhYIjuk
- 書き忘れ。
ちなみに俺は賛成派です。
いくらなんでも1スレ消費に4ヶ月以上かかるというのは廃れ過ぎ。
でも、やはり書き手さんの意見が最優先されると思うので。
古参職人の哀戦士氏の意見を読んでみたい。
- 278 名前:Classical名無しさん :04/04/16 21:27 ID:z2HmPkjo
- 合併せずとも、前スレで保留になった移転という手もありますが…。
- 279 名前:Classical名無しさん :04/04/16 23:28 ID:yPinUYjU
- その移転が難しいと前スレでほぼ結論が出たから
合併を話し合ってると思うんだけどw
しかし、毎度毎度こんな話題は辛いね。
しかも作品の感想より盛り上がるというのがまた哀しいw
- 280 名前:哀・戦士 :04/04/17 01:04 ID:e17IO9b.
- 合併について。
俺はヤムチャがドラゴンボールのキャラの中で一番好きでした。
しかし原作では残念ながら活躍は出来なかった。彼の活躍する話を
作ったり読んだり出来るということでこのスレに惹かれたわけですが・・・
合併もいいと思います。ただバキスレと合併してしまうと、
もう「ヤムチャ」を主人公にした新作は産まれてこないような気がします。
逆にあっちは「漫画総合SS」だからあんまりヤムチャヤムチャばっかじゃ
悪いし。まずはお互いのスレのテンプレにリンクを張るぐらいから始めたほうが
いいかと思いました。他にも誰か言ってましたけど。
お互いのスレにリンクが張られているわけだから新規ROMが来た時
両スレに利益が生まれると思います。兄弟スレみたいな感じでリンクを張っておくとか。
そうなってくると、次スレからは少年漫画板に移転してもいいかもしれませんね。
できれば。まず両者がもっと歩みよってみることが活性化につながる気がします。
合併うんぬんはその後考えても遅くないのでは・・・
いちおう書いてみました。
けどROMの皆さんや新しい作者の方の意見を尊重したほうがいいかと思いますよ。
- 281 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/17 11:43 ID:bMaL1Nxo
- >>247の続き
【カカロットとジース】
カカロット「弱いな、君は」
ジース「ひぃっひっっひっ!!」
ジースは涙を流しながら後ろに下がる。
カカロット「情けない。君は人類の雄じゃないのか?」
ジース「あ・・・ひっ!!」
カカロット「女々しい声をあげるな!!!!」
カカロットの怒声が響き渡る。
カカロット「今から君を調教してあげよう。ただし、私の調教は・・・死ぬよ?」
カカロットがその辺にあった小石を軽く投げた。
軽くとはいえ、彼が投げるのだからとんでもない破壊力を持つ。
ジースが頭を抱えてしゃがみこんだ。
小石は後ろにあった岩に深くめり込んだ。
ジース(何てパワー・・・ひぃっ!!)
カカロット「お、避けたな。それじゃ、次は連続で行くぞ♪」
カカロットがいつの間にか山ほど、小石を抱えていた。
ジース「あひっ!!」
カカロット「逃げたらあっという間に殺すよ♪もっと楽しもうじゃないか」
カカロットが石を次々に投げる。
ジースは先程、小石がめり込んだ岩の陰に隠れる。
カカロット「ハハッ♪いつまでもつかなぁ?」
- 282 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/17 11:48 ID:tIYmrPtk
- やがて岩に亀裂が入り、岩はガラガラと崩れ去った。
カカロット「ほらね。さ、どうする?石投げも飽きちゃったし・・・次はかくれんぼなんてどうかな?」
ジースはもう従うしか道は残されていない。
当然、頷いた。
カカロット「それじゃ・・・100数えるからその間に好きな所に隠れているといい。見つけ次第、君を殺す。いいね?」
カカロットが目を閉じる。
カカロット「いーち、にーっ」
ジースは超スピードでその場から逃げ出す。
研究所の周りには隠れるのに最適な森林がある。
そこを利用してやり過ごすしかない。
ジースは森林地帯へと走る。
- 283 名前:Classical名無しさん :04/04/18 02:04 ID:QghzRII.
- >LUBU
乙です〜〜〜〜〜。
- 284 名前:ヤムチャの一日 :04/04/18 09:01 ID:6Yws859Q
- 前回>>202-205
PM8:47 メールチェックしてみる。武天老師様からメールが来ていた。亀の誕生日の件_| ̄|○
「 [緊急] 緊急事態発生じゃ! [緊急] 」 わざわざ漏れにはメールでよこしてくれたのか。
悟空邸と同じように電話でよこしてきてくれたほうがよかったのかよくなかったのか。
俺めったにメールチェックしないんだよね。(´・ω・`)ショボーン
PM8:50 しばしクリリンとチャットで雑談。しかしクリリンはキーボードでの入力が非常に遅い。ムラムラ
PM9:32 チャットお開き。ふと時計を見てみると日曜洋画劇場がもう始まっているではないか。
TVをつけると同時に実況板にアクセス。あとはひたすらキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! キタ━━(ry
PM11:24 映画終了。2chに逝って、私のニュース板に立ててきたスレを見に逝く。
すると何故か>>1でスレッドストッパーがかかっていた_| ̄|○2ゲットクライシテクレヨ
PM11:30 なんか玄関のチャイムがなったので出ていく。こんな時間に誰だろう。
PM11:31 なんか知らんけどピンポンダッシュだったもよう。ったく誰だYO?
さあてヤムゲーのバグを修正しよう。フリーザの動きが…と思いパソコムの前に座ると、キーボードにウン×が!
PM11:40 キーボードを丸洗い。したけどキーが1つとれて戻らなくなったので捨てることにする。バグ潰し不可能。
…と思っていたらなんとキッチンでプーアルが気を失っている。
- 285 名前:Classical名無しさん :04/04/18 09:08 ID:6Yws859Q
- LUBUさん乙です。
ちなみに合併の件ですが、漏れはあくまでもここはヤムチャスレだし、他のと
合併するとあんまり気軽にヤムチャの話を書けなくなりそうなので反対かも。
でもこのままだと連載なくなって自然消滅かもしれんし…という面では賛成かも。
っていうことでかなり心が揺らぐ心境w
- 286 名前:Classical名無しさん :04/04/18 18:10 ID:bRhhM14c
- もういっそスレ消滅でもいいかもね。パート20あたりで切り良くジエンド。
- 287 名前:Classical名無しさん :04/04/18 21:10 ID:.2fKfu9Y
- 何でクリリンにムラムラしてんだw
- 288 名前:Classical名無しさん :04/04/18 22:57 ID:6X4DmG5o
- スレタイはお互いのいいところを取って、
たまにはバキが活躍する話を考えようぜにするのはどうだろう
- 289 名前:Classical名無しさん :04/04/18 23:06 ID:6Yws859Q
- >>287
なんででしょうねw
さくーしゃの漏れもなんとなく書いちゃっただけだったりするという罠。
- 290 名前:ヤムチャの一日 :04/04/18 23:17 ID:6Yws859Q
- 前回>>284
-------------------------
PM11:45 っていうか犯人は誰だ…プーアルにこんな大きいのが出せる訳がなかろう。こんなところにするようなヤシじゃないし
PM11:48 風が…。すきま風か?んなバカな…よく見てみるとベランダの窓が開いている!
そこには「御前のハードディスクはいただいた。でもキーボードの上にうん●を置いたのはワシじゃないぞ。K」という手紙。Kって?
PM11:56 プーアルを起こして不審な奴は来なかったかと聞いてみたが犯人の顔を見る前にやられてしまったらしい。
Kってのが誰かわかればいいのだが…誰だ誰だ誰だーヽ(`Д´)ノ ジタバタジタバタ
と、暴れていると今度こそ下の界の住人にスーパーどどん波を食らわされてしまうかもしれないのでやめた。
AM0:17 いろいろ考えた挙げ句、Kといえばクリリンか亀か亀仙人(武天老師様)の3人の中に犯人がいると推測。
AM0:25 何故そいつはキーボードの上にヽ( ・∀・)ノ ウ●コーを置いたのか。そして何故オレのハードディスクを持って行ったのか。
しかしそいつはヽ( ・∀・)ノ ウ●コーのことは関係ないといっている。
この時点でオレがドアのところに逝ってから戻ってくるまでの短時間では亀には犯行は不可能と分かったので除外。
AM0:37 一体オレのハードディスクを持って行ってどうするのか考えてみた。何が入ってたっけな…●●画像とヤムゲーか。
とすると亀仙人である可能性が高い…。クリリンもそっち方面のブツに興味があるみたいだし…うわあああわかんねー!
- 291 名前:ヤムチャの一日 :04/04/18 23:18 ID:6Yws859Q
- AM0:41 もう一度手紙を読み直すとワシという表現。じじいか。…ということは亀仙人!犯人はお前だ!
気がつくとオレは亀仙人の家へジェットモモンガを飛ばしていた。
AM1:10 カメハウスに到着。武天老師様と何故かニダーが酒を飲んで酔いつぶれていた。亀は普通に寝ている。
おかしい…。こんな状態では盗みに入れるとは思えん。どういうことだ。他に犯人が…。
AM1:30 と、部屋を見回していたヤムチャの目に飛び込んできたのは仙豆。そうだ!Kというのがもう一人!
AM2:50 眠い。眠い。めちゃくちゃ眠い。眠気と戦いながらオレはカリン塔を登っていた。もうすぐ頂上。
AM3:20 壷のある部屋に到着。上の方からカチカチというクリック音が聞こえるので階段のほうへ。
慎重に上の階へと一歩ずつ歩を進めて行く。そこにはカリン様とパソコン。
カリン様の真後ろに移動したが何かに夢中になっていて気づかないようだ。画面を覗くと…
オレの思った通りだ。犯人はカリン様だったらしい。
ヤムチャ「ふぅ…やっぱりカリン様でしたか。」
カリン様「なっ、、、なんでバレたのじゃ?!」
ヤムチャ「なんでもいいけどハードディスク返してくださいよ。通報しますよ?」
カリン様「そ、それだけはヤメレ!! すぐ返すからぁ!!」
- 292 名前:ヤムチャの一日 :04/04/18 23:20 ID:6Yws859Q
- なんか知らんけどカリン様にもそういう趣味があったらしい。
カリン様は自分のハードディスクに全てコピーしていたらしい。そのファイルはageるからとっとと返せと。
………数分後、ヤジロベーに気づかれることもなくハードディスクは返してもらった。
手紙のウ●コについて問いつめてみたら漏れがクリリンにタイピングモナーやってみたらどうだ?wと逝ったので
やってみたら(・∀・)カエレ!!が出たのでキレてどういう訳かオレのキーボードにウ●コを置いたらしい。と話してくれた。
…まあその話は聞かなかったことにしよう。眠いし。
AM4:00 家に到着。ハードディスクを接続してシステムが起動することを確認してから電源を落とし、そのままベッドイン。
■ヤムチャの一日 終了■ …かな?
- 293 名前:Classical名無しさん :04/04/19 15:54 ID:0DxC6zYg
- ヤムチャにとってはながーいながい一日でしたな。
結局ウ●コのとこがあいまいだけどw
乙です。
- 294 名前:ヤムロット伝2 :04/04/19 16:04 ID:0DxC6zYg
- 第二十七話「ヤムチャ伝」前回のおはなし>122-125
命が絶えてもおかしくない程の深刻なダメージ。しかしヤムチャは立ちあがった。
「うっとうしいぞゴミ虫が!!」フリーザがシッポで顔面を叩きつける。
ヤムチャは再び血ヘドをぶちまけて倒れた。
返り血を浴びたフリーザがクリリンたちの方へ振りかえる。
「さあ次はどいつが死ぬんだ?ん、貴様は・・・人造人間か?」
気を感じる能力を身につけたフリーザは18号の気がないことに気づけたのだ。
「だ、だったら何だ!」おびえる18号。
18号の後ろに隠れていたサタンは恐怖のあまりあとずさった。
その時、何かにつまづいてころんでしまう。
「なんだこれは・・・ひっ・・・ひぃい!!」
それはさっき木っ端微塵にされたチャパ王の頭部だった。運良く頭部だけ残ったのだ。
その頭はサタンに語りかけた。
「頼む・・・ワシをヤムチャの側まで持って行ってくれ!ヤムチャと話がしたい・・・」
「え・・・むっ無理だ!怖い!!」
「お前も少しは役に立ちたいだろ?スーパーチャンピオンらしいから・・・何なら近くに投げるのでもいいぞ」
「・・・わ、わかった・・・!」
サタンはその頭を勢いよくぶん投げた。数回バウンドして転がるチャパ王。
「怒りのままに自分を解放しろ・・・!話し合いなど通用しない相手もいるんだ・・・。
ワシの大好きだった動物たちを守ってくれ・・・・・・」
川に落ちたチャパ王は魚に食われながらそうつぶやいた。
フリーザと18号が会話している間、ヤムチャは死の淵にいた。
- 295 名前:ヤムロット伝2 :04/04/19 16:04 ID:0DxC6zYg
- いままでのいろいろな出来事が走馬灯のようにかけめぐる。
悟空と合体して魔人ブウを倒したこと、悟空一家と修行してきた日々、
見えない重りを装備したこと、そして・・・パンが目の前で爆破されたこと!
(何もできないまま死んだら・・・何のために修行してたかわからねえぜ!!)
ヤムチャの目がパッと開いた。そしてヨロヨロと立ち上がる。
「・・・1発や2発食らったくらいでオネンネしてられねーよなぁ!!」構えをとるヤムチャ。
「バカな・・・!」驚くフリーザ。
ヤムチャの狙いはただひとつ。カウンターを食らわすことであった。
自分の力だけではダメージを与えられない。だがカウンターなら相手の力を利用できる。
だからフリーザが懐に飛び込んでくる瞬間を凄まじいほどの集中力で見計らった。
「なかなかしぶといじゃないか!」フリーザはヤムチャの方へ飛び込まずに指から光線を放つ。
(しまった!!)ヤムチャがそう思った時にはもうヤムチャの左腕は吹き飛んでいた。
鮮血が宙を舞う。痛みでヤムチャは再び倒れこんだ。
「まあコイツはほっといても死ぬだろう・・・それより18号、さっきの話の続きだ」
どうやらフリーザは18号を仲間にしようとしているらしい。
「だ、誰がアンタなんかの仲間になるもんか!!」構える18号。
「同じ人造人間じゃないか・・・まあどうしても嫌というのなら仕方ないけどね・・・!」
フリーザがエネルギー波をためだした。
しかし18号の視線はフリーザの後ろにそそがれていた。
18号だけではない。クリリンや悟天など、全員がフリーザの後ろを見ていた。
- 296 名前:ヤムロット伝2 :04/04/19 16:05 ID:0DxC6zYg
- 「どうした・・・後ろにいったい何が・・・」
振り返るフリーザ。そこには片腕のヤムチャが立っていた。出血も止まっていた。
「そう何度も立ち上がられるとホントにカチンとくるね・・・」うんざりするフリーザ。
一方のヤムチャは静かに笑っていた。
「ありがとよフリーザ・・・痛みのショックで思い出せたぜ重りを解く合言葉を」
「合言葉?何を言ってるんだい」
ヤムチャが呼吸を整え気を開放する。
「合言葉はオレの名前・・・"ヤムチャ"だぁーーーーーーーー!!!!!!」
ヤムチャの叫びとともに辺りに爆風が巻き起こる。
その場にいたヤムチャとフリーザ以外の人間は十メートルほど吹き飛ばされてしまった。
――――そう、合言葉はヤムチャ。
特に意味もなく適当につけた合言葉。しかし月日を重ねるごとに思った。
自信を持って自分の名前を呼べるほどの男になった時、この重りをはずすのだと。
(これ以上仲間を死なせてたまるか!オレは強い!オレは強い!!オレは強い!!!)
ヤムチャから今までとケタ違いの気があふれ出している。ダメージもどこかに消えていった。
「まずいのォ。あいつわしより強くね?」チャパ王はピラニアを見てそうつぶやいた。
ヤムチャの急激なパワーアップに驚くフリーザだが、すぐに冷静になる。
- 297 名前:ヤムロット伝2 :04/04/19 16:05 ID:0DxC6zYg
- 「ずいぶん強くなったみたいだけど、それじゃまだまだ・・・」
「界王拳10倍!!」
ヤムチャの体から大量のオーラが吹き出る。
「す、すげえ。あれがヤムチャさんか・・・!」クリリンが驚嘆の声をもらした。
一方ヤムチャは界王拳の負担の軽さに驚いていた。
(10倍でもこんなもんか。まだまだ余裕だぜ)
調子にのったヤムチャは20倍まで界王拳をひきあげた。オーラが辺りに舞う。
(あれ?20倍ってこんなもん?めちゃ楽っ・・・!)
みんながヤムチャに注目していた。フリーザも少しあせっている。
ヤムチャは精神を集中させ、一気に気を爆発させた。
「界王拳50倍だぁーーー!!!」
武舞台の石版が全部粉々になり、審判のサングラスが割れ、大地が揺れた。
珍しく冷や汗をかいているフリーザ。
「ち・・・地球人にしてはすやるじゃないか。だが片腕しかない貴様に何ができる?」
フリーザが言い終わる前に、狼牙風々拳の構えをとるヤムチャ。
「片腕の方が強い技もあるんだぜ!いくぞフリーザーーー!!」
(続く)
- 298 名前:Classical名無しさん :04/04/21 00:05 ID:6X4DmG5o
- ヤムロット乙
それにしても何故チャパ王が16号のポジションに
- 299 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 01:15 ID:EtQAEO7U
- 〜プロローグ〜
ドゥゥゥオン…!
何度も何度も激しく起こる爆発音。その度に巻き起こる砂塵の中に見えるのは
2つの人影。常人には理解しがたいこの光景は、どうやらこの二人の戦いに
よって引き起こされているらしい。だが、よく見ると「戦っている」のは一人
だけで、もう一人…小柄なシルエットはただ一方的に攻撃を受けている。
ゆらり、とその小柄が動く。度重なる攻撃にダメージを受け、崩れ落ちるように
腰が落ちていく。ついにこの戦いに決着が着いたのか。
その刹那、まさに神速とも言える速度で、小柄がもう一人の戦士との距離を
ゼロにした。腰を落としたのはダメージによるものではなく、ダッシュの
溜めだったのだ。
詰め寄られた戦士は、一瞬何が起きたのか判らず、呆然としている。
「もういいだろう? いくらやってもお前はわたしに勝てない」
小柄が声を掛ける。戦いの中にあるとは思えない、静かな、そして冷たい声。
「な…っ…ふざけるな…−ッ!!」
我に帰った戦士が叫ぶ。そして渾身のパンチを眼前に繰り出そうとした瞬間、
ひときわ大きな閃光が走り、戦士はボロクズのように吹き飛ばされた。
- 300 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 01:16 ID:EtQAEO7U
- 戦いは終わった。それと共に砂塵も収まり、二人の姿もあらわになっていく。
もはや動く事も満足に出来なくなった戦士に小柄が近づく。
「ぐ…く…そうぅ…俺が…この戦闘民族サイヤ人の俺様が……貴様ごとき
小娘に…っ」
「そう、こんな小娘にも負けるのがお前たちサイヤ人だ。宇宙一の強戦士族が
聞いてあきれる…ふふっ」
小柄なシルエットの持ち主は、まだ幼さを感じさせる少女だった。対する戦士は
いかにも歴戦の兵といった風貌で、先ほどの戦いの結果がこれとは、にわかには
信じがたい光景である。
「…お前がサイヤ人最後の生き残りだな。これで宇宙からサイヤ人は残らず消える」
冷たい笑みを浮かべながら、先ほどと同じ閃光が手から溢れ出す。
「くっくっ…くっ…残念だったな…俺は最後のサイヤ人じゃねぇ…。地球という
星にも…いるんだよ…」
「な…んだと…」
予想外の戦士の言葉に、今度は少女が呆然とする番だった。
「…くく…しかもうわさじゃ…そいつは伝説の超サイヤ人だ…そうだ…」
「………」
「行け!地球に行くがいい! そして犯され殺されるがいい!いくら貴様が…」
ドオォォォンン…ッ!
戦士の言葉は最後まで語られる事無く、再び巻き起こった轟音と砂塵にかき消されて
いった。
「地球か……」
- 301 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 01:22 ID:EtQAEO7U
- 第一話
キィィィィン…!
真っ赤な隕石にも見えるそれが地球の大気を引き裂いていく。なるべく人気の少ないところを
選ぶように微調整しながら落ちていく。
ドォォン!!!!
「着陸」とは言えないような乱暴な到着だ。真新しいクレーターの中から少女が姿を現す。
「…ここが地球か…」
最後のサイヤ人と思って追い詰めた戦士の最後の言葉からたどり着いた、銀河の外れの辺境の
惑星。しかしどうにも違和感がぬぐえない。
「おかしい…本当にここにいるのだろうか…。あまりにもこの星はきれい過ぎる…」
サイヤ人は破壊と殺戮を好む戦闘民族だ。当然、送り込まれた星は徹底的に蹂躙され、街も自然も
破壊し尽くされる。伝説の超サイヤ人などという話は信じていないが、それにしてもサイヤ人が
いる星とは思えない。
- 302 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 01:23 ID:EtQAEO7U
「…わたしが来る前に、この星の住人が駆逐したのだろうか? とりあえず調べてみるか…」
そう言って耳に掛けてある機械に指を伸ばす。フリーザ軍のものとは少し形が違うが、どうやら
スカウターらしい。
「目立った戦闘力の持ち主はいない…サイヤ人に対抗できそうなレベルでは到底ない…」
しかし次の瞬間、けたたましい警報音がスカウターから発せられる。
「…!! 戦闘力38000!? バカな…!!…」
少女が驚くのも無理は無い。こんな戦闘力は通常のサイヤ人のレベルからはあり得ない数値
だからだ。いや、宇宙全体からしても、30000を超える戦闘力の持ち主はそうはいない。
「そんな…まさか本当に超サイヤ人なのか………」
少女の顔が色を失っていく。宇宙中に散らばったはぐれサイヤ人をことごとく倒してきた、この
少女の戦闘力でさえ3万を少し超える程度なのだ。おおよその目安として、戦闘力が3割違えば
まず勝てないレベルで、2割違ってもほとんど勝ち目は無い。つまり、今スカウターが捉えている
相手に、少女はほとんどの確率で勝てない。先日の戦士は3000ほどで、サイヤ人としては平均クラス
だったが、今回の相手は明らかに異常なパワーである。
「…でも…行かなきゃ…」
サイヤ人たちの蛮行は何度も見てきた。負ければどうなるのか…振り払えない光景が脳裏を幾度も
かすめるが、少女はそれでも立ち上がった。
「これが最後の戦い…母さん…わたしを……守って…」
- 303 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 01:26 ID:EtQAEO7U
- 第2話
「この辺りのはず…」
スカウターの捉えたポイントに近づくにつれ高まる恐怖を押し殺し、警戒しながら接近する。
ありがたい事に見渡す限りの荒野だ。これならばこの星の住人に掛ける迷惑も、最低限ですむ。
数秒後、目視距離にまで達した事をスカウターが知らせる。地上を見ると一人の男が何やら
動いていた。少女には判らなかったが、いわゆる独闘の最中らしい。
どうやらスカウターは装備していないようだ。もしあるのなら、とっくに少女の接近に気が
ついているはず。気付かれないように、そっと少女も地上に降りる。
「はいはいはい〜〜〜っ!!はいッ!!はいッ!!!」
荒野に男の掛け声がこだましていた。上空からでは判らなかったが、間近で見るその動きは
確かにすさまじいものがあった。少女の身体がぶるっと震える。
「戦闘力38142……間違い無い。この星の平均値を大きく超える戦闘力とサイヤ人の特徴の黒髪、
…尻尾が見当たらないが…服に隠しているのか…?」
すこし違和感はあるが、ほぼサイヤ人に間違い無いと判断する。あとはどう戦うかだ。
- 304 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 01:28 ID:EtQAEO7U
- しばらく考えた後、やはり奇襲しかないと少女は思った。真正面から仕掛けても、これだけレベルが
違えば勝負にはならない。スカウターも装備していないなら目くらましも有効だろう。
「…よし…行こう…!」
意を決し、大きく息を吸い込む。そして、持てる戦闘力の全てを解放する。
「はぁぁぁぁぁっ!!!!!」
次の瞬間、少女を中心に半径500Mが蒸発した…!
エネルギーを放出しながらスカウターで敵の動向を探る。どうやら動かずに耐えているようだ。
いくらレベルが上の相手でも、この攻撃をまともに食らってはしばらくは動けないはず。そう
読んだ少女は次の行動に移る。
「はッ!!はッ!」
不意打ちの次は舞台作りだ。相手に接近しながらエネルギー弾で地面を撃ち、砂塵を巻き上げる。
スカウターを持たない相手は、これで目視で戦う事も出来なくなる。強大なパワーも、めくら撃ち
ではさほど怖くは無い。
50Mまで近づくと、ようやく相手が動いた。何が起きたのか理解できず、しきりに周りをきょろ
きょろしている。残念ながらダメージはほとんど無いようだ。
「さすが…でもこれで…!!」
そう言いながら両手に力を込める。距離は10Mほど。必殺技の有効射程に入り、それを放とうと
した瞬間、少女は信じられないものを見た。
- 305 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 01:34 ID:EtQAEO7U
- 第3話
それは白い、ボールのようなエネルギーの塊だった。それが視界ゼロの中、少女の顔面すれすれに
砂塵を切り裂いて飛んでいったのだ。
「今のは警告だ。誰だか知らないが、死にたくないなら今の内に帰るんだな」
「な……」
少女は一瞬パニックに陥ってしまった。スカウターも無しに居場所を当てられ、しかもサイヤ人が
敵を見逃すと言う、あまりにあり得ない状況に。
「ふ…ふざけるなーーーーっ! お前を殺すまで帰れるものか−−ッ!」
もはや作戦の事など、少女の頭からは消し飛んでしまった。叫びながら声の方向へ突撃する。
「…やれやれ…そんな恨みを買うような事は記憶にないんだが…」
声の主はそうつぶやきながら、少女の突撃を難なくかわす。しかしかわされた少女も、着地を狙った
男の攻撃を読み、タイミングをずらす。
お互いを視認する事も出来ない朦々たる砂塵の中、激しい戦いが続く。
「はぁはぁ…くそ…なんて強さだ…」
戦いは明らかに少女が劣勢だった。スカウターよりも正確に相手の位置を知りえる相手に、めくらまし
の砂塵はむしろ少女にとってマイナスになっていた。しかも元々少女の方が戦闘力は低い。疲労と
絶望に押し潰されそうになる少女を、気力だけが支えていた。
- 306 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 01:36 ID:EtQAEO7U
- 「…お前、宇宙人か? 地球を征服に来たってんなら諦めた方がいい。その程度の腕じゃな…」
「何を抜けぬけと…それはお前の方だろうが! 貴様らサイヤ人を根絶やしにするまで…わたしは
死ねないんだ!」
「…は? サイヤ人? お前…何か勘違いしてないか? 俺は地球人だぞ…」
男がぽかんとした表情を浮かべる。しかし少女は取り合わない。
「見え透いたウソを…。この星の人間がそこまでの戦闘力を持てるものかっ!」
「そりゃあ、俺も結構修行したから…」
どうやらこの戦いが誤解によるものと気がついた男は、少女にやめるように説得を始めた。だが
冷静さを著しく欠いている少女には、その言葉は一向に届かない。
「貴様の口車には付き合えない…これが最後だ…」
少女の手から再び閃光が溢れ出す。全身のエネルギーを集中させ、かつてない輝きを見せるそれを
見て、男も息を呑む。
「覚悟はいいか…いかに貴様でも、これを食らえばタダでは済まん。もちろん、これを放てばわたしも
無事では済まないがな…」
その言葉どおり、少女の腕は集中し過ぎたエネルギーに耐え切れない様子だ。見る見るうちに皮膚が裂け
いくつもの血管から血が噴きだす。恐らくそのエネルギーを解放した瞬間、彼女の腕は千切れ飛ぶだろう。
「食らえ!! ファイナル・グランスピアード!!」
- 307 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 01:51 ID:EtQAEO7U
- えーと、お目汚しでしょうが、3話までUPさせていただきますた。
ヤムスレはマロンの頃からROMっていて、そのうちに自分も発表したいと
思っていたんですが、やっとある程度まとめて書けたので、勢いのある
うちにUPさせていただきました。もっとも、勢いだけで文章レベルは
極めて低いんですが(汗
しかも見てお分かりのように、正直ヤムチャが主人公ではないのですが、
話には大きく関わってきますので、その辺はなにとぞご容赦を。あと、
オタク臭いのもすいません。いっぱい叩いてください(泣)。
それでは順次Upしたいと思いますので、よろしくお付き合い頂ければ
幸いです。
- 308 名前:Classical名無しさん :04/04/22 02:44 ID:GbZrCysU
- いや、面白いですよ。
ぜひ勢いのあるうちに、完結まで突っ走ってください。
小娘はオリジナルですか?
- 309 名前:Classical名無しさん :04/04/22 15:04 ID:Q0gU7pzU
- >>Saiyaern Killer
(・∀・)イイ!!
なかなか面白いっす。是非がんがって書いてください。
- 310 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/22 19:28 ID:lPNAbln6
- しばらくしてネイルが部屋に入ってきて「地球の方々。最長老様があなた方に
お会いになりたいそうです。」と言った。
悟空たちは洞窟を出て最長老のところへ向かった。
最長老の家は山の頂上にあった。
悟空たちは家の2階に通された。そこいたのは4,5メートルの
巨体を誇る最長老の姿だった。
最長老は穏やかに話し出した。
「あなたたちがわがナメック星に侵略してきた者を倒した戦士ですね。
はじめまして私がこの星の最長老です。
あなたたちの仲間に亡くなられた方が2人おりましたな。
フリーザを倒した後その方達を生き返らせてあげましょう。
ですが、フリーザはかなり強力な力を持っています。
数年前にここにたどり着いた難民船の人たちから話を聞いたのですが
フリーザは自分自身の強力な力に加え、
彼直属の5人からなる精鋭部隊がいるそうです。
フリーザを倒すには彼らをも倒さなければなりません。」
------------------------------------------------------------------
>>Saiyaern Killer
なかなか面白いです。がんばって下さい。
- 311 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/22 19:28 ID:lPNAbln6
- 「フリーザって奴に加えてその部下5人か…きついな…」とヤムチャがつぶやいた。
「そこであなた方の隠された力を引き出して差し上げましょう。」と最長老は言った。
「ほ、本当ですか?冗談ですよね?」
「冗談なものですか、さあ、頭を出してください。」
ヤムチャは頭を最長老の方向に差し出した。
最長老はヤムチャの頭にそっと手を置いた。
次の瞬間、ヤムチャは体から強力な気が湧き出すような感覚がした。
「はい、結構ですよ」
「す、すごい!体からすげぇ気が湧き出してきやがる!あ、ありがとうございます!
で、でもこれをやるとあなたの寿命が縮んでしまうんじゃ…」
「大丈夫ですよ。これは寿命には影響しません。安心なさい。」
続いてクリリンピッコロもやってもらった。
最後に悟空がやってもらおうとしたとき最長老が言った。
「…?失礼ですがあなたの力をこれ以上引き出すことは出来ません。
昔何らかの方法で隠された力を引き出してもらったことがおありですか?」
- 312 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/22 19:38 ID:lPNAbln6
- 「えっと…あ!そうか!オラ昔ピッコロ大魔王を倒すためにカリン様のところ行って
超神水とか言う水を飲んだことがあった!」
「そうだったのですか…すみません。あなたの力を引き出すことが出来なくて」
その時一行はナメック星に強力な気をまとった者がナメック星に
やってきたのを感じた。
「き、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「な、なんて馬鹿でかい気なんだ… (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
一行はやってきた気の大きさに驚きながらもすぐに気を取り直した。
「ここにいたら最長老様の居場所がばれてしまう。
ここから離れてフリーザを迎え撃とう」とヤムチャが言った。
一行は最長老の家を出て全力でその場を離れた。
現在の戦闘力
悟空9万(界王拳10倍で90万) ピッコロ85000
ヤムチャ 42000 クリリン 43000
フリーザ 530000 リクーム 47000 ジース 45000
バータ 42000 グルド 4200 ギニュー 80000(最大120000)
- 313 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 22:39 ID:MsuuAFTg
- >>308-309
ありがとうございます。小娘はオリジナルでございます。オリキャラは
賛否両論なんでしょうけど、実は結構前から暖めていたストーリーでして…。
何とか終わらせられるようにがんがります。しかし、思った以上に長く
なりそうな感じ…。途中で飽きられない&自分も飽きないようにしたいと
思います。
>>310
異聞録、いつも楽しみにさせて頂いてます。お声を掛けていただけるとは
思わなかったので超嬉しいです♪これからもよろしくお願いします。
- 314 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 22:41 ID:MsuuAFTg
- 第4話
そう叫ぶと少女は腕を高々と振り上げる。そしてとてつもないエネルギーが放たれ……なかった。
ぐらり、と少女の身体が揺れる。
「な…ど…どこか…ら…?」
攻撃を受けたのだろう。技の瞬間に後頭部に強い衝撃を受けた。しかし判るのはそれだけ。何による
どんな攻撃なのか、考えるまもなく、少女の意識は闇に沈んでいった。
「危ない危ない…さっきの操気弾をキープしておいて助かったぜ。…しかし…何者だ?って、女の子
かよ!!」
…夢を見ていた。遠い遠い記憶の夢。
幼い自分を連れ、街から街を、星から星を渡る母親。何かから逃れようとしていたのか、いつも怯えて
いた母親。そして…。
「っ!!」
- 315 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 22:42 ID:MsuuAFTg
- 「ん、気がついたか?」
目が覚めると、そこは先ほどの荒野の洞窟だった。そしてさっきまで死闘を繰り広げた男もいる。
慌てて飛び起きると、さっきの謎の攻撃のダメージが抜けきらないのか、ずきずきと後頭部が痛む。
「無理しない方がいいぞ。一応加減はしたけど直撃だったからな」
「貴様…どう言うつもりだ…」
ふと腕を見ると、どうやら手当てしてくれたらしい。包帯が巻かれてある。戦闘服が脱がされている
のはそこだけで、他に何かされた形跡は無かった。
「…どう言うつもりか聞きたいのはこっちだぜ。いきなり襲い掛かってきて、人の話も聞かずに
自滅覚悟の攻撃までしようとしやがって」
…段々と記憶が蘇る。確かこの男は自分はサイヤ人ではないと言っていた。痛む頭をさすりながら
先ほどの会話を思い出す。
「お前…本当にサイヤ人じゃないのか…?」
「だから何度も言っただろ。俺は地球生まれの地球育ち、生粋の地球人さ」
確かにこの男はサイヤ人にしては不自然すぎる。戦いを止めようとした事、戦った相手を介抱する
サイヤ人など聞いた事もない。少女はようやく自分がとんでもない勘違いをしていた事に気がついた。
「あの…その…す…すまなかった…」
- 316 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 22:44 ID:MsuuAFTg
- 第5話
照れたような、苦虫を噛み潰したような表情で謝罪の言葉を口にする少女。
「まぁいいけど。とりあえずメシでも食うか?」
必死の思いで絞り出した謝罪を軽く流され、微妙にショックを受けた少女だったが、言われて確かに
空腹である事に気がついた。
「いや、いい。自分の分は自分で用意してある」
そう言って、小さなブロックのようなものを取り出す。
「…それがメシ? 女の子は小食だっていうけど、それは小さすぎるんじゃないか?」
得体の知れないモノがぐつぐつ煮込まれて、あやしい匂いを放つ鍋をかき混ぜながら男がつぶやく。
「…問題無い。1日2回食べれば、必要なエネルギーは全て得られる」
ふと見ると、ブロックをかじる自分を男が見つめている。と言うか、ブロックを見つめている。
「な…なんだ」
「…それ、俺にもくれない?」
「何を言ってる…。お前にはその食料があるだろう」
「けち臭い事いうなよ。命の恩人に向かって」
「む……」
仕方がないと諦めたのか、もう一つブロックを取り出す。
- 317 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 22:45 ID:MsuuAFTg
- 「いいか、わたしもそんなに多くは持って来ていないんだ。だから一つだけだ。そもそもこれは…」
「能書きはいいって。宇宙食ってどんなのか味見したいだけだから」
「…………」
あきれたように少女はブロックを投げてよこす。全く意に介していないのか、男は興味深そうに匂いを
かいだり、つついたりしている。そして…丸ごと口に放り込んだ。
「まず〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」
洞窟内に男の絶叫が響き渡る。目を白黒させ、口は魚のようにぱくぱくしている。その様子に少女が目を
丸くする。
「まずー? あぁ、確かに味は良くないな。これでもマシな方だが」
ようやく落ち着いたのか、男ははぁはぁと荒い息をしながら鍋に向かい、器に中身をよそい始めた。
- 318 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 22:47 ID:MsuuAFTg
- 第6話
器を両手に持って男が戻ってきた。そして一つを少女に差し出す。
「…食えよ」
半分ほど食べ終えたブロックを握りながら、ぽかんとする少女に器を押し付ける。親指が少し
漬かっているが、熱くないのだろうか。
「…必要無いと言った筈だが。それに他人からの食料は信用できない」
「いいから食えってんだ!! ガタガタ言うともう一回気絶させて、その間に口に突っ込むぞ!!」
「………」
とっさに懐にある解毒剤を確認する。どんな毒物も瞬時に無効化する、惑星戦士の必須アイテムだ。
この男が何を考えているかは判らないが、仮に毒を盛ろうとしていても、これさえあれば心配ない。
しかし、実力で勝るこの男が、そんな姑息な手段を使うとも思えないし、する意味も無い。少女の
頭に?マークが満ちていく。
しばらく考え、少女は器を受け取った。とりあえず匂いをかぐ。毒物の類いは感じられない。
男はその少女をじっと見つめている。口には出さないものの、早く食べろと訴えているようだ。
「……」
- 319 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 22:48 ID:MsuuAFTg
- 意を決してスプーンを口に運ぶ。その次の瞬間……少女の身体が揺れた。
「…………ッ…!?」
今までに経験した事の無い、恐ろしいほどの甘美な感覚だった。舌の先から身体がとろけるような、
圧倒的な快感……一瞬意識が無くなったような錯覚さえ覚えるほどの。
弛緩し、倒れそうになる身体をすんでのところで制御し、意識を集中して状況を分析する。だが答えは
出てこない。
「どうだ? 結構イケるだろ? 俺も荒野暮らしが長かったから、料理にはちょいと自身があるんだ」
ぐらぐらと揺れる少女を見ながら、満足そうに男が笑いながら話し掛ける。
「…いけ…る……?」
「美味いだろって事さ」
自分を支配している、生まれて初めての感覚の正体。
「これが…美味い…おいしい……」
- 320 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 22:50 ID:MsuuAFTg
- 第7話
結局、その後少女はおかわりを繰り返し、その小さい身体のどこに入ったのか、鍋をからっぽにして
しまった。
「いくらなんでも食べ過ぎじゃないのか…」
あきれたように男が言う。
「…確かにそうだ…お前の分の事をすっかり失念してしまった…すまない」
少女も少々バツが悪そうに、うつむきながら答える。そしておずおずとブロックを差し出す。
「あの…これで良ければ食べてくれ…」
先ほどまで少女がかじっていたブロックを差し出されるが、男は顔を真っ赤にして受け取らない。
「ばっ…! そんなマズイ食いかけなんて要るか!」
確かに先ほどの鍋に比べれば、このブロックは餌以下だろう。さっきの味を知ってしまった自分が
今後もこのブロックと付き合っていけるかを考えると、少女は少し気が重くなった。
「…なぜだ?」
しばしの沈黙の後、不意に少女が口を開く。
- 321 名前:Saiyaern Killer :04/04/22 22:52 ID:MsuuAFTg
- 「…?」
「なぜわたしに、さっきの食料を食べさせようとした?」
男にとって、少女に鍋を食べさせても何の得にもならない。むしろ、自分の量が減る分、損だと言える。
事実、鍋はからっぽにされてしまった訳で、男にとってこれは、本来許しがたい行為だろう。なのに
男は本気で怒る風でもなく、どちらかと言えばうれしそうだ。少女にとって、それは到底理解出来ない。
「…さっきの宇宙食、お前いつもアレばっかり食ってるんだろ」
「そうだ。高純度のエネルギーと必要な栄養、宇宙放射線からの影響も抑えられる、言わば完全食だ。
あれ以外を口にした事はほとんど無い」
男は少しだけ悲しそうな顔をして、ぶっきらぼうにつぶやいた。
「お前がどんな生活をしてきたかは知らないが…なんだか腹が立っちまったんだよ」
「…腹が立つ? それはつまり怒りを覚えたと? どうしてだ。なぜお前が怒りを感じるのだ」
「知るか! お前みたいな女の子が、あんなクソ不味いものしか食った事ないって考えたら……
どうしようもなく腹が立ったんだ! だからせめて、あんなものでも食わせてやりたくなったんだよ!」
「…わからない。お前の言う事は何も理解出来ない。翻訳機が故障したのか…」
「壊れてねぇよ!! 俺だって自分が何言ってるか、よく判らねぇんだ!」
再び沈黙が続く。先ほどよりも長く、重い沈黙が…。
- 322 名前:Classical名無しさん :04/04/23 02:24 ID:.ed3s2s6
- 乙です。
- 323 名前:Classical名無しさん :04/04/23 03:22 ID:MixbCUKM
- >異聞録
激しい団体戦になりそうですね。ヤムチャの戦闘力はグルドの次に弱いのか・・・
>Saiyaern Killer
僕はオリキャラ全然ありだと思いますよ。タイトルの読み方がわからんw
- 324 名前:ヤムロット伝2 :04/04/23 03:22 ID:MixbCUKM
- 第二十八話「ヤムチャが活躍する話」前回のおはなし>294-297
激しいオーラに包まれたヤムチャがフリーザに襲いかかる!
「今度こそ喰らわせてやるぜ、狼牙風々拳っ!!」「ちぃっナマイキだよ!!」
フリーザはヤムチャの鋭い牙を手の甲ではじきあげると、全身を回転させ足払いを仕掛けた。
が、小さくジャンプしてそれをかわしたヤムチャはヒザをそのままアゴに叩き込んでやった。
わずかに体勢がよろめくフリーザ。
そのスキを見逃さない狼牙風々拳の追撃が何発も撃ち込まれる。
1発、2発、3発、4発・・・全部カウンターを合わせられたヤムチャはもう顔面鼻血まみれだった。
だがヤムチャは諦めない。相手のカウンター以上のスピードで押し返す。
ヤムチャの攻勢を見たみんなはもう驚きを隠せなかった。
驚嘆の声をもらす悟天、夢かと頬をつねって見るチチ、
開いた口が塞がらないクリリン、開いた○○○が塞がらない18号、
顔面真っ青の審判、顔面真っ白の餃子、それを見て体が火照ってきた天津飯・・・
次第にヤムチャの旗色が悪くなってきた。
それまで何とか喰らいついていたヤムチャだが、目に見えて押され始めたのだ。
だがそれは仕方ない。人には、超えられない壁というものがある。
ヤムチャがどんなに修行してパワーアップしても、ここまでが限界だったのだ・・・。
一方的にボコられてしまうヤムチャ。
- 325 名前:ヤムロット伝2 :04/04/23 03:23 ID:MixbCUKM
- 「くそったれ・・・っ!!」
ヤムチャはいったん疲労回復のためにフリーザから距離をとった。
明らかに気を消耗しているヤムチャ。肩で息をつくほどに。
(この片手の狼牙風々拳がいまできる最高の技だ。これ以上の攻撃はオレにはない・・・。
あっ!かめはめ波の加速をプラスしてみたらどうかな。ダメか。手がふさがるしな・・・)
そんなことを考えていると、熱い応援の声が耳に飛び込んできた。
「ヤムチャ様がんばってーーー!!負けるなーーーーーっ!!」
声の主はプーアルだった。主人の一世一代の大舞台に、その小さな体から大きな声援を送っていた。
ヤムチャは優しく微笑んだ後、表情を引き締め、何の構えもとらずに気をためはじめた。
「か〜め〜は〜め〜・・・」
「いったい何をする気だ?」ヤムチャの狙いが理解できないフリーザ。
(プーアル・・・。こんな情けないオレのことを、ずっと主人と慕ってくれてありがとう。
見てろよ。オレが主人だったことを誇りに思えるようにしてやるから!)
狼牙風々拳の構えをとるヤムチャ。
「ファイヤーーーー!!!!」
ぼーん!!とヤムチャの尻が火をふいた。その加速でフリーザに突撃するヤムチャ。
あっけにとられるフリーザの体に、渾身の力を込めた狼牙風々拳の嵐が突き刺さる。
「そうか!尻からかめはめ波を出せば手足が自由だから狼牙風々拳が繰り出せる。
何という思いがけん発想をするヤツじゃ・・・!」
ヤムチャのセンスに亀仙人は脱帽した。
そして怒涛の攻撃を喰らい足がガクガク震えるフリーザ。
これがラストチャンスとばかりに一気に攻めまくるヤムチャ。
- 326 名前:ヤムロット伝2 :04/04/23 03:23 ID:MixbCUKM
- この戦いを見て天津飯と餃子はヤムチャに対する認識を改めていた。
「あいつもう地球人の壁を越えてしまったかもな・・・」ボソっとつぶやく天津飯。
「そうだね。もうヤムチャは立派な狼だね・・・って言えって言われた」
「・・・・・・誰に言われたんだ、餃子?」
「え・・・・・・・・・そ、そんなの誰でもいいだろうがぁぁぁぁあ!!!」
天津飯と餃子の想像を絶する死闘がはじまった。
「クソッ手こずらせやがって・・・!」
フリーザはヤムチャを踏みつけながら口元から流れている血を拭いた。
結局、ヤムチャの最後の特攻もフリーザを苦戦させただけにとどまった。
ボロボロの体で仰向けに横たわっているヤムチャ。
フリーザが足元に力をこめると、ヤムチャはたまらず血をふき出す。
もうヤムチャは虫の息だった。
フリーザが周りを見渡す。なんか三つ目のハゲとキョンシーが暴れてるけど見なかったことにした。
「誰かこいつを助けにきてみるか?まあ無駄だと思うけど・・・ククッ」あざ笑うフリーザ。
「くっそ〜・・・あ・・・あれ?」
クリリンが上空を見て何かに気づいた。
「天津飯・・・あんた目いいよな。あれって・・・」
「別に良くねえよ!今話しかけんな!」
「あれは・・・やっぱり繰気弾だ!!」
- 327 名前:ヤムロット伝2 :04/04/23 03:23 ID:MixbCUKM
- みんなが空を見上げると、繰気弾と思わしき物体がフリーザの方へ向かっているのが見えた。
ふと、フリーザは足元のヤムチャに目をやった。
ヤムチャの右手の指がわずかにピクピク動いている。
「き・・・貴様ーーーーーー!!!」
繰気弾はもうフリーザのそばまで迫っている。フリーザは両手を差し出して受け止めた。
「こん・・・な・・・もの・・・!!」
どんどん繰気弾に押されていくフリーザ。踏みとどまることすらできない。
「こんなちゃちな技なのに・・・なぜ止められない・・・!?」
フリーザが焦りの表情を浮かべる。ヤムチャが苦しそうに口を開いた。
「止められちゃ困るんだよ・・・そんなちゃちな技でもオレの人生がこもってんだぜ・・・・・・!」
バァーン!繰気弾にはじかれフリーザがぶっ飛んだ。
武道会場の壁を突き破り島の果ての丘に叩きつけられるフリーザ。
唖然とするクリリンたち。審判の方を向くヤムチャ。
「審判さん・・・オレ・・・勝ったよな?」
「・・・え?」
「だから試合さ・・・フリーザのヤツ場外だろ・・・?」
「あ、そういえば確かに・・・」
試合のことなどすっかり忘れていた審判。
プーアルは武舞台のヤムチャのもとへ飛んでいった。
ガッツポーズを作って見せるヤムチャ。
糸が切れたようにみんなが大声を上げて祝福した。
予備のマイクを取り出す審判。
『天下一武道会、優勝はヤムチャ選手ーーーーーーー!!!!』
(次回最終回)
- 328 名前:チャオズ様 :04/04/23 03:29 ID:MixbCUKM
- やたら連載長くなって申し訳ありませんでした。
過去ログ見てみたら、どうやら1年半も続いてたんですねコレ。
かなり長い間書かずに放置してましたが、今度こそ終わらせます。
見てくれたひとありがとうでしたm(__)m
- 329 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/23 08:04 ID:2r0INoLM
- 一行はちょうどいい大きさの島を見つけ、
そこを最終決戦の場にすることにした。
それから数分後6つの気がこちらに近づいて来た。
悟空は残った5つの仙豆をクリリンに預けた。
それから間もなくフリーザたちが目の前に現れた。
すさまじい気に悟空たちは圧倒された。フリーザが喋りだした。
「私の名は宇宙の帝王フリーザ。ドラゴンボールを手にいれ
不老不死となりこの宇宙を完全かつ永遠に支配するために参りました。
あなたたちですね。ザーボンさんたちを倒してドラゴンボールを奪った者は。
みなさんなかなかすばらしい実力をお持ちですね。
おや?そこのツンツン頭の方のつけているピアスは
確かサイヤ人の王がつけるとか言うピアスじゃ…」
-------------------------------------------------------------
>>ヤムロット伝2
1年半もお疲れでした。
最終回を楽しみにしています。
- 330 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/23 08:06 ID:VETHWvng
- 「そうだ。だからなんなんだ。」
「そうですか…貴方達がベジータさんの知り合いとは知りませんでした。
ところで惑星ベジータが何故滅んだか知っていますか?」
「隕石の衝突だろ?」
「そうです。その通りです。ですがその隕石は実は私が飛ばしたものなんですよ。
つまり惑星ベジータを破壊したのは私なんです。
もっともサイヤ人達のうち数十名が生き延びましたが
私はサイヤ人の姿に似せた特殊工作員をサイヤ人の船に潜り込ませ
強力な猛毒ウィルスをばら撒きました。もうサイヤ人はこの世にいないのです。」
「そうか…サイヤ人を滅ぼしたのはおめぇだったのか…だが残念だったな。
サイヤ人ならまだここにいるぞ!」
- 331 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/23 08:07 ID:VETHWvng
- 「ほう…サイヤ人がまだ生きているとは思いませんでした。
いいでしょう。相手をして差し上げましょう。ですが私は戦いません。
ギニューさん、任せましたよ。彼らは貴方たちだけでも大丈夫でしょう。
私は船に戻ります。後でドラゴンボールをこちらに持ってきてくださいね。」
フリーザはそう言うとその場を立ち去った。
ギニューが悟空たちのほうを向いた。
そしてポーズをとった。
「リクーム!」
「バータ!」
「ジース!」
「グルド!」
「ギニュー!」
「みんなそろって!ギニュー特戦隊!」
そのポーズはただの変態にしか見えなかった。
悟空たちは4人とも「ダサッ!」と心の中で叫んだ。
- 332 名前:集計 ◆3P.Qr406 :04/04/23 13:16 ID:YVvEWIf.
- 現在、SS語ろうスレにて今までのSSの人気投票を行っています。是非奮って御参加下さい。
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1082108242/l50
投票ルール
・期限は25日昼12時をもってして終了。
・投票は作者ごとではなく「作品」ごと
・1位は10点、2位は9点……9位は2点、10位は1点とする。
・バキスレ、ヤムスレ、肉スレ、長官スレ、不良スレ、お題スレ、もつおスレで発表されたもののみ。
- 333 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/23 16:36 ID:cmT6EcfI
- 一瞬の後、ギニュー特選隊が襲い掛かってきた。
「望むところだ!うらぁぁぁぁぁぁ!!」
ピッコロが迎撃しようとしたその瞬間、
ピッコロの腹に穴が開いていた。
ピッコロはその場にどさりと倒れた。
「?いったい何があったんだ!?」クリリンが叫んだ。
次の瞬間悟空が遠くにぶっ飛ばされた。
「な、何も触れていないのに?」ヤムチャが叫んだ。
その間にもギニュー特選隊が攻撃を仕掛けてくる。
次はヤムチャが地面に叩きつけられた。
クリリンは(どういうことだ?悟空もヤムチャさんも
一瞬にして吹っ飛ばされたり地面に叩きつけられている。
そうか!この中に時間を止める超能力者がいるんだ!どいつだろう…
緑のグルドとか言う奴か?あいつだけ極端にパワーがたいした事ないぞ。
…よし!)
- 334 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/23 16:38 ID:cmT6EcfI
- クリリンは手を額に当てた。
「太 陽 拳 !」
一瞬、閃光が走った直後、クリリンはグルドとの間合いを詰め、
グルドをエネルギー波で消滅させた。
「隊長!グルドの奴がやられた!」とジース。
「く…くそ、これで時間を停められんようになったか…
こいつら並のやつじゃねぇぞ!グルドの敵討ちだ!全力でいけ!」
ギニューが怒鳴った。
体勢を立て直したヤムチャのところにジースが襲い掛かってきた。
「最長老様にパワーアップしてもらった今ならできる!はっ!」
ヤムチャの手から6つの操気弾が次々と生み出された。
ヤムチャはその操気弾をお手玉しながらジースと間合いを取った。
ヤムチャは6つの操気弾をジースに投げつけた。
ジースは「ふん、こんなヘナチョコ当たるか!」と言いながら操気弾を避けた。
「死ねぇー!」操気弾を避けきったジースは操気団のような玉を
作りながら上空に飛び上がった。「食らえ!クラッシャーボール!」
クラッシャーボールがヤムチャに当たる瞬間ヤムチャの姿が掻き消えた。
- 335 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/23 16:39 ID:cmT6EcfI
- 「何?」「今のは残像拳。俺はお前の後ろだ!アホ銀髪野郎!」
ヤムチャはジースの背後にいた。
「狼牙風風拳!」ヤムチャのラッシュがジースに襲い掛かった。
狼牙風風拳の後ヤムチャはジースを地面に思いっきり叩きつけた。
すぐに間髪を入れず気を高めるヤムチャ。
「か〜め〜は〜め〜」「や、やめてくれぇー!!!!」
「波ー!!」「や、やめ…」かめはめ波を
まともに喰らったジースは絶命した。
その頃仙豆で危ないところから回復したピッコロがリクームと戦っていた。
ピッコロとリクームの力の差は歴然としていた。ピッコロの拳がリクームの
腹にめり込みリクームは「こ…この野…」と言いながら気を失った。
一方でクリリンもバータと戦っていた。
バータは何回もクリリンとの間合いを詰めようとしたが
クリリンはそのたびに連続気円斬や拡散エネルギー波
を放ちバータを近づけさせなかった。
- 336 名前:Classical名無しさん :04/04/23 17:51 ID:FGXN.m1I
- 異聞六お疲れ。
好調なペースで更新してますね。
>>332 集計 ◆3P.Qr406
語ろうぜスレで何をやろうと構わないが、わざわざ
ヤムスレ来ておかしなコピペするな。2度と来るな。
- 337 名前:Saiyan Killer :04/04/23 18:56 ID:F0Z0U8m.
- >>323
えー、タイトルの綴りを間違えてました(汗
そのまま読んで頂ければ判ると思いますが、『サイヤン・キラー』、
サイヤ人殺し、です。
それでは今日も張り切って行ってみます。
- 338 名前:Saiyan Killer :04/04/23 19:01 ID:F0Z0U8m.
- 第8話
「…そう言えばまだ自己紹介してなかったな。俺はヤムチャ。で、そもそも
お前は何なんだよ。宇宙人なんだろ? 何しに地球に来やがったんだ」
今度は男が沈黙を破って話し掛ける。
「…わたしの名はマーリン……宇宙中に散らばったサイヤ人を見つけ、始末
している」
「…? サイヤ人は数人を残して、全員死んだんじゃなかったのか?」
「確かにフリーザの攻撃で、惑星ベジータは消滅した…。でも、フリーザ
軍に所属せず、独自の行動を取っていたサイヤ人もいる…いわば、はぐれ
サイヤ人だ。そいつらは登録もされておらず、元から数に入っていない。
だから、民族としてのサイヤ人は滅びたが、個人として生き残っている者は
少ないが存在していた。その多くをわたしは駆逐してきたのだが…」
そこまで話すと、急に少女…マーリンは何か思いついたように黙り、考え
始めた。そしてしばらく後、これまでに無く真剣な顔をして男…ヤムチャに
向き合うと、そのまま口を開いた。
「そう言えば改めて礼を言わせて欲しい。この星のサイヤ人を駆逐して
くれたのは、ヤムチャ、お前なのだろう?」
「……………………は?」
- 339 名前:Saiyan Killer :04/04/23 19:02 ID:F0Z0U8m.
- 「この星に着いた時から、サイヤ人が居るにしてはきれい過ぎると思って
いたが、とうの昔に倒されていたならば不思議は無い。まさかこんな辺境の
星に、お前ほどの実力者がいるとは思ってもいなかったのだろう。おそらく
下級戦士だったのだろうが、哀れな事だ…」
そう言いながらも、口元には先日のサイヤ人を倒した時のように冷たい笑みが
浮かぶ。
「いや…あの…」
「ここへ来る前に倒したサイヤ人が、地球にいるのは超サイヤ人だ、などと
下らない事を言っていて、少し不安もあったのだが…取り越し苦労だった
ようだ。…まぁ、出来ればわたしの手で倒したかったのだが…ふふ」
嬉しげに、まるで歌うようにしゃべるマーリンだが、ヤムチャの表情はどん
どんとこわばっていく。
「なぁ…マーリン…その事なんだけど…実は…」
その時、洞窟にのほほんとした声が響いた。
「なんだ? おめぇ、サイヤ人を探してるのか? オラになんか用か?」
- 340 名前:Saiyan Killer :04/04/23 19:05 ID:F0Z0U8m.
- 第9話
「!?」
とっさに身構えるマーリン。声の主がどんどんと近づいてくる。スカウター
もセットし、戦闘体制を整える。5000ほどの戦闘力の持ち主のようだ
「ごっ…悟空!? なんでここへ…!」
「…何時間か前、ここらでヤムチャ、おめぇ、誰かと戦ってただろ? オラ
たちの誰とも違う気だったけど、てんで弱い気だったし、ヤムチャも気の
乱れが無かったから大した事はないと思ってたんだけど、なんとなく気に
なってな」
そう言うと悟空は、ヤムチャのそばで身構えている少女を見やった。
「おめぇか? さっきのヤムチャの相手は」
急に声を掛けられ、マーリンの身体がビクッとこわばる。おだやかで、
温かみもある、しかし不思議な強さをも感じられる声に、少女の心が乱され
ていく。
「…貴様…本当にサイヤ人…なのか…?」
「ああ、オラは地球育ちのサイヤ人だ。なんか本当はカカロットとかいう
名前らしいけど、今の名前は孫悟空だ。……それで、そのサイヤ人のオラに
何の用だ?」
目の前の男が、マーリンの緊迫した表情などどこ吹く風の、極めて軽い調子
で答える。必死に落ち着きを取り戻し、状況を理解しようとする少女。ふと
横のヤムチャを見ると、実に困った顔をしていた。
「…本当なのかヤムチャ…本当にあの男はサイヤ人なのか……?」
- 341 名前:Saiyan Killer :04/04/23 19:06 ID:F0Z0U8m.
- 出来れば違うと言って欲しかった。サイヤ人は存在そのものが悪だと信じる
少女にとって、ヤムチャほどの男がそれを放置する事はあり得ない。ならば
答えは一つしかない。ヤムチャはサイヤ人ではなくとも、その仲間…共犯者
なのだ。
その気になれば簡単に自分を倒せたはずなのに、それをしなかっただけで
なく、自業自得で傷ついた自分を介抱し、さらには生まれて初めて「おいしい」
という感覚を教えてくれたこの男が、サイヤ人の仲間であるなどとは信じられ
ない、いや、信じたくなかった。
マーリンがすがるような目でヤムチャに迫る。
「…………」
ヤムチャは答えない。彼の脳裏には先ほどの、サイヤ人への憎悪に満ち溢れた
彼女の戦いぶりが蘇る。何があったかは判らないが、少女のサイヤ人への
憎しみは尋常ではない。
本来ならうまく言いくるめて、そのままお引き取り願おうと考えていたのに、
当の悟空本人が出てきてはぶち壊しだ。何とか穏便に済ます方法を必死で
考えていた。
再び、長い沈黙が訪れる…。
- 342 名前:Saiyan Killer :04/04/23 19:09 ID:F0Z0U8m.
- 第10話
長い、重苦しい沈黙が続く。ただ悟空だけは不思議そうに二人を見つめ、
首をかしげている。
そしてマーリンがようやく口を開く。長い長い沈黙は、暗黙の肯定と受け
取ったのだ。
「…そうか…そうなんだな…」
ヤムチャもいくら考えても解決案が浮かばない。口で否定する事は簡単
だが、当の本人が目の前に居る状況では、いくらヤムチャでも上手くいく
とは思えなかった。何せ悟空なのだ。実はさっきから必死にパチパチ
目配せしていたのだが、全く気がついていない。
「…お前も後で必ず殺す…」
そうつぶやくと、マーリンはヤムチャのそばからゆっくりと離れる。
サイヤ人は確かにクズだが、それはある意味、戦闘民族としての宿命の
ようなもので、仕方無い部分もある。しかし、虎の威を借る狐のように、
その力を利用したり徒党を組んで星星を荒らすような連中は、完全な己の
自由意思で行動してる分、余計に許せなかった。そしてヤムチャもその
一人なのだ。
だまされた、信じていたのに裏切られた、そしてそんな男に一瞬でも気を
許しかけた自分、サイヤ人への憎しみが渾然一体となって、少女の心をどす
黒く染め上げていく。
- 343 名前:Saiyan Killer :04/04/23 19:09 ID:F0Z0U8m.
- 「ちょ…ッ、ま、まて…」
ヤムチャもあわてて引き止めようとするが、少女のまとう気がそれを許さない。
燃え盛る漆黒の炎。そう形容するしかない異常な気の緊張に、触れる事もそれ
以上近づく事も出来なかった。
そして向かい合う悟空とマーリン。
「もう一度だけ聞く…貴様は本当にサイヤ人なんだな………?」
「しつっけぇなぁ。だからさっきからそう言ってるじゃねえか。早く用件を言…」
ズアォォォッッ………!!!!!
悟空が言い終わる前に、再び荒野に閃光が走る。すっかり日が落ち、暗く
なった分、より美しく見える閃光のドーム。しかし、そこは普通の生物では
1秒たりとも生存を許されない、美しくも恐ろしい、死のドームでもある。
「ふふ…終わった…」
勝利を確信し、小さく息を吐きながらマーリンがつぶやく。口元にあの笑みが
浮かぶ。しかし、
「おいおい、他所の星だと思って無茶すんじゃねぇぞ。形が変わっちまうじゃ
ねぇか」
- 344 名前:Classical名無しさん :04/04/23 23:15 ID:6X4DmG5o
- 作者さんたち乙
一気に作品が投下されたな
ヤムロットは次で最終話か
このまま有終の美を飾ってくれ
異聞録やサイヤンキラーもこの調子でがんがってくれ
- 345 名前:Classical名無しさん :04/04/24 19:36 ID:.jTGXIRM
- ジャイ「いいかげんにしろ・・・・このクズやろう・・・・・罪のない者を
次から次へと逆立ちで町内100週させやがって・・・。し・・しずかちゃんまで・・・」
のび「く・・な・・なぜきさまにそ・・そんな正義が・・ま・・・ま・・・まさか・・き・・きさま・・」
スネ「ジャイアン・・・ボクにはわかったよ・・・。出来杉のいってたことはほんとうだったんだね・・・。
ジャイアンはなれたんだ・・・。きれいなジャイアンに!!!」
ジャイ「オレはおこったぞーーーー!!!のびたーーーー!!!」
のび「えらそうなことをいいやがって・・・。きさまら剛田兄弟は罪のない者をいじめなかったとでもいうのか?」
ジャイ「だからカアちゃんになぐられた・・・・。」
のび「俺が告げ口したんだ。剛田兄弟はなんとなく気に入らないんでね・・・。」
ジャイ「こんどはこの俺がキサマをなぐる。」
のび「こののびたを?くっくっく・・・図にのるのもそれぐらいにしておくんだな・・・。ドラえもんに勝てるわけが無い。」
のび「も・・もしほんとうにき・・きさまがきれいなジャイアンであったとしてもだ・・・!」
キャスト
フリーザ のびた
フルパワーフリーザ ドラえもん
悟空 ジャイアン
御飯 スネオ
ピッコロ やすお
クリリン しずかちゃん
べジータ 出来杉
ブルマ ぼたこ
デンデ はるお
コルド大王 ジャイ子
界王様 スネ吉兄さん
- 346 名前:ヤムチャ :04/04/24 22:51 ID:6X4DmG5o
- 最近俺のエロ本がいつの間にか数冊無くなっている。
そういえば最近ブルマがベジータに鎌ってもらえてないみたいだし、
まぁいろいろあるのだろう。
昔の元カレとしてはイタズラ心も湧くと言うものだ。
そこで俺の部屋の床に無造作に置いたエロ本の中に
「オナニーは結構だがもうちょっと声を抑えろ。聞こえてるぞ。」
とメモを挟んでおいた。
そしてトレーニングから帰ってくると、そのエロ本は見事になくなっていた。
翌日の朝食時、なぜかベジータがチラチラとこちらを見てきた。
何で顔が赤いんだ、クソ野郎。つーかてめぇか。クソ。
- 347 名前:Classical名無しさん :04/04/24 23:32 ID:6Yws859Q
- みなさん激しく乙です。がんがってくださいニヤニヤ
>>346
不覚にもワラタ…
- 348 名前:Classical名無しさん :04/04/24 23:58 ID:6Yws859Q
- ついでにヤムチャの一日書き終わってからちょこちょこ作ってたやつも投下してみるテスツ
見ることができたら幸運ってことでw (オイオイ
ttp://ahya.servehttp.com/2channeler/movie/yam1000remix.mov
もしくはttp://ahya.servehttp.com/2channeler/movie/yam1000remix.avi
_| ̄|○
- 349 名前:Classical名無しさん :04/04/25 00:32 ID:6X4DmG5o
- >>348
ムービーキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!
∩
( ⌒) ∩_ _
/,. ノ i .,,E)
./ /" / /" .
_n グッジョブ!! ./ /_、_ / ノ'
( l _、_ / / ,_ノ` )/ /_、_ グッジョブ!!
\ \ ( <_,` )( /( ,_ノ` ) n
ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ |  ̄ \ ( E)
/ n / \ ヽフ /ヽn ヽ_//
(ヨ ) ( E)
/ | _、_ _、_ | ヽ
\ \/( ,_ノ` )/( <_,` )ヽ/ / good job!!
\(uu / uu)/
| ∧ /
よく頑張った。スキマ産業の奴か。
でも、どうせならヤムチャの顔文字は→(ε´ メ)の方が良かったな
- 350 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/25 10:54 ID:Il8N3eK6
- >>282の続き
【カカロットVSジース】
カカロット「どこだ?どこに行った?」
ジースを探し回るカカロット。
カカロット「奴の脚から考えてもそう遠くに行けるはずもない・・・だからこの隠れやすい森林地帯に入ったと見て間違いないだろう」
カカロットが木を殴った。
音をたてて倒れる木。
カカロット「時間はかかってしまうが地道にやっていくか」
カカロットによって破壊されていく木々。
ジースは木の上の部分にいた。
カカロットを上から見下ろしていたのだ。
少しでも近付けばカカロットが木を殴った瞬間に別の木に移動する。
こうすることによって移動した音を聞かれないようにしていた。
ジース(いくら奴でも木を全て倒すなんて考えは起こさんだろう・・・これで諦めてくれればいいけどな)
- 351 名前:Classical名無しさん :04/04/25 20:21 ID:GPYoh27.
- >>345
不覚にもwarata
- 352 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/26 09:05 ID:6pPd081w
- そのころ悟空はギニューと激しく打ち合っていた。
しばらくしてギニューは地上に降りたった。
「おい、貴様、フルパワーでやろうぜ。俺にはわかる。
お前は手抜きしても俺に勝てると思っているようだが
それは違う。基本的に戦闘力と言うものは自在に操れるものではない。
だが、貴様らやナメック星のヤローどもの様に
戦闘力を変えれる種族もまれにいる。
どういうことかわかるな?つまり…
俺も戦闘力を自在に変えることが出来る種族なんだよォーーッ!!!」
ギニューはそう言うと気を最大限に高めた。
クリリン、ピッコロ、ヤムチャから逃げまくっていたバータはスカウターを見て
「戦闘力12万!すげぇ、さすがギニュー隊長だ。」と感心した。
ギニューは悟空に「さあ、お前も真の実力を出すんだな。
- 353 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/26 09:06 ID:6pPd081w
- 今のお前は戦闘力を70000くらいにしているがそれは真の力ではあるまい。
俺の見立てでは90000近く出せると見ている。」
「へへ、だったらオラの力を見て驚くんだな。」そういうと悟空も気を開放した。
「界王拳!」悟空は界王拳でさらに戦闘力を高めた。
「せ、せんとうりょく180000だと!?し、信じられん。
こ、こいつ本当にサイヤ人か?戦闘力18万のサイヤ人などありえない…
はっ、そうか!きさま、もしかしてスーパーサイヤ人だな?」
「スーパーサイヤ人?なんだそりゃ?」
「お、俺の負けだ…だが、お前は死ぬ運命にある。
おい、リクーム。これを持っておけ。」
そういうとギニューはようやく立ち上がったリクームにスカウターを手渡した。
「そ、そうか。隊長、あれをやるんだな…」
スカウターを渡したギニューはいきなり自分のわき腹に穴を開けた。
「な、何をする!」悟空は驚いて叫んだ。
「その体気に入った…チェーーンジ!!」
次の瞬間、悟空は目の前が真っ白になった。そしてわき腹を激痛が襲った。
目を開けるとそこには見慣れた自分の姿があった。
- 354 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/26 09:07 ID:6pPd081w
- 「な…なんでオラがそこにいるんだ?」
「くくく…お前の身体はもらったぞ。」
「な、何だと?」
「俺は他人の身体と入れ替えることが出来る…
お前はすばらしい戦闘力を持っていた…だがそれが命取りだったな。
あの戦闘力さえ持たなければお前は自分の体で
死ぬことが出来たのだがな。」
「悟、悟空。なんということだ。敵と体が入れ替わっちまうなんて…」
ヤムチャは悲壮な声で呟いた。
悟空と体が入れ替わったギニューはヤムチャたちの前に降り立った。
「今、俺は素晴らしい戦闘力を手に入れた!
自分の仲間に殺される気分を味わうがいい。」
ギニューはそういうとヤムチャたちに襲い掛かった。
- 355 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/26 09:24 ID:6pPd081w
- 「まずどいつにしようかな。よし、決めた!お前だ!」
ギニューはヤムチャに攻撃を仕掛けてきた。
「オラァッ!」ヤムチャの拳がギニューの腹にクリーンヒットした。
「狼牙風風拳!」ヤムチャの狼牙風風拳が次々とギニューを襲う!
ギニューは岩壁に思いっきり叩きつけられた。
「な、何故だ!俺は18万の戦闘力を手にしたはずなのに!
たかが戦闘力40000の奴にここまでやられるなんて…」
「けっ、何が戦闘力18万だ。お前なんぞ青い奴と黄色い奴より
気がはるかに弱いぜ!」
「な、何だと!そ、そうか。まだ気を解放してなかったな。はぁぁぁぁ!
バータ、俺の戦闘力はどうなった?」
「…2、23000です…」
「な、何ィーッ!た、たったのそれだけだと?」
「どうやら悟空の体とお前の心がミスマッチしているようだな。
そうなってはお前はもうおしまいだ…」
ヤムチャ、ピッコロ、クリリンはギニューを3人で袋にした。
リクーム、バータはギニューを助けようとしたが
バータはピッコロの魔光砲を食らって死亡、
リクームもクリリンの気円斬で両足を切り落とされ出血多量で死んだ。
- 356 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/26 09:38 ID:Ld2lNfrU
- 地面に思いっきり叩きつけられるギニュー。
上空に上ったピッコロがギニューに向け爆力魔波を放とうとしたとき
ギニューは「チェーンジ!!」と叫んだ。
悟空は「今がチャンスだ!」と叫び、ピッコロの目の前に移動した。
次の瞬間、悟空の目の前が真っ白になり全身をすさまじい激痛が襲った。
目を開けると上空にはピッコロとわき腹を押さえて
苦しんでいるギニューの姿が見えた。
「ど、どうやら元に戻れたようだな…」
「ち、ちくしょう…元に戻ってしまった…
ピッコロは「もう諦めるんだな。もはや何とか特戦隊とか
言うのはお前しか残っていない。
お前の気もずいぶんと小さくなってしまった…
今の俺ならお前を一瞬で灰にすることも可能だ。
今すぐこの星を出て行くというのなら許してやっても良い。」と言った。
「ふ、ふざけるな。このギニュー様を甘く見るな。
だが、俺に勝ち目がないのは事実だ。
だが、貴様らの手にかかるくらいなら!」ギニューは気功波を放った。
気功波はギニューの方向に戻ってきた。
「フリーザ様万歳!」自分の気功波に飲み込まれたギニューは消滅した。
- 357 名前:Classical名無しさん :04/04/26 10:14 ID:VyK2zWFc
ジャイ「おまえはもうあやまってもゆるさないぞ・・・・。」
(ス・・・ ドン!うがうっ・・・・!キッ ハア・・ハア・・ シュッ パッ くっ!!!
ガッ ビッ ギャン ぐあっ!!! くっ・・・・!!ぎっ!!!!ガッ ガッ ガガッ
ビッ ビビッ バッ)
のび「ふー--っ!!ふ−--!!逆立ちで町内百週しろ!」
ジャイ「俺はジャイア〜〜ン!が〜きだ〜い〜しょ〜〜!」
のび「う・・・歌で相殺した・・・!そっそんなはずはない!!」
のび「お・・・おのれ・・・き・・きこえさえすればき・・きさまなんか・・・」
ジャイ「聞かせてみろよ」
のび「な・・・・なにを〜〜〜・・・・!後悔しやがれ〜〜っ!」
のび「逆立ちで町内100週しろ!」
ジャイ「町中の人間を逆立ちで町内100週させても・・・たったひとりの人間は100週させられないようだな・・・」
のび「・・・・・・・・・・・・・・・・な・・・な・・・なにものだ・・・・」
ジャイ「とっくにごぞんじなんだろ!?」
ジャイ「俺は空き地からきさまを逆立ちで町内100週させるためにやってきた剛田家長男・・・・・乱暴な性格を持ちながら
激しい正義によって目覚めた伝説の餓鬼大将・・・・・・・。きれいなジャイアン剛田武だ!!!」
のび「・・・・・・・や・・・やはりな・・どうやら本当にきれいなジャイアンらしい・・・。
ふ・・・ふっふっふっ・・・・。乱暴な性格を持ちながら正義によって目覚めた・・・か。なるほど、
いくらがんばってもおまえのおじさんにはなれなかったわけだ・・・・。」
のび「ち・・・ちくしょーーー・・・・!ちくしょおおお〜〜〜〜〜〜っ!!!」
のび(こ・・この俺がなんという屈辱だ・・・!!こののびた様が〜〜!!あ・・あ・・あんなやつに・・あんなガキ大将なんかに…!!し・・・信じられん・・こんなことが・・!あ・・あるはずがないと思っていた悪夢が・・・!オ・・俺は・・・俺はのびただぞ〜〜〜!!…)
ジャイ「終わりだ。のび太」
- 358 名前:Classical名無しさん :04/04/26 10:15 ID:VyK2zWFc
- スネ「あれか!?そうだ!!」
スネ「やすお、少しだけここで待ってて…!!ぼたこをつれてこなくちゃ・・・!」
のび「いっておくがオレは逆立ちで町内100週するぐらいなら、代わりにドラえもんを町内100週させるぞ・・」
ジャイ「スキにしろ・・・」
のび「だがドラえもんも町内100週はしない・・・。するのはきさまだ・・・。ドラえもんには耳バンがあるぞ。だがきさまら剛田家の人間はどうかな!?くっくっく・・・・。」
ジャイ「!!」
のび「グレードアップ液を使う!」
ジャイ「しまったぁ!!!!」
のび「逆立ちで町内100週しろ!」
セワシ「ド…ドラミちゃん…」
アントン「ま・・まさか・・・」
ドラミ「た・・武さんはよくやったわ・・・。あ・・あの階級ワッペンをつけたのび太さんの命令に逆らって…しょ・・・勝負では完全に勝っていた…。だ・・・だけど・・追い詰められたのびたさんはグレードアップをつかってしまった・・・・。」
セワシ「そ・・それはいったい・・・。」
ドラミ「グレードアップ液で階級ワッペンの効果をあげればだれも命令には逆らえない…。耳バンがあるお兄ちゃんを除いては…。」
はるお「ドラミちゃん・・・ドラミちゃん、聞こえますでしょうか?」
はる「わたくしです。はるおです。」
ドラミ「ああそうか・・・あなたはタイム電話をもってたわね・・・」
はる「今ミエ吉にタイムマシンを作らせております。まもなく完成しますので・・・。」
はる「いましばらくお待ちください。のびすけやミエ吉をもとの安全な時代に帰らせることが…。
ただ、そこにいるスネツグだけはもともと20世紀の人間なので・・・。」
ドラミ「ああ・・それは・・・。ちょ、ちょっと待って…!!あ、あなた逆立ちで町内100週してないの?」
はる「え!?は・・はあ・・おかげさまで・・・あなたにもらった耳バンのおかげで・・・」
ドラミ「ということはやすおさんもしてないということ?」
はる「え・・ええ、ご承知だとは思いますが私とやすおは同じ脇役、一心同体ですので・・」
ドラミ「も・・もしかして・・・(タイムテレビON)」
ドラミ「ああ・・・!!武さんは町内100週していない!!武さんもスネオさんもやすおさんも
ボタコさんもぶじだった〜〜!!」
- 359 名前:Classical名無しさん :04/04/26 10:15 ID:VyK2zWFc
- のび「ち・・・グレードアップ液がたりなかったか・・・」
ジャイ「ドラえもんをまきこむのをおそれたからだ・・・。しくじったな・・・。おかげでおれは
たすかったがな・・・。」
のび「たすかっただと?くっくっく・・・きさまにはなにもわかっていないようだな・・・」
のび「おまえらに直接命令は聞かなかったが声は遠くまでとどいた・・・。どういうことかわかるか?あと5分もすればこだまが帰ってきてこんどこそお前らは町内100週する・・・」
ジャイ「なに!?」
ドラミ「!!」
ジャイ「・・・・・・・・5分もあれば充分だ…。きさまを町内100週させて仲間とともに空き地からのてきた配達用自転車で裏山を脱出する。」
のび「・・・・・・残念だったな・・・希望が残されてるのは俺のほうだ・・少なくともキサマよりは
大きな希望が…」
のび「こうなったらみせてやるぞ!ザンダクロスの力を!俺に勝てるわけがないんだ!!覚悟しろ!」
ジャイ「なぜいまになってなってザンダクロスを・・?わかっているぞ。ザンダクロスを使うと,お前もふまれるかもしれないからだ・・・。時間をかせがせるわけにはいかん!!決着をつけてやるぞ!!!」
のび「ばっ!!!!」
ドン
ジャイ「ぐっ!!」
のび「ふ・・・ふはははは・・・!!みくびったな!いまのはザンダクロスじゃないぞ!!ミクロスだ・・・。そしてこれが・・・おまちかねザンダクロス!」
- 360 名前:Classical名無しさん :04/04/26 10:25 ID:VyK2zWFc
のび(ザンダクロスでケリをつけてやる。1分・・いや30秒でな・・・)
ジャイ「!巨大な足音が近づいてくる・・・。ついにザンダクロスのおでましってわけか・・・。」
ドラミ「なっなにをしてるの武さん!!きこえてる!!?いまよ!いまがチャンスよ!のび太さんがザンダクロスを呼ぶために集中しているいまが攻撃のチャンスよ!」
ドラミ「武さん!私の声が聞こえないの?そんなはずはないわよ!た・・武さん!いましか・・・」
ジャイ「聞こえてますよドラミちゃん」
ドラミ「え!?」
ジャイ「たしかにこんなチャンスは2度とないかもしれない・・・。地球で1番凶悪なロボットを処分するチャンスは・・・」
ドラミ「な・・なんですって・・・・!?武さん!あなた自分がなにをいってるかわかってるの?ど・・どうしたというの?」
ジャイ「ザンダクロスと戦い…そして・・・勝つ!」
ドラミ「こっこれはゲームじゃないのよ!武さん!武さん〜〜〜!」
ジャイ「しずかちゃんの敵を討つんだ!彼女はパンツをみられたんだ!心の傷は一生消えない!
しずかちゃんはスカートをはいていたんだ…。逆立ちなんかさせやがって・・・」
ドラミ「だ・・だったらのび太さんがザンダクロスを呼ぶのを待つことは無いでしょう!そ、それにスネオさんたちはどうなるの!?」
ジャイ「だいじょうぶ・・・・スネオたちは助かる…・」
のび「あと500m・・・・・400m・・・・」
ジャイ「のびた・・・・きさまがザンダクロスを呼ぶのを待っているのは…・、この地球からおそろしい兵器をなくしたいからだ…。・…。きさまだってザンダクロスの威力をためしてみたくなったんだろ?そうでなきゃもう1回命令してそれでおわりにしたはずだ・・・・。」
のび「・・・・・ひひひ・・・・・・・・・・」
セワシ「…ド・・ドラミちゃん・…」
ドラミ「彼はもう・・・剛田武ではない・・・・平和の戦士・・・きれいなジャイアンよ・・・」
- 361 名前:異聞録作者 :04/04/26 10:46 ID:Ld2lNfrU
- >>353
やべ、「戦闘力18万」と書くところが
「せんとうりょく18万」になってた…
_| ̄|○
- 362 名前:Classical名無しさん :04/04/26 18:11 ID:l/FjLbJs
- あれって、ギニューの馬鹿っぽさを出す為に
わざとやってたと思ってました。
>せんとうりょく18万
- 363 名前:Saiyan Killer :04/04/26 19:57 ID:7vhw3KDw
- >>345
ドラえもん、いいですね。キャスティングのセンスが素晴らしいです。
て言うか、もしかしてDB×ドラって相性良いんでしょうか?(w
>異聞録
結構なペースで更新されてますよね…私も見習わないと…。
それでは今日もいきます。
- 364 名前:Saiyan Killer :04/04/26 19:58 ID:7vhw3KDw
- 第11話
夜の荒野にのほほんとした声が響いた。
「!!??」
確かに仕留めたと思った瞬間だっただけに、一瞬我を忘れかけたマーリン
だったが、すかさずスカウターで位置を探る。敵は空中に逃れたようだ。
…思ったよりも速い。
全くの意外な事だったが、それはむしろ彼女を冷静にしていった。
マーリンも空中へ飛び、再び相対する。スカウターの数値は先ほどと変わらず、
5000少々を表示している。サイヤ人にしては中々の戦闘力だ。もちろんそれ
でも少女に敵うレベルではない。
「ふん…スピードはなかなかだな。だがその程度の戦闘力ではわたしには勝て
ない」
「…なんだ、おめぇもナントカって相手の強さが判る機械つけてんのか。それ、
オラたちにはあんま意味ねぇぞ。それに…おめぇにオラは倒せねぇ」
相変わらず、戦いの最中とは思えない飄々とした声。スカウターを持っていない
ため、マーリンの戦闘力が判らず、外見で判断しているゆえの余裕なのか。
「まぁいい…すぐに判る…判らせてやる!」
あまりに常識はずれな発言に再びキレそうになる少女だった。発言だけではない、
その声、話し方、立ち居振舞いの全てが、彼女の知るサイヤ人とは違い過ぎる。
その違和感が彼女をさらに苛立たせる。
そしてその苛立ちを乗せ、渾身のエネルギー波が悟空を襲う。だが、それは虚空
をむなしく切り裂くのみだった。
「なっ…………!」
- 365 名前:Saiyan Killer :04/04/26 20:00 ID:7vhw3KDw
- 動きが見えなかった。いや、それ以前に今の攻撃をかわされる事など有り得なか
った。
パワー、スピード、共に申し分ないエネルギー波だ。戦闘力5000程度の人間には、
受ける事もかわす事も不可能なレベル。
呆然とするマーリンにさらに追い討ちがかかる。スカウターから反応が消失して
いるのだ。
「なに・・・なんなんだ……いったい……」
この星は訳の判らない事が多すぎる。もしかして、今自分は夢を見ているのでは
ないかとすら思った。それとも、先ほどヤムチャに食べさせられた食料に、
やはり何かしらの薬物が盛られていたのかとも。
混乱する一方のマーリンをスカウターが現実に引き戻す。消えていた反応が再び
現れる。しかしその場所は…なんと彼女の後方1Mだった。
「くっ………!!!」
振り向きざま、エネルギー波を放つ。しかしこれも当たらない。悟空の動きを
まったく捉えられない。
本来、当然の事ながら戦闘力5000程度の動きが見切れないマーリンではない。
やはり何かしらの要因で、大きく力を落としてしまったのか、それとも、この
サイヤ人が何か得体の知れない、スカウターでは捉えられない能力を持っている
のか。いずれにせよ、予想外の戦況に少女の心の乱れは激しさを増していく。
- 366 名前:Saiyan Killer :04/04/26 20:02 ID:7vhw3KDw
- 第12話
「うわぁぁぁぁぁああッッ!!!!!」
不安を振り払うためか、今まで以上の気合なのか、絶叫しながらエネルギー
波を撃ち続ける。目にはうっすらとだが涙すら浮かんでいる。しかし一向に
悟空は捉えられない。そんな彼女をあざ笑うかのように、かわしながら悟空が
声をかける。
「なぁ、そんな攻撃じゃいつまでたってもオラは倒せねぇぞ」
「………ッ! だまれだまれーーーーーッ!!」
さらに狂ったように攻撃を続けるマーリン。相当消耗し始めているのか、呼吸が
大きく乱れている。
「「パワーはそれなりにあるみてぇだけど、てんで使い方がなっちゃいねぇ」
「ーーーーーーーーーッッ!!」
「気功波はそんな風に使うもんじゃねぇ。それじゃ体力が減るだけだ」
まるで組み手でもしているかのように、悟空はマーリンを批評しながら攻撃を
かわし続けていく。
- 367 名前:Saiyan Killer :04/04/26 20:03 ID:7vhw3KDw
- 「はぁ…はぁ…はぁ………ッ…」
さすがに撃ち疲れたのか、マーリンの両手がだらりと下がる。ヤムチャに巻いて
もらった包帯はとうに消し飛び、先ほどの戦いで自らつけた傷が開いていた。
あちこちで内出血もしているのだろう、ヒジから下はどす黒い斑点がいくつも
浮かんでいる。
「どうした? もう終わりか?」
悟空が軽い調子で再び声を掛ける。緊張感の無い、自分を殺そうとしている相手に
掛けるようにはとても聞こえない声。焼けるような腕の痛みをこらえながら、
憎しみと怒りと、絶望がない交ぜになった目でそれに答えるマーリン。
やがて、観念したのか、マーリンがするすると地上へ降り立つ。悟空もそれを
追って、つい先ほど出来たてのクレーターに降りる。20Mほどの距離をおいて
相対するふたり。
「…もうわかっただろ? おめぇはオラに勝てねぇ。オラを倒して何がしてぇのか
知らねぇけど、あきらめてとっとと自分の星に帰ぇれ」
「……星へ…帰れ………だと……」
それは禁断の言葉だった。
- 368 名前:Saiyan Killer :04/04/26 20:08 ID:7vhw3KDw
- 第13話
「ふふ…ふ………ふっ……星へ帰れ…か……。貴様らサイヤ人が…
それを言うのか…」
地の底から響くような、真っ黒な言葉を絞り出しながら少女が嘲う。
長い前髪の隙間から、こめかみに浮かぶ血管が幾筋も見え、身体は
小刻みにぶるぶると震えている。
「貴様らがそれを言うのかぁぁぁーーーーーーーーーッッ!!!!!!」
完全にキレた。先ほどまでとは比べ物にならない力が身体に満ち溢れる。
さっきまで骨のかわりに焼けた鉄棒が埋め込まれていたかに思えた腕にも
力が戻る。あるいはそれは錯覚なのかもしれないが。
「殺してやる…殺してやる…殺してやる…殺してやる…………!」
ただの人間ならば、聞いただけで本当に絶命しそうな呪詛を吐きながら
じりじりと進む。手からはその言葉をつぶやくたびに閃光が大きく、
激しく溢れ出していた。
距離およそ10Mまで近づく。マーリンの両腕は崩壊寸前の状態だった。
あちこち炭化し、内出血と相まって、ほとんどの部分が少女の心の色を
表すかのようにどす黒く染まっていた。指の何本かは、すでに存在すら
していない。
さすがに悟空もそれを見ると、表情に険しさが浮かぶ。
「…おい、もういい加減にしろ! おめぇのやってる事はメチャクチャだぞ!!」
それでもなお閃光は激しさを増していく。すでに痛みも感じないのか、目を
血走らせながら狂気じみた笑みを浮かべている。そしてようやく幽鬼のような
歩みを止め、ゆっくりと腕を振り上げ…
……叫んだ。
「ファイナル・グランスピアード!!!!!!」
- 369 名前:Saiyan Killer :04/04/26 20:12 ID:7vhw3KDw
- マーリンの最大最強の必殺技が炸裂した。射程距離は10M以内と短いが、
圧倒的な威力を誇る技だ。
通常のエネルギー波は、威力と射程が反比例する。ある程度密度を高めた
エネルギーも、距離を進めばどうしても拡散してしまうからだ。
だが、彼女のファイナル・グランスピアードは、射程を限定し、エネルギーを
放出するのではなく、いわばフィールドを作り出す。両腕の間にエネルギーを
収束させ、槍状のフィールドを形成、そしてその形成精度は先端部分がわずか
1mm以下。
どんな戦士も身体の表面にエネルギーを張り巡らせ、敵の攻撃を軽減している。
単位面積あたりの攻撃力が、身体を覆う防御力より低ければダメージを受けずに
済むが、逆の場合はダメージを受ける。
つまり同じ威力ならば、より接触する面積を小さくした攻撃の方が効くと言う
事だ。面より線、線よりも点の攻撃が有効といえる。そしてこの技は1mm以下の
まさに一点に、30000以上の戦闘力が生み出す、とてつもないエネルギーが加わる。
まともに食らえば、かつてのフリーザ軍が誇るあの超エリート集団、ギニュー
特戦隊のメンバーといえど、タダでは済まないほどの威力である。ただし、
その絶大な威力は、エネルギーの強度の集中とフィールド形成に、両腕に甚大な
負荷が掛かり、最悪の場合はその負荷に耐え切れず、両腕が消し飛んでしまう
というリスクと引き換えによって得られている。
- 370 名前:Saiyan Killer :04/04/26 20:17 ID:7vhw3KDw
- 第14話
カッ…………!!!
閃光が走る。一瞬遅れて爆音が轟いた。
ズッ………ゴォァアアアアアッッッ!!!!!
ヤムチャの時とは違い、今度は間違いなくマーリンの必殺技が発動した。
フィールド形成の余波の高熱で周囲の砂がガラス化し、きらきらとした
砂塵を巻き上げている。死闘の後とは思えない、幻想的な風景だ。そして
その中に立つ少女は…やはり腕はヒジから下が無い。わずかに欠けた月の
光の下、どこか呆けたような表情で、長い髪を風と砂に遊ばれながら荒野に
たたずむ。
異様だが、しかしまるで絵画のような光景。
どさり、と少女が崩れ落ちる。もはや立つ事もままならない程に消耗し、その
上、両腕は機能していない。だがその表情は満足そうだ。
「…今のはやばかったかもな。変身するのが遅れたら、痛いじゃ済まなかった
かもしれねぇ」
マーリンは幻聴だと思った。じわじわと襲ってくる腕の痛みと、エネルギーを
使いすぎたせいか、吐き気すら感じる体調が、ありえない声を聞かせている
のだと。
確実に手応えはあった。間違いなく避けられてはいなかった。ただ、そう
言えばインパクトの瞬間、自分のものではない、金色の光を見た気もする。
あれはなんだったのか…?
- 371 名前:Saiyan Killer :04/04/26 20:18 ID:7vhw3KDw
- かすむ目に必死で意識を集中し、誰か知らない人間の身体を操るように、
ぎこちなく首を声の聞こえた方に向ける。果たしてそこに居たものは、
金色の光に包まれた男だった。
きれいだ、と少女はぼんやりと思う。誰なのかは判らないが、さっきまでの
サイヤ人ではなさそうだ。
サイヤ人は全員黒髪のはず。金髪のサイヤ人など聞いた事が無い。
「さっきの言葉は取り消す。お前は立派な戦士だ。もっと腕を磨いてから
また来い……楽しみにしてるぞ」
何を言っているのか、マーリンにはよく理解できなかった。さっきまで
戦っていたのはサイヤ人で、この男ではないはずなのに。思考がぐるぐると
頭の中を回るが、答えなど見つからなかった。そうしているうちに、
ゆっくりと意識が途切れ始める。深い深い闇に、どこまでも落ち込んでいく
感覚。
遠くでまた別の声が聞こえたような気がした。自分の名を呼ぶ声が…。
「おいっ!! マーリン! しっかりしろマーリン!! そうだ仙豆!!
仙豆どこだっけ!?」
- 372 名前:Saiyan Killer :04/04/26 20:48 ID:7vhw3KDw
- そう言えば保管庫の掲示板を見ますと、移転について議論されている
みたいですね。私としてはどちらでも良いと思いますけど、確かに
少し、勢いが無くなってきてはいるのかも、とは思います。
でも、もともと荒らし対策の一環として、寂れるのは承知の上で
こちらに来た訳ですし、やはりこのままでいいと私は思います。
それでヤムスレが死んでいくとしても、それは結局みんなが望んだ
結果と言えるのでしょうし。私もスレに愛着はありますけど、それを
他の人に強要は出来ないですしね…。
正直言うと、もう少し反応があったら嬉しいな、とは思いますけど、私の
SSではどこでもあまり反応が無いかもしれませんし(w それを思うと
クラウンでひっそり続ける方が、精神衛生的にいいかもです。
- 373 名前:Classical名無しさん :04/04/26 21:03 ID:5.Ge3u6w
- 夜無茶(やむちゃ)
中国後期にいたとされている伝説の武道家
外敵の襲来がやむことの無い中国後期は夜無茶なるものが
幾多もの敵を返り討ちにしていたのは史実でも書き残されているように言うまでも無い。
しかし、夜無茶は無類の女好きであったため修行をせず女遊びをばかりしてどんどん堕落していった。
また、外敵が強くなっていくにつれ夜無茶では対応しきれなくなった。
そこで夜無茶は殺される前にやられたふりをすると言う苦肉の策を思いついた。
この策は成功し早くやられたふりをし、相手から笑いを取ることによって夜無茶は定年まで生き残る事ができた。
(この戦法が現在のお笑い芸人のボケのルーツになっていることはあまり知られていない)
しかし民衆からはこの戦い方は馬鹿にされ、この戦法を民は漏我風封拳などと罵った。
夜無茶なる名前の由来も、民衆が「夜は無茶をする男だが戦場では役に立たない男。」と、
皮肉った事が夜無茶の名前の由来になったと言う伝えも残っている。
現在の人気漫画ドラゴンボールのヤムチャなるキャラクターが
この夜無茶から来ているのは中国では良く知られている話である。
民明書房刊「今明かされる伝説の武道家」より
- 374 名前:Classical名無しさん :04/04/26 21:24 ID:833dDIVU
- キターーーーーーー(・∀・)−−−−−−−−−−!!
- 375 名前:ガッツ天皇 ◆p5/i0e2. :04/04/26 21:24 ID:D9NqyZNw
- age
- 376 名前:LUBU ◆jvdyJmXc :04/04/26 22:03 ID:2FXunc0M
- >>217の続き
ヤムチャ達はシンガポール行きの船に乗っていた。
桃白白「風が気持ちいいですな」
ナム「うむ、潮水がしょっぱいな」
ナムが風の来る方向を見る。
ヤムチャとチャパ王、亀仙人が甲板から小便をぶっ放していた。
ナム「小便かッ!!ぶへっ!!」
船長「甲板での立ちションはやめていただきたい」
ヤムチャ「何だと?大物ぶって偉そうにするもんじゃねぇぜ?」
亀仙人「こら、ヤムチャ!!船長に対して無礼じゃぞ!!」
ヤムチャ「船長?フン、こいつは船長じゃねぇ。今、分かったぜ。次の刺客はこいつだ!!」
船長「し・か・く?何だね、それは」
ヤムチャ「俺は能力者の見分け方を発見した。能力者は立ちションを見るとな・・・」
全員がヤムチャに注目する。
ヤムチャ「股間が膨らむ」
その場にいた何人かが股間を押さえる。
チャパ王「え?嘘だろ、ヤムチャ」
ヤムチャ「ああ、嘘だぜ。だが・・・」
船長も股間を押さえている。
船長「ボッキしてる?まさか・・・ワシが餃子以外でボッキすることなぞ・・・」
ヤムチャ「マヌケは見つかったようだな!!」
- 377 名前:Classical名無しさん :04/04/26 23:45 ID:6Yws859Q
- みなさん乙です。もうお腹いっぱいになるくらいのペースですね。
>>349
レスキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
どうも見ていただいてありがとうございます(・∀・)
そうです、スキマ産業さんのnum1000のアレです。
顔文字は…まあ思い浮かばなかったのでジエンでやっちゃったんですけども。
今度なんかそういうムービー作ることがあったらその顔文字でいきたいと思います。
しかしアレ何人の人が見ることができたのだろうか…。
- 378 名前:Classical名無しさん :04/04/27 00:20 ID:GtjcCX32
- >>372
反応が薄いと嘆いているが、俺はあんたの小説が十分面白いと思う。
俺が感想をこれまで書いてないのは、単に感想の書き方がよく分からないから。
作者さんの力になるならなんか書こう、とは思うものの
「面白いよ」「期待してます」「○○キター」みたいな陳腐な事しか書けんのよ・・・
なんかこう、本当に期待してるのにそんなことしか書けない自分がもどかしいというかさ。
ホント、何書けば良いのやら。
こんなのって俺だけか?
- 379 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/27 00:32 ID:6pPd081w
- その頃フリーザは宇宙船の中で静かに待っていた。
「ギニューさんの気が消えた…」フリーザはそうつぶやくと外に出て
悟空たちのところに向かった。
「ギ、ギニューさん…私のいやな想像が当たりませんように…」
悟空はその頃仙豆で傷を癒していた。
「す、すげぇ!オラもう限界だと思っていたのにまだまだ力が湧いてくる!
…これならフリーザも何とかなるかもしれねぇ!」悟空は死にかけから
回復したときの戦闘力の上昇に驚いていた。
悟空が驚いているとフリーザが悟空たちのところに降り立った。
フリーザは辺りを見回すと「あなたたち、よくもギニューさんまで殺してくれましたね。
ギニューさんは良い方でした。そのほかの特戦隊の方、ザーボンさんやドドリアさん、
キュイさん…そのほか多くの方々…みんなみんなあなたたちに殺されてしまいました…
ギニューさんを殺したのは私の責任です…私が始末をつければ
ギニューさんは死ななかった。だからギニューさん達の為に決着はつけねばなりません。
ゆ…許さん…!絶対に許さんぞ!虫ケラども!!じわじわと嬲り殺しにしてくれる!
一人たりとも逃さん!ギニューさん達の痛みを味わうがいい!覚悟しろォ!」
- 380 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/27 00:36 ID:6pPd081w
- フリーザは気を高めだした。フリーザの体がぐんぐんと大きくなった。
そして「ハァハァ、これがフリーザ様第二形態って奴だ。
こうなったからには前よりは優しくないぞ。
戦闘力で行けば確実に100万を超えるだろう…
安心しろ…この状態で圧倒的な力を見せつけて絶望を植え付け
その後でじわじわと殺してやる。
今のうちに地獄でギニューに謝る言葉でも考えておくんだな。」
現在の戦闘力
悟空 30万(界王拳10倍で300万) ピッコロ 85000
クリリン 43000 ヤムチャ 42000 フリーザ 130万
- 381 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/27 09:19 ID:Cw43Kv7I
- 「まずお前だ!」フリーザがクリリンに襲い掛かった。
ズン…といういやな音がした。見るとフリーザの角が
クリリンの腹に突き刺さっていた。
「おっとっと、これは失礼したな。」
「あ…あ…」クリリンは地面に倒れた。
「ク・・・クリリン!」ヤムチャが悲痛な声で叫ぶ。
「まず1人と…次はどいつにするかな…よし、次はお前だ!」
フリーザは続けてヤムチャに襲い掛かった。
ヤムチャは避けようとしたが避けられなかった。
フリーザはヤムチャの頭を掴むと腹を殴りだした。
それを見ていたピッコロは「く…くそ…どうすればいいんだ。」
と悔しそうに言った。
だが、間もなく別の方向からやってくる何者かの気を感じ取った。
そいつは間もなくピッコロのところに降り立った。ネイルだった。
- 382 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/27 09:20 ID:Cw43Kv7I
- 「ネイル!」
「最長老様の遺言を受けて加勢しに来た。」
「遺言?」
「最長老様は先ほど亡くなられた。」
「ゲッ、ということはドラゴンボールはただの石に…」
「大丈夫だ。今ムーリ長老が最長老職継承の儀式を行っておられる。
数時間後にはドラゴンボールの輝きが戻るはずだ。
ところでピッコロ、頼みがある。」
「何だ?」
「俺と融合しろ。あいつの力は想像以上だ。
多分俺とお前が一緒に襲い掛かってもまず勝てない。」
「俺は嫌だ。人格を貴様にのっとられてたまるか。」
「大丈夫だ。人格はお前のものだ。俺はただきっかけを与えるものに過ぎん。」
「よし、いいだろう。だが気に入らなかったらすぐに追い出すぞ。」
「勝手にするがいい。」
ピッコロはネイルの身体に手を置いた。
激しい光と共にネイルの肉体は消滅した。
- 383 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/27 09:20 ID:Cw43Kv7I
- ピッコロは融合後の自分の力に驚いた。
「こ、これが俺だと?信じられんパワーだ。す…すげぇ!
俺は今最強の力を手に入れたのだ!よし、ヤムチャ。待ってろ!」
ピッコロはフリーザのところに飛んでいった。
既にヤムチャは半死半生で顔の判別が出来ないくらいひどく殴られていた。
「よくもヤムチャをやってくれたな。お返しをしてやるぜ。」
ピッコロはそういうとフリーザに蹴りを食らわせた。
フリーザは吹っ飛んで海に叩きつけられた。
海から上がってきたフリーザは「き、貴様!よくもやってくれたな。」
と怒りをあらわにして言った。
その頃、クリリンとヤムチャはは仙豆を食べ、復活していた。
現在の戦闘力
悟空、クリリン、ヤムチャ 前回と変わらず ピッコロ 150万
フリーザ 前回と変わらず
残りの仙豆 2個
- 384 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/27 19:15 ID:h6YlT0Rs
- 「フリーザ、引導を渡してやるぜ!死ね!」
ピッコロがフリーザに攻撃を仕掛けた。
フリーザは抵抗もままならず、どんどんピッコロの攻撃を受け続けた。
「かめはめ波―!!」
「気円斬!」
「操気弾!」
悟空、クリリン、ヤムチャもピッコロのサポートに回り猛攻を続けていた。
その時フリーザが言った。
「こ…ここまで俺を傷つけるのはお前らが始めてだぜ。
だがな。お前たちはそのおかげで更なる恐怖を味わうことになってしまった。
変身はこれで終わりじゃないぞ!俺はあと変身を2回残している!
さぁ、聞くがいい!地獄への子守唄!」
そういうとフリーザは変身を始めた。
変身を終えたフリーザは第一形態のときのように穏やかに話し出した。
フリーザはすっかり冷静を取り戻していた。
「ふふふ、それでは戦いを再開いたしましょうか。」
フリーザがピッコロに襲い掛かった。
現在の戦闘力
悟空、ピッコロ、クリリン、ヤムチャ 前回と同じ フリーザ 180万
- 385 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/27 19:16 ID:h6YlT0Rs
- 変身を終えたフリーザはスピード、パワー共に格段に上がっていた。
ネイルとの融合を経て桁外れの戦闘力を身につけたはずのピッコロは
フリーザにとも足も出ずに攻撃を受けまくった。
「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」
フリーザのすばやい突き攻撃がピッコロを襲う。
フリーザの攻撃でピッコロは
もはや戦うことが出来なくなってしまっていた。
「く、くそ!フリーザ!今度はオラが相手だ!」
悟空がフリーザの前に立ちはだかった。
「ヤムチャ、クリリン。ピッコロを安全なところに移動させてくれ!」
悟空の命令でヤムチャとクリリンは大怪我をしたピッコロを
安全な場所に運び仙豆を食べさせた。
- 386 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/27 19:16 ID:h6YlT0Rs
- 「あのナメック星人ですら私の前では児戯同然であったはずなのに、
まさか自分なら勝てるとお思いなのですか?
いいでしょう。あなたの勇気に免じてこのフリーザ様の
最終形態を見せてあげましょう。そして地獄で広めてくださいね。
この私の強さを!」
フリーザは変身を始めた。まばゆい光と共にフリーザの気が更に大きくなった。
そして遂にフリーザの最終形態が姿を現した。
「お待たせ。これがボクの最終形態だ。今お前はずいぶん
ガキっぽいと思っているんだろうが、この形態は今までの形態とはもはや
比較の対象にはならないよ。さあ、やろうか。」
そう言い終るとフリーザは指先から光線を数発出してきた。
悟空はそれを全て片腕ではじき返した。
「ふーん、なかなかやるじゃないか。じゃあこれはどうかな。」
フリーザは蹴りやパンチを悟空に仕掛けた。
悟空はそれを上手くかわしながらフリーザと戦った。
「す・・・すげぇ。もはや俺たちとは別世界の住人のようだぜ。」
それを見たヤムチャが思わずうなった。
- 387 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/27 19:17 ID:h6YlT0Rs
- それからも悟空とフリーザの激突は続いた。
だが、次第に悟空が不利になってきた。
フリーザが遂に本気を出して攻撃してきたのである。
フリーザの猛攻で悟空もまた体力をどんどん削られていった。
「こ、こうなったら危険だが20倍界王拳を使うしかねぇ!はっ!」
界王拳20倍を使った悟空はフリーザを殴り飛ばし、
かめはめ波を放った。
すさまじい閃光がフリーザを襲ったが、フリーザはこれでも死ななかった。
界王拳20倍を出した悟空はその反動で気が大きく減ってしまった。
もはや悟空に勝ち目はなかった。すると悟空は上空に上り、
手を高く掲げた。「あれは元気玉のポーズ!悟空の奴、元気玉を使う気か。
だが、元気玉は隙がでかすぎる。危険だ。」ヤムチャが叫んだ。
「俺にいい方法がある。ヤムチャ、クリリン。俺にありったけの気をよこせ!
悟空を見殺しに出来るものか!」ピッコロは言った。
クリリンとヤムチャは自分の気の殆どをピッコロに渡した。
- 388 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/27 19:18 ID:h6YlT0Rs
- その頃フリーザは「何だ?手を掲げて降参のポーズって奴か?」
と悟空の取った行動をいぶかしげに見ていた。
その時彼は空がやけに明るいのに気が付いた。
上空を見ると巨大な元気玉がそこにあった。
「き、貴様!このフリーザ様をそんな不意打ちで倒せるとでも思っていたか!
死ねーッ!」フリーザが悟空に気功波を撃とうとしたその時、
ピッコロの突撃を食らった。フリーザは海へと吹っ飛んでいった。
海から上がったフリーザは「このクソナメック星人め。
人が放って置けばいい気になって奇襲攻撃なんかしやがって…」
次の瞬間気功波がフリーザを襲った。
ヤムチャとクリリンのWかめはめ波だ。
「あ、あいつら少ない気で無理しやがって…」
「あの地球人どもめ!このたび重なる怒り!もう我慢できん!
貴様らサルどもを完全にこの世から消してやる!」
だが次の瞬間「で、できたッ」と悟空が叫んだ。
悟空は出来上がった元気玉をフリーザに向け放った。
- 389 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/27 19:19 ID:h6YlT0Rs
- 元気玉はフリーザを飲み込んだ。元気玉が地面についた瞬間、
元気玉は大爆発を起こした。
元気玉の落下地点はクレーターとなった。
だが、そこには悟空とピッコロの姿がなかった。
「ご、悟空?」
「大丈夫さ。悟空が死ぬもんか。あ、ヤムチャさん、あれを見てください。」
そこには近くの小島に悟空の身体を陸に引き上げるピッコロの姿があった。
「やったー!悟空は生きていたぞ!」
「ヤムチャさん。行きましょう。」
ヤムチャたちはその島に行った。そして悟空に最後の仙豆を与えた。
「悟空、遂にやったな。おいっ!」とヤムチャ。
「ははは、これで天津飯さん達を生き返らせることができるぞ!」とクリリン。
「ナメック星もずいぶんひどいことになってしまったが、
これで死んだ者達も浮かばれるだろう。」とピッコロ。
悟空は「さぁ、隠れ家に戻ろう。そしてこの星が
平和になったと言いに行くんだ。」と言った。
だが、次の瞬間、クリリンは顔が真っ青になった。
そこには死んだはずのフリーザがいたのである。
- 390 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/27 19:20 ID:h6YlT0Rs
- フリーザは「よ、よくもこのフリーザにここまで屈辱を与えたな。
このフリーザ様が死に掛けたんだぞ。お前たちは絶対に許さん。
たとえダメージを負っていても貴様らごときゴミをかたずけるのは訳ないぞ!」
そういうとフリーザは指を動かした。
クリリンの体が自分の意思とは無関係に上空に上っていく。
「や、やめろーッ!フリーザー!」悟空は叫んだが、
クリリンは「悟、悟空―――ッ!!!」と叫んで爆発を起こし消滅した。
悟空は「ゆ、許さんぞ…よくも…よくも…」悟空は逆上した。
対の瞬間、悟空は怒りで頭が真っ白になった。
そして悟空の髪は逆立ち、金色の光を放ち始めた。
「な…なんだ…あいつの変化は…」とフリーザは驚きを隠せなかった。
悟空はヤムチャに「ヤムチャ、ピッコロ!逃げろ!こいつはオレがぶっ殺す!
さぁ、オレの理性のあるうちにさっさと逃げるんだ!」と言った。
ヤムチャは「わ、わかった悟空。元気でいろよ。絶対生きて帰れよ。」
と言って、ピッコロと共にその場を後にした。
- 391 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/27 19:21 ID:h6YlT0Rs
- 「いい加減にしろ…このクズ野郎…罪のない奴を次から次へと殺しやがって…
餃子、天津飯、クリリンはお前たちのせいで死んだ。
…俺は怒ったぞ!フリーザ!」
「き、貴様はいったい何者だ!」
「とっくに御存知なんだろ。オレは純粋な心をもち、
穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士
スーパーサイヤ人孫悟空だ!」
その頃ヤムチャとピッコロは隠れ家に向かって飛んでいた。
「悟空の野郎。もう俺とは比較にならねぇレベルの強さになりやがった。
ところであれはいったい何なんだ。」とピッコロ。
「…あれは恐らく伝説の戦士超サイヤ人だと思う。
オレはベジータたちの宇宙船にあった資料を読んだんだが、
そこには『1000年に一度、黄金の髪を持つ超サイヤ人現れ
悪しき者を滅ぼさん』と書かれていたんだ。
悟空こそまさに超サイヤ人だと思う。」とヤムチャは言った。
- 392 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/27 19:21 ID:h6YlT0Rs
- 悟空とフリーザの激しい激突は続いた。フリーザは100パーセントの力を出して
悟空を倒そうとしたが悟空には通じなかった。
そして遂に悟空は自分の全ての力を集めたかめはめ波を放ち
フリーザをこの世から消滅させることに成功したのであった。
戦いを終えてナメック星人のところに戻った悟空は新たな最長老となった
ムーリ達から熱烈な歓迎を受けた。悟空はその日は泥のように眠った。
そして翌日、遂にドラゴンボールを使う日が来た。
まず最初の願いでクリリンを、次の願いで餃子を、
最後の願いで天津飯をよみがえらせた。
そしてそれから数日後、遂に一行が地球に帰る日が来た。
「本当にどうもありがとうございました。あなたたちの恩は子孫代々に
語り継ごうと思います。本当に…ありがとう…」
ムーリは涙を抑えることができなかった。
そして悟空たちはナメック星人達に別れを告げると宇宙船に乗り込み
地球へと帰っていった。
- 393 名前:ドラゴンボール異聞録 :04/04/27 19:22 ID:h6YlT0Rs
- ナメック星での戦いから5年の月日が流れた。
ヤムチャとプーアルとブルマはパパイヤ島の天下一武道会会場前にいた。
ピッコロ大魔王事件で11年間も開催されていなかった
天下一武道会がようやく再開されることになったのである。
ヤムチャが正門の前に着くとそこにはみんな待っていた。
悟空、チチ、悟飯、ピッコロ、クリリン、天津飯、餃子、ウーロン、武天老師。
彼らと会うのは5年振りである。
「よぉ、みんな元気そうだな。」とヤムチャ。
「ヤムチャ。久しぶりだな。おめぇ、5年前より腕上げただろ。」と悟空。
地球に帰って間もなく、ヤムチャはカプセルコーポレーションに戻った。
ブルマはヤムチャの無事を確認すると泣きながらヤムチャに飛びついた。
半年後、ヤムチャはブルマと結婚した。とても幸せな生活だった。
だが、ヤムチャはそういう中にありながらストイックに修行を続けたのであった。
ヤムチャは以前のような軟派で浮気性のヘタレでは無くなっていた。
ヤムチャはサイヤ人との戦い、ナメック星での戦いを
通じて心が大きく成長したのである。
「ああ、俺も今回は手を抜かず修行をした。絶対に負けないぜ。」
とヤムチャは悟空に言った。
揃った一行は会場へと歩き始めた。
ドラゴンボール異聞録 Fin
- 394 名前:異聞録作者 :04/04/27 19:28 ID:h6YlT0Rs
- これでドラゴンボール異聞録は完結です。
自分は感情表現を書くのが下手なので意味不明な所が所々
ありましたが、そこのところは許してください。
現在連載しておられるSSの作者さんたち、
これからもがんがってください。応援してます。では。(´ー`)/~~
- 395 名前:Saiyan Killer :04/04/27 20:11 ID:hy3TAMMY
- >>394
お疲れ様でした。ヘタレからヤムチャは脱却を果たしたんですね。
良かった良かった(w
>>378
ありがとうございます。そう言って頂けるとキーを打つ指にも
力が入ります(w
別に難しい言葉や、飾った言葉はいらないと思いますよ。ただの
何でもない一言でも、職人の皆さんは嬉しいと思います。
それでは今日も淡々といきます。
- 396 名前:Saiyan Killer :04/04/27 20:13 ID:hy3TAMMY
- 第15話
1時間後…
「………」
ボロボロのマーリンを別の洞窟のアジトに運び、隠しておいた仙豆の
ありかを思い出す。しかし結局思い出せなかったので、ブルマの家に
置いてきたプーアルに電話して聞く。テレビのチャンネルを外した
ところに2個発見。なんで俺はこんな所に隠したんだろうと思いつつ、
少女の口にそれを無理やり押し込む。
「ふぅ…これで一安心だな」
ごくり、とマーリンの喉が鳴った。何とか飲み込めたようだ。ゆっくりと
目が開かれていく。
「………ここは………」
のろのろと身体を起こす。辺りを伺うが、見覚えの無い場所に怪訝そうな
顔をする少女。ふと気付くと傍らには男が立っていた。やはり見覚えが
無いらしい。
「……だれだ………?」
- 397 名前:Saiyan Killer :04/04/27 20:14 ID:hy3TAMMY
- あまりに少女にとって異常な一日だったせいか、どうやら記憶が混乱して
いるらしい。目もうつろで焦点がまるで合っていない。
「荒野のヒーローにしてお前の命の恩人、ヤムチャ様だ。判ったら大地に
額をこすりつけ、この俺を拝め」
さらっとトンデモない事を言っているが、それについてはマーリンは
触れず、何やらぶつぶつとつぶやいている。
「ヤムチャ…ヤムチャ…ヤムチャ…………ヤムチャ!? ヤムチャ!殺す!!」
一気に何かが繋がったのか、少女の目の光に力が戻った。そして
立ち上がり、傍らの男に一撃を加えようとした瞬間…洞窟内に
乾いた音が弾ける。
……ッパァァァン……!
- 398 名前:Saiyan Killer :04/04/27 20:15 ID:hy3TAMMY
- 第16話
「………ッ!」
マーリンの身体がバランスを崩しかける。何が起きたのか良く判らない。
ややあって左頬に走る痛み…どうやら顔に攻撃を受けたらしい。しかし
それはダメージを与える事を目的としたものではなかった。平手で頬を
張られたのだ。
「おまえ…いい加減にしろよ! 話も聞かず、人の家をぶっ壊した
あげくに、勝手な思い込みで誰彼かまわずケンカ売って、その上、自爆
までしやがって!! さっきだって相手が悟空だったから良かった
ものの、これがベジータだったら間違いなく殺されてたんだぞ!!」
ヤムチャの怒声が洞窟内を揺らす。張られた頬にそれがぴりぴりとする。
戦闘力38000以上のパワーによる、本気の怒りのすさまじい迫力に、
少女はへなへなと地面にへたり込んでしまった。
じんわりと熱さを増していく頬に手を当てながら、マーリンはまたも
考え込んでいた。なぜこの男は怒っているのだろうと。さっきもそうだ。
自分がどうなろうと男には関係ないはずなのに、どうしていちいち
怒るのか。それにわたしは、改めてこの男を殺すと言った。さっき
殺されていれば、この男にとっても面倒事が無くなるだけの事で、
わざわざ助ける理由などどこにもないはずなのに。本当にこの星は
おかしな事が多すぎる…。
- 399 名前:Saiyan Killer :04/04/27 20:16 ID:hy3TAMMY
- そしてしばらくぼんやりしていると、少女はある事に気がついた。
腕がある。しかも2本とも。どんなハイテク医療を施されたのか、
完全に元通りだ。
「…………?」
まだはっきりと思い出せないが、確か自分はファイナル・グラン
スピアードを放った。あれを使って腕は半分消し飛んだはずなのに、
なぜか両腕が存在する。やはりさっきの戦いは夢だったのだろうか。
いまだ怒りが収まらないような面持ちで厳しい視線を向けている
ヤムチャに、少女が小さな声で尋ねる。
「この腕……お前が…治してくれたのか…?」
「ああ…と言っても、別に俺の手柄じゃない。俺は仙豆を食わせた
だけだからな」
何の事かよく判らないが、否定はされなかったようだ。張られた
頬よりも、なぜか一瞬胸が熱くなった。しかし、それはつまり
さっきの戦いが夢では無かった事でもある。
霞が掛かったような先刻の戦いの記憶…いや、あれは戦いなどでは
無かったように思える…それが少しづつはっきりと蘇ってきた。
- 400 名前:Saiyan Killer :04/04/27 20:17 ID:hy3TAMMY
- 第17話
そう、あれは戦いと呼べるものでは無かった。冷静さを著しく欠いて
いたあの時は判らなかったが、今思い出すとよく判る。
ただ一方的にマーリンは攻撃するものの、サイヤ人は結局、明らかな
余裕を持ってそれを避けるだけで、一度も攻撃らしい攻撃を仕掛けては
来なかった。下を向き、少女は情けなさに唇をかむ。
だがしかし、最後のファイナル・グランスピアードは確実に決まった
ように覚えている。その前後の記憶が少し欠けてはいるが、それだけは
間違い無い。顔を上げ、ヤムチャに恐る恐る尋ねる。
「…さっきの戦い…あれは結局どうなったんだ………?」
「戦いね…ま、そう言う事にしておこうか。どうもこうも無ぇよ。
自分でも判ってるだろ? 」
確かにその通りなのだが、改めて他人に指摘されるのは気分が悪い。
不機嫌そうな表情で再び尋ねる。
「……だから、あのサイヤ人はどうなったと聞いている……!」
- 401 名前:Saiyan Killer :04/04/27 20:19 ID:hy3TAMMY
- あきれたようにヤムチャが答える。
「だから言ってるだろ。どうもこうも無いって。あいつは傷一つ無く
ピンピンして帰っちまったよ」
この答えにマーリンは唖然となる。そして猛烈な勢いでヤムチャに
食って掛かった。
「そんな筈があるか!! あれはわたしの最大の技なんだぞ! たかが
戦闘力5000ぽっちのサイヤ人に耐えられる訳がない!! 当たりさえ
すればお前だって……!!」
ッパァァァン…
再び乾いた音が響く。今度は右頬にビンタが飛んだ。
「ッッ………!」
痛い。涙が出るほど痛い。今まで敵から受けたどんな攻撃よりも痛か
った。必死に涙をこらえるものの、たまらずに一粒、また一粒が少女の
頬をつたう。その様子を見ながら、静かに男が声をかける。
「わめくな……今から教えてやる…」
- 402 名前:Classical名無しさん :04/04/27 21:17 ID:zwaYYYUY
- >>Saiyan Killer
おもしろいですね。文章力ないんで感想とかうまく言えないけど,
おもしろいです。がんばって続き書いてください。
- 403 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/04/27 21:28 ID:Ld2lNfrU
- 第一話 出会い
太陽の照り付ける広い荒野を二十歳くらいの青年が歩いていた。
彼の名は孫悟飯。武天老師こと亀仙人の一番弟子である。
14歳のときから亀仙人の元で修行を続けていたのだが
彼は先日師より「もはやお前に教えることは何も無い。
これからはわしの元を離れ修行に励むが良い。」と言われ、
修行の旅に出たばかりであった。
孫悟飯には夢があった。いつかは世界で名を轟かす有名な拳法家になること。
これが彼の夢であった。それから数時間が過ぎ、日が暮れた。
悟飯は適当な岩の陰にもたれかかり眠った。
それから小一時間が過ぎた頃、彼の眼前で光が瞬いた。
光がなくなった後、そこには15、6歳くらいの少年が倒れていた。
その少年の着ている服には「樂」と言う文字の刺繍があった。
悟飯は彼を介抱した。少年は朝方になって目を覚ました。
「ん…何だあんたは?…ここは俺の家の前か…はっ、
あんた、プーアルを見なかったか?空を飛ぶ猫なんだが」
「少しは落ち着け。飯を食いながらでも話は聞いてやる。」
悟飯は食事を少年に手渡した。
- 404 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/04/27 21:29 ID:Ld2lNfrU
- 「あんたなんていう名だ?」
「ヤムチャ。あんたは?」
「オレは孫悟飯。世界一の武道家になるために旅をしている。」
「何?孫悟飯と言ったら世界的に有名な憲法家じゃないか!」
「なんだって、オレが有名な憲法家?バカを言え。
オレは駆け出しの武道家だ。その証拠に俺の実力は師匠の
武天老師様に比べるとはるかに及ばない。」
「あんた本当に孫悟飯か?」
「ああ、そうさ。オレが武天老師が一番弟子・孫悟飯だ。」
「ちょっと待て、孫悟飯が武天老師の弟子だった時期は
50年近く前のことだぞ。うそをつくんじゃない。」
「俺は嘘なんかつかない。武天老師様は7年前にオレを弟子にするまで
弟子は取ってこなかったんだ。」
「まぁいい。あんたが孫悟飯かどうかは別としてここは俺の家の前だ。
この荒野一帯はオレの縄張りだ。介抱してくれたことは感謝するが
さっさとこの荒野から出て行ってくれないか?」
「ここがお前の家の前だと?確かにこの岩には洞窟らしきものがあったが
誰も住んだことのある形跡など無いぞ。」
「な、なんだと!」ヤムチャはすぐに家である岩の洞窟に入った。
- 405 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/04/27 21:31 ID:Ld2lNfrU
- なるほど、そこにはヤムチャが見慣れた食器や家具の類は一切置かれておらず
誰かが住んだ形跡は見つからなかった。
「ど、どういうことなんだ。これは一体…」
「そういえばお前、昨日の晩に光と共に現れたんだが何か思い当たりはあるか?」
「そうだ。オレは昨晩狩りから帰ってきてあと数メートルで家という所で
光が空から降ってきたんだ。
そこで意識を失い気が付いたらあんたに介抱されていた。
も、もしかするとここは別の世界なのか…?おい、あんた。
今エイジ何年だ?」
「701年だ。」
「48年前!信じられん。まさか過去なんかに飛ばされるなんて…」
「どうやらその口ぶりだとお前は未来の世界から飛んできたのか…
道理でオレの未来を語れるはずだ。
- 406 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/04/27 21:36 ID:Ld2lNfrU
- お目汚しですがとりあえず第一話うpしました。
前回書いた作品ではヤムチャがろくに活躍できなかったので
今回はちゃんとしたヤムチャSSにするつもりです。
つまんなかったら言ってください。すぐにやめます。
- 407 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/04/27 21:38 ID:Ld2lNfrU
- >>404
やべ、いきなり「拳法家」を「憲法家」にしてしまった…
_| ̄|○
- 408 名前:Classical名無しさん :04/04/27 22:03 ID:6X4DmG5o
- さようなら異聞録
こんにちはレジェンドオブヤムチャ
- 409 名前:Saiyan Killer :04/04/28 00:26 ID:SCCIi05o
- >レジェンド オブ ヤムチャ
タイムスリップ物ですか。面白そうなアイデアと思います。て言うか
面白いです(w
過去に飛ばされたヤムチャのサクセスストーリーなのかと愚考しますが
いかに? 期待してます!
- 410 名前:Classical名無しさん :04/04/28 00:28 ID:XGtudtd6
- つまんない
- 411 名前:Classical名無しさん :04/04/28 01:13 ID:oFyrvU5s
- >レジェンド オブ ヤムチャ
若い孫悟飯が出るのは新鮮ですね。
期待してます。
- 412 名前:Classical名無しさん :04/04/28 01:16 ID:GtjcCX32
- じっちゃん期待
- 413 名前:Classical名無しさん :04/04/28 06:36 ID:jbqGBQF2
- >>406
前は何をかかれていたんですか?
- 414 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/04/28 07:54 ID:jzMR495Y
- 第二話 旅立ち
ヤムチャは泣いた。
「オレは…ただプーアルと一緒に暮らしていたかっただけなのに…
何でこんなことになったんだ…オレが盗賊なのが悪かったのか…
こんなのねぇよ。うおぉぉぉぉぉ!!」
ヤムチャはそれから数十分泣き続けた後、ヤムチャは悟飯に言った。
「悟飯さん、あんた確か世界中を旅していると言ってたな。
俺をあんたの旅に連れて行ってくれ!
俺は元の世界に戻れる方法を探したいんだ。
あんたについていけばなんかの手がかりを得られるかもしれん。」
「いいだろう。ついて来たければついてこい。」
こうしてヤムチャは孫悟飯と共に旅立つことになった。
- 415 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/04/28 07:54 ID:jzMR495Y
- ヤムチャたちが旅立って数日後、2人は山道を歩いていた。
目の前に山賊熊が現れた。
「へっへっへ、金目の物を置いていけ。」
といきなり金品を要求する山賊熊。
「お前こそ今までに奪った金品を置いていけ。」
とヤムチャは山賊を挑発した。
どうやら勝てる自信があるらしい。
山賊は手に持った大刀でヤムチャを切りつけてきた。
ヤムチャはそれを避けた。
「これでも食らえ!狼牙風風拳!」
ヤムチャは山賊にパンチのラッシュを打ち込んだ。
だが山賊は平気な顔をしていた。
「俺は身体を鍛えているんだ。お前の攻撃なんぞきかねーよ。」
山賊熊はヤムチャを殴り飛ばした。
山賊が刀でヤムチャを斬ろうとした時、悟飯が目の前に立ちはだかった。
- 416 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/04/28 07:58 ID:jzMR495Y
- 「なんだてめぇは!てめぇまで俺の邪魔をするのか。」
「そのつもりだ。」
山賊は悟飯に斬りかかったが悟飯はそれをいとも簡単に受け止めた。
「えい、この、ちくしょう、なんで?」
山賊は何回も斬りかかろうとするが、悟飯はそれを全て片手で受け止めた。
悟飯はジャンプすると山賊の眉間を思いっきり殴った。
山賊はどさりと倒れた。
「す、すげぇ。悟飯さん。」とヤムチャは驚いていった。
悟飯はヤムチャの顔を思いっきり殴った。
「な、何すんだよ!」
「アホかお前は!自分の力を妄信して突っ込む奴があるか!
お前って本当に井の中の蛙だな。世界にはお前より強い奴が
ごまんといる。自分だけが強いと思うな。
だが、お前の狼牙風風拳とかいう技、あれはかなりスピードが
あっていい技だな。どうだ。オレがお前を鍛えてやろうか?」
「はい、お願いします!悟飯さん!」
こうしてヤムチャは悟飯から拳法を学ぶことになった。
--------------------------------------------------------
>>409>>411-412
どうもありがとう。がんばります。
>>413
異聞録の最終回とレジェンドオブヤムチャ第一話の
IDが違っていますが異聞録です。
- 417 名前:Saiyan Killer :04/04/28 20:21 ID:/ZF5YtxY
- >>402
ありがとうございます。これからもよろしくです♪
どうもGW中はあまり更新できそうにありません…その分、
今日は少し多めにうぷしますので、よろしくお付き合い
ください。
それではいきます。
- 418 名前:Saiyan Killer :04/04/28 20:22 ID:/ZF5YtxY
- 第18話
そう言ってヤムチャは立ち上がると、マーリンにスカウターの起動を
うながした。
「…さっき悟空も言ってたように、その機械は俺たちにはあんまり意味が
無いんだ。今の俺の数字はいくつになってる?」
ピピピ…しばらくして、スカウターは38000を表示する。少し落ち着いた
ものの、まだ目は真っ赤なままのマーリンがそれを告げる。
「よし、じゃあよーく見てろよ」
そう言うとヤムチャは…見るからにだるそうなポーズで、壁に寄りかかった。
「…………!!??」
スカウターの数値がどんどん減少していく。30000…25000…10000…
信じられない、と言う風なマーリンの表情。
「ふぅ…今の俺の数字はいくらだ?」
「せ……戦闘力…たったの177……?」
「まぁ、限界まで下げればほとんどゼロにも出来ると思うけど、これでも
充分だろ。判ったか? 俺たちはその戦闘力ってヤツをコントロール
出来るんだ」
- 419 名前:Saiyan Killer :04/04/28 20:23 ID:/ZF5YtxY
呆然としながらマーリンがつぶやく。
「信じられない…確かに戦闘力をコントロールできる種族がいる事は
聞いた事があったけど、ここまで変化させられるなんて…」
「それでも事実は事実だ。つまり、お前が見ていた悟空の数字はまるで
デタラメだったって事さ」
「…でも、あいつはサイヤ人だ。地球人のお前がコントロール出来る
のは判ったけど、サイヤ人にそんな事ができるのはおかしい!」
「別におかしくはないさ。これは武術の技だからな…学べば誰だって
出来るようになる」
「………ブジュツ……? なんだそれは」
また良く判らない単語が出てきたとマーリンは思った。自分のつけている
翻訳機は、そうとう高度なもののはずなのだが。
「どう言ったらいいかな…精神と肉体を研磨・鍛錬し、宇宙との合一を
目指す…ってな話もあるが、ぶっちゃけケンカのやり方、だな。俺と
悟空はもともとそこの同門だったって訳さ。だから俺に出来る事は、
ほとんどあいつにだって出来る」
ヤムチャの説明が続く。
「…もっとも、それは昔の話だ。今のあいつは、もうそう言う次元じゃ
ないからな。お前も見ただろ?」
- 420 名前:Saiyan Killer :04/04/28 20:23 ID:/ZF5YtxY
- 第19話
何を…と言いかけたマーリンの脳裏に、霞む視界の中で見えた、まばゆい
金色の戦士が浮かぶ。
「今の悟空は伝説の超サイヤ人なんだ。勝てるヤツなんてこの世には
存在しねぇよ…」
あれが超サイヤ人…野蛮で知性の欠片も無いようなサイヤ人の変身とは
にわかには信じがたい美しさだった。だが、それでもサイヤ人を一瞬でも
美しいなどと感じた自分に腹が立つ。その上ヤツは自分を見逃したのだ。
サイヤ人に情けを掛けられるなど、少女にとっては最大級の侮辱である。
唇をかみ締めるマーリンに構わず、ヤムチャが話を続ける。
「…なにせ、あのフリーザすら倒しちまったんだ。俺やお前程度にどう
にか出来る相手じゃない。判ったらあきらめて地球から出て行くんだな」
「…今なんと言った!? フリーザを倒しただと!!??」
惑星戦士でフリーザの名を知らぬものなど存在しない。むろん少女も
知っている。それどころか、ほんのわずかな間だが、フリーザ軍に所属
していた事もあった。それゆえフリーザの力がどれほどのものか、いやと
言うほど知らされていたのだ。
- 421 名前:Saiyan Killer :04/04/28 20:24 ID:/ZF5YtxY
- 「そんなバカな…確かフリーザは……ナメコ星だかナマコ星に出かけ、
そこで星の爆発に巻き込まれて瀕死の重傷を負ったと聞いていたが…」
「…ナメック星な…。確かに星は爆発したが、その前に悟空にボコボコに
されちまってたんだよ。ちなみにフリーザもその父親も、両方もう死ん
でる」
ややこしい事になりそうだったので、ヤムチャはトランクスの事は黙って
結果だけを伝えた。
…マーリンの視界がぐにゃりと歪む。フリーザの戦闘力が53万と言うのは
有名な話だ。それを倒したとなると、超サイヤ人の戦闘力はそれ以上…事
によると100万以上かもしれない。そう思うと、自分がなんと無謀な戦いを
仕掛けたのか、思い出すだけでも冷や汗が出る。確かにそれだけの差が
あれば、あの技を受けても無傷に違いない。恐竜に蚊が刺した程度の結果と
変わらないだろう。
体中からイヤな汗が止まらない。かたかたとわずかに身体も震えている。
だが、聞かずにはいられない。意を決し、ヤムチャに問う。
- 422 名前:Saiyan Killer :04/04/28 20:24 ID:/ZF5YtxY
- 第20話
「…お前は…その超サイヤ人が戦う姿を見た事があるのか…?」
「ん…まぁ一応はな」
「だったら判るだろう…その超サイヤ人は一体いくらぐらいの
戦闘力なんだ……!?」
突拍子も無いことを聞かれ、ヤムチャは困った。
「と言われてもなぁ…その戦闘力ってのもよく判らないし…」
「だいたいでいい! お前の何倍強いのかで考えろ!」
そう言われて、ヤムチャは何やらぶつぶつと言いながら考え込む。
しばらくして、
「…はっきりとは言えないけど…」
「判ったのか!? で、いくらだ!?」
「たぶん500万はあるな。少なくとも」
想像以上の現実離れした数字を挙げられると、そのまま少女は何も
言わず………ばたりと倒れた。
「またか…こいつ、気絶癖でもあるのか? まぁいいや。もう遅いし、
このまま放っておこ」
念のため、小汚い毛布をマーリンにかけると、ヤムチャもごそごそと
寝袋に入る。明日も修行だ。人造人間とやらの戦いまであと2年もない。
「まったく…やっかいな事に巻きこまれちまった…」
- 423 名前:Saiyan Killer :04/04/28 20:25 ID:/ZF5YtxY
- また夢を見ていた。少女の遠い記憶の夢。
誰かの声が聞こえる…母親と男の声。
「…わざわざ休暇まで使って探しに来てやったんだぜ? いいかげんに
あきらめて、俺と一緒に来るんだな。もちろんガキはどっかの星にでも
捨てるけどな…くっくっくっ」
「…触らないで!無礼な…っ!」
「おいおい、お前まだ自分の事をお姫様と思ってんのか? まったく
おめでたい女だが……そうでなくちゃ面白くねぇ……!!」
ビリ、ビリ、ビリ
目の前で母親の服がただの布切れになっていく。そしてあらわになる。
白い白い肌が。
赤銅色に焼けた男の肌が、余計にその白さを際立たせる。その白さが
まぶしくて、思わず目をつぶった。再び世界が音だけになる。
母親の何かのうわごとと、男の獣じみた呼吸音だけが響く。怖い。怖い。
だから耳も塞いだ。そして世界からは…何もなくなった。
- 424 名前:Saiyan Killer :04/04/28 20:26 ID:/ZF5YtxY
- 第21話
ズズズズズズ………ゴゴゴゴゴ…………ッッ………
地鳴りの音と、大気と大地の振動がマーリンを現実に引き戻す。
「ここは…」
小汚い毛布を除け、身体を起こしながら辺りを見回す。今度は
混乱は無かった。ここはヤムチャと言う男の隠れ家だ。
だが、そのヤムチャがいない。振動の事も気になる。少女は用心
深く外へ出る事にした。
表に出ると、そこではヤムチャが修行中だった。スカウター無し
でも感じられるほどのエネルギーの高まりが、大地を大きく揺らし
続けている。
ピーッピーッピーッ!
スカウターが勝手に起動した。あまりに危険なほどの戦闘力を感知
すると、自動で立ち上がるような設定なのだろう。マーリンも一応
確認してみる。だがそこには、またしても彼女の想像を超える数値が
表示されていた。
- 425 名前:Saiyan Killer :04/04/28 20:26 ID:/ZF5YtxY
- 「せ……戦闘…力…じゅ……15万………!?」
こんな戦闘力の持ち主は、フリーザ以外では見た事も聞いた事も
無かった。あのギニュー特戦隊の隊長、フリーザ一族を除く実質
宇宙NO.1のギニューでさえ、12万がやっとだと言う。しかもその
ヤムチャですら絶対に勝てない、次元が違うと断言する超サイヤ人…
…マーリンは自分を取り巻く現実を再認識すると、またも気が遠く
なりかけた。
「よう。もしかして起こしちまったか?」
マーリンに気がつき、ヤムチャが声を掛ける。
「いや…わたしの方こそ邪魔したようだ。すまない…」
ここに来てから、ずいぶんと謝罪の言葉を口にしている事にふと
気付く。面白い事ではないはずだが、なぜか悪くない気分だ。
「ああ、でももう少しで終わるから。そしたらメシにしよう。
仕込みはたっぷりしてあるから安心しろよ! はははっ」
そう言うとヤムチャの体を包む光が、さらに激しさを増していく。
「ぐぐぐッ……ぎぎ………」
うめき声を上げながら、その光の中心でヤムチャは、必死に何かに
耐えていた。スカウターの数値はすでに25万を超えている・・・。
- 426 名前:Saiyan Killer :04/04/28 20:27 ID:/ZF5YtxY
- 第22話
全く底の知れないヤムチャの力に、ただただ呆然とするマーリン。
自分と戦った時も、まるで本気では無かったのだ。そして改めて
思う。この男は決して自分の敵ではないのだと。
「はぁぁぁ…やっぱまだ7倍はきついな…使いこなせるのはせいぜい
5倍までってとこか」
朝の修行がようやく終わったようだ。完全に普通の状態に戻った
ヤムチャが、独り言を言いながらマーリンの方へ歩いてくる。
そして、そんなヤムチャを少女が真剣な表情で見つめていた。
「な…なんだよ。俺、何か変か?」
「…いや、本当にお前はすごい男なのだと思っていた。わたしも
いろいろな星に行ったが、お前ほどの男は見た事が無い」
率直な感想を口にする少女。しかし、男はあっさりとそれを否定
する。
「…そんな事ねぇよ。これでも仲間内じゃ弱い方なんだぜ、俺」
- 427 名前:Saiyan Killer :04/04/28 20:28 ID:/ZF5YtxY
- この星の異常ぶりに、もう大抵の事では驚かないつもりだった
マーリンもさすがに目を丸くする。
「な…んだと…? お前が弱い…? あの超サイヤ人以外にも
お前が勝てない相手がこの星にいると言うのか……?」
洞窟の方へすたすた歩きながらヤムチャが答える。
「まぁな。ベジ…は置いといて、ピッコロには絶対勝てそうに
無いし、悟飯も…ちょっとヤバそうだな。クリリンと天津飯
も正直難しそうだ。ヤジロベーと餃子ぐらいか。俺が勝て
そうなのって」
宇宙の無法者どもはどこにでも現れる。例えそれが辺境のこんな
星であっても。そしていつか来るであろう、まだ見ぬそいつらに
少女は軽く同情した。そして宇宙は本当に広い、と思った。
「まぁ、そうは言っても、悟空とは次元が違うって点では、俺も
そいつらもどんぐりの背比べなんだけどな」
洞窟内に戻り、朝食の準備をしながらヤムチャが話を続けた。確かに
昨日のヤムチャの話が本当だとしたら、50万でも100万でも超サイヤ人
には遠く及ばない事に変わりは無い。戦闘力500万以上…想像すら
出来ない領域にその男は存在する。
- 428 名前:Saiyan Killer :04/04/28 20:28 ID:/ZF5YtxY
- 第23話
ヤムチャから手渡された器に盛られた中身から、不思議な匂いが漂う。
昨日とは少し違うようだ。
それでもマーリンは迷う事無くスプーンを口に入れる。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜………」
再び訪れる至福の時。昨日の鍋は辛かったが、今日のはなんと甘い
味付けだった。嬉しい不意打ち、と言う奴だろうか。また身体を
ぐらぐら揺らしながら、一心不乱にスプーンを口に運ぶ。
「朝は糖分を補給するのが一番らしいんでな。果物をベースに
仕立ててみたんだが…どう? いける?」
今はそんな事に口を使ってる場合じゃないと言わんばかりに、マーリンは
一言も発さずスプーンをくわえたまま、ぶんぶんと首を縦に振る。
「そうか。初めて作ったにしちゃ上出来なのかな…じゃあ俺も…」
ヤムチャもスプーンを口に運ぶ。
- 429 名前:Saiyan Killer :04/04/28 20:29 ID:/ZF5YtxY
- 「……おぇ…っぷ……」
甘い、いくら何でも甘すぎる。いろいろ放り込んだ果物のバランスを
取るため、蜂蜜を入れすぎたのがまずかったのか。それとも隠し味で
入れた唐辛子のせいで、甘さが強調されてしまったのか。とにもかく
にも激甘だ。不味いとは言わないが、到底よく出来てるとも言い難い。
「おい…マーリン…これ、美味いか?」
何を言ってるのか、という表情で、少女がこくこくと頷く。むろん
スプーンはくわえたままだ。
「俺…もういいわ。良かったら全部食ってくれ」
その後、鍋からダイレクトに食べ始めるマーリン。口に運ぶのもちま
ちましたスプーンではなく、おたまだ。鍋を抱えておたまをずるずると
すする姿は、何か鬼気迫るものがある。気で両足を包み、そのまま鍋を
がっちり固定し、熱さを遮断しながらモリモリ食べる。
その姿を保存食の干し肉をかじりながら眺めるヤムチャは、実に失礼な
事を考えていた。
『こいつ…もしかして自分もサイヤ人なんじゃないのか……?』と…。
- 430 名前:Saiyan Killer :04/04/28 20:29 ID:/ZF5YtxY
- 第24話
「おかしい…いや、それって変だろ…」
昨日のたっぷり2倍はある量を平らげ、満足そうな表情のマーリンと
からっぽになった鍋を交互に眺めながらヤムチャがつぶやく。少女の
細い身体のどこに収まってるか、今度はヤムチャが呆然とする番だった。
しかし、改めてよく見てみると、少女の身体は本当に細い。とても
あれだけの戦いが出来る戦士とは思えない。その細い身体にちょこんと
乗っている部分も案外可愛らしい顔立ちのように見える。肩甲骨のあたり
で無造作に切り揃えられ、あちこちはねているプラチナブロンドがよく
似合っていた。
こんな少女が何故…と、うーんと一人でうなっていると、無遠慮な視線に
気付いたマーリンがじろりと睨み返す。
「な…なんだ。わたしの顔に何かついているのか?」
「…口の周りに思いっきりな…」
あわててごしごしと腕で汚れを取るマーリンに、ヤムチャは大きなため息を
付くのだった。
- 431 名前:Saiyan Killer :04/04/28 20:29 ID:/ZF5YtxY
- そうしておなかも膨れ、人心地ついたマーリンが、そう言えば、と話を
切り出す。
「昨日はいろいろと貴重な情報を教えてくれた事に感謝する。しかし、
一番肝心な事をまだ聞いていなかった。それについても説明をして
もらえないか?」
「ん?なんだ?」
「例の超サイヤ人の事とこの星の事だ。つまり、この星はあのソン・ゴクウ
という超サイヤ人が支配しているのだろう?
なのに、なぜこの地球は荒廃もせずに存在しているのだ」
サイヤ人は血と殺戮を好む戦闘民族だ。ましてや伝説の超サイヤ人とも
なれば、それはなおの事だろう。マーリンの疑問はもっともである。
「支配…って、別に悟空はそんな事はしてないぞ。あいつはイイ奴だからな」
…にわかには信じられないが、理解できなくもない。確かにヤツは普通の
サイヤ人とは異質だ。それが本当なら、この星の状況もうなずける。
「……教えてくれ、ヤムチャ。いったいあのサイヤ人は何者なんだ」
しばらく考えていたヤムチャは、やがてゆっくりと口を開き、マーリンに
語り始めた。悟空とその仲間たちの、空前の冒険譚を。
…自分のカッコ悪い部分に、若干の脚色を加えて…。
- 432 名前:Saiyan Killer :04/04/28 20:31 ID:/ZF5YtxY
- そんな訳で、次の更新はGWの終わり際ぐらいだと思います。
またばりばりうぷしますので、見捨てないで下さいね…。
- 433 名前:Classical名無しさん :04/04/28 20:37 ID:6pPd081w
- 見捨てるわけ無いじゃないですか(w
がんがれ。超がんがれ。
GW後の25話以降楽しみにしています!
- 434 名前:Classical名無しさん :04/04/28 21:12 ID:jbqGBQF2
- 凄いうp量ですね。
ずっと前はちょっとずつうpが望まれていましたが、やっぱ
過疎っているときは一気投下の方が
勢いがいい感じで読みやすいですね。頑張って下さい。
- 435 名前:Classical名無しさん :04/04/28 21:39 ID:xAtVO9nw
- 続きが気になる・・・
もう連休とかいらないから早くGW終わって欲しい
- 436 名前:Classical名無しさん :04/04/29 01:39 ID:ObIidELE
- なんか不思議な話だな。今までの小説はパラレルが当たり前
だったのに、これは本編の隙間の話か。修羅の刻みたいな感じ?
- 437 名前:Classical名無しさん :04/04/29 02:04 ID:xAtVO9nw
- うむ。どうやら未来トランクス→人造人間編の3年間のどっかぽいな
- 438 名前:Classical名無しさん :04/04/29 07:21 ID:6Yws859Q
- トランクスが未来からやってきてフリーザを倒し、3年後に人造人間がやってくるから
修行するZE!と逝って、修行している最中に少女降臨というところだな。
これの第1話を読んだときは少女=18号だと思ってしまったがw
- 439 名前:人類最強の男 :04/04/29 16:55 ID:6X4DmG5o
- 今日、俺は人類最強の男というコピーに引かれ、人類最強になるためにはどうすればよいのか考えてた。
人類最強なのだからどんなこともできる。
手始めに全裸でウーロンの部屋にアンゲロ、アンゲロとつぶやきながら飛び込む。
タンスをこじ開けブラジャーを腰に巻きパンティーを頭にかぶる。
ウーロンが呆然としながら見てくるが人類最強なので気にしない。
ウーロンのベッドに潜りこみ「幸せだから!幸せだから!」と絶叫、
ウーロンは無言で部屋から立ち去る。
だがまだ最強には不十分、次はブルマの部屋にムッシュムッシュと叫びながら飛び込む。
ブルマは着がえをしている最中だったが人類最強なので無視。
半裸で逆立ちをしながら。
「俺に充電しろ!!俺に充電しろ!!」と絶叫。
ブルマは大泣きで退散、確実に人類最強に近づく。
開脚後転でトイレに飛び込み便座を外し首に掛ける。
ゾンビの真似をしながらプーアルの部屋に突撃、タンスを開けると一枚の写真発見。
死んだ親父が俺を抱いている写真だった。
俺は泣いた。
- 440 名前:Classical名無しさん :04/05/01 10:45 ID:7Cc9VNd.
- 昨日一日は誰も書き込んでないな。
- 441 名前:Classical名無しさん :04/05/01 16:59 ID:hxCGNY9A
- 黄金週間になると、やはり人が減りますねぇ…。
元々少ないけど。
- 442 名前:Classical名無しさん :04/05/01 22:26 ID:6X4DmG5o
- そんなときもあるさ
- 443 名前:Classical名無しさん :04/05/03 15:03 ID:jbqGBQF2
- 続きがくるまでこれで我慢
http://www.2chan.net/test/read.cgi?bbs=comic&key=1082189794
- 444 名前:Classical名無しさん :04/05/03 19:54 ID:K8wRNejg
- もうサイヤンキラーは帰ってこないに1000ペリカ。
- 445 名前:ヤムまとか書いてた人 :04/05/03 22:53 ID:vm0rnBUQ
- 黄金週間なので実家に帰ってきてました。
(勝手に)ライバル視してた作品(異聞録)が終わってるし。
ストックが無いから休みの内に2回書けたら良いなー程度。
んじゃ、ちょっと投下しますよ…
- 446 名前:魔族転生ヤムま! :04/05/03 22:54 ID:vm0rnBUQ
- ヤムチャが次に目覚めたのはベッドの上だった。寝起きだというのに、頭の中ははっき
りとしている。が、最後まで戦いを見届けた記憶がない。戦いの最中で気絶していたのだ
ろうということは想像できるが、結末の記憶がさっぱり抜け落ちている。自分がこうして
生きているのだから、勝敗については考えるべくもない。
次に、自分の今置かれている状況について考えた。病院か、と思ったがそうでもないら
しい。ベッドの上にこそ寝かされてはいたが、薄暗い部屋に置かれた機械は病院のそれで
はないことは素人目にも理解できる。
と、そこで自分が既にただの人間ではない存在になっていることを思い出す。詳しくは
分からないが、病院では判断のつかないほどに自分の身体は変調していたのかもしれない。
だとすると、ここは研究所などの類だろうか。
眠っている間に自分の身体が調べられていたのだと思うといい気分はしない。体力も回
復している。扉に鍵がかかっていたとしても、破壊してしまえばいい。脱走は容易いはず
だ。
扉は手動のようなので手をかけ、開く。神経質な人間を考慮してのことなのか音は極め
て小さい。逃げ出すことは思ったよりもさらに簡単なことのようだった。
「おや、もう目が覚めたのかい」
部屋から一歩を踏み出したところで、誰かに声をかけられた。声のほうを振り向くと、
そこには白衣を纏った一人の男がいた。人のよさそうな顔の、眼鏡に髭。それらには見覚
えがあった。ヤムチャは男の名を呼ぶ。
「……ブリーフ、博士」
- 447 名前:魔族転生ヤムま! :04/05/03 22:59 ID:vm0rnBUQ
- その直後に言われた「ついておいで」の言葉通りにヤムチャはブリーフの後を歩く。科学
者であるブリーフ博士がいるということは、やはり自分がいる場所は何かの研究所なのだ
ろうか、などと考えを巡らせていると、突き当たりの扉の前で足が止まった。
通された部屋はうって変わって明度が高く、イミテーションの観葉植物や座り心地の良
さげなソファが並べられている。休憩室であるらしいことがわかり、多少高まっていた緊
張をほぐす。
「まあ、かけなさい」
穏やかにそう言うブリーフ博士の言葉通りにソファにかけると、目の前のガラスのテー
ブルに水が注がれたグラスを置かれる。浮かんでいるのは買い置きのものであるのか、不
定形のカットの氷だった。
「飲むかね?」
返事もせず、ヤムチャはくいっとグラスの水を飲み干した。一杯の水だけで乾きどころ
か気になり始めていた小腹の空きも消えてしまう。
「単刀直入に言おうか。眠っている間に君と、その――ピッコロ大魔王のカラダを調べさ
せてもらったんだ」
「…………」
手の中のグラスを握ったままテーブルにそっと戻す。からん、と氷の動く音がした。
「君のカラダは極めて、ピッコロ大魔王――ナメック星人に近いものになっている」
ぴきり。
握り締めたままのガラスに、小さくヒビが入った。
- 448 名前:魔族転生ヤムま! :04/05/03 23:01 ID:vm0rnBUQ
- 衝撃の告白を受けたその数日後。一度はピッコロの死により絶望的となった仲間たちの
蘇生の可能性を求め、彼らはナメックの星へと旅立つこととなった。ナメック星へ向かう
人員は当初クリリンとヤムチャ、それにブルマだけの予定であったのだが、それにさらに
悟飯が加わることになった。
出発を数日後に控えた、その夜。
ウィィィィン……。
静かな電子音とともに自動ドアが開く。
「ヤムチャ、か?」
棺のような大仰なベッドに固定された悟空がベッドの方へ顔を向ける。
「さすがだな。気は消しておいたつもりだったんだが」
もう隠す必要は無いと思い、ヤムチャは足音を立ててベッドの近くまで歩み寄る。もし
病院関係者に見つかりそうになれば、その時は窓から脱出すれば良いだけのことだ。
「いってえ何のようだ?」
「とぼけるな。わかっているんじゃないのか。オレも、ピッコロ大魔王の子なんだぞ」
す、とヤムチャが手刀に力を込め、そのまま振り下ろし――――、
悟空の目前でぴた、と止まる。
「おめえ、強くなったな」
「そのつもりだった。だが……」
サイヤ人との戦いにおいて、ナッパはおろか格下であるはずの栽培マンにすらダメージ
を負ってしまった。油断や慢心があったとはいえ、それは言い訳にすらなるものではない。
むしろ武道家としては恥ずべき点になる。
「頼む悟空、ナメック星に行くまでの間でいい。オレに界王拳を教えてくれ!」
- 449 名前:Classical名無しさん :04/05/03 23:41 ID:7PC9GTHQ
- >>448
乙でございます。
とんでもない展開でございます。
- 450 名前:Classical名無しさん :04/05/03 23:50 ID:B7Z/jdCE
- たったひとつの命を捨てて 生まれ変わった不死身の狼
鉄の悪魔に腹貫かれる ヤムチャがやらねば誰がやる
- 451 名前:Classical名無しさん :04/05/04 12:52 ID:jbqGBQF2
- おぉヤムま来たね。何か面白くなりそうだな。
・・しかし、こう作品のうpに間があくと読者も離れるのもしょうがないことだな
リアル生活もあるし、仕方ないっちゃ仕方ないけど。
- 452 名前:蹴りたい足元 :04/05/04 15:18 ID:j5nJ7uHI
さびしさは鳴る。耳が痛くなるほど高く澄んだ爆発音が鳴り響いて、
命を危ぶませるから、せめて周りには巻き込まれないように、私は
繰気弾を指で繰る。か細く、か細く。風を切る繰気弾の音は、
孤独の音を消してくれる。足元をお留守に見せてくれたりもするしね。
天下一武道会? サイバイマン? ハッ。噛ませ犬っていうこのスタンス。
あなたたちは新しい敵を見てはしゃいでいるみたいですけど(苦笑)、
私はちょっと遠慮しておく、だってヘタレだし。
ま、あなたたちを横目で見ながら繰気弾でも繰ってますよ、
オレは見学するだけだぞ。っていうこのスタンス。
- 453 名前:Saiyan Killer :04/05/05 00:44 ID:K8wRNejg
- ご無沙汰してました。ようやくGWも終わり間近ですね。私は旅行やら
何やらで、結構ヘロヘロです(笑)
>>433-435
ありがとうございます^^ お待ち頂いてたなんてホント嬉しいです。
>>436-438
そうです。だいたい人造人間編の2年ほど前に、こんな話があったかも、
みたいなノリのお話しです。
>>445
おかえりなさいませ。何だか展開が微妙に私のとダブりそうな感じで
ちょっとドキドキです…(汗
少し先を考え直そうかな…。
それでは久々に行ってみますー。
- 454 名前:Saiyan Killer :04/05/05 00:46 ID:K8wRNejg
- 第25話
最初は胡散臭そうな面持ちでそれを聞くマーリンだったが、次第次第に
引き込まれていく。目を輝かせ、ふんふんと相槌を打ったり、先を急かし
たりする様は、まるで絵本をせがむ子供のようだ。
悟空との出会い、修行の日々、天下一武道会、ピッコロ大魔王との死闘、
サイヤ人の襲来、ナメック星への旅と、そこでのフリーザとの戦い…。
何度か休憩や修行をはさみ、その度に少女は不機嫌になったが…、太陽が
西に傾く頃になって、ようやくその語り事が終わろうとしていた。
「そんなこんなで、フリーザは父親ともどもあの世に行ったと言う訳さ。
そして俺たちは、2年後に現れるらしい、人造人間って奴らと戦うために
修行してるって訳」
出来るだけベジータたち、他のサイヤ人の事に触れないように話すのは
骨が折れたが、何とかバレずに済んでいるようだ。マーリンははぁぁぁと
大きな息を吐きながら、物語の余韻にひたっている。
「…これで判っただろ? 確かに悟空はサイヤ人だけど、俺たちの仲間で
何度も地球の危機を救った、誰よりも立派な地球人なんだ。地球を支配
してるどころか、罪の無い人を殺した事もない、まっとうな人間さ」
その言葉でマーリンは現実に引き戻される。
- 455 名前:Saiyan Killer :04/05/05 00:46 ID:K8wRNejg
- …もし今の話が本当なら、ソン・ゴクウという戦士は確かに素晴らしい。
私利私欲のために拳を使わず、どんな強敵にも怯まずに乗り越え、そして
殺さない。憎しみにまかせて力を使い続けてきた自分の方が、よほど薄汚く
思える。
「…………」
うつむき、唇を噛み締める少女だった。
「まぁ、そういう事だから、悟空を殺すって考えは捨てて、さっさと地球
から出て行くのが一番だな。それか、もう宇宙にサイヤ人はいないん
だろ? だったら後はのんびり地球で暮らしていいんじゃないか?」
思ってもみなかった提案にマーリンが目を丸くする。
「地球で…お前と一緒に………?」
「……ばっ…! 俺には彼女がちゃーんといるっての! まぁ…最近は
ちょっと色々あるけど…」
少女の言葉に明らかに動揺するヤムチャ。しかし、それを気付かれないように
立ち上がると、鍋の方へ向かい、何やらごそごそと始める。
- 456 名前:Saiyan Killer :04/05/05 00:47 ID:K8wRNejg
- 第26話
「…おい、悪いんだけどさ、食料を調達してきてくれ」
背を向けたまま、ヤムチャがマーリンに声を掛ける。
「ここから西に150キロほど行った所にオアシスがある。そこで適当に
果物とか魚とか捕まえてきてくれ。俺は他にやる事があるし」
急にそんな事を言われ、少女は困った表情になる。
「そう言われても…わたしには何がいいのか判らないぞ…」
「食えそうなら何でもいいって。お前のせいで食料がすっからかんなんだ。
それぐらいはしてもらわないとな」
そう言われるとさすがに反論できない。しぶしぶ承諾し、マーリンは洞窟を
後にする。
「あ…あいつ…何て事言いやがるんだ…」
マーリンの気が完全に遠ざかった事を確認すると、ようやくヤムチャは
その真っ赤な顔をあげたのだった。
- 457 名前:Saiyan Killer :04/05/05 00:47 ID:K8wRNejg
- 「見つけた…あれか」
そうひとりごちながら、マーリンがオアシスに降り立つ。想像していたの
よりもはるかに大きなオアシスだ。
まずはスカウターで確認する。この星ではあまり意味がないと教えられは
したが、いくつもの戦いを潜り抜けてきた彼女にとって、それでも一応周囲を
チェックしないと不安なのだ。遠くの方で巨大なパワーをいくつか捉えたが
おそらくヤムチャが言っていた仲間のものだろう。無視してオアシス周辺に
範囲を集中する。
「どうやら小動物がいる程度だな…」
安全を確認し、さくさくと草を踏みしめながら歩き始める。中心に大きな
池があり、他にもいくつか小さな水溜りのような池と、それを囲むように
木々が生い茂っている。崩れかけた建物の廃墟もあるが、今は無人のようだ。
池のほとりに立つ。澄み切った水をなみなみとたたえている池は、沈みかけの
太陽に照らされ、きらきらとした光を放っていた。
腕を伸ばし、両手で水をすくう。すぐ横には解毒剤を置き、万一の事態に
備えながら、ゆっくりと両手を口に運ぶ。
「………」
ごくり、と喉を大きく鳴らしながら飲み込む。いつも飲んでいる純水とは
違って、ほんの少し甘い気がする。危険なものが混入している気配はない。
- 458 名前:Saiyan Killer :04/05/05 00:48 ID:K8wRNejg
- 第27話
そう言えば地球に来てから、マーリンは自分がほとんど水を飲んで
いない事に気付く。そう思うと無性に喉が渇いてきた。首を伸ばし、
直接池から水を飲み始める。甘くてひんやり冷たい水をがぶがぶと
喉に流し込む。
「ふぅ…」
ようやく落ち着いて、水面から口を離す。ふと気付くと自分の顔が
ゆらゆらと映っていた。
散々泣き喚いてそのままの顔。涙の跡やら目ヤニやらで実にひどい顔だ。
口元にもごしごし拭っただけでは取れなかった食べカスが残っている。
あまりのみっともなさに、さすがにこれは帰る前に、何とかした方が
いいとマーリンも思う。砂や埃にまみれた髪もばっさばさだ。そう思うと
段々と身体も気持ち悪くなってきた。
一方ヤムチャは、先ほどの動揺を振り払うかのように修行に専念して
いた。限界を超える8倍界王拳に、彼の肉体が悲鳴を上げる。
「んぎぎぎっ……っくそ…っ!いてぇぇぇ…!こんなんで戦うなんて…
出来る訳ねぇだろうがぁぁぁ!!!」
- 459 名前:Saiyan Killer :04/05/05 00:49 ID:K8wRNejg
- 逆ギレしながら、なおも8倍を維持する。すこしづつでもこうやって
身体を慣らさなければ、いつまでたっても限界は超えられない。そう
信じて身体を痛めつける事だけが、今の彼に出来る全てだった。
「はぁ…はぁ…はぁ………」
ようやく大地と大気の震えが収まる。ヤムチャの全身にとてつもない
疲労感が漂い、身体中の節々を痛みが襲う。さすがにちょっと無理し
すぎたかな…と思った。
「…そう言やマーリンの奴、まだ帰ってきてないのか…」
すっかり日が落ち、辺りは夕闇に包まれ始めていた。あれから軽く
2時間は経っている。気を探ってみると、例のオアシスから動いては
いないようだ。何かトラブルか、あるいは食料が見つからず、途方に
くれているのか。
「仕方無いな…迎えに行ってやるか…」
- 460 名前:Saiyan Killer :04/05/05 00:50 ID:K8wRNejg
- 第28話
しばらくしてヤムチャもオアシスに到着する。
「おーい、マーリーン! どこだー?」
そう声を掛けながらさくさくと歩くヤムチャだったが、ふと異変に
気付く。荒野にしては何か湿度が高い上、煙のようなものも見える。
その時、ぱしゃっと水が跳ねる音がした。
「あぁ、ヤムチャか。いいところに来た。お前もどうだ?」
そう言いながらマーリンが姿を現した。一糸纏わぬ姿で、ヤムチャの
眼前に降り立つ。
「!!!!!??????」
あやうくひっくり返りそうになるヤムチャだが、すんでのところで
踏みとどまる。
「お……おま……な…何………してる……?」
「ん? ああ、手ごろな大きさの池があったのでな。エネルギー波で
水を加熱し、温水にした。それでその温水に浸かっていたんだが、
お前もどうだ? なかなか気持ち良いぞ?」
- 461 名前:Saiyan Killer :04/05/05 00:51 ID:K8wRNejg
- 全裸のまま、仁王立ちでマーリンが得々と説明を続ける。
「最初はそのまま入ろうと思ったんだ。顔や髪を流したかったからな。
しかし、水が冷たかったので、少し暖めてみたら…これが実に心地
いいんだ。お前もきっと気に入るに違いない!」
まるで世紀の大発見をしたように、目を輝かせながら少女が力説する。
ヤムチャはそんなマーリンを直視しないように、あさっての方向を
向いたままだ。
「わ…わかった…から…とりあえず服を…きてくれ…」
そう声を絞り出す。ブルマとの生活でだいぶ慣れたとは言え、それでも
ヤムチャには刺激が強すぎたようだ。顔を覆う指の隙間から鼻血が見える。
「何を言っている…服など着ていてはあの心地よさは味わえないぞ…
……っ! どうしたヤムチャ! 攻撃を受けていたのか!?」
ヤムチャの鼻血を勘違いしたマーリンが、あわててスカウターを起動
させる。
例えまっぱでもスカウターだけは決して手放さない少女に、なかば呆れ
ながらヤムチャは大きく息を吸い込んで…叫んだ。
「いいから服を着ろって言ってんだ!このバカ女ーーーっ!!!」
- 462 名前:Saiyan Killer :04/05/05 00:56 ID:K8wRNejg
- 第29話
ちゃぷ…ちゃぷ…
「ふぅ…確かにいい湯だな、こりゃ」
湯煙の隙間から見える、夜空に輝く満天の星星と月を眺めながら、
ヤムチャがそうひとりごちる。肌を刺すような夜の荒野の冷気が
火照った身体に心地いい。露天風呂の醍醐味と言える。
「だから言っただろう。これほどの愉悦はそうは無いぞ」
少し離れた所から、ぱしゃぱしゃと言う水音と共に楽しげな少女の声も
聞こえてくる。
お前が愉悦云々言っても説得力ないぞ、と心の中で密かにツッコむ
ヤムチャだった。
どう言ってもヤムチャの真意を理解出来ないマーリンから、逃げるように
後ずさる途中で、運悪く別の池にはまってしまったヤムチャはずぶ濡れに
なってしまったのだった。服を乾かす間、仕方なく即席の温泉に浸かる事に
したヤムチャだったが、今となってはまんざらでもないようだ。
- 463 名前:Saiyan Killer :04/05/05 00:58 ID:K8wRNejg
- 時折吹く風が湯煙を押し流す。そしてその度に少女のほんのり赤く染まった
白い肌が見え隠れする。あわてて上を向くヤムチャ。
「…こんなガキんちょに何を…俺はロリコンじゃねえぞ…」
そうぶつぶつ言いながらも、さっきのマーリンの身体が脳裏から離れない。
戦闘服の上から見ても細かったが、裸になるとそれはより顕著だった。
とても幾多のサイヤ人を葬ってきたとは思えない華奢な体つき。腕も足も。
恐らく10代半ばぐらいなのだろうが、同年代の地球の少女と比べても、あまり
発育がいいとは思えない。若い頃のブルマと比べたら雲泥の差だ。
ぶんぶんと頭を振り、焼きついた記憶を追い出す。星空を見上げながら
必死で違う事を考える。
「…マーリン、お前、どの辺から来たんだ? お前の生まれた星は?」
ぼんやりと空を見上げながらヤムチャが少女に尋ねる。
「わたしの星は…ここからでは遠すぎて見えない…。そうだな…方向で
言えば、お前たちがアルフェラッツと呼んでいる星の、そのずっと
ずっと向こうにある」
ヤムチャからは見えないが、星空を見ながら悲しそうな顔で答えるマーリン。
「…もっとも、見えたとしても無意味だがな。もうとっくの昔に消滅して
しまった…あと500万年もすれば、ここからでもその最後の光ぐらいは
見えるかもしれない」
- 464 名前:Saiyan Killer :04/05/05 01:07 ID:K8wRNejg
- とりあえず今日はこの辺で。また明日からもバリバリうぷします!…
と言いたいんですが、そろそろストックが心もとなくなってきました。
金曜までを何とか凌いで、土日にまたがんがって書き溜めます(笑)。
- 465 名前:Classical名無しさん :04/05/05 02:19 ID:6X4DmG5o
- >>454-464
いな
いん /ヤ\ 一 地
言と ノ从 从 緒 球
葉響 .リ ´∀`§ に で
かき X_@X ・ お
|の .U|_____|U ・ ま
| ∪ ∪ ・ え
! ! と
- 466 名前:Classical名無しさん :04/05/05 02:48 ID:aHMbSIUc
- saiyan killer 乙!
- 467 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/05 04:47 ID:e4QpL5zs
- それからヤムチャは旅の最中、悟飯から拳法を教わった。
ヤムチャは修行の合間を縫って何とか元の時代に戻る方法を探していた。
だが手がかりすらみつからなかった。
それから3年という時間が過ぎていった。
ヤムチャは立派な青年に成長していた。
ヤムチャは悟飯の元でかなりの力をつけていた。
たぶんパワーだけなら悟飯と殆ど変わらないだろう。
それほどまでにヤムチャは成長していたのであった。
そんなある日、彼らはある村にたどり着いた。
ヤムチャ達が宿屋の部屋でくつろいでいた時の事だった。
突然村にサイレンのようなものが鳴り響いた。
「盗賊警報〜!盗賊警報〜!流れ盗賊だーッ!」村の非常事態を告げる
男の声が村中に響き渡る。
流れ盗賊とはこの世界ではよくいる盗賊で定住地を持たず行く先の村々を襲い
金品を強奪する盗賊の一種である。
ヤムチャと悟飯はすぐに宿屋を出て村の入り口に向かった。
村の入り口のほうから砂を巻き上げながらこちらの方に向かって疾走する
盗賊達の姿が見えた。その数およそ30人。かなり大人数である。
- 468 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/05 04:48 ID:e4QpL5zs
- 村の自警団の男が言う。
「旅の方。あんたらもやってくれるのか?」
「ああ、こいつらがいちゃ休息もとれねぇからな!」とヤムチャ。
先頭の盗賊が馬に跨りヤムチャに襲い掛かる。
「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ!そこだ!」
ヤムチャは盗賊の横に回り馬の腹を思いっきり蹴り上げた。
「ブヒャリーン!!」馬はその場に倒れた。
すかさず盗賊と馬に止めを刺すヤムチャ。
一方で悟飯は1人で5人の歩兵盗賊を相手にしていた。
悟飯は全く隙を見せない戦い方で次々と盗賊達をやっつけていった。
2人で20人近い盗賊を倒した頃、1人の男がヤムチャ達の前に出た。
この男がボスらしい。
「貴様!よくもオレの子分を…許さんぞ!」
悟飯が答えた。「盗賊ごときが偉そうに許さんだのいった言葉を吐くな。
貴様らがそんな言葉を使うと反吐が出るぜ。」
盗賊の親分が悟飯に襲い掛かる。盗賊の刀が悟飯を切り裂いたと思った瞬間
悟飯の姿が掻き消えた。
- 469 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/05 04:48 ID:e4QpL5zs
- 「残像拳。オレはお前の後ろだ!」悟飯が盗賊親分に思いっきりけりを入れる。
盗賊親分はヤムチャの目の前に吹っ飛んだ。
「ヤムチャ!お前がそいつを倒せ!俺がお前に教えてやったことを
そいつにぶつけるんだ。そしてあの技をやれ!」
「はい!悟飯さん!」
ちょうど立ち上がった盗賊親分の腹にヤムチャがパンチを打ち込む。
地面に倒れこむ盗賊親分。
ヤムチャは距離をとると
手のひらを身体の脇に寄せた。
「か〜め〜は〜め〜波――!!」ヤムチャの手から光線が飛び出る。
盗賊親分はそれを食らい、死んだ。
親分が死に、脱兎のごとく逃げ出す子分たち。
ヤムチャは親分が何か袋のようなものを持っているのに気が付いた。
- 470 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/05 04:49 ID:e4QpL5zs
- その袋の中には一つの鈍く光る玉が入っていた。星が4つ入っている。
それを見た村の老人が言った。
「こ、こりゃぁドラゴンボールじゃねぇか!」
「ドラゴンボール?」聞き返すヤムチャ。
「ドラゴンボールと言うのはな世界に7つあるといわれており、
それを全て集めると龍の神様・神龍が現れてなんでも願いをかなえてくれる
という話じゃ。わしゃ古文書で読んだことがあるぞ。ちょっと待ってろ…」
老人はそういうと自分の家に飛んで帰った。
それから数分後に一冊の本を持ってヤムチャのところに戻ってきた。
「ほら、これじゃ。ここに書かれているであろう。7つのボールを集めた者は
神龍に願いを叶えてもらえるとな。何かの縁じゃ。この本はあんたらに差し上げる。」
「これだ!!」ヤムチャは目の前が明るくなっていく気がした。
そしてその日の夜、ヤムチャは悟飯にドラゴンボールを探す旅に出ることを持ちかけた。
悟飯は「いいだろう。旅には目的があった方が退屈せずにすむ。」と言った。
- 471 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/05 04:49 ID:e4QpL5zs
- 「ところで、残り6つのボールはどうやって集めよう。」ヤムチャが悟飯に言った。
「…わが師武天老師の知恵を借りよう武天老師様なら
何かご存知かもしれない。」と悟飯は言った。
そして翌日、村を出たヤムチャ達は海のある方に向かった。
数日後、海岸に到着した。ヤムチャ達は木々を集めていかだを作ると
それに乗って武天老師の住んでいる島のある東の方向へと出航した。
そしていかだに乗って航海する事2日あまりして2人は武天老師のいる
島にたどり着いた。
悟飯は島に着くと「武天老師さま!おられますか?孫悟飯です!」と大声で呼んだ。
ちょうどその頃カメハウスでティ○ポをしごきながらAVを見ていた亀仙人は
悟飯たちの存在に全く気付いていなかった。
「無天老師様!おられるんでしょう!上がりますよ!」悟飯は
堂々とカメハウスに上がりこんだ。
「あ…」ブリッジ状態の亀仙人と悟飯の目が合った…
- 472 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/05 04:49 ID:e4QpL5zs
- 「な・・・何をしておられるんですか!武天老師様!
齢二百数十年を生きておられる大仙人がAVを見ておられるとは〜!」
「だ、黙れ悟飯!おぬしだって弟子入りしてからよく一緒に観ていたではないか!」
「私はブリッジまでやってません!」
「シラを切るな。6年前に(ry」
醜い言い争いである。一方のヤムチャは画面に映ったAV女優の裸を見て
床に大量の鼻血をぶちまけ気を失っていた…
翌朝になってヤムチャは目を覚ました。
「えーと、何があったんだっけ…よく思い出せねぇな。」
どうやらショックで倒れたときの記憶が無かったようである。
亀仙人と悟飯は朝食を取っていた。
「おお、ヤムチャ。おはよう。まぁ、お前も一緒に飯を食おうぜ。」
「は、はぁ…」
「お前が起きる前に武天老師様に聞いたんだが、喜べ。
武天老師様がドラゴンボール1つを持っていらっしゃったぞ。」
- 473 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/05 04:54 ID:e4QpL5zs
- 「ほ、本当ですか!」
「ああ、本当だとも。これが武天老師様の球だ。」悟飯はヤムチャに
ドラゴンボールを見せた。2人の持っている球とは星の数が違う。
「さらにいい情報を手に入れた。西の都っていうところにはいろんな物を
研究する人たちがいる。武天老師様の知り合いにパンツ博士
という人がいるそうだ。その人に会うための推薦状を書いてもらったぞ。」
「武天老師様!本当にありがとうございます。」
「おぬしの事は悟飯から聞いておる。元の世界に帰れると良いのう。」
食事を済ませたヤムチャは旅の支度にかかった。
旅支度を済ませた2人は再びいかだに乗ってもと来た方向へと旅立った…
- 474 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/05 05:00 ID:e4QpL5zs
- やば…話数とサブタイつけるの忘れていた…_| ̄|○
>>467->>470
までが 第三話 ドラゴンボールとの出会い
>>471->>473
までが 第四話 亀仙人
です…
あと、最後のほうがかなり下品な展開になってすみません。
- 475 名前:Classical名無しさん :04/05/05 07:49 ID:6Yws859Q
- >Saiyan Killer
乙です。まあマターリやってください。待ってますからw
ところで前の話のアンカー入れるといい鴨
>レジェンド オブ ヤムチャ
乙でつ。最後の方…ニヤニヤできてよかったですよw AV(・∀・)ニヤニヤ ニヤニヤ
- 476 名前:Classical名無しさん :04/05/05 09:34 ID:7g4ajNk.
- パンツ博士ワロタ
- 477 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/05 09:57 ID:T5Lu2ZAc
- >>476
名前を見ればわかりますが彼はブルマの祖父に当たる人物という設定ですw
- 478 名前:Classical名無しさん :04/05/05 10:02 ID:5nj15qtU
- http://rivernet.cool.ne.jp/upmini/file/20040505100259_.jpg
- 479 名前:ヤムまとか書いてた人 :04/05/05 12:03 ID:7VNEXVFc
- 休み中に続きは無理ぽ…。
まあネット環境がついたので実家じゃなくても書けるようになりましたが。
>Saiyan Killer
乙です。
何やら面白げなふいんき(←何故か変換できない)に。
土日以降の展開に期待しております。
>俺はロリコンじゃねえぞ…
10代じゃあヤムチャと一回り以上違いますからな。確かもう30に届いてる…んだっけ?
あ、考え直す必要は無いですよー。
展開が被ったら被ったで見せ方が違いそうですしね。
>レジェンドオブヤムチャ
乙です。
そういえばヤムチャは女性恐怖症でしたねw
悟飯並みってヤムチャ原作開始時点と比べてかなり強いのでは。
こちらも期待しておりますよー。
- 480 名前:Classical名無しさん :04/05/05 15:48 ID:YkVc.NzM
- >>Saiyan killer
乙。おもしろいですよ。ヤムチャこの時点ではまだブルマと付き合ってたんですね。
マーリンはこの後どうするのか気になるところですね。でも、宇宙に帰っても
行くところないですよね?やっぱり地球に残るのか・…?
>>レジェンドオブヤムチャ
ブルマの家族にいそうでいなかった「パンツさん」がとうとう出てきましたね。
ブルマの祖父ですか。どんな人ですかね。ブリーフ博士みたいな人なのか,
それとも全然違う人なのか。ところでこの時代にはもうカプセルコーポレーションは
あるんでしょうか?
>>479
言いにくいんですけど,変換できないのは、「ふいんき」じゃなくて「ふんいき」
だからだと・・・・。
それはそうと、多分ヤムチャはSaiyan killerでは
(ブルマと同じくらいだとしたら)35歳前後ですね。
・・・・・それじゃやっぱりロリコンだということになっても仕方が無いですね。
- 481 名前:Classical名無しさん :04/05/05 16:25 ID:6X4DmG5o
- やむちゃ(←何故か活躍できない)
- 482 名前:Classical名無しさん :04/05/05 16:31 ID:jbqGBQF2
- >言いにくいんですけど,変換できないのは、「ふいんき」じゃなくて「ふんいき」
だからだと・・・・。
あれはネタですよ・・。
- 483 名前:Classical名無しさん :04/05/06 01:00 ID:IXUhsyyE
- http://that2.2ch.net/test/read.cgi/gline/1073068087/
これですね
- 484 名前:Saiyan killer :04/05/06 23:28 ID:Py82uZo6
- >>479
ありがとうございます^^
そうですね。この頃のヤムチャは30半ばだったと思います。初登場
から計算すると、だいたいそんな感じですよね。
展開の方なんですが、いろいろ考えた結果、当初の予定通りで書く
事にしました。ありがとうございました。
>>475
そうですね。ではさっそく今回から入れてみますw
それでは今日もいきますー。
- 485 名前:Saiyan killer :04/05/06 23:33 ID:Py82uZo6
- >>463
第30話
「あ…の…その…すまない。悪い事聞いちまったな……」
バツが悪そうに謝るヤムチャ。ざぁ…っとマーリンが立ち上がりながら
別に構わない、とだけ答える。怒ってはいないようだが、その声は少し
震えていた。
それでヤムチャはようやく理解した。おそらく、彼女の星はサイヤ人に
滅ぼされたのだろう。己のうかつさ加減に怒りを覚えるのだった。
ざぶんと頭まで湯に浸かり、しばらくしてからヤムチャも湯から上がる。
たき火の傍に置いてあった胴着はすっかり乾いていた。ついでにマーリンの
服も洗って、そばで乾かしていたのだが見つからない。すでに着替えている
ようだ。
そのあと合流し、二人で食べられそうなものを探す。果物や野菜、大きな
池にいた魚などを捕まえ、袋に入れる。
「よっと…まぁこんなもんかな。マーリン! そっちはどうだ?」
少し離れた場所で、一頭の動物を追い詰めていたマーリンが答える。
「問題無い。今捕らえた。少し小さいが止むを得まい………っ!?」
不意を突かれ、地面に転がるマーリン。何かにぶつかられたようだ。だが、
手にした獲物はそれでも離さない。
「ちっ……なんだ…?」
- 486 名前:Saiyan killer :04/05/06 23:33 ID:Py82uZo6
- 「ちっ……なんだ…?」
すばやく体勢を整え起き上がる。するとそこには一頭の、先ほど捕らえた
のと、大きさこそ格段に大きいが、同じ動物がいた。
「ふん…ちょうどいい。こいつも捕らえるか」
そう言ってにやりと嘲う。さすがに袋には入りそうに無い。バラバラにして
いくつかに分けて持って帰ろうか…あれこれ考える少女の左腕に鋭い痛みが
走る。
先ほど捕らえた獣…イノシシのような動物が、マーリンの腕に小さな牙を
突き立てていた。
「こっ……こいつ……!」
思わずその獣を払いのける。その時、かすかな気の乱れを感知したヤムチャが
マーリンに駆け寄ってきた。
「どうした? って、で……デカイな……! このイノシシ……!」
どこに潜んでいたのか、優に5メートルを超す巨大イノシシに驚くヤムチャ。
「問題無いと言ったはずだ。少し荷物が大きくなるに過ぎない」
そう言ってマーリンが冷酷そうな笑みを浮かべる。たかが獣に傷付けられ、
プライドをも傷付けられたのか、その目はサイヤ人を追い詰めた時のそれに
よく似た光を放っていた。
- 487 名前:Saiyan killer :04/05/06 23:34 ID:Py82uZo6
- 第31話
「まずはお前からだ…」
そう言って改めて巨大イノシシと対峙するマーリン。少女の身体に凶暴な
エネルギーが充満していく。むろんフルパワーには遠く及ばないが、それ
でもびりびりと大気が震える。そのまます…っと一歩を踏み出そうとしたが、
瞬間、ヤムチャがそれを制止する。
「マーリン。…そいつらは見逃してやろう」
「…何を言っている…せっかくのチャンスなんだぞ。これだけあれば、当分
食料には困らないはずだ」
そう口では言うものの、マーリンの本心はそこには無い。傷付けられた怒り、
無様に地面に転がされた怒りだけが彼女を支配している。どう切り刻んで
やろうか…どう苦しませながら殺してやろうか…そんな事だけを考えていた。
だが、続くヤムチャの言葉がその少女の心に冷水を浴びせ掛ける。
「そいつらはたぶん親子だ。お前が小さい子供の方を捕まえたんで、あわてて
母親が飛び出してきたんだろう」
- 488 名前:Saiyan killer :04/05/06 23:35 ID:Py82uZo6
- はっ、としてイノシシたちに向き直るマーリン。見れば子供イノシシは母親
イノシシに守られるように隠れて、がたがたと震えている。動物は相手の力に
敏感だ。臨戦体勢のマーリンを見て、母親もわずかにその巨体を震わせている。
絶対に勝てない事は承知しているのだろう。それでも気丈に、一歩も引こうと
しない。
「………っ……」
どこかで見た光景。いつか見た光景。記憶の中の母親と巨大イノシシが、記憶
の中の自分と子供イノシシがダブる。そして今の自分とダブるのは…。
視界がぐにゃりと歪んでいく。そのまま地面にマーリンは座り込んでしまった。
「わた…し……わたしは………」
放心したままの少女を置いて、イノシシの母子はそのまま逃げるように去って
いった。マーリンの後ろからヤムチャが声をかける。
「…まぁ、肉が食えないのは残念だったけど、ああ言うのは仕方無いさ。ほら、
いつまでも座り込んでないで、そろそろ戻ろうぜ」
ようやく我に帰ったマーリンは小さくうなずくと、のろのろと立ち上がる。
と、ぐらりと身体が揺れる。足がもつれたのか、バランスを崩し、倒れそうに
なったところをヤムチャがとっさに支えた。
「ッ………!!!」
- 489 名前:Saiyan killer :04/05/06 23:38 ID:Py82uZo6
- 第32話
ドンッ……!!
まるで電気でも流されたように、猛烈な勢いでマーリンがヤムチャを突き
飛ばした。何が起きたのか、地面に尻餅を着きながらヤムチャはぽかんとする。
マーリンの方も困惑した表情を浮かべている。そしてしどろもどろになりながら
謝罪する。
「あ…? あ……の…その……す…済まない…。身体に触れられるのは…
…好きじゃないんだ…いや…その…慣れていないと言うか…と…とにかく
済まなかった…。悪気は無いんだ……」
今にも泣き出しそうな顔のまま、そう必死に説明する。ヤムチャはヤムチャで
『裸を見られるのは平気なくせに、少し触れられただけでこんな大騒ぎなんて
オンナノコってワケワカンナイ』
などと平和な事を考えていた…。
そうして二人は洞窟の隠れ家に戻ると、少し遅めの夕食を取り、その後で
ヤムチャは軽く修行で汗を流した。それを見ながらマーリンはある事を心に
決める。
- 490 名前:Saiyan killer :04/05/06 23:38 ID:Py82uZo6
- 「ふぅ…さて、ちょっと早いけどそろそろ寝るか…」
夕方の過酷な修行が響いているのだろう。久しぶりに入った風呂で少しは
癒されたものの、やはり体力は相当に消耗している。身体は正直に休息を
求めていた。ヤムチャが眠そうに洞窟に戻ってきた。待ち構えていたように
マーリンが声を掛ける。
「トレーニングは順調なのか? ヤムチャ」
「…ん…、まぁ、順調…と言いたい所だけど、なかなか難しいな。なにせ
人造人間とやらはフリーザ以上の化け物らしいからなぁ…」
そう言ってため息ひとつつくと、ごろりと横になる。一瞬表情が険しくなる
マーリンだったが、そのままじりじりとヤムチャににじり寄る。そして
真剣な表情でこう切り出した。
「ヤムチャ。お前は今朝、自分を大した事が無いと言っていたが、それは
間違いだ。お前が宇宙でも指折りの、一流の戦士である事はわたしが保証
する」
「…なんだよ、やぶから棒に。おだてたって何にも出ないぜ?」
そのヤムチャの言葉に一瞬、ぐっ、と詰まりそうになったが、何とか続ける。
「……そのお前を、本物の戦士と見込んで頼みがある。ブジュツとやらを
わたしに教えて欲しい……!!」
- 491 名前:Saiyan killer :04/05/06 23:44 ID:Py82uZo6
- すいません、うっかりあげてしまいました…。
とりあえず明日うぷしたら、次は来週の月曜になると
思います。遅筆ですいません…。
- 492 名前:Classical名無しさん :04/05/07 00:18 ID:6X4DmG5o
- >>485-490
Saiyan killer(・∀・)イイヨイイヨー面白いよー
それにしても、ヤムチャがこれほどまでに女性キャラとの
絡み具合が絶妙なキャラだとは思ってもみなかったな
- 493 名前:Classical名無しさん :04/05/07 13:44 ID:w6YqZETQ
- そしてヤムチャは夢精したとさ 完
- 494 名前:Classical名無しさん :04/05/07 17:17 ID:qwEF1YOI
- 「>>493が死んでる・・・。き・・・きっと>>493
は笑いをとろうと頑張ったんだ そ・・それで俺のかわりに・・・・」
- 495 名前:Saiyan killer :04/05/07 21:22 ID:ILYhmdho
- >>492
ありがとうございます。女性好きって割には、あんまり本編で
絡みが無いんですよね。ヤムチャって。まぁ、そういうマンガ
でも無いですし…w
ここだけの話、そもそもはそんなヤムチャにオリキャラと絡ま
せたら面白いかも…って言うのがこのお話の始まりです。あと、
クリリンには18号、天津飯にはランチがいて、ほかの主要な
キャラにはほぼ特定のお相手がいるのに、ヤムチャだけはそれが
いないって言うのも何だか不憫で…(苦笑)。せめてその辺を
SSでフォローしてあげたいと思ったり。
そういう訳で、今日もいきまーす。
- 496 名前:Saiyan killer :04/05/07 21:24 ID:ILYhmdho
- >>490
第33話
思っても見なかった少女の言葉に、さすがにヤムチャも驚く。
「…どう言うことだ? お前まだ悟空を殺す事をあきらめて無いのか?」
憮然とした表情でマーリンを問い詰める。
「…確かに、その気持ちが無いと言ったらウソになる……ヤツがサイヤ人
である以上、それを消す事はわたしには難しい…」
「でも、あの男がもしサイヤ人でなければ…尊敬に値する素晴らしい戦士
だとも思う…。だから、わたしはどうしたらいいのか判らなくなった
んだ………」
訥々と少女が続ける。一生懸命に言葉を選び、様々な言葉を紡ぎながら
それをヤムチャに投げかける。
「わたしはお前が言っていたように、自分でも確かにそれほど頭はよくないと
思う。だから間違った選択なのかもしれないが…わたしはもう一度、ヤツと
戦いたい……」
「サイヤ人としてのヤツを殺すためではなく、あらゆるサイヤ人を超えた
戦士、ソン・ゴクウをさらに超えるために戦いたいんだ!」
焚き火に照らされ、少女の影がゆらゆらと揺れる。
- 497 名前:Saiyan killer :04/05/07 21:25 ID:ILYhmdho
- 「………」
黙って聞いていたヤムチャだったが、ぼそりと口を開く。
「…だから武術を習いたいのか…?」
「そうだ…今のわたしの力では超サイヤ人には遠く及ばない…挑んだと
しても、昨日と同じ結果だろう。戦いにすらなり得ない………」
無念そうな表情で少女が答える。昨日の無様な自分の姿を思い出して
いるのか、それともあまりの力の差を想像しているのか、かすかに身体が
震えていた。
「…勝ちたい…などとは、今のわたしにはおこがましくて到底言えない。
だからそうは言わないが、せめてヤツと戦えるだけの力が欲しい……。
お願いだヤムチャ…わたしに力を貸してくれ………!」
「………」
ヤムチャはしばらく考え込んでいた。だがすぐに結論など出せるはずも無い。
やおら起き上がると、ごそごそと寝袋を取り出す。そしてそれをマーリンに
渡した。
「……?」
「今日はお前が使え。もう遅い…話はまた明日な」
そう言って小汚い毛布にくるまり、横になるヤムチャ。
マーリンも寝袋にすっぽりと収まった。実際のところ、少女のまとう戦闘服は
温度調節機能もあり、何も無くとも問題はないのだが、不思議な暖かさが
彼女を包んでいく。ふっとヤムチャの匂いが鼻をくすぐる。しかし不快では
なかった。心と身体を満たしていく暖かさに包まれながら、ゆっくりと少女も
眠りに落ちていった。
- 498 名前:Saiyan killer :04/05/07 21:26 ID:ILYhmdho
- 第34話
翌朝、朝食を取りながらヤムチャが、ゆっくりと口を開いた。
「昨日の話だが……教えてやってもいい……」
それまで黙々とスプーンを口に運ぶだけだった少女の顔がぱっと輝く。
「……!! 本当かヤムチャ!!」
しかしヤムチャは、厳しい表情のまま続ける。
「ただし…いくつか条件がある。それが守れるなら、な」
「まず、俺の言う事は絶対に守る事。反論はダメだ。質問は構わないけど
それに答えるとは限らないからな」
うんうんと真剣にうなずくマーリン。
「それと…もし万が一にでも、悟空に勝てそうになっても、絶対に殺さない
事。どうだ? 守れそうか?」
2つめの条件に、一瞬ぴくりと身体が反応したものの、心を落ち着け、
はっきりとマーリンが答える。
「…問題無い。そのふたつだけでいいんだな?」
「ああ、それを守れるって約束できるなら、お前に協力してやる。まぁ
ほとんど無駄だとは思うけどな……」
今にも踊りだしそうな表情のマーリン。今の少女の心には、修行の事よりも
ヤムチャの協力を得られた事の方が重要だったのかもしれない。
- 499 名前:Saiyan killer :04/05/07 21:27 ID:ILYhmdho
- 朝食を済ませると、ヤムチャはマーリンを連れて洞窟を後にする。少し
開けた場所に着き、少女の方に向き直って口を開く。
「よし、それじゃ今日からさっそく修行するぞ。あらかじめ言っておくけど
もし俺が見切りをつけたら、その時点で修行は終わりだからな。俺も自分の
修行をしなくちゃいけないんだ」
こくりと頷くマーリン。
「…わかった。それでどう言うトレーニングをするんだ?」
そう言いながら、これからのすさまじい修行を想像したのか、無意識の内に
少女の身体からエネルギーが溢れ出す。
「…あー、落ち着け。気…力を抜け」
そう言って近くに転がっていた石をひとつ、ひょいと持ち上げると、それを
マーリンに手渡す。
「そいつを割ってみろ。腕力だけでな」
- 500 名前:Saiyan killer :04/05/07 21:28 ID:ILYhmdho
- 第35話
ずしりとした、石と言うよりは岩の欠片の手渡され、マーリンがぽかんと
した表情を浮かべる。
「…はやくしろ。時間がもったいない」
そう急かされ、あわてて石に視線を戻す。ヤムチャの意図は判らないが、
とりあえず言われた通りにエネルギーを抑え、右腕を振り上げて左腕に
持った石に叩きつけた。
…ぺきっ…
「いっ……た……ぁ……」
そう言いながら目に涙を浮かべるマーリン。石はびくともしていなかった。
思わず石を落とし、右手をおさえている。
やっぱり……とヤムチャは思っていた。この少女はエネルギーこそ凄まじい
ものの、肉体そのものは普通の女の子と大差無いのだ。おそらく、持って
生まれたパワーだけで今まで戦い抜いてきたのだろう。
思わず座り込んでしまったマーリンにヤムチャが声を掛ける。
「マーリン…お前、戦い方は誰に習ったんだ?」
- 501 名前:Saiyan killer :04/05/07 21:30 ID:ILYhmdho
- いまだ涙目のまま、少女が答える。
「……誰かに教えてもらった事はほとんど無い…。他の戦士の戦いを見て
見様見真似で覚えたぐらいだ……」
予想通りの答えに、ため息をつくヤムチャ。これは本当に基礎の基礎から
始めないとな…と、もうひとつ大きなため息をついた。
「よし、じゃあまずは肉体の鍛錬からだ。その場で腕立て100回!」
「…そんな訓練は必要無いだろう…。それよりも早く戦闘力をコントロール
する技を教えてくれ…!」
理不尽とも言えるヤムチャの命令に、思わず不服の声を上げる。しかし、
「俺の言う事には絶対従う事だったはずだぞ。嫌なら修行はここまでだ」
「ぅぅ………」
そう言えばそんな約束だった。仕方なくのろのろとうつぶせになり、姿勢を
とる。
「よーし。いーち、にー…」
ヤムチャの掛け声に従って腕を曲げ、伸ばしていく。何でこんな事に……
少女はほんの少し、修行を申し出た事を後悔していた。
- 502 名前:Saiyan killer :04/05/07 21:35 ID:ILYhmdho
- 今宵はここまでに致しとうございますw
それではまた週明けに。がんがって書き貯めてきます〜♪
- 503 名前:Classical名無しさん :04/05/07 21:41 ID:6pPd081w
- >>saiyan killer
まぢでわくわくするような展開ですね!
- 504 名前:Classical名無しさん :04/05/07 22:59 ID:CrRINH0k
- 更新早いってのも嬉しいな
- 505 名前:Classical名無しさん :04/05/08 00:48 ID:6X4DmG5o
- ttp://www48.tok2.com/home/taroh/upload/data/SuS0839.png
ラウンジのあるスレでちょっとしたカード祭りがあったので、
漏れも画像コラってヤムチャさまのカードを作ってみたよ
素材元
ttp://pure.cc/~epion/orica/sozai/
- 506 名前:Classical名無しさん :04/05/08 06:36 ID:8vf0R.Y2
- >>505
守備力低杉w
- 507 名前:Classical名無しさん :04/05/08 10:52 ID:Taf63gyg
- >>505
いつのヤムチャかちょっとわからなかったが、
ブウに殺された後の天国での修行の様子か?
- 508 名前:Classical名無しさん :04/05/09 10:19 ID:6X4DmG5o
- 作品が来ないと見事に誰も書き込まないな
作品期待age
- 509 名前:Classical名無しさん :04/05/09 12:14 ID:WaFjhwDM
- 皆様、乙です。
- 510 名前:Classical名無しさん :04/05/09 14:49 ID:T/foZSd2
- 第五話 噂の科学者
カメハウスを出発してから半月ほどしてヤムチャ達は西の都に到着した。
早速武天老師からもらった地図を見ながらパンツ博士の家を探した。
パンツ博士の家は都の中心部からちょっと外れた所にあった。
小さな家だった。そこにはとても数十年後に世界一の金持ち一家が
暮らしているところとは思えないくらい小さく、平凡な家だった。
ヤムチャが博士の家をノックする。
間もなく20代後半の男が玄関から現れた。
「どちら様ですか?」男は尋ねた。
「私は武天老師が一番弟子、孫悟飯と申します。
パンツ博士はおられますか?」
「私がパンツですが・・・本当に武天老師様のお弟子ですか?」
「武天老師様から手紙を預かってます。」
悟飯は荷物から手紙を出して読み始めた。
「パンツ君、君に頼みたいことがある。君の目の前にいるであろう2人は
君に助けを求めている。2人の内の1人であるヤムチャはとある事情で
約50年も先の未来からこの時代に飛ばされてきたそうだ。
いま、彼らはヤムチャが未来に戻れるようにドラゴンボールという
7つ集めれば何でも願いが叶うボールを捜している。厚かましい願いだが
どうか宜しくお願いする。
追伸 こないだ君に送ってもらったAV全部観ちゃったYO。新作送ってね。
彼らの手助けをしてくれたらお礼は弾みます。よろしくね(はぁと」
手紙を読み終わるとパンツは「わかった。とりあえずここで立ち話も
なんだから、まず家の中に入ってくれ。話はそれからだ。」と言った。
3人は家の中に入った。
- 511 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/09 14:51 ID:T/foZSd2
- 2人は応接間に通された。パンツはソファーに座ると
「ぶしつけだがドラゴンボールとやらを見せてくれないか?」と言った。
ヤムチャは袋からドラゴンボールを出しパンツに手渡した。
「へぇ、これがドラゴンボールか。綺麗だなぁ。」
パンツはしばらくドラゴンボールを眺めるとヤムチャに言った。
「ヤムチャ君、しばらくこのドラゴンボールとやらを貸してくれないか?
このボールをちょっと分析すれば何らかの手がかりが得られるかもしれない。
悪いことはしない。もう一つは君が持っているといい。」
パンツはヤムチャに四星球の方を手渡した。
パンツはもう一個のドラゴンボールをもって部屋から出た。
部屋から出るときパンツは2人に「あ、そうだ。これを調べてほかのボールを
探す手がかりを得られるまでに結構時間がかかりそうだから、それまで
僕の家に泊まっていくといいよ。」と言った。
2人はパンツ宅にお世話になることにした。
----------------------------------------------------------
>>510
タイトル名書き忘れた…il||li _| ̄|● il||li
- 512 名前:Classical名無しさん :04/05/09 16:24 ID:hCehyzcU
- 誰もいない……。
さみしいなぁ・……。
- 513 名前:Classical名無しさん :04/05/09 19:36 ID:6Yws859Q
- >>510-511
乙です。
なんだかワクワクしてくるw 続き期待
- 514 名前:Classical名無しさん :04/05/09 21:42 ID:6X4DmG5o
- レジェンドオブ乙
どうでもいいけどパンツ宅ってなんか妙に臭そうだな
- 515 名前:Classical名無しさん :04/05/09 23:51 ID:ryIO622Y
- ヤムチャ
- 516 名前:Classical名無しさん :04/05/09 23:51 ID:ER.8KrMQ
- ヤムチャ
- 517 名前:Classical名無しさん :04/05/10 00:05 ID:571SqjiU
- ヤムチャ
- 518 名前:Classical名無しさん :04/05/10 12:25 ID:571SqjiU
- 351 名前: お前は既に名無しだ 投稿日:2000/12/13(水) 23:33
[ヤムチャ日記]
フリーザ戦以後、ブルマの俺を見る目が明らかに以前のものと違う。
だいたいなんだ?復活したときのあのそっけない態度は…。
てんしんはんに足を折られたときはもっと悲しんでくれたおまえに何があったんだ?
いや・・・解っているんだ。本当は・・。あいつはベジータに恋してる。あいつに見せるあの笑顔は、以前俺の前でしか見せなかった笑顔。
悔しい。あんなハート頭のどこがいいんだ?ちくしょう!
352 名前: お前は既に名無しだ 投稿日:2000/12/13(水) 23:39
5月26日(金)
今日はプーアルと一緒に買い物に行った。てんしんはんはランチさんと密会。
クリリンは相変わらずハゲだ。悟空はいつかえってくるのかな?
俺は今ブルマの家で同棲している(つもり)。ただ邪魔なあいつもいるが…。はやく帰れ!ば〜かば〜か!
5月27日 深夜
今日はなかなか寝つけなかったので散歩に出かける事にした。
ん?なにか声がする。ブルマの部屋だ。 !まさかあいつ(ベジータ)、ブルマを殺す気じゃ!ちくしょう。
だけど何か声が違う。まるで喘いでいるような声だ。
「!」
ブルマ…。ブルマが、、ベジータと・・・・。声が出なかった。情けない事に俺のにょい棒はマックスだ。
358 名前: お前は既に名無しだ 投稿日:2000/12/14(木) 16:18
5月28日早朝
俺はべジータを襲うことにした。正直、正面からでは
勝てるわけがない。というわけで寝込みを襲うことにした。
ベジータはよく寝ていたよ、宇宙船を背もたれにして。
気配を消して近づいたら急に冷静になった。
間違いなく俺は死ぬ、かといってこのまま帰るわけにはいかない。
・・・奴の額に「肉」と書いて全速力で逃げた。
- 519 名前:Classical名無しさん :04/05/10 12:28 ID:571SqjiU
- 371 名前: お前は既に名無しだ 投稿日:2000/12/17(日) 01:07
5月30日
最近ピッコロの俺を見る目が、他の奴とは明らかに違う気がしてならない。
なんというか…熱いんだ。目が潤んでいる。まるで恋する…いや、やめとこう。思い違いだ。
だいたいあいつにはミスターポポがいるじゃないか。(ストックに悟飯も)
ただ何故俺を食事に誘うんだ?お前は水しかのまないだろ?なあ・・おっとまたピッコロが気になってるぜ。
372 名前: お前は既に名無しだ 投稿日:2000/12/17(日) 01:21
6月1日
今日はクリリンと買い物に行った。なんでも「リアップ」なる育毛剤が目当てらしい。
目的の場所には見た事のある影が・・・・なんと天津飯とチャオズもいやがった。お前ら解りやすすぎ。ぷぷぷ
いや〜、爽快だったよ。戦闘力の低い俺がハゲトリオを手込めにできるなんてよ。
お前らはそのままでも充分「太陽拳」だっつーの。
おっとそうだった、忘れてたぜ。ベジータちゃんの枕元にそっとこれを置きに行くかな。あいつもやばいだろ。
ブルマを寝取ったバツだ。こんにゃろう
389 名前: お前は既に名無しだ 投稿日:2000/12/18(月) 07:54
6月3日
俺の敵対するベジータの息子トランクスが話かけてきた。
「なんでヤムチャさんは、ズット家に居候してるの」
ちっ!!このクソガキが。わざと、いちいちそんな事聞くなよ。
このバカ。知ってんだぞ。おまえらが、修行のひと休みの時
俺をネタにして、笑ってたの。ベジータも話す事ないからって、
俺をネタにしやがって。
そういえば、最近ブラが若いころブルマに似てきたな。
そうだ!!いい事思いついたぞ。ブラの処女を盗んでやろう。
クックックッ。ベジータ。親ばかのおまえの無様な顔が、
浮かぶぜ。準備が整い次第やってやるか。
- 520 名前:Saiyan killer :04/05/10 22:46 ID:3U.Cyp/2
- >>503
ありがとうございます。期待を裏切らないようにがんがります(w
それでは今日もよろしくお付き合いください。
- 521 名前:Saiyan killer :04/05/10 22:49 ID:3U.Cyp/2
- >>501
第36話
荒野にヤムチャのかけ声と、マーリンの苦しげな息遣いが響く。
「じゅーきゅー…、にじゅー…、ペースが落ちてきてるぞ!!」
「ぐぐっ……くっ……」
少女の細い両腕がぶるぶると震えている。今の今までここまで肉体
のみを酷使した事など無かったし、必要も無かったマーリンに取って
まさに苦行、荒行だった。
無意識の内にエネルギーが身体の内側からじわりと湧き出す。すっと
身体が軽くなるが、それを感知したヤムチャの叱咤が飛ぶ。
「気は使うなって言っただろ! 筋力だけでやるんだ!!」
たっぷり一時間以上が過ぎたあと、どうにかこうにかマーリンは腕立て
100回をやり終えた。そのまま地面にべちゃっと倒れこむ。もう身体を
起こす事も出来ないほど、少女の腕は限界を超えて酷使されていた。
しかし、知った事ではないとばかりにヤムチャが新たな命令を下す。
「ん。じゃあ、しばらくしたら次は腹筋な」
- 522 名前:Saiyan killer :04/05/10 22:50 ID:3U.Cyp/2
そう言って近くの岩に足の先を引っ掛け、手本を当たり前のように軽々と
こなしてみせる。
「ほらほら、さっさとやらねぇと日が暮れちまうぞ」
そう急かすヤムチャに、マーリンは段々と怒りが込み上げてきた。ゆらり、
と、少女の周りの空気が揺らめく。
「…いい加減にしろ……こんな訓練など無意味だ…!」
何とか身体を起こして、ヤムチャを睨みつけるマーリン。しかしヤムチャは
その視線を流して言い放つ。
「無意味かどうかはお前が決める事じゃない。お前は悟空を越えるんじゃ
無かったのか? 俺もあいつもこうやって強くなったんだ」
「………っ…」
その言葉に、マーリンはすんでのところで冷静さを取り戻す。そしていまだ
納得はしていない風だが、それでもヤムチャの指示に従う。
「よし、じゃあこれも100回だ。いいか?いくぞ? いーち…にー…」
- 523 名前:Saiyan killer :04/05/10 22:53 ID:3U.Cyp/2
- 第37話
顔を真っ赤にしながら必死に身体を起こし、そしてまた地面に背を
つけるマーリン。その横でヤムチャが静かに声をかける。
「いいか…? お前ははっきり言って身体と精神のバランスが…31…
メチャクチャだ。心と肉体を一致させなければ、大きなパワーは出せ
っこない…32…」
それでもちゃんと数は数えながらヤムチャが続ける。
「そのためにはまず、自分自身の身体を完全に把握する事が重要だ。
身体の隅々にまで意識を張り巡らせ…33…精神と肉体を統一する。
そうすれば力に振り回される事も無くなるし、逆におびえて力が
出せなくなる事も無くなる…34…」
聞いている余裕など無さそうに、ひたすら荒い息を吐きながら黙々と
こなすマーリン。構わずに、さらに言葉を続けるヤムチャ。
「これは肉体の強化の鍛錬でもあるけど、自分の身体が本当に自分の
ものだって事を認識するためでもある。心だけでもダメ。身体だけ
でもダメ。ふたつが合わさってこその自分なんだ…35…」
「ふんぐっっくっ……くぅ……っ」
「苦しいか? でもその苦痛をねじ伏せるんじゃない。受け入れ、心と
身体を協調させろ」
淡々とヤムチャがアドバイスをする。しかし、到底それを聞く余裕など
少女には無かった。ただ、一刻も早くこの修行を終わらせる事だけが
彼女の唯一の希望だった。
- 524 名前:Saiyan killer :04/05/10 22:54 ID:3U.Cyp/2
- そうして日が暮れる頃、何とか無事にマーリンの修行一日目が終了した。
結局腹筋の後にも、背筋、スクワットなどのメニューを課され、最後は
歩く事もままならない状態だったが、とにかくそれから解放された少女は
よたよたと洞窟に帰り着いた。
「お疲れさん。思ったより頑張ったな。さすがにいい根性してるぜ」
先にさっさと帰っていたヤムチャが、そうねぎらいの言葉をかける。
「言い忘れてたけど、今日からしばらくは気は使うなよ。当分は肉体の
鍛錬に集中するからな」
ひざをがくがくと笑わせながら、無言でマーリンが頷く。そして、汗と
埃にまみれたので、また風呂に行っていいかと尋ねる。
「いいけど、使っていいのは最低限の気だけだ。言っとくが、バレない
なんて思わない方がいいぞ…」
了承し、ふらふらと西の空に飛び去っていくマーリン。空を飛ぶのに
最低限のエネルギーだけを維持しようとするが、時折バランスを崩す。
大きすぎては後でヤムチャに叱られるし、少なすぎては落ちてしまう。
身体の痛みも相まって、頭がおかしくなりそうだった。
「くそ……なんでこんな事…」
ぽつりと少女は泣き言を漏らすのだった。
- 525 名前:Saiyan killer :04/05/10 22:55 ID:3U.Cyp/2
- 第38話
マーリンがオアシスに向かってから、3時間が過ぎようとしていた。最低限の
気しか使うな、と命じたせいで、上手く場所を捉える事も出来ない。
「……もしかしたら逃げたかもな……」
そうぼんやりとヤムチャは思う。今日の修行は、いわば素人の女の子に
とってはあまりに過酷なものだったと自分でも判っていた。しかし、それ
ならそれで構わないとも。
もはや少女の敵、サイヤ人はほとんど存在しないのだ。ベジータの存在を
彼女に知られていない以上、敵は悟空ただひとり。それさえあきらめれば
地球を出て、平和に暮らす事も出来るはず。あんな少女が、これ以上戦いに
その身を投じるのは間違ってる…そう考えていた。
しかし。それなら何故、自分はマーリンに武術を教えようと思ったのだ。
ヤムチャ自身にも良く判らない。
ただ単に彼女の熱意に負けただけではなかった。それはもしかしたら、
ヤムチャが失いかけていた純粋な力への情熱、あるいは悟空への対抗心
だったのかもしれない。
- 526 名前:Saiyan killer :04/05/10 22:56 ID:3U.Cyp/2
- ちょっと前まではほとんど互角だったのに、気がつけば比較する事すら
馬鹿らしいほどの差がついてしまった悟空と自分。そしてそれを仕方無い
とあきらめている自分。だが、そんな悟空と自分以上の差があっても、なお
マーリンは悟空に敢然と戦いを挑もうとしている…自分は本当にあの少女
よりも強いと言えるのか…?
力は増しても、相変わらず自分はヘタレなのだと思う。
何が精神と肉体の統一だ。何が協調だ。師の教えの受け売りをぺらぺらと
並べ立ててマーリンに接していた自分に反吐が出る。
「…そんな事、俺にだって出来てないのによ…はは…ばっかみたい…」
その時、洞窟の入り口で、かつん、と物音がした。動物か風か、あるいは
気の毒な物盗りか。しかし、顔を上げたヤムチャの目に飛び込んできたのは
そのいずれでも無かった。
- 527 名前:Saiyan killer :04/05/10 23:05 ID:3U.Cyp/2
- 結局、週末にはあんまり…って言うか、ほとんど書き溜められません
ですた…。もしかしたら来週ぐらいは丸々お休みさせていただくかも
しれません。そうなったらゴメンナサイです…。
それにしてもなかなか終わりそうにないです。この話。なんとなく
ですが、まだ半分も来てないような感じです…。この調子だとほんとに
全100話以上になりそうな予感(汗
そう言う訳ですので、できれば気長にお待ち頂ければ幸いです。それ
ではまた明日…。
- 528 名前:Classical名無しさん :04/05/10 23:05 ID:on4ocZ6.
- >>527
激しく乙。
長編になろうと最後まで応援させていただきますよ
- 529 名前:Classical名無しさん :04/05/11 01:12 ID:JPJo4uYs
- むしろ長い方が(・∀・)イイ
- 530 名前:Classical名無しさん :04/05/11 03:55 ID:571SqjiU
- 長いのは全然OKですよ。
しかし、長いままで結局終わらないのはちょっと。。。
あと意味もなくグダグダしているのもちょっと。。。
- 531 名前:Saiyan killer :04/05/11 20:48 ID:iGzyV8uE
- >>528-530
ありがとうございます。……しかしやっぱり無駄に長いですか?
個人的にはそういう無駄っぽいところを書くのが一番楽しかったり
するんですけど、もう少し考えた方がいいのかもですね…。
かるーく凹みつつ、今日もいきます…。
- 532 名前:Saiyan killer :04/05/11 20:51 ID:iGzyV8uE
- 第39話
「……お前……」
そこにいたのはマーリンだった。いまだ身体が痛むのか、少しふらつき
ながら少女がヤムチャにゆっくりと近づく。
まさか帰ってくるとはほとんど思っていなかったのだろう。ぽかんと立ち
尽くすヤムチャに、マーリンがくすりと笑いかける。
「…ふふ、お前ほどの男がわたしの接近に気がつかなかったとはな。
案外お前も大した事が無いのか…それともわたしのコントロール技術も
なかなかと言う事…かな? ふふふっ…」
ヤムチャの表情を勘違いしたマーリンは、そう言いながらどっかと腰を
降ろす。
「なんで…」
なんで戻ってきた…そう言い掛けるが、すんでのところでそれをヤムチャは
押し留めた。それは少女に対する侮辱だ。
そして、また自分は昔と同じ過ちを繰り返している事に気付く。相手の姿
かたちで判断し、本質を見ようとしないのは自分の悪いクセだ。それで
何度も痛い目に会って来ているにも関わらず。
…マーリンはまぎれもなく「戦士」なのだ。例え自分よりも力が劣ろうとも、
例え外見が少女であっても、戦う事しか出来ない、戦う事でしか自分に価値
を見出せない人間なのだ。勝てない相手だからと言って、尻尾を巻いて逃げる
事など出来るはずが無い。逃げ延び、得た命などは彼女にとって路傍の石ほど
の価値も無いのだろう。
そしてヤムチャは突然理解した。なぜ自分がマーリンに武術を教える気に
なったのかを。
- 533 名前:Saiyan killer :04/05/11 20:51 ID:iGzyV8uE
自分は…この少女がまぶしかったのだ。悲しいほど純粋で、そして誇り
高い、マーリンという名の宇宙から来た少女が、今の自分にとっては
まぶしすぎた。だから…………
……だから自分はそんな少女に「現実」…どうやっても悟空には勝てっこない
という事を思い知らせるために、修行を引き受けたのだ。そして現実に直面し、
打ちひしがれてその魂が輝きを失う事を望んでいた。まるで自分が辿った
道のりのように…。
自分自身でも今の今まで気づかなかった、いや、気づこうとしなかった
あまりに黒い願望に、ヤムチャは厳しい表情で立ちすくむ。
「…どうかしたのか、ヤムチャ…?」
不意にマーリンがヤムチャの顔を覗き込む。
「もしかして…さっきの言葉が気に障ったのか…? あの…あれはその…
冗談というもので……」
またもヤムチャの表情を勘違いしたマーリンが、必死になって弁明をする。
まるで父親に叱られた子供のように。そしてヤムチャもようやく我に返る。
「え…あ…マー…リン…?」
「うぅ…だから…す…すまないと言っているんだ…お願いだからわたしを
見てくれ……無視しないで…」
ふと気づけばマーリンは今にも泣き出しそうな表情でヤムチャを見つめて
いる。自分の心の内にある、得体の知れないモノを凝視し続けていたヤム
チャ。その見つめる視線の先に自分がいない事に、少女はひどくおびえて
いた。
本当に不思議な少女だ、とヤムチャは思う。こうしていると本当にどこに
でもいる少女のようであり、いや、むしろ見た目よりも幼いぐらいの精神
年齢なのに、幾多の戦場をくぐり抜けてきた程の一流の戦士でもある。命を
奪う事に何の躊躇もなく、それでいてちょっとした事にショックを受ける
ガラスのようなこころ。どちらが本当のマーリンなんだろうか…と。
- 534 名前:Saiyan killer :04/05/11 20:54 ID:iGzyV8uE
- 第40話
しかし、己がまた馬鹿なことを考えている事にヤムチャは気づく。
それでもマーリンの本質はやはり戦士なのだ。自分との、そして悟空との
戦いを見れば判る。勝利のためならば両腕の犠牲をもいとわない人間が、
戦士以外の何者だというのか。
この癖は一生直らないかもな…とヤムチャは心の中で苦笑する。そして、
続けて心の中でマーリンに謝罪し、改めて彼女に対し、今までの非礼…
どこかでマーリンを少女だと見下していた事、同時に戦士として見て
いなかった事、そして自分自身のおぞましい願望をもって修行に接して
した事を詫び、今日からは本気でマーリンに協力することを誓った。
そう、本気で悟空を倒す。そのためにマーリンを鍛え上げる事を。
人造人間のことも先のこともどうでもいい。刹那的と人からは言われる
だろうが、マーリンの純粋さを踏みにじりかけた自分には、それだけが
唯一の贖罪と言えるのだから。
「………?」
さっきまでは暗く険しい表情をしていたと思ったら、急に真剣な顔に
なり、そうかと思ったらだんだんと笑みまで浮かべるようになっていく
ヤムチャに、マーリンの不安げな表情に拍車がかかる。
「ど…どうしたんだ…ヤムチャ……ま…まさか訓練の途中で頭でも打った
のか……?」
「ん…あぁ、なんでもないさ。それより悪かったな。一応口でも言っとくよ」
「……?………」
ますます訳が判らない風のマーリンだったが、とりあえずヤムチャが元に
戻ったようなので、少し安心したのか、泣き笑いのような表情を浮かべて
いる。
- 535 名前:Saiyan killer :04/05/11 20:54 ID:iGzyV8uE
- そうして我に返って、先ほどの状況と会話をぼんやりと思い返す。
確かに見事な気のコントロールだったとヤムチャは思った。自分は最低限
の気の使用は許可したが、それでもわずかにでも使っていれば、ここまで
接近されて気がつかないはずがない。
気をほとんど完全に消す技などまだ教えていないにも関わらず、少女はこの
短時間にそれを自力でマスターした事になる。マーリンのセンスは並大抵の
ものでは無い。
「これは…もしかしたらもしかするかもな…」
そう言ってヤムチャはにやりと哂う。
年甲斐も無く心が踊る。自分自身ではなくとも、自分が育て上げた戦士が
宇宙最強の超サイヤ人を倒す…その光景を想像し、ヤムチャの身体がわずかに
震えた。
「よーし!そうと決まったら明日からはビシビシいくぞ! さっさとメシ
食って寝ろ! 明日も早いんだからな! はははっ!」
もう何がなんだか判らないマーリンだった。
- 536 名前:Classical名無しさん :04/05/11 20:56 ID:571SqjiU
- >>531
Saiyan killerが無駄に長いというわけではないので。
Saiyan killerは別にグダグダしてませんよ!
- 537 名前:Saiyan killer :04/05/11 20:57 ID:iGzyV8uE
- 第41話
それから2週間が過ぎた。ヤムチャの課す修行の内容はどんどんと苛烈を
極めていったが、驚くべきことにマーリンはそれに日々順応していった。
元々、肉体のポテンシャルそのものも類まれな素質を持っていたのだろう。
このわずかの間に、腕も足も、相変わらず細身ではあるものの、少女の
身体は以前よりも確実に力強さを増していた。
「299…300…よーし、そこまでにしとこう」
背中に乗せた岩を軽く払いのけ、平然とした表情で立ち上がるマーリンに
ヤムチャは軽く心の中で舌を巻いていた。そして、そろそろ次の段階に移る
べきかどうかを考える。
「この程度の負荷ではもう物足りないな。次はもう少し大きな岩を頼む」
などとマーリンがのたまう。最初は20回ほどでハァハァ言ってたくせに
いけしゃあしゃあとよく言うよ…と心の中で更にツッコむヤムチャだった。
「よし…それじゃ今日からは筋トレと平行して、次の段階に進むぞ。と、
その前に…久しぶりに気を全開放してみろ」
これまでの修行はひたすら肉体を強化するものだったので、気はほとんど
この2週間使ってはいない。いきなりそんな事を言われたので、少しとまどう
マーリン。
「判った…しかし久しぶりだからな…うまく出せるか分からないが…」
そう言いながら、ぐっと力を込める。そして大きく息を吸い込み…
「はぁっっっ!!!」
- 538 名前:Saiyan killer :04/05/11 20:58 ID:iGzyV8uE
- ズオォォォッ!!!!!!
すさまじいエネルギーの放出に大地が揺れる。いや、揺れるどころではない。
地球の自転にすら影響を及ぼすほどの、とてつもないエネルギーが少女の
身体から溢れ出す。
「な………っ…」
しかし、その中心にいる少女本人も、今の状況が掴めないでいる。これほど
のエネルギーが自らの身体から放たれている現実が理解できない。
あやうく吹き飛ばされそうになったヤムチャだったが、かろうじて踏みとど
まり、マーリンに声をかける。
「よし…もういいぞ。そのスカウターってヤツをちょっと貸してくれ」
修行の最中でも手放さなかったスカウターを渡すよう言われ、少し躊躇
するマーリンだったが、ヤムチャの意図に気づいたのか、ややあって
それを渡す。
「…壊さないでくれよ…それは特注で高価なものなんだ」
「判った判った…で、どこを操作するんだ?」
「そこにスイッチがあるだろう? それを一度押して起動、2回押すと
測定が始まる」
「なるほど…こうかな…?」
ピピピ………
スカウターがマーリンの戦闘力を測定していく…。
- 539 名前:Saiyan killer :04/05/11 21:09 ID:iGzyV8uE
- そういえばアンカーを入れるのをすっかり忘れてますた…。少し
動揺してしまったのかな(w
>>536
フォロー、ありがとうございます^^ それでも自戒の意味でも
肝に銘じておきます。
しかし、いまさらながらに長い文章を書くのが、これほど難しい
とは思ってもみませんでした…。ふと気づくと同じようなフレーズ
ばっかり…己の語彙の貧弱さに泣けてきますね…。
このところペースが落ちてきてるのも、それのせいだったり。やっぱ
いきなりこんな長編は無理があったようで(w
それでも何とかラストまでがんがっていきたいと思いますので、皆様
お見捨てにならないようにお願いします。
- 540 名前:Classical名無しさん :04/05/11 22:55 ID:6Yws859Q
- >>539
乙です。読んでいる時に時間が経っているのを忘れてしまうほど面白いですYO
長い文章を書いていると各キャラの設定を忘れてしまったりして大変ですが<漏れだけ?…w
がんがってくださいです。
- 541 名前:Classical名無しさん :04/05/11 23:04 ID:JPJo4uYs
- >>539
フォローというか>>530=>>536は
これまでそういう作品があったから気を付けれってことでは?
俺もこの過疎スレに長いこといるが、Saiyan killer は読みやすいと思う。
ほぼ毎日更新もありがたし。
>>540
(元?)作者キター
- 542 名前:530=536 :04/05/11 23:54 ID:571SqjiU
- >>541
未完が多いのは前々からだけど、saiyan killerは未完で終わってほしくないなと思っただけです。
むしろグダグダ長くなって結果的に面白くなくなったというのはSSではなく
ワン○ースとかシャー○ンキングとか遊○王とか・・もう読んでないけどw
- 543 名前:Classical名無しさん :04/05/12 00:40 ID:6X4DmG5o
- >>542
一度人気が出ると、編集の命令で連載をやめられなくなってしまい
話がグダグダになるのはジャンプ漫画の悲しい宿命
温かく見守ってあげましょう
- 544 名前:Classical名無しさん :04/05/12 00:57 ID:7d53xAio
- Saiyan killer面白い。文章も読みやすいし。
行き詰ったら、一息つくのも手ですよ。
完結目指して頑張って下さい。
- 545 名前:Classical名無しさん :04/05/13 02:10 ID:BWckGry6
- 悟空に歯を折られたヤムチャ
武天老師に風圧でやられたヤムチャ
ミイラ君にスピードで圧倒されたヤムチャ
天津飯に大口叩いて惨敗したヤムチャ
シェンに金的攻撃されたヤムチャ
サイバイマンと心中したヤムチャ
20号に胸を貫かれたヤムチャ
セルジュニアに蹴られまくったヤムチャ
- 546 名前:Classical名無しさん :04/05/13 07:00 ID:mXRY//ZA
- >>542
遊戯王はもうあきれたけど、ワンピースは信じて待ってます。
- 547 名前:Classical名無しさん :04/05/13 20:42 ID:1pyDr13I
- >>542
遊戯王はもうワハハハハだけど、マンキンはもうすぐ終わりそうです。
- 548 名前:Saiyan killer :04/05/13 21:05 ID:ZbRS2o02
- すいません、昨日はさぼってしまいますた…。
>>540-542-544
ありがとうございます♪
>長い文章を〜
そうなんですよねw 忘れる事も多いですけど、途中で思いついた
設定とつじつまを合わせるのも大変です(苦笑
おおざっぱなストーリーはあるんですが、細かいところまでは
考えてないんです。だからその時その時で思いついた設定とかと
前の方で書いたのと矛盾してないか気をつけてます。でも、もしか
したらいくつか、しでかしてるかもしれません…(汗
それでは今日もいってみます〜。
- 549 名前:Saiyan killer :04/05/13 21:08 ID:ZbRS2o02
- >>538
第42話
ピーッ、ピーッ
測定が完了したようだ。ヤムチャがその測定された数値を見てうなっている。
「………ヤ…ヤムチャ…どうだ?」
恐る恐るたずねるマーリン。
「…って言うか、なんて書いてるか読めねぇよ…」
がくっと力が抜けそうになるマーリンだったが、スカウターをヤムチャから
奪うように取り返し、自分でその数値を確かめる。
「……!! せ…戦闘力………81374……!!!???」
信じられない己の戦闘力に、驚きを隠せないマーリン。わずか2週間の訓練で
これほどの成果があるとは思っても見なかった。なかば嫌々従っていただけで
そもそも成果がある事すら不安に思っていただけに、2倍以上のパワーアップ
とは、にわかには信じられないほどだ。
「こんな…こんな事があるなんて……あんな訓練が…」
「…だから言っただろ。俺も悟空もこうやって強くなってきたってさ」
ある程度は予想していたが、想像以上のパワーアップを果たした少女を
前に、少し得意げなヤムチャだった。
- 550 名前:Saiyan killer :04/05/13 21:09 ID:ZbRS2o02
- これも前に言ったことだけど、要するにお前は身体と精神のバランスが
極めて悪かったんだ。それが少し良くなったから、これだけの力が引き
出せるようになったのさ。逆に言えば、これぐらいの力は元々あったと
言えるな」
「…わたしにこれほどの力があったなんて…」
圧倒的な力を身につけ、少女は完全に舞い上がっていた。戦闘力8万以上
など、広い宇宙でもそうはいない。地球を例外とするならば、おそらく
フリーザ、ギニュー亡き今、宇宙最強を名乗っても許されるほどだろう。
「いや、俺の見たところ、まだまだこんなもんでも無い。お前はまだまだ
強くなる。俺よりも…悟空よりもな…!」
悟空の名を耳にして、はっと少女が我に返る。
確かに飛躍的に力は増したものの、それでも500万以上と言う超サイヤ人
に比べたら虫けらと恐竜以上の差だ。その隔たりを想像するだけで、高ぶっ
ていた心が冷えていく。
「…それで…次の段階とは、どういう事をするんだ…?」
冷静になったマーリンがヤムチャに問う。少なくともこの2週間でパワーが
2倍以上になった事だけは事実だ。一歩一歩、着実にその差を埋める事は
出来るはず。わずかに残っていたヤムチャへの不信感も、これだけの成果
をもたらせてくれた事で完全に消えた。今まで以上に修行に、そしてヤム
チャに期待しているマーリンだった。
- 551 名前:Saiyan killer :04/05/13 21:13 ID:ZbRS2o02
- 第43話
「次の修行は組み手だ。いよいよお待ちかねの実戦形式でな…!」
そう言ってヤムチャがシュッ、シュッっとパンチを繰り出しながら
笑う。
マーリンもにやりと笑う。確かに超サイヤ人との差はあるが、それでも
以前とは比較にならないほどのパワーアップを果たした自分の力を早く
試して見たくてウズウズしている様子だ。
先日マーリンが開けたクレーターに移動し、10Mほど距離を置いて対峙する。
いわばこの直径200Mほどのクレーターの内側がリングだ。
一応スカウターをセットし、ヤムチャの戦闘力を測定するマーリン。ヤムチャ
自身の修行の成果もあるのか、数値は以前より少し上の、40000弱を表示して
いる。しかしそれでもマーリンとは2倍以上の差である。
「…そのままでいいのか? わたしを鍛えてくれるんじゃないのか?」
少し拍子抜けした少女が問う。それを軽々と受け流すヤムチャ。
「お前なんか、今のままでも充分さ。ま、やってみりゃ判る」
軽く挑発気味の言葉を投げかけるヤムチャ。それを聞いて、少女の心に
しばらく置き去りにしていた黒い炎が再びくすぶる。
「…後悔するなよ…」
ズゴゴゴゴゴ………
再び大地が震えだす。マーリンの身体から、すさまじいエネルギーが放たれる。
そして…震えが収まると同時に、少女の身体が跳ねた。
瞬時にヤムチャとの距離をゼロに詰め、その至近距離からエネルギー波を放つ。
が、それはむなしく空を切る。
- 552 名前:Saiyan killer :04/05/13 21:14 ID:ZbRS2o02
- 「なっ……」
一瞬、孫悟空との戦いが頭をよぎる。
「…悟空も言ってたけど、そんな攻撃じゃ俺たちは捉えられないぜ」
濛濛たる砂塵の中、どこからかヤムチャの声だけが響く。あわててスカウター
を操作するマーリン。
「…上かッ……!」
すかさずそこに向けてエネルギー波を放つ。スカウターの反応は消えたが
手応えは無い。
「くっ……」
この星の戦士はヤムチャが言っていたように、戦闘力をコントロールして
スカウターに捉えられない。それのせいで少女は痛い目にあっているはず
だが、染み付いた習性が何度も何度もスカウターを操作させる。
「だめだ…とりあえずこの砂塵が消えるのを待つか…」
反応が消えたままのスカウターにため息を漏らし、マーリンは目視で戦う
事にする。そのためには砂塵が収まるまで待ち、その後の戦い方も少し
考えなければいけない。大きな範囲のエネルギー波ではまずい。細く細く
絞ったレーザーのような速いエネルギー波でなければ、ヤムチャは捉え
られないだろう。
そして砂塵が収まり始める。ヤムチャはクレーターの端で、ごろりと横に
なっていた。
- 553 名前:Saiyan killer :04/05/13 21:17 ID:ZbRS2o02
- 第44話
「く……ふざけているのか……っ」
マーリンの心の黒い炎がめらめらと燃える。ここまでバカにされてはタダでは
済ませられない。殺意に満ちた力がじわりと身体の芯から湧き上がる。
そしてすっと手を伸ばし、その指から…フリーザも使っていた、細く引き
絞ったエネルギー波を放つ。
水鉄砲は、同じ量なら穴が小さいほうが良く飛ぶ。それと同じ原理で、細く
収束されたエネルギーはスピードも速く、貫通力に優れている。いちおう
死なない程度には抑えておいたが、それでも直撃すれば大変なことになり
かねない、危険な光の矢がヤムチャを襲う。
しかし、
「おっ、これはなかなかの攻撃だな」
そう言って、ヤムチャは事も無げにその光の矢を軽々かわす。
「……っ!!??」
信じられない、と言ったマーリンをよそに、ヤムチャは相変わらず寝転がった
まま、ほんのわずかに体をずらし、光の矢をかわしていく。
「ッッ………!!」
続けざまに何度もそのエネルギー波を放つが、そのたびにかわされ続ける。
呆然とするマーリンにヤムチャが声をかける。
「どうした? もう終わりか?」
「〜〜〜〜〜〜ッ!!」
- 554 名前:Saiyan killer :04/05/13 21:18 ID:ZbRS2o02
- 次の瞬間、マーリンのすぐ隣にヤムチャがいた。まさに目にもとまらない
神速。そして軽くその頭を小突かれ、マーリンはへなへなとその場にしゃがみ
こんでしまった。
「どうして…そんな馬鹿な………」
そう声を絞り出すのがやっとだった。孫悟空というサイヤ人と戦った時と
同じく、まったく攻撃が通用しない。どれだけパワーが増しても、当たら
なければ意味はないのだ。あの時の恐怖の記憶が少女の脳裏に蘇る。
「…だから言っただろ? そんな程度の力じゃ、この半分の力でも多すぎる
ぐらいさ。俺がもし本気でお前を倒すつもりだったら、さっきのでお前の
頭は吹っ飛んでるぞ」
そうヤムチャが静かに語りかける。
怒りか屈辱か、身体を振るわせる少女にヤムチャが静かに続ける。
「だいたい、どうして気功波ばかりに頼る? もっと立体的に攻撃を
組み立てないと簡単に読まれちまうぞ?」
しばらく黙って下を向いていたマーリンだったが、ややあってようやく
顔を上げ、驚くべき告白をするのだった。
- 555 名前:Saiyan killer :04/05/13 21:20 ID:ZbRS2o02
- そんな感じで、今日はここまででございます。また明日〜。
- 556 名前:Classical名無しさん :04/05/13 21:32 ID:Cw43Kv7I
- すばらすぃ!
- 557 名前:Classical名無しさん :04/05/13 23:32 ID:6Yws859Q
- >>541
バレテター!!
一応また新しいの書いてることは書いてるんですけどねぇ
こんなヘタレなのうpできねぇYO!!って感じなので…ハハハハハ
>>548-555
乙です。
毎回切るところもうまいですねw
- 558 名前:ヤムプロくんポケット :04/05/14 13:03 ID:bZ.o0D32
- ここはとある高校の野球部。
ヤムチャはこの高校のエースだ。毎年開かれる春の野球大会にも
連続で敗北している。高校。ヤムチャは疲れていた。
チームメイトの矢部が話しかけてくる。
「ヤムチャ君、痴漢しに行こうよ」
「ああ、暇だから行くか」
2人は八丁堀駅から日比谷線、15:35分発の東武動物公園行きに乗り込み
女子高生のスカートの中を盗撮し、股間をまさぐった。
「この人痴漢です」
腕を捕まれるヤムチャ。車内の人間を皆殺しにして逃げる事も出来るが
ここは漫画の世界ではない。ヤムチャにもモラルがある。
「何を言っているんだ。僕は痴漢などするはずがなかろう」
「でも、ちゃんとこうして私のあそこを触ったんです」
そういうと女子高生は隣にいたおっちゃんの手を引っ張り、自分の股間を
まさぐらせた。突然の事に驚き、そして興奮する親父。
「し・・失敬」
そういうと親父は鼻を押さえてうずくまった。鼻血が出たようだ。
「かめはめ波!」
もういいや。全部殺しちゃえ。
ヤムチャは悪魔に魂を売った。
続く。
- 559 名前:Saiyan killer :04/05/14 20:38 ID:QgkH7MCA
- >>557
ありがとうございます^^ 一応その辺も少し意識して書いてます
ので、そう言って頂けると「判ってもらえた!」って感じで嬉しい
です(w
さて、それじゃ今日もいってみますー。
- 560 名前:Saiyan killer :04/05/14 20:39 ID:QgkH7MCA
- >>554
第45話
「……わたしは…接近戦…と言うか、いわゆる格闘は苦手なんだ………
今までにそういう戦いをした事は…ほとんど無い……」
「…は…?」
さすがにこれにはヤムチャも驚いた。しかし、確かにマーリンの戦いを思い
出してみると、肉弾戦はほぼ皆無だったように思える。
「苦手って…どうしてだよ…」
混乱しながらヤムチャがマーリンに答えを求める。ヤムチャにしてみれば
無理もない話だ。あれだけの戦闘力を持ちながら、格闘戦が苦手で、その
経験がほとんどないなど、あまりに彼ら地球の武道家の常識から外れている。
それともおかしいのは自分たちで、宇宙ではそういうスタイルが普通なの
だろうか…。
うーんと唸りながら考えるヤムチャに、しょんぼりとしながらマーリンが
ぼそぼそと口を開く。
「…前にも言ったと思うが…わたしは身体に触れられる事が苦手なんだ…
だから…そういう距離で戦う事をしてこなかった…する必要もあまり
無かったし…」
唖然とするヤムチャ。確かに以前、それで突き飛ばされた事を思い出す。
そして、それならば少女の身体が戦士とは思えないほどの細身であった
事も納得がいく。肉体を鍛える事に無関心だったのもうなずける話だ。
「じゃあ…今までずっとお前は気功波だけで戦ってきたってのか…」
「…そうだ…それに例え拳でもサイヤ人などに触れるなど、わたしにとっては
不快以外の何ものでも無かったから……」
- 561 名前:Saiyan killer :04/05/14 20:40 ID:QgkH7MCA
- 言われてみればなるほどと思う部分もあるが、それでもこれは問題だ。
悟空でなくとも地球の戦士には、そんな戦い方では到底誰にも勝てない。
しばらく沈黙が両者の間に横たわるが、マーリンが唐突にそれを破る。
「それよりも…お前は嘘をついたな、ヤムチャ。謝罪してもらおうか」
本当に唐突で意味不明のマーリンのこの言葉に、またもヤムチャが呆然と
する。
「は…? なんで……?」
「お前はそのままでわたしの相手をすると言ったにも関わらず、密かに
戦闘力を上げてわたしを翻弄しただろう。お前はずるい男だ…」
恨みがましい視線でヤムチャを射るマーリン。あわててそれをヤムチャが
否定する。
「…おいおい、変なこと言うなよ。俺はそんな事してないぞ」
「とぼけても無駄だ…お前たちが自在に戦闘力を操れる事を教えてくれた
のは、ヤムチャ、お前だ。あのソン・ゴクウという男のように、スカウター
では捉えられない一瞬一瞬で戦闘力を跳ね上げ、わたしの攻撃をかわして
いたのだろう!」
一気にそうまくし立てる。40000と81000と言う2倍以上の差があるにも
関わらず、さっきの結果を理解するには、それしか少女は思いつかなかった。
- 562 名前:Saiyan killer :04/05/14 20:41 ID:QgkH7MCA
- 第46話
ぼりぼりと頭をかきながら、やれやれと言った風情でヤムチャが口を開く。
「…ほんとに判ってねぇな…ま、そこんところも重ねて教えてやるか…」
そう言ってマーリンから5Mほど離れ、彼女に命令する。
「そこから俺にさっきの技を撃ってみろ。加減なんかしなくていいからな!」
「なっ……」
そう言われても、とっさにためらうマーリンだった。この距離で直撃すれば
本当に命を落としかねない。ましてや彼女の心の炎はすでに収まっている。
マーリンにとってヤムチャはすでにかけがえの無い存在になりつつある。その
ヤムチャを殺しかねない攻撃を当の本人から要求され、少女は激しく動揺
する。
「………っ」
ヤムチャの腕は戦った自分がよく知っている。相変わらずスカウターが示す
ヤムチャの戦闘力に変化はないが、おそらくは避けてくれるだろう。
しかし…万一という事もある。どうするべきか答えが見出せないマーリンに
ヤムチャが早く撃てと急かす。
「くっ………」
意を決し、指をヤムチャに向けエネルギーを集中する。…狙いは腕だ。万一
当たっても、ここなら命に別状は無い。
- 563 名前:Saiyan killer :04/05/14 20:41 ID:QgkH7MCA
- キュ…ヴアッ…!!
マーリンの指先から、光の矢がほとばしる。しかし、心の震えが手にも伝
わったのか、わずかに狙いがそれ、ヤムチャのわき腹をかすめていく。だが
ヤムチャは微動だにしていなかった。
当たらなかった事に安堵するマーリンだったが、まったくかわす気配すら
無かったヤムチャに不安が増していく。やはりこの距離でかわす事は、いくら
ヤムチャでも無理なのでは…と。
「ヤ…ヤムチャ…本当に大丈夫なのか…?」
そう言って、暗にこの訓練の中止を求めるマーリン。しかし、ヤムチャの
答えは少女の予想を完全に超えていた。
「ん? あぁ、今のは避けるまでも無かったからな。撃つ前から外れる
事は判ってた」
「な………に……………?」
確かに予知能力の存在はマーリンも聞いた事がある。しかし、まさかこの
星の戦士は、そんなものまで使えるのかと少女は驚いた。だが、続く
ヤムチャの言葉に、さらにそれ以上の衝撃を受ける。
「と言っても、別に超能力の類じゃないぜ。単にお前の攻撃がわかり易い
ってだけの事だ」
- 564 名前:Saiyan killer :04/05/14 20:43 ID:QgkH7MCA
- 第47話
その言葉に驚くと同時に、軽くカチンとも来る少女だった。この技は
モーションも少なく、撃つタイミングを盗まれる事など、そうは無い。
ヤムチャの言っている事はめちゃくちゃだ。憤慨し、それをぶつける
マーリン。
「馬鹿な…そんな事はありえない!」
「そう思うんなら何度でも試してみな。ただし、今度はちゃんと本気で
当てるつもりでな…!」
自分の心の中まで見透かされたようなヤムチャの言葉に、思わずマーリンの
顔が赤く染まる。そしてそこまで言われた以上は後に引けない。次は当てる…
そう決意して狙いを定める。マーリンの指の先にはヤムチャの心臓があった。
ギュ…ヴァッッ…………!!!
再びヤムチャを襲う光の矢。しかし、彼はほんの少し身体をずらして、軽々と
それを避けてしまった。
「くぅっ…………ッ!!」
あせる少女が矢継ぎ早に光の矢を放つ。だが、ヤムチャはそれらの全てを
ほんの少しの動作でかわし続けていく。
- 565 名前:Saiyan killer :04/05/14 20:45 ID:QgkH7MCA
- 20発ほど撃ったところで、ようやくマーリンが腕を下ろす。これ以上はいくら
やっても無駄だと理解したのだろう。ぎりぎりと歯軋りしながら、ヤムチャに
食って掛かる。
「どういう事だ…早く説明しろ!!」
半ば逆ギレ気味に少女が叫ぶ。予知能力か、あるいは未知の力なのか、
いずれにせよ、自分の攻撃が完璧に避けられ続けたのだ。憤懣やる方
ないと言った表情だ。
「まったく…それが人に教えを請う態度かよ…」
ヤムチャも半ばあきれながら、それでも説明を始めた。
「いいか? 何度も言ってるように、俺たちは相手の気を捉える事が出来る。
これはつまり、相手の状態も判るってことだ。気の高まりがどこに集中
しているかで、次の行動もある程度予測できる。離れた場所で腕に気を
集中してれば、気功波を撃つつもりだってってのは子供でも判る話だろ?」
「…う…な…なるほど……しかし、あの技は今のお前の戦闘力では、それが
判ってても避けられるレベルでは無いはずだ…!」
「確かにな。見て避けてたんじゃ間に合わないさ。だから、俺はお前の撃つ
瞬間の気を読んで、事前に避けてたって事」
事も無げにそう語るヤムチャ。しかし、マーリンには何を言っているのかよく
判らない様子だ。
頭の中で?マークが乱舞してそうな少女に、ヤムチャはもはや何度目だったか
覚えていない大きなため息を、またひとつ重ねるのだった。
- 566 名前:Saiyan killer :04/05/14 20:47 ID:QgkH7MCA
- 第48話
「……要するにだ、お前はその技はスキが少ないと思ってるかもしれないが、
俺たちから見たらバレバレなんだよ。撃つ瞬間は指先に気が集中するから
すぐわかるし、どこを狙ってるのかもその指が教えてくれる」
「……そんな事が…戦いの最中にそこまで冷静に相手を見れると言うのか…」
「それをするのが武術だ。力任せの戦いじゃ、いくらパワーがアップしても
悟空はおろか、俺すら倒せやしないぜ」
改めて武術の奥深さを実感し、ただそれに圧倒されるだけのマーリンに軽い
調子でヤムチャが話を続ける。
「ま、そういう訳で、今日からの修行はその辺も踏まえて俺と組み手だ。
気は全開でも構わないけど、気功波の類は一切禁止な。自分の五体のみで
俺にぶつかってこい!」
さすがにそれにはマーリンがあわてて異議を唱える。
「え…ちょ…ちょっと待ってくれヤムチャ…。だからわたしは格闘など
した事は無いし…その…身体に触れたり…触れられたりは…」
それを聞いてにやりとヤムチャが哂う。
「…つまらない心配するな。お前が俺に触れるなんて当分は無理!それに、
俺に触られたくないなら、必死に避ける練習にもなって一石二鳥だしな!
はははははっ!」
- 567 名前:Saiyan killer :04/05/14 20:48 ID:QgkH7MCA
- そう言ってヤムチャは馬鹿笑いする。はじめの方こそしおらしく聞いていた
マーリンだったが、段々と腹が立ってきた。ヤムチャもだいぶマーリンの
扱い方を心得てきたようだ。この少女をやる気にさせるには、怒らせるのが
一番だと判った上で、挑発めいた言葉を口にしている。
「……いいだろう…だが、今の言葉…すぐに後悔させてやる……!」
そう言って。マーリンはぎゅっと拳を握り締める。確かに格闘の経験は
ほとんど無いが、そうやって戦う戦士の姿は何度も見ている。それに
相手はヤムチャでサイヤ人ではないし、拳程度が一瞬触れるぐらいなら
どうと言う事は無い。大丈夫…いける…マーリンはそう自分に言い聞かせ
ていた。
ズゴゴゴゴゴ……
三度、荒野に激震が走る。フルパワーを開放し、そのエネルギーが激しく
大地と大気を震わせる。
ぐっとマーリンが腰を落とす。今まさに獲物に飛び掛らんとする獣の
ように、静かに力をためている。そして、一瞬の間をおいてそれが弾ける。
空気を切り裂き、少女の身体がまっすぐにヤムチャに迫る。そしてそのまま
ヤムチャの顔面に拳を振り抜いた。
ガッ……!!!!
- 568 名前:Saiyan killer :04/05/14 20:59 ID:QgkH7MCA
- そんな訳で、今日は4話うPしてみますた。それでやっぱりと言うか
来週いっぱいはお休みさせて頂きます…。すいません。
もしかしたら一回ぐらいは書き込めるかもですが、ちょっと20話
ぐらいをまとめて書き溜めようかと思ってます。なんか焦って文章が
変な気がするんですよね。最近のは…。
そう言う次第ですので、皆様、気長にのんびりとお待ち頂ければ
幸いです。それではまた〜〜……。
あと、これだけでは何なので、くだらない豆設定をひとつ(w
マーリンの名前の由来は…お魚です。お暇な方は調べてみて
ください(w
- 569 名前:Classical名無しさん :04/05/14 21:35 ID:uHaQ/n/A
- >>558
よくわからんがワラタ
- 570 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/14 21:51 ID:oK3MLEUs
- 第六話 牛魔王
それから2週間が過ぎた。悟飯はヤムチャの社会勉強のため
西の都の街を見て回った。最初ヤムチャは苦手な女性がたくさんいると言って
あまり乗り気ではなかったが2週間も経つと普通に街を歩けるようになっていた。
思わぬ効果があったものである。
それから更に数日後の朝、パンツが「おい、おまいら!えらいものができましたよ!」
と言いながら部屋に入ってきた。
「ほらっ!これだ!」パンツはヤムチャに手のひらほどのの機械を渡した。
「あれからいろいろ分析したんだが、このドラゴンボールは球から微弱な
電波が出ている。その電波を捉えるためのレーダーがこれだ!
名づけて『ドラゴンレーダー』!この名前を考えるのに一週間かかったぜ。」
ドラゴンレーダーを受け取ったヤムチャ達はその日の昼、パンツに別れを告げ、西の都を後にした。
西の都を出てしばらくしてヤムチャは早速ドラゴンボールを使ってみた。
ピッピッピッピ…という機械音と共にディスプレイに反応が現れた。
かなり南に反応がある。ヤムチャは地図を見ながら場所を特定した。
どうやら位置的に涼景山と言う山にあるらしい。
2人は涼景山の方向へと歩き出した。
- 571 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/14 21:54 ID:oK3MLEUs
- それから数日語、ヤムチャ達は涼景山に到着した。
ヤムチャはレーダーの電源を入れた。
反応はすぐ近くだ。ヤムチャは涼景山にある屋敷の門を叩こうとした。
そのとき、うしろから「おめら、何もんだ?おらの家に何のようだ?」と言う声がした。
後ろには体のでかい少年が少年が立っていた。
顔の感じは10歳をやっとすぎた感じだが、
身長は2メートル近くある巨漢の少年である。
「君はこの家の子か?」悟飯が尋ねた。
「そうだ。おらはここらの領主、牛大王の子、牛魔王だ。」
「君、こんな球を知らないか?」悟飯はドラゴンボールを見せた。
「あ!それおらが3年前に手に入れた宝物じゃねっが!泥棒!!」
「よく見ろ、この球に入っている星の数が違うだろう?」
「あ、本当だ。おらのは7つ星が入っているだ。」
「俺たちはその球を7つ集めている。すまないが俺たちに譲ってくれないか?」
「うーん、よし!じゃあそこの『樂』という服を着た兄ちゃんがおらと戦っで
勝っだらおらの宝物の球をやるだ。」
「望むところだ。かかってこい!」ヤムチャは身構えた。
- 572 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/14 21:56 ID:oK3MLEUs
- 「うわあああああ!」牛魔王が突っ込んできた。
ヤムチャはそれを軽々とよけると牛魔王の頭をぽんと叩いた。牛魔王は地面に倒れた。
「ま、参った!おらの負けだ。球はやる。ところで聞きたいんだが
なんでおめらそんなにつぇえんだ?なんか偉い人に武術でも教えてもらっとるんか?」
悟飯が「ああ、俺は武術のネ申・武天老師様に教えてもらったんだ。
そしてこいつは俺から学んだ。」と答えた。
「お、おらも武天老師様から武術を習いたいだ!」
「武天老師様の修行は厳しいぞ。生半可な気持ちでは耐えられん。」
「それでもおら、強くなりたいだ!」
「わかったよ。じゃあ武天老師様への紹介状を書いてやる。
その間に親御さんたちに別れを告げておけ。」
それから1,2時間後、支度を終えた牛魔王は七星球を悟飯に手渡し、
悟飯から紹介状を受け取ると旅立っていった。
牛魔王がいなくなった後、ヤムチャは再びレーダーの電源を入れた。
今度はかなり東の方向を指している。
2人は東の方向に向けて歩き始めた。
-----------------------------------------------------------
>>saiyan killerさん
乙カレー!更新速度がものすごく速いでつね。
漏れはヤムチャ並みのヘタレなのでうpは一度に2話ぐらいが限度でつ。
- 573 名前:Classical名無しさん :04/05/15 01:16 ID:1pyDr13I
- >>557
っていうか>>540で「自分も物書きだ」ってバラシテルー!!
>>レジェンド オブ ヤムチャ
一世代前の話好きには(・∀・)イイ 展開
- 574 名前:Classical名無しさん :04/05/15 11:50 ID:VVI6ZbbE
- >>557が誰か気になるな・・・
>>558
>「ヤムチャ君、痴漢しに行こうよ」
おいw
- 575 名前:僕と一緒に飲茶でも :04/05/16 12:11 ID:znZUU5Ro
- 〜一話 病み(闇)の中で〜
母様いかがお過ごしでしょうか。ヤムチャです。私は今くまのぬいぐるみ生産工場で働いております。
そろそろそちらは北風が強くなり寒くなってくる候。母様の御様態が心配であります。
いつでも母様の顔を見に帰りたい所存でございますが仕事が忙しくなかなか帰れない状態にあります。
仕事は今まで以上に順調です。なにとぞ心配なさらぬよう。それと・・・
ヤムチャは書きかけた手紙をくしゃくしゃに丸め窓の外へ投げ捨てた。そして深呼吸を一つ、
ベッドにもたれかかるように倒れた。
「チクショウ、チクショウ、チクショー」
鉄製ベッドの格子をこれまでかというほど殴りつけながら叫んぶ。
ベッドのの傍らにはヤムチャの母と思われる写真が飾られている。
ヤムチャはその写真を眺め、死人のような目から大粒の涙を流した。そしてポツリとつぶやく。
「母様、ごめんなさい」
すぐさま果物ナイフを取り出し手首までそれを持っていく。
ヤムチャは恐怖に駆られるわけでもなく当たり前のように血色の線を1本つけた。
そして手首から肘をつたり流れ、床に1つ2つと丸い血痕を作っていった・・・。
「おいっ!おいっ!ヤムチャ!ヤムチャいるか!おい!仕事だぞ!また休む気か!」
ドアの向こうから声が聞こえる。中年の男の声だ。
その声は放心状態のヤムチャの耳に聞こえていたのだろうか。
ヤムチャはうなだれながら崩れるようにその場に倒れ込んだ・・・・。
- 576 名前:世界仏教統一心霊競会 :04/05/16 12:13 ID:0MHM6vkk
- 国民年金を"バカ"にしている資産家(政治家・黒字経営者・タレント等々・・・・)を
日本から追放する!!。 とんでもない奴らだ!!。
議員年金・経営者年金・なになに基金・を早期全面停止せよ。
http://www.geocities.co.jp/Milano/7391/mo187_2.jpg
・・・・・私もそう思うの黒山のダニ友。
__,,y,,,,,_ .__
.zllllllllllllllllllllllllllllyy_
.|llllll|》》リア^^ミ《lllllllll|
.lllllll| ゙《lllllllト / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.|lllll| ,,y... ..v=‐{llllllli <皇太子をツバル訪問検討中。
.|lllll| :-・-i -・‐ .《lllll! \________
゙lllll /| ヽ .|lllll!
{||i .-.=」 {ll「
` .―一ー ,,rl|′
_zlllll「lllllly,_
._,yzll. ''''^|;ll|「 {llllllllllllllzy,_
小泉政権下・・
●自殺者
警視庁は7月28日、ホームページ上で平成14年度における自殺の概要資料を
発表した。資料によると、自殺者(偽装)数は32,143人。平成10年から5年連続
して3万人を超えている。自殺(保険金)の理由としては「健康問題」が3,682人
(全体の38.6%)、「経済・生活問題」が3,297人(全体の34.6%)
と続く。なかでも経済・生活問題での自殺者(保険金)が急増。50歳代、40歳代を
中心に前年調査より425人増加した。
犯人は小泉政権とそれを支える大黒字権衛門s(保険金収益的)、らである。
- 577 名前:僕と一緒に飲茶でも :04/05/16 12:20 ID:znZUU5Ro
- すみません。ぜんぜん文章力に自身が無く他の方たちのように
たくさん更新できません。
こんな拙い文章ですが読んでいただけますでしょうか?
20話とか30話とか書く自信はありませんが途中で終わることなく
最後まで終わらすつもりなのでよろしくお願いします。
- 578 名前:Classical名無しさん :04/05/16 12:24 ID:2nhmGRM6
- もちろん読みますとも。
これまでの作品とは大分違うテイストになりそうですな
- 579 名前:Classical名無しさん :04/05/16 12:29 ID:6X4DmG5o
- >>577
上手い下手は関係ない。書くことに意義があるんだ
それに、結構面白そうじゃないか。早速ヤムチャ死にそうだけど
自分のペースでガンガレ
- 580 名前:僕と一緒に飲茶でも :04/05/16 12:31 ID:znZUU5Ro
- 〜思春期の揺れる人格〜
真っ白い蛍光灯の光が差し込む。
「くそっ。また病院か」
ヤムチャは悔しそうな顔をしながらつぶやいた。
「ふむ〜。たく。おい。ヤムチャ起きたか。何なんだ貴様は。様子が変だと思って
ドアを叩き壊して入ったんだよ。そうすれば貴様は手首を切って倒れてやがった。
おいっ。聞いているのか。貴様何度目だ?もうかれこれ5度目じゃねーか?
何度心配かければ気が済むんだ?」
よく見るとヤムチャの左手首には1本どころか数本ナイフで切った傷跡が残っていた。
そう。ヤムチャはいわゆるリスカ症候群であった。ヤムチャは押し殺したような声で呟く。
「ふん。ほっときゃそのまま死ねたんだ。誰が助けてくれといった。
心配だと?笑わせるな。俺はおまえらの言いなりで一生過ごすのはごめんだ。
おまえらは働き者の俺に死なれちゃ困るからな。意地でも生かしておくつもりなんだろう」
一瞬、中年の男のこぶしがギュッと握られるように見えたがすぐ力をゆるめこう言った。
「ああそうだ。おまえは働き者だからな。しかし間違ってはいけないぞ。おまえには才能がある。
社長もきっとおまえの才能を見抜きいずれはこの会社を継がせるつもりだろう。
何にしてもおまえは疲れたんだ。少し休め」
また始まったとでも思ったのか、中年の男はヤムチャを触発しないようにとなだめるように言った。
「・・・・。当たり前だバーカ」
「おお。そうだ。とにかく今は休めよ。じゃあな」
中年の男はそう言って病室のドアを開けた。そしてヤムチャに聞こえないようにこう言った。
「んなわけねーだろうが。クソガキが。死ぬ気もないくせに。」
- 581 名前:僕と一緒に飲茶でも :04/05/16 12:33 ID:znZUU5Ro
- >>578-579
どうもありがとうございます。期待10%程でお願いします。
- 582 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/16 17:05 ID:smBFaJoU
- 第七話 忘れ難き故郷
2人がはるか東にあるドラゴンボールを求めて涼景山を出発してから丸1ヶ月が過ぎた。
2人はある村にたどり着き、そこに住むパオズと言う若い女性から六星球を手に入れた。
ヤムチャは再びレーダーのスイッチを入れた。村からかなり北の方に反応が出た。
2人はその反応のあるところに向けて旅立った。
それから3日後、歩いている途中で悟飯が急に足をとめて呟きだした。
「この道見たことがある…そうだ、10年前に武道家を志して故郷を後にしたときに通った道だ!
あれから暫くして武天老師様とであって武天老師様のところに弟子入りして…
あれから10年も経ったのか…」
「悟飯さん?」
「ああ、すまんヤムチャ。実は俺、この近くの生まれでな、
10年前に武道家を志して旅を始めたときにここを通ったんだ。」
「じゃあこの近くに悟飯さんの故郷があるんですか?」
「ああ、そうだ。」
「それじゃ故郷に錦を飾りに…」そこまで言ったとき悟飯が悲しそうな声で言った。
「もう親父もお袋もいねぇよ。」
「え?」
「俺が何故武道家を志したか教えてやろう。」
悟飯は過去のことをぽつりぽつりと話し始めた。
- 583 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/16 17:07 ID:smBFaJoU
- 「かつてはここからかなり先の谷に村があったんだ。人口は数十人の小さな村だが
みんなそれなりに幸せな生活を送っていた。
だが、俺が14になったばかりのあの日、あの事件がおきた。
突然謎の機械が襲ってきた。目的はおそらく村にたくさん蓄えられていた金塊だろう。
あのころ俺の村は金の鉱山が見つかってみんな金の採掘をやっていたからな。
恐らく村全体で1億ゼニー分ぐらいの金塊があったと思う。
1億ゼニーといえば西の都にいる大金持ちでもめったにそんな人はいないだろうからな。
その頃俺は丘の上で昼寝をしていてただ1人難を逃れたんだ。
俺はそいつに復讐するために武道家を志した。
武天老師様は俺の気持ちを知っていたのかどうかは知らんが
俺を孫のように可愛がってくれた。そして武道を教えてくれた。
だがそれでも仲間を殺された怒りは俺の中から無くなりはしなかった。
俺は今でも覚えているぞ。あの機械の上で操縦していた奴の顔を。
あいつの醜い顔を。そして人間族はおろか獣人族にもいない青い皮膚を。
そしてそいつの着ていた「炒」という刺繍のある服を。」
------------------------------------------------------
>>僕と一緒に飲茶でもさん
精神を病んだ飲茶の話ですね。がんがってください。
- 584 名前:Classical名無しさん :04/05/16 17:16 ID:l.nP8AHw
- >>583
乙です。
核心に迫りつつありますね。
- 585 名前:ヤムまとか書いてた人 :04/05/16 18:27 ID:vm0rnBUQ
- 皆さん乙ー。
みんな俺よか速くて羨ましいなあ。俺も頑張らんと。
んじゃ、投下します。
- 586 名前:魔族転生ヤムま! :04/05/16 18:28 ID:vm0rnBUQ
- 地球に逃れたナメック星人――カタッツの子が遺した宇宙船に乗り込み、地球を発って
およそ一ヶ月。一行はついにナメックの星へと到着した。
宇宙船の中から見渡す限りに見える緑と、地球のそれとは成分が異なるのかやや緑がか
った海。かつて異常気象によってナメック人の大半は滅びたとそのとき気絶していたヤム
チャ以外の人間は聞いていたが、そんなことを感じさせないほどに穏やかな光景だった。
ブルマが大気が存在しているか、もしくは存在しても人体に有毒な成分が含まれていな
いか、と調べようとする。
ヤムチャはそれを無視して宇宙船の外へ出る。
続いてクリリン、悟飯が続き、最後に何故か異様に不機嫌なブルマが何事か怒鳴りなが
ら外に出てきたが、それは耳に入らなかった。
知らない、けれど知っている。
君のカラダは極めて、ピッコロ大魔王――ナメック星人に近いものになっている。
言葉にできない不思議な感覚。ヤムチャの頭にブリーフ博士の言葉が反芻される。
未だ不機嫌なブルマと、怒りの訳が分かっていないクリリンと悟飯を振り返って威勢よ
くヤムチャは言った。
「さあ、ドラゴンボールをさがそうぜ!」
- 587 名前:魔族転生ヤムま! :04/05/16 18:29 ID:vm0rnBUQ
- レーダーにあったボールの反応を頼りにホイポイカプセルにしまっていた飛行機でのん
びり捜索しようと思っていた刹那のこと。
キィィィィィィィン!
反応とは別の所に球体のものが落ちていく。それがべジータの乗っていった宇宙船と同
型のものであることはすぐに見て取れた。
ベジータも、目的を同じとしてナメック星に来ている。
その事実がある今、のんびりとボール探索を楽しむ訳にはいかなくなった。
「どうなってるんだ、これは……」
ブルマを手ごろな洞窟に残し、三人は反応のあった場所へと移動する。そこは小高い丘
に囲まれるような形の村だった。
ピッコロや地球の神によく似た風貌を持つナメック星人たちが、ベジータたちが着てい
た戦闘ジャケットと同じものを纏う異形の異星人たちに囲まれている。その中心の三人の
うち脇の二人が抱えているのは、バスケットボールほどもあるドラゴンボール。
「ヤツらも目的は同じってことか?」
気配を消しながら様子を伺う三人だが、惑星戦士の衣装と、感じられる気の邪悪さから
穏やかに事を済ませるつもりが無いことは分かっていた。
「あのスカウターってヤツが無ければ、操気弾でかく乱できるんだが……」
ピピピピピピ……! 一人の戦士のスカウターがけたたましく鳴り響く。
「強い戦闘力が三つ……!」
「げっ」
自分たちの存在が敵に知れたのかと思ったが、別の気を感じ三人は胸をなでおろす。
「今だっ!」
直後、ヤムチャは操気弾を浮かべた。
- 588 名前:魔族転生ヤムま! :04/05/16 18:31 ID:vm0rnBUQ
- 惑星戦士たちの中に三人のナメック人が降り立つ。一人は体格のいい物、一人は長身。
そしてもう一人がマントを羽織った若者である。
「ピッコロの服装のルーツってあれと同じなのか?」
ややピントのずれた疑問が浮かんだが、本人もいなく真相は分からず。
「まあいいさ。下がってろ二人とも!」
片手に操気弾を浮かべ、もう片手に気を込める。
睨み合う三人と惑星戦士たち。
ドォォォォォォォンッ!
上空に爆発。
何事かとその場の誰もが空を見上げた、その時。
「うわっ!」「うげっ!」「ぐわっ!」惑星戦士たちの悲鳴が響く。
「な、何だっ!」
真ん中の三人の内のピンクの肌をした巨漢が叫ぶ。
緑の肌をした美青年の風貌を持つ戦士も光球の襲撃を受けるも、紙一重で回避する。
「まずいぞザーボン! スカウターがやられた!」
巨漢が傍らの緑の肌をした戦士ザーボンに向けて叫ぶ。
不意を突かれた戦士たちは為す術も無く操気弾の餌食となっていく。
そこへヤムチャが躍り出た。
「急げ! みんな逃げるんだーっ!」
- 589 名前:魔族転生ヤムま! :04/05/16 18:32 ID:vm0rnBUQ
- 「いったい何者だ……」
ピンクの巨漢が操気弾を握りつぶす。
「はやくしろっ! その子たちも巻き込む気か!」
ヤムチャの言葉にナメックの村人たちは怯えた二人の子供を見やる。
「ドラゴンボールはあきらめるんじゃ! どうせ願いを叶えることなどできん!」
長老と思しきナメックの老人が叫ぶ。
その言葉に、村人たちが頷き、飛び立った。
「何をしているんです! 追いなさい、ドドリアさん!」
突然の出来事に呆然としていた所に、脇にいた小柄な異星人の檄が飛ぶ。
びくり、と反応をしてからドドリアは最大速で飛び立った。
「この子たちと、長老たちを頼む」
「え、ちょっ、何を言って……」
抱えていた二人の子供をクリリンに渡し、マントを羽織った若者が停止する。
何事か話したようであったが、クリリンには聞こえなかった。
ドォォォォォォォォォォォン…………ッ!
遥か後方――おそらくは、若者が居た辺り――が、爆ぜた。
- 590 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/16 19:18 ID:tNly1u9I
- ヤムまさん乙です。続いて今日の第2弾逝きます
- 591 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/16 19:19 ID:tNly1u9I
- 第八話 チャーハン大王
それから数日が過ぎた。悟飯はいつものように明るく振舞っていた。
そしてその日、北の谷間から遂にドラゴンボールを発見した。
五星球だ。後2つで7個になる。
ヤムチャはドラゴンレーダーのスイッチを入れた。
ずっと西のほうに反応がある。
電源を切ろうとしたとき、ヤムチャはおかしなことに気が付いた。
はるか西のドラゴンボールがそこからかなり東にあるもう一つのドラゴンボール
のほうへ近づいているではないか。
それから30分後、ドラゴンボールはもう一つのドラゴンボールと反応が重なった。
ヤムチャはドラゴンボールの反応があった位置と
地図を見ながら場所を確かめた。
間違いない。さっきのドラゴンボールは恐らく西の都からやってきたボールだ。
西の都でドラゴンレーダーを受け取ったとき反応に気付かなかったのは
おそらくヤムチャ達の持っているボールと西の都にあったボールの反応が
重なり合ったからであろう。
ヤムチャの頭に嫌な予感がよぎった。
もしかして西の都のドラゴンボールの持ち主はパンツさんではないのか?
ヤムチャ達は急いで西の都に行った。
「頼む、悪い予感が当たらないでくれ。」
西の都のパンツの家へは1週間で着いた。
徒歩では驚異的な早さである。
- 592 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/16 19:21 ID:tNly1u9I
- パンツの家は警察によって現場検証が行われていた。
ヤムチャは警官に尋ねた。
「一体ここで何があったんですか?」
若い警官が「1週間前にこの家の前に飛空挺がやってきて強盗を行ったのさ。
しかし不思議なことに強盗が荒らしていったのは
あまり金持ちじゃないパンツさんの家だぜ。
もし、俺が強盗だったらもっと金目の物がある家を襲うけどなぁ。」と答えた。
ヤムチャは「それでパンツさんは…」と尋ねた。
「ああ、パンツさんは怪我をしているが命に別状は無いそうだ。
君はパンツさんの知り合いかね?
だったら彼は西の都第4総合病院に入院されているから
お見舞いしてあげなさい。」
ヤムチャ達はパンツの入院している病院へ駆けつけた。
パンツの入院している部屋に着いた。そしてドアを開けた。
パンツは元気そうな顔でこちらを見ている。
「パンツさん、一体何があったのです?」
- 593 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/16 19:22 ID:tNly1u9I
- 「ああ、ヤムチャ君、悟飯君、わざわざお見舞いに来てくれたのかい。
という事はうちにあったドラゴンボールが盗まれたことは知っていたんだね。
すまない。うちの家の倉庫にドラゴンボールがあるとは気付かなかったんだよ。
あのとき君達にドラゴンボールを渡しておけばこんな事態にはならなかったのに…
しかもあいつら、武天老師様の所に郵送するはずだった
最新のAVまで盗んでいきやがった。
もっとも既に梱包を済ませた後だったから
あいつら中身がAVだと知らないだろうけど。」
「もうちょっと詳しく教えてくれませんか?」悟飯が尋ねた。
「あの日の夜に、学会の資料を集めていたら、
突然謎の男たちが私の家に押し入ってきたんだ。
そしてやつらはこう言ったんだ。『ドラゴンボールをよこせ。この家にあるはずだ。』
私は知らないといったんだ。そうするとボスらしき1人の男が中に入ってきた。
そして『だったら力ずくでも探させてもらうぞ。』と奴は言った。
それからはご存知の通り家の中を荒らされ、
ドラゴンボールやAVを盗んでいったのさ。
私は驚いたよ。
まさか自分の家の倉庫にドラゴンボールがあるとは知らなかったんだからな。
私はドラゴンボールを見たとき『そいつを返せ』といった。
そしたら奴の手下によって袋にされたという訳さ。
恐らく奴もドラゴンレーダーらしきものを持っていたんだろう。」
「許せねぇな。パンツさんに一方的に暴力を振るうなんて。
だったらそいつをボコボコにしてドラゴンボール2つも俺たちがもらってやる。
で、そのボスってどんな奴だった。」とヤムチャが尋ねた。
「ええと、暗くてよくわからなかったけど皮膚はこの世界の人間じゃ珍しい
青い皮膚で顔は醜くてそして『炒』と言う服を着ていたな。
確か手下が『チャーハン様』と呼んでいたぞ…」とパンツが答えた。
悟飯が「間違いない…あいつだ…10年前俺の村を襲って村のみんなを
皆殺しにした奴だ…」悟飯はそう呟くとヤムチャからドラゴンレーダーをひったくって
ものすごい勢いで部屋から出て行った。
- 594 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/16 19:24 ID:tNly1u9I
- やべ、
>悟飯が 「間違いない…あいつだ…10年前俺の村を襲って村のみんなを
>皆殺しにした奴だ…」 悟飯は そう呟くとヤムチャからドラゴンレーダーをひったくって
>ものすごい勢いで部屋から出て行った。
主語が2つもある…orz
- 595 名前:Classical名無しさん :04/05/16 21:10 ID:6X4DmG5o
- ヤムま久しぶり。
無理せず自分のペースで頑張ってくれ
レジェンドオブも懐かしいキャラの関係者が出てきたな
それにしても、まさかパオズばあちゃんまで出てくるとは
- 596 名前:Classical名無しさん :04/05/16 21:31 ID:yFQxLsVM
- 違う。年齢的にはパオズさん、だ
- 597 名前:Classical名無しさん :04/05/17 04:11 ID:77WuZok.
- パオズさんはなんとなく悟空がカメハウスに連れてきた人魚さんみたいな顔を想像してしまった
- 598 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/17 10:00 ID:2.NSQ1Wg
- 第九話 チャーハン城攻略戦
ヤムチャはすぐに悟飯を追いかけた。
それから間もなく、悟飯に追いついた。
悟飯は「この件はお前には関係ない!ついて来るな!」と怒鳴った。
ヤムチャは「そんなわけにはいきませんよ。悟飯さん。
あそこには最後のドラゴンボールがあるんだ。俺も行きます」と答えた。
悟飯は「勝手にしろ!」と言った。
2人はそれから3日ほどでチャーハン城の前に来た。
一方こちらはチャーハン城の司令室。
司令室ではチャーハンが笑みを浮かべながらディスプレイに映った
ヤムチャ達を眺めていた。
「来たか…残りのドラゴンボール…よし、門を開けてやれ。」
チャーハンが部下のラーメとギョーザンに命令した。
門が静かに開いていく…
それを見た悟飯は「どうやら奴らは俺たちが来るのを知っていたようだな。
ヤムチャ、行くぞ!」2人は門の中に入った。
「チャーハン様!ターゲットは城内に入りました。」とラーメが報告した。
「よし、城門を閉めろ!チャーハンマシーン1号を出せ!」チャーハンが命令した。
命令によって城門が閉められた。しばらく歩いていくと広い空間に出た。
「悟飯さん!何かいる!」ヤムチャが叫んだ。
そこには人型ロボットがいた。
ロボットは2人に指を向けると指に内蔵されているマシンガンを撃ってきた。
2人はそれをよけ、ロボット兵の脇に回りこんだ。
「か・め・は・め・波!」
頭と胸を撃ちぬかれ中枢部をやられたロボットは機能を停止した。
- 599 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/17 10:03 ID:2.NSQ1Wg
- 「馬鹿な!なんであいつのハンドマシンガンを避けられるんだ?」
チャーハンは叫んだ。既に顔面蒼白である。
それもそのはず。彼はチャーハンマシーン1号の完成度の高さに満足して
外敵に対する備えを自分達の乗り込むチャーハンマシーン0以外は
これ一つにしていたからである。
2人は奥へ奥へと進んでいった。
そして遂に司令室に到達した。
司令室の巨大ディスプレイにチャーハンの顔が映し出される。
「貴様がチャーハンか!10年前の仇を討たせて貰うぜ!」悟飯が言った。
「10年前?ああ、あのちっぽけな村か。まだ生き残りがいたのか。
あの時は感謝しているよ。あの村の金塊のおかげでこんな城も建てられたし
兵器の研究費用の心配も無くなった。」
「このクソ外道野郎!」
「何とでも言え。貴様らは間もなくチャーハンマシーン0によって
殺されるのだからな。嬉しいだろ?10年ぶりに親兄弟に会えるのだぞ。」
「四の五の言わずさっさと出てきやがれ!」悟飯は巨大ディスプレイを
かめはめ波で破壊した。
すると壁が動き、通路ができた。
悟飯たちは通路に入っていった。通路を出るとそこは城の外だった。
すると地面が盛り上がり高さ数メートルの鉄の箱が現れた。
箱の扉が開き、遂にチャーハンマシーン0が姿を現した。
その格好は彼らの孫たちが開発することになるロボットとそっくりだった。
-----------------------------------------------------------
とっくにご存知でしょうがチャーハンはピラフの祖父です。
ラーメはシュウ(ソバ)の祖父、ギョーザンはマイの祖父でつ。
>>597
美人かどうかは皆様のご想像にお任せします。
- 600 名前:Classical名無しさん :04/05/17 16:27 ID:.LNWgG5I
- 作者さんへ
自分の作品のイメージに近い背景があったり、
単にこの背景を自分の作品に使ってみたいな、というものがありましたら
お気軽に病的にお申し付けください。
もし、自分の作品に背景をつけたいとおもいましたら
素材のURL(ホームと素材)を書いてまとめサイトの掲示板かメールで病的までお知らせくだされば
幸いです(規約などがあるからかならずTOPのアドレスを書いておいてください)。あとできれば文字の色も。
作者さんのイメージを表現できたらいいと思ったので。
まぁ気が向いたら、考えてみてください。>作者さんたち
- 601 名前:僕と一緒に飲茶でも :04/05/17 16:44 ID:V8aLQsh2
- 〜三話 光と闇の狭間〜
「312号室のヤムチャさーん。検診の時間でーす。精神科までお願いしまーす」
看護婦の元気な声がヤムチャの耳に届く。
「あっ。は、はい。け、検診の時間ですね。わ、わかりました」
看護婦の笑顔にふらつきながら精神科まで足を運んだ。
「うーん。よし。もう大丈夫だろう。今日から退院だ。おめでとう。今日から仕事もできるよ」
ヤムチャは見違えるほどよくなっていた。勘違いにも程がある発言もなくなり
まともに生活できるであろう状態まで回復していた。
「そうですか。お世話になりました」
ヤムチャを祝福しているのであろうか。外に出れば春の日差しがまぶしく、
鳥たちの声がさえずり、何故だか町行く人もみんな笑顔に見える。
「さて。仕事に戻るか。みんな待っててくれている。みんなには迷惑かけたな」
クスリと笑いながら独り言をし、大急ぎでぬいぐるみ生産工場へ向かった。
- 602 名前:僕と一緒に飲茶でも :04/05/17 16:43 ID:V8aLQsh2
- 「ヤムチャです。ただいま帰りましたー。迷惑かけたことを申し訳なく思っております。
心配おかけしました」
「はて?ヤムチャさん?どちら様のヤムチャさんですか?」
「へ?ヤムチャですよ。少し問題がありまして仕事を休んでいましたが今日から復帰します」
「ヤムチャさん、ヤムチャさんと・・・。う〜ん?」
受付の人は器用にパソコンのキーボードを打ちヤムチャの情報を調べていた。
「ふーむ。あれあれ。君、除名されてますよ。要するにクビってことですね。はいはい」
「そんなはずはないですよ。私は次期社長なんです。もう少しよく調べてみてください」
「そんな事言われてもねー。ヤムチャ君でしたっけ?
ヤムチャという人はうちの会社には1人しかいませんでした。ほら。ここを見てください」
受付はパソコンのディスプレイを指差しもう一度「ヤムチャ」と検索した。
ピーピーピー・・・検索中・・・「ヤムチャ」1件 ヤムチャ:退職
ヤムチャは目を疑った。そんなはずはない。俺は仕事こそ休みがちだったが仕事は出来た。
それはみんなも認めていること。俺は次期社長のイスまで用意されていたのに・・・。
しかしヤムチャの目の前には彼にだけは理解する事ができない現実を突きつけられてしまった。
「ちくしょーーーーーーーー」
どこまで走ったであろうか。見知らぬ風景が精神病上がりのヤムチャを襲う。
また一つ左手首の傷を増やすことになった・・・。
- 603 名前:Classical名無しさん :04/05/17 17:30 ID:.LNWgG5I
- >僕と一緒に飲茶でも
((;゚Д゚)ガクガクブルブル
恐ろしいほどダークですね…。ヤムチャはどうなってしまうんだろ…。
>Saiyan killer作者さん
めでたくもうすぐ100kbを越えます。で、よければ章ごとに分割しますので
どこからどこまでが○章とかありましたら、お知らせください(まとめサイトの掲示板にでも)。
サブタイとかあったらご自由にどうぞ。
もうすぐ450kbですね。次スレの季節が近づきました。
- 604 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/17 19:11 ID:2Iu3hsUs
- 第十話 孫悟飯死亡
0は巨大な腕で殴りかかってきた。それを軽々と避ける2人。
続いて手からハンドミサイルが飛んできた。どうやら追尾性は無いようである。
これも軽々とよけた。そして2回目のぶん殴り攻撃を避けた直後、
チャーハンが「見切ったぞ!」と言った。
悟飯が着陸した直後、指のマシンガンで悟飯を撃った。
さっきのチャーハンマシーン1号の数倍の量の弾丸が飛んできた。
悟飯は何とか避けようとし、何発かは手で受け止めたが
数発の弾が悟飯の身体を貫いた。
「悟飯さん!」ヤムチャは叫んだ。
「よし、一匹片付いたぞ!」と嬉しそうな声で喋るチャーハン。
その瞬間ヤムチャの頭の中で何かが切れた。
「ゆ、許さんぞ!狼牙風風拳!」
ヤムチャは0の胸目がけて突撃した。
「馬鹿が。素手でこの0を破壊できるわけ無いだろうが」
チャーハンは余裕たっぷりの声で言い放った。
だが、ヤムチャのパンチが当たった瞬間、その余裕はどこかへ吹き飛んだ。
ヤムチャのパンチは0の装甲を貫いた。ぐしゃりと嫌な音が響いた。
だが、ヤムチャの怒りはとまらない!
ヤムチャはいったん着地すると高く飛びはね、かめはめ波を放った。
ズゴォォォォォォォォ!!チャーハンマシーン0は完全に鉄屑と化した。
- 605 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/17 19:11 ID:2Iu3hsUs
- 第十一話 ドラゴンボールの願い
ヤムチャはすぐに悟飯の元に駆けつけた。
「悟飯さん!」
「や、ヤムチャ…よくやったぞ!…俺の愛弟子…よくやった…
ようやく村のみんなの仇を討てた…俺はもう思い残すことは無い…
これでドラゴンボールも7つ集まる…未来に帰っても
俺のこと忘れないでくれよ…」そう言うと悟飯は息を引き取った。
ヤムチャは大声で泣き崩れた。
ヤムチャが泣いている最中、0の中からチャーハンの部下、
ラーメとギョーザンが中から這い出た。彼らは奇跡的に軽症ですんでいた。
そしてチャーハンの体を引き上げたがチャーハンは致命傷を負っていた。
「ラーメ、ギョーザン、今までよくやってくれた。
私はじきに死ぬ。このことをわが息子・パエリヤに伝えてくれないか?
何代かけてでも世界制覇を成し遂げろとな…」
チャーハンも息を引き取った。
ラーメとギョーザンはチャーハンの遺体を抱きかかえると
ドラゴンボールのことも忘れていずこへと去っていった。
ヤムチャは泣き終わるとドラゴンボールを探した。
そして遂に0の中から一星球と二星球を手に入れた。
遂にドラゴンボールが七つ揃ったのだ。
ヤムチャは荷物入れの中から本を取り出した。
最初のドラゴンボールを手に入れたときに村人がくれた
ドラゴンボールについて書かれてある古文書である。
- 606 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/17 19:12 ID:2Iu3hsUs
- ヤムチャは本を読みながら
「出でよ!ドラゴン!そして願いをかなえたまえ!」と叫んだ。
空が暗くなり、ドラゴンボールが強烈な光を放ちだした。
そしてついに神龍が姿を現した。
「さあ、何でも願いを言うが良い。一つだけ願いを叶えてやろう。」
ヤムチャは一呼吸置くと神龍に言った。
「…ここにいる孫悟飯と10年前に殺された彼の村の人たちを生き返らせてください。」
「…孫悟飯は生き返ることができるが10年前に殺されたものは無理だ。」
「なぜですか?」
「あの世の決まりで死後から1年経った者は生き返ることができないのだ。
孫悟飯は今日死んだから生き返ることができる。さあ、どうする?」
「わかりました。それでは孫悟飯を生き返らせてください。」
「いいだろう承知した。」
見る見るうちに悟飯の体の傷がふさがっていった。
「願いはかなえてやった。さらばだ。」
神龍が消えドラゴンボールが宙に昇り世界中へ散らばっていった。
- 607 名前:Classical名無しさん :04/05/17 20:51 ID:6X4DmG5o
- 病的さんキテタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!
とりあえず次スレはマロンがいいと思うんだけど
全ての小説スレの雰囲気も穏やかだし、今更荒らしにくる奴もいないだろうし
- 608 名前:Classical名無しさん :04/05/17 21:49 ID:.LNWgG5I
- >>607
俺はどっちでもいいんですが、例のスレにこういうのがあるのが……↓
593 名前:マロン名無しさん 投稿日:04/05/12 22:58 ID:???
クラウンにいるうちはヤムスレを荒らさないでおこうよ。
その代わり、漫画テリトリに帰ってきたら徹底的に荒らそう。
奴らは漫画テリトリに砂を掛けて出て行ったのだからな。
のこのこ帰ってきたら今度は本当に潰そうや。
- 609 名前:Classical名無しさん :04/05/17 22:41 ID:87IV87yI
- >>608
あんま意識すると、かえって栄養になっちゃう気が…。
「そろそろ戻る?」「そうだね」
くらいのテンションで戻った方がいいかと。
- 610 名前:Classical名無しさん :04/05/17 22:48 ID:.LNWgG5I
- >>608
そうですね。まぁ作者さんたちのご意見待ちということで。残り50kbくらいなので議論が長くなりそうでしたら
まとめサイトの掲示板でもご利用してやってください
- 611 名前:Classical名無しさん :04/05/17 23:55 ID:AkmT2f5I
- >>608
>のこのこ帰って来たら今度は本当に潰そうや。
勝手に言ってろって感じなんだけど。
この書き込みはなんでこんなに必死なのか。
どうせ荒らしなんて誹謗中傷、コピペぐらいしかできないんだから
マロンに戻っても全く問題なし。
- 612 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/18 00:33 ID:jzMR495Y
- 第十二話 大団円
悟飯は神龍が消えて間もなく目を覚ました。
悟飯は目を開けると開口一番こう言った。
「ヤムチャ、お前…まさか…ドラゴンボールは
俺を生き返らせるために使ったのか?」
「…はい。」
「何故未来へ帰ろうとしなかった?」
「俺に武術を教えてくださった師匠である悟飯さんを見捨てて
未来に帰ることなぞできません。」
「お前は本当に人のよいやつだ。だが、そのやさしさがお前のいい所だ。
ヤムチャ、俺を生き返らせてくれて本当にありがとう。」
「ところで悟飯さん、これからどうするんですか?」
「うーん、そうだな…さしあたり7ヵ月後に開かれる第12回天下一武道会にでも
出場でもしようかな。お前も出るか?」
「はい!出場させていただきます!」
2人は笑いながらその場を後にした。
- 613 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/18 00:33 ID:jzMR495Y
- そして7ヵ月後、天下一武道会が行われた。
悟飯、ヤムチャは当然のように予選を突破、本選への出場を決めた。
ヤムチャは第一回戦で大会3連覇を目指す
アックマンにかろうじて勝利を収めたが、
第2回戦で力尽き、敗北を喫した。
一方で悟飯は決勝まで勝ち進み、
決勝戦にも余裕で勝利して初出場初優勝という名誉を成し遂げた。
これにより、孫悟飯の名声は世界中に広まり
「格闘技において右に出るものは無し」と言われるようになった。
一方でヤムチャもアックマンを破ったことにより多少名が知られるようになったが
年月が経つにつれ、彼の名前は忘れ去られていった。
ヤムチャはそれからドラゴンボールを探そうとはしなかった。
と言うのも彼の持っていた本にはドラゴンボールがどういう周期で復活するか
書かれていなかったこと、ドラゴンレーダーをチャーハン城での戦いの最中に
落としてしまったこと、そしてヤムチャがとある小さな村で山賊退治の際に
知り合った女性と結婚したからであった。
- 614 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/18 00:36 ID:jzMR495Y
- それから30年近くの月日が流れた。砂漠の岩山を改造した家に
住む夫婦に息子が誕生した。
夫が言う。「ねぇ、この子、なんていう名前にするんだい?」
妻が答える。「ヤムチャ。私のパパの名前を取ってヤムチャよ。」
「ヤムチャか。いい名前だ。ヤムチャ。
お祖父さんのような立派な人になれよ。」
それから10数年の月日が流れた。ヤムチャの両親は既に亡く、
ヤムチャは生きるために数年前から一緒に住んでいる空飛ぶ猫
プーアルと共に盗賊家業を送っていた。
彼の姿はまさに祖父にそっくりだった。
「ヤムチャ様!獲物が来ましたよ!」プーアルが叫ぶ。
ヤムチャは双眼鏡で近づいてくる者を見た。
尻尾のある少年と若い娘と豚だ。
「よし、プーアル!ジェットモモンガを出せ!出撃だ!」
- 615 名前:レジェンド オブ ヤムチャ :04/05/18 00:39 ID:jzMR495Y
- 以上でレジェンドオブヤムチャは完結です。
病的さん、saiyan killer作者さん、ヤムま作者さん、僕と一緒にヤムチャでも作者さん
そのほかの職人の皆様。これからも頑張ってください。
これからもがんがってください。では。
- 616 名前:Classical名無しさん :04/05/18 01:29 ID:on4ocZ6.
- >>615
完結おめでとうございます。
これって無限ループ式の話だったんですね。
つまりヤムチャの子孫はあそこで途切れると(マテ
- 617 名前:Classical名無しさん :04/05/18 03:10 ID:b78YdVaY
- >>608に何様だゴルァな気分だったが
レジェンドの上手な完結のおかげで気分良く寝れそうだ。ありがとう
- 618 名前:レジェンド作者 :04/05/18 07:58 ID:zPNlgTbA
- >>616
2代目ヤムチャは過去には行きませんと思います。
原作とは最初のドラゴンボールの配置が変わっているだけですから
ヤムチャはいずれ天津飯に足を折られたり栽培マンと心中したり
サイヤ人に女を寝取られるのには変わりないわけです(w
- 619 名前:Classical名無しさん :04/05/18 10:32 ID:.LNWgG5I
- >>レジェントオブヤムチャ
完結おめでとう!馬力があってよかったと思います。次回作も期待!
>>617
気になるレスでちょっと心配しただけなんですが、そうとられるとはなぁ…。
実際、数人の荒らしで哀・戦士さんやハンターさん、愚者さんはひどいバッシング受けて
かなりのショックだったようだし、気の毒だったからちょっと大丈夫かなぁ…と思っただけです。
読み手はスルーすればいいだけですが、荒らしとわかっていても中傷された作者さんはちときつい部分もあります。
しかし作者さんが賛成なら私は別に反対しないので、ご意見だしあってください。では…。
- 620 名前:617 :04/05/18 19:37 ID:b78YdVaY
- >>619
んん?違う違う、ちょっと待ってくれ
ゴルァだったのは>>608の中の593で、608ではないぞ?
593がこのスレのことを思って知らせてくれたってのは十分わかってるし、
どうもありがとうなんだけど、593の
>砂を掛けて出て行ったのだからな。
>のこのこ帰ってきたら今度は本当に潰そうや。
ってのが何様かと気に障っただけなんで
紛らわしくてスマヌ
- 621 名前:617 :04/05/18 19:38 ID:b78YdVaY
- あーーーーーーー
5行目 593→608
吊ってきます
- 622 名前:619 :04/05/18 20:20 ID:.LNWgG5I
- >>620
あっ…そうですか。早とちりすみませぬ。
てっきり、マターリ雰囲気なのに余計なことを言ってしまったかと…w
- 623 名前:617 :04/05/18 21:39 ID:b78YdVaY
- ,、|,、
(f⌒i コチラコソ
U j.| ゴメソ
UJ
:
‐=
- 624 名前:Classical名無しさん :04/05/19 23:53 ID:M7KATUDI
http://dolby.dyndns.org/foo/
20号に腹貫かれた時のヤムチャも、これぐらい苦しかったんだろうな・・・
- 625 名前:Classical名無しさん :04/05/20 02:36 ID:3zoEJ/n2
- >>624
パックマンオモロイ
- 626 名前:Classical名無しさん :04/05/20 09:36 ID:XzUf.h56
- http://www13.ocn.ne.jp/~akabey/
- 627 名前:Classical名無しさん :04/05/20 10:55 ID:./QYipII
- 621 :ヤムスレより :04/05/19 17:21 ID:C96dlqon
611 :Classical名無しさん :04/05/17 23:55 ID:AkmT2f5I
>のこのこ帰って来たら今度は本当に潰そうや。
勝手に言ってろって感じなんだけど。
この書き込みはなんでこんなに必死なのか。
どうせ荒らしなんて誹謗中傷、コピペぐらいしかできないんだから
マロンに戻っても全く問題なし。
相変わらず安い挑発に簡単に乗るんだな、ヤムスレの連中はw
いいでしょう、皆さん帰ってきたら思い切り歓迎してやりましょう。
荒らしの挑発にこれほど応じてくれる住民はありがたいよな。
はやくヤムスレこねえかなwwwwwwwwwwwwww
なんかマロンの荒らしも必死だよねぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
しかも明らかに挑発なんかに乗ってないし。
まぁ今更わかってると思うけど、マロンで荒らされても完全スルーで。
- 628 名前:Classical名無しさん :04/05/20 11:57 ID:D2vwztEo
- このままでええやん
- 629 名前:Classical名無しさん :04/05/20 20:04 ID:kjqiUAvE
- >>627
確かに、なんでそんなに必死なんだろ>荒らし
マロンってそんなにネタがないのか?
それと、挑発に乗ってるかどうかは極一部のみを除いて分かってるから
おまいもあんまり反応するでない
- 630 名前:627 :04/05/20 23:03 ID:lyF/8AGM
- >>629
うるせえよ
- 631 名前:Classical名無しさん :04/05/20 23:13 ID:THt.AY3U
- はい。この話題終了
↓↓↓何事もなかったかのように再開↓↓↓
作者さんドゾー
- 632 名前:Classical名無しさん :04/05/21 02:08 ID:cblQDY7.
- じんわり盛り上がってますね。ここでもいいかも。
- 633 名前:テンプレ案 サブタイ誰か考えて :04/05/21 16:45 ID:zg6nbIY6
- たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart20
〜危険な二人!超戦士は眠れない〜←そのまんま
エーックス・・・
漫画界有数のヒット作品、ドラゴンボール。
その登場人物の内に他の追随を許さぬ最低のヘタレが居た。
そのヘタレに、わずかばかりでも活躍の場を・・・
しかし、そのあまりのヘタレさは人類の想像力の限界を遥かに超えていた。
あまりにもお留守な足元、雑魚キャラの自爆で道連れ、恋人を寝取られる甲斐性の無さ。
2ch中でヘタレの代名詞としてネタにされてゆく日々。
立ちはだかる「戦闘力のインフレ」という難敵。
誰もが「ヤムチャ」の2ch語化を覚悟した。
だが、そんなヤムチャにせめて妄想の中だけでも活躍させてやりたい…
ヤムチャを最もネタに使い、そして愛した彼らがこの困難に、立ちむかったのだ。
これは、少年漫画史上最も困難な創作に立ち上がった男たちの物語である。
※ヤムチャ以外の小説・ネタも大歓迎!おまえらも妄想爆発させようぜ?
【前スレ】
たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart19
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1079837609/
【小説作品保管庫】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/index.html
【お勧め作品】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/recommend.html
【過去ログ倉庫】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/log.html
- 634 名前:Classical名無しさん :04/05/21 18:39 ID:6X4DmG5o
- 危険な人生!超ヘタレは眠れない!
- 635 名前:僕と一緒に飲茶でも :04/05/21 18:53 ID:bXR8fJdk
- 〜四話 救いの手〜
「・・・なんじゃ?少年が1人倒れておる。なんと。自らを自害するとは。おろか・・・。
しかし安心せい。わしが来たからにはおぬしをよい方向へと導いてくれようぞ」
謎の老人は気を失って倒れているヤムチャをかつぎ山のほうへ登っていった。
山の道中でヤムチャは目が覚めた。
「ん?なんだ?誰かにかつがれている。俺はどうしたんだろう?しかしなんだろうこの心地よさ。
ずっとこうしていたい気分だ・・・」
そう思うとまた謎の老人の背中で眠ってしまった・・・。
「気付いたかね少年。まあこのスープでも飲んでゆっくり落ち着きなさい」
目が覚めると目の前に見知らぬ老人の顔のアップが見え、傷心しきったヤムチャは酷く
おびえてしまった。しかしお腹がすいていたのか、スープを見るなり何も言わずかぶりつくように飲んだ。
「どうじゃ?美味いか?・・・・何があったのかこの老人に話してみる気はないかね?」
スープを飲んで安心したのかヤムチャはこの老人に何でも話す気になった。
「・・・・ってな訳なんですよ」
ヤムチャはすべて話した。
「ふーむ。なるほどのー。なるほどなるほど・・・。少年よ。おぬしの名前を聞いておらんだのう。
聞かせてくれはせんかのう?」
「ヤムチャです」
「ヤムチャか。わしは皆から狼牙師匠と呼ばれておる」
どれほどの間語り合ったであろうか。ヤムチャにとって初めてといっていいだろうか。
時間はゆっくりと流れた。安息の時間であった。
- 636 名前:僕と一緒に飲茶でも :04/05/21 18:54 ID:bXR8fJdk
- 〜五話 人生の転機〜
「セイロン。セイロンや〜。こっちへ来なさい。うちでお世話する事になったヤムチャじゃ。
おまえもこっちへ来て挨拶しなさい」
そう言うと風のような動きでヤムチャの前に一人の少女が立った。
「はっ、速い!!」
年齢はヤムチャよりも1つ年上の15歳だ。元気で明るくリーダシップの取れる少女である。
みなしごで狼牙師匠に引き取られたようだ。
「よろしくね。ヤムチャ」
笑顔で声をかけられヤムチャは身動きが取れなくなってしまった。
「ほれ、ヤムチャ。何をしとるんじゃ。挨拶ぐらいせぬか」
ヤムチャはそのまま倒れてしまった。
「まったく情けない男じゃのう。ヤムチャよ明日から修行じゃぞい。今日はゆっくり休むのじゃ」
次の日。ヤムチャはセイロンに叩き起こされた。
「ほら。起きなさい。今日から修行よ。いつもうちは早起きなんだから。こらヤムチャ」
ヤムチャは目が覚めた。
「はっ。は、はい。セセセセイロンさん。おおおおおはようございます」
ヤムチャは瞬時に目が覚め飛び起きた。
朝食を食べ終え、早速修行をする事になった。
「うむ、ではヤムチャよ、今までに武道の心得はあるのか?まだお主は若いが年齢の割に体ができておる」
「いえ。生まれてこの方一度も武道に触れた事はありません。小さい頃から働かされておりましたから」
「ふむ。そうであったか。わしが見る限りなかなか見込みがあると見た。
精神修行のみをさせるつもりであったがどうじゃ?本格的に極めてみるつもりはないか?」
「え?私がですか???」
今まで仕事とお金の事しか考えがなかったヤムチャに人生の転機が訪れるのであった。
- 637 名前:僕と一緒に飲茶でも :04/05/21 19:06 ID:bXR8fJdk
- なかなか更新できなくてすみません。
誹謗、中傷は全然気にならないのでサロンに移動してもいいと思います。
このままでもいいと思うしどっちでもいいですよ。
- 638 名前:ヤムプロくんポケット :04/05/21 19:06 ID:L.GCEL16
- 第二話
日比谷線で痴漢をして女子高生に訴えられそうになり、逆ギレして
地下鉄内の人間を皆殺しにしたヤムチャ。
勢いに乗ったヤムチャは霞ヶ関駅へ乗り込み、さらに虐殺を続ける。
「ローガフーフーケンー」
「うわああああー」
「助けてえ」
「邪ッッ」
「ウンコッ」
駅構内は地獄と化した。
ヤムチャは血だらけになった自分の手を眺めてにやりと笑った。
「俺もそろそろ血税を納めなければならんな」
ヤムチャは自分で殺した人間の財布をひとつずつ取り出し、そのまま社会保険庁へと
向かった。
「滞納していた国民年金です。どうぞ」
血だらけの手で、血に染まった札束を受け付けに手渡すヤムチャ。
警察がとんできた。
「おいお前その金はどこで手に入れた物だ」
「君たち特高警察には教えられませんね」
「へ・・・?」
「僕はしにましぇん!僕はしにましぇん!あなたが好きだから、僕はしにましぇん!!」
次ぎの瞬間、ヤムチャは内にため込んでいた気を開放した。
跡形もなく吹き飛ぶ社会保険庁。
「さて、このまま国会議事堂でウンコでもして帰るか」
国会議事堂ではヤムチャを待ち受ける警察官5000人が!!
つづく。
- 639 名前:Classical名無しさん :04/05/21 20:04 ID:sZ2lwAQw
- ところでヤムロット伝の最終回は?
- 640 名前:Classical名無しさん :04/05/21 20:11 ID:l9eWb6co
- もうすぐ来る
- 641 名前:たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart20 :04/05/21 20:31 ID:3FR2zIzE
- 危険な人生!超ヘタレは眠れない!
エーックス・・・
漫画界有数のヒット作品、ドラゴンボール。
その登場人物の内に他の追随を許さぬ最低のヘタレが居た。
そのヘタレに、わずかばかりでも活躍の場を・・・
しかし、そのあまりのヘタレさは人類の想像力の限界を遥かに超えていた。
あまりにもお留守な足元、雑魚キャラの自爆で道連れ、恋人を寝取られる甲斐性の無さ。
2ch中でヘタレの代名詞としてネタにされてゆく日々。
立ちはだかる「戦闘力のインフレ」という難敵。
誰もが「ヤムチャ」の2ch語化を覚悟した。
だが、そんなヤムチャにせめて妄想の中だけでも活躍させてやりたい…
ヤムチャを最もネタに使い、そして愛した彼らがこの困難に、立ちむかったのだ。
これは、少年漫画史上最も困難な創作に立ち上がった男たちの物語である。
※ヤムチャ以外の小説・ネタも大歓迎!おまえらも妄想爆発させようぜ?
【前スレ】
たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart19
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1079837609/
【小説作品保管庫】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/index.html
【お勧め作品】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/recommend.html
【過去ログ倉庫】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/log.html
でマロン?ここ?
ところで保管庫ヤムチャの戦闘力がついにリクーム戦のべジー太を超えたな
- 642 名前:ヤムまとか書いてた人 :04/05/21 21:10 ID:GQw42jfs
- >>641
ここでいいんじゃないっすかね?
明日からちょっくらキャンプらしいです。
でも何も準備とかしてません。
土日使ってストックためようと思ってたけど無理でした。
今回はちょっとだけ投稿。
- 643 名前:魔族転生ヤムま! :04/05/21 21:10 ID:GQw42jfs
- 誰もが言葉を失った。
追手が来るであろうことは予想できたが、振り切れるものだと思い込んでいた。それだ
けでもさらに衝撃であったというのに、若者の一人が自爆によって活路を開くということ
は夢にも思いはしていなかった。
「バカめ……、命を粗末にしおって……」
一人の老人がポツリと漏らす。
「みんな、地上へ降りるんだーっ!」
託された子供を抱えていたクリリンが叫ぶ。爆風は確かにドドリアを捕らえていたはず
だった。だというのに、ドドリアの気は衰えを見せてはいない。彼のやったことはせいぜ
い目晦まし程度のものであったに過ぎない。
「くっそー! やつら、この隙に逃げやがったのか!」
ドドリアが叫ぶ。しばらく飛び回っていたかと思うと、彼はそのまま引き返して行った。
何手かに分かれて岩陰に隠れていた一行は一息つく。
と、
ドォォォォォォォォンッ!
「な、なんだと……?」
ひと塊になっていたナメックの老人のグループを爆風が襲った。
「こりゃ、民族大移動ってヤツか?」
そこには、紫の肌に先端のへこんだ突起が頭部に二つ付いている容貌をした惑星戦士キ
ュイが立っていた。
- 644 名前:魔族転生ヤムま! :04/05/21 21:11 ID:GQw42jfs
- 「また別に追手がいたのか!」
「なんのことだ? オレはキサマらなんぞに用はないんだがな」
言葉とは裏腹に、見逃してくれるという気配は無い。三人はキュイの気を探る。地球で
戦ったベジータに匹敵するかのような実力が推し量られる。
宇宙船の中で多少のトレーニングを積んだとはいえ、まだまだベジータはおろか、ナッ
パの足元にも及ばないレベルの実力である三人には、絶望的な状況であった。
「見逃してはくれないようだな」
「まあな。怪しいヤツはすべて抹殺せよとの命令なんでな」
敵の態度は高圧的。スカウターを通して見ている戦闘力がナメックの若者二人がようや
く1000前後という程度なのだから、18000近くの数値を持つ彼からすれば当たり前といえ
ば当たり前だった。
「君たちは長老たちと子供をつれて逃げろ」
「ここは我々が引き受ける」
ナメックの若者二人が地球からの一行に耳打ちする。
相手の実力を測ることができる悟飯とヤムチャはそれを断った。
「悟飯、おまえはナメック星人たちをブルマの所へ連れて行くんだ
ここは――」
ヤムチャはキュイを睨みつけ、
「オレたちがやる」
- 645 名前:Classical名無しさん :04/05/21 21:15 ID:6X4DmG5o
- 僕と一緒に、ヤムま乙
俺はマロンの方がいいな。
IDが変わらないから作品レスを書き込むのもネタ振るのもためらっちまう
- 646 名前:ヤムまとか書いてた人 :04/05/21 21:15 ID:GQw42jfs
- 書き忘れてたので遅ればせながら。
>レジェンドオブヤムチャ
乙でした。
話のスピード感あって各話の引きも上手かったと思います。
何故かこの間の『火の鳥』を思い出しました。
いやさ特に共通点無いけどね。しいて言えばループか。
- 647 名前:Classical名無しさん :04/05/22 07:58 ID:6Yws859Q
- >>574
ヤムチャの一日とttp://ahya.servehttp.com/2channeler/movie/yam1000remix.htmlのさくーしゃでつ
- 648 名前:Classical名無しさん :04/05/22 11:30 ID:1e3CEfVU
- で、結局どっちよ?
- 649 名前:Classical名無しさん :04/05/22 17:41 ID:LknK1pU2
- いろんなヤムチャ集合させてみますた。
http://up1.dot.thebbs.jp/img/1072589226074088.jpg
- 650 名前:Classical名無しさん :04/05/22 17:52 ID:6X4DmG5o
- >>649
老婆の下半身裸画像
本人には失礼だけど一部の趣味の方を除いて激しく精神的有害
ある意味太陽拳より強烈だぜ
- 651 名前:Classical名無しさん :04/05/22 18:07 ID:5t3IjopE
- サイヤンキラー、マジで全然更新ナシかよ。もしかしてこのまま
フェードアウトか・・・?
- 652 名前:Classical名無しさん :04/05/22 18:26 ID:t9037bls
- 今週は書けないっていってただろ。
- 653 名前:Classical名無しさん :04/05/22 18:35 ID:32qcUcis
- J( 'ー`)し ヤムチャへ きょうはなんじにかえりますか
(`Д) 外食してくるからいらねーよ ブルマの癖にメールすんな殺すぞ
J( 'ー`)し きょうはヤムチャのすきな にくじゃがです
(`Д) 悟空とカラオケ行くから今日は帰らねーよ うるせー
J( 'ー`)し ねえ! 今夜ヤムチャ帰ってこないんだってヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ♪
久しぶりにHしましょう(*≧▽≦)ノ キャー
J( 'ー`)し ベジータへのメールでした まちがいました ごめんね
('A`)tanasinn....
- 654 名前:Classical名無しさん :04/05/22 21:29 ID:dglwFjnc
- うまい改変コピペだ
- 655 名前:Classical名無しさん :04/05/22 22:51 ID:Grh5OITQ
- 悟空VSバーダック ドラゴンボールZの続編・・・
魔人ブウを倒し、平和が戻ったある日のこと、ブルマはすごいことを言い出した。
−−−ここはカメハウス。久しぶりにみんなで集まることになった。
ブルマ「ねぇ孫君、孫君のお父さんってどんな人だったの?」
悟空「そういや・・・オラは見たことねぇーなー。」
ベジータ「俺は見たことある。そいつはバーダック。貴様と同じ下級戦士だ。」
悟空「・・・おでれーた!なんでおめえがオラの父ちゃん知ってんだ?」
ベジータ「フリーザに惑星ベジータを消される前に会ったんだ。当時はなかなか強いと評判だったのでな。」
悟空「へぇ〜、オラも会ってみたかったな。」
ブルマ「だったら会えばいいじゃない!」
一同「・・は?」
悟空「なぁブルマ・・・前も言ったけどオラ達以外のサイヤ人はほとんどフリーザに−−」
ブルマ「わかってるわよ!こんな時のためのドラゴンボールじゃない!!生き返らせるのよ孫君のお父さんを!」
悟空「そうかー!その手があった!」
しかしその提案にベジータは反対した。
ベジータ「冗談じゃない!サイヤ人は戦闘種族だ!カカロットのように甘くはない!もし生き返ったら地球になにをするかわからんぞ!?」
ブルマ「う〜ん。その点は平気だと思うわ。だっていくら孫君のお父さんが強いっていったってさすがに今の孫君やベジータにはかなわないでしょ?暴けそうになったらとりおさえてやればいいじゃない!」
ベジータ「・・・ふん!勝手にしろ。」
悟空「・・・」
悟空はなにやら深刻そうな顔をしている。
クリリン「・・・どうした?悟空?」
悟空「え?いや、別になんでもねぇって・・・ははは!」
クリリン「そうか・・・」
しかし悟空は何かフキツな予感がしていた。
ブルマ「そうと決まったらさっそく生き返らせましょうよ!ドラゴンボールはもう集めてあるわ!さぁみんな外に出て。」
こうしてみんなはカメハウスの外の浜辺に出た。
ブルマ「いでよ神龍!」
空が暗くなり、神龍が現れた!
神龍「さぁ願い事を言え。」
- 656 名前:Classical名無しさん :04/05/23 00:41 ID:cWK007Rg
- http://www13.ocn.ne.jp/~akabey/toppage.html
- 657 名前:Classical名無しさん :04/05/23 12:14 ID:9bPmQgZs
- >>655
こぴぺ
- 658 名前:Classical名無しさん :04/05/23 13:36 ID:tRyFj2oU
- 今日初めて「たまにはヤムチャ〜」の保管庫を発見して
いろいろ読んでたんだけど、初期の秀作「最強への道」が打ち切りになったのは何故?
さく〜しゃさんの都合?
スレが荒れたから居なくなってしまっただけ?
それだけ教えてほっしーな
- 659 名前:Classical名無しさん :04/05/23 13:49 ID:cmT6EcfI
- >>649
ババァの画像。見ないように
- 660 名前:Classical名無しさん :04/05/23 13:55 ID:ySDtjk36
- >>658
連載当時まだこのスレにも結構人が多かったんだが、
最強への道のあまりの面白さにみんな熱中したため、少年漫画板のスレみたいになった
(みんながこの先の展開を予想したり、
ここはこうした方が面白かったのでは、などという発言)。
で、その勝手な発言やら面白いものを書かないといけないというプレッシャーから
作者はこのスレを去った
- 661 名前:660 :04/05/23 14:00 ID:ySDtjk36
- ↑なんか分かりづらかったな・・・
このスレにこの先の展開予想が大量に書かれて、
それが偶然当たったら「予想通りの展開」とかいう扱いされたら嫌になるわな。
っていう話だ
- 662 名前:Classical名無しさん :04/05/23 16:58 ID:B4nVjQJM
- なるほど。つまり先の展開予想が大量に書かれて、偶然当たったら「予想通りの展開」とかいう扱いされたら嫌になったというわけか…。
- 663 名前:Classical名無しさん :04/05/23 17:54 ID:IXUhsyyE
- 少年漫画板が見れない
- 664 名前:Classical名無しさん :04/05/23 18:53 ID:FABYZ79Y
- ハンターヤムチャと哀せんし(←なぜか変換できない)はどうなったんだ?
- 665 名前:Classical名無しさん :04/05/23 19:42 ID:1CDcO6NU
- >>664
待ってれば書くんじゃない?
あんまり出さないほうがいいよ。
辞めるもよし。今頑張ってる作者含め、作者の勝手。
- 666 名前:Classical名無しさん :04/05/23 20:19 ID:ySDtjk36
- >>662
あと、ちょってでも気に入らないとつまんねー扱いされたり、
予想があたるともっと捻れだのなんだのと。
読者なんて何十人もいたんだから、
その全員に合わせることなんて無理に決まってるのに文句言われまくりだった。
んで、「そういうのは勘弁」みたいな発言しても気にせず予想しまくり&文句たれまくり。
- 667 名前:Classical名無しさん :04/05/23 20:55 ID:snr3wibk
- >>666
そうだね。初期の頃は最強への道だけじゃなく、ほかの作品にも「向いてないんじゃない?」とか
「ギャグはおなかいっぱい」「シリアスはなんとかかんとか...」「台詞ばっかりが小説と呼べるか」「セリフだけだと読みやすいな」
とかいろんな批判や注文があったんだよなぁ。
今でこそマターリしてるけど、漫画サロンの大荒れ時代も含め、過酷な状況を乗り越えてきたよな、ヤムスレは。
そんなヤムスレももうすぐPart20。
年月にしてはや1年8ヶ月。
思えば遠くきたもんだ。
- 668 名前:Classical名無しさん :04/05/23 21:45 ID:ySDtjk36
- Dr.ヤムチャマダー?(AA略
- 669 名前:壱乙 ◆sJqG2CH2 :04/05/23 21:46 ID:bbXQX1m.
- またまたヤムチャ神キターーー!!! IDに注目!記念カキコへGO!!!
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1084008903/549
549 名前:名無しさんの次レスにご期待下さい 投稿日:04/05/23 20:13 ID:yamucyAi
漏れがスレ立てようか?
流石にBCMも空気読んでこねぇだろうし。
その他いろいろなスレにヤムチャ神が降臨中!!!全てに記念カキコだ!
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1066925271/652
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1061232440/553
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1085033591/13
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1063357495/366
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1074940848/154
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1082278955/428
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1083998942/104
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1085063673/32
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1083290832/302
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1083290832/479
- 670 名前:Classical名無しさん :04/05/24 01:02 ID:a3NI/81A
- 傷だらけのヤムスレ。
だからこそ強い。
それがヤムスレ。
- 671 名前:ヤムプロくんポケット :04/05/24 13:29 ID:nly2923E
- 初めてパチンコをやりに行った時。
突然うんこがしたくなってトイレに行ったんだ。
そしたらトイレの壁に「ヤムチャ以外の物を便器に流す事を禁じます」
と書いてあった。
だから俺は持っていたヤムチャのカードとフィギアを便器に流し、
うんこは便器の横に落とした。
数分後店員がやって来て俺のうんこを一粒ずつ拾いあげながら
「お前わざとか?」とかって聞いてきた。俺は何も悪い事してないのに
嫌みを言われてすごく頭にきた。
- 672 名前:チャオズ様 :04/05/24 13:48 ID:cfOQdCdU
- >>329,344
ありがとうございます!
>>639,640
遅くなってすいません・・・
今書いてるとこなのでちょっと待って下さいね!
- 673 名前:Classical名無しさん :04/05/24 17:17 ID:ySDtjk36
- チャオズ様キター
- 674 名前:Classical名無しさん :04/05/24 20:34 ID:6D3ypC32
- チャオズ様キタァー!!!!
- 675 名前:ヤムロット伝2 :04/05/25 00:21 ID:cfOQdCdU
- 第二十九話「大団円?」前回のおはなし>>324-327
ヤムチャの周りを囲んで、優勝を祝福するクリリンたち。
ブルマも医務室から駆けつけて来た。ヤムチャの勝利を知り驚きを隠せない。
「まさかあんたが勝つなんて・・・かなり見直したわよ!それよりケガは大丈夫?」
「はは・・・・・・ちょっと大丈夫じゃねえな・・・もうすぐお迎えがやってきそうだ」
みんなの顔から笑顔が消えた。死の瞬間は刻々と迫っている。
「よ、おめえら何で暗い顔してんだ?」
「!?」
いっせいにみんなが声の方へ振り返った。悟空とデンデがこっちに手を振っている。
「ご、悟空さ!今までどこ行ってたんだべ!?」
「いや〜デンデが精神と時の部屋で迷子になってたみたいでさ。
んでオラが瞬間移動で見つけたんだけど帰りの出口が見つかんなくて・・・
迷ってたら遅くなっちまった。悪い!」
のんきに謝っている悟空。
「こっちの世界でこんだけ時間たってるってことは何日間迷ってたんだ・・・」
あきれ果てるクリリン。地毛に見せかけたカツラもずれ落ちた。
「(あっヅラが・・・)そういえば試合はどうなったんだ?フリーザは?」
全然状況がわかってない悟空に、亀仙人たちが説明した。
その間にデンデがヤムチャを治療する。
ヤムチャは回復すると、いきなり悟空に襲いかかった。
「てめえ悟空!お前が帰って来ないせいでどんだけ怖い目にあったと思ってんだ!!」
「いて!いてて・・・ちょっとま・・・待てって!!」
たまらず超サイヤ人3になってヤムチャの拳を受け止める悟空。
「ビックリしたぁ〜おめえめちゃくちゃ強くなってんじゃねえか」
「うるっせえ!オレが何滴ちびったか教えてやろうか!?だいたいおまえはんぐべあっ!!」
どうやら舌を強く噛んでしまったらしい。泣きながら転げまわっているヤムチャ。
- 676 名前:ヤムロット伝2 :04/05/25 00:22 ID:cfOQdCdU
- 「ところでフリーザをどうするんだ?遠くに吹き飛んだだけだし間違いなく生きてるぞ。
しかも多分私と同じエネルギー永久式だ。お前ら二人がかりでも倒せるかどうか・・・」
18号が悟空とヤムチャに問いかける。
「う〜ん・・・あ、ポタラ持ってきてっかヤムチャ?合体すればあんなヤツ楽勝だろ!」
「ああ、当たり前だ!」
二人がポタラをつけるとまばゆい光とともに、一人の戦士が姿を現した。
「よっしゃーーーーーー!!!」
ヤムロットが誕生したその横では、地球の命運をかけた大決戦が行われていた。
「新気巧砲!!!はっ!!はっ!!はっ!!はっーーーー!!」
餃子が白目をむいて地中深くに沈んでいく。
「はあ・・・はあ・・・苦戦させやがってこのキョンシー野郎が・・・」
「・・・・・・」
―――――ヤムロットがフリーザを撃破してから幾日かの時が流れた。
ここはカプセルコーポレーション。
そこにはヤムロットや悟空の家族、ベジータ一家、クリリン一家、
ノックとお笑いコンビを組んだ天津飯、ピッコロ・オトコスキー夫妻など仲間たちが勢ぞろいしていた。
今日はドラゴンボールでパンを生き返らせ、さらにヤムロットを元の二人に戻す日なのだ。
「あの、ピッコロさん・・・顔色悪いですけど大丈夫ですか?」
「あ、ああ・・・大・・・丈夫だ・・・悟飯・・・・・・元気ハツラツオロナミンC!!」
そう答えるピッコロだが、明らかにミイラみたくヨボヨボになっていた。
オトコスキーとの夫婦生活のすさまじさを物語っている・・・悟飯はもうこの話題に触れないことにした。
- 677 名前:ヤムロット伝2 :04/05/25 00:23 ID:cfOQdCdU
- 「さあ・・・じゃあ呼ぶわよ。いでよ神龍!そして願いを叶えたまえ!!」
ブルマがそう叫ぶと空が真っ暗になり、ドラゴンボールから巨大な龍が現れた。
「ねえどうするクリリン君・・・天下一武道会があった日に死んだ人間を生き返してくれって頼んでみようか」
「いや、それだとチャパ王も生き返ってしまう。パンちゃんを生き返してくれって頼みましょう」
こうして、一つ目の願いでパンが生き返った。パンに駆け寄り喜ぶ悟飯たち。
「願いは叶えた。さあ、二つ目の願いを言うがよい」
「よし・・・次はオレが願いを言う番だな」
ヤムロットが一歩前に進み出た。
しかしその瞬間、背後から顔面真っ白のチビが現れて神龍に向かって叫ぶ。
「天津飯を この世から けっ・・・!!」
餃子がすべて言い終える前に、天津飯の新気巧砲が炸裂した。
「ふう、あぶなかった・・・!まったくしぶとい美白野郎だぜ・・・」
「・・・・・・」
ヤムロットは気を取り直して、神龍に向かって叫んだ。
「オレを元の二人、孫悟空とヤムチャに戻してく・・・」
「オレとノックをお笑い界のスターダムにのしあげてくれーーーーー!!」
はっとして振り返るヤムロット。先に願いを言ったのは天津飯だった。
みんながしーんと静まり返り、神龍の反応が待たれた。
「・・・その願いは無理だ。神の力を超えてしまっている」
「なんだと!?む・・・無念・・・」
「天津飯、てめーー!!」
ヤムロットは天津飯を標本にしてカプセルコーポレーションの玄関に飾ってやった。
- 678 名前:ヤムロット伝2 :04/05/25 00:23 ID:cfOQdCdU
- 「さあ、今度こそオレが言うぞ!みんな邪魔すんなよ!!」
ヤムロットがみんなを睨みつける。
パン似のダッチワイフが欲しかった亀仙人だが、命を優先することにした。
「オレの髪の毛を100万本にしろーーーーーー!!」
突然、ベジータが声高らかに叫んだ。
あっけにとられるヤムロットたち。
「たやすい御用だ。了解した」
ドクン・・・ドクン・・・鼓動とともにベジータの頭部が膨らんでゆく。
鼓動が止まった時には、もっこり頭のベジータが立っていた。
「き、きもーーーーっ!!」
生き返ったばかりのパンは泡をふいて倒れた。
「願いは叶えた。では、さらばだ!!」
どこかに飛び散っていくドラゴンボール。
「ま、待ってくれ神龍!!・・・くそ〜ベジータ!もう一回ハゲにしてやるーーー!!」
「ふははははは・・・!!こい、ヤムロット!!!」
ヤムロットとベジータの壮絶な死闘が幕を開けた。
「まずい、巻き込まれるぞ!みんな避難するんだっ!!」
さっき天津飯が新気巧砲で開けた穴にみんなを先導して逃がす悟飯。
中に黒コゲのチビがいてちょっと怖かったけど見ないことにした。
「あれ・・・?ピッコロさん何してるんですか、早くこの中に避難して下さい!
そんなとこにいたら危ないですよ!!・・・ピッコロさん?」
悟飯はピッコロの元へかけよって肩をさわった。その反動で倒れるピッコロ。
「ピッコロさん・・・死んでる」
(ヤムロット伝2・おしまい)
- 679 名前:チャオズ様 :04/05/25 00:36 ID:cfOQdCdU
- ご愛読ありがとうございました!
自分で見てみて、ものすごくしょーもない話だなと思ったw
- 680 名前:Classical名無しさん :04/05/25 00:56 ID:.3f253SQ
- ヤムロットキトゥワァー!!!!!!!!!!
1と同じ締めなんですねw
しかし面白かった・・・なんか文章から面白さがにじみ出てる感じがする
というわけでヤムロット3を期待してm(ry
- 681 名前:Classical名無しさん :04/05/25 02:05 ID:IXUhsyyE
- 漫画板また落ちてる?
- 682 名前:Classical名無しさん :04/05/25 05:19 ID:nAikJ8aI
- >>678
ヤムロット伝長い間お疲れ様でした。
- 683 名前:Classical名無しさん :04/05/25 22:17 ID:RHdke86Q
- >>678
ヤムロット伝お疲れ様でした。
チャオズ様の書く天津飯と餃子のコンビはメチャ面白いですね。
- 684 名前:Classical名無しさん :04/05/25 22:18 ID:RHdke86Q
- しまった、ageてしまった…
sageます
- 685 名前:ヤムチャ :04/05/25 22:39 ID:za7Zc7eg
- ヤムチャ
- 686 名前:Classical名無しさん :04/05/25 23:45 ID:Sbi28bZs
- >ヤムロット伝
お疲れ様でした。ヘタレだったけど強いヤムチャ・・・いい感じでした。
他にも脇役がいろいろ壊れてて面白かったです。次回作も期待しています。
- 687 名前:チャオズ様 :04/05/25 23:59 ID:DQuf0Wxc
- >>680
ありがとうございます。
これからは名無しで感想かいたりロムったりしようと思います。
もし次に書くとしたら多分ヤムロットではなく別のものになるかなー。
>>682
ありがとうございます。
異常に連載期間が長くなりましたが、無事終われました!
>>683
ありがとうございます。
あの二人は主役のヤムチャより書いてて楽しかったです。
それにしてもホントに長くなりすぎた・・・かなり反省です。
- 688 名前:チャオズ様 :04/05/26 01:06 ID:DQuf0Wxc
- >>686
ありがとうございます。またなんか思いついたら次回作書いてみたいです。
もし書いたら、今度は長くならないように終わらせよっと。
- 689 名前:Classical名無しさん :04/05/26 18:57 ID:cFYvRIXM
- >>688
俺たちはあなた方の復帰を末弟名kかjかあった。
俺hあsd阿dじかんが無い。俺んこんこんこの手が光って
自由がほしい。
矢mcうチャの攻撃!
早期団!
朗がふうふう剣!
カメハメハ!
ウンコゥ
- 690 名前:Classical名無しさん :04/05/26 20:14 ID:Sbi28bZs
- で、そろそろ次スレを立てるべきだと思うのだが
- 691 名前:Classical名無しさん :04/05/26 23:30 ID:6Yws859Q
- >>687
今まで乙カレ様でした。
これからも短編とかでもいいから何かに期待してみるテストです
- 692 名前:Classical名無しさん :04/05/27 21:44 ID:6X4DmG5o
- 鯖も復帰したようだし、マロンで良ければ立ててこようか?
テンプレは>>641でOK?
- 693 名前:Classical名無しさん :04/05/27 22:33 ID:6Yws859Q
- まだ復帰とは言えない状態だと思うが(29日が山場かな)、、、マロンかぁ
- 694 名前:Classical名無しさん :04/05/27 23:24 ID:.3f253SQ
- マロンなぁ。。。
- 695 名前:Classical名無しさん :04/05/27 23:43 ID:Sbi28bZs
- やたら書き込みにくくなっているね
- 696 名前:Classical名無しさん :04/05/28 00:48 ID:.3f253SQ
- そうか?
test
- 697 名前:Classical名無しさん :04/05/28 02:08 ID:Sbi28bZs
- >>695
いや、ここじゃなくてマロン
- 698 名前:Classical名無しさん :04/05/28 02:14 ID:.3f253SQ
- あ、なるほどすまん
- 699 名前:Classical名無しさん :04/05/28 19:08 ID:Jazx6YGY
- マロンが人大杉・・・・・・・。
- 700 名前:Classical名無しさん :04/05/28 19:16 ID:Sbi28bZs
- じゃあここに立てようか?700
- 701 名前:連載作品 :04/05/28 19:26 ID:Sbi28bZs
- Saiyan killer
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/saiyankiller.html
魔族転生ヤムま!
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/yamuma.html
ヤムプロくんポケット
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/saiyankiller.html
僕と一緒に飲茶でも
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/issho.html
- 702 名前:Classical名無しさん :04/05/28 19:46 ID:Sbi28bZs
- おっと失敗。
ヤムプロくんポケット
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/prokun2.html
それにしても人がいないな。ageてみるか。
- 703 名前:Classical名無しさん :04/05/29 01:53 ID:Ru/hQeoQ
- 感動のフィナーレでした
- 704 名前:Classical名無しさん :04/05/29 06:57 ID:QdzQIGE2
- >>703
なにが?
- 705 名前:Classical名無しさん :04/05/29 19:19 ID:BOBqTt6E
- 次スレ立ててくれ。俺は立てられない
- 706 名前:Classical名無しさん :04/05/29 19:52 ID:k6jreOOM
- 32000gets!!
- 707 名前:Classical名無しさん :04/05/30 01:06 ID:8oldSmqo
- バキスレも長官スレも肉スレも人大杉で見れないよ!
ただでさえ過疎化のピンチだったのになんてこったい
- 708 名前:Classical名無しさん :04/05/30 08:44 ID:.8gwLfkM
- 新スレなし?
- 709 名前:Classical名無しさん :04/05/30 08:56 ID:6X4DmG5o
- 人大杉なら2chブラウザを使えばいいのよ
- 710 名前:Classical名無しさん :04/05/30 11:01 ID:0JKGEy06
- >>709
馬鹿だから入れられないんだろ、ヤムチャ並みの脳みそなんだよきっと
- 711 名前:Classical名無しさん :04/05/30 13:07 ID:X8wNkL3w
- ヤムチャを馬鹿にした貴様はこのスレの立ち入りを禁ず
- 712 名前:Classical名無しさん :04/05/30 14:51 ID:ysMMJHj2
- ヤムチャは十分強いよ。ミルコなんか鼻息で倒せるよ。
- 713 名前:Classical名無しさん :04/05/30 15:52 ID:THpi35AU
- で?
- 714 名前:Classical名無しさん :04/05/30 17:04 ID:ysMMJHj2
- で?
- 715 名前:Classical名無しさん :04/05/30 19:12 ID:dzvBDWVg
- >>714
キレた…。怖いよ…
最近の若者は怖いよ〜〜〜〜
- 716 名前:Classical名無しさん :04/05/30 20:08 ID:O95IQ9rM
- マロン無理だからだからここに立ててみた。
ご不満ならマロンへ立て直してくれ。
- 717 名前:Classical名無しさん :04/05/30 20:16 ID:SHruTskA
- 新スレ
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1085915207/
- 718 名前:Classical名無しさん :04/05/30 20:23 ID:iX9aIhVI
- 新スレ
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1085915207/
- 719 名前:Classical名無しさん :04/05/31 02:02 ID:2Fi6r2SI
- 2ちゃんねらーなメルとも募集掲示板です!
2ちゃんねらー限定のメルともはいかがですか?
http://chdeai.s7.x-beat.com/index.html
どうぞよろしく!
- 720 名前:Classical名無しさん :04/05/31 21:33 ID:ETeODxEc
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