ヤムチャとプーアル
780 :sage :02/11/22 22:42 ID:5B4xNXGx
(ヤムチャ女性化妄想です。)
『ヤムチャとプーアル』
「ん…んう…」(ゴロッ)
長い髪の女が岩肌に囲まれた部屋で暑苦しさを紛らわすため寝返りをうった。
野性的だが整った顔立ちをしたその女は、機嫌悪そうに起床した。
「痛っ。プーアル…水!」
「はい。ヤムチャ様」
ベットから降りようともせずに高圧的な態度で用事を言いつける。
しかし、ヤムチャのいる部屋とは違う部屋から聞こえてきた返事は不機嫌どころか喜びを知らせる響きがある。
「さすがに昨日は飲みすぎたか」
汗で顔に張り付いた髪を鬱陶しそうにかきあげながら、プーアルに渡された水を一気に飲み干した。
「だいぶ悪酔なされたんじゃありません?昨日の襲撃は上手くいきましたし、今日はお休みになされたら?」
「あはは、大丈夫だよプーアル。今日も待ち伏せでもしような。」
「けど、今日は止めにしときましょう」
「プーアル!何言ってるんだよ!私たち二人で大金持ちになるんだろ」
「でも…」
「なんだよ、私がヘマするとでも思ってるの?」
プーアルはヤムチャの強さを知っていた、そして愛していた。
しかし、今日は妙な胸騒ぎがする。
今までの二人きりの生活が終わってしまいそうで。
(ちゅっv)
ヤムチャからの突然のキス。
「うぅ、わかりました。くれぐれもムチャはしないで下さいね。」
…プーアルの心配は当たってしまった。
孫悟空によってヤムチャは倒され、心を奪われたのだ。