×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

">remove
powerd by nog twitter


ヤムチャの強くてニューゲーム


504 名前:Classical名無しさん[] 投稿日:04/03/03 01:44 ID:4lku6aKs
これはインフレと闘い続けた一匹の狼の涙と感動の物語である・・・・・

第0話「旅たち」
時は悟空がウーブとともに旅立ってから一年後の出来事である。

〜プーアルへ
 今までお前には迷惑をかけたな。
オレは旅に出ようと思う。もう二度と戻るつもりはない。オレは今度の旅で 
自分の道を自分で切り開くつもりだ。
思えば長い間オレは惨めな思いをしてきた。
 足元がお留守だったり、サイバイマンに自爆されて死んだり、人造人間に腹
を貫かれたり・・・・
天界や界王星での厳しい修行もほとんど意味がなかった。俺が強くなるほどに
まわりはそれをはるかに超えて強くなる。オレが一段ずつ階段を上る間に
やつらは百段飛ばしで登っていく。追いつけるわけがない。
俺は長い間そんなふうに考えていた。
でも違うのだ。地球人もサイヤ人も関係ない。俺はその言葉に逃げていただけなんだ。
今こそ自分の運命に立ち向かおうと思う。人生はやり直しが聞かないという。
しかしそれは間違っている。人生は、やる気さえあればどんなコトだってやり直しができるのだ。
正直お前には悪いと思っている。長い間オレについてきたお前には本当に感謝している。
勝手にいなくなるオレを許して欲しい。
ps
三ヶ月前オレのプリン勝手に食ったことは気にしなくていいからな。
じゃあなプーアル。元気でやれよ。
                       運命に立ち向かう男ヤムチャより〜



506 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/03 01:55 ID:4lku6aKs
ヤムチャは手紙を机の上におくとかばんを手に取り住み慣れた我が家をあとにし、
誰もいない荒野へと向かった。
そして、かばんの中からドラゴンボールを取り出し、神龍をよびだした。
あたりが暗くなり巨大な龍が現われて言う。「さあ願いを言え。どんな願いも二つだけかなえてやろう。」        
ヤムチャは叫んだ。「オレを若返らせてくれ」
「よかろう・・・。よし願いはかなえた。二つ目の願いを言え。」
ヤムチャの体は二十年以上昔のわかわかしい体に戻っていた。肩を回してみる。
よし動く。四十肩も治っている完璧だ。
ヤムチャは空を見上げた。
「二つ目の願いは、未来のトランクスが乗ってきたのと同じタイムマシンを出して欲しい。できるか?」
「お安い御用だ」神龍がそういうと目の前にあのタイムマシンが現われた。
「願いはかなえた。ではさらばだ」辺りが光に包まれドラゴンボールは再びどこか遠くへと飛んでいった。



507 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/03 01:59 ID:4lku6aKs
第1話「それぞれの再会」
第23回天下一武道会がまもなく開かれようとしていた。3年ぶりの再会に喜ぶゴクウ達。
そこには本来ならいるはずのあの男がいない。誰もがその事実に気づいていたが誰もあえて触れようとはしなかった。
天津飯などは内心、どうせあいつまた一回戦負けだろからいてもいなくてもかわんないしな。
まあ今回も優勝するのはオレかな。ゴクウは背が伸びたぐらいで調子乗ってるし、
クリリン鼻ないし、チャオズはパシリだし、かめ爺さんはエロいからな。まいったな〜。
また優勝か。賞金何に使おう。とか思っていた。とうぜんながらこのあと彼は大きく考えを改めることになる。
なんてたって彼はヤムチャの次にヘタレなのだから。
ゴクウ達一行はあの男を欠いたまま受付を済ませに行った。とちゅう
マジュニアとかゆう指が4本しかないくせにえらそうなやつにもあったけど、こいつはどうでもいいので飛ばします。
そして予選会場に来た彼らは、あの男と再会する。
クリリン(な、なんて威圧感だ。)
ゴクウ(オラよりずっとつええ。)
チャオズ(!?)
天津飯(!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
そう、そこにいたのはまさしくヤムチャ。
みなヤムチャの予想外の強さに驚きを隠せなかった。

この天下一武道会、荒れそうだ。 


508 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/03 02:06 ID:4lku6aKs
第2話「波乱含みの天下一武道会」
予選は、組み合わせを操作したチャオズがタオパイパイの存在に気づかないという間抜けな失態をおこし脱落していったことを除けば、みな順当に本戦出場を決めた。
本戦の方は、天津飯 対 タオパイパイ
      ゴクウ 対 匿名さん
      クリリン対 マジュニア
      ヤムチャ対 シェン    という組み合わせになった。
本戦が始まるまでの間、ゴクウ、クリリン、ヤムチャの三人は亀仙人に会いに行っていた。
クリリン「それにしてもヤムチャさん、たった三年で見違えましたね。ゴクウもだけど。」
亀じい「ほんとにそのとうりじゃ。まさかヤムチャまでこのわしを超えるとは考えたこともなかったわ。」 
ヤムチャ「ははは、そんなことありませんよ。」(考えてなかったのかよ!)
亀じい「今だから言うが、わしが育てた弟子の仲で一番見込みがないと思とったよ。よくぞここまで成長してくれた。わしはうれしいぞ。」
やむちゃ「ははっ」(見込みなかったのかよ!?)
ゴクウ「・・・・・・・・・」



509 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/03 02:08 ID:4lku6aKs
やがて天下一武道会本戦が始まった。
天津飯が乳首切られたり、ゴクウが結婚したり、くりりんがマジュニアにぼろ負けしたり
、そんなふうに天下一武道会は和やかにすすんでいった。
そうして、いよいよ彼の試合がやってきた。
実況「では第四戦の二名を紹介いたしましょう!ヤムチャ選手とシェン選手です!!」
シェン「はは、どーもどーも」
どこにでもいる普通のおっさんがそう言いながら武舞台の中央にでてきた。
クリリン「はっきり言ってラッキーですねヤムチャさん。相手がいいですよ。」
クリリンが隣でそんなことを言う。そう、おもえばこいつのこの一言のせいでオレは油
断してしまったんだ。油断しなきゃ勝てたかもしれない。てゆーか、勝てた。うん、間
違いない。こいつがいなきゃな〜。そういえばセル戦のときだって素直に18号を停止さ
せとけばセルゲームでセルジュニアにぼこられずにすんだのに。しかもちゃっかり結婚
までしてるしよ。うらやましすぎる。あんな美人の奥さんでよ。くそー、何か腹たって
きた。あとで一発ぶん殴ってやるか。
ヤムチャ「じゃあ行ってくる。クリリン覚えてろよ。」
クリリン「???」
もう足元がお留守なんて言わせない。
そんな悲壮な決意の下、ヤムチャも武舞台にすすんでいった。


510 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/03 02:10 ID:4lku6aKs
第3話「ヤムチャ対シェン」
武舞台の中央にて向かい合った二人。
シェン「どーもよろしくお願いします」
シェンが頭を下げる。どこからどうみても普通のおっさんだ。
ちらりと観客席をみる。ブルマが悟ったようにこちらをみている。どこかあきらめのた
だよう表情。おいおい、オレたちこのときはまだ恋人同士だったはずだろ。なんでそん
な一回戦負けが前提のような目でオレを見るんだよ。
ブルマとは対照的にプーアルは張り裂けんばかりの大声で声援を送る。おいおい、なん
でそんな必死なんだよ。おまえもあれか。オレが負けると思っているのか。もううちょ
っと余裕のある応援をしてくれよ。頼むから。
シェンをにらみつける。
ヤムチャ「悪いけど、オレはあなたの茶番に付き合うつもりはありませんから。最初から
全力で来てくださいね、神様。」
シェン「むむ!!!!!!!!私の正体を見破るとわ、おぬし何者じゃ」
ヤムチャ「オレですか、オレはさながら荒野をさすらう孤独な狼ですよ。」
シェン「あっそう」
とそのとき「それでは第四試合はじめてください」という言葉と同時にドラムの音が鳴
り響いた。
ヤムチャが一気に間合いをつめにはいった。
しかしその時、予想外の事態が起きた。


511 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/03 02:13 ID:4lku6aKs
シェン「降参します」
ヤムチャ「えっ!?」
実況「降参て戦わないってコトですか。」
シェン「そうですよ。こんな強そうな人には勝てそうにありませんから。」
シェンはぺこりと頭を下げながら申し訳なさそうに言う。
実況「そうですか。え〜シェン選手の降参により第四戦はヤムチャ選手の勝利です。」
ヤムチャはこの展開についていけず、かまえたまま動けずにいた。
観客達は闘ってもいないシェンにたいしておっさん次の大会ではちゃんと闘えよ〜とか笑
いの混じった声援を送っている。勝ったのはオレなのに。
ブルマとプーアルは泣いて喜んでる。おいおい一回戦突破できりゃ他はどうでもいいのかよ。
俺戦ってないんだぜ。てゆーかおまえらはそんなに無理だと思ってたのか。
なんでオレ、勝ったのにこんなへこまなきゃいけないんだよ。
ヤムチャとシェンは声援を受けながら二人並んで武舞台をあとにした。
ヤムチャ「なぜ、降参なんかしたんですか。」語気を強めて言った。
シェン「正直、負けるつもりはなかったんですけどね。あなたを倒せそうにはなかったし、
その亀仙流の胴着を見て後を任せても大丈夫だと思いましてね。頼みますヤムチャさん。
マジュニアを倒してください。」
ヤムチャ(あっ!!!そうゆう話だったっけ)
    「分かりました。任せてください。」(勝手に決めて、勝手に任せんなよ)
物語の趣旨を思い出したヤムチャ。ついでに決勝のマジュニア対ゴクウのとき、巻き添
えをくらわないよう必死で逃げていた自分の姿を思い出し、さらにへこんだ。


512 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/03 02:23 ID:4lku6aKs
第4話「未知の領域」

武舞台では準決勝第一試合天津反対ゴクウの戦いが行われていた。その裏の控え室で
ヤムチャは一人ため息をついた。

一回戦は結局たたかわなかったから、へタレ返上ができなかった。
ゴクウやクリリンはいい。
あいつらは気を感じられるから、戦いを見せなくてもオレの強さを感じられるだろう。
でもブルマとプーアルは違う。
二人とも気が感じられない。だからオレのすごさが分からない。
きっとあの二人はオレの勝利を単なるくじ運がよかったぐらいにしか思ってないだろう。

ここはなんとしても準決勝で活躍しなくては。相手はピッコロだが今のオレなら楽勝だろう。
それどころか現時点での地球最強はオレなんだよな。負けるわけないよな。負けられないな・・・・・・。

そういえばあいつ手が伸びるんだよな。巨大化もするし。腕ちぎれても生えてくるし。
目や口からビームだすしさ、もしかしたら耳や鼻からだってビームだせるかもしれない。
・・・・・それはかなり怖いな。

あ〜緊張する。考えてみれば一回戦突破初めてなんだよな。オレ。
ヤムチャは天井をボーっと眺めた。

勝たなくてはいけないという重圧、相手があのピッコロだという不安、準決勝という未知の領域、そんなヤムチャの緊張が頂点に達した時、

ヤムチャ「はっ腹が〜」
強烈な腹痛がヤムチャを襲う。
ヤムチャは気力を振り絞ってトイレへと駆け込んだ。


514 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/03 02:29 ID:4lku6aKs

武舞台ではゴクウがその実力を見せぬまま前回のチャンピオンである天津飯を破り、決勝進出を果たしていた。

実況「圧倒的な強さをみせつけてくれました。孫ゴクウ選手がいよいよ決勝戦に進出です。
   さて次の第六試合でもう一人の決勝進出者が決定いたします。
   これまたすばらしい試合になることを期待しましょう。かたや一回戦では超人的な試合をみせてくれたマジュニア選手。
   対するは三大会連続本戦出場、不戦敗で本人にとって初となる一回戦突破を果たしたラッキーボーイ、ヤムチャ選手です。」

武舞台裏のトイレ。
ヤムチャ「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
     おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
     おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」 

実況「え・・と・・・。どうしたのでしょうか。ヤムチャ選手。ヤムチャ選手。試合始まりますよ。」

ヤムチャ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオらオッらオラオラオラオラオラオラ
     オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
     オラオラオラオラオラオラオラオラーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」



515 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/03 02:30 ID:4lku6aKs
実況「え〜〜〜。これはヤムチャ選手が現われないのでマジュニア選手の不戦勝です。
   決勝進出をはたしたのはマジュニア選手でした。続く決勝戦に期待しましょう。
   ・・・・それにしてもヤムチャ選手は何してるんでしょうかね」
   ・・・答え 死闘を繰り広げてます

決勝戦ではゴクウとマジュニアの壮絶な戦いが繰り広げられ、僅差でゴクウが勝利し、
念願の優勝を果たした。同じころヤムチャはもうひとつの死闘を制していた。

こうしてそれぞれの天下一武道会は幕を閉じた。

ヤムチャ戦績                  
  対シェン  不戦勝
  対マジュニア 不戦敗 
  対腹痛    辛勝

                 激闘のマジュニア篇  終


522 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/04 00:10 ID:4lku6aKs
第5話「先手必勝 防げインフレ」

天下一武道会から二年、ヤムチャはあいかわらずブルマとはうまくいってない。
武道会のために三年間修行で会ってなかったうえ、本戦では一度も戦わないまま終わってしまったとあっては、
ヤムチャの評価ががた落ちなのも無理はない。しかしヤムチャは大して心配はしていなかった。
なんてたってヤムチャは地球一の強さを持つのだ。戦う姿さえ見せれば惚れ直すこと間違いない。
だから今のヤムチャの最大の関心ごとは別にあった。

Drゲロの存在である。

そうあの人造人間を作りゴクウへ復讐しようとしたDrゲロだ。
思い返すはフリーザ親子来襲時、トランクスにより三年後人造人間が現われることを教えられたとき、
ブルマは今のうちに人造人間を壊しに行こうと提案した。
それをあの戦闘狂のゴクウとべジータが戦いたいとか抜かしやがる。結果、三年後おれは腹を貫かれる。
そういえばべジータはセルを完全体にする手助けもしたんだよな。ナメック星でも一人で調子乗ってたし。
ひょッとして、いやひょっとしなくてもあいつオレ以上のへたれだよな。
みんなあいつがサイヤ人だからって過大評価してるよ。しまいにはブルマを寝取るし。
チビではげのオヤジのくせに。

まあべジータへの恨みつらみはおいといて、ヤムチャは今あのときのブルマの提案を実行しようかと思っていた。
タイムマシンでこの時代へ来る前、綿密な聞き込みと調査の結果自分でもゴクウのポジションを奪えるという結論に達した。
これはその計画の最初の関門である。


523 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/04 00:12 ID:4lku6aKs
Drゲロの研究所のありかはすでにおれは調査済みだ。
あのときオレはゴクウを連れ帰るという重大な任務を負い直接研究所には行かなかった。
あっ念のためいっとくけど、ゴクウを運ぶことに志願したのは人造人間にびびってたとかじゃないからな。
ゴクウはオレの親友だから死なせたくなかったんだよ。
もしもあのときのオレがなんか必死だな〜と思ったなら、それは逃げるのにじゃなくて、ゴクウを救うのにだからな。
勘違いすんなよ。
そンな感じにヤムチャは自分に言い聞かせた。

ヤムチャはDrゲロの脅威とその目的、そして居場所をつかんだことをまわりに宣伝しまくり、
クリリンを誘いDrゲロの邪悪な野望を打ち砕きに旅立った。
クリリンを誘ったのは自分の雄姿をブルマに宣伝してもらうためだということは言うまでもない。



524 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/04 00:16 ID:4lku6aKs
第6話「英雄の代償」

北の都付近の岩山の中その研究所はあった。
頑丈そうな鋼鉄の扉が洞窟の入り口をふさいでいた。
正面からぶつかるのは得策ではない。
あの変態科学者のことだ。どんな迎撃装備があるか分かったもんじゃない。
ここはじっくりと様子を伺うのがいい。
この時点ではゲロもまだ人間のはずだから、食料なしには生きられない。
一月もたたないうちに誰かしら買出しに出て来るはずだ。

そうして三週間後、ついにそのときが来た。
ゲロの助手らしき女が巨大な扉からこっそりと出てきた。
って、あれ〜あいつ18号じゃんかよ。
としは十五、六歳にしかみえないが間違いない。
あれはおそらく改造される前だろうが、あの金髪と目つきの鋭さは変わってない。
ふ〜ん、17号と18号ってゲロの助手だったんだ。

18号はポイポイカプセルでバイクをだした。
まずい逃げられる。と思ったが今潜入するより、戻ってきたとき潜入するほうがはるかに楽だろう。
というわけで研究所に戻ってくるまでまつことにした。

そして五時間後ようやく戻ってきた。・・・って長いよ!!なんでそんな待たせるんだよ。
たかが買い物だろ。一時間で済ませろよ。・・・・まあいい。全ては予定どうりだ。
ヤムチャはクリリンを従え、バイクをしまおうとしている18号(推定15歳)のもとへおりていった。


525 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/04 00:19 ID:4lku6aKs
18号(推定15歳)「誰だ!!」
クリリン「怪しいものじゃない」
18号(推定15歳)「十分怪しいよ」
そのとうりだった。
ヤムチャ「おまえはゲロの助手か。」
18号(推定15歳)「だったらどうだっていうんだよ。あんたたちこそあれか。
ゲロの研究を狙う産業スパイってやつか?もっとも両方ともそう
は見えないけどね」
それもそのとおうりだった。
ヤムチャはなんとか18号を懐柔しようと交渉してみた。
懐柔が無理なら実力こうしでいけばいい。しかしそれはあくまで最終手段だ。
クリリンがいる前でそんなことしたら、たちまちブルマにまで話が通るだろう。
それはできればさけたい。
幸い18号はゲロに対して好印象をもっておらず、じゃあなんでそんなとこで働いてるかといわれたら、やっぱり金のためらしい。

これはあとで聞いた話だが18号達は身寄りもなく、頼るものもいなかったらしい。
でも生きるためには金が要る。そんなときゲロが現われ助手に誘った。
ゲロにしても最初から改造するつもりだったろうから身寄りがないほうが都合がよかったんだろう。
なんかひどいはなしだな。

だから研究所へ手引きする条件に100万ジェニー要求されたって怒ってないからな。
幼い姉弟で生きていくのは大変だからな。それぐらい必要だしな。ぜんぜん怒ってない
からな。

そんなこんなで、ヤムチャとクリリンは研空所に潜入。
ゲロを捕まえ、開発途中の人造人間を含め、研究所を破壊することに成功した。
最後はかめはめ破で研究所は岩山の中に埋まった。


526 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/04 00:21 ID:4lku6aKs

弟7話「ヤムチャの誤算」

ゲロ「な、なんてことを・・・・・。わたしの研究所が・・・・・」
Drゲロはまッ白に燃え尽きていた。
それも当然だ。十年近くここで研究してきたのだ。そのすべてが瓦礫にうもれた。
ゲロのことだから分からないが、おそらくはもう一度研究を再開しようとは思わないだろう。
ゲロは警察へ引き渡すつもりだ。
研究が成功したときのことを考えるなら、今息の根を止めとくべきだろうが。
やはりここでこの無力なじいさんを殺したらクリリンが(以下略)。
それにどうせ警察にいったとしても無断で人体の改造をしているのだから、
よくて終身刑、悪くて死刑だろう。どのみちもう脅威とはなるまい。

ヤムチャはちらりとクリリンの方を見た。クリリンは17号、18号となにやら話して
いる。
17号は18号よりずっとガキっぽく見えた。
そしてヤムチャは思った。
目つきわりい。めちゃくちゃ生意気そうなガキだな。
絶対一緒には住みたくないタイプのくそガキだ。
まあ、どうせ二度と会うことのないやつらだから関係ないけどな。
クリリンも今のうちに18号との会話楽しんどけよ。
お前ら別の未来では結婚してるんだからな。
と言ってもなんのことだわかんないだろうけど。


527 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/04 00:23 ID:4lku6aKs
とそのときクリリンがこちらに走ってきた。
クリリン「ヤムチャさん、Drゲロを警察につれていく仕事任せてもいいですか?」

いやな予感がした。

ヤムチャ「いいけど、どうかしたのか?」
クリリン「いやほら、あの子達の話を聞いてみたんですけど、
あの子達研究所で住み込みで働いていたらしくて、帰る家がないらしいんですよ。
研究所は僕達があんなにしちゃったし。
だったら亀ハウスで一緒に住んだらいいっていったら、あの子達もそれでいいって。
ちょうどランチさんもでてって部屋がひとつ空いてるので問題ないですし。」
ヤムチャ「へ〜〜」
     (なんだその展開は、あれか、いわゆるフラグがたつってことか。
さすがに強引だろ。無理やりすぎだろ。
ひょっとしてもう18号に狙いを定めてるってコトか。
ロリコンかよ、おまえ。)
クリリン「だからあの子達を亀ハウスまで連れて行きたいので、そっちは任せてもいいですか?」
ヤムチャ「ああ、こっちは任せろ」
(なんで、おまえばっかそんなおいしい役回りなんだよ。
だいだいおまえくる必要なかったし。何ついてきてんだよ。
おとなしく亀と戯れてろよ。なんか腹たってきた。
あとで一発ぶん殴ってやるからな)


528 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/04 00:29 ID:4lku6aKs
クリリン「じゃあ、ヤムチャさん」
ヤムチャ「ああ、じゃあな、覚えてろよ」
クリリン「?????」

こうして地球の危機は未然に防がれた。
しかしこの戦いでうけたヤムチャのダメージはあまりにも大きかった。
がんばれヤムチャ、負けるなヤムチャ、地球の未来はお前の肩にかかっている。

ヤムチャは普通人間17号、18号を仲間にした。

ヤムチャ戦績
対18号  完敗  マイナス100万ジェニー
対クリリン 完敗  人生の非情さを思い知った

                       一足早い人造人間編  完

このとき彼らはひとつの重大な過ちを犯したことにまだ気づいていなかった。(伏線)



544 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/04 23:44 ID:4lku6aKs
第8話「勘違い異星人」

あのゲロとの死闘から三年たったある日のこと、それは唐突に地球に降り立った。
ラディッツ「やはりココのやつらは生きていたか。カカロットめ。」
おっさん「わわ、な、なにもんだオメ〜」
ラディッツ「戦闘力・・・たったの5か、ごみめ・・・」
おっさん「わーーーーーーーーーっ!!!」
(ドンッ)(パシッ)(ビッ)(バシッ)
ラディッツ「ふっ、なんというもろい民族だ」
(ピピッ)
ラディッツ「大きなパワーをもったやつがいる。距離4880.
      ・・・・・・・カカロットか!!!!!!!!!!」

ピッコロ「な、なんだこのパワーは・・・。すさまじいパワーが近づいてくる
まさか孫悟空か・・・・違う!!!?」
ラディッツ「ちいっ・・カカロットじゃない」
ピッコロ「なにもだきさま、このオレ様に用でもあるのか」

(中略)ラディッツとピッコロのじゃれあい

(ピピピッ)
ラディッツ「もうひとつ大きなパワーがある・・・!
      あっちだ距離8302。 何だこの大きさは、この星でもっとも大きい。
・・今度こそカカロットか!!!」

こうしてカカロットをめぐるラディッツの迷走が始まった。
とうぜんながらピッコロはラディイッツのあとをつけていき、
この世には自分の理解を超える者がいることを知ることになる。
いったいこの地球はどうなってしまうのか。

ヤムチャとサイヤ人の長い戦いが今始まろうとしている。


545 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/04 23:47 ID:4lku6aKs
第9話「ああ、すれ違い」

ヤムチャは落ち込んでいた。
ブルマとはうまくいってないし、18号へのあの100万ジェニーはまだ払い終わってない
ヤムチャは昔、盗賊までやってたことからも分かるとうり、けして金持ちではない。
というかどちらかというと貧乏だ。食いっぱぐれることこそないものの、生活は楽ではない。
都での生活には金がかかるのだ。特に、円滑な人間関係を作るには。

だからこの三年というもの、ヤムチャは修行する間も惜しんで働かなくてはいけなかった。
男としてはブルマに頼るわけにはいかない。自分の問題は自分で解決してこそ、真の男というものだ。
これは別に、違う女とあっていることがばれて、
もう二度と顔見せんなとかいわれたからじゃないからな。勘違いすんなよ。
ヤムチャは自分に言い聞かせた。

ヤムチャ(!!!!!!!)
ヤムチャは突如外へ飛び出し、上空を見上げた。
何者かが高速でこちらに近づいてくる気を感じたのだ。
ミジンコみたいな黒い影がこちらに近づいていた。
黒い影がどんどん大きくなっていく。顔が見える。
そう、あれはあの特徴あるMッパゲは間違いない。

「べジータの兄貴か!!!!!?」

そう悲劇的なことにヤムチャはラディッツと面識がなかった。


546 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/04 23:50 ID:4lku6aKs
第10話「迷走は暴走へ」

ラディッツはヤムチャのまえに降り立つと口を開いた。
ラディッツ「ふっふっふ・・・。成長したな。だが一目で分かったぞ。カカロットよ。
      うちの近所のおじさんにそっくりだ。」
ヤムチャ「へっ?」(カカロットってゴクウのことだよな。なにいってんだこのMハゲ)
ラディッツ「カカロット、この星の有様はなんだ。人類を死滅させることが、
      きさまの使命だったはずだ。いったいなにを遊んでいた。」
ヤムチャ「?????」」
   (チビとハゲがくるのにまだ一年あるはずだよな。誰か他に来る予定あったっけか?)
ラディッツ「それになんだその格好は!」

ラディッツがそう言うのも無理はない。
ヤムチャは風風軒というラーメン屋で皿洗いのバイト中だったため、
胸にでかでかと店の名前が入ったエプロンをきたままだった。
ラディッツ「はっ!!!!!?まさか地球人を滅ぼそうとして返り討ちにあったというのか。
     それでやつらの下僕にされ、そんな格好まで・・・・
     誇り高き我等サイヤ人より強いものがこの星にいるといるとは!!!」
ラディッツは勝手にしゃべって勝手に納得していた。
サイヤ人。その言葉でヤムチャはようやくこの男がなにものか思い出した。


547 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/04 23:53 ID:4lku6aKs
ヤムチャ「あなた・・・もしかして・・・ラディッツっていう名前ですか・・?」
そういえばゴクウこいつに殺されたんだっけ。知らないうちに来て、知らないうちに終わってたからすっかり忘れてたわ。
たしかべジータの兄貴だっけ?あれゴクウの兄貴か?どっちでもいいか。

ラディッツ「カカロットよ、よくぞこの兄のことを覚えていたな。
では、いまいちど我ら兄弟の力で地球人のやつらをほろぼそうではないか!
そのあとはオレとともに来い、サイヤ人の血を存分に発揮できるような
すばらしい戦いがまっているぞ!!!」
ヤムチャ(そうか、これはひょっとして俺が活躍する絶好のチャンスなのではないか。
     どうやら、ゴクウの兄貴らしいが、全然たいしたことないな。
     このヤムチャ様が気を抑えていることに気づかず油断している。
     どうする、いまここでこいつをしとめとくべきか。決まっている
・・・・・やるしかあるまい!!!)
ヤムチャは静かにかまえをとった。

ラディッツ「おいなんのつもりだきさま。
まさかこの兄に逆らおうというつもりではあるまいな」
ヤムチャ「くっくっくっく・・・誤算だったなラディッツとやら。
     このオレはカカロットなどという名前ではない!!
     人は俺のことをこう呼ぶ。・・・・・・・・・・・・」

     「荒野の狼ヤムチャとなーーーー!!ホアターーーーー!!!!!!!」

ラディッツ「な、なに!?」
先手必勝ヤムチャの狼牙風風拳がラディッツを襲う。
ラディッツは回避する暇もなくあおむけに吹っ飛ぶ。
ヤムチャは体整をたてなおす隙もあたえず、一気に襲いかかった。


548 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/04 23:55 ID:4lku6aKs
勝負はまさに一瞬でついた。もともとヤムチャの方が戦闘力でまさっていたうえ、
不意打ちを受けたとあっては、さしもの戦闘民族もなすすべがなかった。
ヤムチャはとどめをさそうと手を振りかざしたとき、ふと周りに視線をやった。

好奇の目で見る野次馬達。

街中でこんな大立ち回り繰り広げてたら、こうなるのも無理はなかった。
ここでヤムチャはきづいた。

ここで殺しちゃったら単なる人殺し以外の何者でもないよな。
ラディッツはここにきてまだなにもやってない。それを一方的にヤムチャがぼこぼこにしてるのだ。
反撃を恐れてまったく隙をあたえなかったのが災いした。
もし仮にラディッツが町中で大暴れしていたなら、殺したとしても英雄扱いだろう。
けど今の状況は何処からどう見てもただのチンピラのケンカだ。
これはまずい。まずすぎる。

よし逃げるか。

ヤムチャは空を見上げる。何人かの野次馬もつられて空をみあげたとき
ヤムチャは一気に気を開放し、ラディッツを抱えて空へと逃げた。

こうしてヤムチャとラディッツの意味不明な逃避行が始まった。

残された野次馬には、その様子がただ消えたようにしか見えなかった。
後に彼らはこう証言する。
風風軒とかかれているエプロンをつけた男が、奇声を上げながら謎のコスプレ男に襲いかかっていたと・・・。


549 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/04 23:56 ID:4lku6aKs
第11話「へタレ二匹」

ラディッツ「う・・・・・ここは・・・・・?」
ヤムチャ「やっと目が覚めたようだな。」
ラディッツは辺りを見回し、ここがなにもない草原だということに気がついた。

ラディッツ「どういうことだ、カカロット!!なぜ、オレを殺さん!」
ラディッツは、まだカカロットだと勘違いしていた。
ヤムチャ「悪いが、オレはカカロットじゃないんだ。それに、人を殺すのも好きじゃない。」
ラディッツ「おい、おまえもしかして自分のことを忘れたというのか!
      はっ!!!!そうか!?おまえ小さいときに頭を強く打ったことはないか?」
ヤムチャ「へっ!?頭を?・・・う〜ん、そういえばあったなそんなことも」

ラディッツ「それだ!!!!!!
      おまえはそのときにサイヤ人の記憶を失ってしまったに違いない!!

ラディッツはヤムチャが名前を知っていたことをすっかり忘れ、一人叫んだ。
どうやらサイヤ人というのはゴクウやべジータ同様、頭は単純にできてるらしい。
ヤムチャはこの頭の弱いラディッツの誤解を解くことをあきらめ、本題に入ることにした。


550 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/05 00:00 ID:4lku6aKs
ヤムチャ「ラディッツ、もう地球を滅ぼそうなんて考えず、このまま帰ってくれないか?」
ラディッツ「なにを馬鹿なことを!!!
我らは誇り高き全宇宙一の強戦士族サイヤ人だぞ!
      おまえの力はたしかにこの兄をはるかに凌いでいる、
      しかし残った二人のサイヤ人ほどではない。
      たとえ、いまここで、オレが帰ったとしても数年後にこの二人の仲間が
      この星をつぶしに来るのだぞ。だから、いまのうちにオレと共に来い!!
      いまなら、さっきのことは水に流し仲間に加えてやる」
ヤムチャ「ふっふっふ・・・」ヤムチャは突如笑いだした。
ラディッツ「なにがおかしい!」
ヤムチャ「まさかおまえとの戦いでみせたあれが、
     オレの実力の全てだと思っているわけではあるまいな
     ・・・・いいだろう、みせてやる、その相手の力が分かる機械で
     よ〜くみておくんだな」

ヤムチャは一気に気を高めた。
ラディッツ「なに戦闘力,3000,4000、、・・・・6・・7000だと!!」
ヤムチャ「まだまだ・・・いくぞ!!界王拳!!!」

ラディッツ「・・・・・・・・・・・せ、戦闘力15000・・・・!?
      なんてことだ、こいつ天才か!!」
ヤムチャ「本気を出せばまだまだこんなものじゃないがな、(嘘、実はこれが限界)
     どうだ、これでもまだ無理だというのか?」
ラディッツ「まだあがるというのか!?・・・確かに、その実力ならあのべジータも倒せるかもしれん!!」



551 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/05 00:02 ID:4lku6aKs
ラディッツは思った。このカカロットさえいれば、
もうナッパに弱虫ラディッツなどといびられなくてすむ。
それどころか、あの自分のことを天才呼ばわりしているべジータさえオレをバカにはできまい。
これは、ひとつのの賭けだ。このまま一生肩身の狭い思いをするくらいなら、
この自分の弟にすべてをたくしてはどうか。
失敗したら殺されるだろう。けど、このまま、いじめられ続けられるぐらいなら・・・

ラディッツ「わかった、カカロットよ。地球をほろぼすのはやめよう
      しかし、おまえを連れ戻す任務に失敗したオレを、残った二人のサイヤ人は
      許すまい。すぐにでもこのオレを始末しにやってくるだろう。
      このスカウターにはいった通信機でやつらはこの会話を聞いてるはずだ。」
そういうとラディッツはスカウターを握りつぶした。

ラディッツ「これでやつらはもう、こちらの会話はわからない。
      しかし、俺の裏切りはもうばれているだろう。
      そこでカカロットよ。我ら二人同盟を組もうではないか。
      おれ達兄弟が力をあわせれば、その二人でさえ我らにかないはしない、どうだ?」   
ヤムチャ「ふふふ、いいだろう、その話乗ったぜ!!!」

こうしてヤムチャ&ラディッツという夢のタッグが誕生した
はたして彼ら二人は迫りくるサイヤ人にかつことができるのだろか?
ヤムチャのハッタリの真意とは?
風風軒のバイトはどうなったのか?
はたしてこの物語はいつ完結するのか?


謎が謎を呼び次回へ続く


552 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/05 00:04 ID:4lku6aKs
一時間後・・・・・・
ラディッツ「あいつらさ〜ちょっとぐらい強いからって、おれのこと弱虫呼ばわりだぜ
      やってらんねえよ」
ヤムチャ「わかるぜ、その気持ち。オレも昔は仲間からヘタレ扱いだった・・・」
ラディッツ「おまえも地球では苦労してたんだな。はは」
ヤムチャ「ははは」

彼らの傷のなめあいは深夜までつづいた。
影からのぞいていたピッコロは、その場に圧倒的な負のオーラを感じたという。

ヤムチャはラディッツを仲間にした。

ヤムチャ戦績
対ラディッツ 無効試合
対風風軒店主 ぼろ負け バイトをくびになった

                    迷走のサイヤ人前編   終 


物語は一人ぼっちのナメック星編へ続く



572 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/07 10:52 ID:4lku6aKs

第12話「決戦まで一年」

ラディッツの話によれば、サイヤ人は一年後に来るらしい。
これは、まあ歴史どおりである。

しかし、歴史は徐々に、だが確実にヤムチャの知るものとは、ずれてきていた。
本来、ラディッツとの戦いで死ぬはずのゴクウは、
ヤムチャの存在によりラディッツと接触すらせず、平和な日々を過ごしていた。
これにより、ゴクウは界王星へ向かうこともなくなり、当然ながら一年後の戦いにおいて、
ベジータを追い返すことも望めない。
また、ピッコロに誘拐されることのなくなった御飯は、チチの厳しい教育環境のもと、
立派な引きこもりへと成長してくれることだろう。
そう・・・ゴクウの活躍を期待できなくなった今、
地球の運命は文字通りヤムチャの働きいかんにかかっていた。

ここで、この地球の運命を握る二人の男、
ヤムチャとラディッツ、それぞれの思惑をみてみよう。

ラディッツの思惑
1、カカロット(ヤムチャ)とともに一年間トレーニングにはげむ。
2、やってきたナッパとベジータを二人がかりで倒す。
  その際、カカロット(ヤムチャ)が二人を相手にし、自分はその援護にまわる。
  日頃のうらみも込めて、ナッパのとどめは自分がさす。
3、その後、カカロット(ヤムチャ)とフリーザのもとへ戻る
  ベジータとナッパは裏切ったため始末したと報告(ベジータは普段から反抗的だった)
4、本来ベジータがいる地位にカカロット(ヤムチャ)がつき自分はその甘い汁をすう
5、中間管理職として余生安泰



573 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/07 10:53 ID:4lku6aKs
一方のヤムチャの思惑
・自分の実力ではベジータは倒せない(根本的事実)
 しかし、ナッパの方なら倒せるはず(根拠のない自信)
 ・・実際戦ってないのでヤムチャはナッパの力をしらないから根拠はない
・地球を救って仲間から一目置かれたい(長年の悲願)
・そのためには、他の仲間がまったく手に負えない敵をたおすことが必須(ラディッツでは役不足)
・何とかナッパだけと戦いたい(ヒーローのわがまま)
・ヤムチャに秘策あり(世界はヤムチャを中心に回っている)
・そして、もうヘタレとはいわせない(かなわぬ願い)

似ているようでやっぱり似ている二人の男。
地球の運命を本当にこの二人に託していいのだろうか?
歴史はここから大きくずれようとしている・・・・・・・・・。



586 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/08 23:00 ID:4lku6aKs
第13話「宇宙(そら)へ」

あのラディッツの戦いからすでに三ヶ月が経過していた。
その間、ヤムチャはゴクウ達、地球の戦士に
一年後とんでもない強さをもつ敵が地球に降り立つと教えといた。
ゴクウは分からないが、他のメンバーが一年間修行したトコで、
ナッパ相手に手も足も出ないことを、ヤムチャは知っていた。
自分達の努力が無駄に終わり彼らが絶望したとき、ヤムチャがナッパを倒す。
まさに、ゴクウのポジション。
誰もヤムチャをヘタレなどと言えなくなるだろう。

そうして現在、ヤムチャはバイトの日々を過ごしていた。もちろんラディッツも巻き込んで。
これで稼ぎは二倍。100万ジェニーもそれだけ早く払い終わるというものだ。

正直、決戦まで一年あることに楽観していた。
天界での修行にも誘われていたが、断っていた。
いまさらそんなとこで修行しても何の役にもたたないと思ったからだ。

自分で危機が迫っているといっといて、まったく修行しないヤムチャ。
それでも仲間がその話を信じたのは、ゴクウの力さえ超えるラディッツの存在のおかげだった。
ラディッツも恐れる相手が一年後地球に来る。
ゴクウ達は、地球を救うため、毎日厳しい修行に汗を流した。
誰もヤムチャなどあてにしていなかった。

ラディッツは、修行もしないヤムチャにだんだん不安になってきた。
最初のほうこそ、それが自信のあらわれだと思っていたが、
そうではなく単に借金返済に必死だということがラディッツにも分かってきた。
いまでは、あのスカウターの数字が幻だったようにさえ思える。
仲間が裏切ったことをいまさらながら後悔していた。



587 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/08 23:03 ID:4lku6aKs

「カカロットよ」ラディッツが言った
ラディッツはいまだヤムチャのことを勘違いしていた。
ラディッツ 「カカロットよ、いつまでこんなことを続けるのだ?
       あと、たった九ヶ月でサイヤ人がきてしまうのだぞ!!」
この一ヶ月、毎日のように聞かされている言葉だ。
ヤムチャはいいかげんその言葉にうんざりしてきた
ヤムチャ「何度もいっているけど、そんなことせずともサイヤ人ごときに、
     このオレが負けるわけないから心配すんなよ」
ラディッツ「そうはいうけどな・・・・・・・・・・あれ?」

いつもの小言が始まると思った時、ラディッツは窓の外をみて言葉をつぐんだ。
傍目に見てもラディッツが何かおかしなものを見たのだろうと察しがつく。
「なんか見えるのか」ヤムチャもラディッツにならい窓の外をみてみた。
あれ?おかしい・・・ヤムチャは思った。

真昼間ダトイウノニ、ナゼカ空ハ、暗闇ニ包マレテイル・・・・。

ヤムチャ「!!!!!!?」
ヤムチャの脳みそがこの怪異の原因をフル回転でつきとめようと動き出す。
昼が夜に変わる。原因はどう考えてもひとつしかない。
しかし、その答えにヤムチャは戦慄を覚えた。
ヤムチャの頭の中に次のような言葉が浮かでくる。

誰カガ、ドコカデ、神龍ヲ呼ビ出シテイル = 一年間、ドラゴンボールガ、使エナイ

その瞬間、自分の計画が音を立てて崩れ去るのを聞いた。
ドラゴンボールがなきゃあの秘策が使えない。
ということは、ベジータが地球に来てしまう。
そうなれば、自分がベジータを倒さなければいけない、はい無理〜。
ヤムチャは迅速に行動しなかったことを後悔した。



588 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/08 23:07 ID:4lku6aKs

どこだ!?ヤムチャは頭の中で叫んだ。
いったいどこに、誰かがドラゴンボールを使うなんて、伏線があった?
これ絶対、作者の都合だろ!!!ああ、わかった、そういうことか。
そんなに、オレが活躍するのがねたましいんだな?
彼は相当に混乱しているようだ。

ヤムチャは知らなかったのだ。ドラゴンボールの世界に伏線など必要ないということに・・・。

なぜか混乱しているヤムチャにラディッツはこんなことを言う。
ラディッツ「カカロットよ、今って昼じゃなかったっか?あれ、オレ時差ボケかな・・」
ボケボケだった。

オレきっとベジータに殺されるな・・・
ヤムチャの頭に走馬灯が流れる。
惨めな敗退「足元がお留守ですよ by神様」
ブルマとうまくいかない日々「死ね!! byブルマ」
栽培マンの自爆「ニヤリ by栽培マン」
蛇の道を通って界王星へ「おお〜ヤムチャ死んでしまうとは情けない by閻魔」
界王の厳しい修行「ふとんが吹っ飛んだ〜 by界王」 
ナメック星で戦うゴクウ達の応援・・・・・



589 名前:ヤムチャの強くてニューゲーム[sage] 投稿日:04/03/08 23:09 ID:4lku6aKs

ヤムチャの頭に何かが浮かんだ。
ヤムチャ「ナメック星だ!?」
あった!!!!!あったじゃないか!!!
ドラゴンボールはナメック星にもあったじゃないか!!!!!
ヤムチャは一人ガッツポーズをとった。
諦めるのはまだ早い!!!!!!!
地球の平和はオレが守ってやる!!!!!!

ラディッツ「カカロット、今、夜だと思ってたんだが、また昼にもどってるわ。
      ・・・・・オレ病気かな?」
頭の病気だった。


ナメック星へと向かう決意をした、ヤムチャ。
ただ、ナメック星へ向かう理由を書くだけで、こんなに長くなってしまったことに
作者自身も驚きを隠せないまま、物語の舞台はナメック星に移る
はたしてヤムチャはこの宇宙(そら)に何を見るのか?
全人類の命運を握るヤムチャの秘策とは?
多くの謎を抱えたままヤムチャは宇宙(そら)へと旅立つ。
なお、ドラゴンボールで、誰がどういう願いをかなえたのかは、触れない方向でお願いします。
世の中には知らない方がいいということもあるのです。

次回へ続くかと思ったそのとき、ラディッツが深刻そうな顔で話しかけてきた。
ラディッツ「オレ疲れているのかもしれない。今日は帰ったほうがいいだろうか?」
むしろサルの惑星にでも帰ってください。

次回へ続く。



603 :ヤムチャの強くてニューゲーム :04/03/11 00:39 ID:4lku6aKs

第14話「ドラゴンボール探そうぜ!!」

「ここがナメック星か・・・・・・・・」
ナメック星降り立つなり、感慨深げにつぶやいてみたが特に意味はない。単なる前ふりである。

地球からココへくるまでの困難な旅路が思い出される。
地球出発、強制睡眠、ナメック星到着。困難というのはいい過ぎだったかもしれない。

多分誰もが、どうやってナメック星に来たのか疑問に思っていることだろう。
答えは簡単。ラディッツの宇宙船を借りたのだ。最初こそ、借すのをしぶっていたが、
力の差を見せつけつつ、ナメック星にいく必要性を主張したら、わりとあっさり貸してくれた。
このヤムチャ様が逃げるとでも思ったのだろう。みくびられたものだ。
しかし、この丸型宇宙船の性能はすばらしかった。
地球からここナメック星まで日数にしておよそ10日間しかかからない。
これなら、サイヤ人が来る前に十分戻ることができる。

さっそくだが、レーダーの反応を見てみた。画面上に七つの点が映る。
ドラゴンボールもちゃんとあるらしい。
つづいて気を探ってみる。邪悪な気はどこにもない
ドラゴンボールの存在すら知らないフリーザが、ここにいるわけもない。
全く問題なし、なごやかなボール集めになりそうだ。
もうすでに集め終えたような気になっていた。

ヤムチャの冒険が今始まろうとしている。



604 :ヤムチャの強くてニューゲーム :04/03/11 00:42 ID:4lku6aKs
第15話「ナメク人の条件」

奇妙な形の建物、のどかな村の情景、そして緑の顔の人間達。
ここは、ナメック星人の村。ドラゴンボールはこの村のどこかに置いてあるようだ。

ヤムチャは村人達に警戒されないため気を抑えながら近づいた。
数人の緑顔がこちらに気づき顔を向けた。

かなり異様な光景。何も知らない地球人ならその様子に恐怖したことだろう。
しかしそこはヤムチャ。伊達に130日も彼らと共同生活を送ったわけではない。
今でも、全員の顔と名前ぐらいは覚えている自信があった。
顔には余裕の笑みさえ浮かぶ。

一人のナメック星人がヤムチャに話しかけてきた。知ってる顔だ。
ナメク人「異性人の方ですか?私達に何か御用でしょうか?」
馬鹿に丁寧な口調。おいおい、おまえそんなキャラじゃないだろ?
俺のこと忘れちまったのかよ。おれ達、ベジータに命がけのイタズラをした仲じゃないか。
あのとき、ブルマがベジータを止めてくれなかったら、オレ達あやうく死んでたよな〜。
どうせ、ドラゴンボールで生き返っただろうけど・・。
といってみても、それは別の未来の話だ。この時代では、見知らぬ宇宙人でしかない。

「実は・・・・」ヤムチャは用件を簡潔に話してみることにした。
「実は、地球を救うためドラゴンボールを探しているんです。協力してもらえないでしょうか?」

相手のナメック星人はしばし考えるそぶりを見せた。
やはり、そう簡単に渡してくれるわけではないようだ。
ナメク人「ちょっと待っててください。」
彼はそういうと、村の中で一番大きい建物へ入っていった。



605 :ヤムチャの強くてニューゲーム :04/03/11 00:45 ID:4lku6aKs

しばらくして、数人のナメック星人をつれてもどってきた。
ナメク人「地球の方よ。こちらはこの村の長老です」
紹介されて、真ん中でえらそうにしていた男が前に進み出た。
長老「ようこそ、地球の方。なんでも、自分の星を救うためドラゴンボールを
必要としているそうですね。しかし申し訳ありませんが、ナメックの掟として、
ドラゴンボールはそれぞれの村の長老に
   真の勇者と認められたものにしか渡せない決まりになっています。」

思いのほか、面倒くさそうな話になってきた。
ヤムチャ「分かりました。・・で、どうすれば真の勇者と認めてもらえるのでしょうか?」
長老「それは村によって異なりますが・・この村では村一番の実力者を倒せば認めています」
そういわれて、長老の右端に立っていた男が前に進み出た。
ナメク人「地球の方、手合わせ願います。手を抜くつもりはありませんので、あしからず」
やむちゃ「ふふふ、いいだろう。かかって来い!!!」
自分より弱い相手には強気のヤムチャだった。


こうして一つ目のドラゴンボールを手に入れたヤムチャ。しかし、これにより
ボール集めを甘く見ることとなる。それが、後々どんな影響をあたえるかも知らずに・・。



623 :ヤムチャの強くてニューゲーム :04/03/12 00:17 ID:4lku6aKs

第16話「ナメク人の最長老」

8ヵ月後・・・ドラゴンボールはいよいよあと一個というとこまで集まっていた。
なんとかここまでたどりつけた。この8ヶ月間の苦労を思うと正直涙がでてくる。
各村々の長老達がふっかけてくる無理難題。難問、奇問の数々。
その様子はとても言葉では言い表せないほどだった。書くのがメンドイともいうけど。
「さて、そろそろ行くか」ヤムチャは最後のドラゴンボールを手に入れるため出発した。

高い岩棚の上に家がひとつ。そこから、最後のボールの反応がしていた。
どこか、今までと違う印象を受ける。と突然中から一人のナメック星人があらわれた。
おかしい見たことのない顔だ。ヤムチャは思った。
ナメック星人達の顔は、彼らがカプセルコーポレーションに臨時避難中
一緒に暮らしていたこともあって、ほとんどの顔を知っていた。
その俺が知らないということは、ベジータに殺されたというツーノ長老の村の者だろうか。
いや、それにしては、他のものとは一味違う。こいつどこかピッコロに似ている。

ヤムチャがそんなことを考えていると、謎のナメック星人が口を開いた。
「どうぞ、こちらへ。最長老様がお会いになるそうです」
ヤムチャは言われるがまま、彼の後についていった。



624 :ヤムチャの強くてニューゲーム :04/03/12 00:18 ID:4lku6aKs

最長老は、そう呼ばれるだけあって、他のものとは雰囲気が違った。
「地球の方よ、大体の事情は分かっています。」
「で、ここでは何をすればいいんだ?」なぜか態度のでかいやむちゃ。
これもこの8ヶ月間でつちかった確かな自信のたまものだった。
3ヶ月間の断食をやりとおし、ナメック星を徒歩で一周した今のオレにできないことはない。
「簡単なことです。ここにいるネイルと戦ってください。彼がこの星一番の戦士です」

来た来た来た〜。ヤムチャは思った。久方ぶりに地球一の強さを発揮するときが来たのだ。
力比べこそ、ヤムチャの真骨頂である。最後がこんな簡単な事でいいのだろうか?
あのナメック星人もかなりできるようだが、まさかこの世にこれほどの強さを
持つ人間がいるとは思いもしていないだろう。気の毒にな〜。

「分かった、じゃあ、広いとこに出て始めようか、ネイルさんよ?」
「ああ、いいだろう」ヤムチャの提案に同意するネイル。

二人の超戦士の戦いがここナメック星でまもなく始まる・・・・・。



625 :ヤムチャの強くてニューゲーム :04/03/12 00:21 ID:4lku6aKs

第17話「死闘?ヤムチャvsネイル」

向かい合う二人の戦士。お互いに構えを取る。
「いーか、はじめって言ってから始めろよ。」というヤムチャ。
相手は中々のてだれのようだが、それでもヤムチャほどではない。
その証拠にこちらが気を抑えてることも気づかず、勝ちほっこったような笑みを
見せている。この勝負もらったな。ヤムチャもまた勝ち誇った笑みをうかべた。

しばしの静寂。
「はじめっ!!!!」その叫びとともに二人の達人は一気に間合いをつめぶつかり合う。
ヤムチャの拳が空をきり、ネイルの一撃がまともに顔面にはいる。が、たいした威力ではない。
「いける!!」ヤムチャはすかさず追撃にはいる。しかし相手は、それをことごとくかわし、
逆にカウンターでかえしてきた。行き詰まる攻防が続く。
ダメージはほとんどないが、接近戦では埒があきそうになかった。
面倒だ。一気に決めてやる。ヤムチャは後ろにとんで、距離を開けた。

「後悔すんなよ・・・か、め、は、め、・・・」気が手のひらに集まる。
「波―――――――――――――!!!!!」
ネイルに向け、気の塊が突っ込んでいく。が、それすらも空へと逃げることでかわされた。

いや、計算どおりだ。空へと逃げたところに、待ち構えていたヤムチャが強烈な
右ストレートをたたきこんだ。防御する暇もなく、地面にたたきつけられるネイル。
スピードがおまえなら、パワーは俺の方に分がある。もはや立ち上がることさえできまい。

「むやみに上空に飛ぶのはよくないぜ、相手の攻撃がとてもかわしにくくなる」
余裕のきめ台詞。かっこいいな〜オレ。シェンとの戦いも、もはや過去の話だ。



626 :ヤムチャの強くてニューゲーム :04/03/12 00:23 ID:4lku6aKs

ヤムチャが勝利を確信していると、ネイルはまるで何事もなかったように立ち上がった。
「ご忠告感謝する。地球の方よ、今のは、いい攻撃だった。」
おされているというのに、どこか余裕がある。不可解だ。
戦闘力ならこちらの方が上だというのに、起き上がってくるなんて・・。
どうやら、早めにけりをつけた方がよさそうだ。

「あんたこそ、なかなかやるな!いいいだろう、オレも本気をだしてやる!!」
ヤムチャは界王拳を使った。戦闘力にして15000。今のオレにかなうやつなんて
・・・・・探せばいっぱいいるけど、しかしナメック星人ごときに負けるはずがない。
さあ、俺の強さにおののけ!!!!

「ふむ、なかなかの強さだ。では、俺も本気を出すとしよう」「へ?」
おののくどころか、まだ本気じゃなかったというネイル。
はっはっは・・・無理しちゃって、動揺しまくりのヤムチャは思った。
ネイルの気がヤムチャのそれをはるかに上回る。

・・・・・あれ?あれあれ?ちょっと、そこのあなた。何でオレより、強くなってんだ?
そんな話聞いてませんよ。・・・・・・・やだな〜、たかがゲームですよ。
なに本気になっちゃってるんですか?ちゃんとオレが勝てるよう手加減してくれるんでしょ?

「待たせたな。では、続きをはじめようか。」全く手加減する気配はない。
・・・たかがゲームで本気になんなよ!ヤムチャは心の中でさけんだ。
・・・だめだ、死ぬかもしんない。

もはや、パワーもスピードもヤムチャに分はなかった。
「コ、コテンパンにしてやるぜ!!」ヤムチャは犬のようにほえた。



645 :ヤムチャの強くてニューゲーム :04/03/14 13:24 ID:4lku6aKs

第18話「限界突破」 

コテンパンにやられました。

「うう・・・」ヤムチャはうなり声をあげつつ、目を覚ました。
戦闘の傷は最長老が治してくれたらしく、きれいに消えていた。

俺は負けた。完璧に。なんの、弁解もしようがない。
戦いに負けたこと自体はさほど問題でもない。悲しい話だが、負けることには慣れている。
問題はこれでドラゴンボールがもらえなくなるということだ。
再挑戦もできるが、たった一ヶ月ほどの修行で倒せる相手ではない。
つまり、おてあげ。かくして、地球はサイヤ人に侵略されてしまいましたとさ。
待て待て。そう考えるのはまだ早い。ほら、さっきのネイルってやつに
地球を救ってもらえばいいんじゃないか。
・・・いや、だめだ。それだとオレが目立たない。だけどな・・・・。
そんなことを考えながら、再び最長老にあいにいった。

ヤムチャが現われるなり最長老は口を開いた。隣にはネイルもいる。
「地球の方、ネイルから勝負の行方は聞きました」「・・・」
もうだめだ、そんな考えが頭に浮かぶ。

「たしか、地球を救うためにドラゴンボールを必要としているんでしたね?」
「ええ、まあ」答えるヤムチャの声は弱々しかった。
「すみませんが、そばにきていただけないでしょうか?」
ヤムチャがそばに近づくと最長老が手を頭の上にのせてきた。
なにをしているのか疑問に思っていると、しばらくして最長老が説明した。
「少しあなたの過去を探らせてもらっています」
瞬間ヤムチャは音速を超えるスピードで最長老の手から逃れた。
そういうことは、先に言えよ。なんて恐ろしいやつだ。
まさか、天下一武道会で一度も戦わないうちに終わったこととか、
知られてないよな。


646 :ヤムチャの強くてニューゲーム :04/03/14 13:26 ID:4lku6aKs

「ぷっ、足元がお留守」「え?」「いえいえ、何でもありません」
ナメック星人にはプライバシーの概念はないらしい。
どうやら、そうとう過去まで知られてしまったようだ。

重苦しい沈黙。ヤムチャが何も言えないでいると、最長老の方が先に口を開いた
「いや、あの・・、なんのためにドラゴンボールを必要としてるのか、知りたかったので・・」」
言い訳をしているようだ。

またも沈黙が支配する。
「分かりました」この重たい空気を打破しようとしたのか、最長老はふっ切れた様にいった。
「あなたにドラゴンボールを託しましょう」どこか、投げやりだ。
しかしヤムチャにとっては願ってもないことだった。過去を知られた代償とはいえ・・・

「ところで・・・」まだ話は続くらしい。
「あなたは、地球人として並外れた力をお持ちのようだ」危険で甘い誘惑。
「しかし、あなたにはまだ眠っている力があります」よせ、これは罠だ。
「わたしがその力を目覚めさせてあげましょう」耐えろ、耐えるんだオレ。
「そうすれば、地球に来るというサイヤ人もあなたの敵ではないでしょう」
「ほ、ほんとうか」かくしてヤムチャは敵の毒牙に落ちた。

最長老は、ヤムチャの力を引き出すため、再び頭の上に手をのせた。
それが、終わるまで、二十分ほどかかったろうか。
その間、最長老の顔を盗み見ていたヤムチャは、必死に笑いをこらえているその様子をみて、
なにか大事なものを失った気がしたという。

ヤムチャの基本戦闘力が7500から10000(界王拳使用20000)にあがった。
七つ目のドラゴンボールを手に入れた。
ヤムチャ=へタレが宇宙規模で広まった。