DBサイドストーリー
〜飲茶no恋愛物語?〜
ーーエピローグーー
その日、Z戦士ファミリーは祝杯ムードにつつまれていた。
そう、ブルマとベジータの息子、トランクスが
生まれたのだ。皆ブルマの眠る病院の横で酒を交わしあい
和気藹々と喜びにひたった。
騒ぎのなかでクールに装いながらも時折笑みを
こぼしているのは片隅の方で座り込んでいるベジータである。
ニヒルなその笑顔は昔の自分からは想像もできない
ほど、幸福そのもだ。
そして、その騒ぎは夜通しで行われた。
しかし、そこに一人の男がいないのである。
飲茶そのひとだ。
彼はすこし離れた海辺で星空を見上げながら
思いにふけっていた。それは少し泪を浮かべているようにも
みえた。
「ついに生まれちまったなぁ・・ホントなら喜ばなくちゃ
ダメなのによぉ。」
素直に喜べないのは事実だ。その理由は一つしかないで
あろうに、その思いを振り払い心に強く押し込んだ。
しかしその時である、自分の目の前で不振な動きを
する飛行物体を確認した。
「な、なんだ!?ありゃ・・」驚く飲茶を目の前に
その飛行物体はユラユラと少しずつ速度をゆるめていく
この話はこの不思議な出会いにより、飲茶が活躍する
ストーリーである。
>>600 エピローグ編
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〜飲茶no恋愛物語?〜
第1話 遭遇と訪問
「な、なんだ!?ありゃ・・」驚く飲茶を目の前に
その飛行物体はユラユラと少しずつ速度をゆるめていく
その瞬間、海面に衝突した。その衝撃とともに大きな波がたった
波が静まったところで飲茶は言う
「何かが落ちた・・?見た目が宇宙船っぽかったな・・」
そうするとその墜落した場所へとむかった。
「ちきしょっ、まだ水冷たいじゃないか!」
泳いで行く気がかいま見えた。そう思うのもつかの間、
水面に浮かぶ物体がどんどん沖へとながされて行く
急ぎつつ自慢のクロールを誰かにという訳でもなく披露する。
こんな所で飲茶の泳力3級の実力が明らかになる
近づくにつれてその物が何かがわかり始める
明らかに青年トランクスの載ってきた、タイムマシーンに
形状が似ているのだ。
そしてようやく到着した飲茶は、ハッチ部だと思われる
場所をこじ開け、覗き込んで見ると半径10センチ四方の球状
の空洞でとても人が入れそうではない。
案の定その中はもぬけの殻であった。
「はぁ?」
落胆の表情を隠せない飲茶だが つい先ほどまで起動していた
機械にずっと誰もいなかったはずがない。
そう感づいたのだが、自分に関与がある確率が極めて
低い。そのため、機体を放置したまま海から引き上げた。
これが未来の産物と解った上での誤った選択だった。
第1話 >>635 参照
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〜飲茶no恋愛物語?〜
第2話 不審者
海からあがった飲茶は海辺を離れ、帰路へとつく
その様子をうかがう一人の男がいた。
すると、男は飲茶に急接近し、うでを掴んだ。
驚いた飲茶は「あ〜ゴメンゴメン!すまん、すまんかった」
と意味もなく慌てて謝った「なに言ってんの?」 そう言う男、
飲茶はゆっくりと振り向いた
「・・・・・・・・・・・・・???」
そこに、極めて自分の顔に似た美形の男がたっている
が、一見してみると、すこし幼くみえる。 しかし気が動転している飲茶は
「誰だー!?お前、お前誰だー!?」
とっさに叫ぶ飲茶、すると飲茶似の男はゆっくりと口を開く
「に、似てるなぁ・・近くで見るとより似ていて凄いな。」
そうきり話すと、男は自己紹介をはじめた。男はシュウという
名前らしく、街で自分に似た男を見たので後をつけ
話しかけるタイミングをはかっていた、と。
じょじょに落ち着きを取り戻してきた飲茶はやっと状況を 理解した。
「世の中、こんな偶然もあるんだな・・・そうだ、」
そう言うと飲茶は、自分の事をはなし、ここで会ったのも
運命だと酒を飲もうと誘うのだ。そうして二人は
会ったばかりというのにもかかわらず、飲み屋街へと赴いた。
偶然に会った・・・その話を疑わずして。
第2話 >>691 参照
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〜飲茶no恋愛物語?〜
第3話 その日の出来事
酒を飲みあいながら、しだいに打ち解けてきた二人。
するとシュウはこう言うのである
「そのブルマって人は忘れて、新しい人を探せばいいよ
そうだ!明日あたりにナンパに行こうよぅ!」
それを聞いた飲茶は鼻の下をのばした。
が、生まれてこのかたナンパという行為をしたことがないのだ
しかし、やってみたいと興味はあった。
緊張と興奮を胸に明日を見てその日は床につく。
次の日、早速街へ出ておめあての女性探しに励んだ。
「いい?まずはどこかへ誘って。喫茶店でも何でも良いから」
シュウがそう言うと、待ちきれんと言わんばかりに
街中の女性を食い入るように凝視する。
「あっ、あれいいなぁ〜おっあれも、おお、あれなんか
ダイナマイトボディ〜」
飲茶のデレッとした顔にシュウは少し不安を抱かずにはいれなかった。
「じゃあ、頑張って!」
そういうと飲茶はイソイソと声をかけだした。