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ヤムコロ

 


417 名前:ヤムコロ(1/2) :03/04/11 20:51 ID:iuB5hc/e

第1話「ヤムチャとピッコロ」

 ヤムチャは一人山奥で修行をしていた。
「・・・・・・・・・・・・!」
左手を右手の手首に添え上空に向けた掌の一点に気を集める。
「はぁぁぁぁ・・・!」ボッ ヤムチャの掌から球状の気弾が浮かび上がった。
それを両手でコントロールしながら岩盤に叩きつける。ボンッ
「で・できた!!ついに繰気弾の完成だ!!!」
ドンッ!! その時、前方で突然空が光ったかと思うと、物凄いスピードで何かが地面に激突した。
「な、なんだ?」
落ちてきたのは宇宙船だった。全身緑色で頭に触覚が2本ある宇宙人(ピッコロ)が出てくる。
「くそっ!!しつこい野郎だ」 ドンッ!! 続けてもう一機宇宙船が地面に落下した。
今度は地球人に似たタイプのヒゲを生やしたハゲ(ナッパ)。「ぎひひひひ 追い詰めたぜナメック星人」
ニヤッ「追い詰められたのはお前のほうだ」「なにおっ?」
ダンッ ピッコロは大地を蹴ると一瞬で間合いを詰め、ナッパを中空に蹴り飛ばす。
さらに吹っ飛んだナッパを追い越し、肘撃ちで激しく地面に叩き落とす。
「爆力魔波っ!!!!!」上空から巨大なエネルギー波が放たれる。
カッ ナッパは跡形もなく消し飛んだ。ヤムチャも衝撃で吹っ飛んだ。

 
418 名前:ヤムコロ(2/2) :03/04/11 20:52 ID:iuB5hc/e
スタッ 「おいっ地球人」「ギャ〜!!!右足の小指の骨が折れたぁ!!!死んでしまうっ!!」
「ぎゃあぎゃあ騒ぐな!!殺されたいか!?」 バギィ ドガッ「が・・がはっ!」
「やっとおとなしくなったようだな。次に騒いだら殺すぞ」「ひゃ・・わかりましゅた・・」
「聞け、地球人。さっきのハゲに宇宙船の燃料中枢をやられて、やむなくこの星に不時着するはめになったのだ。
 故障自体は修理すれば直るだろうが肝心の燃料がすべてなくなってしまった」
「そこでだ。この星で燃料を調達しなければならん。燃料はドルコーンという金属だ。」
「ドルコーン?」「この星の言葉でいうと『金』だな。オレの星に帰るためにはこれが最低10キロほど必要だ。」
「ええと・・・その『金』はこの星ではとても貴重なんですよ…」ヤムチャは事情を説明した。
(なんてことだ…こいつの話ではドルコーンを10キロ手に入れるには、
この星の通貨で1000万ゼニ―という大金が必要なようだ。さて どうするか…)少考するピッコロ。
「よし しばらくナメック星には帰れそうにないからな。お前の家に世話になるぞ。案内しろ」
 ヤムチャとピッコロは家へと向かった。
「お前 貯金はいくらある?」「えーと25万ゼニ―くらいですが・・」
「するとあと975万ゼニ―か」「え・・?オレの貯金が計算に入ってるのは気のせいでしょうか・・・?」
「オレの物はオレの物。お前の物もオレの物。」(ひ・・ひでえっ・・・・・・)
そうこうしている内にヤムチャの家へと着いた。
「ちっきたない家だな・・・まあしょうがないこれで我慢してやるか」
そしてヤムチャの家はピッコロに占領され、追い出されたヤムチャは庭の土管で暮らす事となった。

「よーし この土管から4−1にワープだ」ヤムチャは現実逃避を始めていた。


金10キロまで残り9754560ゼニ― ・・・・・・続く
 
 
486 名前:ヤムコロ :03/04/13 21:07 ID:oyE5qyYj
第2話「ヤムチャとピッコロとチャパ王」

 地球に来てから一週間ほど経っただろうか。
ピッコロはいつものように、ノルマ回収の為、土管の前に来ていた。
「おい、今日のノルマ20万ゼニーを出せ」
しかし、土管にいたのは、ヤムチャではなく、アラビア系のヒゲオヤジだった。
「なっ!?誰だお前は!!!?」
「ふっふっふっ・・・そんなに知りたいなら冥土の土産に教えてやろう」
「俺は!!!」バッバッバババッ「世界」「一の」「悪人!!!」
「チャパ王!!!!」バーン
(´,_ゝ`)プッ ピッコロは吹き出した。
「!!! き・きさま・・いま笑ったな・・・」「初めてだぜ・・俺を、ここまでコケにした野郎は・・・」
くわっ「許さんぞ…ムシケラめ!!!じわじわとなぶり殺しにしてくれるわ!!!!!」
「チャパ王拳……八十八倍!!!!」チャパ王の身体が変化していく。
数倍に膨れ上がった筋肉。真っ赤に血走った目、浮き上がった血管。いっそう凶悪になった顔。
(!!?)ピッコロの顔から笑みが消えた。
「へっへっへっ……覚悟しろよ…こうなってしまっては、前ほどやさしくはないぞ…」
「ばっ!!!」激しい爆風・・・巻き上がった煙が視界を覆う。
その煙をぬって、チャパ王がピッコロの懐に飛び込む。
「八十八頭拳!!!」頭が八十八個に見えるほどの、凄まじい頭突きのラッシュ。
「ぐっ…!!」ピッコロはガードするのが精一杯だった。
「ちいっ」空に逃れるピッコロ。「バカめ!!上空に逃れるとは」
「茶波!!!」チャパ王は気功波でピッコロを打ち落とした。
「トドメだぁーーっ!!!八十八手拳!!!」


 
487 名前:ヤムコロ(2/2) :03/04/13 21:08 ID:oyE5qyYj
・・・・しかし、チャパ王の拳は空を切った。「バカな・・・残像・・!?」
ピッコロは残像を残して、一瞬でチャパ王の後ろに回りこんでいた。
そのままオーバーヘッドキックで岩山へ叩きつける。ドゴーン!! ガラガラ・・・
たった一撃でチャパ王は死にかけていた。
「少々、お前をなめすぎていたようだな。確かに、お前はこの世界では一番強いかもしれん…」
「だがな、広い宇宙の前では、しょせん井の中の蛙にすぎんのだ……」
「くっ…俺の負けだ……命だけは助けてくれ…た・たのむ!!」
「命乞いか…最初の威勢はどうした?」
「こ・このカプセルに…1億ゼニー入ってる…これで見逃してくれ…」
チャパ王はピッコロにカプセルを投げる。ピッコロはすっかり油断していた。
カッ カプセルが強烈な閃光を発する。
「くっ!!!目が!!!」
「くくく…甘い奴だ…とろけるほどな…」
チャパ王は、死んだ振りの擬態を解いた。
「八十八手拳…八十八頭拳…八十八足拳…合わせて二百六拾四手頭足拳!!!!!」
超光速の連続技が、動けないピッコロを襲う。「がっ・・・・がはっ・・・・」血反吐を吐くピッコロ。
「そしてぇ〜〜!!!!!!!!!!!」ブゥ・・・・ン
「超激烈気功爆力魔貫茶波光殺弾砲!!!!!!」
ゴオオオオオオオ!!!!!!
「ち・・・・ちくしょぉぉぉぉおぉぉぉおぉぉぉおぉぉぉーー!!!!!!!!!!!!!!!」
ピッコロの身体を光の矢が貫いていった。
「むなしい勝利だぜ・・・・」チャパ王はひとりごちた。

………エピローグへ続く

525 名前:ヤムコロ(1/2) :03/04/16 01:43 ID:WqeVRu9k

>>417-418 >>486-487

エピローグ「ヤムチャt・・・・・」


 冷たい北風がヤムチャに吹きつける。

もう、3日も何も食べてない。身も心も疲れきっていた。
(今日は、8万ゼニーしか稼げなかった・・・)
ノルマには程遠い。家に帰ったらピッコロに殺されるだろう。
ヤムチャには、もう帰る家もなかった。

ただ、足の向くまま、行くあてもなく、さまよい歩きつづけた。

どれぐらい歩いただろうか・・・・あたりはもう、すっかり夕闇に包まれていた。

ふいに、ヤムチャの頬を冷気が撫でた。
「雪だ…」真っ暗な空に、真っ白な雪が舞っていた。
砂漠で生まれ育ったヤムチャは雪を見るのは初めてだった。
(死ぬ前に雪が見れて良かった・・・もう、思い残すことはない・・・)
力尽きて横たわるヤムチャ。

ふと、家に残したプーアルのことが気にかかった。
(もう、会えないな・・・さようならプーアル・・・)


 
526 名前:ヤムコロ(2/2) :03/04/16 01:45 ID:WqeVRu9k
(ヤムチャ様・・・ヤムチャ様・・・・)
なんだか、なつかしいこえがきこえる
顔を上げると、ボロボロになったプーアルの姿があった
「プーアル、来てくれたのか・・・ありがとう・・・」
「ボクはいつでも、ヤムチャ様といっしょですよ・・・」
「プーアル・・・つかれたろう。オレも、もうつかれたよ。
なんだか、とてもねむいんだ・・・・プーアル、いっしょにねむろう・・・・・・・・・・」
ヤムチャとプーアルは体を寄せ合いながら、静かに目を閉じるのでした。

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 ヤムチャとプーアルは、おじいさんやおかあさんのいる、遠いお国へ行きました。
もうこれからは、寒いことも、悲しいことも、おなかの空くこともなく、
みんないっしょに、いつまでも楽しく暮らすことでしょう


              終