悪ヤムチャストーリー - たまにはヤムチャが活躍する物語を考えようぜ
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悪ヤムチャストーリー

Reprint



453 :チャオズ様 :02/09/25 03:06 ID:FS5MixaX

悪ヤムチャストーリー 第一章「ヤムチャ乱心!?」

新たな二人のサイヤ人が地球に来るまであと一年弱・・・
神様はZ戦士たちに招集をかけていた。
しかしヤムチャはあまり乗り気ではなかった。
「けっ!どうせ神様が稽古つけてくれるとか言うんだろ?
 俺たちなんかよせ集めたって勝てるわきゃねーだろぉがよ。
 ホントもう神様はギリギリなお方だ・・・。どうせ殺されるのに一年も修行するなんて無駄。
 それよりも発想の転換だ。どれだけこの残された一年間を楽しめるかだぜ・・・」
ここでヤムチャはひらめいた。ドラゴンボールがあるじゃないか!
悟空を後で生き返らせるつもりで集めたらしいが、そんなのはどうせ無駄だ・・・
よし、神龍に頼んで願いをかなえよう!ヤムチャはなぜかいやらしい顔になっていた。

「よし、誰もいないな・・・?今のうちだっ!」
ヤムチャはカメハウスに保管してあったドラゴンボールをこっそり持ち出そうとした。
しかし、あと一歩のところで買い物に行っていた亀仙人が帰ってきてしまった。
「ヤムチャ、ドラゴンボールを盗んでどうする気じゃ?おぬし、まさか・・・」
「む、武天老師様!?こ、これはその・・・」
ヤムチャは焦った。しかし、この時ヤムチャの頭はいかがわしい妄想でいっぱいだった。
「お許しください、武天老師様!狼牙風々拳ーーーーーー!!」
「な、何をするのじゃ、やめ・・・ぎゃあーーーっ!!」
まともに防御のとれなかった亀仙人は大ダメージをうけ気絶した。
これでもう後戻りはできないな・・・ヤムチャはうす気味悪い笑みをうかべると
カメハウスを後にした。

463 :チャオズ様 :02/09/25 03:45 ID:FS5MixaX

悪ヤムチャストーリー 第二章「ヤムチャ絶頂!?」

「お前の願いはかなえた。ではさらばだ!」
神龍に頼んで、ヤムチャはついに贅沢三昧な生活がしたいという願いをかなえた。
これからの生活を思うと自然とこころが踊るヤムチャ。
「おっと神龍、これでお前はもう用なしだ。こいつでも喰らっていけ!
 かーめーはーめー・・・・・・波ーーーーーーーー!!」
ドーン!神龍は粉々に消し飛んだ。
どうせ一年後には地球はサイヤ人によって滅ぼされるんだ。
それなら俺の手にかかって死んだ方が幸せというものだろう。
「神龍よ、安らかに眠れ・・・」ヤムチャは流れおちる涙をおさえることができなかった。

それからというもの、ヤムチャはやりたいほうだいの日々を送っていた。
腐るほどありあまった金、うまい酒、いい女、そして女、女、女・・・
まさに極楽そのものであった。うかれるヤムチャ。
しかしその間も二人のサイヤ人は確実に地球に近づいていた。

一方、神様の神殿ではZ戦士が集結していた。
「ご苦労だ。みんなそろったようだな」
「あ、あのー・・・まだヤムチャさんが来てませんが」
「やつは来ん・・・。今頃はゴージャス三昧な日々を送っとるだろう。
 やつは師である武天老師を傷つけドラゴンボールを奪い、
 神龍を私利私欲のために利用したのだ。その後神龍は殺された・・・。
 わしはここから見ておったのだ・・・」
「なななんですってえーーー!?」
驚きを隠せないZ戦士たち。
「悟空はもう生き返れなくなった。あの男、許すわけにはいかない・・・!」
神様は怒りにうち震えていた・・・。

466 :チャオズ様 :02/09/25 04:00 ID:FS5MixaX

悪ヤムチャストーリー 第三章「ヤムチャ万事休す!?」

「それ、みなのもの宴じゃあーー!!!ひゃっひゃっひゃっ」
豪邸で毎日のように宴会を繰り返すヤムチャ。まさにこの世の贅沢の限りをつくしていた。
しかし、その幸せな日々は長くは続かなかった・・・

ある日の夜中。ヤムチャは酔いつぶれて爆睡していた。
「ムニャムニャ・・・うーん、チチさん・・・悟空なんてやめて俺と結婚しない?
 え・・・やだ?あ、そう・・・いえいえ、スイマセンでした・・・」
どうやらかわいそうな夢を見ているらしい。
ドッカーーーーーン!!
突如ヤムチャの豪邸がこっぱみじんに吹き飛んだ!
「なななんだなんだ!?ガス爆発か!?」
なんとか命は助かったヤムチャだったが、状況がまったく把握できなかった。
ふと、気がつくと目の前にブルマが立っている。
「久しぶりねヤムチャ・・・ずいぶん豪華な暮らししてるじゃない?
 悟空を生き返れなくしといてよくもあんたはぬけぬけと・・・」
ブルマはヤムチャに対してバズーカ砲を構えた。
「ブぶブブルマ・・・!!ま、待て!話せばわかる!ととにかくおおち、落ち着け!」
「安心なさい、あんたが爆睡してる間にその家の中にいた人たちは逃がしといたから
 さっきの爆発では誰も死んでないわ。もっともあんたはこれから死ぬのかもしれないけどね・・・」
「ひいっ!や・・・やめてくれ!!」
ブルマのひとことひとことに失禁するヤムチャ。
「あんたにはもう、幸せになる資格なんてないのよーーーーーーーーー!!!」
ブルマのバズーカ砲が発射された。

468 :チャオズ様 :02/09/25 05:09 ID:FS5MixaX

悪ヤムチャストーリー 第四章「ヤムチャ絶望!?」

「や、やばいっ!!」爆発の瞬間、ヤムチャはなんとか上空にのがれることができた。
「あぶないあぶない・・・ブルマのやつ、本気で俺を殺す気か?
 それにしてもよくも俺の夢のような生活をぶち壊しやがって!許さ・・・」
「もうとっくに12時は過ぎちまったんだぜシンデレラさんよ」
突然、ヤムチャの背中で声がした。あわてて振り返るヤムチャ。
「て、天津飯!?こ、これはいったい何の冗談だ?」
「ふん。もうお前が夢見る時間は終わったってことだっ!!」
次の瞬間、天津飯の拳がヤムチャの顔面に炸裂していた。
なすすべもなく吹っ飛ぶヤムチャ・・・その先に誰かが待ちかまえていた。
「く、クリリン!?まさかお前まで・・・」
「ヤムチャさん、俺はあんたが許せないんだよォーーっ!!」
クリリンのかめはめ波がヤムチャに襲いかかる!
「!?・・・くそったれ!」ヤムチャは必死に体勢を立て直すとかめはめ波を撃ちかえして相殺した。
轟音とともに激しい爆発が起こる。
おれ、このままだと殺されるんじゃねーの?・・・そんなの困る!
そう思ったヤムチャは爆発のドサクサにまぎれて逃げ出すことにした。
しかし・・・からだが動かない。蜘蛛の巣にかかったかのようにピタッと動けなくなってしまった。
「こ、これはまさか・・・超能力!?」
動けないヤムチャの前に、美白の帝王餃子が現れた。「けけけ。死ぬほど蹴飛ばしてやる」
ヤムチャは思った。超能力を解くためにはあの手をなんとかしなくては・・・。
「きゅ、9−1は!?」とっさにそう言うヤムチャ。
そんな言葉は無視して、餃子はヤムチャを激しく地面に叩きつける。ドカーン!
「いてて・・・!こ・・・答えはパー子・・・だ」
ヤムチャがボロボロになって倒れているところに、神様がのそのそと姿を現した。
「か、神様!助けてください・・・!」泣きながらそう命乞いするヤムチャ。
「安心しろ、命までは取らん。だがお前にはきびしいお仕置きが必要じゃな」
そう言って神様が不気味な笑みを浮かべると、ヤムチャは恐怖のあまり悲鳴をあげた・・・。

554 :チャオズ様 :02/09/26 02:51 ID:FEklKiks

悪ヤムチャストーリー 第五章「ヤムチャ最凶!?」

ヤムチャはみんなにフクロにされた後、カリン塔に吊るされていた。
ときおりエサだけが与えられた。そしてそのまま数週間が過ぎたある日・・・
「ちくしょう!サイヤ人が来るまであと10ケ月もないってのに・・・。
 よくもあいつらおれの楽しい余生を踏みにじりやがったな!」
ボロボロのヤムチャは、ブルマや天津飯たちへの怒りをあらわにした。
するとカリン様がヤムチャをさらに三枚にオロしてこう言った。
「たわけが、それは逆恨みというものじゃ。
 それよりちゃんと反省したら神の神殿での修行にまぜてやってもよいぞ」
「そ・・・そんなのイヤです・・・よ。おれは楽しく・・・過ごすん・・・だか・・・ら」
もはや虫の息となったヤムチャはしぼりだすようにそう答えた。
「サイヤ人を倒した後でいくらでも楽しく過ごせばよいじゃろうが。
 どうせ殺されるつもりなら超神水を飲んでみるか?強くなれるかもしれんぞ」
カリン様はヤムチャを介抱すると、超神水を差し出した。
「これおいしいんですか?おれはこう見えてもグルメですからね」
「猛毒じゃからな、おいしくはない。まあ飲むかどうかはおぬしの好きにせい」
よーし、おれも男だ!ヤムチャは決心すると、自信満々にこう言い放った。
「この超神水を水割りにできますか?」
カリンはあきれ顔をしながらも超聖水で超神水をうすめてやった。
それをいっき飲みするヤムチャ。飲みほすと、からだに激痛が走ってきた。
「ほぎゃああああああぁぁぁぁーーーーーーー!!!!」
ヤムチャの絶叫が夕焼け空にこだまする。そんな状態が一晩中続いた。
「もうヤムチャの体力も限界じゃ。やはり耐えれんかったか・・・」
どうでもよさげにそうつぶやくカリン。しかしその瞬間、ヤムチャの潜在能力が激しく波打った。
「なんじゃこの気は・・・!?お、オケラ・・・じゃなくてオオカミか!?」
気がつくと、ヤムチャは立ちあがっていた。驚きを隠せないカリン。
「これが・・・おれなのか?力が・・・力があふれ出してくる!」
「な・・・なんと・・・!これならもしかするとサイヤ人とも互角に戦え・・」
「よし、これなら天津飯たちに復讐できるぜーーー!!」
そう言うとヤムチャは高笑いしながら天界へと飛び立った。

576 :チャオズ様 :02/09/26 08:39 ID:FEklKiks

悪ヤムチャストーリー 第六章「反逆のヤムチャ」

―――神様の神殿ではZ戦士たちのきびしい修行が行われていた。
「誰か この神殿に やって来る」急にミスター・ポポがつぶやいた。
「え?あ、ホントだ。あの飛行機は・・・ブルマさんかな?」

「みんな久しぶりー!ちゃんと修行してる?」
「もちろんやってますよー。で、こんな所へ何しに来たんスか?」
「何しに来たはないでしょークリリン君。この機械であんたたちの強さを測ってあげようと思ってさ」
そう言うとブルマはスカウターを取り出した。
「おもしろい、おれから測ってくれ。どれくらい強くなったか知りたい」
そう言うと、天津飯が一歩前に進み出た。
「いいわよ、じゃあちょと待っててね。えーっと・・・あ、398だって!すごいじゃない!」
「ブ、ブルマさん次はおれを測ってくださいよ」
「クリリン君ね、オッケー。あ、ちょ、ちょっと待って!な、なんなのこれ・・・?
 すごい数値の人がいまこの神殿に向かって来てるわ」
「え、誰でしょう。まさか、ピッコロですかね・・・。その数値はいくらなんですか?」
「信じられない・・・2000以上よ。あ、もうすぐ来るわっ!」
「!!?」
次の瞬間、以外すぎる男が神殿に姿をあらわした。ヤムチャである。
「そ、そんな・・・ヤムチャさん!?う、うそだろ・・・?」
ヤムチャはフッと笑うと、いっきに気を解放した。
「お前らこないだはよくもやってくれたなぁ!その時の礼をしてやるぜ!!」
その圧倒的なパワーに気おされるクリリンたち。
「3080・・・3120・・・そんな、まだ上昇してるわ!これがあのヤムチャなの・・・!?」
「天さん、ボクの超能力が効かない!」
クリリンって鼻がないのにどうやって鼻クソ飛ばしたんだろう・・・となんか突然ヤムチャは思った。

662 :チャオズ様 :02/09/27 01:16 ID:Zgj9MB+v

悪ヤムチャストーリー 第七章「悪ヤムチャ快進撃!」
前回のおはなし>>576前々回>>554

「おい、おめえついに頭でもイカれちまったのか?」
そう言いながら、ヤムチャに歩み寄るヤジロベー。
「お、おい、ヤジロベー!不用意に近づいちゃダメだ!!」
クリリンの言葉もむなしく、次の瞬間には白目をむいたヤジロベーが横たわっていた。
「さて・・・つぎはてめーがこうなる番だぜ、ハゲ野郎」
クリリンと天津飯と餃子はギクッとした。
餃子は帽子を取って髪の毛が一本あることをアピールしてみたが、どうでもよかった。
そんな中、ブルマが一歩前に進み出てこう怒鳴った。
「ちょっとヤムチャ!あんたバカな真似はよしなさいよ!」
一瞬たじろくヤムチャ。尿意が右から左、左から右へと押し寄せてくる。
「う、うるせえ!これは復讐だ・・・おれから全てを奪ったお前たちへの復讐だ!」
「ちぃっどうやら本気でやるつもりらしいな・・・!みんな、気を解放しろ!!」
―――――天津飯の言葉とほぼ同時に、クリリンたちの戦闘力が大幅にアップした。
「ほう・・・やるじゃないか。だがその程度じゃあこのスーパーヤムチャには勝てないぜ!」
そう言った直後、ヤムチャは天津飯の背後にまわりこんだ。
「な・・・何!?バカな、速すぎる!」焦る天津飯。
「天津飯、お前ハゲてるぞ!わかっているのかぁーーーーーーーーーっ!!!」
ヤムチャの蹴りが炸裂する!追い討ちをかけようとするヤムチャにクリリンが飛びかかった。
ヤムチャはその攻撃をひらりとかわすと、クリリンの背中に肘打ちを喰らわせる。
「ぐ・・・!や、ヤムチャさん、目を覚ましてく・・・れ・・・」
そう言い残すとクリリンは気絶した。どうやら天津飯も気を失っているようだ。
「残るはてめえだな、餃子。そのきれいな白い肌は傷つけねえから安心しな」
そう言うやいなや、ヤムチャは餃子の頭をつかんで空の彼方へぶん投げた。
ヤムチャのあまりの強さと豹変ぶりにあっけにとられるブルマ。
「この神聖なる神殿を汚す者 ゆるさない」
ミスター・ポポがヤムチャの前に立ちはだかった。

713 :チャオズ様 :02/09/27 19:44 ID:Zgj9MB+v

悪ヤムチャストーリー 第八章「ヤムチャ狩り」
前回のおはなし>>662前々回>>576

ヤムチャの前に、松崎しげるもまっ青のミスター・ポポが立ちふさがった。
「わ、わたしもいるわよ!」ブルマがピストルをかまえる。
この時ヤムチャは迷っていた・・・。
ヤジロベーやハゲの三連星ならともかく、この二人をぶっとばすのはやばくないか?
恋人と神の付き人だぞ?この二人に手をだした日にはきっと死後の地獄行きが決定するだろう。
・・・ここはおとなしく逃げるか?
ヤムチャがそんなことを考えていると、神殿の奥から神様が姿を現した。
「げっ・・・!か、かかか神様・・・!こ、これはその・・・」
「ヤムチャよ、お前がしたことの罪は重いぞ。では償ってもらおうか」
神様の言葉に昇天しそうになるヤムチャ。
こりゃどーにもならんわ、逃げよう!ヤムチャはそう決心した。
が、しかし逃げようとするヤムチャの足元にポポの蹴りが炸裂した。
「ぐわばっ!!」激しくずっこけるヤムチャ。
神様は懐からビンを取り出すと、フタを開けて地面に置いた。
「せっかく教えてやった弱点をなおさなかったのがアダとなったな。喰らえ、魔封波じゃー!!」
あれ?魔封波って使ったやつは死ぬんじゃなかったっけ?
でも天下一武道会で神様がピッコロに使った時は死ななかったような・・・?
そのへんの設定はいったいどうなってるんだ!?なあ、おい!
そんなことを考えながらヤムチャはビンの中に吸い込まれていった。
神様はビンにフタをすると、それを懐にしまい一息つく。
「一ヶ月も閉じ込めておけばヤムチャも反省するじゃろう」

時は流れ――――
とある日の午前11時43分、地球はついに二人のサイヤ人の侵入を許してしまった!

751 :チャオズ様 :02/09/28 01:37 ID:lvzmbJcD

悪ヤムチャストーリー 第九章「誰か忘れちゃあいませんか?」
前回のおはなし>>713前々回>>662

ついに地球に到着してしまったベジータとナッパ。
突然すぎる正体不明の異星人の来襲に、パニック状態となる人々。
「ぎゃーぎゃーうるさいアリどもにあいさつしてやらねえとな」
そう言うとナッパは強烈なエネルギー爆発をまきおこした。
その圧倒的なパワーにより壊滅状態となる都・・・。
都へ水の調達に来ていたナムさんもこの爆発に巻き込まれ、死亡。
ナムさんは一度生き返っているため正真正銘、死亡。
また、ガラパンを買いに来ていたパンプットも爆発の影響でパンプキンになった。
ベジータたちは大きな戦闘力ががかたまっているピッコロたちのもとへと向かう。
一方、Z戦士たちもそれに気づき各地からピッコロたちのもとへ集まってきた。
対峙するサイヤ人とZ戦士。
「ほう、そっちは五匹か。こっちの栽培マンは6匹・・・。
 どうだ、こっちの栽培マンと一人ずつ順番に戦ってみんか?ゲームだ」
そう提案するベジータに、ナッパが言葉を付け足した。
「カカロットのやつがいれば6対6だったのにな。生き返ったんじゃなかったのか?
 それとも逃げ出しやがったか、臆病者め!」
クリリンたちは一番触れてほしくない話題に触れられ、ちょっと鬱になった。
一人のバカのせいで生き返られなくなった悟空・・・。
まあなんとか、占いババの力によって今日だけは復活できるようになったらしい。
悟空がこちらに到着するまで、なんとか自分たちだけで持ちこたえなければ・・・!
そう覚悟を決めるクリリンたち。そして彼らは忘れていた。

「ちくしょー!早くここから出してくれよ、おい!誰か気づけってバカ!」

魔封波でビンに閉じ込められたまま放置されていた、ヤムチャの存在を・・・。

766 :チャオズ様 :02/09/28 07:02 ID:lvzmbJcD

悪ヤムチャストーリー 第十章「ヤムチャの声は聞こえない」
前回のおはなし>>751前々回>>713

ヤムチャがビンの中でもがいてるころ・・・天津飯が栽培マンと戦っていた。
そして勝負はあっという間についた。もちろん勝ったのは天津飯である。
「ほう・・・思ったとおり少しは楽しめそうだ。そっちは次は誰が戦うんだ?」
ベジータのなめた発言にキレるピッコロ。
「フン、こんなくだらんお遊びはおれが終わらせてやる。残りの五匹全員でかかってきやがれ!」

――――プーアルは飛んだ。しゃにむに飛んだ。
必死の思いで天界までたどり着いたプーアルは、神様を見つけるといっきに言葉をまくしたてた。
「か、神様!ヤムチャさまをビンから出してあげてください!お願いします!!」
一瞬、プーアルの言っている意味がわからなくて呆然とする神様。
「ヤムチャ・・・?ビン・・・?・・・・・・ハゲチャビン!?ああ、ヤムチャか。
 そんなヤツもおったのう!出してやるのをすっかり忘れておったわ。
 確かにサイヤ人と戦うには必要な戦力じゃ。ビンを探すからちょっと待っておれ」
そう言うと神様は神殿の中へ入っていった。

――――ピッコロは圧倒的な強さであった。
魔光砲でまず二匹を葬った後、残りの三匹を各個撃破していった。
「こんなザコでは相手にならん・・・。さあサイヤ人ども、次はてめえらの番だ」
「それはどうかな?足元をよく見てみろ」そう言って微笑むベジータ。
次の瞬間、ピッコロの足元にいた倒したはずの栽培マンが飛びかかってきた。
「ちっまだ生きてやがったか・・・!」
ふいをつかれ、素早く対処できなかったピッコロ。栽培マンに抱きつかれてしまう。
自爆して道連れにしようとする栽培マン・・・しかしそれよりも一瞬早く、
ピッコロが目から怪光線のようなものを出して栽培マンの頭部を破壊した。
「フン、残念だったな。もっとも貴様の自爆ごときでこのおれが死ぬとは思わんが・・・」
ピッコロは栽培マンの残骸を振り払った。
「茶番は終わりだ。これからが本当の戦いになる・・・」

920 :チャオズ様 :02/09/29 22:39 ID:Y/vwjB5b

悪ヤムチャストーリー 第十一章「急げ!ヤムチャ」
前回のおはなし>>766前々回>>751

神様はヤムチャの入ったビンを探していた。
「ここでもない、あそこでもない・・・あ、あった!」
そのビンは無残にもこえだめのど真ん中に浮いていた。・・・もうすぐ沈みそうである。
「か、神様はやく助けてくださいーーーーー!!し、沈むーーー!!」
ヤムチャがビンの中で必死にもがいている。
なんかいい気味だったので神様は気づいていないフリをした。
そしてビンが沈むまで待ったあと、網で救い出してプーアルへ渡した。
フタを開けると、ウンコまみれのヤムチャが出てきた。
「やっと出れたーっ!!なかなか気づいてくれないしひどいっすよ神様!」
「スマン許せ。それよりサイヤ人と戦っているみんながピンチだ、急いでかけつけてくれ」
「イヤです!おれの幸せな生活を奪っといて、今さら都合よすぎませんか?」
冷たく言い放つヤムチャ。自業自得のクセになぜか偉そうであった。
「ヤムチャさまの力が必要なんです。お願いします!」必死にお願いするプーアル。
「プーアル・・・お前に頼まれちゃ仕方ねえなあ。わかった、このおれ様にまかせておけっ!」
そう言うとヤムチャはサイヤ人の気を感じる方角へ飛んで行った。

一方、Z戦士たちはナッパと死闘をくりひろげていた。
それにしても異様な光景である。そこにいるメンバーはむやみやたらにハゲていた。
まともに髪があるのは悟飯とベジータくらいだ。いや、ベジータも生え際が危うい。
この時、ナッパによってすでに二人のハゲ(天津飯と餃子)がその尊い命を失っていた。
都では先ほどナムが死んでいる・・・ハゲとはこうも短命なのか。
「ん?こっちへ誰か来る・・・」突然、ピッコロがつぶやいた。
「え?もしかしてお父さん!?」喜ぶ悟飯。
クリリンは気をさぐってみた。確かにデカい気がこっちへ向かっている。
「悟空とはなんか違うような・・・。このやな感じの気は・・・まさかヤムチャさん!?」

927 :チャオズ様 :02/09/30 01:03 ID:RJWljFGC

悪ヤムチャストーリー 第十二章「ノンストップ・ヤムチャ」
前回のおはなし>>920前々回>>766

ヤムチャは猛スピードでみんなのもとへ向かっていた。もう、すぐそこという所まで来ていた。
「お、見えた!ピッコロにクリリンに・・・あの小さいのは悟空の息子かな?残る二人がサイヤ人か・・・」
ヤムチャはスピードを落として着地しようとした。しかし加速がつきすぎてなかなか速度が落ちない。
「やばい、止まらん・・・」

「誰か来るだと・・・。ベジータ、こいつらの言ってることは本当か?」
「どうやらこいつらは気配でわかる不思議な力があるらしいな・・・。
 確かに戦闘力2000ほどのヤツがこっちに向かっている。もうすぐ来るぞ!」
クリリンたちは上空からものすごい速度で突っ込んでくるヤムチャの姿を確認した。
「げっ!やっぱヤムチャさんだ!!しかもなんか体中汚れてるし・・・!」
「お、お前らちょっとどいてくれーーー!!」
止まれないヤムチャはそのままピッコロへと突っ込んでいった。
「な、何!?ちょっとまっ・・・たわばーーっ!!」
はるか彼方へ吹っ飛んでゆくピッコロ。一方のヤムチャも大ダメージを受けた。
あっけにとられるサイヤ人たち。
「いててて・・・ま、待たせたなお前ら」フラフラになりながらそう言うヤムチャ。
「よ・・・よくもピッコロさんを吹っ飛ばしたな!!許さないっ!!」
ブチキレた悟飯がヤムチャにエネルギー波を撃ちまくる。悟飯とヤムチャの壮絶な死闘が始まった。
「悟空ーーーーーーー!!早く来てくれーーーーーーーー!!!」
クリリンは心の底からそう叫んだ。

931 :チャオズ様 :02/09/30 02:09 ID:RJWljFGC

悪ヤムチャストーリー 第十三章「ヤムチャとナッパのあいさつ合戦!」
>>927前々回>>920

ヤムチャの登場によりどんどん悪化していく状況・・・
しかもヤムチャ本人はウ○コまみれという意味不明っぷり。
「悟空ーーーーーーー!!頼むから早く来てくれーーーーーーーー!!!」
クリリンは心の底から何度もそう叫んだ。
「ゴクウ・・・?」ベジータがひそかにクリリンの言葉に反応を示していた。

一方、ナッパはヤムチャに腹を立てていた。
「おい、そこのウン○野郎!おれを無視すんじゃねえよ!」
ナッパの言葉にヤムチャが悟飯との仲間割れをストップした。
「○ンコ野郎だと?それはおれのことか・・・?」
ヤムチャがナッパにつめよる。身にウ○コをまとったその姿はまさにウ○コ野郎である。
「貴様以外に誰がいる!いきなり出てきておれ様の戦いの邪魔しやがって・・・」
そう言って怒るナッパ。ヤムチャはナッパの頭を見て軽く笑みを浮かべた。
「ほう・・・サイヤ人はハゲを飼っているようだな。ハゲはハゲ小屋に行け!」
ヤムチャの挑発にキレるナッパ・・・とクリリン。ベジータも人事とは思えずムッときていた。
「おっとあいさつがまだだったな。おれはヤムチャ。お前を殺す者の名だ、覚えとけ!」
「そうか、じゃあこっちもあいさつしねえとな」
ナッパは指をクンッと曲げた。都を壊滅させた技である。
(ん?なんだあのポーズは・・・そうか、あれがサイヤ人式のFACK YOUだな!?
 じゃあおれも中指立ててやるぜオラっ!)
中指を立てようとした瞬間、ヤムチャはナッパの技の直撃を受けた。
無意味に瀕死になるヤムチャ。ナッパがトドメを刺そうとしたその瞬間・・・
「待て!!ナッパ!!」
ベジータの言葉がナッパを止めた。

食事中のみなさま、ウン○コに関する一連のネタ本当にごめんなさい!
と、なんか悟飯は思った。

945 :チャオズ様 :02/09/30 04:28 ID:RJWljFGC

悪ヤムチャストーリー 第十四章「ヤムチャの涙」
前回のおはなし>>931(臭い)前々回>>927

「お前らがさっきから言ってるゴクウというのはカカロットのことか?」
「そ、そうだ!だったらなんだってんだ!?」
「やはりそうか・・・ククク。おもしろい、じゃあヤツが来るまで三時間だけ待ってやろう」

ベジータの提案により、三時間だけ悟空を待つことになった。
その間に、遠くまで飛ばされていたピッコロが血まみれで帰って来た。
「よ、よう、ピッコロ。サイヤ人が三時間だけ悟空を待ってくれるってさ」
ピッコロはヤムチャをひとにらみすると、ある作戦を提案した。
「いいか。まずクリリン・・・だったな。お前が敵の注意をひきつけろ。
 その間におれがヤツの弱点であるシッポをつかむ。そして悟飯・・・お前がそのスキにとどめをさすんだ」
「おいピッコロ、おれはいったい何をすればいいんだ?」
「貴様は体を洗って来い!!あと、おれに謝れ!!」
ヤムチャはピッコロに土下座してクツを舐めたあと、川に向かった。

「あ、ヤムチャさんが帰って来た」
クリリンたちの所に戻ったヤムチャはなんとパンツ一丁であった。
「いやー川で服を洗ってたら流されちゃってさ、ハハハ」
もはやあきれて誰も何も言えなかった。ふと、ヤムチャは地面に転がる無残な死体を見つけた。
「これは・・・天津飯!?ど、どういうことだクリリン!」
「天津飯はあのサイヤ人と戦って死んだんだ・・・餃子も自爆して・・・。
 ひでえよ、あいつら命まで張ったっていうのに・・・!強すぎるんだよサイヤ人は!!」
怒りでうちふるえるクリリン。ヤムチャにも静かに怒りが込み上げてくる。
「・・・クリリン、じゃああいつらは?」ヤムチャが奇妙なたくさんの死骸を指差した。
「ああ、あれは栽培マンっていうやつです。小さいけどけっこう強いんスよ」
(それにしても奇妙な生物だな・・・もしかして魔族か?
 ・・・そうか!ピッコロがタマゴを産んでサイヤ人と戦わせたんだな?
 ピッコロはあんなにたくさんの子供をいっきに失ったのか・・・かわいそうに)
ヤムチャは目を潤ませると、ピッコロの肩をポンと叩いた。
「な、何だ!?」ピッコロはこの涙ぐんでうなずいている半裸の男に恐怖を抱かずにはいられなかった・・・。

72 :チャオズ様 :02/10/01 06:41 ID:lOjIxKue

悪ヤムチャストーリー 第十五章「スパムチャーマン誕生」

ベジータの提案により一同は悟空が来るのを待った。しかし悟空はなかなか来ない。
「ピッコロ、なんか着るもんくれよ。変な魔術で服とか出せるんだろ?・・・ハックション!」
パンツ一丁のヤムチャが寒そうに震えている。
「いいだろう・・・そのカッコじゃこっちも目障りだからな」
ピッコロは魔術を使って適当に服を出してやった。
「サンキューピッコロ、これなら暖かいぜ!・・・でもこんな服しかなかったのか?」
ヤムチャはピッコロが出したスパイダーマンの衣装を着ながら聞いた。
「細かいことは気にするな。それより、もうすぐ三時間がたつぞ」

そして約束の三時間が過ぎた。結局、悟空は現れなかった・・・。

「へっどうやらカカロットは臆病風に吹かれて逃げちまったようだな。
 まあつまんねえけど、てめえらでもなぶり殺して遊ぶんでや・・・」
「うおおおおォーーーーー!!」
突然、クリリンがナッパに突っ込んでいった。
「ほう、何か作戦をたてやがったな」そう言って楽しそうに見守るベジータ。
クリリンがナッパの注意をひきつけている間に、ピッコロがナッパのシッポをにぎった。
そしてナッパへ突っ込もうとする悟飯。ピッコロの作戦は成功したかのように見えた。
が、次の瞬間ナッパの肘打ちがピッコロに炸裂した。そう、ナッパは弱点のシッポを鍛えていたのである。
「おっとまだ死ぬんじゃないぜ。てめえにはまだドラゴンボールのことをしゃべってもら・・・」
ドカーン!突然ナッパの後頭部にエネルギー弾が炸裂した。
「いってえ!!ちくしょう、誰だ!?」
ナッパはエネルギー弾が飛んできた方向に振り向いた。そして自分の目を疑った。
スパイダーマンの衣装で全身を覆った変なヤツが立っていたのである。
もちろんその人物はヤムチャ。
あの長髪を無理矢理衣装の中に押し込んだせいか、不自然なくらい頭がもっこりしていた。
「あ、あいつバカの世界チャンピオンだ・・・!」ベジータは冷や汗を流さずにはいられなかった。

182 :チャオズ様 :02/10/02 04:54 ID:xooWNl3s

悪ヤムチャストーリー 第十六章「悪ヤムチャVSナッパ」
前回のおはなし>>72

サイヤ人の弱点であるシッポをにぎる作戦を考えたピッコロであったが
ナッパはその弱点をすでに克服しており、逆に手痛いダメージを受けてしまった。
しかしそんな中、ヤムチャのエネルギー弾がナッパに炸裂!

「今の一発は餃子のうらみだ」
「な、なにィ・・・!?ふざけたカッコウしやがって・・・お前から殺してやるぜ!!」
ナッパがヤムチャに突撃する。ヤムチャはこれを軽くさばくと強烈な蹴りをおみまいした。
「これは・・・ピッコロの子供たちのうらみだ!!」
「えっ!?」ドキッとしてピッコロが気絶から目を覚ました。
「そしてこれが天津飯のうらみぃーーー!!」
ナッパはヤムチャの素早い動きになかなかついていけない。
クリリンと悟飯はヤムチャの強さにただただボーゼンとしていた。
「クソッ・・・おいベジータ!こいつの戦闘力はいくらだ!?」
「・・・3800。バカめ、冷静になればとらえられん相手ではなかろう」
バキッ!ヤムチャの拳がナッパを吹っ飛ばした。岩山に衝突するナッパ。
「へっ。スローすぎてあくびがでるぜ!」そう言ってヤムチャはゲップした。
おそらく、彼はあくびとゲップを勘違いしているのだろう。
崩れた岩山のガレキからナッパが姿を現した。かなり頭にきているようだ。
「許さん・・・!!こいつでも喰らえーーーーーー!!!」
ナッパがヤムチャに強烈なエネルギ波を放った。
「こんなの、よけるまでもねえ!」そう言って、ヤムチャはジャンプした。
エネルギー波はヤムチャの後方にいた悟飯へと向かっていく。
ヤムチャが受け止めると思っていた悟飯は突然のピンチに動けない。
しかし直撃の瞬間、なんとピッコロが身をていして悟飯をかばった。
そして力なく崩れ落ちるピッコロ・・・悟飯は悲しみのあまり号泣した。
こうしてまた、一人のハゲ(?)がその尊い命を失ったのである。

311 :チャオズ様 :02/10/04 04:31 ID:7oPz6OaE

悪ヤムチャストーリー 第十七章「阻止しろ!ハゲ狩り」
前回のおはなし>>182前々回>>72

餃子・天津飯についでピッコロまでもが死亡――――
全国のハゲに告ぐ!いま同胞たちがピンチに陥っている!!
いまこそ全てのハゲパワーを結集し、サイヤ人に地球の底力を見せてやれ!!!

「きさまの髪の毛一本もこの世には残さぬ!!!」
ピッコロを殺された怒りで逆上し、服をビリビリに引き裂くヤムチャ。
一方、大切なひとを失った悲しみで号泣する悟飯。最後の力を振りしぼり魔閃光を撃つも
ナッパには通用しなかった。もう戦う力をすべて使いきり、その場にしゃがみこんでしまう。
「愛ゆえに哀しみが起こる。ならば愛などいらぬ・・・」
そう言ってヤムチャは悟飯にトドメを刺そうとした。しかし、誰かがヤムチャの腕を制止した。
「ご、悟空!?」「お父さん!!」「カカロットか!?」
悟空が静かな怒りを胸に秘め立っていた。めちゃくちゃ焦るヤムチャ。
「し、神龍はおれが殺したのに、どどどうやって生き返ったんだ?」
「占いババに今日だけこっちに来させてもらったんだ!!」
悟空はヤムチャを灰にすると、悟飯とクリリンに仙豆を半分ずつやった。
「オラが一人でやる。おめえたちは下がって見ていてくれ」
そう言うと悟空はナッパの前に立ちふさがった。どんどん気がふくれ上がってゆく。

――――悟空の強さは圧倒的であった。あのナッパですらまるで歯がたたない。
もはや虫の息となったナッパ。「べ・・・ベジータ助けてくれ・・・」そう言って救いを求める。
しかしこの時ナッパは視力が著しく低下していた。
そのせいで、自分が手を差し出している目の前の人物が誰なのかわかってなかった。
その人物とは・・・そう、全裸でしかも黒コゲのヤムチャである。
ヤムチャはニヤリと笑うとナッパに手を差し伸べた。

530 :悪ヤムチャストーリー :02/10/07 22:15 ID:G0l2QAOE

第十八章「怒る悟空、非情なヤムチャ」前回のおはなし>>311前々回>>182

「べ・・・ベジータ助けてくれ・・・!」瀕死のナッパは、間違えてヤムチャに手を差し出した。

ヤムチャはニヤリと笑うと、ナッパの腕をつかんで上空へ放り投げた。
「動けないサイヤ人など必要ない!!」
直下式に落下してくるナッパに、ヤムチャパンチでとどめを刺そうというつもりなのだ。
しかしパンチを繰り出そうとした瞬間、突然ひじに激痛が走った!
学生時代、教科書の重要な部分にアンダーラインを引きすぎて痛めた古傷が
今頃になって再発するとは・・・!これじゃあパンチが撃てないよ!!
そうこうしているうちにナッパは落下してきて下にいたヤムチャと衝突した。
これによりナッパは死亡。ヤムチャも危うく昇天するとこだった。
「ヤムチャ・・・おめえなんてやつだ!とどめを刺す必要はなかったはずだ!」
ヤムチャの非情なる行為に怒りを隠せない悟空。しかしヤムチャは平然とこう言い返す。
「へっ。いつもながら悟空の甘さにはヘドが出るぜ!!」
何だと、じゃあ本当にヘドを吐いてもらおうじゃないか、そう言って悟空はヤムチャを拷問、
これによりヤムチャは大量の血ヘドをぶちまけました。
そして血のじゅうたんができあがったころ、ベジータが重い腰を上げようやく悟空の前へ出てきた。
「さあ、カカロット。エリートであるこのオレ様が遊んでやるんだから光栄に思うんだな」
「ちょ、ちょっと待て!お前の相手はこのおれだー!」そう言って瀕死のヤムチャが立ちふさがった。
「ヤムチャ邪魔だ!こいつはオラが倒すからおめえたちはカメハウスに戻っててくれ」
「お、お父さん・・・負けないで」
「ああ・・・悟飯、この戦いが終わって平和になったらまた釣りでも行こうな」
「おい、それよりナンパ行こうぜ!おれは都ではギャルハンターヤムチャと呼ばれ・・・」
「ヤムチャうるさい黙ってろ!さっさと帰れ!!」

こうして悟空とベジータを残して、ヤムチャたちはカメハウスへ向かった。

654 :悪ヤムチャストーリー :02/10/10 19:56 ID:eVIOfHnx

第十九章「狼のやさしさ(前編)」前回のおはなし>>530前々回>>311

悟空とベジータを残しカメハウスへ向かうヤムチャたち―――
しかしその途中で、三人は悟空の気がどんどん減少していることに気づいた。
悟空は大猿となったベジータの前に苦戦をしいられていたのである。

「お、おい悟飯!オレたちがいっても足手まといになるだけだ!!」
「でも・・・ボクが行かなくちゃいけないんです!」
クリリンが止めるのも聞かずに、悟飯は来た道を引き返しだした。
「おーーい悟飯ーーーー!!・・・行っちまいやがった。
 ヤムチャさん、こうなったらオレたちも行こう!何かの役には立てるかも・・・」
「断る。サイヤ人なんか、ドキュンの悟空にまかしとけ。オレはカメハウスでマターリするぜ!」
自信満々にそう言い放つヤムチャ。ヤムチャはなぜか2ちゃん用語に詳しい。
「そうですか・・・オレは行きますよ。あんたなんかに頼ったのが間違いだった!」

数分後、ヤムチャはカメハウスに到着した。家の前で一人の老人が待っている。
こんな所にハゲ狩りの生き残りが・・・感慨深げにそう思うヤムチャ。
もちろんその老人とは亀仙人である。
「よく来たなヤムチャ。なんとなくお前が来る気がして待っておったわい」
そう言うと亀仙人はニヤリと笑みを浮かべた。
この二人が顔を合わすのは、ヤムチャがドラゴンボールを強奪した日以来である。
その時ヤムチャが傷つけたのが原因で、亀仙人は杖なしでは歩けないほどに衰弱していた。
まさかあの時の復讐をするつもりなんじゃ!?そう思いヤムチャは身構える。
「そんな身構えるでない。何もすりゃあせんよ」
「む、武天老師さま・・・そんな体になってしまってやっぱりオレを憎んでますか?」
師匠を痛めつけたことにさすがのヤムチャもちょっぴり罪悪感を感じているようだ。
「憎んでなんぞおらんよ。わしの自慢の弟子を憎んだりなんぞするか」
「え?お、オレが自慢の弟子・・・?傷つけた男ですよあなたをオレは?」
亀仙人の意外な言葉に、ヤムチャはいささか錯乱気味である。

655 :悪ヤムチャストーリー :02/10/10 19:56 ID:eVIOfHnx

第二十章「狼のやさしさ(後編)」

「確かにおぬしはわしからドラゴンボールを強奪し、自分の欲望に使った。
 これは許されることではない。しかしな・・・わしはおぬしのいい所もたくさん見てきておる。
 ホントは根がまじめで、少しドジなとこもあるが・・・とてもいいヤツなのじゃ」
「や、やめてください!オレはただのヘタレで、クズでどうしようもないバカで・・・」
「いやいや、そんなことはありゃせんよ。優しくて立派な男じゃ」
「そ、そんな・・・だって現に今、仲間を見捨てて一人で帰ってるし・・・優しくなんか・・・」
そう言うとヤムチャは言葉をつまらせた。ふと、傷ついた悟空たちの姿が思い浮かんでくる。
あいつら大丈夫なのかなー、絶対に死ぬなよ、なんて思っている。
うわべではどんなに悪ぶっていても、心の底ではみんなを心配していたのだ。
ヤムチャはこの時、初めて自分のやさしさというものに気づいた。
「素直になりなさい。そして後悔することのないように行動するのじゃ」
「武天老師さま・・・!」ヤムチャの目から涙があふれる。

「オレ、やっぱ行ってきます!悔いのないように戦ってきます!」
「うむ、そうか。まあそのカッコじゃなんだから、これを着て行きなさい」
「これは亀仙流の道着・・・!あ、ありがとうございます!」
フルチンのヤムチャは急いでその道着を着た。
「あと・・・これは仙豆じゃ。かなり消耗しているようじゃから、食べるといい」
ヤムチャは遠慮なくその仙豆を食べた。なんだか力が湧いてくる気がする。
「いろいろありがとうございました!じゃあ、行ってきま・・・」
「ヤムチャー!頼りにしてるわよーーーー!!」
急にブルマがカメハウスから出てきて叫んだ。一部始終見ていたのだ。
「ブルマ・・・!ありがとう、行ってくる!!」そう言うと、ヤムチャは猛スピードで戦場へ向かった。

「ねえ、仙豆持ってたんならどうして自分に使わなかったの?あれを食べればその傷も治ったのにさ」
不思議そうにブルマが亀仙人に尋ねる。
「ふふっわしは仙豆なんか持っとりゃせんよ。嘘じゃ。ありゃただの豆じゃよ。
 わしをこんな体にしたヤムチャなんか殺されちまえ!ひょっひょっひょ」

856 :悪ヤムチャストーリー :02/10/17 17:02 ID:+VHmI7Ic

第二十一章「ヘタレを超えた戦士」前回のおはなし>>654-655

ヤムチャは悟空たちのもとへ急いでいた・・・
「それにしても仙豆はすごいぜ。体中からチカラがみなぎってくる!」
思いこみとは時としてものすごい効果を生むものである。
普通の豆を食べただけなのに、本当にヤムチャは体力が全快しているのだ。
いや、そればかりかむしろ戦闘力が上昇している。
おそらくメンタル面での大幅なレベルアップがそうさせたのであろう。
亀仙人の思惑は残念ながらはずれてしまったようである。
「このスピードならあっという間だ。待ってろよ、悟空!!」

一方、悟空は大猿ベジータににぎり潰されかけていた。
クリリンと悟飯はとりあえずベジータを元に戻す作戦を考えるが、失敗。
しかしもうダメかと思った時、ヤジロベーが突然あらわれシッポを切った。
ベジータが人間に戻る。ダメージも重なって、気がガクンと減少していた。
「きさまら・・・オレを怒らせてそんなに死にたいか・・・!」
ブチキレたベジータは、悟飯とクリリンをボコボコに痛めつけた。
「お・・・お父さん・・・勝てないよ。あ・・・あいつ強すぎる・・・!」
「バカヤロウ・・・悟飯、おめえピッコロに何をならったんだ!・・・ん?」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーー!!!!
「な・・・何だこの音は!?風を切る音・・・か?」
「だ、誰かが・・・ものすごい加速でこっちに突っ込んで来ます!」
「いったい何だというんだ?」ベジータが不思議そうにしている。
「まさか・・・ヤムチャさん!?来てくれたのか?」
「かまうこたぁねえ、撃ち落とせ!!」必死に叫ぶ悟空。
「いや、待ってくれ悟空。この気はなんだかヤムチャさんとは違う気だ・・・。
 なんてゆーか、確かにヤムチャさんに似てるんだけど、どこか違うような・・・」
「も・・・もうすぐこっちに来ます!・・・あ、見えたあれだ・・・」
「対空砲火、何やってんのーーーーーーーーー!!」
次の瞬間、その謎の高速飛行物体がベジータに直撃した!

20 :悪ヤムチャストーリー :02/10/21 21:30 ID:K3EEhZqM

第二十二章「悪になりきれなかった狼・・・」前回のおはなし>>856

シッポを切られ逆上するベジータに、謎の高速飛行物体が直撃した!

「ぐわあああああああーーーーーーーっっっ!!!」奇声をあげ吹き飛ぶベジータ。
数十・・・いや、数百メートルは吹っ飛んだろう。その衝撃であたり一面に砂ぼこりがまきあがった。
その目の前の信じられない出来事にあっけにとられる悟空たち。
ふと、クリリンは砂塵のなかに目をやった。うっすらとだが人影が見える。
「あいてててて・・・まーた着地に失敗しちまったぜ・・・」
そう言いながら、砂塵のなかの人物が痛そうに頭をおさえている。顔は見えない。

「あ、あんたは一体誰だ!?」クリリンがその謎の人物に問いかけた。
「ん?おいおいクリリン、オレのことを忘れちまったのかよ」その謎の人物が答える。
「え・・・?い、いったい誰なの?ボクの知ってる人?」悟飯は首をかしげた。
「この気は・・・なんだか懐かしい気だ。でも誰だ?わかんねっぞ・・・!」悟空が不思議がる。
「な、なんだこいつは!?データにないぞ」小型カメラで見ていたドクターゲロも驚いている。
「ぐっ・・・このオレ様を吹き飛ばすとは何者だ・・・?」ベジータがよろよろと立ち上がった。
「オレは荒野のハイエナ・・・」謎の人物がもう一度クチを開いた。
「!?・・・へへ、オラ・・・お・・・おめえが誰だかやっとわかったぞ!」悟空がニヤリと笑った。
「オレは最初から気づいてたぜ。それにしてもあんにゃろー、さっきまでとはまるで別人だな・・・」
遠くの岩陰から隠れて見ていたヤジロベーがボソッとつぶやく。
景色がだんだん晴れていく・・・砂けむりのなかからヤムチャが姿を現した。

「ヤムチャ、悪の気が感じられなかったからなかなかわからなかったぜ・・・。
 以前の優しいおめえに戻ったんだな・・・!後は・・・まかせた・・・ぜ・・・」
そう言って、悟空は消えた。占いババとのこの世にいられる約束の時間が過ぎたのだ。
「すまん悟空、カリは必ず返すからな。いくぜ、狼牙風々拳ーーーーーー!!!」
(悪ヤムチャストーリー・おしまい)