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未練たらしいぜ、ヤムチャ

 

599 名前:未練たらしいぜ、ヤムチャ[sage] 投稿日:03/09/17 23:13 ID:???
2年前・・・オレ達の前に謎の少年が現れた。
未来からやって来たその少年は、人造人間によってもたらされる地獄のような
未来の情報をオレ達にもたらし、心臓病によって死亡する悟空に
病の特効薬を渡した。これできっと、未来は変わる。少年はそう信じていたのだろう。
オレ達戦士達は、3年後の再会を約束し、各々の修行を開始した。

3年前、悟空との別れ際。悟空はこんなことを言った。
「ブルマ、丈夫な赤ん坊を産めよ」
オレは、悟空もそんなマセたことを言うようになったな、と微笑した。
と同じに、オレはオレの将来が安泰しているということを悟った。
悟空から突然出た、ブルマの妊娠予測。
予測というより、悟空は知っていたのだろう。
ブルマが、3年以内に妊娠するということを。
よく考えてみれば、結婚という言葉を知らない悟空が、軽々しくそんな発言をするわけがない。
未来から来た少年。彼から、悟空は聞いたのだ。
オレとブルマが3年以内に結婚し、愛のあるセックスをし、2人の愛の結晶が誕生するということを。

悟空達と別れた後、オレはブルマと、もっと楽に付き合うことにした。
修行もしなければならない。それよりも、将来結婚することがわかっている。
多少会う機会を減らしたって、ブルマの方から誘いをかけてくるだろう。
そして・・そうだな・・・。
一年半もすれば、あっちから結婚についての話を持ちかけてくるだろう。
ブルマとのデートは、正直しんどかった。あいつは本当にわがままだった。
将来の安泰が約束されている以上、しんどいデートをする意味は特に無い。
修行が忙しいということを口実に、オレはブルマとのデートに手を抜き始めた。



600 名前:未練たらしいぜ、ヤムチャ[sage] 投稿日:03/09/17 23:14 ID:???
ところがどうだ。ブルマは一向に結婚についての話をして来ない。
してくるのは、デートの誘いだけ。オレも、たまにはデートに付き合ってやった。
だが、デートの最中も話は結婚には行かない。オレがベッドへ誘っても、拒否られる。
おかしい・・・もう一年経つ・・・。一年半もしたら、結婚してなくては
悟空の言葉のつじつまが合わない。時は、あっという間に流れた。
ブルマとの仲は、一年半が過ぎても一向に変わらなかった・・・。オレは焦りだした・・・。
そして・・・。

601 名前:未練たらしいぜ、ヤムチャ[sage] 投稿日:03/09/17 23:16 ID:???

フリーザ一味の、地球強襲から約2年後の、ヤムチャの部屋・・・。
薄暗く、狭い部屋。小さな窓から、朝日が部屋を照らす。
小さな部屋の、小さなベッド。ヤムチャと上半身裸の女が横になっている。
昨日の夜は、激しかったのか。修行で疲れたのだろうか。ヤムチャは目覚めない。
先に目を覚ました女が、ヤムチャを起こす。
「ヤムチャ〜 起きてよ〜 ねえってば〜」
女が隣に寝ているヤムチャの身体をゆする。
「・・・朝か・・・」
ヤムチャはむくっと身体を起こす。そして横の女には目もくれず
洗面所へと向かう。水道のじゃぐちを全快にし、ヤムチャは顔を洗う。
勢いよく流れる水で、ボサボサの髪の毛も洗う。洗顔後、タオルで顔を拭くヤムチャ。
女が後ろから抱き付いてくる。
「ヤムチャ、昨日も激しかったね・・・。また来ていい?」
鼻に触る香水の匂い・・。耳障りな甘えん坊声。目障り・・・・。
なんで、こんな奴と寝てるんだ・・・・?
ヤムチャは女を無視し、別の部屋で寝ているプーアルの元へと向かう。
女はむすっとした表情で追いかけてきた。「なんで無視するのよ!」
ヤムチャは振り返り、女を見てふっと優しい笑顔を浮かべる。女の顔がほころぶ。
女の身体をぎゅっと抱きしめる。そして女の手に、そっと札束を入れる。
「昨日の行為、良かったよ。まあ3万ゼニーってとこだな。これはお礼だ。とっておけ」
小声でそうつぶやくヤムチャ。その言葉を聞いた瞬間、女の表情が豹変する。
札束をヤムチャに投げつけ、そそくさと部屋を出て行く女。「あんたは最低の男よ!」
朝っぱらから、ヤムチャに罵声が飛ぶ。こんなこと、もう何回目だろうか・・・。
ヤムチャは毎日後悔する。毎日、同じことに対して。ブルマを失ったということを・・



602 名前:未練たらしいぜ、ヤムチャ[sage] 投稿日:03/09/17 23:17 ID:???
ヤムチャは浮気をした。フリーザ一味が地球に来た時から、約一年半。
一向にブルマは結婚話をしてこなかった。焦りを感じたヤムチャは
スポーツジムで仲良くなった、マリちゃんという女性と浮気をした。
ブルマとのデートを無視し、自分の部屋でマリとのセックスに明け暮れた。
翌日、ヤムチャはブルマを部屋に呼んだ。
ベッドの横には、マリとの行為で使用したコンドーム。
シーツにはしみ。マリの髪の毛も床中に落ちている。
ヤムチャは浮気の証拠を隠滅しなかった。全ては、ブルマに嫉妬心を抱かせるため。
ブルマに、オレじゃなきゃだめ!という気持を植えつけるため。
そして結婚へと事は進む。そう考えていた。だが所詮は焦りから来る、浅はかな作戦。
浮気相手の存在を知ったブルマは激怒し、それ以来ヤムチャの部屋に来ることはなかった。
後日、ヤムチャの部屋の留守番電話に、一通のメッセージが残っていた。
「もう、別れましょう私達。あんたといると、なんか不幸を移されるような気がするわ」
ブルマからだった。愕然とした。いったい何年付き合ったんだ・・・
思えば、修行等で何年も会わなかった時期があった。途中、死んだし。
付き合った年月は長くても、内容は薄っぺらだったのかもしれない。
ヤムチャのブルマとの結婚計画。失敗に終った。それ以来、浮気相手のマリとの
無意味なセックスも続いた。それも終わり、今では週1で、違う女とやっている。
ブルマと別れてから、なぜかモテルようになった。元々ヤムチャのルックスには
目を見張るものがある。皮肉にも、一番愛して欲しい人には、軽蔑され
どうでもいい女からはモテるようになる。ヤムチャはむなしかった。
他の女とのセックスも、気持ちよくなかった。自分の上に乗り、腰を振る女を見ると
吐き気がした。抜け殻のような毎日・・・。
ヤムチャが思うことはただ一つ。ブルマと・・・やり直したい。



603 名前:未練たらしいぜ、ヤムチャ[sage] 投稿日:03/09/17 23:18 ID:???
ブルマとやり直したい。その思いは、ある日突然ヤムチャを行動に駆り立てた。
カプセルコーポレーションへと電話をかける。毎日、毎日、電話をかける。
ブルマはほとんど出なかった。たまに出てくれても、そっけない態度。
後は、ブルマの親父か母親。たまにベジータの野郎も出た。
堂々とあの家に居座りやがって・・・。ヤムチャはイライラする。
元々オレがいるはずの場所に、侵略者が堂々と居座っている。
ヤムチャのフラストレーションは、たまりまくりだった。
スポーツジムのサンドバックを、10個ほど叩き潰し、ジムを追い出されていた程だ。
そっけないブルマの態度に耐え切れなくなったヤムチャは、直接彼女に会いに行く。
カプセルコーポの庭では、ブルマが車の手入れをしていた。
車の下にもぐりこみ、部品交換をしている。ここで話しかけるのはよくない・・・。
そう思ったヤムチャは、しばらく様子を見ることにする。
タイヤ交換をしようとするブルマ。非常に重そうなタイヤだ。
ブルマの腕では持ち上げられないだろう・・。オレの出番。ヤムチャは颯爽と登場しようとする。
が、先に現れたのはなんとベジータ。彼は、車のタイヤを4個一気に運び
ブルマの手助けをしていた。
「ありがとうベジータ。結構いい所あるのね」
「・・・・・メシ」
「はいはい」
自然な会話・・・。まさか、ブルマはベジータと・・・・?
ヤムチャの心に不安が募る。問いただしてやる。
ズカズカと、敷地内に入り、ヤムチャは二人の間にいきなり割り込む。ブルマは唖然とした表情。
「おい、ベジータ。てめえみたいな侵略者は、ここにいるべきじゃねえぜ。
ブルマは、オレの女だったんだ。てめえに指一本触れさせねえ」
天津飯みたいな事を言ってしまった。負け惜しみのようなことを・・・・。




604 名前:未練たらしいぜ、ヤムチャ[sage] 投稿日:03/09/17 23:19 ID:???
ブルマもベジータも、ヤムチャを無視した。
ベジータにいたっては、視線もあわすことなく。
2人は、出来ている。いや、出来かかっている・・・。
ヤムチャは自分なりに分析する。豊富な恋愛経験を元に、この後の展開を想像する。
嫌だ!ブルマと別れたくない!
ベジータなんかに取られたくない!
ヤムチャはさびしくカプセルコーポレーションを後にする。

その夜、ヤムチャは徹夜で考える。
ベジータとブルマがくっつくのを阻止し、自分が再びブルマの恋人となるための
作戦を。
「絶対に・・・オレがブルマと一緒になってやるぜ・・・。
そして、オレはブルマと結婚するんだ」
ヤムチャ・・・・・立つ!