Saiyan killer2


プロローグ



何年か前、人造人間たちとの戦いに備え、孫悟空をはじめとする戦士たちは個々に修行を重ねていた時期があった。
その修行中に、一人の少女が地球にやってきたことがある。
名をマーリンという。
そして戦士の中の一人ヤムチャと、その異星から来たマーリンに纏わる話を知っているだろうか…。

彼女は元々サイヤ人を滅ぼすために地球に降り立ったのだが、ひょんなところでヤムチャと出会う。
きっかけは最悪だった。
ヤムチャをサイヤ人と勘違いしいきなりヤムチャを襲うが、逆に翻弄され最後は自滅に近い技を放とうとし、寸前でヤムチャに気絶させられる。
意識が回復してからも、今度はサイヤ人である孫悟空にいきなり襲い掛かると、圧倒的な実力差を見せ付けられ、100%及ばない力に思わず発狂。
そして今度は自滅技「ファイナル・グランスピアード」を最後まで放ち、両腕が千切れてしまう。
だがヤムチャの迅速な処置により、仙豆で彼女は腕を再生し、一命を取り留めた。
次に意識を回復してからは、再生した腕に驚きながらも、まだヤムチャたちを警戒するしぐさを見せる彼女。
だが、ヤムチャの怒りの説教と、彼女が勘違いしていることを伝えると、さすがの彼女もヤムチャたちを含め地球に住む者達が悪者ではないと認識をしたのか、次第にヤムチャに心を許し始める。

そして自分を遥かに越える圧倒的な地球人(孫悟空含)の強さに心を打たれた彼女はヤムチャに稽古をつけてほしいと申し出る。
ヤムチャの答えはOK。
そして二人の修行は始まった。
最初はてんで弱かった彼女だったが、ヤムチャと修行を重ねるうちに見る見ると成長する。
成長したのはパワーだけではない。
人間としての心も、ヤムチャとの修行によって育まれていった。


だが彼女は仲間からの無線により、戦闘のため再び宇宙へ旅立たねばならぬ理由が出来た。
しかも、宇宙船や星と星との距離の関係上、次いつ会えるか分からない、もしかしたらもう会えないかもしれないとのこと。
それは、いつまでも続くと思っていた過酷だったが楽しいヤムチャとの修行も、もうすぐ終わりだということを告げた。
だが彼女は、宇宙に旅立つ前にどうしても孫悟空と戦いたい。
しかし、戦えるまでの戦闘レベルになるにはまだまだ時間が足りない。
だが仲間の元へも向かわなければならないため、ノンビリしている時間もなかった。
そこでヤムチャは考え、精神と時の部屋で修行することにした。

そこへ入り、半日(ヤムチャ達にとっては半年)で部屋を出た。
部屋の中では数々のドラマや事実が明らかになったが…そこは省いておこう。
そしてすぐに彼女はスーパーサイヤ人・孫悟空に再び戦いを挑む。
修行の成果はばっちりといったところで、悟空の前に挑んできたベジータを軽くあしらう彼女。
そしていよいよ悟空との対決。
今までにない死闘を演じ、そして最終的にボロボロになりながら、彼女は意識を失いつつも孫悟空に勝った…。

意識を取り戻した彼女は、勝利の事実を確認すると歓喜の叫びを上げる。
だが、感傷に浸る暇もなく、マーリンは宇宙船へと乗り込んだ。
見送りにくるヤムチャ。
別れを目の前にし、マーリンは涙目ながらヤムチャに宇宙で一緒に自分と戦ってほしいとスカウトした。
それは単純にヤムチャの戦闘力が魅力的なだけではなく、ヤムチャに対しずっと胸に秘めていた想いが別れを前にして抑えきれなくなったからだ。
しかし、ヤムチャの答えはNO。
ヤムチャは言った。
戦いが終わり、再び平和がくるまでは地球に残ると。
そして、ヤムチャは自分も彼女のことが好きだと遠まわしに告白する。
だがマーリンはもっともっと好きだと…。
最後の最後で、重なり合った二人の想い。
ヤムチャと彼女は接吻を交わす。
次いつ会えるという確証もない。
諦めかけていた所だったが、咄嗟に「ドラゴンボール」のことを思い出す二人。
いつか世界が平和になったら、必ず…必ずドラゴンボールを使い連絡するとヤムチャは誓い、彼女は再び宇宙へと消えていった。
いつか再びヤムチャに会えることを信じて…。


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