世界がピッコロ大魔王の恐怖で震えあがっていたあの時代。尻にモンコハンの
ある一人の男が立ち上がった。
ブルマ「そう、チャオズくんと亀じいちゃん・・・そしてシェンロンまで・・・」
シェンロンを殺された今ピッコロを倒す術はないかに思われた
テンシンハン「俺は魔封波を会得するために修行に出ようと思う。もうそれしか
ピッコロを倒す手段はない」
そういってテンシンハンは亀ハウスを後にする
ブルマ「もうテンシンハンくんに任せるしかないわね。ねえヤム・・・ヤムチャ?」
そこにはもうヤムチャの姿はなかった
ヤムチャ「テンシンハンにばかりいい格好をさせるかよ!絶対に俺がピッコロを
倒して地球を救う!!そしてヒーローになるんだ!!」
ヤムチャはカリン塔に登りながらそんなことを考えていた。
ヤムチャ「たしか亀仙人様に聞いた話だとゴクウが登ったというこのカリン塔の
上には猫がいて、そこにある「超神水」と言われる飲み物を飲むと世界最強にな
れるらしいからな・・・・ふっふっふっ。まさに俺に相応しい飲み物だ」
そんなことを考えているヤムチャはこれからカリン塔登り5回目のチャレンジへ
と突入していた
チャレンジ8度目、幾度となくカリン塔から落ちたヤムチャはやっと頂上
へ辿りついた。
ヤムチャ「猫!猫はいるか!!」 カリンさまが奥のほうからでてきた
カリン様「なんじゃ?お前は」
ヤムチャ「(猫がしゃべった?)悪いが「超神水」という飲み物を貰いた
い。くれないと言うのなら腕ずくでいくぞ!!」
ヤムチャはあせっていた。早くしないとテンシンハンに手柄を奪われてし
まう。そう思っていたのだ。
カリン「まあ、まてお主ここにくるまで随分繰り返し塔を登ってきたよう
じゃが、どうじゃ?随分力がついたと思わんか?」
ヤムチャ「思わん。多分その腰についてるやつだな!食らえ狼牙風風拳!!」
狼牙風風拳の応用でカリンから「超神水」を奪い取るヤムチャ。そして
一気に飲み干す
ヤムチャ「はっはっは!!これでピッコロ大魔王なんていちころだぜ!
まってろよ!!」
そういうとヤムチャはカリン塔から飛び降りて行った
カリン「なんじゃったんじゃあいつは・・・」
それから2時間ほど後 ヤジロベーに担がれたゴクウがやってきた
カリン「待っておったぞゴクウ。希望はお前だけじゃ」
当然ヤムチャが飲んだのはただの「超聖水(ただの水)」
カリン塔の下にはヤムチャ型の穴がぽっかりあいていた
終わり