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939 :ヤムチャ最強への道 :03/02/05 16:19 ID:???
【これまでのあらすじ】
ドラゴンボールで1000人に増えたヤムチャ
Z戦士のマジ切れをよそに量に物を言わせ色んな意味で予想外の活躍を見せる
サイヤ人が生み出した恐るべき生物兵器サイバイマン
圧倒的なパワーを誇るナッパ、戦闘民族の王子ベジータ
帝王の配下惑星戦士達、全宇宙のエリートギニュー特選隊
過酷な重力修行、全宇宙を恐怖に陥れた悪の帝王フリーザ
これらの戦いで488人のヤムチャが天に召された
しかしその引き換えに「ヤムチャ最強」に近づきつつあるヤムチャを忘れてはならない
【隻腕ヤムチャ】100倍の重力修行に耐え「予知能力」を身に付け覚醒しつつある
【戦闘民族ヤムチャ】ベジータを慕い共に数々の苦境を乗り越える。最も精神面で成長したヤムチャ。
その奇才による権謀術数は実力以上の成果をもたらす。戦闘服で他のヤムチャと区別。
【ギニュー】ヤムチャの体を持つ全宇宙の天才戦士。戦闘力はヤムチャだが
百戦錬磨の戦闘経験をもとに特質系ヤムチャを育成、輩出している。
【黒パンツ】唯一ナッパに憧れを抱くヤムチャ。胴着を脱ぎ捨てナッパのパンツを纏う
【発狂ヤムチャ】発狂したヤムチャ。地球で何かを企んでいる・・・?
【ヤムチャ】509人のヤムチャ。環境や境遇でそれぞれが個性を持ち始めた。
940 :ヤムチャ最強への道 :03/02/05 16:20 ID:???
第三十九話「サイヤ人の誇り」
隻腕ヤムチャの予想外の実力に驚きを隠しきれないフリーザ
フリーザはとうとう最終形態に移行した・・・
御飯がヤムチャに耳打ちする
「ヤムチャさん、フリーザの気は弱くなってます。宇宙一になるなら今ですよ(ニッコリ)」
「そうか!!でかしたぞゴクウの息子!!」
勇んだ強気なヤムチャが5人飛び出した。
ピッコロは潜在能力を探れ!と言いたかったが様子見で止めておいた。
5人が20cm四方のコマ切れにされているころ・・・
「おいおまえ、タマゴ吐いてみろよ。ほら早く」
「ボ、ボクはそんなことできません・・・」
「俺が吐けっつったら吐くんだよこの緑!それでもピッコロか?」
「ほら!タンバリンとか出せよコラ!ここでクリリンの恨み果たすんだ!!」
「何!?クリリンを殺ったのはこいつか?クリリンのことか?クリリンのことかー!」
「タマゴだせホラっ!」「ゴフっ!」ヤムチャの一撃でデンデが嘔吐する。
「こいつ汚ね〜!」「うわ〜デンデ菌!」「デンデ菌バリアー!」
数人のヤムチャがデンデと楽しく戯れていたとき、閃光のようなものが迸る。
その瞬間、4人のヤムチャを巻き添えにデンデが爆発した。
「これでもう復活はできまい・・・」
941 :ヤムチャ最強への道 :03/02/05 16:20 ID:???
フリーザに飛び掛かった5人のヤムチャが5cm四方までに刻まれたころ・・・
ベジータに仕えるヤムチャがベジータのもとに辿り着いた
「ベジータ様・・・!しっかりして下さい・・・!ベジータ様が死んだら俺は、俺は・・・」
ベジータの目が微かに開いた「ベジータ様っ!生きてる!」
「よく聞けヤムチャ・・・おまえは・・・おまえはよく俺に付いてきてくれた・・・。
おまえは俺を助けるためにフリーザの船に1人で・・・ゴフっ」
「ベジータ様!!無理にしゃべってはだめです!!!」
「いいからよく聞け・・・おまえは立派な戦闘民族サイヤ人だ・・・王子である俺が認める・・・!
俺達サイヤ人はあのフリーザによって滅ぼされたんだ・・・!
頼む・・・サイヤ人の誇りにかけてあいつを・・・頼んだぞ・・・ヤムチャ・・・!!」
ベジータは大きな気の塊を手のひらに作った
「俺の全ての力と・・・サイヤ人の魂だ・・・おまえに託す・・・
ヤムチャ・・・おまえだけ・・・おまえだけが俺を・・・」ベジータの目には涙が浮かんでいた
「ベジータ様・・・・」
ヤムチャがベジータの気の塊を受け取ったそのとき!
エネルギー波が虫の息のベジータを貫いた!
「ベジータ様!!!!!」
942 :ヤムチャ最強への道 :03/02/05 16:21 ID:???
「でかしたぞヤムチャ!!!憎きサイヤ人、討ち取ったり!!!!」
それはナメック星に来てから何一つ状況を把握していないヤムチャだった。
「これでこのサイヤ人に殺された仲間もよろこんで・・・ふがっ!ぐばkfぶあうfりうhぐえrn」
「消えろクズめが・・・。サイヤ人の・・・誇り・・・?」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
戦闘民族と化したヤムチャは空に向かって吠えた。
そのころ・・・
御飯がヤムチャにむかってまた耳打ちした
「ヤムチャさん、ピッコロさんにフリーザの弱点を聞きました!!
耳元でヨーデルを歌うとフリーザは爆発するそうです!!宇宙一になるなら今ですよ!!」
「そうか!!でかしたぞゴクウの息子!!」
「確かそんな映画があったな!!弱点さえわかればこっちのもんだ!!」
ヤムチャ達はヨーデルを歌いながらフリーザに接近を図るがことごとく殺されていく。
「ゴハン!どういうことだ!?全く効かんぞ!もう俺達12人も殺されたんだが」
「あ、そう」
そのとき何故かピッコロがヨーデルで苦しんでいた。
943 :ヤムチャ最強への道 :03/02/05 16:21 ID:???
場所は変わり界王星
「ナメック星に2つの強い気が・・・これはヤムチャか・・・?
正義の心を持つヤムチャ、邪悪な心を持つヤムチャ・・・
何かが、何か強大な何かが起ころうとしている・・・」
界王様は何かを感じ取った。
そのヤムチャはまさに隻腕のヤムチャとベジータに仕えるヤムチャであった。
場所は変わり地球
発狂ヤムチャと亀仙人の間でしれつなドラゴンボール争奪戦が行われていた。
第四十話「ゴクウ復活!!(490人)」に続く・・・
20 名前: ヤムチャ最強への道 [偽者] 投稿日: 03/02/06 07:39 ID:nrqocooK
第四十話「ゴクウ復活!!(490人)」
「スキあり!!死ね!!」
ヤムチャの飛び蹴りが御飯にヒットした瞬間、フリーザのビームが通り過ぎていった。
「あ、ありがとうヤムチャさん」「あ・・・ああ、次から気をつけろよ」
「つーかおまえ死ねって言ったろうが」
結果として助けてもらったことに一応感謝していたため
御飯はそのヤムチャの両腕を折るにとどまった。
「これで体中お留守だらけですね」御飯はニッコリ微笑んだ。
「な、何も見えなかった・・・ただ何かがパっっと光っただけにしか・・」
そんなやり取りを見ていたクリリンとピッコロは驚愕していた。まさかこれほどまでとは・・・。
そして最終形態フリーザと隻腕のヤムチャが睨み合ったまま動かない。
そのとき、強大な気の持ち主が急接近してきた。
「ゴ、ゴクウか!?」「ピッコロさん見て!ヤムチャだ!」
スタっ。惑星戦士の戦闘服を着た1人の戦士が降り立ち、囁いた。
「おい、カカロットの息子よ・・・『ヤムチャさん』だろ?」
21 名前: ヤムチャ最強への道 [偽者] 投稿日: 03/02/06 07:40 ID:nrqocooK
隻腕ヤムチャ「待っていたぜ。俺は感じていた・・・おまえの存在を」
ベジータに仕えるヤムチャ「待たせたな。俺も感じていたぜ。
『超えられないヤムチャの壁』を超えてしまったおまえをな・・・。」
「ピッコロさん、あのヤムチャさん、ベジータの気に似ていませんか?」
「ああ、恐らくベジータの気を受け継いだのだろう・・・
奴はもはやただのヤムチャではない『戦闘民族ヤムチャ』だ・・・!」
そのとき1人の影響されやすいヤムチャがクリリンに何か耳打ちした。
「ヤ、ヤムチャさん、いいんですか!?知りませんよ!?」
「かまわん!やってくれ!フリーザに勝つにはこの方法しかない!」
「気円斬!!!」あんまためらわずにクリリンは気円斬を出した。
クリリンの気円斬はヤムチャの片腕を切断した。
「こ、これでおれも隻腕ヤムチャのように強く・・・・」
出血多量で十分苦しんでから死んだ。
22 名前: ヤムチャ最強への道 [偽者] 投稿日: 03/02/06 07:41 ID:nrqocooK
ちょうどそのころ、
フリーザから300メートルくらい離れた安全圏で数十人のヤムチャを相手に
思想ヤムチャが「ヤムチャの完全に平等な楽園を作ろう」と共産主義を説いていた。
「ヤムチャによるヤムチャのためのヤムチャな楽園を作ろうではないか!
私がサイヤ人やフリーザや地球人に脅えることのない世界を約束する!」
「だよなー」「やっぱこれからはヤムチャだよなー」「ヤムチャ」「ヤム」「チャ」
38人のヤムチャがこの思想に賛同した。後に「ヤムチャ統一戦線」と呼ばれることになる。
それよりも地球人に脅えるなヤムチャよ。
ところ変わって最前線
フリーザと対峙する二人のヤムチャ、傍らで見守るピッコロ・御飯・クリリン
「はああああああ」二人のヤムチャが気を開放する・・・!!
フリーザが穏やかに、且つ冷徹に囁いた
「少しはボクを楽しませてくれるのかな・・・?」
23 名前: ヤムチャ最強への道 [偽者] 投稿日: 03/02/06 07:41 ID:nrqocooK
2人のヤムチャの気に驚きを隠せない戦士たち
ピッコロ「こっ・・・これほどまでとは・・・!」
クリリン「すげえやヤムチャさん!!」
御飯「この2人にだけは好感持てます!」
ヤムチャ「馬鹿、アポロンはイージスの盾持ってるから魔法効かないんだよ」
ヤムチャ「だから俺はエスパー外してもう一匹メカ入れろって言ったんだ」
ヤムチャ「じゃあどうしろって言うんだ!このままじゃアポロンにやられるぞ!」
ヤムチャ「落ち着け!後悔するより今は全力でアポロンを倒すことだけ考えよう!」
クリリン「こ・・・こいつらゲームボーイを・・・」
ピッコロ「言うな!!言うなクリリン!!!」
そしてフリーザ達が激突した!!!!!
すさまじい戦闘に大地が揺れ、閃光が迸る!
24 名前: ヤムチャ最強への道 [偽者] 投稿日: 03/02/06 07:42 ID:nrqocooK
クリリンが何かに気がついた
「あ・・・・あ・・・・フリーザのやつ・・・尻尾だけで戦っている・・・」
御飯「そ・・・そんな・・・ヤムチャさん達はフルパワーなのに・・・・
どうすればいいんだ・・・・どうすればフリーザに・・・・・」
ヤムチャ「御飯!!勝てる方法がわかったぞ!!!!!」
御飯「!! ほんとうですかヤムチャ!!!!」
ヤムチャ「ああ!まずケアルの書を山ほど買ってだな・・・」
御飯の秘められた力が怒りによって放たれる!!!
御飯「フルパワーだああああああ!!!!!!!!」
ピッコロ「こっ、この星ごと消す気かっ!御飯!」
ヤムチャ「いかん!!サガのセーブデータだけは守るんだ!!!」
25 名前: ヤムチャ最強への道 [偽者] 投稿日: 03/02/06 07:42 ID:nrqocooK
ズゴゴゴゴゴゴゴゴ
御飯のフルパワーはナメックの大地を抉り抜くほどの凄まじい威力であった。
そして1台のゲームボーイに群がっていた243人のヤムチャが跡形も無く消し飛んだ。
宇宙船からコツコツと進めてきたSaGa2秘法伝説と共に・・・。説明を加えれば
このゲームボーイが無ければヤムチャ達は暇に耐えられず皆発狂していただろう。
「ビーーーーー」けたたましく鳴るアラーム・・・
御飯のフルパワー魔閃光がナメックの大地を揺るがした時、ゴクウは目を覚ました。
――――――地球
チャパ王がサイバーネットに何か書込んでいる
「FUCK YOU・・・この偽作者は完全に虎の威を借る狐だ・・・!むしろこの開き直りは『荒らし』だ。
よって本当の作者が(それが騙りでも)切れたら書込みを辞めるだろう・・・。
もし万が一にでもこの作品が評価されることがあるのならそれは本当の作者に行くべきもので
批判のみがこの偽作者に行くべきものだろう・・・当たり前のことだが・・・
偽作者は本編の続きが読みたい一心で勝手に書き始めたのだ・・・狂気の沙汰ほど(略」
274 名前: ヤムチャ最強への道Z [sage] 投稿日: 03/02/15 18:35 ID:BTrzPLpP
第四十一話「ヤムチャイズム宣言」(246人)
「さて、お遊びはここまでだよ・・・」
フリーザの目付きが変わり一瞬で2人のヤムチャへ距離を詰める!
「は、早い!」ピッコロが叫ぶや否や、2人のヤムチャは岩盤に叩き付けられた。
「もうおしまいかい?」「くっ・・!」
それぞれ一撃を食らったヤムチャ達は立ち上がることすらできない。
「たった一撃で・・・ヤムチャさんたちの気がほとんど無くなるなんて・・・」
そこにいる誰もが死を覚悟した。
そんな中、残ったヤムチャ達がいっせいにフリーザのもとへ向かっていく
クリリン「ヤムチャさんたち!無茶だ!」
ピッコロ「よせ!死ぬぞ!」
決死の覚悟でフリーザに特攻するヤムチャ達!
「フリーザァ―――――!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!様ぁ」
一同「え?」
「がんばって下さい!!俺達が応援しています!!」
「な・・・何を」フリーザも状況を把握できていないようだ。
「さあ、早くあんな奴等やっつけちゃいましょう!」
スタっ「待たせたな・・・」
ヤムチャ達が寝返った瞬間、ゴクウがとうとう到着した!!
「フリーザよ!ひっかかったな!時間稼ぎの作戦だ!」
そう叫びヤムチャ達はいっせいにフリーザから離れる。
逃げ送れた3人のヤムチャがフリーザの「目から怪光線」に焼かれた。
そしてゴクウとフリーザの戦いが幕を開けた・・・
275 名前: ヤムチャ最強への道Z [sage] 投稿日: 03/02/15 18:35 ID:BTrzPLpP
第四十二話「D・B・Z2〜何処かで失くしたヤムチャのヤムチャ〜」(243人)
「ずいぶんでけぇ気の持ち主はピッコロとヤムチャ達だったのか。
ベジータは・・・?そうか・・・フリーザの手に・・・」
あえて誰も残りのヤムチャ達の話題に触れようとはしなかったが
ゴクウの顔は明らかに「え?まだこんなに残ってるの?」という表情だった。
ゴクウとフリーザが静かに向かい合う。
「ずいぶんガキっぽいんだな・・・」
「生意気だよ・・・おまえ・・・」
「ゴクウとフリーザの対峙を確認!天気晴朗なれども風強し!」
1人のヤムチャがなんかカッコイイこと言ったが
誰も聞いていなかったので特に歴史に残ったりはしなかった。
皆が知っている通り、ゴクウとフリーザの戦闘は凄まじかった。
しかしゴクウが全力で打った界王拳20倍かめはめ波もフリーザの怒りを買うだけであった。
ゴクウはフリーザの怒涛の反撃で弱りきっていた。
再びZ戦士の間に絶望感が溢れ出す。
ヤムチャ達は再び寝返りを試みたがゴハンが厳しく睨み付けているため踏み出せない。
残念だがスピードはゴハンの方が上だ・・・!
「まて!ゴクウのやつ何か企んでいるようだぞ!」とピッコロ。
「元気玉だ!」とゴハン。「しかし撃つまでに殺されるぞ!」とクリリン。
「俺達でなんとか時間を稼ぐんだ!」
「そうだ!」その時、ゴハンに名案が浮かんだ。
276 名前: ヤムチャ最強への道Z [sage] 投稿日: 03/02/15 18:36 ID:BTrzPLpP
第四十三話「ねえフリーザこっち向いて。恥ずかしがらないで。もじもじしないで。」
「ヤムチャさん、お願いします!時間稼ぎしてください!」
「ふざけんな!何で俺達が・・・」
「お願いしますよ。ね?」ゴハンは死んだヤムチャの首をちらつかす。
「わ、わかった・・・」
恐る恐る遠くから操気弾を放つヤムチャ達。
しかし200以上の操気弾が直撃するもフリーザは気付かない。
お願い!フリーザ!こっち向いて!ヤムチャ達の心の叫びも届かない。
このままではゴクウがやられてしまう!
「ヤムチャさん!声出して声!」ゴハンが檄を飛ばす。
「フリーザ様ぁ〜」しかたなく声をかけながら操気弾をぶつける。
「もっと大きい声でお願いします!」ゴハンが更に檄を飛ばす。
「気合入れて下さい!」
ゴハンが次々にヤムチャ達のお尻を蹴り飛ばして活を入れる。
1人が腰の骨を複雑骨折し崖から落ちて死んだ。
それを見たヤムチャたちは意を決して声を張り上げる。
「フリーザ――!!!こっちに気付いてお願い!!!!」
その瞬間、やっとフリーザがヤムチャ達の方を振り返った!
「やったー!フリーザがこっち見た!!!!・・・やばっ!!!」
無数のビームが飛んできた。慌てて身を隠すヤムチャ達。
「隠れたら時間稼ぎにならないでしょ!」ゴハンの目付きが変わる。
(こいつ・・・殺る気だ・・・)ヤムチャ達は全てを悟った。そう、恐れていた全滅を。
前にはフリーザ。後ろにはゴハン。まさに前門の虎、後門の狼である。
その時、フリーザのビームでナッパのパンツのひもが切れた。
420 名前: ヤムチャ最強への道Z [偽者] 投稿日: 03/02/20 16:03 ID:imwco1vJ
第四十四話「実はナッパの戦闘力78000だった」
フリーザが1人のヤムチャに目標を定め襲い掛かった。
しかし何故かそのヤムチャはフリーザの攻撃を避けたのだ!
フリーザの猛攻をことごとく避けていく!フリーザの尻尾がヤムチャの足元をすくう!
ヤムチャは足元にフリーザの一撃を食らうも踏みとどまった!
「ヤムチャさんが足元の攻撃に耐えるなんて!」ゴハンが叫んだ。
その場にいる全てのものがあっけにとられているとき他のヤムチャがあることに気付いた。
「おい!あれを見ろ!」
ひもが切れて地面に落ちたナッパのパンツが地中深く見えなくなるほどめり込んでいた。
「あいつ、こんなに重いパンツを今まではいていたのか・・・」
そう!ナッパのパンツは780トンの重さだったのだ!
「このパンツで下半身が強化されて足元があんなに強くなったのか!」
「ナッパさん・・・こんなに重いパンツをはいていたからゴクウに負けたのか・・・」
「どんな材質なんだ?どうりでテンシハンの気功砲を受けても破れなかったわけだぜ・・・。」
ナッパのパンツをはいていたそのヤムチャは恐る恐るフリーザに蹴りを入れてみた。
ヤムチャの足がブレた瞬間、フリーザは何度も地面に叩き付けられながら岩山に突っ込んだ。
「なんて威力だ・・・」ピッコロもびっくり!しかしフリーザはさらなる力を秘めていた。
「今のは痛かった・・・痛かったぞ――――!!!」フリーザの頭突きがヤムチャに入る!
「いてえ!!!!」強化されたヤムチャもフリーザの怒りの一撃には耐えられなかった。
フリーザがヤムチャに指を当てる。指先が不気味に光る。
「・・・・・死ね!」フリーザはつぶやいた。ボンッ!!!
フリーザの背中に操気弾が!隻腕のヤムチャと戦闘民族ヤムチャの渾身の一発だった!
「あいつら・・・残り少ない気で・・・」
ナッパのパンツのヤムチャがつぶやいた。ちょっとかっこよかった。
「うっとおしいゴミどもめ!この星もろとも消えて無くなれ!」
フリーザが上空に舞いあがりデスボールを作る!その時!
「できたー!!」
ゴクウの声が響き渡った。
421 名前: ヤムチャ最強への道Z [偽者] 投稿日: 03/02/20 16:10 ID:imwco1vJ
第四十五話「おお ヤムチャよ しんでしまうとは なさけない!」
ゴクウは げんきだま を はなった !
フリーザに 617 の ダメージ !!
フリーザは たおれた!
クリリン「やったーーー!」
ゴハン「おとうさん!」
ゴクウ「へへ」
げんきだまで うちゅうをすくった Zせんしたち !
しかし フリーザは しんではいなかったのだ !
フリーザとの せんとうだ!
フリーザの エネルギーは !
ピッコロは たおれた !
フリーザの サイコネキシス !
ヤムチャは たおれた !
ヤムチャは たおれた !
ヤムチャは たおれた !
・
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ヤムチャは たおれた !
ヤムチャたちは ぜんめつした !
えんま「おお ヤムチャよ しんでしまうとは なさけない!」
カイオウ「もう おしまいじゃ ピッコロがしんで ふっかつができない・・・」
423 名前: ヤムチャ最強への道Z [偽者] 投稿日: 03/02/20 16:28 ID:imwco1vJ
第四十六話「iからweへ weから愛へ」
ゴクウは最後の気を使い果たし倒れ込む
ヤムチャ達は重傷で動けない
ゴハンとクリリンは恐怖で立ちすくむ
神様「もはや・・・これまでか・・・・ぐふっ」
ポポ「神様!!!!!!」
亀仙人「ドラゴンボールが石に・・・!まさかピッコロが・・・!」
界王「もう終わりじゃ!宇宙は終わりじゃ!」
チャパ王「だから作者は偽者だってば」
ナメックの大地には皮肉にも穏やかな風が吹いていた。
静かであった。Z戦士達の絶望とは裏腹にただナメックの大地は静かであった。
ヤムチャ達は薄れていく意識の中で思った
もうこれまでだな。でも、俺達よくやったよ。がんばったよ。
いつも中途半端だった俺達がここまでやれたんだ。じゅうぶん満足さ。
そう、満足だよ。みんな、すまなかったな。これまでだよ。
これまで・・・だ・・・・
・・・・・・・・・
ヤムチャ(×996)「あきらめるのはまだ早いぜ!」
424 名前: ヤムチャ最強への道Z [偽者] 投稿日: 03/02/20 16:29 ID:imwco1vJ
ピッコロが死に神も死に、シェンロンも死んだ。
シェンロンの死によってドラゴンボールの魔法の効力も消え去ったのだ。
そして1000人のヤムチャが1人になる。
ナメックの大地に一筋の光が降り立った。
光の中に隻腕のヤムチャ・戦闘民族ヤムチャ・ナッパなヤムチャが吸い込まれていく。
その瞬間、星を揺るがすほどの大爆発がおこった。
そこに、ひとりのヤムチャが立っていた。
ゴハンが思わず尋ねる。
「あなたはどのヤムチャさんなんですか?他のヤムチャさんは・・・?」
「俺は・・・ヤムチャだ・・・俺が・・・ヤムチャだ!!」
そこに立っていたの1人のヤムチャだった。
オレハ・・・ヤムチャダ・・・・
ヤム・・・チャ・・・
ヤムチャ?いや、怒りに目覚めた一匹の狼(ウルフ)であった。
425 名前: ヤムチャ最強への道Z [偽者] 投稿日: 03/02/20 16:43 ID:imwco1vJ
第四十七話「wolf's rain」
「ゴハン、クリリン・・・ゴクウを連れてオレの宇宙船へ・・・」
「は、はい!」
「逃がすと思うか?」
フリーザが微笑を浮かべ構える。
しかしその前にヤムチャが立ちふさがる!
「いい加減にしろ!このクズヤロウがっ・・・!」
そのすきにゴハンとクリリンは飛び去った。
フリーザはヤムチャに向かってエネルギービームを打つがヤムチャは紙一重で避ける。
「くそっ!当たりさえすれば!」
「当ててみろよ」
「な・・・!後悔しやがれー!!」
ヤムチャにフリーザビームが直撃する。
しかしヤムチャには通用しなかった。
「一つの星は壊せても・・・一匹の狼は壊せないみたいだな・・・」
ヤムチャは微笑した。
426 名前: ヤムチャ最強への道Z [偽者] 投稿日: 03/02/20 16:44 ID:imwco1vJ
ゴハンは飛行中、思わず涙を許した。
「ヤムチャさんはなれたんだ・・・狼に・・・」
フリーザは始めて出会った自分を脅かす存在に驚愕していた。
くそ!このオレがこんな下等生物に・・・!
なんてことだ!!!くそーーーーーーーーー!
「俺は宇宙空間でも生きられる。しかし貴様はどうかな?」
フリーザは大地を目掛けてデスボールを・・・はなとうとした瞬間!
ヤムチャの足払いでフリーザが吹っ飛んだ。
「フリーザ・・・足元がお留守だぜ?」
フリーザは決意した。
100%の力さえ出せば負けるはずがない。
しかし、体が耐えられるのか・・・。
かつてないほどの決戦が今、銀河の最果てで繰り広げられようとしている。
「わからん・・・どちらが勝つのか・・・」
カイオウ様は宇宙の明暗を分けるこの対峙に気の昂揚を覚えた・・・。
428 名前: ヤムチャ最強への道Z [偽者] 投稿日: 03/02/20 16:54 ID:imwco1vJ
第四十八話「ヤムチャ最強への道」(1人)
―――3年後
西の都のさらに西にある砂漠
プーアル「ヤムチャさまっ 獲物が来ましたよ!」
ヤムチャ「よし!じゃあちょっくら稼いでくるか!」
ブルマ「ヤムチャ!気をつけてね!」
ブルマの腕の中には黒髪の赤ん坊が幸せそうに眠り込んでいた。
〜完〜
おまけ:
3年前、地球に残された発狂ヤムチャは全国を巡り歩いた。
その道中、へんな洞窟の中のロボット製造工場を無意味に破壊し、
地中に埋め込まれた変な宇宙船の中の変な魔法使いを殴り殺した・・・らしい。
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