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幽遊ヤムチャ

 

778 名前:幽遊ヤムチャ[sage] 投稿日:03/06/21 19:27 ID:???
暗黒武術会決勝。覆面選手こと幻海師範の死によってメンバー不足が生じた
浦飯チーム。会場からはブーイングの嵐が起こった。
「大丈夫だ。代わりの選手は用意してある。」
「だ・・・誰だ!?陣か?酎か?」
余裕の表情でそう答えるコエンマに桑原が尋ねた。
「さあ、入ってくれ。ヤムチャさん」
コエンマがそう叫ぶと選手入場口に山吹色の胴着を着た男が現れた。そう、ヤムチャである。
「・・・ようやく俺の出番か・・・天下一武道会から5年・・・腕がなるぜ」
ウキウキの表情で浦飯チームの元へと歩いてきたヤムチャ。
「ヤムチャさん、悪いがあんたは補欠だよ。とりあえずいてくれればいいんだ」
「な・・・なんだって!?」
とりみだし、コエンマに食い下がるヤムチャ。それを見ながら横にいた飛叡がため息をついた。
そうこういているうちに第1試合、蔵馬対鴉の試合が始まろうとしていた。
「む・・・二人とも俺とヘアースタイルがかぶってるな・・・まさか俺に憧れて・・・」
ありもしない妄想を思いつき、まるで師匠になった気分で試合を観戦するヤムチャ。
序盤から鴉の能力によって手傷を負った蔵馬。
「なにやってんだよ!!そっちじゃねえよ!右だよ右!!」
「え・・・!?」
ヤムチャの大声のアドバイスを鵜呑みにしてしまった蔵馬に鴉の謎の攻撃がヒットしてしまった。
うずくまる蔵馬。
「おい!てめえ!!なに適当なことアドバイスしてやがるんだ!!」
怒りをあらわにする幽助と桑原。
「だってえ〜つまんないんだも〜ん」
ふてくされた表情で口笛を吹きながら自分はまったく悪くないと言い張る駄々っ子ヤムチャ。
その背後から飛影がヤムチャのけつに自分の剣を突きつけた。
「はうあっ!!!!」
うめき声を上げながら地面にうずくまり悶絶するヤムチャ。
「まったく、うるさいのがまた増えやがったぜ・・・」
飛影は何事もなかったのように試合を観戦し続けた。

779 名前:幽遊ヤムチャ[sage] 投稿日:03/06/21 19:56 ID:???
地面にうずくまり、激痛で動けないヤムチャをよそに試合は急展開を見せていた。
蔵馬が妖狐へと変身したのである。
攻守が逆転し、鴉は魔界のオジギ草の餌食になったかと思われた。
だが、そう簡単にはくたばらないトグロチームの先鋒である。
オジギ草の攻撃から脱出し、マスクの外れた鴉は妖気を両手に集中し、
渾身の力を込めた一撃を放った。間一髪かわす浦飯チームの面々。
「蔵馬!!大丈夫か!!あ、蔵馬が妖狐から戻っちまってる!!」
南野秀一の姿に突然戻ってしまった蔵馬。このままでは勝ち目がないと
みんなが心配する蔵馬の横に、ボロクズのようにうつぶせになって倒れているヤムチャの姿があった。
彼は飛影にやられた後、痛みのあまり動けず、鴉の一撃を無防備で喰らってしまったのだ。
「ヤ・・・ヤムチャさーん!!!」
コエンマがヤムチャの元へと駆け寄った。
「し・・・死んでる・・・」
コエンマはヤムチャの死体を担いで、リングの外へと連れて行った。むろん、他にかけよる人間などいない。

780 名前:幽遊ヤムチャ[sage] 投稿日:03/06/21 19:57 ID:???
「き・・きっとヤムチャさんは嫌な予感がしてたんだ・・それで蔵馬のかわりに直撃を受けて・・・」
まさか、けつが痛くて動けないだけだったとは知る由もないコエンマ。彼は口にくわえたおしゃぶりを
はずし、ヤムチャの体に添えた。
「・・・ふあああ・・・よく寝たぜ・・・今日もいい女探しに行くかな・・・」
何事もなかったのように普通に目覚めるヤムチャ。これによって何百年も人間界の危機の際のために蓄えてきた
魔封環のエネルギーヤムチャの無駄死にによってパアとなった。
試合では、打つ手のなくなった蔵馬がこの大会始まって以来の体術を見せ、鴉を攻撃していた。
「蔵馬め・・・何か考えているな・・・」
神妙な表情を浮かべながらつぶやく飛影。
「あ、あれは狼牙風風拳!?さすが俺に憧れを持っているだけあってよく研究しているな」
一度死んだにもかかわらず今だにありもしない妄想を信じ込んでいる懲りないヤムチャ。
蔵馬は手にしのばせたシマネキ草の種を鴉の胸へと押し込んだ。だが簡単に見破られ、鴉の技の餌食になってしまう。
「おいおい、やべえじゃん!!誰か助けろよ!!おい!!なんでえ、冷たい連中だぜ」
一人で騒ぐヤムチャの言葉に耳を傾ける者は誰もいなかった。
蔵馬は命と引き換えに魔界の植物を召還しようとしていた。狙いは手刀で傷をつけた鴉の胸部。
見事召還に成功した蔵馬はいつの間にかパワーアップしていた自分の力によって生き残り、
鴉は吸血植物によって体液を吸い尽くされ、その命を終えたのであった。
「やはり・・・狼牙風風拳の前には届かなかったか・・・」
状況をまったく理解していないヤムチャが鴉の死体の前でそうつぶやいた。
<つづく>


813 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:03/06/22 22:08 ID:???
第1試合、蔵馬対鴉の試合は蔵馬の勝利かと思われた。
だが鴉が倒れる寸前、蔵馬に対してのカウントが終っていたことが判明。
蔵馬は勝負には勝ったものの試合には負ける形になってしまった。
少し、残念そうな顔をしながら帰ってくる蔵馬にヤムチャが声をかけた。
「残念だったな。だが狼牙風風拳をあそこで使うとはなかなかのものだったぜ。」
「ふ・・・」
ヤムチャのキチガイ的な発言に蔵馬は聞く耳持たず、仲間達の下へと戻った。
「・・去り際もクールに決める・・・やはり俺にそっくりだぜ」
ヤムチャは誰も注目していないリングの中央で一人、目をるぶりながらクールなナイスガイを演じていた。
そして第2試合の相手、武威が登場した。それを見た飛影がヤムチャに問いかける。
「おい、あいつは貴様にくれてやる。せいぜいがんばってこい」
「ふ・・・断るぜ・・・やっぱ俺にはトリが一番・・・」
「そうか、じゃあどけ」
「はーい、すいませーん」
ヤムチャはあっさり飛影にリングを譲り、場外へと出た。
「うわあ、あの人つよそー」
全身鎧を身にまとった武威を見て、ヤムチャが震えだした。
試合は飛影が炎殺黒龍波を発動させ、武威に勝利した。
だが、会場はメチャクチャにつぶれてしまい、しばらくの間休憩になった。
お子様ヤムチャは眠たくなって寝ちゃってた。
数時間後、前の闘技場からトグロがリングを担いできて、試合は再開した。
「ヤムチャさん、起きてください。試合始まりますよ」
唸り声をあげながら爆睡しているヤムチャにコエンマが声をかけた。
「はっ!!・・・お母さん、怖かったよ・・・今さ、レッドキングが襲ってきたんだ・・それでピグモンが・・」
寝ぼけているのか、夢の話をしているのか、意味不明なことを言いながら混乱するヤムチャ。
リング上には桑原とトグロ兄が対峙していた。試合開始と同時に桑原は試しの剣を発動させた。
「ビ・・・ビームサーベル!?い、いや、ライトセイバーか!?」
子供心を刺激されたのか、突然騒ぎ始めるヤムチャであった。<つづくかも>