455 :愛蔵版名無しさん :02/12/16 11:55 ID:???
また彼女に振られた・・・
仕事はどこに行っても、彼女ができても失敗ばかり・・・
もう嫌だこんな生活・・・
ハァ・・・こんな時ドラゴンボールのキャラみたいに強ければなぁ・・・
悟空、いや悟空は強いけどいつも強敵と戦わなくちゃいけないから見てるだけのクリリンかヤムチャだな。
顔はヤムチャの方がかっこいいからやっぱヤムチャかな。
ヤムチャになれたらなぁ・・・なれたらいいのにな・・・・
そう思いながら俺は目を閉じた。
目を開けると見知らぬ光景が広がっていた。
自分の体を見ると俺はオレンジ色の服を着ていた。
こ、これは!?
見間違うはずが無い亀仙流の胴衣だ。
周りを見るとクリリン、天津飯、ピッコロ、べジータ、トランクス、そして悟空。おなじみの面々が立っていた。
これは夢か?
俺は頬をつねってみた。
痛い・・・
すると俺はヤムチャになってしまったのか!?
やった!これで女の子にもてる。
敵なんて悟空やべジータに任せとけばいいんだからほどほどの強さを持っていれば一生安泰だ!
ところが俺はあることに気づいた。
この光景は見たことがあった。
・・・そうだ!
これはセル編だ。
456 :愛蔵版名無しさん :02/12/16 11:55 ID:???
下ではご飯がセルにやられていた。
まさか・・・セルジュニア?
嫌な考えがよぎる。
ふと見るとピッコロが悟空を説得していた。
「悟空、早く仙豆を食べろ!」
だが時既に遅し。
セルがクリリンから仙豆を奪い取ってしまった。
もうだめだ・・・
「ヤムチャ、油断するな!」
ピッコロの声に我に返った俺の前にはセルジュニアが立っていた。
「ケケケケケケ」
「腕折るの?」
震えながら聞く俺にセルジュニアはコクッとうなずき勢いよく蹴り飛ばした。
ヤムチャになんてなんなきゃよかった