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元のスレッド
たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart22
- 1 名前:Classical名無しさん :04/08/17 16:59 ID:BZgafyiM
- 〜サイバイマン撃破!! 勝つのはオレだ〜
エーックス・・・
漫画界有数のヒット作品、ドラゴンボール。
その登場人物の内に他の追随を許さぬ最低のヘタレが居た。
そのヘタレに、わずかばかりでも活躍の場を・・・
しかし、そのあまりのヘタレさは人類の想像力の限界を遥かに超えていた。
あまりにもお留守な足元、雑魚キャラの自爆で道連れ、恋人を寝取られる甲斐性の無さ。
2ch中でヘタレの代名詞としてネタにされてゆく日々。
立ちはだかる「戦闘力のインフレ」という難敵。
誰もが「ヤムチャ」の2ch語化を覚悟した。
だが、そんなヤムチャにせめて妄想の中だけでも活躍させてやりたい…
ヤムチャを最もネタに使い、そして愛した彼らがこの困難に、立ちむかったのだ。
これは、少年漫画史上最も困難な創作に立ち上がった男たちの物語である。
※ヤムチャ以外の小説・ネタも大歓迎!おまえらも妄想爆発させようぜ?
【前スレ】
たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart21
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1089533106/l50
【小説作品保管庫】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/index.html
【お勧め作品】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/recommend.html
【過去ログ倉庫】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/log.html
- 2 名前:Classical名無しさん :04/08/17 18:15 ID:7rpB8zoU
- /⌒⌒ヽ
イ ノハぃ)
. ィ⌒` wノ *'ρ ソ
と、_入`_,つ λ う
/⌒⌒ヽ
イ ノハぃ)
. ィ⌒` wノ *'ρ ソ ううううぅぅぅぅぅ〜・・・・
と、_入`_,つ λ う
/⌒⌒ヽ
イ ノハぃ)
((( ィ⌒` wノ *'ρ ソ ))) ううううぅぅぅぅぅ〜・・・・
と、_入`_,つ λ う
プルプル
/⌒⌒ヽ
イ ノハぃ)
((( . ィ⌒` wノ *'ρ ソ ))) ううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜・・・・ ・・・・
と、_入`_,つ λ う
プルプル
/⌒⌒ヽ
イ ノハぃ)
. ィ⌒` wノ *'ρ ソ )) うんちもらししちゃったよパパぁぁぁぁぁ
プリ と、_入`_,つ λ う
∧
( )
( )
- 3 名前:Classical名無しさん :04/08/17 18:49 ID:Jp4rzYg6
- >>1
乙です
- 4 名前:Classical名無しさん :04/08/17 19:36 ID:3SMV0YKg
- >>1
無理です
- 5 名前:Classical名無しさん :04/08/17 19:38 ID:yPinUYjU
- 乙。
でも、ちょっと早かったんじゃない?
- 6 名前:Classical名無しさん :04/08/17 21:25 ID:JYL8KsdA
- >>2
(`・ω・´)コラー!
- 7 名前:ヤムまの中の人 :04/08/17 23:36 ID:bAvHlk3g
- >>1
乙。
あー、また間が空いてしまった。
夏休みは特に予定がなかったので
9月中に完結まで持っていくつもりだったんですが無理かもしれません
生暖かい目で放置してやってください
じゃ、ちょっと投下しますよ
- 8 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/17 23:36 ID:bAvHlk3g
- 「バ、バカな……」
特戦隊の面々は言葉を失う。
急激にバータの戦闘力数値が減少し、それと共にヤムチャの戦闘力が上昇した。
戦闘力をコントロールするヤムチャが力を上昇させてバータを打ち破ったとも取
れる状況である。が、それではその前のヤムチャがバータにやられていた状況が説
明できない。
「我々戦士型でないナメック人の中には、不思議な力を持ったものがいる」
マイーマが淡々と話す。
悟飯はその時、カルゴのことを思い出した。
「ヤムチャはナメックの力を受けていると言ったな」
クリリンが弾かれたようにマイーマに目をやる。
「それってよ、つまり」
「ああ、ヤムチャは何かの力を持った可能性がある」
「どうした、おまえのスピードはその程度かっ!」
バータの拳が空を切る。
そこに、飛び蹴り。
「ほざけっ!」
闇雲に手足を振るうも全てがヤムチャに切り返される。
「きええええええぇぇぇぇぇぇっ!!」
空を切り裂く奇声。
(! な、なにを、しやがった……)
ヤムチャの動きが止まった。
- 9 名前:Classical名無しさん :04/08/17 23:36 ID:bAvHlk3g
- 「くらえ!」
ジースが掌に球状のエネルギーを浮かべる。
クリリンとマイーマはジースに突進した。
「な、」
眼前にリクームが現れる。
「ほいっ!」リクームの一撃が軽々と二人を蹴散らす。
「クラッシャーボール!」
ジースがエネルギーを弾く。
――避けられない!
「させるかぁっ!」
声と思いは同時だった。
ツムリーがヤムチャの前に躍り出る。
……ボンッ!
目の前で、光球が炸裂する。
宙に舞う身体。
ヤムチャにはそれがスローモーションのように見えた。
それは魂が抜けたかのようにだらりと。
「ぐ、ぐぎぎぎ……!」
心に身を任せるも、その身体は動かない。
ドゴンッ!
二度目のクラッシャーボールは、ヤムチャから意識を奪った。
- 10 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/17 23:37 ID:bAvHlk3g
- 「ヤムチャ、しっかりしろ!」
ぼんやりとした意識が、次第に鮮明になっていく。
自分を助け起こしているのが誰か、最初はそれが夢かとすら思った。
地球に残っているはずの悟空が目の前にいる。
「な、なんで……?」
視界が完全にはっきりした所で、見渡してみる。
悟飯、クリリンがボロボロになっているのが第一に。
次いで同じく酷くやられたらしいベジータの姿が見えた。
「おい、オレたちの他にナメック星人がいただろう、そいつは――」
言ってから、ツムリーの最期を思い出す。
だが、マイーマは。
仲間のナメック人はもう一人いたはずだ。
「悟空」
クリリンが割って入る。
ボロボロなのは見た目だけで、消費した体力は仙豆を使って回復したようだ。
悟飯もクリリンに続く。
眉を八の字に、唇をへの字に曲げて。
「まさか、マイーマも……!?」
「ちがう!」
「ツムリーさんと、マイーマさんは……」
言われてから、ヤムチャは気づく。
仙豆のおかげかもしれないが、身体がやけに軽い。
湧き上がってきそうなほどに、身体が熱い。
自分には知り得ないはずの、もう一つの言語が頭をよぎる。
「オレと、同化……したのか?」
二人は頷いた。
- 11 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/17 23:37 ID:bAvHlk3g
- 「おまえが逃したジースの野郎が隊長を連れてきやがったようだぜ」
動揺を隠せないでいるヤムチャを尻目に、ベジータが悟空に言い放つ。
風体こそボロボロであるが、彼もまた仙豆によって治療されているであろうこと
は見受けられた。
「っ!」
不意に、ヤムチャはびくりと首を動かした。
「どうした? ヤムチャ」
「いや、なんでもない」
(言えるわけがあるか、こんなこと……!)
先程のピッコロの意志の残滓であろうか。
――カルゴが、殺された……!
先刻の村の様子を見ていれば分かりそうなものであるが、合言葉についての言葉
を聞き出した直後、敵はその命を奪った。ヤムチャにとって見れば付き合いの浅い
同胞であるが、今はヤムチャ一人の命ではない。
「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
叫ぶ。
と同時に飛び出した。
「あいつは……!」
途中で擦れ違った特戦隊の二人を蹴散らす。
油断をしていたギニューは弾き飛ばされ、ジースはその拳に貫かれた。
ナメックと一つになって生まれた新たな怒り。
まだ空は、暗くない。
- 12 名前:ヤムまの中の人 :04/08/17 23:39 ID:bAvHlk3g
- 付け忘れてましたが
前スレの>>721-726からの続きになります
- 13 名前:Saiyan killer :04/08/18 21:18 ID:LQzTYbJM
- えーと、ご無沙汰してました。お盆休み中にそこそこ書き溜める
事が出来ましたので、久々の、ほんっと〜っに久々のうぷです(笑
もはやお休み期間が長すぎて、皆さんからはすっかり忘れられてる
気もしますが、空気を読まずにドカッといきます(汗
と言うか、新スレなんですね。前スレのアンカー探さないと…(ニガワラ
- 14 名前:Saiyan killer :04/08/18 21:21 ID:LQzTYbJM
- >>前スレ474
第87話
ずちゅっ……
じゅぷっ………
冷たく乾いた水音が、静まり返った暗い回廊に寒々と響き渡る。
サイヤ人は既に何度と無くアローワナの中に欲望を放ち、その度に一層
水音は大きくなっていった。いつ果てるとも判らない、悪夢のような時間…
…何時間も経っているようで、それでいてまだ数分ほどのようでもある。
正常な感覚などは、この空間からはとうに失われていた。
どくんっ……!
そしてしばしの間を置いて、一際大きく身体を揺らし、もはや何度目か
すら判らない絶頂をサイヤ人が迎えた。
「……へっへっへ……思った以上に楽しませてくれたじゃねぇか…」
うっすらと汗をかきながらも、にやにやと薄ら笑いを浮かべたまま、よう
やくサイヤ人が身体を離す。
そしてしばらく何事かをぶつぶつと一人でつぶやき、何かを思案している
素振りを見せていたかと思うと、突然アローワナに向き直り、言い放った。
「くく…お前を殺すのは止めだ…お前は今日から俺の女にしてやる…!」
それは僥倖と言っていいだろう。どのような形であれ、もはや死以外は有り
得ない運命だった彼女にとって、男のその言葉は降ってわいた奇跡に近い。
だが、せっかく生き延びられそうなチャンスが思いがけず巡ってきたと言う
のに、今のアローワナには「生」そのものに対する執着が失われていた。まだ
幼さすら残る彼女に取って、これだけの惨劇が降りかかってなお、精神を正常
に保つ事など不可能だったのだ。
のろのろと汗まみれの身体を起こし、感情のこもらない視線でサイヤ人を
射る。その視線の訳を勝手に判断し、男が再び口を開く。
- 15 名前:Saiyan killer :04/08/18 21:22 ID:LQzTYbJM
- 「…ふん…どういう風の吹き回しかって言いたそうなツラだな……まぁ
命令では王家の連中は皆殺しって事になってるから、こいつは確かに
明らかな命令違反だなァ…」
そう言うと少し真剣な表情になるサイヤ人だったが、すぐにまたニヤついた
顔に戻り、アローワナに説明を続ける。
「へへっ…でもどうせ俺たち下級戦士のやる事なんざ、いちいち誰も
チェックしやしねぇ。炭になった死体でも身代わりに転がしておけば、
まさか俺がお前を連れて逃がしたなんて、誰も気が付かないだろうさ」
少しづつアローワナの心に理性と感情が戻り始める。だが、そのサイヤ人の
言葉の意味など、どうでもいいとすら感じていた。星を滅ぼした張本人である
サイヤ人に命を救われるなどという、あまりにも滑稽な運命に失笑さえ禁じ
えない。気が狂いそうなほど滑稽で哀れな喜劇。
再びアローワナの頬を涙が伝う。半笑いの顔のまま、大粒の涙をこぼしながら、
くぐもった嗚咽が皇女の口から低く漏れる。
「さーて、それじゃ行くぞ。お前は今日から皇女でも何でもねぇ…俺の
奴隷だって事を忘れるんじゃねぇぞ。バレたら俺もお前も命は無ェんだ。
おかしな事は考えない方が身のためだからな…くく…」
そう言い置いて、サイヤ人がアローワナの腕を取って強引に立たせる。
そして光差す出口にゆっくりと引きずられるように歩いていく。先ほどまでは
あれほど待ち望んでいた、新しい世界への入り口だったモノが今では地獄への
入り口にも感じられていた。
- 16 名前:Saiyan killer :04/08/18 21:23 ID:LQzTYbJM
- 「おっと、その前に…こいつに身代わりになってもらうとするか。クソの
役にも立たなかったクズだが、最後にお姫様の身代わりになれりゃあ
本望だろ? ひゃははははっ!!」
何がそんなにおかしいのか、狂ったように笑うと同時に男の腕から光が
溢れ出す。そして衛士の死体に向けてその光を放つ。
あっという間に炎は衛士の体を包み込み、見る見るうちにそれは黒い塊と
なっていった。もはや男なのか女なのかすら判別出来ないほどに。
その様をアローワナはただ見つめていた。すでに涙さえも枯れ果てたのか、
一言も発せず、ただ見つめるだけだった。
そこは確かに地獄の入り口に違いなかった。少なくともアローワナに
とっては…。
- 17 名前:Saiyan killer :04/08/18 21:26 ID:LQzTYbJM
- 第88話
そこからどうやって星を脱出したのか、元皇女…今はサイヤ人の情婦と
成り果てたアローワナは覚えていない。何度かのチェックをごまかし、
時には裏金を掴ませて、くぐり抜けてたどり着いた場所は惑星マリーン
から数十光年離れた小さな小惑星だった。
そこは中を改造され、一見小惑星に見えるが、実際は大規模な宇宙船と
いう代物で、フリーザがサイヤ人たちのためにあてがった、生活のための
空間をかねて作られていたものだった。
その中の一室が、このサイヤ人…トレヴィスという名の男の部屋だった。
下級戦士がこうした個室を持つのはあまり一般的ではない。ずいぶんと
恵まれている待遇なのだろう。
そして、アローワナの絶望に満ちた新生活もここで始まった。満足に部屋の
外にも出られない毎日、たまに出られても周囲はほとんどがサイヤ人で
じろじろと奇異の目に晒される生活。女性のサイヤ人もわずかにはいたが
友人になどなれるはずも無かった。
だが、何より彼女を苦しめたのは、やはりトレヴィスの存在そのものだった。
荒々しく身体を求められる度に、おぞましい最初の記憶が蘇ってくる。
必死に抗っても、涙を浮かべての懇願もまったくの無駄だった。この男は
そんな相手の気持ちなど気にした事など無いのだろう。と言うより、そんな
事を気にしていてはサイヤ人など務まらないのだろうが。
- 18 名前:Saiyan killer :04/08/18 21:32 ID:LQzTYbJM
- そうして半年ほどが経ち、アローワナは精神に変調をきたしてしまう。
だが、秘密を口走る事を恐れたトレヴィスは、彼女を病院に入れる事もせず、
部屋に閉じ込めるだけだった。そしてちょうどその頃、トレヴィスは大規模な
侵攻作戦に参加する事が決まり、アローワナは一人、部屋に放置される事に
なった。
それから約1年が経ち、久しぶりに部屋に戻ったトレヴィスが見たものは
…誰もいない、無人の部屋だった。
トレヴィスがこの小惑星を後にしてから数ヶ月が過ぎてなお、アローワナは
依然として精神を病んでいた。毎日のレイプまがいのセックスからは解放
されたとは言え、その行為は彼女の心に想像を絶する爪あとを残していたの
だった。
生活全般に関しては、もともとサイヤ人の身の回りの世話をするための
ロボットが甲斐甲斐しく働いているので不都合は無かったが、アローワナは
ただそこで命を繋がれているだけに過ぎなかった。だが、ある日を境にそれが
一変する。
アローワナの妊娠が発覚したのだ。
- 19 名前:Saiyan killer :04/08/18 21:36 ID:LQzTYbJM
- 第89話
自身の妊娠にアローワナが気が付いたのは、臨月に入るほんの一月前の
事だった。と言うより、それまでは精神が異常をきたしていたので、その
事に意識が向かなかったのだ。出産を目前にして、突然意識が正気に戻った
かにすら思える現象だった。
無論、彼女にしてみれば余りに唐突なこの事態に、混乱し、パニックに
陥りかけた。ましてやこの子供は、間違いなくあの男、トレヴィスの子供
なのだ。そんなものが自分の腹の中にいると思うと、怒りと憎しみで今すぐ
自ら腹を切り裂いて引きずり出したい衝動にすら駆られる。
だがしかし、それは同時に自分の子供である事も確かなのだ。世が世ならば
惑星マリーンの第一王位継承者だ。一族の復興を託されたこの身を思えば
例え親が誰であれ、そんな事は瑣末に過ぎない。相反する感情がアローワナ
の心をかき乱していく。
そして悩んだ上での彼女の結論は、この小惑星から脱出し、人知れずこの
子供を産む事だった。あの男に知られれば、間違いなく子供は堕胎させられる
だろう。上手い具合にちょうどトレヴィスはここを留守にしているが、いつ
帰ってくるかは判らない以上、ぐずぐずはしていられない。
わずか数日の間に彼女は計画を練り、全く躊躇することなくそれを実行に
移した。この星からの脱出計画を。
- 20 名前:Saiyan killer :04/08/18 21:37 ID:LQzTYbJM
- 脱出は思いのほか簡単だった。もともと大規模の作戦中だった事もあり、小
惑星内のサイヤ人の多くは出払っており、警備は極めて手薄だった。
それでもわずかに残っていたサイヤ人や、他の異星人の目を盗んでの移動や
宇宙船への侵入には骨が折れたが、これが通常時ならばこの比では無かった
だろう。何とか球形のポッドに乗り込み、適当な惑星へ進路をセットする。
そしてついにアローワナは自由を手にしたのだった。
トレヴィスが戻ってきた時には、すでにアローワナがここを後にしてから
半月以上が過ぎていた。すぐさま、あらゆる方法で探してはみたが、まるで
足取りは掴めなかった。あちこちの星で直接探す事もしたが、もともと命じ
られれば宇宙のどこへでも行かねばならない仕事である。情報が入っても
すぐに行ける訳ではない。トレヴィスにとって、空虚な時間が流れていく。
そしてあっという間に数年が過ぎていったある日、彼の耳に久しぶりに有力な
情報が飛び込んできた。今いる星からわずか2光年ほどの惑星に、女の子と
ふたりで暮らすアローワナと思しき人物がいるとの事だった。
すでにこの星での仕事は終わっている。上のサイヤ人に一応許可をもらうと
すぐさまトレヴィスは星を飛び立った。
- 21 名前:Saiyan killer :04/08/18 21:38 ID:LQzTYbJM
- 第90話
「…ただいま……」
おかあさまが帰ってきた。わたしはおおいそぎでげんかんにむかう。
「おかえりなさい、おかあさま!」
「…ただいま、マーリン。いい子にしてたかしら?」
「うん! マーリンはいつもいいこだよ!」
おかあさまはいつもつかれたお顔をしてる。だからわたしはおかあさまの
分までげんきな顔をするの。
「…そう、それじゃご飯にしましょうね。手を洗っていらっしゃい」
「いただきまーーす!」
おかあさまのつくるご飯はいつもすごくおいしい。でも、お作法には
ちょっとうるさいの。だからご飯はおいしいけど、ご飯のじかんは
あんまりすきじゃない。
「ほら…マーリン、そんな風に音を立てて食べてはだめよ。…あぁ、
こんなにこぼして…」
ためいきをつきながら、おかあさまがぶつぶつお小言をいってくる。
それで、いつもこのあとには「あなたは惑星マリーンの皇女なのですよ」
とか「王族としてふさわしい振る舞いを」とかって言うの。よくわかん
ないけど、おかあさまの悲しそうなお顔はきらいだから、お作法もがん
ばるよ。わたし。
- 22 名前:Saiyan killer :04/08/18 21:38 ID:LQzTYbJM
- ぱりんっ……
あ、またやっちゃった。
どうしてかわからないけど、わたしは昔からよくコップとかお皿を
割っちゃうくせがある。スプーンもきがついたら曲がってたなんて
しょっちゅう。わたしはふつうのひとより少しちからがつよいのかな。
ちからもちなのはいいことだと思うけど、おかあさまはあんまりそう
思ってないみたい。わたしがコップをうっかりにぎりつぶしたとき、
ものすごいかおでわたしを睨んだことがあった。
おかあさまはたまにすごいこわいお顔でわたしをにらむ。いつもはすごく
やさしいおかあさまなのに、ときどきすごく怖い。
コンコン……
げんかんから音がする。だれかきたのかな?
「あら…こんな時間に誰かしら…大家さんには家賃の事は言ってある
はずだけど…」
そういっておかあさまがげんかんにむかう。ゆっくりとひらいたドアの
むこうには、わたしのしらないひとが立っていた。
「くく…久しぶりだな…アローワナ……。そのガキは俺の子か?」
- 23 名前:Saiyan killer :04/08/18 21:48 ID:LQzTYbJM
- すいません。うっかりageてしますた…(汗 久しぶりだとついうっかり
チェック入れるのを忘れちゃいます。
そんな訳で、お盆休みで気持ちも身体もリフレッシュしまして、久々に
やる気がいろいろと戻ってきた今日この頃です。なるべく早いうちに
今のヤムチャのいない展開を終わらせて本筋に戻りたいと思います
ので、なにとぞお見捨てにならないようお願いします♪
それではまた明日〜。
>>8-11
うわ…ヤムチャがすごい主役っぽいです…(笑
戦闘シーンもスピーディーな描写で面白いです。私も早く決戦を
書きたいですよぅ…でも戦闘の描写は苦手…うらやましいです。
- 24 名前:Classical名無しさん :04/08/18 22:14 ID:/a3y7166
- つつつついに帰ってキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
おかえりなさい
- 25 名前:Classical名無しさん :04/08/18 22:28 ID:V43JXxLA
- Saiyanさん、お帰りなさい。
あなたが来るのをずっと楽しみにしてました。
これからも頑張って続けてください。
- 26 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/18 23:57 ID:8jGov97o
- >サイヤンさん
お帰りなさい!
待ってましたよー^^;
これからも色々大変でしょうけど、お互い頑張りましょう!
それにしてもマーリンの境遇は・・・
強いヤムチャの再登場も期待してまってます。
>ヤムまさん
お久しぶりです!
ナメックと融合ですか!!
またまた大きく展開が変わっていきそうですね。
ヤムチャさんの心情にも大分変化が見られて
これからが楽しみです
では 拙いながらも 自分も投下します!
- 27 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/18 23:59 ID:8jGov97o
- 前スレ >>774-780
3年間
------------------------------
第32話 仲間と呼べる者たち
------------------------------
彼らは一斉に俺に銃を向ける。
無機質な物体の切先、その銃口にエネルギーが集中する。
(ヤバイ!!)
俺は一瞬の判断で上空へと飛び上がった。
その瞬間『俺が居た場所』は爆炎に包まれていた。
(あぶなかった・・・)
ドーン!と一瞬遅れて衝撃が襲ってくる。
俺はその爆風で壁へとたたきつけられてしまった。
「ぐふっ…」
思わず息を漏らす。
どうやら、もう満足に舞空術を使うことも出来ないようだ。
1対5の攻防。
さすがに多勢に無勢。かなり分が悪くなってきた。
くそっ!・・・どうすれば!?
どうすればいいんだ!?
- 28 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/18 23:59 ID:8jGov97o
(待ってろ。スグ行くから)
とうとう幻聴が聞こえ出したようだ。
そろそろ限界、か。
気付けば目の前にエネルギー波が迫っている。
「くっそー!!!」
最期の力を振り絞り、ソレを迎え撃つ。
そして、俺は倒れこんでしまった。
(負けて・・・たまるか!)
想いは切れてはいない。
だが、身体が動かない。
「ほっほっほ、中々頑張りましたが、最期のようですねぇ。
さぁ、大人しく殺されなさい!!
ひぎゃっ!?なにッッ?!だ・・ダレですか!?
うぎゃーー!!!!!」
なんだ?
ラルフの断末魔の声が聞こえたような気がする。
いよいよ幻聴が酷くなってきたか・・・
「ふん、こんなヤツらに手こずりやがって」
「天さん、アッチ・・・」
「あぁ、あの女はお前に任せたぞ」
「うん」
- 29 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/18 23:59 ID:8jGov97o
- おぼろげな視界の中、俺が見たものは、
気持ちの悪い三つ目のハゲと、色白のチビだった。
って、あの構えは!?
「喰らえ!気功砲!!!」
ヤツはラルフの居た場所から思いっきり
こちら目掛けて攻撃してきたではないか!
俺は必死で気功砲の軌道から逃れる。
その直後、とてつもない衝撃が襲いかかった。
・・・見ると俺の居た『部屋』は見事なまでに崩壊していた。
そこかしこで叫び声や悲鳴が聞こえる。
今、上の部屋へ上がれば、さぞかし愉快な絵が見れるのだろう……
直撃したのはこの部屋だけだったが、この建物は
その殆どの部屋が半壊状態になってしまったのだから。
逃げ惑う人々の声がする。
はははっと俺は笑う。
この豪快さと言ったら・・・
まったく、"アイツ"らしいじゃないか。
- 30 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/18 23:59 ID:8jGov97o
- 同時に2人の敵も、気功砲に巻き込まれ下半身を失くしていた。
あの防護スーツをモノともせずに消失させたという事実が、
その威力の凄まじさを物語っている。
ヤツらはそれでも上半身だけで蠢いていた。
『痛みを無くす』というのは恐ろしいものだ。
普通なら失神するほどの痛みだろうに・・・。
程なくして、ソレは動くことを止めた。
恐らくは死したのだろう。
「ふん、こんな奴らに苦戦しやがって」
そう言いながら三つ目の男が降りてきた。
「けっ、何・・しにきやがった?
あんな、ヤツら、俺独りでもヤれたのに・・よ」
俺は必死に立ち上がり、見栄を張って元気なフリをする。
「言っておくが、お前を助けようなどとは想っていない。
ただ、あんなヤツら程度に負けてもらっちゃ困るんでな」
- 31 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/19 00:02 ID:8jGov97o
- 「なんだと?」
「お前を倒すのは、この俺だ!」
「界王星での借りを返す前に勝手に死なれちゃ迷惑なんだよ!」
そういうと三つ目のハゲは、敵の方へ向かっていった。
「病人はそこで大人しく寝てるんだな!!」
スーッという音さえ立てずに今度は白チビが降りてきた。
「ヤムチャ・・・強くなったな」
その白い顔が、なぜか懐かしくさえ感じる。
最後に会ってから、それほど時間は経っていないはずだが、
遥か昔のことのように思われた。
「相変わらず、生意気だなぁ〜。チャオズ」
「ここの『壁』だけは壊れなかった・・・
天さんの全力の気功砲でも。
ここは特殊な力がある。
ボクに任せて・・・お前は下がってろ」
俺の言う事など全くの無視で話を進める白チビ。
・・・ちょっとムカついたが、
どうしようも無かったのも事実だ。
コイツがどうにか出来るのであれば、頼むしかない・・な。
- 32 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/19 00:02 ID:8jGov97o
- 結局、俺一人の力では限界だっただろう。
ここでコイツらが来てくれたことに素直に感謝しなければ・・・
俺はコイツらにとって、まだ『仲間』と想われていたのだ。
そのことを嬉しく想う。
俺にも・・・仲間が居たんだ。
身体は立っているのもキツイくらいだったが、
今なら、何でも出来る気がした。
さぁ全てを終わらせて皆で帰ろう!
俺はこの『仲間』たちの事を、
誇らしく、そして頼もしく想った。
『Worthy Rival』
- 33 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/19 00:04 ID:8jGov97o
- 順番間違えました!!
先にこっちです・・・
すみません(><
- 34 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/19 00:04 ID:8jGov97o
- ------------------------------
第31話 飛翔
------------------------------
(あと二人・・・!)
いくら最高のスーツで防護したとしても
いくら最高の武器を身につけていても、
所詮、敵は『タダの人間』だ。
俺はスピードで撹乱しながら
隙を突いて攻撃を加えていく。
あまり長引かせるのは得策じゃない・・・。
俺は先ほどと同様に、一瞬で背後に廻ると渾身の一撃を放つ。
「ほっほっほ、貴方程度の攻撃じゃ、ダメージには為りませんよ!」
ラルフが得意げに笑う。
どうやら彼も、昔の俺と同じだな・・・
大事なものが見えていないようだ。
「はぁああ!!」
さらに力を込める。そして全力でエネルギー波を放つ。
激しい爆音と共に、たった一撃で砕け散る男。
「な!?そんなバカな!?」
- 35 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/19 00:05 ID:8jGov97o
- 血にまみれた手を拭くこともなく、
俺は3人目の標的に狙いを定める。
「狼牙風風拳!!」
俺の得意技、高速の連続攻撃・・・
これ程の界王拳を使っているわりには、
やはり思うように身体は動かない。
神経系統が麻痺し始めてるのかもしれない。
敵も死ぬ気で反撃してくる。
だが今の俺には、その動きが手に取るように判る。
銃の攻撃を横っとびで交わすと、
さらに間合いをつめ、敵の懐へと入る。
「くらえ!!」
思いっきり力を込めたボディーブロー。
そして、『一点』だけに力を最大限に集中したエネルギー波を放つ。
またしても崩れ堕ちる敵。
「そ、そんな事は在りえない!!
その防護スーツは、どんな攻撃だって・・・」
混乱した様子のラルフ。
それを見て俺は、ふっと笑った。
- 36 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/19 00:07 ID:8jGov97o
- 「そんな事も判らないのか?」
「まぁ貴様には一生かかっても判らないかもな」
ラルフに軽蔑の言葉を投げ掛け、俺は敵の方を振り返る。
敵は焦った様子で突っ込んできている。
こいつは好都合だ。
「俺の一撃はなぁ!!」
俺はソレを後ろに飛んで避けると、
横から一気に回り込む。
「"想い"の分だけ、"重さ"が違うんだよ!!」
そう・・・あの日、チャオズが教えてくれた。
『強さ』なんて、曖昧なものでしかない。
たとえ力で劣ろうとも、"想い"をこめた一撃は
何よりも、誰よりも重いのだ、と。
それが判らなかった・・・
「ラルフ、お前の負けだな!」
その瞬間、敵の身体は原型を留めることなく
ただの肉塊となり無残に飛び散っていった。
- 37 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/19 00:07 ID:8jGov97o
- ぐらぁ〜。
強がってはいるものの、俺の身体は相当に悲鳴を上げている。
しかも痛みの感覚が薄いのでそれに気付きにくい。
本当に危険な状態かもしれない。
はやくケリをつけなければ。
「ランファン!今助けるからな!!」
俺はランファンの居る"壁"のほうへ向けて、
ありったけの力を籠めて、気功波を放った。
ドォーーーン!!
凄まじい衝撃と共に、爆煙が舞い上がる。
先ほどは傷一つ付けられなかったが、
界王拳を使っている今なら壊せる。
そう思っていた。
だが――。
その煙が晴れるころ、俺が見たものは
相変わらず悠然と構える『壁』だった。
- 38 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/19 00:08 ID:8jGov97o
「ほーっほっほ、いくら人は倒せても、
その壁は貴方には破れないようですねぇ。
やはり、貴方はソコで死ぬ運命のようですな!」
ラルフが気を取り直したように落ち着いた口調で言う。
ちっ、確かにヤツの言うように、こいつを破らない限り
ランファンを助けるコトはできうがない。
あれこれ考えてる間にも薬は脳内を駆け巡り、
俺を闇へと引きずり込もうとしている。
急がなければ・・・
その時だった。
『ウィーーーン』
嫌な電子音と共に、またも壁の端が開いた。
そこから出てきたのは、先ほどと同じような
防護スーツに身を包んだ5人の男たちだった。
『Fly High』
- 39 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/19 00:10 ID:8jGov97o
- >>38 から >>27 です・・・
ほんま すんません。
順番違いました・・・(謝
宜しくです。
- 40 名前:Classical名無しさん :04/08/19 10:03 ID:H4L6De/k
- おまえなあ…
- 41 名前:Classical名無しさん :04/08/19 11:00 ID:4NrTLKnk
- まあ、面白いからいいさ
- 42 名前:Classical名無しさん :04/08/20 00:10 ID:Ybcq3L/o
- 英文タイトルかっこいいなあ。
どうやって決めてるんですか
- 43 名前:Saiyan killer :04/08/20 00:14 ID:0HSxEGlo
- のんびりしてたら日が変わっちゃいました…。昨日の宣言がウソに
なってしまった…(泣
それはそれで気を取り直してうぷしますよー。
- 44 名前:Saiyan killer :04/08/20 00:18 ID:0HSxEGlo
- >>22
第91話
「トレ……ヴィス…。どうしてここが……」
呆然とするアローワナを無視して、無遠慮にずかずかと男が部屋に入る。
「ふん…思ったとおり、しけた所に住んでやがる…。かつてのお姫様も
落ちたもんだな? えぇ?」
にやにやと相変わらずの下卑た笑みを浮かべながら、室内を値踏みする
かのようにじろじろと見て回るトレヴィス。
「…何しに来たの…」
それだけをようやく絞り出せたアローワナだったが、トレヴィスはその
言葉に目を丸くして驚いた。
「…はぁ? 何しにだと? お前を連れ帰るために決まってるじゃねぇか!」
その言葉に今度はアローワナが目を丸くして驚く。
いつか自分を見つかってしまう事は薄々は覚悟していた。だが、見つかった
時には殺されるとばかり考えていたのだ。
……信じられない事ではあるが、もしかしたらこの男は、本当に自分に
好意を持っているのかもしれないとアローワナは感じた。愛する事も
愛される事もサイヤ人には不要な感情だ。例えそれを持っていても、どう
表現すればいいのかが、彼らの文化には存在していないだけなのだ。そう
考えれば、彼のあの暴力的なまでの行為も、ただ不器用な彼なりの愛情の
表現だったのかもしれない。
- 45 名前:Saiyan killer :04/08/20 00:19 ID:0HSxEGlo
- だが。例えそうだとしても、この男が自分の故郷を滅ぼした一味である
事に変わりはない。一族を皆殺しにし、目の前で愛する人を惨殺した
あげくに、その骸の前で辱められたのだ。その恨みが消える事などあり
えない。ほんの一瞬でもサイヤ人などに心を許しかけた自分に腹が立つ。
それにもし仮にトレヴィスの気持ちが本物だとしても、それがいつまで続く
かも判らない。気まぐれなサイヤ人の事だ、5年後10年後まで気持ちが変わら
ない保障などないのだから。
そう考えると、確かに今の生活は苦しいものがあるが、トレヴィスの口車
に乗って、あの小惑星に戻るのは得策ではない。いろいろと思考がアロー
ワナの頭の中で駆け巡るが、ふと自分のそばで怯えているマーリンを
見つめるトレヴィスに気がついた。
「…戦闘力…158か…。まだガキのくせに、なかなかたいしたモンじゃ
ねぇか…くっくっく…。
さすがは俺の子……って事か?」
耳につけた機械を操作しながら、じろじろと我が子を見る男。
少なくともそれは、父親としての情愛のこもった目ではなかった。まるで
品定めするかのような冷たい視線。
それを見て改めてアローワナはサイヤ人という人種に戦慄を覚えた。そして
確かにトレヴィスは自分に愛情を持っているかもしれないが、その愛は
決してマーリンには向けられる事は無いのだと直感する。やはりこの男の
元にはいられない。彼女がそう判断するのに時間はそうはかからなかった。
- 46 名前:Saiyan killer :04/08/20 00:23 ID:0HSxEGlo
- 第92話
とりあえずアローワナは、トレヴィスの元に戻る事を約束した。ただ、戻るに
しても仕事やこの部屋の事もあり、整理する時間が欲しいと訴えた。
それにはなかなか同意しなかったトレヴィスだったが、ついには根負けした
のか、渋々一週間の猶予をアローワナに与えたのだった。
だが、帰り際にトレヴィスはこう言っていた。
「言っとくが…もうお前は逃げられないぜ…。そのガキを連れている限り
俺はどこまで逃げてもお前を見つけられるんだからな…くくく」
その言葉の意味をアローワナは理解できなかった。だが、猶予の一週間を待た
ずしてこの星から脱出し、別の星に居を移して半年ほど経ったある日、再び
現れたトレヴィスの存在が、彼の言葉が真実だったとアローワナは思い知る
事になった。
答えは簡単だった。スカウターである。
アローワナ母子が逃げる先々の星は、戦乱とは無縁の平和な星だった。
そんな星に100を超える戦闘力の持つ人間がいれば嫌でも目立つ。まして
マーリンはまだほんの子供なのだ。あとはその噂をたどって星に着きさえ
すれば、正確な場所さえもスカウターが教えてくれる。そうしてトレヴィス
は、ことごとく正確に彼女らの足取りを掴んでいたのだった。
だが、アローワナはそんな事など知る由も無かった。理由など判らないまま、
何故か正確に自分たちを見つける事の出来るトレヴィスに、より一層の恐怖を
感じるようになっただけだった。
いくら星を転々としても、僅か数ヶ月でトレヴィスは姿を現す。意外な事に、
それでも彼は強引に連れて帰る事はせず、むしろそんな追いかけっこを楽しん
でいるようでもあった。あるいはいくら逃げても無駄だと言う事を、完全に
彼女が理解するまで待っていたのかもしれない。
星から逃れる際に、わずかに身に着けていた貴金属や宝石も底を尽きかけ、財
政的にも行き詰まりを見せ始めた生活も、彼女の精神をすり減らしていく。
そしてアローワナの空しい逃避行が始まって数年が経ったある日、ついに事件
が起きた。
- 47 名前:Saiyan killer :04/08/20 00:23 ID:0HSxEGlo
- 「…わざわざ休暇まで使って探しに来てやったんだぜ? もういい加減
あきらめて、俺と一緒に来るんだな。もちろんそのガキはどっかの
星に捨てていくけどな…俺のガキなら、さぞ立派なサイヤ人の戦士と
して働けるだろうよ…くっくっくっ…!」
「っ…! 触らないで! 無礼な…っ!」
その日は月も星も出ていない、真っ暗な夜だった。いつものように何の前触れ
も無くアローワナの前に姿を現したトレヴィスが、まるで変わらない下卑た
笑みを浮かべながら迫っていた。もはや逃れようの無い事は薄々感じていた
アローワナであったが、それが彼女の精神をさらに不安定にさせていた。
「…おいおい…無礼な、だと? お前まだ自分の事をお姫様と思ってんのかぁ?
まったくおめでたい女だが……そうでなくちゃ面白くねぇ!! 久しぶりに
たっぷり可愛がってやるとするか!! ひゃははははっ!!」
まだ幼いマーリンの目の前で、両親の痴態が繰り広げられようとしていた。
いつもそうしてきたように、マーリンは目を閉じ、耳を塞いでそれをやり過ご
そうとしていた。しかし現実は何も変わらない。
外と同じ、真っ暗な世界に埋没し、少女はこの恐ろしい時間が一刻も早く過ぎ
る事だけを考えていた。
- 48 名前:Saiyan killer :04/08/20 00:37 ID:0HSxEGlo
- 本日は2話うぷさせていただきますた。明日もたぶん2話ぐらいと
思います。それなりに書き溜めたものの、推敲やら何やらで、うぷは
なかなか多く出来ないのが辛いところです…。
>>24-25
ありがとうございます^^ こんなヘタレなSSを待ってて頂いて、
ありがたいやら申し訳ないやらです。できるだけご期待に沿える様
頑張りますので、のんびり構えてやっててくださいませ(笑
>>26
こんばんわ。お久しぶりです!
kさんもお変わり無いようで何よりです。お話の方もいよいよクライ
マックス間近のようで…いろいろ期待してますので頑張ってください♪
- 49 名前:Classical名無しさん :04/08/20 03:04 ID:NBMwmfmo
- おっと、いつの間にか新スレになってた! >>1おつです。
それからサイヤンキラーさんおかえりなさい!
マーリンの生い立ちがあきらかになりましたね。やっぱおもしろいです。
>ヤムま
覚醒したと思ったら同化で、ヤムチャはどんどん強くなりますね。
怒りのギニュー戦、期待です。
>三年間
掲載順間違いドンマイです。僕なんか別のスレに投下したことありますw
それにしても天さんとチャオズ、登場の仕方がかっこよすぎです。
- 50 名前:ヤムロット伝3 :04/08/20 03:05 ID:NBMwmfmo
- 第三幕「ドナドナ〜かわいいピッコロ売られていくよ」 前回のおはなし>>前スレの731-735
北の都から数十キロ離れた草原――。
生活には厳そうなこの土地に、幸の薄そうな人物が風に吹かれたたずんでいた。
その人物の名をピッコロといった。
その風貌は人間とちょっと違う。俗に魔族と呼ばれる種である。
そして・・・・・・何よりこの人物は極端に運が悪い。
これから少しだけ、この男の歩んできた人生について話をしよう。
- 51 名前:ヤムロット伝3 :04/08/20 03:06 ID:NBMwmfmo
――――ピッコロの父親は、かつて世間を圧巻したピッコロ大魔王だ。
しかしその大魔王は少年・孫悟空によって倒されてしまう。
最後の抵抗か、死の間際に大魔王はすべての力を宿したタマゴを吐き捨てた。
そう、そのタマゴの中身こそがピッコロであり魔族最後の希望なのだ!!
希望なのだ・・・が、そのタマゴは民家のこえだめに落ちていた。
しかもちょっとカラが割れていた。
割れ目から何かが浸入してきたあの夏の日を忘れない。
そのあと溺れかけて、呼吸器官に障害をかかえることになった。
それからピッコロ幼少時代を迎える。
とある家族に拾われてからはペットとして育てられた。
しかしペットとは名ばかりの虐待の日々。
エサだと言われて火炎瓶を出されたときは明日を見失いそうだった。
だが月日が経つにつれ、だんだんピッコロいじめにも飽きてきた飼い主。
「よーし、お前なんか市場に売り払ってやらぁ!珍しいから高値で売れるかもしれねーしな?」
- 52 名前:ヤムロット伝3 :04/08/20 03:06 ID:NBMwmfmo
・・・揺れる荷馬車に乗りながら・・・ピッコロは膨れ上がった不満をついに爆発させた。
飼い主からの大脱走。邪魔するやつらを振り切り、ひたすら走る。走る、走る。
そして・・・いつの間にか辿り着いた先は北の都。
ここで新しい生活を始めるんだ・・・決意と希望を胸にピッコロは高々と叫ぶ。
「オレは自由だぁぁぁぁーーーーーーーーーっっ!!!!」
「おい、あんた頭大丈夫か?ちょっと署まで来てもらおうか」
警察に連行された。
そして肌の色がおかしいってだけで無期懲役の刑に。
またこの牢屋のえらく頑丈なこと。特注らしい。全然壊れない。
このとき、ピッコロは世界を征服することを決意した。
そしてこの狭い牢の中で厳しい修行を開始した。
・・・数年後、修行で身につけた新技「魔貫光殺砲」で牢を破壊。
空へ舞い上がり、世界を見下ろして声高らかに宣言する。
「人間ども!!!このピッコロ様が支配してやるぞぉぉぉーーーーーーっっ!!!」
次の日フリーザが地球を侵略しにきた。ピッコロは世界征服をあきらめた。
幹部を含め千人を超えるフリーザ軍は、地球を恐怖と混乱におとしいれていく。
そしてフリーザの侵略から一ヶ月がたった今現在、
ピッコロは北の都から数十キロ離れた草原地帯にて静かな生活を営んでいたのだ――――。
- 53 名前:ヤムロット伝3 :04/08/20 03:07 ID:NBMwmfmo
一方、ヤムチャに誘われてフリーザ討伐軍の仲間入りを果たした天津飯・餃子。
その二人はいまプーアルの道案内で天界に向かっている。
フリーザ軍との戦争が始まるまで天界で修行しろというヤムチャの言葉によるものだった。
そしてヤムチャはひとり北の都付近に向かっている。
そこにピッコロの気と思わしきものを探知したからだ。
(この感じ・・・おそらくピッコロの気に間違いないだろ。・・・近いぞ!)
ピッコロのいるとこまであと少し。そろそろ飛ぶスピードを減速する距離だ。
近づいてきたヤムチャに、ピッコロも気がつく。
「誰だあいつは?フリーザ軍には見えないが・・・」
ピッコロは不気味がって冷や汗をたらす。空を飛ぶ人間を見るのなど初めてである。
1キロ・・・500メートル・・・100メートル・・・どんどん近づく二人の距離。
「しまった、減速するタイミングを見失った」
「おい、止まれ!何者だキサ・・・」
どーん!ヤムチャは猛スピードのままピッコロに突っ込んだ。
「マあああああぁぁぁぁぁぁ・・・・」
どんどん遠くなるピッコロの叫び声。
そうやらはるか彼方まで吹き飛ばされてしまったようだ。
吹き飛ばされた場所がまた悪かった。そこはフリーザ軍のドラゴンボール捜索隊の支部拠点。
ヨロヨロ立ち上がるピッコロにフリーザの手下たちがからんできた。
「おい!貴様、ここがフリーザ軍の建物だとわかって突っ込んできたのか?」
「へへへ・・・ドラゴンボール探しの日々で飽き飽きしてたところだ。殺っちまおうぜ!!」
「よーしこの緑色の野郎をみんなで公開処刑だ!!!」
- 54 名前:ヤムロット伝3 :04/08/20 03:07 ID:NBMwmfmo
15分後・・・・・・。
ピッコロが血まみれで草原に戻ってきた。
その両手にはフリーザの手下どもの首が抱えられている。
ピッコロを吹き飛ばした張本人・ヤムチャは立ちションしながら待っていた。
「あ・・・さっきはぶつかって悪い。それより血まみれじゃないか。大丈夫か?」
「全部キサマのせいだァーーーーッ!!ぶっ殺す!!!」
ピッコロは持っていた首を投げ捨て、10メートルは離れているヤムチャに腕を伸ばした!
急いでズボンのチャックを閉め、のけぞって腕をかわすヤムチャ。
しかしヤムチャの後方には偶然通りかかった女子高生たちがいた。
ピッコロは勢いあまってその女子高生のひとりの足をガッチリ掴んでしまう。
「キャーーーー!!何この手・・・!へ・・・変なひとが私の足を掴んでる!?」
「大丈夫!?は、離しなよこのド変態!!」
「いやぁー、変態!変態変態!警察に電話してやるからね!!」
巻き起こる変態コール。
ピッコロはガックリうなだれた。そのうなだれた頭に女子高生たちの投げた石が命中する。
(オレには静かな生活さえゆるされないのか・・・)ピッコロは泣いた。
その肩を優しくポンと叩くヤムチャ。
「お前は変態なんかじゃないぜ。変態を超えた変態をさらに超えた・・・超変態人3だ!」
「おい!!黙れ!!・・・クソ、どうせオレなんか嫌われ者だ。誰にも必要とされない野郎なんだ・・・!」
- 55 名前:ヤムロット伝3 :04/08/20 03:42 ID:NBMwmfmo
涙が止まらないピッコロ。今までの辛かった出来事を思い出して泣いているようだ。
「それは違うぜ。オレがお前を必要としている」
「・・・・・・なんだと!?」
事情を説明するヤムチャ。
「・・・とまあ、そういうわけでオレは風呂あがりは全裸なんだ。あ、その話はまた別なんだけど・・・」
「おい早く趣旨を話せ!!どうしてオレのことが必要なんだ!?」
話が脱線しまくりのヤムチャに怒鳴るピッコロ。
そして直後、むせる。呼吸器官が弱いのに無理するからだ。
そのとき、突然誰かがむせているピッコロの肩に手をかけた。
「ゴホッゴホッ!!・・・ん?誰だ!!」
振り向きざまに睨みつけるピッコロ。
「あ、私は警察のものです。ちょっと署まで同行願います」
「・・・え?」
ピッコロはわいせつ容疑で逮捕された。
再び牢屋にブチこまれる。まあ出ようと思えば出られるのだが・・・
いろいろ精神的に傷つきすぎてそんな気分になれなかった。
あとヤムチャは立ちション容疑で逮捕された。
(続く)
- 56 名前:Classical名無しさん :04/08/20 03:44 ID:NBMwmfmo
- くそ、連続投稿ひっかかった・・・
- 57 名前:ヤムまの中の人 :04/08/20 23:06 ID:D0xQ7tAE
- >Saiyan Killer
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
いやホントおかえりなさいですよ。
マーリンの素性と出生の秘密は辛いものですが
ヤムチャが支えとなってくれることを楽しみにしてます。
>3年間
やっぱりと言うか先に上から読んじゃったんですがw
天さんかっけー!
ピンチの時に現れる空気の読める男最高ー!w
>ヤムロット伝3
夏の日禿ワラでした。
雌雄同体(?)なのにわいせつ罪のピッコロさんに幸あれ
- 58 名前:ヤムまの中の人 :04/08/20 23:07 ID:D0xQ7tAE
- やべ、途中で切っちゃった。
書きだめとかはしてないので不定期でホントすいません
ちゃっちゃと書きたいんですがねえ。
じゃあ、今回も投稿させて頂きます
- 59 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/20 23:08 ID:D0xQ7tAE
- >>8-12
「待て!」
ギニューがヤムチャの前に立ちふさがる。
「どけ!」
ヤムチャの蹴りを容易く切り返す。
二発、三発。
連続で蹴りを繰り出すも、ギニューは全て受け流す。
(こいつ、強い……!)
「さっきの一撃。部下を倒したのはきさまか」
「へっ、だったらどうだってんだ」
ヤムチャが多少の笑いを浮かべて悪態をつく。
――と。
ズン……ッ!
ヤムチャの体に拳が叩き付けられていた。
「が、は……」
空中から地面に叩きつけられるまでの数瞬、ヤムチャは考える。
敵は手練。全力で戦わねば太刀打ちできない。
界王拳を使ったとあれば勝ち目は出るが、それでも一つ――決定打が足りない。
幸いダメージは大きくない。
どうにせよやるしかない、とヤムチャは立ち上がった。
「ヤムチャ、そいつとはオラがやる」
いつのまにやら、傍らには悟空がいた。ヤムチャの頭は少しだけ冷静を取り戻す。
敵の力は、今感じるものよりももっと大きい。
しかも、それだけではないような……。
「……わかった、たのんだぞ悟空!」
自分の力でカルゴの仇を討ってやりたかった。
だが、目的はあくまでもドラゴンボール。
自分ひとりが突っ走り、取り返しがつかなくなることは避けねばならない。
- 60 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/20 23:08 ID:D0xQ7tAE
- 宇宙船らしき巨大な建物をヤムチャは見つける。
レーダーは必要なかった。彼の目にはカルゴが殺された光景が焼きついている。
「……あれは」
ふたつ、黒い塊が転がっているのが見えた。
一つは自分よりも頭一つほど小さいもの。
もう一つはそれよりさらに二回りも小さいもの。
同時にそれが何かも理解する。
悟飯たちの気が真っ直ぐ自分らの方へと向かってきているのが解る。
到着するまで、もう少しの時間が掛かりそうだ。
――悪いな、オレで。
ヤムチャは気功波で穴を掘り、その二つを丁重に埋めた。
「ヤムチャさーん!」
叫びながら悟飯が近づいてくる。
既にヤムチャは同じ場所に埋められていたボールを掘り返し終えていた。
「あれ? ベジータは?」
「なんか宇宙船の中に入って行っちゃったっすよ」
おかしい、とヤムチャは思う。
ベジータの目的もまた不老不死の願いを叶えることだったはずだ。
悟空から離れている今、ボールを奪うには今は絶好の機会である。
ボールを揃えるだけでは意味がないことに気付く材料も幾つか見つかる。
「――願いを叶えるのはもう少し待った方がよさそうだな」
- 61 名前:Classical名無しさん :04/08/20 23:09 ID:D0xQ7tAE
- 少しの間、ヤムチャたちは座り込んだ。
体力こそ仙豆で回復している。
しかし、最近は飛び回っていた記憶と命の遣り取りの記憶しかない。
久方ぶりの、休憩だった。
「悟空が戻ってくるまで待つか、それとも」
ボールを持ってこの場から逃げるか。
敵がスカウターを持っている可能性がある以上、気を抑えて移動せねばならない。
だが、それは逆に悟空とはぐれてしまう可能性があった。
待つにしても、悟空より先に敵が戻ってくる可能性だってある。
どちらにしても危険であり、どうすべきかはわからない。
「どうすべきだよ、ツムリー、マイーマ……」
空を見上げながら、そんなことをぼやいた。
――わしらは合言葉を知らんのだ!
知っているのは最長老さまただ一人なのだ!
脳裏に、ナメックの老人とギニューが映る。
ギニューの背後に、小柄な異星人が佇んでいた。
たしか最初に逃げた時にも見た、そいつこそが親玉なのであろう。
――困りましたねえ、あなたが「合言葉は教える」と言ったのですよ。
そいつは、ぞっとするほど冷たい声をしていた。
敵が目線で促すと、ギニューの掌に光が生まれた。
やめろ! ヤムチャは叫んだ。
が、自分が干渉できない映像であることを同時に理解する。
貫かれたのは、カルゴだったのだから。
- 62 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/20 23:10 ID:D0xQ7tAE
- 「……なるほど」
凄惨な白昼夢を見た後でありながら、ヤムチャの声は冷静なものだった。
合言葉を知るのは最長老ただ一人、という方便で老人は願いの成就を回避した。
ネイルに絶対の信頼を置いているからこその危険な賭けだ。
「オレたちは負けられない、ということか」
両肩に重圧がのしかかるが、それは煩わしいものではなかった。
「ヤムチャさん、どうするんですか?」
埋葬されたカルゴたちに合掌した後、悟飯がヤムチャに近寄る。
ヤムチャはすっくと立ち上がり、くしゃくしゃと悟飯の頭を撫でる。
「待とうぜ。きっと悟空はすぐ来るはずだ。
なんたって、おまえの「おとうさん」なんだからな」
ヤムチャの言葉に、
「はいっ!」
悟飯は笑顔で頷いた。
「くっくっくっく……」
悟空は怪訝そうな表情でギニューを見る。
いくらかの太刀合わせの後、自分の力を見せ、ギニューに退却を促した。
ギニューは絶望の態度を取ったかと思えば、次には笑い出したのである。
その挙句には、自分に拳を打ち付ける始末。
「いただくぞ、そのカラダを!」
ギニューが両手を、両腕を広げる。
目が合った瞬間、金縛りのように悟空の体が硬直する。
「チェンジ!」
発光。
光が、二人を繋いだ。
「な、なんでオラがそこにいるんだ……?」
「いただいたのさ、きさまのカラダをな!」
- 63 名前:Classical名無しさん :04/08/21 19:16 ID:kNvm.Ags
- Saiyan Killerって嘘ばっかりだな。
ダメ人間の匂いがプンプンする。
といいながら楽しみにしてる漏れっていったい…orz
- 64 名前:Saiyan killer :04/08/21 19:35 ID:YFIgz.Ro
- >>63
ダメ人間で申し訳ないです(泣
とりあえず昨日うぷできなかった分を今日何とかできましたので、それを
キリのいいところまで。
- 65 名前:Saiyan killer :04/08/21 19:37 ID:YFIgz.Ro
- >>47
第93話
「ふぅ……相変わらずたまんねぇな…お前の身体はよ…くくく」
そう言ってゆっくりとトレヴィスが離れる。ぐったりとしたまま、アロ
ーワナは天井を見つめて動かない。だが、その目には何かを決意したよ
うな光がわずかに宿っていた。
背中を向け、ごそごそと帰り支度を始めるトレヴィス。その戦士とは
思えない無防備な背中に……アローワナの決死の一撃が閃いた。
ざくっ……
「…な…に……?」
一瞬何が起きたのか、それさえも理解できない風のトレヴィスだった。
自らの背中に深々と突き立てられたナイフ。しかしそれを認識するよりも
先に、戦闘民族としての本能が彼を動かした。
腕を伸ばし、振り向きざまに「敵」を薙ぎ払う。だが、そこにいる者は
敵ではなく、自身ではとうとう気づかないままだったが、愛して追いかけ
続けた一人の女性だった。
ぱんっ…!
乾いた、それでいて湿り気を帯びた破裂音が室内に鳴り響いた。
- 66 名前:Saiyan killer :04/08/21 19:42 ID:YFIgz.Ro
- 第94話
もうそろそろいいかな………
お母さまとこわいおじさん…ううん、お母さまはいつも「あんな汚らわしい
サイヤ人などは、あなたの父親などではありません!」って言ってたけど、
あの人はたぶんわたしのお父さま…。いつものけんかが終わるのはもうそろ
そろだと思う。ゆっくり目を開けてみる。
目を開けたら、お父さまがすごくへんなお顔をして立っていた。おこってる
みたいで泣いてるみたい。あんなお父さまははじめて見る。
…よく見るとお母さまはまだ床にねたままだ。起こしてあげなきゃ。
わたしはゆっくりと立ち上がって、お母さまのところへ行く。
「…おい! ガキ! 近づくんじゃねぇッ!!」
へんなお父さま。なんでそばに行っちゃいけないんだろ。あわてて止まった
ところからお母さまを見た。
なんかへんだ。うす暗くてよくわからないけど、お母さまはぜんぜん動かない。
それになんか床がぬるぬるしてる。へんなにおいもする。きもちわるい…
…吐きそうだよ……。
ぴかっとまどの外が光った。くるまのライトかな。それに照らされて見えた
お母さまは……お顔がなかった。
- 67 名前:Saiyan killer :04/08/21 19:45 ID:YFIgz.Ro
- 「…あれ…? お母さま……?」
お母さまは首から上がきれいに無くなってた。まえに市場で見たお肉みたい。
お母さまはお肉にされちゃうの? だれに? どうして? ううん、そんな
ことより…
………お母さま………しんじゃったの………?
「…バカな女だ……なんでこんな事を……くそっ!!」
お父さまがなにかをぶつぶつ言ってる。よく聞き取れないけどなんとなく
わかったことがある。
…お母さまをころしたのは………お父さま………。
そう思ったらからだが急にあつくなってきた。しんぞうがすごいスピードで
ドキドキする。めのまえがまっかになる。
おとうさま。おとうさまなんかキライだ。わたしのだいすきなおかあさまを
ころしたおとうさまなんかしんじゃえばいい。
……わたしもころしたい。おとうさまをばらばらにするの。だって。
そうでなきゃふこうへいだよ。
わたしもころすの。おとうさまを。
- 68 名前:Saiyan killer :04/08/21 19:46 ID:YFIgz.Ro
- 第95話
ズズズズズッ……!
地鳴りのような音と共に部屋全体が揺れる。
「なっ…地震かッ……!?」
突然の振動に我に返るトレヴィスだったが、耳につけたスカウターの警報が
再び彼を呆然とさせる。
「何だっ!? 戦闘力6000…!? 近いぞっ…どこだ………
……な……距離…ゼロ……。まさか……お前かッ!?……」
一体何が起きているのか、己の理解をはるかに超える事態に彼はまるで
対応できなかった。いまだに上がり続けるその戦闘力の持ち主は、目の
前にいた。マーリンである。
「せ…戦闘力…7000…バカなっ!……まだ…上がるだとッッ…!?」
スカウターが狂ったように警告音を鳴らし続ける。彼の知る限り、まだこれ
ほどの子供でありながら、戦闘力が4桁に達する者など皆無だった。例えサイヤ
人であっても、全くの訓練無しにこれほどの戦闘力を持つなどあり得ない事だ。
ましてや7000などという数値は、下級戦士にしてはかなりの実力を誇るトレヴ
ィスですら、全く勝負にならないほどである。
- 69 名前:Saiyan killer :04/08/21 19:48 ID:YFIgz.Ro
- 「……おとうさま……ころす………おとうさま……ころす……」
うわごとのように同じ単語を繰り返しながら、マーリンが一歩、また一歩
トレヴィスに近づく。
「くっ……よ…寄るなッ……化け物めッ……!!」
恐怖で身体が動かない。戦う事だけに特化した遺伝子は、より強き者には
過敏に反応してしまう。無邪気な殺意をまといながら近づく我が子に、父親は
為す術などまるで無かった。
そして。
マーリンの感情…怒りとも悲しみとも、あるいは何かから解放された喜び
だったのかもしれない。それらが混ざりあい、頂点に達した瞬間、すべてが
弾けた。
ズッ……ゴォアアアアァァァッ!!!!!!!
それほど大きな島ではないが、多くの人が暮らし、そこで営まれていた幸せや
喜び、悲しみを包み込んでいた国があった。よそ者の母子をも暖かく受け入れ
てくれた、優しい人々が住む島国。
だが、その国はこの瞬間に惑星上から消え去った。誰一人残さずに。父親も、
母親の骸さえも跡形も残さずに。
たったひとり、マーリンだけを除いて…。
- 70 名前:Saiyan killer :04/08/21 19:51 ID:YFIgz.Ro
- 第96話
その前後の事をマーリンはほとんど記憶していない。どこをどう彷徨った
のか、気がついた時には別の大陸にある大きな都市で、すりやかっぱらいの
真似事をして生き延びていた。常人など足元にも及ばない運動能力とパワー
のマーリンを、誰も捕らえる事など出来なかった。
そして数年が経ったある日の事。
店先から商品を盗んだマーリンを、一人の男が捕らえたのだ。すばしっこく
逃げ回るマーリンの動きを事も無げに見切り、易々と捕らえて見せたのだった。
「フフ…噂どおり、子供のクセに確かにたいした力の持ち主のようですね…
戦闘力4084…フフ…素晴らしい…」
小さな檻に閉じ込められたままのマーリンにそう優しく語りかける。
「………わたしをどうするつもりだ……」
「…あなたのその力、フリーザ様のために役立たせなさい。そうすれば
こんな路地裏を寝床にする生活からは解放される。悪い話では無い
でしょう? ………フフフ…」
「…嫌だと言っても聞いてくれないんだろ…勝手にしろ…」
「聞き分けがよくて結構。では主人、これが代金だ。これでこの娘は
フリーザ軍のザーボンが預かったぞ」
- 71 名前:Saiyan killer :04/08/21 19:52 ID:YFIgz.Ro
- そしてマーリンは宇宙に数百はあると言われる惑星フリーザのひとつに
連れてこられた。そこで彼女は着実に腕を上げていった。サイヤ人に
対して強い憎しみを見せるマーリンをフリーザはいたく気に入り、惑星
べジータの消滅の真実を話してみせるなどをしていた、少女もまたそんな
フリーザに好感をもち、彼の期待に応えようとしていた。
だが、そこで事故が起こった。マーリンの訓練中、誤って用意された超強化
サイバイマンの数体が、少女を瀕死の状況に追い込んだのだ。すぐに助け出
され、医療ポッドに入れられたおかげで一命は取り留めたものの、それが原
因でマーリン自身がサイヤ人の血を引いている事がフリーザの知るところと
なってしまった。
それからと言うもの、戦闘力は飛躍的に向上したものの、フリーザの態度
は一変し、ザーボン、ドドリアたちも以前のように彼女に構おうとはしなく
なった。またしてもマーリンは孤独になってしまったのだった。
そしてまたしばらく経ったある日、マーリンは信じられない噂を耳にする。
サイヤ人が攻め滅ぼした彼女の母の故郷、惑星マリーンは今、惑星フリーザ
31となっているのだと言う。つまりそれは、あの時サイヤ人を操っていた
張本人はフリーザだった事になる。
事の真相を本人に問いただそうと、マーリンはフリーザに詰め寄る。だが
答えは彼女が最も恐れていた言葉だった。「Yes」と。
その後、しばらくしてからマーリンは惑星フリーザから逃亡する。フリーザ
の庇護の元で生きる事も、フリーザのために働く事もまっぴらだった。
まだ幼い少女は、再びその自身の力をのみ頼りに生きる事となった。広い
宇宙に、誰一人頼るものも無く。
- 72 名前:Saiyan killer :04/08/21 20:08 ID:YFIgz.Ro
- ふぅ…土日はいつもだと忙しくて、なかなか2ちゃん出来ないんですが、
今日は昨日の事があったので頑張ってみますた(笑
…実は映画に行ってました。スチームボーイ(汗
>ヤムまの中の人
ご無沙汰してました(笑
性懲りも無く帰ってまいりましたので、またしばらくのお付き合いを
お願いしますね^^
あと、つまらないリクエストなんですが、今のヤムチャとかの戦闘力を
今度さらっと書いていただけないかな〜と。なんとなく融合後のヤムチャ
の戦闘力を見てみたいというか(笑
しかしほんとにヤムチャがカッコいい…ウチのヤムチャのカッコいい
ところは今後あるんだろうか…(ニガワラ
- 73 名前:Classical名無しさん :04/08/21 21:26 ID:/a3y7166
- 戦闘力を書いたらネタバレになるかもしれないのでは
ともあれ、サイヤンキラーさん乙。
もう少しで過去編終了してヤムチャが出てくるのかな
- 74 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/22 01:24 ID:5xUbE2PE
- 掲載順・・・以後、間違えないよう気をつけます。
本当に申し訳ない……
>サイヤンさん
だんだんと明らかになるマーリンの過去。
やりきれないですねぇ〜
フリーザ軍の内部の話などは原作では余り描かれていなかったので、
新鮮な気分で読ませてもらってます^^;
>やむまさん
原作通りのストーリーながら、
ヤムチャが絶妙に絡んできて、かなりいい感じですねー
話の展開がうまいと想いました。
これからの展開も楽しみです♪
それでは 自分も投下させていただきます
- 75 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/22 01:26 ID:5xUbE2PE
- >>27-32
3年間
------------------------------
第34話 共闘
------------------------------
「はぁあああ!!!」
チャオズの奇声が響く。
それとともに『壁』がありえない角度に曲がり始めた。
なんというか、次元が歪曲してる感じさえする。
これがチャオズの超能力の真の力だろうか・・・
ナッパ相手に効かなかった頃と比べると、
その力は雲泥の差のようだ。
「はあああああああ!!」
尚も気合を込めるチャオズ・・・
そして見事にその壁は捻じ曲がり、隙間が出来た。
「壊せないなら、曲げればイイ。」
事も無げにチャオズが言った。
すごい・・・
俺は素直にそう思った。
- 76 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/22 01:27 ID:5xUbE2PE
- 「ひ・・ぃいーー!!」
「逃げろ〜!!!」
それに気付いた男たちはランファンを放り捨て、
後ろの方へと逃げていった。
「逃がすか!」
「待て!ヤムチャ、こっちが先だ!!」
見ると、天津飯は押され始めていた。
気功砲で2人減ったとは言え、3対1だ。
しかも相手は全員あの防護スーツを着ている。
生半可な技ではダメージを与えられないだろう。
「そいつらは、ちょっとやそっとの攻撃じゃ効かないぜ!
一撃に、一点に全力を込めるんだ!!」
俺はアドバイスを送るのが遅かったことを悔やんだ。
- 77 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/22 01:27 ID:5xUbE2PE
- あの三つ目野郎・・・敵が3人だからって、
四身の拳なんぞ使いやがって。
全くの逆効果じゃねぇか。
ダメだ、こいつは・・・
俺は素直にそう思った。
「おいチャオズ、仙豆は無いのか!?」
助太刀したくとも、俺の身体もぼろぼろだ。
おまけに、薬のせいで・・・
薬!?
そうだ!薬のせいで、俺は危ない目にあったのだ。
天津飯が部屋を壊したお陰で、大分濃度は下がっているようだが。
ともかく、この部屋は危険だ。
「おい!天津飯!!この部屋の空気は『薬』が溶かしてあるんだ!
まずはソイツを止めないと!!」
- 78 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/22 01:27 ID:5xUbE2PE
- 「とりゃ!! はぁーー!!」
天津飯は一心不乱に戦っていた。
俺の声も聞こえないようだ。
その集中力は、それはソレで素晴らしいのだが・・・
「大丈夫、安心して。あの『薬』ならボクが全部焼き払っておいたから」
チャオズが言う。
「お前は安心して戦え」
相変わらずの無表情&生意気なヤツだが、何と気が利くやつだろう。
そして、無言で仙豆を差し出すチャオズ・・・
何てイイ奴なんだ!
俺は味わう間もなく仙豆を噛み砕く。
さすがに『仙人』のアイテムというだけの事はある。
あれほど苦しかった身体に、一瞬にして体力が戻る。
「サンキュー、チャオズ!!
これなら何とかなりそうだ!
彼女を頼んだぞ!!」
- 79 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/22 01:29 ID:5xUbE2PE
- 本当は今すぐにでも彼女の元へ駆け寄って、
抱きしめたかった・・・
だが、今は一刻も早くこの状況を打破しなければならない。
感動の再会は、ちょっと後に取っておこう…
まずはこいつらを倒して、ハッピーエンドと行こうじゃないか。
俺は弾けるように戦いの場へと飛び出した。
(戦いでは、ボクは役に立てない。
でも、ボクもボクなりに頑張る。
だからお前もガンバレ!ヤムチャ・・・)
チャオズの"声"が聞こえる。
俺は、独りじゃない・・・
きっと、どんな相手とだって、
こいつらと一緒なら勝てる気がした。
「天津飯! まずは一人に戻れ!!」
- 80 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/22 01:30 ID:5xUbE2PE
- 「狼牙風風拳!!」
「四妖拳!!」
俺と天津飯で連続攻撃を繰り出す。
鉄壁の防護スーツと言えど、僅かでも亀裂が入れば役には立たない。
俺と天津飯は、同じ箇所を集中して攻撃を加え続ける。
ピキっという音とともに、そのスーツに目に見えないほどの亀裂が入った。
右のわき腹辺りだ。
俺はその隙を逃さず、すかさず気を貯める。
「繰気弾!! くらえ!!!」
その亀裂への直撃だけは免れようと、必死で俺の攻撃を避ける。
俺の攻撃に気を取られている。この瞬間を待ってたんだ!
「ふ、掛かったな! いまだ天津飯!!」
「ってアレ・・?」
俺の予定では、ここでヤツのどどん波が炸裂してるはずだった。
彼はいつの間にか、必死で残りの2人と格闘していた。
- 81 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/22 01:30 ID:5xUbE2PE
- さっきまで同じ敵と戦っていたはずなのに…
(どうにも息が合わないんだよなぁ、こいつとは・・・)
何て想っていたら。
「どどん波!!」
遠くからチャオズがどどん波を撃っていた。
残念な事に威力はてんで弱いのだが、
俺にとってはソレで十分だった。
(よし!いける!!)
敵がどどん波を避けたところへ、
亀裂めがけて、繰気弾を突っ込ませる。
「喰らえ!!」
- 82 名前:k ◆UZiLh1JQ :04/08/22 01:30 ID:5xUbE2PE
- 激しい爆発音。敵は地面に倒れ悶絶している。
どうやら命はあるようだ。
が、コイツはもう再起不能だろう。
よし、あと2人だ、と想ったら、1人はスデに天津飯が倒していた。
(こいつ、さすがに強いな・・・)
何の策もなしに、力だけであの防護スーツを打ち破り、
そして倒しきってしまうとは・・・
俺は天津飯をちょっとだけ見直した。
「よし!今行くぜ!!」
最後の1人を2人がかりで襲う。
程なく、その防護服に裂け目を造ると、
かめはめ波を放つ。
「波ぁーーー!!!」
僅かにその隙間を外れたようだ。
ちっ・・・!もう一発・・・・
「気功砲!!!」
何と、天津飯の一撃は、その防護服ごと敵を
消し飛ばしてしまった。
改めて想う。こいつはスゴイ奴だ。
というか、最初から気功砲使っていれば・・・?
何て疑問については、後で吟味することにしよう。
『Together Fighting』
- 83 名前:乾燥 :04/08/22 02:42 ID:13JfzRCI
- >K氏
文章の読みやすさと、作中の戦闘のスピーディーさがマッチしてとても面白かった。
この三人だと、チャオズがクリリン的な立場になるのか…
>ヤムま氏
ナメック星編も後半戦ですね、ナメックと同化したヤムチャのコレからが実に楽しみです。
>サイヤン氏
後何話で過去編も終わるのかな?明るい感じの修行編も面白かったがダークな感じの過去編もまた面白かった。
>ヤムロット氏
もはや何も言うことはありません、そのまま突っ走ってください。
- 84 名前:Wolf :04/08/22 07:10 ID:H427uRBc
- >>751-752
第二十話 「能力(下)」
強烈な一撃。それを連発し続ける異星人。
「てやあぁっ!!!」
ドゴッ――――。
ヤムチャに重い拳が溝にクリーンヒットする。
血を吐き、溝を押さえながら、凄まじいスピードで吹っ飛ぶヤムチャ。
ヤムチャは何とか舞空術のパワーを上げ、スピードを落としていく。
「俺は平和主義者であり侵略者では無いっ!信じてくれっ!」
戦闘では勝ち目は無いと思ったのか、ヤムチャは両手を挙げ、降参のポーズを取る。
「前にそういう侵略者が来てな。俺らヤードラット星人は馬鹿みたいに正直だ。
どうなったか分かるか?俺のような戦闘向けのヤードラット星人以外全員どっかに拉致された」
異星人、基、ヤードラット星人は静かに話す。
「ヤードラット星人は一人一人別々の超能力を持っている。
その為、拉致されたんだろうな。そして俺の超能力は――――」
全て言い終える前に、ヤードラット星人は姿を消す。
「――――瞬間移動だ」
ヤムチャの背後に、ヤードラット星人の姿があった。
そしてそれは即ち、ヤムチャにとっては危険だと言う事を意味していた。
- 85 名前:Wolf :04/08/22 07:10 ID:H427uRBc
- 「え?」
予想外の回答に驚くヤムチャ。
咄嗟にヤムチャは急降下し、間を置く。
ヤードラット星人は瞬間移動でヤムチャの目の前に現れる。
「逃げても無駄だっ!」
刹那、ヤードラット星人が見事に吹っ飛ぶ。
そして其処には赤いオーラを纏ったヤムチャが居た。
そのヤムチャの気は、先程の物より三倍程、膨れ上がっている。
ヤムチャは掌から直径1mはあろう巨大な球体を作り出す。
「こうなりゃ無理矢理分からすしかねえなあ・・・」
そしてその巨大な球体を、ヤードラット星人に向かって放つ。
巨大な球体のスピードは、以前ナッパに放った弾丸繰気弾の4倍程。
避けるにはかなり難しいスピードの筈。
だが、当然ヤードラット星人は瞬間移動でヤムチャの頭上に移動する。
そして気功波を打つ構えを・・・
「良いのかよ?繰気弾が狙ってるぜ?」
繰気弾は直ぐにUターンして、ヤードラット星人に向かって飛んでくる。
- 86 名前:Wolf書いてる輩 :04/08/22 07:46 ID:H427uRBc
- レス消費すいません、>>前スレ751-752です。
- 87 名前:Classical名無しさん :04/08/22 08:43 ID:G/8nJma.
- フリーザのいとこがまた地球を攻めてきた
名前はセンプウキ。
今はゴクウ達Z戦士全員(ヤムチャ以外)
も宇宙外にでかけていてヤムチャしかいない
センプウキ「俺はフリーザの10倍強い」
ヤムチャ「倒せる訳ないですよ!」
センプウキ「フリーザの敵だこの星の奴等全員殺してやる」
ヤムチャ「ちくしょうー!! こうなったらヤケクソだ!!」
ヤムチャはセンプウキにパンチをした
するとヤムチャのパンチはセンプウキの体を貫いた
ヤムチャ「昨日食った高野豆腐よりやわらかいぞ」
センプウキ「おかしい、フリーザの十倍の戦闘力のこの私が
下等生物の地球人にまけるとは・・・・」
ヤムチャ「ゴクウはこんな弱い奴等と戦っていたのか
高野豆腐の方が硬いじゃないか」
- 88 名前:Classical名無しさん :04/08/22 09:44 ID:HMKV22LQ
- >>64
そんなやつのいうこといちいち気にしないでください。僕の覚えてる限り
嘘なんて一度もついてないじゃないですか。
- 89 名前:Classical名無しさん :04/08/22 10:36 ID:yFP1bpiY
- >>88
・・・・・・・・・
>僕の覚えている限り
新手の釣りと見た!
- 90 名前:Classical名無しさん :04/08/22 12:11 ID:e8CupxXA
- ここは作者さんへの感想レスが多くて良いな。
きっと作者さんたちもやる気出るだろう。
- 91 名前:Saiyan killer :04/08/22 15:00 ID:47mIvBRE
- >>88-90
\ ∩─ー、 ====
\/ ● 、_ `ヽ ======
/ \( ● ● |つ
| X_入__ノ ミ そんな餌では釣られないクマーーー!
、 (_/ ノ /⌒l
/\___ノ゙_/ / =====
〈 __ノ ====
\ \_ \
\___) \ ====== (´⌒
\ ___ \__ (´⌒;;(´⌒;;
\___)___)(´;;⌒ (´⌒;; ズザザザ
- 92 名前:Classical名無しさん :04/08/22 15:45 ID:tFYDAkME
- >>91
わかったわかった、わかったから作品きぼんぬ、な。
- 93 名前:Classical名無しさん :04/08/22 15:58 ID:AvIp3NtY
- いや俺はsaiyanはんの作品が一番おもしろいと思ってるよ?
- 94 名前:Classical名無しさん :04/08/22 18:48 ID:E1QIOFag
- 確かにサイヤンキラーの作品には更新のたびに
感想レスが10近く付くからな。凄い人気だ。
他の作品なんてせいぜい4つか5つ。かわいそうだよ。
- 95 名前:Classical名無しさん :04/08/22 20:53 ID:SSNYEDAk
- >>94
かわいそうだという表現は不適切だと思う上に
何か間違った認識をしていないかと思うんだが。
俺は職人じゃないから偉そうなことを言えないが
基本的にここで公開されているのは作者のマスターベーションなんだから
数多くの感想なんて期待する方が間違ってる。
感想は励みにはなるだろうが読者に強要するのもおかしいだろう。
そんなもんだ。
- 96 名前:Classical名無しさん :04/08/22 21:24 ID:Zccn/Nik
- >>95
明らかな煽りだろ・・。相手にするなよ。
今までここの作品がうぷされて10もレスついた事があるかよ。
多くて3つか4つだ。残念ながらね。最強の道くらい昔は分からんが。
- 97 名前:Classical名無しさん :04/08/22 22:18 ID:SA7mszvY
- 青竜刀なら10くらいレスついてたような気がする
- 98 名前:Classical名無しさん :04/08/22 22:44 ID:yPinUYjU
- 青竜刀それ考えるとすごいなw
パオも認めてたし。
- 99 名前:押収のヤムチャ1話 :04/08/22 23:33 ID:XKA9ZqNU
- 「ゲロの研究所に行ってきたんだ。
あの未来の少年から19号と20号の話を聞いた時、今のうちにゲロを倒しちまおうって話が出たろう。
まだ何もしていない奴を攻撃するのはどうかって話になって、
いざとなれば神龍に頼めばいいかとも思ったんだが、
考えたらそれじゃ過去にピッコロに殺されたことがある人とかは救われないんだよな。
それに、あとで生き返れるからと言っても、死ぬのはやっぱり苦しいもんだ。
俺も経験があるからわかる。プーアルも死ぬなら一度きりにしろよ。
話がそれたが、まあそういうわけで俺はゲロの研究所に行くことにした。
最初は神龍に場所を尋ねるつもりだったが、意外にもブリーフ博士が、
ゲロが北の都近くの岩場に住んでいるらしいという噂を知っていたんだ。
それでボールを使うのはやめた。
俺が行動を起こそうとしていることを、みんなに知られたくなかった。
何故かというと、一人で行動したかったからだ。
何故一人かというと、今度の仕事には俺が一番向いているからだ。
仕事というのは、盗むことだ。盗みは俺の(お前もだが)本職だった。
ブリーフ博士が教えてくれたのは、ゲロの噂だけじゃない。
ロボットを開発するとして、弱点になりそうなことは何か、というのを俺は質問した。
博士は長々と話してくれた。大雑把に言うとこういうことだ。
まずは燃料切れ。そしてサビとかの、メンテナンスの問題。長期間動かす場合はどっちも致命傷になりうる。
だが俺は8号の話を知っていた。彼は長時間整備なしで問題なく暮らしている。こっちの線は薄い。
他に考えられることは何か。
機械で最も怖いこと、それは暴走だ。
燃料が切れても動作が止まるだけだが、暴走したら下手すると味方側に被害が出る。
いざという時のために、外部から停止命令が出せるようになっているはずだ。
そして命令すら受け付けないような最悪の事態のために、爆破装置を取り付けている可能性もある。
人造人間のパワーは、あの少年の言うとおりならとんでもないものだ。ゲロ自身にとっても怖いはずだ。
だから停止装置も爆破装置も、両方取り付けられていると思った。
装置があるなら、そいつを作動させることもできるはずだ。
資料があれば。できるなら設計図があれば。
そいつを俺が盗んでくればいいわけだ。
- 100 名前:押収のヤムチャ1話 :04/08/22 23:33 ID:XKA9ZqNU
- 月の無い夜を選んだ。生き物のほとんどいない岩場は程よく不気味で、血が騒ぐようだった。
研究所を見つけるまでしばらく山ごもりする覚悟をしていたが、
生物がほとんど居ないことが上手く働いた。1週間ほど前のものらしい足跡が、消えずにはっきり残っていたんだ。
それは数10メートルほどで途絶えていたが、進む方向さえわかれば後は楽だ。すぐに研究所らしい場所の見当がついた。
気を読んでみると、気配は3,40人分あった。
人造人間が19体いるとしてもまだ多いから、レッドリボン軍の残党が集まっているのだろう。
軍隊が警備する中へ盗みに入った経験は、さすがにない。気を引き締める必要がありそうだった。
研究所はこれといって特徴の無い岩山だった。気配が発せられていなければ見過ごしていただろう。
しかし山の中腹にあいた洞穴の中には、場違いに人工的な金属製の扉が取り付けられている。
叩いてみた。材質の見当はつかないが、どうも相当頑丈なつくりだ。かめはめ波でも破れるかどうか。
俺はしめたと思った。
この物々しい扉は、ゲロが警戒を怠っていないことを示している。
研究所内もリボン軍の兵士がそこらじゅうで目を光らせているのだろう。
しかしここは、この出入り口の警備はどうか。扉が頑丈であるがゆえに、それ以上に注意を払おうとはしないんじゃないか。
研究所にいるのは3,40人。さほど多くない。絶対に破れない扉がある地点に人を割く余裕はないはずだ。
つまりこの扉さえ何とかなれば、この出入り口を抜けるのはたやすいことになる。
盗みで一番緊張する出入りの瞬間、警備が薄いのはありがたいことだ。
この扉さえ何とかすればいい。
しかしプーアル、実のところ俺はこの扉も何とかする必要はなかったんだ。
扉は頑丈な金属製だが、その周囲の壁はただの岩だ。俺なら素手でも掘っていける。
実際掘っていけたんだ。センサーが仕掛けられていることも考えて、横から回りこむようにトンネルを作った。
俺は研究所に入り込んだ。オイルの匂いがして、大きなカプセルが転がっていた。
- 101 名前:押収のヤムチャ2話 :04/08/22 23:35 ID:XKA9ZqNU
- カプセルに人造人間はいなかった。ちょうどいいサイズだと思ったんだが、中は空だった。
とはいえ将来こいつが使われないとも限らない。カプセルに繋がったパイプが、壁の電源にのびている。
人造人間の充電用と考えられる。壊してやろうかと思った。
しかしそのとき足音が聞こえてきて、俺はカプセルの裏に隠れざるを得なくなった。
レッドリボンの兵士だった。だるそうな顔をした冴えない中年だったが、足音は軍人らしくよどみが無い。
どうやら見回りにきたらしい。トランシーバーを左手に、ライトを右に持っている。
早速のピンチだ。ちょっとライトの向きを変えればトンネルは見つかる。そうなればすぐにゲロに異常が伝わる。
俺は身体をこわばらせた。気配を抑えながら、いざとなれば岩山ごと吹っ飛ばせるぐらいの気を溜める。
しかしライトは扉を軽く照らしただけで、その横のトンネルまでは見出さなかった。
兵士はそれだけで満足したらしく、首を振りながら踵を返した。
やはり出入り口の警戒はゆるかったのだ。俺はほっと胸をなでおろした。
と、そのとき、今度は話し声が聞こえてきた。
下の方からだ。上ってくる。会話してるんだから当然だが、複数人だ。
「街は久しぶりだ」とか「せっかくだから楽しもう」といった言葉が耳に入った。
どうやら別の兵士たちが、街に買出しに出ようとしているらしい。
外出するとなると、さすがにトンネルに気づかないでくれるとは期待できない。
ついていない時間帯に侵入してしまったようだ。もっとも俺の人生でツキがあったことなんて思い出せない。
見回りの兵士が声を上げた。「買出しならついでに……」とそこまで言ったところで俺は肘打ちを腹にブチこんだ。
見回りは気絶し、俺は制服を頂戴した上でカプセルに彼を放り込んだ。
ズボンを重ね履きして上着を羽織ったところで買出し部隊が到着した。
「何か言ったか?」目ざとそうな顔つきのノッポの男が俺に聞く。
「あ、ええ、ついでにプーアル茶を買ってきてくださらないかと」身体でトンネルを隠しながら答える。
「わかったよ。ところでお前、ズボン後ろ前だ」
ノッポの男の洞察力は間違った方向に向けられた。俺は着替えに走るフリをしてその場を離れた。
「あんな奴いたかな……。新入りか?」別の男がつぶやいた。
- 102 名前:押収のヤムチャ2話 :04/08/22 23:38 ID:XKA9ZqNU
- 「軍服も着慣れていないみたいだからな」さらに別の男が言った。「足元がお留守だな」
俺は小さく舌打ちをした。買出しの連中には聞かれなかったと、思う。
出入り口のフロアももう少し見ていたかったものだが、事情が許さない。
俺は買出し部隊の目を避けるように奥へと進み、ハシゴを見つけて降りた。
騒ぎが起きる様子は無い。買出しはトンネルを見つけなかったらしい。少しツキが向いてきた。
ハシゴを降りると土臭い小部屋についた。机の上には乱雑に書類が広げられ、水槽のようなものが置いてある。
俺は書類にさっと目を通した。"精密世界地図・東エリア版"、新聞、"人造人間10号の動作および手入れの方法"。
10号とは少し古いが、いただいておく。めぼしいものはそれぐらいのようだ。
次に水槽を覗いてみた。一見黄色っぽい液体で満たされているだけだったが、
よく見ると泡の塊のようなものが浮かんでいた。
別におかしなことでもない。そう思って目を離しかけたとき、その泡が脈動するように動いた。
俺は慌てて注目しなおした。注意してよくみると、一つ一つの泡の中にさらに小さな塊があるのが分かる。
細胞という奴のような気がする。つまりこれは、生き物だ。
どういう生き物なのかは判断がつかない。人造人間に関係するのかどうかも。
しかしゲロが何か生き物を育てて…いや作っているのなら、そいつがマトモなものだとは思えない。
しかししかし、この水槽をぶち壊すのは得策だろうか?
それなりに大きな音がするだろうし、何か監視装置がついているかもしれない。まだ騒ぎは起こしたくない。
それに生き物は生き物なわけで、殺すのは忍びない気もする。
俺はしばらく考えた挙句、結論を保留することにした。
小部屋の奥にさらに道が見える。まずはそちらに向かって、人造人間の設計図を手に入れよう。
道はいきなり二手に分かれていた。岩山分の広さしかない研究所だから、曲がり角が多くなるのかもしれない。
しかしいきなりの分かれ道には面食らった。どちらの道も同じに見える。
直感で右を選ぼうとしたとき、自分が気配を読めることを思い出した。
右には数十の気が感じられるのに比べ、左は1つ2つあるかないかだ。
潜入に気づかれる前になるべく多く探索しておきたい。気配が少ない左を選んだ。
- 103 名前:押収のヤムチャ2話 :04/08/22 23:39 ID:XKA9ZqNU
- 道は下へと傾いていた。つまり研究所は地下にも広がっているらしい。
そういえば実験施設というのは大きなものだ。
それも人造人間を作ろうというならそれなりの広さがいるのかもしれない。
何にしろ俺にはあまり嬉しくない事態だ。
部屋も何もないまま、道は螺旋を描くように下へと続いている。まるで隔離されているようだ。
隔離。人造人間に似合う言葉のような気がする。
この道が当たりかもしれない。しかし大きな気は感じない。
そんなことを考えながら進んでいると、突然両側の壁にドアが現れた。
片面に5ずつ、計10のドア。そして道の突き当りにもドアが見える。どれから入るべきだろう。
特に考えも浮かばず、ひとまず右手前のドアを開けた。鍵は外されていた。
中は殺風景で、牢屋を思わせた。そういえばドアについた窓にも鉄格子がはまっていた。
そして部屋の中央には、上階で見たようなカプセルが置かれていた。
牢屋の中のカプセル。この上なく人造人間っぽい状況じゃないか。
もし人造人間が休眠状態なら、今がチャンスだ。
気配を感じないのも眠っているからかもしれない。
俺はそろそろとカプセルに近づき、中を覗き込んだ。
中には壮年の男性が仰向けに眠っていた。
寝顔は安らかではない。眉間に心労の皺が刻まれている。
顔色は悪い。ロウソクみたいな白だ。首の後ろには紫の斑点が見える。俺は息を止めた。
胸の上で組まれた手は、プーアル、皮膚が剥がれ落ちて骨が見えていた。
死んでいた。死体だった。人造人間でも生きた人間でもなかった。
俺は飛ぶように後ずさった。頭が殴られたようにぐらついた。
そういえばこのカプセルは最初に見た奴と少し形が違っていて、
ピッコロとの戦いで使われたあの棺桶に近い。しかし、いったい。
そのとき俺の耳に、かすかな足音が聞こえた。同時にさっき感じたあの気配を、背後に捉えた。
俺は気を爆発させながら振り返った。
その衝撃で気配が吹っ飛んだ。つまり、体重が軽い。
2人の子供だった。1人は黒髪の少年、1人は金髪の少女だ。年は14,5ほどか。切りそろえた髪形も、顔も似ていた。
双子のように見えた。
- 104 名前:押収のヤムチャ :04/08/22 23:42 ID:XKA9ZqNU
- あ、なんか一行に文章詰め込みすぎてますね。今度から気をつけます。
しばらく続きます。
- 105 名前:Classical名無しさん :04/08/23 01:07 ID:47mIvBRE
- >>99-103
新作乙。
この調子でヨロシクね。
- 106 名前:Classical名無しさん :04/08/23 01:07 ID:47XlDRz.
- 急襲さんですか?頑張って下さい
- 107 名前:Classical名無しさん :04/08/23 01:20 ID:PJ4w2NSU
- 作品投下しますね。
題名は「こんな一日」
- 108 名前:こんな一日 :04/08/23 01:21 ID:PJ4w2NSU
- 「……ああ、空って奴はどうしてあんなに青いんだろうな」
誰に言うとも無く、呟く。
独り言を呟く癖は随分前に矯正したつもりではあったが。
公園のベンチに――ちょうど仰向けになる体勢で――寝転びながら、空を見上げる。
自由気ままな雲をうらやましくも感じながら、ゆっくりと身体の力を抜いた。
流れる雲を目で追うようにして、視線を泳がせる。
「はぁ……」
自分でも気付かないうちに、ため息が口をついた。
「まったく……空はこんなにも青いってのに……」
どうしてオレは無職なんだろう。と、声には出さずに呟く。
黒髪黒目、革のジャケットに身を包み、青いGパンを穿いた男。
格別に何かあるといった風貌でもないが、頬についた十字傷はこの男がどこか平凡ではないと思わせるのに十分でもあった。
「春先に公園のベンチでぬくぬくと……平和だなぁ……」
またも独り言を呟きながら、頭だけを横に向け、公園を見渡す。
普段ならば子供たちの姿が見えるこの公園も、平日の昼前ともなると誰かが来るということは滅多にない。
浮浪者や暇な奴らが時間を潰しには来るかもしれないが――胸中で付け足しながら、自分もその「暇な奴ら」なんだなと笑う。
……まぁ、こんな天気のいい日に汗水流して働くなんて、オレの性にはあってないか……
暖かい春の日差しが降り注ぐのを感じながら、ヤムチャはゆっくりと目を閉じた。
- 109 名前:こんな一日 :04/08/23 01:21 ID:PJ4w2NSU
- どのくらい、そうしていただろうか。
不意に、腹の辺りから何か音が鳴っているのを感じ、ヤムチャは身を起こした。
公園にはいつの間に来たのだろう、何人かの子供が備え付けの遊具を占領しようと躍起になっている。
まだぼんやりとした頭を覚ますのも面倒に感じてはいたが、とりあえず時間を知ろうと腕時計を見る。
買ってからそう日にちのたっていない真新しい時計の針は、午後2時過ぎを指していた。
別になんということのない時間でもあるが、ちょうどお腹のすく時間ではあった。
(なるほど、さっきのはオレの腹の虫が鳴いてる音だったのか……)
胸中で呟きながら、それまで身をゆだねていたベンチから立ち上がる。
そのまま公園を立ち去り、とりあえずは繁華街の方へと移動することにした。
――もっとも、繁華街に来たところで何が出来るというわけでもないんだが――
毒づきながら、この時間は一番人通りの多いであろう大通りの真ん中を歩く。
すれ違う人々の中にいくつか見知った顔を見つけた気もしたが、ヤムチャは話しかける気にはなれなかった。
この連中は本当に何らかの目的を持って行動してるんだろうか?
そんなどうでもいいことを考えながら、賑やかな繁華街を歩く。
美味しそうなにおいがどこからともなく流れてくるが、だからといってそれを食べることが出来るわけでもない。
ヤムチャは道の端っこへと寄りながら、懐から古ぼけた財布を取り出した。
とんでもなく軽い財布を、それでも少しは重さを感じようとしながら、財布の口を空ける。
いまどき珍しいガマ口の財布の中には、どれだけ凝視してみても13ゼニーしか入ってはいなかった。
「人生って、どうしてこうも上手くいかないんだろうなぁ……」
道端で財布を覗きながら、涙を流しつつヤムチャはブツブツと呟いた。
道行く人が奇異の目で自分を見ているのがわかるが、だからどうということでもない。
……だが、さすがに人々の視線が痛くなってきたので、とりあえず裏路地に入ることにした。
- 110 名前:こんな一日 :04/08/23 01:21 ID:PJ4w2NSU
- 路地裏は、昼間でも暗い。
……もっとも、夜になればもっと暗くなるのではあったが。
どだい街の灯りが消えないとしても、その灯りが届かない場所ではある。
そんな暗い路地裏を、ヤムチャはのんびりと歩いていた。
春先のうららかな日差しは降り注がなくとも、春風の匂いはこんな路地裏にさえも届いてくる。
だからこそであろう。普段ならば浮浪者やちんぴらがたむろしているはずのその場所には、今では誰の姿を見ることも出来なかった。
「……まあ、春先にはみんな働き者になるって言うしな」
言いながら、足元の小さな石を蹴る。
きれいな放物線を描いて跳んでいったその石は、路地裏のさらに向こう――つまり、大通り――の方へと消えていった。
あれだけ人通りの多かった道である。恐らく誰かに当たっているだろう。
いくら小さな石とはいえ、かなりの高さから勢いをつけて落ちてくることになる。命中すればただでは済むまい。
……当たった人、ごめんなさい。
頭の中で、不運な被害者に謝りながら、ヤムチャは口笛を吹いた。
と、先ほど石が跳んでいった辺りからであろう。救急車が鳴らすようなサイレンの音が聞こえてくる。
それと共に、人々の罵声や悲鳴などが聞こえてきたりもした。
「ああっ! 空から隕石が降ってきた!」
「大丈夫か、傷は浅いぞ!」
「悪魔だッ! 悪魔が降臨したんだッ!」
……とめどなく、それはもう無責任に増え続ける果てしない悲鳴やら罵声やらに
「何も聞こえない、オレは何もやってないぞ!」
耳を両手でふさぎながら――それでも口笛を吹くことはやめず――ヤムチャは、大通りとは反対の方向へと駆け出した。
- 111 名前:こんな一日 :04/08/23 01:21 ID:PJ4w2NSU
- ……200メートルほど走っただろうか? ヤムチャはふと足を止めた。
路地裏の、更に暗くなっている辺りから、何か言い争うような怒鳴り声が聞こえてくる。
「ケンカか? ったく、こんな春先の穏やかな日に何をやってるんだか……」
呟きながら、声が聞こえたほうへと歩を向ける。
そこでは、ヤムチャが思っていたのとは少し違う光景が展開されていた。
路地の行き止まりになっている場所に少女が一人、それを取り囲むように三人の男が立っている。
先ほど怒鳴っていたのは男のほうだろう。顔を真っ赤にして、少女へと手を伸ばす。
手を伸ばされた少女は、それを軽くあしらいながら、掴みかかってきた男を引き倒した。
(なるほどな……男共があの女の子に絡んだが、実は女の子は結構強かったってオチか)
その光景を離れたところで見ながら、ヤムチャはある程度の憶測をつけた。
どうやら自分が手を出す必要も無いだろう。傍観者にまわっておくか。
――なんて、なかなかに薄情なことを考える。
あの女の子は結構かわいいよなー。あとでナンパでもするか、うん。
……と、ヤムチャが自分勝手にトリップしている間に情勢は決まっていた。
少女が、三人の男をあっさりと打ち倒したのである。
「ほぉ、やるじゃないか」
先ほどから傍観しているだけのヤムチャが、感嘆の声を上げる。
恐らく、あの少女は格闘技でもかじっていたのだろう。そう当たりを付けておいた。
(さて、ナンパでもするか……)
少女の方へと、歩き出そうとした、ヤムチャの目に……
ふと、視界に倒れた男が写る。その男は、懐からナイフを取り出そうとしていた。
(やれやれ……)
胸中で毒づきながら、ヤムチャは男達がいる方へと一歩踏み出した。
- 112 名前:こんな一日 :04/08/23 01:21 ID:PJ4w2NSU
- 「そんなもん使うのは反則だぜ」
突然現れたヤムチャに、少女並びに男達は驚愕の表情を見せる。
「何だ、てめぇは!」
倒れていたはずの男が、ピンっと立ち上がって……それこそピンピンした様子で、引きつった声を上げる。
同じように、残り二人の男もいつのまにか立ち上がっていた。
三人揃いも揃って、手になにやら光る物を持っている。
「ナイフ、か……別に構わねぇが、そんなもんを持ってるってんなら手加減は出来ないぜ?」
言いながらも、構えを取る。
一応とはいえZ戦士であるヤムチャが、一般人相手に大仰な構えを必要としたりはしない。
それでも、威嚇するように――それこそ、まるで芝居がかったかのような大仰な構えで――ヤムチャは、男達と対峙した。
刹那、一番手前の男が切りかかってくる。それを紙一重でかわし、すれ違いざまに顔面目掛けて軽く肘打ちを食らわせた。
もんどりうって倒れる男と同時にしゃがみ込み、突っ込んできた二人目の男に対し足払いをかける。
ただまっすぐ突っ込んできただけの男は、あっさりと地面に倒れ付した。
「このっ、野郎ッ!」
叫びながらも起き上がろうとする男に、ヤムチャは踵落しをお見舞いしてやった。
数秒の間に――いや、実際には数秒も無かっただろうが――仲間を倒された男の顔には、驚愕の色が浮かんでいる。
奥で見ている少女の顔にも同様の驚きが表れてはいたが……
「さて、どうする? 仲間をやられて、後はおまえ一人だ。まだやるか?」
からかうような口調で、ヤムチャは問いかけた。
男は顔に汗を垂らしながら、ヤムチャを凝視する。その視線を軽く受け流し、ヤムチャはあさっての方向を向く。……と、
「キョエアエアウー!」
奇声を発しながらナイフを付きたてようと走りこんでくる男に、ヤムチャは容赦の無い蹴りをぶちかました。
- 113 名前:こんな一日 :04/08/23 01:21 ID:PJ4w2NSU
- 「さて、大丈夫だったかい? お嬢ちゃん」
倒れている男達を尻目に、ヤムチャは少女へと声をかけた。
少女はまだ驚いているのだろう。その目には羨望の色と共に驚愕の色が浮かんでいる。
もっとも、目の前であれだけの強さを見せ付けられたのなら、それも当然のことではあったが。
「とりあえず、ここを離れようか」
コクリと頷く少女を引き連れて、ヤムチャ路地裏から姿を消した。
その後、二人で喫茶店に入り(お金は少女持ち)
実はあの男達は父の部下で、私の父はお金持ちなんですー、なんていうありがちな話を聞いて……
もうすっかり日も落ちたころ、ヤムチャはねぐらにしているアパートへと帰ってきていた。
「ただいまー」
古ぼけたアパートのドアを勢いよく開けて、ヤムチャは陽気な声を上げた。
出迎えてくれるものは誰もいない。プーアルはこの時間はアルバイトに出掛けている。もちろんヤムチャの生活費を稼ぐためだ。
だから、そんな寂しさを紛らわすために「おかえりー」なんて自分で言う。それはそれで寂しくはあったが。
棚からカップラーメンを取り出し、そのままバリバリと食べる。
ガスや電気、果ては水道までもが既に止められているため、ラーメンを調理することは出来ない。
プーアルの給料日はまだ一週間以上も先である。それまではこの食生活でなんとか凌がなければならない。
「ああ、カップラーメンって美味しいなぁ」
バリバリと、やかましい音を立てて硬い麺をかじりながら……
ヤムチャは、人知れず涙を流した。
まぁ、これはそんなどこにでもある日常の一端である。
こんな一日、終わり
- 114 名前:Classical名無しさん :04/08/23 01:23 ID:hL8LksNs
- 以上、「こんな一日」でした。
- 115 名前:Classical名無しさん :04/08/23 01:45 ID:gRz0GtfA
- ツマンネ('A`)
- 116 名前:Classical名無しさん :04/08/23 02:23 ID:TvyfM4N6
- あんまりキツイ事は言いたくないけど、でもこういう
「ヤムチャダメ人間」的短編はもうお腹一杯の気分
だわな。なんかこう、もっとヤムチャの新しい一面を
見せてくれるようなのが読みたい。
- 117 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/23 03:15 ID:7VNEXVFc
- 半分寝てる時の方がテンション保って書けるなあ。
ちゃんと起きてる時だと固っ苦しくなってしまう。
まあ微々たる違いでどっちにしろ地味なんですが。
今回は無駄な部分がすげー多いです。
いや言ってしまえば全部無駄ですが。
じゃ、ちょっと投下します。
えーと、>>59-62からの続きになります
- 118 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/23 03:15 ID:7VNEXVFc
- 「ぐ、ぐぬぬぬぬ……!」
悟空の身体を得たギニューはわなわなと震える。
自分たちが見下した種族とはいえ、自分を遥かに超える強さの肉体。
加え、もと仲間に手を出せる敵などはそうそういない。
だというのに、だ。
「どうした、ふるえているぞ」
目の前の男は、自分以上の力で躊躇なく攻めてくる。
――そいつはおとうさんじゃない!
近寄ったギニューの正体を見破り、叫んだのは悟飯だった。
――悟空のカラダをうばったってのか。
戸惑っていたクリリンを尻目に、ヤムチャはギニューに突進した。
様子見の一撃はかわされる。
ギニューのカウンターを、ヤムチャは軽くいなした。
「それじゃあ……」
ピピピピピ……!
自分の体から奪ったギニューのスカウターが鳴り響く。
(戦闘力が……60000近くにも!?)
気を取られたその時、狼牙風風拳がギニューを襲った。
- 119 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/23 03:16 ID:7VNEXVFc
- ヤムチャは自分の手を開いたり閉じたりしながら見つめた。
強くなっている。
同化したことがもっとも大きな一因であろうが、それだけではない。
最長老に出会ってから、どんどんと力が湧き上がってきている。
ちらと悟飯とクリリンを見た。
彼らもまた、自分と同じく力を増しているに違いない。
「お、おのれ!」
倒されたギニューが立ち上がった。
「うおおおおおおおおおおお……!」
構え、力を全身に込めているのがわかる。
ヤムチャはに、と笑った。
「てんでダメじゃねえか、よっ!」
さっきのおかえし、とばかりに腹に拳を叩き込む。
ギニューが吹っ飛ぶ。
その身が地面につく前に、
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
ヤムチャが無数に魔光砲を放つ。
「くたばれ!」
掌に球状の気弾が生まれる。
「ヤムチャさんが、操気弾をつくってる……?」
「何言ってんだ?」
悟飯の言葉に、クリリンが何を言ってるのかと逆に疑問を持つ。
意識をしていなかったが、操気弾を作るには本来高い気の集中が必要になる。
であるはずなのに、ヤムチャは攻撃をしながらそれを作り上げた。
「はあっ!」
放たれた「操気弾」は弧を描き……、
ドグゥォォォォォォォォォン……!
大爆発を、起こした。
- 120 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/23 03:17 ID:7VNEXVFc
- 初代のピッコロの手によりヤムチャは魔族としての生を受けた。
牙を首筋につきたてられた直後、切り裂くような苦痛と焼けつくような高熱が身
体を蝕み、その後には凍てつく寒さが襲う。
それを何十回と繰り返した後、ヤムチャは魔族として両の脚で初めて立った。
その時の感覚は、おそらく忘れられないであろう。
いやにすっきりとした頭に、よぎる感情はただ一つ。
憎しみ。
たいして強くもないくせに、他人を踏み台にして生きているもの。
そしてそれを嫌々ながらも諦め、受け入れているもの。
もともと好きではない人種であったが、それらがさらに醜く眼に映った。
自分は死なないために苦しんだのに、他の人間がのうのうと生きている。
それだけで、全てが憎く、鬱陶しいものに思えた。
「ヤムチャさま」
孫悟空とピッコロ大魔王との決戦の最中、小さな青毛の猫が手を差し伸べた。
誰だ、と消え入りそうな声で倒れたヤムチャは問う。
魔の眷属である彼もまた、その時は大きなダメージを負っていた。
だから悟空に攻撃を仕掛けることもできず、倒れ付しているしかなかった。
「ヤムチャさま」
もう一度、猫は言った。
魔族とかつての仲間たちが見損なった彼に、優しい声で。
ほんとうに、誰だ。
記憶に引っかかるものの、それが何か思い出せない。
だから、煩わしい。
ヤムチャは差し伸べられた手を、ゆっくりと伸ばす。
ややほころんだ顔を見て、その手を力の許す限り思い切り撥ねのけた。
- 121 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/23 03:17 ID:7VNEXVFc
- 「……あいつは……!」
物陰から見ていたベジータはヤムチャの攻撃に息を呑む。
ヤムチャという男はカカロットの外見をしたギニューを徹底的に痛めつけている。
精神が敵とはいえ、味方の肉体を痛めつけるのは地球人のイメージに合わない。
彼の知っている地球人は、情というものに左右されるおよそ戦闘には向かない種
族だったはずだ。
ただ攻撃するだけならまだいい。
その攻撃一つ一つが、速く、重い。
気を感じ取ることが出来るようになったからこそわかる。
奴もまた、自分の強敵となりえる存在だと。
「悟空のカラダのくせにその程度か」
ヤムチャの肉体が赤く発光する。
すでに二倍や三倍の界王拳では苦しくもなんともなかった。
「ぐ、こいつ……」
ギニューがよろよろと立ち上がり、額から流れた血を拭う。
殴り飛ばされた時に落ちたスカウターが警報を掻き鳴らす。
ボディチェンジするしかない、彼は両腕を広げ――。
バキィッ!
ヤムチャの膝蹴りがギニューの顎に。
「オレのカラダは――オレのものだ!」
- 122 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/23 03:18 ID:7VNEXVFc
- 分身を産み落とし、生まれ変わったピッコロを探すことが最初の仕事だった。
ほうほうの体で逃げ出したので、体力などほとんど残っていない状況で。
「ちくしょう……。……くそったれめ」
悪態をつぶやきながら、身体を引き摺る。
ピッコロの配下として顔が割れている可能性がある以上、人里はなれた場所のみ
を探し続けた。ピッコロの分身も親と同じ顔をしているという確信があったので、
この選択は間違っていないと自分に言い聞かせながら。
歩く動作のみを何日もの間していたというのに、空腹になることはなかった。
喉が渇きを訴えることはあったが、たいていすぐに水が見つかった。
情けない。
他の魔戦士らと並んでピッコロの配下として働いていた自分の末路がこれか。
諦めとともに、憎悪もまた、沸々と。
今のピッコロと出会ったのは、そんな感情が頂点に登りかけたときだった。
「高等な戦術やら複雑な術やらはオレには通じない」
トントン、とヤムチャは自分の頭をつつく。
「筒抜けなんだよ。おまえは」
ギニューの顔色が絶望に染まる。
思うように力を出せない身体。
頼みの綱であるボディチェンジも封じられてしまった。
かつて、仇であり目標であった悟空の肉体。
中身は違うとはいえ、その顔に絶望を浮かべることが出来ている。
ヤムチャは少し笑った。
今の気分は、本当に悪くない。
- 123 名前:ヤムまの中の人 :04/08/23 03:28 ID:7VNEXVFc
- 名前間違った。まあいいや。
>>72
ということで答えられましたでしょうか。無理やりに突っ込みましたがw
一応界王拳無しで60000くらい。
超サイヤ伝説だと8倍くらいまで使えたんだっけな、その辺曖昧ですが。
>3年間
餃子カコイイ!
天津飯との実力差があり過ぎかと思ったんですが考えてみれば
ヤムチャと違ってちゃんと修行してたんですよね。
そういうところも反映されてて面白かったです。
>Wolf
ちょっとボリューム不足な感がしますが乙。
他のヤードラット人の能力とかも後々に出てくるんでしょうか。
続き待ってます。
眠いのでそれ以降確認してないです。すいません。
- 124 名前:ヤムチャの新しい一面 :04/08/23 08:50 ID:swbawP4A
- やあみんな、俺だ、ヤムチャだ
みんなは俺のことを女垂らしだと思ってるんだろうが、それは俺の単なる一面さ
本当は俺は女になんて興味ないクールなナイスガイなんだぜはははは
セルもブウもフリーザもかめはめはでいちころさナハハハ
実は悟空よりも強いんだぜでも原作作者がうざったいことに俺をヘタレとして書きやがったんだ
むかついたぜ、切れたぜ、鳥山の野郎にろーがふうふうけんをくらわしたぜ
痛がってたぜ、やっははは
まああれだ、おまえらも俺様を活躍させるなんて自己満足満開なオナニー的行為をしてくれているが
俺様はとても嬉しい。これからも頑張ってくれよ
俺様がランファンとくっついたり、俺様がどっかのサイヤ人女となかよくなったり
とんでもなく嬉しいぜ。けどそんなにやられちゃ身体がもたねーよ
そんなオナニー作品を読んで楽しんでる読者のみんなも、別にいらないけど一応かんしゃしとくぜ
感謝してやるからよ、おまえらも口ばっかじゃなくなんかかけ、な
おっと、うーろんの奴から呼び出しだ
どうやらまた地球を乗っ取ろうと変なオリキャラが来たらしい。もうやってらんないぜ
まえには過去の世界に悪人退治にいったし、俺どの身体がもたないってんだよ
大体おまえら、俺を活躍させるのはいいけどだからって原作と離れさせすぎ
もう完全に別キャラになってる作品もあるんだしさ、もうヤムチャじゃないじゃん
じっさい悟空じゃん。おまえらもそう想定して書いてんだろ、違うか?
もうさ、ヘタレな俺もかっこいい俺もぶっちゃけお腹いっぱいなんだよ
とりあえず原作を無視しまくって俺の設定を完全に変えたりしないでくれ
どうせこのスレの作品はヤムチャの名前をピラフにしても成り立つわけだし
ろーがふーふーけんとそーきだんだってそんなに便利な技じゃねぇっての
どうせおまえらは俺の名前を使わなきゃそこらのクソSS以下の作品しかかけないってのはわかってる
けどさ、少しは俺の人権も考えてくれよな
完
- 125 名前:Classical名無しさん :04/08/23 09:02 ID:AJJgduvE
- やれやれ、またバキスレの荒らしですか?
もう止めてくださいよ。
- 126 名前:Classical名無しさん :04/08/23 13:47 ID:ilHemkXE
- バキスレの奴はもうヤムスレには来るなよ
せっかくマターリしてたのにさ
- 127 名前:Classical名無しさん :04/08/23 16:27 ID:X8TAFrtg
- >>124
でも一応ちゃんと読んでるんだなw
えらいえらいw
- 128 名前:Classical名無しさん :04/08/23 16:31 ID:0iy/SYwk
- 感想が全く無いのとマターリとは違う気が・・・
荒らしに過剰反応してレスするくらいなら感想レスつけろよ。
俺はほとんどの作品読んでないから感想書けないけど。
- 129 名前:Classical名無しさん :04/08/23 18:46 ID:yPinUYjU
- ヤムま可哀想だな。ガンバレ。応援してる。
感想はまた次の機会に
- 130 名前:Classical名無しさん :04/08/23 20:37 ID:H4L6De/k
- >>126
IDがイルヘン(`・ω・´)
- 131 名前:Saiyan killer :04/08/23 21:10 ID:zLz7ECvI
- なんか雨がすごいですね…近くの道が水没してましたよ。
…週末は何とか晴れて欲しいです。
ま、それはともかく今日もうぷです。
- 132 名前:Saiyan killer :04/08/23 21:12 ID:zLz7ECvI
- >>71
第97話
「………なるほど……そうだったのか……」
似合わない神妙な顔をしてヤムチャが小さくうめく。
もちろんこれらの事全てをマーリンが知っていて、ヤムチャに語った訳
ではない。伝聞や想像も含めても、彼女が知っている事は先の物語の半分
以下である。だが、それでもヤムチャは大きな衝撃を受けていた。
「ああ…そしてわたしは偶然出会った男にスカウトされ、戦士になった。
そしてそれからは毎日戦い続けていたような生活だった…」
マーリンの顔も暗く沈んでいる。彼女の予想するものが、これから始まる
事を確信しているかのように。
やがて少女はゆっくりと立ち上がった。そして精神と時の部屋のドアに手を
かけ、ヤムチャに背を向けたまま、ぽつりとだけつぶやいた。
「…いろいろ世話になった…。さようなら……ヤムチャ…」
少女はサイヤ人が憎かった。母親を殺した父の事、フリーザの手先だった
とは言え、その母の故郷を滅ぼした事、宇宙中に恐怖をばら撒いてきた
サイヤ人は憎く、何よりの嫌悪の対象だった。
だが、もっとも憎いのは、自分の身体の中に流れるサイヤ人の血そのもの
だったのだ。
- 133 名前:Saiyan killer :04/08/23 21:13 ID:zLz7ECvI
- サイヤ人の血を引く事が判れば、誰もが今までとは違う目で自分を見る。
恐れ、忌避、そして侮蔑。今までに嫌と言うほど味わった事だ。その度に
少女は言いようの無い苦しみを感じ、さらにサイヤ人に憎しみをたぎらせる
ようになっていった。
だから。きっと今度もそうなのだろうとマーリンは思っていた。
だけど。ヤムチャにそんな態度を取られる事は、今のマーリンに取っては
死ぬ事よりも苦痛だった。それならば自分からさよならを言おう。そして
ここを出て、孫悟空と戦い、いっそその場で殺されるのも悪くないと思って
いた。
だが、その少女の背中に、彼女がまったく予想していなかった言葉が投げ
かけられた。
「…修行はまだ終わっちゃいないんだぜ? どこに行く気だよ」
- 134 名前:Saiyan killer :04/08/23 21:14 ID:zLz7ECvI
- 第98話
「……ぇ……?」
驚きの余り、決して振り向くまいと誓ったはずの禁を破り、思わずヤムチャ
に振り返るマーリン。そこには相変わらず少し難しい顔はしているものの、
いつもと変わらないヤムチャの姿があった。
「……っ……お…おまえはわたしの話を聞いてなかったのか…?」
「いや、ちゃんと聞いてたぜ?」
「だったら……判るだろう…。わたしは…半分サイヤ人なんだぞ……
しかもソン・ゴクウとは違って、わたしの手は血に塗れている…
何の罪も無い人の血や…同族の血でだ! わたしは……わたしは最悪な
人間なんだぞっ……!!」
一気呵成にそうまくし立てると、少女の目から大粒の涙が溢れ出した。
「だからおまえもわたしをきらいになる」
口にこそ出さないが、マーリンはそう思っていた。いや、出せなかった。
出せばそれを認める事になる。その代わりに涙が後から後から溢れて
止まらなかった。
ぺたんと床に座り込み、泣き続けるマーリンにヤムチャが近づく。そして
声を掛ける。
「…それがどうした? お前がサイヤ人だとかどうとかなんて、俺には
関係ないさ。お前は俺の…その…た…大切な……弟子なんだからな…」
そう言いながら、ふっと先ほどのマーリンの臨死状態での自分の取り乱し
っぷりを思い出したのか、やや顔を赤らめるヤムチャ。目も少し泳いでいた。
- 135 名前:Saiyan killer :04/08/23 21:16 ID:zLz7ECvI
だが、マーリンの耳にはそんなヤムチャの言葉など届きはしなかった。もう
泣く事だけに夢中になっているかのように、ついにはおーいおーいと声を
上げ始める始末だった。
ぽりぽりと頬をかくヤムチャ。そしてためいきを一つつくと、ゆっくりと
少女の背に手を回し、出来るだけ優しくその身体を抱きしめた。
「ッ……! う…ひっく……ヤム…チャ………?」
今日二度目の抱擁。でもそれは、何かの必要に迫られた訳ではない、ただ
ヤムチャの心が現われたものだった。
「…今まで辛かったんだな……でも、これだけは信じてくれ。俺は……
そんな事でお前を嫌ったりなんかしない。お前はお前だ、サイヤ人である
前にお前はマーリンなんだ。
…寝起きが悪くて早とちりで気が強くて…でも、そんな風に泣き虫なの
もマーリン、お前なんだ。何人かなんて…少なくとも俺にとっては何の
関係もない」
「ヤ……ム…チャ……うっ…ぐすっ……っ」
おずおずとマーリンもヤムチャの背に手を伸ばす。遠慮がちに、何かを探る
ように。試すように。
そして、やがてしっかりとヤムチャの大きな背中をつかむ。何も言わずそれを
ヤムチャは受け止める。より一層、少女を抱く腕に力を込めて。
マーリンの目から、再び大きな涙が零れ落ちた。
- 136 名前:Saiyan killer :04/08/23 21:31 ID:zLz7ECvI
- という訳で、本日も2話うぷさせていただきますた。長かった過去編に
ウンザリされていた皆様には、ようやくほっとして頂けたかと(苦笑
…そもそもどれぐらいの人に読んでもらえてるのか謎ですが。
>>123
わわ、6万ですか。それはスゴイ…。さすが融合と言うかヤムまですね^^
>中身は違うとはいえ、その顔に絶望を浮かべることが出来ている。
>ヤムチャは少し笑った。
カッコいいィィィ!ダークヤムチャマンセー!
- 137 名前:感想レス :04/08/23 23:09 ID:7o/IafIg
- >「しかもソン・ゴクウとは違って、わたしの手は血に塗れている…
> 何の罪も無い人の血や…同族の血でだ! わたしは……わたしは最悪な
> 人間なんだぞっ……!!」
>「…それがどうした? お前がサイヤ人だとかどうとかなんて、俺には
> 関係ないさ。」
まぁ、マーリンの手が血に塗られているとか聞いたって
それ以上に罪の無い人々を殺しまくってたベジータとも仲良しになったヤムチャだしな。
いまさらそんなことを気にはしないわな。
- 138 名前:Classical名無しさん :04/08/23 23:21 ID:yPinUYjU
- 乙
- 139 名前:トグサ Darkサイド :04/08/23 23:28 ID:Xw4Rbn.I
- 生意気にも犬が歩いていたのでとりあえず尾を踏んだ。
足をぶん回して空中に浮かぶコンニャクの塊にそいつをぶつけてやると
性欲に塗れた腐敗役人どもがいっぱい落ちてきた。地面とそいつらのカツラの
コントラストが堪えようもないくらいキモかったので嬲り殺した。
「もうどうしようもない」と言いながら首をくくろうとしていた親父がいたので助けてやった。
親父は近くにいたカバに喰われた。諸行無常を痛感した。人間「一寸先は闇」である。
カバの口元から滴り落ちる血の色が絶妙に周りの風景とマッチしていた。
感心しながら歩いていると、「誰でもいいから私を犯して」とポルトガル語で書かれた
看板を見つけた。中に入ってぐっすりと眠らせてもらった。心の闇の中。
そこはただただ「暗い」と言うしかないくらいに暗くて。
ただただそこにあった真っ赤な三角コーンが何よりムカついた。
お前はバランスを崩している。
道端で偶然出会ったノミの幼虫がダイアモンドをくれた。
こんな高価なものをと思ったがノミは「いくら出してもまた出てくるから邪魔なのよ」
どうやらこれを受け取ることは彼女を救済することに繋がるらしい。
喜んで頂いた。ここでニュース。「ダイヤモンドの価値が突然暴落しました」
ノミの幼虫にダイヤモンドを投げた。固さは暴落してないんだな。当然か。
- 140 名前:トグサ Fineサイド :04/08/23 23:29 ID:Xw4Rbn.I
- これが、僕だ。認めたくはないが、これは、恐らく僕なのだ。
支離滅裂で、暴力に溢れたサディスティックな文章。寝て起きたら、
紙に書きなぐってあった。僕はこんな文章を書くタイプの人間ではない、はず。
ただ、思い当たる部分は多いのだ。
僕はポルトガル語をほぼマスターしているし、何故かダイヤモンドも所有している。
数ヶ月前、誤って犬の尾を踏んでしまったこともあるし、飼っている犬(尾を踏んだ犬とは別だ)
のノミ掃除もしてやった。
あと幾つか、一読して気付くことがある。
この文章内での僕と思われる男は、一人称も二人称も三人称も用いていない。
「自分」を表す言葉を使っていないのだ。
これは、彼が――以後、「文章内の僕と思われる男」を「彼」と呼ぶ――この世界において、
とても実体のない、空ろ気な存在だということではないのか。
また、彼はとても「色合い」にこだわっているように見受けられる。僕は絵描きではないし、
絵画鑑賞にも興味はない。おかしい、矛盾が生じる。
それとも、これは、芸術的観点からおよそかけ離れた要素に因るのだろうか。
何れにせよ、現時点ではまだ分からないことが多すぎる。今日だけの、突発的な出来事で
終る可能性もあるだろうし、いきなり精神病院に駆け込んだりする話じゃないだろう。
とりあえず、暫らく様子を見てみることにする。
- 141 名前:Classical名無しさん :04/08/23 23:37 ID:qA6HeNbk
- 何だコレ?
- 142 名前:押収のヤムチャ3話 :04/08/24 01:03 ID:0z8yrrKA
- 2人の子供は壁に背中を打ち付けたらしく、顔を痛そうにしかめていた。
しかし目はまっすぐ俺に向いていた。おびえたような目だった。当然だけど。
その目が申し合わせたように俺から離れ、背後のカプセルへと向かった。
2人の目が同時に丸くなった。
「カプセルに見覚えがあるのか」
俺は聞いた。2人は人の声に驚いたように身体を震わせた後、小さくうなずいた。
「それは人を葬るためのものらしい。
といっても、周りに匂いとかをもらさない目的のほうが大きいみたいだけど」
少年の方がぶっきらぼうな口調で言った。
「そうだ。棺桶だ。中には50歳ぐらいの男が入って……眠っている」
「エヌさんだ……」
少女がつぶやいた。
「N? あだ名か?」
「というか、コードネームと言うか。ここに入ったとき、兵士の人につけられた」
"兵士の人"という物言いから察するに、俺がレッドリボンでないことは気づいているらしい。
このとき気づいたんだが、少年のシャツにはQ、少女のシャツにはRのプリントがしてあった。
見ている余裕はなかったが、棺桶の男の服にもNのプリントがあったのかもしれない。
「エヌさんはどういう人間なんだ? 本名は?」
「俺たちの母方の叔父さんだよ。だけど、本名は知らないな」
奇妙な答えだった。しかし俺たちの置かれた状況自体けっこう奇妙だ。
俺は小さくため息をつき、もっと基本的な会話から始めることにした。
- 143 名前:押収のヤムチャ3話 :04/08/24 01:05 ID:0z8yrrKA
- 「俺はヤムチャってものだ。
感づいてるだろうが、レッドリボンの兵士じゃない。どっちかというとその敵だ」
2人はうなずいた。
「だからたぶん、お前らの味方になれると思う。
お前らがレッドリボンの連中に捕まって監禁されてるって言うんならだが。
お前ら、名前は?」
「キュー」
「アール」
「本名は?」と尋ねようと思ったが、やめた。
クスリか催眠術か知らないが、記憶を操作されているらしい。
「お前らの関係は? ここで何をしてる?」
「姉さんは、……アールは俺の双子の姉だよ。
何をしてるかと言うと、ヤムチャさんが言ったように、つかまって監禁されてるんだ」
「どういう理由でつかまったんだ?」
「実験台」
アールがさらっと言ってのけた一言は、なかなか強烈だった。とはいえ想像していなくもなかった。
「人造人間関係の実験だな?」
「そうだ。ゲロは人間に機械を埋め込んで戦闘用の人造人間に改造するつもりらしい」
そういうことか。完全な機械だと何か問題があったのかもしれない。
そういえば8号は完全な機械だと思うが、ゲロの立場からすれば成功したとは言いがたい。
しかし改造に民間人を使うのはひどい。
「叔父さんと一緒にさらわれたのか?」
「村ごとひっくるめて、な。俺ら一家も、叔父さん一家も、村長一家も、他にも、全部」
キューはそういうと、少し声のトーンを落とした。
「俺たちの家族以外は、みんな死んだ。人体実験とか、他の理由で」
「家族ってのは……」
「父さんと母さん。それに私とキュー」アールが言った。
「父さんと母さんは、まだ生きてる。
生きてるはずだ。半日ぐらい前に手術のために連れて行かれた」
「手術、ってのは、病気や怪我のか? それとも―」
「改造手術に決まってるだろ」
キューが何を馬鹿な、といった顔をつくる。
- 144 名前:押収のヤムチャ3話 :04/08/24 01:08 ID:0z8yrrKA
- 「あの連中は病気なんか気にもしないよ。
エヌさんも、1月ぐらい前からずっと咳き込んでた。たぶんそれで病死したんだ」
アールが冷静に付け足した。
「それで俺たちは部屋のカギをぶっ壊した」キューが背後のドアを指差した。
さっきは気がつかなかったが、確かにその部屋にはカギがついており、壊れている。
「ここを出る。親父もお袋も連れてだ」
キューの言葉に、今まで無気力そうな表情をしていたアールも深くうなずいた。
「なるほど、そういうことか」
俺は少し考えた。しかし答えは決まっている。
最強の軍隊の残党がうようよする中、ただのガキ2人を放って置くわけには行かない。
「俺の目的は、人造人間の設計図だ。お前らの親御さんの、たぶん近くにある。
それに人造人間の候補を連れて逃げられるなら、それも俺の目的に合う。
ゲロの計画を止めることができるわけだ。俺はお前らに協力するよ」プーアル、お茶」
プーアルが差し出した茶を、ヤムチャは一気に飲み干した。すぐに次が注がれた。
「……ふう。それで俺たちは一緒に行動することになったわけだ。
人造人間の資料の押収に加えて、
キューとアールと2人の両親を無事に連れ出すのが俺の仕事になった」
「でも、よく信用しましたね」
「それだけ2人が切羽詰ってたってことかな。俺の第一印象は、よくはなかっただろうから」
「いや、そっちもですけど、
ヤムチャさんがそのキューとアールを信用したっていうことを言ったんです。
人造人間がいるかもしれない場所だったんでしょう?」
「……そういえばそうだな。人造人間にしてはてんでたいしたことない気の大きさだったってのもあるが……」
ヤムチャは少し黙った。会話が途切れ、夜の砂漠の静けさが際立つ。
窓の外から砂の舞い落ちる音が聞こえはじめたころ、ヤムチャは口を開いた。
「……人造人間ってのは、冷たい目をしてると思ったんだよな。あくまでイメージの問題だけど。
最初に見たとき、彼らの目はそうじゃなかった。怯えてはいたが、まっとうな人間の目をしていたんだ。
その程度で信用してしまうってのも今考えると問題だが、俺は、彼らを信用した」
強い風が砂をガラスに叩きつけた。ヤムチャは窓枠を指で拭うと、窓を閉めて話の続きをはじめた。
- 145 名前:押収のヤムチャ4話 :04/08/24 01:10 ID:0z8yrrKA
- 「もう一度研究所の探索を始める前に、俺たちは色んな情報を交換した。
残念なことに、キューとアールはほとんど研究所のことを知らなかった。
分かるのは、この場所つまり村人たちの収容所のことと、
時たま連れて行かれるスポーツジムのようなところ(体力のデータを取るらしい)、
そしてその中間の通路だけだ。
ただし、通路を通るときは兵士が周りを固めているし、よそ見も許されない。
「ようするに、ほとんどわからないってことだな……」
俺がそういうと、
2人は落ち込んだような、でも仕方ないじゃないかと言うような、複雑な表情を見せた。
「まあいいさ。とにかく行くべき場所は分かった。
俺はここに来て最初の分かれ道を左に曲がったんだが、
こっちには収容所以外のものはなにもないことが分かった。
目指すは右だ。ここから見てどっちの方角に当たるのか分からないが―」
俺はエネルギー波を頭上に放った。爆音とともに天井の一部が吹っ飛ぶ。
一瞬遅れてキューが飛ぶように後ずさった。本棚にぶつかり落ちてきた文庫本が頭に当たった。
「近道だ」
俺は天井に開いた穴に向かって飛び上がりながら言った。
道は螺旋を描くように上下に伸びているから、天井を破壊すれば上の階層に出られるわけだ。
「いきなり驚かすなんて、あんた人が悪いな」
キューが一瞬怯えたことをごまかすように毒づいた。
「今まで言ってなかったが、俺は荒野の悪党なんだ」
俺は冗談をいいながら下にいるキューに向かって手を差し出した。
そして気づいた。アールがいない。あたりを見回すとアールはすでに俺の隣に立っていた。
「あれ? お前、どうやってそこに」
「普通に、跳んでだけど」
話している間にキューもジャンプして上の階層まで昇ってきた。
普通、子供が天井の高さまで跳躍できるだろうか?
そんなことをちらっと考えたが、ときにはできるやつもいるだろうということで気にしなかった。
今思えばそんな子供はいない。俺の知り合い連中のような、人を超えた奴らを除いては。
- 146 名前:押収のヤムチャ4話 :04/08/24 01:11 ID:0z8yrrKA
- 天井を突き破って進む移動法のおかげで、あっという間に分かれ道まで戻ってこれた。
当然直進する(つまり入り口から見て右の道だ)。
収容所側の道は地肌が丸出しだったが、
こっちはしばらくするとリノリウムで舗装された道に変わった。
2分ほどでドアに突き当たる。
ドアの上には、非常事態発生と書かれた標識が赤々と派手に輝いていた。
当然カギは閉められている。電子ロック式だ。
「ヤムチャさんがどんどん天井ぶち破るせいで、バレちまったよ」
キューがドアを一つ蹴飛ばしてから、言った。ドアに軽いへこみが出来た。
「いや、俺が上の階で気絶させた兵士が目を覚ましたんだと思う」
「どっちにしてもあんたのミスじゃないか」
キューはまだエネルギー波で驚かされたことを根に持っているらしく、態度がとげとげしい。
もう一度ドアを蹴飛ばしたが、
今度はへこみもつかなかった。足の痛みをごまかすためだろう、舌打ちをする。
俺もドアを軽く殴ってみた。強度が低かったらしく簡単に破壊できた。
「でも、俺がいなきゃ進めない、だろ?」
イヤミたらしくそう言って中に入った途端、警報音が派手に鳴り響いた。
さらに周囲から刺激臭のする白い煙が噴出してきた。
さらにさらに、俺が破壊したドアのあった部分と、
はるか50mほど先に見える同じようなドアの前に、
玄関の扉と同じ金属と思われるシャッターが、するすると下りてき始めた。
「閉じ込める気か!」
「閉じ込めて薬でいぶす気みたいだ」
「こいつもあんたのミスだな。本当にプロの盗賊かよ」
俺たちは走り出した。目標は当然、はるか先の扉の方だ。誰も引き返す道は選ばなかった。
しかし俺は思った。シャッターは見たところあと3,4秒で閉じる。
50メートルを4秒で走ることのできる子供がいるだろうか?
さすがに無理だ。キューとアールは引き返すべきだ。
あるいは俺が彼らを抱えて走るしかない。俺ならそれでも間に合うだろう。
- 147 名前:押収のヤムチャ4話 :04/08/24 01:12 ID:0z8yrrKA
- 俺は急ブレーキをかけた。そしてキューとアールを見つけるべく後ろを振り返った。
俺が立っている位置はシャッターのすぐ手前だった。
そして本来ならキューとアールは30メートルは後ろにいるはずだった。
しかし実際には、2人との距離は10メートルほどしか離れていなかった。
俺が驚いている間にも、2人は快調にストライドを伸ばし、見事シャッターの下を潜り抜けた。
50メートルを4秒で走ったのだ。ということは、100メートルだと単純に考えて8秒だ。
一般のスポーツには疎かったが、それでも世界記録ものの速さだとは分かる。
呆然としている間にシャッターが閉まった。
俺は例によって壁を崩して脱出し、煙が漏れ出てこないように注意してふさいだ。
「なあ」
シャッターの前で荒い息をついている2人に、俺は尋ねた。
「お前ら、まさかすでに何かの改造を受けてるのか? えらく足が速いが……」
「速いのは……、ヤムチャさんのほうだろ? 何だよあれ、人間離れしてやがる」
キューが言った。
日ごろから本物の超人たちを間近で見続けている俺にとっては新鮮な意見だ。
「あたしたちはまだ何もされてないよ。少なくとも覚えている限りは。
足の速さは昔からあんなもんだった。村では一番だったような記憶がある」
アールが俺の質問に答える。
「そうか」と俺は生返事をして、このことの意味を考えた。
キューとアールは、少なくとも身体能力という点については、天才だ。
かつての悟空やヤジロベーのように、生まれながらに破格の力を持っていたのだろう。
気の大きさはまだまだだが、逆に気のコントロールを覚えだしたらとんでもないことになる。
気になるのは、これが偶然かどうかだ。
偶然ではないと思えた。たまたまレッドリボンが目をつけた村に天才がいる確率などゼロに近い。
天才がいる村だから目をつけられたのだ。
意地悪く言えば、……彼らがリボン軍をおびき寄せた。
ゲロはこの双子を使って人造人間を完成させようとしている。
彼らの家族が最後に残された理由もおそらくそれだ。
人体実験されたエヌ氏や他の村人、
そして今改造されようとしている両親も、すべて本番にいたるまでの練習台だ。
俺はぞくりと身を震わせた。
そして、考えたことは双子には言わず、「行こう」と言って歩き出した。
- 148 名前:トグサ Darkサイド :04/08/24 10:15 ID:Z6zjncZg
- 空飛ぶファラオが世界を覆って日照不足にした。
焼きビーフンを吐き出しながら「ソナチネソナチネ」と虚ろな眼で空を見渡しながら
呟いていた。
日が遮られ作物が育たなくなった。村人はみんな腹がペコペコだった。ファラオが吐いた
焼きビーフンを貪り食う。それはとてもおいしいらしく皆弾ける様な笑顔を見せた。
ファラオは少しずつ降下して村に着陸した。村はあっけなく潰されたが村人はそれでも
焼きビーフンに夢中だった。
ファラオが「野球しねぇ?」と言ってきたのでみんなで道具を携えて焼きビーフンの食い残しの
上に集まった。野球は楽しかったそうだ。ただ、みんな焼きビーフンの後遺症で血を吐きながら
プレーしていた。最後には皆死んだ。
やがて焼きビーフンは生命を持って動き出した。ファラオなんとかしろ。
ファラオはもう地下に潜ってしまっていたのでとりあえず犯した。焼きビーフンは
黙りこくってしまった。乙女の恥じらいだろう。
- 149 名前:トグサ Fineサイド :04/08/24 10:16 ID:Z6zjncZg
- また、こんな内容だった。
さすがに二度も続くと、自分自身が恐ろしくなってくる。
しかし、冷静に読み解いてみると、一度目よりは筋というものが出来ていることに気付く。
少なくとも、文章全体において「(空飛ぶ)ファラオ」が軸になっているのが分かる。相変わらず
支離滅裂ではあるが、展開もファラオが動かしている。
だが、そんなことより何より気になる、というか、あり得ない所がある。
最後の二行、「犯した」「乙女の恥じらい」の辺りだ。
僕は、処女でなくては勃たない特殊性癖を持っている。今までの性交も全て処女が相手だ。
だが、そんな極限に恥ずかしい事実をわざわざ、たとえ異常文章の中でとはいえ、表に出すだろうか?
自分では書かないはず。だが、誰にも知られていないはず。女達とは深い付き合いはない。彼女等が
僕の住所を知っているわけもないし、こんなことをするなどまずあるまい。
なら……これを書いているのは誰だ? 僕か? 僕を陥れようとする誰かか?
明日、筆跡鑑定をしてもらうことにする。
- 150 名前:ヤムロット伝3 :04/08/24 17:31 ID:w3FTGH6E
- 第四幕「全員集合!?あのひとは今〜」 前回のおはなし>>50-55
「つまり、キサマと一緒にフリーザ軍と戦えと?そう言うんだな?」
冷たい壁に囲まれた部屋で座りながら、ピッコロが確認するように尋ねる。
季節のせいか、何匹もの蚊が飛び回ってて少々鬱陶しい。
「ああ。あいつらを倒すためには強い仲間がいる。お前の力が必要なんだ!」
そう力強く答えるのはヤムチャ。その力強さにピッコロの心は揺れ動く。
(この世に生をうけてから今まで・・・誰にも必要とされなかった。
そんなオレを、今、必要としているヤツがいる。もう答えなど決まっている!)
ふと1匹の蚊が、ピッコロの頬を刺す。2匹目は鼻。すべての蚊がピッコロにまとわりつく。
「いいだろう、その話のったぜ。ただし勘違いするなよ。
オレとキサマは手を組むだけで馴れ合うつもりは・・・って鬱陶しいなこの蚊どもがぁ!!!」
ピッコロと蚊の壮絶な死闘が始まった。
「おい、おめえらうるせえんだよこのボケナスがっ!ちっとも寝れねえじゃねえかよ!!」
部屋の隅っこで横になっていた男が突然怒り出した。
ヤムチャはこの男に見覚えがある。
- 151 名前:ヤムロット伝3 :04/08/24 17:31 ID:w3FTGH6E
- (あ・・・ヤジロベーじゃないか。こいつなんでこんなとこにいるんだ?)
そう、ここは牢獄だった。ヤジロベーは食い逃げで逮捕されていた。
この地方で軽犯罪を起こすとまとめてこの牢獄に入れられるのだ。
(ま、なんでもいいか。ピッコロは仲間になるし、ヤジロベーは見つかるしラッキー♪)
ヤムチャはよっこらしょと起き上がり、上に向かってかめはめ波を放った。天井に大きな穴が開く。
それを見て腰を抜かすヤジロベー。ピッコロは蚊に辛勝して一息ついている。。
「おい、ピッコロついて来い!神の宮殿に連れて行ってやる!」
そう言うとヤムチャは無理やりヤジロベーを担いで飛んで行った。
「な、何すんだやめれっ!!ぎゃ〜この人さらい〜〜〜っ!!!」
ヤムチャの背中でジタバタするヤジロベー。
また、ヤムチャの後を追うピッコロは怪訝な表情をしていた。
「か・・・神の宮殿だと・・・?」
天界―――神の宮殿に到着した三人。といってもヤジロベーは拉致られただけだが。
宮殿では悟空、悟飯、クリリン、天津飯、餃子が修行していた。ポポやブルマもいる。
ちょっぴり若いブルマ
「仲間集めは終わったのか?」
ポポが話しかけてきた。悟空らもヤムチャに気付き、修行をやめる。
「まあ・・・だいたい終わったかな。本当はベジータってやつも仲間にしたいんだが
いま会いに行くのは難しそうだし。ん〜とりあえずこれで仲間集めは終了ってことで」
そう答えるヤムチャ。しかし自分の言葉に自分で何か違和感を感じてしまう。
(あれ?誰かを忘れてるような気が・・・まあ、いいか)
- 152 名前:ヤムロット伝3 :04/08/24 17:32 ID:w3FTGH6E
そんなことを考えていると、悟空らがこちらへ歩いてきた。
こっちの世界の悟空、悟飯、クリリンとは初対面だった。
「初めまして。あなたがヤムチャさんですね?ボク、孫悟飯といいます」
そう言って悟飯が右手を差し出してきた。ヤムチャも右手を差し出し、握手する。
「痛っ!!」
突然、右手に痛みが走った。画鋲だ。画鋲が刺さっている。
「よろしくお願いしますねヤムチャさん・・・・・・フフッ」
悟飯が悪魔のような笑みを浮かべる。なかなかステキな性格に育っているようだ。
クリリンは・・・ヨダレをたらしながらモンシロチョウを追いかけている。ラリッているようだ。
悟空は・・・さすがに他の連中とは雰囲気が違う。なんというか、カリスマ性がある。気も一番デカイ。
「オッス、オラ悟空。よろしくな、ヤムチャ。一緒にフリーザ倒そうぜ」
こっちの世界の悟空はフリーザ軍から何度も町や村を守って、世間でもちょっとした有名人らしい。
「こちらこそよろしく、悟空。ちなみにオレの後ろにいるのがピッコロとヤジロベーだ」
「え・・・・・・ピッコロ?」
ピッコロにみんなの視線が集まる。
- 153 名前:Classical名無しさん :04/08/24 17:33 ID:EfBsWrQA
- こんな一日>
毎日 浮浪して生活を切り詰めるヤムチャに哀愁を感じますね。
物悲しいヤムチャらしさがありました。
読み切りお疲れ様でした。
- 154 名前:ヤムロット伝3 :04/08/24 17:33 ID:w3FTGH6E
- 「お・・・おめえ・・・ピッコロ大魔王か!生きてやがったのか!!」
「違う!オレはピッコロ大魔王の生まれ変わりだ!キサマに殺されたピッコロ大魔王のなっ!!」
そう叫ぶと同時にピッコロは飛び去っていく。
「お、おいピッコロ!フリーザと戦うのに協力してくれるんじゃ・・・!」
「父の仇や、憎き神と協力するなど耐えられるかっ!!」
ピッコロの姿はもう見えないほどに小さくなっていった。
「ボク・・・あのひとを引き止めに行って来ます!」
悟飯がピッコロの後を追って飛び立つ。その手には金属バットが握られている。
「お、おい!手荒なことはやめろよ!」
ヤムチャは必死に叫んだ。
「・・・そう言えば神様はどこにいるんだ?さっきから見かけないけど」
ヤムチャがポポに尋ねる。
「いま神様、精神と時の部屋で修行してる。もうじき出てくるはずだ」
言い終えるか否かくらいに、ギィ・・・と扉が開いた。
「やあ、ヤムチャ殿。私もフリーザ軍と戦おうと思いこの部屋で修行しておったのだ」
「神様・・・わかりますよ、次元そのものが変わってないのが」
「ほっほっほ。ちょっと私の全力を見てもらえんかな」
そう言うと神様が気をためはじめる。ゴゴゴ・・・と鳴り響く音。冷や汗をかくポポ。
- 155 名前:ヤムロット伝3 :04/08/24 17:34 ID:w3FTGH6E
- (なんてすさまじく研磨された気・・・!やっぱり神様すごい・・・)
「どうかな?ヤムチャ殿。実際にフリーザを目で見た者の感想として」
「フリーザに触れることすらできないでしょう。おそらく栽培マンの誰かに殺される」
「ほっほっほ、この年で挑戦者か。血沸く血沸く♪」
「あんたはお茶でも沸かしてろ!!」
ロー牙風々拳!神の足が粉々に砕け散った。
「ささ、みんな並んで。この改良版スカウターでみんなの強さを測ってあげるわ」
ブルマの提案により戦士たちの戦闘力が測られることになった。
「クリリンくんが・・・えっと1480。餃子くん・・・978。
天津飯さんは1721。孫くん・・・あ、すごい!8124だって。
でもみんなフリーザにはまだまだね・・・。噂によると53万もあるらしいし」
フリーザとの差に絶望感すら感じる天津飯たち。
「よし、じゃあ今度はオレを測ってくれ!!」
ヤムチャが名乗りを上げて気を高める。地球全体が震えだす。
「あ、、、すごっ・・・!!!5万・・・10万・・・100ま・・・きゃぁっ!!」
ボンッ!!スカウターが突然破裂する。ブルマはその反動でしりもちをついてしまった。
一方、ヤムチャは鼻血を出しながらブッ倒れていた。
だがあれでも全力ではないというのだから恐ろしい。
- 156 名前:ヤムロット伝3 :04/08/24 17:34 ID:w3FTGH6E
- 「もはやお決まりのギャグだな・・・」
そう呟きながら天津飯が何やらメモをとっている。いつか使う気なのだろうか。
「すごいわ・・・フリーザ軍から奪ったスカウターを100万まで測れるように改造したのに・・・!
でもこれだけ戦闘力の高い連中が集まるとこの場所もすぐ発見されちゃうわね。
スカウターのレーダーを狂わす磁場をこの宮殿に発生させとこうかしら」
何やらひとりごちっているブルマ。
ヤジロベーがヤムチャの顔を覗き込む。
ヤムチャはマヌケな顔をしながら気絶している。
「そういえばどっかの荒野にヤムチャっていう、悪党専門の大盗賊がいるらしいぞ。
けっこう有名人で近くの町では英雄と呼ばれてるんだと。
偶然だけど、こいつと同じ名前だな」
(続く)
- 157 名前:Classical名無しさん :04/08/24 18:01 ID:w3FTGH6E
- 151にちょっぴり若いブルマってゆう謎の文章が入ってしまった・・・
すいませんあの一文はないものと思ってください。
- 158 名前:Classical名無しさん :04/08/24 20:39 ID:XQS7Zh7o
- >>Saiyan killer
137さんの言うとおり、確かにヤムチャは足折られても間接的に殺された相手でも許す
ようなやつですね。過去の話は物語で重要な位置を占めると思うので、長くてもいいと思います。
これからが楽しみです!
>>押収のヤムチャ
面白いです!文章が読みやすくて吸い込まれるような感じですね。キューとアールに
なんか罠の匂いがしますね・・
>>ヤムロット伝3
ピッコロの小物ぶりに笑いましたw脇役たちのキャラが、みんないい味出てますね。
ていうか神様出るたびに足折られてる・・・・w
- 159 名前:Classical名無しさん :04/08/24 21:45 ID:L08VD/CE
- >フリーザに触れることすらできないでしょう。おそらく栽培マンの誰かに殺される
ハンタのネテロ会長かw
- 160 名前:Saiyan killer :04/08/24 21:59 ID:feXrGbHI
- さぁ、本日もサイヤン劇場の時間がやってまいりますた(笑
と言うか、「サイヤンさん」と呼ばれるたびに、なんか変な
気がするんですが、まぁ仕方ないですよね。
…なんか名前考えようかな…(苦笑
それはともかく、本日は3本立てです。では行ってみよ〜!
- 161 名前:Saiyan killer :04/08/24 22:00 ID:feXrGbHI
- >>135
第99話
ちゅっ……
くちびるに触れるだけの軽いキス。
「………?…」
ぽかんとした顔でマーリンが不思議そうにヤムチャを見つめる。
「…やれやれ、キスも知らないのか…?」
からかうように問いかけられたヤムチャの言葉に、むっとしながらマーリン
が反応する。
「……そ…それぐらい知ってる…。バカにするな……」
そう言うと今度はマーリンの方から、お返しとばかりにぐっと唇を突き
出して、ヤムチャの唇にぶつける。不器用でぎこちないキス。抱き合った
まま、何度も何度も気持ちをぶつけるような、そんな拙い少女のキスを
ヤムチャが受け止めていた。
もう言葉は要らなかった。無言のまま、ヤムチャがマーリンの背中を
まさぐる。だが、本来あるべきはずのホックやファスナーなどが見つか
らない。
『…そういや宇宙服だもんな……』
心の中でそう苦笑してみる。そしてわずかに身体を離し、マーリンに目で
訴えかけた。
「え……ぬ…脱ぐ…のか……?」
それは理解したものの、戸惑いを隠せないマーリン。しかし、しばらくの
逡巡の後、服のセパレートを始めた。
- 162 名前:Saiyan killer :04/08/24 22:01 ID:feXrGbHI
- 「これで…いいの…か…?」
この白い空間にも負けないほどの、少女の白い身体があらわになる。以前
ヤムチャが見た時よりも、はるかに女らしい体つきになっていた。マーリン
自身は少々困り気味だったが、胸のサイズは平均よりもやや大きい程だ。
顔を赤らめ、所在無さげにあっちを見たりこっちを見たりしている。
「…裸を見られるぐらい、平気なんじゃなかったのか……?」
そんな少女の反応をからかうようにヤムチャがささやく。
「……こんな戦士らしくない身体を見せるのは……恥ずかしい……」
…恥ずかしがるポイントがズレてるだろ、と思いつつ、改めてマーリンの
裸に見入る。不思議とここまで来れば鼻血など出ない。
「でも俺は前よりも今のマーリンの身体の方が良いと思うぜ? 前は
ほんとに細かったからなぁ…今ぐらいがちょうどいいんじゃないか?
もっとも、ブルマに比べ……っと…」
余計な事を口走ったと思った。案の定、マーリンが怪訝そうな顔をして
ヤムチャを見つめる。そして。
「ブル…マ…。それは以前言っていた……おまえの恋人…か…?」
- 163 名前:Saiyan killer :04/08/24 22:03 ID:feXrGbHI
- 第100話
「…その…わたしは…こういう事の知識は…あまり無いから、よく判ら
ないが……いいのか? ヤムチャ……」
ヤムチャは答えられなかった。その代わり、もう一度少女にキスをする。
軽くつつき合うキスではなく、少し大人のキスを。
そしてふたりだけの時間が優しく、甘く過ぎていった。
作り付けの、明らかに二人は定員オーバーのベッドに、並んで横になって
いるヤムチャとマーリン。気持ちよさそうに腕枕してもらっているマーリン
と、それを優しげに見つめるヤムチャだったが、ふと急にそれまでもずっと
心に引っかかっていたある事を思い出す。
「そういえば…マーリン…お前っていくつなんだ?」
何となく罪悪感に駆られたのではない。終わってしまった事を今更悔やんでも
仕方が無いが、考えてみればさっきのマーリンの話からすれば、彼女は惑星
ベジータの崩壊より以前に生まれている。という事は、少なくとも丁度その
前後に生まれたらしい悟空よりも年上なのだ。
冷静になった今だからそう判断できるが、それだと外見や性格の幼さは一体…?
不意に思っても見なかった話を振られ、少し驚いた風なマーリンだったが
少し考えるような仕草のあと、自信無さげに答えた。
- 164 名前:Saiyan killer :04/08/24 22:05 ID:feXrGbHI
- 「いくつ…とは、年齢の事か? 単純にわたしが誕生してからの絶対時間
で言うなら、地球の公転を基準にして…約38年だな」
「なぁっ!? さ……38歳って…俺より年上なのかよ……!?」
さすがにこれにはヤムチャも驚いた。思わず起き上がりそうになり、勢い
余ってマーリンはベッドから転げ出すところだった。
せっかくの腕枕をふいにされ、少しご機嫌ななめになった少女(?)が
意地悪くヤムチャに迫る。
「そうだ。だから以前にも言っただろう? 子ども扱いするな、と。
…だがおまえよりも年上だったとは知らなかったな。今度からは
もう少しわたしに敬意を払ってもらおうか…ふふふっ」
くすくすと笑いながら、とても複雑な表情で目を白黒させているヤムチャに
顔を近づける。だが、余りにその表情がおかしかったのか、とうとう声を上げ
て大笑いを始めてしまう。
「くくくっ…あ…はははは! 今のは…半分本当だが半分はウソだ…。
確かに生まれてからはそれぐらいは経ってるが、実際に活動していた
時間は…その半分にも満たないんだ。星間移動の際の人工冬眠で、
わたしの実際の肉体年齢は…おそらく17歳前後だと思う…」
- 165 名前:Saiyan killer :04/08/24 22:07 ID:feXrGbHI
- 第101話
いまいち要領を得ない、という顔のヤムチャに、いまだに苦しげに腹を
抱えたマーリンが説明する。
少女の請け負う仕事は宇宙の多岐に渡っている。そこでは先日連絡してきた
ような急な飛び込みの仕事はめったに無く、大抵は数ヶ月先、あるいは
一年先のようにスケジュールが決まっているのだ。なのでマーリンは星
から星へ、戦士になってからの人生のほとんどを、常に飛び回って過ごして
いたのである。そしてその移動の際には、例え数日と言えども冷凍睡眠…
コールドスリープ状態にしていたのだった。
つまり、移動の間はマーリンは歳を取る事はなく、純粋に戦っている間
だけしか、歳を取る事は無かったのである。
最初はぽかんとしていたヤムチャだったが、だんだんと飲み込めてきた。
そしてようやく自分がからかわれていた事に気づく。
「ッ!…てめっ! 大人をからかいやがって!!」
憮然とした表情で、今度はヤムチャがマーリンに覆いかぶさるように迫る。
「子供扱いするなと言っただろう! …っ! あっ! ちょっ…
そ…そこは…! やっ……ヤム…」
ヤムチャの手がマーリンの尾てい骨の辺りをまさぐる。聞いた話では
確かサイヤ人は尻尾が弱点だったはず。少女の本来尻尾があるはずの
場所はわずかに盛り上がっていて、ヤムチャの指にその位置を控えめに
教える。
- 166 名前:Saiyan killer :04/08/24 22:08 ID:feXrGbHI
「ひゃぅっ…! や…ヤムチャ…っ! そこはっ…だ…だめっ…!」
見る見るうちに力を失い、マーリンがへなへなとヤムチャの腕に翻弄される。
「へぇ、尻尾が無くてもここはやっぱり弱いのか…。ていうか、お前、尻尾は
どうしてたんだ?」
「…うぅぅ……尻尾は…子供の頃からずっと…生えてきたら自分で…切って
きた……の…。ひっ! ひゃふっ!」
びくびくと体を震わせながら、マーリンが涙目で答える。すっぽりと
ヤムチャに身体を包まれるようになりながら、ひたすら目で抵抗する。
だが、そんなマーリンの表情に、いったん火のついたヤムチャの嗜虐心が
止まらない。弄ぶようにポイントを変えてみたり力の加減を変えたりで
その度に少女の白い身体が狭いベッドの中で跳ねる。
「やっ…! ヤムチャぁぁぁっ! も…う…許してっ…!!!」
ふたりの時間はまだまだ終わりそうに無かった。
- 167 名前:Saiyan killer :04/08/24 22:26 ID:feXrGbHI
- そんな訳で、ほんのり15禁っぽい今回のサイヤン劇場ですた。
描写的には、尻尾の跡をくすぐってるだけなんですけどね(笑
>>137、158
そうですねぇ…その辺はやはりヤムチャの懐の広さと言うか
無頓着なところ故、でしょうか。それもまたヤムチャの魅力と
言うか何と言うか(笑
ただ、それだけでは無いって事も頭の片隅にでも置いておいて
もらえれば、です。
>押収のヤムチャ
何だか新しい雰囲気の作品ですね。期待してます!
ただ、もう少し行間を空けたりしてもらえたら、読みやすくて
助かります。偉そうにすいません…(汗
>ヤムロット伝
相変わらず絶好調のテンションですね(笑
と言うか、神様が可哀想杉…
にしても、100万超えの戦闘力のヤムチャって…凄すぎ。でも
この世界でも悟空たちに追い越されるのかな…不憫だ…。
とりあえず暗〜い過去編から抜け出た事で、私のテンションも
うなぎ登りの今日この頃です。近いうちにドカンと大量投下する
予定ですので、よろしくお願いします♪
- 168 名前:Classical名無しさん :04/08/24 22:32 ID:fADxPVGs
- 偽者?
- 169 名前:Classical名無しさん :04/08/24 23:25 ID:.M.XO5w2
- おいおい、エロだぜ!とうとうヤムチャが本領発揮だぜ!
・・・激しく萎えた。ツマンネ
- 170 名前:Classical名無しさん :04/08/25 00:00 ID:s8Y2uz72
- 俺も申し訳無いけど正直萎えた。偽者であってほしい。
- 171 名前:Classical名無しさん :04/08/25 00:19 ID:NK.KMIR2
- 人魚姫、というかパオの影響かと思った。
彼もエロ部分に関しては顰蹙を買ってたのにね。
- 172 名前:Classical名無しさん :04/08/25 00:20 ID:PyJXfd.E
- そうか?
俺は遂に二人がここまで来たか、って感慨深かったんだが
- 173 名前:Classical名無しさん :04/08/25 00:28 ID:gATahjGo
- >>171
パオ信者は巣に帰れよ
- 174 名前:ヤムま臭い人 :04/08/25 01:05 ID:G2uCoJrs
- またちょっと変えてみた。
もういっそのこと「臭い人」でいいかもしれない。くさいひと。
>Saiyan Killer
鬼更新ペース復活ですか!? 完全復帰おめー。
しかもエロエロっすか。賛否両論あるようですが
ヤムチャとマーリンの親密度を表すのとか
暗いムードを吹っ飛ばすのとか
なんか色々な意味を感じられていい感じだったと思います。
>ヤムロット伝3
神様最高w
最期の仲間は異世界の自分ですか。
どんなキャラなのか面白そうで楽しみにしてます。
>押収のヤムチャ
独白形態からって珍しいですね。
双子の正体は予想できますが、そうなると暗い話になりそうですね。
続き楽しみにしてますね
じゃあ、ちょっと投下します。
- 175 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/25 01:06 ID:G2uCoJrs
- 「さっき、さんざんに貴様の部下にいたぶられてな」
ズガッ!
倒れたギニューを蹴り上げる。
「だが、そのおかげで今はいい気分だぜ」
ヤムチャの手が発光する。
操気弾で止めをさすこともできたが、それでは面白くない。
高密度のエネルギーの爆弾。
たしか、その名前は。
「クラッシャーボール、だったか」
偶然とはいえ、先程の爆破で作り方を理解した。
操気弾と違い、極めて気弾そのものが弾けやすい性質を持たせればいい。
ヤムチャからすれば、ちょっとばかり手を抜いた操気弾を造ればいい。
無数に「丁寧な」気弾を造れるヤムチャにすれば、それは容易いことだった。
「今度こそ……くたばれ!」
宙に舞う山吹色の道着に照準を。
掌の気弾に、力を。
「ダメだっ!」
何かが脚に飛びつく。
バランスを崩し、気弾が零れる。
「しまっ……」
ドグォオオオオオオオオォォォォン!!!
噴出したエネルギーがヤムチャを飲み込む。
- 176 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/25 01:08 ID:G2uCoJrs
- 「なんてことをしやがる……」
ヤムチャは自分の脚を睨みつける。
正確には、そこに飛び込んできた小さな身体を。
脚にへばり付いていたのは、悟飯だった。
大爆発の中心にいたというのに、悟飯はそれをこらえていた。
それどころか、悟飯の手はヤムチャの脚を離してもいない。
父の身体をかばったのか。
毒気を抜かれたようにヤムチャの悪意が薄らぐ。
「あいつがおとうさんのカラダをうばったなら……
なんとかして、もとに戻せるかもしれない、でしょ……」
苦しげに息をしながら、悟飯は語りかける。
信じられない、といった表情を崩せないまま、ヤムチャは悟飯を抱きかかえた。
ピッコロの魔族としての悪の気が弱まった原因は悟飯である。
ヤムチャはそれを分かっていた。
サイヤ人との闘いで、それを思い知ったはずだった。
だが、それをどこかで快く思っていなかったのだ。
魔族は悪であるものだ。
善を知ることは、本来あってはならないこと。
善の甘さは悪の弱さにしかなりえない。
自分はなぜ強くなりたいのか、それはバータとの戦いで改めて認識した。
敵に負けたくない。
そのためには強くなり、弱さを跳ね除ける必要がある。
その心が、魔族の悪を引き起こしていた。
- 177 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/25 01:08 ID:G2uCoJrs
- ヤムチャは抱きかかえた悟飯を、手ごろな大きさの岩に寄り掛けてやる。
悟飯の行動は悪とは呼べないものだった。
では、孫悟飯は弱いものか?
どさり。
蹴り上げられたギニューが、地面に落ちた。
自らの内に問いを抱えながら、首を掴んで持ち上げる。
「おい、まだ気絶してねえだろ?」
「う、うう……」
微かに呻き声が漏れた。
満足げに、ヤムチャは唇を歪める。
空いた方の手で、気弾を輝かせながら。
「もとの肉体に戻るんだな。そうすれば命だけは助けてやる」
びくり、と動いた後、ギニューは何度も頷いた。
もとより彼に選択の余地はない。
クリリンが深手を負ったギニューの身体の悟空を連れてくるまで、ヤムチャはギ
ニューを決して離さなかった。
呼吸の邪魔をギリギリしない程度に、されども相手に威圧を与えられる加減。
大魔王の配下であったときに身に付けた、魔族としての技術。
そういったときの相手の表情を見るのは恍惚としたものだが、何故か今は違う。
晴れない気分をギニューに八つ当たりしたくなったが、それをすれば不快感は増
すことはすぐに理解できる。
- 178 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/25 01:09 ID:G2uCoJrs
- 自分に手酷くやられた悟空を見て、ヤムチャは再び苦悩する。
精神と肉体の相性の不一致によって力を大きく削減されていることはすぐに見て
取れていたはずだった。
ならば、自分の行為は敵との戦いなどではなくただの弱いもの虐めに過ぎない。
果たしてそれは、彼の目指した誇り高き魔族であろうか。
弱いのは、どちらだ。
不意に、知らぬはずの言語が脳裏を駆け抜ける。
同化に気付いた時と同じ現象だ。
「……タッカラプト……」
夢の、神よ。
「ポッポルンガ……」
オレのような、できそこないに。
「……プピリット、パロ」
どうか、答えを。
その言葉の直後、七つのボールが激しく輝く。
緑の空は紺碧に染まる。
落雷とともに、一つの巨大なヴィジョンが姿を現す。
緑の皮膚をした、強大な腕と角を持った両生類のような風貌。
およそ「龍」という名前には似つかわしくないものだが、神格を有する佇まい。
その場にいた全員、ベジータや、ギニューでさえもがその姿に見惚れた。
ナメックの願いの神が、その姿を現したのだ。
『さあ、願いを言え。どんな願いも三つ叶えてやろう』
- 179 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/25 01:12 ID:G2uCoJrs
- 「これが……」
「……ナメック星の、神龍」
空を見上げ、呟く。
悟飯、クリリンはおろか、重傷を負った悟空も圧倒される。
地球の神龍を遥かに超えたその姿は、自分たちの卑小さすら感じさせる。
ただ願いを叶えるだけの道具。
地球の戦士ですらドラゴンボールをそう認識していた部分があった。
「でけえ……」
と、ナメックの神龍が発した言葉が再び耳に戻ってくる。
叶えられる願いは、三つ。
誰もが圧倒されている中、一人ヤムチャは叫んだ。
「(ピッコロというナメック星人を生き返らせてくれ)!」
叫びの後、飛び出した影があった。
影は二つ。
一つはベジータ。
「このオレを――!」
一つはギニュー。
「フリーザ様を――!」
「――不老不死にしろっ!」
……………………。
間。
絶望の淵に叩き込まれた地球勢だったが、龍は何も反応をしなかった。
- 180 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/25 01:13 ID:G2uCoJrs
- 『よくやったぞヤムチャ! 次はオレをナメック星に送るんだ!』
ヤムチャの脳裏にピッコロの言葉が響き渡る。
その言葉でヤムチャは我に帰った。
「え? なに? オレなんかしたのか?」
神龍ポルンガを呼び出したことも、願いを叶えたことも記憶にないらしい。
青筋がちょっとピッコロの額に浮いたが、そこは我慢した。
少なくとも、あの場で願いを叶えられるのはヤムチャだけのようなので下手にこ
じれさせる必要もない。
『おそらくナメック語でしか願いを叶えることはできないのだろう。
だから、おまえにしか頼めん! 頼んだぞ!』
「ナメック語……。ああ、あれか。えーと」
慣れない言語を思い返しながらヤムチャは思う。
ピッコロが「頼んだぞ」か。
依頼の内容が情けない気もするが、そう言われるのも悪くない。
「(さっき生き返らせたピッコロをナメック星に送ってくれ)!」
『いいだろう。承知した』
- 181 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/25 01:13 ID:G2uCoJrs
- 二つ目の願いを叶え終えた所でヤムチャの服が掴まれ、ズルズルと引っ張られる。
掴んだ腕の先にいるのはベジータだった。
なんか視界の向こう側ではおろおろしているギニューも見える。
「おい、死にたくなければオレの願いを叶えろ」
殺意のこもった視線にヤムチャも冷や汗たらり。
界王拳の消費分を差し引くと、下手したらベジータに殺される。
首根っこ掴まれた猫状態でヤムチャはベジータに話しかけた。
「な、何の願いを叶えたいんだ? ……ナッパって言ったっけ。よしわかった!」
「な、おい! ちょっと待て!」
勝手に一人で納得してベジータの腕を振り切り、ポルンガに向かって一直線。
「(ナッパというサイヤ人を蘇らせ)……」
あとちょっとという所で龍の姿が消える。
散るかと思われていたボールは地面に転がっていた。
「……惜しかったな」
わなわな震えるベジータの肩を叩くヤムチャ。
その視線の先に――、
その小さな身体を怒りに振るわせる、強大な惑星戦士がいた。
- 182 名前:ヤムま臭い人 :04/08/25 01:17 ID:G2uCoJrs
- アンカー付け忘れてましたが
>>118-122
からの続きになります。
途中で連投規制とか改行多すぎとかに引っかかった。
もっと短くていいならそうしよう。
意図してなかったのにここまで"フリーザ"って名前を
出してない自分にびっくりだ。どうしよう。
- 183 名前:トグサ Darkサイド :04/08/25 08:51 ID:Xvp64m/6
- お前は鈍い。
俺がこれだけシグナルを放っているのに、一向に気付こうともしないんだな。
まあ、いいさ。
お前が俺を見つけるまで、俺はずっと見ているぞ。
俺は永遠ともいえる長い時間を有しているからな。
お前が見つけてくれないのなら、別の奴に憑くだけさ。
お前らの度肝を抜くだろう俺の力を早く見せてやりたいもんだぜ。
- 184 名前:トグサ Fineサイド :04/08/25 08:51 ID:Xvp64m/6
- 近所の探偵事務所。
「結論から言うと、筆跡はあなたのものです」
ヒゲの中年が、大学生くらいの若い男にそう告げた。
「そうですか……僕が、自分で、こんなことを……?」
信じられない、と言いたいばかりに呟く若い男。
「いや、厳密にあなたが書いたといえるのかどうか……」
「どういう意味です?」
馬鹿な話と笑わないで下さい、と前置きした後、
「これを書いたのは、『中に潜む他人』なのかもしれない」
『中に潜む他人』――それは。
「……悪霊?」
「まさか」
依頼主の突拍子もない言葉に、探偵は鼻で笑った。
「恐らく、精神的疾患の一つでしょう。私も専門ではないので……ただ、
十数年この仕事をしていますが、今回のような依頼内容の方は大抵
精神にちょっとした異常を抱えている事が多かったので、ね」
若い依頼主は、少しこの男に嫌悪感を抱いた。この男は、既に自分の
事を精神異常者だと決め付けているように感じられたからだ。
頭が少しおかしくなったって、自分の恥など書き散らすものか。僕は
プライバシー管理はきっちりするほうだ。男がそう思っていると、
「ここに行ってみて下さい。信用の置ける医者です」
紙を渡された。『〜〜精神病院 ルイ・アントニオ』と書かれている。
「ルイ精神科医は非常に優れた医者です。過去何人もの患者さんを悪魔
から救いだしています。あなたもきっと、大丈夫」
ああ、そうか。この探偵はルイという男に仕事を斡旋しているのか。依頼主を
精神異常者に仕立て上げて……なるほど、どちらも幸せになれる手だな。
僕は、そこまで病んではいない――若い男は、心底この探偵を軽蔑した。
ただ、それでも、残された3枚の怪文は、厳然と存在している。これが生じた
はっきりとした原因の根元の部分を突き止めなければならないことは事実だ。
事務所を出た若い男、トグサ コウジは、ポルトガルの雑踏に足を踏み出していった。
- 185 名前:Classical名無しさん :04/08/25 10:40 ID:vxDmBXmg
- 申し訳ないけど、これ何?
どっかのコピペ?荒らし?
ぜんぜんドラゴンボール関係ないじゃん。
しかもくそつまらない。
あとヤムま作者は強いなあ。
- 186 名前:ヤムチャのソナタ :04/08/25 12:54 ID:al/CnRng
- ブルマ「ああっ、あなたはもしかしてヤムチャ!」
クリリン「・・・?僕はクリリンですよ」
クリリン「ブルマさん!あなたが本当に愛しているのは誰ですか!?」
ベジータ「貴様ー!俺の女になにをしてやがるー!」
ピッコロ「ブルマさん、あなたが本当に愛しているのはクリリン!違うか!?」
ブルマ「ごめんなさい!わたし、ベジータとは結婚できない!」
たったったったっ←走り去る音
ベジータ「ブルマ!くそっ、ブルマと上手くいかなかったら、俺はピッコロを恨むぞ!」
クリリン「思い出したよ!僕はヤムチャだったんだ!」
ブルマ「ああ、ヤムチャー!」
クリリン「危ないブルマ!」
ブルマ「や、ヤムチャが車に轢かれたー!」
ベジータ「貴様らは兄弟だ、結婚させるわけにはいかない!」
ヤムチャ「たとえ兄弟でも、俺はブルマを愛している!」
ブルマ「ああ、ヤムチャ・・・」
ガチャッ←ドアを開けてベジータが入ってくる
ベジータ「・・・ブルマ、今すぐヤムチャの所へいこう。ヤムチャと君は兄弟でもなんでもないんだ、ヤムチャのヤロウが俺のパパの息子だなんて信じたくなかっただけなんだ!」
ブルマ「ちょっとベジータ、それどういうこと!?」
ベジータ「ヤムチャは死ぬかもしれないんだぞ!」
ベジータ「ヤムチャ、くっ!一足遅かったか!」
ブルマ「ヤムチャー!」
それから三年後、ヤムチャとブルマは再会する
二人はお互いの愛を確かめ合うと、熱い抱擁を交わすのであった・・・
冬のゲフンゲフン!・・・ヤムチャのソナタ 終
- 187 名前:Classical名無しさん :04/08/25 13:03 ID:/k/5Rm0U
- >>ヤムチャのソナタ
グッジョブ!
原作を知ってるから内容がわかる。面白かったよ。
- 188 名前:Classical名無しさん :04/08/25 13:04 ID:k41C8CvE
- ワラタw
- 189 名前:Classical名無しさん :04/08/25 13:10 ID:BMFoz2Wg
- 自演乙。
- 190 名前:Classical名無しさん :04/08/25 13:23 ID:8ZeVf0mQ
- >>189
頼むからスレのふいんき(なぜか変換できない)を悪くしないでくれないか?
なんとなくage
- 191 名前:Classical名無しさん :04/08/25 14:12 ID:RADx3gXI
- saiyanばんざーい
- 192 名前:Classical名無しさん :04/08/25 14:33 ID:CBE6MDQI
- >>191
IDがラドクリフ君だったらよかったのになぁ・・・
- 193 名前:Classical名無しさん :04/08/25 15:14 ID:53rYaBMw
- >ヤムチャのソナタ
正直微妙。
でも笑えるポイントはあった。次頑張れ。
- 194 名前:Classical名無しさん :04/08/25 16:36 ID:i7qatxVQ
- >ヤムチャのソナタ
元ネタが分からんので何が何やら
- 195 名前:押収のヤムチャ5話 :04/08/25 16:50 ID:JGaIQfU.
- とにかく俺たちは研究所の本丸にたどり着いた。
リノリウムの床、薄い灰色のコンクリの壁、扉に掛かる"資料室"といった表札。
病院と学校を足して割ったような、いかにも研究所らしい内装だ。
とりあえずその資料室に入ってみると、
外国語のとても読めたものじゃない論文が山のように積みあがっていた。
俺に分かる言葉で書かれたものもあるにはあったが、
読めたものじゃないという点では外国語と同じだ。
設計図の類がないことを確認し、俺は部屋を出ることにした。
声をかけようとして、キューとアールが何か読んでいるのに気づいた。
「図鑑か」
生物図鑑だった。ページにはツグミの絵と説明文が載っている。例によって文は読めない。
「悪いかよ」
「いや、こんなところにずっといたんじゃ、そういうのが面白くなるのは分かる。
……どれぐらいいるんだ、ここに」
「2年……?」
キューがアールに向かって首をかしげた。
「3年近いような気がする」
アールが気の無い調子で答える。
俺は出てきた数字の単位にまず驚いた。2年、3年。何度目かの怒りがこみ上げてくる。
「行こうぜ」
俺はそういうと、派手に音を立ててドアを蹴り開けた。
「すぐに本物を見せてやる」
- 196 名前:押収のヤムチャ5話 :04/08/25 16:49 ID:JGaIQfU.
- 「ストップ」
廊下の交差点に差し掛かったところ。
俺が言うと、キューとアールはダルマさんが転んだみたいに動きを止めた。
「なんだよ、行こうって言ったりストップって言ったり」
「曲がり角の先に見張りがいる」
俺は人差し指で右側の通路をさした。双子の表情が緊張したものに変わる。
ドアの音は幸い誰にも聞き取られなかったみたいだが、
周囲はあわただしく動く兵士の気配に満ちていた。
倒しながら行くのはたやすいし、ひと暴れしたい気分でもあったが、
まだ設計図を手に入れていない今は、戦いは避けるべきだった。
双子が巻き添えになる恐れもある。
「俺が合図をしたら全力で直進しろ。全速力で、かつ音を立てずにだ」
「本当に見張り? 何で分かるんだよ」アールが聞く。
「気配を探ってだ」
「気配?」キューが胡散臭そうな顔をする。「いくらあんたが人間離れしてるからって……」
「この程度じゃ全然人間離れできてないってことは、じきお前らにもわかる。
俺の言うことをよく聞いて、
ここから上手く逃げ出したあとの話だがな。合図をしたら全力で直進しろ」
「誰かいるのか?」
突然聞き覚えのない太い声が響いた。右側の通路にいた見張りが発したものだ。
「ほら、いただろ。読めるんだよ空気の流れとかで。つかまれ」
俺は怪訝そうな顔のキューとアールを小脇に抱え、一気に加速して交差点を直進した。
移動を終えて後ろを振り返ると、
兵士が空中にナイフで切りかかって、派手に空振りしているところだった。
「残像拳。その名の通り残像を残す技だ」
解説になってない解説をする。兵士はマシンガンを掃射し始めたが、当然残像には当たらない。
「あんた……。本当は人造人間なんじゃないだろうな」
「お前らもできるさ。あのスピードなら、1月鍛えりゃ充分だろう」
目の前には次の分かれ道。見張りのいない方角に向かって、俺は軽くスピードを上げた。
- 197 名前:押収のヤムチャ5話 :04/08/25 16:51 ID:JGaIQfU.
- また交差点が見えてきた。
正面と左の道には、少し遠いが兵士の気を感じる。
俺は走りながら後ろの2人に右折を指示した。双子も今度はすぐに従う。
長い直線の通路だった。しばらく分かれ道もないようだ。
人造人間がいるのは隔離された場所だと思う。ということはこの道は他より期待できそうだ。
快調に100メートルほど直進した。
気配が一つ、同じ道に入ってくる。しかしこのスピードなら追いつかれまい。
……と、思っていたら、追いかけてくる気配が4つに増えた。
そして道のはるか先にはドアが見えてくる。
「おいおい……ひょっとして」
俺たちが行き止まりのドアに行き着いたときには、気配は10に達していた。
いや、もう気配を読む必要はない。武器を携えた兵士たちが肉眼で確認できる。
「悪い、罠だった」
敵のいない道、いない道へと進むと行き止まり。
こんな古典的な罠にはまるとは、俺の盗賊の腕も落ちたもんだ。
「ドアをブチ破ればいいんじゃない?」
アールが平然と物騒なことを言う。
「残念だがこのドアは、
何で出来てるのか知らんが相当硬いんだ。入り口に同じのがあった。
壁にトンネルを掘りたいが、間に合うかな……」
しかしそう言ったときにはすでにライフルの一弾が飛んできていた。指先で掴み取る。
戦いは避けようと考えたのはほんの数分前のことだったが、方針を変更すべきかもしれない。
俺は腕を組んで少しの間考えた。双子が横でじりじりしているのが伝わってくる。
- 198 名前:押収のヤムチャ5話 :04/08/25 16:53 ID:JGaIQfU.
- 「……うん、俺たちをわざわざここに追い込むってことは、
もし先に進んでも重要なものは何も無いってことだ。この道は外れ。引き返すぞ」
「引き返すって……」
キューの声が銃声にかき消された。
俺は正眼に構えた手で弾を掴む。銃の狙いは正確。射程距離に入ったようだ。
「当然、あいつらを倒していく」
俺は掴んだ銃弾を投げ返し、兵士の一人のライフルを弾き飛ばした。
もう一個の銃弾を別の兵士のマシンガンめがけ投擲しながら、
地面を蹴って兵士の一団に襲い掛かる。
兵士たちの銃口がこちらを向いた。双子の心配をする必要がなくなったわけだ。
俺は跳躍し、先頭の兵士の頭を軽く蹴った。
彼は気を失い、後続の兵士2人がドミノ倒しのように倒れていった。
ドミノの1人がライフルの引き金を引く。
1度に複数の弾が出る方式。そいつをそのまま兵士2人に投げ返して、気絶させた。
これで3人。残りは7人だ。
跳躍していた俺は今度は天井を蹴って、7人の集団にタックルをかました。
何人かが衝突されて倒れた。
俺はそいつのライフルを奪い取って振り回した。何人かがばらばらと吹っ飛んだ。
見てみると、残っているのはすでに2人。武器は弾き飛ばされ丸腰だ。
俺と目が合うと慌てて手を上げて、降参のポーズをとった。
- 199 名前:押収のヤムチャ5話/次回に続く :04/08/25 16:56 ID:JGaIQfU.
- あっけなく戦いは終わった。俺はキューとアールを手招きする。
2人は口をぽかんと開けた表情でこちらを見ていた。愉快だった。
「ヤムチャさん……。あんた本当に……」
「人造人間に見えるってんなら見込み違いだ。もっとも、俺は8号よりは強いはずだけどな。
でも俺たちが相手にするのはもっと新しいやつだ。兵士さん、そいつらはどこだ?」
兵士2人は怯えた表情で首を振った。
「言わない」一人が消え入りそうな声で言った。「殺されても」
「そうか、言わないか。じゃあいいよ」
俺は兵士たちを放置してもと来た道を戻り始めた。このときの兵士2人の顔ときたら。
俺は得意の絶頂だった。プーアル、お前ならどんな具合か想像がつくと思うが。
栽培マン以降、いやシェン以降、いや……、いつからだったか忘れたが、
とにかく最近は俺が多少実力を発揮しても気にしないやつばかりだったから、
キューとアールのような反応が新鮮だったってのもある。
俺は大張り切りで2人を率いて行った。
プーアル、お前なら想像がつくと思うが、俺が調子にのるとロクなことがないんだ。
調子に乗らなくてもロクなことがなかった気がするが、
ともかく、今度もやばい事態に陥ってしまった。
レッドリボンにも気配が消せる奴がいることを考えておくべきだった。
とにかくそいつからは気を感じなかった。だから接近に気づかなかった。
俺は曲がり角を曲がろうとして、誰かと正面から衝突した。
ガタイのいい相手だったので、俺のほうが弾かれて転んだ。
ビビらせてやろうと上目遣いに睨みつけると、予想外に強そうな大柄の男がそこに立っていた。
俺は思わず目をそらした。
「16……号」
アールが驚いたようにつぶやいた。
- 200 名前:Saiyan killer :04/08/25 19:38 ID:o5EezWh2
- えーっと、全然凹んだりなんてしてませんよ? いや、ホントに(笑
では今日も淡々と行ってみます。
- 201 名前:Saiyan killer :04/08/25 19:39 ID:o5EezWh2
- >>166
第102話
翌朝、と言っても、昼も夜もないこの空間では意味の無い概念ではあるが、
とにかく夕べの一件以来、いろいろと消耗し切った体力を回復させたヤム
チャの目がようやく覚めた。
隣にいるはずの少女の姿が見えない事に一瞬まさかと思ったものの、部屋の
外から感じる気にヤムチャはほっとする。
のろのろとベッドを這い出るように後にし、彼も外に出る。無限とも思える
広大なただ白い世界。その入り口に少女はひとり佇んでいた。
「…遅いぞ…。お前はわたしの師なんだろう? そんな事ではこの先が
思いやられるな……ふふふっ……」
背を向けたまま、それでもヤムチャの接近を感知したマーリンが、あいさつ
代わりと言わんばかりに非難の言葉を口にする。しかし、表情こそ見えない
が、それはむしろ楽しそうな口ぶりですらあった。
何も言わずにそれをヤムチャは受け止める。いや、むしろ唖然としていたと
言っていいだろう。昨日の臨死状態からの復活後でもあきれるほどのパワー
アップを果たしたと思っていたのに、今はそれをさらに上回る力を感じさせ
ていた。
- 202 名前:Saiyan killer :04/08/25 19:41 ID:o5EezWh2
別に気を入れている訳ではない。そんな静かな状態でなお、以前とは比較に
ならない力をヤムチャはマーリンから感じていた。もはや界王拳を自滅覚悟
の倍率で使っても届かない。それほどの差がたった一日で生まれていた。
「…わるい。でも、もう俺じゃお前の師匠は務まらないかもな……」
自嘲気味に率直な感想を思わず口にしてしまうヤムチャ。だが、それには
触れず、相変わらず背を向けたままのマーリンが、やけに晴れ晴れとした
声で歌うように続ける。
「……なぁ…ヤムチャ……。わたしは…昨日……はじめて生まれて
よかったと思ったんだ……。それも女として生まれてよかったと…」
ヤムチャからは見えないが、ほんの少しマーリンの頬が赤く染まる。
「わたしは…ずっと自分が嫌いだった…。サイヤ人の血を引く自分が
許せなかった。でも、昨日……はじめて…そうじゃないって風に…
思えたんだ…」
「だってそうだろう? もしわたしが生まれていなければ、わたしは
おまえに会う事は出来なかった。もしわたしがサイヤ人の血を引いて
いなければ、やはり地球には来られず、おまえと出会う事も無かった。
…わたしはわたしだから、おまえに出会えたんだ。そう考えたら…
今はむしろ感謝しているぐらいだ……」
少しづつマーリンの気が高まり始める。以前とは比較にならない大きさ
となった器が、少しづつ気で満たされていく。ゆっくりと、たゆたうように。
- 203 名前:Saiyan killer :04/08/25 19:42 ID:o5EezWh2
- 第103話
戦ってもいないのに、マーリンから感じられ始めた気にびりびりとした
衝撃を受けるヤムチャ。だが、少女の独白は続いていた。黙ってヤムチャ
はそれに聞き入る。
「…以前…おまえはわたしに教えてくれただろう? 精神と肉体、その
両方を一致させ、協調させなければだめだと。
…それは…わたしに取っては…2つの血の事だったんだな。父の……
サイヤ人の血をねじ伏せたり、無視したりするのではなく、受け入れ、
そして協調する事が……はじめて出来るようになったんだ。おまえの
おかげで…」
なるほど、とヤムチャは感じていた。修行を始めてからはずいぶん良くは
なったものの、以前からマーリンの精神と肉体のバランスが悪いのは判っ
ていた。それはこうした理由によるものだった訳だが、今の自分を肯定
できるようになって、同時に今まで心の中で否定し続けてきたサイヤ人の
血を受け入れられるようになったのだろう。それがこの急激なパワーアップ
の理由だったのか、と合点がいった。
…それならば。あの目的など、もはやどうでも良い事なのではないのか?
- 204 名前:Saiyan killer :04/08/25 19:44 ID:o5EezWh2
- 「…そっか…。よかったな、マーリン…。でも、それならもうサイヤ人を
追いかける…と言うか、悟空と戦う必要は無いんじゃないのか?」
今のマーリンには、もうサイヤ人に対する憎しみは無いはず。それならば
戦いを取り止めて、すぐに宇宙に戻るべきだ、そう思わなくは無い。いや、
そうするべきだと思う。少なくとも理性では。
だが。少女はようやく振り向いたかと思うと、真剣な表情を浮かべて言い
放った。
「…いや、ソン・ゴクウとは戦う。彼は……最強であり、究極のサイヤ人
だ…。その彼と戦い、そして勝つ事で、わたしは完全に2つの血を1つ
に出来る気がするんだ…。
それに何より……負けっぱなしでは腹の虫が収まらないだろう? ふふっ…」
そう言ってくすりと少女が笑う。つられてヤムチャも笑う。そうだ、まだ
何も終わっちゃいない。始まってすらいない。
「…だから、そのためにヤムチャ…もう少しだけわたしに力を貸してくれ。
力だけじゃない。おまえはわたしに取って…必要な…ひとだから…」
マーリンがはにかむような笑顔をヤムチャに向ける。気はすでに少女の身体を
一杯に満たしていた。戦闘力にして、おそらくは30万をはるかに超える圧倒
的な力…。
「……よーし!! それじゃ今日もバリバリ行くぞっ! 覚悟はいいなっ!?」
「あぁ!! 望むところだ! ヤムチャ!!」
再び二人の関係が元に戻る。一夜だけの夢。だが、誰もそれを後悔などしては
いなかった。
- 205 名前:Saiyan killer :04/08/25 20:03 ID:o5EezWh2
- 本日も2話うぷさせて頂きますた。正直言って先日のはもっと
叩かれまくるかと思っていたんですが、案外スルーして頂けた
みたいでホッとしてます。
>>168-171
すいません、本物です^^
一応お話の中で、どうしてもこれは外せないと思ったので、
叩かれるのは承知で書きました。今回のお話を読んで
頂けたらご理解してもらえると思いたいのですが…。
ただ、一部で若干筆(?)が滑ったのも確かです。それへの
ご批判は重く受け止めさせていただきました。むしろ感謝
しております。今後も忌憚の無い意見をお聞かせ願えれば
幸いです。
>>172
そう言って頂けると…うれしいです……(ホロリ。
>>ヤムまさん
エロはもう今回限り…だと思います(笑 たぶん…(汗
両論って言うよりは、ほぼ否!否!否!ですけど…まぁ仕方
ないですよね。判っててやってますから自業自得といい
ますか。あと、実はナッパ生き返ってるという展開を
キボンヌ。
>>186ヤムソナ
一回だけ見たことあるんですが、さすがにそれだけじゃ
何が何だか判りませんですた(汗 と言うか、こういう
お話なのか…(笑
- 206 名前:Classical名無しさん :04/08/25 20:32 ID:BMFoz2Wg
- >>205
まあ、童貞にはちょっと刺激強いエロ描写だわな。
なんのことかよくわかんなかったからムカついたんじゃねーの?
つーか、論点はエロか? 前回の話って。
- 207 名前:Classical名無しさん :04/08/25 20:32 ID:HUI2natM
- サイヤンキラーは躁鬱病みたいだな。
今は躁状態か。いい事だ。
自作自演がいい薬になったみたいだな。
ただ躁から鬱の変わり目が
一番自殺し易いそうだから気をつけなよ。
作品自体は読んでない。が、乙。
あと、ヤムま!
他作品への文章指導を復活させてくれ。
あれはきっとみんなの参考になるよ。
作品も今回面白かったよ。クウラ強いな。
- 208 名前:Classical名無しさん :04/08/25 21:46 ID:yV2yF0N.
- >>206-207
マターリいこうや
- 209 名前:207 :04/08/25 21:55 ID:HUI2natM
- いや俺はサイヤンキラー作者を心配してるんだが。
暗かった奴が急に明るくなるのは自殺の前兆のひとつだし。
自作自演で症状が緩和されるならいくらでもやって欲しい。
それにヤムまの文章指導はタメになるし、みんな待ってるよ。
がんばれ!
- 210 名前:Classical名無しさん :04/08/25 22:17 ID:98RFFbqI
- >>209
読んでないなら死のうが生きようが
知った事じゃないでしょ?
- 211 名前:Classical名無しさん :04/08/25 22:31 ID:Ra3PbOsc
- つまらないとおもうなら読まなくてもいいが,読みたい奴もいるんだから、
続ける気なくさせるようなこというなよ。
- 212 名前:Classical名無しさん :04/08/26 00:18 ID:4t0Ob.YQ
- ↑んでオマイは童貞なんだろ?
- 213 名前:臭い人 :04/08/26 00:30 ID:JD6XIZ7U
- ということで名前をこれに。
>>175-181からの続きになります。
またもや連投規制に引っかかるかもしれません
なんつーか、ハイペースというか変な分量になっちゃったんで
投稿だけで。30分くらいかかるかも。
>>209
乗っちゃまずいとは思うが
真面目に言うか煽るかどっちかにしとくれ
ああそれと、話自体が地味に進んできたから
俺も地味〜に。うん。
最終回。
- 214 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/26 00:30 ID:JD6XIZ7U
- 「オレの願いをどうしてくれるんだ!」
「さっさとオレにナッパの復活を頼めばよかっただろうが!」
「このバカヤロウ! ナッパは関係ないわ!」
宇宙全体で見てもレベルの高い実力者たちによる、激しくレベルの低い争いが
繰り広げられる。ナッパ一人のために。
ある種、命一つ分の重みを感じられる論争だった。
「え? ナッパじゃないなら何だったんだ?」
一方、
「これはどういうことですか? ギニューさん」
冷たい視線がまずギニューを貫いた。
願いを叶える現場にいながら何もしていなかったのは事実である。
どう言い訳をしようとも許してもらえる状況ではない。
「これは、その……」
どう取り繕っても、目の前の恐怖には通じない。
ナメック語しか通じないことを、ギニューは知らなく、気付いてもいなかった。
まごまごしているギニューに、一閃。
その身体が、真っ二つにされる。
「……クリリン、悟空をデンデの所へ」
ヤムチャがそう促す。
デンデに治癒能力が備わっている知識を、彼は同化によって得ていた。
もっとも低い戦闘力であると解っているクリリンは頷き、悟空を連れ行く。
さっきも運び屋やらされたな、とか思いながら。
- 215 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/26 00:31 ID:JD6XIZ7U
- 「さて、次はあなたたちですね」
冷淡な声で、敵はヤムチャたちに向き合う。
さっきのまでの怒りはどこへやら、だが感情を隠し切ったその状態はかえって不
気味さに溢れていた。
(こいつが、敵の親玉か……!)
睨み合いながら、その悪意の暗さ、力の深さを思い知る。
脚が独りでに震えそうになっていることに気付き、顔には出さず苦笑した。
(どこまで強くなっても、足元のお留守は治らないな)
真っ二つにされたギニューの死体を見て、少し笑う。
報われない、な。
ギニューは自分のチャンスを放り出して、上司の不老不死を願った。
本人のあずかり知らぬ所とはいえ、それは本心から慕っているゆえの行動だ。
恐怖で繋ぎ止められた絆だとしても、彼は確かに忠臣だった。
どこに魅せられたなどは解りそうもないが、その悪には魅力もあったのだろう。
「あばよ、隊長さん」
自分の立場と、たった今死んだばかりの隊長はどこか似ていた。
「許さん……!」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………!
大地が、大気が、それを感じる肉体までもが揺れ、浮き上がる感覚が生ずる。
「絶対に許さんぞこの虫ケラども!」
先手必勝、
ヤムチャのパンチが敵を襲う。
敵はそれを受けるも動じず、
逆にヤムチャの腕を取って投げつけた。
「貴様のようなアリの一撃がこのフリーザに通じると思ったか!」
- 216 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/26 00:31 ID:JD6XIZ7U
- フリー、ザ?
叩きつけられながらも、ヤムチャの耳に言葉ははっきりと届いた。
「そうか、フリーザってのか、おまえ」
そこで初めて、ヤムチャは敵の名前を知った。
その一人のために、何人もの人が殺された。
それはナメック星に限ったことではない。
ベジータたちを操っていたことから、もっと多くの星の人間も。
ヤムチャの身体が紅く光る。
「おおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
自分の出せる限界値まで、界王拳の倍率を引き上げる。
八倍から九倍へ。
「くらえ、フリーザああああぁぁぁぁっ!」
フリーザはスカウターの数値に驚き、一瞬動きを止める。
ヤムチャの魔光砲が、そこを逃さず捉えた。
爆煙が立ち込める中、フリーザの気が途絶える。
やられたはずはない。
戦闘力のコントロールという技術によるものか。
界王拳を緩めることなく、ヤムチャは構える。
と。
ズンッ!
一回り大きくなったフリーザの角が、ヤムチャの身体を貫いた。
- 217 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/26 00:32 ID:JD6XIZ7U
- 「ぐ、ううぅっ!」
「おっと失礼」
腹に角をつき立てながら、やや野太くなった声でフリーザは言う。
「おまえが思った以上にできるようなのでな」
言いながら、わざと頭を揺らす。
「今のオレに敵うと思うなよ。戦闘力で言うなら100万以上はあるんだ」
ヤムチャに絶望を与えようと、せせら笑いながら。
「し――知るかよ、そんな数字なんか……!」
ベジータが集中砲火を浴びせるも、フリーザはびくともしない。
「……貴様、いったい何を!」
声の調子を崩したのはフリーザだった。
ヤムチャは密着したフリーザに指を当てる。
「へ、へへへ。こいつは「おまえの気」だ。く、くたばりやがれ!」
魔貫光殺砲!
爆煙が晴れてくる中で、悟飯とベジータは目を疑う。
ダメージを受け、弱まったヤムチャの気が再び高まった。
密着した状態で、フリーザに確実に攻撃をしかけられる距離だった。
だというのに、現れた光景は、
「はっはっは、惜しかったな」
落ち着き払ったフリーザと、倒れ伏し、踏みつけられたヤムチャだった。
- 218 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/26 00:35 ID:JD6XIZ7U
- 「う、ぐぐ」
「まさかオレの力を吸収するとはな。だが」
片足を大きく上げ、
――ボキッ!
「うがぁっ!」
ヤムチャの脚が砕かれる。
「あの程度が全力だと思っていたか? なかなか笑えるぞ」
悟飯が飛び掛るも、フリーザに軽くあしらわれる。
ベジータの攻撃もまた無駄に終わった。
傍観するしか出来ないベジータとダメージを負った悟飯は動けなかった。
そのまま、黙ってヤムチャがいたぶられるのを見ているしかない。
と、そのとき、
バシュゥッ!
もう一つの魔貫光殺砲がフリーザの尾を飛ばした。
次いで、連続したエネルギー波がフリーザの巨躯をも吹き飛ばす。
「待たせたな」
白いマントにターバンの佇まいで。
腕を組み、敵に向けての殺意もあらわに。
今、ピッコロが到着した――。
- 219 名前:魔族転生ヤムま! :04/08/26 00:37 ID:JD6XIZ7U
- 「大丈夫か、ヤムチャ」
ピッコロに起こされながら、ヤムチャは苦々しく笑う。
「遅かったな、さんざん待たせやがって……」
「ふん、口の減らんヤツだ」
フリーザに向き直ろうとするピッコロを、ヤムチャは腕を掴んで拒んだ。
「なんのつもりだ」
「決まってるだろ。――腕を、出せ」
息も絶え絶えに、ヤムチャは声を出す。
ピッコロは驚いた表情を見せた。
ヤムチャは言ったのだ。自分と、同化しろと。
「ふざけ「ふざけてなんかねえ!」
激昂しかけたピッコロが言い終わる前に、ヤムチャは言葉を続けた。
「いいか、オレが役立たずなのはもう証明されちまった。
……だがな、おまえのプラスになれば、それでも十分役立てるんだ。
心配するな。ドラゴンボールでも使って戻してくれればいいさ……」
ヤムチャの目を見、ピッコロは頷いた。
強大な敵に対抗することに、力のプラスを拒む道理はない。
「わかった。ありがたく受け取らせてもらうぜ」
ヤムチャの身体に、ピッコロは掌を置く。
「ああ。それと、一つ聞かせてくれ。オレは――――」
ピッコロはニヤリと笑う。
「強く、なったな」
今度はヤムチャが笑った。
魔王より生まれた狼は、悪のために牙を研いだ。
魔狼はその牙をようやく誰かに褒められ、認められた気がした。
兄弟が父の分身だということを、ここでようやく思い出した。
魔狼の力を得た魔王は、帝王フリーザに向き直る。
絶対に、負けられない。
- 220 名前:魔族転生ヤムま! エピローグ1 :04/08/26 00:40 ID:JD6XIZ7U
- 戦いから、数ヶ月の時が過ぎた。
ドラゴンボールで分離したヤムチャは、神の神殿を訪れていた。
目的は「あること」を神に相談することなのだが、何故かコソコソと周りを伺う。
「誰も、いないよな?」
し〜ん。
そんな擬音が浮かぶくらいに神殿には人気がない。
胸を撫で下ろす。
そして、再びコソコソと奥へと進む。
「おい」
「ぎゃああっ!」
不意に腕を掴まれ、ヤムチャは情けないほど大声で悲鳴を上げた。
腕を掴んだのは神の側近ミスターポポ。
「おどかすなよ……。マジで死ぬかと思ったぜ」
「ヤムチャ、気配消す訓練なってない。修行しに来たか?」
「違う違う。ちょっと神様に相談があってな。――おまえも絶対に来るなよ」
念を押して返事も聞かず、さらに奥へと進んだ。
相談するのに誰も近寄らせないのは、ひとえに内容が情けないからだった。
- 221 名前:魔族転生ヤムま! エピローグ2 :04/08/26 00:43 ID:JD6XIZ7U
- 「ふむ、つまり生殖行動をとりたくてもとれない、と」
地球に帰って以後、生殖器官が排泄以外の用を足さなくなった。
いざという場面になっても、股間のそれは臨戦態勢には入ってくれない。
テコでも動かない、と言っているかのようである。
むしろ逆ともいえるが。
「たしかに、ナメック星人には必要無い器官だからな」
神はヤムチャの股間に目をやる。
なんか情けない気持ちでいっぱいになった。
「そんなに子供が欲しいのなら一つ手がある」
「なっ、なんですかそれは!」
身を乗り出すヤムチャ。
この際情けないとか、そんなことは言ってられない。
ある意味、これは彼にとっての死活問題なのだ。
「卵を産めばよかろう。卵を」
目の前が、真っ白になる。
青空の下、かつてのブリーフ博士の言葉が頭に響いた気がした。
君のカラダは極めて、ピッコロ大魔王――ナメック星人に近いものになっている。
『魔族転生ヤムま!』 了
- 222 名前:臭い人 :04/08/26 00:54 ID:JD6XIZ7U
- ということで、ここまで引っ張っておいて
下ネタで締めました。バカか俺は。
中途半端なのは投げ出したわけじゃないです。
最初から、フリーザ戦の途中で終わらせようというつもりでした。
ここまでお付き合い頂き、真に感謝です。
もう最後ですから、もう思いっきり自分の評価下げちゃいますかw
何が書きたいのか分からない、と感じた方も多いと思います。
まあそりゃそうでしょう。ぶっちゃけますと、何も考えず書いてました。
ちょっと友人のサイトへの寄稿の機会があったので
それ用に戦闘シーンを練習したかっただけですから。練習の甲斐は見事に無かったわけですがw
というか練習に半年もかけるなというか。こんなにかかるとは自分でも思ってませんでした。
批評、感想を下さった方と、特にこんなの収録してくださった病的さんには頭の下がる思いです。
いやマジ、足向けて寝れないよ私ゃ。病的さんの住所知らないけど。
- 223 名前:臭い人 :04/08/26 01:03 ID:JD6XIZ7U
- ああ、何か変な文章になってた。まあいいや。
>Saiyan Killer
ナッパコールに応えられませんですた。すんまそん
実はナメックから帰ったあと、復活したナッパはスカウターを持たないので
ベジータがどこかにいるはずだと地球中を探し回っていたんでしょう。たぶん
と、それはさておき、
>エロはもう今回限り…だと思います(笑
えー
>たぶん…(汗
期待してますよ(笑
そういえば、まだ修行の途中なんでしたっけ。
といってももう有るか無いか程度でしょうけども。
これから起こるであろう最大のヤマ場(?)、悟空との決戦を楽しみにしてます
- 224 名前:Saiyan killer :04/08/26 01:19 ID:Gm472Whw
- 何だか眠れないので、一日2うぷの荒業にチャレンジしてみますよー。
- 225 名前:Saiyan killer :04/08/26 01:21 ID:Gm472Whw
- >>204
第104話
「それじゃ忘れ物は無いな? そうそう来れる場所じゃないからな。
ちゃんとチェックしろよ」
「大丈夫だ。おまえの方こそどうなんだ? いろいろ持って来ていた
みたいだが……」
あれから3ヶ月が過ぎた。つまり合計で約4ヶ月間の修行だった。外界の
時間にしておよそ8時間。午前6時過ぎに入ったので、今は昼の2時過ぎ
のはずである。
「よーし! やるべき事は全てやった! 後は勝ちをもらいに行くだけ
って事だ!」
「…おまえが戦う訳じゃないんだぞ…気楽に言ってくれる……」
「ふふん…でも自信が無い訳じゃないんだろ?」
その言葉に、やや緊張の面持ちだったマーリンに笑みが浮かぶ。
「……まぁ…な…。ふふっ…」
そして4ヶ月ぶりに、精神と時の部屋の重い扉がゆっくりと開かれた。
扉の向こうには、驚いた事にミスターポポと、神様までが待っていたかの
ように佇んでいた。
「あ…神様…どうもご無沙汰してます」
到底「神」に対する挨拶とは思えない、あまりに普通の挨拶。しかしそれを
気にするでもなく、神様がうんうんと頷いていた。
「ふむ…そうとう腕を上げたようだな、ヤムチャ」
これはヤムチャにしても意外というか、マーリンの修行の副次効果だった。
圧倒的に力をつけたマーリンと修行を続けるうち、ヤムチャ自身のパワー
も大きく上がっていたのだ。おそらくは界王拳全開で50万近くはあるだろう。
- 226 名前:Saiyan killer :04/08/26 01:21 ID:Gm472Whw
そして、次にじろりと傍らの少女を見やる。
「…異星の娘……マーリン…だったかな? お主の目的が何であるかは
知っておるが…いい目をしておるな…。フフ…」
それを聞いて思わずヤムチャが神様に尋ねてしまう。
「あの…いいんですか…? 止めたりしないんで…?」
「…ふん…今の私の力では止めたくても無理だろう。それに……神としては
不謹慎極まりないが、実のところ、少しこの戦いに興味があるのでな」
神様が何に興味を引かれているのかは判らない。だが、少なくとも邪魔は
されないようだった。それだけでも充分である。
「じゃあ、まずは俺が悟空の家に行って、果たし状を叩きつけてくるぜ。
お前はその間に例の場所に行ってろ」
そう言ってヤムチャが神殿を後にしようとする。しかし、それを神様が
突然呼び止める。
「…待つがいい、ヤムチャ」
- 227 名前:Saiyan killer :04/08/26 01:22 ID:Gm472Whw
- 第105話
「え?」
さっきはあんな風に言っていたものの、急に神様が不安にでもなったのかと
ヤムチャは思った。だが、ここまで来て止めるなどは出来ない。焦る心を
抑えてしぶしぶ振り向いたが、そんなヤムチャの心を知ってか知らずか、
まったく意外な事を神様が申し出た。
「まぁ待て。その格好で行くのは余りに無作法というもの。んッ……!」
確かにあまり気にはしていなかったが、この数ヶ月に及ぶ修行で二人とも
服はボロボロだった。だが、そのボロ服が神様の気合と共に、あっという
間に新品同様になってしまった。奇跡を目の当たりにしたマーリンも目を
丸くして驚く。
「さて…。娘、お主もそのままではな。本来ならば戦いに赴く戦士に、仙
豆の一つでも渡したいところだが…地球の神としてはそれは出来んのだ。
だが、せめてこれぐらいはさせてくれ」
そう言って再び気合を込める。みるみる内に少女の戦闘服の破れや破損が
修復されていく。
「…あなたは…すごい力を持っているんだな。さすがに神と言われるだけ
の事はある…」
あっけに取られつつ、修復された服の感触を確かめるマーリン。だが。
「…せっかく直してくれた事には感謝する。だが、その力を見込んでもう
一つだけわがままを聞いてはくれないか? わたしも…ヤムチャと同じ
服にして欲しいんだ」
- 228 名前:Saiyan killer :04/08/26 01:21 ID:Gm472Whw
ふむ、とだけ神様がつぶやいた。そして一呼吸置いて。
「…いいだろう。飛びっきりのをプレゼントして差し上げよう」
再び神様の指が光る。次の瞬間、少女がまとう服はヤムチャの着る道着
そっくりのものになっていた。
「ふふ…少しデザインは違うがな…」
その背中には、大きく染め抜かれた『狼』の文字があった。
「よし! それじゃ今度こそ行くぜ!」
少し時間は取られたものの、これで準備は万端。いざ決戦へ!……と
思いきや、今度はミスターポポがヤムチャを呼び止める。
「っ……、何なんだよ。こっちは急いでるんだけど…」
「ヤムチャ、約束忘れてないか?」
「…約束って……、…もしかして…ぱふぱふの事…かぁ!?」
ほんの少し無表情なポポの口元がニヤついたような気がした。すっかり
忘れていたが、確かにそんな約束をしたような気はする。
- 229 名前:Saiyan killer :04/08/26 01:29 ID:Gm472Whw
- 第106話
「……? どうかしたのかヤムチャ?」
思わず固まってしまったヤムチャにマーリンが声を掛ける。
「え…いや…その………ちょ…ちょっとこっちに来い!」
マーリンの腕を掴んで、少し神様たちから離れた場所でひそひそと経緯を
説明する。ヤムチャとお揃いと言うかペアルックの道着に、妙にご機嫌
だったマーリンの表情が段々と険しくなっていく。
「……お前は…わたしを丸一日放置しておいて……そんなくだらない
約束をしてたのかっ……!!!」
「い…いや、だから…それは外じゃ5分ほどだったって言っただろ…」
「そっちには5分でもわたしには一日だ!! 絶対に断る!!!!!
…ましてや…あんな変な奴に…」
怒り心頭、といった風情のマーリンを必死になだめるヤムチャ。確かに約束
とも言えない様なものではあったが無視はできない。なぜならあの手の奴は
絶対に根に持つタイプだからだ。これを反故にしてしまったら、この先のヤム
チャの人生に大きなトラブルをもたらす事になりかねない。自分の分の仙豆
だけ渡さないとか忘れるぐらいは平気でやりそうだ。
だがマーリンにしてみても、あんな得体の知れない男に身体に触れられる
など願い下げだった。ヤムチャにならそれぐらいは構わない…というか、
むしろしてあげたいが、あの真っ黒の顔を胸で挟むなど、考えただけで寒気
がする。
- 230 名前:Saiyan killer :04/08/26 01:30 ID:Gm472Whw
ふたりの白熱したバトルは永遠に続くかのように思われた。しかしついに
マーリンが折れた。こうしている間の時間の無駄に嫌気がさしたのだろう。
ほっと胸をなでおろして、足取りの重いマーリンを引きずるようにしてポポ
の前に戻る。
「…よっ、待たせたな! それじゃ気の済むまでぱふぱふしてくれ!」
相変わらず無表情で無言のままのポポだったが、心なしか嬉しそうだ。
だが、マーリンの前に立った瞬間、その表情にあきらかな動揺が浮かぶ。
…ゴゴゴゴゴゴゴ………!
両の手で胸を掴み、空ぱふぱふをしながらポポを待ち受けるマーリン。
その全身からすさまじい気を放ちながら。
「…さぁ…いつでもいいぞ? 遠慮なくかかってこい…!!」
ごくり、とポポの喉が鳴ったような気がした。あの胸に挟まれては、いかに
ポポと言えど頭蓋をぺしゃんこにされる戦慄を覚えた。いや、実際にマーリン
はそのつもりなのかもしれない。明らかにシャレにならないパワーを感じるのだ。
「……ポポ…今日は遠慮しておく……」
それだけを言い残し、すごすごとミスターポポが神殿の奥に戻っていく。
その様子を不思議そうに眺めていた神様だったが、彼も後を追うように神殿の
中へと消えていった。
相変わらず射るような視線でヤムチャを非難し続けるマーリンだったが、それ
には気づかないふりのヤムチャが、不自然なテンションで逃げるように叫び
ながら飛び去った。
「よしっ!! それじゃ改めて行くぜ!! じゃまた後でなー!!」
- 231 名前:Classical名無しさん :04/08/26 01:38 ID:EnPIPVLU
- ウホッいい空ぱふぱふ・・・
そして、ヤムま乙。長い間お疲れ様ですた
- 232 名前:Saiyan killer :04/08/26 01:41 ID:Gm472Whw
- うぷしたら何か眠くなってきますた。よかったよかった(笑
>>207
いや、お恥ずかしい。実は本当にそのケがあります。今は
全然大丈夫なんですが…。
でも手首とかは超キレイですからご心配なく(ニガワラ
>ヤムまさん
え! もう完結なんですか…! まるで予想してなかったので
ビックリです。
でもナッパは生き返れたのですね。よかったよかった(笑
とりあえずお疲れ様でした。またいつか新しいSSを引っさげて
帰ってきてくださいね♪
私のSSももうすぐクライマックスを迎えられそうです。完結
まではまだ少し掛かりそうですが…最後までハイテンションで
突っ走りたいと思いますので、暇なときにでも覗いて見て
ください。
- 233 名前:Classical名無しさん :04/08/26 09:28 ID:/uTLGi72
- ヤムチャオンライン
http://game8.2ch.net/test/read.cgi/mmosaloon/1074360613/l50
- 234 名前:Classical名無しさん :04/08/26 10:51 ID:JAAfCJ42
- 最近ココひどいのしかないな。
まともな作者はいつあらわれるのか…
- 235 名前:トグサ Darkサイド :04/08/26 12:55 ID:2ViRY7yo
- 「退屈、だな」
底知れぬ闇に支配された世界。
汚い身なりで、朧気に見える頬に十字傷。
その男が、呟いた。
「早く気付け……もう、ずっと我慢してきたんだ。早く……」
ここまで言ったところで、男の様子が変わる。
「…いや、そうか、別にここで待つ必要はないじゃないか」
今なら――
「…今なら、乗っ取れる!」
- 236 名前:トグサ Fineサイド :04/08/26 12:56 ID:2ViRY7yo
- 昼下がり、トグサは町を往く。
あの怪しい探偵と何か繋がりのあるであろう精神科医の所へ
向かっているのだ。
(しかし……)
気になっていた。あの、今日の怪文のことだ。
(あれは、今までとは違う。書いた者が己の存在を主張していた。
ここにきてなぜ……ああ、わからない)
トグサは頭をごりごり掻いた。
そんなことをしてる間に、紹介された病院に辿り着いた。
「フェルナンドんトコのお客か。来な」
俺がルイだ、と粗野な男は言った。あの探偵はフェルナンドと言うらしい。
そんなことは、トグサにとってはどうでもよかったが。
精神科。
「さて……っと。心を病んでいるそうだな」
「そんなこと……」
ち、ち、ち、とルイは舌を打った。
「病人は、はじめは皆そう言うのさ」
トグサがカチンときたのは言うまでもない。この、患者への気配りが微塵も
感じられない男に勤まるほど、精神科医とは甘い仕事なのか、トグサは心中で
そう毒づいた。
「お前は今、俺に腹を立てているだろう」
ルイは、急に真顔になり、
「それでいいのさ。まずは、感情の発露、つまり、怒りだとか、悲しみ、喜びなんか
を表に呼び出すこと」
「……だけど、」
トグサは怪訝な顔をして、
「それを今言ってしまったら意味がないのでは……?」
ルイは、手をポンとやって、
「ああ、そうだな!」
「はあ!?」
トグサは心底呆れた。
- 237 名前:Classical名無しさん :04/08/26 13:51 ID:mrPTdS9.
- >saiyan killer
で、ヤムチャとマーリンはゴールインしたんですか?
- 238 名前:Classical名無しさん :04/08/26 15:07 ID:vH0Xhitw
- 最終回でも感想つかないヤムま萌え
なんかつけてやりたいがこのスレの住民の一人として
勿論読んでないw
>もう思いっきり自分の評価下げちゃいますか
誰も読んでないのに評価もクソもないだろw
あ、「自分」のね。納得w
- 239 名前:Classical名無しさん :04/08/26 15:11 ID:mofZHWYA
- >>238
頼むからそういうスレの空気を悪くする発言は控えてくれないか?
「誰も読んでない」とか、そういう独りよがりな思い込みで書き込みをするのはどうかと思うよ。
大体このスレの住人の一人としてもちろん読んでないって何だよ?
読んでる奴だっているんだから、そういうことは書き込まないでくれ。
>ヤムま
お疲れ。
- 240 名前:238 :04/08/26 15:40 ID:vH0Xhitw
- >>239
とりあえず突っ込んどこう。
お前も「お疲れ」だけじゃん!w
俺は少なくとも「ヤムま萌え」と褒めてるぞw
- 241 名前:238 :04/08/26 15:42 ID:vH0Xhitw
- ところでサイヤンは>>207に対して「そのケがある」と言ってたな。
これはつまり、、、、、、、
や っ ぱ り 自 作 自 演 や っ て た か ! !
躁鬱の人だから仕方ないのか。
- 242 名前:Classical名無しさん :04/08/26 17:35 ID:JAAfCJ42
- >>239
おまえは何者だよw
つーか、キモイ。
女神スレじゃねーんだから、
作者もある程度の煽り、叩き、放置プレイは覚悟の上。
でも、キモイ擁護はカンベンしてやれ。
なんか媚びられて書いてるみたいで作者も気分わるくなるだろが。
作者が気分を害したから書くのヤメる!とか言い出したときが
おまえの出番だ。感想も書けないんだったらそれまではおとなしくROMっとけ。
- 243 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/26 20:51 ID:L5P3dn7.
- 何だか作品ラッシュですねー。
ちょっと嬉しいです。
>>ヤムまさん
お疲れ様です!
ヤムチャが魔族になる、って珍しい設定を
最後の方は特に上手に使われてて、自分としては
楽しかったですよ^^
ピッコロに力を託すヤムチャ・・かっこいいっすね!
もうちょっとVSフリーザの続きが見たい気もしましたが、
とにかく連載お疲れ様でした!
>サイヤンさん
いよいよクライマックス間近!って感じですね。
ヤムチャとマーリンの間も微妙に変化が・・・
やっぱり展開やら、読みやすさやらで、
秀逸だと思います。
自分も精進せねば・・・
>押収さん
プーアルへの手紙(?)という形式で続いていくんですねー
雰囲気といい、ちょっと変わっていますね。
人造人間の裏話みたいで、物語も楽しみです。
一般人から尊敬されていい気になるヤムチャもいい感じっすw
では、自分も作品いきます
- 244 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/26 20:53 ID:L5P3dn7.
- >>75-82
3年間
------------------------------
第35話 永遠の一瞬
------------------------------
「ふぅー。サンキューな!天津飯
でもどうしてココがわかったんだ?」
やっと一息付いて、俺は質問を投げ掛けた。
「ふっ、これだけの気の乱れがあればスグに気付くさ」
「ははっ。なるほどなー」
さて、後はコイツらを『本当の警察』にでも突き出して
全てを終わらせよう…。
その時だった。ふいに上の方から声が聞こえてきた。
「ほ・・っほっほ。天津・・飯さんですか。
かの『Z戦士』が2人も集まる・・とは・・。
つくづく、私も運が・・ないな」
聞き覚えのある声。
おそらく、俺が今この世で最も憎い男の声だ。
「ラルフ!生きていたのか?」
「ほーっほっほ。仕方ありませんねぇ・・・
『アレ』は出したくは無かったのですが。
ココは『彼』の研究所なんです。
みんな、まとめて地獄に落ちるがいい!!!」
そういって、何かのレバーを引く。
ゴゴゴッ!という音とともに、どこかで扉の開く音がした。
- 245 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/26 20:53 ID:L5P3dn7.
- 「ちっ!なんだかマズそうだな!!」
天津飯が不安そうに辺りを見やる。
確かに、何だかヤバそうだ。
そう思いながら、俺は大事なことを思い出す。
そうだ!ランファンは?彼女は無事なのだろうか?
戦いに集中しすぎていたようだ。
俺はチャオズが開けた『壁』の向こうを見る。
「大丈夫・・・気絶してるけど、命に別状はナイ」
チャオズがランファンを看ながら言った。
戦いの間中、彼はランファンを守ってくれていたようだ。
本当に気が効く奴だ。
それにしても良かった。
俺はランファンの居る部屋へと行くと、
ようやく彼女に触れる事が出来た。
この瞬間をどれほど待ちわびたことか・・・
「ランファン!!」
俺はランファンを抱きしめた。
- 246 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/26 20:53 ID:L5P3dn7.
- 俺は、ぎょっとした。
その抱擁は、熱い鼓動を感じるための、
生命の息吹を感じるための、
愛しさを確認するためのモノになるはずだった。
だが俺が『抱いているモノ』は、
人間としてのぬくもりが全く感じられなかった。
その体温は異常に低く、彼女の身体の異変が
尋常ではない事を如実に物語っていた。
彼女には意識がなく、俺の身体も血に染まっている。
とても感動の再会とは呼べないようなシロモノだ。
抱き合っていた時間は、数秒しか無かったかもしれない。
だがその数秒は、俺にとって永遠とも思えるほど
貴重な、そして大切な時間だった。
- 247 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/26 20:54 ID:L5P3dn7.
- 彼女は未だ虚ろな表情のままで、気を失っている。
もっとも意識があったとしても、
この状況を理解できたかどうかは疑問だが。
「仙豆も飲ませたけど・・・」
チャオズが歯切れが悪そうに言った。
素人目に見ても『薬』の影響が酷いという事くらいスグに判る。
さすがの仙豆でも、病気やなんかには効かないのだろう。
もしかしたら、もう手遅れかもしれない。
「ゴメンな・・・ランファン。こんなに痩せ細って。
無事に戻ったら、美味いモンでも
たくさん食わしてやるからな!」
「あぁ、そうだ!今度は昼間に一緒に買物でも行こうぜ!
俺良い店知ってんだよ」
「あの店にさ、お前に似合う服が売ってたんだ・・・」
「次のバイト代が入ったら、買ってやるよ!嬉しいだろ?」
俺は募り続けた想いを、ありふれた言葉に変えてぶつける。
…静寂が苦しい。
- 248 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/26 20:54 ID:L5P3dn7.
- 「ランファン・・・早く元気になってくれよ……」
俺は一方的に話し続け、彼女の顔を覗き込んだ。
生気の無い肌、痩せこけた頬、色のない唇。
開いているのか、閉じているのかさえ判らない虚ろな瞳。
その全てが痛々しい……
俺はようやく再会できた嬉しさと、
無残な彼女の姿に対する悲しさとで身体中が震えた。
ココが戦いの場でなければ、俺は泣き崩れていたかもしれない。
喜びの涙とも、哀しみの涙とも知れずに……
だが、今はそんな感傷に浸っている余裕は無い。
まずは目の前の敵を倒さなければ、俺達に未来はないのだ。
ズシン! ズシン!!
何かが確実に近づいてきている。
とてつもなく危険な『何か』が・・・
「チャオズ!!彼女を頼む!!!
安全なところへ避難しててくれ!」
だまって頷くチャオズ。
俺はランファンをチャオズに託し、部屋の中央へと戻った。
「どうやら、真打ちの登場のようだぜ」
天津飯は闇の向こうを見つめていた。
- 249 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/26 20:54 ID:L5P3dn7.
- 「ほーっほっほ、人類の狂気を集めた至高の傑作。
かのフランケンシュタインの如く!!
人類が追い求めた叡智の果て・・・狂気の力を思い知るがいい!」
ズシン! ズシン!!
重量感のある音とともに、その『何か』が近づいてくる。
「まだ試作品ですが・・ね。
あなたたち2人を葬るくらい訳はありませんよ。」
ラルフの発言がヤケにリアルに感じられる。
(これは危険だ!)
俺の中の本能のようなものが、最大音量で警報を鳴らしている。
ズシン! ズシン!!
そして闇から、ソレが姿を現した。
「わぁ〜い。久しぶりに外に出れたや〜!!」
『Eternal Instant』
- 250 名前:Classical名無しさん :04/08/26 20:59 ID:gm4sah8.
- >>242
普通にそいつは読んでないだろ。
俺も読んでないけど。
>3年間
乙
- 251 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/26 21:00 ID:L5P3dn7.
- >こんな一日さん
んー。自分的には、ダメダメで思い悩むヤムチャは好きなんでw
けっこう面白く読めましたよー
短編が少ないので、また書いてほしいな、と。
>ヤムロット伝3さん
みじめな、ピッコロが・・・・(絶句
環境次第ではこんなキャラになっちゃうんですねw
とにかく突っ走って欲しいですww
強いけど、数秒しかもたないヤムチャの力が発揮される事は
あるのでしょうか?
>乾燥くれた人
ありがとうございます。
自分では当初思っていた以上に長々としてしまっているので
もっと短的にまとめられたらなーとか思ってます。
ようやく終わりも見えてきた頃なので、
最後まで頑張りたいです。
- 252 名前:Saiyan killer :04/08/26 22:04 ID:/XrNH3k2
- さてさて、今日もマターリうぷ致しますですよ。
昨日は調子に乗って2回もうぷしたせいで、さすがに
ストックが切れてきたのでちょっとピンチ。
また週末に頑張ろう…。
- 253 名前:Saiyan killer :04/08/26 22:08 ID:/XrNH3k2
- >>230
第107話
神殿からかなり離れてもなお、ちくちくと背中に突き刺さるマーリンの気を
感じながら、ヤムチャは悟空の家を目指して飛んでいた。
悟空の家には何度か行った事がある。別段迷う事無く、ものの数十分ほどで
到着する。
「おーい! 悟空ー! いるかーー?」
あの悟空の事だ、家の中にいるとは限らない。そう思ってとりあえず大声で
呼びかけてみる。しかし意外な事に、家の玄関がかちゃりと開いて悟空が姿を
現した。続いてもう一人。
「よう! 悟空、久しぶりだな!…っと……え? ピ…ピッコロ?」
そこには今まで見た事の無い、ありえない格好のピッコロがいた。Tシャツ
にジーパン、帽子もかぶっている。
「オッス、ヤムチャ! でも久しぶりって程じゃねぇだろ。一月前に
会ったばっかじゃねぇか」
そういえばヤムチャに取っては5ヶ月ぶりでも、外界にいた悟空にはまだ
一月前に過ぎなかった事を思い出す。だがそんな事よりそのピッコロは
いったい…?
「あ…あぁ…そうだったな…。ところでピッコロの奴…どうしたんだ?」
思わず悟空にヒソヒソ声でこっそり聞いてみる。むろんピッコロの耳には
きっちり聞こえているのだが。
「ん? ああ、オラたち免許取りに行ってたんだ。チチのやつがうるさくってよ。
で、ピッコロもいっしょに行ってたんだ。いつものカッコじゃ目立つだろ?
ちょうどさっき帰ってきたばっかでさ」
- 254 名前:Saiyan killer :04/08/26 22:11 ID:/XrNH3k2
…あまりの緊張感の無さに、意気込んでやって来たのがバカらしく感じる
が、とにもかくにも伝える事を伝えねば話が進まない。悟空はともかくと
して、ピッコロも免許が取れたのかが気になるが、とりあえず決闘と言うか
果し合いと言うか、マーリンが戦いを望んでいる事を手短に伝える。
「…ふーん。まぁいいけど」
これまたヤムチャがひっくり返りそうなほどあっけなく悟空が承諾する。
超サイヤ人になってから、軽さに磨きがかかってるんじゃないのかとさえ
思える。と言うより、それだけの自信があるのだろう。フリーザさえ倒した
ほどの力…そして以前見たマーリンの実力を考えれば、負ける事などこれっ
ぽっちも考えていないに違いない。心の中でそっとだけヤムチャが吠える。
「後で吠え面かくなよ…!」と。
「んじゃあ、さっそく行くかぁ! …そうだ! せっかくだし、このエア
カーでみんなで行くか! おーい! 悟飯ー! チチー! 出かける
ぞーーー! ピッコロも行こうぜーー!」
「…行くのは構わんが、もうこの服はゴメンだ…」
「えー、結構にあってると思うんだけどなぁ……」
ぶつぶつ言いながらピッコロが着替えに戻る。入れ違いにチチと悟飯が
出てきたが、ピッコロが行くと聞いてチチは露骨に嫌そうな顔をして辞退
した。水しか飲まないとは言え、夫の友人(?)で、しかも居候に対する
妻の反応は得てしてこんなものだ。あまり好意を持っていないのは明白で
あった。だが、チチが行かないならエアカーで行くのはただの時間の無駄
である。結局いつも通り、4人で飛んでいく事になった。
- 255 名前:Saiyan killer :04/08/26 22:14 ID:/XrNH3k2
- 第108話
タッ……!
まずヤムチャが見慣れた荒野に降り立つ。続いて悟空、ピッコロ、悟飯の
三人が並んで降りる。
そう、ここはマーリンとヤムチャが1ヶ月ほど修行をしていた、そして初めて
ふたりが出会った場所でもある。マーリンと悟空の初戦もここだった。
最初に悟空と戦った時に出来た、直径200メートルほどのクレーターの中。
その中心に少女はいた。静かに目を閉じ、その秘められた力を解放する時を
待っているかのように。
そこからほんの数十メートルの所に悟空たち三人が降り立った。
「へぇ…ちょっと見ない間に、ずいぶんと腕を上げたみてぇだな…」
気はほとんど入っていないにも関わらず、少女の力を見て取った悟空が感心
する。
「…今のあいつなら…悟飯、おめぇとならいい勝負かもな」
そう言われた悟飯にも、確かにあの年上の少女からは並々ならぬ力を感じる。
しかしそれだけでも無い。どこか近しい……姉のような匂いを感じていた。
「ふん…確かにな…。あの程度ならば今の貴様とでは勝負にならん…
それが判らんヤムチャではあるまい…何を企んでいる…?」
半神としての直感か、ピッコロはこの戦いに何かを感じていた。不安では
ない。ただ、何か言い知れぬ運命のようなものを感じるのだ。だが当の本人
の悟空は相変わらず飄々としているだけだった。
- 256 名前:Saiyan killer :04/08/26 22:16 ID:/XrNH3k2
「よっし! じゃあ、いっちょやってみっか!」
そう悟空が声を上げ、ぶんぶんと腕を振り回しながらマーリンに近づこうと
した瞬間、間に割って入るように一人の男が姿を現した。少し遅れて近くに
着陸した小型ヘリからも女性が降りる。
その男がマーリンに問う。
「貴様…何者だ。この星の者じゃ無いだろう。言え!」
ゆっくりとマーリンが目を開ける。別に無視しても良かったのだが、考えて
みれば前回の戦いの時も名乗りを上げていない。この無礼な男に対してでは
なく、戦士・孫悟空に向けて朗々と名乗りを上げる。
「わたしは…戦士・マーリンだ! 惑星マリーンの生き残りにして、最後の
王家の血を引くものでもある!
超サイヤ人・ソン・ゴクウに、戦士として尋常なる勝負を申し込む!」
「……何っ……!! マーリン…だとッ!? 貴様が…あのマーリンだと?」
目を剥いて驚く男。そこへすたすたと近づいてきた悟空が声を掛ける。
「なんだベジータ。知り合いか?」
それには答えず、ただベジータと呼ばれた男はじっと少女を睨み、ぼそりと
つぶやいた。
「カカロット……あの女はオレがやる…貴様は下がってろ…!!」
- 257 名前:Saiyan killer :04/08/26 22:31 ID:/XrNH3k2
- という訳で、いよいよクライマックスバトルの幕開けがやって
まいりますた。ベジータVSマーリン、この二人の戦いの行方や如何に!?
なんてジャンプ風のアオリも入れてみたり。つまんないですかそうですか。
>>237
それはみなさまのご想像にお任せします^^ 最後まで読んでいただければ
もしかしたら判るかも…かも…かも。
>>241
躁鬱だからって何でもする訳じゃないないですよ(ニガワラ
それにケがあるだけで、別に病院行ったりするほどでも無いですし。
>kさん
何と言いますか、劇場版みたいですよね。サイヤ人抜きの(笑
今にして思いますけど、kさんのこういうお話っぽいのを劇場版
でやってくれても良かったのになぁ、なんて。
地球人大活躍のを、ビデオでもいいから今から作ってくれないかな(笑
それはともかくランファンの様子が気になります。…ま…まさか…?
- 258 名前:突撃! ヤムランカー :04/08/26 22:41 ID:cD2r/fe6
- 彼はヤムランカー。一メートルに満たない段差で跳んでも全身骨折。
悟空の突きでも受けようものなら四肢が千切れ見てらんねえことになる。
要するに、世間一般の人間に比べて著しく体が弱い脆いヘタレ。
「いてて …… だが おれは まだ ざんき が のこってる からな」
セリフまでファミコン初期のようなチープさ。ちなみに残機は残り1つ。
「よし いくぜ!」
二階の階段を勢いよく駆け下りる……コケた。
〜完〜
- 259 名前:Classical名無しさん :04/08/26 22:44 ID:UaEqTcQE
- >>258
>突撃! ヤムランカー
渋い、渋いぜアンタッ!
- 260 名前:Classical名無しさん :04/08/26 22:47 ID:Q5c6yTuo
- >ヤムロット伝
最後は現代ヤムチャと異世界ヤムチャでフュージョンでもやらかすのか?
ああでも題名どおりだとヤムチャは悟空と合体することになるのか。
- 261 名前:ヤムチャ昔話「ヤム太郎」 :04/08/26 22:49 ID:Ki9O0q.6
- ヤム太郎
昔々,あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんの名前はヤムチャといいました。
おばあさんの名前もヤムチャでした。
ある日,ヤムチャ(以下爺)は、いつものように砂漠へ旅人を襲いに,
ヤムチャ(以下婆)はいつものように町へナンパしにいきました。
そして、爺は、ある旅人から不思議な桃をうばいました。
婆と一緒に食べようと,その桃を持って帰りました。
婆は,いつものようにナンパに失敗して,落ちこんで帰ってきていました。
しかし、婆は桃が大好きだったので,桃を見ると元気を取り戻して,
爺と一緒に桃を食べ始めました。
- 262 名前:Classical名無しさん :04/08/27 00:55 ID:YtR0iivo
- >サイヤン
マーリンはベジータとも関わりがあったんですね。
超サイヤ人になれない頃のベジータは微妙な強さ(つっても200万以上はあるだろうけど)
だったけど、今のマーリンとどっちが強いのか楽しみです。
- 263 名前:Classical名無しさん :04/08/27 06:07 ID:/KEmQuxU
- >ヤムま
少し前までは結構人気あったのに何故か急に煽りの対象になったけど
俺は楽しく読ませてもらいました。
ただ最終回は自身で言ってる通り微妙かも。
気が向いたらまた書きに来て下さい。楽しみにしています。
- 264 名前:Classical名無しさん :04/08/27 07:33 ID:9ceIbTgY
- >ヤムま
一回も読んでないけど、乙。
次は頑張ってもう少し感想がつくような作品書いてな。
- 265 名前:Classical名無しさん :04/08/27 10:18 ID:5gdO4Gdo
- >サイヤンキラー
語ろうスレに現れたのは偽者?
- 266 名前:トグサ :04/08/27 11:04 ID:yPRcumoU
- 「冗談は置いといて」
ルイはまた真顔に戻り、
「お前にはそんな小細工打つ必要もないな。お前の心は俺がどうにかするまでもなく
揺らいでいる。自分で気付いてるかは知らんが、かなり不安定な状態だ」
当然といえば当然である。毎日朝起きると、自分で書いた覚えもない訳の分からない
文章がテーブルに残されているのだ。これで平静を保てる方が不思議だ。
「コーヒー飲むかい? あんたもどうだ?」
トグサはキョトンとした。あんた、ってこの部屋にはルイと自分しかいない。
「あんた、って誰?」
「お前の中にいる奴さ」
トグサはガタンと音をたてて椅子から立ち上がった。ルイは口笛を吹きながら奥でコーヒーを
淹れていた。
「それ、どういう――」
「ほれ、飲みな。ブラックだ」
トグサは言いたいことが山ほどあったが、それを封じられ憮然としていた。
「さて、これから幾つか問いかけをする。お前は答える必要はない。俺がただ問うだけ……
それを聞いていればいい」
それが何になるんだ? とトグサは思ったが、とりあえずここは従うしかない。
一つ。
「お前は何者だ?」
- 267 名前:Classical名無しさん :04/08/27 17:58 ID:nyqjJOVQ
- >saiyan killerさん
前々から思ってたんですが、あなたは女性ですか?
なんだか文章が女性ぽかったので。
- 268 名前:Classical名無しさん :04/08/27 18:05 ID:K/NwHstE
- もともと職人を名乗れる人間じゃなかったんで名無しでいいや。
正直、戦闘モノの練習としてDBに挑戦したのはアフォだった
と今になってから反省。
>3年間
ついにボスとバトルですね。
戦闘に入って、憎い敵にどう引導を渡すのか。
物言わぬ恋人に何をしてあげるのか。
色々な暗いものが絡み合った状態での決着ですが、楽しみに待ってます。
>ズシン! ズシン!!
>「わぁ〜い。久しぶりに外に出れたや〜!!」
効果音と台詞がすごい噛み合ってなくて意表と突かれたというか。
どこのアルフォンス君ですかw
>Saiyan Killer
え!? というのが最初の感想。ここに来てベジータなんすか。
この地球を思いやらなそうな二人が戦っちゃって大丈夫なのかとか思いつつ。
悟空はかなり迷惑なことをされてるんですが(呼び出しされてから放置)
楽しければいいんだろうなあ、とかピントがずれたことを思いました。
- 269 名前:Classical名無しさん :04/08/27 18:11 ID:K/NwHstE
- >>263
読んでくださっていたのですか。ありがとうございます。
たぶん単調な戦闘シーンが原因だろうと思われます。
戦闘のシチュエーションを変えたりした割に(格上or同格との一対一、多対一とか)
全て単調になってましたからね。
自分で読み返してもあ痛たたたた、な部分が多々ありまして。
たぶん書くとしてももうあんな長ったらしいものは書きません。というか書けません。
星矢スレで小ネタ落としてる方が気楽だよあたしゃ。
- 270 名前:Classical名無しさん :04/08/27 18:14 ID:K/NwHstE
- >>269に変な誤解があるといけませんので。
懐かし漫画板の星矢本スレで小ギャグを稀に投下してます。
ホント、スレ違いレス消費ですみません。
- 271 名前:押収のヤムチャ6話 :04/08/27 18:37 ID:tiF38xlI
- 俺は慌てて起き上がると、16号に向かって丁寧にお辞儀した。
「ど、どうも! 人造人間の16号さんですか?
ヤムチャと言うもんです。 初対面ですよね?
いやー、俺新入りなもんで、これでも3ヶ月ぐらいいるんですけど、
16号さんとは会う機会がなかったみたいで……。これからよろしくお願いします〜」
頭を下げ、ついでに揉み手までやってみた。
キューとアールの呆然とした目が痛かったが、子供のあこがれより優先すべきものはある。
「確かに、初対面だ……」
16号はそういうと言葉を切った。
恥ずかしがりやか、あるいは寡黙な性格らしい。前者だとちょっと怖い。
さっきもいったようにガタイはいい。というかごつい。
モヒカンのようなそうでないような微妙な髪形をしている。
常に物思いにふけっているような表情で、考えが読めない。
気配も消したまま。総じてとらえどころがない人物だ。
16号の視線がキューとアールに向いた。俺は慌てて事情を説明した(嘘っぱちだが)。
「い、今ちょうどこの2人を研究室に連れて行くところでしてね。
俺、あの村の連中の管理係なんスよ。
だから今まで顔を合わせなかったわけですね。職場が違うから。
えーと、それで、今日は何かいつもと違ったデータを取るってことで
研究室に連れて行くことになったんですけど、
迷っちゃいまして。こんなところに来ちゃったわけです。
ここって結構複雑な建物でしょう? 覚えられなくて。
これでも3ヶ月住んでるんですけどね。あは、あははは」
16号が俺の方を向いた。俺は身構えたが、30秒経っても何も言ってこない。
「あの……?」
- 272 名前:押収のヤムチャ6話 :04/08/27 18:40 ID:tiF38xlI
- 「今サーチシステムにお前の外見データを記録したところだ。初対面だからな」
「……?」
「お前のデータは研究所のコンピュータに記憶され、
今後レーダーはお前を96%の確率でお前だと判断できる」
「……?」
16号はそれだけ言うとまた何も喋らなくなった。
不気味といえば不気味だが、話が長くなるよりはいい。
「じゃ、じゃあ、キューとアールを連れて行きますんで」
といってその場を離れようとしたが、16号の声がして足を止めた。
「キューとアール?」
「な、何か?」
「発音が違うな。クーとエルだ」
本人たちがキューとアールって言ってるんだからいいじゃないか。とは言えず、
そうですかそれはどうもと言って歩き出そうとした。
「それと」
「な、何でしょう」
「迷いこんだとか言っていたが、お前たちの行く道はこちらで正解だ。
ドクター・ゲロの研究室はこの先にある」
16号が、今まで自身が歩いてきた方の道を指差した。
俺は一瞬面食らった。
しかし次の瞬間には、大急ぎで方向を転換していた。最終目標、ついに発見。
「ただし」
「ま、まだ何か」
「自分の実力に自信があって、命が惜しくない場合でなければ行かないことだ」
- 273 名前:押収のヤムチャ6話 :04/08/27 18:42 ID:tiF38xlI
- 16号は意味深なことをいうと、大きな歩幅で歩き去っていった。
俺たちの正体に気づいていたのだろうか。それじゃ俺は馬鹿みたいじゃないか。
しかし気づいているのならなんで俺たちをほうっておくんだろう。
ゲロの味方をしていないのか? 何から何までよく分からない男だ。
俺は小さくため息をつくと、双子を促して歩き出した。
命が惜しい者はいないようだった。
「何とか助かったな。クー、エル」
「キューとアールのほうがいいな」
キューが機嫌の悪そうな顔で答えた。
俺が16号にへりくだったのが気に入らなかったのかもしれない。どうしろと。
「あれで正解だよ、たぶん」
アールは俺の判断を肯定した。
「16号は今一番新しい人造人間のはずだ。父さんたちが改造されてなければだけど。
まともに働いてる人造人間はあいつだけだから、一番成功している人造人間でもある。
つまり、一番強い人造人間ってことにもなるはず」
「そうか。……調子にのって戦おうとしないでよかった」
俺は胸をなでおろした。キューが肩をすくめて見せる。
待てよ、と俺は足を止めた。
- 274 名前:押収のヤムチャ6話 :04/08/27 18:44 ID:tiF38xlI
- 16号が今一番新しい人造人間だということは、
キューとアールの両親は17と18の番号が付けられるはずだ。
タイムマシンの少年の住む未来の世界を滅ぼしたのは、
19号と20号。17,18の直後の数字だ。
そして17号と18号になる双子の両親のあと、人造人間に改造されるはずの人物は、
……当然、キューとアールだ。
この2人が、ゲロを殺し、未来の世界を崩壊させる19号と20号に変わることになる。
俺は、将来自分を殺す相手を助けようとしているのか。
思わず双子を凝視した。
キューはうつむき加減で、アールは顔を上げて、少し速い歩調で研究室へと向かっている。
耳をすませた。呼吸が少し荒くなっているのが分かった。
気配を読んだ。気は少し乱れていた。
外見上はなんでもなさそうだが、両親救出を目前にして緊張しているのがわかる。
違うなと俺は思った。
未来の少年の言う人造人間、ピッコロからのまた聞きで聞いた人造人間の像とは違う。
今はまだ、というだけなのかもしれない。だが今俺は彼らに出会った。
未来は、変えられるはずだ。俺がドジを踏まなければ。
俺がドジを踏まないとは、ちょっと条件が厳しいなと、俺は笑った。
結論は出た。俺は小さく息を吸い込むと、体重を乗せて大きく足を踏み出した。
曲がり角が見えてきた。俺は手前で立ち止まって気配のあるなしを探る。
キューとアールは俺の後ろについて、
素早く行動できるよう腰を落とした構えを取る。わりと板についてきた。
気配は問題なし。俺は指で出発進行を指示しながら、自分も歩き出した。
背後でガシャン、という高い音がした。
あわてて振り返ると、
今の今まで俺たちがいた通路が、例の金属のシャッターでふさがれている。
- 275 名前:押収のヤムチャ6話/次回に続く :04/08/27 18:45 ID:tiF38xlI
- 「な、なんだと!」
またガシャンという音。今度は俺たちが進むべき方向がふさがれた。
俺たちは道の曲がり角の部分で立ち往生した格好になる。
通路が広い分小さな部屋ぐらいの面積はあるが、閉じ込められたことに変わりは無い。
学生のころ、通学中に交差点の真ん中で信号が変わって、
車の波の中に残されたことを思い出した。
あのときはジャンプして脱出した。今度は空は無い。
「待ってろ! すぐに壁をブチ抜く」
双子にそう叫ぶと、俺はコンクリの壁に向かって突進した。
突き出した拳が壁に触れるよりも前に、何かが手に触れた感触がした。
反射的に手を引っ込める。
恐ろしく鋭利に磨かれた槍のようなものが、地面からモリのように発射されていた。
小指を掠めた。少しの出血。
手を引っ込めたのは無意識の行動だった。本当なら右手を持っていかれていた。
「狙いすましたように罠を仕掛けてきやがるな……。
どこかから見張られているのか? 気配は感じないが……」
突然、動物のような声がした。俺は跳ねるようにふりかえる。
背後ではキューが、
警備用らしい骸骨のようなロボットに殴り飛ばされ、シャッターに叩きつけられていた。
俺からみてちょうど床の対角線の位置だ。俺は部屋を横切るように駆け寄った。
ロボットも、追撃をかけようとキューを追う。
そちらをうかがった俺の目の端に、金髪がちらりと映った。
「アール!」俺は叫んでいた。
「手出しするな! やつより俺のほうが速い!」
アールは一瞬躊躇する様子を見せた。
が、次の瞬間には俺の言葉を無視し、ロボットに向かって飛び掛っていた。
俺は小さく舌を打った。
- 276 名前:Classical名無しさん :04/08/27 19:28 ID:PHo.WmGU
- サイヤンキラー、最高です!作者さんは天才!
作者さんがバキスレ行っちゃうんじゃないかと心配してましたが、
語ろうぜスレで「島流しされた職人の隔離スレなんか行きません」と
言ってくれたおかげでスッキリしました!ありがとうございます!
そうですよね。
サイヤンキラー作者さんがバキスレみたいな、
豚のような島流しスレに行っちゃいけませんよ。
あんなクソスレはカス職人を隔離させておけばいいです。
ヤムスレ住民がみんなが思ってる事をはっきり言ってくれた
サイヤンキラー作者さんに、拍手です。最高!
>押収のヤムチャ 乙
- 277 名前:Classical名無しさん :04/08/27 19:31 ID:atfVvbec
- >>276
金でも借りてるのか?
- 278 名前:Classical名無しさん :04/08/27 19:35 ID:PHo.WmGU
- >>277
は?荒らすなよ。
俺はサイヤンキラー作者さまの神発言をほめてるんだからさ。
バキスレは島流しスレ、隔離スレ。う〜ん名言。
- 279 名前:Classical名無しさん :04/08/27 19:46 ID:7KyzO4Fs
- >>277
釣られるなって。無視しとけ
それはそうと、久しぶりに姉妹スレのラディスレとナッパスレを
探してみたんだけど、ちゃんと存在してたのね。
前と比べて明らかに衰退してたけど、ここも向こうも頑張っていってほしいな。
- 280 名前:Classical名無しさん :04/08/27 19:47 ID:5gdO4Gdo
- ラディッツ・ナッパスレって姉妹スレなのか?w
最近行ってないからわからんけど、あそこはSS無いんじゃなかったっけ?
久々に行ってみるか。
- 281 名前:Classical名無しさん :04/08/27 20:12 ID:YtR0iivo
- ラディッツスレは昔SSや小ネタがたくさんあったけど、
「SSヤメレ」みたいな雰囲気になって根付かなかった。
あと界王神スレもあったけど…。
- 282 名前:Classical名無しさん :04/08/27 20:34 ID:WjbgQT/A
- サイヤンが馬鹿にしてるのはバキスレだけじゃなくて、
ここの職人も含めた全部って気がする。黄泉と同一人物かも知れんな、サイヤン。
- 283 名前:Classical名無しさん :04/08/27 21:13 ID:VPLe8k36
- >>281
ttp://yamnov.hp.infoseek.co.jp/rady/burdock.html
これだな。
ヤムスレで書けって言う意見とここでいいって意見で荒れたな。
というか、俺が作者で荒らした張本人に当たるわけだが。
あの時は俺も煽られて血が上ったんで今は反省してる。
俺の態度不快だったろうなあ、と思うんで頭下げて謝りたいですよ。
ついでにやっぱり終わりが見えないし。
その反省点ヤムまに生かされてないし、全然進歩してないね自分。
- 284 名前:Classical名無しさん :04/08/27 21:32 ID:WjbgQT/A
- >ヤムま
いや、荒らしSSから空気SSになったから昇格でしょう。
それ以上には決してならないとは思うけど。
幸い今回はほとんど読まれてないみたいだし。
- 285 名前:Saiyan killer :04/08/27 21:55 ID:IpbQrl9E
- 本日も週末と言う事で、一挙5話をお届けです^^
連投規制がありますのでマターリと。
…その前に、少しだけくだらない言い訳というか
駄文を。
何人かの方が触れておられますが、昨日の
「SSスレッドについて語ろう」スレにおいての私の発言や真贋に
ついてです。
結論から言いますと、一部本物が混じっておりました。どれが
どれとはキリが無いし証拠も無いので言いませんけど、「島流し」
発言は確かに私本人です。
いろいろあって、つい強い口調と言うか、ムキになってしまいました。
ですが、決してバキスレを下に見ているとか、嫌いであるなどと
言う事はありません。と言いますか、スレッドに上下なんてある訳が
無いと思います。
私の発言は、まるでヤムスレを出て行け、などと言われたような、
そんな風に受け取ってしまったのが発端でした。酔っていた、という
のは確かに言い訳にはなりませんが、判断力が落ちていたのは事実で、
それがスレの住人の方、おそらくはバキスレファンの方に不快な思いを
させてしまったのも確かだと思います。
ですので、この場を借りてお詫び申し上げます。本当にすいませんでした。
あとでそちらにも謝りに参ります。
- 286 名前:Saiyan killer :04/08/27 22:00 ID:IpbQrl9E
- >>256
第109話
「え? お、おめぇ何いってんだよ。あいつはオラとやりてぇって……」
さすがの悟空も、何の理由も無く目の前の戦いを取り上げられそうに
なっては納得がいかない。憮然としてベジータに詰め寄る。
「…どういう事だよ。おめぇとあいつは何か関係あるのか?」
「フン…地球でぬくぬくと暮らしてきた貴様は知らんだろうがな…
あのマーリンという女は、オレたちサイヤ人を付け狙って…これまでに
何人ものサイヤ人を殺してきたんだ! サイヤ人の王子たる、このオレ
自らがヤツに制裁を下す! 貴様はそこで引っ込んでいろ!!」
しばらく見せた事の無かった、激しいベジータの怒りを目の当たりにして
やれやれといった風情で来た道を戻る。だが、不思議とその表情にそれ
ほどの残念さは見られなかった。悟飯たちの所まで戻ると、ピッコロが声
を掛けた。
「どうした…? 獲物を横取りされたにしては、それほど不満では無さそうだな…」
「……まぁ、ベジータがやりたいってんなら、しょうがないさ。
でも…オラのカンが当たってりゃ…もしかしたら…」
「…貴様らしくない物言いだな…どういう事だ?」
「まぁ見てりゃ判るさ…たぶんな…」
そう言って悟空は黙って二人を見つめる。クレーターの中心には早くも陽炎
のような気のゆらめきが生まれ始めていた。
- 287 名前:Saiyan killer :04/08/27 22:03 ID:IpbQrl9E
「…わたしはソン・ゴクウとの対戦を希望したのだが……?」
「黙れ…。ヤツの出番は無い。ここで貴様はオレに殺されるんだからな…
この惑星ベジータの王子、ベジータ様の手によってな!!」
ベジータ。確かにその名前には聞き覚えがあった。そう、サイヤ人たちの母星。
その名を頂くこの男はつまり…サイヤ人の王という事か。
そう言えば段々と記憶が蘇ってきた。確か以前にも一度会った事があったはずだ。
惑星フリーザのトレーニングルームですれ違った後、ザーボンに教えてもらった
事があった。あれがベジータ王子だ。と。
その時は思わず飛び掛りそうになり、ザーボンがあわてて自分を押しとどめた事を
思い出す。自分とさほど変わらない歳のようだったが、すでに何者をも寄せ付け
ないオーラを漂わせていた。それは今も変わっていない様子だ。
もっとも、向こうはそんな事などまるで覚えていないようだった。すでに臨戦態
勢に入ってる。ふと思い出せば、ヤムチャの語ってくれた地球の物語にもベジータは
登場していた。ヤムチャは死んだと話していたが、どうやらそれはウソだったようだ。
ちらりとヤムチャの方を見てみると、知らない女性と並んで頭を抱えていた。
……おそらく彼女がブルマ…なのだと判った。ちくり、と胸の奥が痛む。
こちらの視線に気づくと、バツの悪そうな顔をしてヤムチャが必死に首を横に振り
始めた。殺すな、という事だろう。
ブルマも心配そうな顔をしてベジータを見つめていた。なぜ彼女がこの男の心配
をするのかは判らないが、まぁいい。ウォーミングアップ代わりにはなるだろう。
「ふ…仕方ないな…では少しだけ遊んでやろう」
「ッッ!!! なめるなァァァァッ!!!!」
- 288 名前:Saiyan killer :04/08/27 22:08 ID:IpbQrl9E
- 第110話
「はぁぁぁぁッッ………!!!!!」
ベジータの周囲の空気が一変する。とてつもないエネルギーが彼から
放たれていく。揺らいでいた空気は吹き飛び、舞い上がる砂塵が身体を
覆うオーラに触れる度、ばちっと音を立てて燃え尽きていく。
「……ほう…凄まじい戦闘力だ。約150万か…サイヤ人のレベルをはるかに
超えている…が…、超サイヤ人ではないようだな」
スカウターを操作しながらも、ベジータからは油断無く視線を逸らさない。
マーリンの持つスカウターは最大で500万までは計測できる特注品で、同じ
性能のものは惑星フリーザにある大型のスカウターしか無い。それをこの
サイズに収めているのだから、値段は同じ重さの貴金属の軽く数百倍である。
「なるほど…サイヤ人の王…いや、王子だったか…。さすがにそれを
名乗るだけの事はある…」
「…フッ……今更怖気づいたのか? だが容赦はせん…覚悟しやがれ!!」
ボッ!!!!
ベジータが神速のスピードでマーリンに迫る。そして宣言どおり、全く容赦の
無いパンチが少女の顔に襲い掛かる。だが。
…バチィッ!!
「な……ッ!!」
顔面を捉えられたのはベジータの方だった。ダメージこそ少ないが、先にパンチ
を放った自分が何故攻撃を受けるのか。呆然とするベジータ。
そしてそんなベジータに更なる攻撃が襲い掛かる。顔、腹、足、ありとあらゆる
箇所に降り注ぐ疾風のごとき連撃。
- 289 名前:Saiyan killer :04/08/27 22:10 ID:IpbQrl9E
「ぐはァッ………ッ!!!!こ…こんな…バカなッ……!!!」
吹き飛びながらベジータが叫ぶ。かろうじて体勢を整え、くるりと回転し
ながら着地する。ほんの数秒の間に、彼の服はすでにボロ切れのように
なっていた。
「…ハァ…ハァ…ッ…、…そ…そんなバカな……」
信じられないものを見るような目でマーリンを射るベジータ。まるで攻撃に
反応出来なかったのだ。しかも、その攻撃はどれもまるで本気ではない事が
明らかに感じられた。ベジータの皮一枚だけを傷つけるだけが目的のような。
ぴくぴくと眉間に血管が浮き出る。サイヤ人の敵、それも女にここまでバカに
されたのだ。実力の差を思い知れ、と言わんばかりに。
「ゆ…許さん……許さんぞォォォォッッ!!!!」
ベジータの身体から再びエネルギーが溢れる。そしてマーリンに向けて
特大の気功波を放つ。
ドゴォォォォォォッッッッ!!!!!
「ハァッ…ハァッ……ど…どうだ…!! て…手応えあったぜ……!」
- 290 名前:Saiyan killer :04/08/27 22:18 ID:IpbQrl9E
- 第111話
ザァァァァァ…ッッ…
ゆっくりとベジータが砂塵が巻き上げた砂塵が収まっていく。半ば勝利を確
信しつつも、一応警戒は怠らない。だが、歴戦の戦士だけが持てるその細心
さは、しかし時として信じられないものを見せる。
「あ……ぁあ………っ……」
消滅しているべきものは、変わらぬ姿でそこに先ほどと同じように佇んで
いた。伸ばした腕からはわずかに煙がくすぶっている。
「…この服は気に入ってるんだ…そんなもので埃まみれにして欲しくは
ないんだがな……」
さすがに少し腹が立ったのだろうか。ぱんぱんと砂埃を払いながら、やや
殺気をはらんだ声でベジータに話しかけるマーリン。だが、すでにクレーター
の外側に避難していたヤムチャを見ると、やはり猛烈な勢いで首を振っている。
ブルマは何か祈るようにさえしてベジータを見つめていた。
「…なるほど…そういう事か…」
そんなブルマを見て、唐突にマーリンは二人の関係を直感する。げに恐ろし
きは女の勘なり…なのかもしれない。
多少ブルマに罪悪感があったマーリンだが、とどのつまりはお互い様という
事だ。そして、それならなおの事、この男…ベジータには今後も居てもらわ
ねばならない。
「…もういいだろう? お前では話にならない。早くソン・ゴクウと
代わるんだな。その方がお前のためだ」
そう言って。マーリンが露骨にベジータに交代を要求する。こんな程度では
疲労などしないが、うっかり加減を間違えて、いつか取り返しのつかない攻
撃をしてしまうのが怖い。
- 291 名前:Saiyan killer :04/08/27 22:22 ID:IpbQrl9E
- ベジータの肩が震えていた。怒りか、屈辱か、それとも自分自身への情けなさか。
うつむいたまま立ち上がると、そのまますぅっ…と空中に飛んでいく。
「……?…」
ベジータがどんどんと高度を上げていく。悟空の方へ向かうでもなく、ただ
真っ直ぐに上昇していく。怪訝そうな表情でそれを見つめるマーリン。
「…オレは…戦闘民族サイヤ人の王子だ……。オレが…最強なんだ………
オレこそがァッ…!! 最強であるべきなんだあっッッ!!!!!!」
ズオゥッッ!!!
かつて無いパワーがベジータの身体を包み込む。それまでとは比較にならない
戦闘力が、彼の身体から生み出されていく。
ピピピピピッ……!
瞬間、少女のスカウターが自動で起動する。
「……戦闘力…250万…か。たいしたものだ…超サイヤ人以外にここまでの
力を持つ者が居るとはな……」
素直にマーリンがベジータの力を賞賛する。だが、ここにきてその表情が真剣
なものになった。そう、彼を初めて「敵」と認識したように。
- 292 名前:Saiyan killer :04/08/27 22:25 ID:IpbQrl9E
- 第112話
「…とうに滅び去った星の王子を誇るのか…お前も」
静かな声でマーリンがベジータに語りかける。
「そうだ…!! オレはそうやって生まれた! 星が砕けようが滅びよう
が関係ない!! その誇りは…誰にも奪えはしない!!!」
ほんの少しマーリンはこの王子を羨ましく思う。異常とも思えるプライド
こそが、彼をここまでにしたのだろう。だが、少女の結論に変更はない。
「……クククククッ…!!! 消し…飛んでしまえぇぇぇぇッ!!!!!
…喰らえ…ハイパー・ギャリックーーーーーーーーーッ!!!!!!」
ヴァオッッ…………!!!
ベジータの気が両腕に集中する。限界以上に高められたそのエネルギーが
周囲の空気すら消滅させながら迸る。破壊の真髄。まさにサイヤ人の王子が
まとうにふさわしい、高純度の死の匂いをあたりに撒き散らす。
「お…お父さん! た…大変だよ! ベジータさん…地球ごとあの人を
撃つつもりです! は…早く止めないと……!!」
あまりの凄まじいエネルギーに、悟飯があわてて悟空にベジータの制止を
求める。だが悟空は動かない。その揺ぎ無い視線はただマーリンにのみ
注がれていた。
「……この星ごとわたしを消す気か…。どうしてだ…なぜこんな男を
ヤムチャたちはかばう……?」
膨れ上がる光を見上げながら、マーリンがそうひとりごちる。この男は
どう考えても悪そのものだ。サイヤ人への憎しみはもうあまり無いが、
それを抜きにしてもこの男は許せないと感じた。
- 293 名前:Saiyan killer :04/08/27 22:29 ID:IpbQrl9E
「死ねェェェェェェッッッッ…………!!!!!!」
ベジータのハイパー・ギャリックが天空からマーリンに降り注ぐ。圧倒的な
パワーはマーリンを飲み込み、そのまま地球すら貫いていくだろう。
だが。
「…貴様はクズだ……。殺すつもりは無かったが気が変わった……死ね」
ブルマとの今後を考えると少し残念だし、あとでヤムチャに死ぬほど叱られる
かもしれないが、それでもこの男は生かしておけないとマーリンは思う。
ナメック星からこの地球に来たのなら、もうずいぶんと経つはずだ。なのに
この男…ベジータは何も変わっていない。剥き出しのサイヤ人そのものだ。
放っておけばいずれ大きな災厄をこの地球に招くだろう。その前に処理しなけ
れば。
ボゥッ…!!!
少女の全身を真っ赤な気が包む。赤い、燃盛る紅蓮の炎のようなオーラ。
「…!! あ…あれは! おい! 孫! あれは……まさか!!」
ピッコロが目を剥いて驚きながら、同じように驚く悟空に振り向く。悟飯も
唖然としていた。
- 294 名前:Saiyan killer :04/08/27 22:33 ID:IpbQrl9E
- 第113話
「……あぁ…間違いねぇ…ありゃ界王拳……だ」
半ば呆然としながら悟空がつぶやく。だが、考えてみれば、あの少女の後ろ
にはどうやらヤムチャが付いているのだ。何を考えて手を貸しているのかは
判らないが、それなら界王拳を教えられていても不思議は無い。
「どうやらさっきからもずっと使ってたみてぇだけど…すげぇ自然に
使いこなしてたから気づかなかった…。
…とんでもねぇ使い手になってるぞ……あいつは」
マーリンの気が一気に膨れ上がった。ベジータの250万をはるかに上回る、
凄まじい力。頭上から迫るハイパー・ギャリックを、なんと片手で受け止めて
みせた。
「な…んだと……ッッ!!!」
信じがたい光景に、必死に技を維持しながらもベジータは動揺を隠せない。
まぎれもなくフルパワーだ。本気で地球もブルマの事すらも頭には無い、無心
のフルパワー。だがそれが事もあろうに片手で遮られていた。
それでもマーリンの周囲が余波でぼろぼろと崩れていく。少しづつ、少しづつ
マーリンの足も地面にめり込んでいく。
それを見て、ベジータが鬼神の形相で持てる力の全てをハイパー・ギャリック
に回す。ここで押し切らなければ死が待っている。戦い続けてきた一流の戦士
だけが持つ直感だった。
- 295 名前:Saiyan killer :04/08/27 22:36 ID:IpbQrl9E
だが。
「はぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!」
左手で受けつつ、残った右手をそのハイパー・ギャリックに渾身の力で打ち
つける。
ギャウ………ッンン……
一瞬、光弾そのものが静止したかのように見えた。が、次の瞬間、大滝が
逆流するかのように、ベジータのハイパー・ギャリックが、使い手である
ベジータ本人に襲い掛かる。
「なにぃィィッッ!! バカなッ……こ…こんな………ッッッ!!!」
ぐんぐんと逆流しながら迫る自らの必殺技に呆然とする。もはや回避する
時間さえ無かった。瞬きする暇も無く、あっという間に飲み込まれて蒸発
するだろう。一瞬のうちにベジータはそれを悟る。
しかし奇跡が起きた。いや、奇跡などではなく、まるでそれを予想していた
かのようなタイミング。
「ベジータぁぁ!!! 掴まれぇぇッッ!!!」
着弾のほんの一瞬前に、瞬間移動でベジータの横に悟空が姿を現す。そして
強引に腕を掴んで再び瞬間移動でピッコロたちのところへ戻る。まさに刹那
の救出劇だった。
「…危なかったな…もうちょっとでおめえが消えちまうとこだった」
地面にベジータを下ろし、悟空がそう声を掛ける。しかしベジータは硬直した
まま何も答えない。いや、答えられなかったのだろう。目を見開いたまま、全
身からはおびただしい汗をかいてわずかに震えている。今、自分がどうやって
助かったかすら理解していない様子だ。
「あ…ぁ……カ…カ…カロット……?」
「…おめぇはそこで休んどけ。後はオラがやる……!」
- 296 名前:Classical名無しさん :04/08/27 22:48 ID:PN1HRl7A
- >Saiyan killer
行かない方がいいんじゃない?泥沼になるだけ。
あなたはここから出ない方が良いと思う。
叩きにも弱そうだし、また失言とかしそうだし。やめとけ。
語ろうぜスレやバキスレとは一切関わらない、位でちょうど良いと思うよ。
- 297 名前:296 :04/08/27 22:51 ID:PN1HRl7A
- >私の発言は、まるでヤムスレを出て行け、などと言われたような、
>そんな風に受け取ってしまったのが発端でした
どうやったらこんなふうに受け取れるか不思議だ。よほど酔ってたんだな。
ひとつだけ教えて欲しい。まさか黄泉の門じゃないよね?
- 298 名前:Saiyan killer :04/08/27 22:55 ID:IpbQrl9E
- そういう訳で、今回は大増ボリュームでお送りしますた。楽しんで
頂ければ幸いです^^
>>262
ベジータ戦はこれでお終いです。あっけなさに拍子抜けされてしまってる
かもですが…楽しんで頂けましたでしょうか?
>>267
そんな訳ないです。こう見えても私は身長2メートル、体重は130キロ
オーバーで、得意技はロシアンフックですよ? スカウターで測れば戦闘力は
20を大きく超えます。マジでマジで。
…まぁ、実際どうかは、これもご想像にお任せです。と言いますか、あんまり
関係ないですから。SSとは。
>>282
黄泉という方は判りません。ですので別人だと思いますよ。
>押収のヤムチャ
16号とヤムチャに面識があったとは…いったいどんな結末になるのか全然
予想も出来ないですね。それにしてもクー呼ばわりは、どこかのサラ金チワワ
みたいでそりゃ嫌でしょう(笑
さて、それではまた。もしかしたら来週はお休みをいただくかもしれません。
週末に書き溜められなければ、ですが。
- 299 名前:Saiyan killer :04/08/27 23:06 ID:IpbQrl9E
- >>296-297
一応、筋は通した方がいいと思います。泥沼かもしれませんが、それでも。
叩き等に関しては、今は全然平気です。むしろ楽しんでます^^ あっ、これも
失言なのかな…。
たぶんですが、自分の中で終わりが見えてきたので、こういう余裕も生まれて
きたんだと思います。ご心配をおかけして申し訳ありませんが、やはり謝りには
行きます。今後はどうするか判りませんが…。
それと、私は黄泉の門さんではありません。バキスレで書いていらっしゃった
方でしょうか?
これもまた証拠も何もありませんので、本当かどうかを証明は出来ないんですが…。
- 300 名前:Classical名無しさん :04/08/27 23:10 ID:G5ozN6tI
- 本当に謝罪したいならもう向こうに書きこむな。
ヤムスレにも迷惑がかかってるのがわからんのか?
わからんからああいう池沼なこと書くんだろうが。
- 301 名前:Classical名無しさん :04/08/27 23:28 ID:PN1HRl7A
- >>300
もうやめとけ。また鬱状態になって止めるとか言い出すから。
Saiyan killer氏ももう動くな。
はっきり言って新たな書き込みはここにもバキスレにも迷惑。
語ろうぜスレなんてどうでもいいけどな。
- 302 名前:Classical名無しさん :04/08/27 23:29 ID:G5ozN6tI
- 別に止めたけりゃ止めればいいじゃん。代わりはいくらでもいるし。
- 303 名前:301 :04/08/27 23:39 ID:PN1HRl7A
- >>302
確かにな。本格的に2ちゃん向いてねえよこいつ。
余計な事言う度に周りに迷惑かかる事分からんのかね。
>ヤムスレはバキスレに劣っている訳ではありません。
>逆にヤムスレがバキスレよりも優れているとも思いません
こんな事を語ろうぜスレに書くバカ始めて見た。空気嫁ねえな。あほか。
- 304 名前:301 :04/08/27 23:49 ID:PN1HRl7A
- >こんな事を語ろうぜスレに書くバカ始めて見た
職人の中でな。
自作自演→投げ出し→出を見計らって復活→
語ろうぜスレでバキスレこき下ろし→とめるのも聞かずまた書き込み。
第二の黄泉の門だな。
- 305 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/28 00:43 ID:52WZQp9k
- >>244-249
3年間
------------------------------
第36 狂気という力
------------------------------
やや高めの男の子の声が響いた。
遠くで聞こえていた重厚な足音に、およそ似つかわしくない声だ。
余りにも場違いな明るい声。それが余計に俺の恐怖心をあおる。
そのたった一言で、周囲の全ての音が吹き飛んだ気がした。
一瞬にして、全てが静寂に支配されるような錯覚を覚えた。
年は14,5になった程度だろうか。
明らかに子供じゃないか!?
俺は想像していたものと全く違う『敵』の姿に戸惑っていた。
姿形はどう見ても『人間』なのだが、人間らしさや、
生命の温かさといったモノがまるで感じられない。
『無機質』な物体・・・とでも言ったほうがしっくり来る。
異質な存在・・・
彼の周囲には違う世界の空気が流れているような気さえした。
- 306 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/28 00:44 ID:52WZQp9k
- 「クスッ♪今日はお兄ちゃんたちが遊んでくれるの〜?」
そういって、彼は静かに、あくまでもゆったりとした動きで、
こちらへ向かってきた。
敵意も、殺気もまるで感じられない。そして―
「ガハッ…!」
重すぎる一撃が俺の身体に突き刺さっていた。
彼が放った攻撃だろうか?
何をしたのかさえ判らなかった。
とにかく理解不能な衝撃が俺の身体を貫いた。
「あははっ♪な〜んだ。てーんで弱っちぃじゃんかー。
久しぶりだから、ちょっとは期待してたのにな」
なんてこった。
強敵が現れることは予想していたが、
こんな子供に、子ども扱いされるとは……
- 307 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/28 00:44 ID:52WZQp9k
- 彼は強かった・・・・・。
いや、強いなんてもんじゃない。
俺と天津飯の2人掛かりでも全く歯が立たない。
彼にとっては、この戦いなど
ゲームのようなものなのだろうか?
まるで、ただ遊んでいるだけ……といった様子だ。
見た目はその辺の子供と何ら変わりはない。
だが、その力は全てのものを破壊し、
その身体は何よりも硬かった。
彼はたった一振りで、次々と周囲のモノを
瓦礫の山へと変えていった。
この『壁』さえも。
俺がどれだけ攻撃しても傷すらつけれなかったのに。
天津飯の最大の必殺技『気功砲』でようやく崩れたというのに。
彼はたった一振りの手刀でソレを粉々に砕いていく。
- 308 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/28 00:44 ID:52WZQp9k
- (こいつは・・・敵わねぇな)
これが絶望という気持ちだろうか?
おそらく自分の持てる最高の力を出したとしても
きっと彼には及ばないだろう…
俺たちは何度となく地面に叩きつけられ、血反吐を吐く。
その度に激痛と、絶望が、体中を駆け抜ける。
「くっ・・・こんな奴が居るとは!」
「天津飯・・・お前はもともと、この件とは関係ないんだ!
さっさと家に帰って漫画でも読んでろ!」
これ以上コイツらを巻き込めない。
こんな奴と戦っていては、命の保証はないだろう。
こいつには、まもなく現れるであろう『人造人間』との戦いで
活躍してもらわなければならないんだ。
せめてコイツだけでも生き延びてもらわなければ……!
- 309 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/28 00:45 ID:52WZQp9k
- 「断る!!」
・・・判っちゃ居たが、馬鹿なヤツだ。
今のうちなら、俺が時間稼ぎをしてる間に逃げられるだろうに……。
「お前の理由など知らないがな。
コイツは強い・・・恐らくは俺よりも、お前よりも、な。
ならば戦ってコイツを超えたいと願うのは当然だろう?」
そう言って、再び飛び掛る天津飯。
そうだ・・・そうだったな。
お前はそんな男だった。
どんな強敵にもひるまず立ち向かった。
俺はそんな姿に、憧れていたんだ。
いつも最強の道をひた走っていた悟空なんかよりも、
天津飯・・・お前の姿にな。
- 310 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/28 00:47 ID:52WZQp9k
- 「ふっ、馬鹿は死なないと治らないようだな!」
そう言って俺も参戦する。
「馬鹿はお互い様だろう?」
ハハハっと乾いた笑いを零す。
極限状態の中、アタマがおかしくなったのだろうか?
こんな時に笑えるなんて……
どんなに惨めな目に遭おうとも、
たとえ勝てないと判っていても、
戦う事を止める事など出来るはずがない。
俺達は、戦いの中にしか生きる場所は無いのだ。
なぜなら俺も奴も『戦士』なのだから……
ランファンの居た部屋からはスデに
チャオズもランファンも消えていた。
さすがはチャオズだ。どこかに避難してくれているのだろう。
俺はちょっとだけ安心する。
(せめて、お前だけでも幸せになれよ・・・ランファン)
- 311 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/28 00:48 ID:52WZQp9k
- 「だあぁぁー!!!」
俺は闇雲に彼へと突進する。
サイヤ人と対峙したときと同様に、"死"が急速に身近なものに思えてきた。
だが、不思議と恐怖は無かった。
戦士の死に様として『戦死』以上の名誉はないだろう。
この俺のしがない命で、何か救えるものがあるのならば……。
「クスクス。物足りないなぁ。
もっとボクを満足させてくれよ?」
彼はどこかワクワクしたような表情で俺の突撃を見ている。
狂気の事件の最後の敵に相応しい……
ラルフ以上の狂気を、この子から感じた。
目の前では先ほどの敵の死骸が散乱している。
その中で平然とし、あまつさえ微笑を浮かべる。
とてもじゃないが、まともな感覚とは思えない。
彼にとっては『ただの遊び』かもしれない……
だけど、きっと――!
狂気ごときに負けるほど、俺の想いは軽くはないさ。
『Power of Insanity』
- 312 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/28 00:59 ID:52WZQp9k
- と言うわけで、ちょっと長めの1話でした。
>サイヤンさん
何だか、喧騒に巻き込まれてますね・・・
気にされてないと想いますけど、あんまり気になさらずに^^
他スレはあまり気にせずに、マターリいきましょう。
それはそうと、マーリンは異常にパワーアップしてますねー!
ベジータが相手にならないとは・・・
サイヤ人との確執やら、今後やら、先の展開楽しみにしてます。
>ヤムまさん
重なっちゃいますけど、お疲れさまでした。
馴れ合い・・とか言われそうですけど、
自分は楽しかったですよー。
また機会があれば書いて下さいねー
>押収さん
16号は原作通り、不思議な立場ですねー
敵とも味方ともいえないような…
しかし人造人間とすでに知り合っているとは・・・
どういう話になるのか興味です
- 313 名前:Classical名無しさん :04/08/28 03:16 ID:0tsY2YyA
- >Wolf
サイヤ人戦でヤムチャが操気弾のテクニックを披露して戦ったり、特大操気弾で貫通させてナッパを倒すというのがいいですね。
ナメック星に向かう宇宙船の中で厳しい重力に汗を流す姿もかっこいいです。
謎の惑星の戦いなど続きが気になります。
>Saiyan Killer
最初から読ませて頂きましたが、物凄い大長編ですね。
マーリンとの修業生活など、ヤムチャのやさしさが伝わってかっこいいです。
生き返らせようと必死になるヤムチャもかっこよかったし、マーリンがサイヤ人の混血児だったというのにはびっくりしました。
ベジータを圧倒するほどの強さというのは凄いですね。
いよいよ悟空との決着を迎えるという事で楽しみです。
>魔族転生ヤムま!
最初から読ませて頂きましたが連載お疲れ様でした。
魔族となって活躍するヤムチャはかっこいいですね。
ポルンガ出現の時のナッパを生き返らせろというのは笑えました。
最後にピッコロと融合するところや、最後の神様への相談オチもよかったと思います。
- 314 名前:ヤムロット作者 :04/08/28 05:55 ID:ow0E/PeY
- >>251
フリーザ軍との戦争で鍵となるのはやはりヤムチャです。
今まで書いたSSはほとんど行き当たりばったりだったけど、今回は珍しく最後までストーリーが出来てます。
なので・・・もし良ければ最後までお付き合いくださいw
>>260
合体は・・・します!これは断言します。
でもつまらないただのつじつまあわせな合体にならないよう気をつけます。
- 315 名前:Classical名無しさん :04/08/28 08:11 ID:cJnczIx6
- >他スレはあまり気にせずに
サイヤンのカスが最初にバキスレを島流しだの隔離スレだのほざいたんだが。
しかもみんな止めてるのに再度書き込み。馬鹿?
- 316 名前:Classical名無しさん :04/08/28 08:45 ID:YFxBDc0w
- まあ、いいじゃないか。過ぎたことをくよくよ言ってもしかたないさ。
サイヤンさんは実際の行動は別としても,反省はしてるみたいだからいいじゃないか。
ついでにいっておくと、俺はサイヤン作者じゃないからな。
そういえばサイヤンで思い出したんだけど,この前本読んでたら,「タイヤ」を「タイや」
って誤植されてたんだよな。あれはおもしろかった。
- 317 名前:Wolf :04/08/28 09:03 ID:tmIv9aXE
- >>85
第二十一話「形勢逆転」
「ちぃっ・・・」
ヤードラット星人は繰気弾の方を向き、右手の手刀で弾こうとする。
「散っ!!」
ヤムチャが突然叫ぶ。
刹那、繰気弾は50つに散らばり、ヤードラット星人を囲む。
ヤードラット星人は咄嗟にガードの体制を取る。
先程の大きな繰気弾は確かに強大だった。
だが、その強大な気を50に割った。
幾ら強大だったとしても、50に割ればどうってことは無い。
ただのへなちょこな攻撃。連続して食らったって、それは同じ事、
ヤードラット星人はそう考えていた。
しかし、それは違った。
速さの分が加算されていなかった。
「ぐおぉぉぉぉっ!!!」
轟音と叫び声が同時に響き渡る。
- 318 名前:Wolf :04/08/28 09:05 ID:tmIv9aXE
- 先程の大型の繰気弾。その速さはナッパに放った弾丸繰気弾の4倍。
その繰気弾が分裂した100つ全ての繰気弾の速さは、分裂する前と、殆ど変わらない物だった。
いや、僅かに分裂した繰気弾の方が速いかもしれなかった。
それを50つも食らうのは、相当な苦痛であろう。
「くっ・・・・油・・・・断した」
煙から出てくるヤードラット星人。
淡い緑色の皮膚が血で覆われ、何よりも気の量も大幅に減っていた。
「出来れば俺は無駄に殺したくないんだ。この辺で勘弁してく――――」
――――ズキンッ。
界王拳の『ツケ』が体中に響く。
三倍だけなら何とかなった。だが、五倍の界王拳を容易に使いすぎた。
そして、動きに一瞬隙が出来る。
それを、ヤードラット星人は見逃さなかった。
ヤムチャの眼前に瞬間移動し、ヤムチャの腹部に拳を放つ。
重く、速く、猛烈な一撃。そして、全てが決まった。
地上に落下するヤムチャ。
ヤードラット星人は、渾身の力を振り絞り、気功波をヤムチャに放つ。
ズドーンッ――――。
形勢は完全に、ヤードラット星人に戻された。
- 319 名前:Classical名無しさん :04/08/28 11:58 ID:30YXGoBs
- >>315
じゃあどうしろって言うんだよ。謝りたいと思って叩かれるの覚悟で
向こうにカキコするのがそんなに悪い事か?
ほっとけばいい?おまえはそう思うかも知れんが、普通は悪い事したら
謝ろうって思うだろ。向こうでも言われてたみたいに、誰だってミスはする
それをちゃんと謝ろうと思う人間をカス呼ばわりするお前のほうがよっぽど
カスだな。
ま、どうせほんとは何とも思ってなくて、ただ叩ける材料が出来たから
これ幸いと叩いて楽しんでるだけなんだろうけどな。ますますもって
カスだよ。おまえは語ろうスレから出てくんな。ひきこもってろ
- 320 名前:Classical名無しさん :04/08/28 12:05 ID:d05zO6r.
- マーリンは戦闘力500万を越える。
間違いない。
- 321 名前:Classical名無しさん :04/08/28 13:46 ID:BrG4TXoU
- 3年間もサイヤンもそろそろクライマックスか
どっちも最後までいい意味で突き抜けて欲しいな
- 322 名前:Classical名無しさん :04/08/28 14:38 ID:0IYb8g4A
- 最近青竜刀を見かけないな。
- 323 名前:Classical名無しさん :04/08/28 14:58 ID:lrW66WRA
- 三年間もサイヤンキラーも終わったら、このスレどうなるんだろうか?
- 324 名前:Classical名無しさん :04/08/28 18:30 ID:Gi7krXS6
- >>323
青竜刀
- 325 名前:Classical名無しさん :04/08/28 18:39 ID:/geNmza2
- >>319
スルー出来ないお前もカス。いや、マッチポンプ型荒らしだな。
過ぎた話題を過剰反応してまた荒らしの種を植えようとする魂胆がミエミエ。
別にサイヤンキラー作者氏がバキスレを蔑んでようが、個人の思想だから別にいいよ。
- 326 名前:YamuNote :04/08/28 19:20 ID:Cpstt0Ws
- 突然ですが新作投下します。
- 327 名前:YamuNote :04/08/28 19:21 ID:Cpstt0Ws
- ――――YamuNote――――
プロローグ
ブウ戦後から11年――――。
ブウの記憶も地球人達から消し、今までの戦いが嘘のように、平和な日々が続いた。
悟空がブウの生まれ変わりを修行させる為、長い間
ある男が神龍を呼び出す日までは。
7月5日、西の都深夜0:13分。
西の都近くの山で、神龍と、7つのDBを眼前に、ヤムチャが立っていた。
右肩にプーアルを乗せ、欠伸をしながら、彼は神龍を呼び出した。
そして全世界の空は暗闇に染まり、何か不吉な物が漂っていた。
「退屈な俺の生活に変化を起こしてくれっ!」
この願いこそが、事件の始まりだった。
神龍は「難しいが・・・・何とかやってみよう」と答える。
ヤムチャは後2つの願いをパスし、神龍は消え、DBは四方八方に飛んでいった。
- 328 名前:YamuNote :04/08/28 19:23 ID:Cpstt0Ws
- 7月5日、西の都早朝6:03。
ヤムチャがボサボサの頭を掻きながらベットから起き上がる。
「ん?」
枕元に、見慣れぬノートがあるのに気付く。
表紙にはただ白く、指でなぞったような文字で、
「DEATH NOTE」と書かれていて、それ以外は真っ黒に塗られいた。
ヤムチャはそれを持ち、走ってプーアルの下へと駆け寄る。
「何ですかヤムチャ様。今日は早いですね」
プーアルは器用に小さな手で玉子焼きをフライパンで作りながら、ヤムチャの方を向く。
「プーアル。このノートお前が置いたのか?」
プーアルは顔を横に振る。
「今日神龍に願いを叶えて貰ったじゃないですか。それなんじゃないですか?」
ヤムチャはそれを聞き、ノートを見つめる。
「そうかっ!これなら・・・・」
「や、ヤムチャ様?」
プーアルはヤムチャの顔を覗き込む。彼の顔は明らかにニヤリと笑っていた。
そしてそれは、Z戦士と呼ばれる者達の生存の危機を迎えていた。
- 329 名前:Classical名無しさん :04/08/28 20:05 ID:0tsY2YyA
- 「青竜刀」最近見ないですね。
いよいよクライマックスを迎えるというところで楽しみにしていたんですが・・。
- 330 名前:Classical名無しさん :04/08/28 20:18 ID:AkhGJxzk
- ヤムノート…もういいよ。
乙
- 331 名前:Classical名無しさん :04/08/28 20:34 ID:/geNmza2
- >3年間
K氏は感情描写がうまいな。正直言葉足らずな面もあるけど、
それを補って「読む人の想像力を喚起させる」事に成功している。
狙ってやってるならすごい技量だ。
中盤少しダレたけど(失礼)今は素晴らしく面白いので
クライマックスに向けて頑張ってくれ!
>Wolf
乙
>ヤムノート
乙
- 332 名前:Classical名無しさん :04/08/28 21:02 ID:N0rtcqcM
- >>323
ヤムロットがあるじゃないか。
それに、ひょっとしたらKさんやサイヤンさんが
新作だしてくれるかもしれないし。
まあ、あんまり期待しちゃ悪いから期待せずにまってるよ。
- 333 名前:Classical名無しさん :04/08/28 21:08 ID:/geNmza2
- >ひょっとしたらKさんやサイヤンさんが
>新作だしてくれるかもしれないし。
クレクレ厨発見
- 334 名前:Classical名無しさん :04/08/28 22:16 ID:30YXGoBs
- 今リターナー見てるんだけど、鈴木杏のキャラとマーリンって似てるな。
というか、これがもしかして元ネタか?
- 335 名前:Classical名無しさん :04/08/28 22:17 ID:6ejmu8M.
- Wolf乙
なんとかノーと乙
サイヤン自演とバキスレ貶し乙
- 336 名前:Classical名無しさん :04/08/28 22:25 ID:BrG4TXoU
- >>334
元ネタは言いすぎだが、俺もマーリンを想像したよ同志
- 337 名前:Classical名無しさん :04/08/28 22:30 ID:0tsY2YyA
- ヤムノート>
なかなかおもしろそうな展開ですね。
ノートの効力などこの先の展開が大変 気になります。
- 338 名前:Classical名無しさん :04/08/28 22:32 ID:6ejmu8M.
- >>337
棒読みの感想乙
- 339 名前:Classical名無しさん :04/08/28 22:39 ID:njyk1M/o
- 神龍に貰った物で神龍のの出来ない事が出来るわけない
とか言ってみる
- 340 名前:Classical名無しさん :04/08/29 01:18 ID:YYwNd.5o
- 神に貰ったもの(神龍)で神に出来ないこと(人を生き返らせる)が出来るわけだが
- 341 名前:Classical名無しさん :04/08/29 01:31 ID:FeJvrV.6
- どっちにしろ、神龍が出したDEATH NOTEで神の力を超えるやつは殺せんだろうけどね
サイヤ人襲来の時にそんなこと言ってたし
- 342 名前:Classical名無しさん :04/08/29 01:50 ID:wKszKbc6
- 神の力を超えたものでも生き返らせる事なら可能なように、デスノートがもともとどこかに存在していたものなら神の力を超える者でも殺せると思う。
デスノートのプレゼントはウーロンのギャルのパンティーと同じような感じなら・・。
- 343 名前:ヤムロット伝3 :04/08/29 04:20 ID:IJRX5K0k
- 第五幕「荒野の大盗賊、ヤムチャ」 前回のおはなし>>150-156
「ウーロン!出かけるぞ、ナンパしに行こうぜ!!」
長髪に、端整な顔立ち。年齢は30弱といったところか。
服の胸元には「樂」の文字。腰には青竜刀。
盗賊業を営むこの男の言葉から物語は始まる。
「ナンパ?お前、女の前に出るとガチガチになるクセに・・・どういう風の吹き回しだ?」
「たまにはいいじゃないか。俺はハッキリ言って、結婚というものに憧れてる!」
「力強く言うことかよ!・・・ったく、しょうがねぇからついてってやるよヤムチャ」
ヤムチャと呼ばれた男はニッと微笑むと、愛車のジェットモモンガに飛び乗った。
それに続いて後ろに乗るブタの妖怪変化、ウーロン。
ヤムチャはハンドルの握りを確かめてから勢いよく出発した。
オレンジシティ―――。
ヤムチャたちの住む荒野からジェットモモンガを飛ばして約二時間かかる街だ。
人口が多く、背の高いビルがいくつもそびえたつ。どちらかといえば都会である。
「さあついたぞウーロン。ん、寝てるのか?おい、起きろよ!」
「んあ〜〜・・・もうついたのか。うっひょ〜!ピチピチギャルがいっぱいいる!!」
ウーロンは街の女たちを見てヨダレをたらしている。
「な〜にがしょうがないからついてってやるだよ。来たかったんじゃないか。
俺ちょっと買出しに行ってくるから、ウーロンはここで待っててくれ」
「オーケー。オレはさっそく始めとくぜ!」
ウーロンは物陰に隠れると、変化という掛け声とともに姿を変えた。
- 344 名前:ヤムロット伝3 :04/08/29 04:21 ID:IJRX5K0k
ナンパを始めて一時間がたった。・・・ヤムチャはまだ戻ってこない。
「ちぇっノリの悪い女ばっかりだぜ。ヤムチャも帰ってこないしよ」
若い人間の男に姿を変えたウーロンが愚痴をもらす。
・・・と、突然広場のほうからたくさんの悲鳴が聞こえてきた。
「な、なんだなんだ?事件でも起こったのか?」
建物の影からそ〜っとのぞいてみると
数人のフリーザ軍の兵士が子供たちをボコボコにしているのが見えた。
「イヤッホーーォウ!!!やっぱり退屈なときは人間をいたぶって遊ぶに限るぜェ!!」
フリーザ軍の兵士のひとりが子供をケリながら楽しそうに叫んでいる。
このオレンジシティにフリーザ軍が現れたのは初めてのことだった。
「ぐっ・・・!!クソッ・・・こ・・・こんな街に遊びに来るんじゃなかったぜ・・・・・・」
「い・・・いまさら嘆いても遅いよバーカ・・・!!」
二人の子供が痛みをこらえながら、毒づきあっている。余裕なフリをしているのだ。
「まだしゃべる元気があったのか。ますますいたぶりがいがあるぜ!!」
いっそう激しくなる兵士の攻撃。
- 345 名前:ヤムロット伝3 :04/08/29 04:21 ID:IJRX5K0k
- 子供の強がりももう限界だった。このままでは死んでしまう。
広場の通行人たちは悲鳴をあげたり、目をふせたり、おびえるばかり。
相手はフリーザ軍の兵士だ、さすがに助けに入れるものはいないだろう。
「こんなとき噂の英雄ヤムチャがいてくれたら・・・」
誰かがふと、口にする。
子供たちはもう言葉を発する元気もなくなっていた。
「よ〜し!そろそろ飽きてきたしトドメでも刺すか!!」
子供の首筋に手刀が振り下ろされようとしたそのとき――。
「おい、フリーザ軍ども!子供に手を出すのはやめろ!!」
突然、誰かが大声で叫んだ。
その場にいたもの全員が声のしたほうへ振り向く。
すべての視線は二階建ての建物の屋根で仁王立ちしている男にそそがれた。
「オレの名はヤムチャ!命が惜しければ、街から立ち去れっ!」
そう叫ぶと、男は技のポーズをとる。
- 346 名前:ヤムロット伝3 :04/08/29 04:21 ID:IJRX5K0k
「ヤムチャ・・・?まさかあの悪党しか襲わないという・・・大盗賊ヤムチャか!?」
「英雄だ!英雄がオレンジシティを助けにやってきてくれた!!」
いっせいに歓声がわく。人々の顔に笑顔が戻った。
「ヤムチャだと・・・何度も我がフリーザ軍を蹴散らしたというあいつか・・・!」
兵士の顔にも汗が浮かぶ。
このとき、見物人のひとりがあることに気付いた。
「あれ?ヤムチャって男前だって噂だったけど・・・けっこう太ってたのね」
そう、屋根でヤムチャを名乗っている男はかなり太っていた。
この男、ヤムチャではなく、ヤムチャに変化したウーロンであった。
変化がヘタクソなため本物よりかなり太ってしまったのだ。
(クソ〜本物のヤムチャが帰ってこないからオレがあの子供を守るしかないじゃん!
このヤムチャの姿にビビって逃げてくれねえかな・・・戦うことになったら殺されちまう・・・!)
冷や汗をかくウーロン。変化で姿は変わっても、強さまでは変わらないのだ。
「ヤムチャか・・・上等だ!フリーザさまへの手土産にしてやる!!」
(ゲェッ!?マジかよ!)
ウーロンはげっそりした。しかしここまできて引き返せはしない。
こうなったら自分がヤムチャを演じて何とかするしかない。
- 347 名前:ヤムロット伝3 :04/08/29 04:23 ID:IJRX5K0k
- 「よ、よくビビって逃げなかったな。き、貴様ら、ろ、狼牙風々拳で刺身にしてくれる!!」
ヤケクソで屋根から飛び降りるウーロン。
グキッ!!着地の瞬間、足が変な方向に曲がった。
「いってぇーーーーっ!!いてえよぉーーーー!!!」
ウーロンは泣きながら転げまわった。
静まり返る大広場。兵士も観客もキョトンとしている。
「・・・なんだこのヤムチャとかいうやつ弱ェぞ!!みんなやっちまえーー!!!」
兵士たちがいっせいにウーロンに襲い掛かった。あっという間にボコボコにされた。
ついにはダメージのせいで変化を維持できなくなり、ブタの姿に戻ってしまった。
正体をさらしたことが、さらにボコボコにされる原因となってしまった。
「・・・ったく弱ェなあ。このブタどうする?」
「こんなナメたヤローは死刑、死刑!!」
「そうだな。心臓でもくりぬいて広場で飾ってやるか」
兵士が二人がかりでウーロンの両腕を押さえ、ひとりが心臓のあたりを手で突き刺す。
指の何本かはすでに体内にめり込んでいる。
- 348 名前:ヤムロット伝3 :04/08/29 04:24 ID:IJRX5K0k
- 「オレたちのためにこんなことになって・・・ごめんな・・・」
子供の一人がウーロンにあやまる。
ウーロンは血を吐きながらも、残ったせいいいっぱいの力で微笑み返してみせた。
「さあフィニッシュだ」
兵士が手に力をこめる。
「ハッハッハッハッハッハッハッハッ」
突然の聞こえた誰かの笑い声。
「!?誰だッ!!!」
声のほうへ振り向く兵士、観客。
さきほどウーロンがいた屋根・・・よりも遥かに高い高い30階立てのビル。
そのてっぺんに、ヤツはいた。
「俺は正義の大盗賊、ヤムチャ様だ!!!お前らから盗むのは・・・そうだな、命ってトコかな!!」
- 349 名前:ヤムロット伝3 :04/08/29 04:55 ID:IJRX5K0k
- 第六幕「ブタと英雄」
その高い高いビルのてっぺんから飛び降りるヤムチャ。
片足で軽やかに着地すると、兵士をにらみつけた。
「まさか・・・今度のが本物?」
ざわつく大広場。
「チィッ・・・本物だかニセモンだか知らねえが、スカした態度が気に入らねェ!
みんな、殺っちまえーーーーーっ!!!」
合図とともに五人の兵士のビーム銃から無数の光線が発射された。
殺った。撃った瞬間、兵士たちはそう思った。
しかしその直後、信じられない光景を見ることとなる。
「全部かわされてる・・・!!?」
軽々とすべての光線をかわすヤムチャ。何発撃っても何発撃っても当たらない。
なんと当たるより先にビーム銃のエネルギーが切れてしまった。
「そ・・・そんなバカな・・・・・・!!」
「そんなヘナチョコ銃にあたるかよ」
そう言うと、ヤムチャは構えをとった。
「多人数相手は得意じゃないんだけどな〜・・・しゃあねえいくぜ!!狼牙風々拳ッッッ!!!」
ヤムチャが地面を蹴る。
次の瞬間、兵士のひとりが倒れていた。
さらにまばたきひとつの間に、またひとりが倒れていた。次々と倒れていく。
- 350 名前:ヤムロット伝3 :04/08/29 04:56 ID:IJRX5K0k
- 「は・・・はやすぎる・・・!!バケモンだ・・・うわァーーー!!!」
突然ひとりの兵士が逃げ出した。
しかし、突然その目の前に謎の男が立ちふさがった。
その男はなんと手が十六本ある。
・・・いや、違った!手を高速で動かして十六本に見せかけていたのだ!
「だ、誰だてめぇ!?」
「ワシの名はチャパ王。お茶の"茶"にジャパンの"パ"・・・
修行により可能となった新技十六手拳、キサマにかわせるかっ!!」
スパスパスパスパッ・・・為すすべなく切り刻まれてゆく兵士の体。
「こ・・・こんな強いヤツらが地球にゴロゴロしてるとは・・・!!
これじゃフ・・・フリーザさまのドラゴンボール捜索も進まないわけだぜ・・・」
兵士は息絶えた。
一方、ヤムチャのほうも片付いていた。
- 351 名前:ヤムロット伝3 :04/08/29 04:56 ID:IJRX5K0k
街人に保護される子供たち。
なんとか命に別状はないようだ。
「あ・・・ありがとう・・・」「ありがとう・・・ございました」
二人の子供たちはヤムチャに礼を言う。ヤムチャも笑顔で返す。
子供が運ばれていくと、ヤムチャはすぐさまウーロンにかけよった。
「お・・・おせえじゃねぇかヤムチャ・・・死ぬかと思ったぜ・・・」
憎まれ口を叩きつつも笑顔のウーロン。
「子供たちを助けようと体張るなんて・・・男だったぜ、ウーロン!」
ヤムチャが親指を立てる。ウーロンも親指を立て返す。
そこにチャパ王が割って入ってきた。
「ヤムチャ君・・・といったかな?ワシはチャパ王。どうだ、二人で手を組んで世界を変えてみないか?」
チャパ王がニッと微笑む。
「うるせえな。あんた、ちょっとは空気を読めよ」
ヤムチャが中指を立てる。チャパ王はショックそうな顔で去っていった。
かわりに、たくさんの街人たちがヤムチャらの周りに集まってくる。
- 352 名前:ヤムロット伝3 :04/08/29 04:56 ID:IJRX5K0k
「ヤムチャさま、フリーザ軍を倒してくれてありがとうございましたっ!!」
「あなたはこの街の、いや、世界中の英雄です!!」
「英雄ヤムチャバンザーイ!大盗賊ヤムチャバンザーイ!」
喜び叫びまくる街人たち。
「・・・なんかこーいうの照れくさいんだよな」
ヤムチャはウーロンをかかえると猛スピードで広場から逃げ出した。
「よし、応急手当は済んだ。しばらくは安静にしてろよウーロン」
「ああ・・・それよりいいのか?ナンパしにきたのに全然してないじゃねえか」
「ナンパ?ああ、そんなのは本当はどうでも良かったんだ」
そう言うと、ヤムチャは買い物袋から箱を取り出した。
「はい、これプレゼントだ。今日、お前の誕生日だろ?」
「ヤムチャ・・・お前ってヤツは・・・ありがとう!!中を開けてみてもいいか?」
「ああ、お前の好きなモンが入ってるぜ!」
- 353 名前:ヤムロット伝3 :04/08/29 04:57 ID:IJRX5K0k
スドーン・・・
突然、轟音が鳴り響いた。
と同時に、ウーロンの頭に穴が開いていた。
「はぁ・・・はぁ・・・一矢報いたぜ!ザマーみやがれ!!」
ボロボロのフリーザ軍の兵士が、笑いを浮かべた後どこかへ飛んでいった。
呆然と立ち尽くすヤムチャ。
静かに倒れるウーロン。
――あれ・・・?ヤムチャ、箱の中開けてみたけど何も見えないぞ?
どうして・・・・・・目の前が真っ暗なんだ・・・?
(続く)
- 354 名前:ヤムロット作者 :04/08/29 05:23 ID:IJRX5K0k
- 更新が安定してなくて申し訳ないです。
ここ最近私生活が激動でラリっています。
>ヤムま
突然の最終回だったのでビックリしました。
主人公のヤムチャがピッコロベースで同化するという展開は驚きですね。
オチはもっと驚きましたがw
全体では、魔族にされてしまうシーンやバータ戦の覚醒などが好きでした!
>サイヤンキラー
100話越えおめでとうございます。
ポポ、ムッツリスケベですねw
まーあの顔は絶対危険っすよ。
マーリンめちゃ強くなりましたね。でも悟空に通じるのか・・・楽しみです!
>三年間
このラスボスはかなり強敵っぽいですね。
なんとなくスパロボ(第三次だったっけ?)のウェンドロを思い出しました。
かわいいしゃべりと残酷さのギャップがえらく怖いです。
天津飯と協力してなんとか勝ってくれー!
- 355 名前:YamuNote :04/08/29 06:35 ID:a88INGjU
- >>327-328
第1ページ『ターゲット』
玉子焼きと白飯を頬張りながらDEATH NOTEの表紙を捲るヤムチャ。
表紙にDEATH NOTE――死のノート――と書かれてあったのを、
ヤムチャは見ただけであった為、使い方は全く分からなかった。
表紙の裏には英語で丁寧に使い方が書かれてあった。
・これは小鬼のノートです
・このノートに『正確に』名前を書かれた人間は死ぬ
・書く人物の顔が頭に入っていないと効果は無い
ゆえに同姓同名の人物に一遍に効果は得られない
・名前の後に人間界単位で40秒以内に死因を書くとその通りになる
・死因を書かなければ全てが心臓麻痺となる
・死因を書くと更に6分40秒詳しい死の状況を記載する時間が与えられる
「つまり楽に死なせたり苦しませて死なせるってことか・・・・」
ヤムチャの顔は狂気に満ち溢れていた。
「くっくっく・・・・復讐の始まりだぜっ!」
プーアルはヤムチャが心配でご飯が喉に通らなかった。
そして、ただ黙って見守る事しか出来ない自分に腹が立った。
- 356 名前:YamuNote :04/08/29 06:37 ID:a88INGjU
- 7月5日、西の都早朝7:30。
「さて・・・・問題は誰を殺るかだ」
ヤムチャは自室に閉じこもり、
ベットに腰を掛けながら鉛筆とDEATH NOTEを片手に誰で試すかを考えていた。
プルルルル―――。
突然ヤムチャ専用の無色の電話のコール音が響く。
ベットから立ち上がり、受話器を取るヤムチャ。
「はい。ヤム―――」
「ようっ!ヤムチャっ!久しぶり!元気にしてたか?」
受話器からは聞き慣れた声が聞こえてくる。
確かこの声は――――。
「悟空か!で?用は何だ?」
「いや、実戦練習の為にウーブを天下一武道会に出そうと思ってさあ。
ついでに立ち寄ったからバーベキューでもやろうと思ってな。
来れれば夕方の4:30にオラん家な」
「ああ。多分行ける。じゃあな」
――――ガチャリ。
ゆっくりと、静かに受話器を戻す。
そして狂気の顔を浮かべる。
ターゲットは『孫悟空』。
- 357 名前:Classical名無しさん :04/08/29 16:27 ID:sq4oukWI
- ヤムノート意外と面白くなりそうだな。
- 358 名前:Classical名無しさん :04/08/29 16:58 ID:32sLS.TM
- 哀戦士復活希望!
- 359 名前:Classical名無しさん :04/08/29 17:20 ID:RM5G0RKY
- リターナーが元ネタか…
>サイヤン
つーかパクリかよ…。がっかりだ…('A`)
- 360 名前:Classical名無しさん :04/08/29 17:23 ID:RM5G0RKY
- >>334-336
先に書いてたーorz
>>336
いや、完全に元ネタコレでしょ。パクリでしょ。
100パーセントパクってるぞ、このカス作者。
- 361 名前:Classical名無しさん :04/08/29 17:32 ID:IsH1R9Tg
- >>360
>>336はサイヤンキラーお得意の自演だろ?
つーか
>>239
>>262
>>276
>>278
このあたりは全部自演じゃねーか?
まあ、自演じゃないなら逆にこいつらキモすぎるが…。
- 362 名前:Classical名無しさん :04/08/29 17:38 ID:lQC88iNg
- >>361
ワロタ
でも自演じゃなくてもそーゆーキモいヤシは世の中にはいる、とも思ったw
いずれにせよ、確かにリターナーにはちょっと衝撃を受けたな。
素人がパクリに走ってどうするよ?!と作者に問い詰めたい。
まあ、こんだけ恥かいたらもうこないんじゃね?
- 363 名前:Classical名無しさん :04/08/29 18:02 ID:ret2mUCc
- まあ、パクリでもなんでもおもしろかったらいいから
あんまり作者をいぢめるな…。
このスレは、自演も、パクリも全部オッケーってことで。
- 364 名前:Classical名無しさん :04/08/29 18:18 ID:OGMeshwo
- リターナー、バレちゃいましたか、サイヤン殿w
丸パクはまずいよな、さすがに。
「伏線の張り方、神技!」とか「先の展開か読めない!」
とか言ってた連中哀れだ。
しかし自作自演・バキスレこき下ろし・丸々パクリ発覚。
黄泉の門をに近づきつつあるなw
- 365 名前:Classical名無しさん :04/08/29 18:20 ID:sq4oukWI
- 今までサイヤン作者を叩いてたのは、全部俺です。
俺は,頭も悪くて、運動も出来ないし,ブサイクだから、友達もいないんです。
そんな駄目人間だったから、面白い話しを考えられるサイヤン作者が妬ましくて、
自演や荒らしもしてしまいました。ごめんなさい。
でも、最近ようやく友達が出来たんです。その人は俺みたいな駄目人間でも優しくしてくれるんです。
そして、そいつに比べたら俺はなんて卑怯で、馬鹿で,最低な奴だったんだろうって,思ったんです。
もう荒らしや自演はしません。皆さん、迷惑をかけました。これからはサイヤン作者さんも含めて、他の
作者さんも応援して行きたいと思います。最後にもう一度言います。申し訳ありませんでした。
- 366 名前:Classical名無しさん :04/08/29 18:22 ID:9dvfkOXo
- >>364
パクリパクリ言ってるけど、リターナー見てない俺にもわかるよう、
具体例を出してくれないか?
そこまで叩くってことはよほどのことなんだよな?
- 367 名前:Classical名無しさん :04/08/29 18:22 ID:cWK007Rg
- 357 名前:Classical名無しさん 本日のレス 投稿日:04/08/29 16:27 sq4oukWI
ヤムノート意外と面白くなりそうだな。
このレスから>>365までIDが変わってないんだが、その間の叩きもお前の仕業と言えるのか?w
サイヤン擁護のつもりなんだろうけど、擁護になってないからやめとけ。
- 368 名前:Classical名無しさん :04/08/29 18:35 ID:OGMeshwo
- >>366
一番は、ビデオかDVD見ればいいと思うよ、君が。
「金城武主演 リターナー」で探して。
それ見て判断した方がいい。ビデオ屋いきな。
ま、偶然の一致でしょ。サイヤンさんがパクりなんてするはずない。
シナリオ95%一緒の事なんて、よくあるよくあるw
- 369 名前:Classical名無しさん :04/08/29 18:37 ID:9dvfkOXo
- >>368
サイヤンを最近読み始めたからわかんないんだよ。
- 370 名前:Classical名無しさん :04/08/29 18:42 ID:OGMeshwo
- とりあえず「リターナー」のさわり。いや、ぜんぜんサイヤンキラーに似てないっすよw
2084年、人類は異星人ダグラとの長い戦争に力尽き、
ついに最後の拠点、チベットをも失おうとしていた。
今や人類に残された最後の希望は、ようやく完成した戦略時間兵器を使い、
初めてダグラが地球に出現した2002年に兵士を送り込み、
彼らの"最初の一体"を破壊することしかない。
だがすでに、ダグラの先鋒は基地内に侵入していた。
殺戮と混乱の中、一人の少女、ミリだけがかろうじて時間兵器のゲートに飛び込むことに成功する。
そして2002年、地球、ヨコハマ。闇社会の取引を次々とぶちこわしていく
壊し屋がいた。裏の世界で"リターナー"と呼ばれる彼らの中でもとびきりといわれるのがミヤモト。
今夜も彼は大陸孤児を誘拐しては彼らの臓器を密売する闇組織の取引現場に単身乗り込んでいた。
次々と闇組織の兵隊たちを倒していくミヤモトの前に立っていたのは、かつてミヤモトの親友を誘拐し、
その臓器を売り飛ばしていた組織の幹部、溝口。さらにその戦闘の現場に、ミリもまた転送されてきていたのだ…。
- 371 名前:Classical名無しさん :04/08/29 18:45 ID:9dvfkOXo
- >>370
馬鹿? >>334だぞ?
- 372 名前:Classical名無しさん :04/08/29 18:54 ID:6m0gPNFE
- >>365はサイヤンの自演ってことでオゲ?
- 373 名前:Classical名無しさん :04/08/29 18:55 ID:OGMeshwo
- >>371
???
そうだよ。鈴木杏、ちゃんと出てるが?
第一俺はサイヤン氏がパクったなんて思ってないぞ。
シナリオみんなパクっても、キャラの名前を入れ替えば
それはオリジナルですよwww
- 374 名前:Classical名無しさん :04/08/29 18:56 ID:.Dcd7ui.
- >>365=サイヤン
オマイが、
「頭も悪くて、運動も出来ないし,ブサイクだから、友達もいない」
「卑怯で、馬鹿で,最低な奴」っていうのはよーくわかった。
カエレ!
- 375 名前:Classical名無しさん :04/08/29 18:58 ID:9dvfkOXo
- >>373
だから鈴木杏とマーリンのキャラがどう似てるのかって聞いてるんだ。
頭悪いな。
誰がストーリーをぱくったって言った?
ストーリー自体もパクリなのか?
- 376 名前:Classical名無しさん :04/08/29 19:01 ID:pnzHpZpk
- >>373
おまえ、バカだろ…?
あーもうサイヤンの自演uzeeeeeeeeeee!!!!!!!!
ageてやるー!!!!!!!!!
- 377 名前:Classical名無しさん :04/08/29 19:07 ID:n7OUOuSw
- サイヤンだった人が最後にひと言↓
- 378 名前:Classical名無しさん :04/08/29 19:08 ID:n7OUOuSw
- 漏れのID…なんかおもろい!!
- 379 名前:Classical名無しさん :04/08/29 19:08 ID:n7OUOuSw
- しまった…orz
- 380 名前:375 :04/08/29 19:11 ID:OGMeshwo
- >>375
ストーリー自体は7割似てる。
マーリンのキャラは9割似てる。(性格や設定そっくり)
つーかそんなに気になるんなら、ビデオショップ行って
借りて来いって。DVDもビデオデッキもないのか?
- 381 名前:373 :04/08/29 19:15 ID:OGMeshwo
- 380間違えた<メール欄
どうでもいいが、サイヤンが次にどう言い訳するのかが楽しみ。
「リターナーなんて見た事もありません。何の証拠にもなりませんが」
とか言い出しそう。こいつ、本当に黄泉の門と思うんだが。
- 382 名前:Classical名無しさん :04/08/29 19:17 ID:Oc/7t84.
- >>380=381
・・・オマイはほかにもいろんなことを間違ってるぞ…?
- 383 名前:Classical名無しさん :04/08/29 19:19 ID:E/ivkxQI
- ID:OGMeshwo=サイヤンはもう支離滅裂だな…。
- 384 名前:Classical名無しさん :04/08/29 19:23 ID:nt..9tS2
- パクリとかどうでもいいよ
どうせDBのパロディなんだから
- 385 名前:Classical名無しさん :04/08/29 19:24 ID:tfmVjSEM
- バキスレって何ですか?
教えてください。エロい人!!
- 386 名前:Classical名無しさん :04/08/29 19:27 ID:mDSR8HdQ
- >>384
もうおまえうっさい!
開き直んな!うせろ、サイヤン!
- 387 名前: Saiyan killer :04/08/29 19:36 ID:mDSR8HdQ
- 元ネタばれちゃいましたかーw
なーんかスレの雰囲気が殺伐としてきちゃいましたねー。
まあ、もうすぐ最終回だったけど、これ以上書き込むと荒らしにされそうなので、
とりあえず連載終了ってことでw
これまで応援してくださったみなさん、ありがとうございました〜!
ほとぼり冷めた頃に名前変えて復活しますんで〜
そんときはみなさんヨロ!
- 388 名前:Classical名無しさん :04/08/29 19:38 ID:.djMuYw2
- >>387
おまい…「ID」って知ってるか…?
新手の釣り…か?
それとも予言…か?
- 389 名前:aHo ◆aHo.rvWw4s :04/08/29 19:41 ID:uFTwokdk
- >>386=387
これはわざとなのか?
それとも本当にサイヤンの自演ミス・・・?
最後はサイヤンが自演を白状したってことでわざとに一票。
つーか、実は俺とサイヤン以外、このスレにいなかったりして・・・???
- 390 名前:Classical名無しさん :04/08/29 19:43 ID:cWK007Rg
- 問題は評価が高い伏線までもがパクリなのかということだ。
俺はサイヤン読んでないしリターナー見てないから介入のしようがないが。
にしても、クラウンって固定IDの人間もID日替わりするようになったのか?
- 391 名前:Classical名無しさん :04/08/29 20:00 ID:D5Ag35ds
- 全部俺の自演だから安心しろ。
- 392 名前:Classical名無しさん :04/08/29 20:15 ID:K8lsH14A
- そういえばサイヤンって自演疑惑否定してなかったんだよね。
「否定しても証拠がありませんから」て。その意味では正直者。
「矢吹ヒロ」ってサイヤン作者らしいコテハン考えたんだけど、どう?
オリジナリティ溢れる漫画を書く2人の名を組み合わせたんだけどw
- 393 名前:Classical名無しさん :04/08/29 20:21 ID:cWK007Rg
- 俺とOGMeshwo以外同一人物が発言してるらしい動きが見られないな。IDころころ変えてるのか?
それとも普段語ろうスレにいる奴らがここぞとばかりに突撃してるのか?
どっちにしろ、普段はこんなに人いないわな。
それより、なぜ今頃になってパクリ疑惑が浮上してきたんだ?
リターナーなんて最新作ってわけでもあるまいに。
- 394 名前:Classical名無しさん :04/08/29 20:28 ID:K8lsH14A
- >>334のふとした何気ない一言からだろ。
そこからサイヤンの不幸が始まった。馬脚を現した。
語ろうぜスレの人間がなんとかサイヤンを庇おうとしてるのに、
ここの常駐荒らしが事態を悪化させてるな。
- 395 名前:Classical名無しさん :04/08/29 20:30 ID:K8lsH14A
- >>393
ところで、IDかっこいいな君
サイヤン、語ろうぜスレに行かなければ
こんな事にはならなかったかも知れんな。自業自得。
- 396 名前:Classical名無しさん :04/08/29 20:40 ID:uFTwokdk
- 「普段はこんなに人いないわな。 」
そんなことはない…。
おまえ、バカだろ。
- 397 名前:Classical名無しさん :04/08/29 20:48 ID:jB1w2J7M
- 377 名前: Classical名無しさん [sage] 投稿日: 04/08/29 19:07 ID:n7OUOuSw
サイヤンだった人が最後にひと言↓
378 名前: Classical名無しさん [sage] 投稿日: 04/08/29 19:08 ID:n7OUOuSw
漏れのID…なんかおもろい!!
379 名前: Classical名無しさん [sage] 投稿日: 04/08/29 19:08 ID:n7OUOuSw
しまった…orz
ワラタ。少しは落ち着けよ
- 398 名前:Classical名無しさん :04/08/29 20:53 ID:cWK007Rg
- >>396
人がいるとしたら、何故普段感想がつかないんだ?
今日の増レスは一過性のものだよ。
- 399 名前:Classical名無しさん :04/08/29 21:00 ID:K8lsH14A
- サイヤンは自演をするからこそサイヤンなんだ。
パクリも含めて、サイヤン作者なんだよ。もういいだろw
- 400 名前:365 :04/08/29 21:03 ID:Q9eO4iac
- 357の書き込みをした後,学校のパソコンから書き込みしてたんです。
そう考えたら学校にも迷惑をかけてしまったな…。
- 401 名前:Classical名無しさん :04/08/29 21:04 ID:cWK007Rg
- >>400
苦しいw
- 402 名前:365 :04/08/29 21:09 ID:Q9eO4iac
- 苦しい?何がですか?私は嘘なんかついてませんよ?
- 403 名前:Classical名無しさん :04/08/29 21:30 ID:uFTwokdk
- そろそろサイヤンがひと言↓
- 404 名前:Classical名無しさん :04/08/29 21:32 ID:ZY5RHE6A
- >>397
ワロタ
あわてすぎだろwww
- 405 名前:Classical名無しさん :04/08/29 21:39 ID:ZY5RHE6A
- おれもだ…orz
- 406 名前:Classical名無しさん :04/08/29 23:52 ID:4myNM2kU
- サイヤンはマジで途中終了なのか・・・
今まで黙ってROMってたけど、もしそうなら
サイヤンは自演を笑って許す俺の中でも糞決定だな
- 407 名前:406 :04/08/29 23:54 ID:4myNM2kU
- 黙ってROMっ何だよ
日本語勉強して出直してきまつ…orz
- 408 名前:Classical名無しさん :04/08/30 00:22 ID:pYM2WoGM
- それ、日本語……かな?
- 409 名前:Classical名無しさん :04/08/30 00:55 ID:vE1xeiWQ
- サイヤンキラーよ。
良きにせよ、悪しきにせよ、このスレをここまで盛り上げたオマイに、
このスレでのみ通用する最高の称号を与えよう。
「ヤムチャ」
- 410 名前:Classical名無しさん :04/08/30 01:11 ID:vE1xeiWQ
- いやいやいや。
俺「リターナー」観てないし、
サイヤンキラーの続き楽しみだし、
勝手に終わらないでよ?!
え?? まぢで終わりなん??
ええ?! ま・ぢ・で?!
- 411 名前:Classical名無しさん :04/08/30 01:13 ID:vE1xeiWQ
- 過去ログ読んだら慌ててきた!
まぢで辞めんといて!
ここで辞めたら本気で「ヤムチャ」って呼ぶぞ!
先が気になるやん! めっちゃ気になるやん!
- 412 名前:Classical名無しさん :04/08/30 01:17 ID:vE1xeiWQ
- あかん。何度読み返しても、もうダメポい…orz
ショックだ…。連載終了かよ…。
ハンター×ハンターの連載終了と同じくら…
あ、失言。ネタバレは(ry
- 413 名前:Classical名無しさん :04/08/30 01:35 ID:M5iTDwA6
- 昨日は夏休み最終日らしい本当に香ばしい流れだったな
今日から学校が始まるだろうから、夏厨も大人しくなるだろうし
ヤムスレもまたいつものヤムスレに戻るだろう
- 414 名前:Classical名無しさん :04/08/30 01:42 ID:rLF2NJ9.
- いや、リターナとは違うだろ、さすがに…流れが違いすぎ。ただでさえ存続が危ういスレなんだし、叩くのはやめてマターリ行こ。ホントに鬱な人なら取り返しのつかないことになりそだし。
- 415 名前:Classical名無しさん :04/08/30 01:43 ID:1TltJzd2
- >>413
昨
今
ヤ
…??
自分がもうすぐ学校だからおとなしくなるよって宣言?
明日はまだ休みだバカって突っ込みを期待した釣り?
あなたの日本語難しすぎまつ…
わかりません!おしえてください!
- 416 名前:Classical名無しさん :04/08/30 01:47 ID:F/CvlQ1M
- >>415
リア厨のくだらん煽りを煽りで返すなって…。
もうそろそろ落ち着こうぜ。
このスレ地味にお気に入りなんよ。
- 417 名前:Classical名無しさん :04/08/30 01:51 ID:KESeRHis
- >>412
連載終了は繁多じゃなく万金・プーだろ
ちょっとアセッタじゃないかyo
サイヤンさんとりあえず完結しよう、おねがい
- 418 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/30 02:03 ID:MLYvACSU
- なんだか、荒れてて……
自分は良く判らないですが、
とりあえず、サイヤンさんはトリップを付けてみては?
発言が混同すると、判らなくなってしまうので…
個人的には、好きなSSですし、同じ書き手として、
(同列にするには、自分のレベルが低すぎて申し訳ないですが)
がんばって欲しいなぁと想います。
まぁ、やめたい、というのを無理に止めることは出来ないですけど。
というか、やめようなんて考えてないのでしたら、
失言&横やりで、すみませんです。
- 419 名前:Classical名無しさん :04/08/30 02:03 ID:rLF2NJ9.
- ってか、何でサイヤンボコられてんの?だれか、その辺りの事情キボンヌ
- 420 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/30 02:03 ID:MLYvACSU
- >>331
応援ありがとうございます。
ただいま執筆中なんですが、文章がうまくまとまらず…
おそらく週中か、来週末に続き投稿します。
中盤ダレたのは、自分でも苦手な分野の推理的なものを
無理に詰め込みすぎたかなぁ?と反省してます。
もっとテンポを大事にすべきですね。
もう、後は終わりまで突っ走るのみですw
>やむロットさん
天津飯は好きなキャラなので、
自分のでも、ヤムロットさんのでも、
見せ場を多く見たいですw
何気にかっこいい(?)ヤムチャ(本物)の活躍!
そして意外なウーロンの死・・・
ウーロンがシリアスキャラに思えてくるような
書き方で、さすが!と想いました〜
>ヤムノートさん
原作(デスノート)を余り知らないのですが、
中々に黒くていいですね〜
ダークな雰囲気とか、人間の影の感情とかが好きなんで
(そう書くと変な人だと怪しまれそうですね(汗))
期待してます。
- 421 名前:Classical名無しさん :04/08/30 02:21 ID:LI0IIeo.
- 自分も「Saiyan killer」は最近 最初から読んでおもしろく熱中できたし、続きも気になるので できたら最後まで読みたいですね。
がんばって完結させてもらえたら嬉しいです。
- 422 名前:Classical名無しさん :04/08/30 02:21 ID:8u92xjiI
- >>419
過去ログ嫁って言いたいけど…
えーと、昨日金城武の「リターナー」って映画がやってて、
それに出てくる鈴木杏のキャラが
サイヤンキラーの主人公・マーリンにそっくりだったってのが事の発端。
それからストーリー全部ぱくりじゃねーのかとか、いろいろ煽りが入って、
本人が「バレました?」発言をしたけど、これはどうもニセモノっぽい。
でも、ここに「こんなに人がいたのかよ?!」ってくらいカキコがあって、
一応にサイヤンが叩かれちゃったから、連載終了っぽくねってことで
盛り上がってるわけだ。
個人的には、パクったのはパスタを美味そうに食うシーンだけだからおkだと思うが、
そこがあまりに丸パクだったし、恥ずかしがって本人はもう出てこないと思われ。
- 423 名前:Classical名無しさん :04/08/30 02:28 ID:AmD/Zivg
- >>422
伏線云々もパクリなんだよな?
- 424 名前:Classical名無しさん :04/08/30 02:44 ID:2JR.3Irg
- >>サイヤンキラーの作者へ
「真実の母オリンピアよ。
あなたの子供たちが競技で勝利を勝ち得た時、
永遠の栄誉(黄金)を与えよ。
それを証明できるのは真実の母オリンピア。
古代詩人ピンダロス」
あんたの作品好きだったから叩くのは嫌だけど、
この世には金メダルより大切なものがあるんだぞ。
- 425 名前:Classical名無しさん :04/08/30 02:46 ID:0fphmiu.
- >>424
ワロタ
確かにいまやサイヤンキラーはアヌシュとかぶって見えるな。
ぜってー許せねー。最後に謝罪しろ。
- 426 名前:Classical名無しさん :04/08/30 02:50 ID:qdCedYcs
- 確かにそうだな。
現状、サイヤンキラーが一番の作者だって評価だったが、
「ドーピング」が発覚した以上、「k」が繰り上げで金メダルだろ。
その辺の心境どうよ?>k
室伏のアニキの気持ちわかった?
- 427 名前:Classical名無しさん :04/08/30 02:53 ID:qdCedYcs
- いま…恐ろしい考えが…
「サイヤン=k・・・・・・・・・・・・?」
まさか…な。でも…。
- 428 名前:Classical名無しさん :04/08/30 03:05 ID:I6X4HG5k
- オマイは今核心に触れたかもしれない。
実は漏れもそう思ってたんだ。でも・・・まさか・・・な。
- 429 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/30 03:07 ID:MLYvACSU
- >>427
いや、マジレスすると違いますよ(汗
同時期に、長編2個も書けない・・・
あーこれって反応するほど、マズイのか?
- 430 名前:Classical名無しさん :04/08/30 03:09 ID:twvPFNc2
- >>429
いいんじゃね?
今のとこあんたは室伏だ。
それ(ドーピング=パクリ)に対するマジレスはちょっと本気でキボンヌ。
- 431 名前:Classical名無しさん :04/08/30 03:13 ID:0aKrWLBA
- >>k
うん。俺もマジで聞きたい。
明らかなパクリをしていた作者に対して
同じ作者としてどう思うよ?
kタソはいまやこのスレNo.2の書き手だったわけだし。
「ドーピング」が発覚して1位になった感想も含めて今の心境を
- 432 名前:Classical名無しさん :04/08/30 03:19 ID:1Yt2g5r6
- 漏れもk氏にマジレスキボンヌ。
あんたの場合、どっかで聞いたようなセリフとか
ストーリーは多いけど、自分なりに消化してる感があるから
「パクリ」と呼ばれることはないだろう。
サイヤンは二度と現れないだろうから、
いまこのスレのNo.1作者はアンタだ。
パクリの基準とかを設定するのも自由だし、
パクリそのものokにするのもアンタ次第。
いまやここはアンタのスレだから、
アンタがきちんとガイドラインを示して欲しい。
- 433 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/30 03:21 ID:MLYvACSU
- えー本音でいいます。
リターナーを見てないので、真相は判らないです。
今は、パクリとも思ってませんし。
自分ではサイヤンさんの作品には及ばないと思ってますし。
ただ、創造する側の人間として、
何かに影響を受けることはあると想います。
正直、自分がバンドしていたときにオリジナルの曲を
パクリといって叩かれたこともありました。
本当に知らなかったのですが、
聞くと確かにパクリと言われても仕方ない、
という酷似さでした。
ショックでしたけど、どこかで耳にして影響を受けていたのかも
しれないな、と今では想います。
ですので、何かに似る、というのは仕方ない部分もあると思ってます。
問題は本人がどういう気持ちで書いたか、だと想います。
その意味で、サイヤンさんは、オモシロイ作品を書きたい、
と思っているのは間違いないと想いますので、
これからも自分は応援していきたいです。
マジメな語りになってしまって、
なんか、偽善っぽい発言で申し訳ないです。
でも本音ですわ。
そんなところです。
- 434 名前:Classical名無しさん :04/08/30 03:21 ID:1Yt2g5r6
- いや別に責任取れって意味じゃないよ。
堂々とパクリ作品を流すようなカスがいなくなってせいせいしてるし、
いったんここでこのスレリセットなわけだから、
心機一転作者一同がんがるって意味もこめて、
その決意表明というか…
ごめん、何言ってるかわかんないな俺。ごめん。
- 435 名前:Classical名無しさん :04/08/30 03:36 ID:TSeXs0vw
- あえて名無しでカキコしまつ。
>k氏
リターナー観てないのにパクリじゃないって思うのもどうかと思うが…。
ぶっちゃけ未来からやってきた運命と戦う不思議な女の子・鈴木杏と
サイヤンキラーのマーリンの設定は非常にそっくりだった。
でも設定の酷似よりおそらく問題なのは、サイヤンキラー序盤の一番の魅せ場だった
「ヤムチャの料理をマーリンがめっちゃうまそうに貪り食う」シーンと、
鈴木杏が金城のパスタにがっつくシーンが酷似とかではなく完全に「パクリ」だったこと。
現象が同じだったのではなく、そこに込められた意味…主人公と女の子との関係のはじまりというか…
その辺が全部「パクリ」だった。一度k氏にも観て欲しいくらいだが…まあそれはおいといて。
設定とか、部分描写とかが「パクリ」なのは別に構わん。よくある事だと思う。
でも、見せ場でパクルのはイクナイ!パクリの魅せ場のためにストーリーが進んでるもんよ。
特に魅せ場で丸パクは絶対にイクナイ!って思うのは漏れだけか?
- 436 名前:Classical名無しさん :04/08/30 03:37 ID:TSeXs0vw
- お、俺のID!!!!!!!!!!!!!
- 437 名前:Classical名無しさん :04/08/30 03:51 ID:XmuZ7lmc
- 金田一少年の事件簿だって全部クラシックミステリーのパクリだったし
素人が描いた小説がパクリでもいいんじゃね?
- 438 名前:Classical名無しさん :04/08/30 04:11 ID:RaddV/3w
- >>435=436
お前さIDがSeXなの分かったから少し落ち着けよ
他のスレにも「俺のID俺のID」ってそのスレのルール無視して
書き込んでるだろ、もう荒らしと変わんねぇよ・・・
恥ずかしいからその辺にしとけ・・・マジで
- 439 名前:Classical名無しさん :04/08/30 04:19 ID:TSeXs0vw
- >>438
ウラヤマシイのか…?
- 440 名前:Classical名無しさん :04/08/30 04:25 ID:qaqOjCSE
- >>438
放置できないオマイのほうがよっぽど厨。
- 441 名前:Classical名無しさん :04/08/30 04:32 ID:4PNZS3yo
- >>438はあえてパクリから話題をそらそうとした性格のいい小学生。
- 442 名前:Classical名無しさん :04/08/30 04:36 ID:4PNZS3yo
- ついでに言うと、
サイヤンキラーの作品は全然パクリじゃない。
偶然の一致ですらない。作者は気にしないで続きを頼むわ。
- 443 名前:Classical名無しさん :04/08/30 04:52 ID:DIBkCjyY
- オリンピックも終わったし、
サイヤンキラーの作品でも読むかと思ってきたら
ずいぶん荒れてますねー。
正直、リターナーで鈴木杏を観たときは
俺もマーリンの元ネタコレかーって思ったw
でも別にいいじゃんちょっとくらいパクってても。
ていうか、素人作品でちょっとくらいパクリがあるほうがおもしろいよ。
むしろパクレ!ってことで続きキボンヌage
- 444 名前:Classical名無しさん :04/08/30 04:59 ID:RaddV/3w
- お前らいつまでパクリの話題続けるんだyo
もう意見もあらかた出たんだし後はサイヤンの自主性にまかせようze
ということで、これ以降リターナーパクリ話題は辞めようne
スレが殺伐とする上につまらなくなるからsa
では、五輪も終わって心機一転して次の話題doーzo
- 445 名前:Classical名無しさん :04/08/30 05:02 ID:L90Zab0s
- >>444
オマイみたいな厨だけには仕切られたくない…!
と思ったのは俺だけではないはずだ。
- 446 名前:Classical名無しさん :04/08/30 05:04 ID:7LxeiZVU
- 禿同。
>>444
うせろ!夏厨が!
- 447 名前:Classical名無しさん :04/08/30 05:07 ID:dvPL8L7.
- >>444
おまい、誰かさんの自演の匂いがプンプンするなw
- 448 名前:Classical名無しさん :04/08/30 05:13 ID:wf0Ud/kw
■■■■■■■■■■■■■■議論終了■■■■■■■■■■■■■■
以降は作品とその感想以外のレスを禁止します。
では作者のみなさん。はりきってドゾー
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
- 449 名前:Saiyan killer :04/08/30 05:50 ID:RaddV/3w
- >>444
また、ばれちゃいましたか(汗 やっぱり私は自演下手なんでつね(ニガワラ
でも、私のSSにこれほどの支持があるとは以外でした。
というかヤムスレにこんなに人がいるなんて驚きです。
リターナーはパクリというか・・・あのシーンが好き
なのでいつか使おうと思っていたのです。
でも、それがこんな事になるなんて・・・
お騒がせしました、前にも書き込みましたが、
次は名を変えて新作を引っ提げて帰ってきます。
Saiyan killerも未完のままにするつもりはないです。
いつか必ず完結させます、それまでマーリン達の事を
忘れないで下さい。では、ひとまずサヨナラ ノシ
- 450 名前:Saiyan killer :04/08/30 05:57 ID:CEbujjF.
- >>444→>>447
の間違いでした。最期までお騒がせしてすいません。
では、今度こそさようなら・・・
- 451 名前:Classical名無しさん :04/08/30 06:03 ID:kWG5V52I
- 本物…?
なんて思うわけねーだろ! うぜえよニセモノが!
- 452 名前:Classical名無しさん :04/08/30 07:13 ID:dRHG3Ul.
- サイヤン作者は今度作品あげた後にトリップつけにゃならんな。
つうか、なんで今までつけなかったんだ?アホか
- 453 名前:Classical名無しさん :04/08/30 07:35 ID:WpEe3FOQ
- 潔癖症と夏厨しかいないようだな。
ちょっと落ち着いたら自分の発言読み返してみれ。
- 454 名前:Classical名無しさん :04/08/30 07:47 ID:vGZDqvV6
- 丸パクはさすがにフォロー出来ないなあ。
だったらサイヤン読まずに、リターナーをビデオで見て
脳内で名前をヤムチャとマーリンに変換した方が早いから。
伏線とか展開とか感心してたのに、欝。
- 455 名前:Classical名無しさん :04/08/30 08:15 ID:vGZDqvV6
- >>433
K氏よ、面白い作品書こうと思ってる奴が丸パクはせんだろ・・
- 456 名前:Classical名無しさん :04/08/30 08:16 ID:dRHG3Ul.
- 人の発言鵜呑みにするより先に自分でリターナー見てパクリかどうか判断したら?
レス見た感じだとストーリーの一部とキャラ設定だけでしょ?元ネタにしてんのは。
伏線までもがパクリとは書かれていない。
- 457 名前:Classical名無しさん :04/08/30 08:30 ID:vGZDqvV6
- >>456
君の発言の
>人の発言鵜呑みにするより先に自分でリターナー見てパクリかどうか判断したら?
と>レス見た感じだと、が矛盾してる気がするんだが。
一部をパクったんじゃなく、一部をパクらなかった、といった方が正しいよ。
- 458 名前:Classical名無しさん :04/08/30 09:14 ID:jt7uFumo
- ストーリーどうこうより、
正確には>>435の言うとおり。
ワンポイントとはいえ、
キャラ設定と魅せ場をパクってるからやっぱり最低だと思うが。
何より本人もアヌシュじゃねーんだから、ちゃんと表に出てこい。
毎日更新してたオマイが読んでねーわけねーだろ。
無責任だぞ。収拾つけろ。
ここがスレ違いなら、別スレ立ててやるから、
いったん出てこい。
- 459 名前:Classical名無しさん :04/08/30 09:36 ID:1i47.wH.
- リターナーって見たこと無いから分からないけど,ここでの話を聞いてたら、
そんなにたいしたパクリじゃないみたいだけど?
それに、本人も一応認めてるんだから,そんなぐちぐちいうほどの事じゃないだろ。
そもそもパクリの何が悪いんだよ。別にそのパクリで金取ってるわけでもないんだから
いいじゃんか。
こんな雰囲気だと作者も出てきにくいだろ。無責任だとかなんとか言ってないで,
出て来やすい雰囲気を作れ。
- 460 名前:Classical名無しさん :04/08/30 09:52 ID:jt7uFumo
- >>459
ド阿呆!
弁明の場に出てくるのに出て来やすい雰囲気も糞もあるかっ!
おまえはアホか、アホなのか。
もう作品を継続するのは困難だし、一部の怒ってる人間の収拾もつかん。
要するにスレがいま破たん状態だから責任とって、
収拾つけろつってんだよ、カスが!
そんなこともわからんカスが偉そうに首つっこむな!
リターナー観てない?本人も認めてる?パクリで金取ってないから悪くない?
おまえの言ってることはすべてズレてんだよ!
二度と書き込むな、カス!
- 461 名前:Classical名無しさん :04/08/30 09:58 ID:1i47.wH.
- 腹が立ったからもう一度書き込んでみました。
- 462 名前:Classical名無しさん :04/08/30 10:00 ID:WpEe3FOQ
- >>460
気持ち悪い奴だな。
まさか釣りじゃなかろうけど、お前さんはなんかの被害を被ったわけ?
弁明とか釈明とか、叩く気満々で何言ってんのって感じ。
しかし、よりによってアヌシュて・・・
ズレてるのはどっちだって話ですよ。
まあ、俺は弁明とか釈明とかいらないし、不快感もなんもないのでとりあえず話を終わらせて欲しいとは思う。
煽り・叩きに弱そうだからもう無理かもしれないが。
- 463 名前:Classical名無しさん :04/08/30 10:03 ID:jt7uFumo
- ↑過去ログとメル欄嫁おバカさん。
- 464 名前:Classical名無しさん :04/08/30 10:06 ID:WpEe3FOQ
- ↑釈明するなょw
- 465 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/30 10:18 ID:MLYvACSU
- >>435 >>455
見てないのに、パクリじゃないと思う と断言してしまった事は
マズかったかもしれないですね。
ちょっと反省しています。
ただ、どうしてもパクリとは思っていないですけどね。
パクリかも、と思うことで今まで通り楽しめない人は
読まなければいいし、
別に気にしない人は、これからもサイヤン氏を応援すれば
いいと想います。
とりあえず、自分は後者です。
純粋に面白いので、気にせず続けて欲しいです。
あ、ただ、トリップはつけて欲しいですね。
それだけは。
- 466 名前:Classical名無しさん :04/08/30 10:25 ID:rLF2NJ9.
- ていうかミリと似てるのは口調だけでは…?
- 467 名前:Classical名無しさん :04/08/30 10:28 ID:jt7uFumo
- ぶっちゃけあんま似てない気もしてきた。
が、元ネタであることは間違いなし。
k氏がそおいうなら、もうこの話は終わりな。
■■■■■■■■■■■■■■議論終了■■■■■■■■■■■■■■
以降は作品とその感想以外のレスを禁止します。
では作者のみなさん。はりきってドゾー
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
- 468 名前:Classical名無しさん :04/08/30 10:35 ID:aQYHO/c6
- 平日のこの時間に書き込みとは無職の人ですか?
- 469 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/30 10:47 ID:MLYvACSU
- えー、本日台風上陸のため、会社は公休です。
とはいえノートPCがある以上、自宅でも仕事を
強要される業界なので、SSが捗らない _| ̄|〇
- 470 名前:Classical名無しさん :04/08/30 10:48 ID:jt7uFumo
- >>468
そんな餌で、、、
|
|
ぱくっ|
/V\ オマエモナー
/◎;;;,;,,,,ヽ
_ ム::::(,,゚Д゚)::| イマドキ会社や学校にパソない環境って逆に見てみたい。
ヽツ.(ノ:::::::::.:::::::.:..|)
ヾソ:::::::::::::::::.:ノ IDが…
` ー U'"U'
す、すみません!つい!
じゃ改めて
■■■■■■■■■■■■■■荒らし終了■■■■■■■■■■■■■■
以降は作品とその感想以外のレスを禁止します。
では作者のみなさん。はりきってドゾー
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
- 471 名前:Classical名無しさん :04/08/30 11:20 ID:w7oRD5xM
- __
i<´ }\ , - 、
ヽ.._\./ .ンく r-兮、 __
∠`ヽ.! / ヾニEヲぐ ,ゝ-> さすがヤムスレだ。
/_`シ'K-───‐-、l∠ イ スレが荒れても
l´__,/l\、_ ̄0¨0)゙@Yヘ, -┤ 何ともないぜ
. l'___|⌒ヾ''ー==、ーr='イ i二|
/ .」 i /./7r‐く lー!
. f. ヽ‐i人.∠'< _i. l,.-ゝ.
トiヘヘ「ト〈 `X トレi7__|
〉ト:トハj`! i. / トー┤lルj,リ
/‐+----+‐l iー--i---ヾ'〃
. l_i____i__| |___i,__i_|
- 472 名前:トグサ Darkサイド :04/08/30 12:43 ID:9DVFQPPU
- 「俺は虚像から捻り出された者であり、悲しみと切なさの権化であり、
その世界における『平民』の象徴であり、エントロピーとしての『弱さ』の象徴だった」
闇の限りない静寂の中、彼の声が響く。
「だが、それは以前までの俺。俺はこの無限ともいえる時間、ただひたすらに狼の牙を
研いでいたのだ。『何者だ?』と問われれば『有史以来最高最強至高の狼』としか
言い様がない。他に?」
- 473 名前:トグサ :04/08/30 12:44 ID:9DVFQPPU
- ルイは、温くなったブラックコーヒーをくい、と喉に押し入れた。
(つうか、エントロピー≠ニか言われてもな……読者様もピンとこない人いるだろうし、
作者もよく理解できてねえし。まあ、どうせ誰も読んじゃいないだろうが)
誰かがそう思ったが、それが具体的に誰なのかは定かではない。
「さて……じゃあ、次の質問だ」
気を取り直し、ルイはトグサの中に語りかけた。
正直な話、ルイは彼の人生の中で経験したことも無いほどの焦りと歓喜の入り混じった
感情に支配されつつあった。勤めて冷静を装ってはいるものの、内心は『鬼の首を取った』
心持ちであった。彼は、自分の人生における『勝利』を掴み取った気でいたのである。
「二つ目……お前は、どこから現れた?」
- 474 名前:トグサ Darkサイド :04/08/30 12:43 ID:9DVFQPPU
- 「さっきも言ったとおり、俺は虚像の世界……紙や映像の世界からこの中に入った。
作品が完結しても、俺自身は完結していない。俺は俺に相応しい幕引きを与えられていない。
だから、この中にいるのさ」
「その作品は、島国から発祥して、世界中に広がっていったらしい。だから、俺がどこに
現れようと不思議ではない。不思議では、ないのさ」
「その作品にいい思い出はない。個人的には嫌いだし、こうして存在しているのも、作品に
対する反逆といっていい。俺は、拭い難き屈辱を、ほんの僅かでも晴らすためのみにこうして
在るのだ」
- 475 名前:トグサ :04/08/30 12:43 ID:9DVFQPPU
- その作品……それが何なのか、はっきりと知りたかった。
しかし、推測は出来る。彼は、虚像、つまりこの世界で息をし、物を食べ、風呂に入り、働き――
そういうことを出来ない、生きていないモノであるということ。
そして、恐ろしいほどの精神的肉体的コンプレックスからくる、ストレス、憤り、屈辱、哀しさ。
そうしたあらゆる負の感情からこの世界に湧いて出たターミネーターなのだ、と。
ルイは、漫画やアニメ、或いは映画などに詳しくない。それでも、分かる。
「彼は、虐げられてきたのだ。恐らく、何度も、何度も――」
これから、『中の人』にとても酷いことをしようというのに、ルイは泣いていた。涙は止め処ない。
人間とは、なんと二律背反なものか――
「三つ目の質問……というか、お願いだ。外に、出てくれないか?」
- 476 名前:Classical名無しさん :04/08/30 14:31 ID:s9aVmG6Y
-
夏
- 477 名前:Classical名無しさん :04/08/30 16:07 ID:dRHG3Ul.
- >>473
>まあ、どうせ誰も読んじゃいないだろうが
ここんとこだけ目に付いた。うん、読んでないわw
- 478 名前:Classical名無しさん :04/08/30 16:09 ID:oDv2kYqA
- なんかトグサがすごく好きだ。
- 479 名前:Classical名無しさん :04/08/30 16:23 ID:jt7uFumo
- よくこの空気の中で、書き込
んだと思うよ。
でも、まあ…作品はアレだけど…。
ないよりましだし、
いい人だと思うよトグサは。
けっこう面白いかも。
どう思うよ?
- 480 名前:Classical名無しさん :04/08/30 16:27 ID:dRHG3Ul.
- 俺は読んでみよう、
という気になった。
おもしろそうな雰囲気だからな。
前々から読んでみようとは思ってたんだが・・・
朝はきつい。この文章もきつい。
か
ら
い
る
な
昼は出かけてたけどね。
- 481 名前:Classical名無しさん :04/08/30 16:38 ID:jt7uFumo
- ぢ
つ
は
昨
日
か
ら
い
る
・
・
・
無職じゃねーぞ。仕事中だぞ!
むしろダメか('A`)
- 482 名前:Classical名無しさん :04/08/30 19:41 ID:H4j1f60Y
- ttp://sumire.sakura.ne.jp/~hatomune/cgi-bin/imgboard/img-box/img20040826085153.jpg
- 483 名前:Classical名無しさん :04/08/30 20:22 ID:h3Gp0HSs
- 見せ場と人物設定完全パクリ作品が看板、というのもヤムスレらしい気もするが。
だがやっぱり俺の中でサイヤンは完全に評価が地に堕ちたな。
多少文章書ける奴なら、プロの作品をトレースすれば面白くなるのは当然。
俺が見たいのは多少稚拙でも、ヤムチャを使った職人の個性、感性を感じる
「オリジナル作品」なんだよ!
はっきり言ってもうサイヤンキラーは青流刀にも劣る作品だ。糞が。
今までずっと褒めて来て損した。
- 484 名前:Classical名無しさん :04/08/30 21:28 ID:ZCGBGiK2
- >>483
その話しはもう終わりだと言っただろ。
お前は「オリジナル作品」が読めりゃいいのかもしれないけど,
俺はパクリでもいいから「面白い作品」が読みたい。
それに、今までパクリだってことを言ってなかったのはどうかと思うけど,
もうパクリだってこと認めたんだから,その上で続きを書いてくれるなら
これからも応援したいと思うよ。
- 485 名前:Saiyan killer ◆b5uV5vP75. :04/08/30 21:34 ID:fgP17j4I
- いろいろと言いたい事はありますが、それはまた後ほど。とりあえず
SSをうぷしますyo。
土日はあんまり書き溜められなかったので、ちょっとストックが
もう切れかけてる上、正直きちんと推敲できてない物をうぷするのは
少し気が引けるのですが…。
>kさん
仰るとおり、トリップを付けてみました。最初からこうしておけば
何の問題も無かったのでしょうが、少し甘く見すぎていました。
お心遣い、ほんとうに感謝いたします。
- 486 名前:Saiyan killer ◆b5uV5vP75. :04/08/30 21:35 ID:fgP17j4I
- >>295
第114話
「……ぐぐっ……くそっッ…くそぉぉぉッッ………!!!」
ようやく状況を受け入れる事が出来たベジータが、くやしそうに地面を
叩いていた。目にうっすらと涙さえ浮かべて。
「オ…オレが…このオレがあんな小娘などに……ッ…!! ちくしょうッ
ちくしょぉぉぉぉぉお………!!!」
そんなベジータをブルマがほっとした表情で見つめていた。何はともあれ
命が助かっただけでも良かった。そう思っていたが、ベジータの戦線離脱に
よって少し心に余裕が出来たのか、思わずヤムチャに食って掛かる。
「…ちょっと、ヤムチャ? 何なのよあの娘は! ベジータを殺す気!?」
「え…いやだからさっき言っただろ? あいつは宇宙から来たマーリン
って名前で……」
「……へぇ、あいつ、ね。ずいぶんと親密な感じじゃない。…あの娘と
いったい何してたのよ! この一ヶ月ほとんど連絡もしないで!!」
ほんとは5ヶ月なんだけど…とは口が裂けても言えなかった。いくら何でも
半年近くも、それこそ寝食を共にしてきた…などとブルマに知られては
何を言われるか判ったものではない。だがヤムチャも、耳元で延々と文句
を言い続けるブルマにだんだんと腹が立ってきた。
「…お前こそ何なんだよ! …さっきからベジータの事ばっかり言いや
がって! そんなにあいつが心配なのかよ!!」
- 487 名前:Classical名無しさん :04/08/30 21:36 ID:6QC6R2C.
- 誰もいないな…
書かないSSネタでも貼ってみるか
オッス、オラ、悟空
みんな、今度悟飯とビーデルが過去へ新婚旅行に行くって言うんで
ブルマやみんなが色々大慌てで大変だぞ。
次回、ドラゴンボール
「過去への出発、悟飯、ビーデルの歴史」
見てくれよな
ゴメンナサイ、チョウシニノリマシタ・・・
- 488 名前:Saiyan killer ◆b5uV5vP75. :04/08/30 21:37 ID:fgP17j4I
図星を指されたのか、一瞬答えに詰まるブルマだったが、そんな素振りは
見せずにさらにヤムチャに詰め寄る。
「そ…そんな事関係ないでしょ!! 何よ! 今時ペアルックなんか着て
恥ずかしい! 何考えてんの!?」
「ペ…ペアルックって…お前、これはただの道着だろ! 悟空だってクリ
リンだって同じじゃねーか!!」
「いーえ、違います!! そんな胸元をあらわにした服なんかを、あの
娘に着させて…いやらしい!! ヘンタイ!! どうせ自分じゃ勝て
ないから、あの娘にベジータをやっつけてもらうつもりだったんでしょ!
この卑怯者!!」
聞くに堪えない暴言の数々を、さながらマシンガンのようにぶつけまくる。
思わず耐えかねて手が出そうになるが、いくら何でもヤムチャが一般人の
ブルマを叩けば大怪我をさせかねない。おまけに疚しい部分も無いではない
ので、ぐっと我慢するしかないヤムチャだった。
だが、それ幸いとばかりに、ブルマの執拗な攻撃は止まらない。ロリコン
だの浮気者だの、やはり若い娘の方がいいのかなどと、もはや支離滅裂の
言葉をひたすらヤムチャに叩きつける。
「何よ!! あんなおかしな娘、孫くんにボコボコにされちゃえばいいのよっ!」
「……っ!!」
その言葉を聞いて、ヤムチャは一瞬、我を忘れかける。拳を振り上げ、それを
ブルマ…の足元に叩き付けた。
ドガッ……!
「きゃあっ!!」
「…頼むから…それ以上はもう言わないでくれ……。俺の事ならともかく、
マーリンの事は言うな……!!」
- 489 名前:Saiyan killer ◆b5uV5vP75. :04/08/30 21:39 ID:fgP17j4I
- 第115話
ブルマがぺたんとその場に尻餅をつく。ぼこり、と陥没した穴はまるで自分
の心に空いた穴のようだった。
「……う…うぐっ…。なんなのよぉぉ…何考えてるのよヤムチャ……
あ…あんたが…あんたがそんなんだから…わたしは…わたしはぁぁぁ……!!
…あ……あぁぁぁぁ………っ!!」
必死に心の中で支えてきたものが、何かぷっつりと切れてしまったように
ブルマの感情が迸る。年甲斐も無く大泣きを始めてしまうブルマに、ヤム
チャはかける言葉など一つも見つけられなかった。
そこへ。
「…それはオレたちにも聞かせてもらいたいな…ヤムチャ」
「…ピッコロ……」
ピッコロと悟飯、そしてベジータの三人が、ヤムチャたちの方へ移動して
きた。さっきまでの場所では戦いの邪魔になると思ったのだろう。もっとも
ベジータだけは目を伏せてぶつぶつと何事か呪詛を口にしているだけで、心
ここにあらずといった様子だったが。
「…ヤムチャ…貴様…いったい何を考えている…? あの女は何者だ…?
貴様とて判っている筈だ。2年後に戦いを控えた今、孫にもしもの事が
あれば…」
そうピッコロがヤムチャを問い詰める。だが、そんなピッコロにわざと大げさ
にヤムチャは驚いて見せる。
「へぇ…ピッコロ大魔王もずいぶんと甘くなったもんだな。地球と…悟空の
心配とはねぇ…」
- 490 名前:Saiyan killer ◆b5uV5vP75. :04/08/30 21:41 ID:fgP17j4I
「ふっ…ふざけるなッ!! オ…オレはただ……」
「…まぁ、別にいいさ。それに…言ったって判りゃしないぜ…」
ピッコロの言葉をさえぎり、そう言って視線をクレーターの中心に戻す。
そうだ。話したところで彼らにマーリンの事など何も判るはずなどない。
自分自身でもマーリンの全てを理解している訳ではないのだ。そんな自
分が語ったところで、あの少女の何が理解出来るというのか。
しばらく黙ってヤムチャを睨みつけていたピッコロだったが、やがてあきら
めたのか、彼もまた視線を戻す。ベジータとブルマは、泣きながらヘリに
戻っていった。
『ブルマさんたち…何しに来たんだろ…』
それを見ながら悟飯が子供らしい、純粋で素朴な悪意に満ち溢れたツッコミ
を心の中で入れていた。
クレーターの中心で、一連のやり取りをマーリンも見ていた。声までは聞き
取れなかったが、何かケンカをしている様子だった。もし自分が原因でのもの
なら申し訳ないと思うが、二人肩を寄せ合うようにして歩くブルマとベジータ
を見て、ほんの少し口元が意地悪く歪む。まぁ、これはこれでいいか、と。
だがそんな感傷からはあっという間に引き戻された。ざく、ざくと砂を蹴る
ように近づく足音。その振り向いた先には…孫悟空が立っていた。
「…待たせちまったかな…。……すまねぇ」
- 491 名前:Classical名無しさん :04/08/30 21:48 ID:uPA.ji7o
- >サイヤン
内容もさることながら、ヤムチャ様をみんなが取り囲んでいるという
シチュエーションにいい意味で萌えた
ヤムチャ様が場の中心にいるなんて原作であっただろうか
これだからヤムチャ小説はやめられねえなあ
- 492 名前:Saiyan killer ◆b5uV5vP75. :04/08/30 21:54 ID:fgP17j4I
- そういう訳で、本日は2話だけです。いろいろと言いたい事をメモ帳に
書いていたら、異様に長くなってしまったので、何回かに分割して
それもうぷさせていただきます。
興味の無い方や、すでに見限られている方も大勢いらっしゃると
思いますし、そういう方にはもはや何を言っても信じてもらえない
でしょう。逆に今もなお、理由も無く私を信じて下さってる方もいると
思います。とてもありがたい事です…。
ですが、ここまでになってしまった以上、半ば無駄とは思いますが、
そのどちらでもない方に弁明をさせていただきたく思います。
自分がまいた種とはいえ、あらぬ疑いをかけられ、それをもって
全人格まで否定されては、例え無駄とは判ってはいても、せめて
訴えたいのです。騙りや荒らしも2ちゃんの華だと思って、それも
含めて盛り上がればいいな、と思っていた自分が悪いのは判って
いるのですが。
- 493 名前:Classical名無しさん :04/08/30 21:56 ID:ZCGBGiK2
- よし!サイヤンさんはやめる気は無いみたいだな!
これからも荒らしなんかに負けずに頑張ってくださいね。
- 494 名前:Saiyan killer ◆b5uV5vP75. :04/08/30 22:00 ID:fgP17j4I
- 私の見込みの甘さや読み違いが、いろいろと一部の方々を
呼び込み、普通の、真っ当な住人の皆様に多大なご迷惑を
お掛けした事をまずお詫び申し上げます。
その上で、何の証拠も無く、何の説得力も持たない言い訳
などしても、おそらくは信じてもらえないと思いますが、いくつか
問題になっている事への弁明を。
まず自作自演ですが、これに関しては私はしておりません。
先日の語ろうスレにおいても、私は自分の「島流し」発言を
肯定しました。証拠など無いので、逃げようと思えば逃げる事
も出来ましたし、認めればトラブルになるかとも思いましたが、
あえて肯定しました。それをもってこの私の自作自演への否定
の言葉を信じていただきたいです。
今まで明確に否定してこなかったのは、しても無駄どころか、
さらにそれをもって攻撃してくると思っていたからです。ムキに
なればなるほど、そういう人たちは喜ぶのだと私は2ちゃんで
知っていましたので、なるべくスルーの方向でと考えていました。
- 495 名前:Classical名無しさん :04/08/30 22:02 ID:dRHG3Ul.
- それはどうでもいい
- 496 名前:Saiyan killer ◆b5uV5vP75. :04/08/30 22:02 ID:fgP17j4I
- 次に盗作疑惑ですが、私はそんな事はしていません。と言うより
リターナーが私のアイデアをパクったのです!
…というデムパはともかく。
これに関しましては、正直どう言えばいいのか、よく判らないと
言うのが本音です。と言いますのも、こちらのスレに書かせて
いただく際、「昔から暖めてきたお話です」と書いたのを覚えて
らっしゃる方もいると思われますが、実際、思いついたのはおそらく
3〜4年前です。その時はまだしっかりとストーリーが出来ていた
訳では無かったですが、マーリンのキャラのおおまかなところ、
つまり性格であるとか口調であるとか、あるいはサイヤ人ハーフ
であるなどは考えていました。
しかし、1年前以上ですが、私もリターナーを見ました。とてもよく
出来た映画だと思いましたし、人に勧めた事もあったと思います。
金城武の演技と言うか、滑舌の悪さには少し「?」と思いましたが、
それもともかく。ハーフでバイリンだから仕方ないのかなー。
確かに改めて指摘されると、マーリンと鈴木杏演じる女の子は、
似ていないとは思いません。不幸な生い立ちの少女、たった一人
で運命に立ち向かい、そして偶然出会った男に協力を求める
ところなど、類似点は多々あると思います。
ですが、口幅ったい言い方ですが、では鈴木杏演じる女の子、
名前が何だったのか思い出せないんですが(ミィ? ミリ?だったかな?)、
その彼女がそういうキャラの最初のオリジナルなのかと言わ
れれば答えはノーでしょう。
- 497 名前:Saiyan killer ◆b5uV5vP75. :04/08/30 22:06 ID:fgP17j4I
- 例えばレオン。あれも復讐に燃える少女が殺し屋の男と…という
お話です。ニキータなんかだと少女が殺し屋です。固い口調なら
マンガのあずみ辺りもそうだと言えると思います。少女の割にすごい
強いという設定なら、むしろこっちがパクり元だと思われませんか?
つまり、何がいいたいかと言いますと、もしかしたら無意識になぞる
事はあったかもしれませんが、意識してリターナーやその他の作品を
パクったとは私は思っていません。キャラもストーリーも。
マーリンの食事シーンに関しても、パクった訳ではありません。
もしかしたら無意識にそのシーンをなぞったのかもしれませんが、
少なくとも私はそのシーンに、明確なヤムチャとマーリンの対比と、
サイヤ人ハーフである事を暗示する意図を持って書きました。
生きてきた環境の違い、それを表現するには食べる事がいいと私
は思っています。食べ方や食べ物への考え方には、その人となりが
現れますから。それがリアリティにつながるので、ホームドラマでは
よくご飯を食べさせてると言われてます。
長々と書いてきましたが、要するにリターナーをパクったと言われる
のは濡れ衣です、と言いたい訳です。むしろリターナーもいろいろある
過去の作品からインスパイアされて出てきたもので、私のSSもそれと
同じようなものだと言いたいのです。もちろん私のSSがリターナーと
同じぐらい面白いかと言われれば、それは「?」ですが。
パクリの定義が「かつてあった演出、セリフ、またはストーリーの意識、
無意識を問わない模倣」であるなら、あえていえばどちらもパクリでしょう。
後は皆様の判断にお任せします。
- 498 名前:Saiyan killer ◆b5uV5vP75. :04/08/30 22:14 ID:fgP17j4I
- それと最後に。
別に凹んだ訳ではないのですが、やはりストックが切れてきてしまってるので、
次回の更新は少し先になると思います。と言いますか、今週もほんとはする
つもりは無かったんですが…。
今週はあと一回ぐらい、来週もドカッとは出来ませんので、申し訳ないですが
ご了承ください。というかデートぐらいさせてくださいよ(笑
それでは下らない駄文雑文のお目汚し、申し訳ありませんでした。
- 499 名前:Classical名無しさん :04/08/30 22:23 ID:bsTeJUBE
- とりあえず、サイヤン、気にスンナ
「パクリだ」って煽ってるやつだってそんな事は百も承知だ(よな?)
解っていて遊んでるんだから、マジレスすんな。また叩かれるぞ?!
- 500 名前:Classical名無しさん :04/08/30 22:40 ID:qX0SP7w2
- 濡れ衣も何も、あそこまで一致してたらそんな言い逃れは出来ないだろ。
第一、>>496のこのレスで嘘とわかる。
>実際、思いついたのはおそらく3〜4年前です
その頃、ヤムスレは生まれてないが。ヤムスレ生まれる2年も前に
ヤムチャ主役のドラゴンボール小説考えてたの?不思議だねw
少し居直りすぎ。続けようと続けまいともはや「パクリ作品」という
レッテルは剥がれんよ。だらだらいい訳書いてもね。
- 501 名前:Classical名無しさん :04/08/30 22:46 ID:qX0SP7w2
- まあ、もし商業ベースに乗せたら訴えられるレベルの類似は間違いない。
2ちゃんだから救われてるが。
- 502 名前:Classical名無しさん :04/08/30 22:52 ID:uPA.ji7o
- >>500-501
\ r'o p。`、そんな釣りで俺様がヤムーー!!
\ l ,.- 、ヾ r' `ー- 、
\ l '-‐‐-' ,' ' , .;;.`l
\ ', j ,i' ,, '' l
\ 〉 k , ' ,ノ
\ ,' ', , ' ,'
\ 7 l , ' ,'
\ ,' ,' , ' ,'
\ ,, ,.-‐--.,,__ ,' , , ' 、 ,' ,'
\r''"´ メ , ` '" `'、 ,'
(´⌒qヽ , ' ,'
,、n_ノ , ' _r-‐- 、 l'
' 、 _, ' ., r-' _,-‐q i ,'
,.‐-、_,,ソー'´ , ; 、_γ l , ,'
r‐'´g ri :: ,' '、 r_, 'l :´ `ヾ ,.'
`、 r, i | : ' , ` 、 j ' , '
t、o_ tj :: ' , 、`ー--,'.: _,ノ
`ー-‐'´ `ー----‐'"`ー、`____;'-、 ,-'
`゛"''''''"
- 503 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:01 ID:rLF2NJ9.
- 訴えられるほどパクっているように見えるわけでもないし、この疑惑自体最初にマーリンがリターナーの鈴木杏とイメージが被るってのをどこぞの荒らしが増長させただけだし。ってか本当にリターナー観たのかって思うほどの訳の分からない事言うの居るし。
- 504 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:04 ID:ADULCuPc
- リターナー
味方サイド殺し屋のライバルとレオンに出てくるゲイリーオールドマンが酷使している。
どうせならリターナーで銃口トークとかやってもらいたかった。ハトが出てくる教会で。
まあそれはどうでもいいや。
- 505 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:13 ID:fgP17j4I
- >>500
面白い事言う人だなw
まるで世の中にはヤムスレしかDB二次創作の場が
ないとでも?
- 506 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:15 ID:AmD/Zivg
- >>505
これみてもサイヤン庇護するやつはもう信者だな。
- 507 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:16 ID:uSVvl4b.
- >>506
しかし、事実は事実。
「こんなの書いてみたいな〜」という構想くらいは練ってたのかもしれない。
- 508 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:18 ID:AmD/Zivg
- 違う。
わざと名無しで書きこみ。
しかも相手を煽るような態度だ。
もうこの荒れてる空気を楽しんでるようにしか思えない。
作品なんぞ中堅もいいところだし、パクリするようなクズはもう来なくて良いよ
- 509 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:22 ID:rLF2NJ9.
- だからマーリンがリターナーの鈴木杏とイメージが被ってるだけだろ?地球の飯が美味かった〜、なんてのはドラえ〇んにも有ったような気がするし、何より伏線は被ってないし。ついでにストーリーも。
- 510 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:28 ID:bsTeJUBE
- >>508
歴代ヤムスレSS作品(未完含む)の保管庫内での容量TOP10
(kB)
1位 279.84 哀・戦士(未完)
2位 216.58 Saiyan killer(連載)
3位 186.24 ドラえもん のび太と最強の男
4位 185.29 漆黒の魔狼 YAMUCHA -The Dark Side-
5位 155.25 3年間(連載)
6位 133.280 ハンターヤムチャ(未完)
7位 125.500 操気弾は飛んでゆく
8位 107.844 プーアルの中身
9位 102.950 ヤムロット2
10位 102.913 ヤムチャ編最終章
長さだけでいえばサイヤンは歴代2位だ。
- 511 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:33 ID:AmD/Zivg
- 一応言っておくが、>>505=サイヤンなのはわかってるよな?
- 512 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:34 ID:DNjiDjq.
- >>494->>498を見て思ったのは、「サイヤンって言い訳下手だな」だ。
部分肯定(島流し発言)論点のすり替え(ホームドラマでご飯云々)して
何とか自分の自尊心を保とうとしているようだが、
リターナーを観た人間からすればパスタの食事シーンははっきりとパクリだし、
人物設定や相関関係もモロパクリだ。
下手な言い訳するほど泥沼にはまってる。
後で「無意識になぞったかも」なんて無様な言い訳もいい所。
そのシーンを見ながら書きました、と言われても納得するほどそっくりだ。
一度、パクリじゃないと言い張る方は、リターナーを借りてきて見ればいい。
唖然とするほど一緒だから。でも、それはいいんだよ。
問題は、ここまで符合しててまだ「偶然の一致です」と言い切る白々しさ。
- 513 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:35 ID:fgP17j4I
- >>509
煽ってなんていませんよw
正当な反撃と言ってもらいたいですね。
もうね、すいませんけどキレそうです。
ていうかもうキレてるかも。
- 514 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:35 ID:DNjiDjq.
- 「ヤムチャを使ったリターナーのオマージュです」といえば良かったんだよ。
別にオマージュで評価されてる作品はあるし。
でも、この期に及んでまだオリジナルと言うかって感じ。
ヤムスレが無い四年も前に構想浮かべて、今頃ヤムスレに作品うぷするのも不自然だし。
これからこの作者がどれほど良い作品を書いても、「ああパクリだろうな、これも」と
思うだろう。少なくとも信者以外。自業自得だな。
- 515 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:36 ID:ADULCuPc
- >>513
わかりにくいから名前のところにサイヤン作者とでも入れといてくれ。
つーか、2chで「キレそう」とかって書き込みは厨房としか取られないぞ。
- 516 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:38 ID:DNjiDjq.
- >>505と>>513はサイヤンかよ。確かに言い訳とID一緒だ。
救えないな、ここまで来ると。
>>513
サイヤンさん。逆ギレって言葉知ってる?
とりあえず質問だ。
4年も前に構想浮かべて、なぜ今頃ヤムスレに書いたか、
じゃあ教えてくれや。納得いくように。
- 517 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:40 ID:rLF2NJ9.
- サイヤン擁護どうの以前に一言言いたいんスけど。リターナー、全く別もんだろ。確認したい。叩いてる奴、本当にちゃんと観たのか?
- 518 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:40 ID:fgP17j4I
- >>512
私が書いたのはパスタではありませんでしたが?
鈴木今日は確かそのあとに眠ってしまったはずですが?
人物関係でいうなら先にあげたレオンの方が似てるのでは?
そもそもリターナーのそのシーン事態、前例があったとは
かんがえないんですか?
もうケンカモードですからどんどんどうぞw
- 519 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:41 ID:bsTeJUBE
- もう、祭りだなこれは…
- 520 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:42 ID:ADULCuPc
- >>518
とりあえず落ち着くことをオススメします。
何を狙ってそういう態度をとっているのかはわかりませんが、あなたは所詮凶人になれるような逸材ではありませんので。
あと、できれば名前に「サイヤン作者」などと入れてもらいたいものです。
- 521 名前:ぴっざ ◆6l0h3RGfTY :04/08/30 23:44 ID:c1QVODsM
- ひまーくそー
- 522 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:44 ID:DNjiDjq.
- >>518
とりあえず俺の質問に答えろよ。
4年も前に構想浮かんだ奴が、なんで今頃このスレに出たんだ?
不自然だろパクリ野郎。
- 523 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:46 ID:rLF2NJ9.
- そんなもん、ヤムチャの話だからじゃないのか?
- 524 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:49 ID:fgP17j4I
- 日も変わらないのにトリップは無意味でしょう。
>>516
逆ギレという言葉は自分が悪いのに開き直ってキレることでしょう
私は少なくとも自分が悪いなどとは思っていないんですよ。この盗作疑惑
に関しては特に。あなたの思い込みにしぎない事で人を逆ギレ呼ばわり
しないで欲しいですね
理由は簡単ですよ。やる気が無かったからです。普通に働いててしかも
書いた事も無いSSを書き上げるなんて、よほどやる気が無ければ無理に
きまってるでしょう。
思いついて頭の中で申そうしてるのが楽しかっただけで、ちゃんと形作る
まではやらなかっただけです。あなたもやってみたらどうですか?
たぶん想像以上に大変な事だと判ると思いますが。
それでも実際に書こうと思ったのは、ここに触発されたというのが一番大きい
です。それ荷あこがれて自分もやってみようと決心できたからですよ。
- 525 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:50 ID:DNjiDjq.
- >>523
本人自らが>>505で「世の中にはDBサイトがいくつもある」って書いてあるだろ?
なぜいくつもあるDBサイトに書かずに、まだ当時生まれた無かったヤムスレに4年後書いたんだ?
矛盾もいいところだろ?不自然もいいところだろ?
答えは簡単、つい最近構想浮かんだんだよ。リターナーのビデオでも見てな。
- 526 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:55 ID:DNjiDjq.
- >>524
ひとつ答えるごとに、矛盾が増えてくなパクリ野郎。
>>505ではDBサイトに書く気だったような事書いて、
矛盾を突付かれるとすぐに前のレスを翻す。
なるほど、そんな整合性もない人間じゃパクら無いと作品出来ないなw
- 527 名前:Classical名無しさん :04/08/30 23:57 ID:ADULCuPc
- >>524
キレたキレないはともかくとして、なるべく書き込みの誤字は少なくしたほうがいいですよ。
端から見たら落ち着いていないように受け取られますし。
- 528 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:01 ID:q12bqWUk
- >>525-526
下らない言いがかりですね。どうして思いついたらすぐに書かないと
いけないんですか? だいたいDB二次創作サイトに書くなんて言った
覚えは無いですが?
私は世の中にはいくつもあると書いただけで、そこに発表するつもりが
あったなんて一言もいってませんが。
だいたい私の言葉は信じられないんでしょう? なのになぜその所だけは
信じるんですか? 筋が通ってませんねw
- 529 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:02 ID:nu31riNY
- 逃げたか>サイヤン
都合が悪くなるといつも引っ込むな。
パクリ作品でも擁護してくれる信者がいるから、
これからも頑張ってパクれよ、真島ヒロ。
- 530 名前:Saiyan killer ◆b5uV5vP75. :04/08/31 00:03 ID:q12bqWUk
- >>527
ごめんなさい。ほんとうにすいません。ちょっともう
手が震えてます。なるべく気をつけます…。
- 531 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:04 ID:nu31riNY
- >>528
今度は子供みたいな開き直りか。
パクるはゴネるわ泣くわでどうしようもないな。
下らない言いがかりと言いながら、
しっかり反応してるしな。
泣きながらタイピングする姿が目に浮かぶw
- 532 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:05 ID:2y1ExAtk
- 決めつけ厨には何言っても無駄だよwwwww
自分の都合のいいようにしか頭が働かないんだからwwwww
要するに馬鹿なだけなんだがwwwww
- 533 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:07 ID:q12bqWUk
- 逃げてないですよw
あなたこそさっさと逃げた方がいいんじゃないですか?
言いたい事があれば全部どうぞ。全部答えますから。
パクリパクリ言ってる人はどうせどっちも見ていないから
ろくな事聞けないんでしょうけどねw
- 534 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:10 ID:nu31riNY
- >>532
ああ、サイヤン君の事だね。
俺は一介の荒らしですむが、こいつの場合は
一応パクリ職人とはいえヤムスレの看板だからね。
自分がキレたらスレが滅茶苦茶になると言う事も
分からない厨だからなwwwww
今、このスレで一番の荒らしはキミだよパクリサイヤン君ww
馬鹿からかうと面白いな。簡単に釣られるしww
じゃあな、パクリ厨房www
- 535 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:11 ID:9uCp/dl2
- >>531 何でそんなに偉そうなん?信者って何?詰まり、このスレ見てる奴は皆ヤムチャ信者って事?君はどうしてそこまでしてサイヤンの連載止めさせたいの?パクリだから、じゃ言い訳つかないほどボコってるよね?答えてね♪
- 536 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:12 ID:Gt9F..pc
- >>530
あなたも落ち着いていないようだし、ここは何も言わずパソコン消した方が良い。
傍から見てるだけだけど、あなたは必死、向こうはただ面白がるのが目的。
こうまで両者噛み合わないと、これはもう論争にすらならない。やるだけ無駄。
あなたは「俺はリターナー見る前からこの話を考え付いていた。馬鹿にするな」
と思っているだろうけど、そこはちょっと飲み込んでみたらどうだろう。酷な言い方だけど、
憤りや溜まってるモノを発散させるのには色々方法があるから。何もこのスレでやらなくてもいい。
- 537 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:14 ID:4S6zmjtE
- ここで何事もなかったかのようにWolfカモン!
- 538 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:16 ID:2y1ExAtk
- >>534
本当の馬鹿だなお前のことだよwwwww
やっぱり自分の都合のいいようにしか考えられないんだなwwwww
あれ?逃げちゃうの?そうだよねwwwこれ以上はマジギレしちゃうもんなwwwww
俺も荒らしだがお前みたいな馬鹿釣るの楽しいんだよねwwwww
お前みたいなのがいる限りまた来るぜwwwww
- 539 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:17 ID:nu31riNY
- >>533
本当に馬鹿だねキミは。サイヤンくん♪
俺を相手にさえしなければパクり疑惑もここですんだし
キミにも理解者が大勢まだ残ってたのに。
俺なんか相手にするから、この一件は強烈に印象付けられたな。
サイヤンキラーはパクリ作品(ま。これは事実だが)
サイヤン作者は荒らしすらスルー出来ない、ヤムスレの問題児と。
馬鹿じゃねーの?少しは大人になった方がいいよ。
俺みたいな奴に手のひらの上で遊ばれてないでwww
パクリの腕だけでなく、オリジナルの腕と荒らしスルーの腕を鍛えないと。
俺って親切だな。馬鹿相手にアドバイスしてww
- 540 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:18 ID:q12bqWUk
- >>534
やれやれ、やっと勝利宣言ですかw
私は自分を看板なんて思ってませんよ。
…しかし…すいません、確かにスレを荒らしたのは事実ですね…。
荒らしに乗ってしまったとはいえ…。
申し訳ないです…>荒らし以外All
少し…台風にでも当たって頭を冷やしてきます。
- 541 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:19 ID:2y1ExAtk
- >>539
あれ?まだいたのwwwww
一生懸命考えてそれかwwwww
結局君は決めつけしか能がないんだよなwwwww
その程度で随分自信満々なようだけどwwwww
- 542 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:21 ID:4S6zmjtE
- もういい、もういいから
サイヤンも荒らしもwwwばっかりの奴もいなくなってくれ!
・・・そして何事もなかったかのように青龍刀がふっかそれはまあどうでもいいや
- 543 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:22 ID:nu31riNY
- ん?
サイヤン自分で荒らし宣言したじゃん。>>540で。
サイヤンが来るまでそんなに荒れてなかったここが大荒れしたのは事実。
でも俺が荒らしたんじゃないよ。サイヤンが荒らしたんだがw
しかしここはいい釣堀ですなw良くつれる
- 544 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:25 ID:p.2u5Gtw
- これ見て落ち着きなよ・・・。
白石美帆のアイコラだけど
http://www.reonald911.com/hosoki_068.jpg
http://www.reonald911.com/hosoki_069.jpg
http://www.reonald911.com/hosoki_070.jpg
http://www.reonald911.com/hosoki_071.jpg
- 545 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:25 ID:SRRjJS9Y
- ∩___∩
| ノ _, ,_ ヽ
/ ● ● |
| ( _●_) ミ _ (⌒)
彡、 |∪| ノ
⊂⌒ヽ / ヽノ ヽ /⌒つ
\ ヽ / ヽ /
\_,,ノ |、_ノ
荒らしと荒らしがぶつかりあってるのを見てクマさんも呆れています。
- 546 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:27 ID:s5/LkmFA
- この子供の喧嘩には関係の無い他作品作者の現状
,, -,, - 、
// 、__、ヽ }:,ト、,}l
┬r─────-┐ / / 、ヽ::::::::::::::::::::} ,イ
|| |  ̄ ̄ ̄ ̄ | | _ム'`::::::::::::::::::レ'ム,ィ
|| | || _,レ':::::j`'-、:::ィィ:::::ノ
|| | || >:::::::> 〉:::::::::::::彡
|| | || _,ノ戈;;:::::Z `フ:::::::<_
|| └───- ┘| r''" `'-、フルi::::::::::::::トゞ゙
コ┴───-┬─┘ / `ヽ / '^'ヘトハト!`ト、
 ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄-日-| | / 〉--''''''''''''''''''''l ノ \
ヨ .||二二二二二二|_ //,/ | ___ |入_, /
 ̄〔`-、キキキキキキキキ`-| ,/ / |___| | `'/
. 二二二二二二二二二|/ |l__ /三/_|''''′
__|_,、,、/ l| /  ̄||三|
/ ̄ ̄ `''`'l |l/へ、_,||三| 、, -、
| `\`''-、 〈、 j-二==-||三| `i、_ノ
|l ``'''ニ=-──┤`Y_,,,,,,ム..ノ゙||三|、
. | l / | ノ`''{===f==i==イ=ヲ''
|| l | | | ノ |、[ ̄| | |
| l. | | l|ト,ヽ | 「''-'1 ||
_| ヽ 」--''''''''`'''''--..,,,,|| | ||
あー、この状況で作品の投下をするのはなんか嫌だなあ
だれかどうにかしてくれよコレ
- 547 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:32 ID:nu31riNY
- ま、その片方が天下のサイヤンキラーパクリ作者さまだがなw
- 548 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:38 ID:s5/LkmFA
- >>547
頼むから、もう少し日本語を勉強してから書き込みをしてくれ。
- 549 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:38 ID:nu31riNY
- おやおや。また無駄な書き込みを。サイヤン叩くのは楽しいな♪
自演、投げ出し未遂、暴言、パクリと叩く要素はいくらでもあるからなw
- 550 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:44 ID:s5/LkmFA
- >自演、投げ出し未遂、暴言、パクリと叩く要素はいくらでもあるからなw
まあ、金貰って書いてる訳でもないんだし、いいんじゃないの?
- 551 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:49 ID:nCzSzptU
- 書き込みから性格の悪さが滲み出てる感じだね。
きっとリアルで友達が一人もいないキモヲタなんだろうなあ。
- 552 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:51 ID:nu31riNY
- >>551
そうそう。
だからサイヤンみたいなパクリ野郎とかいじめちゃうんだ、ついw
ごめんね♪
- 553 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:53 ID:s5/LkmFA
- >>552
謝るなら最初からやるなよ。
藻前やサイヤン作者はどうでもいいが、このスレのROM・・・はともかく他の作者さんに迷惑だ。
- 554 名前:Classical名無しさん :04/08/31 00:55 ID:nu31riNY
- そうか。
だけど本当に悪いのは、相手にしたサイヤンだぜ♪
ていうか、俺よりサイヤンの方が荒らしの素質あるよw
さーて寝よ。
- 555 名前:Classical名無しさん :04/08/31 01:01 ID:s5/LkmFA
- >>554
喧嘩は先に手を出したほうも相手をしたほうもどっちも悪いんだって、子供のころ教わらなかったか?
まあそれはそれとして、藻前がさんざんサイヤン作者に聞いてた「四年前の構想云々」だけど
あれは四年前にマーリンとかキャラクターの設定とかを思いついて、それを構想として暖めていて
それでこのスレを見たときにヤムチャを加えることを思いついて、四年前の構想を元に再構築しましたー。
・・・といった感じに取ると自然なんだが、そういったことは思いつかなかったのだろうか?
- 556 名前:Classical名無しさん :04/08/31 01:03 ID:nu31riNY
- >>555
いや、それなら>>505の発言が通らない。
なんでそっちでかかなかったって事になるだろ。必死だなw
- 557 名前:Classical名無しさん :04/08/31 01:06 ID:s5/LkmFA
- >>556
いや別に矛盾はしてないだろ。
あれは藻前の
>その頃、ヤムスレは生まれてないが。ヤムスレ生まれる2年も前に
>ヤムチャ主役のドラゴンボール小説考えてたの?不思議だねw
という書き込みに反応しただけだ。構想云々については何も書いてない。
大体、どうしてヤムチャ主役のDB小説はヤムスレって発想になるんだ?
- 558 名前:Classical名無しさん :04/08/31 01:07 ID:GUwRom4g
- 荒らしもサイヤンもウザイが、「四年前から暖めていました」とかいうのは
あまりにも不自然。ネタに決まってる。
大体なんでそんな具体的な年が出てくるんだ?
- 559 名前:Classical名無しさん :04/08/31 01:09 ID:s5/LkmFA
- >>558
四年前は別に具体的な年ではないような……
いやそりゃ四年前の八月とか言われたらどうかと思うが。
- 560 名前:Classical名無しさん :04/08/31 01:14 ID:ZhhnEDDg
- 「数年前」の方が自然かな。
頭の中の妄想をいつ思い浮かべたかなんて、普通は覚えてない。
- 561 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/31 01:24 ID:z.63Q6AY
- えぇと。
荒れてますね…
率直な気持ち。
良かったこと1
サイヤンさんは投げ出しはなさそうですね
ほんと純粋に楽しんで読んでますので、
がんばって欲しいです。
良かったこと2
本人から、『意識してない』という発言が聞けて
ほっとしてます^^
パクリ・・・と言われたときの哀しさ、怒りは
自分も経験がありますので…
自分が必死で考え、創作したものを、安易にパクリと
言われると腹が立つのも当然かと。
良かったこと3
やっぱり単純に面白いSSを書きたい、読みたいって人も
それなりに沢山居たのだなぁと思えたこと。
本人が意識してないという以上、そんなに気にせずに
素直に楽しみましょうよ…
自分は難しく考えるのは苦手なんで、とりあえず
今でもサイヤンさんの作品は、
自分の中で一番面白いと想いますので。
応援します。
- 562 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/31 01:25 ID:z.63Q6AY
- ちょっと哀しかったこと
サイヤンさん、乗っちゃいましたか・・・
まぁその怒りは理解できます。
ただ、(恐らく)いまだにあーだこーだ文句言ってる人は、
何言っても反論するだけの荒らしかと。
心中お察しします。
違うと言ってるのに、何かと揚げ足を取られて、
さぞ、憤慨されていることでしょう。
自分も同じ立場だったら、冷静でいられないと想います。
でも、自分ように、ただ単純にサイヤンさんの作品を
楽しみにしてる人間も居ますので。
文句言うやつには、言わせておいて、
(というか、本来なら読まなきゃいいだけで、
ここに文句を書かなくても、、、とは想います。
批評なら話は別ですけど)
同時期にクライマックスを迎えている者同士w
がんばりましょう(^^;
- 563 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/31 01:26 ID:z.63Q6AY
- >>305-311
3年間
------------------------------
第37 『敗北』という勝利
------------------------------
それは『戦い』とは呼べないものとなった。
こちらの攻撃は何一つダメージにならない……
いっそ全部避けてくれたほうが、いくらかマシだと思う。
どんな攻撃をまともに受けても、
全く平気でケラケラ笑いやがって……
何度となく、気持ちが萎えそうになる。
対してヤツの攻撃は、その一撃が異常なまでに重く鋭い。
身体がいくつあっても足りないような気がする。
もはや、『死』は逃れられない現実だろう。
仙豆ももう一粒しか残っていない。
俺が勝てる可能性は0%に等しい。
あの天津飯でさえ、既に気を失っているのだ。
「グハッ!!」
「クスクス♪脆いなぁ〜」
彼の楽しげな声が聞こえる。
俺の骨の軋む音が聞こえる。
…俺はまた負けるんだろう
どう足掻いても、俺はヒーローにはなれないようだ。
ふっ、まぁいいさ。
負ける事には慣れている…
- 564 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/31 01:26 ID:z.63Q6AY
- ・・・そろそろ寝ちまおうか。
もう立ち上がる意味も無いだろう。
このまま負けたって誰も文句は言わないはずだ。
今までの負けとは違うんだ。
おそらくランファンは、チャオズに連れられ
安全な所まで逃げてるはずだ。
俺は勝てなくてもいい。
彼女を助ける事は出来たのだから…
少なくともその一点において、俺は勝ったのだ。
もう俺が戦う理由もない。
だが……
「な・・・なんで立ち上がれるんだ?」
「いい加減、死んでろよー!!」
俺はまた立ち上がっているみたいだ。
自分でも良く判らない…
彼は苛立ちを隠さず、その勢いで突撃してきた。
その攻撃により、またも打ち倒された。
- 565 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/31 01:26 ID:z.63Q6AY
- だが、また立ち上がる。
だんだんと痛みを感じなくなってきた。
今度は薬のせいじゃない…
『死』が近いのだろう。
怒りと恐怖と狂気とで、
アドレナリンとやらが大量発生中のようだ。
「はははッ!!」
どうやら、俺も狂ってきたようだ。
勝てないと判っていて、死ぬと判っていて、
立ち上がるなんて、な。
(らしくないな…)
大人しく死んだフリでもしてれば、
幾分かは生き延びるチャンスも
在ったかもしれないと言うのに。
―そこで、気絶してる天津飯のように。
「ハハハハハハ!!」
俺は再度笑う。
彼は理解不能な俺の態度に、苛立っているようだ。
- 566 名前:Classical名無しさん :04/08/31 01:33 ID:s5/LkmFA
- 悪い、これは批評でも何でもない、ただの感想だ。
だからできるなら聞き逃してやって欲しい。
三年間の今回の展開、復讐の狼にそっくりだな。
もしかしてパクうわなにをするきさまやめrteoihwep9!?
- 567 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/31 01:35 ID:z.63Q6AY
- 「ふふ。勝てねぇ、よなぁ〜」
俺は壁にもたれながら、彼に話しかけた。
自力で立っているのもキツイくらいだ。
「お前は強いよ。本当に……」
「俺がどんなに頑張ったって勝てる見込みなんかねぇな…」
突然の降伏宣言。
彼は意味不明だと言わんばかりの表情を浮かべている。
いささか困惑しているようにも見える。
〜〜
―彼は― 何度見たって、どう見たって子供じゃないか?
こんなヤツが、こんな子供が、
あんな狂ったような力が出せるなんて…
世の中不公平だよな。
俺にこんな力があれば、きっと、もっと楽しい人生が送れただろうに
〜〜
そんな羨望すら浮かぶ。
そんな事を考えながら、俺は刹那に人生を振り返る。
―良いことなんて、ほとんど無かった。
だけど、俺らしい人生だった…
生まれ変わっても、また『俺』で居たいと思う。
きっとそれは幸せなことなんだろう。
- 568 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/31 01:36 ID:z.63Q6AY
- さて、最期くらいは、かっこよく華々しく散ってみるか…
悪い気分じゃない。
試合に負けて、勝負に勝つ、ってヤツだな。
(ランファン…幸せに生きろよ……)
俺は最後の一粒の仙豆の、半分だけを口にする。
残りの半分を天津飯に無理やり飲ませる。
意識を取り戻し、起き上がろうとした天津飯を
目で制止する。
(お前は倒れたままでいろ!)
幸い『彼』の興味は、俺だけに向いている。
(戦いの隙を突いて、上手く逃げてくれ・・・)
そして、天津飯よ…
俺の誇るべき仲間よ…
もしお前が生き延びれたのなら…
ランファンに―
俺は最期まで勇敢に戦った、と伝えてくれないか?
『The victory of "defeat"』
- 569 名前:Classical名無しさん :04/08/31 01:41 ID:s5/LkmFA
- 作品の途中で書き込みしちまってスマソ。
悪気は無かったんだと一応言っておく。
- 570 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/31 01:42 ID:z.63Q6AY
- >>566
いえいえ。連続投降にかかってしまって。
復讐の狼ですか?
あの、17号、18号とヤムチャの対決、のやつですよね?
自分もあの作品は好きでした。もちろん読んでます。
えーと、展開・・・
てんかい・・・(悩
似てました、、、か。というか、そっくり?
いや、本気で意識してなかったです。
どの辺りでしょうか?
えーと、『強敵』相手に負けを意識する、って点とかで
酷似してましたでしょうか?
自分もダメダメですね…
ただ、先の展開もスデに構想だけはありますが、
たぶん違うと、、、思います。
あぁ苦しいなぁw
- 571 名前:Classical名無しさん :04/08/31 01:44 ID:s5/LkmFA
- いや
「なんで立ち上がれるんだよー」
「いい加減死んでろよー」
辺りが。
考えてみるとよくある台詞でしたね。
あんなの書き込んじまってスマソ。
- 572 名前:k ◆loUZiLh1JQ :04/08/31 01:53 ID:z.63Q6AY
- いえ、自分も勉強不足というか。
気をつけます。
セリフまわしとか、特に気になるところでしょうし。
ご指摘ありがとうです。
- 573 名前:Classical名無しさん :04/08/31 02:12 ID:GUwRom4g
- >K氏
穏やかに行きたいところはわかるのだが、サイヤン作者をすこし庇いすぎてる。
>>562なんかを読むとさもサイヤン自身は何も悪くないみたいにとれるけど、
サイヤンが池沼な発言しなければここまで荒れなかったのが事実。
作品自体もだが、作者自体に問題がありすぎる。叩くなというのが無理。
何言っても反論するだけなのはサイヤンも同じこと。
- 574 名前:Saiyan killer ◆b5uV5vP75. :04/08/31 02:19 ID:q12bqWUk
- …家の近所もだいぶ風が強くなってきて、それなりに頭は冷えてくれました(ニガワラ
最後にひとつだけ。
3〜4年前に思いついたというのは本当です。どうしてそんなはっきりと覚えている
のかと言われれば、それは確かに不思議です。おかしな言い方ですが、ペットの
年齢のようなものなのだと思います。私の頭の中に生まれた、マーリンという名の
キャラは今年で4歳だったかな、みたいな。だから絶対にそうだとは言い切れない
です。そして、何故それをすぐにサイトに投稿しなかったのかという点について。
>>524にも書いた通り、一つは時間が無かった事。もう一つはやはり、きっかけが
無かったからです。
ここでROMってる方と同様、私もいろいろなDBSSをサイトで読んだりしていました。
そういう方なら判ってもらえると思いますが、読むのと書くのは全然違います。
例え面白そうなお話を考え付いたとしても、それをすぐに書き始める事など普通は
出来ないんです。ましてや私の考えていたこのSSは、自分で言うのも何ですが
とても長いです。思いつきで他所の個人サイトさまに送りつけて「載せて!」なんて
言えるものじゃありません。
それに前述の通り、私は今までにこんな長い文章など書いた事がありません。
本は好きですのでいろいろと読んでいますが、そんな人間が急にこんな長文を
書くなんて無謀もいいとこです。格闘技が好きだからって、じゃあ自分もひとつ
リングに上がるか! なんて思わないでしょう? 極端に言えば、こういうものを
書くのはどこか別世界のように感じてたんです。
- 575 名前:Classical名無しさん :04/08/31 02:24 ID:XWUVkt3Y
- まあこのスレ荒らすのはお互いに本意じゃないんだろ
古いネタだがおまいら一本抜いて落ちけつと言いたくなるぞ
- 576 名前:Saiyan killer ◆b5uV5vP75. :04/08/31 02:27 ID:q12bqWUk
- そうやってずっと頭の中だけでキャラを動かして妄想を楽しんでいたんですが、
このスレを読むようになって、私もいつか書いてみたいと思うようになりました。
ギャグありシリアスありの、このすばらしいスレに参加したい。もっと言えば
自分の考えた話も読んでもらいたいと思ったんです。
ちょうどあの頃は仕事も上手くいかず、何か新しい事がしたいと感じていました。
ヤムスレもその頃は停滞期というか、あまり活気が無かったと思います。なら
思い切って書いてみよう、例えくだらないと言われても、枯れ木も山の賑わい、
少しでもスレに貢献できるかもと思って、ある程度書き溜めてからうぷし始めた
訳です。
それが最近になってうぷし出した理由です。何度も長々と申し訳ありませんでした。
自分でも先ほどのやり取りは、冷静になってみると本当にどうしようもないです。
確かに荒らしです。
ここまでしてしまった以上、もはや自分はこのスレに書く事など許されない気も
します。続けてもいいですか? などと聞いたところで、またスレが荒れるだけ
でしょうし、何も言わずに去るのが一番のように思います。
ですが、あえて続けると言わせて頂きます。そしてもう2度と荒らしの相手をしないとも。
あともう少しだけ、お付き合い頂ければ幸いです。
>kさん
フォロー、ありがとうございます。おかげさまでだいぶ落ち着きました(笑
その他のかばって下さった皆様にも、感謝とお詫びを。これを糧に、最後まで
頑張りたいと思います。それではまた近いうちに。
- 577 名前:Classical名無しさん :04/08/31 03:08 ID:r1ndb65Y
- あふぉにゃ構わないでたんたんと作品投下した方がええと思うよ。
文句しかつけれんやつは、それ以上の作品書いてみろよと煽ってみる。
- 578 名前:Classical名無しさん :04/08/31 08:10 ID:ce66RDsY
- 本当にどうしようもなかったみたいだな、昨日の夜は。平穏なバキスレが羨ましい。
サイヤンキラー氏に提案がある。真剣に考えて欲しい。
1、ヤムスレ保管庫にスレを立ち上げ、そちらで連載する。
・まとめサイトのBBSでスレ立てしたら君の単独スレなので、荒れても別に良い。
あなたの好き勝手に作品をあげて荒らしとやりあえばいい。
2、ヤムスレ内で作品を上げるが、作品レス以外の一切を上げない。
・作品だけ淡々と上げて、作者の後書きも書かない。
住民からの質問は保管庫の掲示板で答える。
はっきりいって、あなたに荒らしをスルーする事なんて無理でしょう、もう。
以前にもこんな事あったし、いい加減にして欲しい。
私はあなたの作品読んでないからパクリ云々はどうでもいい。
(だけど、本当にパクリしてないなら「ああ、してませんよ」の一言ですむ気がする)
だらだらと十数レスも言い訳がましいレス上げたり、たった一人の荒らしと
ごちゃごちゃやり合ったり、スレの私物化も甚だしい。
他の職人さんの作品目当てで来てる人間としては、あなたの存在は不快なだけ。
少なくともクラウンでは、あなたが来る前まではもう少しまたーりしてた。
ファンが付いているようだから止めろなんて言わないが、上の2案を検討して欲しい。
はっきり言ってあなたの作品を読まない人間にとって、あなたは荒らし培養装置だ。
本当にいい加減して欲しい。
- 579 名前:Classical名無しさん :04/08/31 09:22 ID:4xsd1u9c
- 朝起きたら随分スレ伸びてるなと思ったが、大長編が載ったみたいだね。
- 580 名前:トグサ :04/08/31 10:01 ID:wndmt1e.
- 「……わかった」
ルイは、喉元から声を搾り出すようにして言い、棚を開けた。
『中の人』からの要求――それは。
「……本当に、大丈夫なんだろうなぁ?」
ルイの手は震えていた。両手でしっかと握っているものは、ピストル。
トグサのコメカミ付近に、銃口を押し当てる。トグサは人形のように無反応だ。
震える手で安全装置を外し、トリガーに指を掛ける。
入れ物を壊せ≠アれが、『中の人』の要求だった。
篭った様な音が狭い室内に響くと、先程までヒトだったモノが、音も無く
糸切れ人形のように倒れた。
「おい……で、出てこいよ、出てきてくれよ!」
ピクリとも、動かない。即死のようだった。
「おい……!!」
唐突に。
「心配性だな」
それはおよそ人とは思えぬ立ち方だった。例えるなら、糸繰りマリオネットの
ような――精気は、微かに感じられる程度だった。
「これが、世界か。鼻がツンとするな」
コメカミからは鮮血が吹き出て止まらない。しかし、そんなものお構いなしと
いったところ。さっきまでのトグサとはまるで違う、これが『中の人』――
「……探したぜェ!」
白衣の胸ポケットを弄りながら、ルイは大声で言った。同時に、窓から2人組みの
男が侵入してきて、トグサ(だったモノ)の両脇を押さえた。
「これで俺は永劫勝ち組だッ!!」
胸ポケから取ったスタンガンを携えて、ルイは一直線にトグサの腹に向かっていく。しかし。
「!!」
トグサの姿が、消えていた。診療室に残ったのは、ルイと、多量の血と、2人の気絶した男。
「……これだから、下っ端は使えねぇ」
舌打ちしたルイは、使えない男を思い切り足蹴にした後、トランシーバーを手に取った。
「おい! 『念願の存在』が街に逃亡した! あれを手にすれば俺らは一生安泰だぞ、探せ!
たとえ、親の死に目に会えなかろうがなんだろうが、組織全人力動員してでも探して捕らえろ!
夢の世界に連れてってやるからよおッ!!」
- 581 名前:Classical名無しさん :04/08/31 10:20 ID:qnq7Scrs
- 最後に一言、いや三言くらい。
はじめにテレビでリターナーを観て「似てる!」と思った。
それでここに来たら、>>334と>>336ですでに指摘されてた。
ここから俺の粘着自演開始。
>>359、360、361、362、374、373、377、378、379、382
>>408、409、410、411、412、413、416、419、424、426
>>427、430、431、432、434、435、436、439、443、448
>>451、458、460、463、467、470、479、481
これは全部俺の自演。
IDが違うのはダイヤルアップだからいったん回線切って再接続するだけ。
二、三回同じIDがあってもその後二度と同じID登場してないでしょ?
ここまではオゲ?
- 582 名前:Classical名無しさん :04/08/31 10:24 ID:qnq7Scrs
- なんでこんなことしたかっていうと、
本人に認めさせたかったっていうのが半分、
あと盲信してるヤツラがキモイと思ったから
爆弾落としてやれって思ったのが半分。
いずれにせよ、本人からは「そこだけ実はパクリました〜」って
言われて終わりだろうって思ってたけど、
途中何度かSaiyanの自演も登場して、
こいつひょっとして?!…と思い出したんで、ちょっとヒートアップしてしもた。
本人は自演してないとか言ってるけど、どうも何度かやってやがるようだ。
- 583 名前:Classical名無しさん :04/08/31 10:30 ID:qnq7Scrs
- んで、今日このスレ来てみたら、
本人が名乗った上で半狂乱になってやがるから萎え。
ネタバレしときます。
火種を巻いたのは全部俺。その後、便乗してやってきた荒らしに
Saiyanは乗りすぎだ。おまえ、バカだろ。
それとk氏の擁護も異常すぎる。異様と言った方がいいか…。
Saiyanほどではないにしろ、こいつも叩けば埃が出てきそうだ。
どのみち平日は会社のPCからだから、
ID変えられないから叩くのマンドクセーし、
Saiyanでちょっと俺も目が覚めた。ぶっちゃけ引いた。
完全に精神病患者の心理状態になってやがる。
もう特定の人を追いつめすぎないように気をつけるわ。
キモイからもうここにはこない。
これ以上荒らしたくないので、
以降はSaiyan以外の作品と感想のみで進行ヨロ。
- 584 名前:Classical名無しさん :04/08/31 10:34 ID:qnq7Scrs
- >>581
レスアンカーが見にくいな。
こうした方がいいのかな?
>>359-360-361-362-374-373-377-378-379-382
>>408-409-410-411-412-413-416-419-424-426
>>427-430-431-432-434-435-436-439-443-448
>>451-458-460-463-467-470-479-481
じゃあね。さいなら。
- 585 名前:Classical名無しさん :04/08/31 10:37 ID:qnq7Scrs
- あ、だめだわ。
こうすると間も全部はいっちゃうのか…。
これでどうだ!
>>359,360,361,362,374,373,377,378,379,382
>>408,409,410,411,412,413,416,419,424,426
>>427,430,431,432,434,435,436,439,443,448
>>451,458,460,463,467,470,479,481
- 586 名前:Classical名無しさん :04/08/31 10:42 ID:qnq7Scrs
- あ、ごめんごめん。
>>373>>413>>419は俺じゃねーや。
ごめんごめん。
- 587 名前:Classical名無しさん :04/08/31 10:41 ID:qnq7Scrs
- 正しくは以下が俺の自演ね。
>>359,360,361,362,374,377,378,379,382
>>408,409,410,411,412,416,424,426
>>427,430,431,432,434,435,436,439,443,448
>>451,458,460,463,467,470,479,481
ほんじゃあ!さいなら〜!
- 588 名前:Classical名無しさん :04/08/31 12:51 ID:4xsd1u9c
- >>580
1レスだけかよ。
で、ヤムチャは?
- 589 名前:Classical名無しさん :04/08/31 13:20 ID:nfpP5ooo
- 2年ほど前、友人がヤムチャとガチの喧嘩した事がある。
その日は友人は酔っ払っていて目に付く人全員に「やんのか?コラ!」とか叫んでたんだ。
僕はその友人の代わりに謝りながら歩いてた。
すると、目の前に頬に十字傷のある男が現れた。ヤムチャだ。
ヤムチャを目の前にして僕は少し焦った。
それまで強気でいた友人もやや緊張していた。
友人は急に黙りこくってしまった。しかし調子に乗ったヤムチャは許してくれなかった。
そのまま友人は路地裏に連れて行かれて、狼牙風風拳を喰らった。
もう友人は生きて帰れないと思った瞬間、その友人は立ち上がったのだ。
何も無かったかのように。
そして、ヤムチャの足元にローを一発いれたらあっけなく倒れた。
ヤムチャは持っていた財布から小銭を友人に渡し「すいません」と謝っていた…
これは夢だったのだろうか?
- 590 名前:Classical名無しさん :04/08/31 13:23 ID:2VTFupJE
- >>588
そんな事いわなくても。
このふいんき打破のために、わざわざ投下してくれたと思われ。
- 591 名前:Classical名無しさん :04/08/31 14:36 ID:.VJUUYIU
- >>589
それはヤムチャが弱いんじゃない
おまえの友人が強すぎるだけなんだ
- 592 名前:Classical名無しさん :04/08/31 15:42 ID:Xpqbj3AU
- >>578
お前みたいにいつまでもその話題を引きずってる奴がいるから
スレが荒れるんだよ。
- 593 名前:592 :04/08/31 15:49 ID:Xpqbj3AU
- ごめん、今の間違いだった。
気にしないでくれ。
- 594 名前:Classical名無しさん :04/08/31 16:00 ID:F7Q8H81E
- >>593
・・・?
- 595 名前:Classical名無しさん :04/08/31 16:06 ID:m.uIH.j.
- しかし>>581-587はキモイな。何か怨念すら感じるよ・・・
- 596 名前:Classical名無しさん :04/08/31 16:13 ID:yAsy5vhA
- こいつ不良番外スレにまでいたよ。本当こいつ自分の人生疑問に思わないんだろうか?
- 597 名前:Classical名無しさん :04/08/31 16:15 ID:nCzSzptU
- >>581-587はネクラの引きこもり
- 598 名前:592 :04/08/31 16:18 ID:Xpqbj3AU
- あ、別に間違ってなかったな。
たびたびスマン。
- 599 名前:Classical名無しさん :04/08/31 16:34 ID:PSwBVCRI
- >>589の友人はミイラくん
- 600 名前:Classical名無しさん :04/08/31 17:40 ID:4xsd1u9c
- 600
にしても意外と潜在的な住人は多いんだな。
なのに何故SSに感想がつかないのか。謎だ
- 601 名前:ヤムチャの大冒険 :04/08/31 17:42 ID:ncRSYVVI
- ある日,ヤムチャ達が町を歩いていると,突然謎の男から変な紙を渡された。
男「これをお前にやろう。宝の地図だ。」
ヤム「なんだって?宝の地図だと?よーし、早速宝探しだ。
いくぞ、みんな!」
そしてヤムチャ達は宝の地図を持って旅に出たのだった。
そして、宝がある古代の遺跡にたどり着いたのだ。
ヤム「よーし、中に入るぞ!」
プー「はい!」
そして、ヤムチャは中に入った。すると、突然勝手にドアがしまったのだ。
ヤム「何!?古代の遺跡に自動ドアがあったのか?」
ヤムチャが考えていると,突然天井が落ちてきたのだ。
ヤム「このままではつぶされてしまう。逃げなくては!」
ヤムチャが逃げようとすると、なんとヤムチャは落とし穴に落ちてしまったのだ。
ヤム「これでつぶされ無くなったな。あ!みんながいないぞ!」
みんな「たすけて、ヤムチャ!」
みんなはなんと、落とし穴に落ちていなかったのだ!
- 602 名前:ヤムチャの大冒険 :04/08/31 17:43 ID:ncRSYVVI
- ヤムチャはみんなを助けようとしたが,助けることができたのは
ブルマとチチとビーデルとパンとブラと18号だけだったのだ。
あとはみんな死んでしまった。しかし、ヤムチャは強いので,仲間が
死んでもがんばって遺跡の一番奥までたどり着いたのだ。
ヤム「よーし、やっとお宝が手に入るぞ!」
しかし、そこには宝を守る怪物がいたのだ!
みんな「きゃあ!怖いわ!」
ヤム「安心しろ!俺がやっつけてやる!狼牙風々拳!」
怪物「ぎゃあ!やられた!まいりました!宝はあげるのでゆるしてください。」
みんな「ヤムチャって頼りになるのね!ステキ!」
ヤム「よーし、脱出するぞ!」
- 603 名前:ヤムチャの大冒険 :04/08/31 17:44 ID:ncRSYVVI
- そしてヤムチャたちは外に出たのだ。
男「ふふふ、ご苦労だったな。」
ヤム「何!?さては俺に怪物をやっつけさせて宝を持ってこさせようと思っていたんだな!」
男「さああ、宝を渡せ!」
ヤム「嫌だ!お前のせいでみんなは死んだんだ!覚悟しろ!狼牙風々拳!」
男「ぎゃあ!やられた!俺が悪かった!許してくれ!」
みんな「ヤムチャって強いのね!素敵!」
ヤム「俺は優しいからお前を許してやる!」
男「ありがとうございます!」
そういうと男は帰っていったのだ。
- 604 名前:ヤムチャの大冒険 :04/08/31 17:44 ID:ncRSYVVI
- そして、ヤムチャたちが持って帰ったお宝をうったら、
何と9999京9999兆9999億9999万9999ゼニーになったのだ!
ヤムチャはそのお金で夫を失ったブルマ達のために,一夫多妻制を王に認めさせて,
ブルマとチチとビーデルとパンとブラと18号と結婚したのだ!
そして、大きなプール付きの家を建てて,毎日楽しいことをしながら遊んだのだ。
しかし、ヤムチャは優しいので,世界中の貧乏人や恵まれない子供達のために
残ったお金を全て寄付したのだ!そのおかげで、世界からは貧乏人が消えて,
ヤムチャは世界中の人気者になったのだ。
そして、みんなから強く勧められて,ヤムチャは王様になったのだ!
そして、地球はいつまでも栄えたのだそうだ。
めでたしめでたし
- 605 名前:ヤムチャの大冒険 :04/08/31 17:45 ID:ncRSYVVI
- 「よし、やっと本を書き終わったぞ。タイトルは「ヤムチャの大冒険」だ。
これでようやく大金持ちになれるぞ、プーアル!」
「・・・・ヤムチャ様がどうしても出版すると言うのなら僕は止めません。」
「当たり前だ。ふっふっふ、印税が入ったら豪邸を立てて,大勢の美女と一緒に
暮らして,王様になって、毎日遊んで暮らせるぞ・・・・・ふっふふ!」
その後,ヤムチャは借金をしてこの本を出版したが、全く売れず,毎日毎日借金取りに
追われる生活が始まってしまったのは言うまでも無いことだ。プーアルもいつのまにか
姿を消していたらしい。
ヤムチャ。今までは裕福と言えるような生活ではなかったけれど,決して貧乏ではなかったのに、
欲に目がくらんで借金などしてしまったからこんなことになってしまったのだ。
だれよりも哀れで、愚かで、欲深く、そして、だれよりも高い志を持っていたヤムチャ
さらばヤムチャ 僕は永遠にお前を忘れない
そして心のそこから願おう お前がいつか幸せになれるように
- 606 名前:YamuNote :04/08/31 18:01 ID:qN2Fy98c
- >>355-356
第2ページ『名前』
7月5日、西の都夕方4:21。
ヤムチャはポケットに筆記用具とDEATH NOTEの切れ端を何枚かを念の為ポケットに入れ、
酒やら何やら色々入ったリュックを背負い、プーアルを両手に抱いて悟空の家に到着した。
ヤムチャは以前人造人間と戦っていた時に一度、
悟空の家に来た事があったが、辺りの様子は全く変わっていなかった。
変わっていたとすれば悟空の妻チチが趣味の為に改装した悟空の家位だった。
「久しぶりっ!ヤムチャさん」
懐かしいクリリンの声が聞こえた。
18号とは夫婦同士だったが、恥ずかしいが故に敢えて離れているようだった。
クリリンや18号の他にも天津飯や餃子、
デンデとピッコロにトランクスやサタンとブウ、亀仙人やヤジロベー、
悟飯やビーデルに悟天とトランクス、意外な人物でベジータやブルマ、ポポ等が居た。
魔人ブウや人造人間、フリーザ、ベジータ編の話で盛り上がった。
もちろんその中には栽培マンによって殺された軟弱なヤムチャの話もあった。
そして、あっと言う間に時は過ぎ、夜の8時を回った。
- 607 名前:YamuNote :04/08/31 18:03 ID:qN2Fy98c
- (8時14分・・・・・・後5分足らずで俺が提示した悟空の死の時間に・・・・)
ヤムチャは8時を過ぎてから、左腕に付けた時計を良くチラチラ覗いていた。
「あれ?ヤムチャさん食べないの?」
「い、いや。流石にもう食べれん・・・・」
悟天が沢山ある肉が前にありながら、食べないヤムチャを不思議そうに見つめる。
ヤムチャはDEATH NOTEの事を考えていたとは言え、流石に腹は満たされていた。
対サイヤ人用に買っておいた数十キロもの肉も、底をつこうとしていた。
やはり流石サイヤ人、と言った所か。
ヤムチャはそんな事を余計に考えながら、時が早く来る事を願う。
(あと10秒、9、8、7・・・・・・0!)
しかし、孫悟空はバクバクと平気で肉を食べ、楽しそうに皆と話していた。
ヤムチャは体が凍りついた。何も起こらない・・・。
時計の時間は常に衛星から受信されている為、誤差が起こる筈が無い。
つまり、あれはただのノート・・・・・・。
「カカロットっ!!!俺の肉を食うなっ!!」
ベジータの言葉を聞き、再びヤムチャの活気が戻った。
- 608 名前:Classical名無しさん :04/08/31 19:05 ID:DvR1.rs.
- >Saiyan killer
ヤムチャとブルマとベジータの関係の変化がだんだんと現れてきましたね。
くやしさをあらわにするベジータとブルマの心情の変化がいいと思います。
いよいよ悟空との決戦ですね。
>3年間
最初から読ませて頂きました。
序盤の落ちぶれたヤムチャがどんどんといきいきしてくるのがいいですね。
ブルマと別れた事でいい関係になれたり、ベジータのヤムチャへの気遣いは微笑ましいです。
ラルクは警察として凄い推理力のある者だと思っていたのが敵だったというのはびっくりでした。
敵のアジトでの決戦にかけつけた天津飯と餃子、そしてどこまでも立ち上がって天津飯を避難させようとするヤムチャがかっこいいです。
そろそろベジータの出番かな。
いよいよ真の敵が登場して、どのようなクライマックスに向かっていくのか楽しみです。
>ヤムチャの大冒険
最初のストーリー展開が唐突でびっくりしたけど、それがヤムチャの執筆した本だったというのはびっくり・・。
それがきっかけで借金になってしまうとは・・。
- 609 名前:Classical名無しさん :04/08/31 19:06 ID:DvR1.rs.
- >YamuNote
マジで死んでしまうのかと思ったらデスノートの効果が現れないというのは意外な展開でした。
真相が気になります。
>ヤムロット伝3
漫才に熱心な天津飯や哀愁漂うピッコロなど、本編とのギャップがおもしろいです。
悟飯はかなりの腹黒だったり、神様がハンター会長の真似をしたりヤムチャに足を何度もすっとばされるのはうけましたw
悪党しか襲わない盗賊のヤムチャとウーロンのコンビもかっこいいですね。
ウーロンの意識が途絶えるシリアスな展開も気になります。
>Wolf
ヤードラット星人はかなりの強さですね。
決戦の行方が気になります。
- 610 名前:Classical名無しさん :04/08/31 19:07 ID:DvR1.rs.
- >ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。
最初から読ませてもらいましたが、爆笑しましたw
なさけない天津飯とそれを引っ張るヤムチャというコンビがなんとも言えずよかったです。
いきなり500倍重力と凄い事を言い出す天然の悟空や、残酷な事を言う悟飯や、なぜかとんでもなく強いミスター・ポポや、体系が変わって強くなったヤジロベーなど読みながら笑いっぱなしでしたw
それぞれのDB探しやヤムチャの背後に近づく影が気になります。
>押収のヤムチャ
人造人間の研究所に乗り込むという展開はスリルがあっていいですね。
キューとアールという17号と18号になる子供との接触や、16号がヤムチャたちを助けたり、2人が人間の時から天才的なものを持っていた事など予想外の展開がいいと思います。
閉じ込められて危機に陥ってしまったヤムチャたちがどうなるのかを含めて今後の行動が気になります。
- 611 名前:Classical名無しさん :04/08/31 19:32 ID:.VJUUYIU
- >ヤムチャの大冒険
>ヤムチャはみんなを助けようとしたが,助けることができたのは
>ブルマとチチとビーデルとパンとブラと18号だけだったのだ。
>あとはみんな死んでしまった
ワラタ。いくら作者がヤムチャとはいえ、さらっとdでもないこと書いてるな
- 612 名前:Classical名無しさん :04/08/31 19:33 ID:4xsd1u9c
- うお、感想どばっとキタ━━━(゚∀゚)━━━━!!
- 613 名前:Classical名無しさん :04/08/31 20:26 ID:ce66RDsY
- ID:DvR1.rs.の感想は最後がほとんど「気になります」ばっかりだな。
まさにとってつけたような感想だ。
- 614 名前:Classical名無しさん :04/08/31 20:28 ID:p.2u5Gtw
- そういういらぬ一言、一言がスレをこんなに寂れさせちまったんだろうな
- 615 名前:押収のヤムチャ7話 :04/08/31 20:30 ID:6dJQzRw.
- 位置関係をみれば、
俺はキューからもっとも遠い対角線上にいたし、ロボットは部屋の中央近くにいた。
キューが倒れているシャッターの位置へは、ロボットの方がずいぶん近い。
救出に向かう俺より、
追撃に向かうロボットが早くついてしまうように、傍目には見える。
アールが攻撃を選択したのは、そういう判断からだろう。
彼女は俺の本気のスピードを見たことがなかった。
アールは跳躍して浮き上がった身体を大きくひねり、
カカト落としと回し蹴りの合いの子のような蹴りを放った。
素人としてはこれ以上ないほど見事な攻撃だ。
だが相手が悪い。デビュー戦向きの相手じゃない。
ロボットはアールの右足を左足で弾いた。
そして同じ足で、突き放すようにして強烈なキックをアールに浴びせた。
命中の直前、
アールがわずかに防御の構えを取るのを俺は見た。
やはり筋がいい。痛みは確実に和らいだはずだ。
とはいえ蹴りの痛みは減らせても、
吹き飛ばされて壁に激突すればやはり大ダメージだ。
そっちは俺が何とかしなければならない。
- 616 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:31 ID:unNeHxBo
- えーっと、初めて投稿します。
今日書いたので、ツッコミ所ありまくりだと思いますが
あまりツッコまないで下さると有り難いです。
- 617 名前:押収のヤムチャ7話 :04/08/31 20:31 ID:6dJQzRw.
- 俺はすでにキューの身体を掴んでいた。
そのまま方向を変えて飛ぶように走り、
アールの身体が壁に激突する寸前で追いついて、引き止めた。
ロボットが踊りかかってきた。しかし悪いが、敵じゃない。
俺はキューを床に下ろすと、空いた左手でカウンターを浴びせようとした。
と、そこへ、またしても槍が打ち出されてきた。
今度は手首を掠めた。俺は拳を引っ込め、苦し紛れに蹴りを繰り出した。
蹴りは上手く命中してくれた。
ロボットは、胴体にヒビが入って停止した。
「キュー!」俺は周囲を警戒しながら声をかけた。「立てるか?」
「なんとか」
キューは起き上がった。攻撃を受けた右肩を、絞るように握り締めている。
アールは気絶しているようだ。
「この部屋はどこから槍が出てくるかわからん」
俺はそういうと、アールを抱えたまま壁へと向かった。
「治療は後回しだ」
今度は問題なく壁を破れた。
トンネルを掘って、シャッターの向こうの道に合流する。
「さあ傷をみせ……」
と言いながら足を踏み出したところへ、また例の槍が飛んだ。
あの部屋限定の罠かと思っていたが、違ったらしい。
俺は後ろにのけぞってそれを避けると、キューを促して走り出した。
「治療はまだ後回しだ。先にこの槍をなんとかしよう」
「なんとかするって?」
- 618 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:31 ID:unNeHxBo
- 宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で)
オッス!!俺の名はヤムチャ
Z戦士で最も男前でエレガントな漢だ。
もっとも、白目や鼻が無い奴や三つ目の男、緑の奴とかは、
俺のことを戦力外の役立たずと言っているが
孤高の漢は妬まれるモノなのサ・・・
さて・・・今の地球は大変な事になってやがる・・・
サイヤ人とか抜かす猿野郎が地球を征服しに来やがったんだ。
しかも、悟空の奴までやられちまった・・・
あの悟空が・・・だぜ?
信じられねぇよ・・・
- 619 名前:押収のヤムチャ7話 :04/08/31 20:32 ID:6dJQzRw.
- 「この槍とか、」
と話している間にもまた一つ飛んできた。身体をずらして回避する。
「……あのロボットとか、シャッター。
どれも今までの罠よりずいぶん正確な動きだ」
キューはうなずいた。
「人が近くで操ってるのか、それともカメラか何かか」
そう言ってきょろきょろと周りを見回す。槍が飛び交う中で、たいした余裕だった。
「まあ、そうだろう」俺は一つうなずいていった。
「だが少し違う。
いいか、この一連の高性能な罠が動き出したのは、
あの曲がり角を曲がってからだ。
それまではなんともなかった。
つまり何か備え付けの装置が仕掛けられてるってのは正しい。
でもここはレッドリボン軍の居住空間でもある。
カメラを仕掛けて他人がそれを見るなんてことはやらないだろう。
それにこの罠の発動タイミングのよさは、並の人間の能力じゃ無理だ」
「じゃあ、何なんだよ」
「カメラで俺たちを見張ってるのは、人間じゃなくて機械だ。
この近くのフロアすべてを、
センサーで一気に見張ってるんだ。人間以上の能力を持った凄い機械でな。
機械に見られるなら、プライバシーの問題もないだろ」
俺は天井を見上げながら、言った。
「敵はドクター・ゲロのコンピューターだ。
16号がコンピューターがどうとか言っていたが、たぶんそれだろう」
その言葉を発した瞬間、天井の明かりが幾度か明滅した。
コンピューターが送ってきた、拍手か、挨拶か、挑発だろう。
- 620 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:32 ID:unNeHxBo
- でだ・・・
皆は悟空を生き返らせるためにドラゴンボールを集めたけど
俺はそのドラゴンボールを使って神龍にお願いをしたわけさ。
今、ドラゴンボールは神様の神殿に安置されている
下手に下界にあるよりよっぽど安全だからな。
だから、俺が願いを叶えることが出来るってワケさ・・・
だけど勘違いするなよ?
俺は自分の欲の為にこんな事をするんじゃない・・・
今度こそ、俺は・・・俺が皆を守ってやるんだ!
「出よ神龍!!そして願いを叶えたまえーーッ!!」
- 621 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:33 ID:unNeHxBo
- ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
いつみても、神龍はすげえぜ。鳥肌が立っちまう。
「さぁ、願いを言うが良い・・・一つだけ貴様の望みを叶えてやろう・・・」
「俺の!!俺のヘタレ(というか怠けグセ)を治してくれーーーッ!!」
「・・・・(間)・・・・その願いは叶えることはできん・・・」
「なッ!?なぜだ!!なぜ出来ないんだ!?」
「その願いは私の力を超えてしまっている・・・他の願いにするがよい・・・」
俺だってびっくりしたさ・・・
まさか、神龍の力を超越するぐらいに俺がヘタレだったとはな・・・
正直、この状況は漢として認めたくないものだが・・・
「どうした?騒々しいぞ?」
「か、神様・・・」
「俺の性格改善を神龍に頼んだのですが・・・」
「ほう、断られたのか・・・?」
- 622 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:33 ID:unNeHxBo
- 「かっかっかっか・・・それは愉快な事だな。のぅ?ヤムチャよ・・・」
正直、この人には天下一武闘会以降あまり良い印象が持てない。
すると、笑っていた神様が突然真顔でこう語り出したんだ・・・
「ヤムチャよ・・・神龍ではその願いを叶えることは出来なくとも
界王様ならその願い、聞き届けてくれるやもしれぬぞ??」
「界王・・・様・・・ですか?」
「そうじゃ・・・我々神と言っても万能ではない・・・我々の上にも神は居るんじゃよ」
「しっ、しかし・・・何故手助けをして下さるのですか!?」
「そうさな・・・確かにおぬしの仲間達なら止めたじゃろうな・・・」
「しかし私は地球の神なのだ・・・万物に等しく恩恵を与えねばならん」
「それにな・・・私は見てみたくなったのじゃよ・・・お前の成長をな」
「ヤムチャよ・・・天下一武闘界の事を覚えているか?」
「ええ、忘れるわけありませんよ。こっぴどくやられましたからね・・・」
- 623 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:38 ID:unNeHxBo
「あのときのお前の操気弾は見事なモノじゃった・・・ワシが勝ったとはいえ
今でもあの古傷が痛むときがある・・・お前の才能は悟空にも劣らぬモノを持っているのだ」
「その証拠に、おぬしのヘタレを神龍が治せなかっただろう?
お前は地球人という器を超えた男なのだ・・・」
正直、飛び上がりたくなるぐらい嬉しい反面
微妙な褒め方をされた俺の気持ちは少し複雑だった。
(俺のヘタレは地球人でぶっちぎりって事かYO・・・)
「で、どうすれば界王様に会えるんですか?」
「うむ、閻魔様のところから100万キロほど蛇の道と言う所を抜けた先じゃな」
「いいっ!?100万キロ!?飯は!?女は居るんですか!?」
「心配するな、おぬしは死んでおるじゃろう?腹もすかんし、餓死もせんよ」
「俺は思いっきり生きてます!!」
(正直、この神様はアルツハイマーが始まってるんじゃなかろうか・・・。)
- 624 名前:Classical名無しさん :04/08/31 20:38 ID:4xsd1u9c
- おいおいw
>>616を書き込んだ時点で押収が来てることは分かってたろうが。
控えろよ
- 625 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:38 ID:unNeHxBo
- 「おっと・・・そうじゃったな・・・」
「では、神龍に直接界王星に飛ばして貰ってはどうかな?」
「なるほど・・・では申し訳ありませんが、ピッコロや天津飯達の後始末はお願いします」
「うむ、お主こそ界王様の元でしっかりと励むのじゃぞ?」
「ハイッ!!」
「神龍!!俺を界王星に飛ばしてくれーーッ!!」
「うむ・・・ワタシは放置プレイされるのかと思っていたぞ・・・よかろう、その願い叶えよう・・・」
そんなワケで、俺は界王様の元へ行くことになった。
もっとも、これでヘタレのまま帰ってきたらサイヤ人以前に天津飯達に殺されるだろうな・・・
そんな事を考えながら、俺は飛ばされる不思議な感覚にとらわれながら目を閉じた・・・
- 626 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:40 ID:unNeHxBo
- あう・・・
初っぱなからダメですね(汗
申し訳ありません〜
- 627 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:41 ID:unNeHxBo
- 押収のヤムチャ様、すいませんでした。
616を書き込む前の最後が614だったので注意されるまで
気がつきませんでした。申し訳ないです。
- 628 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:44 ID:unNeHxBo
- そして目を開けると・・・
グブシッ!!
いきなり地面に叩きつけられた!?い、いや違う!体が体の自由がきかねぇ!?
これは・・・重力かッ!!
「おんやぁ〜?オメエは・・・ヤムチャ!やっぱりヤムチャだ!!」
「おお!!悟空か?」
正直、友と久しぶりの感動の再会を果たした。
俺がとんでもなく、情けない格好で地面にへばり付いていることを除けば・・・だが。
「悟空・・・界王様・・・って人はいるかい?」
「にしても、ヤムチャ。どうやってここまで来たんだ?」
「オメエも天津飯達殺されてここへ来ちまったのか?」
こいつは・・・昔っから人の話をちゃんと聞きやしねぇ・・・
「いや・・・界王様に修行をつけて貰うためにドラゴンボールで来たんだ」
「イイッ!?ドラゴンボール・・・つかっちまったのか?」
「ああ、すまねえな・・・だけどお前には後悔させねぇように頑張るよ・・・」
正直、このときは悟空に殴られることも覚悟してたんだが・・・
- 629 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:44 ID:unNeHxBo
- 「まぁ〜、つかっちまったモノはしょうがねぇな。」
「オラももう一年、ここで修行できるんだし・・・」
正直、こいつのポジティブな考えはネガティブな俺にはとんでもなく
羨ましくなるときがある・・・
「そのかわりヤムチャ!!オメエがサイヤ人を倒すんだ!!」
「ああ、言われなくてもそのつもりだぜ!!」
俺は親指を立てて満面のスマイルで悟空に微笑んでやった。
地面にへばりついたまま・・・だが。
「お〜うぃ、悟空よ!今日から界王拳の修行にはいるぞ〜」
「おっ?界王様ァ〜!!オラの友達のヤムチャって奴が界王様に修行を
つけて貰いたいってここに来てるんだけど?」
「ダメじゃ、ダメじゃ!!ワシの修行はギャグのセンスが無い奴には
教える気になれん!!」
正直、重力の所為以外で頭痛がしたきたぜ・・・頑張れ・・・俺!!
- 630 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:45 ID:unNeHxBo
- 「ヤムチャ、界王様のギャグは厳しいぞ〜」
「オラなんか一ヶ月もギャグを言わされ続けたぞ?」
うっ・・・ギャグで一ヶ月もかよ・・・なんで神様にはまともなのが居ないんだ!?
「ヤムチャよ・・・ワシに修行をつけて貰いたいならギャグでワシを笑わせるんじゃな」
なんてこった、そんな簡単にギャグなんか思いつくもんじゃねぇ!
しかも、界王様の笑うギャグなんてきっと素晴らしく高度なギャグに違いない!
うーむ・・・だめだ。そんな高度なギャグは思いつきもしない。
こうなれば、手当たり次第ギャグを言って行って当たりを狙うしかないな・・・
「界王様、界王様。こんなギャグはどうですか?」
おれは一発目のネタを披露したんだが・・・
「ブワッハッハッハッハッハッハ!!」
「すげえ!すげえぞヤムチャ!一発目で界王様が笑うなんてすっげ〜!!」
こいつ・・・ただのゲラじゃねえのか?そう思いつつ
久々の悟空からの羨望の視線を楽しみながら俺は界王様に語りかけた。
「修行・・・させてもらえますよね?」
「うむ、ギャグの師匠にどんな修行でもつけてやるぞい!!」
「俺のヘタレを治して下さい!!」
「無理ッ!!」
「はやッ!!!」
- 631 名前:Classical名無しさん :04/08/31 20:46 ID:4xsd1u9c
- >>627
いや、リロードし忘れで>>616を書き込んだことは仕方ないこと。
ただ、その後のupがいけなかったっつうことさ。
>>616書き込んだら気づくでしょ?
それも含めて反省しているようだからこれ以上責める必要もないけど。
- 632 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:46 ID:unNeHxBo
- いきなり、界王様にダメだしを喰らった俺は界王様にワケを聞いてみた
「何故ですか!?何故無理なんですか!!」
「界王のワシの力を超えているから!!」
「わかりやすッ!!」
「じゃ、じゃあどうすれば!!」
「ふぅむ・・・大界王様ならなんとかしてくれるやもしれんが・・・」
「ほ、ホントですか!!」
「どうすれば大界王様に会えるんですか!?」
「その前にヤムチャよ、少しここで修行していってはどうじゃ?」
「大界王様は非常に厳しいお方じゃ。いまここでへばりついている
お主では相手にもしてもらえまい。」
「どうじゃ?ヤムチャよ・・・?」
俺の脳内で三つの選択肢が浮かび上がってきた・・・
1.ここで諦めて地球に帰る=天津飯達に殺される。
2.無理をしてでも大界王様に会いに行く=相手にしてもらえない=1へ
3.ここで修行をしていく。自分も強くなってウハウハ。
「さ、三番で!!」
悟空と界王様はお互いに顔を見合わせた・・・
- 633 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:48 ID:unNeHxBo
- ひぃっ!ひぃっ!!もう一週間ぐらい経っただろうか?
ひたすら猿野郎を追いかけることをさせられている・・・
「あぁ〜、もっとこうパパッ!!っと強くなるつもりだったのになぁ・・・」
悟空は界王拳とやらを教えてもらっているようだ
なんでも、今の自分の力を何倍にも出来るらしい・・・
素晴らしい技じゃねえか!界王様もただのゲラじゃ無かったんだなぁ。
そんな事を考えつつひたすら猿野郎(バブルスらしいが俺には猿野郎だ)を
追いかける日々が続いている。
さらに三日後・・・
- 634 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:48 ID:unNeHxBo
- 「つ、つかまえたぁ〜!!!バブルスを捕まえたぞ〜!!」
「界王様〜悟空〜!!バブルスを捕まえたぞ〜!」
界王様と悟空がこちらの様子を見に来たときに・・・
スルリっ〜バブルスが手から抜け出した。
「ヤムチャ〜ウソは良くねぇゾ!!」
「いくらギャグが上手くてもバブルスを捕まえないと修行はできんぞ」
そう文句を言いながら二人は去った・・・
その時のバブルスの顔を見ると・・・心なしか笑ってやがる・・・
ニタニタとこっちを見ながらバブルスは追いかけてくるのを待っている。
やっぱり笑ってやがる!
思ったより根性が悪い猿らしい・・・
「人間様を舐めるなぁ!!つぇりゃぁぁ〜!!狼牙風風拳!!」
ドカッ!バキッ!ボコッ!!
今度こそバブルスを捕まえて界王様に見せに行った。
バブルスが・・・その・・・ピクリとも動かなくなったのは少し心配だったが・・・
- 635 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:49 ID:unNeHxBo
- 悟空と界王拳の修行を始めてもう一月になるだろうか?
俺は三倍。あいつはもう五倍までマスターしてやがる。
「やはりあいつの素質は本物だな。」
半ば自嘲気味にそんな事を呟いていると・・・
「ふむ・・・お主らはもう基礎は十分じゃろう」
「後は己の鍛錬で界王拳をもっと高みに持って行くことが
出来るじゃろう。」
「では!!大界王様に!?」
「いや、まだじゃな・・・元気玉を習得してからじゃ!!」
「元気玉ぁ〜!?」
悟空と俺の声がハモって界王様に質問をした。
まあ、詳しいことは置いておいてかいつまんで説明すると・・・
万物から少しずつの元気を分けて貰ってそれをぶつける
とんでもない技らしい・・・サイヤ人を倒す為の切り札だそうだ。
にしても、当初の目的から外れてきたけど・・・ま、いっか。
- 636 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:50 ID:unNeHxBo
- さらに元気玉の修行を始めてから一ヶ月・・・
「悟空、この大岩に元気玉を命中させてみよ。」
言うが早いが界王様は数トンもあろう大岩を念動力で
こちらに飛ばしてきた。
すでに界王星の元気を貯め終えていた悟空は大岩に向かって
元気玉を思いっきり放つ!!
「ズドォォォォォオォオォン!!」
うぉっ!!あの大岩が粉々に砕けて無くなっちまった・・・
その威力に一人感動してる頃、悟空が突然に
「でもさぁ界王様、サイヤ人はもっと早いと思うんだ?」
「もっと早く大岩を飛ばしてみてくれないか?」
「ふーむ、どのくらいの速度で飛ばせば良いんじゃ?」
「思いっきり頼むわ!」
「アバウトな頼み方じゃのう・・・」
そう言いながら、界王様は二つ目の大岩を念じて動かし始めた・・・
- 637 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:51 ID:unNeHxBo
- ドンッ!!
「速いッ!!」
俺は思わず口に出して言ってしまうほど大岩の速度は速かった!
むしろ、俺がここで修行していなければ見えないぐらいの速度だ!!
悟空も考えていた速度より速かったのか思わず体勢を崩しながら
元気玉を放った!
「くうッ!!」
しかし、悟空が放った元気玉と界王様の念じた大岩は
交差することなく、あらぬ方向へ飛んでいっただけだった。
「ひっぇええ!界王様、いくらなんでも速すぎっぞ!」
「お主が思いっきりって言うからじゃろうが!!」
この二人にはついて行けないと思ったとき・・・
「おい、ヤムチャ!おめえもやってみろ!」
悟空の奴、とんでもない事を言い出しやがった・・・
「おいおい、悟空・・・俺には無理だよ・・・」
そう答えたのだが、次の悟空の言葉に俺は絶句した。
- 638 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:52 ID:unNeHxBo
- 「何いってんだヤムチャ!ドラゴンボールを使っちまったんだろ!」
「オメエが元気玉を習得するしかねえんだ!」
毎日の修行で俺でさえすっかり忘れてた事を悟空は言い放った。
「う、うむ。そうだな・・・界王様、お願いします」
「界王様ぁ!思いっきりやってくれよー!!」
悟空が余計なことを言う。悪気は無いんだろうが・・・
俺の体に当たったら、俺は死人になっちまうぜ?
そして、界王様が三度大岩を飛ばしてくる・・・ってさっきより速ええ!!!!!!?
俺は元気玉を当てることより、避けることに集中して
元気玉を放り投げた!!
「スカッ!!」
悲しい音と共に、元気玉は大岩の横を過ぎていく・・・
その時・・・俺は無意識にあのポーズを取っていたんだ・・・
- 639 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:53 ID:unNeHxBo
- 「あの構えは!!操気弾!!」
悟空が驚いた表情とすっとんきょうな声を上げて叫んでいた
「つえぇぇぇぇぇぃッ!!」
あらぬ方向へ飛んでいった元気玉が向きを変え
大岩を追尾し始めた
そして・・・
「ズドォォォォォオォオォン!!」
俺はこの時に、何が起きたかは自分では理解できず
悟空と界王様も何も言わなかった。
ただただ、皆が呆然としていただけだった・・・
- 640 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:54 ID:unNeHxBo
「すっ、すっげえええぇえー!!」
いきなり悟空が俺に抱きついてきて俺の肩をバンバンと叩く
「ヤムチャ!オメエすっげえヤツだ!」
「え?・・あ?」
俺は未だ心ここにあらずといった感じで呆然としていたが
「ヤムチャ!オメエどうやって元気玉曲げたんだ!?」
「あ、ああ・・・いや・・・よくわからん・・・」
「こう、無我の境地って奴なのかな?」
「体が勝手に反応したんだ・・・」
俺がそう答えると、界王様は微笑みながら
「合格じゃ・・・」
そう言ってくれたんだ・・・
現在のヤムチャの戦闘力
ヘタレ度=地球最強
ギャグセンス=地方銀河系最強(界王様認定)
戦闘力=そこそこ(笑)
- 641 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/08/31 20:56 ID:unNeHxBo
- えー、なにせ即興で考えたので中身も薄いですが
それ以前に、連投で被ったり、sage等、作品以上に
ツッコまれても仕方ない所が多いです。
次回から気をつけますので。
押収のヤムチャさん、ごめんなさい。
- 642 名前:押収 :04/08/31 21:04 ID:6dJQzRw.
- まさか投稿がかぶるとは。えーと、続き行きます。
>>641
お気になさらず。
- 643 名前:押収のヤムチャ7話 :04/08/31 21:05 ID:6dJQzRw.
- 「ゲロのコンピューターか……。
そういえばすごいのを導入して研究してるとは聞いたことがあるな」
「本業は研究なのか?
この槍攻撃が副業だとしたら、研究はもっととんでもないんだろうな」
喋っている間に、また槍が頬を掠めた。なかなか気が抜けない。
「でも機械は機械だ。見つけ出して破壊しちまえば、動きは止まる。
高性能ならそれなりに大きさもあるだろうから、見つけることは簡単……」
そのとき、例のシャッターが閉じるガシャンという音がした。
通路のはるか先に広間のような部屋があり、その入り口に次々シャッターが下りていく。
大きな機械らしきものが一瞬だけ見えたが、すぐに視界がふさがれた。
「どっちみち見つかるなら、先に防御を固めとこうって判断か! 急ぐぞ!」
全速力で広間へ向かった。
だが、俺たちを曲がり角に閉じ込めるほどの速い動きのシャッターに、
遠くから駆けつけて間に合うはずもなかった。
広間まであと5メートルというところで、最後のシャッターが閉じてしまった。
「ちっ」
キューが閉じたシャッターを蹴飛ばした。返事の代わりに槍が1本飛び出す。
「うかつに攻撃するなよ。
攻撃の瞬間に槍を飛ばすのがこいつの得意技だ。
少し長期戦になるかもしれないな。
でも槍ならもう避けられる。ひとまず……」
避けられる、と言ったのがコンピューターの気に障ったらしい。
突然、壁・床・天井の各所から例の槍が数十本ばかり姿を現し、先端を俺に向けた。
- 644 名前:押収のヤムチャ7話 :04/08/31 21:06 ID:6dJQzRw.
- 完全にまわりを囲まれている。逃げ場は見当たらない。
俺は一瞬呆然とし、次にどうしようか考え、最後にダメージを覚悟した。
「キュー、俺のそばに寄れ! 気を全開にして防御する」
キューが不安げな顔で俺の隣に立った。
俺も不安だったが、やるしかない。
ところが、俺が気を練り始めたその瞬間に、アールが俺の背中から転げ落ちた。
「アール!」「姉さん!」
俺とキューが同時に叫んだ。
アールはいつの間にか目覚めていた。
驚愕している俺たちを尻目に、
床に転がっていた槍を引っつかんで、倒れこむような体勢で投擲する。
槍はカツンと乾いた音を立ててコンクリの壁に突き刺さった。
突然ふっと照明が消えた。
数秒経って、前よりやや暗い明かりがついた。
あたりは沈黙している。槍は飛んでこない。
「予備電源に切り替わったみたいだ」
アールがなんでもないような口調で言った。
「機械なんだから、必ず電源は必要なはずだと思ったんだ。
むかしこれに似たコードを触って痺れたことがある」
壁を見ると、槍は確かに太いコードを切断していた。
電源が切られたことで、研究所全体の機械の動きに影響が出たらしい。
ゲロのコンピューターは停止した。
ダメージを負ってはいないにしろ、敗北したことになる。
「美味しいところを持っていったな」
俺はそういうと安堵のため息をついた。
「その分だと、怪我の方は大丈夫そうか? 手当てしよう」
- 645 名前:押収のヤムチャ7話 :04/08/31 21:08 ID:6dJQzRw.
- 手当てといっても、カリン様に貰ってきた薬草を傷に押し付けるだけだ。
山篭りに備えて買ってきた衣類のカプセルの中から、
何枚か手ごろな大きさのスカーフをみつけて包帯代わりにした。
手抜きに近いほど簡単な手当てしかできなかったが、
薬草の出来がいいせいか、痛みはそれなりに和らいだようだ。
2人とも右腕に打撲傷を受けている。
俺が同程度のダメージを受けても我慢できるだろうし、
ピッコロなら瞬時に治してしまうはずだ。
しかし、戦いの素人には傷を負った状態で動くことは厳しいだろう。
こういうのは慣れの問題で、才能とか精神力でカバーするのは難しい。
この先は、双子を戦闘に参加させないようにする必要があるようだ。
「……そろそろ行くか」
俺は重い足取りで歩き出した。気が重かった。
いよいよゲロの研究室に向かおうと言うときに、戦闘不能者が2人だ。
研究室に押し入って、双子の両親と人造人間の設計図を探し、みんなで脱出。
戦闘なしでこなせるとことだとは思えなかった。
「さっきは悪かったよ」
アールがつぶやくように言った。俺は怪訝そうな顔をしたと思う。
「……ロボットに戦いを仕掛けたことか?」
「あんたはどうだかしらないけど、」
といってアールは弟をちらりと見た。そして俺のほうに向き直った。
- 646 名前:押収のヤムチャ7話 :04/08/31 21:09 ID:6dJQzRw.
- 「私はヤムチャさんを完全に信用してはいなかった。
だからあのとっさのときに、
キューをあんたに任せるってことが出来なかったんだと思う。
それで判断をミスったんだ。でも、」
アールは髪をかきあげる仕草をした。それが右手だったので、俺は驚いた。
「あんたは私もキューも助けて見せた。
それで、今更だけど、私はあんたを信用することにした」
彼女は微笑して、言った。
「これからは言うことを聞いてやるよ」
俺は話の間、じっと双子の様子を見ていた。
ついさっきまでの緊張や息の乱れは見られない。
彼らはもうそれを乗り越えていた。傷の影響もそれほどでもないようだ。
俺は気づいた。
相手を信用できず見くびっていたのは、アールだけじゃない。
「俺の言うことを聞かなくてもいい」
俺は言った。
「さっきもお前の勝手な行動のおかげでゲロのコンピューターを止められたわけだしな。
自信があるなら、一人の判断で動いてくれてかまわない。
俺もこの先、自分自身の面倒で精一杯になることがあるかもしれない。
戦力は、多いほうがいい」
2人は黙ってうなずいた。戦力と認められたことで、さらに自信を深めたようだ。
2分ほど歩いて研究室の前についた。
インターホンがあるが、押すわけにもいかない。
中の様子を窺おうとして壁に耳を引っ付けた瞬間、声が耳に飛び込んできた。
「来たか。貴様はヤムチャだな。
うん? ウーロンだったかな? プーアル? 忘れたが。
貴様ごときに興味はないが、一応ようこそといっておこう。ソン・ゴクウの取り巻き君よ」
- 647 名前:押収 :04/08/31 21:13 ID:6dJQzRw.
- 押収のヤムチャ
>>615
>>617
>>619
>>643-646
宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で)
>>618
>>620-623
>>625
>>628-630
>>632-640
間違いがあったらごめん。
- 648 名前:Classical名無しさん :04/08/31 21:44 ID:.VJUUYIU
- おまえらたまにはイカしたヤムチャのお話を読もうぜ
ttp://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/saiyankillerindex.html
- 649 名前:Classical名無しさん :04/08/31 21:47 ID:.VJUUYIU
- orz
- 650 名前:Classical名無しさん :04/08/31 22:00 ID:GSZ2E3R6
- >>648
リターナーのぱくりじゃん。
ぱくりで面白いっていっても評価できないよ
- 651 名前:Classical名無しさん :04/08/31 22:49 ID:9SCPwwnU
- 押収のヤムチャ
いよいよ大詰めっぽいですね。ここから人造人間編にどう繋がるのか
次回を楽しみにしてます。
宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で)
投稿が被ったりとトラブルはありましたが、内容は面白いと思います。
個人的にギャグが好きなので頑張って下さい。応援してます。
- 652 名前:Classical名無しさん :04/08/31 23:52 ID:DvR1.rs.
- >押収のヤムチャ
ロボットとのバトルや槍攻撃など、原作のブルー将軍編を思い出します。
まさかのアールの機転と運動能力で危機を脱出という予想外の展開はいいですね。
声の主はドクター・ゲロ・・?
いよいよクライマックスですね。
>宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で)
神龍にへたれを直すのを断られたり、神様がボケた発言をしているのがうけましたw
ヤムチャと悟空と界王様の修業は楽しくていいですね。
元気玉を操気弾の要領でコントロールするというのがヤムチャらしくてかっこいいです。
今後の展開も楽しみにしています。
- 653 名前:Classical名無しさん :04/09/01 01:50 ID:iFSfVFss
- >>650
じゃお前が面白いって思う作品をあげてみなよ。
それらにパクリ要素が一切無いか調べてやるから。
- 654 名前:Classical名無しさん :04/09/01 02:06 ID:IMPTwTYo
- 男がひらがな使ってる時点で紀貫之のパクリ
- 655 名前:Classical名無しさん :04/09/01 07:28 ID:shkk613E
- >>653
もうこの手の話題出す奴はスルーでいいじゃないか。
暴れている奴がスルーされているのを見る方がずっと笑えるぞ。
うざいだろうが我慢しようぜ?
- 656 名前:Classical名無しさん :04/09/01 08:10 ID:VCNtARKM
- ただ、サイヤンキラー作者は作品だけ上げて
作者コメント無しにして欲しい。他作品への感想もいらない。
あいつに荒らしのスルーなんて無理。
- 657 名前:Classical名無しさん :04/09/01 09:34 ID:TqI32MOc
- サイヤンの作者殿がキャラ設定を丸パクしてることが
問題になっているわけだが、おまいらにひと言。
「ヤ ム チ ャ は ど や ね ん !!!!!」
- 658 名前:Classical名無しさん :04/09/01 09:41 ID:S0KkXgE2
- は?
- 659 名前:Classical名無しさん :04/09/01 10:35 ID:TqI32MOc
- >>658
お、キミのID(ry
- 660 名前:Classical名無しさん :04/09/01 11:15 ID:Ok3nRvQw
- >>657
もしかして、ヤムチャというキャラを扱ったSSを投稿している時点で既にパクリSSじゃねーかという話をしたいのか?
違うのかもしれんが。
あまり考えずに文章載せると自分はおろかSS作者まで貶めちゃうよ。
サイヤン作者はほぼ自滅だけどね。
- 661 名前:Classical名無しさん :04/09/01 12:09 ID:kdBwNzJs
- >>654
古典だな、だが紀貫之はネカマの元祖と言った方が…
- 662 名前:ヤムロット伝3 :04/09/01 14:08 ID:gOwQlAnM
- 第七幕「それぞれの道へ・・・最後の序章」前回のおはなし>>343-353
夜中になった。
荒野の隠れ家から少しはなれたところに、
ヤムチャがうつむいたまま座っている。
その正面には粗末な墓が建てられていた。
”ウーロン”と彫られたその墓の横にはワイン。
本当なら誕生日プレゼントとして渡すはずのものだった。
「また一人ぼっちになったか・・・」
ヤムチャがボソッと呟く。
孤独になるのはこれが初めてではなかった。
昔、相棒のプーアルが病気で死んだときも孤独を味わった。
そらから自暴自棄な暮らしが続いたが、ある日ヤムチャはウーロンに会う。
ウーロンは姿を変える化け物として小さな村に君臨していて、
ヤムチャは村のひとに退治を頼まれたのだ。
が、彼の憎みきれない性格もあって気付けば仲良くなっていた。
何より、ウーロンはプーアルと同じ変身妖怪であった。
すっかり仲良くなったウーロンはヤムチャの隠れ家で同居を始める。
彼はヤムチャから孤独を奪い、その代わりに生きる元気をくれた。
英雄と呼ばれるほどの男になったのも、ウーロンのおかげだったのだ。
- 663 名前:Classical名無しさん :04/09/01 14:08 ID:TqI32MOc
- >>660
いや、その通りなんだけど、
何て言うか、キャラはDBで描かれているヤムチャをある程度活かして、
面白い話を創りあげるのがこのスレの趣旨ではないかと。
だからヤムチャ以外のキャラもどっかからひっぱてきてもOKとは言わないけど、
キャラづくりからはじめてたら面白い作品なんて素人にはなかなか書けないとオモタ。
だから、サイヤンの作者殿は単純に
「ああ、リターナー観たよ。マーリンのキャラにちょっと影響受けたかもw」
とか言って流しておけばよかったじゃんって残念でしょうがないんよ。
あれ? 俺何がいいたいんだっけ(´・ω・`)
- 664 名前:ヤムロット伝3 :04/09/01 14:09 ID:gOwQlAnM
「俺・・・行くわ・・・」
そう言うと、その大盗賊は静かに立ち上がった。
キングキャッスルの方角をにらんだ目は綺麗に透き通っている。
戦う理由は、敵討ちや復讐ではない。
この男にそんな言葉は似合わないだろう。
ただ敢えていえば、彼が英雄に他ならないからだと。
その表情は力強く、優しくあった。
―――翌日のキングキャッスル。王の間。
「おや・・・これはこれは珍しいお客さんですね。
何の御用ですか?もしかして私を殺しにでも来ましたか?」
フリーザが微笑みながら尋ねる。
「いえ――。私は世界の頂点にたつものですから、
あなたのような小物は相手にしません。下界の様子を見に来ただけですよ」
界王神が微笑み返す。
「おい、貴様!フリーザ様になんという無礼を!!」
フリーザの手下が界王神に向かって怒りをあらわにした。
「いいんですよギニューさん。それにあなたのかなう相手ではありませんから。
で、どうですか下界の様子を見た感想は?」
- 665 名前:ヤムロット伝3 :04/09/01 14:09 ID:gOwQlAnM
- 「おもしろいですね。地球の戦士が各地で立ち上がっていますよ。
うかうかしてるとあなたも足元をすくわれるかもしれませんね」
「・・・この私がですか?おっほっほ。冗談がきついですね」
宇宙の帝王と最高権威者の談笑は続く。顔見知りのようだ。
ギニューはずっと界王神をにらみつけている。
(いけ好かんやつだ。だがその力、ぜひ我が物にしてみたい・・・!!)
「このオレに何か用か?」
寂れた草原に降り立ったピッコロが冷たくいい放った。
「あなたを連れ戻しにきました。死ねーーーーーーーっっ!!!」
悟飯が金属バットを振り回しながら襲いかかる!
「いや、無茶苦茶だなキサマ!けっ、やれるもんならやってみやがれ!!」
ピッコロの腕が伸びる。瞬時に悟飯の喉元をとらえると、そのまま地面に叩きつけた。
「フン。なかなかの突進力だが直線的すぎる。しょせんはガキだな」
「く・・・くっそ〜!!」
ヨロヨロと立ち上がる悟飯。ツバを吐き捨てるとそのまま逃げていった。
「ビビって逃げやがったか。しかしあのパワーはまさか孫悟空の息子か?・・・ん?」
ふとピッコロは靴の裏を見てみる。どうやらウンコを踏んづけていたようだ。
- 666 名前:ヤムロット伝3 :04/09/01 14:10 ID:gOwQlAnM
それから十時間がたった。
「死ねやぴつころさんよォーーーーーィッッ!!!」
突然、どこからともなく悟飯が現れた。
うとうと寝かけていたピッコロはビクッとして心臓が止まりそうになる。
「こ、懲りんヤツだ!もう一度叩き潰されたいかっ!!」
またピッコロの腕が伸びる。瞬時に悟飯の喉元をとらえた。
・・・と思った。腕が悟飯の体をすり抜ける。
「・・・残像だと!?」
「もらったァーーーーッ!!!」
悟飯の蹴りがピッコロの顔面をとらえた。
・・・と思ったらすり抜けた。悟飯の背後からエルボーがおちてくる。
ピッコロも残像だったのだ。地面に突っ伏す悟飯。
「惜しかったな。だがまだまだオレには勝てんぞ」
「ちくしょう!!」
再び悟飯は退却した。
- 667 名前:ヤムロット伝3 :04/09/01 14:13 ID:gOwQlAnM
場面はかわり、ヤムチャ――主人公の方はプーアルを連れて
ボロボロに荒れ果てた荒野に来ていた。
「ヤムチャさま、何でこんなとこに来たんですか?」
「この場所にはちょっと前まで街があったんだ。
でも最近フリーザに滅ぼされた。・・・オレが怒りを買ったせいでな」
ヤムチャはフリーザに挑んで殺されかけた日を思い出していた。
「・・・今はしばらくリハビリに専念する。
そして悟空たちが強くなるのを待ってから、一緒にフリーザを倒す。
死んでしまった人もドラゴンボールで必ず生き返らせる!」
ヤムチャは拳を強く握り締めた。
それぞれの思いを胸に・・・三ヶ月の時がたった。
これから地球対フリーザ軍の戦いが幕を開ける!
(続く)
- 668 名前:Classical名無しさん :04/09/01 14:13 ID:TqI32MOc
- アアァァ(´д`)ァァアア
ヤムロット伝の作者殿ゴメン…
- 669 名前:ヤムロット作者 :04/09/01 14:18 ID:gOwQlAnM
- いやいや、こちらこそタイミング悪かったっす・・・(´д`)
- 670 名前:Classical名無しさん :04/09/01 14:52 ID:aZYjiYoA
- >>663
>キャラづくりからはじめてたら面白い作品なんて素人にはなかなか書けないとオモタ。
なるほど。ネガティヴな見方をすれば、そう思えるのか。
つまり「サイヤンキラー」という作品、マーリンのキャラが、シロートが考えたにしては
異常によく出来てると思うから、プロの作品からパクったと思うわけか。
でも残念!プロ以上のシロートなんて今時何の世界にもいくらでもいるよ。
こないだのオリンピックの野球でも、プロ集団の日本はシロート集団のオーストラリアに
ケチョンケチョンにされた訳だしな。
プロは安定して実力を発揮できるからプロなのであって、瞬間風速的にプロを超えるアマなんて、
ふつーにどこにでもいるさ。2ちゃんのいろんな板に行ったり、
いろんなSS読んでれば分かりそうなもんだが。
- 671 名前:Classical名無しさん :04/09/01 15:01 ID:QKD6pWU6
- ・・で、それをヤムスレで主張してどうしたいの?
- 672 名前:Classical名無しさん :04/09/01 15:03 ID:.3G/ACKg
- ようするにパクリはクズのやることだってことさ。
プライド無いのか?
- 673 名前:Classical名無しさん :04/09/01 15:10 ID:S0KkXgE2
- http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1093284506/l50
ここの>>967-961を読もう
- 674 名前:Classical名無しさん :04/09/01 15:25 ID:J4S1O2t2
- >>671
別に何も?俺はどっちも見てないから。
ただ一連のやり取りっつーか、>>672みたいに何が何でもパクリという事にしたい人々の反応が興味深いだけ。
ただ遊んでるだけのヤシもいるだろうけど、中には必死なのもいそうだ。
何が彼らをそこまで駆り立てるのか・・・それを考えるのが面白いだけだよw
- 675 名前:Classical名無しさん :04/09/01 17:07 ID:TqI32MOc
- >>670
なるほど。
確かになんのリスクもない掲示板で、
しかも「面白くなくちゃならない責任」もいろんなしがらみもない
ところで作品を紹介できるんだから、
せめてキャラくらいは独創的なものをつくってくれよって意味では禿同。
ちなみにこのヤムスレでしかSS読んだこと無いんだが、
どっかおもしろいスレあったら教えてクレ!
- 676 名前:Classical名無しさん :04/09/01 17:34 ID:KXgoCGCA
- >>675
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1091431809/
有名どころならこのバキスレだろうね。後はいろいろ適当にあるから探してみて。
>せめてキャラくらいは独創的なものをつくってくれよって意味では禿同。
つまらなかったらボロクソ言われ、面白すぎてもパクリ呼ばわりなんて、職人さんたちも
大変だよねw
同情するよホント。
- 677 名前:Classical名無しさん :04/09/01 17:39 ID:UGCN67Hk
- >>675
不良漫画なんてどうだ?文章軽いし、量もなかなか。内容もいい。
それに最近終わったばかりだから投げ出しの心配もないしな。
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/ss-long/tuppari/index.htm
- 678 名前:Classical名無しさん :04/09/01 17:53 ID:TqI32MOc
- >>676
ありがと。
確かに作者は「荒らし上等!がはははは」くらいの根性ないとできんね。
>>677
トップだけ読んだけどワロタ。
暇なとき読んでみるよ。ありがと。
- 679 名前:Classical名無しさん :04/09/01 19:41 ID:QKD6pWU6
- >>676
SSの宝庫ですぜ
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1074867849/
- 680 名前:Classical名無しさん :04/09/01 19:52 ID:RgOoUBNU
- サイヤンキラーが馬鹿な過剰反応せねばここまで現スレがぐちゃぐちゃにならんで済んだのに。
なんで「パクってませんが、そう見えるなら仕方ないですね」って言えなかったんだ。
それで終わってたじゃないか。正直、俺はサイヤンキラー大して面白いと思ってないし、
3年間やヤムロットが目当てでここ来てるからえらい迷惑。
個人的には本当に消えて欲しいが、楽しみな人がいるだろうからそれは言わない。
サイヤンよ、お願いだから>>656のいう通りにしてくれ。
作品のレスだけ上げて、作者後書きは一切書かない。他作品への感想もいらん。
バキスレのザクみたいに、淡々と作品を上げてってくだけにしてくれ、頼む。
「僕が消えれば良いのですが、楽しみにしてくれる人の為に最後まで書きます」
とか、いつも暴れた最後には同情を引くような事ばかり書いてるが、それなら頼む。
本当に作品のレスだけ上げて、他は一切上げないでくれ。
現スレぐちゃぐちゃだけど、半分は荒らしと便乗のせい、半分はお前のせいだぞ。
- 681 名前:Classical名無しさん :04/09/01 20:27 ID:2tMfGQDc
- 迷惑をかける行動じゃなければ別にいいと思うし、少なくとも他作品への感想とかなら問題がないと思う。
気に入らない人もいるのかもしれないけど、あんまり書き込み内容の行動を束縛するというのは・・。
- 682 名前:Classical名無しさん :04/09/01 20:31 ID:TqI32MOc
- 別スレ立てよっか。
A案 サイヤンキラーを暖かく見守るスレ
B案 サイヤン氏と「真剣!しゃべり場」
C案 パクリOK!ヤムチャSSスレ
どれもイマイチだな。やーめた
- 683 名前:Classical名無しさん :04/09/01 20:33 ID:.3G/ACKg
- >>681
煽りぬきで、サイヤンはバカな問題児ってのが今回の事件でよおく
わかったんだし、それくらいやってもらわなきゃ困る。やるべきだろ。
- 684 名前:680 :04/09/01 21:02 ID:RgOoUBNU
- >>680と同じ内容をヤムスレ掲示板に書いたら、すぐにサイヤンキラーが来た。
彼がどう書いてたかは、各自で確認してくれ。
俺は、それ見てこの人はもう駄目だと思った。自分の事しか本当に考えてない。
- 685 名前:Classical名無しさん :04/09/01 21:24 ID:QKD6pWU6
- つーか、サイヤン関係の愚痴はそっちの掲示板つかって勝手にやっててほしい。
職人さんも投下しにくいだろうしさ。
- 686 名前:Classical名無しさん :04/09/01 22:49 ID:R9sGMWks
- >>685
禿同
ぶっちゃけサイヤンよりもそれについて
未だにゴチャゴチャ言ってる奴の方が万倍うざいな
- 687 名前:Classical名無しさん :04/09/01 23:00 ID:dXPoRR4U
- まあぶっちゃけサイヤンが止めようが続けようがどうでもいいな。俺はな。
スレが正常化するのを願うばかり
- 688 名前:Classical名無しさん :04/09/02 02:39 ID:NvpQO6B2
- 俺は続き読みたいからサイヤンにはせめて完結までは続けて欲しい
未だにゴチャゴチャいってる奴はスルーで行きましょう
サイヤンも前ので懲りただろうし次は荒らさないだろう
もしそれでもまだ過剰反応するようなら・・・・・・
まっ、まぁ・・・
とりあえず、最後まで書き上げて下さいよ、サイヤンさん
- 689 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/09/02 02:58 ID:bqjbmu9U
- 「・・・と言うわけで、大界王様。
この男のヘタレを治してやることは可能でしょうか?」
界王様が大界王様にやうやうしく頭を垂れながら挨拶をする。
「無理だな・・・」
まさか、大界王様にまでダメ出しをされるとは思っていなかった俺は
正直ヘコんだ・・・
というか、泣いた・・・
さすがに、界王様もこの答えを予測してなかったらしく
「ヤ、ヤムチャよ・・・そう気を落とすでない・・・」
「大界王様でさえ、お主のヘタレを治せぬのだ。」
「あの世(界王様から見ればの話で、ヤムチャからはこの世)で
お主が一番のヘタレだと言う事が証明されたではないか!!」
「う、うぉぉおぉぉぉぉおおん!!!」
ひでえよ!宇宙で俺が一番のヘタレだなんて!!
- 690 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/09/02 02:59 ID:bqjbmu9U
- 宇宙は広いって言う言葉があるけどさ・・・
俺のヘタレはその宇宙を超越しちまったんだぜ??
涙も枯れ果てかけた頃・・・大界王様が思わぬ提案をしてくれたんだ・・・
「ヤムチャよ・・・お主・・・大界王拳を習得する気はあるかな?」
「は?大界王拳と言いますと・・・」
俺は、小声で界王様に大界王拳の事を聞いてみると
界王様も初耳だという・・・
「北の界王の考えた界王拳も、優れた技ではあるが
あの技は肉体強度の限界に比例する技であって
いつの日かは頭打ちするときが来るであろう・・・
「どうじゃ?ヤムチャよ・・・」
「ワシはお主のヘタレを直接的に治すことは出来ぬが
その手助けをしてやることは出来るじゃろう・・・」
そう言うと、大界王様は気を貯めだしたんだ・・・
- 691 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/09/02 03:02 ID:bqjbmu9U
- ビッビリビリビリビリビリッ!!
大界王星の空気が震えている・・・!?いや、大気が振動しているのか!!
「ひぇ〜〜っ!!」
界王様と抱き合いながらガクガクブルブル震えていると
大界王様の体が金色に光り出したんだ・・・
髪型も・・・金髪の逆毛になっている?
気は・・・だめだ・・・
もう、俺にはそんな事がわからないぐらいの次元の出来事になっちまってる!
「どうじゃ?ヤムチャよ・・・」
ハッキリと・・・そして落ち着いた声で大界王様が語りかけてくる。
「大界王拳は・・・己の全ての潜在の力を引き出し具現化する技じゃ・・・」
「ぜっ、是非教えて下さい!!」
俺は、裏声でそう叫んだんだ・・・
裏声は・・・ワザとじゃないぜ?もちろん・・・
- 692 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/09/02 03:03 ID:bqjbmu9U
- 「では・・・こちらに来て頭を差し出しなさい」
そのまま、握りつぶされたりしねぇだろうな・・・
半ばチビるのを我慢しながら、おそるおそる大界王様の元へ歩み寄る・・・
そして・・・
大界王様は俺の頭に手を当て・・・
それからは良くわからなかった・・・
こう・・・視界が真っ白になっちまった・・・
やっと気が付いて、大界王様に尋ねてみたんだ。
「こ、これで大界王拳が使えるように・・・?」
「そうじゃ!!」
イ、イヤッホー!!心の中で三度ガッツポーズを取りながら
大界王様!!アンタ最高だよ!!修行もスマート過ぎるよ!!
一人、浮かれていると大界王様がとんでもないことを言い出したんだ・・・
- 693 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/09/02 03:03 ID:bqjbmu9U
- 「良く聞けヤムチャよ・・・大界王拳は・・・47185200大界王時間中
65535大界王時間しか使うことが出来ん・・・」
「十分ですよ!!」
「ところで・・・47185200大界王時間って地球ではどのくらいですか?」
「24時間じゃな・・・」
界王様がぽつりと呟いた・・・
「えええええーっ!!?
ってことは、65535大界王時間は!!?」
「5分じゃな・・・」
「みじかッ!!!!!」
5分っきりの必殺技かよ・・・でもまぁ・・・それもカッコイイか・・・
- 694 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/09/02 03:04 ID:bqjbmu9U
- 「ところで、大界王様?」
「うむ?」
「どうやって、大界王拳を使うんですか?」
「それは時が来れば己で理解できるようになるじゃろう・・・」
「つまり・・・今は?」
「使えんな・・・」
「サイヤ人戦に間に合いませんよ!!」
「フッ・・・」
大界王様は意味ありげな微笑で俺に目で語りかけてきた気がした・・・
(ヤムチャよ・・・言ったであろう・・・私に出来るのはここまでだ)
「大界王様・・・お時間でございます」
大界王様の僕であろう人が横で本らしきモノを手に
恐る恐る口を挟んだんだ・・・
ああ、俺のヘタレを治す旅はどこへ行っちまうんだ?
- 695 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/09/02 03:08 ID:xiDjWng.
- 「だ、大界王様!!俺のヘタレを治す事が出来る方法は!!
もう、もう無いんですか!!」
大界王様は、無言で背を向けながら・・・
「界王神様なら・・・可能やもしれぬのう・・・」
(もっとも・・・あの方も・・・ヘタ・・・)
大界王様は何か思い出し笑いをしていたようだが
界王様にこう言ったんだ・・・
「北の界王よ・・・ヤムチャを連れて界王神様の聖域へ向かいなさい」
「しっ、しかし!たかが人間のヤムチャを界王神様に会わせても!?」
こいつ、俺のことを師匠と呼びながらも・・・こう言う所では
やっぱり見下しやがるのな・・・
そんな事を考えながら、界王神様がどんな方なのか正直不安で
堪らなかった・・・
そして、その予感が命中しちまうなんてなぁ・・・
- 696 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/09/02 03:09 ID:xiDjWng.
- 界王様に連れられて聖域に向かう途中に、界王様に聞いてみたんだ・・・
「なぁ、界王様。界王神様ってどんな人なんだい?」
「ばっ!馬鹿モンッ!!」
「よりによって、界王神様に人とはなんだ人とは!!」
「そんな事を聞かれたら、ヘタレ云々どころか蒸発させられるぞ!!」
ここまで界王様が怒るってことは・・・よっぽどすげえ人なんだなぁ。
「私が・・・どうかしましたか?」
「かッ、界王神様!!?」
界王様は完全に萎縮しちまってる・・・
俺は逆に、ここまで偉いサンだと・・・もうどんな対応をすれば良いか解らなかった
「界王神様!!オレ・・・じゃなかった。私のヘタレを治して下さいッ!!」
- 697 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/09/02 03:09 ID:xiDjWng.
- 「無理ですッ!!!!!!!!!!!!」
思いっきり否定された・・・しかも語尾まで強調して・・・
正直、もうワケがわからん!みんなして俺をからかってるのか?
「ど、どうして・・・無理なんです・・・か?」
俺はもう、絞るように声を出しながら恐る恐る聞いてみた・・・
まさか、界王神様の力を超えるほど・・・
いや!!そんなわけない!界王の神様なんだ!
どんなことでも出来るはずサ!!
ひたすら、偉いサン方にダメ出しを喰らった俺は
いつの間にか、結構ポジティブな考えを持っていたようだ・・・
そして・・・
驚愕の言葉が、界王様の唇から溢れたんだ・・・
- 698 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/09/02 03:10 ID:xiDjWng.
- 「ワタクシもヘタレだからですッ!!!」
正直・・・こんなオチってひでえよ・・・
俺の涙は・・・もう枯れて零もしれなかった・・・
「ヤムチャさん・・・とおっしゃいましたね?」
「私から・・・界王神拳を習ってみませんか?」
「戦闘力を100万倍にすることが出来ますよ?」
「イイッ!!?」
「ひゃ、ひゃくまん・・・ですか?」
半ばインチキじゃ無いだろうかと言う一抹の不安を抱きながら
俺は、恐る恐るお願いしてみることにした・・・
「是非・・・修行をつけてください・・・」
「イイでしょう・・・アナタは私に匹敵するヘタレですからね・・・」
「ヘタレ同士、仲良くしようじゃありませんか!!」
満面の笑みで、界王神様は俺に近づいてきた・・・
ってか、その前に界王様は帰っちまったらしい・・・
そうだよな・・・俺だって帰りたいもんな・・・
- 699 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/09/02 03:11 ID:xiDjWng.
- 「ヤムチャさん・・・アナタはなかなか筋が良さそうですね・・・」
まさか、界王神様に誉められるとは思っていなかった俺は・・・
「ホントですか!!有り難うございます!!」
大声で、界王神様に礼を言いながら修行のことを切り出したんだ・・・
「そうですね、先ほども言ったようにアナタはなかなか筋が良い・・・」
「まぁ、2億6000万年も修行すれば・・・界王神拳を使えるでしょう」
「・・・」
「・・・」
「界王神様・・・一つ質問してもよろしいでしょうか?」
「なんですか?ヤムチャさん?」
「地球人の寿命をご存じ・・・ですか?」
「ああ、あの辺境惑星の生物ですか・・・あまり詳しくは存じませんが・・・」
「だいたい10億年ぐらいですか?」
俺は・・・俺はこの時ほど神様という存在を憎いと思ったことは無かったよ・・・
- 700 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/09/02 03:12 ID:xiDjWng.
- 俺は、界王神様に人間の寿命を伝えると・・・
「みじかッ!!ゴミ並ですね!」
これも・・・悪気は・・・無い・・・のか?
片や界王神・・・片やしがない人間・・・
同じヘタレでも、この扱いは無いじゃないか!神様!!
おれは、お願いした神様以上の存在である界王神様を忘れて
神に祈っていた・・・
「そうですか・・・その寿命だと・・・」
「そうだ!ゼットソードはどうですか!?」
ゼットソード・・・?
たぶん、何のことか解らない顔をしていたんだと思う
界王神様が説明をしてくれたんだ・・・
- 701 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/09/02 03:13 ID:YCDV20sc
- えーと、説明をまとめると・・・
ゼットソードってのは、この聖域にあるソードで
それを引き抜けば、凄い力を得ることが出来るそうだ・・・
俺だって昔は、青竜刀だって扱っていたんだぜ?
剣の一本や二本・・・
界王神様に連れられて、ゼットソードの有る場所に
連れて来て貰ったのは良いんだが・・・
「おぉ〜、あれかぁ〜!」
あった、確かに剣はあった・・・しかも仰々しく
大きな岩の柱のさきっちょに突き刺さっている
「あれを抜けば良いんですね?」
界王神様に、念を押して俺はゼットソードの元へ舞空術で
飛んでいったんだ・・・
後ろで、意味深げな微笑みを浮かべている界王神様に気が付かずに・・・
- 702 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/09/02 03:14 ID:YCDV20sc
- 「ど〜れ!!いっちょ軽く抜いて・・・」
・・・
「フンッ!!」
・・・
「ぬぅんッ!!」
・・・
「ぬぉりゃッ!!」
・・・
ビクともしねぇ!!・・・こりゃ参ったぜ・・・
パン、パン、パン、パン
界王神様が拍手をしながら、こちらに歩いてくる・・・
「私でも何億年も挑戦してますが、少しも動きませんからね・・・」
「まぁ、ヤムチャさん・・・頑張って下さい・・・」
口調とは、うってかわって楽しそうな笑顔に少々ムッっとしながらも
どうしようもない現状に頭を抱えている俺だった・・・
- 703 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/09/02 03:15 ID:YCDV20sc
- しっかし、界王神様も・・・
思ったより、性格が悪いんじゃねえのか?
顔も・・・むっつりだしな・・・顔色も悪いし・・・
あれ?
界王神様の顔が引きつったぞ・・・?
俺、声に出してないよな?
界王神様のモヒカン〜
界王神様のチビ〜
界王神様のヘタレ〜
俺は、そう考えてみたんだが・・・
あ!こりゃいかん!今度は青筋が立ってる!
界王神様は思考が読めるのか!
おれは、思いつく限りの美辞麗句と賛辞を頭に思い浮かべて
界王神様のご機嫌を取ることに三日もつかっちまったんだ・・・
- 704 名前:宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で) :04/09/02 03:19 ID:YCDV20sc
- えー・・・
即興で書いていると、ひっこみがつかなくなってきましたw
内容もアレな所が多いですが、ツッ込まないで下さい〜
では、また〜
- 705 名前:Classical名無しさん :04/09/02 08:26 ID:om0jbU3w
- >>688
ヤムスレ掲示板見てからそういう事いった方がいいぞ。
追い込むな、もうこれ以上。彼にも日常生活がある。
- 706 名前:Classical名無しさん :04/09/02 08:55 ID:A9ttUvWw
- サイヤンのことはもう放っとけよ。
ようするに本人が書きたいかどうかなんだから、それで身体ぶっ壊しても漏れらには関係ないだろ。
なんで藻前らはサイヤンの体のことまでいちいち気にかけてんだ?
- 707 名前:Classical名無しさん :04/09/02 10:15 ID:uvng6m.Y
- サイヤンの話題が尽きずぶっちぎりでスルーされてるのにワラタ。
- 708 名前:Classical名無しさん :04/09/02 10:57 ID:SsyPpjBo
- さて・・これだけいろいろ書き込んでくれたんだから、これからは作品への感想も
ちゃんと書き込んでくれるよな?
って誰かがが言っていました。
- 709 名前:新宿クーミン ◆TokyoWy1fk :04/09/02 11:00 ID:sUKLiN0M
- ヲッ♪
http://www.geocities.jp/saikyo_view/
- 710 名前:Classical名無しさん :04/09/02 12:42 ID:mgJ1u4i.
- 天津飯が中華料理屋を開いたって言うんで、食いに行った日のことだった。
奴が作ったチャーハンを食っていたら、急に腹が痛くなったのでトイレに駆け込んだんだ。
そしたら便器の前に「トイレットペーパー以外の物を流すこと厳禁」と書いてあったんだ。
だから俺はうんこは便器の横に落として、ケツをふいた紙だけを便器に流した。
ちょっとしたら天津飯が入ってきて、「お前わざとか?」とかぶつぶつ言いながら
俺が落としたうんこを一粒ずつ拾って便器に流してた。
別に悪い事なんもしてないのに嫌味言われて頭きた。
- 711 名前:Classical名無しさん :04/09/02 13:33 ID:SfjKzOpI
- >宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で)
乙。思ったより今後も楽しめそうで良かった
ヤムチャが原作では行ったことのないところや会ったことのない人に
会うために旅をするってのが珍しいからかな
それはそうと、一度に投下する量が多いのはいいけど
ストック切れにはならないように注意して欲しいな
>>710
ワラタ
たまにはこういうコピペ改変モノもいいな
- 712 名前:YamuNote :04/09/02 18:33 ID:U0.MfFOE
- >>606-607
第3ページ「客人」
「あ、すいません。チチさんトイレ借りまーす」
悟空の家に入り、左にあるトイレに駆け込むヤムチャ。
そして、便座に座り、ポケットからDEATH NOTEの切れ端一枚とシャーペンを取り出す。
ヤムチャはDEATH NOTEの使い方の一部の思い出していた。
・このノートに『正確に』名前を書かれた人間は死ぬ
(つまり、悟空の正確な名前を書けばいい訳だ。よって・・・・)
しばらくして、ヤムチャは皆の所へ戻った。
皆が、悟空の周りに集まっているのを見て、ヤムチャは隠れてニヤッ、とほくそ笑む。
プーアルはそれを、見逃さなかった。
どうやら悟空は突然血を吐き、胸を押さえて倒れたらしく、
すぐさま病院に送られた。
原因はあの人造人間編の時にも罹ったウイルス性の心臓病。
心臓病の薬はあったが、もう手遅れの為、3日後、仲間達の見守る中、病死した。
- 713 名前:YamuNote :04/09/02 18:34 ID:U0.MfFOE
- DEATH NOTEの切れ端にはこう書かれていた。
『カカロット 病死 7月5日午後8:28
心臓病が再発し3日後の7月8日午前11:31に死亡』
本来の孫悟空の名は『カカロット』。
当然ながらDEATH NOTEには『カカロット』と書かなければ効力は消えてしまう訳だ。
と、悟空の葬儀をし終え、家に帰る途中のヤムチャは考えていた。
プーアルは2,3日家を空けるらしいので、その間ヤムチャは一人。
DEATH NOTEの活動が心置きなく出来る。
クククッ、とヤムチャは明らかに狂っていた。
DEATH NOTEがそうさせたのか、其れともヤムチャの本心なのか。
少なくとも第二の被害者が出る。それだけは確かだった。
古びたドアを開けるヤムチャ。
プーアルに整頓された部屋。
何時もの風景に、見慣れぬ姿があった。
「よお・・・・使ってるか?デスノート」
小さな背で、二本の角。黒く若々しい皮膚で、体は痩せ細っていた。
以前似たような姿を見たことがあった。
確か、あの世に居た―――閻魔大王に仕えていた小鬼だ。
小鬼は俺の心を全て見透かしたかの様に、微笑んでいた。
- 714 名前:Classical名無しさん :04/09/02 19:23 ID:je/OWmP.
- サイヤンは近い内に必ず復帰するからもうほっとけよ。復帰パターンも決まってる。
「悩みましたが、応援してくれる人がいる限り完結させるのが責任と思いました」
とか言ってな。病気うんぬんもどうせ同情引く為の演技だから、もうほっとけ
>デスノート乙
- 715 名前:ヤムチャ :04/09/02 19:35 ID:mgJ1u4i.
- まぁまぁ、みんな落ち着こうぜ。
俺のために熱くなってくれるのはありがたいけどさ。
仲良くやったほうが皆いい気持ちになれるもんな!!
じゃあな!アキョア!!
- 716 名前:Classical名無しさん :04/09/02 19:42 ID:zrNt8.lI
- >>714
マルチうぜえ…
- 717 名前:Classical名無しさん :04/09/02 19:56 ID:lcC.OzEE
- >ヤムノート
お疲れ様です
これからヤムチャが何をしていくのか楽しみですね
仲間を殺していくのかそれとも・・・
- 718 名前:Classical名無しさん :04/09/02 21:54 ID:2Lq2hLYc
- 本当にサイヤン氏が心配だ。
下記のサイトを参考にして、元気に復活してくれ。
ttp://www23.cds.ne.jp/~moge/mogu/mental/
- 719 名前:Classical名無しさん :04/09/02 22:05 ID:uvng6m.Y
- 今はもうその話題終わってるぜ
>ヤムノート
乙
- 720 名前:ヤムチャ大戦 :04/09/02 22:06 ID:9Uru2Sr6
- よう!オレヤムチャ!
ところでみんな大変だ!地球に宇宙からの侵略者がやってきたんだ!
悟空やその他の連中がいない今、地球を救うことができるのは俺だけだと思うんだ!
だからいくぜ!みんなしっかり応援してくれよ!
「第一話、萌え動く」
宇宙からの侵略者は外見が人間とそっくりだったんだ。でも身体が青いんだ。
とりあえずオレは地球で仲間を集め、侵略者を倒そうと思うんだ。
でだ、いまオレは南米にいる。とりあえずここで仲間を探すことにする。
ヒヒーン!突然馬が現れてオレを蹴飛ばしやがった!いてぇ!
「すまないねキミ、大丈夫かい?」
「いきなり馬ではねるとは、ご挨拶だな!食らえ狼牙風風拳!」
オレの必殺技がそいつに命中したんだ。けどそいつは倒れなかったんだ。
「おいおい、謝ってるんだから許してくれよ」
なかなか素直なヤツだ、よし条件を出そう。
「よし、オレの仲間になるなら許してやろう」
「ああ、なってやるよ。俺はテリーマンって言うんだ。よろしくな」
「オレはヤムチャ。こっちこそよろしくな」
あっさりと承諾した男を仲間にして、今度は日本へ行くことにした。
「よし、とにかく侵略者どもをやっつけるぜ!」
「なに、侵略者を倒す?なるほどそんな目的があったのか。よし頑張ろう」
こうして、テリーマンが仲間になったんだ。次は日本だぜ!
続く
- 721 名前:Classical名無しさん :04/09/02 22:07 ID:A0fOPjXU
- >ヤムチャ大戦
・・・乙
- 722 名前:Classical名無しさん :04/09/02 22:08 ID:3jaO6ByQ
- もう424kBか・・・。今回は早かったな。
- 723 名前:Classical名無しさん :04/09/02 22:13 ID:383FEdoI
- もう次スレはサロンに行かないか?このままじゃ寂れる一方だ。
- 724 名前:Classical名無しさん :04/09/02 22:15 ID:JD5d.sTw
- >ヤムロット伝3
ピッコロに挑みかかる不良悟飯に笑えましたw
フリーザと界王神が顔見知りという関係も気になります。
ウーロンを失って再び立ち上がるヤムチャの活躍に期待。
>宇宙ぶっちぎりのスゲェ奴!!(別の意味で)
へたれを直すために大界王様や界王神にまで出会うという展開はおもしろいです。
大界王拳って超サイヤ人・・?(笑)
へたれ同士のヤムチャと界王神の関わりが楽しいですね。
>YamuNote
デスノートの効果が現れなかったのは本名じゃなかったからなんですね・・。納得・・。
デスノートとの出会いがヤムチャの人格を変えてしまったのか、それともあれが本性なのか・・、凄く悲しい事なのに微笑んでいるヤムチャが恐い・・(笑)。
子鬼との接触がどのような発展につながるのか楽しみです。
- 725 名前:Classical名無しさん :04/09/02 22:22 ID:3jaO6ByQ
- >>723
まあ今いったらサイヤンネタで荒らされるだろうな。ここで「乙」しか言ってないのも
荒らしだろうし。それでも覚悟があるんなら行けばいい。
- 726 名前:Classical名無しさん :04/09/02 22:23 ID:qSRgGZ6Y
- >>723
別に廃れてないじゃん。
作品は来てるし。どこが廃れてるの?
とにかく、ID非表示はもう勘弁。
今以上に荒れるのが目に見えてる。
- 727 名前:Classical名無しさん :04/09/02 22:26 ID:JD5d.sTw
- >ヤムチャ大戦
陽気なヤムチャの語りから始まる明るい出だしがいいですね。
テリーマンってあの筋肉マンに出てくる・・?(笑)。
侵略者を倒すために世界を周って仲間を集めていくという展開はおもしろそうです。
- 728 名前:Classical名無しさん :04/09/02 22:31 ID:8HRCtqAc
- じゃぁ次スレ立ててみるよ
- 729 名前:Classical名無しさん :04/09/02 22:31 ID:lDx/aRGo
- >>723
マロンだけはダメ、絶対。
ここでさえあんなキチガイ粘着が現れたのに、ID非表示の板になんかに
移ったらどうなるか・・・。
まだ少年漫画の方がいい。仮にサイヤンが投げ出したとしても、マロンじゃ
いつまた他の職人さんを狙って荒らしが来るかわからんよ。
後、本音としては語ろうスレと同じ板なんかはイヤ。悪いけどあそこの一部の連中は
心底腐ってる。
- 730 名前:Classical名無しさん :04/09/02 22:38 ID:8HRCtqAc
- >>729
おいおい。。早く言ってくれよ。反対意見出てないから移行で決定なのかと思って向こうに立てちゃったぞ
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1094132343/l50
- 731 名前:Classical名無しさん :04/09/02 22:45 ID:uvng6m.Y
- あ〜あ。8HRCtqAcが馬鹿なばかりに・・・
南無
- 732 名前:Classical名無しさん :04/09/03 00:23 ID:nJSY/ksU
- どう見ても故意犯だろ
ちゃんと削除依頼出しとけよ>>730
- 733 名前:Classical名無しさん :04/09/03 00:30 ID:CyqBa2Wo
- わざとじゃねーよ。それにもう向こうにも職人さんが行って住人も良くしようとしてるんだ。
頭ごなしに否定する奴よりミスった俺の方がなんぼかマシだ。
- 734 名前:Classical名無しさん :04/09/03 00:34 ID:awwYrVyk
- マロンは洒落にならないよ。
- 735 名前:Classical名無しさん :04/09/03 00:40 ID:nJSY/ksU
- >>733
>頭ごなしに否定する奴よりミスった俺の方がなんぼかマシだ。
いや、その理屈はおかしい。わざとじゃないにしても、何様だおまえ?
- 736 名前:Classical名無しさん :04/09/03 00:47 ID:CyqBa2Wo
- >何様だおまえ?
そっくりそのままお返しするよ。スレも立てようとせず、何もしない。
そんな人間が何かスレの為にしようとして失敗した人間をいっぱしに批判できると思ってんのか。
- 737 名前:Classical名無しさん :04/09/03 00:57 ID:HACVm9/M
- もういいから移るんなら移れよ
- 738 名前:Classical名無しさん :04/09/03 04:07 ID:9hxKKe.w
- >>頭ごなしに否定する奴よりミスった俺の方がなんぼかマシだ。
>いや、その理屈はおかしい。わざとじゃないにしても、何様だおまえ?
同意
>スレも立てようとせず、何もしない。
スレをどうするか話中だったんじゃないか?
>そんな人間が何かスレの為にしようとして失敗した人間をいっぱしに批判できると思ってんのか
そういうことを自分でよく言えるね
勝手に立てて、『お前は何もしない』ですか
- 739 名前:Classical名無しさん :04/09/03 06:46 ID:EVP.qkmg
- CyqBa2Woは新スレ荒らしている奴だろう。三年間もこっちで連載すべきだったよなあ
- 740 名前:Classical名無しさん :04/09/03 08:19 ID:5tqqheAs
- >>739 Kさんは空気読めないところあるからな。
CyqBa2Woはやはり粘着荒らしくんか。朝早くから頑張るな。
>>725-726にマロン移行反対が書かれてるんだけどな。
どうする、立て直す?
3年間の新作はこっちに張りなおせばいいし。
- 741 名前:Classical名無しさん :04/09/03 08:21 ID:CyqBa2Wo
- >>740
51 名前:1 メール:sage 投稿日:04/09/03 08:14 ID:???
こっちに本スレ立てて大正解w釣れる釣れる。Kまで釣れたし。
一応サイトBBSのサイヤン氏の発言はコピペしたが
誰か前スレもよろしく。この事件から逃げちゃいけないからな。
なるほど。向こうで勝手に人の名前騙ってるのはお前か。
そんなにあのスレ潰したいの?お前のははっきり言って我がままだぞ。
- 742 名前:740 :04/09/03 08:24 ID:5tqqheAs
- >>741
いや、普通に違いますが?
それにすでに反対意見が出てたのに勝手にスレ立てした奴に
わがまま言われる筋合いはねーよ。
- 743 名前:Classical名無しさん :04/09/03 08:25 ID:CyqBa2Wo
- ああ、そうなのか。時間帯が一緒だからてっきり。ごめんね。
- 744 名前:740 :04/09/03 08:27 ID:5tqqheAs
- >>743
お前だって朝からいるじゃない。
いや、なぜ反対意見があったのに勝手に立てたか教えてくれ。
- 745 名前:Classical名無しさん :04/09/03 08:28 ID:CyqBa2Wo
- もうここも容量ヤバいと思って焦ってしまったんだよ。悪いと思ってる。
- 746 名前:Classical名無しさん :04/09/03 08:35 ID:EVP.qkmg
- まあそう思ったんならこっちに立てるべきだったな
荒らしじゃないと思って一応レスしておくが。むこうが荒れたらまた戻ってくればいいだけだが。
そのときに「あっちこっち移転すんじゃねーよ」とかうぜぇこと言い出したら
あんたが責任もって処理してくれよ。
- 747 名前:Classical名無しさん :04/09/03 15:27 ID:vP9aZ1Y6
- こっちでも充分荒れ放題だしどっちに立ててもよかったんじゃない?
むしろ向こうの方が感想は集まってるから、その点だけはいいかも。
まぁヤムスレがマロンにあった時代を知らんから言っているんですが。
- 748 名前:Classical名無しさん :04/09/03 15:34 ID:Ez/e0RPs
- 当時を知る人間だけどぶっちゃけ語ろうスレの荒らしのせいもあったが
結構住人が過剰反応して自爆してた一面もあると思う。
- 749 名前:Classical名無しさん :04/09/03 19:17 ID:42ccqLl6
- 向こうでも大丈夫かなと思ったけど、案の定キチガイ発生。やっぱだめぽ
- 750 名前:Classical名無しさん :04/09/03 19:20 ID:Ez/e0RPs
- 多分どこだろうとああいう輩は生えてくるよ
今回はサイヤンが問題を大きくしたのが良くない
- 751 名前:Classical名無しさん :04/09/03 19:39 ID:Xz9/ktCo
- ここに立て直すか…?
- 752 名前:Classical名無しさん :04/09/03 20:25 ID:6d3dqEjc
- 一応こっちでも誘導
たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜpart24
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1094208219/l50
- 753 名前:Classical名無しさん :04/09/13 08:25 ID:Hvd0yIPs
- agetoko
- 754 名前:菓子職人 ◆vhLG0T1BFw :04/09/14 23:57 ID:.BkCTwco
- 「さーて、これからどうしようかな〜、もうドラゴンボールは二つ集めたわけだしこれ以上
はりきって怪我すんのも嫌だし・・・そろそろ他のみんなと合流するか。天津飯も心配だし
、一応」
ヤムチャはドラゴンレーダーをぼーっと見ながら言ってみたりする。今他のみんなと合流し
てもドラゴンボールを二つも集めたとなればある程度自分のランクは上がるだろう。少なく
ても天津飯よりは優遇されるはずだ。とりあえずそれで十分だと、ヤムチャは立ち上がり、
飛ぶ・・・が、すぐにレーダーの異変に気づいた。ドラゴンボールが二つ、とんでもない速
さで近づいてくる。敵か、ヤムチャは慌ててその方向を見た。そして、遠くに小さい人型の
影が現れた。ヤムチャはドラゴンボールを置いて、狼牙風々拳の構えを取った。
- 755 名前:菓子職人 ◆vhLG0T1BFw :04/09/14 23:57 ID:.BkCTwco
- 「よ、ヤムチャ!」
影は目の前に降り立つと片手を挙げて名前を呼んできた。ヤムチャの緊張が解け、ヤムチャ
もその影に声をかける。
「悟空・・・いきなり行っちまったと思ったらいきなり現れて・・・勝手な奴だなお前は・
・・」
「わりぃわりぃ。ん?天津飯はどうした?」
心の全くこもっていない謝罪の後に悟空が聞く。ヤムチャは遠い方向を見て、
「さぁな・・・生死すら定かじゃない・・・」
「じゃあそんなことはどうでもいいけどよ」
「いや、ちょっとは気にしてやれよ・・・」
ヤムチャが悟空に言うが、悟空は全く気にも留めずにヤムチャの脇にあるものを指差して訊
ねた。
- 756 名前:菓子職人 ◆vhLG0T1BFw :04/09/14 23:58 ID:.BkCTwco
- 「そのドラゴンボール何処で拾ったんだ?」
少し・・・いや、かなりその言葉に引っかかる物があったが『ヤムチャが戦って勝ち取れる
わけないだろ』と言われるのが怖いのであえてどう言う意味かは問わずに、答える。
「まぁ・・・拾ったんだが・・・そこの湖で・・・」
「やっぱ拾ったのか!まぁヤムチャが戦・・・いや、なんでもねぇけどそんな気がしたんだ
!」
結局、言われたくないことをほぼ言われてがくりと肩を落とす。
「確かにドラゴンボールは拾った物けど・・・これを奪いに来た奴らと戦ってドラゴンボー
ルを守ったんだぞ?俺は・・・」
ガッ
突然頭に衝撃と痛みが走る。ヤムチャは頭を抑えてうずくまる。その頭上から悟空が少し怒
ったようにヤムチャに言った。
「オラ、嘘は嫌ぇだぞヤムチャ!」
「嘘じゃねぇ!」
悟空を信じさせるのに、ヤムチャは二十分の無駄な時間を浪費した。
- 757 名前:菓子職人 ◆vhLG0T1BFw :04/09/14 23:58 ID:.BkCTwco
- 「わかった・・・ヤムチャ、そこまで言うならオラは何もいわねぇ・・・」
「全っ然わかってないような言い方だが・・・まぁいいか・・・」
説明に使った時間の無駄さにヤムチャは頭を抱える。と、悟空がヤムチャの肩に手を乗せる。
ヤムチャは頭に添えていた手を下げて悟空の顔を見る。
「じゃあ、オラはまた他のドラゴンボールを探してくるからこの二つ、よろしくなヤムチャ!」
「待て!」
ヤムチャは今度こそしっかりと悟空の足を掴んだ。悟空が露骨に嫌そうな顔をする。
「何だ?一人が怖いのか?」
「勝手に行くなといいたいんだ!どうしてお前はそう重要な役目を俺に任せるんだ!もしかして
俺を困らせたいだけなんじゃないか?!」
悟空の体が一瞬、ぴくっと揺れた。
- 758 名前:菓子職人 ◆vhLG0T1BFw :04/09/14 23:59 ID:.BkCTwco
- 「あ、お前!やっぱそうなんだろ!そういえば宇宙船でも俺に壊れた奴の世話任せたし!お前そ
ういう奴だったのか!俺が昔腹減ってるときにボコボコにした恨みか!そうなんだろ!」
ヤムチャが一気にまくし立てる。悟空は手を振り解こうと足を振りまくる。ヤムチャは振り落と
されまいと必死で足に掴まる。
「ヤムチャ!オラの言うことがきけねぇのか!」
悟空が物凄い剣幕でヤムチャに向かって言い放つ。ヤムチャはひっ、と呻いて手を緩める。もち
ろん、その間も悟空は足を降り続けている。遠心力でヤムチャの手は滑ってすっぽ抜けた。ヤム
チャはそのまま近くの岩盤に叩きつけられる。
「じゃあな、ヤムチャ!ちなみにオラはただおめぇの十字傷が気に入らなかっただけだ!」
悟空はそれだけ言うと再び物凄いスピードで飛び去っていった。ヤムチャは悟空が本気ではなか
ったおかげでたいしたダメージは無かったが、悟空に対する信頼が少し減った。ヤムチャは陰口
叩きながらドラゴンボールを一箇所に集める。が、ヤムチャはすぐ背後に迫る影にまたしても気
づかないのであった・・・
- 759 名前:菓子職人 ◆vhLG0T1BFw :04/09/15 00:00 ID:YQJce2wo
- すんません、書くとこミスりました。書き直します。