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超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜

 

423 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/22 00:37 ID:3sy8WMYW
<偉大なるヤムチャ伝説>

孫悟空によってもたらされた平和な世の中・・・戦士達はは戦いを忘れ、恋人との生活、
子育てなど、平和な暮らしを送っていた。だが、新たな脅威が地球にせまっていた。
戦士達はまた戦乱の渦へと巻き込まれていく・・・
そして、運命のいたずらなのか・・・新たな戦いは孫悟空ではなく、「ヤムチャ」を
中心として進んでいくのであった・・・
ピッコロ大魔王との壮絶な戦いから5年後・・・地球に謎の隕石のようなものが降り立った。
物語はこの出来事から、大きく動くことになる・・・


424 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/22 00:37 ID:3sy8WMYW
「やはりこの星の連中は生きていたか・・・カカロットの奴め・・・!!」
隕石のような物体は小さな宇宙船だった。その中から現れた謎の異性人戦士・・・!
「む!強い戦闘力が・・・!戦闘力177・・近いな。カカロットか!?」
謎の戦士は移動を始めた・・・その頃・・・
ヤムチャ「どうだ?プーアル。この新車の乗り心地は?」
プーアル「は、はい、確かにいいんですけど・・・ヤムチャ様、こんなんでいいんですか?」
ヤムチャ「ん?どういう意味だ?」
プーアル「だって、またブルマさんを怒られちゃったし、ふられてないのは奇跡ですよ。それに、
この新車だって、何年ローン組んだんですか?ヤムチャ様はいちおうフリーターなんですよ!」
ヤムチャ「う、うるさい・・!あんな女知らん!俺は昔みたく硬派な俺に戻るんだ!む、昔の
俺はかっこよかっただろ!?一匹狼に彼女なんていらねえんだ。それにローンだってすぐ払い
終われるさ!野球選手のバイトが見つかったんだ!俺なら絶対いい結果出せるぜ!」
プーアル「そううまくいきますかね・・・・」
ヤムチャと長い付き合いのプーアルはそろそろこの主に見切りをつけるべきか迷っていた。
自分だっていい飯を食いたい!そのためにはこの男のもとを去るべきだと考え始めていた。
ヤムチャ「だいたいなあ・・・ん!?」
彼の車の前には謎の異星人戦士が立っていた。ヤムチャは悟空のようにまだ気を感じ取る
能力に目覚めてはいないが、ただものではないと一瞬で判断した!
「ちい!カカロットじゃない。戦闘力177・・・こんなやつもいたのか。だがしょせん俺の敵ではない」
ヤムチャ「な、なんだと!へっ、こっちだっててめえなんて敵じゃないぜ!おとといきやがれってんだ!」
「ずいぶん強気だな・・・面白い。思い知らせてやる・・・」
ヤムチャ(マ・・・マジで来るの!?・・・・!!!!!!!!)


425 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/22 00:38 ID:3sy8WMYW
ヤムチャと謎の異星人戦士との戦いははたしてどうなるのか!?
ヤムチャは試行錯誤を繰り返していた・・・
(・・・パワーだけで押すタイプのようだな・・・よし!こっちはスピードで勝負・・・
いや、待てよ・・俺ってそんなに先読みが出来たっけ・・・?ま、まあいいや・・それにしても・・
ぷぷっ!シッポのアクセサリーなんかつけちゃってさ、今時はやんないぜ!悟空じゃないんだから・・
さてはこいつみかけだおしだな・・・い、いや、決めつけちゃダメだ!天下一武道会の時はただの
おっさんだと思ってたら神様だったじゃないか!足元がお留守なんて言われちゃってさ・・・
あのあと・・どれだけみんなに笑われたことか・・・ああ、どうすればいいんだ・・・!!!)
「こないならこっちからいくぞ・・・」
謎の異星人戦士(ラディッツだけど)はそう言い放ち、まるでヤムチャをあざけ笑うかのように、
ステップをとりはじめた。
ヤムチャ「ふっふっふ、俺をみかけだけで判断してるな?よーし、人は見かけで判断しちゃダメだって
ことを教えてやるぜ・・・!」
ヤムチャはそういうと、謎の戦士の背後に一瞬でまわった!
(とった!へへ!やっぱりだ!俺を甘くみるからこういうことにな・・・・ふべしっ!!!)
ヤムチャが得意げにそう心で叫んでいるその瞬間に謎の戦士はヤムチャの顔面に裏拳をかました。
ヤムチャはこう思った。甘くみてたのはやっぱ俺だったのか・・・!もうイヤだよ・・・
「貴様など話にならんな・・・俺は忙しいんだ」
そう言うと謎の戦士はヤムチャにつばを吐きつけその場を去っていった。
ヤムチャ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
プーアル「ヤムチャ様!追うんですよ!あんなにこけにされて、また同じことの繰り返しですか?
そんなヤムチャ様はボクは嫌いです!」
ヤムチャ「・・・!そうだ!このままじゃ終わらせんぞ!奴が何者か知らんが、俺も燃えてきたぜ!
腐ってた武道家の心がよみがえってきた!プーアル!やつを追うぞ!勝てない相手じゃなかった!」
プーアル「それでこそ昔のヤムチャ様です!」
2人はカプセルから飛行機を出し、謎の異星人戦士を追った・・・
<つづく>


426 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/22 00:38 ID:3sy8WMYW
<次回予告>
ようっ!俺ヤムチャ!なんだか知らねえが謎の戦士は悟空の兄貴だったらしいんだ・・・
なんだか複雑な展開に、ますます燃えてきたぜっ!悟空!ピッコロ!あいつは俺にまかせてくれよなっ!
次回、偉大なるヤムチャ伝説、「ええっ!謎の戦士は悟空の兄貴!?燃えるヤムチャに一同びっくり!」
みんな!俺の活躍、期待しててくれよなっ!

427 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/22 00:42 ID:5hKNJevv
また長々とすいません。批評をいただいた後、今やってる作品に
DBらしさを出そうと考えたんですが、その先の展開が思いつかなくなり
スランプに陥ってしまいました。それでしばらくDBのストーリーに沿った
話でも書こうかと思って。ルール違反かもしれませんが、<運命の女>も
思いつき次第、書き込もうと思います。面白くないですが、昨日の批評にたいする
ボクの挑戦だと思って読んでくれるとうれしいです。

444 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/22 18:39 ID:4NxvX5S4
<超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜>
圧倒的な力の差を見せ付けられたにもかかわらず、闘志を燃やしている偉大なるヤムチャ様。
彼の操縦する飛行機は謎の異星人戦士(もうラディッツでいいや)を追尾していた。
ヤムチャ「うおおおおおー!!まちやがれー!!」
ラディッツ「うるさいアリめ・・・ちゃいっ!」
ヤムチャの乗る飛行機に向かって放たれたその爆発波は、飛行機の右翼を直撃した・・・
回転しながらまっさかさまに墜落していくヤムチャの飛行機・・・そして小さな岩場に墜落した。
ヤムチャ「う・・・まったくあんなのアリかよ・・・大丈夫か?プーアル・・・プ、プーアル!!」
人生の大半をヤムチャという男と過ごしたプーアル・・・彼はその命を終えようとしていた。
プーアル「ヤ・・ヤムチャさま・・・死ぬ前に、ボクの遺言を聞いてください・・・ボクは立派な
ご主人様に出会えたと、ボクのおかあさんにつたえてください・・・ガクッ・・・」
ヤムチャ「プーアル!プーアルー!!!!!ちきしょう!やつめ・・・許さんぞ!必ず俺の手で
ぶちのめしてやる・・!奴はカメハウスの方に向かっていった。すぐ近くだ。待ってろよ!」
そう言うとヤムチャは最愛の相棒の亡骸を残したまま、広大な海へと入っていった・・・
舞空術を使えない彼には、もはやこれしか移動手段はなかった・・・
プーアル(ふん、単細胞のバカめが・・・手間をかけさせやがって・・・)

その頃、ラディッツはカメハウスへと到着し、そこにいた悟空達に自分は悟空の兄だということ、
悟空はサイヤ人だということ、惑星ベジータのこと、などなど・・・驚愕の事実を伝えていた。
ラディッツ「気になっていたんだが、そのガキは貴様の息子じゃないか・・・(省略)・・・・・
明日までにここのに100人の死体を積んでおけ!」
悟空「そんなこと、できるもんか!」
ピッコロ「・・・・・・・・!!」
ラディッツは悟空の息子、悟飯をさらい、悟空におどしをかけていた・・・
ラディッツ「逆らおうとしても無駄だぞ。所詮貴様の未完成な戦闘力ではこの兄にはかなわんのだからな」
悟飯「わーん!!おとうさーん!!!」
悟空「悟はーん!!!!!」
ヤムチャ「ぷはあっ!!!やっとおいついたぜっ!」


445 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/22 18:41 ID:4NxvX5S4
ラディッツ「じゃあな!明日を楽しみにしているぞ!ふははははは!!!」
悟空「ち・・ちきしょーうううう!!!筋斗雲ー!!!」
亀仙人「まてい!はやまるでない!」
クリリン「今行って勝てると思うのかよ!!」
悟空達はラディッツの圧倒的なパワーの前に打つ手がないように思えた・・・
だが、昔の悟空のようにシッポが弱点だと気づいた彼らはシッポをつかんで力を抜けさせるという
無謀な作戦に挑もうとしていた・・・だがその時・・・
ピッコロ「お前たちでは無理だ・・・このオレが行ってやる」
「ピ、ピッコロ・・・!?」
悟空「おめえどうしてここに・・・やつともう会ってたのか?」
ピッコロ「そういうことだ。その二人といっても奴は倒せん。このオレと貴様が組めば、少しは勝てる可能性がある」
(省略)
悟空「その方法しかねえみてえだな・・・」
ピッコロ「我慢するんだな・・・オレだってヘドが出そうだぜ・・・」
ヤムチャ「よ、よしっ!オレも行くぞっ!」
   えっ・・・・・・・・・!!
その場にいた誰もが心でそう叫んだ。そこにはあのヤムチャが立っていたのである。
なぜ気づかなかったのか・・・いや気づかなくてとうぜんか・・・みんなの思いはそれぞれだった。
悟空「ま、まあいいや!ブルマ、ドラゴンレーダー貸してくれ!ピッコロ!筋斗雲についてこれるか?」
ピッコロ「ふざけるな。オレ様のは貴様のようななさけない舞空術とは違うんだ・・・」
ヤムチャ「ブッ、ブルマ!お前の飛行機借りるぞ!!いいな!」
ブルマ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!あんた、こんなとこまで来て何様のつもり!?」
ヤムチャ「い・・・いや・・・オレはそんな・・・!!!」
悟空とピッコロはいち早く飛び立っていった。ヤムチャはブルマと口論を続けていた。
こないだのデートの時の話・・・なぜ電話をくれないのか・・・あんたその長髪ださいっていったでしょ!
・・・恋人同士の痴話げんかは限りなく続いた・・・それを見ながらクリリンは心の中でうらやましい
気持でいっぱいだった。
ヤムチャ「もういい!勝手にいくぞ!お前とはこれっきりになりそうだな!!!」
彼は自分が痴話げんかで負けたのを悟ったのか、なかば開き直りともとれる発言を残し、悟空達を追った・・
<つづく>


446 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/22 18:42 ID:4NxvX5S4
<次回予告>
ようっ!オレ、ヤムチャ!プーアルの仇!オレがとるぜ!ピッコロの切り札だってえ!?
ようし!オレも出すか!伝説のあの技を・・・・・いまさらビビってももう遅いぜっ!
次回、超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 「ヤムチャの切り札!?出るか、必殺最強 狼牙風風拳!!!」
 狼牙風風拳はダテじゃないっ!!!!!
 
459 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/23 16:16 ID:vWR37xge
<超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜>
悟空達を飛行機で追うヤムチャ。だが、案の定追いつけるはずもなく、悟空達はラディッツとすでに
1回目のぶつかり合い(ピッコロの片腕が吹っ飛ばされるところまで)をした後だった。
ピッコロ「孫、奴をひきつけろ・・その間にオレは新必殺技の気をためる・・・」
悟空「へへっ、期待してるぜ・・・!」
ヤムチャ「はあっはあっ、おまたせっ!オレも加勢するぜっ!」
悟空「あっ、じゃああれやってくれよ。天下一武道会で出したやつ!」
ヤムチャ「お、おう!わかったぜっ!」
悟空はラディッツに向かっていき、ピッコロは魔貫光殺砲の気を、ヤムチャは操気弾の気を
ためはじめた・・・悟空はラディッツにボコボコにやられていた。それを見てヤムチャは悟空、
意外とダメじゃんって思った。そして、操気弾の気が溜まった。


460 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/23 16:17 ID:vWR37xge
ヤムチャ「操気弾!!ばっ!!!」
ラディッツの向かって操気弾を放つヤムチャ。しかし、ラディッツはそれをお約束どおりに弾き飛ばした。
「こんなもの!」弾き飛ばされた操気弾がピッコロの後頭部に直撃した。
ピッコロ「待たせたな・・・死ぬのはてめえだ・・・受けてみろ!魔貫光さっ・・・があああっ!!!」
後頭部に直撃を受けたピッコロは悶絶して前に倒れた。ナメック星人は後頭部が弱かった。
体制を崩しながらも必死になって放った魔貫光殺砲は軌道がずれて、悟空のほうへ向かった。
悟空「いっ!?やっやべえっ!!!」
体力を失っていた彼はそれをよけきれず、腹部に直撃を受けてしまった!悟空の腹をつらぬいた
魔貫光殺砲は、そのまま後ろの山へとつっこみ、大爆発を起こした。あたりは光りに包まれた。
爆発がおさまり、ヤムチャの目の前には腹を貫かれた悟空が落ちてきた。
ヤムチャ「ご・・・・悟空ー!!!!!」
悟空「ご・・ぐ・・・ぐふっ・・・ぐああああああああー!!!!!」
その時、ラディッツの宇宙船からブチギレ悟飯が飛び出した!彼はヤムチャに会うのは初めてだった。
お父さんのピンチに悟飯は悟空のすぐ近くにいたヤムチャに向かって突進した・・・
悟飯「お、お父さんをいじめるなあああー!!!うわーん!!!!!」
ヤムチャ「え・・・!?い、いや、ちょっと・・・・・!!」
悟飯の体当たりがヤムチャの胸部に直撃した。ヤムチャ(・・お・・・お・・・お腹が痛いよぉ・・・)
ヤムチャのあばら骨は複雑骨折し、手足の骨には微細なヒビが入り、再起不能だった。悟飯は気絶した。
ラディッツ(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

461 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/23 16:18 ID:vWR37xge
気がつくとラディッツ以外はみんなくたばっていた。ラディッツは悟飯に向かって爆発波を放とうとしていた。
ラディッツ「あのガキは貴様らより戦闘力は上だ!今のうちにあとかたも残らんようにしてやる・・」
悟空(よ・・・よしてくれ・・・あ、あいつはまだ・・・・)
悟空は声にならない言葉を心の中で叫んだ。悟空はそれほどまでに重傷だった。
ふと、ヤムチャが意識を取り戻し、悟空の心の声を読んだ。そして、あたりを見渡すと、ラディッツが
悟飯を殺そうと爆発波を放とうとしている・・・ヤムチャは昔話を思い出した・・・
ヤムチャ(こ、こんな光景を前にも・・・そうだ!オレと弟も今と同じ状況になったことがある・・・
あの時は親父が助けてくれて、俺は助かったが弟は死んだ・・・あの時の親父の悲しそうな顔は忘れられん。
このままだと悟空のそんな顔を見ることになっちまう・・・もう誰にもあんな顔はさせたくない!
うおおおおおおー!!!!!)
ラディッツ「死ねええええええエー!!!」
悟飯に向かって放たれた爆発波はすさまじい威力で、悟飯の周囲は跡形もなく吹き飛んだ。
この衝撃でピッコロも目を覚ました・・・
悟空(・・・・・ご・・悟飯・・・ちきしょう!ちきしょう!!!!!)
ラディッツ「さあて次は貴様らの番だな・・・カカロット、お前はもう死にかけじゃないか。楽にしてやる」
彼は得意げにそう言うと悟空のもとへ向かった。ピッコロはあきらめて寝ていた。
ヤムチャ「へ・・へへ・・・そうお前の思うようにはさせないぜ・・・・・」
ラディッツ「なっ、何!?き、貴様!!!」
ヤムチャは体じゅうの骨にヒビが入った重傷で、最後の力を出し、悟飯を爆発波からかばっていた。
彼の活躍によって悟飯はかすり傷ひとつ負っていなかった。ヤムチャの過去の消したい思いが、
もうあんなことを繰り返させないという思いに変わって、ヤムチャの体を動かしたのだ。
ヤムチャ「へ・・へへ・・・本当はオレがお前を倒すはずだったんだがな・・・へへへ・・」
そういうと、ヤムチャは前のめりに倒れた。(プーアル・・仇とれなかった。ごめんな・・・)
ヤムチャは心でプーアルに謝罪し、あの世で会えたらいいな、と薄れていく意識の中でそう思っていた。
<つづく>

 

462 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/23 16:18 ID:vWR37xge
<次回予告>
ようっ!オレヤムチャ!まいったなあガキをかばっちまうなんてよー。
亀仙人「悟空達・・・こうなったらわしが・・・!!!」
ヤムチャ「おいおい、武天老師さま、無理すんじゃねえぞー。」
次回、超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜「さようならヤムチャ 亀仙人、最後の戦い!」
悟飯「お父さん・・・ボク、ヤムチャって人に助けられたみたい・・・」

 

492 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/24 20:04 ID:fnkwZNHC    New!!
超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 第4話>
はからずしもヤムチャたちを全滅させたラディッツの元にブルマ達が新たな飛行機でやってきた。
そして、それぞれ倒れている仲間のところへかけよった。
クリリン「ご、悟空ー!!!ひ、ひでえ傷だ・・・しっかりしろ!」
ブルマ「孫君!大丈夫!?」
悟空「だ・・大丈夫じゃねえな・・・オラもうだめみてえだ・・・それより悟飯は無事か・・・?」
ブルマ「悟飯君は無事よ!気絶してるだけ・・・」
悟空「ピッコロも無事か・・・?あいつが死んじゃったらドラゴンボールが・・・」
クリリン「大丈夫だ・・ピッコロも生きてる!しっかりしろ!悟空!」
ラディッツ「貴様ら・・・このオレがいることを忘れていやしないか?いいだろう・・一瞬で消してやる」
プライドを傷つけられたのか、ラディッツは怒りが頂点に達し、爆発波で全員を殺そうとしていた。
ラディッツ「くたばれー!!!!!・・・・・お・・・おうう!!!」
亀仙人「油断しおったな・・・尻尾をつかませてもらったぞい・・・」
スキを見た亀仙人がラディッツの背後に回り、尻尾をつかんでいた。力の入らなくなったラディッツの
体は崩れ落ちるかのように見えた。
ラディッツ「く・・・っふっふっふ。貴様の力では完全に動きを封じるまでにはいたらなかったようだな。
少し力が入らんが、この程度なら・・・それにしても貴様・・・オレに気づかれずによく背後へ回ったな。
ほめてやるぞ・・・」
亀仙人の力では、ラディッツの体の力を完全に抜かすことはできなかった。尻尾を握っている亀仙人にたいして
ラディッツはひじうちをくらわそうとしていた。

 


493 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/24 20:05 ID:fnkwZNHC    New!!
亀仙人「なら・・・こうじゃ!!!」
その瞬間、亀仙人の体が筋肉の塊となり、力が不十分なラディッツの体を押さえつけた。
ラディッツ「き・・・貴様・・・!!!ぐ・・シッポを握られているせいか力が思うように出せん・・!!」
亀仙人「ピッコロ!クリリン!い、今のうちに攻撃をするんじゃ!わしはどうなってもかまわん!こいつを倒してくれい!」
ピッコロ「そういうことか・・・もう準備はできてるぞ・・・っくらえ!」
ラディッツ「よ、よせー!!!!」クリリン「武天老師さまあああああ!!!」
ピッコロの指先から放たれた魔貫光殺砲はラディッツと亀仙人を貫いていった・・・・・
ヤムチャ(あ・・あれ・・・みんな・・来てたんだ・・・・・)


ラディッツは亀仙人の決死の行動によって、ついに倒れた。腹部を貫かれた二人はそれぞれちがう方向へ飛んでいった。
ラディッツ「ち・・・ちきしょう・・・オレがこんな奴らに・・ぶざまだ・・・それにしてもあのじじい・・・
自分の命を捨ててまで・・・」
その後、ラディッツとピッコロの会話が続いた。ドラゴンボールのこと、1年後にやってくる新たなサイヤ人のこと、
などなど・・・
ピッコロ「ずあっ!!!!!」ラディッツは息絶えた・・・・・
亀仙人(わ、わしは死ぬのか・・・だったら死ぬ前にもう一度だけ・・・・ん!!!!!)
亀仙人が落ちた所はブルマのスカートのちょうど真下だった。
(う・・うーむ・・・うすいグレーか・・・・・)亀仙人は息を引き取った。
クリリン「武天老師さまあああああ!!!!・・・ん!?」
死ぬ前に欲望をみたした亀仙人の死に顔は、この世のものとは思えないほどのへたれ顔だった。
クリリンはこの瞬間、彼を師とあおぐことをやめた・

494 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/24 20:06 ID:fnkwZNHC    New!!
ヤムチャ「み・・・みんな・・・来てくれたのか・・・」
ブルマ「ヤムチャ!ヤムチャじゃない!どうしたの?こんな汚いボロクズみたくなっちゃって・・・そういえば
プーアルがカメハウスにあの後来たわよ。ほら、ここにも来てるわ」
その言葉を聞いたヤムチャがふと顔を上げると、そこには死んだはずのプーアルが浮かんでいた。
ヤムチャ(プーアル!?い、生きていたのか!よ、良かった・・・こ、これでオレも心置きなく死ねる・・・
プーアル・・・プ・・・・!!あ、あの顔は・・・そうか・・「アキラ」の野郎が出てきやがってたのか!
そういえばあいつに母親なんていない・・・くそ!「アキラ」にまんまとはめられちまったああ・・!!)
プーアルはとてつもない悪人面をしながら、ヤムチャを見て、にやけていた・・・しかし、一瞬気を失いかけ、
その後、元のかわいい顔に戻った。
プーアル「ヤ、ヤムチャさま!どうしたんですか!?」
ヤムチャ「プ・・プーアル・・・聞いてくれ・・・お、お前には・・2つの人格が・・・・・」
ヤムチャは天に召された・・・
悟空もお亡くなりになっていた・・・
ブルマ「え・・・!?ヤムチャ!ヤムチャー!!!!!」
みんなが悲しみにふけっていると、悟空、亀仙人の死体が突然消えた。
クリリン「あっ!!みんなの死体が消えたぞ・・・!!」
ピッコロ「そうか・・神の奴の仕業だな・・・あの野郎、またくだらんことを・・・」
ブルマ「ちょっとお!なんでヤムチャの死体はこのままなのよ!!!」
彼女がそう言った直後、まるで忘れられていたかのように、ヤムチャの死体が消えていった。
神様「ま、まああのままにしておいても汚いしな・・・それにしてもわが地球はとんでもない奴らに
目をつけられたもんじゃ・・・」
<つづく>
527 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/25 15:55 ID:rKo24Nli
<超ヤムチャ伝 未完の戦士 第5話>
ヤムチャは死んだ・・・悟空も死んだ・・・亀仙人も死んじゃった・・・・・
地球を守るべき戦士達の死・・・そして、ピッコロから告げられた新たな脅威の実態・・・・・
その場にいたZ戦士の生き残り・・・クリリンは絶望感をかみ締めていた・・・
ピッコロ「その孫悟空のガキはオレが預かる・・・じゅあな・・・」
彼はそう言うと意識の戻っていない悟飯をかかえて、空のかなたへ飛んでいった。
クリリン「ブルマさん、先に戻っててください。俺は今すぐに天津飯さん達を探しに行きます」
ブルマ「ちょ、ちょっとお!あんた!まさか、私ひとりにチチさんにこの状況を知らせようとさせるつもり・・・」
と言いかけたブルマをクリリンは強い目で睨み据えた・・・
クリリン「ごめん、ブルマさん・・・・・」
普段は見せない表情を見せながら、彼は飛び立っていった。
あの世・・・・・
神様「ということでこの2人を界王さまのところへ行くことをお許しください・・・」
神様は悟空とヤムチャの2人を界王のところへ修行に行かせることを閻魔大王に嘆願していた。
仮にも地球の神である彼がこれほどまでにかしこまる閻魔大王という男・・・さらにその上にあたる、
界王という男・・・事態をうまく理解していない悟空にくらべ、ヤムチャは向上心で心がいっぱいになっていた。
ヤムチャ「神様、どうやら決まったようですね」
神様「うむ・・・お前たち、界王様のところへ行ってもよいというお許しが出た・・がんばるんじゃぞ・・」
悟空「なんだかよくわかんねえけど、行って来るよ!」
楽観的な悟空とは対照的にヤムチャはさっきとはまた別の表情で神様にひとつのお願いをした。
ヤムチャ「神様・・・オレがいない間、プーアルのことを頼んでもよろしいですか?あいつは・・・」
神様「うむ・・わかっておる・・・プーアルは預かっておこう・・・」
それを聞いたヤムチャは行ってきます・・といわんばかりにうなずき、蛇の道へと入っていった。
神様(結局あいつも行くことになってしまったか・・・まあいい。今は強い戦士が多く必要だ・・・)

528 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/25 15:56 ID:rKo24Nli
悟空とヤムチャは蛇の道を走り始めていた。亀仙人は年のせいかあの世にとどまるそうだ・・・
そんな話をしながら、ヤムチャが悟空にある提案をもちかけた・・・
ヤムチャ「なあ悟空、どっちがはやく界王さまに会えるか競争しないか?」
悟空「ああ、別にいいけどよお、おめえ、やけにはりきってんなあ・・」
ヤムチャ「お前ははりきってないのか?強い人に修行にてもらえるんだぞ・・・眠っていた武道家の血が
うずくぜ・・・」


ヤムチャは、自信と不安が入り混じったような表情をし、悟空をにらみつけた・・・
そんなヤムチャをあざけ笑うかのように、悟空は舞空術を使い、ヤムチャのもとを去っていった。
ヤムチャ「ああ!ご、悟空!まちやがれっ!!!」
すでに悟空の姿は目に映らないほど離れてしまっていた。出端をくじかれた彼になすすべはなかった。
舞空術が使えない・・・それは彼にとっての大きなネックとなっていた。彼はこの後2日ほど走り続けた。
ヤムチャ「ふうふう・・・さすがに疲れてきたぜ・・・ん!?」
ふと、下を見下ろすと、雲の隙間から黒い空間のようなものが発生し、ヤムチャを包み込んだ。
ヤムチャ「え・・!?な、なに!?なんの前ぶれもなかったよねえ・・・・・!!!!!」
それは蛇の道に1年に一度ほど発生する、時空乱気流だった。これに巻き込まれるとどこに出るかわからない・・・
閻魔さまはこれをすっかり忘れていた。「うわあああああー」ヤムチャは漆黒の闇の中へ消えていった。
気がつくと彼は小さな星のような場所に落ちていた。なぜか体が重い!ヤムチャがあたりを見渡すと
そこの不気味な人物が立っていた。

530 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/25 15:56 ID:rKo24Nli
ヤムチャ「お、お前は誰だ・・・!?」
界王「わしか?わしは・・うーん、かいーよ・・かいーお・・・かいおう・・・界王じゃ・・・」
ヤムチャ「お、お前が界王さま!?信じられんな・・・」
彼は界王さまの外見があまりにも貧相にみえたため、今まで期待していた自分に嫌気がさしていた。
ヤムチャ「それにしてもさっきのシャレ、あれはいまいちだったな・・・」
界王「なっなんだとお!じゃあ貴様のとっておきを見せてみろ!」
ヤムチャ「ふん!自信を失ってもしらねえぜっ!鼻くそのひみつを・・・・・」
界王さまはヤムチャのシャレに衝撃を受けた。それはまさに界王として生まれて以来、始めてのことだった。
界王「な、なかなかやるじゃないか・・・わしも負けとらんぞ・・・」
ヤムチャ「面白い・・・!!!」
半年後・・・・・・・
ヤムチャ「おい!悟空!悟空じゃないか!ずいぶんおそかったなあ!」
悟空「ヤムチャ!お、おめえいつのまに・・・・それより界王さまのとこってここなのか?」
界王「やや!師匠のお仲間の方ですかな・・・?」
ヤムチャ「ああ、孫悟空ってんだ。悪いんだけどあと半年ぐらい、こいつに武道を教えてやってくれねえか?」
界王「もちろんですとも・・・!同時に師匠から学んだギャグもあいつに叩き込んでおきましょう・・・」
こうして、界王さまと悟空、ヤムチャの修行が始まった。(ヤムチャはすでに半年修行している)

 

531 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/25 15:57 ID:rKo24Nli
一方、現世では、ピッコロが悟飯との修行に精を出していた・・・そんな夜のこと・・・
悟飯「ねえ、ピッコロさん・・・前に言ってたけど、ぼくのことをあの男の攻撃から救ってくれたのって
誰なの・・・?」
ピッコロ「む・・・・そ、それはこのオレだ・・・貴様はいざという時の戦力になると思ってな・・・」
悟飯「やっぱりそうなんだ!ありがとうピッコロさん!」
ピッコロ「くだらないことを言ってないでさっさと寝ちまえ!!!」
仮にも大魔王との異名をとる男・・・そんな彼が事実を5歳の子供にひた隠しにしていた・・・
まるで洗脳教育をするように、悟飯の頭にピッコロに対しての尊敬の心を植えつけていった。
それが悲劇を生むことになるとは知らずに・・・・・・
そして、ヤムチャ達の死後、天津飯達を探しに行ったクリリンは彼らと共に神様の宮殿で修行を受けていた。
ヤジロベーも一緒である。そして、ヤムチャに頼まれた神様は彼がいない間、プーアルを頼むという願いを
聞き入れ、神の宮殿に招き入れていた・・・修行が始まって、半年ほどたったある日・・・
クリリン「なあなあ、天津飯さん、オレ、ここに来る前に聞いたんだけどさ、なんでも5日後に天下一武道会
みたいな大会が開催されるらしいぜ。どうだい?腕試しに出てみないか?」
天津飯「クリリン、俺たちの実力では普通の大会じゃあ戦いにならんだろう。」
クリリン「それがさー、神様も言ってんだよ。その大会にはなにか不思議なパワーを感じるってさ。
よくわかんないけど、めちゃくちゃつよい奴がいるかもしんないし、出てみようよ」
天津飯「むう・・・・・」
神様も一目置いているというその武道大会となっては天津飯も興味がわいてきた。一日ぐらいいいか。
2人はそう思い、ヤジロベーも誘った。
ヤジロベー「オレはやめとぐ。ぎょうざでも連れてってくんろ・・・」
その大会は3対3のチームトーナメントらしい・・・2人は餃子を誘って、神様に了解を取りに行った。
「いいだろう・・・だが、気をつけろ・・・その大会、お前たちでも苦戦しそうな強敵が出てくる予感がするのだ・・・」
神様の予感だったら信用するしかない・・・3人は念のため、カリン塔に立ち寄り、仙豆をもらってから
会場に向かった。
<つづく>

<次回予告>
ういーっす、オレ、ヤムチャだけどぉ。なんだかオレ死んじまったみたいだ・・・
あの世で界王って奴ににあったんだけどよーこいつがまた寒い奴でよー。
悟空「おい、ヤムチャ!おめえちゃんと修行しなくて大丈夫なのか?」
ヤムチャ「まかせろよ悟空!今、新必殺技を考え中だぜっ!」
次回 超ヤムチャ伝 「ヤムチャの新技!?界王さまの娘登場!」
ブルマ「わ、わたし一人でどうすればいいの・・・?」

567 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/26 18:36 ID:+JhOT8SE
<超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 第6話>
さて・・界王星にたどり着いた悟空、一足先に着いていたヤムチャ、そして界王様・・3人の生活はすでに
1ヶ月が過ぎていた。(ヤムチャと界王様はその前に半年間一緒に暮らしている)ヤムチャと界王様が
組み手などをしている間、悟空はずっとバブルスくんとおいかけっこをしていた。
ヤムチャ「よっと!よし・・・今日はここまでにしよう・・・」
界王「む・・・そうですな・・・それにしても半年でわしと互角以上にに戦えるようになるとは・・・
まったく師匠のギャグのセンスといい、驚く限りですわい・・・ではこの後はわしにご指導のほど、
よろしくお願いいたします・・・」
界王のもとへ来てから半年間、ヤムチャはそれなりに、10倍の重力を克服し、界王さまの特訓を受けていた。
半年たった今、界王さまと互角以上に戦えるようになった彼だったが、同時進行で界王様にギャグの指導も
おこなっていたため、界王拳などの必殺技は教わらずじまいだった・・・
そんなある日、ヤムチャはめずらしく瞑想をしながら、新必殺技のプランを練っていた。
ヤムチャ(操気弾を脳波だけで遠隔コントロールできれば、両腕があく・・・そうすれば狼牙風風拳で
攻撃をしかけている最中に、背後から操気弾の攻撃という、オールレンジ攻撃が可能に・・・)
彼の必殺技、操気弾には決定的な弱点があった。両腕で気弾を操作しなくてはならないために、スキだらけに
なってしまうということである。(パンチ力のなさとかには目をつぶることとする)ましてや、新たに
来るサイヤ人は2人・・・スキが出来るということは命取りになりかねない・・・ヤムチャは苦悩していた。
悟空「ふうっ!だめだ・・・あいつすばしっこいな・・・ん?ヤムチャ、めずらしく静かだなおめえ」
界王「こらっ!師匠にたいしてなんて言葉使いだ!それより早くバブルスくんをつかまえるんじゃ!」
悟空に対して、厳しい言葉を投げかけた界王だったが、お願いがあると言って、手をもじもじ
させながらヤムチャに寄っていった。彼は頼みごとがある時はいつもこの癖が出るという・・・
またか・・・と思いながらもヤムチャは話を聞くことにした・・・

568 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/26 18:38 ID:+JhOT8SE
界王さま「実は師匠・・・今日、わしの娘が南の界王のもとから帰ってくるとの知らせを聞きましてな・・・
南の界王の息子と縁談を組んだんじゃがどうもそりがあわないらしくて・・・そんなわけでぜひ師匠に
わしの娘と会っていただきたいと思いましてな・・・」
ヤムチャ「お前の娘か・・・まあいいがオレは修行中の身だ・・・邪魔にならんようならかまわんぞ」
ヤムチャがそう言うと、界王さまは満面の笑みを浮かべて、こう言った。
界王さま「実はな、師匠。もう来てるのですよ・・・おどろかそうと思ってね・・・おい!こっちへ来なさい」
そう言うと、どこからともなく、界王さまのコスチュームを着た女性と思われる人物がこちらに歩いてきた。
(美しい・・・)界王の娘か・・などと大して期待もしていなかったヤムチャはその美しさに思わず言葉を
奪われた・・・そして、心の中で、自然とそうつぶやいた・・・
娘「はじめまして・・・界王の娘です。父からよく話は聞いていますわ。なんでも拳法とギャグの
そうとうの使い手だとか・・・立派ですわ・・・」
(ギャグはよけいだバカヤロウ・・・)ヤムチャは心でそう思いそれを目線で界王さまに伝えた。
彼の心理を察知した界王様は申し訳ない・・・というような顔で軽く会釈した・・・
ヤムチャ「界王の娘さんか・・・だが、悪いが俺は新しい技のプランを考え中だ・・・晩飯の時にでも
ゆっくり話をしよう・・・」

569 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/26 18:39 ID:+JhOT8SE
娘「新しい技?どんな技ですの?私にもお手伝いさせてくださいませ」
ヤムチャ「むう・・・まあかまわんが・・・」
そう言うとヤムチャは娘を連れて、瞑想場へと向かった。
界王さま「よーし!いきなりいい感じじゃぞ・・・このままうまくいってくれれば・・・」
彼の思惑とはこうだ。ヤムチャのギャグのセンスは天才的と見た!できれば一生指導を受けたい・・・
そのためにはここで娘と結婚させ、現世へ戻るのを阻止しなければ・・・でなければあの天才的なギャグを
二度と聞けなくなってしまう・・・彼は全宇宙の神でありながら、こんな姑息な策略を考えていた。
娘「それで・・・どんな技なんですか・・?」
ヤムチャ「ああ、操気弾ってんだ。けど、この技を脳波だけで操る方法ってのがどうしても浮かばなくてな」
娘「ああ、ならこうすれば・・・」
操気弾のあらかたな技の説明を受けた彼女はヤムチャに的確なアドバイスをした。界王の娘、というだけあって
そのあたりの洞察力はすさまじいものであった。
ヤムチャ「そ、そうかっ!なるほど!これで操気弾を脳波だけで遠隔操作できそうだぞ!ありがとう!」
娘「いえ・・・ヤムチャさまのためになるのならば喜んで・・・」
その後も二人は必殺技の構想を2人で練っては実践し、ヤムチャはそれをものにしていった。
悟空「おーい!!やっとこの猿捕まえたぞー!!!!!この後どうすんだー!!!」


570 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/26 18:39 ID:+JhOT8SE
さて・・・しばらく現世とあの世の話の同時進行になりそうだ・・・神様も不思議なパワーを感じるという
武道大会に出場するため、会場へとやってきたクリリン、天津飯、チャオズの3人。彼らは
あたりまえのように予選を突破し、本大会へとコマを進めた。ちなみに3対3のチーム戦である。
クリリン「なあ、天津飯さん、本大会に出場が決まってから、なにか不思議なパワーを感じないか?」
天津飯「ああ、邪悪な気ではないが、何か、とてつもない力を隠してるって感じのパワーだな・・」
3人は神様の予想と同じような不思議なパワーを感じ取っていた。誰からかはわからない・・・
だが確実に本大会に残った猛者たちの中にいる・・・彼らはそう確信していた・・・
「さあついに始まりました。第1回、チームバトルクラブ!一回戦は鶴亀チーム対・・・・」
鶴亀チーム・・・クリリン達のチームの名前である・・先鋒、チャオズ、副将、クリリン、
主将、天津飯といった編成でこれまた当たり前のように決勝までコマを進めた。
だが、決勝対戦チームのある人物を見た時、彼らが感じていた不思議なパワーの出所はすぐに判明した。
クリリン「天津飯さん、あのおっさんだ・・・間違いないぜ・・・大将か・・頼みましたよ!」
天津飯「ああ、奴が何者かは知らんが、やってみなきゃわからん・・・面白くなってきたぜ・・・」
決勝戦が始まった。クリリン、チャオズの相手は他のチームのメンバーよりは強かったものの、
2人にとってはただの人間同然で、勝負は一瞬で決まった。だが、この大会のルールは相手チーム
全員を倒さなければならないというものだった。そこにいるすべての人間の視線が残る2人にそそがれた。
「では、大将戦です!天津飯選手 対 ハン・チャー選手!はじめ!」
開始と同時に天津飯は相手の強さを確認するかのように、軽く攻撃を仕掛けた。それをなんなく
かわしていくハン選手・・・やはり只者ではない・・・天津飯は一瞬でそう判断した。
クリリン「や・・・やる!天さんの攻撃を紙一重のところでかわしている!格闘の教科書みたいな動きだ」
戦いはそのまま均衡状態が3分ほど続いた・・・
ハン「さて・・・・・」
<つづく>

572 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/26 18:57 ID:JC97Ym51
<次回予告>
ようっ!オレヤムチャ!
悟空、やっとバブルスをつかまえられたか・・・だが、まだまだこれからだぞ!
「ナッパ・・・起きてるか・・・?」
「ああ、体がうずいちまってな・・・運動がわりに地球の奴らをぶちのめしたいぜ・・・」
「くっくっく、あと半年の辛抱だ・・・せいぜい楽しんでおくんだな地球人ども・・・」
次回、超ヤムチャ伝 
「宇宙一の強戦士、サイヤ人の野望を阻止せよ!戦士達の修行は続く!」
クリリン「ハンさん!俺達と一緒に地球を守ってくれっ!」

18 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/28 23:22 ID:ffZqw3Ff    New!!
<超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 第7話>
クリリン、天津飯、チャオズの3人が参加したある武道大会。その決勝戦は天津飯と、謎の強者、ハン・チャー
との一騎打ちとなった。好試合を見せる2人だったが、パワーで勝る天津飯が、ハンを中盤から圧倒し、
優勝は鶴亀チームのものとなった。試合後・・・
クリリン「おーい!ハンさーん!待ってくれー!」
一人でも多くの戦士が欲しい今のクリリン達にとって、ハンの実力はとても魅力的なものだった。
彼らはあらかたの事情を説明し、彼に一緒に修行をしないかともちかけた。
クリリン「と・・いうことなんだ・・・ハンさんの実力ならあと半年俺たちと修行すれば、見違えるほど強くなれる!
一緒にきてくれないかな・・・?」
ハン「なるほど・・・おぬし達の強さの秘密がわかったわい・・・神様の話なら少し聞いたことがあるのでな。
わしでよければ力になろう・・・」
ハンとクリリン達はすぐに意気投合し、神様の宮殿で、共に修行をするようになった。人生経験豊富な彼は
武道のことだけでなく、様々なことでクリリン達の相談役として、慕われるようになった。ただひとつ・・・
彼は過去のことについてあまり話したがらない・・・不思議に思うクリリン達・・・誰にだって嫌な過去は
あるものだ・・・神様はそう言った。クリリンは遠めにこんな質問を投げかけてみた。なぜそんなに強い
力をもつようになったのか・・・と。その問いに対し、ハンは一呼吸置き、何かを思い出すようにこう語った。
ハン「昔のことだが、家族と離れ離れになってしまいましてな・・・わしがふがいないばっかりに・・・
わしには夢があるんじゃよ・・・いつか、あの幸せな日々がまた来ればいいなと・・・そのために自分を強く
もとうと思って修行しとったんじゃよ・・・カリン塔にも登ったしな・・・」
聞かなければよかったのだろうか・・・いや、ハンさんが隠さずに打ち明けてくれたことはクリリンにとって
とてもうれしいものだった。俺たちのことをここまで信頼してくれてるからこそうちあけてくれた・・・
彼はそう思うことにした・・・彼らの修行の日々はつづく・・・・・


19 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/28 23:22 ID:ffZqw3Ff    New!!
「ナッパ・・・あと何日ほどで地球につく・・・?」
「そうだな・・・3ヶ月ってとこだな・・・楽しみだぜまったく・・・」
「そうだ・・・ナッパよ・・・地球についたらあいつらを久々に遊ばせてやろう・・・地球人相手にな・・」
「へっへっへ・・・お遊びが好きだな・・・ベジータも・・・」


20 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/28 23:23 ID:ffZqw3Ff    New!!
ヤムチャが界王星へ来てから、10ヶ月ほどが過ぎた。サイヤ人はあと地球に2ヶ月で到達するほどの距離
まで迫っていた・・・悟空は界王拳を極め始め、新たな必殺技にとりかかろうとしていた。
ヤムチャはというと、3日に一回ほど来る界王の娘と共に、技の開発に努力していた・・・
厳しい修行とは裏腹に、食事の時の彼らはとてもなごやかだった。ヤムチャの恋愛談、悟空の髪型のこと・・・
それつながりで、サイヤ人にはハゲが多いという界王様が聞いた噂話など、話題は尽きなかった。
界王は、自分の技ばかりを鍛えているヤムチャに対して、ふと、こう問いかけた・・・
界王さま「師匠・・・本当に界王拳をお教えしなくてもよろしいのですか?自分でいうのもなんですが、
あの技はきっと師匠のお役にたつと確信しておるのですぞ・・・!」
ヤムチャ「む・・界王拳か・・まあ悟空と技がかぶってしまうしな・・・もとはといえば、お前がオレにギャグの
指導ばかり求めるから、お前からいろいろ学ぶ前に、オレのほうが強くなってしまったのではないか・・・」
界王はヤムチャになんとかお礼がしたかったのだろうか・・・少なくとも自分自身、この10ヶ月でかなり腕が
上がったと自身をもって言える・・・彼はヤムチャに特訓の成果を披露しだした・・・
界王「そのおかげでわしはこんなにギャグの実力がアップしたのですよ・・・今度はわしが師匠に恩返しをする
番です。わしの新作をお聞きください!ん〜ん〜・・・・・・・」
その後、ヤムチャが界王拳を学ぶことはなかった。孫悟空は界王拳を極め、元気玉という技を学んでいた・・・
ヤムチャと界王の娘の仲はとてもいいものであり、界王さまの望みは達成するかと思われていた。
娘「ヤムチャ様、こないだの技、あれから使ってませんよね・・・?」
ヤムチャ「ああ、今のオレには少し負担が多すぎたからな・・・だが、あれは必要になってくる・・・」
娘「危険ですわ・・!ヤムチャ様の身に何かあったら・・・」
悟空「なあ、界王さま・・・ヤムチャの奴、最近あんたの娘にそっけねえな・・・」
界王「む・・むう・・師匠・・・やはり現世に戻るおつもりなのか・・・・」
そして、さらに1ヶ月が過ぎた・・・サイヤ人到着まであと1月!2人は修行の最終調整に入っていた。
悟空は元気玉を自分のものにまでしていた・・・
界王「孫悟空よ・・・ここまでやるとはびっくりだぞ・・・そうだ・・・最後に実践特訓を行おう・・・
師匠!ちょっとここまで来ていただけますか?」
ヤムチャ「なんだ・・・またギャグの指導か・・・?」
21 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/28 23:24 ID:ffZqw3Ff    New!!
界王「いえいえ・・・師匠と悟空の2人で実践特訓を行いたいと思いましてな・・・これからはサイヤ人
打倒に向けて、実践に慣れておかないと・・・」
ヤムチャ「いいだろう・・・悟空・・・久しぶりだな・・・お前とやるのは・・・」
悟空「ああ!じゃあいくぞ!」


22 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/28 23:25 ID:ffZqw3Ff    New!!
界王さまの提案により、悟空とヤムチャの模擬戦を行うことになった。ヤムチャも悟空もこれまでの自分で
磨いてきた技を実践でまずためしてみたいと思っていた・・・そして界王さまはこれを読んでいた。
戦いは界王拳を使えば悟空にかなり分がある・・・そう思っていた界王さまの読みはみごとにはずれた・・・
いや、むしろヤムチャの戦闘能力、技の威力が彼の予想以上だったのかもしれない・・・
悟空「いやあ、まいったぜヤムチャ・・・オラたまげちゃったな・・・!」
ヤムチャ「なあに・・・オレはお前よりも半年もここにはやく着いてたんだ・・・差ができてあたりまえだよ。
それにオレにはあれが・・・・・」
悟空「それにしても界王拳が通用しなかったなんてな・・・なあ界王様!界王拳、もっと強くできねえのか?」
この模擬戦により、ヤムチャは自分の技の完成度を身をもって知ることができ、悟空にも新たな課題が見つかった。
2人はさらに自分を高めるために1ヶ月みっちりと修行をした・・・そして1ヵ月後・・・
界王「2人とも、よくここまで頑張った・・・サイヤ人達はいよいよ明日地球に到着する・・・あ、しまった!」
ここで界王さまがヤムチャ達が帰る時間を計算してなかったことが判明した・・・ヤムチャ達は急いで、現世に
連絡を取った。そして、ドラゴンボールを保管していたブルマによって願いはかなえられ、2人は見事復活をとげた。
ヤムチャ「まったく・・お前のドジにはあきれるぜ・・・しかし、世話になったな・・・」
界王「いえいえ!世話になったのはわしの方です・・・師匠にもう会えないと思うとわしは・・・・・」
娘「本当に行ってしまうのですね・・・」ヤムチャ「ああ・・・仲間と、恋人も待ってるしな・・・」
娘「でも、心配です・・・」
ヤムチャ「操気弾で勝てるさ・・・操気弾はボクがあみだして、君の意見で改良したんだから・・・」
やはり、戻ってしまわれるか・・・界王さまは残念な気持と娘に対して、こんな悲しい思いをさせてしまったことを
後悔していた・・・そして、2人は界王星を後にした・・・
悟空「じゃあなー!!!!!」
<つづく>


133 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/01 22:37 ID:5Q+lQevi    New!!
<超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 第8話>
ついに運命の日が来てしまった。地球に2つの丸型宇宙船が飛来した。
神様の宮殿にいた戦士達はそれをすぐに察知した。
神様「今、界王様から連絡があってな・・悟空達はまもなくここにやってくるそうだ・・・
話によれば、悟空はおろかヤムチャのやつも大きくパワーアップしてるらしい・・・
2人が来るまでの間・・・頼んだぞお前達・・・!」
宮殿の奥から神様が出てきてこう言った。ここ2、3日体調が優れないらしい。
ミスターポポに支えられている神様を見送りながら、戦士達は出陣して行った。
その頃、サイヤ人達が飛来した都ではナッパの「クンッ!」によって壊滅状態におちいっていた。
ベジータ「もうこれくらいにしとけナッパ。それと貴様、また育毛剤つけたな・・・
ちょっとにおうぞ・・・貴様はもう手遅れなんだからつけてもしかたあるまい・・」
ナッパ「い、いや・・・そういうベジータこそけっこうきてるじゃねえか!人のこと言えないぜ」
ベジータ「う・・うるさいっ!これは生まれつきだ!貴様!殺されたいのかっ!」
ナッパ「す・・・すまねえ、そのことをすっかり忘れてたんだ・・・」
ベジータ「それにドラゴンボールってのがこの近くにあったら俺達の願いはパアだ・・・」
ナッパ「す・・・すまねえ、そのことをすっかり忘れてたんだ・・・」
そうこう言ったあと、2人は地球上でもっとも強い戦闘力が集まっている場所・・・
つまりピッコロと悟飯のいる場所を見つけ出し、飛び立っていった。
そして、カプセルコーポレーションでは・・・
ブルマ「とうとう来たわね・・・ウーロン!応援に行く?」
ウーロン「お、オレは死んだっていかねえよ・・・!」
すると、ブリーフ博士が自信満々の顔でやって来た。
「わしも行こうかな・・・この新しく作ったバトルスーツを着けていけば・・・ちなみにこれは
最近死んだ極悪な科学者の人造人間を作る技術を利用したもんなんじゃがな・・・」
そのあまりの不恰好さにブルマは即答でこないでくれと答えた。
全面対決の時は刻々と迫っていた・・・・・

134 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/01 22:38 ID:5Q+lQevi    New!!
サイヤ人達が地球に降り立ったその頃、ヤムチャ達は地球に向かって蛇の道を全速力で進んでいた。
その速さは来た時の比ではなく、ぐんぐんと距離は縮まっていき、戦いに間に合うかと思われた。
ヤムチャ「悟空!サイヤ人達はもう地球についた頃かな!?・・・・・ん?」
悟空「わああ!なんだこりゃああ!!!」
そう・・・過去にヤムチャを襲った時空乱気流である・・・あの時からほぼ一年・・・過去、ヤムチャを
界王様の所までいち早く到着させるのに一躍かったそれが今度はヤムチャ達の行く手を阻もうと
していた。
悟空「ヤムチャ!大丈夫か!?」
ヤムチャ「あ・・ああなんとか大丈夫・・・それより悟空・・・オレが何とかこのままこれを
抑えとくからお前は地球に向かってくれ!俺もすぐに追いかける!」
先に乱気流に巻き込まれてしまったヤムチャは悟空をかばい、乱気流の拡大を抑えていた。
少しためらった悟空であったがヤムチャの気を思い、向きを変え、地球へと向かっていった。
ヤムチャ「悟空・・・頼んだぞ・・・すぐに追いかけ・・・・・う、うおお!!!」

界王様「し・・・師匠・・・!どうなされたのですか!いきなり上から落ちてきて・・!」
ヤムチャ「ん・・・・そうか。またお前の所に落ちたか・・・しかしこれでずいぶんおくれちまい
そうだぜ・・・」

地球ではすでにベジータ、ナッパとピッコロ、悟飯の2人が対峙していた。そのあまりの
戦闘力の差を感じた2人は言葉に出せない恐怖感でいっぱいだった。ドラゴンボールのこと、
ピッコロがナメック星人だったこと・・・それらの話が済んだ頃、クリリン、天津飯、チャオズ、
そして神様の宮殿で修行し、見違えるほどのパワーアップを遂げたハンさんがやって来た。
ナッパは彼らの戦闘力を測り始めた・・・
「戦闘力・・・1670・・1806・・・1350・・1978・・・ふん!なかなかやるようだが
しょせん俺達の敵じゃないぜ・・・」
すると、ベジータがため息と同時にこんな言葉をナッパに言った。

 

135 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/01 22:40 ID:5Q+lQevi    New!!
ベジータ「お前はなんにも学習してないようだな・・・こいつらは戦いに応じて戦闘力を
変化させるんだ・・・お前もラディッツの二の舞になりたいのか?」
ナッパ「す・・・すまねえ、そのことをすっかり忘れてたんだ・・・」
ベジータ「まあいい・・・ナッパ、こないだ言ったようにあいつらを出してやれ。こいつらの
お手並み拝見といこうじゃないか」
するとナッパはにやけた顔をしながらパンツの中をいじり始めた。ベジータはまたため息を
ついていた。ナッパは不思議なビンの中から、奇妙な粒を3つ取り出し、地面に埋めだした。
何が始まるんだ・・・いいようのない恐怖感でいっぱいのZ戦士達・・・すると突如、地面から
3匹の化け物が飛び出した。青、黄色、緑、それぞれの色の化け物が一匹ずつZ戦士の前に
立ちはだかった。
ベジータ「オニオン!ブロッコ!パンプキン!やつらを痛みつけてやれ・・・手加減するんじゃないぞ!」
ナッパ「カイワレマンにキュウコンマンにサイバイマンか・・・ちょっとサービスしすぎ
なんじゃねえか?ベジータ。」
ベジータ「ふん、これもゲームのうちだ・・・」
3匹の化け物はそれぞれに攻撃態勢をとった。Z戦士達もそれに対応するように攻撃態勢をとった。
が、その瞬間、キュウコンマンのブロッコの頭部がパッカリと割れ、無数のエネルギー弾が
飛び出した。それを紙一重でかわしていくZ戦士達。だが、それはおとり攻撃にすぎなかった。
サイバイマンのパンプキンがエネルギー弾をかわし、一瞬スキのできた彼らに対して、溶解液を
放ち、不幸にもチャオズの左腕に直撃した。あとかたもなく消滅するチャオズの右腕。
「チャオズー!!!!!」天津飯の叫びを聞いたクリリンはチャオズを援護しに行こうとしたものの
カイワレマンのオニオンの放ったシビレ液によって体の自由を奪れてしまった。左腕を溶かされ
悶絶するチャオズ、体のシビレによって言葉を発せられないクリリン。そして天津飯はチャオズを
かばい、ブロッコのエネルギー弾の直撃を受けて、吹き飛ばされてしまった。
サイヤ人達自慢の3匹の複合攻撃によってZ戦士達はいきなり窮地にたたされてしまった。
<つづく>

237 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/05 17:57 ID:RjvCvwdJ
<超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 第9話>
サイヤ人の自慢の戦士達、オニオン、ブロッコ、パンプキンの攻撃は予想以上であった。
戦闘可能な戦士はピッコロ、悟飯、そしてなにやら不思議な構えをとっているハンさんの3人だ。
ハンさんは「ハアッ!」と気合を入れると、クリリンに攻撃を加えようとしているカイワレマンの
オニオンへ突進していった。不意打ちをくらって岩に叩きつけられるオニオン。
ハン「クリリン、大丈夫かの?」
クリリン「ああ・・・なんとか・・・でもまだしびれが残っていて・・・天津飯達は!?」
ダメージを負ったオニオンの元へ他の2匹が駆け寄っていった。そして、天津飯がチャオズを抱きかかえて
戻ってきた。彼の腕の中には見るも無残なチャオズが抱きかかえられていた。
天津飯「チャオズは生きてはいるがもう戦えない・・・左腕が溶けてしまってはな・・・」
戦闘不能のチャオズを岩陰に置き、Z戦士たちは3匹との臨戦態勢に入った。カイワレマンのオニオン
のダメージはたいしたことないらしく、3匹はすでに向かってきていた。
ハン「クリリン、天津飯!わしは緑のやつをなんとか抑える!奴の溶解液は脅威じゃ!あとの2匹は
みんなでなんとかしてくれ!」
そう言うとハンさんはサイバイマンのパンプキンをみんなから離れるようにうまく誘導していった。
ピッコロ「貴様ら!うごけぇ!狙い撃ちされるぞ!」
ピッコロが叫び声をあげた直後、ブロッコのエネルギー弾が無数に飛び出した。ピッコロはそれを
かわし、ブロッコの頭部に蹴りを加え、空へと投げた。まだしびれの残っているクリリンはいくつか
のエネルギー弾の直撃を受けた。それを援護するように天津飯がクリリンの前に立ち、攻撃を
弾いていった。
天津飯「四身の拳!」
天津飯の身体が4つに分離する。パワーが分散してしまうこの技だが、今の状況ではこの選択が
正しいと彼は判断した。なぜなら悟空の息子、悟飯はすでに実践の雰囲気に圧倒され、戦意を失って
いたからである。天津飯一人にクリリン、悟飯、2人を守るすべはこれしかなかった。
二人にはそれぞれ2人ずつの天津飯が守りにつき、流れ弾などからガードしていった。ピッコロ、
ハンさんはほぼ互角の戦いだった・・・


238 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/05 17:58 ID:RjvCvwdJ
ナッパ「へっへっへ・・・あいつら苦しんでるなあ・・・そりゃあそうだ3匹の戦闘力は2500を
超えるからな・・・ベジータ、これじゃあオレ楽しめねえよ」
ベジータ「だったらそこらでままごとでもしてるんだな・・・貴様は少しは黙ってられんのか!?」
ナッパ「す・・・すまねえ・・・そのことをすっかり忘れてたんだ・・・」
ハンさんを手ごわしと見たサイバイマンのパンプキンはハンさんをふりきり、仲間のもとへと向かって
いった。その頃、ピッコロの爆裂魔光砲がブロッコに直撃し、ブロッコは息絶えたかと思えた。
天津飯と戦っていたオニオンもブロッコの元へと駆け寄っていった。
「*****************************」
なにやら不思議な言葉で話し出す3匹。作戦が決まったのか、立てないブロッコを置いて、襲いかかって
来た。パンプキンが上空へと飛びあがり何か霧状のものを噴出した。それによって視界を封じられる
一同。「うしろだっ!」その言葉の直後、天津飯の身体にブロッコが抱きついた。
天津飯「な・・・なにをする気だ・・・は・・離れない・・!!」
クリリン「天津飯ーーー!!!」
ブロッコの自爆によってあたりは爆炎に包まれた。そんなことは気にせず、残りの2匹は攻撃を
続けた。
ピッコロ「悟飯!少しは動け!臆病者め!」
その言葉に発起された悟飯にオニオンが襲い掛かった。オニオンの腕をつかみ遠くは投げ飛ばす
ピッコロ。彼はそのままオニオンとの戦闘に入った。
ハン「ぬああああああー!!!」
突如、彼の手から気流のようなものが発生にし、パンプキンをその場に固定させた。もがいているが
ものすごいパワーで硬直させられている。
ハン「10秒じゃ!10秒以内にこいつにダメージを与えるんじゃ!」
悟飯にそう攻撃をうながすハンさん。悟飯は決死の思いで突撃し、パンプキンの頭を粉砕した。
ハン「ぬああああああー!!!」

 

239 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/05 17:58 ID:RjvCvwdJ
さきほどの技を今度はオニオンに加えるハンさん。ピッコロは瞬間的に気合をためはじめた。
ハン「6・・・5・・・4・・・3・・2・・・」
ピッコロ「くたばれーーーー!!!!」
ハン「1・・・!!!」
技が解けると同時にピッコロから放たれた気功波がオニオンに直撃し、それを粉砕した。
ピッコロ「こんな奴らにこうまで手こずってしまうとは・・・」
彼らにとってこの損害は予想外だった。チャオズは戦闘不能、クリリンの身体はいまだに感覚の
すべてが戻ったわけではない状態だった。ブロッコが自爆したあたりから天津飯の姿が現れた。
ハン「大丈夫か・・!?・・・・こ、これは・・・ダメじゃ・・・もう戦えまい・・・」
生きてはいるものの意識もなく天津飯は完全に戦闘不能だった。
ピッコロ、悟飯、ハンさん・・・予想外の展開に驚きを隠せない3人にナッパが迫ってきた。
ナッパ「へっへっへ・・なかなかやるじゃねえか。よくもあいつらを片付けてくれたな・・・
今度はおれが相手だぜ・・・楽しませてくれよ・・・はああああああ・・・・」
力を入れ始めたナッパ。大地は震動し、空の雲はものすごい勢いで流れていった。これほどまでとは・・・
ベジータ「ほう・・・戦闘力6500か・・・ナッパめ・・・やってくれるじゃないか・・・」
ピッコロ「・・・孫悟空!はやくきやがれ・・・・・!!!」
クリリン、ピッコロ、悟飯、悟空の存在を知る者達はその言葉を心の中で繰り返していた・・・
ヤムチャ「こらえてろよ・・・みんな・・!!!」
<つづく>

275 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/06 18:36 ID:pr1gd8xX    New!!
<超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 第10話>
ナッパのおそるべきパワーの前に戦士たちは体を動かせなかった。体の感覚の不十分なクリリンが
こう叫んだ。
クリリン「みんな!悟空とヤムチャさんが来るまでなんとか持ちこたえるんだ!死ななければいい!」
ピッコロ「ふん!貴様に言われなくても・・・!!」
ナッパは狙いを定めはじめた。「さあて・・どいつから片付けるかな・・・」ナッパはものすごい勢いで
クリリンへと突っ込んできた。身動きのとれないクリリンは必死でガードを固める。だが、ナッパは
クリリンに到達する前に足蹴りをくらって吹き飛ばされた。ハンさんはクリリンを守るように前に仁王立ちした。
ハン「おぬしの体が元に戻るまで、わしが盾になるぞい!」
ナッパ「こ・・このじじい・・・・!!!」
ハンさんが急激に気を高め始めた。それに乗じるようにピッコロも気を高め始める。ベジータのスカウター
が反応しはじめた。
ベジータ「・・・戦闘力、3800に3560・・・こりゃあナッパの奴、やばいかもな・・・」
ピッコロは悟飯に何か耳元でささやいたあと、ナッパへ向かって行った。ナッパの大振りの拳を
スピードでかわしていくピッコロ。その頃、クリリンの体のしびれがようやく収まりかけていた。
ハンさんはクリリンの元を離れ、ピッコロに加勢した。2人相手に苦戦するナッパはたまらず空へ飛び上がった。
ナッパ「うるさいハエどもめ・・・じゃまだ!!!」
彼が手をかざすと同時にピッコロが叫んだ。「離れろ!」彼らがいたあたりの地面は吹き飛び、
底が見えないほどの大穴があいた。ピッコロの声によってなんとか攻撃を避けた戦士達であったが
その圧倒的なパワーに呆然とするしかなかった。
クリリン「て・・天津飯!?ど・・どこだ・・!!今ので吹き飛んじまったのか!?」
あたりを見渡すと倒れていた天津飯の姿が見当たらない。だが、上空のナッパは彼の位置を発見していた。
爆風で少し離れた場所に飛ばされていた天津飯に向かってナッパは向きを変えた。
ナッパ「へっへっへ・・・まずはあいつからでいいや・・・」
意識のない天津飯がそれをわかるはずもなく、クリリン達が気づいた時にはすでにナッパは天津飯の
目前へと迫っていた。だが、小さな物陰がナッパにへばりつき、彼の進行を妨げた。


276 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/06 18:36 ID:pr1gd8xX    New!!
クリリン「チャ・・・チャオズ・・・!!!」
左腕を失っていたチャオズはナッパに取り付いた後全生命力を使った超能力によってナッパの動きを
一時的に封じた。だが、それは命と引き換えの技であった。チャオズはクリリンにこう伝えた。
「今までありがとう・・・みんなのために・・・ボクが犠牲になるだけなら・・・天さんによろしく・・」
ナッパ「は・・離れろ!このチビ!ぐおおおおお!!!」
ナッパが力ずくでチャオズを振り払おうとするとチャオズの体の生命エネルギーがナッパに送り込まれた。
クリリン「チャオズーーーー!!!!!」
あたりは爆炎に包まれた。奪われる視界の中で一つだけはっきりしていること。チャオズは死んだ。
2度死んだ。もう二度と会えない。
ピッコロ「へっ!自爆して相打ちとはな・・・まああのチビにしちゃあ上出来だ・・・」
その言葉を聞いたハンさんがピッコロのむなぐらを掴んでこう言った。
「おぬし・・・今の言葉、チャオズの両親に言えるかの・・・?」
人一倍家族のつながりを重んじるハンさんにとってチャオズの死は大きなものだった。いや、ハンさん
だけでなく、みんなにとってこれからの戦いがより厳しくなることを暗示させるものだった。
だが、悲しみにふける者・・・これからのことを考えている者・・・思いはそれぞれだったが、
これで戦いが終ったわけではないという気持だけは同じだった。爆炎の中からナッパの姿が現れた。
ナッパ「えへっえへっえへっ・・・俺達の力をなめてるようだな・・・」
クリリン「悟空・・・はやく来てくれ・・・」
戦闘狂のように狂ったように見えるナッパ。まったくダメージのない彼に対して戦士達は恐怖を
覚えるしかなかった。
クリリン「ヤムチャさんもーはやく来てくれーーー!!!頼むー!!!!!」
ベジータ「ヤムチャ・・・?さっきからいったい・・・待てよ・・・」
ナッパ「うひゃひゃひゃひゃひゃ!!!いくぜ!!!」
なぜか発狂したナッパが突っ込んできた。


277 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/06 18:37 ID:pr1gd8xX    New!!
ベジータ「ナッパ!まてい!!!」
ナッパ「うるせえ!!オレにやらせろおお!!!!うひひひひひい!!!」
ベジータ「ちっ!!単細胞のバカめが・・・」
そう言うとベジータは一瞬でナッパの間合いに入り込みナッパの腹部に蹴りを加えた。悶絶するナッパ。
ナッパ「ぐおおおおお・・・ベジータ・・・な、何を・・・!!!」
ベジータ「うるさい・・・貴様はそこでおねんねしていろ!ところで貴様ら、貴様らのいうヤムチャ
とはカカロットのことだな・・・そうだろ・・・?」
クリリン「え・・・!?い、いや・・それは・・・」
ベジータ「とぼけても無駄だ・・・それにしてもくっくっく・・お前達の切り札があのカカロットだとはな
ラディッツにも歯が立たなかった奴がなんの役に立つというのだ?」
クリリン「あの時とは違うはずだ!もっと強くなってるはずだ!」
悟飯「そうだよ!お前達なんてやっつけてくれるんだ!」
彼らは悟空を侮辱されたことに腹をたて、ベジータの勘違いなど忘れていた。
ナッパ「っへっへっへ・・でもいっこうにこねえじゃねえか。怖くて逃げ出したか?えへっえへっ」
ベジータ「貴様は黙ってろ!そうそう・・・3時間だけ待ってやる・・・カカロットが来るまでな・・」
寿命が伸びたんだ・・・感謝しろ・・・」
そう言うとベジータはナッパを引きずりながら少し離れた岩陰へと座った。
クリリン達は天津飯を安全な場所へと運んだ。意識はまだ戻らない。だが、仙豆を持ってない彼らに
どうすることも出来なかった。
ハン「まあ・・・3時間もあるわけだし、作戦でも練ろうじゃないか・・・」
その頃、悟空は蛇の道の終点まであとわずかのところまで来ていた。ヤムチャも後を追っている。
後ろから感じられる気に安心しながら悟空はピッチをさらに上げた。
ヤムチャ「嫌な予感がするぜ・・・オレがつくまでの辛抱だぞ・・・天津飯は大丈夫かな・・・」
<つづく>

335 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/08 20:45 ID:ceEBNrDQ
<超ヤムチャ伝 第11話>
さて・・・ベジータの指定した3時間が過ぎてしまった。悟空、ヤムチャはまだ来ない。
ナッパは上半身裸になって戦闘準備は万端だった。ピッコロがある作戦を提案した。サイヤ人の
弱点であるシッポをつかみ、そのスキに攻撃をするというものであった。おとり役にクリリンとハン
さん、シッポをつかむ役にピッコロ、そして突撃役に悟飯が選ばれた。
ナッパ「へっへっへ・・・なにか作戦を立てやがったな。」
ナッパに向かって突撃するクリリンとハンさん。2人は左右からナッパを牽制した。
彼らの動きに気を取られるナッパ。そのスキにピッコロが後ろに回りこんでシッポを掴んだ。
ナッパ「う・・・・うおおおおお・・・・・!!」
ピッコロ「悟飯いまだあああああ!!!」
力の抜けたナッパに悟飯が突撃していく。
悟飯「うああああああ!!!」
だが、ナッパの直前になって悟飯は急ブレーキをかけた。ピッコロが宙に浮き、目の前にはもう一人の
サイヤ人が立っていた。落下してくるピッコロを彼は腕で押さえ、放り投げた。ピッコロの意識がないのは
あきらかだった。
ベジータ「ちっ・・・ナッパめ・・・あれほどシッポを鍛えとけと言ったのに・・・」
そうぼやくベジータのわきでナッパが悶絶していた。どうやらまだ力が抜けているようだ。
ベジータはナッパを足蹴りでどかし、悟飯達を睨みつけた。
ベジータ「このバカが寝ている間、このオレが相手をしてやる。光栄に思うがいい・・・
超エリートの力を貴様らゴミが拝めるんだからな・・・」
そう言うとベジータは悟飯の腹に足蹴りをくわえ、クリリンへと向かった。吹き飛ばされた悟飯を
ハンさんがキャッチする。かろうじて意識のあった悟飯、そしてハンさんの目の前でクリリンが
無残にも散っていった。ベジータのエネルギー波のすさまじさは想像を絶したものだった。
ベジータ「くっくっく・・・残りはじじい・・・貴様だけだ・・・」

336 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/08 20:46 ID:ceEBNrDQ
その頃、神様の宮殿についに孫悟空が到着した。
悟空「はあっはあっ・・修行はバッチリだ!後からヤムチャも来る!筋斗雲ー!!!」
悟空は筋斗雲を呼び出し、悟飯達のもとへ向かった。
同じ頃、ベジータに圧倒的に押されているハンさん。彼はピッコロやクリリンの体力が回復するまで
の時間稼ぎをするつもりだった。だが、ベジータの強さは予想以上だった。
ハン「く・・・もちこたえられん!」
ベジータ「とどめだ!死ね!じじい!・・・・・うおお!」
ハンさんにとどめを刺そうとしたベジータの頭部にうずまき状の気功波が直撃した。そう、ピッコロが
意識を取り戻したのだ。ふいうちを受けたベジータは頭を押さえながら地面に落下した。ピッコロは
悟飯のいる場所へ行き、かばうように近くに寄り添った。ハンさんも陣形を整えようと彼らの元へと
向かった。しかし、それはまさに一瞬だった。ハンさんは異常な殺気を感じ、足を止めた。
ベジータ「このナメックめ・・・許さんぞ・・・消えろおおおおお!!!」
憎悪のこもったベジータのエネルギー波がピッコロに直撃。「く・・あ・・・逃げろ・・悟飯・・・」
悟飯「ピ・・・ピッコロさん・・・」
一瞬言葉を失った悟飯。かろうじて生きているピッコロに対して第2撃を加えようとしているベジータ。
悟飯は弾かれたように飛び出した。
(ピッコロさんを守らなきゃ・・・あの時ボクを救ってくれたピッコロさんを・・・)
ピッコロ「く・・・来るな・・・悟飯ーーーーー!!!」
ベジータはしてやったりというような表情をしながら目の前で起こっている大爆発を眺めていた。
意識を取り戻したクリリンであったが絶望的な状況にどうすることも出来なかった。しかし・・・
悟飯「お・・・おじいさん・・・どうして・・・?」
ピッコロ、悟飯の前には変わり果てた姿のハンさんが立っていた。2人をかばうためにベジータの
全力のエネルギー波を受けたハンさんが悟飯にこう語りかける。
ハン「お・・おぬしが死んでしまっては父親が悲しむであろう・・・そしてピッコロが死んではおぬし
が悲しむ・・・2人もまた親子のように思えたからの・・・そ・・それだけのことじゃ・・・」
ハンさんは満足そうな顔をしながら前のめりに倒れた。


337 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/08 20:46 ID:ceEBNrDQ
ベジータ「くっくっく・・・順番が変わったか。まあいい、同じことだ・・・カカロットが来る前に
終らせてやる・・・オレを怒らせるからだ・・・」
悟飯「・・・・・・・・・・・・!!!」
逆上した悟飯がベジータへと向かっていった。だが体力はまったく衰えていないベジータに対しては
無力に等しかった。
ベジータ「ガキ!これまでだっ!・・・ぐ!な、なに!?貴様・・・まだ・・!」
ピッコロの全生命力を込めた一撃がベジータに命中し、悟飯はベジータの攻撃をかわした。このことが
ベジータの逆鱗に触れることになったとは言うまでもない。
ベジータ「今度こそ逃げられんぞ・・・死ねええええええ!!!」
(ピッコロさーん!!)悟飯の必死な思いも届かず、攻撃は命中した。泣き崩れる悟飯の所へあの
懐かしいものが飛来する。
悟飯「き・・・筋斗雲!?」
ピッコロの前に仁王立ちする孫悟空。彼の表情にはかつてないほどの怒りが込められていた。
ベジータ「なんだ?貴様は。・・・そうか!貴様がカカロットだな!そうだろ!」
悟空「オラはそのカカなんとかって名前じゃねえ。孫悟空だ」
ベジータ「ちっ!カカロットじゃない。それにしてもくっくっく・・わざわざ死ににくるとはな」
悟空はベジータを無視し、向きを変え、後ろで倒れているピッコロに手を差し伸べた。
「ピ・・・ピッコロ・・・おめえがオラの子を助けるなんてな・・・」
ピッコロ「へっ・・・ピッコロ大魔王ともあろうものがな・・・孫・・・死に際に貴様の顔を見ること
になるとはな・・・まったくヘドが出るぜ・・・」
悟飯を助けた一撃はまさにピッコロの生命力をすべてかけたものだった。彼に生命力は少しも残って
いなかった。同時にある人物の死も迫っていた。
神様「ピッコロは最後の最後で私を越えた・・・う、うれしいぞ・・・あとは頼む、ミスターポポ・・」
ポポ「神様ー!!!!!」
ヤムチャ「神様!なんで向かえに来てくれないんすか!?か・・・神様!?」
<つづく>


392 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/10 21:57 ID:QAXcDeHm
<超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 第12話>
ついに現世へと戻ってきたヤムチャ。あの世に迎えに来ない神様にシビレをきらし、自力でここまで
来たヤムチャの目には今にも消え行く神様の姿が映っていた。
神様「ヤ・・ヤムチャか・・・私はもうだめだ・・・あとは頼んだぞ・・・足元を取られんようにな・・」
ヤムチャ「か・・神様あああ!!!」
神様の死。それは同時にドラゴンボールが使用不可能になるということだ。ミスターポポの悲痛な
泣き声が宮殿内に響いた。下を向くヤムチャ。そんなヤムチャの目にあの懐かしい姿が入った。
ヤムチャ「プ・・プーアルじゃないか。ちゃんと神様の下へ来てたんだな・・・」
プーアルは悪人面でヤムチャを睨みつける・・・
ヤムチャ「プーアル・・・い、いや、お前は「アキラ」か!?一年間ずっとそのままだったのか!?」
アキラ「ヤムチャ!そんなくだらねえこと言ってる場合じゃないぜ!さあ早くオレに乗るんだ!
とびっきりのジェット機に変化してやるぜっ!!!」
そう言うとアキラ(プーアル)はその体をヤムチャが乗れるほどのジェット機に変えた。
ヤムチャ「お・・・おう!じゃあ頼むぜっ!!」
気をつけてくれと手をふるミスターポポを置いてヤムチャ達は宮殿を後にした。変化したアキラの
ジェット機のスピードはすさまじいものでぐんぐんと目的地までの距離を縮めていった。
アキラ「ヤムチャ・・・おめえがこんなにたくましくなるとはな・・・そろそろオレの出番もおしまい
だな・・・」
ヤムチャ「な・・なに!?じゃ、じゃあお前は今までオレがふがいないばっかりに・・・!?」
アキラ「ちっ・・・くだらねえな・・・もっととばすぜっ!!」
ちょうどその頃、息を引き取ったピッコロの亡骸をそっと置き、孫悟空はベジータを睨みつけていた。
ベジータ「くっくっく・・・そのナメックが死んでもドラゴンボールは手に入りそうだ・・・
後は貴様を片付けるだけだ・・・おっとそれに適任の奴がようやく目をさました・・・」
ナッパ「う・・・ふいい・・・ようやく力が戻ったぜ・・・ん?ベジータ、誰だこいつ。カカロットか?」
ベジータ「いや、どうやら違うらしい。こいつは貴様にくれてやる・・・たのしんでこい・・・」
ナッパ「へっへっへ・・・ありがとよ・・・ベジータ」


393 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/10 21:58 ID:QAXcDeHm
蘇ったナッパと悟空が対峙する。この謎の男の戦闘力はいかほどかとベジータがスカウターを耳に
装着し始めた。
悟空「ゆるさねえぞ・・・貴様らあああああ」
スカウターの数字がみるみる上がっていく。ナッパは悟空の気でゆれる地面に足をとられしりもちを
ついていた。
ベジータ「戦闘力、9000・・・11000・・・13000・・・バカな・・・!!!」
ナッパ「う・・うそだろっ!おい、ベジータ!お前も戦ってくれよ!なあ、頼むよ!」
恐怖に怯えたナッパがはいつくばったままベジータの足を掴んで頼みだした。それをじっと見つめる
悟空。ベジータはにやりと笑い、ナッパの手を掴んだ。
ナッパ「すまねえなベジータ」
ベジータ「ナッパ・・・お前は勘違いをしている・・・」
そう言うとベジータはナッパを上空へと放り投げた。あっけに取られる悟空達。
ナッパ「ベジータ!なんで!なんでーーーー!!!」
ベジータ「ナッパ・・・オレはそんな命乞いが一番キライだ・・・」
ベジータの体からエネルギー波が放たれ、ナッパに向かっていった。悟空は思った。この男には
自分ひとりでは勝てない・・・ヤムチャ・・・はやく来てくれ・・・
ナッパ「す・・・すまねえっ!ベジータァ!そのことをすっかり忘れてたんだああああ!!!」
断末魔のナッパの叫び声が聞こえ、その直後上空で大爆発が起こった。その衝撃は地上にまで届き
悟空達の周りは砂ぼこりで視界がゼロになった。ベジータの声が聞こえる・・・貴様は誰だ!!
あたりの砂ぼこりが晴れるとそこには長髪の色男が立っていた。
クリリン「ヤ・・・ヤムチャさん!!」
ベジータ「な、何!貴様がカカロットか!?いったいここに何しに来た!?オレを倒すなどという
ジョークを言いにきたんじゃないだろうな?」
ヤムチャ「・・・・・・・・・・」


394 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/10 21:59 ID:QAXcDeHm
ついに戦場へとやって来たヤムチャ。彼はあたりを見渡す。悟空のそばにピッコロの死体・・・
ボロボロのクリリン・・向こうの岩陰には息も絶え絶えの天津飯の姿が見える・・・反対側には
悟空の息子・・かつてヤムチャを瀕死の状態へと追い込んだ男、そしてヤムチャが命を捨ててまで
助けた男の成長した姿が見える・・・そのそばに倒れこんでいる・・見覚えのない老人・・・
ヤムチャの目つきが急に変化した。まさか・・・・ヤムチャはハンさんの所へと向かった。


395 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/10 21:59 ID:QAXcDeHm
ハン「お・・・お前は・・・・・ヤムチャ・・・わ・・わしの息子のヤムチャじゃないか・・・」
ヤムチャ「お・・・親父!どうしてここに!?つーか今までどこにいたんだ!なんでこんなところで
再開しなきゃならないんだ!しかもあんたはもう・・・・」
ハン「そうか・・・クリリン達がさっき言ってたヤムチャと言うのはお前のことだったか・・・
まさかとは思ったがの・・・それに・・・わ、わしはお前は死んだとばっかりに・・・」
ヤムチャ「オレだってそう思ってたさ!なのに・・なんでこんな形で・・・しかもオレと同じ男を
助けて死ぬなんて・・・」
ハン「そうか・・・お前もこの子を助けて・・・わしはうれしいぞ・・・わしの心をお前が
受け継いでくれててな・・・最後にお・・お前を・・一目見られて・・・よ・・よか・・・た・・」
息耐えるハンさん。ヤムチャとハンさんの関係を知ったクリリンは驚きを隠せない。こんな偶然が
あるなんて・・ハンさんの過去を知るクリリンはハンさんの悲運に涙を流した・・・
ヤムチャ「サイヤ人さんよ・・・このじいさんはやっと会えた俺の親父なんだ・・・それをゴミみたい
に殺しやがって・・・」
ベジータ「くっくっく・・・本当にゴミなのだからしかたなかろう・・・貴様もな・・・」
ヤムチャの握った拳から血がにじみ出た。そんなヤムチャに同じるようにそばに立つ孫悟空。
ベジータ「くっくっく・・・2人相手か・・・面白い・・・超エリートの真の力を見せてやろう・・」
ヤムチャは気を高め始めた。目の前にいるベジータのスカウターが反応を示す。
ベジータ「せ・・戦闘力・・12000・・15500・・・くっくっく・・だがオレはナッパとは
次元が違うぞ・・・ここを貴様らの墓場にしてやる!」
ヤムチャは構えをとった。そう・・・伝説のあの技の構えを・・・!!<つづく>

442 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/12 21:02 ID:SyBA9z60
<超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 第13話>
やっと現世へとたどりついたヤムチャ。思いがけない父親との再会・・そして死。仲間達の死。
ヤムチャには天下一武道会で神様に股間を痛められた時並の怒りがこみ上げていた。
だが、自分一人ではベジータには勝てないことを自身でわかっていた。それは悟空も一緒である。
二人はそのままの体制でひそかに作戦を立て始めた。
ヤムチャ「悟空・・・あいつは予想以上の力を持っている・・俺達が力を合わせないと勝てないかも
しれん・・・そこでだ・・・」
ヤムチャは悟空に作戦を伝えた。
悟空「なるほど・・・おめえがあの時のオラの役をやろうってのか。それしかねえみたいだな・・・」
ヤムチャ「ああ、お前に任せるぜ・・・」


443 名前:作者の都合により名無しです [] 投稿日:03/04/12 21:02 ID:SyBA9z60
まよいが吹っ切れたような表情をし、二人はベジータをにらみ付けた。くすくすと笑い出すベジータ。
ベジータ「作戦は決まったか?わざと待ってやったんだ・・楽しませてくれよ・・・」
あたりの空気を察知してか、クリリン、悟飯達はその場を離れ始めた。みんなの死体はそれぞれ
二人に抱えられて行った。「アキラ」の姿はすでになかった。いつものかわいい顔をしたプーアルが
ヤムチャをこう激励した。
「ヤムチャ様!死なないで!頑張ってください!」
去っていくプーアルを横目で見ながらヤムチャは左手をかかげた。彼らの姿が見えなくなったのを確認
すると、ヤムチャは気を練り始めた。ヤムチャの体から無数の気弾が生み出された。ひとつひとつが
サッカーボールほどの気弾が10・・いや、約15個。その気弾達はヤムチャを取り囲むように
陣形を整え始めた。相変わらず余裕の表情のベジータ。その表情を見たヤムチャが行動に出た。
ヤムチャ「ゆけっ!操気弾!」
その言葉がかかると同時に操気弾たちはベジータに向かって飛んでいった。迫り来る操気弾にも
まったく同じないベジータ。寸前でかわすとそこにヤムチャの姿はなかった。背後からは軌道を変えた
操気弾達が迫ってくる。ベジータはやむなく上空へ退避し、様子を伺うことにした。それを見透かした
ようにヤムチャがさらに上から迫っていた。
ベジータ「なにっ!いつのまに!」
ヤムチャ「うかつだったな!狼牙・風風拳!」
そう・・界王の娘との特訓で編み出したヤムチャの新操気弾である。両手が自由となったヤムチャは
脳波のみで操気弾を操作した。しかも、より正確に、より、速く。

 

444 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/12 21:03 ID:SyBA9z60
ヤムチャの新型操気弾によって出端をくじかれたベジータ。狼牙風風拳の拳がベジータにつきささって
いった。地面に叩きつけられるもすぐに体制を立て直す。だがそこに待っていたのは操気弾の群れ
だった。網目のようにおそいかかる操気弾にベジータは逃げ場を失い、すべての直撃を受けた。
上空のヤムチャの元へと帰っていく操気弾達。ベジータの表情の変化は明らかだった。
ヤムチャ「もう一度だ!ゆけっ!操気弾!」
同じようにベジータへと迫る操気弾。ベジータは一瞬笑みを見せた。ヤムチャは背筋に凍るような
感覚を感じた。後ろを向くヤムチャ。
ベジータ「小細工が得意なようだがそんなものじゃオレは倒せんぞ!」
ヤムチャの背後に手刀をあびせるベジータ。体のよろけたヤムチャにベジータが突進した。
ヤムチャ「・・・・・・・!!!」
ベジータの拳は何か分厚い感触を覚えた。ヤムチャの体を守るようにそこには操気弾の集団が浮かんでいる。
ベジータはさらに攻撃を繰り返すも操気弾のガードをぶちやぶれない。エネルギー波までも弾かれた
彼はいったん距離をとった。
ヤムチャ「このガードはそう簡単にはやぶれねえぜ・・操気弾にパンチ力がないなんざ百も承知なんだよ」
ベジータ「貴様・・・攻撃が終ってもその球を出したままにしておいたのは・・・」
ヤムチャ「そう・・・この操気弾の役目は完全なオレのサポートだ。これによってオレは安心して
攻撃に専念できる。まあまだ不完全だがな・・お前にもさっき一撃くらっちまったし。だがそのための
対策も考えてある・・・」
そう言うヤムチャの背中の傷に操気弾がへばりついた。そして背中が発光し、傷口がふさがって行った。
ベジータ「う・・・うう・・・」
ヤムチャ「そういうことだ・・・こいつはこんなことにも使える・・・攻防一体の技なのよ」
ベジータ「そんなもの・・・オレ様のパワーに勝てるわけがない!」
プライドを傷つけたのかベジータがものすごい勢いでヤムチャに攻撃していく。だが、すべて操気弾
によって弾かれる。かといってヤムチャも決定的なダメージを与えるにはいたっていない。戦いは
膠着状態に陥ると思われた。二人の片隅でもう一人の戦士が赤いオーラを発していた・・・

445 名前:作者の都合により名無しです [sage] 投稿日:03/04/12 21:03 ID:F24H/4uP
元気玉は操気弾とはコンセプトからして違うわけだが。

446 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/04/12 21:03 ID:SyBA9z60
「界  王  拳・・・・・2倍・・・3倍・・・」
死闘を繰り広げる二人のわきで、孫悟空は界王拳の気を高めていた。界王さまに2倍までの界王拳の
使用を許されている悟空。だがその界王拳はすでに4倍にまで達していた。
ヤムチャ(悟空・・・そろそろだな・・・)
界王拳を発動した悟空の姿を横目で見ながらヤムチャは操気弾をいったん手元に戻した。
ヤムチャ「操気弾!」
操気弾達がフォーメーションを変え、ベジータに向かっていった。先ほどと同じようにかわすベジータ。
そこにはヤムチャが迫っており打撃戦へと突入した。押されるヤムチャだったが一つの操気弾を呼び戻し
ベジータの頭部に命中させる。気をとられ、一瞬のスキの出来たベジータに蹴りをくらわせ吹き飛ばす
ヤムチャ。ベジータの周りには操気弾が群れている。
ベジータ「お・・・おのれ!」
ヤムチャ「確保!」
その言葉が放たれた瞬間、操気弾達がベジータにへばりつき、動きを封じた。
ヤムチャ「操気弾を甘く見たな・・・短い時間だがこういうこともできるんだぜ・・・」
そう言うとヤムチャは動けないベジータを蹴り飛ばし、地面に叩きつけた。
「か・・・・め・・・は・・・め・・・・」
ヤムチャ「いまだ!悟空!」
かろうじて首だけを動かせたベジータが悟空の方向を向くと、赤い炎のような気に包まれた悟空が
技を出そうとしていた。
ベジータ「カ・・・カカロット・・・貴様・・今までのは全部このために・・・!!」
ヤムチャ「そういうことだ。一撃の破壊力は界王拳を使った悟空のほうが上回るからな。だが悟空も
長くは使っていられない。一撃にかけるためにオレが時間をかせいでいたのさ・・・俺もあの技を
使うわけにはいかないからな・・・」
あせるベジータに悟空のかめはめ波が放たれた。界王拳4倍のかめはめ波が・・・
悟空「波あああああ!!!!!」
悟空の放ったかめはめ波は今までの比ではなく、ベジータを巻き込んで大爆発を起こした。<つづく>


594 名前:作者の都合により名無しです [] 投稿日:03/04/19 22:22 ID:lCZX9+vG
超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 第14話>
悟空の4倍かめはめ波によってベジータの姿は消えた。体の痛みをこらえている悟空にヤムチャが操気弾
をしたがえながら近くへ向かった。
ヤムチャ「悟空、大丈夫か?」
そう言うとヤムチャは操気弾を悟空のからだにあてた。悟空の体の痛みが薄れていく。
悟空「た、助かったぜ。ヤムチャ。でもあいつはまだ生きてるようだな・・・」
かめはめ波によって地面に空いた大穴からすさまじい気が感じられる。操気弾によって楽に攻撃を命中
させられたかに見えるが、ヤムチャもそれなりに体力を消耗していた。操気弾では傷の治癒しかできない。
ヤムチャがまた作戦を考え出した時、大穴からベジータの姿が現れた。
ベジータ「どうやら貴様らをなめていたようだ・・ここまで出来る奴らだとわかった以上、俺も本気でやらなければ
ならん。命乞いをするなら今のうちだぞ」


595 名前:作者の都合により名無しです [] 投稿日:03/04/19 22:22 ID:lCZX9+vG
そう言うとベジータは空高く飛び上がり、姿が見えなくなった。あちらこちら動いているのは気の動きでわかる。
ヤムチャ「なにをしようってんだ・・・」
突如、ベジータのいるあたりの空が発光し、巨大な光の球が出来た。突然の出来事に困惑ぎみのヤムチャ
達の元へ、巨大な物体が落ちてきた。よく見ると人間の形をしている。サイヤ人の服が見えた時、ヤムチャ
は遠い昔の出来事を思い出した。
ベジータ「ふはははは!これで貴様らも終わりだっ!月を消しておいたようだが無駄だったな!」
ヤムチャ「そ、そうか・・大猿か・・・悟空も昔・・・あの時の悟空は手がつけられなかった。今度も・・・」
悟空「な、なんだってんだ・・・なんでこんな化け物に・・」
驚きを隠せない2人に対して、ベジータの口から怪光線が放たれた。それをかわし上空へと飛び上がる2人。
だが、そんな2人の動きを先読みしていたかのようにベジータの拳が迫る。体が巨大になったぶん、威力を
増した一撃をくらって悟空の体は吹き飛ばされ、岩に激突した。そしてベジータの顔が反転し、ヤムチャの
方へ向いた。操気弾で翻弄しようとするヤムチャ。だが、まるで虫をはらうように操気弾を吹き飛ばし、
ヤムチャへと突撃するベジータ。ヤムチャはなんとか距離をとろうと必死だった。
クリリン「そんな・・あいつ大猿になってやがるなんて・・・悟飯!なんとかあいつの尻尾を切るんだ!」
悟飯「は・・はい!」

596 名前:作者の都合により名無しです [] 投稿日:03/04/19 22:23 ID:lCZX9+vG
大猿に変身したベジータに手も足も出ないヤムチャ達。そんな彼らを助けようと、クリリン達が行動を開始した。
クリリンと悟飯がベジータの前後に陣取ったころ、ベジータの手の中にはヤムチャの姿が。
ヤムチャ「ぐ・・・ぐ・・・」
ベジータ「どうしたカカロット。痛いか?今の俺の戦闘力は人間の頃の10倍だ。貴様があの妙な球を
使っても絶対に勝てんぞ・・・まあ貴様はこのままつぶされる運命だがな」
ベジータがさらに力を込め、ヤムチャを押しつぶそうとする。
ヤムチャ(悟空はどこだ!?・・・あっちの方でかすかな気の増大が感じられる・・だがその前に俺が
くたばっちまいそうだぜっ!)
悟飯「やめろ!その人をはなせっ!」
ベジータ「ほう・・・カカロットの息子じゃないか。父親の最後を見に来たのか?」
悟飯がベジータの注意を引き付けてるうちにクリリンが放った新技、気円斬もベジータのシッポをとらえる
ことなくかわされてしまう。ベジータはさらに力を強めた。
ベジータ「これでフィニッシュだ」
ヤムチャ(ぐおおおお!い、いてええええ!だめだ、こりゃまた死んだな・・・やれやれ・・・)
クリリン達がヤムチャの死を覚悟したその時、突如、ベジータのシッポに向けて光が放たれた。
ヤムチャとクリリンには見覚えのある光だった。爆音が聞こえ、ベジータのシッポは粉々に吹き飛んだ。
「て・・・天津飯!?」
悟飯達が退避していた場所には、仰向けになったまま両腕で気功砲の構えをとっている天津飯の姿が。
ベジータ「もう一匹いやがったか・・・俺の尻尾を・・・!!!」
構えを崩した天津飯の下へクリリンが走った。
クリリン「て、天さん!あんた、意識が戻ったのか!?しかし、この体で気功砲を撃つなんて・・・」
天津飯「あれから3時間近くも寝てたんだ・・・意識ぐらいはもどるさ。だが、俺はどうやらここまでのようだ。
まったくいいとこがなかったからな・・・最後に見せ場を作れてよかったぜ。じゃあ、後は頼んだぞ・・」

 

597 名前:作者の都合により名無しです [] 投稿日:03/04/19 22:23 ID:lCZX9+vG
天津飯の命をかけた気功砲によってベジータのシッポはコナゴナに吹き飛んだ。動かない天津飯を置き
クリリンが戻ってくると、憎悪に満ちた顔のベジータの姿が。
ベジータ「このくそやろうども・・俺を怒らせてそんなに死にたいか!」
クリリン「ひ・・・ひいっ!」
ベジータが気合を込め始めた。あたりにはまるで台風のような気流が発生し、風も強烈になってきた。
ヤムチャ「こいつはすごい・・・クリリン、お前達はどっか遠くへ行っててくれ。俺たちで決着をつける」
クリリン「わ、わかりました。ヤムチャさん、がんばってください!」
天津飯達の体を背負って飛んでいったクリリン達を見ながらヤムチャが気を入れ始めた。
ヤムチャ(天津飯・・・あんたに教えられたぜ。さっき俺はもう助からないと思って昔のようにあきらめていた。
だが、命がけでやればなんとかなったかもしれねえ。さっきのあんたみたいにな。今度は俺が命をかける番だぜ)
ベジータ「今度こそ終わりだ・・カカロット・・・」
ヤムチャ「今度こそ終わりなのはてめえのほうだ・・・貴様のハゲ面をぐしゃぐしゃにしてやる」
ベジータ「なっなんだとおおお!!!」
ヤムチャの体の周りに操気弾達が群がり始めた。
<つづく>

176 名前:超ヤムチャ伝 第14話[] 投稿日:03/05/11 14:34 ID:yNshfM3x
天津飯の攻撃によって尻尾を失ったベジータ。その怒りは目の前にいるヤムチャに向けられた。
一方、ヤムチャの周りには操気弾達が集まり、群れをなしていた。操気弾達がヤムチャの体に吸い付き始めた。
ヤムチャ「はああああああ」
気合を入れたヤムチャは操気弾達を体に吸収しはじめた。次々とヤムチャの体に吸い込まれる操気弾。
ヤムチャの体が黄金に輝き始めた。ヤムチャの気がぐんぐんと上がっていった。遠く離れた西の都では
ブルマがスカウターによってその気の上昇を捕らえていた。
「せ・・・戦闘力18000・・・21000・・・24000・・・27000・・・」
気を読み取る能力のないベジータにもその気の上昇はわかっていた。自分の戦闘力をはるかに超える。
そんな男が目の前にいる事実を知り、ベジータは足がすくんでいた。
ヤムチャ「お・・・おおおお・・・・ふうっ・・・なんとかはじめは死なずにすんだか・・・」
ベジータ「ば・・・化け物め・・・・なぜこんなパワーアップができるのだ・・・!?」
ヤムチャ「そうだ・・・お前以上のな・・・これこそ、俺の操気弾の真の姿だ。俺は操気弾をただたんに
空中にただよわせていたわけではない。その間に、地球上のエネルギーを操気弾に蓄えさせておいたのだ。
エネルギーを吸って強力になった操気弾を再び吸収することによって、俺は爆発的なパワーアップをすることができる。
操気弾だけ強くなっても意味がない・・・俺によって再び吸収されてこそ、意味がある。
操気弾と俺はもはや一心同体なのさ・・・」


177 名前:超ヤムチャ伝 第14話[] 投稿日:03/05/11 14:35 ID:yNshfM3x
得意げに語るヤムチャに対して、怒りをつのらせるベジータ。
ヤムチャ(予想どおり突っ込んできてくれそうだ・・・戦いが長引くとこっちもやばいからな・・・
やはり生身でこいつを使うと、体に異常な負担がかかるようだ・・・あやうく死ぬところだった)
元気玉にヒントを得たこの技もまだ未完成品だった。ヤムチャは体中の激痛に耐えるのに必死だった。
ベジータは容赦なく突っ込んでくる。
ヤムチャ「甘い!」
ヤムチャはベジータの攻撃をひらりとかわし、彼を押さえつけた。猛烈な力で体を締め付けた後、重さを増した拳をぶつける。
傷だらけになったベジータを地面に叩きつけ、かめはめ波を放った。ベジータはそれをなんとかかわすが
すでに目の前にはヤムチャの姿が。
ヤムチャ「みんなの仇を討たせてもらうぜ!」
ベジータの腹部に蹴りをくわえるヤムチャ。悶絶するベジータ。だが、突如ヤムチャの体に異変が起きていた。
ヤムチャ(ぐう!体の痛みが急激に増して気も減ってきた・・・やはり3分ほど今の俺じゃ限界か・・・)
一瞬のスキを見てベジータが反撃をする。ヤムチャはなんとかかわしながらも反撃をするが、体の衰えは明らかだった。
ヤムチャ(くそっ!こうなったら一緒に死んでやらあ!そろそろだろうしなっ!)
さらに増した激痛に耐えながらヤムチャはベジータに致命傷ともなりうる打撃を与えた。
ベジータ「ぐ・・・ぐおっ・・・おのれ・・・」
動きの止まったベジータをヤムチャはがっしりと押さえつけ、反対の方向を見て叫んだ。
ヤムチャ「ゴクウ!今だ!地球全体で作った力をぶつけてやれっ!」
ヤムチャの向いた方向には真っ青な気に包まれた悟空の姿が。元気玉が完成していたのである。
悟空「ヤムチャ!ちゃんと寸前でよけろよ!いけえ!」
元気玉が悟空の腕から離れ、二人の下へと向かっていった。その瞬間、ヤムチャを包んでいた黄金の気が消えた。
ヤムチャ(やっべ。力がはいらねえや・・・でもこいつだけは道連れにしないとな・・・)
ヤムチャは力を振り絞り、ベジータを押さえつけた。


178 名前:超ヤムチャ伝 第14話[] 投稿日:03/05/11 14:36 ID:yNshfM3x
元気玉は二人を飲み込み、巨大な光の球となった。とてつもない衝撃があたりに響いた。
悟空「ヤ・・・ヤムチャー!!!!!」
二人を包んだ元気玉ははるか上空へと飛んで行き、上空で大爆発を起こした。
クリリン「や・・やった!やったぞっ!!!悟空!やったじゃないか!」
悟空「い・・・いや、ヤムチャが・・・ヤムチャが犠牲になっちまった・・・」
ヤムチャが自らを犠牲にして元気玉を成功させた事を知り、悲しみに包まれる一同。そんな彼らの元へベジータが
落ちてきた。
クリリン「大丈夫、死体だ。墓でも作ってやるか」
ベジータ「貴様らの墓をか?・・・今のは死ぬかと思ったぜ・・・今度こそ終わりだ・・・ずあっ!」
生きていたベジータの爆発波によって悟空達は立ち上がれないほどのダメージを受けてしまった。
ベジータ「ふう・・・さて・・・こいつらを片付けたら今度はこの星を・・・」
ヤムチャ「ま・・・まだ終わりじゃないぜ・・・この俺がいる・・・好きにはさせんよ・・」


「生きていやがったか・・・カカロット・・・」
「ああ・・・お前を生かしたままじゃあ死ねないからな・・・」
お互いにボロボロの体を見つめあいながら、二人は最後の肉弾戦へと突入した。
その頃、カプセルコーポレーションでは、ブルマ達がヤムチャ達を迎えに行く準備をしていた。
ブリーフ博士は相変わらず、新作のバイオスーツの話をしている。だがそんなことはどうでもいい。
ブルマ達はヤムチャ達が戦っている場所へと急いだ。


179 名前:超ヤムチャ伝 第14話[] 投稿日:03/05/11 14:36 ID:yNshfM3x
ヤムチャとベジータ。二人の拳がぶつかり合う。その拳にはもはや力はなく、鈍い音が響くばかりだ。
もはや飛び道具を使えるパワーすら残っていない。勝負を決するのは拳のぶつかり合いのみ。
ふと、ヤムチャが距離をとり、狼牙風風拳のかまえをとった。スピードは遅い。ベジータはそれをかわし
後ずさりするヤムチャの首のつけねに手刀を放った。意識を刈り取られそうになるヤムチャだったが
踏みとどまり、ベジータの方向へ向きを変える。それを好機と思ったか、ベジータの猛攻撃が始まった。
顔、胸、腹、・・・体のあらゆる部分に数え切れないほどの打撃を浴び、岩にたたきつけられるヤムチャ。
ベジータの攻撃はいっこうにやまない。
「そんな拳じゃ俺は倒せないぜ」
その言葉に挑発されたのか、ベジータが距離を取り、勢いをつけヤムチャに向かった。ヤムチャはもはや見動きできない。
「死ね!カカロット!」
「・・・・・・・・・・・・」

・・・・・2ヵ月後のカプセルコーポレーション・・・白いベッドに横たわるヤムチャの姿があった。
何かに起こされるように目を覚ますヤムチャ。天井には見慣れた壁紙がある。昔、ヤムチャの部屋だった
場所だ。「俺はいったい・・・」状況をうまく理解できないヤムチャの下にブリーフ博士がやって来た。
「おお、起きたかヤムチャ君。心配したぞ。どうやらうまくいったようだな。今までのことを話さねばならんな」
超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 完