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運命の女



114 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/13 14:02 ID:BmVi8rKC
<運命の女> 
Z戦士達を恐怖のどんぞこにおとしいれたフリーザ親子は、未来から来た少年によってあっさりと倒された。 
しかし、同時に、驚愕の事実がつげられる。3年後、人造人間たちによってZ戦士は全滅してしまうという。 
それを聞いたヤムチャは人造人間達打倒よりも、自分をマヌケと言ったベジータや、足手まといと言ったピッコロに 
対して、見返してやろうという気持ちが強く、そのための修行を始めたのであった。 
ヤムチャ「ふう、今日も一日終わったか・・・この後何時間修行できるかな・・」 
おやっさん「おーい!新入り!今日は悪いが残業をたのみたいんだ。もちろん給料は弾むぜ!」 
ヤムチャ「きょ、今日もすか?ま、まいったな・・・しかたない、生活のためだ・・・」 
他のZ戦士と違って彼は働かなければ生活ができないというハンデを背負っていた。すでにベジータが居座っている 
カプセルコーポレーションにヤムチャの居場所はなかった。(まだブルマとは別れていないが)長年続けていた、 
野球選手のバイトも契約が切れ、今は宅急便の工場で仕分けの作業の毎日であった。 
ヤムチャ「はあ・・こんなんじゃちっとも修行が出来ねえ。ブルマともぜんぜん会えないし、3年後、俺はどうなっちまうんだろ」 
そんな思いを毎日かかえること1ヶ月、ヤムチャの勤める工場に一人の新人の女の子が入ってきた。 

115 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/13 14:02 ID:BmVi8rKC
<運命の女 2 > 
ヤムチャの勤める工場に入ってきた女の新人バイト。 
新人バイト「はじめまして。マリといいます。よろしくおねがいします」 
名前はマリ。19歳だという。出身地や経歴などはまったく不明な謎の少女だった。 
ヤムチャ「おやっさん、なんで経歴がわかんない人なんか入れたんすか?おやっさん甘すぎますよ」 
おやっさん「ヤムチャよ。世の中にはな、つらい過去を背負った人もいるんだよ。そんな人のためにチャンスを与えてもいいじゃないか」 
ヤムチャ(そ・・そうだ。俺も天下一武道会ではすべて一回戦負け・・そして自信まんまんで望んだサイヤ人戦ではザコキャラに自爆されて、 
あの世いき・・・そうだったな。俺も思えばつらい人生だった。おやっさん、あんたにずっとついていくよ。悪かった) 
ヤムチャ「そうすね・・あったかく見守るべきですね。俺は男としてまだまだだなあ」 
おやっさん「なあに、お前さんは立派な男だよ。ただちょっと女癖があるのがタマにきずだがな。はっはっはっ」 
ヤムチャ「ひどいなあおやっさん。おれはそうでもないっすよー」 
ヤムチャはまったく修行ができないこんな状況でも不思議と心に安らぎを覚えていた。おやっさんとの普通の会話が彼の傷ついた心にしみていった。 
そんなある日、ヤムチャも住んでいるおやっさんのアパートにマリも住むことになった。 
マリ「よろしくお願いします、ヤムチャさん」 
ヤムチャ「おう、よろしくな!わかんないことがあったら何でも相談しろよ!」 
この日から、ヤムチャの人生は大きく変わることとなる。良くも悪くも・・・ 

116 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/13 14:04 ID:BmVi8rKC
<運命の女 3 > 
おやっさんのアパートにマリが移ってきてから1ヶ月が過ぎた。マリはヤムチャに夕飯の差し入れをするなど、お隣同士仲がよくなっていた。 
ブルマ「ヤムチャー!いるのー?」 
ヤムチャ「おう!久しぶりだな!どうだ最近は?」 
ブルマ「どうだじゃないわよ!1ヶ月もほっといて何いってんの?まったくいつまでもバイト生活してるし!」 
ヤムチャ「い、いや、しょうがねえだろ!正社員になっちゃうとますます修行ができなくなっちまうよ。そもそもお前の家にベジータがなあ・・・」 
ブルマ「あの人はただの居候よ!でも最近は私たちにばれないようにこっそり力仕事とか手伝ってるのよ!自分がダメダメなのをベジータのせいにしないでよ!」 
ヤムチャ(う・・・ベジータのやつ、そんなことまで。たしかにそうだ。俺はあの家から出ざるをえなくなったのをベジータのせいにしていた。 
ブルマの恋人なんだから堂々としてればいいものを・・・!俺はバカだ!) 
ヤムチャ「わ、悪かったよブルマ・・そうだ!今度世界一周旅行に行こう!俺が舞空術でつれてってやるから!」 
ブルマ「ふん!私は宇宙まで行った女よ!それくらいで喜ぶと思ってんの!?まあいいわ、せいぜい反省しなさい」 
ブルマは去っていった。ヤムチャはひどくむなしい気持ちでいっぱいだった。ブルマがベジータに気持がいっているような発言をしたからだ。 
ヤムチャ「く・・くそ!恋愛でも力でも、俺はベジータには勝てないのか・・・!くそーーーーーー!!!!!」 
マリ「どうかしたんですか?私でよければ相談に・・・」 
マリが買い物から帰ってきた。ヤムチャはその姿がなぜか天使のように見えた。目の錯覚か?ヤムチャはそう思った。 
ヤムチャ「い、いや、なんでもないんだ。ただちょっとな・・・」 
マリ「いいから話してください。私でよかったら力になりたいんです」 
この日から、二人はお互いにこれまでとは違う感情をわずかに抱くようになっていった。 
<つづく> 
117 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/13 14:52 ID:8873p13i
<運命の女 4> 
あの日以来、ヤムチャとマリはお互いを少し意識するようになった。それを見抜いていたおやっさんは、 
二人をなるべく同じ職場で働かせようと努力していた。 
ヤムチャ「マリちゃん、今日、晩飯食いに行かないか?うまい店見つけたんだよ!」 
マリ「ほんとですか?うれしいです!じゃあ終わったら電話しますね」 
ヤムチャは自分でも気づいていた。自分がマリにひかれはじめていることを。しかし彼はそんな 
気持はうそだと自分に言い聞かせた。ブルマとはまだ終わっていない。3年後のために修行もしなくてはならない。 
彼は前にもまして厳しい修行を始めた。 
ヤムチャ「はいいいいいいいいー!!おわたあ!おうー!!!操気弾!!!!」 
ヤムチャは厳しい修行のために疲れ、バイトで調子が出なくなっていた。 
おやっさん「おいヤムチャ。大丈夫か?無理しなくていいんだぞ」 
ヤムチャ「こ、これぐらいだいじょうぶっすよ!ははははは・・・・・うっ!」 
おやっさん「おい!ヤムチャ!だいじょうぶか!」 
ヤムチャは疲れと悪い環境で修行を続けていたためにかぜをこじらせていた。 
ヤムチャは寝込んでしまった。 
マリ「だいじょうぶですか、ヤムチャさん。心配しましたよ。私が毎日看病しますからね」 
その優しい言葉にヤムチャは不覚にもドキドキしてしまっていた。こんなんじゃだめだ! 
彼は自分に言い聞かせた。 
ヤムチャ「やめてくれ!俺には彼女がいるし、やらなければいけないことがあるんだ! 
だから君とはただの同僚の関係でいたいんだよ」 
マリ「ヤムチャさんがそういっても私が看病したいんです。もちろん同僚のままでかまいません。 
私はヤムチャさんのそばにいられるだけでいいんです。迷惑はかけませんから・・・」 
ヤムチャは思った。この子は俺の一番の理解者になってくれるかもしれない・・と。 
118 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/13 14:53 ID:8873p13i
<運命の女 5> 
マリの看病もあってか、ヤムチャはすぐに良くなり、仕事に復帰した。 
しかし、ヤムチャはマリに冷たい態度をとるようになっていた。彼女は一番の理解者になる 
かもしれないと思っていても、ヤムチャは素直になれなかった。 
そんな時、ヤムチャはブルマから電話をもらい、カプセルコーポレーションへ向かった。 
ヤムチャ「まったくなんの用事なんだ・・ん!?」 
ヤムチャが見たその光景とは・・・! 
ブルマ「ベジータ!おつかれー!」 
ブルマはベジータにタオルを手渡した。 
ベジータ「・・・・・・・・」 
ブルマ「今日の修行はどうだった?あっ、そーいえば昨日私の壊れた車処分してくれたのベジータでしょ? 
助かったわー。ありがとね」 
ベジータ「・・・・・・・」 
ブルマ「そうだ!今日のデザートにプリン買っといたわよ」 
ベジータ「・・・・・・・・・・・! なにっ!」 
ブルマ「50人分はあるから全部食べていいわよ。じゃあ修行がんばりなさーい。」 
ベジータ「・・・ふっふっふっ・・50人分か・・・よし、次は300倍でいくか・・腹へらさんとな」 
ベジータはプリンが好きだった。ブルマはそれを知っていた。その光景を見てヤムチャは俺はここには 
いないほうがいいと確信した。ヤムチャはブルマに会わずして帰った。 
ヤムチャが自宅に帰った後、ブルマから電話が入った。 
ブルマ「ちょっとお!なんで勝手に帰ったのよ!あんたが言ってた世界一周のこと話そうと思ったのに!」 
ヤムチャ「ふっ、ブルマ。俺にはやっとわかったよ。お前は自分では気づいていないかもしれんが、 
俺以外の男に心をひかれ始めているんだ。もう俺の出番は終わったのかもしれんな・・・」 
ブルマ「ちょっと、なに言ってるのよ!ちょ、ちょっとヤムチャ!ちょ・・・」 
ヤムチャは電話を切った。ヤムチャは暗い部屋の中で泣きくずれた・・・・・ 

122 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/13 19:41 ID:VJ8gSBTh
<運命の女 6 > 
実質、ヤムチャにふられた形になってしまったブルマは、怒りが収まらず、 
ヤムチャのもとへ駆け寄った。 
ブルマ「ちょっと、どーゆうことよ!なんで私がふられなきゃなんないの!」 
ヤムチャ「俺たちはもう終わりだよ。お前はベジータを好きになりかけてるんだ。俺はいないほうがいいのさ」 
ブルマ「勝手なこと言わないでよ!あんたが勝手に決めたんでしょ!」 
ヤムチャ「もう終わりだ・・・悪いな」 
そこへマリが帰ってきた。 
マリ「どうかしたんですか?」 
ブルマ「・・・!そーゆうことね。あんたにはほんと頭にくるわ!」 
ヤムチャ「ちがう!俺はお前のことを思って・・・!」 
ブルマ「バカー!!!!!」 
ブルマは去っていった。思えばお前との付き合いも長かったな。 
ヤムチャはしみじみそう感じた。 
ベジータに恋愛では負けた!だが力では負けられん! 
ヤムチャはいっそう修行にのめりこんだ。そんなある日・・・ 
おやっさん「おい、ヤムチャ!お前最近彼女のことほっといてるだろ!彼女、傷ついてるぞ!お前もいい年なんだからけじめつけたらどうだ?」 
ヤムチャ「おやっさん、俺には別のけじめをつけなければならないんです。 
彼女にはそのあとしっかり気持を伝えます」 
ヤムチャはベジータに力で勝つという思いでいっぱいだった。 
そのために彼は3ヶ月、姿を消した。おやっさんには断りを入れてある。 
123 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/13 19:41 ID:VJ8gSBTh
<運命の女 7 > 
カプセルコーポレーションに一人の男が立っていた。 
彼はベジータを探していた。 
ヤムチャ「ここにはいないようだな。むっ!奴の気だ!あっちか!」 
ヤムチャはベジータのもとへと向かった。 
ベジータ「・・・!なんだ!強い戦闘力がこっちへくる!」 
ヤムチャ「よう、久しぶりだな。いっそう強くなったみたいだな」 
ベジータ「ふっ、なんだ貴様か。俺になんのようだ?」 
ヤムチャ「けじめをつけに来た。お前に勝つという自分で決めた目標を達成するためにな!」 
ベジータ「ふん、貴様の目標になんざ興味はない。だが闘うというのならうけてたつぞ。 
     体がなまってるんでな」 
ヤムチャ「勝負だ!」 
ヤムチャが気を開放した!すさまじい衝撃がベジータのもとへ! 
ベジータ「ほう、なかなかのものだ。少しは楽しめそうだな」 
二人はぶつかりあった!その衝撃で一つの山がふきとんだ! 
ベジータ「おおうっ!なんだとおおお!」 
一気にベジータに攻撃をしかけるヤムチャ!ヤムチャはベジータに匹敵するほどの 
戦闘力をすでに見につけていた! 
ヤムチャ「本気でこい!そうでなければお前はたかが地球人に敗れることになるぞ」 
ベジータ「ちっ!まあいい・・俺様の新たな姿をみるがいい!」 

124 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/13 19:42 ID:VJ8gSBTh
<運命の女 8 > 
ベジータが超サイヤ人と化した!その瞬間!ヤムチャの顔にベジータの拳がうちこまれた! 
ヤムチャ「ぐうっ!」 
二人が組み合った!二人の戦闘力がどんどんあがっていく! 
ヤムチャ「ぐううううううう!!!!」 
ベジータ「くっくっくっくっく、はあっ!」 
ベジータの足蹴り!ヤムチャは腹部にこれをくらい吹き飛ばされた! 
ヤムチャ「くそっ!超操気弾!」 
巨大な操気弾2つがベジータに発射された!当然のようにかわし続けるベジータ! 
ベジータ「ふん!この程度か!とどめだー!!!」 
無防備でふらふらのヤムチャにベジータが迫った!そのとき! 
背後からさっきの操気弾がベジータに直撃した! 
ベジータ「ぐうっ!消えたはずなのに・・どこにいってたんだ!!」 
ベジータがよろける!あらたな操気弾の威力は想像以上だった。 
ヤムチャ「この時のために・・・か・め・は・め・・・」 
ベジータ「こんな力をためこんでやがったのか!まさか、最初から!!!」 
ヤムチャは戦闘開始と同時にとてつもない気をためていたのだ! 
ベジータに悟られないように! 
ヤムチャ「波ー!!!!!!!!」 
巨大なかめはめはがベジータを包み込んだ!!!だが! 
ヤムチャ「へっへっへ・・やっぱまだかなわねえか・・」 
ベジータはヤムチャの背後から一撃をくらわせた。かめはめ波を耐えた彼は、 
一瞬でヤムチャの背後にまわったのだ! 
ベジータ「くっ、予想以上のパワーだった。この俺に傷を負わせたことは評価してやる。 
こんど会う時はもう少し腕をあげるんだな。また勝負してやる」 
ベジータは瀕死の重傷だった。ヤムチャは負けはしたがベジータ相手に見事な戦いを見せた。 
ベジータも彼の強さをみとめ、ライバルとして認識するようになった。 

129 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/13 21:21 ID:NKD5d83H
<運命の女 9 > 
ベジータとの戦いを終えたヤムチャはマリの元へと向かった。 
マリ「ヤムチャさん、どうしたのその傷は?」 
ヤムチャ「ああ、ちょっとな。それより聞いてくれ。やっとけじめがついたよ。 
     今度は君に対してけじめをつけなきゃな」 
マリ「なにをいってるの?」 
ヤムチャ「俺のそばにいてくれ。俺には君が必要なんだ・・・」 
マリ「私も・・・」 
おやっさん「やっとくっついたか。ヤムチャもこれで落ち着くかな」 
ヤムチャとマリは恋人同士になった。二人は幸せでいっぱいだった・・・ 
そんな頃、世界中で修行をしているZ戦士たちに異変が起こっていた。 

天津飯「餃子、今日はこれで終わりにしよう。腹もへったしな」 
餃子「うん!天さん、今日、晩御飯、ごちそう。」 
天津飯「そうか、ひさしぶりだな・・・ん・・・!なんだ、この気は・・・!」 
餃子「て・・天さん・・・!」 
天津飯「とてつもない気がすぐそばまで来ている!い、いったいなんだ!」 
???「お前たち、ヤムチャとやらの居場所を知っているか?」 
天津飯「なんだと!それを知ってどうする!?貴様、何者だ!!」 
???「ふっふっふ、やはりそう来たか。なら力ずくでも聞き出してやる」 
餃子「うわあああああー!!!」 
天津飯「餃子!いっいつのまに!」 
天津飯はとてつもない気をもつその敵にかつてない恐怖を覚えていた・・・ 

130 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/13 21:22 ID:NKD5d83H
<運命の女 10> 
天津飯「お、お前!ヤムチャの居場所を知ってどうするというのだ!」 
???「ふっふっふ、お前は居場所を教えてくれればいいのだ」 
天津飯「ヤムチャを襲う気か!?」 
???「いいだろう・・教えてやる。私はヤムチャとかいう奴に用はない 
    ヤムチャが連れているという女に用がある・・・」 
天津飯「ヤムチャの女!?ブルマさんのことか!」 
???「違う。だがそんなことはお前には関係ない。教えられんというなら、 
    力ずくだぞ・・・」 
天津飯「や・・やってみやがれ!いくぞ!」 
???「ふっふっふ・・・」 
天津飯「はあああああああー!!!!!!」 
天津飯がものすごい勢いで突進していく! 
???「ふっ、ちゃあああああああー!!」 
謎の敵から放たれた気功波が天さんに迫った!彼は紙一重でかわした!しかし! 
天津飯「もらった!・・・・・・なっなにいっ!かっ体がうごかないっ!」 
???「気功波はただのおとりだ・・・ふっ、やはりこの程度か・・・ 
    こうも簡単に我が術にかかってしまうとはな・・・」 
天津飯「ぐううおおおおおおー!!!」 
体の動かない天さんに対して、謎の敵は容赦ない攻撃を浴びせた!いったいどんな術を使ったのか! 
天津飯「ぐっ、くっくそったれ・・・」 
???「ふっ、素直に教えれば助かったものを・・・しねっ!」 
天津飯「ぐあああああああー!!!」 
謎の敵の巨大な気功波が天さんを直撃した!天さんははるかかなたに吹き飛ばされ、生死は不明だった。 
???「この世界の達人はこんなものか・・・ヤムチャとやらもたいしたことなさそうだな・・・」 
謎の敵の正体はなんなのだろうか!?彼の魔の手が他のZ戦士にも迫っていた・・・ 
<運命の女 第1部 完 >

133 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/13 23:39 ID:E0Bt82UZ
<運命の女 第2部 驚愕の事実編 > 
天津飯、餃子を倒した謎の敵!彼の目的はなんなのか?謎が謎を呼ぶ中、またもやZ戦士にピンチがせまる!! 
クリリン「武天老師さまぁ。もう貯金やばいっすよ!あんなに毎日ストリップなんかいくからー」 
亀仙人「な、なにを言うか!お前こそ喜んでたくせに!」 
クリリン「あっあれはですねえ、俺の嫁さんになってくれる人いないかと 
     思いまして・・・はあ、こんなんじゃ俺結婚できねえなあ・・・!!」 
亀仙人「どうしたんじゃ!?」 
クリリン「す・・すごい気がこっちに来る!フリーザみたいな邪悪な気が!!」 
謎の敵がカメハウスへとやって来た! 
???「ふっふっふ・・お前たち、ヤムチャの居場所はどこだ?」 
クリリン「なんだって!?そんなことお前みたいな奴には言えない!」 
???「やはりな・・お前もあの三つ目野郎の二の舞にしてやる・・」 
クリリン「三つ目・・・天さんのことか!お前、何者なんだ!!!」 
???「だまれ!!!」 
謎の敵が気を開放した!すさまじい気でカメハウスは吹き飛んだ! 
クリリン「武天老師さま・・・どこかに避難しててください・・・ 
     こいつ・・ふつうじゃない!」 
亀仙人「わっわかった・・死ぬでないぞ、クリリン!!」 
クリリン「もう死んでたまるもんですか!行くぞ!!!」 
クリリンは両手に気円斬を出し、攻撃をしかけた!気円斬が謎の敵の 
腕を切り裂いた!!! 
???「ほう・・・やるじゃないか。だが・・・!」 
謎の敵は瞬時に腕を再生し、クリリンに襲い掛かった!クリリンに足蹴りが 
ヒットした! 
クリリン「ぐっ、くっくそっ!だああああー!!!」 
134 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/13 23:56 ID:6Z77lnLe
<運命の女 第2部 2> 
クリリンは決死の思いで謎の敵に向かって突撃した! 
クリリン「おっお前!あんまりいい気になるなよ!」 
???「ふん、お前ごときこの技で十分だ!」 
謎の敵が妙な空間を作り出した。そこから多数の超高速の光体が飛び出し、クリリンに直撃した! 
クリリン「うわああああー!!」 
???「わが故郷とこの世界を一瞬つなぎ、その時発生するエネルギーを利用する技だ。 
私に技を使わせただけでも光栄に思うんだな」     
クリリン「ぐっ・・・まだだ!まだ負けちゃいない!!!」 
クリリンは気を集中し、巨大な気円斬を作りだした。 
???「何かと思えばその技か。私には通ようせんとさっきわかっただろう」 
クリリン「くらえー!!!」 
気円斬を謎の敵はかわした!謎の敵はクリリンにとどめをさそうとしていた! 
クリリン「ばっ!!!」 
その瞬間、気円斬が無数の気円斬に分かれ、攻撃した!!! 
クリリン「い、いくら再生できるからって体全体を切られちゃあ無理なはず! 
     こっこれでどうだ・・・!」 
???「ふっ、残念だったな・・・!」 
クリリン「なっ・・・ぐふっ・・・・・・・・!!!」 
謎の敵はクリリンの背後から気功波を撃った! 
???「ふん、残像と実態の見分けもつかんとは・・・まあいい・・ 
    時間の無駄だったな・・・」 
謎の敵は去っていった。クリリンに起き上がる力は残っていなかった・・・ 

147 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/14 10:25 ID:2CbugDJk
<運命の女 第2部 3> 
ピッコロはその日、悟空、悟飯とは別の修行を一人でおこなっていた・・・ 
ピッコロ「・・・!!なっなんだ、この気は!まさか、人造人間ってやつか!」 
謎の敵がやってきた。 
ピッコロ「なんの用だ、貴様、この俺に用でもあるのか!?」 
???「ほう・・貴様はナメック星人だななかなか有名な宇宙人だ。わが故郷にも数人いるが。 
貴様にようはない・・ヤムチャに用がある。居場所を教えろ・・・」 
ピッコロ「ヤムチャ!?ああ、あいつか。そんなやつは知らん!それより答えろ! 
貴様は人造人間か!?」 
???「ふっ、なんだそれは。知らないのなら用はない・・・と言いたい 
ところだが、貴様は今までの奴らよりかなり強いパワーを感じる・・・ 
危険だ・・!ここで始末させてもらうぞ・・・」 
ピッコロ(・・・・・!な・・なんなんだ・こいつのパワーは・・!) 
ピッコロは始めてラディッツと対峙した時のことを思い出していた。 
あの時と同じ恐怖感がピッコロをおそった! 
???「いくぞ!」 
ピッコロ「・・・・・・!はっはやい!!」 
ピッコロにパンチがヒットした!だがピッコロは体制をたてなおし、 
敵とキック、パンチの攻防を始めた!! 
ピッコロ「たたたたたたたたた!!!!!おわちゃあ!!!」 
二人はくみあいになった! 
???「やはり、なかなかできるな・・・おもしろい!私の真のパワーを 
少しだけお見せしよう・・・」 
ピッコロ「なっなに!!!」 

148 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/14 10:26 ID:2CbugDJk
<運命の女 第2部 4> 
謎の敵がとてつもない気を開放していく! 
ピッコロ「ば・・・化け物め・・・」 
ピッコロも気を開放した!!! 
二人が激突し、まわりが吹き飛んだ!だが、ピッコロが圧倒的に 
押されている! 
ピッコロ「ぐっ・・・お、おのれ・・・!」 
???「意外ともろかったな・・・おわりだ!」 
ピッコロ「まだだ!魔貫光殺砲!!!」 
???「・・・!!なにい!」 

悟空「・・・・・・!!!!」 
悟飯「・・・・・!!お、おとうさん、この気は・・・ピッコロさんが、 
こんなに気を全快にしている・・・!!」 
悟空「ああ、相手の奴もすげえ気だ!!こりゃあ何かとんでもねえことが 
起こってんな・・・悟飯!ピッコロを助けに行くぞ!」 
悟飯「はい!」 

ピッコロ「・・・・・・!!!」 
???「なかなかの技だ・・・まともにくらったらやばかったな・・」 
ピッコロ「な、なんて奴だ。あ、あのスピードを・・・」 
???「終わりだな!はあああああ!!!」 
謎の敵の拳がピッコロをつらぬいていく! 
ピッコロの右胸を敵のレーザーがつらぬいた! 
ピッコロ「・・・・・・!!!ご・・・悟飯・・・・」 
ドーン!!!!謎の敵は容赦なくピッコロに気功波を浴びせつづけた! 

149 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/14 10:27 ID:2CbugDJk
<運命の女 第2部 5> 
悟空たちが到着した! 
悟空「ピ、ピッコロ!!」 
???「ふっ、そちらからきてくれるとは・・ありがたい」 
悟空「ピッコロを放せ!おめえ!ぶっとばすぞ!!!」 
謎の敵はピッコロを悟空に向かって投げた。悟空は受け止めた。 
ピッコロ「そ・・・孫!気をつけろ・・やつは超サイヤ人のお前並の 
パワーをもっている・・・!」 
悟空「ピ・・ピッコロ・・悟飯!ピッコロをカリン様のところへ運んでくれ! 
こいつはオラがなんとかする!」 
悟飯「はっはい!ピッコロさん、死なないで」 
悟飯はピッコロを連れてカリン塔へと向かった。 
悟空「おめえはなにもんだ・・・!?」 
???「ほう・・貴様はさっきの奴よりも数倍強い力を感じる・・・ 
面白くなりそうだ。いちおう聞いておこう。わたしはヤムチャとやらの居場所を 
さがしている。場所を教えろ・・・」 
悟空「ヤムチャの・・!?聞いてどうする気だ!!!教えるもんか!」 
???「なら貴様も今までのやつらと同じ目にあわせてやる」 
悟空「今までのやつら・・!?まっまさか・・・」 
???「三つ目のハゲとチビのハゲ・・顔が真っ白なチビもいたな・・・ 
それにさっきのナメック星人だ。みんな貴様の仲間だろう?」 
悟空「ち、ちきしょう。ゆるさねえー!!!!うおあああああー!!」 
???「なっなにい!なんだこの変化は・・!」 
悟空は超サイヤ人になった! 
悟空「オレはそう簡単にはいかんぞ!みんなの仇・・オレがとる!」 

ヤムチャ「こ、この気は超サイヤ人の悟空!?な、なにがあったんだ!!」 

150 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/14 10:28 ID:2CbugDJk
<運命の女 第2部 6> 
ヤムチャ「悟空がこんなに気を全開に・・・もう一つばかでかい気が・・・ 
なにかあったな。いってみるか!」 
マリ「どうしたの、ヤムチャ?」 
ヤムチャ「心配はいらないよ。ちょっと出かけてくる。」 
マリ「き、気をつけてね」 
ヤムチャ「ああ!」 
マリ(こ、この波動は・・・!まさか、) 
悟空「はあ!」 
???「ぬううううううう!!!」 
悟空と謎の敵が拳の打ち合いをはじめた!どちらもひかない! 
ヤムチャ「ものすごい気のぶつかりあいだ・・・ここまで衝撃がくるぜ」 
悟空「はあ、はあ、お、おでれえた・・こんな奴が地球にいたなんてな。」 
???「私もビックリだよ。だが貴様は危険すぎる!なんとしてもここで 
始末せねばならん!」 
悟空「そうはさせねえぞっ!・・・ん!なにか来る!」 
ヤムチャ「悟空ー!」 
悟空「ヤ、ヤムチャ!?」 
???「なっ、なに!あれがヤムチャとやらか・・・!」 
ヤムチャ「なっなんなんだこいつは・・・」 
悟空「ヤムチャ、こいつはおめえを探してたらしい。そのために他の 
仲間のところへも行っている。すでにクリリンや天津飯は奴にやられた!」 
ヤムチャ「なっなに!」 
???「ヤムチャとやら・・・貴様の女はどこだ!」 
ヤムチャ「オレの・・マリのことか!そんなの教えられるか!」 
???「名前も変えたのか・・まあいい。貴様のオーラの痕跡を探れば 
わかることだ・・・。・・・・・・・・・あっちか!」 
謎の敵はヤムチャがきた方向に向かって猛スピードで飛んでいった! 
ヤムチャ「なっなんだと!なぜわかるんだ!」 
悟空「ヤムチャ!やつを追うぞ!なんだかよくわかんねえが、やつを 
そのままにしておくわけにはいかねえっ!」 
ヤムチャ「よし、オレについてきてくれ!」 

208 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/16 00:12 ID:d+xdLz2s
<運命の女 第2部 7 > 
???「ふっふっふ、やっと見つけたぞ!首を洗って待っていろ!」 
なぞの敵の超能力によってマリの場所は簡単に発見されてしまった! 
ヤムチャ「もうすぐで追いつくぞ!はあああああー!!!」 
???「ちいっ!邪魔だ・・・!」 
謎の敵は空中でヤムチャ達のほうへ向きを変えた! 
???「そこでおねんねしていろ!はあっ!」 
謎の敵からまばゆい光が発せられた! 
悟空「なっなに!た、太陽拳!?」 
ヤムチャ「め・・・目が!おのれー!!!」 

おやっさん「マリちゃん、それとってくれ」 
マリ「はい。・・・!なにかが近づいてくる!邪悪なものが!」 
おやっさん「へっ!?な、なに言ってんの?」 
マリ「おやっさん、どこかに避難してください。奴は私を狙ってるんです」 
おやっさん「なんだか知らんがそんなことはできんよ。君は女の子じゃないか」 
マリ「いいからはやく!」 
おやっさん「わ、わかったよ。ん・・・!なんじゃ、あの黒い、爬虫類みたいなやつは!」 
マリ「はっはやい!!!はやく逃げて!!!」 
???「ふふふ・・・逃がしはせんよ・・・!はあっ!」 
謎の敵はおやっさんの工場に向けて気功波を放った!工場はあとかたもなく吹き飛んだ! 
おやっさん「ぐ・・・わしはどうなったんじゃ・・・なっ何!」 
おやっさんの前にはマリが立っていた。彼女はバリヤーのようなものでおやっさんを気功波から救っていた。 
マリ「は・・・はやく逃げて!」 
おやっさん「マリちゃん・・・き、君はいったい・・・!」 
???「ふん!それが限界のようだな。ん・・・!ちっ!もう視力が戻ったか!」 
ヤムチャ「マリー!おやっさんー!ひ・・ひでえ・・・なんでこんなことを!」 
悟空「ゆるさねえぞ・・ヤムチャ!こいつをぶったおすぞ!」 
ヤムチャ「ああ、もちろんだぜ。俺の大切なものを壊してくれたお礼はたっぷりさせてもらう!」 
マリ(ヤムチャ・・・気をつけて・・・そいつはあなたが思っているほど簡単な奴じゃないわ) 

209 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/16 00:12 ID:d+xdLz2s
<運命の女 8> 
ヤムチャ「いくぜ!はあああああああー!!!」 
ヤムチャは気を開放した!ベジータとの決闘の時よりもパワーは倍増していた! 
悟空「ヤムチャ!おめえいつのまにそんなに・・・!オラわくわくしてきたぞ!」 
ヤムチャ「こいつを倒したらお前ともまた戦ってみたいぜ!いくぞ!」 
すさまじいパンチ、キックの攻防だ!謎の敵は悟空とヤムチャ二人相手にまったく動じていない! 
???(ヤムチャとやら、なかなかやるがまだ金髪よりは劣る・・・。この程度なら・・・!) 
ヤムチャに謎の敵の連打が浴びせられた!悟空はそのすきに巨大なかめはめ波を作り出した! 
悟空「波ーーーーー!!!!!」 
???「お・・・・・・!!!!!」 
すさまじい爆音とともに謎の敵は姿を消した! 
ヤムチャ「や・・やったか!?」 
その時!ヤムチャにエネルギー弾が迫った!間一髪でよけるヤムチャ! 
ヤムチャ「あのかめはめ波をくらってもまるでこたえてないというのか!?」 
マリ「いやああああああ!!!」 
ヤムチャ「どっどうした!・・・・・ああっ!」 
ヤムチャがかわしたエネルギー弾はおやっさんのいるあたりを直撃していた! 
おやっさん「ぐっ・・・・ぐあ・・・」 
ヤムチャ「お・・・おやっさーん!!!!!」 
彼はおやっさんの所へと向かった!そこに! 
???「ふふふ、スキだらけだ!シネ!・・・なに!」 
悟空「へっへっへ・・・!そうはさせねえぞ!」 
謎の敵と悟空はぶつかり合いを始めた! 
ヤムチャ「お、おやっさん!しっかり!ごめんよ、俺のせいで!死なないでくれええ!」 
おやっさん「ヤ・・ヤムチャよ。わ、わしはうらんでなんかおらんよ・・・死ぬ前に二人が 
くっついてくれて本当によかった。ヤ・・ヤムチャよ・・お前とは数ヶ月の付き合いだが、わしゃあ 
お、お前のことを、ほ・・・本当の息子のように・・・・・・ぐ・・・う・・・」 
ヤムチャ「おやっさーん!!!!!!わあああああああああああああ!!!」 
その時!ヤムチャの気に変化が起きた!今までよりもより強力に、より攻撃的な気に・・! 
ヤムチャ「ゆるさんぞ・・・悟空!手を出さないでくれ!こいつは俺の手で絶対に倒す!」 

210 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/16 00:13 ID:d+xdLz2s
<運命の女 9> 
???「なっなんだと!一瞬でこれほどまでのエネルギーの強化ができるとは!しっしかしまだ私のほうがパワーは上のはずだ!」 
悟空(ほ、ほんとにすげえぞ、ヤムチャ!わかった!ここはおめえにまかせる!) 
ヤムチャ「こないならこっちからいかせてもらうぞ・・・!」 
???「何!・・・きっ消えた!・・・・・ぐはっ!!!」 
ヤムチャは一瞬で背後にまわり、連打を浴びせ、気功波を放った!謎の敵が吹きとばされ、岩に激突した! 
???「お・・おのれ・・・予想以上のパワーだ!人間とは怒りによってここまで力を引き出せるのか! 
こ・・こうなったら・・・あれを使うしかない・・・」 
ヤムチャ「さっきまでの勢いはどうした?おやっさんの痛み・・・思い知れ!」 
マリ「きゃああああああ!!!」 
悟空「なっなに!奴がもう一人・・・!?」 
二つに分かれた謎の敵が、距離の離れたマリを襲っていた! 
???「ふはははは!たとえ力が上でも戦いはそれだけでは勝てん!私にはまだこの頭があるのだよ!」 
ヤムチャ「くそ!」 
悟空「くそ!距離がある!間に合わねえっ!」 
謎の敵がマリに襲いかかろうとしていたその時!気功波が謎の敵の分身を吹き飛ばした! 
???「なに!だっだれだ!」 
悟空「この気は・・・!」 
ベジータ「強い戦闘力を感じたと思ったらやはり貴様たちか・・・その化け物はなんだ!?」 
???(またもや強いパワーの奴が現れたか・・・く、もはやしのぎきれん・・・!) 
ヤムチャ「3対1だ・・・どいつも貴様と同じ程度の気をもっている。貴様に勝ち目はない! 
おやっさんの仇だ!くたばれ!」 
ベジータ「待て!その前にそいつの正体を知りたいとは思わないか?教えろ!貴様は何者だ」 

211 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/16 00:14 ID:d+xdLz2s
<運命の女 10> 
???「ふっ、いいだろう教えてやる。私の名はアルゴル・・・異世界グラン・ギアの最強の 
騎士達・・・7星獣の一人!プロッキ様直属の戦士だ!!!」 
悟空「い・・・異世界!?な、なんだそりゃあ!?」 
アルゴル「詳しいことはその女にでも聞くんだな・・・何もかも知っているはずだ・・」 
マリ「・・・・・・・・・」 
ヤムチャ「マ・・・マリが!?どういうことだ!?」 
アルゴル「これ以上は教えられん!今のも冥土の土産におしえてやったまでのこと・・」 
ベジータ「なに!?」 
アルゴル「よく私を倒した。だが新たな戦士がすぐにやってくるぞ!その時、貴様らに 
勝ち目はまったくない!その程度の腕ではな!ははははは!ぐふあああああー!」 
アルゴルは自爆した! 
ベジータ「お・・・おおおおおお!!!」 
悟空「やべえっ!!!!!」 
3人はとてつもない爆発に巻き込まれた!助からない!3人は同時にそう思った!だが! 
ヤムチャ「・・・・・・・。ぶ・・・無事なのか・・・俺たちは・・・」 
悟空「あっあんたは・・・!?」 
3人の前でマリが壁を張っていた!彼女のおかげで3人は難を逃れていた! 
ヤムチャ「マリ・・・き、君はいったい何者なんだ・・・?」 
マリ「いままで黙っててごめんなさい。すべてお話しましょう。これ以上迷惑はかけられません」 

239 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/16 16:11 ID:2oq38zlC
<運命の女 第2部 11> 
マリ「すべてをお話しましょう・・・さあきてください」 
悟空「待てよ!その前にあいつにやられたクリリン達をさがさねえと。ヤムチャ、いくぜ!」 
ヤムチャ「お・・・おやっさん・・・よし!マリ、待っててくれ。」 
マリ「はい・・・」 
ベジータ「ふん!俺は貴様らの仲間などに興味はない・・・」 
ベジータは去っていった。 
ヤムチャ「あいつの力も必要になるかもしれない・・・」 
悟空の瞬間移動によって、2人はカリン塔へやってきた。 
悟空「ピッコロ、大丈夫か?」 
ピッコロ「ああ、仙豆があって助かったぜ。それよりあの敵はどうした?」 
ヤムチャ「俺たちで片付けたぜ。俺のせいで・・・すまなかったな」 
ピッコロ「貴様のせい?ふん!貴様のせいではない。俺の修行不足だ。ずいぶんと腕をあげたようだな」 
ヤムチャ「ああ!もう足手まといなんて言わせないぜ!」 
悟飯「おとうさん・・・クリリンさん達も・・・?」 
悟空「ああ・・そうらしい。生きてるといいんだが・・・」 
ヤムチャ「精神を集中させてクリリン達の気を探るんだ。奴らならきっと大丈夫なはず」 
悟空「・・・見つけた!クリリンと亀仙人のじっちゃんの気だ!」 
悟空達はクリリンのもとへと向かった。 
240 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/16 16:12 ID:2oq38zlC
亀仙人「ク・・クリリン!大丈夫か!?」 
クリリン「う・・・う・・・ぐあ・・」 
亀仙人「水じゃ!飲め!」 
クリリン「ぐ・・・はあっはあっ・・・ん!悟空達のき・・気だ」 
悟空「クリリーン!」 
クリリン「ご・・悟空。聞いてくれ・・ヤムチャさんがあぶないんだ・・・」 
ヤムチャ「そのことなら心配はいらない。すまなかったな、クリリン・・」 
みんなはクリリンに仙豆を食べさせ、一部始終を語った。 
クリリン「そうか・・あいつ、悟空達でも手こずるほどの相手だったのか。それにしてもヤムチャさん、すごくパワーをあげましたね」 
ヤムチャ「ああ、だがかわりに失ったものもあるがな・・・」 
悟空「天津飯たちのことは聞いてないか?あの2人も襲われたらしいんだ」 
クリリン「天さんたちならここからそう遠くない場所でくらしてたはずだ!そこに行ってみよう!」 
ヤムチャ「よし!生きてろよ2人とも!」 
241 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/16 16:14 ID:2oq38zlC
<運命の女 第2部 12> 
天津飯「ぐ・・・これまでか・・・ん!あっあれは餃子!!!」 
天さんの視界にはピクリとも動かない餃子が入った! 
天津飯「チャ・・・餃子・・・。餃子ー!!!!!!」 
餃子「う・・・うーん・・・」 
天津飯「良かった!無事だったか!・・・・・ん!孫たちの気だ!」 
ヤムチャ「天津飯たち!無事か!」 
天津飯「ヤ・・ヤムチャ・・そうだ!お、お前を狙ってる敵が・・・」 
天津飯達にも仙豆を食べさせ、事情を話した。 
悟空「そういうことで、その女の子がこの騒動のすべてを話してくれるっていうんだ。おめえたちにも来てもらいてえんだが」 
天津飯「そういうことか。よし、餃子、行くぞ!」 
餃子「うんっ!」 
そして、ヤムチャをはじめとするZ戦士全員がそろい、マリの話を聞くことになった。 
マリ「みなさん、私のせいでこんな危険なめにあわせてしまい本当に申し訳ありません・・あの敵は私を狙ってこの世界にやってきたのです」 
ヤムチャ「それだ!なんでマリが狙われなくちゃならないんだ!」 
マリ「それは、私がエリダ族の最後の生き残りだからです。私の本当の故郷はあの化け物と同じ・・・異世界グラン・ギアです」 


242 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/16 16:14 ID:2oq38zlC
悟飯「き、聞いたことのない場所だ。地球上にあるんですか?」 
マリ「私の世界はあなた方の世界とはまったく異なる次元に存在するものです。詳しくはわかりませんが、地球上に存在しています」 
ピッコロ「エリダ族とは・・・?」 
マリ「私の世界には大きく分けて2つの種族がいました。1つはわたしのようなエリダ族、もう1つはあの化け物のようなケフェウス族と呼ばれるものたちです。 
我々は長い間、争いを続けてきました。エリダには力がない分、魔力や呪文などに長けていました。そのおかげで、ケフェウス族の攻撃にも持ちこたえてきたのです。 
そんな時、ケフェウス族のなかに突然変異で超パワー、超魔力、すべてをそなえた恐るべき男が誕生してしまいました。奴によって我々はほぼ全滅。残った者達は恐怖に怯えながら生活していました」 
天津飯「俺たちを襲ったやつよりさらに強力な敵がいるというのか・・・!」 
マリ「その男の名はアルビレオ・・・我々の世界の言葉で邪悪な星、という意味です。奴のせいでわれわれの世界のバランスは崩れてしまいました。」 
悟空「そ、そんなやつをどうやって倒したんだ!?」 
マリ「倒してはいません・・・その圧倒的なパワーにかなわないと悟った私の祖先は、1000ねんに一度しか使えない秘術を使いました。それによって、奴の体を冬眠中の状態にすることに成功したのです。しかし、そのために1000人の能力者のが犠牲になりました」 
悟飯「封印したってことですね。でもそれなら安心なんじゃないですか?」 
マリ「アルビレオの超パワーは冬眠状態になった今でも健在です。50年に一度の周期で、奴の力が以上に増大し、冬眠が解かれる寸前にまでなります。 
そんな時のために私の一家はエリダ族最後の生き残りとして、奴の冬眠を強化する呪文を継承してきました。」 

243 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/16 16:26 ID:p5Rupsll
<運命の女 第2部 13> 
マリ「そのおかげで、アルビレオの冬眠はとかれることなく、今にいたるのです。」 
ヤムチャ「それが今になってなぜ?」 
マリ「アルビレオが倒れてから、私たちとケフェウス族はうまくやっていました。しかし、ここ何年かの間に現れた7星獣と呼ばれるものたちによってその平和はくずされました」 
悟空「オラたちを襲ったあいつの親玉か!」 
マリ「やつらはアルビレオの冬眠場所をつきとめ、冬眠を解こうとしています。そのために呪文を知ってる私を狙うのです。私の呪文は邪悪なものに使われてしまうと逆に冬眠状態を弱くする呪文になってしまうのです」 
ヤムチャ「なるほど、それでこの世界へ逃げてきたのか」 
マリ「そうです。しかし、奴らには私がヤムチャと住んでいることがばれてしまいました。私はなんとか私のいる場所を探られないように結界を張りました。しかし、ヤムチャのオーラの痕跡を調べられて、みなさんのもとへ・・」 
クリリン「そうか!それでおれたちのところへ!俺たちの体に残っているヤムチャさんの気を探れるなら、俺たちにいきつく!」 
ピッコロ「奴らの目的はなんだ?世界制服でもする気か?」 
マリ「たしかにそれもあるでしょう。この地球にはみなさんは知らないでしょうがもうひとつの世界があるのです」 
悟空「ど・・・どこだ?界王さまんとこか・・・?」 
マリ「善という感情がまったくない世界・・邪悪なエネルギーのみが存在する世界です。どうしてそんなものがあるかはわかりませんが、奴らはその世界とあとの2つの世界を融合させようとしてるのです」 
ピッコロ「そんなことが可能なのか!?」 
マリ「アルビレオは宇宙にあるすべてのエネルギーを操れると言われています。奴ならそのくらい・・」 
悟飯「融合するとどうなるのですか!?」 
マリ「おそらくみなさんの善の意識はなくされ、完全に悪の世界になってしまいます。そして人々はお互いを殺し合い、強い悪の心をもった者だけが生き残る世界に・・・」 
悟空「そんなことさせねえっ!みんな!オラたちでそのなんとかって奴らをぶったおしてやろうぜ!」 
ヤムチャ「うむ。みんなで力を合わせればきっとできる!」 
Z戦士たちはそろってそう言った! 
244 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/16 16:40 ID:rBNF1VTT
その夜・・・みんなはヤムチャの家に泊まることにした。だが・・・ 
マリ「みなさん、さようなら。あなた方の気持はうれしいのですが、今のあなた方では7星獣がいっぺんに攻めてきたら確実に勝てません。」 
マリはヤムチャへの手紙を枕元においた 
マリ「五ヵ月後の運命の日には私がなんとかしてアルビレオの復活は阻止してみせます。だからもうみなさんに迷惑はかけられません」 
「ヤムチャ・・・今までありがとう・・・さよなら・・・・・」 
五ヵ月後の運命の日とはなんなのだろうか。マリは念のため見張りを続けていたピッコロにさえ気づかれることなく、静かにヤムチャのもとを去っていった・・・ 

283 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/17 21:25 ID:oJtZIY0e
<運命の女 第2部 14> 
マリが出て行った次の日の朝、手紙を読んだヤムチャは自分がふがいなくてしかたがなかった。 
ヤムチャ「く、くそ!俺の力がおよばないばかりに!」 
悟飯「ヤ、ヤムチャさん、落ち着いてください」 
悟空「そうだぞヤムチャ。ここでこうしててもしょうがねえ。あとを追うんだ!」 
ヤムチャ「よし!し、しかし、どうやって行けばいいんだ?」 
悟空「そうだ!界王さまなら知ってるかもしんねえぞ!オラちょっと行ってくる!」 
ヤムチャ「まて、悟空!俺もいっしょに行こう」 
悟空とヤムチャは界王さまの所へと向かった。 
悟空「おーい界王さまー!なんだ寝てんのか。起きてくれよ」 
界王さま「ん・・・おお、悟空か。それにヤムチャまで」 
悟空「まったくのんきだなあ」 
ヤムチャは界王さまにひととおりの事情を話した。 
界王様「その世界なら存在は知っておるぞ。だが行きかたはわからんのう。すまぬが・・・」 
悟空「そっか。まあいいや、ありがとう界王様!」 
界王さま「悟空よ、まあ待て。お前たちはあの世界へいくつもりなのか?」 
ヤムチャ「ええ、必ず行って見せます。行かなきゃならないんです」 
界王さま「そうか・・・わしの聞いた話によると、あの世界は他の世界からの侵入者を絶対によせつけないらしい。どんな危険があるかわからんぞ」 
悟空「それはしょうちのうえさ!なんとかなるよ!じゃあな、界王さま!」 
悟空達が戻ってきた。クリリンが声をあげた! 
クリリン「そうだ!ドラゴンボールだ!ドラゴンボールがあったじゃないか!」 
天津飯「そうか!神龍に頼めばなんとかなるかもしれん」 
ピッコロ「待て・・・俺たちがこのままの状態でその世界へ行って、生きて帰れるとは思わん。聞けばこないだの奴よりさらに強力な奴がいるとか・・・今のままで行っても殺されるだけだ」 
クリリン「そんなこと行っても今から修行したってたかがしれてるし、五ヶ月後の運命の日ってのに間に合わないかもしれない・・・」 
悟空「神様の神殿に一日で一年分の修行ができる部屋がある・・・そこにみんなで入れば・・・」 
ピッコロ「なるほど、よし!交代でその部屋に入り、残りのものはドラゴンボールを探す。これでいいな」 
ヤムチャ「よし!さっそく行こう!」 
みんなは神の宮殿へと向かった。 

284 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/17 21:26 ID:oJtZIY0e
<運命の女 第2部 15> 
神の宮殿へとついた悟空達・・・ 
神様「事情はすべて見ていた。精神と時の部屋は自由に使うがよい」 
ピッコロ「ふん!俺たちにすべてまかせ、自分はここでおとなしくしてたか・・・いい身分だぜ」 
神様「・・・・・・・・・」 
悟空「まあまあおさえて。部屋の定員は2人だ。2人ずつ2日間入ろう。それで2年分の修行ができる」 
ヤムチャ「よし!じゃあまず悟空と悟飯から入れ!俺たちはすぐにドラゴンボールを探しに行く」 
こうして、精神と時の部屋での過酷な修行が始まった。一週間後、全員の修行が終わり、ドラゴンボールも集まった! 
ヤムチャ「。いでよ神龍」 
あたりが暗くなり、ものすごい雷鳴が鳴り響いた!そして神龍が現れた! 
神龍「さあ願いをいえ・・・どんな願いも一つだけかなえてやろう・・・」 
ヤムチャ「俺たち7人を異世界グラン・ギアってとこへ連れてってくれ!」 
神龍「たやすいことだ・・・」 
Z戦士達の体が光に包まれた! 
クリリン「うわわわわ!なんだこりゃあ」 
ヤムチャ「異世界へ飛ばされるんだ!」 
Z戦士たちが空たかく飛び上がり、そして消えていった! 
神龍「願いはかなえてやった。さらばだ・・・」 
神様「みんな・・・気をつけるんだぞ・・・」 

そのころZ戦士達は謎の空間に放り出されていた! 
クリリン「な、な、なんなんだここは!」 
ピッコロ「おそらく俺たちの世界とあっちの世界の中間の異空間だろう」 
ヤムチャ「・・・!みんな!離されていくぞ!」 
悟空「クリリン!勝手にそっちに行くな!はぐれちまうぞ!」 
クリリン「お、俺の意志じゃない!勝手に流されてるんだ!」 
天津飯「チャ、チャオズ!俺たちも・・・!」 
悟空「まさか、界王さまの言ってた侵入者を排除するためのやつか・・・!」 
ヤムチャ「みっみんなー!!!」 
<運命の女 第2部 完> 

285 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/17 21:28 ID:oJtZIY0e
<運命の女 第3部 それぞれの戦い編 1> 
気がつくとヤムチャは草原の上に寝そべっていた 
ヤムチャ「み、みんなは・・・どうやらバラバラになっちまったようだな。みんなを探さないと」 
ヤムチャはみんなの捜索を始めた。始めてくる異世界はヤムチャにいやな予感を感じさせていた。 
「この世界は大気が不安定で飛びにくいな・・・しかも空も薄暗いし、まるで魔界ってやつみたいだ・・・ん!悟空達の気だ!」 
ヤムチャは悟空達の気を感じた方向に飛び始めた!だが何か彼らの気がおかしい・・・ヤムチャはそう感じていた。 
286 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/17 21:29 ID:oJtZIY0e
ヤムチャが悟空達の気を見つけたころ、ピッコロは一人、過酷な状況に立たされていた! 
悟空「おりゃあああああー!!」 
ピッコロ「ぐわ!よ、よせ!孫!」 
悟飯「魔閃光ー!!!」 
ピッコロ「なに!ご、悟飯まで・・・!どうしたというのだ!」 
ヤムチャ「みんなー!・・・!!なっなんで悟空と悟飯がピッコロを襲っているんだ!?それに2人の気に黒いものを感じる」 
ヤムチャはピッコロの元へと降りた 
ピッコロ「ヤムチャか!貴様は正気か!?」 
ヤムチャ「こ、これはいったいどういうことなんだ!?」 
ピッコロ「俺たち3人はあの空間から一緒にここへ来たんだ!その直後にこいつらがおかしくなった!そうなってるのかはわからんが・・・!」 
悟空「ヤ・・ヤムチャ・・・しね・・・!」 
悟空は超サイヤ人へと変身した!そしてヤムチャは悟空と、ピッコロは悟飯と戦いを始めた! 
ヤムチャ「悟空!正気に戻れ!こんなことをしてる場合じゃないぞ!」 
ピッコロ「くそ!2人を傷つけるわけにはいかん!悟飯!俺がわからないのか!?」 
悟飯「ピ、ピッコロさん・・・・」 
ピッコロ「悟、悟飯!正気になったか!?」 
悟飯「ピ、ピッコロさん・・・・・・しねええええええ!!!」 
悟飯はピッコロに向かって再び魔閃光を放ち、ピッコロに直撃した! 
ピッコロ「ぐうっ!悟飯・・・!このままでは俺たちもやられてしまう!」 
ヤムチャ「なにか原因があるはずだ!悟空達をなんとか気絶させて、その間に原因を突き止めなくては・・・」 
ピッコロ「だ、だが孫は貴様と同じぐらいのパワーを持っている!今の魔閃光でわかったが悟飯も俺たちに近いパワーを持ち始めている!そう簡単にはいかんぞ・・・!」 
???「うまくいったようだな。だがこのへんに落ちた奴のうちあの二人は術にかからなかったな。まあいい。お互いにつぶしあってくれれば、こっちの手間もはぶけるというものだ・・・」 

336 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/19 16:08 ID:s/xlLH9p
<運命の女 第3部 それぞれの戦い編 2> 
ヤムチャとピッコロは悟空と悟飯相手に苦戦していた。 
ピッコロ「くそ!悟飯のやつ、かなりパワーをあげてきている!それはうれしいのだが、今の状況では脅威だ!」 
ヤムチャ「悟空!目をさましてくれ!」 
悟空「・・・・・・・」 
悟空は気を全開にして、かめはめ波の構えをとった!悟飯は魔閃光の構えをとった! 
ヤムチャ「よ、よせ・・・!」 
ピッコロ「ヤムチャ!かわすぞ!」 
悟空「波ーーーーー!!!!!」 
ヤムチャ達はすさまじいかめはめ波をなんとかかわし、難を逃れた。 
ヤムチャ「あ、危なかった・・・!!ん、悟空達以外に、何か邪悪なものを感じる!」 
ピッコロ「あっちだ!おそらくそいつが黒幕だろう・・・」 
???」「気づいたか・・・だが気づいた所で何もできまい・・・」 
2人は邪悪な気を感じた方向へ向かった!悟空達もそれを追いかけて行った。 
その頃・・・ 
天津飯「う・・・大丈夫か?チャオズ・・・」 
餃子「う、うん・・・でもみんなとはぐれちゃったみたい・・・」 
天津飯「そうだな・・・みんなの気を探そう・・そう離れてはいないはずだ」 
2人は悟空達の気を探し始めた。少したった後、彼らはなつかしく・・・そして邪悪な気を感じた。 
天津飯「この気は・・・まさかな・・・そんなことはありえない・・」 
チャオズ「で、でも・・・すぐ近くまで来ているよ・・・」 
???「ふっふっふ、久しぶりだな・・・2人とも・・・」 
天津飯「まっまさか!パイパイさん・・・!!!」 
チャオズ「て、天さん・・・あっちにも・・・」 
なんと、2人の目の前にはかつての師、鶴仙人と桃白白が立っていた! 
鶴仙人「久しぶりだ・・・お前達がここに来ているとあるお方から知らされてな・・・」 
天津飯「なぜです?我々の命をまだ狙っているのですかっ?もう二度と姿を現すなと言ったでしょう!」 
桃白白「ふん!最強の殺し屋が負けっぱなしじゃあ気がすまんのでな・・・」 
天津飯「いいでしょう・・そのかわりもう手加減はしません・・・覚悟はいいなっ!!!」 

337 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/19 16:10 ID:s/xlLH9p
<運命の女 第3部  3> 
天津飯「いくぞ!はあああああー!!!!」 
天津飯が桃白白に向かって突進した! 
桃白白「ふん・・・遅いな・・・」 
天津飯「なっなに!ぐはっ!!!」 
桃白白は一瞬で天さんの背後にまわり、手刀を浴びせた! 
チャオズ「天さーん!!!」 
天津飯「ば・・ばかな・・・!なぜこんなパワーを・・・!」 
鶴仙人「ふん!教えてやろう・・・数日前にお前たちがここに来ていることを知ってな・・そして手を貸してほしいと言われたのだ。そして悪の心がつよいほどパワーを強化できるという呪法をかけてもらった!おかげで超パワーアップができたのだ!」 
天津飯「・・・7星獣とかいう奴らのしわざか!!」 
桃白白「天津飯・・・俺はこの日を待ち望んでいた。貴様と孫悟空を殺し、再び最強の殺し屋として世界を恐怖させる日をな!」 
天津飯「そうはさせない・・・俺はもうあなた達のことを師とは思わない!敵として、倒させてもらう!!」 
鶴仙人「さっきのでわからなかったか?弟とわしは超パワーアップをとげたのだ!もはや貴様になすすべはないぞ!」 
天津飯「そうかなっ!」 
天さんは四身の拳を使った!天さんが4人に分裂する! 
桃白白「ふん、そんな技、もう見切っているよ・・・」 
天津飯「そう!この技はパワーが4分の1になってしまう技。だが俺は可能な限り、パワーを分散させないように修行した!」 
4人の天さんが桃白白を攻撃し始めた! 
桃白白「ほう・・・やるではないか・・・」 
桃白白は天さん達の蹴りをすべてくらって吹っ飛ばされた! 
天津飯「もらった!」 
桃白白「甘いんだよ・・・・・」 
桃白白の右腕がはずれ、そこから散弾銃のような気功波が放たれた!そして天さんたちを直撃した! 
天津飯「ぐはっはああああああ!」 
天津飯は気絶してしまった。 
桃白白「俺のあらたな技、ショットガンどどん波だ。まだまだ甘いな天津飯よ・・」 
チャオズ「天さーん!!!」 
鶴仙人「チャオズ・・あとはお前だけだ・・・じっくりといたぶらせてもらうぞ・・」 
チャオズ「て・・天さん・・・!!!」 
338 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/19 16:11 ID:s/xlLH9p
<運命の女 第3部 4> 
天さんが敗れ、残りはチャオズ一人になってしまった。 
桃白白「チャオズ・・お前一人では何もできまい・・・おとなしく死ねっ!!!」 
チャオズに巨大などどん波が迫った! 
チャオズ「こんなもの!!!」 
桃白白「な、何イ!」 
その瞬間、チャオズの体からすさまじい気が放たれた! 
鶴仙人「ば、バカな!!はっ!ま、まさか、力の封印が解けたのか!!」 
チャオズが今までイマイチ活躍できなかったのは鶴仙人がチャオズに勝手にかけた力の覚醒を抑える術のせいだった。鶴仙人はチャオズがすさまじい才能をもっていることを見抜き、自分を超えることがないように、チャオズの力を抑えたのだ! 
桃白白「兄者!どういうことだ!このチビからこんな力が・・・」 
鶴仙人「おそらく、わしがかけた術がとけたのだ。チャオズは昔とは比べ物にならないほど強くなった。そのせいでわしの術がきれかかってたんじゃ。そして今のチャオズは怒っている・・完璧に覚醒してしまったようじゃ」 
チャオズ「天さん、いじめる奴!許さない・・・いくら鶴仙人様たちだって絶対に・・・」 
チャオズの反撃が始まった!!! 
その頃、ヤムチャとピッコロは悟空達を操っている謎の敵の所へとついていた。 
ヤムチャ「貴様はなにものだ・・悟空達を元に戻せ!!」 
???「俺様は7星獣の一人!ベテルギウスだ!元に戻したければ俺様を倒すんだな・・・」 
ピッコロ「7星獣!?貴様がその一人か!」 
ベテルギウス「貴様はナメック星人だな。貴様にはもう一人のパワーを感じる・・・そのせいで俺の術の難を逃れたのだろう・・・」 
ピッコロ(・・・ナメック星で俺と同化したあのナメック星人のことか・・・) 
ヤムチャ「お前を倒せば悟空達がもとに戻るんだな・・・簡単でいいじゃないか・・」 
ベテルギウス「そう簡単にはいかないと思うがな・・・何しろ3対2だ・・・貴様等に勝ち目があるとは思えんがな・・・」 
悟空と悟飯がやってきた。 
悟空「ヤ・・ヤムチャ・・・ピッコロ・・・殺す!」 
ヤムチャ「くそ!ピッコロ・・・お前と2人で戦うことになるとはな・・・なんとしても悟空達を傷つけずに正気に戻すんだ!」 
ピッコロ「へっ、貴様に言われなくても・・・ヘドが出そうだぜ・・貴様と組んで戦うなんてな・・・いくぞ!!!」 

366 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/20 15:33 ID:W4j8VtY0
<運命の女 第3部 5> 
ヤムチャとピッコロ!かつてないコンビでの戦いは2人の圧倒的に不利な状況から始まった。 
3人とも自分たちに匹敵する力を持っている・・・ヤムチャは策を考えはじめた。 
ヤムチャ「ピッコロ!ひとつ策がある・・・聞いてくれ・・」 
2人はひそかに話を始めた・・・ 
ピッコロ「なんだと!それではあまりにも危険だ!」 
ヤムチャ「たのんだぜピッコロ!!」 
そういうと、ヤムチャは悟空たちを操っている敵のほうへと突進した! 
彼の作戦は、ピッコロに悟空と悟飯を抑えてもらっている間、ピッコロにパワーで勝る自分が7星獣の魔力の源をたち、 
2人が正気に戻ったところで全員で攻撃するというものだった。不利な状況で彼がとっさに思いついた作戦だった。 
ヤムチャはこんな作戦しか考えられいほど追い詰められていた。 
ピッコロ(ちっ!結局は真っ向勝負みたいなもんだ・・・だが、貴様のほうがパワーで俺よりまさるのだから、 
しかたあるまい・・・だが、俺のほうも孫と悟飯相手に、そう長くはもたんぞ・・・!) 
ヤムチャたち5人が戦闘をはじめ、すさまじい気がこの世界に響いた・・・その気をZ戦士たちは察知していた・・・ 
クリリン「この気はヤムチャさんたちか。ずいぶん離れたところにいるな・・・」 
Z戦士の中でクリリンはみんなと離れた場所に落ちていた。クリリンはこの気を感じながら、自分とは次元の違う戦いに、戸惑いを覚えていた。 
クリリン「役にたたないからって、救援にいかないわけにはいかない!」 
クリリンがそう覚悟をきめた時、突然あたりがもやに包まれた・・・霧とも違う不思議なもやは、クリリンを眠りへと誘っていた。 
「な・・なんだこれは・・・う・・・急に眠気が・・・・・・・」 



367 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/20 15:33 ID:W4j8VtY0
ヤムチャ「はあああああー!!!」 
ベテルギウス(こやつ、なかなかやるわ!だが、なんとか持ちこたえられる。その前にあのナメック星人がくたばってしまうぞ!) 
ヤムチャはベテルギウス相手に有利な戦いを続けていた。短い間にこいつを倒さなければならない!ヤムチャは短期決着のために後のことはかえりみず、全力の攻撃を続けた。 
(なんとしてもこいつを早く倒さねば・・・) 
ベテルギウス「見事な攻撃だな・・・だがもう一人はそうはいかんぞ・・・」 
そう言うと彼は悟空と悟飯の集中砲火を浴びているピッコロを指差した。 
ピッコロ「ぐわ、ああ!」 
ピッコロはすでに2人の攻撃にを耐えるのに精一杯で、いつ殺されてもおかしくなかった。 
ヤムチャ「ピッコロ!・・やはり考えが甘かったか・・・!だが俺が貴様を倒せばいいことに変わりはない・・・」 

368 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/20 15:35 ID:W4j8VtY0
<運命の女 第3部 6> 
一方、ひめたる力を覚醒させたチャオズは、桃白白との戦いを開始していた。桃白白にもまったくひけをとらないチャオズの力に鶴仙人は恐怖した。 
桃白白「ぬ!あまり頭にのるなよ!チャオズ!」 
チャオズの体当たりをくらって岩にたたきつけられた彼はとっさに体制を立て直し、どどん波の構えをとった。天津飯を倒したあの新型どどん波には自信があった。 
桃白白「くらえぃ!ショットガンどどん波!」 
桃白白はさっきよりも広範囲にわたってどどん波を発射した!しかし、チャオズは微動だにしない・・・ 
鶴仙人「な、なぜよけん!」 
チャオズ「ふんっ!」 
超能力によって曲げられたどどん波の嵐が桃白白へとはねかえっていった。 
桃白白「なっなに!・・・ちいっ・・・!」 
はねかえったどどん波をかわした桃白白はスキをみてチャオズに迫った。同時に鶴仙人もチャオズに飛びかかった。 
鶴仙人・桃白白「死ねぇ!チャオズ!!!!!」 
バキッ!ズンッ!勝負は一瞬だった。チャオズの拳が2人のボディーに刺さっていた。チャオズは一瞬で2人の攻撃を払いのけ、気のこもった拳を直撃させていた。 


369 名前: ヤムチャッカ 投稿日: 03/03/20 15:35 ID:W4j8VtY0
桃白白「・・・・・・・・」 
鶴仙人「桃白白・・・!!お、おのれ、チャオズ!わ、わしらに育ててもらった恩を忘れたか!」 
チャオズ「僕たち、育ててくれたこと、感謝してる。でも天さん、殺そうとした。許せない・・・」 
鶴仙人「まっ待て!チャオズ・・・!!!」 
鶴仙人の言葉に聞く耳ももたず、チャオズは二人に巨大などどん波をくらわせた!我を失っていたチャオズは鶴仙人にとどめをさそうとしていた。 
「待て!チャオズ!」 
チャオズ「・・・・・・!!!天さん!!!」 
チャオズは手をおさめた・・・ 
天津飯「そ、それでも俺たちを育ててくれた恩人だ・・・殺すわけにはいかない・・・それにもう殺し屋としても生きてはいけないだろう。こんな血で、お前の手を汚すことはない・・・」 
チャオズは正気に戻り、天津飯の言葉に耳をかたむけた。 
天津飯「そ、それにしてもすごいなチャオズ。おまえがこんなに強かったとは思ってなかったぞ。俺もうかうかしてられんな・・・」 
チャオズ「うん、天さん、それよりもみんなの所へはやく行かないと・・・」 
天津飯「そうだな・・・よし、急ぐぞ」 
2人はかつての恩師2人に無言で別れをつげ、ヤムチャ達のもとへと向かった。