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サイヤ人ヤムチャ

 

611 名前:サイヤ人ヤムチャ[sage] 投稿日:03/09/18 21:39 ID:???
ピッコロ大魔王の息子、マジュニアを倒した孫悟空。
勢いでチチと結婚してしまったが、ちゃんと息子も作っていた。

そのころヤムチャは金に困りはてており、農家でバイトをしていた。
「おじさーん、この荷物ここに置いておきますねー」
「いや〜さすが武天老師様のお弟子さんだ。力持ちだし、とっても助かるよ」
「いやぁ・・・それほどでも」
「君を雇って良かった。よし、給料をアップしてやろう!」
「ほ 本当ですか!?ありがとうございます!」
ヤムチャはすっかり雇い主のおじさんに気に入られたようだった。
「おや、あれは何だ」
おじさんが急に空を見上げたのでヤムチャも気になって空を見た。
何かがすごい勢いで突っ込んでくる。
「危ないっっ!」
ヤムチャはおじさんをかかえてその場から猛スピードで離れた。
ズドーン!
空から落ちてきたそれは畑につっこみ、クレーターをつくった。
「大丈夫ですか、おじさん!」
「私の畑が・・・」
クレーターをつくったのは球体の船のようなものだった。




613 名前:サイヤ人ヤムチャ[sage] 投稿日:03/09/18 21:48 ID:???
「私が見てきます」
ヤムチャはクレーターの底に向かって走っていった。
煙を上げながら地面にめり込んだ球体。
「何だこれ・・・」
球体を不思議そうにさわりまくるヤムチャ。
その時、
「プシュー」
球体の側面がドアのように開いた。
中から出てきたのはラディッツ。
ラディッツはヤムチャを睨むとい言った。
「見つけたぞカカロット。こんなところで何をしている!!」
「・・・へ?」
「とぼけても無駄だぞ。その戦闘力を見れば一目瞭然だ。」
「えっ・・あの 何を言ってるんですか?」
「なに・・・貴様以前頭を強く打ったことがあるか?」
「あたま・・」
「貴様!しっぽはどうしたのだ!!」



614 名前:サイヤ人ヤムチャ[sage] 投稿日:03/09/18 21:55 ID:???
「ちょっと待ってください!何のことかさっぱり・・」
「ち・・やはり記憶がなくなっているらしい」
ラディッツは苛立った顔でヤムチャを見た。
「どうりでこの星がこんなにも平和なハズだ・・・」
「あの あなたは一体」
「俺はラディッツ!貴様の兄だ!」
「な、なんだってー!」
「我々はサイヤ人という人種だ。他の星に攻め込み
その星を綺麗に掃除して 宇宙人に売りつけるのだ」
ラディッツはクレーターから出る。
ヤムチャもそれについていく。
「しかしこういった戦闘力の少ない星には
我々サイヤ人の赤ん坊を送り込むことになっている」
「じゃあもしかして俺は・・」
「そうだ。その送り込まれた赤ん坊だ」
「なんてこったい!そうだったのかー!」
すると向こうからおじさんが走ってきた。
「おーい!ヤムチャ君!無事かね!」
「おじさん!」


615 名前:サイヤ人ヤムチャ[sage] 投稿日:03/09/18 22:06 ID:???
「なんだこいつは!戦闘力たったの5か!ゴミめ」
ラディッツはおじさんに言う。
ヤムチャは不思議そうな顔でラディッツに聞く。
「戦闘力って何ですか?」
「これをつけてみろ」
ラディッツはスカウターを外すとヤムチャに渡した。
ヤムチャはスカウターをつけて辺りをキョロキョロ見回した。
「あ、何か文字が出てきた」
「そこに書いてある字で相手の位置や戦闘力を見分けることができる」
「便利だなー」
ヤムチャはスイッチをいじくりまわしながら歩き回る。
「ばか者!おもちゃじゃないんだ!」
ラディッツはヤムチャからスカウターを取り上げた。
「あ、ごめんなさい」
「そんなことよりこの星を早く掃除しろ。俺も手伝ってやる」
ラディッツはヤムチャを見た。

 

643 名前:サイヤ人ヤムチャ[sage] 投稿日:03/09/19 19:50 ID:???
>>615
「え・・掃除って・・・」
「もちろん、この星の人間どもをぶっ殺すんだ」
「マジですか」
「目を覚ませ!楽しいぞ、サイヤ人の血が騒がんか?」
ヤムチャは困った顔でおじさんを見る。
おじさんはどうしていいか分からず、ボーっと二人を見ている。
「どうした、何を迷っている!誇り高き宇宙最強の血が泣くぞ」
「なっ!宇宙最強?!」
ヤムチャはラディッツを見る。
「そうだ。俺たちサイヤ人は宇宙最強の人種なのだ。
そしてその血はお前にも流れている!」
「そ、そうだったのか!ちくしょう、もっと早く気づいていれば
もうちょっと真剣に修行したのに・・!悟空を超えられたのに!」
ヤムチャは地面をだしだし踏む。
「今からでも遅くない!早く仕事にかかれ!」
「は、はい!」
宇宙最強の血が流れていると聞いたヤムチャは目の前に
希望の光が見えてきたような気がした。
「誰よりも強くなってやる」
ヤムチャは町へ向かっていった。

645 名前:サイヤ人ヤムチャ[sage] 投稿日:03/09/19 20:05 ID:???
ヤムチャは飛行しながら色々考えていた。
「ふふ・・宇宙最強か・・ずっと負けてばっかだからもうてっきり
自分は弱いんだと思っていたぜ。だが天は俺を見捨ててはいなかったようだ!」
ふと下の荒野を見ると天津飯と餃子がいるのが見えた。
「ハゲじゃないか。ようし、とりあえずこいつから行くか。
誇り高きサイヤ人の力を見せてやる!」
ヤムチャは二人の前に降り立った。
「お、ヤムチャじゃないか。久しぶりだな」
「久しぶりだぜこの野郎ー!オウーッ!」
狼の鳴きまねをしながらヤムチャは餃子を殴る。
「ぐげ」
餃子は気絶した。
「な、何をする!」
天津飯はヤムチャを睨む。
「うるさいっ俺は生まれ変わったんだ!宇宙最強の男としてな!
お前を倒して自信をつける!」
「くっ訳の分からないことを!ヤムチャ!狂ったか!」
「俺はカカロットだーー!」
ヤムチャは天津飯の股間を蹴り上げた。
「ぐぎゃーー!」
「ふっ足元がお留守だぜ!本気でかかってきな!」
「ぐぅー!ぐぅー!ふぐぅー!」
天津飯は涙を浮かべて股間を押さえている。

646 名前:サイヤ人ヤムチャ[sage] 投稿日:03/09/19 20:15 ID:???
「ふっ!たった一発でこのざまだ。相手が悪かったようだなぁぁ」
ヤムチャは動けない天津飯を一方的に殴りまくる。
そのうち天津飯は動かなくなった。
「なんて力だ・・・自分がサイヤ人であると自覚しただけで
こんなにも自信がつくとは。これで修行したらどうなってしまうんだ・・」
ヤムチャは勝利をかみしめるとともに、強くなった自分の未来を想像してほくそえんだ。


647 名前:サイヤ人ヤムチャ[sage] 投稿日:03/09/19 20:27 ID:???
そのころラディッツは町を襲撃していた。
「ふん、もろい民族だぜ」
ピピピ・・・
ラディッツのスカウターが反応する。
「!? 戦闘力322・・近いな、どこだ」
ラディッツは空中に飛び上がると周辺を見回した。
「あっちか・・・」
ズギューン
猛スピードで移動するラディッツ。
「なんだあれは・・ナメック星人か?」
ラディッツは岩場にいるピッコロの前に降り立った。
ピッコロは急に現れたラディッツにガンをとばす。
(・・・な、なんなんだ・・こいつのパワーは・・・・)
「ずあっ!!!」
ドグオッ
ピッコロは不意打ちのエネルギー弾をラディッツに食らわす。
「ふん、くだらん技だ。ホコリをまきあげるだけか・・」
「なっ・・・」
「では技の見本を見せてやろう」
ピピピピ・・
ラディッツのスカウターがまた反応する。
「む、また大きな力が」

648 名前:サイヤ人ヤムチャ[sage] 投稿日:03/09/19 20:49 ID:???
ラディッツはピッコロのもとを離れると、別方向に飛んでいった。
「・・・バ、バカな・・こ、この俺がふるえてうごけなかった・・」
ピッコロはがっくりと膝を落とし落胆した。
ラディッツは空中を移動しながら大きなパワーの発信源を探る。
「この星で最も大きなパワーだ・・。まっまさか!さっきの農園にいた奴は
カカロットではなかったのか?だとするとこの大きなパワーが本当の・・」
そのころ悟空は悟飯を連れてカメハウスに遊びに来ていた。
「オッス!」
「孫くん!あら、この子は?」
「オラの子供だ!」
「ええー!」
「それ、悟飯、あいさつ」
「こ、こんにちは」
「へー良く出来た子じゃない」
みんなでわいわいしゃべってるところにラディッツが現れた。
「ちぃっ・・・やはりこいつがカカロットか。あんなやつと間違えるとは不覚だぜ」
「んっ・・なんだこの邪悪な気は?わっ!だれだおめえ!?」
みんなはラディッツを見て驚いている。
クリリンがラディッツに近寄る。
「帰って帰って!しっし!んもう、昼間から酔っ払ってちゃだめだって」
クリリンは壁にめりこんだ。
「! しっぽが生えてやがる、こいつ!」
「くそ、もう一回説明しなければならんとは・・」
ラディッツは悟空たちにサイヤ人のことを教えた。