">remove
powerd by nog twitter



ハンター・ヤムチャ

第2部 

 

354 名前:ハンター・ヤムチャ[sage] 投稿日:03/08/01 13:01 ID:???
ここはブリーフ王の隠れ研究所。
いろいろごっつい機械があるけどヤムチャはもう慣れていた。
そしてヤムチャがブリーフに呼ばれて研究所につくと
ブルマとブリーフ博士が大砲らしき物をいじっていた。

「それはなんですか?なにやら大砲に見えますが」
「うむ、これはわしとブルマが開発した、思いは天に届かず破壊の化身君じゃ」
「そこまで言えば解ります、つまり昔に嫌な暴走事故があったんですね」
しかし、そこでブルマから意外な言葉が出てきた。
「ちょっとヤムチャそれは違うわよ、これは今日初めて使うんだから」
「え、じゃあ何でこんな縁起の悪い名前にしたんだ」
「この本によると文字数が良いのよ、ほらここよ」
見てみると最高だの、運命の出会いがあるだの書かれてる。
「もういいよ、それでこれの試運転ですか?」
「うむ、ブルマの恋人である君にもこの大砲の勇姿を是非見せたくてな
さあ、準備は出来ている早速試し撃ちじゃ」
うきうきしながら外に出て、近くの砂漠まで移動したブリーフとその一行

「さて、じゃゃあ撃つぞーーーーーー届けブラックホールの中心までーーー」
ブリーフの叫びがこだました頃、空中ではベジータがのんきに歌いながら散歩していた。
「ンーフフフー俺はサイヤの王子ベジータ、ちょっと背が低いけど空を飛べば180メートルだ」
そんなベジータの股間に破壊の化身君が直撃。
ベジータは心の中で叫んだ(な・・何て酷い事しやがる・・今のは今のは・・・)
「今のはちょっと痛かったぞー−−−−−」
ベジータの気が地球を震わせた。そして・・・
「あれはあの時の女、貴様かああああ」ブルマvsベジータ第2ラウンド開始

355 名前:ハンター・ヤムチャ[sage] 投稿日:03/08/01 13:10 ID:???
ブルマがすかさず気を開放する。
「ヤムチャ、父さんのこと頼んだぞ」
そう言ってベジータのところに向うブルマの服からさっきの本が落ちた。
占いばばの恋する恋愛占い
「恋愛占いだったのか」
確かに破壊の化身君はイカシタ出会いをしたな
そう思いながら、ヤムチャが怒りに任せてかめはめはを本にぶっ放した。

ブルマの拳がベジータの眉間を捉えた
流石のベジータも何十メートルも吹っ飛ばされ砂にうずもれた。
(クソっこの前まではせいぜいナッパクラスだったのにこの女、数段強くなってやがる)
ベジータが意識和右手に集中させる、そしてフンっと言う声と共に気弾がブルマに向っていった
「食らうかばかめ」総いいながら気弾を避けるブルマ、とどめとばかりにベジータの
眉間にもう一撃食らわす。だがベジータの気がブルマの腹にくっついていた。
良く見ると気は、縦に伸びていてベジータの手にも張りついている。
そして次ぎの瞬間、ベジータの手にくっ付いている方だけが離れ
ブルマの腹めがけて、高速で向っていた。
「次ぎは手加減しないぞ女」そう言ったと同時に、今度はブルマが吹っ飛んだ。
そして、ここぞとばかりにフルマに追い討ちをかけようとしていたベジータは
横から飛んできた操気弾をもろに食らう。

「破壊の化身君はどうだねヤムチャ君」「なかなか良いですよ」
実は操気弾を破壊の化身君でうっていたヤムチャ
「ちっ仲間がいたのか、今の攻撃力からして5000クラスの奴か、命広いしたな女」
そういいながら去っていくベジータもちろんヤムチャ達が追撃する余裕など無かった。

次回「ピッコロと御飯」


 

387 名前:ハンター・ヤムチャ[sage] 投稿日:03/08/02 19:44 ID:???
「予定変更、ヤムチャ強化系修行始まり」

再び神様の神殿。
あの後ブルマはベジータと決着をつけに行くと言いそのまま行方不明。
暇を持て余したヤムチャは一人で修行するのもなんだから
神様の所でクリリン・チャオズと一緒に修行していた。

「お前等に技を教えてやろうこれは界王拳と言う技だ」
そう言うと神様の周りに赤いオーラが立ち上った。
「これは体の気を一時的に増幅して何倍もの戦闘力を得られると言う技だ。
界王という偉い人が使う技でかなり難しいが、是非とも物にしてくれ。
では3人ともこれから界王拳の修行を始めるぞ」

開始一時間で全員が界王拳マスター
神様は3人の才能にスネて部屋の奥に引きこもってしまった。
「チャオズって肌白いなあ、食べちゃいたいくらいだ」
あっちはあっちで妙な盛りあがりを見せている頃
ヤムチャは神様もいないのに、意外にも真面目に一人で修行していた
しかも、新作の技を編み出していたのだ、そしてその技を試しに使ってみた。
「海よ大地よ命よ俺に元気をくれ」そう唱えるとヤムチャに異常な量の気が集まってきた。
しかし、クリリンとチャオズが倒れている、それだけでなく周りの草木も枯れ始め
空と雲が毒々しい色になり、庭園から下を覗いてみると凄いスピードで
カリン塔を中心に円形状に動植物達が死滅していく。
部屋の中から神様が出てきて、元気集め過ぎと言いながら倒れ込んでしまった。
ヤムチャは自分の手に世界の命運が握られていると解り
顔に恍惚が浮かびあがっていた。

次回「強化系修行2」

620 名前:ハンター・ヤムチャ[] 投稿日:03/08/07 21:27 ID:K2AMtMxe
>>前回387

恍惚の表情をヤムチャが浮かべた次ぎの瞬間、
ヤムチャはゆっくりと後ろに倒れて行った
と同時にヤムチャに集まっていた元気達も元の持ち主の元へ帰っていく。
20分程ばかり経ち、ヤムチャに吸い取られていた元気がほとんど戻ってきて
ようやく意識がはっきりしてきたクリリン達。

「まだ意識がぼんやりしている、ヤムチャさん何て技を使ったんだ
無差別に周りを巻き込むなんてどうかしてるよ全く。
だがそれでこそ俺の兄貴分だ、今日からは砂漠の核爆弾と呼びますぜヤムチャさん」
ヤムチャの心意気に心底うたれたクリリンであったが
当のヤムチャは、ハアハア言いながら汗だくになって倒れていた。
その様子に気付いたクリリンは急いでヤムチャの元に走っていった。
「これは酷すぎる、ヤムチャさんはもう駄目だ
ハアハア言いながら汗だくになってるなんてまるで変態だ」
「駄目の意味が微妙に違うぞクリリン」
後ろから、ぬらっと神様が現れてクリリンに突っ込みを入れる。
こちらもヤムチャの技のせいでハアハア言っている
おまけに額には怒りのマークの血管印が浮き上がっていた。
「ヤムチャよ、技は凄かったが体が技についてこれなかったようじゃの」

「ま・・まあ神様そんなに怒った顔しなくても良いじゃないですか
技は凄いんですしサイヤ人戦で切り札になると思いますよ、
技の反動で次ぎこそヤムチャさんが死ぬと思いますが」
最後の行だけ丁寧にゆっくりと神様に諭す様に言ったクリリン
それを聞いて神様も考えるところがあったみたいだ。
「私に任せろクリリン、策がある」

つづく

654 名前:ハンターヤムチャ[sage] 投稿日:03/08/09 00:35 ID:???
>>前回620

ヤムチャが倒れて約3時間、ようやくヤムチャの意識はもどった。
「くそ、失敗したのか」
目が覚めてのヤムチャの第一声。
まず、迷惑かけてすみませんと言うのが人の道理だと思わんかこのガキ
神様はそんな事を思いながら、にこにこ顔でその様子を見ていた。

ようやくヤムチャが落ち着き始めた頃、神様がヤムチャに話しかけてきた
「そんなに悲観するな、結果的に言うと成功じゃヤムチャ君。
君が技を終えた後、20分ほど体の力が全く入らなかったこれは切り札になるぞ」
しかしヤムチャの顔は暗い、それはある事に気づいていたから
「神様、この技は術者である俺の体が持ちません
次ぎにやったら命の保証はありませんよ、この技は封印するつもりです」

655 名前:ハンターヤムチャ[sage] 投稿日:03/08/09 00:35 ID:???
「ヤムチャ君、良いじゃないか一生に一度くらい命かけたって
それが地球のためなら正義のギャンブラーだ」
「ですが幾らなんでも危なすぎます、俺はこの技を封印しますよ」
「ヤムチャ君、ギャンブラーの基本は強気だそんな事では行かんぞ」
いつのまにか現れたミスターポポが横から神様に本を見せている。
ちなみに本の題名は、占いババ厳選1%に全てをかけるギャンブラー列伝。
1%と言う文字とマニュアル本でさえない事にすべてを理解したヤムチャ。

「つまり俺に死ねと言いますか神様」
「それは違うよヤムチャ君、頼むから命賭けてくださいって言ってるんだ」
遠くからその様子を見ていたクリリンは、神様の策が説得だと理解した
「つうかそれは説得じゃなくて挑発だろ」
クリリンは力いっぱい叫んだ、しかしクリリンの声は届かない。
「神様、俺の答えはただ一つです、言葉は無粋、拳で語れ」
ヤムチャが界王拳の構えをしながら神様にそう言い放った。
「小僧、面白いな人間の分際で神に立ち向かおうとは馬鹿にも程があるぞ、
足元だけではなくそのおつむもお留守みたいだな」

ヤムチャの修行はまだ続く

698 名前:ハンター・ヤムチャ[sage] 投稿日:03/08/10 02:17 ID:???
向かい合うヤムチャと神様、両者の気迫は周りの空気が震えている程だ。
「神様あんた強いよ、ガチでやれば俺は負けるだろうな
だけど俺にも切り札ってものがあるんだぜ」
そういってヤムチャが右腕を突き出した
その腕には時計ほどの大きさの物がついている。
そして右腕につけている時計のような物に向って叫んだ。
「ブリーフ、バトル手袋発射だぜ」
バトル手袋それは装着した物の腕力を極限まで高める兵器、ブリーフ最高傑作である。

ヤムチャの声を通信で確認したブリーフはすぐに準備にかかっていた。
「ついに来たかヤムチャくん、こうしちゃおれん
お前達、今すぐにバトル手袋を発射するぞ」
ブリーフが側近達にそう叫ぶと周りがあわただしく動き始めだす
「現在位置は神の神殿、距離と角度計算終了。
衛星からの映像でます発射準備OK、いつでも発射できます」
その声を聞いたブリーフが発射スイッチを押すと、かろやかにバトル手袋が発射された。
「角度良し、飛行速度も十分です後10分ほどで目的地に着きます」

(ヤムチャくんやはりあの時、君にこの兵器を見せておいて正解だったよ
君にこの手袋の説明をしたら、喜んでくれたね
あの後この手袋を改造してしまった事を黙っていたのは謝るよ、
そのお詫びにバトルヘッドをつけておいたよ)
バトルヘッド、特徴としてはかぶったら壊れるまで二度と外れないモヒカン型のヅラ。
ちなみに7回ほど改造されたバトル手袋は、ヅラと連動して動き出す仕組みに変わっていた
故に、手袋と同じでヅラは自動的にヤムチャに装着する様に作られている。
バトル手袋及びバトルヘッド、正式名称はモヒカンカーニバル。

その頃、飛行速度が速すぎてバトル手袋は摩擦熱で燃え尽きていた。

つづく

778 名前:ハンター・ヤムチャ[sage] 投稿日:03/08/13 17:01 ID:???
バトル手袋消滅の報を聞き側近達は混乱の只中にあった
しかし、ブリーフは冷静であったのだ何故なら

「わしに失敗は無いこれも予測範囲だ」
ブリーフの言葉を聞き目を丸くする側近達
そうだったこの男は普通じゃない、これくらい予測していても当然だ。
途端に目に希望の色が走る側近達。
「何と言っても費用からして違う、バトル手袋はバトルヘッドの
約10分の1の費用だからな、こうなるのは当たり前だったよ」
「それでブリーフ王、どんな策があるんですか?」
「そんなものは無いよ、予測はしていたと言うだけだ」

その頃、ヤムチャと神様の戦いはと言うと。
「界王拳2倍だ」ヤムチャがそう言うと神様は「界王拳10倍で行こっかな」
神様の戦闘力が5000まで一気にあがり、ヤムチャを軽くデコピンであしらった
先ほどからこんな調子である。

779 名前:ハンター・ヤムチャ[sage] 投稿日:03/08/13 17:01 ID:???
ヤムチャは自分がした事を今更ながら後悔した
相手は自分とは次元が違いすぎる馬鹿な事をしてしまった。
「ヤムチャくん、そろそろあの禁断技しか無いんじゃないかな?他に勝つ方法は無いよ」
頭にある触角をチョウチョ結びにしながら神様は更に言い放つ
「次ぎはあんな技は効かないけどね−けどねーけどねーけどおねー」

思う存分ヤムチャを挑発して満足気な神様。
そのとき横で見ていたクリリンが戦いに飛び出してきた
だが頭がモヒカンになっているし、どうみても顔に生気が無い。
実はバトルヘッドの進行上に丁度クリリンの頭があった為そのまま高速で合体
バトルクリリンとなってしまった。
本体のクリリンも衝突のショックで意識を失いコントロール不可能なまま
クリリンを乗せて、当初の予定通りヤムチャに向ってくるバトルヘッド。

つづく

873 名前:ハンター・ヤムチャ[sage] 投稿日:03/08/15 02:15 ID:???
バトルクリリンの突進を紙一重でかわしたヤムチャ
そのままクリリンは空に上った後ヤムチャの頭上をクルクル回ってる。
ヤムチャは、状況を理解出来なかったが、戦っている場合でない事は理解した。

「神様、ちょっと待った、戦っている場合じゃないクリリンが」
神様も異常事態に気付いて、ヤムチャの意見に同意した。
「解ったヤムチャ君、それであのモヒカンはなんなんだ」
少しばかりヤムチャが考えた結果、
クリリンの頭についるものはバトル手袋以外にあるのかと自問自答してみた。
「きっとあれは先ほど俺が呼んだバトル手袋です、
俺の知っているものとは違いますが、ブリーフ王の事ですから新型なのでしょう」
ヤムチャは後悔していた、自分の信頼していた相手はあのブリーフだったのだと。

「それは違うぞヤムチャ君、これは手袋ではないヘッドだ」
見ればクリリンが空中にで静止している、しかもブリーフの声まで聞こえてくる。
「ここだよヤムチャ君、このバトルヘッドには、
通話機能と、衛星を通じて映像が送れる機能があるのだ」
「それはバトルヘッドと言うのですか?いつの間に手袋からヘッドに変わったんだジジイ」
「実は最初に手袋を発射したんだが、途中で燃えて消滅してしまったんだ
だから仕方なく試作品であるバトルヘッドを発射したのじゃよ」

そうなのか、しかし何かがおかしい何だこの心の中にあるもやもやは。
「そんな事よりヤムチャくん早く神様を倒さないといけないんじゃないのか」
確かに俺の元々の敵は神様だった、不審な点はあるけどこのさい気にしないでおこう。
しかしその時一人の男がヤムチャとブリーフの間に入った。

「待てい!!」神様の登場。御供のミスターポポも傍らで不思議な杖を持ちながら登場。
「ペペが持っているこの杖は、嘘吐きに雷を落すことができる秘伝の杖
ブリーフとやら、この杖の前で、先ほどと同じ事を言ってみよ」
神様、ポポですよポポ。ポポが横から言おうとするが場の雰囲気のせいで口に出来ない。

つづく。

917 名前:ハンター・ヤムチャ:03/08/16 01:59 ID:???

「覚悟は良いなブリーフ」
王様、人間の頂点に君臨している男。
しかしそれを超える者がいる、その名も神。

例え人の頂点に君臨したとしても、世界の頂点である神には適わない
これは生物として、どんな人間にも備わっている暗示である。
そしてこれに反論する人間はほとんどいないだろう
何故なら、幾ら口で否定の言葉を絞り出したとしても、
言葉を出している、自分自身さえも本当は信じられない、
説得力の無い空虚な物になってしまうからだ。
言葉とはすべからく、自分がどれだけ信じられるかにかかってしまうのだ。

「神よ、このブリーフに挑むと言うのか?」
しかし、このブリーフと言う男は違う。
シェンロンに神の力を超えている問題だと言われたあの時から。
王となり、神をも超える相手と戦うと決めたあの日からブリーフの心には
自分以外の全ての者に対して尊敬と畏怖の念は捨ててきた。
例えそれが神であったとしても例外ではない。

鋭い目つきでクリリンに装着されている機械を睨む神、
機械を通して神の眼光に負けまいと、顔を険しくさせる王。
端から見れば、緑色の触角が生えた人間と全身が脱力しながら
空中に浮いているモヒカン男が見つめあっているのだから
何度ヤムチャは不気味過ぎてその場から離れようと思ったか数え切れない。

「そろそろクリリン君を離してくれないか」
神がポポから杖を貰いながら、ブリーフに優しく話しかける。
「これは1度装着されたら壊れない限り二度と外れない仕組みになっておる」
ブリーフもモニター越しに何か怪しげなボタンを押している。

918 名前:ハンター・ヤムチャ :03/08/16 01:59 ID:???

(そんな物を俺に装着させようとしてたのかブリーフ博士)
この時点でヤムチャはブリーフが味方でないことに気付いたが
ここまできたら、戦いを止めるのは不可能だと解っていたため、突っ込むのを止めた。

ブリーフがボタンを押した少し後、
バトルヘッドのモヒカン数本が動き出し、クリリンの耳に進入していった
そして数秒ほどの時間の後に、体が痙攣をはじめる。
その後、痙攣が収まるとブリーフの声が聞こえてきた。
「クリリン君の体は乗っ取った、準備は仕上がったぞ神よ、さあ戦おうか」
痙攣も収まり、空中から地面に降り立つバトルクリリン、
まだ慣れていないのか、足と手が少し震えている。
「こちらも準備が終わったぞブリーフよ」
神様がポポから手渡された杖を眼前に構え、バトルクリリンを睨みつけている。

両者の気が激突する、恐ろしい事にバトルヘッドは
乗っ取った人間の気さえも使えるようになってしまう。
ヤムチャは身代わりとなったクリリンに心から感謝の気持ちが涌き出ていた。

「ではまず聞きたい事があるブリーフよ、言っておくがもし嘘を言えばこの杖から
雷がほとばしり、貴様の体を丸焼けにするぞ、嘘は言わない様にしといた方が良い」
「それは質問によりますな、答えられる物ならば答えますけど」
「別に無理に答えなくても良いぞ、丸焦げになるだけだからな」
つまりクリリンが丸焦げになると気付いたヤムチャは
カリン塔まで一っ走り行って仙豆を貰ってくる様にチャオズに頼んだ。

つづく

25 名前:ハンター・ヤムチャ[sage] 投稿日:03/08/17 07:31 ID:???
>>917
神が大量の質問をブリーフにくりだしている
それらは全て下界を見渡せる神の力で収集してきた情報達であり
無論ブリーフの秘密の数々の事でもある。
だが、何故か質問をしている神の方が青ざめていたのだった。

「ありえない、なぜ私の質問に少しの動揺もなく答えるのだ」
その素直過ぎる態度に神の方が動揺を見せていた。
「何を理由の解らない事を言っているのだ、
お前がわしを動揺させるほどの質問をしていないだけではないか
娘に欲上したか、ヤムチャ君を実験台にしたのかなど
わしにとってはどうでも良い事だ」
ここぞとばかりにブリーフの口撃はまだまだ続く。

「神というからどの位かと思っていたがこの程度だったとはな。
良いか、わしは人の頂点にいる男じゃ、恥や外聞、それと罪悪感は
とっくの昔に捨てておる、その程度の事も見抜けぬとは、この程度か地球の神」
ぐうの音も出ない神様、だがその心に悔しさなど無い、
ブリーフと言う男を見なおした、ただその思いだけであった。
(これが、自由の心をもった男と言う物なのか)
「ヤムチャ君、わしは間違っていたよこんな男に敵意を持つなんて」
神様がヤムチャの居た所を見ると、ラブリー仙豆と書かれた立て札の下に仙豆一つ。


26 名前:ハンター・ヤムチャ[sage] 投稿日:03/08/17 07:31 ID:???
あっちはもう馬鹿二人で勝手に戦ってれば良いや。
馬鹿二人を置いて、ポポとチャオズと一緒に海にきたヤムチャ。
後の事は全部バルサロッサ君
(製作時間3秒、材料は木とツナ缶で出来ている全自動仙豆置き機)
に頼んできたし、さーて遊ぶぞー

神の神殿のことは全部忘れて実に楽しそうな三人。
ヤムチャの付けている水着は男の象徴、超もっこりビキニ
露出度では海岸一のキワドサを持ったロンリーウルフ荒野のビキニ
だが、ポポのフンドシの前にあえなく撃沈。
しかし、その勝ち誇ったポポの前には全裸のおっさん
ポポあえなく撃沈。
おっさんも警察に連れてかれ、あえなく撃沈。
勝負は来年に持ち越しと言う結果となった。

海でひとしきり遊んだ後、ヤムチャ達は帰り支度を進めていた。
帰り支度も終え、そろそろ馬鹿二人の決着ついたかなと思ったその時、
ヤムチャはベジータとか言うサイヤ人とキスをしているブルマを目撃してしまった。

夕日をバックに、激しくキスしている二人を見てヤムチャ放心。
顔を涙で覆いながら、突撃の態勢に入ったヤムチャに、これで顔を隠してこいと
チャオズがタコの被り物を手渡した、そしてヤムチャに向ってアドバイスを始めた。
「これを被ってタコ入道に変身するんだ、これからどんな事があっても
ヤムチャが罪悪感を感じる必要はない、何故なら全て伝説のタコ入道がしでかした事なのだ
嫉妬に狂うのはヤムチャじゃない伝説の怪物タコ入道だ」

27 名前:ハンター・ヤムチャ[sage] 投稿日:03/08/17 07:31 ID:???
チャオズの心配りに、再度大量の涙が流れだしたヤムチャ、そしてタコ入道に変身。
上半身はタコの被り物、下半身はスネ毛と筋肉で構成されている
どう見ても中に人がいると解るが、ここにいる怪物は伝説のタコ入道だ。

被り物から涙を溢れ出させながら、突進するタコ入道
それに気付き変質者から恋人を守るために立ちふさがるブルマ。
元恋人の拳一撃で、顔についている被り物の足を揺らせながら吹き飛ぶタコ入道。
後には、ラブラブのカップル一組と、負けタコ一匹。

「と言う事が少し前にあったんです神様」
ポポからの報告を受けて、ヤムチャを心配そうに見つめる神様とブリーフ。
ちなみにクリリンは、後で自爆装置を作動させると言う事で決着がついた。
「俺は盗賊に戻ります、そして砂漠の狼になって
狼だから体中に体毛があるんだけど
その体毛が伸びて繭になるんですよそしてその繭から」
これはやばいと思ってかブリーフがヤムチャにアドバイス開始。

「ヤムチャ君、ではそのベジータよりも強くなったらどうだい」
「俺を葬り去ったのはブルマです」
「ならばブルマより強くなれ、男の筋肉が女の筋肉に負けてどうする」
「俺にあるのは甘いマスクとクールな瞳だけです」
そう言い放ち、その場から逃げるヤムチャ
追いかけようとするブリーフを神様の手が止めた。
「信じてみようじゃないかヤムチャ君を、彼はきっと戦うよ
もし戦わなかったとしてもそのバトルヘッドで、な」
神様の言おうとしている事を理解して、ブリーフもぎりぎりまでヤムチャを待つことにした。

だが、プーアルと二人きりの生活も悪くないとにやけているヤムチャが数日後に存在していた。

一幕終り



次の話へ