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元のスレッド

たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart9

1 名前:作者の都合により名無しです :03/03/28 21:25 ID:Q8+xd22Q
たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart9
〜この世で一番お留守なヤツ〜

エーックス・・・
漫画界有数のヒット作品、ドラゴンボール。
その登場人物の内に他の追随を許さぬ最低のヘタレが居た。
そのヘタレに、わずかばかりでも活躍の場を・・・
しかし、そのあまりのヘタレさは人類の想像力の限界を遥かに超えていた。
あまりにもお留守な足元、雑魚キャラの自爆で道連れ、恋人を寝取られる甲斐性の無さ。
2ch中でヘタレの代名詞としてネタにされてゆく日々。
立ちはだかる「戦闘力のインフレ」という難敵。

誰もが「ヤムチャ」の2ch語化を覚悟した。
だが、そんなヤムチャにせめて妄想の中だけでも活躍させてやりたい…
少年漫画板と懐かし漫画板を荒野の狼が駆け巡る・・・!!!
ヤムチャを最もネタに使い、そして愛した彼らがこの困難に、立ちむかったのだ。

これは、少年漫画史上最も困難な創作に立ち上がった男たちの物語である。

前スレ 【たまにはヤムチャが活躍する語を考えようぜPart8】
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1047301408/
【公式サイト(更新停止)】
http://members.tripod.co.jp/yamcha676/
【小説倉庫】
http://yamuchayamucha.hp.infoseek.co.jp/yamucha/
【やむちゃんねるZ】
http://yamuchan.hp.infoseek.co.jp/

2 名前:作者の都合により名無しです :03/03/28 21:26 ID:Q8+xd22Q
賛同が得られてたんでこれも貼っておきます(少し改訂)。

ヤムチャからの提案 :02/12/20 13:24 ID:OcUFXt30

うやむやになったけど提案、過去レス参考にして

◎レスがほしいという作者さんも進んで他の作品をレスしよう!

◎批評・批判・叱咤激励・感想・アドバイスなどなど作品を読んで思ったことを何でも書こう
(でもただの叩きはやめようね)
※作者さんも少し叩かれたぐらいで「もう漏れは書かん」とか言ってヤムチャ化しないで下さいね。
煽り・叩きは2chではあたり前。

◎べた褒めもかまわないけど、無意味なランク付けは点数付けと同じ。たとえ一個人の意見としてもランク外にされた作者さんには失礼。
こっちよりこっちのがおもしろいと言われているようなものだから。
ランク付けしたかったら、作者さんへの気配りも忘れずに。

◎作品としては自己満足でいいと思うけど、やっぱり基本的に多くの人が見ていることを意識した方がいいんじゃないかなぁ。
作品の内容とかじゃなくて、作者の態度とかね(俺の意見。ただの)
↓2ちゃんの注意書きから転載
『まず、他人が見て面白いことを書きましょう。大勢の読者がいることを意識してください。』

3 名前:キャッチフレーズ :03/03/28 21:26 ID:Q8+xd22Q
このスレは漫画「ドラゴンボール」のキャラ、ヤムチャを
題材にした小説を書いていくスレです。参加資格は特になし。
「ヤムチャ?ああ、あのヘタレでしょ?」
ほどの知識があれば、あなたも立派なヤムチャー。
小説のジャンルはバトル・ギャグ・シリアス・はたまた18禁などさまざま。
ここ数年、ドラゴンボールが終わってガックリしているあなた。

もう一度、ヤムチャをはばたかせてみませんか?

4 名前:作者の都合により名無しです :03/03/28 21:27 ID:t5lnY258
>>1

      (゚д゚ )・・・*
    (:) 殺(:) ミミミ
    <(::)ヽ二ゝ ミミミミミ
/ ̄ヽ二二二二ーー、
ヽ_ノ三三二二ニニ′三二ニゴ――

いまそちらに世界一の殺し屋
“桃白白”が向かっています

5 名前:作者の都合により名無しです :03/03/28 21:27 ID:Q8+xd22Q
『たまにはヤムチャが活躍する物語を考えようぜ』
http://yamuchan.hp.infoseek.co.jp/past_log/1.html
『たまにはヤムチャが活躍する物語を考えようぜZ』
http://yamuchan.hp.infoseek.co.jp/past_log/2.html
『たまにはヤムチャが活躍する物語を考えようぜGT』
http://yamuchan.hp.infoseek.co.jp/past_log/3.html
『たまにはヤムチャが活躍する物語を考えようぜAF』
http://yamuchan.hp.infoseek.co.jp/past_log/4.html
『たまにはヤムチャが活躍する物語を考えようぜ Part5 〜ヤムチャの伝説』
http://yamuchan.hp.infoseek.co.jp/past_log/5.html

過去ログ倉庫
http://yamuchayamucha.hp.infoseek.co.jp/yamucha/kako.html

6 名前:やむ管 :03/03/28 21:37 ID:hCcI+bzK
>>1乙姫ー

7 名前:作者の都合により名無しです :03/03/28 21:47 ID:MpbE8O8P
乙。

8 名前:さいりょ :03/03/28 21:47 ID:ZPofsjaC
>>1
乙。

9 名前:これが始まり :03/03/28 22:01 ID:Q8+xd22Q
僕がヤムチャという少年にあったのは、昨日のことだ。
けれど、その話をする前に僕のことを紹介したいと思う。
だから、昨日より少し前の日から話を始める。
僕がどんな猫か。僕たちの生活がどうなってるか。
それを知らないと、あの少年との出会いも理解できないだろうからね。

〜・〜・〜
数日前。

僕はいつものように、朝起きて幼稚園に向かう。

僕の一日は幼稚園を中心に回っている。
今が旬の現役幼稚園児だ。
幼稚園児って聞くと、僕のことを子供だと思う人が多いと思う。
でもね、僕はもう20代の大人だ。
生まれてから、まだ2年しか経ってないけど、
猫だから育つのが早いんだ。

僕の通う幼稚園は南部変身幼稚園。
変身動物が通う幼稚園としては、国内最大の幼稚園だ。
ここには、変身動物としてはエリートの
猫。狸。狐。
が通うことになってる。
ただ・・・例外として豚が一匹いる。
僕はあいつが嫌いだ。

<続く>

10 名前:作者の都合により名無しです :03/03/28 22:54 ID:fitHyQ8U
乙かれい!なんていうか、このスレはいつまで続くのだろうかなあ

11 名前:急襲のヤムチャ(1/5) :03/03/28 23:05 ID:BP7lF/vv
7 天津飯

ヤムチャの動きはまったく警察の網にかからず、
ブルマとサタンのもとに情報が寄せられることはなかった。
パンプットを殺害したのがヤムチャであることを伝えれば警察も本腰を入れて捜査してくれるかもしれないが、
その代わりに逮捕しようとした警官に犠牲者が出る危険がある。
しかたなく悟空たちは、
警察からの連絡も期待しながら自分たちも下界でヤムチャを捜す二重の作戦を取ることにした。
戦力が散らばることは危険でもあったが、
まだヤムチャの力が弱いうちに手を打たなければさらに危険が増す。
このような理由で天津飯は、チャオズとともに砂漠の町を訪れた。
しかしここでも、ヤムチャの情報はまったく得られなかった。よほど用心深く行動しているらしい。
天津飯は町での捜査をチャオズに任せ、自分は砂漠を越えた先にある村に向かった。
砂漠を半分ほど渡ったころ、調子の悪かったカーラジオが突然音を出し始めた。
何かの角度の関係か、ちょうど上手く電波を受信したらしい。
「……やはり現場には「樂」の字が残されていて――」
天津飯は耳をそばだてた。しかしラジオはそれだけ言うと再び雑音混じりになってしまった。
天津飯は急ブレーキをかけ、ゆっくりとさっきの位置まで後退した。
再び電波の入りがよくなり、ラジオは不明瞭な音でニュースを伝えはじめた。
「……ナムさんの死因もやはり栄養失調であり、
 直前まで元気だったこともパンプットさんの時と共通しています。
 警察では同一犯と見て調査を開始しています」
天津飯の3つの目が見開かれた。間違いなく、ヤムチャが再び牙を剥いたのだ。

12 名前:急襲のヤムチャ(2/5) :03/03/28 23:05 ID:BP7lF/vv
ニュースは淡々と続けられる。
「ナムさんは砂漠の村の村長として、長らく村人の信頼を集めていたとのことです。
 なお、ナムさんは若いころにあの天下一武道会への出場経験があり、これはパンプットさんと共通――」
天下一武道会の出場者。
最近でなく若いころとあったのだから、ヤムチャが知っていてもおかしくは無い。
そう言えばピッコロ大魔王の事件の中で聞いた名前のような気もする。
ヤムチャと同時期に天下一武道会に出場し、見知っていたのだろう。
……だから狙われた。
しかしそれよりも重大なことをアナウンサーは述べている。
"砂漠の村"。
自分が今いるこの砂漠を、越えてすぐの村でヤムチャが事件を起こした。
村のさらに向こうは乾燥した高い山と海しかない。空を飛べるにしても行く意味のない場所だ。
対して村のこちら側には、食料も泊まるところも充分な町がある。
つまりヤムチャは村のこちら側――この砂漠に、いる。
天津飯は3つの目を凝らしてあたりを見回した。前方にはいない。
気付かずに追い越したのかと思って後方も見てみたが、やはり見当たらない。
この砂漠では人間を見落とすことはないはずだ。もうすでにここを離れたのだろうか。
天津飯はそう考え、何気なく空を見上げた。
と、同時に、車のフロントガラスを突き破って外に飛び出した。
一瞬の後、空から落下してきた何かによって、車は粉々に砕け散っていた。
間一髪で攻撃を避けられたのだ。
巻き起こる砂埃から3つの目を守りながら天津飯が見たものは、
かつての仲間、ヤムチャだった。


13 名前:ヤムチャッカ :03/03/28 23:06 ID:cN3+lG2X
ありがとうございます。
管理人さんはいつ作品書くのだろうかといつも思ってました。
大変でしょうががんばってください。

14 名前:急襲のヤムチャ(3/5) :03/03/28 23:06 ID:BP7lF/vv
「よう、天津飯」
ヤムチャは普段と変わらない調子で天津飯に声を掛けた。
「よく空からの攻撃に気付いたな。さすがだぜ」
「偶然だ。偶然空を見上げていなければ、やられていた……」
天津飯は着ていた外套を脱ぎ捨て、戦闘態勢をとった。
「腕を上げたな。マトモじゃない方法でだが……」
「ああ。お前を倒してさらに腕を上げるつもりだ」
ヤムチャは悪びれる様子もなく言った。
「残念だがそいつは無理だ。
 お前のパワーアップを見こんでも、まだオレの方がはるかに強い。試してみるか?」
「そうしよう」
ヤムチャは素早く天津飯に踊りかかっていった。
「新狼牙風風拳!」
「その技は天下一武道会の時に見切っているぜ!」
ヤムチャの手刀を、天津飯は余裕を持って受け止めた。
ヤムチャは素早く腕を引っ込め、「オウ」という掛け声とともに両手を突き出す。
天津飯は腕を十字に構えこれを受け止めたが、衝撃で僅かに後ろに飛ばされた。
ヤムチャはその隙を逃さず、かめはめ波で追い討ちをかける。
しかし天津飯は後ろに吹っ飛びながらも印を切り、気合でかめはめ波をかき消した。
ふたりは着地して、一旦構えを取り直した。
「すべて防御して見せるのはさすがだが、オレよりはるかに強いとまでは行かなかったようだな。
 むしろオレがやや優勢なようだ。お前はかめはめ波を完全に跳ね返すことは出来なかった。
 ……そうそう、この吸収装置は意外と不便でな。自分の気は吸収できないんだ」
ヤムチャの言葉に、天津飯は不敵に笑った。
「そう、ほとんど差はなかった。今はな。
 "界王拳を使わなかったオレ"と、"界王拳3倍のお前"が互角だった。
 オレの方がはるかに強いといった、これが理由だ」
天津飯の身体を赤いオーラが包んだ。

15 名前:急襲のヤムチャ(4/5) :03/03/28 23:07 ID:BP7lF/vv
ヤムチャが防御体勢を取るより早く、天津飯の膝蹴りがみぞおちに決まっていた。
天津飯は反撃の間を与えず、ヤムチャを空中に蹴り飛ばし、素早くそれに追いつくと地面に強烈に叩きつけた。
「見たか。これがオレの実力だ」
天津飯は腕組み出来るだけの余裕を取り戻していた。
「今のは界王拳2倍だが、オレは界王拳を、お前と同じ3倍まで極めている。
 界王拳を使わずにいてもお前といい勝負が出来るのに、オレは3倍まで強くなれる。
 ……降伏しろ、ヤムチャ」
「まだだな」
ヤムチャがゆっくりと起き上がり、ペッと血ヘドを吐き出した。
「まだ勝てる」
「勝てる? どうやってだ」
「戦闘で重要なのはパワーやスピードだけじゃない。……オレはお前に技で勝てる」
「技だと? 気功砲や四妖拳に、操気弾や狼牙風風拳で勝てるとでもいうのか?」
「そう。オレがいまいち活躍できなかったのは、やっぱり技がしょぼいってのもあるんだよな。
 だからオレは対策をとった」
ヤムチャが構えを取った。
「対策?」
天津飯も腕組みを解いて身構える。
「さっきオレは上空からお前を攻撃した。あんな攻撃パターン、お前は初めて見たんじゃないか?
 あの攻撃には名前がある。……天空X字拳ってんだ」
「天空X字拳? それがお前の新技か?」
「ああ。かつてナムってやつが得意としてた技だ」
「ナム、が?」
天津飯はさらに身体を緊張させた。
「まさか、お前――」


16 名前:急襲のヤムチャ(5/5) :03/03/28 23:07 ID:BP7lF/vv
「オレが吸収できるのは、戦闘力だけじゃない」
ヤムチャは両手を突き出した。
「萬國驚天掌!」
ヤムチャの手から飛び出した光線は、天津飯の身体を包み込み、完全に封じ込めた。
「か、身体が、……動かん」
「どうだ? お前の動きと技は封じられている。界王拳も使えないだろ。
 そして界王拳が使えなきゃ、お前はオレより少し弱いわけだ」
ヤムチャは腕に力を込めた。天津飯の身体に激痛が走る。
「お、お前は……、相手の戦闘力だけじゃなく、わ、技も……」
「ああ、オレは手のひらに触れた相手の力と技を吸収できる。この萬國驚天掌は武天老師様の技だ」
天津飯は痛みに苦しみながらも考えた。
ヤムチャが吸収した相手の技を使えるというのなら、自分が吸収されることは非常にまずい。
あのセルの動きでさえ止められる上に連射も出来る大技、新気功砲を覚えられてしまう。
そして太陽拳は、追われる身であるヤムチャにとって非常に便利な技だ。
渡すわけには、いかない。
天津飯はどうにか逃げようとして、金縛りの中でもがいた。
しかし界王拳が使えない今は、どうやっても萬國驚天掌を抜けられそうに無かった。
力が抜けて行く。
(チャオズ!)
天津飯は最後の力でテレパシーを飛ばした。砂漠を越えて、チャオズに届くように。
(これからお前に、オレが手に入れたヤムチャの全情報を伝える!
 お前はすぐに逃げて、情報を悟空たちに伝えるんだ。
 いいか、すぐにそこから離れろ! 決してこいつと戦うな!)
数分後、最後の情報を伝え終わった瞬間、天津飯の身体から力が抜けた。
ヤムチャは天津飯に近寄り、手のひらを彼の頭に当てた。

現在のヤムチャ 戦闘力:135344(界王拳3倍で406032)
続く

17 名前:ヤムチャッカ :03/03/28 23:20 ID:ffZqw3Ff
>>11
幼い頃ヤムチャファンだった自分には見ていてすっきりする話ですね。

18 名前:ヤムチャッカ :03/03/28 23:22 ID:ffZqw3Ff
<超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 第7話>
クリリン、天津飯、チャオズの3人が参加したある武道大会。その決勝戦は天津飯と、謎の強者、ハン・チャー
との一騎打ちとなった。好試合を見せる2人だったが、パワーで勝る天津飯が、ハンを中盤から圧倒し、
優勝は鶴亀チームのものとなった。試合後・・・
クリリン「おーい!ハンさーん!待ってくれー!」
一人でも多くの戦士が欲しい今のクリリン達にとって、ハンの実力はとても魅力的なものだった。
彼らはあらかたの事情を説明し、彼に一緒に修行をしないかともちかけた。
クリリン「と・・いうことなんだ・・・ハンさんの実力ならあと半年俺たちと修行すれば、見違えるほど強くなれる!
一緒にきてくれないかな・・・?」
ハン「なるほど・・・おぬし達の強さの秘密がわかったわい・・・神様の話なら少し聞いたことがあるのでな。
わしでよければ力になろう・・・」
ハンとクリリン達はすぐに意気投合し、神様の宮殿で、共に修行をするようになった。人生経験豊富な彼は
武道のことだけでなく、様々なことでクリリン達の相談役として、慕われるようになった。ただひとつ・・・
彼は過去のことについてあまり話したがらない・・・不思議に思うクリリン達・・・誰にだって嫌な過去は
あるものだ・・・神様はそう言った。クリリンは遠めにこんな質問を投げかけてみた。なぜそんなに強い
力をもつようになったのか・・・と。その問いに対し、ハンは一呼吸置き、何かを思い出すようにこう語った。
ハン「昔のことだが、家族と離れ離れになってしまいましてな・・・わしがふがいないばっかりに・・・
わしには夢があるんじゃよ・・・いつか、あの幸せな日々がまた来ればいいなと・・・そのために自分を強く
もとうと思って修行しとったんじゃよ・・・カリン塔にも登ったしな・・・」
聞かなければよかったのだろうか・・・いや、ハンさんが隠さずに打ち明けてくれたことはクリリンにとって
とてもうれしいものだった。俺たちのことをここまで信頼してくれてるからこそうちあけてくれた・・・
彼はそう思うことにした・・・彼らの修行の日々はつづく・・・・・


19 名前:ヤムチャッカ :03/03/28 23:22 ID:ffZqw3Ff
「ナッパ・・・あと何日ほどで地球につく・・・?」
「そうだな・・・3ヶ月ってとこだな・・・楽しみだぜまったく・・・」
「そうだ・・・ナッパよ・・・地球についたらあいつらを久々に遊ばせてやろう・・・地球人相手にな・・」
「へっへっへ・・・お遊びが好きだな・・・ベジータも・・・」


20 名前:ヤムチャッカ :03/03/28 23:23 ID:ffZqw3Ff
ヤムチャが界王星へ来てから、10ヶ月ほどが過ぎた。サイヤ人はあと地球に2ヶ月で到達するほどの距離
まで迫っていた・・・悟空は界王拳を極め始め、新たな必殺技にとりかかろうとしていた。
ヤムチャはというと、3日に一回ほど来る界王の娘と共に、技の開発に努力していた・・・
厳しい修行とは裏腹に、食事の時の彼らはとてもなごやかだった。ヤムチャの恋愛談、悟空の髪型のこと・・・
それつながりで、サイヤ人にはハゲが多いという界王様が聞いた噂話など、話題は尽きなかった。
界王は、自分の技ばかりを鍛えているヤムチャに対して、ふと、こう問いかけた・・・
界王さま「師匠・・・本当に界王拳をお教えしなくてもよろしいのですか?自分でいうのもなんですが、
あの技はきっと師匠のお役にたつと確信しておるのですぞ・・・!」
ヤムチャ「む・・界王拳か・・まあ悟空と技がかぶってしまうしな・・・もとはといえば、お前がオレにギャグの
指導ばかり求めるから、お前からいろいろ学ぶ前に、オレのほうが強くなってしまったのではないか・・・」
界王はヤムチャになんとかお礼がしたかったのだろうか・・・少なくとも自分自身、この10ヶ月でかなり腕が
上がったと自身をもって言える・・・彼はヤムチャに特訓の成果を披露しだした・・・
界王「そのおかげでわしはこんなにギャグの実力がアップしたのですよ・・・今度はわしが師匠に恩返しをする
番です。わしの新作をお聞きください!ん〜ん〜・・・・・・・」
その後、ヤムチャが界王拳を学ぶことはなかった。孫悟空は界王拳を極め、元気玉という技を学んでいた・・・
ヤムチャと界王の娘の仲はとてもいいものであり、界王さまの望みは達成するかと思われていた。
娘「ヤムチャ様、こないだの技、あれから使ってませんよね・・・?」
ヤムチャ「ああ、今のオレには少し負担が多すぎたからな・・・だが、あれは必要になってくる・・・」
娘「危険ですわ・・!ヤムチャ様の身に何かあったら・・・」
悟空「なあ、界王さま・・・ヤムチャの奴、最近あんたの娘にそっけねえな・・・」
界王「む・・むう・・師匠・・・やはり現世に戻るおつもりなのか・・・・」
そして、さらに1ヶ月が過ぎた・・・サイヤ人到着まであと1月!2人は修行の最終調整に入っていた。
悟空は元気玉を自分のものにまでしていた・・・

21 名前:ヤムチャッカ :03/03/28 23:24 ID:ffZqw3Ff
界王「いえいえ・・・師匠と悟空の2人で実践特訓を行いたいと思いましてな・・・これからはサイヤ人
打倒に向けて、実践に慣れておかないと・・・」
ヤムチャ「いいだろう・・・悟空・・・久しぶりだな・・・お前とやるのは・・・」
悟空「ああ!じゃあいくぞ!」


22 名前:ヤムチャッカ :03/03/28 23:25 ID:ffZqw3Ff
界王さまの提案により、悟空とヤムチャの模擬戦を行うことになった。ヤムチャも悟空もこれまでの自分で
磨いてきた技を実践でまずためしてみたいと思っていた・・・そして界王さまはこれを読んでいた。
戦いは界王拳を使えば悟空にかなり分がある・・・そう思っていた界王さまの読みはみごとにはずれた・・・
いや、むしろヤムチャの戦闘能力、技の威力が彼の予想以上だったのかもしれない・・・
悟空「いやあ、まいったぜヤムチャ・・・オラたまげちゃったな・・・!」
ヤムチャ「なあに・・・オレはお前よりも半年もここにはやく着いてたんだ・・・差ができてあたりまえだよ。
それにオレにはあれが・・・・・」
悟空「それにしても界王拳が通用しなかったなんてな・・・なあ界王様!界王拳、もっと強くできねえのか?」
この模擬戦により、ヤムチャは自分の技の完成度を身をもって知ることができ、悟空にも新たな課題が見つかった。
2人はさらに自分を高めるために1ヶ月みっちりと修行をした・・・そして1ヵ月後・・・
界王「2人とも、よくここまで頑張った・・・サイヤ人達はいよいよ明日地球に到着する・・・あ、しまった!」
ここで界王さまがヤムチャ達が帰る時間を計算してなかったことが判明した・・・ヤムチャ達は急いで、現世に
連絡を取った。そして、ドラゴンボールを保管していたブルマによって願いはかなえられ、2人は見事復活をとげた。
ヤムチャ「まったく・・お前のドジにはあきれるぜ・・・しかし、世話になったな・・・」
界王「いえいえ!世話になったのはわしの方です・・・師匠にもう会えないと思うとわしは・・・・・」
娘「本当に行ってしまうのですね・・・」ヤムチャ「ああ・・・仲間と、恋人も待ってるしな・・・」
娘「でも、心配です・・・」
ヤムチャ「操気弾で勝てるさ・・・操気弾はボクがあみだして、君の意見で改良したんだから・・・」
やはり、戻ってしまわれるか・・・界王さまは残念な気持と娘に対して、こんな悲しい思いをさせてしまったことを
後悔していた・・・そして、2人は界王星を後にした・・・
悟空「じゃあなー!!!!!」
<つづく>



23 名前:ヤムチャッカ :03/03/28 23:28 ID:ffZqw3Ff
>>20>>21の間に下の分を入れ忘れました。

界王「孫悟空よ・・・ここまでやるとはびっくりだぞ・・・そうだ・・・最後に実践特訓を行おう・・・
師匠!ちょっとここまで来ていただけますか?」
ヤムチャ「なんだ・・・またギャグの指導か・・・?」


24 名前:作者の都合により名無しです :03/03/29 02:43 ID:Z6l0rq7I
スレごとに乙と言う人が少なくなっていく気がする・・。まあ仕方ないか・・五人くらいしかいないんだろうなあ、書き込むのは

25 名前:作者の都合により名無しです :03/03/29 03:23 ID:Mjd9xejF
狼拳爆発!!ヤムチャが殺らねば誰が殺る
http://angelsld.hp.infoseek.co.jp/db.novel.yamucya31.htm


こんなHP発見しました!

26 名前:作者の都合により名無しです :03/03/29 05:14 ID:AnZCa8sH
>>急襲のヤムチャ
悪役ですか・・・僕のヤムチャ様が・・・

>>超ヤムチャ伝
やっぱり、偉くないと駄目ですね。
ヤムチャ様は僕が尊敬する人ですから

27 名前:これが始まり :03/03/29 05:26 ID:AnZCa8sH
豚の名前はウーロン。
豚のくせに、変身を習おうなんていう不届きな奴だ。
知っていると思うが、変身できる動物は
猫、狸、狐
の三種類しかいない。
なのに、ウーロンの馬鹿は自分も変身できると思って
うちに入園してきたんだ。

まぁ、それだけなら僕も我慢する。
けどね。あいつ、とってもスケベなんだ。
あんな奴は今まで見たことがない。
先生のスカートはめくるわ。
女の子のフルートはなめるわ。
もう、やりたい放題。
学級委員長の僕としては許せないんだよね。
(1/3)

28 名前:これが始まり :03/03/29 05:26 ID:AnZCa8sH
って、話がそれちゃったな。
そうそう、うちの幼稚園について紹介する。
ここは幼稚園とは行っても人間で言うと大学みたいな所だ。
だから、かなり高度なことを学んでいる。

一時限目は、変身物理学
二時限目は、世界変身史
三時限目は、変身法実習(1)
四時限目は、変身法実習(2)
五時限目は、変身倫理学

と、かなり難しい授業をやっている。

さて、色々話していると、時間がきてしまった。
もう授業が始まるところだ。
最初は変身物理学。
この授業は、メッチャ眠たい。



・・・・・ウトウト・・・・
(2/3)

29 名前:これが始まり :03/03/29 05:28 ID:AnZCa8sH
猫はこたつで丸くなるって言うけど、
机の上で椅子に座りながら丸くなる猫は僕ぐらいだな。
そう思い、授業を受けている。
正確に言うと寝ている。

   幸せだ。

が、それも長くは続かない。

「こら! プーアル」

うぁ。。。怒られちゃった。
幸せの時を捨てて、起きていることにする。
残念だ。


んでも、先生も、少しは面白い話してよね。
ブラックホール消滅時のフォトン放出理論なんて、
聞いても誰も分からないって・・・
(3/3)

<続く>

30 名前:作者の都合により名無しです :03/03/29 07:11 ID:AnZCa8sH
言い忘れたけど、
小説飲茶に、連載中の作品。っていう項目を追加しました・・・

俺が勝手に判断した、連載中の作品を載せています。
ただし、小説飲茶に保管してある奴だけです。

31 名前:ヤムチャッカ :03/03/29 08:23 ID:0ar/xAua
ありがとうじゃなく乙と言ったほうが良かったようで。
スレ立ててくれた方、乙です。

32 名前:作者の都合により名無しです :03/03/29 09:04 ID:Tvifqs9t
>>24
大丈夫。ROM人ってのは、書き込みの3倍くらい存在するらしい。
だから実際には5×3=





33 名前:作者の都合により名無しです :03/03/29 10:53 ID:IezqAQFG
>>24
昨日の夜にスレが立ったばかりなのに
「乙の数が少ない」
と言われても・・・・・


というわけで
>>1


34 名前:やむ管 :03/03/29 12:50 ID:wejYdKwE
>>25
ガイシュツなんだが・・・しかも、出来れば2chからリンクを貼るのはやめてほしかった

35 名前:作者の都合により名無しです :03/03/29 12:56 ID:DPsnhIPQ
茅ヶ崎ちゃんねる
http://jbbs.shitaraba.com/travel/1213/chigasaki.html

36 名前:急襲のヤムチャ(1/4) :03/03/29 18:34 ID:Wx+k4F0R
8 鶴仙人

天津飯がやられてから2週間ほど経ったが、ヤムチャの行方は依然分からないままだった。
正面から戦おうとせず、逃げ回り、隠れてやり過ごそうとする。
ヤムチャはかつての人造人間やセルと同様、悟空たちが最も苦手とするタイプの敵だった。
以前のヘタレイメージと今の用心深さのギャップもまた、悟空たちにとってはやりにくかった。
手がかりがつかめない悟空たちは仕方なく、
パンプット・ナムら格闘家を連続して殺した犯人がヤムチャであることを、警察や一般市民に公開した。
記者会見で「犯人は私が捕まえる!」と豪語したサタンを信頼したのか、
狙われているのが高い戦闘能力を持つ者だけなので安心しているのか、
ピッコロ大魔王やセル・ブウの時のように世界中がパニックになることは無くて済んだ
(いい加減皆地球の危機に慣れてきたのかもしれない)。
警察でもヤムチャ逮捕はサタンに任せる方針にした様子で、逮捕しようとして返り討ちに遇うような者はいなかった。
しかしこれで、ヤムチャは望んでいた世間の評価を手に入れた。
もう誰も、彼のことを「プッ」と嘲笑するものはいないだろう。
事態は完全に、ヤムチャのペースで展開していた。

そしてエイジ784年5月25日、鶴仙人が自宅で死亡しているところを、警官に発見された。
死因は栄養失調で、現場には「樂」の紙が残されていた。
このニュースを聞いて、悟空たちはついに痺れを切らした。
バラバラで行動することの危険を顧みず、再び下界に降りて直接ヤムチャを捜すことにしたのだ。
天津飯の事件以来、バラバラでの行動をかなり警戒していたピッコロも、
相次ぐ事件を止めるにはこの方法しかないと決意した。というより、決断せざるを得なかった。
事態はやはり完全に、ヤムチャのペースで展開していた。

現在のヤムチャ 戦闘力:140000(界王拳3倍で420000)

37 名前:急襲のヤムチャ(2/4) :03/03/29 18:35 ID:Wx+k4F0R
9 ブラ

「ブラぁ、ちょっと来てー」
研究室からのブルマの声に、ブラは飲んでいたコーヒーを置いて部屋から出た。
「なに?」
「お使いに行ってきて欲しいの。私今手が離せないから」
といってブルマはカプセルを2,3個手渡した。
「トランクスの着替えとみんなの分の戦闘服。ちょっと神様の……、"故"神様の神殿に届けてきて。
 カリン塔を目印にしてうーんと上に昇ったところにあるから」
「お父さんの分はないの?」
「あいつはどうせ、孫君たちと一緒になんか居ないわよ。
 じきお金なり食べ物なりが不足して帰ってくるだろうから、そのときに渡しましょ」
「ふーん。ま、いいか。行ってくるね」
「頼んだわよ。あとでお小遣いあげるから」
ブラは飛空挺のカプセルを取り出すと、裏庭へ向かった。
西の都の中心部にあるカプセルコーポレーションだが、
裏にはバーベキューが出来るほどの広い庭を持っていて、訪れる人を驚かせる
(もっとも、その後屋内で放し飼いされている恐竜や得体の知れない重力室などを見てさらに驚かれるのだが)。
この庭のお陰で都会のど真ん中でありながら、ある程度静かに生活できるのだが、
――この日は、静か過ぎるような気がした。
鳥の声が聞こえないせいだった。今は春で、鳥の声はむしろ増えてくるはずの季節なのに。
鳥だけではない。昆虫も小動物も、すべての生き物の気配が完全になくなっている。
背筋が冷たくなるのを感じて、ブラは我にかえった。
なんだか分からないがこんなところでモタモタしていられない。
早いところ神様の神殿とやらに行って、お使いを済ませてしまおう。
風が吹いた。ブラはカプセルを投げる。
そのカプセルを、風がさらった。
いや、風ではない。

現在のヤムチャ 戦闘力:140000(界王拳3倍で420000)


38 名前:急襲のヤムチャ(3/4) :03/03/29 18:36 ID:Wx+k4F0R
10 チャオズ

ユンザビット高地中央部の岩場。
チャオズは全身を緊張させていた。
突然すぐ近くに、地球上ではありえないほど強大な気を感じたからだ。
ヤムチャの気だとすぐに分かった。
そして、ヤムチャが突然気を隠すのを止めた理由も、やはりすぐに分かった。
自分を殺し、吸収するつもりに決まっている。
ヤムチャがゆっくりと、目の前の岩場に現れた。
「よう」
普段と変わらない調子の挨拶だった。
「ユンザビットくんだりで会うなんて奇遇だな。オレを捜しに来たのか?」
「天さんのカタキ! お前なんかやっつけてやる!」
「いきなりご挨拶だな」
ヤムチャは不敵に笑った。
「安心しろよ。すぐに天津飯に会わせてやる」
「会うのはお前だ!」
チャオズは限界まで気を高めた。
「あの世で天さんに謝れ! 僕があの世へ送ってやる!」
「やってみろよ」
チャオズは気を集中させ、両手をヤムチャに向けて掲げた。
激痛を感じさせる超能力。
戦闘力差があっても、まだ本気を出していないヤムチャになら通じるはずだった。

39 名前:急襲のヤムチャ(4/4) :03/03/29 18:37 ID:Wx+k4F0R
しかしヤムチャは不敵に笑っていた。今までと全く変わらない表情だった。そして微動だにしなかった。
チャオズが目の前のヤムチャが残像である事に気付くのとほぼ同時に、
後ろからヤムチャの手が伸び、チャオズの後頭部を掴んでいた。
「残像拳。最初から超能力の効果範囲には入らないことに決めていた」
後ろのヤムチャが言った。目の前のヤムチャの残像はまだ、微動だにせず笑っている。
「悪いけどいただくぞ。お前の力と、超能力を」
チャオズの体から力が抜けて行く。
そして目の前のヤムチャの残像が消えるのと同時に、チャオズの意識も途絶えた。
「桃白白もすでに吸収した。……鶴仙流の滅亡、か」
ヤムチャは一瞬だけ寂しそうな顔を見せると、すぐに気配を消して飛び立った。

その飛び去る姿を、天界でピッコロの千里眼が捉えた。
すぐさま叫ぶ。
「ユンザビットだ! ヤムチャがそこに居る!」

現在のヤムチャ 戦闘力:150000(界王拳5倍で450000)

続く

40 名前:作者の都合により名無しです :03/03/29 18:58 ID:AnZCa8sH
>>急襲のヤムチャ

同じ事の繰り返しのような・・・

41 名前:急襲のヤムチャ :03/03/29 19:08 ID:Wx+k4F0R
そうかも……。

42 名前:作者の都合により名無しです :03/03/29 19:21 ID:YxQfldNw
>>急襲のヤムチャ
ホームページ運営してる方でしたっけ?
このまま、他の戦士が犠牲になって最後悟空あたりがヤムチャを倒すっていう
ありきたりな展開にはならないとは思いますが、そばらくは続きそうですね。
急展開みたいなものを期待します。漏れはね。

43 名前:作者の都合により名無しです :03/03/29 19:23 ID:YxQfldNw
>>42
「そばらく」になってる。「しばらく」です。逝ってくる。

44 名前:作者の都合により名無しです :03/03/29 19:26 ID:YxQfldNw
ブラも殺されたのかどうか・・・

45 名前:作者の都合により名無しです :03/03/29 21:08 ID:mEAQlc3o
悟空が空腹だったとはいえ、一度は彼を追いつめたほどの達人であるヤムチャ。
その後は本当に、情けないぐらいのザコ。

46 名前:作者の都合により名無しです :03/03/29 22:04 ID:x2sSZsqF
>>これが始まり
ずっとプーアルの視点で行くのだろうか。てゆーかプーアルが主人公か。
まだ始まったばっかだから何とも言えんが、早くヤムチャ出てきてほすイ。
いまんとこ感想も何もないね。これから楽しくなること期待age

47 名前:やむ管 :03/03/30 00:05 ID:ItIwvOu2
>>42-43
悪気がなくともそういうことは言わないほうが良いと思われ

48 名前:作者の都合により名無しです :03/03/30 00:49 ID:k8HKM01n
>>47
うむー。確かにネタバレはまずいかも。
現状の展開自体に批評するのはいいけど。


49 名前:作者の都合により名無しです :03/03/30 10:05 ID:91tmyYOY
>>40-42
そうかな?
急襲のヤムチャ好きだよ、俺。

50 名前:プーアルの中身 :03/03/30 11:25 ID:cCamr8CZ
>>1スレ立て乙!!

ドラゴンボール(フリーザ編)について思うこと
1)ベジータってそんなに魅力あるキャラなのか?レギュラーにせずリクーム戦で
  あぼーんさせた方が後のストーリー展開がすっきりした気がする。
 (だってVS悟空、VSザーボンで瀕死の重傷→復活で戦闘力がだいたい6千UPだった
  のに、VSリクーム後になんで10万以上も戦闘力UPするの?わけわからん)
2)フリーザの変身は2回でよかったのでは?
  ストーリーの流れとして悟飯とクリリンがフリーザにじわじわといたぶられる。
  殺される寸前にピッコロ登場、善戦。そこでフリーザ第2形態になる。
  ピッコロ押される。そこで悟空登場。フリーザ押される。そこで最終形態。。。
  という感じでよかった。強さのインフレ抑止の為にも。
3)宇宙No.2のギニューの必殺技がボディーチェンジって。。。相当な強さを
  持つ者の技としては説得力がない気がする。
  それと、ジースのクラッシャーボールもインパクト薄。 
  ギニュー特戦隊はグルド、リクーム、バータの3人でよかったのでは? 
  名前もフリーザ親衛隊にしてさ。

ヤムチャと関係のない話をしてスマソ。。。

51 名前:プーアルの中身 :03/03/30 11:25 ID:cCamr8CZ
第七十四話「ヤムチャのベストワーク(3)」
「さすがに今のを食らってたらひとたまりもなかったな」
ヤムチャは心底安堵した表情で言ったが、自信は揺らいでいない様子だ。
「今度はこっちがいくぞっ!」
ヤムチャはそう言うと、勢いよく地上のセルに向かって行った。
(接近戦に持ち込まれたらヤバイッ!)
セルは心で叫ぶと、ヤムチャと適当な距離をとりながら攻撃のチャンスを狙った。
「どうしたセル!究極生物ともあろうお方が逃げの一手かっ!!」
追うヤムチャ。一体誰がこの展開を予測できたであろうか。
「なめるなっ!」
セルはそう叫ぶと、目から怪光線を放ちヤムチャの足元を狙った。
バシッ!!
怪光線はヤムチャをガードしている操気弾によってやむなく消された。
「無駄なあがきだなっ!」
ヤムチャはニヤリと笑って言うと、徐々にセルとの間合いを詰めていった。
(よし!このくらい近づけば射程距離内だっ!)
ヤムチャは心でそう確信すると、セルめがけて操気弾を放った。
「食らえっ!操気弾・参式!!!!」
(このときを待っていたっ!)
セルは心でほくそ笑むと、自らヤムチャに近づいた。
グシャッ!
セルは操気弾をかわそうと身をひるがえしたが、左肩をえぐられた。
「くそっ!!」
ヤムチャが悔しがって叫ぶ間に、セルはヤムチャの目の前に迫った。
「これで終わりだっ!」


52 名前:プーアルの中身 :03/03/30 11:26 ID:cCamr8CZ
第七十五話「フォロー」
セルはヤムチャにボディブローを見舞った。
ドカッ!
「ぐあああっ!!」
腹を抱え悶絶するヤムチャ。大ダメージを受けて闘気は消えた。
「これが肉を切らせて骨を断つ、だな」
セルはしてやったりの表情で言った。
力なく崩れてゆくヤムチャ。
「ヘタレと呼んで悪かったな。凄い技だったぞ。さらばだ、狼よ!」
セルは手向けの言葉を言うと、人差し指からエネルギー弾を放った。
すると、

―――さっ―――

猛スピードで何者かがヤムチャの体を抱き、セルの攻撃を回避した。
「なにっ!?」
驚きを隠せないセル。エネルギー弾は地面に当って大爆発を起こした。
どーーーーーーーん!!
爆風と砂埃が舞い、大地には巨大な穴が空いた。
「奴はどこだっ!?」
辺りを見まわすセル。穴の向こう側にはヤムチャの肩を抱くベジータの姿があった。



53 名前:プーアルの中身 :03/03/30 11:26 ID:cCamr8CZ
第七十六話「リベンジ(前編)」
「ちっ、いつも余計な手間をかけさせやがって!」
ベジータはヤムチャに向かってそう言ったが、ヤムチャの健闘を称えるような凛々しい目つきだ。
「・・・すまない、ベジータ・・・おまえも助太刀に来てくれたのか」
ヤムチャは力を振り絞るように言った。
「フン、元々あの化け物を誕生させたのは俺の責任だ。俺が始末してやる」
「しかし、奴はハンパじゃない強さだぞ?現にピッコロも重症を・・・」
「誰がどうなろうと知ったことか!俺が最強だということをセルにわからせてやる、それだけだ!」
ベジータは興奮気味に言い放つと、
「貴様はここで寝ていろ」
ヤムチャを乱暴に横にさせると、セルの方へ歩いていった。
(相変わらず不器用なヤツだな)
ヤムチャはお言葉に甘えて休息することにしたが、
(早くピッコロと悟飯来ないかな?)
多少の心もとなさもあった。

ヤムチャは岩陰に行き、チャパ王に介抱してもらった。その間に、
「誰かと思えばベジータか。気を消して来たのか?存在に気付かなかったぞ。
とにかく試合の邪魔だ、どけ!それともまた恥のうわぬりに来たのか?」
負傷した左肩を修復し全開の気を抑えていたセルは、そう言うと大笑いした。
「貴様はこの俺の手で殺す。それだけだ!」
ベジータはセルを睨み付けて言い放つと気を開放した。



54 名前:プーアルの中身 :03/03/30 11:26 ID:cCamr8CZ
第七十七話「リベンジ(後編)」
「ハハハ、ヤムチャやピッコロのレベルアップに比べるとだいぶお粗末だな」
セルは大笑いでベジータを見やった。
「死ねっ!!」
ベジータはセルに飛びかかっていった。

(なにっ!?動きが速いぞっ!)
向かってくるベジータを見てセルは驚きの表情を見せた。
「こしゃくなっ!」
セルはそう叫んで応戦した。
パンチやキックの攻防が始まった。
戦闘力では劣っているはずのベジータがスピードでは互角の戦いをしている。
「パワーでは貴様に勝てんが、スピードではどうだっ!!」
ベジータはセルの困惑ぶりを見てそう言い放った。
「調子に乗るなよ、ベジータの分際でっ!」
セルは間合いを少しとると、気を開放した。
「ちっ!!」
セルのパワーアップに舌打ちするベジータ。
「私のスピードについてこれるかな?」
セルは不敵な笑みを浮かべて言うと、ベジータにパンチの連打を浴びせた。
必死にガードするベジータだったが、顔面や胴体に数発決まってしまった。
バキッ!ドカッ!ボコッ!・・・
「くあああっ!!」
大ダメージを受け、腹を押さえ地面にひざまずくベジータ。
「フフフ、まぁ、こんなものだろう」
セルはベジータを蔑んだ目で見下ろして言った

<つづく>

55 名前:作者の都合により名無しです :03/03/30 17:54 ID:1fS6hRNN
>>49
うん、俺も面白いと思うよ
って言うか連載中の作品の中では1番楽しみかも

56 名前:プーアルの中身 :03/03/30 19:24 ID:Zf47MtfN
今日書き込み少ないなぁ。。。日曜だからか。
とりあえず『プーアルの中身』最終話まで完成しました。
今回は4話分うpします。

とりあえずage

57 名前:プーアルの中身 :03/03/30 19:24 ID:Zf47MtfN
第七十八話「敗北」
ひざまずきながらベジータはワナワナと震え、自身の決定的な敗北を暗黙のうちに悟った。
「ダメな奴は何をやっても無駄だということだな」
セルはガチガチと歯を鳴らして震えているベジータを見て楽しんでいた。
「・・・・・さて、決勝戦の続きをするか」
セルは一通りベジータを観察すると、満足げな表情でヤムチャを探し始めた。

―すると―

ピッコロと悟飯が瞬間移動で神の宮殿からヤムチャの元へ戻ってきた。
「待たせたな」
回復したピッコロはヤムチャにねぎらいの言葉をかけた。
「ベジータさんも来たんですね!」
悟飯はベジータを見つけると嬉しそうに言った。
「ああ、今ヤバイんだ。助太刀してやってくれ!」
ヤムチャはうずくまるベジータを見て早口で言った。
すると、
「おい、セル!貴様の相手はこの孫悟飯がやるっ!!」
ピッコロは悟飯を指差しながら、セルに向かってそう叫んだ。
「フフフ、よかろう。ヤムチャは降参ということにしてやる。それでもってセルゲームに優勝した
この私が地球一、いや宇宙一の存在と証明されたわけだ。ハッハッハッハッハッ!!」
ピッコロの発言を聞き、セルはそう言い放つと、高らかに笑いガッツポーズをとった。



58 名前:プーアルの中身 :03/03/30 19:24 ID:Zf47MtfN
第七十九話「伝説、再び(1)」
ベジータにかけよる悟飯。
「ベジータさん、早くピッコロさんたちのもとへ!」
悟飯はベジータに退くよう促した。
「・・・おまえのようなチビにセルを倒せるわけないだろう!」
やっと我に返ったベジータは八つ当たりして怒鳴った。
「やれるだけやってみます。その間にベジータさんは休んでいて!」
悟飯にそう言われると、ベジータは渋々ピッコロたちのもとへと行った。
「私はさっきからお前の存在が気になっていたのだよ」
悟飯を見てそう言うセル。
「お前だけは許さないぞ!ボクの大切な人たちを沢山傷つけて!!」
悟飯は怒りと憎しみの混ざった目をセルに向けると、気を開放した。
「なるほど。ガキにしてはよくやるほ・・・」
セルがそう言いかけたとき、

「だあああああっ!!!!」
悟飯がキレそうなほど絶叫すると、突然、髪の毛が金色になって逆立ち、眉毛も金色に
変化した。目つきも鋭い、いや、悪くなったという表現の方が適切だ。
全身には金色の気のオーラが覆っている。それはおぞましいほど巨大な気であった。
「覚悟はいいな?」
悟飯はセルを睨みつけて言い放った。



59 名前:プーアルの中身 :03/03/30 19:25 ID:Zf47MtfN
第八十話「伝説、再び(2)」
「なっ!そんなバカな・・・この私と同じ強さを持つものがこの世にいるなんて!!」
悟飯の変貌ぶりを見てセルは呆然とした。
「お父さんの強さはこんなもんじゃなかったぞ!」
悟飯は驚くセルを冷ややかな目で見て言った。
「ほざけっ!!」
セルは絶叫すると、気を全力に開放した。
再び空気が歪み、地球が震えた。
「死ねぇっっっ!!」
飛びかかるセル。迎え撃つ悟飯。パンチやキックの攻防が始まった。
その攻防は人知を遥かに超える壮絶なものとなった。
「どうしたセル!お前は究極の存在じゃなかったのかっ!!」
悟飯はセルを攻めながら吼えた。

「す、すごい・・・まさか悟飯にこんな力が眠っていたとは・・・」
ヤムチャは悟飯の驚異的な潜在能力に絶句した。
「どうやらあれが超サイヤ人の姿らしい・・・けっ、末恐ろしいヤツだぜ!」
ピッコロは愛弟子の成長ぶりに心底驚嘆している。
「・・・・・」
悟飯とセルの攻防をただ呆然として見つめるベジータ。
「でも、どのようにしてあのようなすごい力を?」
疑問に思ったチャパ王は恐る恐る聞いた。
「俺と精神と時の部屋で修行中、ふと、俺がセルに殺されるシーンを想像してしまったらしい。
すると、胸の内の怒りが膨らみ、限界点を越えて爆発したらあの力が開眼した、と」
ピッコロは皆の疑問を晴らすように解説した。


60 名前:プーアルの中身 :03/03/30 19:25 ID:Zf47MtfN
第八十一話「伝説、再び(3)」
「ちくしょう!私を超えるもの、肩を並べる者がこの世にあっていいわけがない!!」
セルは悟飯との攻防で押され始めると、たまらず叫んだ。
「さすがに連戦続きだから体力が減ってきているな」
悟飯はかすかに見え始めたセルの疲労を察知するとニヤリと笑った。
そして、
バキッ!
ドカッ!
悟飯の右ストレートがセルの顎を、左ひざ蹴りがわき腹をそれぞれ捉えた。
「ぐおおおっ!」
よろけるセル。
「・・・もう少し楽しませろよ」
悟飯は余裕の表情で言い放った。
「くっ!この私をなめるなっ!!」
セルは鬼の形相で絶叫すると、上空へ上がっていった。
「・・・まさか!?あの野郎地球を消し飛ばす気じゃぁっ!?」
戦況を見つめていたピッコロはセルの思惑を見抜いて叫んだ。
「悟飯!ヤバイ!早く決着を付けろっ!!」
ヤムチャは必死になって叫んだ。
「フフフ、そういうことか・・・ならば」
悟飯はそうつぶやくと、かめはめ波の構えをとった。
「貴様が地球を消し飛ばす前に、ボクが貴様を消し飛ばしてやるっ!!」
悟飯はセルに向かってそう叫んだ。

<つづく>

61 名前:作者の都合により名無しです :03/03/30 20:53 ID:O3doupH7
そういえば、プーアルの中身、もう81話か。すごいな。

62 名前:急襲のヤムチャ :03/03/30 23:37 ID:PrjlOo/s
今日はうpできないのでレスしてみる。
>>40 >>42-44 >>49 >>55

いろいろ感想どうもです。
とりあえず急襲のヤムチャの、
「一話につき誰か一人がヤムチャと遭遇して戦ったり喋ったりする」というスタイルは
いまさら変えられそうにないです(サブタイトルのつけ方からしてその方式なので)。
なので同じことの繰り返し、マンネリ感を拭うためには、
一話一話の内容を工夫するしかないと思います。
戦闘に戦略性を取り入れたりセリフの掛け合いを工夫したり。
ただ入り組んだ描写をしようとするとその分文章が小難しくなる両刃の剣。
素人には以下略。

急展開の方は……厳しいかも。

>>50
ベジータはリクーム戦あたりは疲労のピークだったはずなので、本当の実力を発揮できてなかったのかも。
それでもまだ厳しいか。

63 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 00:24 ID:jO+ba7sg
良スレ発見!これだから2chはやめられない

>>62
俺個人の感想では凄くいいと思いますよ
そもそも、原作自体、一つのバトルに3巻くらい使っているんですから

本当は単純なマンセーレスなんてしたくないのですが、
その分、批判ばかりが表に出てしまう、悲しいものですね

64 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 00:51 ID:GaqU3Mp1
>>プーアル
ついに伝説の超サイヤ人登場ですね。
戦闘力は 超悟飯=超悟空≧100%フリーザ・完全セルですか?
いや、「超サイヤ人が最強」という設定がお気に入りなので。

>>強襲
いや、小難しいわけでもないし上手いと思うっすよ>工夫
以前からの作品も楽しく読ませて頂いています。
自分もシメに期待してます

65 名前:やむ管 :03/03/31 00:54 ID:prClf9oz
プーアルの中身さんに倣って漏れもDBとDSについて書いてみる

このスレの住人としては珍しいだろうが
前スレでも言ったように漏れはDBにそれほど思い入れはない
ありえないほどの戦闘力の高騰
1000年に一度しか現れないはずの超戦士の氾濫
新キャラが出てくる度に影の薄くなる古参キャラなど
連載を続けるために後付け設定を多用し
ストーリー的には面白くとも
世界観の崩れたDBに納得できない部分があったからだ

ネタバレになる部分についてはあえて触れないようにして第5部までをサクッと解説すると

DSには予め、オラ設定を設け、登場キャラをあえて少なくすることにより
それぞれのキャラクター性を重視しオリキャラは基本的に出さないことにした
焼売王などは19号の前身とはいえオリキャラではあるが・・・
ゆえに桃鶴再登場時に時間稼ぎをしたかった(餃子の覚醒イベント)という作者の都合で
サイバイマンに登場してもらった。

もちろんチャパ王などの人造人間化でも良かったのだが
サイヤ人戦でサイバイマンが必要なかったことや読み手の裏をかきたかったことが理由
二人だけだと先が分かってしまう可能性があったのと
ここで人造人間が登場するというのは誰も予想できなかった展開だろうと思う
それもまさかサイバイマンが出てきて、ラディッツ出てこないのかと思わせたかったこともある
あえて、長身と小柄の黒装束として登場させたのはベジナパかと思わせたかったため


66 名前:やむ管 :03/03/31 00:54 ID:prClf9oz
いきなり、桃鶴が登場した背景については第4部をダイジェストで済ませてしまったことが要因
武天老師×天津飯戦で武天老師が桃鶴の殺気に気づくというシーンを描けなかったためかな
(天津飯が武天老師に勝てたのは実は武天老師が試合を早く終わらせ、殺気の正体を探りたかったため)
ただ、この試合以外、ほぼ原作どおりに進行する(前述の武天老師×天津飯戦のみオリジナル)
という状態だったのでスレ住民の総意としてあえて割愛した。
桃白白が出場せず、ジャッキー・チュンが出場している時点で何かあるなと思った方が正解
これだけでも第5部冒頭への布石になるかなと思った

桃鶴が登場する背景にはもちろんヤムチャとの絡み(師弟関係)
DSヤムチャの要素の一つにこれも前スレで挙げた『運命に流される』というものがある
だからこそヤムチャは師匠を超えられない。彼は「ただ流されるだけ」だからだ
餃子覚醒イベントについては第6部への布石

また、DSでは地球人がサイヤ人より(極端に)強くなることはありえない
ということで、人造人間編を先に持ってきた。
一般人を改造しただけでフリーザクラスというのもおかしな話なので
トランクスの人造人間化に関しては、ヤムチャの息子という設定では
スーパーサイヤ人化は不可能ということもあり
地球人強化のための抜け道の一つとして用意した

また人造人間編を先に持ってきたもう一つの理由は
ヤムチャのヘタレ最盛期をDSでも表現したかったことである
このスレの趣旨としてヤムチャはヘタレである
最近カコイイヤムチャが多いがへたれたヤムチャのほうがしっくりくる
また、強くしたところで所詮、ヤムチャ。それほど息長く活躍できようはずもない
だからこそ、あえて第1,2部で活躍後、ヤムチャをヘタレにさせた
ヤムチャの活躍まで描こうとするとそれこそ膨大な量になる懸念もあったことも理由の一つ

67 名前:氣動戦士ヤムチャ :03/03/31 01:07 ID:Qgo9WdJp
第1話「勇者の鼓動」
「・・ヤ・・ムチャ・・・ヤムチャ・・・」
少年は目を覚ました。ここ2、3日ずっとだ。頭の中に謎の言葉が飛び込んでくる。
睡眠中、食事中、その言葉は時と場所を選ばずに少年の頭に鳴り響く。
少年の名は「狼牙拳太」。これといってとりえのないごく普通の14歳だ。
黒髪の長髪につりあがったまゆと目。女の評判はなかなかである。
普通に学校に行き、友達と遊び、飯を食い、そして寝る。なんの変化のない生活に
彼は満足していた。自分の運命を知り、それに立ち向かっていくまでは・・・
「・・・ヤ・・ムチャ・・・ヤムチャ・・・」
気がつけば、あたりは小鳥のさえずりが聞こえてくるほどの時間となっていた。
少年はこの声のことなど気にもせずに学校へ行く準備を始めた。朝飯はいつもどおり。
味噌汁とご飯だった。彼はこれを崩すことを嫌った。
「お前、今日は中間テストだろう?勉強はちゃんとしてたのか?」
コーヒーをすすりながら少年の父がぶっきらぼうにそう言った。名は「狼牙武」。
考古学の学者だ。ちなみに少年の母親はいない。彼を生んだ時に死んだ。死んだ理由を
父が息子に語ることはなかった。
「やったよ!父さん!たまには朝飯作ってくれよ!」
そう言うと、武はそそくさと仕事に行く準備を始めた。
「今日は遅くなりそうだ・・・重要な遺跡が見つかってな・・うちのすぐ近くだが・・・」
一人の晩飯は慣れていた。もう子供のころから何回一人で晩飯を食っただろうか。
少年は父親に対しては表向きいい親子関係を築こうとしているが、父の仕事に対しての
異常なまでの執着心に軽い恐怖の気持と軽蔑心をいだいていた・・・
いつもことだ・・・そう思うと少年は父を残して学校へと出かけた。
「・・ヤ・・ムチャ・・・ヤムチャ・・・」


68 名前:氣動戦士ヤムチャ :03/03/31 01:09 ID:Qgo9WdJp
学校へついた彼はいつもの人間、風景と顔を合わせた。謎の声のことなど気にもとめていなかった。
「おはよう、拳太」
彼女は少年の同じクラスの生徒。名は「相沢ショーツ」。ハーフらしい。変わった名前のためか
男子からからかわれることが多いが逆に男子を押さえ込んでしまうほどの負けん気の強い子だ。
顔は美人だった。少年はかすかな憧れを抱いていた。
「おはよ。今日もパッとしねえ日だなあ」
「そうね・・・でも朝はじめてあった人が拳太で良かったな・・・」
「え・・・・?」
少年が思いも寄らない言葉を聞いた時だった。ものすごい爆音と共に大地震が発生した。
「うおおおおお!」
突然の大地震に生徒達はパニックに襲われた。むろん、少年も同じである。これが、自分の
運命を大きく変える合図になろうとは想像もしていなかった。
「・・ヤ・・・ムチャ・・・ヤムチャ・・・・・」
(ま・・・まただ・・・!なんなんだいったい!それに突然の地震も・・・!)
地鳴りがやみ始め、あたりは騒々しい雰囲気から落ち着きを取り戻し始めた。地震の衝撃でリモコンが
落ちたのだろうか。突然、教室のテレビがついた。電気はまだ通っているようだ。
「・・・○○遺跡から・・・・か・・いぶつ・・が・・・あ・・らわれています・・」
ノイズの影響でほとんど状況がわからなかった。ただ一つ、少年の父が発掘作業をしている
遺跡という言葉が出てきたのはまぎれもない事実だった。少年は教室を飛び出し、現場へと向かった。
現場へとついた彼を待っていたのは緑色をした怪物があたりの町を破壊しているという状況だった。
40・・いや、50メートルはあるだろうか。父親はどこだろう・・・生きているのか・・・
その異常な風景は少年の心からそんなことを考える心の余裕を消し去るのに十分だった。
「ヤムチャ・・・ヤムチャ・・・ヤムチャ・・・・!!!」
激しい耳鳴りと共に少年の頭にまたあの声が鳴り響いた。
「選ばれものよ・・・オレと一緒に戦うのだ・・・・・」

69 名前:氣動戦士ヤムチャ :03/03/31 01:19 ID:kBZTntoB
の瞬間、少年の体が光に包まれた。気づいた時、彼の目の前には先ほどの化け物並の大きさの
巨人が立っていた。
「フェ・・・フェード・・・フェード・・・フェード・・・」
少年は無意識のうちになにかを言おうとしてる自分が不思議だった。だが、いわなくてはいけない。
「フェード・ヤムチャ!!!!!!」
そう言った瞬間、彼の体はまた光に包まれ、謎の空間に座っていた。そこからはさっきの化け物が見える。
「よく来たな・・・俺はヤムチャ・・・荒野をかけるハイエ・・・・ふごおっ!!!」
敵が巨人に攻撃をしかけたと同時に少年の腹部に激痛が走った。
「サイバイマンか・・・初めての相手が貴様とは・・・因縁を感じるな・・」
ヤムチャと名乗るその巨人はそう言った。


70 名前:氣動戦士ヤムチャ :03/03/31 01:20 ID:kBZTntoB
少年はおそるおそる右腕を動かしてみた。すると巨人の腕も動いている。少年はすぐに現状を
理解した。
「やってやる・・・!相手もおなじ大きさなんだ・・・!やれるはずだ!」
そう言った瞬間、サイバイマンは空たかく飛び上がり、ヤムチャに足蹴りを加えた。ふいをつかれた
少年はなにがなんだかわからなくなっていた。やっと我に返ったその時、サイバイマンはここぞと
いわんばかりに第2撃、3撃を加えた。
「お・・・おい!ヤムチャって人!どうすりゃいいんだ!?なんか方法はねえのか!」
「ない!お前が頑張るしかないんだ!オレはお前なしでは動けんのだからな!」
「オレは格闘技なんかやったことないんだっ!何か武器はないのか!?」
そう言うと少年の手に技のマニュアルのようなものが置かれた。
「ローガフーフーケン!?こ・・・これでいいや・・!」
少年はマニュアルで読んだとおりに精神集中をはじめた。
(姿勢を低くし、指を狼の牙のようにたてる・・・そして相手に向かって闘牛のように突進して叫ぶ!)
「狼牙風風拳!!!!!」
少年がそう叫んだ瞬間、ヤムチャの体がサイバイマンの横を風のように通りぬけた。
時間が止まったように動かない両者。「手ごたえありだ・・・」
サイバイマンの体が脳天から裂け、バラバラに砕け散った。少年はその瞬間を目にすると
生命力を使い果たしたように気を失った。
「さすがだ。これでオレの望みも果たせるかもしれん・・・頼むぞ、相棒・・・」
死んだように自分の体の中で眠っている少年に対して、ヤムチャはそうささやいた・・・
(つづく)

71 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 01:30 ID:J7upsP9K
このスレの趣旨ってそうだったの?そんなの書いてあったけ?
勝手に決められちゃあ困るんだけどな。しっくりくるこないの問題じゃなくてさ。
いっぱいかっこいいヤムチャ書きたい人だっているんだから。
やむ管さんの作品はそうだとか別にどうでもいいんだけどさ、
決め付けるのはよくないよ。あなたはこのスレでけっこう発言力というか、
そういうものを持ってるようだし。そんなにあなたの考えを言われてもねえ。

72 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 01:37 ID:oQ1ts5qZ
うわぁまだこのスレ続いてたんだ!
ドクターヤムチャ誕生の時は面白いスレ発見して嬉しかったけど
まだスレが続いていたことはもっと嬉しいかも。皆さん、ガンガッテ!

73 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 01:38 ID:oQ1ts5qZ
72=初代スレ45 です ^^;

74 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 01:51 ID:7OPrsfCb
71は誰へのレスなの?72さん、お久し振り!

75 名前:72=初代スレ45 :03/03/31 02:02 ID:oQ1ts5qZ
特定の誰に対してという訳ではなく、このスレを盛り上げてくれている
方々全員への応援レスです。 74さん、お久しぶり!

76 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 02:03 ID:oQ1ts5qZ
ゴメン、74さんのレスを読み間違えてますた。上のは無視してね

77 名前:やむ管 :03/03/31 02:06 ID:prClf9oz
>>74
漏れへのレスだと思われ

>>71
うーん、そんなに絡まれてもなぁ・・・
他のスレならゴルァしたいところだがヤムスレではマターリしたいんだyo
ちなみに漏れに発言力云々はないと思われ

78 名前:やむ管 :03/03/31 02:09 ID:prClf9oz
>>初代スレ45さん
よく見たらドクヤムの続きキボンヌした香具師じゃねーか
あのレスから全てが始まったといっても良いなと思った
おかえりーーーぃ!!

79 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 02:35 ID:t7HD2iZE
71はかっこいいヤムチャを書いてる人に対してそれはないんじゃない?
と言いたいのだと思われ。「最近かっこいいヤムチャが多いが、へたれのほうが
しっくりくる」「しょせんはヤムチャそれほど長くは活躍できない」などの
発言は漏れもどうかと思うのだが。今、昔、そしてこれからかっこいいヤムチャ
を前提として書こうと思っている人に対して、失礼というか、自分の考えと比較して、
それを見下しているようにも感じられた。やむ管さんはせめてこのスレの趣旨は
ヤムチャはへたれであるってのが全体の考えなのか自分だけの考えなのか
答えるべきなんじゃないでしょうか?
正直、
>>65 >>66 はやむ管さんのオナニーのように思えた。
気を悪くしたらスマソ。


80 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 02:36 ID:A5hBzo/m
>>77 やむ管さん
>71の言ってることはよくわからんが発言力はあると思うyo
作者さんのレスは作者さんに影響力があると思う。

リレーが見たいage



81 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 02:41 ID:t7HD2iZE
>>80
はげどう
漏れは他の作者さんとかに影響が出て、連載ストップなんてことになるんじゃないかと
心配しているしだいです。

82 名前:やむ管 :03/03/31 02:50 ID:prClf9oz
>>79
見下した気はないんだけどね・・・
まぁ、初代あたりからの常駐組ならその辺は暗黙の了解だと思ってたんだが>ヤムチャ=ヘタレ
最近、人の入れ替わりとともにスレの方向性も変わってきたのかなとも思う
たしかにヤムチャがへたれなければダメってのは他の作品を束縛しそうな意見だなと思った
反省しますです。

>>81
とりあえず、ダークサイドに関しては読んでくれる人間がいる以上は続けるつもりかな
他の作者さんに影響を与えるかもって点でなら納得できる
でも、前スレで懐板がいいって言ったのも、新スレは480KB超えてからにして欲しいっていったのも
スルーされた漏れに発言力なんてねぇyo

83 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 04:00 ID:GD9Ox9I0
何かさ、自分の意見言うこと=他人に意見を押し付ける、とすぐ解釈する人もいるんだよな。書き方如何の問題でもあるが

84 名前:80なんだけど :03/03/31 09:24 ID:A5hBzo/m
すまん粘着っぽいが言わせてくれ。
>>82 あなたの言ってること自分はわかる。ヤムチャ=ヘタレってのはだって、
原作自体がそうだから。別にかっこいいヤムチャでもおもしろければいいが、
その先入観のあるなかでヤムチャっぽさを出すのは難しいんだと思う。
「最強の道」は多分このスレ史上一番の人気作だったと思うんだが、
あれが何で人気だったかっていうと文の上手さ面白さだけのお陰じゃなく
圧倒的にわかりやすくて原作らしさもあったからだと自分は思う。
原作に沿っているという性質だからでもあるけど。あとヤムチャが
へタレもいるしかっこいいのもいる、とバランスもよかった。
(これは話の特性を使ってるから誰でもできるわけじゃないと思うが)

あとさあ、これは個人的な意見なんだけど作者さんたち専用の議論の場作った
ほうがいいんじゃないかな。本スレで作者同士の議論批評とかあっても作者か
話書こうかなーって思ってる人以外あんまりおもしろくないと思うのよ。
作者さんが色々言いあってると書きこみづらいと思う。一名無しとして。
なんでっていわれるとなんとなくとしかいえないんだけど、作者さんが
表にいると作品の感想とか言いづらい。(結構前自分はそうでした)
なんか内輪話っぽくみえてしまう。ライトな読者が入ってこないんじゃないか?
新しい作者さんは増えてるけど読者はどうなんだろう?
作者達や古株のスレ住人は作品を読んで感想をくれるかもしれないが
それだけじゃさみしくない?正直、(軽い)読者はもっと良い話をつくってけるように
とかはどうでもいいと思う。どうでもいいっていうか関係ない。それより
面白い話を面白く読みたい。・・・自分勝手ながら俺はそうだった。
本スレに書きこむななんて言えないけど、極力避けたり、名無しで書いたりさ。
まあ、実際は読者がどうなのかとかわからないしただの憶測にしか過ぎない
んだけど。つーか読者にはこういうレスこそうぜーと思います。
馴れ合いっぽくなりたくないからエラッそーだけど自分自身ただの
春厨なんで「ハア?何いってんのこいつ」って思ったらスルーしたって。


85 名前:80 :03/03/31 09:28 ID:A5hBzo/m
うわーすっげ長文。うぜー。縦読みじゃないですすいません。
関係ないけど今ギャグ物ないね。クソ軽い読者の漏れとしては読みたいっす。

86 名前:やむ管 :03/03/31 14:19 ID:prClf9oz
ちょっと作ってみたが今のヤムスレでは受けないのかなと思う・・・
http://yamuchan.hp.infoseek.co.jp/yamucha/

87 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 14:48 ID:VtEwiO7K
>>86
昔も今も受けないんじゃないかと・・・率直な感想。

88 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 16:28 ID:K2sHHO9N
>>86
俺はワロタよ。ただ最初は気付かなくて
「読めねーじゃんかよ、ヴォケ」とか思ってしまいますた、スマソ

89 名前:急襲のヤムチャ(1/4) :03/03/31 19:28 ID:d0MkQvdJ
11 ウーブ

天界にいた戦士たち――孫悟空、孫悟天、ピッコロ、
トランクス、ブウ、ウーブ、クリリンの7名は瞬間移動によって、
それから30秒も経たないうちにユンザビットにたどり着いた。
チャオズの遺体はすぐに見つかったが、ヤムチャの姿はすでに消えている。
「いいか。ヤムチャは気配を消しているから素早い飛行は出来ない。
 まだこのあたりに隠れているはずだ。
 オレたちはまだ奴より強いが、今のあいつは実力以上の戦いが出来る。
 油断せずに、見つけたらまず仲間に合図をしろ」
ピッコロが全員に指示を出した。
「それからクリリン。残念ながらお前だけはヤムチャより能力が下だ……。
 チャオズの遺体を、天界かカメハウスにでも運んでやってくれ」
「あ、ああそりゃかまわないっスけど、このままじゃ……。
 何か包んでやれるもの、ないかな」
「ボクが母から冷凍保存用のカプセルを預かってます。使わないで済めばよかったんですけど……」
トランクスが胸ポケットからカプセルを取り出した。
「サンキュ。
 ……このカプセル、オレがピッコロ大魔王の部下にやられたときに入れられてたやつなんだよな。
 チャオズがこいつに入るのは、二回目になるわけか……」
クリリンは棺桶の中にチャオズを入れた。
「じゃ、頑張ってくれよな。もうカプセルは無いんだから、死なれちゃ困るぜ」
クリリンが飛び立つのを見送り、戦士たちもそれぞれ散らばった。

90 名前:急襲のヤムチャ(2/4) :03/03/31 19:29 ID:d0MkQvdJ
最初の地点から北西側に向かっていた孫悟空は、森を突き抜けて切り立った崖までたどり着いた。
ユンザビット高地の端にまで来たのだ。
少し遅れて、西側に向かっていたピッコロが同じように森を突き抜けてきた。
「見つけたか?」
ピッコロが悟空の元へ飛んできて、聞いた。
「いや、何も見てねぇな」
「台地の中央から放射状に散らばって捜したんだから逃げ道は無いはず。
 今ごろ東側へ向かった連中が見つけているか、もしくは……」
ピッコロは視線を下へやった。
「この崖を降りたか、ってことか」
悟空も下を見た。
崖の下には背の低い木々が集まり大森林となっており、崖自身にも洞窟がいくつか入口を開いている。
「そうなると隠れ場所は多そうだし、厄介だな〜。
 ……誰かが合図も出来ずにやられちまったなんてことは、ねぇよな?」
悟空が聞く。
「ああ。今のヤムチャがいくら強くなったにしても、オレたちを倒すまでには至っていないはずだ。
 このオレや悟天にトランクス……、ブウ、ウーブ、そして孫、貴様……。
 全員、最低でも超サイヤ人レベルの力を持っている。
 もしヤムチャが何かの方法で上手く倒したにしても、合図の一つぐらいは出せる余裕があるはずだ」
「じゃあ、上手く逃げられちまったってことか。あいつずいぶん用心深くなってんだな〜」
話しているうちに、それぞれの方向へ散らばっていたトランクス、悟天、ブウが集まってきた。
しかしウーブは戻らない。悟空の顔が険しくなった。


91 名前:急襲のヤムチャ(3/4) :03/03/31 19:29 ID:d0MkQvdJ
「ウーブが、やられたのかもしれない」
「心配しすぎなんじゃないの、お父さん。
 ウーブは確かここと正反対の南西側に向かったから、集まるのが遅れてるだけだよ」
悟天が気楽に言ったが、悟空の表情は変わらなかった。
「ピッコロ……。ウーブの気を、感じるか?」
「え? あっ……」
ピッコロは神経を集中するため少しうつむいたが、すぐに顔を上げた。
「何ッ! ま、まさか……」
「そのまさか、だ……。ウーブの気を感じねえ。オラのミスだ……」
「し、しかし、そんな……。ウーブは少なくとも、あのフリーザぐらいの力はあったはずだ。
 ヤムチャの奴がいかに力を上げたにしても、オレたちに全く気付かれずに倒せるはずは……」
「……オラがウーブに教えてやってた修行は、
 亀仙人の爺ちゃんがやってたみたいな基礎体力作りのメニューだけだった。
 後々それが一番ためになると思ったからなんだが……。実戦の練習はほとんどやらなかった。
 あいつは、とんでもねえ力を持ってるだけで、使いこなせてはいなかったんだ。
 そんなところがヤムチャにとってみりゃ一番のねらい目だったんだ。
 たぶん気を解放することもできないうちに、やられちまったんだろう。
 あいつをひとりにするべきじゃなかった……。もうドラゴンボールは使えねえってのに……」
悟空はがっくりと肩を落とした。他の皆も何も言えずにいた。
その沈黙から一番最初に立ち直ったのは、ピッコロだった。
「ウーブを一人にしたのは、確かに貴様のミスかもしれない。
 だが、そのウーブが運悪くヤムチャのいる側に向かってしまったのは、あくまで偶然だ」
ピッコロはそう言って一人うなずくと、くるりと身体の向きを変えた。
「そしてヤムチャがウーブを倒してここを抜け出したなら……、奴は南東に向かったってことになる。
 追うぞ、孫。気落ちするのはまだ早い」

92 名前:急襲のヤムチャ(4/4) :03/03/31 19:32 ID:d0MkQvdJ
そこから南東へ、30キロほど離れた海上。
気配を消して低空を飛行するヤムチャの前に、立ち塞がるものがいた。
「貴様の悪運もとうとう尽きたようだな……。クズにしては上出来だが」
立ち塞がるものは言った。
ヤムチャは流れる冷や汗を拭って、相手をにらみつけた。
立ち塞がるものは、ベジータだった。

現在のヤムチャ 戦闘力:5,150,000(界王拳3倍で15,450,000)
続く


結局ウーブにひと言もセリフを喋らせないまま殺してしまった……。

93 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 20:44 ID:HjiOI8jh
ROMのみなさん、作者のみなさん、今の連載陣の中で一番楽しみなのは
なんの作品ですか?ちなみにボクは急襲のヤムチャ。


94 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 20:57 ID:DPU6k8bi
うーん、一番は「ヤムチャのあがき」かな
でも、同じくらい「超ヤムチャ伝」と「急襲のヤムチャ」も楽しみ

95 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 21:11 ID:06Fm+tA6
ぐるぁ

96 名前:プーアルの中身 :03/03/31 21:24 ID:gK2PXD6e
>>64さん
漏れの作品の中でのキャラの力関係は
超サイヤ人孫悟空≧超サイヤ人孫悟飯≧完全体・セル>フリーザ(MAX)>神と融合後ピッコロ です。

ちなみに、漏れが一番楽しみにしている作品は『ヤムチャのあがき』かな。
もちろん他の作者さんのも楽しみですけどね。


97 名前:プーアルの中身 :03/03/31 21:24 ID:gK2PXD6e
第八十二話「かめはめ波」
「宇宙の塵となれっ!!」
セルは上空でかめはめ波の構えをとった。
「バカ野郎!そんなことをしたら貴様も生きてはいけんぞ!」
ピッコロはセルの無謀を止めるべく叫んだ。
「はっはっはっ、私のDNAは宇宙空間でも生きていけるように改良されているのだ!」
セルは勝ち誇ったように言い放った。
「くそっ!頑張ってくれ悟飯・・・」
ヤムチャは胸の内の不安を抑え、期待の目を悟飯に向けて言った。

―気を集中させる悟飯とセル―

「地球ごと消えてなくなれっ!か・め・は・め・波ーーーーーーーっ!!!!」
「消え去れ、化け物っ!か・め・は・め・波ーーーーーーーっ!!!!」
ふたりはかめはめ波を放った。
上空でぶつかり合う2つの超巨大かめはめ波。
その2つの気のパワーと圧力は全宇宙最強であると断言できるものだった。
しかし、徐々に圧されていくセルのかめはめ波。
「お、おのれーーーっ!」
全力で気を振り絞り圧し返そうとするセルであったが、飲み込まれる寸前まできてしまった。
「これで終わりだっ!!」
悟飯はさらに気を振り絞ると、自身のかめはめ波がセルを捉えた。


98 名前:プーアルの中身 :03/03/31 21:24 ID:gK2PXD6e
第八十三話「絶望」
ぎゅおーーーーーーーん!!!!
悟飯のかめはめ波は激しいうねりをあげてセルを飲み込んでいる。

「や、やったか?」
チャパ王は呆然としながら生唾をゴクリと飲んで言った。
かめはめ波が消えると、上空には頭部の一部と手足の一部を消し飛ばされたセルがいた。
「ぐぎぎ・・・くそがぁっ・・・」
セルはショックとダメージを隠し切れずにうめいた。
「ちっ、完全に消し去らなきゃ意味がないや」
悟飯はいたずらな笑みを浮かべて言った。
「ちくしょう・・・許さん、許さんぞーーーーーっ!!」
セルは悔しさと怒りを込めて叫ぶと、ちぎれた体を修復した。
「絶対ぶっ殺してやるぅーーー!」
セルはそう叫びながら地上に降り立つと、急に体を膨らませ始めた。まるで巨大風船のようだ。
「私は3分後に自爆する。そして地球は跡形もなく消え去る。・・・なまじ刺激を与えると爆発するぞ!
といってもお互い死期が早まるだけだがな。とにかく、この勝負はドローだな。ヒッヒッヒッ」
セルは不気味な笑い声を発するとカウントダウンを始めた。
「ちくしょーーーーーーーっ!!!!」
うつ伏して地面を叩く悔しさ一杯の悟飯。
その間に悟飯のもとへかけ寄ってきたヤムチャ,ピッコロ,チャパ王。ベジータは後からついて来る。
「どうやら最悪の状況に追い込まれたらしいな」
ピッコロは無念の表情でつぶやいた。
「・・・いや、待ってくれ。こいつはオレが片付けられるかもしれない」
ダメージの残っているヤムチャは、辛そうな表情ながらも決心したように言った。



99 名前:プーアルの中身 :03/03/31 21:25 ID:gK2PXD6e
第八十四話「秘策」
「何か秘策があるのか?さっきは惜しくも敗れたが・・・」
チャパ王はヤムチャに真意を探るような目つきで聞いた。
「ああ、今の身動き取れない奴なら大丈夫だ」
ヤムチャにはどうやら自信があるらしい。
「しかし、下手に刺激を与えん方が・・・」
ピッコロもヤムチャの取ろうとしている行動を想像できない様子だ。
「ゴメンなさい。ボクが未熟者なばかりに・・・」
泣き崩れている悟飯。
「なぁに悟飯、おまえはよくやったよ。天国の悟空も喜んでいるはずだ。
それに、もしオレの技が成功すればみんなも地球も助かる!!」
ヤムチャは悟飯をなぐさめると、セルに近づいた。
「ぐふふ、さっき敗れた分際で・・・何をほざくかっ!!」
ブヨブヨに太った風船状態のセルは、ヤムチャを軽蔑の眼差しで見た。
「自爆してオレらも地球も消し去ろうとしたその試み、敗れたりっ!!」
ヤムチャはそう言うと最後の力を振り絞って闘気を繰り出し、狼牙風風拳の構えをとった。
「ドクター・ゲロの唯一のミスはオレのDNAを貴様に組み込まなかったことだ!
この技の性質を知らず、使えないできた貴様の負けだっ!新狼牙風風拳!!!!」
ヤムチャの無数に放たれた掌底がセルの胴体を直撃した。
しかし、自爆の誘発を恐れてか通常より勢いを抑えていてむしろ掌底を当てているという感じだ。
「なにを始めるかと思ったら・・・」
セルが呆れた表情でそう言いかけたとき、
「ぐおっ!?体が・・・・・!?」
セルの胴体の皮膚がボコボコ沸騰し始めた。



100 名前:プーアルの中身 :03/03/31 21:26 ID:gK2PXD6e
第八十五話「熱い最後」
「か、体が燃えるように熱いっ!!」
自爆目前のセルは、自身のそのおこないに相反するようなセリフを吐いた。
「本来の新狼牙風風拳は敵の心臓にオレの気を注入し、血液を通して全身に気を送り
爆発させる技。しかし、闘気に進化した気は、気を超高温に上昇させることが可能になった。
そして超高速で全身に送り込んで敵を溶かし、蒸発させるのさ。いくら究極生物であろうが
生き物であるならばこの技から逃れることはできない!」
ヤムチャは勝利を確信して言った。

(ぐおおーーーーーーーっ!!ま、まさかこんな結末になろうとは!核を移動させ・・・・・
ダメだ!ヤムチャの気はもう全身にまわってしまった・・・無念!!!!)
セルは心でそう絶叫すると、間もなく全身は沸騰し、蒸発して跡形もなく消えた。

「終わった・・・・・」
セルのあっけない最後に呆然とするピッコロたち。
反対に、決着を付けたのが自分であることに満足そうな表情をしているヤムチャ。
セルのいた場所には4つのDBが落ちていた。
「そうだそうだ、DBのことを忘れていた。溶けなくて良かったよ」
ヤムチャはそう言うと、DBを拾った。
「とりあえずみんなで神の宮殿へ行こう」
ピッコロはシメの言葉を言うと、悟飯に瞬間移動を使うよう促した。
悟飯の体にタッチするヤムチャとピッコロ。
「俺は無傷だからひとりで帰ることにするよ」
チャパ王はヤムチャたちに言った。
「そうか・・・また会えるといいな!元気でな、チャパ王!!」とヤムチャ。
「ああ!素晴らしい戦いを見ることができて良かった。武道家冥利に尽きるよ!!」
チャパ王は涼しげな表情でそう言うと、ポイポイカプセルからハーレーを出して帰っていった。

<つづく>

101 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 21:51 ID:jxe8JDe9
>>96
ヤムチャはどのへん?
つーかオレは「ヤムチャ、イク」が一番だった。

102 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 21:53 ID:ydN5PiRw
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103 名前:プーアルの中身 :03/03/31 21:59 ID:bJhVoblo
神と融合後ピッコロ>>>>>ベジータ>>>>>>>闘気ヤムチャ
しかし、
操気弾・参式=超サイヤ人孫悟飯
操気弾・参式は悟空の元気玉みたいな性質の技という設定です。

104 名前:プーアルの中身 :03/03/31 21:59 ID:bJhVoblo
第八十六話「後日談(1)」
「俺は貴様らとは一緒に行動せん!」
ベジータは不機嫌そうに言い放った。
「・・・そうか。では、またな!」
ピッコロは苦笑して言った。
「さよなら、ベジータさん」
悟飯は寂しそうに言うと、瞬間移動を使った。

荒野に残されたベジータ。
(まさか悟飯が超サイヤ人になるとは・・・カカロット親子に完全にしてやられた!
・・・サイヤ人の王子の俺を追い越しやがって!・・・俺はもう戦わん・・・)
ベジータは心でそうつぶやくと、荒野から去っていた。

―神の宮殿では―

デンデに治療してもらったヤムチャ。
「DBはここで預かってもらっていいかな?」ヤムチャはデンデに聞いた。
「はい!いいですよ」デンデは笑顔で応えた。
「・・・ボクはこれで帰ります。お母さんが心配してるだろうし・・・」
悟飯はみんなに向かって言った。
「そうか、いつでも遊びにこいよ!」ピッコロは悟飯に微笑んで言った。
「ピッコロはここで暮らすのか?」ヤムチャは聞いた。
「ああ」応えるピッコロ。
「では、また!!」
悟飯は瞬間移動で去っていった。



105 名前:プーアルの中身 :03/03/31 21:59 ID:bJhVoblo
第八十七話「後日談(2)」
「では、オレもおいとまするか。残りのDBも探さなくてはならんしな!」
ヤムチャは気合を入れて言った。
「俺も手伝おうか?」ピッコロは聞いた。
「いや、プーアルとふたりで旅がてら探すことにするよ。残りは2つだけだしな」
ヤムチャはピッコロの気遣いに感謝して言った。
「ではまた!」
ヤムチャは挙手すると、西の都へと帰っていった。

カプセルコーポレーションに着いたヤムチャ。
門にはプーアルとウーロンが出迎えていた。
「おかえりなさいヤムチャ様!!ご無事で何よりです!!」
プーアルは涙ぐみながら言った。
「さっきベジータが帰ってきたからな・・・どうやらその表情だといいことあったな?」
ウーロンはヤムチャの凛々しい表情を見て言った。
「フフフ、わかる?なんたってセルにとどめを刺したのはこのオレ様だからなっ!」
ヤムチャはどうだ、といわんばかりの態度をとって言った。
「す、すげぇな。一体どんな手を使ったんだよ?」
ウーロンは怪しげな目をヤムチャに向けて言った。
「フッ、もちろん正攻法さ。さて、プーアル。テレビ局に戦果を報告したらDB探しの旅に出るぞ!」
ヤムチャはそう言うと、プーアルとともに自宅へ帰った。
「ああ、俺も旅に行きてぇよ・・・」
ひとりと一匹の後姿を見ながらぼやくウーロンであった。



106 名前:プーアルの中身 :03/03/31 22:00 ID:bJhVoblo
第八十八話「後日談(3)」
世界中はヤムチャの大活躍で話題騒然となった。
多くのメディアへの出演の話が入ったが、DB探しの予定があったので全部断った。
代わりにミスター・サタンが出演し、最初は愛弟子(?)を褒めちぎるトークを展開していたが、
途中から何故か自身がセルを倒したかのような話にすり替えて話題をさらった。

―ちょうどその頃、神の宮殿では―

ヤムチャ、プーアル、悟飯、ピッコロ、デンデ、ミスター・ポポがDBを囲んでいた。
シェンロンを呼び出し、1つ目のねがい「セルに殺されたものたちを生き返らせる」をかなえた。
「デンデのDBは2つねがいがかなえられるのか・・・あとひとつはどうするんですか?」
悟飯は興味津々の顔でみんなに聞いた。
「そのことなんだが・・・17号と18号が生き返っていたら体内の爆破装置を
取り除いてやりたいんだ・・・」
ヤムチャは申し訳なさげにみんなに伺った。
「ヤムチャさん、18号のこと好きなの?」
悟飯は無遠慮に聞いた。
「まさか!このオレ様はモテモテなんだぞ・・・っていっても今フリーだからなぁ・・・」
ヤムチャは微妙な表情をしながら小声で言った。
「恋愛というやつか・・・よくわからん。まぁ、俺たちは相当なレベルアップをしたわけだし、
もしあいつらが騒ぎを起こしたらその時までということだな」
ピッコロは皆の意見を総括するようにして言った。
「では、お言葉に甘えて・・・シェンロン、17号と18号の体内に埋め込まれている
爆破装置を取り除いてくれ!!」
ヤムチャは叫んだ。



107 名前:プーアルの中身 :03/03/31 22:00 ID:bJhVoblo
最終話「有終の美」
「たやすいご用だ。ついでにそこにいる猫の耳の中にある超小型スパイロボも取り除いてやった
・・・・・では、さらばだ」
シェンロンはそう言うと、消えていった。石になったDBは四方八方に飛び散っていった。
「プーアルの耳の内にスパイロボって・・・どうなっているんだ?」
ヤムチャは思い巡らすように、目を宙にさまよわせて言った。

―すると、柱の影から―

「それは俺がこっそり忍び込ませたのさ」
突然、17号が飛び出てきて言った。
「そのお陰であんたたちの居場所がわかったってこと」
18号も出てきて微笑を浮かべて言った。
「話を聞いていたのならわかるだろう。悪さをするなよ。それとヤムチャに感謝するんだな」
ピッコロは17号と18号を等分に見やって言った。
「フン、俺には破壊の趣味はねぇよ。まぁ、狩りでもしながら楽しく暮らすさ」
17号はそう言い放つと去っていった。
「・・・彼氏が行っちまったぞ。追わなくていいのか?」
ヤムチャは18号に試しに聞いた。
「あいつとは双子の姉弟だよ。だからってその気になるなよな!いくら顔が二枚目だからって
いってもあたしは別に面食いじゃないんだ。それに爆弾のことだって感謝してないからな!」
18号は一方的にまくし立てて、去ろうとしていた。
そして、ふとヤムチャに振りかえり、
「またな」
と言い残して去っていった。
「ははは!モテる男はつらいってことかな!!」
ヤムチャは苦笑を浮かべてひとりごとを言った。

―こうして再び地球に平和が訪れるのであった。Z戦士、なかんずくヤムチャのおかげで―

<おわり>

108 名前:プーアルの中身 :03/03/31 22:04 ID:bJhVoblo
最終話までうpしてしまいました。。。
スレ住人の皆様、長い間くだらないはなしに付き合って下さってありがとうございました。
またしばらくはROMにまわると思いますがよろしこ。

109 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 22:36 ID:5GUpMEv0
小説飲茶にプーアルの中身を全部アップしました。

ということで、久々の長編小説が追加です。

110 名前:作者の都合により名無しです :03/03/31 23:39 ID:wdc2ChCi


111 名前:作者の都合により名無しです :03/04/01 00:15 ID:Z7KikXOD
>>94
一緒だね。漏れも「超ヤムチャ伝」と「急襲のヤムチャ」かな。
プーアルの中身さん、次回作期待しとります。

112 名前:やむ管 :03/04/01 03:36 ID:PK6oiuLK
漆黒の魔狼 YAMUCHA -The Dark Side- 第五部

ダイジェスト(22話以降)

他の戦士たちよりも早くセルゲームの舞台に到着したトランクスを煽るセル
はやるトランクスを押さえ込む16号の元に天津飯、餃子がやってきた
遅れてやってきた天津飯になぜここにいるのかと聞かれ、意気揚々と人造人間になったことを話すトランクス
怒る天津飯と16号が一触即発の状態になったところで悟空が到着、そして、いつの間にかピッコロもいたことに驚く天津飯。
そして、天津飯の怒りが収まらぬ中、クリリンが到着し、ついにセルゲームが始まる。
一対一を望むセルに対し、悟空が名乗りを挙げた。

その頃、カプセルコーポでは遅れて到着したTV局のカメラが映し出した光景
というよりもトランクスがその場にいることに驚愕するブルマとヤムチャがいた。
もう戦わない、そう心に誓ったヤムチャではあったが愛息・トランクスを二度と失うわけにはいかないとばかりに
部屋に駆け上がると、封印していた胴着を取り出した。
それは替えのきくものではない。かつて、天下一武道会に優勝したときに着ていたものだ。

セルと悟空のあまりにハイレベルな戦いに唖然とするしかない一同。
だが、冷静に戦況を分析している者もいた。16号とピッコロだ。
そして、悟空に疲れが見えはじめた時、突然、16号がセルに襲い掛かる。
舌打ちをして16号に続いたピッコロだったが、セルは二人の攻撃を難なくかわしてしまう。
そして、天津飯、餃子、クリリンの3人も加わり戦況は混乱した。
初めての戦いに困惑するトランクスはただ呆然とそれを見守ることしか出来なかった。

戦況を打開するため初代ピッコロ大魔王の技・爆力魔波を放ち、距離を置いたセルは分身であるセルJr.を生み出す。
悟空とトランクスを除く戦士たちの数に合わせて生み出されたセルJr.の猛攻の前にクリリンが餃子、そして天津飯が倒れてしまう。
短い戦闘の間にフォーメーションを取り始めるピッコロと16号はなんとかその猛攻に耐えていたが、
16号がピッコロにある提案をする。


113 名前:やむ管 :03/04/01 03:37 ID:PK6oiuLK
それはピッコロに時間を稼いでもらう間に彼がセルに取り付き自爆するというものだった。
最後の望みを賭けた16号の特攻であったが、セルに胴体を分断され失敗に終わる。
今まさに果てようとする16号の元に駆け寄るトランクス。
ブルマに直してもらえば助かるというトランクスの言葉を拒否し、自分の胸をこじ開ける16号。
そこには彼の心臓とも言うべきエネルギー炉が眠っていた。
彼はトランクスにそれを委ね、セルを挑発した。トランクスがお前を倒すと・・・
その侮辱的な言葉煮に逆上したセルは16号を跡形もなく破壊する。
16号の死に怒れるトランクスの姿が消えたかと思うと、セルが吹っ飛んでいた。
セル相手に苦戦を強いられていた悟空も、セルJr.を相手していたピッコロたちもその光景に呆然とする。

トランクスにはドクターゲロが開発中だった気の増幅装置が仕込まれていた。
それはかつて鶴仙人と桃白白に搭載されるはずだったものだ。
ドクターゲロの研究所からそれらの資料もともにカプセルコーポレーションに運び込まれていた。
16号はわずかな希望を託し、この装置をトランクスの体に埋め込んだ。
本来、気を使えないはずのトランクスには無用の長物と思われていたこの装置だったが、
16号を破壊された怒りにより彼の中に眠るヤムチャの、狼の力が目覚めてしまったのだ。
もちろんそれだけではない。16号が最後に託したエネルギー炉の出力もあいまって、少年は今や、
地上最強の戦士になろうとしていた。


114 名前:やむ管 :03/04/01 03:37 ID:PK6oiuLK
トランクスの猛攻の前に次第にセルの形勢が悪くなる。
親をかばうかのように集まってきたセルJr.はトランクスの相手にはならなかった。
そして、セルの腹にトランクスの拳がめり込む。急に様子がおかしくなったセルの尻尾から18号が出てきた。
同時にセルはかつて17号を吸収した時の姿に戻る。
そして、トランクスのヘルズフラッシュがセルを襲う。その光の中、セルは空のかなたへと消え去った。
トランクスが放った光の柱、それは戦い果てた16号への手向けだった

勝利を確信し、喜びに沸く一同、しかし、悟空ははるか上空にセルの気配を感じる。
とっさに全てのエネルギーを核の防御に当てたセルが再生したのだ。
しかも、その姿は完全体のものである。悟空の遺伝子が皮肉にもセルの役に立ってしまったのだ。
復活したセルに比べ、トランクスは所詮、子供であった。
この後に及んで、先ほどまでの戦いが嘘のように失速してしまう。
体力のなさ、そして、ムリな戦いのために16号が託したエネルギー炉も一時的な出力不足に追い込まれたのだ。

一方、ヤムチャは戦いの舞台へあとわずかなところまで近づきつつあった。
そのヤムチャの耳に凄まじい轟音が響いた。空を飛んでいたヤムチャは気づかなかったが、
地響きを伴うその音は悟空たちの元にも達していた。
戦闘の余波でビルが倒壊でも起こしたのだろうか、だが、それはセルゲームの戦闘の凄まじさを物語っていた。
胸騒ぎを覚え、力の限りを振り絞りヤムチャは戦いの舞台へ向かう。


115 名前:やむ管 :03/04/01 03:38 ID:PK6oiuLK
じりじりとトランクスをなぶるセルに怒りを爆発させた悟空はセルに再び一騎打ちの勝負を挑む。
すでにトランクスは敵ではないだろう
セルにとってもその場にいる者たちの中で最も力のある悟空を殺すことは有益だった。
誰も手出しをするなという悟空であったが、死の淵から蘇り、大幅に力を上げたセルにかなうはずもなく、遂に力尽き倒れてしまう。
止めをさせ、そう叫ぶ悟空に自分の技で果てろと言い放つとセルはかめはめ波の構えを取った。
そのセルを上空から気功波が襲った。ヤムチャが到着したのだ。
だが、まるでセルにはダメージを与えることが出来ない。
それでもあきらめずに攻撃を加えるヤムチャの姿は絶望しかけた戦士たちの心を揺さぶる。
ヤムチャの元へ飛び上がるとそれぞれ力の限りを尽くした最後の一撃を放つ。
その攻撃は戦士たちの心を表すかのように一つになりかめはめ波を放たんとするセルに直撃した。
裁きの鉄槌が今まさに振り下ろされたのだ。

耳をつんざくほどの爆音がとどろき、あたりは一面、砂塵に包まれた。
徐々に砂塵が収まり、そこには巨大なクレーターが出来上がっていた。
しかし、誰もが絶望に打ちひしがれていた。セルの気はそれでもなお消えていなかったからだ。
クレーターの中心に禍々しい赤いバリアーをまとったセルが立っていた。

悟空は死を覚悟した。ドラゴンボールで生き返ることもないだろうが、驚いたことに恐怖は感じなかった。
むしろ、最後に自分よりも強い相手と戦えたことに満足感を感じていたのだ。
そして、ゆっくりと目を閉じるとセルの一撃を待った。
しかし、予想していた衝撃は来ない。弄ばれているのかと思い怒りに目を見開き、声を荒げようとする悟空。
だが、その眼前にはセルが何者かに体を貫かれた光景が広がっていた。

(第5部 完)


116 名前:作者の都合により名無しです :03/04/01 15:15 ID:HsMqeomV
>やむ管さん
第五部、乙。

117 名前:作者の都合により名無しです :03/04/01 15:16 ID:HsMqeomV
つーか、下がりすぎ。age

118 名前:作者の都合により名無しです :03/04/01 15:42 ID:PK6oiuLK
>>117
http://yamuchan.hp.infoseek.co.jp/

119 名前:作者の都合により名無しです :03/04/01 17:41 ID:hI4282S4
疲れたってことかな。

お疲れ様でした。

120 名前:作者の都合により名無しです :03/04/01 17:56 ID:dMUfqGLC
なるほど。知らんかった。

疲れたというか、この辺が限界だと感じたのかもしれない。
読み手が明らかに減ってる上に感想書くのが義務付けられてるもんで純粋に楽しめない。
GTやAFから既に減退は始まってたが今ほど酷くは無かったし、まだ楽しかったからな。

これから先今以上の発展を望むのも絶望的だし、そろそろこのスレも終わりにするべきじゃないか?
まだまだ続けたい人がいるなら、今度はヤムチャ限定じゃなくてDB全般にするべきかと。
そうすれば人もたくさん来るだろうし新鮮な気持ちで再スタートできると思う。
当然煽りやらなんやらもたっぷり来るだろうが、そういう2ちゃん的雰囲気の中で書くのもまたいいかも。


ごめん。勝手にスレが終わりそうだと感じてたからこんなこと書いちゃった。
↓何事も無かったかのように続けて下さい。

121 名前:作者の都合により名無しです :03/04/01 18:12 ID:hI4282S4
確かにね
もういい加減ネタ切れだろ。っていうか、
仮に新しいネタが思い浮かんだとしてもね、
読者がついてこないんじゃ意味がないし。

最初は、あくまでもネタスレだったと思っている。
当時、誰が言い出したのかヤムチャ=ヘタレキャラっていう、
誇張表現をネタとして用い、人々の笑いをさらったのが最初だ。
だが、あくまでもネタだったので、そのネタの効力も徐々に尽きてくる。
スレとしては、それで終わるべきだったのかもしれない。

というか、ネタの効力が尽きたと思った時点で、
別のネタに走るとか。なにか考えるべきだったと思う。

さて、そんなわけで、別のネタをはじめようと思う。。。

122 名前:病的 :03/04/01 19:10 ID:fkDI0Gwx
え?え?終わっちゃうの?いや〜ん!だったらリレーを俺の下らないギャグでオチつけちゃうぞ(w

123 名前:作者の都合により名無しです :03/04/01 19:17 ID:hI4282S4
ヤムチャ限定にしないほうがいいと思う。
っていうことじゃないかな。

DB全体でなら、ネタはたくさんあるんだから。
何とかなるってば

124 名前:作者の都合により名無しです :03/04/01 19:34 ID:hI4282S4
そうは言っても、すぐにほかのネタなんて思い浮かぶわけもなく。
とりあえず、ヤムチャのネタを書くことにする。

125 名前:これが始まり :03/04/01 19:46 ID:hI4282S4
まるで、休み明けの月曜日みたいに眠たい授業が終わり、次の時間が始まる。
そういえば、今日はまだ、ウーロンが来てない。アイツが来たら、クラスは
狼に襲われた羊たちのように騒がしくなる。今はまだ静かだ。けど、いつか
変わる。ウーロンが来るのだ。

僕がウーロンのことを思い出すと、同時にいくつかの苦い思いでも蘇ってきた。
あの豚の被害にあった女の子はたくさんいるが、実は最初の獲物は僕だったんだ。

ウーロンは僕が大切にしていた尻尾飾りを盗んで自分の尻尾につけた。それが
悪事の始まりだ。僕の大切なものを盗んでおいて、とんでもないことを言った。
「いいだろ。これ、プーアルからもらったんだぜ。
 あいつ、おれにぞっこんだからな。ハハハッ」
冗談じゃない。ふざけるのも大概にしろ。
それだけじゃない、周りの男たちも
「いいなぁ。俺もプーアルから何かもらいてーよ」
なんて言ってる。信じるなよ。ったく。

まぁ、そんな事があったから、僕はあの豚が嫌いだ。世界で二番目に嫌いだ。
ちなみに、一番はというと、それは今から始まる授業を聞けばわかる。
(1/3)

126 名前:これが始まり :03/04/01 19:47 ID:hI4282S4
今から始まる授業は「変身倫理学」といって、今日最後の授業だ。
この授業は変身動物たちが、歴史の表舞台に出てから、周りの生物たちと比較して
どのような社会的位置にいたのかを説明するのが目的だ。
僕たち変身動物たちは、他の動物、主に人間たちによって辛い思いをさせられてきた。
その歴史を振り返り、変身動物たちはこれからどのように生きていくのか。
それを考えるのが授業の目的。

先生は語る。
「バッケーは、今では化け猫の神様とまで言われていますが、彼がそのように言われるには
 訳があります。彼は変身動物と人間たちとの戦争において、常に先頭に立ち
 人間どもを駆逐していったため、神様とまで呼ばれるようになったのです。
 戦闘中、彼は様々な伝説を残しました。皆さんも聞いたことがあると思いますが
 ・・・」
先生はバッケーの伝説的偉業について説明している。スゴイ猫だったんだ。
改めて僕はバッケーを尊敬した。もちろん、知らないわけない。化け猫なら誰でも知ってる
尊敬すべき猫だ。けれど、彼が残した数々の偉業は僕の考え以上にすごかった。
やっぱり、伝説に残る人は違うんだな。そう思った。
僕がこの日一番感動したバッケーの話は、次のようなものだった。
「・・・以上のように伝説的強さを持ったバッケーにも最後のときが訪れます。
 人間たちによって殺されてしまうのです。
 彼は自分の主人、猫王様を守るため、数百、数千とも言われる人間の軍勢に
 ただ一人で立ち向かいました。
 人間たちが攻めてきます。矢が雨の様に飛んできます。剣がイワシのように群れを成して
 襲ってきます。けれども、バッケーは怯みません
(2/3)

127 名前:これが始まり :03/04/01 19:48 ID:hI4282S4
 襲い掛かる人間どもをバタバタとなぎ倒し、力尽きるその瞬間まで逃げることなく
 戦い続けました。いえ、この言い方は正確ではありません。
 彼は力尽きた後も、戦い続けたのです。
 人間どもの攻撃は、休むことなく続き、無敵のバッケーもいつしか、力尽きました。
 力尽き、命を落とすことを覚悟したバッケーは最後の大技を繰り出します。
 それが、有名な変身天変地異です」
変身天変地異。有名な技だ。当然、知っている。でも、何度聞いても感動できる。
「バッケーは変身し、自分の体を大地の一部に変えました。
 いえ、それだけではありません。大空の一部にも同化させました。
 これは変身術最大奥義で、自分の体を自然の一部と化すことにより、大いなる力を
 その身に得る方法なのです。
 大地と化したバッケーが揺れると、大きな地震が起こりました。
 さらに、もう一度揺れると、地割れが起こりました。人間どもはパニックに陥ります。
 そして、トドメに大空に同化したバッケーが怒りの感情を高ぶらせます。
 風が荒れ狂い、雨が泣き叫び、雷がとどろきました。
 人間どもはたまらず、逃げ出していきます。
 バッケーはたった一匹で人間ども数千の兵に勝ったのです」

う・う・う・・・・。いつ聞いても、涙が出てくる。
あの人間どもに僕らの神様が勝ったんだ。これを喜ばずに何を喜べというのか。

そう、僕が一番嫌いなものは人間だ。なんで嫌ってるかって?
そりゃ、そのうち話す機会があるよ。でもね、変身動物で人間が好きなやつは一匹もいない。
けど、ウーロンは例外。アイツは変身動物の仲間はずれだから。

(3/3) <つづく>

128 名前:作者の都合により名無しです :03/04/01 20:33 ID:hI4282S4
次スレまで続けたいと思うのだが、
一人重大な人を失ってしまったので、
今後のことを考えないといけない。

まず、第一に考えられる案として
ヤムチャにこだわらないでネタを書くって言う案。
そして、次に新スレを今までのやむスレの延長としてPart.10にするのではなく、
DB小説スレPart.1として始めるっていうことかな。


そうすれば、小説飲茶管理人としてはヤムチャ小説だけをバックアップすれば
いいわけだし。楽になるわけだな。
俺が書いてるやつも、ヤムチャ出てくるけど、プーアルが主人公だから
ヤムチャ小説ではないと・・OKこれで、負担がぐっと減った。。。

って、趣旨が違うな。。
とにかく、新しく別の路線に走るほうがよいかと。
ヤムチャの小説じゃなく、ドラゴンボールなら、今でも数は豊富でっせ。

129 名前:作者の都合により名無しです :03/04/01 20:58 ID:xMQXaF/L
たまにはアプールの活躍する話を考えようぜ

130 名前:作者の都合により名無しです :03/04/01 21:09 ID:dMUfqGLC
>>128
次スレ以降はDB小説スレPart.1的に始めるってのは賛成。
ただ、もうちと工夫したスレタイの方がいいかもしれない。
じゃあ具体的何?って聞かれても困るが・・・

とりあえず、スレタイ考えるのが先じゃね?

131 名前:作者の都合により名無しです :03/04/01 21:11 ID:hI4282S4
>>130
全面的に賛成。
スレタイが思い浮かばないのも賛成。。。。しちゃいかんな。。。

132 名前:作者の都合により名無しです :03/04/01 22:32 ID:CwhLGQdE
>>131
たまにはDBの小説でも書こうぜ。
はどうでつか?

133 名前:ヤムチャッカ :03/04/01 22:37 ID:5Q+lQevi
<超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 第8話>
ついに運命の日が来てしまった。地球に2つの丸型宇宙船が飛来した。
神様の宮殿にいた戦士達はそれをすぐに察知した。
神様「今、界王様から連絡があってな・・悟空達はまもなくここにやってくるそうだ・・・
話によれば、悟空はおろかヤムチャのやつも大きくパワーアップしてるらしい・・・
2人が来るまでの間・・・頼んだぞお前達・・・!」
宮殿の奥から神様が出てきてこう言った。ここ2、3日体調が優れないらしい。
ミスターポポに支えられている神様を見送りながら、戦士達は出陣して行った。
その頃、サイヤ人達が飛来した都ではナッパの「クンッ!」によって壊滅状態におちいっていた。
ベジータ「もうこれくらいにしとけナッパ。それと貴様、また育毛剤つけたな・・・
ちょっとにおうぞ・・・貴様はもう手遅れなんだからつけてもしかたあるまい・・」
ナッパ「い、いや・・・そういうベジータこそけっこうきてるじゃねえか!人のこと言えないぜ」
ベジータ「う・・うるさいっ!これは生まれつきだ!貴様!殺されたいのかっ!」
ナッパ「す・・・すまねえ、そのことをすっかり忘れてたんだ・・・」
ベジータ「それにドラゴンボールってのがこの近くにあったら俺達の願いはパアだ・・・」
ナッパ「す・・・すまねえ、そのことをすっかり忘れてたんだ・・・」
そうこう言ったあと、2人は地球上でもっとも強い戦闘力が集まっている場所・・・
つまりピッコロと悟飯のいる場所を見つけ出し、飛び立っていった。
そして、カプセルコーポレーションでは・・・
ブルマ「とうとう来たわね・・・ウーロン!応援に行く?」
ウーロン「お、オレは死んだっていかねえよ・・・!」
すると、ブリーフ博士が自信満々の顔でやって来た。
「わしも行こうかな・・・この新しく作ったバトルスーツを着けていけば・・・ちなみにこれは
最近死んだ極悪な科学者の人造人間を作る技術を利用したもんなんじゃがな・・・」
そのあまりの不恰好さにブルマは即答でこないでくれと答えた。
全面対決の時は刻々と迫っていた・・・・・

134 名前:ヤムチャッカ :03/04/01 22:38 ID:5Q+lQevi
サイヤ人達が地球に降り立ったその頃、ヤムチャ達は地球に向かって蛇の道を全速力で進んでいた。
その速さは来た時の比ではなく、ぐんぐんと距離は縮まっていき、戦いに間に合うかと思われた。
ヤムチャ「悟空!サイヤ人達はもう地球についた頃かな!?・・・・・ん?」
悟空「わああ!なんだこりゃああ!!!」
そう・・・過去にヤムチャを襲った時空乱気流である・・・あの時からほぼ一年・・・過去、ヤムチャを
界王様の所までいち早く到着させるのに一躍かったそれが今度はヤムチャ達の行く手を阻もうと
していた。
悟空「ヤムチャ!大丈夫か!?」
ヤムチャ「あ・・ああなんとか大丈夫・・・それより悟空・・・オレが何とかこのままこれを
抑えとくからお前は地球に向かってくれ!俺もすぐに追いかける!」
先に乱気流に巻き込まれてしまったヤムチャは悟空をかばい、乱気流の拡大を抑えていた。
少しためらった悟空であったがヤムチャの気を思い、向きを変え、地球へと向かっていった。
ヤムチャ「悟空・・・頼んだぞ・・・すぐに追いかけ・・・・・う、うおお!!!」

界王様「し・・・師匠・・・!どうなされたのですか!いきなり上から落ちてきて・・!」
ヤムチャ「ん・・・・そうか。またお前の所に落ちたか・・・しかしこれでずいぶんおくれちまい
そうだぜ・・・」

地球ではすでにベジータ、ナッパとピッコロ、悟飯の2人が対峙していた。そのあまりの
戦闘力の差を感じた2人は言葉に出せない恐怖感でいっぱいだった。ドラゴンボールのこと、
ピッコロがナメック星人だったこと・・・それらの話が済んだ頃、クリリン、天津飯、チャオズ、
そして神様の宮殿で修行し、見違えるほどのパワーアップを遂げたハンさんがやって来た。
ナッパは彼らの戦闘力を測り始めた・・・
「戦闘力・・・1670・・1806・・・1350・・1978・・・ふん!なかなかやるようだが
しょせん俺達の敵じゃないぜ・・・」
すると、ベジータがため息と同時にこんな言葉をナッパに言った。



135 名前:ヤムチャッカ :03/04/01 22:40 ID:5Q+lQevi
ベジータ「お前はなんにも学習してないようだな・・・こいつらは戦いに応じて戦闘力を
変化させるんだ・・・お前もラディッツの二の舞になりたいのか?」
ナッパ「す・・・すまねえ、そのことをすっかり忘れてたんだ・・・」
ベジータ「まあいい・・・ナッパ、こないだ言ったようにあいつらを出してやれ。こいつらの
お手並み拝見といこうじゃないか」
するとナッパはにやけた顔をしながらパンツの中をいじり始めた。ベジータはまたため息を
ついていた。ナッパは不思議なビンの中から、奇妙な粒を3つ取り出し、地面に埋めだした。
何が始まるんだ・・・いいようのない恐怖感でいっぱいのZ戦士達・・・すると突如、地面から
3匹の化け物が飛び出した。青、黄色、緑、それぞれの色の化け物が一匹ずつZ戦士の前に
立ちはだかった。
ベジータ「オニオン!ブロッコ!パンプキン!やつらを痛みつけてやれ・・・手加減するんじゃないぞ!」
ナッパ「カイワレマンにキュウコンマンにサイバイマンか・・・ちょっとサービスしすぎ
なんじゃねえか?ベジータ。」
ベジータ「ふん、これもゲームのうちだ・・・」
3匹の化け物はそれぞれに攻撃態勢をとった。Z戦士達もそれに対応するように攻撃態勢をとった。
が、その瞬間、キュウコンマンのブロッコの頭部がパッカリと割れ、無数のエネルギー弾が
飛び出した。それを紙一重でかわしていくZ戦士達。だが、それはおとり攻撃にすぎなかった。
サイバイマンのパンプキンがエネルギー弾をかわし、一瞬スキのできた彼らに対して、溶解液を
放ち、不幸にもチャオズの左腕に直撃した。あとかたもなく消滅するチャオズの右腕。
「チャオズー!!!!!」天津飯の叫びを聞いたクリリンはチャオズを援護しに行こうとしたものの
カイワレマンのオニオンの放ったシビレ液によって体の自由を奪れてしまった。左腕を溶かされ
悶絶するチャオズ、体のシビレによって言葉を発せられないクリリン。そして天津飯はチャオズを
かばい、ブロッコのエネルギー弾の直撃を受けて、吹き飛ばされてしまった。
サイヤ人達自慢の3匹の複合攻撃によってZ戦士達はいきなり窮地にたたされてしまった。
<つづく>







136 名前:ヤムチャッカ :03/04/01 22:47 ID:pafzTrRL
やむ管さん、残念です。自分は来たばかりでもう少しお話をしたかったのですが。
それと、ヤムチャ限定じゃなくてDBの小説スレにするというのはいいと思います。
自分もやっぱ他のキャラも少し活躍させてあげたいと思っていたので。
とりあえず今の作品での主役はヤムチャなんですが、もっと他のキャラも
前に出していきたいと思っています。今の作品のヤムチャはやむ管さんの
言うような普段はへたれだけど、やる時はやるヤムチャ、てのを元として書いてます。
不十分ですが。考えが一緒だとわかりうれしかったのですが、残念です。
勝手だけど復活を期待します。

137 名前:作者の都合により名無しです :03/04/01 22:54 ID:dMUfqGLC
なんか・・・ハゲ二人の願い事って言ったら・・・まさかな・・・
>>135、「チャオズの右腕」になっとるよ。

スレタイ案を一つ。
「俺達で勝手にDB作ろうぜ」
・・・いまいちだ。ぱちもん臭いし。なんか、個人的には今までと全く違うスレタイがいいと思った。
ちなみにID:dMUfqGLC=グラヤムね。
実は結構しぶとくここに張り付いてる。何も書いてないのに。

138 名前:ヤムチャッカ :03/04/01 23:05 ID:QOTgIKbw
>>137
そーいや訂正するのを忘れてた。ベジータたちの願いは原作どおりってことで。
ナッパたちの会話はちょっと失敗だったかも。
「胸がパチパチするほど騒ぐDB小説」なんてどうでしょう?
気にいらなかったら触れずにスルーしてください。

139 名前:ヤムロット伝2 :03/04/01 23:16 ID:nDxEXbYE
第二十話「ヤムチャの爆弾」

あらすじ
第二回戦最後の試合、ウーブVSヤムチャ。
最初は有利に戦うヤムチャだが、悪口にぶちギレたウーブによって右腕を負傷させられる。
ヤムチャは舞空術で逃げるが・・・!?


「せいやぁーっ!!」
かけ声とともに大ジャンプするウーブ。ヤムチャに向かって一直線だ。
「うわーーー!く、来るなぁーーーっ!!」
とっさにヤムチャは左手だけでかめはめ波を撃った。
空中で自由に動けないウーブは避けることができなかった。回転しながら地面に激突するウーブ。
しかしすぐに体勢を立て直すと、空のヤムチャを睨みつける。
kill you・・・ウーブの目はそう言っている。

「あわわわわ・・・こ、殺される・・・!」
ヤムチャは生まれて初めて心の底から震えあがった・・・
真の恐怖と決定的な挫折に・・・
恐ろしさと絶望に尿すら流した・・・
これは16回目のことだった・・・

「えっと確かこんな構えだったかな?」
ウーブはヤムチャを真似て、左手でかめはめ波の構えをとった。
「えっと・・・えっと・・・・・・かめはめ波っ!!」
次の瞬間ウーブの手からかめはめ波が発射され、ヤムチャを襲った!


140 名前:ヤムロット伝2 :03/04/01 23:17 ID:nDxEXbYE

『なんとぉーーーっ!!ウーブ選手も同じ技を使っているぅーーーっ!!』

「こいつはバケモンか!?一度見ただけで相手の技をコピーしちまいやがった・・・。
 とりあえずこっちも応戦しないとヤバイ!」
ヤムチャはかめはめ波を撃ち返した。
衝突するふたつのかめはめ波。しかしウーブのかめはめ波がどんどん押し返していく。
「だ・・・ダメだ・・・・・やられる・・・!」
負けを確信したその時、ヤムチャの頭に聞き覚えのある声が響いた。

―――――おいおい、あきらめるなんてねえだろヤムチャ!
「何!?こ、この声はまさか・・・」
―――――おめえが全力を出し切ればきっと勝てるさ!
「でも右腕だって負傷してるし、気も半分以下になってしまったんだぜ・・・!」
―――――おめえはこころのどこかで地球へのダメージを考えてるんだ。大丈夫、ダメージはドラゴンボールでなんとかなる!
「・・・・・・ってゆうかさ、おまえ誰だ?」
―――――マイ・ネーム・イズ・餃子!
「おまえかよッッ!!気が散るから邪魔すんなボケッ!!」
―――――餃子の小ネタシリーズ第一弾!あのさあ、最近育毛剤を変えてみたんだけどさ・・・
「うるさい帰れーーーっ!!帰れ帰れーーーーーっっ!!!」

そうこうしてる間にウーブのかめはめ波が目の前までせまって来ている。焦るヤムチャ。
「くそったれ・・・あ、しめた!右腕の感覚が戻ってきたぞ」
さっそくヤムチャは右手に繰気弾をつくり、ウーブの顔面に投げつけた。
ドーン!まともに喰らい、わずかによろめくウーブ。
「いまだ!波ーーーーーーーっ!!」


141 名前:ヤムロット伝2 :03/04/01 23:20 ID:nDxEXbYE

ヤムチャはありったけの力をかめはめ波にこめ、ウーブのかめはめ波を完全に押し返した。
ドッカーーーーン!!激しい爆発がウーブを巻き込み、辺り一面に煙が覆いかぶさる。
「まだだ、まだこんなもんじゃおまえは倒れないはず。もう一発喰らいやがれ、繰気弾ッ!!」
ヤムチャは煙の中に繰気弾を投げつけた。
しかしまだヤムチャは攻撃の手をゆるめない。両手をクロスさせて地上を見下ろす。
「左手はそえるだけ・・・。ナムさん、技を借りるぜぇっ!天空×字拳ーーーー!!」
急降下するヤムチャ。その両手がウーブの喉のあたりをとらえた。

『煙のせいで見えにくいですが、ウーブ選手が倒れた模様です!
 カウントワン!ツー!スリー!あ、なんと立ち上がりましたーーー!!』

「いてて・・・・・・!くそ、もう許さないぞ!!」
「な、なんてタフな野郎だ。気の使い方さえマスターすればサイヤ人並の強さになるぜ」
ヤムチャはいささかあきれながら指をクイッと上にあげた。
すると突如地面から繰気弾が飛び出し、ウーブのアゴに炸裂した。
フラフラして、その場に倒れこむウーブ。

『・・・エイト!ナイン!テーン!ヤムチャ選手、準決勝進出決定でーーーす!!』

ほっと安堵のため息をつくヤムチャ。
しかしそれもつかの間、ヤムチャはパンツの中の悲惨な状況に気がついた。
「あれ?・・・もらしたのはオシッコだけと思ってたけど。
 どうやらオレはとんでもない爆弾をパンツ抱えてしまったようだ・・・」

準決勝組み合わせ  第一試合 ベジータVS匿名希望  第二試合 孫悟空VSヤムチャ          

(続く)

142 名前:ヤムロット伝2 :03/04/01 23:22 ID:nDxEXbYE
俺達で勝手にDB作ろうぜ
に一票!!

143 名前:急襲のヤムチャ(1/4) :03/04/01 23:55 ID:B7RK05PN
12 ベジータ(1)

「ひ、久しぶりだな。ベジータ……」
ヤムチャは、自分の声が震えていることを自覚した。
「ああ、貴様が亀仙人のジジイを襲ってから、3週間ぐらい経ったか?」
ベジータは鷹揚にうなずいて見せた。
「今までよく逃げ切ったな。褒めてやろう。誇りに思うがいい……。あの世でな」
ヤムチャはちらっと背後を見た。ベジータは目ざとくそれを見つける。
「カカロットたちが来るのを心配しているのか? 貴様にそんな余裕があるとは思えないが……」
「お前こそ、ずいぶん余裕だな……」
「オレは地球の奴らがどうなろうと知ったことじゃ無いからな。
 あいつらのようにアタフタしないで済むわけだ」
「なるほど……」
ヤムチャは微笑した。ベジータが意外そうにヤムチャを見る。
「気でも触れたのか? この状況で笑えるとは……」
「楽しいのさ。お前がアタフタするところを想像するのが」
ヤムチャの震えは――武者震いは、すでに収まっていた。
「オレがアタフタする? 貴様相手にか?
 わからないわけではないだろう。オレと貴様の戦闘力の差は――」
「お前さっき、地球の奴がどうなろうと知ったことじゃないと言ったな」
ベジータの言葉をさえぎると、ヤムチャはふところから何かを取り出した。
「――家族なら、どうかな?」

144 名前:急襲のヤムチャ(2/4) :03/04/01 23:58 ID:B7RK05PN
ヤムチャが握り締めていた右手を開くと、数本の髪の毛がひらひらと舞った。
その髪の毛の色は、ベジータ以外のベジータ一家に共通する、薄い紫色だった。
「そ、それはブラの……! 貴様ブラに何をした!」
「一瞬で見分けるとはさすがだな」
ヤムチャは落ち着き払って言った。
「さて、何をしたっけな……」
ヤムチャの言葉が終わるか終わらないかの内に、
ベジータの気が数百倍に膨れ上がり、台風のような圧力とともに金色のオーラが吹き出していた。
「超サイヤ人2、……だな?」
「貴様ァ!」
ベジータは小さく気を溜めると、両腕を使ってマシンガンのようにエネルギー波を連射した。
水しぶきが巻き起こり、流れ弾がユンザビットの山々を爆撃する。
森からは細い煙が数本立ち昇り、崖の洞窟は落盤を起こし、大地は少しずつ削られて行く。
ベジータは構わずエネルギー波を撃ち続けた。
最後に両手で、一際大きなエネルギー波をぶつけると、ベジータはようやく息をついた。
荒く息をつきながら水しぶきが退くのを見守る。
しぶきが小粒になり、空中に小さな虹がかかり、ようやく視界が開けた。
ヤムチャは不敵な笑いを浮かべながら、無傷のまま、右手を前に突き出すようにして低空に浮かんでいた。
右手の掌にはあの人造人間たちについていたのとまったく同じ、不思議な突起が突いている。
「ついに手に入れたぞ! サイヤ人の力を!」
ヤムチャは高らかに叫んだ。
その声には、紛れもなくラスボスの威厳のようなものが込められていた。
そしてヤムチャの身体から大量の気が、爆風のような勢いで吹き出してきた。

145 名前:急襲のヤムチャ(3/4) :03/04/01 23:59 ID:B7RK05PN
「し、しまった……! 吸収……!」
ベジータは慌ててヤムチャの気を探った。
「まだだ! まだオレの戦闘力の方が圧倒的にでかい! 勝っている!
 ――肉弾だ! なぶり殺しにしてやるぞ、ヤムチャ!」
ベジータは再び気を高めると、猛烈な勢いでヤムチャに向かって突進した。
「そう。確かに吸収できたエネルギー量は、お前から見ればたかが知れたものだ……。
 オレからすれば、非常に有用なんだがな。とにかく戦えばまだ負ける……。
 一旦退かせてもらうぜ! ……太陽拳!」
閃光があたりを包む。逆上していたベジータは反応できず、完全に目がくらんだ。
そして視力を取り戻した時には、ヤムチャの姿も、気配も、完全に消えていた。
「くっそおぉ! 戦闘力をゼロにしたままこうも素早く消えられるはずはない!
 海中に潜りやがったな!」
ベジータは上空に飛び上がり、右手に気を集中させた。
「ビッグ・バン・アタック!
 このあたり一帯ごと一気に吹っ飛ばしてくれる! このオレをコケにした報いだ!」
しかしその手を、横から悟空が強い力で掴んだ。
ベジータの気を目印にして、瞬間移動で飛んできたのだ。
「よせ、ベジータ。また吸収されちまうぞ」
悟空が静かに言った。
「カカロット……」
ベジータの手から力が抜けた。
「ヤムチャが、ブラの髪の毛を持っていた……。
 あの野郎、今まで武道家以外殺さなかった癖しやがって、戦えない、ブラを……」

146 名前:急襲のヤムチャ(4/4) :03/04/02 00:01 ID:bQSYblYU
カプセルコーポレーションの実験室。ブルマはいまだに、細かい機械作業に没頭していた。
「ただいま」
ブルマの肩を、ブラが叩いた。
「あら、早かったのね。お使いお疲れさま。約束どおりお駄賃上げなきゃね」
ブラは髪の毛が気になるらしく、何度も指でとかしていた。ブルマはそれを見て聞いた。
「あら、髪の毛がどうかしたの? ……ん? ちょっと髪形変わったか?」
「庭に出てすぐ、突風が吹いたと思ったら、髪がすっぱり一房切れちゃってて……。
 カマイタチって奴かな?」
「カマイタチ、ねぇ……。カマイタチで切れるのは皮膚だけだと思うんけどな」
ブルマは宙を見据えて少し考えていたが、
それより作業を優先しなければならないことを思い出し、思考を中断した。
「まあ、さっきのお小遣い使って美容院にでも行ってきたら?
 しっかし庭が広すぎるのも考えものよね。こんな都会でカマイタチが起こって、
 しかも大事な髪の毛まで切れちゃうなんて。ま、怪我がないだけよかったけどさ」

現在のヤムチャ 戦闘力:55,150,000(界王拳3倍で16,5450,000)
続く


とりあえずやむ管さんお疲れ。
次スレは「俺達で勝手にDB作ろうぜ」でいいように思いますが、
さすがに今すぐ次スレを立てるわけにも行かないですよね。
このスレ(Part9スレ)はヤムチャ小説オンリーで次スレからDB全般で行くのか、
それともこのスレからDB全般解禁で行くのか、どっちがいいでしょうか。
細かい事ですが。

147 名前:急襲のヤムチャ :03/04/02 00:11 ID:bQSYblYU
>146

× 「カマイタチ、ねぇ……。カマイタチで切れるのは皮膚だけだと思うんけどな」
〇 「カマイタチ、ねぇ……。カマイタチで切れるのは皮膚だけだと思うけどな」

やってしまった……。


あ、他にも誤字脱字とか言葉の誤用を見つけたらツッコミいれてもらえると嬉しいです>all

148 名前:ダークサイド作者 :03/04/02 00:58 ID:FFV8PyFm
漆黒の魔狼 YAMUCHA -The Dark Side- 第六部
前編 鬼が出るか 蛇が出るか

信じられない光景が広がっていた。あの強大な力を誇ったセルが突如現れた謎の戦士により体を貫かれ、
そして、その強力なエネルギー弾の前に今度こそ跡形もなく消滅してしまったのだ。
セルを倒すと謎の戦士は悟空に向き合い、訳の分からないことを話し始める。
自分は悟空の兄であり、悟空は地球人ではない、本当の名前はカカロットだと。
ラディッツと名乗った戦士に対して合点のいかない顔をする悟空。
彼は悟空がその使命を破り、地球人と馴れ合っているのだと勘違いした。
そして、悟空を目覚めさせるべくラディッツは最も戦闘力の低い戦士・ヤムチャを屠った。
誰もその攻撃を見切ることが出来ないほどのスピードで・・・
そしてヤムチャから遅れて、チチ、悟天を連れブルマが愛機で到着した。
来るな、そう叫ぶ悟空にサイヤ人の誇りを忘れたかと詰め寄るラディッツ。

セルを簡単に倒したこの男に勝てる見込みなどあろうはずがない。
誰もが覚悟を決めたとき、ラディッツの足元から一匹のセルJr.が躍り出た。
親を殺された憎しみからか、セルJr.は悟空たちににやりと微笑むと自爆した。その顔はセルそのものだった。
とっさのことにさすがのラディッツも防御体勢をとることも出来ずにセルJr.の自爆を食らった。
彼にとっては不運なことに、そして地球側にとっては幸運なことにセルJr.は彼の左目近く、
つまり彼らがスカウターと呼ぶ機械のすぐ近くで自爆したのだ。
その衝撃に耐え切れずスカウターは破壊されその破片がラディッツの左目を抉った。
左目を失ったラディッツに対し悟空、ピッコロの地球最強コンビが襲い掛かる。
だが、この二人をもってしてもラディッツには到底、及ばず撃退される。
しかし、ラディッツが悟空を攻撃した直後、お父さんをいじめるなと叫ぶ悟天がラディッツに特攻した。


149 名前:ダークサイド作者 :03/04/02 00:59 ID:FFV8PyFm
その強大な力に驚愕する一同、トランクスに続き新たな戦士が今、誕生しようとしていた。
悟天の体当たりを受け、ダメージを負ったラディッツの動きは明らかに鈍くなっていた。さらに驚いたことにラディッツは相手の気を感じるという能力を持っていなかった。
それは戦いの基本、目に頼らない戦いである。ここで悟空が一計を案じる
かつてん自分の弱点、つまりは尻尾をつかんでピッコロが攻撃する活路を開くというのだ。
この作戦は成功し、ラディッツを倒すことに成功したが、彼らは同時に孫悟空というかけがえのない戦士をも失おうとしていた。
虫の息ながら、ピッコロの攻撃により重傷を負ったラディッツを逃がしてくれるように頼む悟空。
悪態をつきながらもその頼みを聞いたピッコロであったがラディッツは宇宙船へと向かう途中で
2年後に必ず戻ってくる、そして、今度こそ必ず地球を滅ぼすという捨て台詞を吐くと、悟天を拉致し彼らの前から姿を消した。

ラディッツが去った後、悟空とヤムチャの体が消え去った。
神様の仕業だと直感的に判断したピッコロは自分自身もより強い力が必要だと考え、去ろうとする。
だが、その時彼の目にトランクスの姿が留まる。
ピッコロはトランクスの力を評価していた。今度の戦いまでにこいつは一流の戦士になる。
そう判断したピッコロはトランクスを連れ、姿を消した。
再び、絶望へのカウントダウンが始まったのだ。
一方、閻魔大王の元を訪れたヤムチャと悟空に神様は閻魔大王にある願いを伝える。
二人を界王星で修行させて欲しいという願いだ。


150 名前:ダークサイド作者 :03/04/02 00:59 ID:FFV8PyFm
すでに武天老師も界王星で修行していることを聞いた悟空はヤムチャに早く界王星へ行こうと持ちかけるが、
ヤムチャはそれを固辞した。武天老師に合わす顔がない。
そして、何より彼の胸にはまだ戦いに対する迷いがあったからだ。
そして、ヤムチャの罪を見た閻魔大王は元殺し屋である彼は界王星に行かなければ確実に地獄行きだと忠告する。
しかし、その言葉にヤムチャは不思議と救いを感じていた。
地獄で裁きを受ければこの悪い夢が覚めるかもしれないと、彼は地獄行きを望んだ。
閻魔大王は飲茶の人生、そして魂について書かれた帳簿を眺めているうちに彼が実に興味深い能力を持っていることに気づいた。

閻魔大王は賭けに出た。それは地球を救うどころか全宇宙を救う手段になるかもしれない。
しかし、その可能性は皆無に等しい、ヤムチャが万が一にでも生き残ったにしても
逆に全宇宙を滅ぼす力を身につけて現世に戻すことになるかもしれないのだ。
それは閻魔大王にとって苦い思い出、そして、ヤムチャたちが避けては通ることの出来ない敵が誕生した記憶。
閻魔大王は秘書に二人の案内人を呼ぶことを命じる。それぞれ、蛇の道、鬼の道という道の案内人だ。
鬼の道という言葉に驚く秘書を不思議に思いながらもヤムチャは案内されるままに鬼の道へと向かった。
暗くみすぼらしい扉の前に立つようにヤムチャはあんな二人に指示され、それに従った。
しかし、次の瞬間、案内人は彼を蹴り飛ばし、ドアの中へと押しやった。
ドアの中に入ったヤムチャは落下した。舞空術も使えない。ただ、落下するしかなかった。

神様は悟空とヤムチャを閻魔大王の下へと送り届けた後、クリリン、餃子、天津飯を天界に招いた。
もちろん彼らの修行のためだ。すでに彼らは悟空が始めて天界を訪れたときよりも強大な力を有している。
そして、世界を救おうとするその意思は神の下での修行に値した。
来るべき戦いに向け、戦士たちの修行は始まった・・・


151 名前:作者の都合により名無しです :03/04/02 03:26 ID:DGbOqKgE
たまにはドラゴンボールを死人復活以外に使った話を考えようぜ

152 名前:ダークサイド作者 :03/04/02 03:30 ID:FFV8PyFm
漆黒の魔狼 YAMUCHA -The Dark Side- 第六部
中編 閻魔大王の賭け

漆黒の闇の中をヤムチャはただ落下していた。何も見えない。
どれほど落下を続けたのだろうか、100年とも1分ともつかない時間感覚の中で不意にヤムチャの視界が開けた。
薄暗い世界、眼下には荒涼とした大地が広がる。ここが地獄か。そう思いながらヤムチャは静かに降り立った。
その直後、ヤムチャの足元が割れ、一匹の甲虫のような生物が襲い掛かった。
その強襲をくぐりぬけ気功波を放つヤムチャであったが全く効き目がない。
甲虫が空を飛べない事に気づくと舞空術でその場を去った。
しかし、その直後黒い霧が周囲に満ちた。肺を灼く様な激痛に悶えながら
ヤムチャは意識を失いそうになるのを必死にこらえていた。先ほどの甲虫が群れを成して眼下で口を開いていた。

トランクスもまた父・ヤムチャと同じように荒涼とした土地で過ごしていた。
ピッコロは半年の間、ここから逃げずに生き抜けとトランクスを放り出し去っていった。
空を飛んで家に帰ろうとしたこともあったがその度にピッコロに半殺しにされ、元の場所へと連れ戻された。
逃げることがかなわないことを知り、生き抜くことを少年は心に誓った。
そして、悟天を拉致し、帰路を辿るラディッツは必死に痛みをこらえながら地球での戦いで悟空たちが見せた
戦闘力を変化させる技術を身につけようとしていた。

必死に意識を保とうとしていたヤムチャだったが、不意に意識が遠のくのを感じた。
しかし、目覚めたときには甲虫は無残に引き裂かれ、その骸の中に浮かぶ自分に気づいた。
不思議と自分の力が上がっているがヤムチャを驚かせた。
だが、ほっとしたのも束の間、すでに新たな敵が迫っていた。
そして、その後も間断なくヤムチャは戦いを強いられることになる。眠ることすら許されずに・・・
そして半年が過ぎる頃、ヤムチャはまだ生きていた。しかし、その目はかつての彼のものではない。
ただ、生きることに全てをかける獰猛な獣のそれだった。
しかし、この頃、自分を追う影があったことにヤムチャはまだ気づいてはいなかった


153 名前:ダークサイド作者 :03/04/02 03:30 ID:FFV8PyFm
そして、蛇の道を進んでいた悟空も遂に界王星に到着する。
久しぶりに会う武天老師と会話を弾ませる中、界王が悟空になぜ一人か尋ねた。
ヤムチャが鬼の道へ進んだことを聞くと呻き声を上げ、界王は天を仰いで言った。
ヤムチャが生き返ることは万に一つもないと。
理由を問いただす悟空に界王はヤムチャが向かった先は地獄ではなく魔界であることを告げる。
生きるか死ぬか、その二択しかない過酷な世界。まさにヤムチャが過ごす世界が界王の口から語られる。
そして、更なる修行に励み界王拳を習得した武天老師ですら、三日と生き残ることは出来ないだろうと。
だが、彼らはまだ知らない。ヤムチャが再び、彼らの前に姿を現すことを・・・

一方、ピッコロの指示通り荒野で半年を過ごしたトランクスは見違えるほどに精悍な少年となっていた。
誰がこの少年を6歳の少年だと思うのだろうかというほどに。
そして、ピッコロはトランクスに戦いを叩き込んだ。
それは16号のような戦闘プログラムを持たないトランクスには欠かせない知識だった。
そして、ピッコロの指導の下、彼は力の制御の方法、気の練り方、敵の殺し方、全てを吸収していった。
そしてサイヤ人再来の日、力に頼るだけだった少年は姿を消し、そこには魔族の最終兵器の姿があった。

1ヶ月ほどの間にラディッツは気の扱いをマスターしていた。戦闘民族サイヤ人の才能が開花し始めたのだ。
そして、ようやく生命維持装置を起動させると眠りについた。食糧はすべて与えていたにもかかわらず
その頃には悟天も衰弱しきっていたためだ。弟即売りな少年を殺すわけにはいかなかった。
半年ほどの手近な中継衛星に到着すると、医師により救命装置に担ぎこまれ回復を待った、
救命装置に入る前に、悟天にちょっかいを出せば殺すと脅しをかけた上で・・・
回復したラディッツは自分の戦闘力が上がっていることを聞かされ満面の笑みを浮かべる。
だが、彼はそれを戦闘力のコントロールをマスターしたことが原因だと勘違いしていた。
彼はサイヤ人の特性を知らない。そして、1年後に来るであろう仲間を待つ間も彼はトレーニングを欠かすことはなかった。
そして、ラディッツにバーダックという名を与えられ、悟天もまた戦士としての道を歩み始めていた。


154 名前:ダークサイド作者 :03/04/02 03:30 ID:FFV8PyFm
魔界に落ち1年ほどたとうとする頃、ヤムチャには仲間が出来ていた。
小柄な魔導士だ。始めて言葉の通じる相手に出会えたことに安心し、ヤムチャはすっかり心を許していた。
だが、彼とともに行動するようになってようやくヤムチャは眠りを手に入れることが出来るようになった。
相手も同じだったようだ。まじめ手あった頃は、目はくぼみ、その下には大きな隈が出来ていた。
この初めての仲間によりヤムチャはようやく自分のいる場所が地獄ではなく魔界であることを知らされる。
魔導師はヤムチャに魔界の中心へ行かないかと持ちかけた。
実際のところ彼の目的はそこにあった。ヤムチャの中に眠る力を偶然、見た彼はその力を観察し引き入れることにしたのだ。
彼らがいる辺境ではいつ何時、命を失うかもしれない。
だが、魔界の中心に近づけばそれなりの秩序も出来るのだという。
その申し出を受け入れヤムチャはともに魔界の中心を目指すことにした。
だが、本来、魔界に落ちたものは現世でとてつもない悪事をしている。この魔導師も例外ではなかった。

ようやく魔界の中心へと近づいたヤムチャたちであったが、死後2年が経過しようとしていた。
頭上の天使の輪が消え、ヤムチャは生き返るときが来たことを知る。
そのヤムチャの目に一筋の光が差し込んだ。それが現世へ戻る出口だと悟った彼は魔導師に別れを告げ、
これまでに歩んできた道を引き返した。
同じく悟空もまた、界王星での修行を終え蛇の道を引き返していた。
界王様から聞いた話では地球に来襲するサイヤ人は4人、ラディッツと新たなそしてさらに強大な力を持つ二人。
そして、皮肉にも息子である悟天も彼らと共に地球へ向かってきているのだという。
戦いの火蓋は今まさに切られようとしていた。


155 名前:急襲のヤムチャ :03/04/02 10:42 ID:bQSYblYU
やむちゃんねるのドラゴンボール辞書ファイルを再配布してみますた。
http://hocchie.tripod.co.jp/2chlog/db.lzh

二つのファイル(注釈.txtとおまけ.txt)を勝手に付け加えてますが、
まずかったら連絡ください>やむ管さん

156 名前:作者の都合により名無しです :03/04/02 10:47 ID:EHoyTmdB
遅レスながら、やむちゃんねる管理人さんお疲れ様でした。

>151 ワラタ

157 名前:病的 :03/04/02 11:12 ID:ClmCaQyy
um−。
やむ管さんは本当に去ってしまうのか…。残念だ。
管理乙でした…。
ダークサイドは正直、楽しみにしていたのだが。
っつーか、まぁここの他の小説もみんなよく工夫されてるので凄い楽しみだった。
DBファンサイトの小説も悪くないけどやぱり趣がここと違うんだよなぁ。ここも終わってしまったら哀しいけど
何とか別の形で続いていってくれるといいなぁ。2ch的DB小説って感じで。
何かこのスレ、DBでのヤムチャみたいにひっそりと活躍しなくなってきたのは何の因果だろう

158 名前:チャムヤ :03/04/02 11:19 ID:oQHfFaPi
YAMUTYA THE STORY-世界で一番お留守な戦士-Z
第一話あの世でバイト
亀仙人に倒されたヤムチャの死体が消えてしまった、いったいどういうことなのか?
ブルマ「え!ヤムチャの死体を神様が!?」
亀仙人「どうやら1年後、やつよりも強いプーアルってやつがくるらしい、わしはそこにいるフリ―ザっ     てガキを連れて行く、こいつは訓練しだいでとんでもない強さになるらしい、連れて行くぞ!」
クリリン「で、でもコルド大王とかに断っておかないと。」
亀仙人「がたがたぬかすときさまらをころしてでも連れて行くぞ!!では一年経ったらこのガキと友に     貴様らの家に行く、ヤムチャがよみがえったら楽しみに待っていろと伝えておくんだな!」
ヒュッ!                     あの世....
神「..........というわけで職業をさせたく生身のまま来たわけです。」
閻魔「ほ〜、確かに貴様は生きていたときぜんぜん仕事してね〜な、よし、王様のところに行け」
部下A「ここがぼくの生きる道です、落ちたら地獄で二度ともどれね〜んで注意してください。」
ヤムチャ「こ、恐〜よ!こんなとこいけるわけね〜だろハゲ!100万キロ?なおさら無理、高橋尚子で      もむりだっつ〜の!」
部下A「行きたくね〜んなら叩き落すぞ!」
ヤムチャ「わかったよいくよ!よおするに落ちなきゃいいんだろ、どこでもドア〜!」
部下A「せこ。」
そのころフリ―ザは亀仙人と修行を続けていた.......
亀仙人「ほら急げ!早くせんと牛乳が腐ってしまうぞ!」
フリ―ザ「ほっほっほっほっ、随分疲れましたね〜。」
亀仙人「なつかし〜の〜こうやってヤムチャやクリリンも修行したもんじゃわ。」
フリ―ザ「えっ!ヤムチャさんもやっていたのですか!ほ〜〜〜。」
二話に続く

159 名前:ダークサイド作者 :03/04/02 13:55 ID:FFV8PyFm
漆黒の魔狼 YAMUCHA -The Dark Side- 第六部
後編 漆黒の魔狼 ヤムチャのとびきりZENKAIパワー

占いババによりサイヤ人の襲来の日を知ることが出来た地球側ではあったが
一つの誤算があった。ドラゴンボールを使っても彼らが生き返るためには少し時間がかかるのだ。
そして、3人のサイヤ人とバーダックの4人が遂に地球に到着した。
一瞬で都市一つ壊滅させた彼らの元へ、5人の戦士たちが駆けつける。
ラディッツは去り際に聞いたドラゴンボールの力で悟空が蘇っていないことを怪訝そうに聞くが、
遅れてやってくるという言葉を聞いた、満足そうな顔をして見せた。
悟空が来るまでのゲームだと言い放ちリーダー格のサイヤ人・ベジータが悟天、もといバーダックに戦うように命令する。

かつての幼馴染を迎撃するのはトランクス。
片や、人造人間に生まれ変わり、さらには魔族の力を持ったトランクス。
片や、サイヤ人後と地球人の血を引いたハイブリッドであるバーダックも突然変異としか言いようのない潜在能力を有していた。
幼いながらも二人の戦いは熾烈を極めた。
だが、その戦いの中バーダックがトランクスに耳打ちする。お父さんが来るまで時間を稼ぎたいと。
幼いながらもスカウターで3000近い戦闘力をこの二人が持っていることに感心するベジータであったが、
二人の戦いがその戦闘力に値しないものであることに違和感を抱き始める。
ふと傍らにいるラディッツのを見たベジータは彼が目の目のゲーム以外の何かに気を配っていることに気づく。
何を企んでいる、そうラディッツに詰め寄ると、突然、ラディッツがベジータに攻撃を加えた。

下級戦士として虐げられてきた彼はベジータ、ナッパという支配者階級を倒すことをもう一つの目的にここへやってきたのだ。
ラディッツをザコ扱いし、ナッパに殺せと命令したベジータであったが、形勢が悪い。
戦闘力4000を誇るナッパが力を上げたとはいえ3200ほどのラディッツに押されるはずはない。
しかし、スカウターでラディッツの力を計測したベジータは自分の考えが甘かったことに気づく。
ラディッツの戦闘力は6000を超えていた。


160 名前:ダークサイド作者 :03/04/02 13:56 ID:FFV8PyFm
一方的にナッパを攻め立てるラディッツであったが、止めを刺そうとした瞬間、
背後からベジータに体を貫かれ遂に戦い果ててしまう。
悟天もラディッツ同様、裏切り者であると判断した彼は行き絶え絶えだったナッパに戦いを強いる。
恐ろしいほどのタフネス。ナッパは先ほどのラディッツとの戦いを傷を感じさせない戦いを演じる。
だが、もはや悟天は一人ではなかったピッコロやトランクスを始めとする地球の戦士たちがそこにはいた。
しかし、ナッパの強力なエネルギー弾がクリリンを襲う。だが、その瞬間、
クリリンが戦闘には加わるなと言い残してきた妻・人造人間18号が間に入り、18号は絶命する。

戦いがさらに激化しようとした時、ベジータのスカウターが戦闘力8000の値を感知した。
そして、その強力で禍々しいまでの気をピッコロたちもまた感知していた。
サイヤ人側は地球側の仲間だと、地球側はサイヤ人の仲間だと思い込み、
ピッコロが地球を守るためにナッパに特攻し、命を失った。
ピッコロの死に怒るトランクスはナッパを攻撃するが、ナッパにダメージを与えることが出来ず、
逆にナッパの口から放たれたエネルギー波がトランクスを捉えたかと思われたが、
一瞬早く、一陣の風がトランクスの体を拾い上げた。ふと、自分を助けた人物の顔を見上げたトランクスの目に涙があふれた。
ヤムチャが遂に帰ってきたのだ。

ベジータに無駄な戦いはしたくない、帰れと言い放つヤムチャ。
その言葉にヤムチャを腰向けだと判断した彼はヤムチャの戦闘力をスカウターの故障だと勘違いする。
仁王のようにヤムチャの前に立ちふさがったナッパであったが、ヤムチャの体から黒いオーラが噴出した。
ヤムチャの目にも留まらぬ攻撃の前に次第に傷つき倒れた。本気を出したヤムチャの戦闘力は15000を超えていた。
ナッパをベジータのほうへ放り投げ、再度、帰れと忠告するヤムチャにベジータはナッパを殺してみせる。
そして、ヤムチャ対ベジータの戦いが始まった。
力では負けても戦闘では負けない。そう自信を持っていたヤムチャであったが、
戦いの天才であるベジータ相手に劣勢に陥り、動けなくなった。


161 名前:ダークサイド作者 :03/04/02 13:56 ID:FFV8PyFm
ヤムチャの敗北が濃厚となった瞬間、悟空が到着し、界王拳を駆使し、ベジータを追い詰めた。
しかし、ベジータはパワーボールを作り出すと大猿化した。
その時、天津飯たちとともに戦いを見守っていたヤムチャの体にも異変が起こる。
そこにヤムチャの姿はなく、黒く美しい毛並みを持った狼が代わりにあった。
ヤムチャは知らなかったが、魔界でのサバイバルレースに生き残れたのは、自分よりも強い相手に出会ったときには
魔界の霧を吸いヤムチャの中に目覚めたこの力が発現し、彼を救い続けていたからである。
ヤムチャとともにいた魔導師もヤムチャの真の能力、そしてこの力に興味を引かれたのだ
そして今、ベジータの圧倒的な力を前に再び、ヤムチャは意識を失い、黒き狼へと変貌を遂げた。
変身を遂げたヤムチャは圧倒的なスピードでベジータの周囲を舞った。
そのたびに大猿と化したベジータの皮膚が裂け文字通り血の雨が降り注いだ。

黒餃子が出現したときと同じように自分の第三の目に力が宿ったことに驚く天津飯。そして、餃子にはなくしたはずの超能力が戻っていた。
もういい、そう叫ぶ悟空の声も届かない。ヤムチャの力に誰もが希望ではなく絶望を感じていた。
誰もが希望ではなく絶望を感じ始めていた。
だが、ヤムチャの変身の原因がパワーボールにあると判断した天津飯がパワーボールを攻撃する。
だが、消滅しないパワーボールをまえに悟空はそばにいるクリリンに元気玉を託す。
ヤムチャの牙がベジータののど笛を噛み切ろうとした瞬間、パワーボールは元気玉により消滅。
ベジータもヤムチャも元の姿に戻った。
またもベジータを逃がした悟空の耳に界王様の声が響く。

「ヤムチャを殺せ」と・・・

(第6部 完)


162 名前:作者の都合により名無しです :03/04/02 18:24 ID:E3QoEVSc
>>137
俺達で勝手にDB作ろうぜ
っていうのは・・・某スレのマネなのでは??

それよりは、もっとオリジナリティを・・・・・
嘘です。偉そうなこと言いました。

163 名前:病的 :03/04/02 18:33 ID:AP212ePE
去っていってしまうやむ管さん、もつカレーという気持ちを込め、ちょっと一作書いてみようと思います。またまた激しく外すだろうけど。はずしまくりだから気にしないでね!内容は

164 名前:さいりょ :03/04/02 18:35 ID:1lFB7Ngu
>やむ管さん
レスを付けるなと言われたので、あまり色々と言ったり詮索はできませんが、これだけは言わせてもらいます。

「今まで、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。」

…まだ、言うのは早かったですね。連載終了時に言うべきでした。スマソ…。

165 名前:作者の都合により名無しです :03/04/02 18:42 ID:QvHwy9+R
>>162
実際「ぱちもん臭い」って言ってるんだからいちいちつっこむこともないかと。

166 名前:作者の都合により名無しです :03/04/02 21:36 ID:E3QoEVSc
まぁ、新スレのタイトルは良いとして・・・

やむスレの続きではなく、別のDB小説関係スレ
として始めるのなら、今連載中の作品をどうするのかとか、
っていう、問題があるよね。

167 名前:作者の都合により名無しです :03/04/02 22:06 ID:tzWagQxT
連載は普通に続けていいのでは・・ただこのスレが前スレと明記しないといけないだろうが。でも人はそんなに増えないだろうな。スレタイ変えても

168 名前:作者の都合により名無しです :03/04/03 02:23 ID:TkkWmY8m
昔と違ってバトル系小説ばっかでお腹いっぱい
もっと多彩なジャンル書けよお前ら

169 名前:ダークサイド作者 :03/04/03 02:58 ID:VeUvAYGN
漆黒の魔狼 YAMUCHA -The Dark Side- 第七部
前編 いざナメック星へ

魔界の力を発現させ、恐ろしいほどのパワーでベジータを撃退したヤムチャに
界王はかつて魔界から現世へと舞い戻ったもう一人の姿を重ね合わせていた。
今や宇宙全域を制圧しようとするその者と同じ道を歩ませるわけにはいかない。
だからこそ、意識のないうちに殺せと命じたのだ。
だが、悟空は界王の指示を拒否する。ヤムチャは大切な仲間、そして、ヤムチャが危険であると判断すれば自分が殺すと。
その返答に自ら地球へ出向こうとした界王を武天老師が制した。
だが、ヤムチャは原因不明の昏睡状態に陥っていた。

死んでしまった18号やピッコロ、そして神様を生き返らせるべくブルマがミスターポポから情報を得て、
神様の乗ってきた宇宙船を発見する。神様の故郷、ナメック星へ向かうためだ。
外傷は見当たらないにもかかわらず、昏睡状態にあるヤムチャを目覚めさせるべくブルマとトランクスが
ナッパに殺された愛妻・18号を蘇らせるためにクリリンが叔父であるラディッツを生き返らせたいと悟天も同行することになった。
悟空は怪我が回復しないため、天津飯、餃子はヤムチャの監視のために地球へ残ることになった。

そして、ヤムチャは暗い闇の中にいた。
まるであの鬼の道のように漆黒の闇が全てを支配し、何も見えない。
そのヤムチャの前に一筋の光が現れたかと思うと、人影が現れた。
ヤムチャの前に現れたのはもう一人のヤムチャだった。
突然ヤムチャに襲い掛かるもう一人のヤムチャ、応戦するヤムチャだったが攻撃すれば
自分もダメージを受けることに気づき戦いあぐねていた。
だが、そんなヤムチャを嘲笑うかのように相手は攻撃の手を休めない。
だが、相手のダメージが自分に跳ね返ってくるのならば、
自分のダメージも相手に跳ね返るはずだと直感したヤムチャは自分の胸に手刀をつきたてる。
不思議と痛みはなかった。そして、もう一人のヤムチャの姿が消えるとそこには黒き狼が佇んでいた。
ヤムチャの体を乗っ取るべく精神世界でヤムチャを負かすつもりだった魔界の者だ。
しかし、ヤムチャの精神力が逆に魔界のものを取り込む結果となり、同時にヤムチャは隠された力にも目覚める。


170 名前:ダークサイド作者 :03/04/03 02:58 ID:VeUvAYGN
目を覚ましたヤムチャは現実世界ではサイヤ人からずいぶんと時間がっていることを知らされる。
かつてと変わらないヤムチャにほっと胸をなでおろす天津飯と餃子だったが、
ナメック星に向かったブルマたちに危機が迫っていることを告げる。
あのベジータとフリーザという者の一味がドラゴンボールを狙っているのだという
フリーザ、ヤムチャはその名に聞き覚えがあった。この世に戻る際にヤムチャは閻魔大王からこの世に戻る条件を提示されていた。
それは魔界を抜け出し、宇宙の帝王となったものを殺せというものだ。その者の名こそがフリーザであった。

ナメック星へ向かったブルマたちはドラゴンレーダーを用い、フリーザたちよりも効率的にドラゴンボールを集め続けていた。
一方、瀕死から蘇りパワーアップを果たしたベジータもフリーザに反旗を翻し、その幹部たちを次々と抹殺していった。
ブリーフ博士が神様の宇宙船を参考に作った新たなる宇宙船が完成し
完全に魔界の力を自分のものとしたヤムチャ、悟空、天津飯、餃子が地球を飛び立った頃、
フリーザもベジータに次々と撃破される幹部たちに怒り、遂に、虎の子のギニュー特戦隊をナメック星へと呼んだ。

ナメック星の神とも言うべき人物、最長老に潜在能力を引き出してもらったおかげで
パワーアップを果たしたクリリンだったが、
ラディッツ同様、気を察知する能力を身につけたベジータにより発見されたために、
せっかく集めたドラゴンボールが奪われようとする、その時、ヤムチャたちよりも一足先にギニュー特戦隊がナメック星に到着した。
早くドラゴンボールを渡せと叫ぶベジータだったが、時すでに遅く、ギニュー特戦隊が現れてしまう。
あわてたベジータが放り投げたドラゴンボールも破壊しようとしたドラゴンボールも奪われる。
そして、特戦隊の戦士・リクームの前についにベジータは殺され、悟天も首の骨を折られる重傷を負う。
その時、ついにヤムチャたち4人を乗せた宇宙船がナメック星に到着した。


171 名前:ダークサイド作者 :03/04/03 02:59 ID:VeUvAYGN
餃子は時を止める超能力を使うというグルドとの戦いを選んだ。
彼はヤムチャの力に感応し再び超能力を使えるようになっていた。
瞬間移動を巧みに扱い、時間を止める能力を持つグルドを翻弄するとあっさりと倒してしまう。
餃子のパワーアップに驚くベジータだったが、力を上げたのは餃子だけではなかった。
悟空がパワーに頼るだけのリクームをあっさりと倒した時、フリーザにドラゴンボールを届けたギニューが戻ってくる。
餃子と同じくヤムチャの力に感応した天津飯は宇宙一のスピードを自負するバータに対し、
宇宙一はヤムチャ、そして二番目は悟空だと言い、バータを挑発する。
スピードでは劣りながらも、天津飯は第3の目で未来を見る能力を使いバータを寄せ付けず勝利する。
そして、ヤムチャは相手の力を吸収するという真の能力を見せつけジースを弱体化させ、
立ち去るように勧めたが、
ジースが最後まで抵抗したため躊躇なく殺した。魔界での生活でヤムチャは力だけでなく非情さも身に着けていた。
最後の生き残りであるギニューは自分の体を傷つけ、最も戦闘力の高い悟空の体を乗っ取ったが、
最後はクリリンの機転で蛙とボディーチェンジさせられ、ギニュー特戦隊は全滅した。

悟空の傷を回復させるため、そして、悟天とトランクスの潜在能力を引き出してもらうため、クリリンたちは最長老の元へ向かった
だが、彼らの帰還を待つ間もなく、ヤムチャたちはドラゴンボール奪還のためフリーザの元へ向かった。


172 名前:急襲のヤムチャ(1/4) :03/04/03 09:42 ID:OUCeCC8B
13 ヤジロベー

「孫。今のヤムチャの実力は、どれくらいだと思う?」
天界。ユンザビットから引き揚げて一息ついたあと、ピッコロが悟空に尋ねた。
「どうかな〜。あいつなかなか本性を見せないからよくわからねえが、
 17号を吸収した時のセルぐれえの力はあるような気がする。あのブサイクな奴」
「そうか……。おまけにエネルギー弾は吸収されるし、数多くの強力な技を身につけてしまっている。
 サイヤ人かこのオレ、あるいはブウぐらいしか、奴を止められる者はいないだろう。
 今のあいつは野生の狼のように、慎重で鋭敏だ。これまでで最も厄介な相手かも知れん……」
「オレがまずいことをしたとでも言いたいようだな」
ベジータが言う。彼はすでに平静を取り戻していた。
「ああ、ずいぶんまずいことをしでかしてくれたと思っている。
 貴様のパワーは、奴にとっては格別なご馳走だっただろうからな。
 おまけに連続エネルギー波も覚えられてしまった可能性が高い」
「まあまあピッコロ。ブラも無事だったみてえだし、もう過ぎたことじゃねえか」
悟空がなだめようとするが、ベジータは無視して言った。
「オレがヤムチャを倒せば問題あるまい。自分の尻ぐらい自分で拭く。
 せいぜい貴様は、あいつに余計なエネルギーを与えないように用心するんだな」
「ああ、確かにオレがやられることはありうる。あいつはいくらでも強くなるから、
 最悪誰の手にも負えないほどの戦士になってしまうかも知れん。もしもの時は――」
ピッコロはそういうと言葉を切り、ベジータに近づいてから囁いた。
「フュージョンすることも考えておけ」
ベジータは何か言いたそうにピッコロを見たが、さっきの失敗のこともあって、しぶしぶとだがうなずいた。


173 名前:急襲のヤムチャ(2/4) :03/04/03 09:43 ID:OUCeCC8B
「さて、それでは再びヤムチャを捜すことにしよう。
 今度は昼間に加え、夜の間も捜索するようにしようと思う。
 ヤムチャは一匹狼だから、昼も夜も捜索されると対応しきれない。
 見つからないまでも、体力が消耗されるはずだ。
 そうだな……。孫は夜担当だ。瞬間移動で世界中をカバーしてくれ。
 今のうちに家に帰って寝ているように。
 それと、クリリン」
クリリンがピッコロを見上げた。
「お前は捜索に参加するな」
「あ、ああ。やっぱりオレも、今の戦いのレベルからみりゃ足手まといだもんな」
「それも理由のひとつだが、それだけではない。
 今一番怖いのは、気円斬がヤムチャの手に渡ってしまうことなのだ。
 上手く不意をつけば、悟空だろうと倒してしまえる技だからな……。
 だからユンザビットでもお前を特別扱いした……。
 お前と18号、それとヤムチャに対抗できる奴がもうひとり。三人で天界で留守番していてくれ」
「わ、わかった」
「ベジータ。貴様も気円斬が使えるひとりだが、ここで留守番するか?」
「フン、冗談じゃない」
「だろうな」
戦士たちは、再び天界から飛び立っていった。


174 名前:急襲のヤムチャ(3/4) :03/04/03 09:44 ID:OUCeCC8B
そのころヤムチャは、ユンザビットの崖のふもとで、静かに身体を休めていた。
じっと手のひらを見る。そして、握り締めてみる。
やはり今までとは、身体の感覚そのものが違う。相当のパワーアップを果たしているようだ。
ヤムチャはゆっくりと立ち上がり、細々と煙を上げている森の一帯のほうを振り返った。
ベジータの連続エネルギー波の影響で、火がついたのだ。放っておけば山火事にもなりかねない。
ヤムチャは気を解放すると、軽く飛び上がり、右腕をいっぱいに使って宙を扇いだ。
一瞬の後、突風が森を遅い、木々を揺らし、葉が飛び散り、そして火は消し飛んだ。
「素振りでこの威力か。……いける」
ヤムチャは着地すると、今の気を見つけられることを警戒して、再び海から逃げるべく振り返った。すると、
――ヤジロベーと目が合った。
跳躍している。まっすぐこちらへ向かってきている。
右腕を振り上げている。手に何か持っているようだが、見えない。
鞘を見る。刀の柄は収まっていない。つまり右手には刀を持っているらしい。
速い。――避けるのは無理だ。
ヤムチャは左の人差し指に気を集中させると、太刀筋を予想してそこに差し出した。
高い金属音がして、ヤジロベーの刀にひびが入ってへし折れた。うまく刀を受け止められたのだ。
ただし、かつての悟空がトランクス相手にやったようには行かなかったらしい。
人差し指からはじわっと血が滲み出してきた。

175 名前:急襲のヤムチャ(4/4) :03/04/03 09:44 ID:OUCeCC8B
「……ヤジロベー。久しぶりだな」
「ご、ごめん! 本気で斬ろうなんて考えてはいなかったんだ!
 軽〜いスキンシップのつもりで――」
「いや、どう考えても殺気に満ち溢れていたぞ。なかなかいい不意打ちだった」
ヤムチャが1歩近寄ると、ヤジロベーは慌てて5歩ほど後退した。
2歩近寄ると、今度は10歩離れて行く。
ヤムチャは苦笑した。
「そんなに怖がるなよ」
「わ、悪かった! 見逃してくれ!」
「悪かったって、今、悪者はどう考えてもオレの方だろ。
 ……オレはもうこの場を離れなきゃならないから、追いかけてこなければ殺したりはしない」
「ホ、ホントに?」
「ああ。みてただろうけど、お試しのつもりで気を解放してしまったからな。
 悟空あたりにかぎつけられると厄介なことになる……。てなわけで、じゃあな」
ヤムチャは軽く手を振ると、ヤジロベーを残して舞空術で飛び立った。
身体がこの突然の超サイヤ人レベルのパワーアップに慣れるまで、少なくとも数日かかりそうだ。
それまで隠れていなければならない。どこかいい場所を探さなければ。
海を越えて、ようやく大陸が見えてきたころ、ヤムチャはふと疑問に思った。
――ヤジロベーは、どうして自分の居場所がわかったのだろう。

現在のヤムチャ 戦闘力:55,150,000(界王拳3倍で16,5450,000)
続く

176 名前:作者の都合により名無しです :03/04/03 13:07 ID:eIFlIcIy
>>急襲のヤムチャ

やっぱ、バトル物って感じですね。
言われてみるまで、バトル物が多くなったって事にも気づかなかったよ。。。

177 名前:作者の都合により名無しです :03/04/03 16:10 ID:AWf3cmEa
ひ・・ひどいよ

178 名前:作者の都合により名無しです :03/04/03 18:01 ID:lc9CwrPh
面白過ぎ

179 名前:チャムヤ :03/04/03 19:44 ID:YVIYLfG0
YAMUTYA THE STORY-世界で一番お留守な戦士-Z
第二話プ―アル迫る
一年のときはまたたくまに過ぎ、プ―アル来襲の時が迫っていた。
界王「さあヤムチャ、このレンガを壊してみろ。」
ヤムチャ「それ!操元気玉!!」
バコ―ン!レンガは粉々に砕け散った、そしてその威力により店が半分壊れてしまうほどだった。
界王「このろうが操元気玉はとんでもない破壊力を持つ、下手をすれば守るべき自分の星ですら破壊してしまうかもしれん技じゃ、もうどうしようもないときに一発だけ使うことを許す。」
ヤムチャ「ああわかった、界王風風拳だけで何とかしてみせる。」
界王「あっしまった!プーアルは明日くるのに帰る時間を計算に入れるのを忘れとった、どこでもドアは壊れてるんじゃろ、しょうがない自力で帰れ!そうだ!おまえの仲間におまえを生き返らせる   よう頼まなければな、わしの背中に手を当てろ、心で会話できる!」
ヤムチャ「クリリン、聞こえるか、クリリン、プーアルは思ったより早くくる、俺を生き返らせてくれ!」
クリリン「ああわかった!」
もうドラゴンボ―ルはすべて集まっていた、ヤムチャを生き返らせるクリリン、そのころフリ―ザは亀仙人とともに修業を続けていた。
フリ―ザ「おや?急に空が暗くなってしまったようですねえ、いったいなんなのでしょうか?」
亀仙人「(どうやらついにヤムチャが生き返るようだ.......!ということわプ―アルは思ったより早くくる!)」
と、そのころ天津飯達は神様に誘われ天界で修行をしていた、神の修業は大変きつい、その修行でさすがの天津飯、餃子、ヤジロベ―、クリリンはへとへとになっていた、だが、その修業の成果もあり4人の戦闘力は倍以上にまでなっていた....そして亀仙人と
フリ―ザはヤムチャの蘇りからプ―アル来襲を悟り修業の最終段階に入っていた。
フリーザ「おりゃりゃりゃりゃ〜〜!」
亀仙人「おい、フリ―ザよ、最後におまえの知識も鍛えなければならない、まずは、国語からじゃ、フリ―ザ読んでみい。」
フリ―ザ「え〜とわかんね〜〜〜!」
三話に続く


180 名前:ゲロ(1/8) :03/04/03 19:51 ID:eIFlIcIy
今日も研究がうまく行かなかった。研究に失敗はつきものだというが、
これ程までに失敗を繰り返していると、自分の考えが正しいのか自信がなくなってくる。
しかし、止めるわけにはいかない。私の研究は、まさに人類の夢と言っても良い。
これができれば、あの娘だけでなく、どれだけたくさんの人が助かることか・・・

私の名はゲロ。レッドリボン軍所属の研究者だ。
世界最悪の軍隊に所属していると言うこともあって、私のことを、いや、レッドリボン軍所属
の研究者全員のことをマッドサイエンティストと呼ぶ人間が多いが、実際はそうではない。
我々科学者はどこにいても、人間としての道徳や倫理、そして良心を忘れていないのだ。

私の研究も、冒頭に上げたように失敗ばかりしているが、成功すれば人類が皆、諸手をあげて喜ぶような、
ノーベル賞を100年分まとめてもらっても釣り合わないような、そんな名誉ある研究なのである。

181 名前:ゲロ(2/8) :03/04/03 19:51 ID:eIFlIcIy
私の研究内容は、そうだな。。。素人にも分かるように説明するなら、
人工組織を使って人体を改造し、病気にかからない人間を作ると言うことだ。

人体を改造する。と言っても、実に様々な方法がある。
私が取る手法は、人の体の一組織を人工組織に入れ替えるという手法だ。
入れ替えるのは血液だ。正確に言うと血液中の糖鎖だ。
知っていると思うが、血液中には赤血球が存在し、その表面には糖鎖と呼ばれる物がある。
人々はこの型を分類することで血液型を分けている。この糖鎖は有機物でできているため、
無限の組み合わせが考えられる。今でも時々、人間達の中から新しい血液型が発見されるのは、
このためだろう。私はそれを変化させることにより、病気に対して無敵な人類を人工的に作ることを目的としている。

この糖鎖は、抗体を構成する物質であり、抗体は病原菌への対抗組織である。
従って、糖鎖を人工組織に置き換えることにより、理論的には病気に対して、
現人類よりも、強い新しい人類を作ることが可能なのだ。

私は、この研究を成就させ、あの娘を救ってみたい。
レッドリボン軍には、これを使って、Virus兵器と併用するつもりらしいが、そんな事は知らない。
私にとって重要なのは、これを使えば、私の愛する人が助かると言うことなのだ。

182 名前:ゲロ(3/8) :03/04/03 19:51 ID:eIFlIcIy
私には今、15になる娘がいる。かわいい娘だ。親馬鹿などと言ってはいけない。
確かに、他の人から見れば普通の娘だろう。だが、妻を亡くした私にとって唯一の家族なのだ。

ある日のことだ。この娘が、不幸なことに、風邪にかかってしまった。
ただの風邪だ。どこにでもある、ありふれた風邪だ。町中に出れば、時々見かけるだろう。
マスクをした人たちを。あの人達がかかっている病気だ。諸君らも経験したことがあるだろう。
熱が出たり、咳が出たり、鼻水が止まらなくなったり、症状は様々だが、人間である以上、
いつでも罹る可能性のある病気だ。経験したことがないとは言わせない。

そして、私の娘は、"不幸にも"、この病気にかかってしまったのだ。
普通の人間であれば、命の危険などなかったかもしれない。だが、娘は免疫機能をやられていたため、
普段ならなんて事はない、ただの風邪でも重大な病気になってしまったのだ。

前述したが、人の免疫機能は血液によって行われている。従って、娘の免疫能力低下は血液の異常と言ってよい。
生まれつき、正常だったはずの娘の血液は、数ヶ月前に行った輸血手術により、異常な物に変化し、
最終的にはその機能を失ってしまった。

183 名前:ゲロ(4/8) :03/04/03 19:52 ID:eIFlIcIy
半年程前のことだ。娘が怪我をした。スキーに行っていたときだった。
やっと、覚えたばかりのボーゲンで、ゆっくりとだが楽しそうに滑る娘。
「お父さん。ほらみて、こんな急な斜面も滑れるよ」
娘が言う"急な斜面"とは、中級者でも直滑降で滑れるほど、なだらかである。
だが、初めて滑る娘にはそれでもうれしい。
雪の上を滑る感触。走るだけでは味わえない速度感。いつ転ぶか分からないスリルとそれを制御したときの達成感。
どれをとっても、日常では味わえない感覚だ。娘はそれを楽しんでいた。
私は、そんな娘を見て幸せを感じている。

だが、そんな幸せも長くは続かなかった。怪我をしたのだ。転んだのだ。
ただの転倒なら問題なかった。だが初心者の娘は、あろうことか、自分のストックで腕を刺してしまった。
大出血である。
私はすぐさま、スキー場の係員を呼び、娘を病院に運んだ。
幸い、娘の怪我は命に関わるほどのものではなく、200cc程度の輸血で十分に回復できるとのことだった。

だが、
その血液に信じられない罠が仕掛けられていたことなど、当時の私は知るよしもなかったのだ。

血液を提供してくれたのは、一風変わった男の子だったそうだ。亀の甲羅を背負い、
牛乳を配達していた子だ。なんでも、師匠の言いつけにより、世のため人のために働かなくてはいけないそうだ。
だから、献血を申し出てくれたらしい。
まぁ、亀の甲羅を背負っている人というのは、この辺りではさほど珍しくない。
私も坊主頭の少年と、じいさんの二人を見たことがある。だから、この地方の流行りなんだろうと思った。
しかし、その少年は甲羅の他に、尻尾までつけていたそうだ。私も長いこと生きているが、
そのような少年は見たことがない。確かに変わった少年だ。だが、そのこの子の事を悪く言うわけにはいかない。
娘は一時とは言え、その少年のおかげで助かったのだから。

184 名前:ゲロ(5/8) :03/04/03 19:52 ID:eIFlIcIy
輸血を受けた娘は、順調に回復した。私は少年と医師に感謝した。

だが、輸血を受けて数週間経った頃だ。娘に異変が現れ始めた。風邪を引いたのだ。
最初は大したことないと思っていた。
症状は咳、熱、腹痛といった風邪としてはごくありふれたもので、娘もすぐ回復するはずだった。
だが、一日経ち、二日経ち。。。十日経っても、娘はいっこうに回復しない。
それどころか、悪くなる一方だ。私は、医者に抗議し、精密検査の依頼をした。
娘はきっと、とんでもない難病にかかっているに違いない。そう判断したからだ。

精密検査の結果は意外なものだった。娘が罹っていたのは"ただの風邪"だった。だが、免疫機能が異常なまでに低下していた。
なぜ低下したのか。医師の出した答えは、輸血が原因だというものだった。
輸血。あの少年の血液が娘に災いしたというのか。むろん、少年に罪はない。
だが、私の娘は・・・

私は運命を呪った。
なぜ、普通に暮らしていただけの娘がこんな目に遭わされるのか。
どうして、私に残された最後の家族まで、神は奪い去ろうとするのか。

許し難いことだ。決して認めてはならないことだ。
私は、自らの娘を救うため、研究者として、できる限りのことを為す決意を固めた。

元々、血液学の研究者として人工血液の研究をしていた私は、こんな時こそ自分の
能力を生かすべきだと考えた。幸い、所属していたレッドリボン軍、生物兵器関連技術開発部門は
私が人工血液研究から、人工抗体研究に切り替えることを快く承知してくれた。

185 名前:ゲロ(6/8) :03/04/03 19:53 ID:eIFlIcIy
そして現在、娘の事故から、数ヶ月が経った。未だに娘の"風邪"は治らない。
だが、私は諦めない。病気に対して強い体を持つことは、人類の夢でもあるからだ。決して負けない。
何があってもやり遂げてみせる。

研究は失敗続きだった。むろん、誰でも成功するのなら研究者など、皆廃業になっている。
だが、それでも上手く行かないときは、やはり辛いものだ。
レッドリボン軍は余るほどの金と、武力で手に入れた多数のパトロンがいるため、
私の研究に対していくらでも金は出してくれる。だが、世界最悪の軍隊という異名のため、
私の研究室には助手が三人しかいない。
色白で少し太り気味の中年男。
大学を出たばかりの若い双子の兄弟。
たったこれだけだ。研究がはかどらないのも無理ないだろう。

しかし、それでも諦めないのだ。地道に続けてこそ、成功がある。私はそう信じている。
私は、そんな事を考えながら、今日の実験をノートにまとめ、家路につくことにした。
家には病気に苦しむ娘が待っている。早く治してやらないと。

186 名前:ゲロ(7/8) :03/04/03 19:53 ID:eIFlIcIy
昨日の失敗を振り返り、新しい気持ちで研究室に入る。
が、
周りが慌ただしい。一体どうしたと言うんだ。

「例の小僧が攻めてきたぞ!」

小僧。レッドリボン軍に攻め入る小僧がいるとは命知らずというものだ。しかし、それにしては騒ぎが大きい。
私は研究室を出て、騒ぎの大元を確認した。少年がいた。尻尾の生えた少年だ。

「まさか、あの少年か」

私の頭に、数ヶ月前の事件がよみがえる。血液をくれた少年。
間違いない、尻尾の生えた少年など、そう多くいるものではないからだ。

少年は信じられない勢いでレッドリボンの基地を進んでいく。
もし、地球上で一番早い生き物がチーターだという人がいたら、私は訂正したい。
それは尻尾の生えた少年だと。
少年は勢いに乗ったまま、バタバタと兵士達を倒していく。
まるで、スズメバチに襲われたミツバチのように、兵士達は次々と死んでいく。

まさか、レッドリボンがあんな少年に、そんなハズはない。

187 名前:ゲロ(8/8) :03/04/03 19:54 ID:eIFlIcIy
数時間後、レッドリボンは少年の手によって壊滅した。
信じられなかった。世界最強と言われ、国王軍とも互角以上に戦える我が軍がたった一人の少年によって滅ぼされたのだ。

だが、私にとってレッドリボン壊滅以上に大きな問題が存在した。
それは研究室を失ったことである。
通常、優れた研究者であるならば、その業績を学会などで発表し、同じ分野の研究者の間では
非常に有名な人間になる。私も自分は優秀だと思っている。
だが、レッドリボンにとって学会発表というのは禁止されていた。軍の機密事項を漏らすことになるからだ。
そのため、私は同じ分野の人たちから見ても、全く無名名人間だったのだ。

故に、今回のような事件があったとき、私には全く逃げ場がなかったのである。


私は少年を恨んだ。
娘に害ある血液を渡しただけでなく、さらに研究の邪魔までするというのか。
偶然なのは分かる。少年に悪意が存在しないことは理解できる。
が、頭では理解できても、心が納得しない。

   許さない。
    絶対に復讐してやる。

私はその後、何とか数千万の金を手にし、独自に研究所を開くことができた。
皮肉にも、娘が死んでしまったため、その保険金で研究所を開くことができたのだ。
もう、病気にかからない人間を作るなど、そんな研究をやる必要はない。
私は恨みを晴らすための研究を行えばよいのだ。
私の恨み、それは娘を失った悲しみ。あの少年によって味わった不幸。

少年の名前は覚えた。
      ソンゴクウだ。

(おわり)

188 名前:作者の都合により名無しです :03/04/03 19:55 ID:eIFlIcIy
>>168

書いたぞ。スッゲーつまらないけどな。

189 名前:さいりょ :03/04/03 20:14 ID:0XsDeyUN
>ゲロ
いや、良かったよ。
初めは、娘が18号なのかとオモタヨ。最後に、皮肉にも死んだって書いてあったね。

ところで、次スレまでに、全宇宙最後の希望だけは完結させておいた方がいいと思うんだが。これだけは、このスレ住民の共同作品だからね。

190 名前:作者の都合により名無しです :03/04/03 21:03 ID:+gZGEmpd
まぁ終わらせた方はいいかもしれんけど無理やり終わらせることもないかと。俺もしばらくしたら、作品投下します

191 名前:作者の都合により名無しです :03/04/03 21:37 ID:mFSwDvxP
上の方でも連載作品がどうするかとかあったけど、ヤムスレと不連続にしちゃうの?

192 名前:「逆襲のナッパ」 :03/04/03 22:48 ID:3Vhf6VvD
暗闇の空は晴れ、あたりに鳴り響いていた雷鳴もやんだ。そして龍と共に空たかく上がっていった
ドラゴンボールは四方八方へ飛び散っていった。とある山岳地帯に一人の男が現れた。
「ォ・・・オレは・・・確かベジータの奴に・・・」
そう、かつて戦士達を壊滅状態にまで追い込んだサイヤ人、ナッパである。しかし、彼はなぜ
自分がここにいるのか理解できなかった。無理はない。彼は死んだのだから。だが、その謎は
突如現れた一人の老人によって明らかとなった。
「だ・・・誰だ!てめえは!?」
「ナッパさんですな・・・わたしはゲロというものです。あなたのことを生き返らせたのはわたしだ」
その老人はドラゴンボールでナッパを生き返らせたこと、そしてその代わりに自分の研究にナッパの
体を貸して欲しいということを語り始めた。ナッパは案の定断った。
「ふざけるんじゃねえ・・・だれがてめえなんかに・・・」
「復讐したくはないのか?孫悟空に、ベジータに。わたしの研究に力を貸してくれれば確実に
勝てますぞ・・・」
ゲロは元々人造人間を作る研究をしていた。悟空を殺すために。人間ベースの人造人間を作り
はじめ、その結果、もともとの戦闘力が高い人間を改造することによって人造人間の力が無限に
広がることに気づいた。そして適材としてナッパを選んだのだ。
「いいだろう・・・そのかわり気にいらなかったらすぐにてめえをぶち殺すぞ・・・」
そして、半年後・・・・・・
世界中に突如、大異変が起きていた。異常な数のサイバイマンが世界中の町に出没したのだ。
サイバイマン達は、何百、何千という大群で押し寄せ、町を次々と壊滅させていった。
そして、その影にはある男が存在していた・・・
「クンッ!!!」サイバイマンによって全滅させられた町は跡形もなく吹き飛んだ。そう、
ゲロによってパワーアップを遂げたナッパである。
「みていやがれ・・・カカロット・・・そしてベジータあああああ!!!!!」


193 名前:「逆襲のナッパ」 :03/04/03 22:48 ID:3Vhf6VvD
町が吹き飛んだ後、サイバイマン達は小さな粒に変わり、ナッパのもつビンの中に吸い込まれていった。
「へっへっへ・・・あのじじいが作ったこのサイバイマンは無敵だぜ・・さて・・・この新型の
スカウターで・・・強い戦闘力が近くにあるな・・・」
ナッパは二つの強い戦闘力の出所に向かって飛んでいった。
「天さん!すごいパワーが近づいてくるよ!」
「こ・・・これは・・・あのときのフリーザよりも・・・!!」
ナッパは天津飯たちのところへやって来た。2人は彼を見た瞬間に体が硬直してしまった。
「なんだ・・・あの時の三つ目とチビか・・・」
天津飯の左腕が震え始めた・・・
<つづく・・・かも?>

194 名前:作者の都合により名無しです :03/04/03 22:55 ID:eW71RbzA
CSの初代再放送をみてるんだけどさ、
(2回目の天下一武道会あたり)
ヤムチャの扱いの大きさにびっくり。

そうか、このときはまだ強いキャラだったんだね(つД`)

195 名前:ヤムチャ、イク2 :03/04/03 22:58 ID:vMg1XfPe
ブルマに振られ、放心状態のヤムチャ。そんな彼の目にネオンの光が飛び込んできた。
「そこのお兄さん!よってかない?サービスするよ!」
誘惑に負けたヤムチャは店の中へと入っていった。
「えーシステムの説明をさせていただきます。基本料金は・・・オプションで口内・・・
金のないヤムチャは40分のコースを選んだ。
「こんばんわ。失礼します・・・」
女はヤムチャのナニをぱくっとくわえた。初めての快感に思わず叫び声が出るヤムチャ。
「ふふふ、かわいい。はじめてなんですかあ?」
女はさらにカリの部分を攻め始める。いってしまう!やばいイク!!!
「アアアアアア!イクイクイクイクイクイクー!!!!!!」
そしてヤムチャから大量の精液が飛び出した。

196 名前:作者の都合により名無しです :03/04/04 00:16 ID:DjzxIbUG
>>188
あとで感想書きます。とりあえず乙!

>>192
是非、続けてください!でもシリアス路線?

>>195
ついでにリンクしておくか。
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1005276239/


197 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/04 00:18 ID:DjzxIbUG

ヤムチャがまだ悟空と出会う前―――。
その日も相棒プーアルと共に旅人を襲い金品を奪っていた。ジェットモモンガにまたがりアジトへ戻る二人。いつもどおりの見慣れた砂漠の風景が流れていく。
そのとき…ヤムチャの目に奇妙なものがとびこんできた。荒れ果てた砂漠の中に人…いや「なにか」がいた。最初,人かと思ったヤムチャはジェットモモンガを急停止させ,飛び降りてゆっくりと近づいていった。
しかし,近づいたそれは……
ヤムチャ「……人間じゃない…」
彼はそれだけ言うのが精一杯だった。まるで魚のような頭部に青い皮膚,しかし身体は人間のようで,薄汚れた茶色いきれを纏っていた。
プーアル「生きているんでしょうか…」
ヤムチャ「わからん」
魚人男は,ヤムチャたちの気配を察したのか,微かに身体を動かした。ひぃっ!とのけぞるヤムチャ。魚人男はかすれた声を発した。
「み……みずを…」

―――アジト。
プーアル「本当に襲われたりしませんかね?」
ヤムチャ「なぁに。そのときは俺の狼牙風風拳でイチコロさ」
ヤムチャはその魚人男をアジトに連れ帰り,手厚く看病していた。もとい,プーアルに看病させていた。
普段でもヤムチャは砂漠で倒れている人を介抱し,あとで謝礼をたっぷり頂くということをしていたのだが,今回は好奇心のみが彼を動かした。
ヤムチャ「しかし,コイツは何者なのだろう。こんな民族みたことないし。」
2日後,魚人男はしっかり意識を取り戻した。
魚人「若者よ。助かった。一時はどうなることかと思った。我々は水がないと3日ともたないのでな」
ヤムチャ「いいってことよ。まぁ御礼は後回しにして,お前さん何者だ?」
魚人「お前達の科学がどこまで進歩しているかわからんので信じてもらえるかわからんが…教えよう。ワシは宇宙の彼方の星からやってきた。カナッサ星という星だ」
ヤムチャ「へー」


198 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/04 00:18 ID:DjzxIbUG

魚人「十二年くらい前かな。ワシの故郷はある凶暴な異星人によって崩壊させられてしまったのだ。ワシは仲間を見捨ててさっさと星を脱出し,まんまとこの星へ逃れることができたのだ」
ヤムチャ「ひどい奴だな。ま,俺もあんただったらそうするけどな」
魚人「だろ?で,睡眠装置に入ってたんだが宇宙船がこの星の砂漠に不時着して大破し,ワシは気絶してな,気づいたときには喉がカラカラ,足はフラフラで,そのまま倒れてしまったわけだ」
ヤムチャ「で,俺に助けられるというワケだな」
魚人「まぁそんなことはどうでもいいとして,若者,この星には水のたくさんある場所はないか?そこで暮らそうと思うんだ」
ヤムチャ「あるよ。教えてやろうか。だが……まずは御礼だ!お前,感謝してねぇだろ」
魚人「ほとんどな。まぁいい。くれてやる…うーむ。だが礼と言っても…そうだな」
ヤムチャ「お…おい!何もなしか?異星の宝とかないのか?あ,船,爆発したんだっけ」
魚人「一度も使ったことなどないのだが,お主に未来を予知できる幻の拳を打ち込んでやろうか。」
ヤムチャ「え?マジかよ!って一度も使ったことがないのか?大丈夫なのか?」
魚人「まぁ失敗しても死ぬことはないだろ」
逃げ腰になっているヤムチャを魚人男は強制的に後ろ向きにして立たせ,数メートル離れて構えをとった。怪しげなオーラが漂う。
ヤムチャ「お…おい!大丈夫なんだろうな!」
魚人「知るか!」
魚人男は手刀を繰り出す。ヤムチャのうなじをめざして。一方ヤムチャは首筋にびりびりするようなただならぬ気配を感じて漏らしそうになっていた。
瞬間――。後ろ頭に電気が走る!視界が真っ白になり,急激な脱力感をおぼえた。
ヤムチャ「おぐぇッ……」
プーアル「ヤムチャさま!」
ヤムチャ「うぇっぷ…吐き気がするぜ…お…おい…」
魚人「すまん。失敗した」


199 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/04 00:18 ID:DjzxIbUG

ヤムチャ「失敗しただぁ?」
魚人「だってお前さん,ちょっぴり動くだもん」
ヤムチャ「動いてないわ!お前の手元が狂っただけだろ!」
魚人「まぁ大丈夫だろ。未来が予知できるかわからんが。」
ヤムチャ「こ……こいつぅ…」
ヤムチャが魚人男につっかかろうとしたそのとき,急にヤムチャは白目をむいて倒れてしまった。あわててかけよるプーアル。
魚人「大丈夫。それは一種の正常な反応だ。うまくいったかもしれんな。ところで…」
魚人男はヤムチャが目覚めてうるさいことを言わないうちにと,プーアルから水場の場所を聞き出した。歩けば何日もかかる距離だが,魚人男は空を飛べるらしい。
魚人「ほう。海というのか。よし!さっそく向かうとするか」
プーアル「あ,はい。魚人さんもお元…」
プーアルが言い終わる前に魚人男はさっさとアジトから出て飛んでいった。外見が濡れてる分,中身はドライな種族のようだ。


200 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/04 00:20 ID:DjzxIbUG

三日三晩,ヤムチャは夢の中で苦しんでいた。
『あぶぅッ!ぐへっっ!べほっ!ゴホッ…!あだだ…いだいよ!むわーん!』
ヤムチャ 「「はっ!!」」
プーアル「気づきましたか!ヤムチャさま!」
ヤムチャ「俺は一体…そうか!あの変な魚に…あのヤロウは!?」
プーアル「もう出ていってしまいました」
ヤムチャ「そうか。一発殴り返してやりたいところだったが…。それにしても何だったんだ。今の夢は…俺の一生を見たような感じだったが…」
プーアル「では…まさかあの魚人さんの言ったことは本当だったんですね!」
ヤムチャ「信じられるか!夢の中の俺は…それはもう語るも涙ってぐらいあわれだったんだぞ!こんなに強いのに負け続けの人生でよ…。老後なんてここでお前とふたりっきりで過ごしてるんだ…」
プーアル「ウソだったんでしょうか…」
ヤムチャ「くそ〜〜!あのヤロウ…!痛い想いをさせただけでなく悪夢までみせやがって!覚えていやがれ!」
しかし,数日後,ヤムチャは夢で見たとおり,子供と豚,女の一行に出会い,尻尾のある子供にブチのめされてしまうのであった。
アジトに逃げ帰ったヤムチャ。前にみたリアルな悪夢を思い出す。
ヤムチャ「ゆ…夢の通りだった。まさか…あれは本当に俺の未来だったのか!?そ…そんな…」
プーアル「すごい悪夢だったようですね…。でも未来がわかるならいろいろ対策をとれるじゃないですか!」
ヤムチャ「ち…違うんだ…!変えれないんだ…。今日のあの小僧の動きも次にどんな攻撃が来るのかはわかるんだ…。だが…避けれない。たぶん『奴に負ける』ということが決まっちまってるんだ」
プーアル「ど…どういうことですか?」


201 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/04 00:21 ID:DjzxIbUG

ヤムチャ「未来に至るまでの『設定』は変えれない。未来が『貧乏である』っていう設定だからどんなに金を稼いでも金持ちにはなれない。
あの女に『フられる』という設定だから,どんなに貢いでも優しくしてもフられてしまうんだ」
プーアル「へぇ〜。女嫌いのヤムチャさまがあの女の人とつきあうんですね…」
ヤムチャ「みたいだな。逆に言えば『女ったらしになる』という設定だから,どんなに純真でいようと努力しても絶対に女ったらしになってしまうんだ!
頭がいいから俺にはそれがわかった!くそっ!どうしろってんだ!こんな能力!」
悲観しているヤムチャ…だが,ヤムチャの真の能力はこれから発揮されるのだった。
ふとヤムチャの脳裏に『No.000』と浮かんだ。これが何を意味するのか今のヤムチャにはわからない。しかし,即座に001にできないだろうかと反射的に感じた。
そう思うやいなや頭の中の数字はカチャリと音を立てて(立てたような気がして)No.001に進んだ。
ヤムチャ((?????))
反転する視界。目もくらむような激しい光。何がおこったかわからぬままヤムチャは頭をかかえ倒れそうになるのを必死にこらえた。
次の瞬間,視界は何事もなかったように元に戻った。
ヤムチャ「なんだったんだ?今のは…」
近くにいるはずのプーアルに今何かおこらなかったかを確認しようとしたそのとき,プーアルの方から声がかかった。が…
プーアル「おい!大丈夫か!ヤムチャ!」
耳を疑うヤムチャ。顔をあげれば心配そうに顔をのぞき込むプーアルの姿が目に飛び込む。
プーアル「あー。心配したぞ!奴に受けた妙な技の副作用かと思ったよ」
空耳ではない。ヤムチャは考えた。プーアルが俺にタメ口を聞いている。というよりいつも俺がプーアルに示す態度のようだ。
どういうことだ?
何がおきた?
何かが変わった?
何が原因だ?
混乱する頭で必死に考えを巡らすヤムチャ。小一時間かかって一度は冷静になったが,プーアルにメシの支度をしてくれと言われ,再び困惑しだした。
しかしもともと頭のいいヤムチャ,考え得る可能性を絞り,プーアルに幾つかの質問をした結果,やっと一つの答えを導き出した。
『この現象は魚ヤロウが俺に与えた能力に起因するもの…そして…その能力は…
パラレルワールドを自在に渡り歩けるもの!』


202 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/04 00:23 ID:DjzxIbUG
つづく、書くの忘れた・・

203 名前:作者の都合により名無しです :03/04/04 01:23 ID:DjzxIbUG
>188
読みました。面白かったです。
構成がしっかりしていると思います。でも、娘を生き返らせることになぜ執念を燃やさなかったんですかね?
そこがちょっと気になりました。
こういうのがくると新スレに移っても、やってけるかな、と思います。
あ、新スレですが、スレタイはまぁウマイ人が考えてほしいと思いますが、
2chだからこそのDB小説っていうのがいいなぁと思います。
どういうのだ?と言われても困るけど

204 名前:ダークサイド作者 :03/04/04 01:41 ID:/dVHXFnR
漆黒の魔狼 YAMUCHA -The Dark Side- 第七部
後編 激神 フリーザ

最長老の元へ向かった悟空たちを待つことなく、ヤムチャたちはフリーザの元へ急いだ。
奪われたドラゴンボールを取り戻すためだ。
最後のドラゴンボールは最長老の元にあった、だが、気の大きさから見て、フリーザがその気になれば
自分たちを瞬殺し、全てのドラゴンボールを手中にすることは容易いだろう。
だが、閻魔大王との約束がある以上ヤムチャは戦わなければならない。
天津飯と餃子はヤムチャについていくと言い張ったのだ。
かつて、鶴仙人の元で共に武道を習った3人は強い絆と、そして、魔界の力という深い縁で結ばれていた。

気配を消し、フリーザの元へと向かう途中で三人はこれからの作戦を考えた。
まずはドラゴンボールを奪還することが先決だ。
気を探ったところではフリーザは確実に一人でいる。そこが狙い目だった。
ヤムチャがフリーザの注意をひきつけ、餃子が新たに身につけた瞬間移動でドラゴンボールを奪うと、
最後は、天津飯の太陽拳で目を眩まし、全員でドラゴンボールを最長老の元へ届けることに成功した。
そして、ドラゴンボールを渡すと再び、ヤムチャたちはフリーザのいる方向へと飛んだ。
願いをかなえる邪魔をさせないためだ。
遂にそろった一つ目の願い出でピッコロを生き返らせ、二つ目の願いで復活したピッコロをナメック星へ瞬間移動させてもらった。
だが、その頃、ポルンガの出現に気づいたフリーザがヤムチャたちと遭遇した。

餃子の念力で無数の岩石がフリーザを襲った。そして、その岩石を巧みに利用しヤムチャも攻撃を加える。
かつて、魔界でともに戦った魔導師といつもやっていた方法だ。さらに天津飯の力でフリーザの動きを読み、
完全に戦いの主導権はヤムチャたちが握ったかのように思われたがフリーザが変身、反撃が始まった。
ナメック星へ呼び寄せたはずのピッコロは戦いの舞台ではなく、離れた場所へと飛ばされていた。
ヤムチャたちの元へ向かう途中でなめッく人の戦士・ネイルを発見し史上最強のなめッく人が誕生する。


205 名前:ダークサイド作者 :03/04/04 01:41 ID:/dVHXFnR
変身したフリーザの前に次第に劣勢に陥るヤムチャたちだったが、
遂にピッコロが到着、変身したフリーザを圧倒するが、さらに変身したフリーザを前に倒れてしまう。
しかし、ピッコロをサポートするためにフリーザの力を吸収したヤムチャもエネルギーの補充が完了、
一定以上のエネルギーを吸収するという条件を満たし、ベジータ戦で見せた狼の姿となる。
魔界のものを完全に支配した者のヤムチャの真の力がフリーザを襲うが、魔界の者を支配していたのはヤムチャだけではなかった。
ヤムチャと同じように魔界の力を完全に発動させたフリーザは更なる力でヤムチャを撃退。
絶望かと思われた瞬間、悟空、悟天、クリリン、そしてトランクスが現れた。

トランクスたちが最長老にある技を教わっていたがために到着が遅れたことを話す悟空。
その目にはフリーザに勝つ自信がみなぎっていた。
そして、最長老から教わったフュージョンでトランクスと悟天が融合、ゴテンクスとなる。
潜在能力を限界まで引き出してもらったことと、トランクスの体に内蔵された気増幅装置により極限の力を発揮するゴテンクス。
すでに悟空が戦う必要すらないように思われたが、本気を出したフリーザの前にフュージョンの制限時間を越えてしまう。
ついに最後の砦である悟空がフリーザに挑む。一対一の勝負を希望し、肉体の限界まで界王拳で力を引き上げた悟空とフリーザの死闘で
ナメック星が数分のうちに消滅するほどの衝撃を与えてしまう。
悟空の放った元気玉で勝負ありかと思われたが、元気玉の直撃を食らいながらもフリーザは生きていた。
プライドを傷つけられた怒りをぶつけるかのようにクリリンを殺したフリーザに悟空が切れた。
怒りに震える悟空は金色の戦士・スーパーサイヤ人へと変身。
ヤムチャたちにドラゴンボールで地球に移動するように命じ、最後の戦いへと望んだ
そして、悟空の力で遂にフリーザは宇宙の藻屑と消えた。

(第7部 完)


206 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/04 01:41 ID:DjzxIbUG

ヤムチャ(この世界は,俺とプーアルの主従関係が本来の逆という世界なんだ,たぶん。本来の世界の未来を俺は知ることができてもそれを変えることはできない。だが,別の世界の未来を選択することはできるのだ!
だが…このパラレルワールドの未来は知ることはできないのだろうか…?できればこの上なく便利なんだがな…)
  
とりあえずヤムチャは主従関係の逆転したパラレルワールドにいることにした。プーアルにむかって敬語を使ったり,「プーアルさま」と言うのは恥ずかしかったが。
二人で,ドラゴンボールを盗むためにガキたちの車に侵入しようとしたときだった。急にヤムチャの頭に激痛が走った。
そして,ヤムチャの頭に一瞬にしてこのパラレルワールドにおける自分の未来の映像が流れ込んできた!
プーアル「おい!何してるヤムチャ!」
ヤムチャ「え!? い,いや…はっ…はい!」
膨大な情報が流れ込んできたのにヤムチャは瞬時にその内容を把握できた。そしてすぐに冷静を装うことができた。
ヤムチャの見た未来は前にみた未来とほぼ同じであった。
つまり,プーアルとの主従関係以外はほとんど同じだったのである。亀仙人の元で修行するのも自分であったし,変な化け物に殺されるのも自分であった。
この時,ブルマの顕わになった胸を見て「オッパイがひとつ…」と呟くのもヤムチャであった。
ヤムチャ「これじゃあこの世界にいる意味はねぇ…。すぐに別の世界にいけるのかな?」
アジトにもどったヤムチャはつぶやいていた。
ヤムチャ(それにしても…この能力…パラレルワールドの未来まで瞬間的に把握することができてしまうのか。恐るべき能力だぜ…)
うかれているヤムチャはすぐにでもよりよい未来を探そうと念を集中した。頭の中で数字が002に進む……。


207 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/04 01:42 ID:DjzxIbUG

ピラフにつかまり,鉄の牢屋に入れられる一同。
プーアル「ヤムチャのバカがあのときしくじらなきゃよかったんだ!!」
プーアルの手が屈強な男の拳に変化しヤムチャの顔をボコボコに殴りつける。
ヤムチャ「グホッ…す,すいません。」
ウーロン「お…おい!やめろよ」
ヤムチャ(くそぉ…プーアルの性格が変わっただけか…。この世界では俺はドジでバカという設定らしく俺の行動もそうなっちまうんだ!!しかしどういうワケだ?
No.007になってからまったく未来予知がおこらん。未来予知が起こるのもいつってわからんのか…不便だな。まぁこの世界の未来はろくなもんになりそうもないけどな)
この世界を諦めて別の世界へ飛ぼうと意識を集中するヤムチャ。何か悟空が月を見て変身しかかってるがおかまいましだ。ぐるりと反転する視界。No.008のパラレルワールドに突入したのだ。
ヤムチャ「ん?え?ぐえぇぇぇぇぇ〜〜〜〜」
悟空は大猿ではなく巨大なミミズに変形していった!天井の強化ガラスをつきやぶってなおも暴れるミミズ悟空。
ヤムチャ「こんな設定,意味あるのか!!いや!それよりもみんな逃げるんだ!」
プーアル「誰に命令してんだ!オラァ!てめぇはここにいやがれ!」
ウーロン「けっ!いこうぜプーアル!」
ブルマ「何言ってるの!こんな奴でも命は命でしょ!」
ヤムチャ「俺の扱いがますますひどくなってる!!」
まぁその後,ヤムチャがミミズ悟空のぶんなげた塔の下敷きになったりいろいろあったが何とかみんな無事に生き残ることができた。

そして時は流れた。

208 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/04 01:43 ID:DjzxIbUG

ヤムチャの進んだパラレルワールドのナンバーは既にNo.238まで進んでいた。なかなかいい世界にめぐりあえなかったのもあるのだが,
不都合なことに一度踏んだ世界には戻れなかった。つまり,一度に1ずつの世界しか進めず,数字は戻すことができなかったのだ。
だから,その選択した世界の未来が妥協できるものであったとしても,次の世界はもう少しいいかもしれないと思い,進んでしまう。
また,いつ未来予知がおこるかわからず,ついつい無駄に時を過ごしてしまっていた。もう時代はピッコロ大魔王戦である。

ヤムチャ「くそ〜!未来予知はまだこねぇか!あ,もう行かないと!」
そう言って飛行機から飛び降り,電子ジャーを携えて大魔王の前へ立とう…とするが,ボキッ!!
ヤムチャ「おぐぅぅわぁぁぁぁッ」
足を折り,転げ回るヤムチャ。そのとき,電子ジャーを踏みつぶしてしまった。
ピッコロ「何だね?この男は…!!魔封波をしかける気だったのかね?」
燕尾服にシルクハットと紳士的なピッコロ大魔王はヤムチャを見下ろした。
ピッコロ「だが,もうその魔封波もできないね。まぁ少しだけ遊んであげようか。」
ピッコロは片方の鼻の穴を指で押さえると力みだした。開かれた鼻の穴が徐々にふくらみつつある。裂かれるほど開ききった鼻の穴から巨大な卵が生み出された。
卵はすぐに孵り中からはステッキを持った小男が這い出てきた。
ピッコロ「お前の名はドラムだ。さぁその男を殺せ」
ヤムチャは(これなら勝てるかも…)と内心ほくそえんでいた。

<<続く>>


209 名前:作者の都合により名無しです :03/04/04 01:57 ID:DjzxIbUG
千夜一ヤムチャ物語のヤムチャの能力解説

●ヤムチャが意識を集中すると「No.○○○」と三桁の数字が浮かび上がる。
●数字はヤムチャの意志で1ずつ進ませることができる。
●1進むとパラレルワールドの世界に移行する。
●パラレルワールドに移行すると同時に、その世界での過去の記憶が、断片的に(思い出のように)入ってくる。
●パラレルワールドの未来を一瞬にして知ることができる。ただし予知はヤムチャの意識制御下になく、またいつ予知が起こるかはその世界によって異なる(数分後〜数ヶ月)。
●未来を知ることはできてもヤムチャはその未来は変えることができない。ヤムチャはただその世界の『設定』通りに動くしかない。
●パラレルワールドのナンバーは逆行することはできない。

210 名前:作者の都合により名無しです :03/04/04 03:42 ID:DjzxIbUG
感想
>急襲のヤムチャ
上で似たような展開の繰り返しとありましたが、俺はあんまりそう感じないです。先が楽しみな作品です。

>プーアルの中身
今更ですが、乙でした。後半、文章がどんどんよくなってきたんで凄いと感じました。ストーリーも全体的によかったです。ただチャパ王とかは唐突すぎかなと思いました。トーナメント戦もちょっとウーンと感じました。次回作期待です。

>これが始まり
どう展開するかが楽しみ。今のところはこれだけかな。

>超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜
ヤムチャッカさん、そのせつはどうも。また個人的な意見で申し訳ないんですが、やっぱり俺はこういうのが好きだったり・・・。こっちに力を入れてほしいけど、運命の女も再開願ってます。

>氣動戦士ヤムチャ
元ネタ、ガンダム?ガンダムよくわからないけど、うーむ。ヤムチャリオンを思い出すな…。ヤムチャにこだわらなくてDBキャラを使ったらどうでしょう?

>ヤムチャヤ
今のところ、どういうコンセプトなのかがわからん…。続きを待ってます。

>ヤムロット
ぅおおお。やっと来た。相変わらずいい味出してるのに進行が遅い…。

>グラップラー
こねぇぇぇぇぇぇえ〜〜〜!

>偉大なるヤムチャ作者さん、lokiさん、あがき作者さん
こねぇぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜なんつーか次スレが実現するかどうか左右する重要なポジションのひとたちが来ないね。

211 名前:急襲のヤムチャ(1/4) :03/04/04 10:45 ID:NpEIApRM
14 悟天(1)

「お父さんたち、うまくヤムチャさんを見つけられるかなぁ……」
ユンザビットでのヤムチャとの遭遇から3日ほど経ったある日。悟天が退屈そうに伸びをして、言った。
「どうかな。ピッコロも言ってたけど、今のヤムチャさんは用心深いからな。
 普通に地球中から一人の人間を探し出すんだって難しいのに」
クリリンが答えた。二人は天界の宮殿で留守番をしている。
背後では18号とマーロンが、ポポから飲み物を貰ってくつろいでいる。
しかし二人は、絶えずヤムチャの気を探り続けていた。
「そうか……。かといって向こうから来るのを持ってたんじゃあ――」
「ああ、下界の格闘家は全滅してしまう。ただでさえウーブがやられちまったってのに、
 これ以上殺されちゃあ、将来また地球の危機が起こったときにどうしようもない」
「ユンザビットで倒せておけばなぁ……。ボク、あの時南を捜してたんだ。
 ウーブは南西だったから、すぐ近くにいた。ヤムチャさんも、多分近くに……」
悟天は考え込むように自分の膝を見つめていたが、すぐに立ち上がった。
「クリリンさん、ボクちょっとトレーニングしてきます」
「ああ、手伝おうか?」
「それじゃ、あとで一緒に組み手お願いします。その辺で準備運動してくるんで」
クリリンと別れ、悟天は宮殿の中央部に向かった。

212 名前:急襲のヤムチャ(2/4) :03/04/04 10:45 ID:NpEIApRM
軽く筋肉をほぐすと、悟天は腕立て伏せを始める。
空気が薄い天界では、単なる腕立てと言えど充分な訓練になる。
それにここ10年ぐらいほとんどトレーニングをしていなかったので、身体がずいぶんなまっていた。
準備運動を一通り終え、少し休憩を入れる。
空を眺める。雲よりもはるかに高い位置にある天界の空は、当然ながら晴れ渡っていた。
立ち上がり、宮殿の建物の方を見ると、クリリンが何か声を上げている。
組み手の誘いかと思ったが、しきりに上を指差している。真剣な表情だ。
上と言っても、天界より高くにものがあるはずもない。悟天は少し首をかしげる。
と、同時に悟った。天界より上空にいる可能性がある者は、誰か。
準備運動に本腰を入れすぎて、気を探るのをやめてしまっていたのは失敗だった。
急いで上を見上げる。と、同時に気を探り始める。
視覚と気配は両方とも、上空から猛スピードで接近してくるヤムチャを捉えた。
両手をクロスして、一直線に落下してくる。
避けようと思ったときには、すでに悟天は吹っ飛ばされていた。

現在のヤムチャ 戦闘力:55,150,000(界王拳3倍で16,5450,000)

213 名前:急襲のヤムチャ(3/4) :03/04/04 10:46 ID:NpEIApRM
15 クリリン(1)

「よお、クリリン」
ヤムチャがいつもと変わらない調子で言った。
「ヤ、ヤムチャさん……」
クリリンが震える声で言った。ヤムチャの足元には穴があいている。
たった今悟天が、宮殿を突き破るほどの勢いで真下に吹っ飛ばされたのだ。
「今の技は、天空、X字拳」
「よく覚えてたな。そうだ。オレがナムから奪った技だ」
「命と、一緒に……」
クリリンはチラッと建物の内部を見た。
ポポ、18号、マーロンの三人を連れて逃げ切ることが、果たして出来るだろうか。
視線を元に戻すと、いつのまにかヤムチャが目の前にいた。
動きは全くつかめなかった。
スピードも桁違いに上がっているようだ。逃げるのは、不可能らしい。
「お? 気を高め始めたな。逃げるのは諦めたか。
 でもな、戦って勝つのはもっと不可能だぞ」
ヤムチャが明るく言い、気を解放した。クリリンは気の圧力だけで吹っ飛ばされ、宮殿の壁に激突した。
「あまり派手にやるわけにはいかないんでな。悪いがさっさと終わらせてもらう」
ヤムチャは、ゆっくりとこちらに歩いてくる。クリリンは動けなかった。
クリリンだけでなくポポも、
そして気を感じる力の無い18号とマーロンも、金縛りにあったように気圧されていた。

214 名前:急襲のヤムチャ(4/4) :03/04/04 10:46 ID:NpEIApRM
しかし、動かなければならない。
ピッコロたちが言うように、ヤムチャにとって気円斬を持つクリリンは魅力的な目標なはず。
自分をエサにしてヤムチャを上手く誘導すれば、18号たちは助かるかもしれない。
クリリンは立ち上がった。再び、慎重に気を練り始める。
「戦う気か? クリリン、お前もとうとう判断力が鈍ってきたようだな。無謀すぎる」
ヤムチャは、亀仙流の構えを取った。
「手早く終わらせてもらうぞ」
それからヤムチャが飛び掛るよりも"早く"、クリリンは横っ飛びで空中へ回避していた。
これにはさすがのヤムチャも対応が遅れ、一旦動きを止める。
しかし稼げた時間はほんの数秒。18号も、ポポも、逃げるまでには至っていない。
クリリンは、再び突っ込んでくるヤムチャのほうを振り向いた。
太陽拳。もうこれしか対抗手段は無い。
クリリンは額に手をかざそうとする。
しかしその寸前で、ヤムチャの左手がクリリンの右手を叩き落としていた。
「うわああああっ!」
走る痛みに、クリリンは絶叫した。
「惜しかったな」
掌が、クリリンの顔に迫る。
しかし今度は、ヤムチャの右手が突然叩き落とされた。
「チッ……。もう復活してきやがったか」
いつのまにか悟天が、クリリンとヤムチャの間に入ってきていた。

現在のヤムチャ 戦闘力:55,150,000(界王拳3倍で16,5450,000)

215 名前:急襲のヤムチャ :03/04/04 11:03 ID:NpEIApRM
今回はダメだ……。工夫も何もあったもんじゃない。
予定としては次々回あたりからスター級のキャラ達がでてきて盛り上がる、はず。
と言い訳。

>千夜一ヤムチャ物語
こういうSFっぽい話を作るのは、やっぱり上手いですね。
タイトルがいろいろとイイ。
いや、中身もイイんですが。

216 名前:ダークサイド作者 :03/04/04 13:32 ID:/dVHXFnR
漆黒の魔狼 YAMUCHA -The Dark Side- 第八部
概要 ヤムチャの願い 魔狼の最期

フリーザ戦後、星を失ったナメック星人たちは地球での仮住まいをしていた。
彼らのドラゴンボールを使い、フリーザ線で死亡したと思われていた悟空を生き返らせようとするが
生きていることが判明、結局、クリリンの望みで18号が生き返り、悟天の望みでラディッツが生き返った。
三つ目の願いでナメック星人たちが新たな星に移住するはずであったが、サイヤ人の種の存続に関わるからと
ベジータを生き返らせたいと申し出る。
ナメック星人たちは反対するが最長老の側近であったネイルと同化したピッコロが二度と悪事はさせないと
ベジータの復活を認めさせた。
自分よりもはるかに強くなったピッコロやヤムチャ、そして、トランクスと悟天もゴテンクスとなり
ベジータに二度と悪事をするなと脅しをかける。
さすがにこれにはベジータも従わざるをえなかった。ナメック星人とは険悪な雰囲気になりそうだったが
両者はカプセルコーポレーションに住んでいたため、ヤムチャとトランクスがうまく衝突を回避していた。

サイヤ人の星もまた惑星消滅の危機に瀕していたため、ベジータはドラゴンボールを使いたがったが、
さすがにナメック星人たちが反対、ピッコロも今回ばかりはとサイヤ人を自分たちの監視下に置くべく
地球に移民させることにした。

移民してきたサイヤ人も地球の超戦士たちを前に暴力を振るうことなく少しずつ地球での生活に溶け込みだした。
そして、数年後、悟空も地球に帰還し平和な日々が訪れた。
だが、何事もなかったようにカプセルコーポレーションの副社長としての生活を送っていたヤムチャの元に
閻魔大王から凶報が入る。魔界から邪悪な魔導師が抜け出したというのだ。
ヤムチャはかつてともに過ごした魔導師のことを思い浮かべたが、即座にその考えを否定した。
だが、間もなく彼らは再会することになる。


217 名前:ダークサイド作者 :03/04/04 13:32 ID:/dVHXFnR
居場所の分からない魔導師の捜索を続ける閻魔大王であったが、その足取りは依然としてつかめなかった。
ヤムチャにも魔導師が見つかるまでの間は出来ることはなかった。
そして、久しぶりに天下一武道会に出場しようという誘いが悟空から入る。
天下一武道会に出場したヤムチャたちとともに勝ち上がった者の中に不思議な雰囲気を漂わせる者がいた。
シンを名乗るその相手が魔界から逃げ出したものではないかと思われたが、餃子の試合中に
突如、乱入してきた二人組が餃子の力を奪い、逃げ去った。
追いかけようとするヤムチャたちについてきたシンは自分が界王神であることを告白する。
閻魔大王の捜索にも引っかからなかった魔導師が地球へやってきていることを察知した界王神は
魔導師を魔界に戻すためにやってきたのだという。

魔導師の根城へとたどり着いた一行の心に直接に魔導師の声が響く。
その声を聞いたヤムチャは魔導師の正体を確信した。
さらに魔導師は言葉を続ける。ヤムチャに再び仲間になれという誘いだ。
誘いを断わり、魔導師の根城へと侵入するヤムチャたちの前に魔界の戦士プイプイが現れる。
苦戦しながらも天津飯が新・気功砲でこれを撃破。
歩みを進めるヤムチャたちの前に魔獣ヤコンが現れる。ヤムチャを間近で観察し、
その魔力である相手の力を吸収する能力を与えられたヤコンにスーパーサイヤ人と化した悟空が勝利を収める
そして、一同の前には魔導師に操られるベジータが立ちふさがった。
再び、初めて地球へやってきたとき以来に対峙するヤムチャとベジータ。
その不思議なパワーアップを前に苦戦するヤムチャだったが、ベジータを弱体化させ、
あくまでも戦いを挑んでくるベジータにさすがに手加減できず、どどん波を放った。
だが、その瞬間ヤムチャのどどん波は壁に吸い込まれ、周囲が不思議な光に包まれた


218 名前:ダークサイド作者 :03/04/04 13:32 ID:/dVHXFnR
魔導師の目的は戦うことではなかった。最初から強大な力を持つ彼らの力だったのだ。
それに気づかず戦い続けた彼らの力はフリーザにも匹敵する力を持つ魔人を生み出すに至った。
魔導師とともにブウと名づけられた魔人がヤムチャたちの前に現れた。
魔人の強大な力を前に苦戦するヤムチャたち、その最中、神が地球の危機を悟り、ピッコロを天界に呼ぶと
二人は同化、数百年ぶりに一つの姿となる。そして、地球の危機に武天老師も占いババの助けを借り現世へと舞い戻ろうとしていた。

生まれたばかりのブウはその強大な力とは裏腹にそれほど脅威ではなかった。
だが、厄介なことにいくら攻撃を加えても再生してしまうのだ。
これ印手を焼いたヤムチャたちは一旦、退き作戦を練り直すことにした。
ヤムチャたちが去ったあと、邪魔者がいなくなったとばかりに地球で破壊活動を行うブウ。
その間に、ナメック星からデンデを呼び寄せ新たな神として迎え、ドラゴンボールの準備は整った。
そして、天津飯と餃子、クリリンの三人は自分たちではかなわないことを悟ったのかヤムチャにエネルギーを差し出した。
スーパーサイヤ人と化した悟空。魔狼と化したヤムチャ、神と同化し更なる力を持ったピッコロ、
そして、ゴテンクスと界王神の5人でブウに波状攻撃を加え、再生できないほどのダメージを与える作戦を取った。

だが、時間制限のあるゴテンクスは早々と戦線を離脱してしまったが、それでも4人の超戦士の波状攻撃を前にさしものブウもなすすべはなかった。
それでもなお再生するブウに埒があかないと見た界王神が悟空とヤムチャにポタラを渡そうとした瞬間、
三人の注意が逸れ、隙の生まれた界王神がブウに吸収されてしまう。
界王神を吸収したブウはパワーアップしたばかりでなく、戦い方も巧妙になっていた。
そこへついに武天老師が登場する。


219 名前:ダークサイド作者 :03/04/04 13:32 ID:/dVHXFnR
1万倍まで界王拳を使えるようになった武天老師が加わったことで再び、戦況は五部に戻るかと思われたが、
底なしの体力を持つブウを前に次々と戦士たちは力尽きていく、万倍界王拳という無茶な戦い方をしていた武天老師が消滅、
ピッコロも最後の力を振り絞り貴様だけでもと魔導師を倒すが、そこで力尽きてしまう。
ヤムチャの魔狼化も解けてしまい。フリーザを倒した悟空もさすがに一人ではブウには手も足も出ない。
そこでヤムチャは一旦、戦線を退くと集めておいたドラゴンボールで神龍を呼びだし、願いを叶えた。
自分と魔人ブウを宇宙のどこか生物のいない惑星へ移動させてくれと。

荒れ果てた惑星へと瞬間移動したヤムチャはブウ相手に最後の手段をとった。
恐ろしいほどの力を持つ魔人ブウを倒すことは出来ないかもしれない。だが、封印することぐらいは出来るはずだ。
ヤムチャの真の力である『吸収』、それは自分の力をはるかに超える力を許容することは出来ない。
魔狼化は限界以上にたまった力を排泄する役目も担っていたのだ。
だが、それは決して吸収できないということではないと考えたヤムチャはこの星でブウを封じ込めるべく、
魔力を最大限に発揮し、再生能力がきかないほどにブウの力を吸収し続けることにしたのだ。
突然消えてしまったブウに驚きを隠せない悟空、だが、はるか宇宙の遠くからヤムチャの気を感じた。
これまでに感じたことのない強大な力をヤムチャが発揮しようとしていることだけは分かる。
その頃、限界まで魔力を放出するヤムチャの体は徐々に闇に蝕まれつつあった。
力を吸収され身動きすらとれない魔人ブウ、だが、それでもなおヤムチャは魔力を使い続けた。

ヤムチャの力はすでに肉体の限界を超えていた。
だが、魔導師が現世へと舞い戻ったのは自分が彼に現世へと戻る道を指し示したためだ。
だからこそ、この戦いの決着は自分の手でつけなければならない。
残念だったな、ビビディ、ヤムチャはかつての仲間である魔導師に語りかけた。
極限まで魔力を消化させたヤムチャは遂に肉体を失った。それでもなお、ヤムチャの魔力は生き続けていた。
彼は惑星すらも飲み込み、魔人ブウを封印するブラックホールと化していた。
その中に最強の魔人を抱えたまま・・・

(第8部 完)
エピローグへ〜


220 名前:作者の都合により名無しです :03/04/04 14:09 ID:hf2+5wVn
ダークサイド作者さん

う〜〜ん
ここまでオリジナル設定の展開にしちゃうと・・・。

221 名前:作者の都合により名無しです :03/04/04 17:03 ID:8EcZjkrO
>>203
娘を生き返らせることに執念を燃やす
っていう話は書けないです。

何でかって言うと、この話はゲロの視点で進めています。
だから、ゲロの常識で話を進めなくてはいけません。
ドラゴンボールは人が生き返るのを当たり前のように書いていた漫画ですが、
それでも、その漫画の中の登場人物は、脇役ならばDBの存在を知らないのが当たり前だったりします。
さらに、レッドリボン軍も末端の兵士はドラゴンボールの価値を理解していなかったようです。
だから、俺はこの段階でゲロがドラゴンボールの存在を知っていて、
それを使って人を生き返らせるという展開を書くことができませんでした。
さらに、第三者の視点から
『ゲロはDBの存在を知らないため、娘を生き返らせることなどに頭が回らなかった』
などの文章を追加すると、今度は全体の統一性が失われてしまいます。

なので、人を生き返らせるという話を作るのはちょっと苦労してしまうというのが
私の感想でした。。。

ちなみに、私は今のところ、一人称の作品(これが始まり、ゲロ)しか書いたことがないですが、
一人称って、某教科書によるとメッチャ難しいらしく、書いていてそれを実感する次第であります。

ではでは、

222 名前:作者の都合により名無しです :03/04/05 03:32 ID:22Fucivb
http://yamuchayamucha.hp.infoseek.co.jp/yamucha/jinbutu.html

書き込みが少ないぞ。
もっとガソバレ

223 名前:作者の都合により名無しです :03/04/05 03:34 ID:aFKtVLFP
保守・・・。本格的にさびれてきたね。

224 名前:作者の都合により名無しです :03/04/05 09:02 ID:/Dr08OSG
>>222
に登場人物一覧を作ってみた。
この作品には誰々が登場するって言う情報があったら、教えてくれ。
今更全部見る気にはなれない。

225 名前:急襲のヤムチャ :03/04/05 13:47 ID:+R4xfBi5
>>224
とりあえずセリフを喋ってるキャラってことで、

「逆襲のヤムチャ」……ヤムチャ、天津飯、チャオズ、亀仙人、プーアル、カメ、ブルマ
「復讐のヤムチャ」……ヤムチャ、ベジータ、天津飯

226 名前:急襲のヤムチャ(1/3) :03/04/05 13:50 ID:+R4xfBi5
16 悟天(2)

「クリリンさん、手は……?」
悟天が聞いた。質問しながらもヤムチャへの警戒は外さない。
「あ、ああ。折れちまってるみたいだけど、たいしたことは無い」
「宮殿に仙豆があるはずです。食べたら、すぐに逃げてください」
クリリンはうなずき、ヤムチャを避けるように遠回りして宮殿へ向かった。途中で一度振り返る。
「死ぬなよ、悟天」
悟天はゆっくりとうなずいた。
クリリンが行ってしまうと、悟天は静かに気を解放し始めた。
髪が金色となって逆立ち、外見と気が悟空そっくりになる。
「超サイヤ人1、か」
「ヤムチャさん、……いや、ヤムチャ」
「何だ?」
「戦うなら、ボクだけにしろ。クリリンさんや18号さんには、手を出すな」
「そんな約束をして、オレに何の得がある?」
ヤムチャは余裕を見せて笑った。
「だが、まあいいだろう。時間も無いしな。
 ……ここから一番近くにいる、悟飯がこちらに気付いたようだ。ここに到着するまで、あとせいぜい3分」

227 名前:急襲のヤムチャ(2/3) :03/04/05 13:51 ID:+R4xfBi5
ヤムチャは亀仙流の構えを取ると、猛スピードで悟天に右の肘打ちを浴びせた。
そして吹っ飛んだ悟天をなおも追いかけるが、
今度は悟天が空中で急ブレーキをかけ、ヤムチャの左手に肘をぶつける。
それでヤムチャの動きが止まり、悟天はなおも攻撃を続けた。
連続攻撃の最後の、渾身の力を込めた右ストレートがヤムチャを貫く。
しかし拳は空を切り、
いつのまにか後ろに回りこんでいたヤムチャの蹴りで、悟天は吹っ飛ばされて宮殿に激突した。
「残像拳……!」
「そうだ。よく知っていたな」
「……お返ししてやる!」
悟天は超高速で動いて姿を消した。
しかしヤムチャは動じずに、素早くあたりを見回すと、突然飛び上がって空中で一回転した。
その回転の頂点で、ヤムチャの右足が悟天の顎を捉える。悟天は再び吹っ飛ばされた。
ヤムチャは悟天を追いかけ、宮殿に降り立った。
「どうやらお前とオレ、パワーはほとんど互角らしい。むしろややお前の方が強いかもしれない。
 だが、お前には"技"の要素がまるで足りない。
 オレは武天老師様や鶴仙人といった、高いレベルの技術を自分のものにしている。
 ……どうやらオレが有利らしいな」
「自分のもの? ……強引に奪い取ったくせに」
悟天は微笑した。できるだけ自信ありげに見えるように注意しながら。
「ヤムチャ。あんたは最初に右手にダメージを受けた。しばらくして、左手。
 そしてあんたはこの戦いで、肘と足しか使っていない」
「なるほど。分かるぞお前の考えてることが。
 オレはお前の攻撃で手が使えなくなった。
 つまり気の吸収も出来なくなったはずだと、そういうことだな?」
悟天は気を集中した。確かに自分の技は少ないが、唯一覚えているこの技には、自信がある。
「か……め……は……め……」
「かめはめ波か。そうだ。お前にはそれしかないはず」
ヤムチャは余裕の表情だ。甘く見ている。多分、これはチャンスだ。

228 名前:急襲のヤムチャ(3/3) :03/04/05 13:51 ID:+R4xfBi5
「波ーーー!」
特大のかめはめ波がヤムチャへと向かっていった。威力も、大きさも、悟空の超かめはめ波に匹敵する。
効果範囲も大きいから今の間合いでは避けようがない。
しかしヤムチャは余裕の表情で待ちかまえ、急に形相を変えると凄まじい声で叫んだ。
「かあっ!」
それだけでかめはめ波は、かき消されていた。
クリリンはそれが天津飯の身につけていた技術であることを知っていたが、
悟天は知らず、魔法のようにしか思えなかった。
勝てない、と思った。
そして悟天は戦意を失い、その場に膝をついた。

「さて、と……。悟飯が来るまであと1分。お前らを倒す時間は十分あるな。クリリン、18号、ポポさん」
悟天の気を吸い終わったヤムチャは、クリリンの方へゆっくりと向きを変えた。
クリリンたちは、あまりの戦いの凄まじさに逃げることもできずにいた。
18号がクリリンを庇うように前に出て、戦闘態勢をとる。
「しかし……、まあ、約束は約束だ。じゃあな」
ヤムチャは軽く手を振ると、気配を消して天界から飛び降りていった。
クリリンが慌てて宮殿の端から下界を見下ろしたときには、すでにヤムチャの姿は消えていた。

現在のヤムチャ 戦闘力:225,150,000(界王拳3倍で675,450,000)
続く

229 名前:作者の都合により名無しです :03/04/05 14:03 ID:/Dr08OSG
>>225
サンクスです。
早速反映させていただきました。

230 名前:作者の都合により名無しです :03/04/05 15:07 ID:/Dr08OSG
>>228
実は面白いかも・・・イイっすね

231 名前:作者の都合により名無しです :03/04/05 15:10 ID:CclKPfd/
『プーアルの中身』作者です。
>>210さん
貴重なご意見ありがとう。

新作うpします。といっても1話だけですが。。。
今度はスローペースで書いていきたいと思っています。

232 名前:地獄の門番・1話 :03/04/05 15:11 ID:CclKPfd/
砂漠の狼・ヤムチャはサイヤ人たちとの死闘(実際戦ったのはサイバイマンだが)に敗れ、
殺されてあの世の入り口にきていた。あの世へいくと魂だけとなり、エンマ大王から
天国行きか地獄行きかの裁きを受ける。
しかし、同伴の地球の神様(死者ではない)はエンマ大王に下界で起きていることを説明し、
ヤムチャを裁きにかけずに界王様(宇宙の神)のもとで修行させるお願いをした。
もちろん、修行の為にヤムチャの肉体と魂は分離せずに一体となっている。
神様の配慮で、特別に肉体をあの世へ持ってきていたのだ。
しかし、エンマ大王の答えは「No」であった。
「し、しかしエンマ大王様。このヤムチャの武術の腕は相当なものですぞ!」
神様は1年ほど前、ヤムチャの盟友・孫悟空をここに連れてきて、同じお願いをして
「Yes」の答えをもらっていた。そして今、逆の答えが出たことに面食らってしまった。
「こやつの実力がこのワシと同じ位だということはわかっておる」
エンマ大王は落ち着いた口調で言った。
「では、なぜ?」
神様は上司の命令に納得していないヒラ社員のような、半ばふてくされた態度だった。
「実はだな、地球の神よ。地獄の門番・ナナシが魂の選択をして天国へ行ってしまい、
今地獄の門番がいないのだ。適任者不在で1ヶ月が過ぎてしまったところで、その任に
ふさわしい男が来てくれたというわけだ」
エンマ大王は一言ひとこと確かめるように丁寧な口調で言った。
「なるほど、地獄の門番か・・・おもしろそうだな!生き返るまでやってみるのもありだな!」
ヤムチャは勢い込んで言った。
そうは言っても実のところ、ヤムチャは自身とサイヤ人たちとの実力差をイヤというほど
知ってしまった。というより自分はサイヤ人と戦ってすらいない。雑魚キャラに命を奪われて
おめおめとあの世へ来てしまったことを腹立たしく思う反面、修行してもこれ以上強くなる
ことはないだろうという諦めの境地に達していたのだ。
できることなら仲間達が敵を全滅してくれるまで生き返りたくないというのが本音であった。

233 名前:作者の都合により名無しです :03/04/05 15:41 ID:/Dr08OSG
俺はこの間、『ゲロ』っていう作品を書いたのですが、
そこで、みなさんにお願いがあります。

DBに出てくる登場人物の誰かを主人公に使って
ショートストーリーを作ってみよう

っていうのをやりませんか?

ちなみに、俺は一巻で悟空に蹴飛ばされた魚を主人公にした
ストーリーが頭の中にできつつあります。


>>地獄の門番
うーん。怖いタイトルですね。
しかも、オリジナル設定が強そうな展開ですね。
こういうの好きなんですよ。頑張ってください。

234 名前:地獄の門番 :03/04/05 17:37 ID:0FK8Nrnu
>>233さん
地獄の門番の元ネタは、最近までテレ朝の深夜(タモリ倶楽部の前)にやっていた
「スカイハイ」というドラマからです(主演:釈由美子)。

最初『ヤムチャの1日エンマ大王』というはなしにしようと思ったのですが、
文字通り1日で終わってしまうのでやめますた。

235 名前:地獄の門番・2話 :03/04/05 17:38 ID:0FK8Nrnu
「ヤムチャよ、それでよいのか?」
神様は小声でヤムチャに聞いた。
「はい。それに、もうすぐ悟空は地球に戻るんでしょう?」
ヤムチャにとってはそのことが地獄の門番を引き受ける一番の契機であった。
―悟空ならきっとサイヤ人を撃退してくれる!オレがわざわざ修行しなくったって・・・―
「ではヤムチャよ、地獄の門番となってしばらくの間ガンバってくれ!!」
エンマ大王はヤムチャの気が変わるのを恐れてか早口でまくし立てると、ヤムチャ達を死者の
魂の列から退くように促した。

地獄の門とは、他人に殺されたり不慮の事故で亡くなった者の魂が必ず訪れなければ
ならないところである。そして、そこには「それらの死者の魂は3つの選択の内1つを
選ばなければならない」という掟がある。
それは、
1)死を受け入れ天国に行き、再生を待つ(生まれ変わる準備をする)。
2)死を受け入れず、霊となって現世をさ迷う。
3)現世の人間をひとり呪い殺す。その場合、自身の魂は地獄へ逝き終わりのない苦痛を
  受け続ける。
地獄の門と死者の魂の橋渡し役が「地獄の門番」である。死者の魂の選択を承り、門を開くのが
主な使命だ。エンマ大王の直属の部下である。
ちなみに、エンマ大王が裁くのは原則として自然死で亡くなった者の魂である。
そこで、現世での罪の軽重や数を換算して天国行き、地獄逝きかの裁きを下すのである。

ヤムチャはエンマ大王の側近とともに地獄の門へ行くのであった。


236 名前:地獄の門番 :03/04/05 17:41 ID:0FK8Nrnu
<続く>入れ忘れますた。

237 名前:ヤムチャッカ :03/04/05 17:57 ID:RjvCvwdJ
<超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 第9話>
サイヤ人の自慢の戦士達、オニオン、ブロッコ、パンプキンの攻撃は予想以上であった。
戦闘可能な戦士はピッコロ、悟飯、そしてなにやら不思議な構えをとっているハンさんの3人だ。
ハンさんは「ハアッ!」と気合を入れると、クリリンに攻撃を加えようとしているカイワレマンの
オニオンへ突進していった。不意打ちをくらって岩に叩きつけられるオニオン。
ハン「クリリン、大丈夫かの?」
クリリン「ああ・・・なんとか・・・でもまだしびれが残っていて・・・天津飯達は!?」
ダメージを負ったオニオンの元へ他の2匹が駆け寄っていった。そして、天津飯がチャオズを抱きかかえて
戻ってきた。彼の腕の中には見るも無残なチャオズが抱きかかえられていた。
天津飯「チャオズは生きてはいるがもう戦えない・・・左腕が溶けてしまってはな・・・」
戦闘不能のチャオズを岩陰に置き、Z戦士たちは3匹との臨戦態勢に入った。カイワレマンのオニオン
のダメージはたいしたことないらしく、3匹はすでに向かってきていた。
ハン「クリリン、天津飯!わしは緑のやつをなんとか抑える!奴の溶解液は脅威じゃ!あとの2匹は
みんなでなんとかしてくれ!」
そう言うとハンさんはサイバイマンのパンプキンをみんなから離れるようにうまく誘導していった。
ピッコロ「貴様ら!うごけぇ!狙い撃ちされるぞ!」
ピッコロが叫び声をあげた直後、ブロッコのエネルギー弾が無数に飛び出した。ピッコロはそれを
かわし、ブロッコの頭部に蹴りを加え、空へと投げた。まだしびれの残っているクリリンはいくつか
のエネルギー弾の直撃を受けた。それを援護するように天津飯がクリリンの前に立ち、攻撃を
弾いていった。
天津飯「四身の拳!」
天津飯の身体が4つに分離する。パワーが分散してしまうこの技だが、今の状況ではこの選択が
正しいと彼は判断した。なぜなら悟空の息子、悟飯はすでに実践の雰囲気に圧倒され、戦意を失って
いたからである。天津飯一人にクリリン、悟飯、2人を守るすべはこれしかなかった。
二人にはそれぞれ2人ずつの天津飯が守りにつき、流れ弾などからガードしていった。ピッコロ、
ハンさんはほぼ互角の戦いだった・・・


238 名前:ヤムチャッカ :03/04/05 17:58 ID:RjvCvwdJ
ナッパ「へっへっへ・・・あいつら苦しんでるなあ・・・そりゃあそうだ3匹の戦闘力は2500を
超えるからな・・・ベジータ、これじゃあオレ楽しめねえよ」
ベジータ「だったらそこらでままごとでもしてるんだな・・・貴様は少しは黙ってられんのか!?」
ナッパ「す・・・すまねえ・・・そのことをすっかり忘れてたんだ・・・」
ハンさんを手ごわしと見たサイバイマンのパンプキンはハンさんをふりきり、仲間のもとへと向かって
いった。その頃、ピッコロの爆裂魔光砲がブロッコに直撃し、ブロッコは息絶えたかと思えた。
天津飯と戦っていたオニオンもブロッコの元へと駆け寄っていった。
「*****************************」
なにやら不思議な言葉で話し出す3匹。作戦が決まったのか、立てないブロッコを置いて、襲いかかって
来た。パンプキンが上空へと飛びあがり何か霧状のものを噴出した。それによって視界を封じられる
一同。「うしろだっ!」その言葉の直後、天津飯の身体にブロッコが抱きついた。
天津飯「な・・・なにをする気だ・・・は・・離れない・・!!」
クリリン「天津飯ーーー!!!」
ブロッコの自爆によってあたりは爆炎に包まれた。そんなことは気にせず、残りの2匹は攻撃を
続けた。
ピッコロ「悟飯!少しは動け!臆病者め!」
その言葉に発起された悟飯にオニオンが襲い掛かった。オニオンの腕をつかみ遠くは投げ飛ばす
ピッコロ。彼はそのままオニオンとの戦闘に入った。
ハン「ぬああああああー!!!」
突如、彼の手から気流のようなものが発生にし、パンプキンをその場に固定させた。もがいているが
ものすごいパワーで硬直させられている。
ハン「10秒じゃ!10秒以内にこいつにダメージを与えるんじゃ!」
悟飯にそう攻撃をうながすハンさん。悟飯は決死の思いで突撃し、パンプキンの頭を粉砕した。
ハン「ぬああああああー!!!」



239 名前:ヤムチャッカ :03/04/05 17:58 ID:RjvCvwdJ
さきほどの技を今度はオニオンに加えるハンさん。ピッコロは瞬間的に気合をためはじめた。
ハン「6・・・5・・・4・・・3・・2・・・」
ピッコロ「くたばれーーーー!!!!」
ハン「1・・・!!!」
技が解けると同時にピッコロから放たれた気功波がオニオンに直撃し、それを粉砕した。
ピッコロ「こんな奴らにこうまで手こずってしまうとは・・・」
彼らにとってこの損害は予想外だった。チャオズは戦闘不能、クリリンの身体はいまだに感覚の
すべてが戻ったわけではない状態だった。ブロッコが自爆したあたりから天津飯の姿が現れた。
ハン「大丈夫か・・!?・・・・こ、これは・・・ダメじゃ・・・もう戦えまい・・・」
生きてはいるものの意識もなく天津飯は完全に戦闘不能だった。
ピッコロ、悟飯、ハンさん・・・予想外の展開に驚きを隠せない3人にナッパが迫ってきた。
ナッパ「へっへっへ・・なかなかやるじゃねえか。よくもあいつらを片付けてくれたな・・・
今度はおれが相手だぜ・・・楽しませてくれよ・・・はああああああ・・・・」
力を入れ始めたナッパ。大地は震動し、空の雲はものすごい勢いで流れていった。これほどまでとは・・・
ベジータ「ほう・・・戦闘力6500か・・・ナッパめ・・・やってくれるじゃないか・・・」
ピッコロ「・・・孫悟空!はやくきやがれ・・・・・!!!」
クリリン、ピッコロ、悟飯、悟空の存在を知る者達はその言葉を心の中で繰り返していた・・・
ヤムチャ「こらえてろよ・・・みんな・・!!!」
<つづく>


240 名前:ヤムチャッカ :03/04/05 18:06 ID:RjvCvwdJ
>>222
今の作品では、z戦士全員と界王さま、界王の娘、ラディッツ、ナッパ、ベジータ
ブルマ、亀仙人、プーアル、神様、あと、サイバイマン、カイワレマン、キュウコンマンの3匹、
オリキャラではハンさん、てとこでしょうか。
運命の女はz戦士たちにマリっていうヤムチャの新恋人、おやっさん、
ベジータ、ブルマ、亀仙人、界王様、あとオリキャラが多すぎるんではぶきます。

241 名前:ヤムチャッカ :03/04/05 18:08 ID:RjvCvwdJ
>>233
おれはいいと思いますが。執筆してみます。

242 名前:作者の都合により名無しです :03/04/05 19:32 ID:556c4Xse
プーアルの中身さん、新作ですか。

243 名前:作者の都合により名無しです :03/04/05 20:19 ID:lPSw+DhX
「プーアルの中身」今、最終話まで読み終わりました。
原作にだいたい沿っていて少しよかったなあて思ってたんだけど、
最終話でちょっと沈んでしまいました。最終話はとても重要だと思ってるんで。
プーアルの中身というタイトルとなにか関係があるのか知らないですが、
あまりにも唐突すぎて、なんかバタバタした感じで終っちゃった感じを受けました。
新作期待してます。

244 名前:作者の都合により名無しです :03/04/05 20:23 ID:42OQt09x
新作がいくつか来たな。期待あげ

245 名前:作者の都合により名無しです :03/04/05 20:27 ID:lPSw+DhX
>>244
確かに。どの新作が一番期待できますか?一番楽しみな作品は?

246 名前:逆襲のナッパ :03/04/05 20:49 ID:74j1YWNg
復活したナッパとの再開。天津飯達は恐怖でいっぱいだった。あの頃のナッパならば問題はない。
だが今、目の前にいるその男は、あきらかに以前よりパワーアップしている。しかも恐ろしいほどに。
「貴様ら・・・死にたくなければカカロットとベジータの居場所を教えるんだな・・・」
ナッパは重い声でそう言った。
「な・・なに・・?ベジータの場所は構わんが、悟空の場所は教えられん!」
「まあいい・・・そのうちスカウターで拾えるほどの戦闘力を出すだろう・・退屈だから貴様らと
遊んでやるか・・・」
殺される・・・!そう判断した天津飯は餃子を連れて、全速力で逃げ出した。だが、少し行った後、
天津飯は絶望した。
「よう・・・久しぶりだなあ・・・なめた真似しやがって・・・」
ナッパはそう言うと「クンッ!」の構えをとった。
「気功砲!」天津飯はナッパの技の発動の前に気功砲を放った。
「ふう・・・あの時の技か・・・あの時は驚かされたが、今のオレにとってはただほこりを立てる
だけの技だな・・・」
ナッパは「クンッ!」を使った。あたりが吹き飛び、天津飯達は地面に叩き落された。
「おいおい、もう終わりか・・・?もっと楽しませてくれよ・・・」
そう言うとナッパは餃子の首を掴み、顔をなめ始めた。餃子の意識はなくなった。
「チャ・・・チャオズー!!!!!」
「へっへっへ・・・そういえばお前達も俺達にたいしてうらみがあるんじゃないか?今はベジータか。
オレと組めば奴に恨みを晴らす事もできるぜ・・・ちょうど部下がほしいとこだったんだよ・・・」
そう言うとナッパはチャオズの首根っこを掴みながらブンブンと振り回し始めた。チャオズの目から
すでに黒目は消えていた。
「や・・・やめろ!!!わかった!お前の仲間になる!だから俺達を見逃してくれ!」
「最初からそういやあいんだよ・・・」


247 名前:逆襲のナッパ :03/04/05 20:49 ID:74j1YWNg
ナッパは餃子を離し、サイバイマンの入ったビンを2つ天津飯に渡した。
「その中には改良型のサイバイマンが入ってる。お前の仲間の長髪と自爆した奴だ。そいつでこの星
の奴らを皆殺しにするんだ・・・そしてベジータを殺す・・・お前の恨みもはらせるってことだ」
「ぐ・・・わ、わかった・・・言うとおりにする・・・」
少しためらった後、天津飯はしぶしぶ承諾し、気絶している餃子を抱えた。
「そういえばお前の仲間はまだいるな・・その中にもベジータに恨みをもった奴がいるんじゃねえのか?
案内しろ・・・」
ナッパと天津飯はもう一人の戦士の所へと向かっていった
<たぶんつづく?>

248 名前:作者の都合により名無しです :03/04/05 21:31 ID:KoImGMhs
おーい!誰かいないのか?

249 名前:神龍えもん :03/04/05 22:13 ID:nMdMBBev
ヤムチャ「神龍えも〜ん また天津飯にいじめられちゃったよう〜 ねぇ天津飯に勝てるようにしてよ〜」
神龍えもん「しょうがないなぁ、ヤムチャ君は。それじゃあ」

テケテケテーン
神龍えもん「ろーがふーふーけーん」

神龍えもん「この技を使えばまるで、狼のごとく超高速でパンチを繰り出せるんだ。」
ヤムチャ「わ〜、すごいや!」
神龍えもん「ただし、足元がお留守になっちゃうから気をつけてね」
ヤムチャ「大丈夫だよ! よーし天津飯の奴、ギッタンギッタンにしてやるぞ〜!」
神龍えもん「本当に大丈夫かな〜?」

天津飯「お〜れは天津飯〜 目が3っつ〜 腕が4本 体も4体〜」
ヤムチャ「いた、天津飯だ」
天津飯「おぅ、ヤムチャじゃねぇか」
ヤムチャ「天津飯!、今日こそおまえを懲らしめてやるぞ〜 食らえ!! 狼牙風風拳!!」
コテッ
天津飯「なんだぁ?何もないとこでつまずいたぞ?」
ヤムチャ「いてててて・・・」
天津飯「びっくりさせやがって! ヤムチャのくせに生意気だぞ」
ヤムチャ「うわ〜ん 神龍えも〜ん」

神龍えもん「だから言ったのに・・・ 僕、知ーらないっと」
(つづくか知らない)

250 名前:作者の都合により名無しです :03/04/05 22:14 ID:nMdMBBev
文も幼稚で落ちてないけど、とりあえず思いついたまま書いてみた。
みんな、がんがって。

251 名前:作者の都合により名無しです :03/04/05 23:08 ID:K5ff7DdU
>>249
おもしろい。

252 名前:作者の都合により名無しです :03/04/05 23:09 ID:K5ff7DdU
>天津飯「お〜れは天津飯〜 目が3っつ〜 腕が4本 体も4体〜」
とくに、ここでワラタ

253 名前:作者の都合により名無しです :03/04/05 23:50 ID:HINz+Pwu
過疎化が新コック。

254 名前:ダークサイド作者 :03/04/06 01:09 ID:IdM4mOn7
漆黒の魔狼 YAMUCHA -The Dark Side- エピローグ
『物語は終わらない』

界王の千里眼でヤムチャがブウを封印するためにブラックホールと化したことが分かる
そしてヤムチャがブラックホールとなって一年が過ぎた。
その間にブルマたちはドラゴンボールを集めヤムチャを生き返らせる準備をしていた。
しかし、神龍は生きているものを蘇らせることは不可能だと言う
その言葉にヤムチャが生きていることを知る。
だが、それは自らブウの封印となったヤムチャを元に戻す方法を
探さなければならないということを意味していた。

一方、悟空に敗れたフリーザもまた宇宙を漂いながら再生の時を待っていた。
再生した彼はコルドと名乗り、再び、全宇宙の支配を目指す。
だが、彼が歴史の表舞台にたつことは二度となかった。
彼は生まれた子にかつての自分の名を与え、宇宙の支配を託した。

ブルマはブリーフ博士と共に研究を重ねた。
悟空も界王様に相談し、ピッコロは神の宮殿にある書物を読み漁り
ヤムチャを元に戻す方法を探った。
だが、誰もヤムチャを元に戻す方法には到達することが出来ず、
遂にブルマも死を迎えようとしていた。
ブルマはトランクスにドラゴンボールを探してきて欲しいと頼んだ。
最後の望みをするためだ。
彼女が願った最後の望み・・・
「皆でまた同じ時代に生まれ変わらせて欲しい」と


255 名前:ダークサイド作者 :03/04/06 01:09 ID:IdM4mOn7
戦士たちが死んで数百年後、友好関係を保っていた地球人とサイヤ人の間に
衝突が起こり、サイヤ人の戦闘能力に純粋な地球人は絶滅した。
だが、彼らは地球では満足できず、
より良い惑星、つまりは彼らの故郷とよく似た惑星を探すたびに出た
そして、地球の科学を利用し宇宙へ進出した彼らの一団が新たな惑星を発見する。
彼らは地球への移民を決定付けた者の名をとり、その星を惑星ベジータと名づけた。

ブウとの戦いから幾億の昼と夜が過ぎる頃、宇宙の片隅で爆発が起こる。
かつて、ヤムチャであったブラックホールだ。
その爆発のあと、周囲のチリがかつてブラックホールの存在した辺りに集まっていた。
その道の者であれば、ここに、新たな星が誕生することを予感するだろう。
そして、さらに気の遠くなるほどのときが流れる頃、
そこには蒼く美しい惑星が誕生した。
その星は地球と名づけられ、生命を宿すことになる。
そして、かつてヤムチャと同じ時代を生きた者たちの魂がここに集う
物語は終わらない・・・

To be continued to DRAGON BALL


256 名前:ダークサイド作者 :03/04/06 01:12 ID:IdM4mOn7
これにてダークサイドしゅうりょーう。
まぁ、急いで書いたこともあって誤字脱字、キャラの名前を間違った部分もあるので
旧やむちゃんねるに加筆訂正したものをうpしますです
あとがきももう書いていたりするが、ここにうpするものではないと思う&長いのでそちらに
まぁ、アドはそのうち晒しますです

257 名前:作者の都合により名無しです :03/04/06 01:22 ID:9u7hmuVg
乙です。後でまとめ読みしますです。

258 名前:チャオズ様 :03/04/06 06:08 ID:CmXP4oD+
>>ダークサイド作者さん

ども、チャオズ様(さん)ですw
長い間おつでした。いま第一部から読み直してるけど、素直におもしろいと思った。
そういやあんまり話したことなかったですねー。
ってゆうか、最近は漏れ自身あんまりレスしてない・・・このスレにはたまーに来てるけど。
このスレにいろいろ貢献してくれたダークサイドさんがいなくなるのは寂しいけど、
そっちの都合とかもあるだろうから「このスレにいてくれ」とはいいません。
まあ、来たくなったら来ればいいっしょ。(スレが存続してればね)
長文スマソ。じゃあ最後に、18号のセリフをひとつ。

「またな」

259 名前:神龍えもん :03/04/06 08:16 ID:d/KOnAds
ヤムチャ「みんな〜何見てるの〜?」
ブルマ「ヤムチャさん、これみんな餃子さんが超能力で念写したんですって」
天津飯「すげ〜天界の写真まであるぜ〜」
ヤムチャ「わ〜 すご〜い」
餃子「アハハハハ こんな写真ぐらい家に来ればいくらでもあるよ」
ヤムチャ「本当? 見たい見たい!」
餃子「ヤムチャはダメー。ブルマちゃんと天さんは家においでよ」
ヤムチャ「なんだいなんだい!! そんな写真なんかよりもず〜〜〜っとすごいの撮ってやる!」

神龍えもん「ふむふむ、だからすごい写真を撮れるようにしろと。そんな能力あるわけないじゃない!」
ヤムチャ「頼むよ、神龍えも〜ん 今度ドラ(ゴン)焼き買ってあげるからさ」
神龍えもん「しょうがないなぁ」

テケテケテーン
神龍えもん「しゅ〜んか〜んいどお〜」

神龍えもん「この技を使うと・・・」
シュン
ヤムチャ「わ!消えた!」
シュン
神龍えもん「じゃじゃ〜ん」
ヤムチャ「あ!そのサングラス、空き地の隣のカメナリさんこと亀仙人様のだ!」
神龍えもん「と、このように瞬時に移動できるんだ。 ただし気を探らないといけないから
誰もいない場所や、気を探れないほど遠い場所には移動できないから注意してね。」
ヤムチャ「わかったよ! よーし餃子のビックリするような写真をじゃんじゃん撮ってくるぞ〜!」

260 名前:神龍えもん :03/04/06 08:17 ID:d/KOnAds
ヤムチャ「まずは・・・いた!」
シュン

子分1「俺たちいつまで餅ついてるんでしょうねぇ」
ぺったん
兎人参化「知るか!」
ぺったん
子分2「疲れたよ〜」
シュン
ヤムチャ「わ〜 本当に来れた〜。あ〜本当に兎が餅ついてる〜」
子分1「な、なんだてめぇは!!」
ヤムチャ「あ!動かないで3人とも揃って〜、1+1は〜?」
3人「2〜!」
カシャッ
ヤムチャ「はい!ありがと〜 えへへ〜餃子の写真なんかより数倍すごいぞ!!
よ〜しこの調子でどんどん撮ってこう!!」
シュン
子分1「何だったんだぁ?あいつは」
子分2「疲れたよ〜」

ヤムチャ「ここはどこの星だろう?適当に気を探ってきたんだけど・・・」
ナッパ「ぎひひひひひ まだ生き残りが居た見たいだぜ、ベジータ。」
ベジータ「いや、奴はこの星の人間じゃないようだ。どっちにしろ殺すがな。」
ヤムチャ「あわわわわわ。そうだ!違う星へ!」
シュン

261 名前:神龍えもん :03/04/06 08:18 ID:d/KOnAds
ヤムチャ「ふう、危なかった〜」
フリーザ「おやおや、ザーボンさんまだ生き残りがいたみたいですよ?」
ヤムチャ「ひえええ〜」
シュン
クウラ「ふんっ、フリーザの奴逃がしたな」
ヤムチャ「きゃああ〜」
シュン
ブロリー「カカロットー!」
ヤムチャ「ぎにゃああ〜」
シュン

ヤムチャ「はぁはぁ、危なかった〜 もう地球に変えろう。あれ!?
地球のある位置はどっちだろう?そもそも、ここどこだ?」
ダーブラ「魔界の王たるこのダーブラの前に現れるとは不運な奴よ・・・」
ヤムチャ「うわ〜ん助けて〜 神龍えも〜〜〜ん」

(ネタがあればつづくかも)

おまけ
ヤムチャ「ブ〜ル〜マ〜ちゃん、あ〜そ〜ぼ〜」
ブルマ「ごめんなさいヤムチャさん。ベジ杉さんと勉強の約束してるの」
ヤムチャ「なんだいベジ杉の奴ブルマちゃんに馴れ馴れしくしやがって〜
ブルマちゃんは僕の将来のお嫁さんだぞ〜」
神龍えもん「あ、ヤムチャ君 この漫画ではブルマちゃんはベジ杉君と結婚するから」
ヤムチャ「え゙」

262 名前:作者の都合により名無しです :03/04/06 08:20 ID:d/KOnAds
今朝、ヤムチャえもんの存在に気づいた・・・
鬱だ・・・

>>252
ありがd ・゚・(ノД`)・゚・
ある意味それを書くためだけに書いたようなもので

>>ダークサイド作者さん
乙です。
最初に書かれた頃ぐらいからROMってたんですが、
最初は桃白白のパシリだったのにw こんなに活躍するとは正直思ってませんでした。
展開が早すぎると思ったことは幾度もあるけど、ヤムチャの成長し、苦悩し、ヘタレていく姿、
そしてその理由付けが、DBという超人(人外)漫画の中で、とても人間らしいと思った。
色々書いたけど俺的にはダークサイドヤムチャはカッコイイヤムチャで1位,2位を争う位置で好きです。
駄文スマソ。

263 名前:チャムヤ :03/04/06 10:11 ID:8hrc/UGs
YAMUTYA THE STORY-世界で一番お留守な戦士-Z
第三話プ―アル来る
ついにその日、プ―アルは現れた、「ドンッ!」周りの住民は驚くまもなくプ―アルに吹き飛ばされた、燃え盛る町、亀仙人たちは殺気を感じた。
???「ひっひっひっ、300キロほど離れた位置に大きな二つのパワ―を感じる、さてはヤムチャだな!よし、行こうぜプ―アル!」
返事をするプ―アル、はたしてもう一人のこいつは誰なのか?さてかりんとうでは、
ヤジロベ―「そういえばぷ−あるってなにもんなんだ?」
カリン「おまえそんなことも知らずに今まで修業していたのか?プ−アルというのはこの全宇宙を800年程前に恐怖にいましめた変身
する怪物じゃよ、そして最近とんでもないことが解ってしまった、いずれ解ることだ、この際言ってしまおうやつはプ−アル葉、800年
程前にとんでもない数の子供を生んで膨大な数の自分の一族を繁殖させていたのだ、やつの能力はフリ−ザが     かわいく見えるほどだ、
そして今度くるのはその一族の王子だ、ゆえにその名前を告いでいる、おそらく今度来るやつを倒しても膨大な数の仲間がこの地球を襲いにくるだろう。」
ヤジロベ−「そ、そんな!じゃあやつを倒しても意味ね−じゃねえかよ!」
カリン「大丈夫だわしにも策はある。」
そしてかめせんにんたちのところでは...
亀仙人「来るぞフリ−ザ!」
返事をするフリ−ザ、そこになんと誰かが来た、2人は驚きを隠せないようだ、だがそれは仲間のクリリンだったそして3人で策を練ろうとしたそのとき、ついにプ−アルは来た。
プ−アル「ふっふっふっふっ、どうやらたいしたやつはいなさそうだな、よし、父上、ドラゴンボ−ルっ       てやつのことを知ってそうなナメック星人だけを残して倒そうか。」
そう、なんともう一人の宇宙人はプ−アルの父、王だったのだ、どうやら二人そろって不老不死になる気らしい。
王「息子よ、わざわざわれわれの手を汚さんでもよかろう、栽培マンを出せ。」
プ−アルはなにやら変な種を巻いた、そしてそこから緑色の化け物が出てきた、そしてそこにほかの仲間たちが到着した。
四話に続く


264 名前:チャムヤ :03/04/06 10:12 ID:8hrc/UGs
ミスで上げちった。

265 名前:作者の都合により名無しです :03/04/06 10:54 ID:z9pdtXYF
ぎゃはははははははは最高だよチャムヤ!!

266 名前:地獄の門番 :03/04/06 14:32 ID:CmhGngVT
>>243さん
『プーアルの中身』作者として、貴重なご意見ありがとう。タイトル名については
もっと工夫を凝らした由来をはなしの中に入れるべきだったなぁ、と反省しています。
長編だったもので「書くのが面倒になってきちまった」という手抜きがあったのは
事実でつ。。。
『地獄の門番』はそのような反省から生まれた中篇(あくまで予定)ものがたりです。

267 名前:地獄の門番・3話 :03/04/06 14:33 ID:CmhGngVT
「地獄の門番は、本当は現世での名前を使わず【ナナシ】と名乗らなくてはいけないのです」
地獄の門番へ行く途中で、エンマ大王の側近はヤムチャに語り出した。
「しかし、エンマ大王様のご好意によってあなたは現世での名前を使えるようになって
良かったですね」
側近はヤムチャの幸運を称えて言った。
「地獄の門番はあなた方が勤めることはできないのですか?」
ヤムチャは胸に抱いていた疑問を晴らしたくて思わず聞いた。
「はい。我々鬼は殺された人の魂の【負のエネルギー】に数分間接しただけで消滅してしまう
もので・・・・・」
鬼の説明にヤムチャは納得した表情であった。

地獄の門についたヤムチャ。側近は別れの挨拶をして去っていった。
「さて、ひと仕事するか・・・」
ヤムチャは薄暗く、肌寒い地獄の門の前に立ってひとりつぶやいた。
地獄の門はオリエンタルな造りで、幅4〜5メートル、高さ7〜8メートルはあろうかという荘厳な
出で立ちであった。辺りには霧が立ち込めていていた。
ヤムチャが地獄の門に来て数時間が経過した。
すると、ひとりの大男が地獄の門にやってきた。スキンヘッド、口ひげを生やしていて人相が悪い。
ヤムチャはその男に見覚えがあった。
「お、お前はサイヤ人のナッパ!!」
ヤムチャは驚いて思わず叫んだ。
「・・・なんだ?誰かと思えばカカロットの仲間の地球人じゃねぇか」
ナッパ(の魂)は薄暗い周囲の中からようやく人を見つけると、安堵の表情をにじませた。

<続>

268 名前:地獄の門番・4話 :03/04/06 14:57 ID:CmhGngVT
「オレは地獄の門番・ヤムチャとなった。他人に殺された者や(中略)魂の選択を承る者だ。」
「・・・そうか、俺はカカロットの奴に・・・じゃねぇやベジータに殺されたんだ!」
ナッパはカカロット(孫悟空)と戦闘し敗北、そして、仲間のベジータにとどめを刺されたことを
思い出して、苦々しい表情をして叫んだ。
「ここで、お前は3つの選択を(以下略)」
ヤムチャは激怒しているナッパに殺された者の魂の取るべき3つの選択を説明した。
「なるほど、そういうことか・・・ヘヘヘ。もちろん現世の人間をひとり呪い殺すに決まってるぜ!」
ナッパはニヤリと笑ってそう言い放った。
「しかし待てよ。カカロットにするかベジータにするか・・・」
ナッパはどちらにしようかな、のポーズを取ってひとり思案している。
「決めかねているなら一度現世に降り立ってみたらどうだ?」
ヤムチャはそう言うと、ナッパの目を凝視した。
ナッパはヤムチャを見返すと、ヤムチャの目に吸い込まれるような感覚を覚えた。
ナッパの意識が一瞬飛んだかと思うと、ナッパは先ほどまでいた地球の戦場に立っていた。

(うおお!?どうなっちまってんだ?)
ナッパのすぐ近くでは孫悟空とベジータの死闘が繰り広げられていた。凄まじい攻防であった。
(なんてやつらだ!すげー戦いをしてやがる!!)
魂だけになったナッパでも戦闘民族サイヤ人の血が騒ぐのだろう。
(ヘヘヘ、こいつらの戦闘を見てから、どっちを呪い殺すかを決めるのも手だな)
ナッパは心でそう決断した。
(共倒れになればベターなんだがな、くっくっくっ)
心でほくそ笑むナッパであった。

<続>


269 名前:作者の都合により名無しです :03/04/06 15:21 ID:mfL+eZys
>>221
>203のこと。
「なぜDr.ゲロは娘を生き返らせることに執念を燃やさずに悟空の復讐を企んだのか?」
生き返らせるのはDBを使ってではなく,科学でってことを言い忘れてました。
だから,「ゲロは復讐心で我を忘れており,娘を生き返らせることはもう頭の中にはなかった」って感じの文があった方がよかったのではないか,と思ったのです。優先順位が蘇生<復讐になった理由が欲しかったということです。
あと助手は人造人間にしたけど,やはり娘を人造人間にしなかったのは抵抗があったから?

ゲロがDB知ってるかどうかってこの辺DB本編自体の設定がおかしいんですよね。Dr.ゲロがDBにまったく感心を持たないのは。軍を総力をあげて探してたのに知らないはずがないと思うんで。

>>84さんみたいにこういうのキライな人もいるんでもう終わり。
小説飲茶管理人さんだからこそ,ちょっと意見言えるんで,許してつかぁさい。
他はもう簡単な感想しか言わないことに…。ヴァーカなことやらかしたんで。

ダークサイド作者さん乙と思って軽いもんにしようと思ったが異常に長くなってしまった。最終章っぽいノリです。誰か感想・意見あったらお願いします。>千夜一ヤムチャ物語。


270 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/06 15:22 ID:mfL+eZys
前話
>>197-201,>>206-209

べきっ!
ドラムのステッキで軽く左腕を砕かれるヤムチャ。
ヤムチャ「ぐぉおおおお〜〜〜!!!」
ピッコロ「脆すぎるな。遊ぶ価値すらない。殺してしまえ。」
ステッキをふりかざすドラム。ステッキがヤムチャに振り下ろされる……が,そのステッキはヤムチャの頭に到達することはなかった。
突如,現れた救世主に吹っ飛ばされるドラム。驚くピッコロ大魔王。
巨大な影がぬっと地に降り立つ。タイヤより太い逞しい腕。それよりも更に一回りも太い太股。バスケットボール二つをつめこんだような豊満な胸。くりくりの可愛らしい目に意志を感じるほどのぶっとい眉毛!
悟空「ピッコロ!!ゆるさないわよ〜〜〜〜〜〜!!!」
ピッコロ「なんと!貴様!生きていたのかね…」
悟空「あれ?ヤムチャじゃん。生きてたの? 何エロイ目でみてんのよ!スケベ!」
ヤムチャ(オレ…この世界の女悟空キライ…)
ピッコロと悟空の戦いで左腕両足を砕かれたのはなぜかヤムチャで,女悟空はピッコロに楽勝。ヤムチャもまぁ活躍したにはしたが,失禁はもちろんズボンが破かれ下半身を晒すことに…。
しかも自慢のイチモツを悟空に『あたしの小指並じゃん』と称されたりとその犠牲は大きかった。


271 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/06 15:23 ID:mfL+eZys

神のもとへ行く悟空。病院で入院するヤムチャ。全治6ヶ月らしく,後遺症が残る可能性も高いという。精神的にも大ダメージを負っていた。
こんなふざけた世界にいつまでもいてたまるか!どうせ未来もよくねぇだろうよ。
そう思い,未来予知が来る前に次世界へ移行しようと集中するヤムチャ……。
そして・・・・・・・…




すでにナンバーはNo.431。すべての世界で予知を知るまでいたわけではなく,素通りした世界もあったが,もはや後戻りはできない。進むしかなかったのだ。

第23回天下一武道会に行く飛行機の中でヤムチャは今まで歩んできた世界を振り返る……。
『世界の順番に何かしら法則性があればいいんだが…。
No.001〜No.009まではプーアルがオレの主人だった。そして番号が進めば進むほどプーアルの性格は凶悪になっていったっけ。
No.010〜No.049まではオレの外見の違いで変化してたな。オレがブウとかいう連中との戦いまで活躍してた世界もあったが,オレがブサイクでデブだったのが最悪だったな。
No.050〜No.099は,全部オレが女だという設定だったな。思い出すだけでもキモイぜ…。特にナッパとかいうハゲの妻になった未来は悪寒がしたな。もうあとはスルーしたんだったな。
No.100〜No.149は,オレがいつ悟空たちに出会うかという時期が違ってたな。その時期が後になればなるほどオレが強くなってったな。
それはそれで気分がよかったんだが,不可解だったなぁ。何でだろ。法則があるのだろうか?意味深だな。』


272 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/06 15:23 ID:mfL+eZys

『No.150〜No.199は,これは全部オレの性格面での違いだったな。オカマってのやスカトロ,ロリ,あぁマゾもあったな。最悪なのは天にカマをほられて,愛人に…うぇっぷ…
露出魔やらストーカーみたいな犯罪系が多かったのは気のせいだろうか…。快楽殺人者…これはもう思い出したくないな…。まぁ,こんなのはどうでもいい
No.200〜No.249は,悟空の仲間になる奴の違いだったなぁ。ほとんどの奴が仲間になったやつもあったっけ。フリーザとブルマが結婚したり,ラディッツとオレが親友になってた世界は気に入ってたんだけどなぁ…。
クリリンが敵でブルマに射殺されるのもそれはそれでおもしろかったが,クリリンにはかわいそうだしやめといてよかったかもな…。オレの未来は結構よかったんだがなぁ…。
No.250〜No.299は確か……』

一の桁の違いでももちろん世界はガラリと変わったり少しだけ敵の姿だけ違ったり様々なのだが,基本設定は50番毎に変わっていくようだった。

ヤムチャ「だが,まだ何もかもうまくいっている世界ってのはないな。あってもよさそうだが…。逆はあったんだから,まだ希望はもてるぞ!たぶん!
いや,もしかしてスルーしたのにあったのか?そういえば,オレが悟空並の強さを持つという世界もまだないなぁ。
まだまだ世界はあるんだし,妥協はしないぞ!金,地位,名誉,そして強さ…これに恵まれた世界はきっとあるはずだ!」

第23回天下一武道会が開幕した。予選の最中,ヤムチャに未来予知が届く。ヤムチャは一回戦で神とあたり,恥をかいた挙げ句にあっさり負けてしまうというのだ。
しかしこの世界の未来は,苦しい生活が長く続くが,この時の神の助言が将来的に役立ち,株で大成功をおさめるといったものだった。だが目先のことに捕らわれたヤムチャは憤慨してナンバーを進めてしまった。


273 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/06 15:24 ID:mfL+eZys

だが,次の世界では――。

予選を勝ち抜いたヤムチャの一回戦の相手はチチ。試合はヤムチャの優勢で,どさくさに紛れてチチのカラダをべたべたさわったり油断しまくりだった。
挙げ句にはチチに玉を蹴られて機能不全になってしまったのだ。医務室で休んでいるヤムチャに予知がやってきて,将来はまったく女に縁がないとわかった。
仕方なく(ナンバーを戻せないので),天津飯にズボンを下ろされまた足を折られた次の世界で留まり,その後の試合を見守ることにした。
マジュニア「覚悟はできた?ウフ」
悟空「ハッハッハハァ!何の覚悟だい?」
マジュニア「もろちん…いえ…もちろん死ぬ覚悟よッ!」
アメコミの主役になりそうな筋肉質の悟空とオカマ風マジュニアの世界の平和を賭けた一戦…だったが,ヤムチャはこれから進む世界にマシなのはあるのかどうかということだけで頭がいっぱいだった…。


274 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/06 15:24 ID:mfL+eZys
サイヤ人戦を迎える頃,世界はNo.750を越えていた。
さすがに不安が募ってきた。No.999を越えたらどうなるのか。No.000に戻るのならばまだいい。もしNo.999が最後でしかもそれが最悪だったら…。
全ての世界の未来を見てから次の未来に進めば効率はよい。だが,未来予知が起こるまで数ヶ月かかることもあったり,寝ている間に未来予知が起って夢と混同してしまったこともある。
ヤムチャ(あ…あせることないさ!とりあえず未来はどうあれ,サイヤ人戦では無様な死に方をしない世界を選んでおこうかな…あはは…)

No.766――。

サイヤ人戦にむけ神での修行をようやく終えたヤムチャたち。シルクハットをかぶった神は皆を褒め称える。
神「やっと終わりましたね!おめでとう!このSランク修行を完了することができたのはあなた達がはじめてです!」
天津飯「Sランク?」
神「私がつくった最難関のコースの修行です!私は戦闘民族サイヤ人を打ち倒す戦士が欲しかったのです!」
ポポ「お前達には比類なきパワーがみについた!」
同様に紳士なポポも皆を絶賛する。下界に降りて各自修行を開始する皆。
数週間後,ひたすら修行するヤムチャに未来予知が起こった。
ヤムチャ(栽培マンの自爆から悟飯を守って死亡か…。名誉の戦死かもしれんな。誰だ。「死んでるぜ」なんて言ってる奴は。クリリンか。
しかもセル戦とブウ戦でブリーフ博士に二度も自爆装置しかけられて終わりとくらぁ。こんな世界とは今すぐおさらばだぜ!)
ヤムチャはどことなく殺伐としたこの世界に別れを告げると,意識を集中した。

((続く))


275 名前:ヤムチャッカ :03/04/06 18:36 ID:pr1gd8xX
<超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 第10話>
ナッパのおそるべきパワーの前に戦士たちは体を動かせなかった。体の感覚の不十分なクリリンが
こう叫んだ。
クリリン「みんな!悟空とヤムチャさんが来るまでなんとか持ちこたえるんだ!死ななければいい!」
ピッコロ「ふん!貴様に言われなくても・・・!!」
ナッパは狙いを定めはじめた。「さあて・・どいつから片付けるかな・・・」ナッパはものすごい勢いで
クリリンへと突っ込んできた。身動きのとれないクリリンは必死でガードを固める。だが、ナッパは
クリリンに到達する前に足蹴りをくらって吹き飛ばされた。ハンさんはクリリンを守るように前に仁王立ちした。
ハン「おぬしの体が元に戻るまで、わしが盾になるぞい!」
ナッパ「こ・・このじじい・・・・!!!」
ハンさんが急激に気を高め始めた。それに乗じるようにピッコロも気を高め始める。ベジータのスカウター
が反応しはじめた。
ベジータ「・・・戦闘力、3800に3560・・・こりゃあナッパの奴、やばいかもな・・・」
ピッコロは悟飯に何か耳元でささやいたあと、ナッパへ向かって行った。ナッパの大振りの拳を
スピードでかわしていくピッコロ。その頃、クリリンの体のしびれがようやく収まりかけていた。
ハンさんはクリリンの元を離れ、ピッコロに加勢した。2人相手に苦戦するナッパはたまらず空へ飛び上がった。
ナッパ「うるさいハエどもめ・・・じゃまだ!!!」
彼が手をかざすと同時にピッコロが叫んだ。「離れろ!」彼らがいたあたりの地面は吹き飛び、
底が見えないほどの大穴があいた。ピッコロの声によってなんとか攻撃を避けた戦士達であったが
その圧倒的なパワーに呆然とするしかなかった。
クリリン「て・・天津飯!?ど・・どこだ・・!!今ので吹き飛んじまったのか!?」
あたりを見渡すと倒れていた天津飯の姿が見当たらない。だが、上空のナッパは彼の位置を発見していた。
爆風で少し離れた場所に飛ばされていた天津飯に向かってナッパは向きを変えた。
ナッパ「へっへっへ・・・まずはあいつからでいいや・・・」
意識のない天津飯がそれをわかるはずもなく、クリリン達が気づいた時にはすでにナッパは天津飯の
目前へと迫っていた。だが、小さな物陰がナッパにへばりつき、彼の進行を妨げた。


276 名前:ヤムチャッカ :03/04/06 18:36 ID:pr1gd8xX
クリリン「チャ・・・チャオズ・・・!!!」
左腕を失っていたチャオズはナッパに取り付いた後全生命力を使った超能力によってナッパの動きを
一時的に封じた。だが、それは命と引き換えの技であった。チャオズはクリリンにこう伝えた。
「今までありがとう・・・みんなのために・・・ボクが犠牲になるだけなら・・・天さんによろしく・・」
ナッパ「は・・離れろ!このチビ!ぐおおおおお!!!」
ナッパが力ずくでチャオズを振り払おうとするとチャオズの体の生命エネルギーがナッパに送り込まれた。
クリリン「チャオズーーーー!!!!!」
あたりは爆炎に包まれた。奪われる視界の中で一つだけはっきりしていること。チャオズは死んだ。
2度死んだ。もう二度と会えない。
ピッコロ「へっ!自爆して相打ちとはな・・・まああのチビにしちゃあ上出来だ・・・」
その言葉を聞いたハンさんがピッコロのむなぐらを掴んでこう言った。
「おぬし・・・今の言葉、チャオズの両親に言えるかの・・・?」
人一倍家族のつながりを重んじるハンさんにとってチャオズの死は大きなものだった。いや、ハンさん
だけでなく、みんなにとってこれからの戦いがより厳しくなることを暗示させるものだった。
だが、悲しみにふける者・・・これからのことを考えている者・・・思いはそれぞれだったが、
これで戦いが終ったわけではないという気持だけは同じだった。爆炎の中からナッパの姿が現れた。
ナッパ「えへっえへっえへっ・・・俺達の力をなめてるようだな・・・」
クリリン「悟空・・・はやく来てくれ・・・」
戦闘狂のように狂ったように見えるナッパ。まったくダメージのない彼に対して戦士達は恐怖を
覚えるしかなかった。
クリリン「ヤムチャさんもーはやく来てくれーーー!!!頼むー!!!!!」
ベジータ「ヤムチャ・・・?さっきからいったい・・・待てよ・・・」
ナッパ「うひゃひゃひゃひゃひゃ!!!いくぜ!!!」
なぜか発狂したナッパが突っ込んできた。


277 名前:ヤムチャッカ :03/04/06 18:37 ID:pr1gd8xX
ベジータ「ナッパ!まてい!!!」
ナッパ「うるせえ!!オレにやらせろおお!!!!うひひひひひい!!!」
ベジータ「ちっ!!単細胞のバカめが・・・」
そう言うとベジータは一瞬でナッパの間合いに入り込みナッパの腹部に蹴りを加えた。悶絶するナッパ。
ナッパ「ぐおおおおお・・・ベジータ・・・な、何を・・・!!!」
ベジータ「うるさい・・・貴様はそこでおねんねしていろ!ところで貴様ら、貴様らのいうヤムチャ
とはカカロットのことだな・・・そうだろ・・・?」
クリリン「え・・・!?い、いや・・それは・・・」
ベジータ「とぼけても無駄だ・・・それにしてもくっくっく・・お前達の切り札があのカカロットだとはな
ラディッツにも歯が立たなかった奴がなんの役に立つというのだ?」
クリリン「あの時とは違うはずだ!もっと強くなってるはずだ!」
悟飯「そうだよ!お前達なんてやっつけてくれるんだ!」
彼らは悟空を侮辱されたことに腹をたて、ベジータの勘違いなど忘れていた。
ナッパ「っへっへっへ・・でもいっこうにこねえじゃねえか。怖くて逃げ出したか?えへっえへっ」
ベジータ「貴様は黙ってろ!そうそう・・・3時間だけ待ってやる・・・カカロットが来るまでな・・」
寿命が伸びたんだ・・・感謝しろ・・・」
そう言うとベジータはナッパを引きずりながら少し離れた岩陰へと座った。
クリリン達は天津飯を安全な場所へと運んだ。意識はまだ戻らない。だが、仙豆を持ってない彼らに
どうすることも出来なかった。
ハン「まあ・・・3時間もあるわけだし、作戦でも練ろうじゃないか・・・」
その頃、悟空は蛇の道の終点まであとわずかのところまで来ていた。ヤムチャも後を追っている。
後ろから感じられる気に安心しながら悟空はピッチをさらに上げた。
ヤムチャ「嫌な予感がするぜ・・・オレがつくまでの辛抱だぞ・・・天津飯は大丈夫かな・・・」
<つづく>


278 名前:作者の都合により名無しです :03/04/06 19:06 ID:q3TQfpqc
間です。

279 名前:作者の都合により名無しです :03/04/06 19:45 ID:e25w1MK+
間抜作先生って?

280 名前:さいりょ :03/04/06 20:29 ID:vOoVCeM4
規制で全然書き込めんかったよ。

>ダークサイド作者さん
遅くなりましたが、お疲れ様でした。
ラストも良い終わり方だったし、感動しましたよ。
また、いつか、ヤムチャと共に帰ってきてくれると願いながら、見送りたいと思います。
長い間、本当にお疲れ様でした。

>千一夜ヤムチャ物語
こういうの大好きです。期待してますんで、ガンガッテ下さい。

281 名前:作者の都合により名無しです :03/04/06 20:54 ID:iaB331Lr
>>279
何それ?

282 名前:作者の都合により名無しです :03/04/06 22:59 ID:TukY4ygM
質問ですけど、最近来なくなった作者も含めて
今どれだけの作者さんが作品を書いてあるんですか?
作者さん達がいっぱいで最近来た僕には区別がつきません。

283 名前:作者の都合により名無しです :03/04/06 23:28 ID:cf0lkvcn
>1のリンクにある小説飲茶に行けばある程度わかるかと。でも最近更新してないっぽいけど。まあ2、3過去ログ読むことお勧めする

284 名前:作者の都合により名無しです :03/04/06 23:29 ID:IynIWzY7

   | ∧
   |∀゚) キュ?
   |⊂
   |


     ♪
   ♪   ∧∧   キュ
      ヽ(゚∀゚)ノ    キュ!
         (  へ)     キュ!
          く        キュ!!



   ♪ 
     ♪  ∧∧   キュ
       ヽ(゚∀゚)ノ   キュ!
         (へ  )     キュ!
             >      キュ!!


285 名前: :03/04/07 00:05 ID:v1b5SA2N
よく飽きないね。

286 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 00:22 ID:PD8GXpom
ってか、新しい人が来て古い人は去っていくから。古株はあまりいない罠。古株って3人くらいだろ

287 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 02:46 ID:Txn/wtOk
『ふりかえればヤムがいる』

「やっとできたー」
最後の一文をタイプし、俺の右手がENTERキーを叩く音が小気味よく響く。
上出来だった。スレの住人もこんなすげー小説を書いた俺をきっと歓迎するだろう。
あとは、エディターに書き込んだこの一文をコピペしてっと・・・
そう思った瞬間、背後から誰かが俺に話しかけた
「ぜんぜんダメ、はっきり言って才能ないぞ、お前。」
オヤジもオフクロももう寝てる時間だ。こんな時間に声をかけられるはずはない。
強盗かと思い、ギョッとしてふりかえった俺の目の前にはヤムチャがいた・・・

「お前さぁ、俺を活躍させればそれでいと思ってるわけ。」
そういうと奴は俺の小説を読み始めた。それも馬鹿でかい声で。
やばい、オヤジとオフクロが目ェ覚ます。てか、近所迷惑だよ、コイツ(欝
さすがに俺はヤムチャに懇願した。頼むからやめてくれと・・・
そんな俺に奴はこう言った。
「大丈夫だ、お前以外には俺は見えないし、俺の声は聞こえない。」
でもさ、お前ここにいるじゃん!!てか、まだ読み続けてるし(欝
結局、泣きそうになる俺を尻目にヤムチャは俺の小説を最後まで読み続けた。

「なぁ、この小説のどこが面白いわけ?」
そういうヤムチャの顔はまるで俺の小説が面白くないとでも言わんばかりだった。
ふざけやがって、ヘタレの分際で・・・
そこで、俺はこの話の見せ場とその面白さをヤムチャに存分に聞かせてやることにした。
だが、次の瞬間、俺は信じられないものを見た。

コイツ寝てやがる・・・

ヒトが真剣に話してんのに、寝るか普通・・・


288 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 02:47 ID:Txn/wtOk
俺はヤムチャをたたき起こすと小一時間ry・・・
「仕方ないだろ、面白くないもんは面白くないんだからさ。」
あっさりと言いやがった。絶対に聞き間違いとかじゃない。
コイツ、今度ははっきり言いやがった。面白くないと(欝
「お前なぁ、ヒトがせっかく活躍させてやってのにその態度はなんだよ。」
詰め寄る俺にヤムチャはさらに信じられない行動に出る。
「はい・はい・おー」
わけの分からない『あの雄たけび』を挙げてこの俺に襲い掛かってきたのだ。
「何すんだよ!!」
「ほう、狼牙風風拳を食らって生きているとはな。」
あれ、そういえば、痛くない・・・
「やっぱり、お前大したことネェじゃん。」

「なにをー」
ヤムチャの目が怒りに燃える。
しまった、さすがにマズかった。俺の言葉は火に油を注いでしまったようだ。
ヤムチャは俺の目の前で操気弾を作り上げようとしていた。
さすがにこれ食らったらやばいのかな。
待てよ、操気弾って確か・・・ものは試しだ。
そう思い俺が繰り出した足払いに見事にスッ転んだヤムチャは
したたかに頭を打ったらしく、頭を抱えて転げまわった。
やっぱコイツ、ヘタレじゃんw

「おい、ヤムチャ、さっきはよくも言ってくれたな」
こんな弱い奴なら楽勝。そう強気に出た俺を再びヤムチャのパンチが襲った。
い、痛い。さっきの狼牙風風拳で油断してしまったが、やっぱりコイツ・・・強い!?
「なぁ、お前、俺のことどう思った?」
ヤムチャの言葉に俺は返す言葉がなかった。
ヘタなことを言えば殺されかねない。
「正直に言えって。なっ!!」
殺人鬼は満面の笑顔で言った。


289 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 02:47 ID:Txn/wtOk
「わかんね、ヘタレかと思ったら、やっぱり強いしさ。」
「だろうな、俺は今、お前が思ってる俺と正反対の行動をとった。
狼牙風風拳は思いっきり力を抜いて、操気弾で足元がお留守になるフリをしてな。
それで俺を弱いと思ったお前に今度はちょっと力を入れて攻撃した。ってワケだ」
ワケワカンネー、何でそんなことする必要あんだよ?
俺は声に出さず心の中で叫んだ。そう、確かに声は出していないはずだった。
だが、まるで俺の心を読むかのごとくヤムチャが俺に答えた
「ワケワカンネーか、ハハッ。お前はさ、決めてかかってるんだよ。」
「は?って、なんでお前、今、俺が考えてたこと知ってんの?」
「俺はお前が作り出したヤムチャなんだよ。」
マジでワケワカンネー。だが、ヤムチャはさらに続けた。
「だから、俺はお前にしか見えないし、俺の声もお前以外には聞こえない。」
「じゃぁ、何、俺が消えて欲しいと思ったらお前消えるわけ?」
「あぁ、消える。」

じゃぁ、消えてもらおうw
俺がそう思った瞬間、目の前からヤムチャは消えた。
消えてしまった・・・ウソだろ。
妙な気分だった、ワケワカンネー奴だったけどいなくなったらスゲェさびしい。
出てきて欲しい、も一回、俺の目の前に・・・
そう願い目を閉じた俺に再び声が聞こえた。
「よぉ。」
ヤムチャがいた、目を開けるとそこにはヤムチャがいた。

「なぁ、お前さぁ、何で出てきたわけ?」
俺たちはベッドに腰掛け、落ち着いて話をすることにした。
「話すと長くなるな。最近さ、お前ら俺のこと活躍させてくれようとしてるだろ。」
ヤムチャスレのことだ・・・
「俺のこと、活躍させてくれようとしてんのは嬉しいんだけどな・・・」
そう言って、遠くを見つめたヤムチャの目はどこかもの哀しかった。


290 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 02:48 ID:Txn/wtOk
「なんで、そんな悲しそうな目ェしてんの、嬉しくないの?」
「嬉しいさ、せっかく格好良くしてくれてるお前たちはありがたい、だけどな
お前たちが描く俺は本当の俺じゃない。」
「本当のヤムチャ・・・」
本当のヤムチャ、何なんだろう?たしかに俺は鳥山明じゃない。またも俺の心を読んだヤムチャは話を続けた。
「あぁ、作者が書くとかそういう意味じゃない。なんていうかなお前たちが書く俺にはさ、なんていうか俺らしさがない。」
ヤムチャらしさ・・・キュピーン!!ヘタレってことか・・・うぶしっ
コイツ、また殴りやがった・・・

「そういう意味じゃない。なんていうかさ。心がないんだよ。
お前らの世界にも映画とかあるだろ。俺はその俳優なんだよ。
主役になるか脇役になるかはお前らしだいだけどな。」
「どういうことだよ?」
「お前らはさ、俺をどんな風にも設定できる。その世界の神だからな。
だが、俺にだってやりたい役もあれば、やりたくない役もある。」
言われてみればそうだ。俺はそんなこと考えてもみなかった。

「俺だってやりたくない役をやらされる時とやりたい役をやらしてもらう時とじゃ、
やっぱり、演じる時の気持ちに変化が出る。やりたい役の時の方がいい芝居が出来る」
「そんなもんか・・・」
俺は芝居なんてしたことない。だから、今、ヤムチャの言ってることは
完全には理解できない。でも・・・理解る気はする。
「じゃぁさ、お前がやりたい役ってどんな役だよ?」
「どんな役だってやるさ、ただ、お前たちが俺に演じさせるように
俺もお前たちに声を送り続けてる。その声に気付いて欲しいんだ。」
「声?」
「お前は俺の声に気付いてくれただろ。」
そう言うとヤムチャは笑った。
こんないい笑顔を見たことがない。
その時のヤムチャの笑顔はそれほどにまぶしかった。


291 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 02:48 ID:Txn/wtOk
「俺はさ、今まで、ずっと作者たちに声を送り続けてきた。
俺だけじゃない。悟空もピッコロも天津飯も餃子もクリリンもベジータも、
みんなみんなお前たちに声を送り続けてきた。
だけど、その声に気付いてくれる奴はそう多くはない。
俺たちにだって心はある。だから、"こう演じたいんだ"って声をかける。」
「その声に気付いてもらえなかったら・・・」
「その時はその時でそれなりに演じるさ。」
「じゃぁさ、気付いてもらえたら・・・」
「やる気が出る。なんていうかな、こう、
ドラゴンボールに出てた時みたいな、そんな気分になるんだ。」

複雑な気分だった。登場人物に心があるなんて・・・
そういえば聞いたことがある。登場人物が勝手に動き出すことがあるって・・・
「そう、それだよ。俺たちの声に耳を傾けてくれた奴らはいつもそう言う。
だけど、勝手に動いてるんじゃない。お前が俺たちの声に耳を傾け
そして、俺たちの最高の演技を引き出してくれてるんだ。
そういう時は生き生きとした演技が出来る。」
「じゃぁさ、その声に耳を傾けたら俺もいい小説書けるかな?」
「何、言ってんだよ。お前はもう俺たちの言葉に耳を傾けてくれただろ。」
そう言うとヤムチャは消えた。
消える瞬間も、彼は笑っていた。最高の笑顔で・・・


ヤムスレの作者さんたち、あなたのヤムチャは"生きて"ますか?


292 名前:ナイアルラトホテップ :03/04/07 02:50 ID:sChZjVZC
急襲のヤムチャ、おもしれぇ!!新作急に増えたけどレスあんまないな・・・

293 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 08:19 ID:YXFxyQoV
で、古株の作者はどの人たちですか?

294 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 10:15 ID:02bS85Cl
>>293
さいりょさん、病的さん、チャオズ様(さん)、やむ管さん、あと、グラヤム作者さんかな?
一番の古株はドクヤム作者さんだけど…。

295 名前:   :03/04/07 11:47 ID://qvrahv
毎月、ドラゴンボール完全版買ってるんだけど
黒のトーンに白色のポチポチが、たくさん印刷されてるんだけど
これ問題になってないの? ほとんどの巻に印刷不良があるよ。
前に、印刷不良に気付いた時1冊返品したんだけど
毎月買うたびに白いポチポチがあるよぉ。
いちいち返品するのも腹立つし、なんとかしてくれよ集英社。

296 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 13:32 ID:fAZrzI6u
いいかげんドクヤム作者のことはあきらめろよ。

297 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 13:48 ID:jVu5gviD
>>291
考えさせられるな・・・・


>>295
初耳だが・・・DBの本スレで聞いてみたら?

298 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 14:04 ID:yt2zBPt4
>>295は目の解像度が高過ぎ。

299 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 14:49 ID:RPIez5rb
ダークサイドが終わった今、ヤムロット2とグラップラーヤムチャ2が一番の古株か。リレーも意外に長いけど

300 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 14:50 ID:aUdhfH8i
過疎化過疎化と言われているが、そんなに少ないかな?
5日程見なければ全部読むのに1時間以上かかる位レスが溜まる

>>『ゲロ』作者
魚のエピソードキボン

301 名前: :03/04/07 15:04 ID:TRNsRBjl
あっそ。
バカタレ。

302 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 15:30 ID:aUdhfH8i
>>101-300で新作中心に軽い感想書いてみる。
気にいらなければスルーしる!

>>これがはじまり
これまでに無さそうなストーリーに期待

>>超ヤムチャ伝
忘れっぽいナッパ萌え

>>強襲のヤムチャ
今一番期待してます

>>チャムヤ
長くなるなら少し人物関係をまとめてほすぃ
最初読んだときよく分からんかった
(ギャグ中心で短く終わるなら必要無し)

303 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 15:30 ID:aUdhfH8i
>>ゲロ
うまい。他の人物のもキボン

>>逆襲のナッパ
ナッパ萌え

>>千夜一ヤムチャ物語
あくまでもヘタレなヤムチャが好き

>>地獄の門番
元ネタも知らないしまだどんなもんかわからんけど
『プーアルの中身』も好きだったんで注目してる。
ヤムチャはヘタレっぽいし良いね
あとナッパ萌え

>>神龍エモン
252に同意

>>振り返ればヤムがいる
>>287-291が良いこと言った

304 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 17:06 ID:uSJX0heo
ヤムチャの進化論
全宇宙最後の希望
ときめきヤムチャリアル
3年B組み!!ヤム八先生
この作品ぜんぶおわった?1ヶ月ここにきてないからわかんない。
全部楽しみにしてるのに。

305 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 17:19 ID:q6HGsM3P
終わってないね。飽きたのかもね

306 名前:急襲のヤムチャ(1/5) :03/04/07 18:28 ID:ysQ+cOmr
17 ピッコロ

「来たか。……ヤムチャ」
キングキャッスルの城下町。カプセルショップの前に降り立ったヤムチャに、ピッコロが声を掛けた。
「ピッコロ!? これはまた……、今は会いたくなかったんだがな」
「悟天との戦いで負傷したからか?」
ピッコロは不敵に笑った。
「あ、ああ。腕を2本ともやられちまった」
ヤムチャはお手上げのポーズをしてみせた。
ピッコロは鋭くその様子を観察する。
動きに演技のようなものは感じられない。腕を負傷しているのは間違いないらしい。
「でもピッコロ、どうしてオレの動きが分かったんだ?
 気配は完全に消したし、ここまでの行動は誰にも見られてないはずだ。
 お前は天界にいなかったから千里眼は使えない。
 クリリンやポポさんからの連絡が間に合う時間でもない……」
「貴様と悟天との戦いの気を感じたのが、10分前だ」
ピッコロは説明する。
「オレの判断する限り、貴様と悟天との間に実力差はほとんど無かった。
 たとえ勝利したとしても、必ず体力を消耗するなり、傷を負うなりするはずだ……。
 傷を負えば、包帯や薬の類が必要になる。町へ買いに行くだろう。
 天界から一番近い町はここ、キングキャッスル城下町だ。
 そして貴様は一つの町に留まることはできない。……警察にマークされてるからな。
 持ち歩きできるカプセル入りの薬品を買って、山にでも身を隠して治療するはずだ。
 つまり貴様の現れる場所は、キングキャッスル城下町のカプセルショップとなる」

307 名前:急襲のヤムチャ(2/5) :03/04/07 18:29 ID:ysQ+cOmr
「見事な推理だ。そうだよな、今のお前は神様と同じだけ、頭が働くんだった」
ヤムチャが拍手するまねをした。実際に拍手できないほど、腕は痛んでいるらしい。
「そんな頭が働くお前が、なんでオレに不意打ちを仕掛けずに、
 こうやって世間話をしたり、わざわざ推理を披露してくれてるのか、言ってやろうか……?
 お前はわざと会話を引き延ばして、救援が来るのを待ってるんだ。
 今のオレが、実力がほとんど同じ相手でも何とか倒せちまうってことは悟天戦で証明されたから、
 自分ひとりだけで戦うのは危険だと判断したんだろう。
 ここから一番近くにいるのは、……やっぱり悟飯か。あいつなら充分オレを倒せる。
 ここまで来るのに、……あと5分」
「読まれていたか。貴様もさすがだな。……こんなことを言う日が来るとは思わなかったが」
ピッコロはチッと舌打ちをした。
「そこまで分かっているのでは、もう話を引き伸ばすのは無理だろう。
 ……戦おう、ヤムチャ。
 両腕がつかえない貴様なら、オレでも何とか倒せるはずだ」
ヤムチャはその言葉を聞いて微笑し、痛みにもたつく手つきで、帯から下げた袋から何かを取り出した。
「こいつは使いたくなかったんだがな……」
驚いたピッコロがヤムチャからそれを――仙豆を取り上げようとした時には、
すでにヤムチャの両腕は力を取り戻していた。
「何年か前にカリン様から貰っておいたんだ。本当に最後の切り札だったんだがな、この仙豆は」
ヤムチャは舞空術で空へ舞い上がると、空中からピッコロを促した。
「場所を変えようぜ。まさかこんな街中で戦闘おっぱじめるわけにも行かないだろ?」
周りを見回すと、すでに空を飛ぶヤムチャを見て野次馬が集まり始めていた。
ヤムチャを指差して、警察が指名手配している殺人犯だと叫んでいるものも何人かいる。
ピッコロは神妙な面持ちでうなずくと、ヤムチャに続いて飛び去った。


308 名前:急襲のヤムチャ(3/5) :03/04/07 18:29 ID:ysQ+cOmr
「さて……。まわりに人は居なくなったし、ここならいいだろう。
 悟飯が来るまで、あと3分」
町外れの荒野まで飛んでくるとヤムチャは言い、地面に降り立った。
ピッコロは無言のままマントとターバンを脱ぎ捨て、気を高め始めた。
その気の大きさを確かめると、ヤムチャは軽く頭をかいて言った。
「いや〜、今日は本当に疲れる一日になりそうだ。
 悟天に続いてお前も、オレとほとんど同じ実力なんだもんな。
 もっとも今度はオレの方が、ちょっぴりだけ強いみたいだが」
「貴様の本当の実力ではあるまい」
「ん? ああ、確かにそうだな。悟天と戦ってなけりゃ、オレはお前の足元にも及んでない。
 ところでピッコロ、お前が今やってるそれ、……界王拳、何倍だ?」
「5倍だ。
 ……貴様、3分で決着をつけなければならないのだろう?
 無駄口を叩いている余裕があるとは思えんが……」
「5倍、か〜。ちなみに知ってるかもしれないけど、オレはいまんとこ3倍までが限界なんだよな。
 つまりお前を吸収するってことは、オレにとって単なるパワー以上の価値があるわけだ」
「貴様、オレにプレッシャーをかけようとしているな?」
ピッコロはヤムチャをにらみつけると、ニヤッと笑った。
「まともに勝つ自信がなくなったか? 吸収して手に入れた、かりそめの力だけで……」
ヤムチャは無言で笑い返すと、すばやく姿勢を低くして大地を蹴った。
「新狼牙風風拳!」
手刀、蹴り、掌打、正拳。猛スピードで繰り出される攻撃をピッコロは確実に受け止めていった。
しかしヤムチャの攻撃は止まらない。3度目の蹴りをピッコロは受け止めきれず、右腕に軽い痺れを感じた。
ピッコロは一旦距離を置いて言った。
「白兵戦、か。貴様がこんな地道な戦いを仕掛けてこようとはな。
 忘れちゃいないだろう? お前はあと3分で決着をつけねば、負けが決定するんだぞ」
ヤムチャは意に介した様子もなく、答えた。
「他人の心配をする余裕が、お前にあるのか? ピッコロ」
ピッコロは舌打ちをすると、攻めに転じた。
超高速の連続攻撃も、
ピッコロ自身が狼牙風風拳を受け止めたのと同じように、ヤムチャには軽く受け止められてしまう。


309 名前:急襲のヤムチャ(4/5) :03/04/07 18:30 ID:ysQ+cOmr
そしてピッコロの渾身の一撃をかわした瞬間、ヤムチャの瞳が輝いた。
それを見たピッコロは慌ててヤムチャを蹴り飛ばし、一旦距離を置く。
「そうか……。やけにのんびりした戦い方をしていると思っていたが……。
 貴様、必殺技のチャンスを狙っていたのだな?
 チャオズが言っていた、何とかいう界王拳を無効化できる技を使おうとしているだろう」
初めて、ヤムチャが驚きの表情を見せた。
「萬國驚天掌、だ……。しかし次から次へとよく見破るな。
 それが分かったからといって、別に戦いの有利不利は変わらないけどな」
「いや、それが分かった以上、オレはもう貴様の間合いには入らん」
ピッコロはそういうと、地面を蹴ってヤムチャからさらに距離を置いた。
「遠距離戦か? おいおい、オレは気功波の類は吸収できるんだぜ?」
ヤムチャが両手をかざして、掌の突起を見せ付ける。
「分かっている。貴様の吸収が、自分の周り全方向をカバーできるわけではないってこともな……」
ヤムチャの表情が、さっきよりも強い驚愕の色を示した。
そしてピッコロは小さなエネルギー弾を連続で放ち、辺り一面に広げて待機させ、ヤムチャを完全に取り囲んだ。
「貴様には逃げ場が無くなったぞ……。
 この無数のエネルギー弾のうち、何発かは吸収されちまうだろうが……、
 それより多くの弾が貴様を貫く。
 貴様は人造人間ではないから、バリアーは張れない。
 防御は不能だ! 死ね、ヤムチャ!」
ピッコロが腕を軽く交差させたのを合図として、あたり一面のエネルギー弾が一気にヤムチャを襲った。
絶え間ない爆発音とともに、濛々と煙が広がっていく。
しばらくして煙が引いたあと、地面にヤムチャが倒れているのをピッコロは見つけた。
気は感じない。しかし気配をコントロールしているだけかもしれない。
ピッコロは慎重にヤムチャに近づいていった。
ナメック星人の鋭敏な聴覚で様子を探る。呼吸音は、聞こえない。
「やれやれ……。やっと片付きやがったか。手強い野郎だったぜ」
ピッコロは小さく溜息をつくと、掌をヤムチャにむけて気を高め始めた。

310 名前:急襲のヤムチャ(5/5) :03/04/07 18:31 ID:ysQ+cOmr
「まさか復活はしないだろうが……。念のため、気功波で肉体を完全に消滅させる。
 葬式もできんが悪く思うなよ、ヤムチャ」
そしてピッコロの手からエネルギー波が放たれようとしたちょうどその瞬間、
背後から飛んできた小さなエネルギー弾がピッコロの胸を貫いた。
致命傷を負い、体から力が抜け、ピッコロは地面に倒れる。
その身体をヤムチャの右手が掴んだ。大量の気が、掌の突起からヤムチャに流れ込んで行く。
「はぁ、はぁ……。ふう……。危なかった……。
 ベジータの連続エネルギー波がなかったら……、
 そしてそれを回転しながら放つことを思いつかなかったら……、
 オレは死んでいたな」
ヤムチャは荒く息をつくと、体を起こしてピッコロを見下ろした。
「そして操気弾を地面に潜らせて、上手く不意打ちできた……。
 油断したな。……ピッコロ。
 ふぅ。……あんな、派手に煙が上がったんだから、
 その陰に隠れて何かされるってのは予想しても良かったんじゃないか?
 さんざん……、プレッシャーをかけたかいがあって、焦ったようだな……。
 ……ふう。呼吸が整ってきた。しかしずいぶん体力を失っちまったな……。
 少し休みたいところだが、悟飯も近づいてきているし、だれかに悟空を起こされでもしたらえらいことになる。
 早めにここを立ち去った方がよさそうだな」

現在のヤムチャ 戦闘力:355,150,000(界王拳5倍で1,775,750,000)
続く

311 名前:氣動戦士ヤムチャ :03/04/07 20:38 ID:e0Q0Pa/z
最終話 ヤムチャ、星の海へ
「もう地球では1万3600年が過ぎているのか・・・すっかり見た目も変わったな」
「ああ・・俺達にとっては一瞬の出来事だったんだがな・・・」
拳太がヤムチャと一体となってから1万3600年が過ぎた。
あのすさまじい戦いから1万3600年・・・。
やっと地球へと戻ってきた彼らを思いもよらない事件が襲った。
「なっなんだ!なんだこの攻撃は!」
「地球からだ!違う!俺達はお前らを救ったんだぞ!」
地球から巨大なエネルギー波がヤムチャに向かって放たれた。
「あぼーん」
                <完>

312 名前:作者の都合により名無しです :03/04/07 21:22 ID:j0YfdVL+
>>311
乙。つか、悪いけど、すっかり忘れてたよw

313 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 01:21 ID:ydduyftf
>>287-291を読んで書きヅラくなった作者さんいそうだ

314 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 03:35 ID:xjcfNZm+
>>22
ヤムチャの幸せ…ヤム,ブル,ベジ
さようならプーアル…ヤムチャ,プーアル
ライフジャック…ヤム,プーアル,悟飯,ビーデル,悟空,トランクス,ベジ,ブウ,サタン,ピッコロ,デンデ
オレが悟空で〜…ヤム,悟空,悟飯,ピッコロ,クリリン,天津,ベジ,チチ,ブルマ,人造人間19&20
不死身のヤムチャ…ヤム,悟空,ジャッキー,天,鶴仙人,ベジ,ナッパチャパ王,ドラム,ピッコロ,フリーザ
ヤムチャパ…ヤム,チャパ,悟空,クリ
ヤムラディ…ヤム,ラディ,チャパ,クリ,悟飯,悟空,ナッパ,ベジ,栽培マソ,閻魔
全宇宙ギャグ…ヤム,デンデ,界王神たち,ナメック人
ヤムチャさんは苦労性…ヤムチャ,ベジータ,ブルマ,ブリーフ博士
ヤムチャのちょっと活躍する話…ヤム,クリ,ピッコロ,ベジ,悟飯,悟空,ナッパ,ベジ,栽培マソ
宇宙海賊ウルフハリケーン…ヤムチャ,プーアル,ウーロン,ヤードラット人
ヤムチャの大失敗・・・ヤム,ブルマ,ベジ
ヤムチャの秘策…ヤム,クリ,餃子,ピッコロ,天,悟飯,ベジ,ナッパ栽培マソ
超飲茶誕生…ヤムチャ,魔人ブウ,(武天老師,悟空)
ヤムチャーミネター…ヤム,ドクターウンコ,ミスターシッコ,アンドロイド
僕が地球を救うbyヤムチャ・・・ヤム,ブル,悟空,ヤジロベー,天,カリン(亀仙人,餃子)
DBサイドストーリー 〜飲茶no恋愛物語?〜…ヤム,ブル,トラ,ベジ,シュウ
こんなヤムチャどうよ1…ヤム,悟空,悟飯,クリ,ピッコロ,ベジ,ナッパ(天,餃子,ブル,プーアル)
こんなヤムチャどうよ2…ヤム,悟空,ピッコロ,フリーザ,占いババ,悟飯
こんなヤムチャどうよ3…ヤム,ブル,ベジ,ブリーフ,



315 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 03:40 ID:xjcfNZm+
次スレ案が下火になっちゃったのでとりあえず。もう250kB越えてるしやむちゃんねるがなくなった今いそがなきゃなぁと思いちょっと書いてみた。

『俺たちで勝手にDBつくろうぜ』/『胸がパチパチするほど騒ぐDB小説』/『たまにはDBの小説でも書こうぜ』
…あと出てたかな?
『ドラゴンボール小説or文庫@2ちゃんねる』/『2chドラゴンボール小説創作スレ』
『たまにはマターリドラゴンボール小説でも書いてみようぜ』/『文芸DB 』/『ドラゴンボール小説をマターリ創ろうスレ』



316 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 03:41 ID:xjcfNZm+

▼テンプレ(キャッチフレーズのパクリ)

このスレは漫画「ドラゴンボール」のキャラを
題材にした小説を書いていくスレです。DBキャラなら誰が主人公でもかまいません。参加資格は特になし。
「ドラゴンボール?ああ、あのインフレ漫画でしょ?」
ほどの知識があれば、あなたも立派なドラゴンボーラー。
小説のジャンルはバトル・ギャグ・シリアス・18禁・単発ネタなどさまざま。
ここ数年、ドラゴンボールが終わってガクーリしているおまいら。

もう一度、『あなたの』ドラゴンボールをはばたかせてみませんか?

※このスレの前衛は『たまにはヤムチャが活躍する物語を考えようぜPart1〜9』です。
前スレから続いている連載小説を最初から読みたいとき,ヤムチャを元にした小説を書きたいときなどは参考して下さい。
前スレ(URL)
支援サイト(URL)
過去ログ(URL)

ローカルルール(上の奴を改訂)
◎レスがほしいという作者さんも進んで他の作品のレスしよう。
◎感想歓迎!批評・批判・叱咤激励・アドバイスをしよう。
◎煽り,荒らし,単なる叩きは無視しよう。
◎自己満足作品はOKだけど基本的に多くの人が見ていることを意識しよう。
◎少し叩かれたぐらいで「もう漏れは書かねぇぞ」とか言う香具師はヤムチャだよ。

……くらいかな。誰か〜レス求む。

317 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/08 04:56 ID:xjcfNZm+

No.774――。
ベジータ「へぇ。なかなかの星じゃない」
ナッパ「オーホッホッホ。可愛い地球のヒヨコちゃんたちにまずはあたしの華麗なご挨拶をしてあげるわ!!」
ついに冷酷な二人の女サイヤ人が地球に降り立った。1人は背は低くあまり色気ないがクソ生意気そうな女。もう1人は長身でセクシーな高飛車な女で露出度の高い服を着ている。
都市を彼ら独特の挨拶で軽々滅ぼすとピッコロと悟飯のいる場所へと飛び立った。
ヤムチャもまたピッコロたちの元へ急いでいた。あまり行きたいと思っていないのだが,『行って戦わなければならない』運命なので行くしかないのだ。
ヤムチャが到着したときは既に地球人戦士とサイヤ人が向かいあっていた。
ヤムチャ「うっっはぁぁぁ〜〜すっげぇ美人!すっげぇダイナマイトボディ!」
ヤムチャがだらしなくヨダレを垂らしている脇で,クリリン,ナム,桃白白,チャパ王も股間を膨らまして苦しそうな表情をしている。
悟飯「ピッコロ兄!なしてみんな苦しそうなんだべ?」
ピッコロ「ボ…ボクは知らないよ!」
ベジータ「ねぇナッパ?栽培マンが6粒ほど残ってたんじゃない?」
ナッパ「ベジータったら,お遊びずきなんだから!」
不自然に腰をふりながら胸元に忍ばせた瓶を取り出すナッパ。
そのとき我慢しきれず,桃白白とチャパ王がナッパに飛びついた。
ナッパ「あン…!」
ふいのことだったのでナッパまともにバランスをくずし,栽培マンの種はボロっとこぼれた。種は誰かにふみつぶされ粉々になった。
ヤムチャ(よし!これで栽培マンに殺されることはない!予知通りだ!)
しかし,怒りくるったナッパによって地球人戦士は次々と気弾で殺されていく…。ヤムチャはナッパの豊満な胸の谷間で圧迫死するのだが,ヤムチャの顔はどこか安らいでいた……。
ヤムチャはこの死に方でとりあえず妥協したようだった……。
界王界で修行するヤムチャ。修行よりも未来の方が気になってしょうがない。くどいようだが,この世界ではヤムチャは『界王界で修行する』という設定になっているので,修行しないわけにはいかないのだ。


318 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/08 04:56 ID:xjcfNZm+

悟飯「出発しんこー。ナスのおしんこー」
ブルマ「早く座りなさい!!」
地球では胸のない所帯じみたブルマと小生意気でおませな悟飯,スケベでうだつのあがらないクリリンが宇宙の果てにあるというナメックへ旅立とうとしていた。
ヤムチャ(あんなメンバーで大丈夫か?いや,まぁダメならダメで次の世界に行けばいいんだが。しかしあと200ちょっと…。それまでにいい未来がある世界があればなぁ…。
思えば一番最初の世界のキャラが一番よかったかもしれない…。
ブルマにふられてしまい老後はプーアルと寂しく過ごすことになったのだが,それでも幸せだったのだろう…。)
ブルマたちがナメック星に到着する頃…ナンバーは2つほど進んでおり,ナメックに到着したメンバーはスタイル抜群で狡猾なブルマと陽気で頭の切れる悟飯,しぶい髭をはやしたクリリンに変わっていた。
ドラゴンボールを何故か盗む気まんまんの3人。かつてないスケールで展開されることになるDB争奪戦に突入していく。
ブルマは純真で真面目なベジータにお得意の色仕掛けで迫りたぶらかしに成功する。だが,フリーザはギニュー特戦隊を呼び,悟飯たちは追いつめられていく…。
界王星では――
ヤムチャ(このままでは悟空は超サイヤ人になる前にフリーザを倒してしまう!! そうなると…やはり後の強敵に手も足もだせず悟空はやられちまう。オレも殺される)
予知が来たヤムチャ。自分の未来が絶望であることを知り,次の世界に進むことを決意する。


319 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/08 04:57 ID:xjcfNZm+

No.799――…。

ナメック星ではついにフリーザとの最終決戦をむかえていた。限界を超えたベジータでさえフリーザには適わなかった。そしてついに悟空が復活。
ベジータは悟空にサイヤ人の誇りを託す。が,長い話に切れたフリーザがわって入る。
フリーザ「まだそんなところを這いつくばっているのか?」
ベジータ「…なんだと…!オレたちが…オレたちが必死で働いていたから…お前はその宇宙の帝王ってのを気取ってられるんだぞォォォ!!」
ドンッ!フリーザの光線がベジータを貫く。
フリーザ「そうだ…。キサマらははいずり回る猿にすぎん…」
界王星――
界王「ベジータが死んだ…」
天津飯「あのベジータがですか!そこまでとんでもない奴なのか。フリーザってやろうは」
ヤムチャ「いくら悟空でもそんな奴あいてでは…」
ヤムチャ(まー。悟空が勝つってわかるんだけどね。うぅ…!!予知がきやがったな。
……な…何だ!この未来は…悟空が……超サイヤ人になるために…クリリン,悟飯,ピッコロ…ブルマまで生け贄にするのか…!何なんだ?生け贄って?まぁいい!ダメだ。こんな世界は。バイバイだぜ!)


320 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/08 04:57 ID:xjcfNZm+

No.800――

滅び行くナメック星では,超サイヤ人孫悟空と最終形態フリーザの熾烈な戦いがクライマックスに達そうとしていた。
ヤムチャ(とうとう800に達してしまったか。うすうす感じていたが,No.600を過ぎてからはどんどん悪い未来になっていくようだ…。
No.750からはどう転んでも悟空は心臓病で死に,人造人間に地球は滅ぼされる…。
唯一No.777は,世界中の幸福を犠牲にヤムチャ1人だけが最高の至福を得るという世界だった。もちろんヤムチャは選択を拒否した。)
横では界王が悟空を応援している。
界王「うぅぅ…悟空ちゃんたら…あぁッ!ダメッ!だから変形しない首から下を攻撃するのよ!そう!そうよっ!あっ!はだけた胸なんか気にしないで!」
だが,ヤムチャの心は悟空になどむいてはいない。
ヤムチャ(No.800からも期待できないかもしれん。美しい女と結ばれてプーアルと末永く暮らせる未来があったら悩まずそこに決めてしまおう。
くそ!No.400あたりにそんなのがあったんだ!幾つか!でも何か気にくわないことがあって進んでしまったんだ!あぁ確か天下一武道会で脱糞してしまったり,莫大な借金作ったり…。
あとクリリンとかが生き返れなくなったりしてたからなぁ…。今思えばクリリンはともかく天津飯くらいが生き返れなくなっても気にすべきではなかったんだ…!オレはちょっと優しすぎたのかもしれん)


321 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 05:09 ID:xjcfNZm+
>急襲のヤムチャ
ピッコロさんまでやられたか・・・。先が見えない展開ですね。
マジでどうオチをつけるのかが楽しみです。

>>311
早ッ! ・・・次回作に期待・・・。

>>287-291
意味深っすね・・・。まぁなんつーか、登場人物を大事にするってのは重要なんだなぁとは感じる。
読んでズキーーンと来た。俺のはオナーニ作品だってのは十分わかってるし…。


322 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 14:07 ID:xoO4KBNc
>>317
No.774では
ベジータ=リナ・インバース
ナッパ=白蛇のナーガ
ですか?

323 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 14:32 ID:ydduyftf
今、気付いた、『ふりかえればヤムがいる』ってやむ管さんなんだね

324 名前:四季の星座 :03/04/08 16:14 ID:lM7cVQO5
「春」
―おじいちゃん おじいちゃん
フォッフォッフォッ なんじゃね? ぼうや
―ほら あそこ 星がひしゃくみたいな形に光ってるよ?
フォッフォッフォッ あれは北斗七星と言ってな おおぐま座の尻尾の部分じゃ
―おおぐま座?
おおぐま座は神話では 誓いを破った罰に熊に変えられてしまった母親を
自分の母親だとは知らずに息子が熊を殺そうとした時 神様が哀れに思い
息子も小熊の姿に変え天にあげ お星様にしたといわれておる そんな悲しいお話じゃ
―ふーん 悲しいお話だね


―おじいちゃん おじいちゃん
フォッフォッフォッ なんじゃね? ぼうや
―ほら あそこ 星が前歯の欠けた変な顔みたいな形に光ってるよ?
フォッフォッフォッ ぼうやは目が良いのぉ あれはヤムチャ座じゃ
―ヤムチャ座?
ヤムチャ座は神話では悟空に前歯を折られたヤムチャの無念を
神様が哀れに思い天にあげ お星様にしたといわれておる
そして今でも 東の空から悟空座があがってくるころには西の空から
地球の裏へとそそくさと逃げ込んでしまうのじゃ そんな悲しいお話じゃ
―ふーん ヘタレなお話だね

325 名前:四季の星座 :03/04/08 16:14 ID:lM7cVQO5
「夏」
―おじいちゃん おじいちゃん
フォッフォッフォッ なんじゃね? ぼうや
―ほら あそこ 星が人の形みたいになってる けど足が変な方向に曲がってるよ?
フォッフォッフォッ ぼうやは目が良いのぉ あれはヤムチャ座じゃ

―おじいちゃん ヤムチャ座は春に見たし全然ちがうよ?
フォッフォッフォッ ヤムチャはヤムチャでも あれは夏のヤムチャ座じゃ
神話ではせっかくかめはめ波まで習得したのに天津飯にあっさり負けて足まで折られたヤムチャの無念を
神様が哀れに思い天にあげ お星様にしたといわれておる
そして今でも 東の空からピッコロ大魔王座があがってきても足が治らず西の空へ沈み
決着がつくまでまったく出番がないのじゃ そんな悲しいお話じゃ
―ふーん ヘタレなお話だね

「秋」
―おじいちゃん おじいちゃん
フォッフォッフォッ なんじゃね? ぼうや
―秋にもヤムチャ座はあるの?
フォッフォッフォッ ぼうやは鋭いのぉ ほれ あれがそうじゃ

―おじいちゃん 僕にはボロクズにしか見えないよ?
フォッフォッフォッ 秋のヤムチャ座はとてもボロクズ座に似ているが
回りにわずかに栽培マン星が散らばっているのが特徴じゃ
神話では自身満万で挑んだにもかかわらず油断してやられるという最悪の死に方をしたヤムチャの無念を
神様が哀れに思い天にあげ お星様にしたといわれておる
そして今でも 東の空からナメック星があがってきても 宇宙の片隅の界王星で修行しながら見学のみで
ナメック編が終わって生き返っても 結局界王星にいってないクリリンよりも弱い そんな悲しいお話じゃ
―ふーん ヘタレなお話だね

326 名前:四季の星座 :03/04/08 16:15 ID:lM7cVQO5
「冬」
―おじいちゃん おじいちゃん
フォッフォッフォッ なんじゃね? ぼうや
―冬にもヤムチャ座はあるんだよね?
フォッフォッフォッ もちろんあるのじゃが・・・ 探してごらん ぼうや

―おじいちゃん 全然わからないよ てっきり 体を貫かれてる星座があると思ったのに
フォッフォッフォッ 冬のヤムチャ座は厳密にはどれかわかっておらんのじゃよ
神話ではベジータに恋人寝取られたり セルジュニアに腕をへし折られたり
ブウにその他大勢扱いでチョコにされ食われたり そんなヤムチャの無念を
神様が哀れに思い天にあげ お星様にしたのじゃが もはや他の普通の星々と
区別がつかんほどヘタレてしもうた そんな悲しいお話じゃ
―ふーん ヘタレなお話だね

―おじいちゃん
なんじゃね? ぼうや
―僕、将来ヤムチャみたいなヘタレにはならないように頑張るよ
フォッフォッフォッフォッフォッ



327 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 16:17 ID:lM7cVQO5
>>チャムヤさん
設定が・・・すごい・・・

>>地獄の門番
これから死ぬキャラがどんどん出てくるのかな?
DBは死ぬキャラ多いから面白くなりそう。

>>千夜一ヤムチャ物語
>No.000〜No.999 こういう設定すごく好きだw
>タイヤより太い逞しい腕。それよりも更に一回りも太い太股。バスケットボール二つをつめこんだような豊満な胸。くりくりの可愛らしい目に意志を感じるほどのぶっとい眉毛!
ガクガク((((;゚Д゚))))ブルブル

>>ヤムチャッカさん
最初はギャグ物かと思ったけど妙にシリアスに。
ハンさんカッコイイ!!

>>ふりかえればヤムがいる
目から鱗がゴロゴロと…
うーん 神龍えもんはキャラの名前違うだけで設定が同じだし…
そういう意味ではよく動いてるのかな?
(シカシソレハスデニDBジャナイ ・゚・(ノД`)・゚・
前向きにヤムチャな話を考えてみようと思った。

328 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 16:18 ID:lM7cVQO5
>>急襲のヤムチャ
最終的に悟空達どれくらいの戦闘力か知らないけどもう戦闘力3億…
強さのインフレという言葉を実感する。

>>氣動戦士ヤムチャ
乙。ていうか、モウ終ワリカ。
え、えーっと 次回作に期待ー

>>千夜一ヤムチャ物語
>ヤムチャはナッパの豊満な胸の谷間で圧迫死するのだが,ヤムチャの顔はどこか安らいでいた……。
腹いてぇw

>>次スレ案
個人的には、「俺たちで勝手に〜」 と、語感が好きなので「たまには〜」で始まる奴が好きです。
合わせて、「たまには俺たちで〜」 とかも良いかも

329 名前:急襲のヤムチャ :03/04/08 17:19 ID:3W0PRd68
18 キングキャッスル近衛兵

彼は天才だった。
幼いころから町で一番体が大きく、体力に加え強敵に屈しない不屈の精神も合わせ持っていた。
そんな彼が格闘能力を見込まれて、
世界の王を護衛する名誉ある職務に抜擢されるのに、そう時間はかからなかった。
彼は慢心した。自分より強いものなどいるはずがないと油断した。
そして完膚なきまでに敗北した。
大魔王という、次元の違う強さを持った存在によって、彼は一度命を奪われたのだ。
魔王が死んだあと、不思議な力で蘇った彼は、国王に暇を願い出た。
そして世界中を放浪し、体と心を徹底的に鍛えなおした。
再びキングキャッスルに戻ったとき、彼はあの桃白白に肉薄するほどの強さを手にしていた。
今の彼には理解できる。自分の目の前にいる男が、どれだけ人間を超越した力を持っているのかを。
ピッコロ大魔王をもはるかに超えた、人類始まって以来最強の強さを持つ男と、今自分は相対している。


330 名前:急襲のヤムチャ :03/04/08 17:19 ID:3W0PRd68
「今……、午後8時57分。国王は休んでおられる時間だ」
衛兵は静かに言った。
「貴様は格闘家しか狙っていないと聞くが、一応言っておく。
 決して王に手を出すな」
ヤムチャは、静かにうなずいた。
衛兵は大きく息をつくと、全身を大きく震わせ、渾身の力を込めた右ストレートを放った。
ヤムチャはそれを左手で受け止めると、腕をつかんだまま跳躍して後ろに回りこんだ。
衛兵は右腕をねじ上げられた形になり、完璧に身動きが取れなくなった。
後頭部にヤムチャの手のひらが当たる。
衛兵の少ない戦闘力は、一瞬のうちに吸い尽くされ、巨体が鈍い音を立てて床に沈んだ。
しかしヤムチャは立ち尽くし、考え込んでいた。
――今、自分は何をした?
ヤムチャは自問した。すぐに答えは出た。
――ピッコロ戦で失ったエネルギーを回復するために、この男の戦闘力を吸収した。
今までヤムチャは、天下を取るという目的以外のために、人を殺してはいなかった。
今度は違う。エネルギーは二三日休めば回復する。
それが待ちきれなかったから、早く楽になりたかったから殺したのだ。
ヤムチャは深く溜息をついた。こんなことでは、いつか一般の人間も手にかけてしまうかもしれない。
それは絶対に避けなければならない。
突然サイレンが鳴り響き、ドタドタと足音が聞こえ始めた。
衛兵の巨体が倒れる音は、思ったより遠くまで届いていたらしい。気付かれたのだ。
数人の兵士がやってきて、ヤムチャにライトを浴びせた。
しかしライトの光はヤムチャの体を通り抜けた。
兵士達が残像拳のヤムチャを前に警戒している内に、本物のヤムチャはその場を離れていた。
キングキャッスルの外壁を飛び越えながら、ヤムチャはつぶやいた。
「急がなければならない……。俺の名が単なる殺人鬼へと変わってしまう前に……!
 明日! すべてにカタをつける!」
ヤムチャは夜の闇へと消え去った。

現在のヤムチャ 戦闘力:355,150,100(界王拳5倍で1,775,750,500)

331 名前:急襲のヤムチャ :03/04/08 17:22 ID:3W0PRd68
あ、「続く」書き忘れ。

戦闘力は
悟空30億ぐらい、ベジータ15億ぐらい、悟飯50億ぐらい、といった感じです。
変更があるかもしれませんが。
懐かし漫画板の戦闘力スレの数値と近いはず。

332 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 17:40 ID:hlRNRaI6
>324 夏でふいた。 急襲はゴクウとかの戦闘力バラさなかったほうがよかった気が・・

333 名前:知欠 :03/04/08 17:42 ID:pTuoE//h
         n/ i
         i /             (\.n
         | |               ヽ .ソ        n_ノ^l
         | .|                | .|         i /
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         | ∧ ∧             | |      / /
さいたま〜! | (゚∀゚  )            | |     / /
        ./  ⌒ヽ             | |∧∧  / /
        /    , へ \          | | ゚∀゚) /  さいたまさいたまさいたま!
        i  /   \\         .i ヽ    /
       .|  (       \ヽ、_      .i     i
        i ノ ヽ       ヽ、_っフ     i    i
        .i/   ノ                i   i
        /  / \              ノ     |
        /  ./ \ ヽ、_           ./    |
        / /   ヽ、_ \          i.  _,  .!
       / (       ヽ、\_        i  .|  ./
      /  ノ        \ ヽ       |   |  /
     / /          ヽ (      .|  / /
     / /             ヽ)     ノ .ノ./
   / )                  / / /
我等さいたま連合が華麗にそれでいて大胆に333ゲット!

334 名前:氣動戦士ヤムチャ :03/04/08 20:44 ID:ceEBNrDQ
>>327
どうも。どんどんシリアスのなってしまってます。最初はギャグとシリアス
同時に進行していくつもりだったんですが。オレにはへたれのヤムチャを書く
センスはどうやらないようです。今回もさらにシリアスになってしまいました。

335 名前:ヤムチャッカ :03/04/08 20:45 ID:ceEBNrDQ
<超ヤムチャ伝 第11話>
さて・・・ベジータの指定した3時間が過ぎてしまった。悟空、ヤムチャはまだ来ない。
ナッパは上半身裸になって戦闘準備は万端だった。ピッコロがある作戦を提案した。サイヤ人の
弱点であるシッポをつかみ、そのスキに攻撃をするというものであった。おとり役にクリリンとハン
さん、シッポをつかむ役にピッコロ、そして突撃役に悟飯が選ばれた。
ナッパ「へっへっへ・・・なにか作戦を立てやがったな。」
ナッパに向かって突撃するクリリンとハンさん。2人は左右からナッパを牽制した。
彼らの動きに気を取られるナッパ。そのスキにピッコロが後ろに回りこんでシッポを掴んだ。
ナッパ「う・・・・うおおおおお・・・・・!!」
ピッコロ「悟飯いまだあああああ!!!」
力の抜けたナッパに悟飯が突撃していく。
悟飯「うああああああ!!!」
だが、ナッパの直前になって悟飯は急ブレーキをかけた。ピッコロが宙に浮き、目の前にはもう一人の
サイヤ人が立っていた。落下してくるピッコロを彼は腕で押さえ、放り投げた。ピッコロの意識がないのは
あきらかだった。
ベジータ「ちっ・・・ナッパめ・・・あれほどシッポを鍛えとけと言ったのに・・・」
そうぼやくベジータのわきでナッパが悶絶していた。どうやらまだ力が抜けているようだ。
ベジータはナッパを足蹴りでどかし、悟飯達を睨みつけた。
ベジータ「このバカが寝ている間、このオレが相手をしてやる。光栄に思うがいい・・・
超エリートの力を貴様らゴミが拝めるんだからな・・・」
そう言うとベジータは悟飯の腹に足蹴りをくわえ、クリリンへと向かった。吹き飛ばされた悟飯を
ハンさんがキャッチする。かろうじて意識のあった悟飯、そしてハンさんの目の前でクリリンが
無残にも散っていった。ベジータのエネルギー波のすさまじさは想像を絶したものだった。
ベジータ「くっくっく・・・残りはじじい・・・貴様だけだ・・・」

336 名前:ヤムチャッカ :03/04/08 20:46 ID:ceEBNrDQ
その頃、神様の宮殿についに孫悟空が到着した。
悟空「はあっはあっ・・修行はバッチリだ!後からヤムチャも来る!筋斗雲ー!!!」
悟空は筋斗雲を呼び出し、悟飯達のもとへ向かった。
同じ頃、ベジータに圧倒的に押されているハンさん。彼はピッコロやクリリンの体力が回復するまで
の時間稼ぎをするつもりだった。だが、ベジータの強さは予想以上だった。
ハン「く・・・もちこたえられん!」
ベジータ「とどめだ!死ね!じじい!・・・・・うおお!」
ハンさんにとどめを刺そうとしたベジータの頭部にうずまき状の気功波が直撃した。そう、ピッコロが
意識を取り戻したのだ。ふいうちを受けたベジータは頭を押さえながら地面に落下した。ピッコロは
悟飯のいる場所へ行き、かばうように近くに寄り添った。ハンさんも陣形を整えようと彼らの元へと
向かった。しかし、それはまさに一瞬だった。ハンさんは異常な殺気を感じ、足を止めた。
ベジータ「このナメックめ・・・許さんぞ・・・消えろおおおおお!!!」
憎悪のこもったベジータのエネルギー波がピッコロに直撃。「く・・あ・・・逃げろ・・悟飯・・・」
悟飯「ピ・・・ピッコロさん・・・」
一瞬言葉を失った悟飯。かろうじて生きているピッコロに対して第2撃を加えようとしているベジータ。
悟飯は弾かれたように飛び出した。
(ピッコロさんを守らなきゃ・・・あの時ボクを救ってくれたピッコロさんを・・・)
ピッコロ「く・・・来るな・・・悟飯ーーーーー!!!」
ベジータはしてやったりというような表情をしながら目の前で起こっている大爆発を眺めていた。
意識を取り戻したクリリンであったが絶望的な状況にどうすることも出来なかった。しかし・・・
悟飯「お・・・おじいさん・・・どうして・・・?」
ピッコロ、悟飯の前には変わり果てた姿のハンさんが立っていた。2人をかばうためにベジータの
全力のエネルギー波を受けたハンさんが悟飯にこう語りかける。
ハン「お・・おぬしが死んでしまっては父親が悲しむであろう・・・そしてピッコロが死んではおぬし
が悲しむ・・・2人もまた親子のように思えたからの・・・そ・・それだけのことじゃ・・・」
ハンさんは満足そうな顔をしながら前のめりに倒れた。


337 名前:ヤムチャッカ :03/04/08 20:46 ID:ceEBNrDQ
ベジータ「くっくっく・・・順番が変わったか。まあいい、同じことだ・・・カカロットが来る前に
終らせてやる・・・オレを怒らせるからだ・・・」
悟飯「・・・・・・・・・・・・!!!」
逆上した悟飯がベジータへと向かっていった。だが体力はまったく衰えていないベジータに対しては
無力に等しかった。
ベジータ「ガキ!これまでだっ!・・・ぐ!な、なに!?貴様・・・まだ・・!」
ピッコロの全生命力を込めた一撃がベジータに命中し、悟飯はベジータの攻撃をかわした。このことが
ベジータの逆鱗に触れることになったとは言うまでもない。
ベジータ「今度こそ逃げられんぞ・・・死ねええええええ!!!」
(ピッコロさーん!!)悟飯の必死な思いも届かず、攻撃は命中した。泣き崩れる悟飯の所へあの
懐かしいものが飛来する。
悟飯「き・・・筋斗雲!?」
ピッコロの前に仁王立ちする孫悟空。彼の表情にはかつてないほどの怒りが込められていた。
ベジータ「なんだ?貴様は。・・・そうか!貴様がカカロットだな!そうだろ!」
悟空「オラはそのカカなんとかって名前じゃねえ。孫悟空だ」
ベジータ「ちっ!カカロットじゃない。それにしてもくっくっく・・わざわざ死ににくるとはな」
悟空はベジータを無視し、向きを変え、後ろで倒れているピッコロに手を差し伸べた。
「ピ・・・ピッコロ・・・おめえがオラの子を助けるなんてな・・・」
ピッコロ「へっ・・・ピッコロ大魔王ともあろうものがな・・・孫・・・死に際に貴様の顔を見ること
になるとはな・・・まったくヘドが出るぜ・・・」
悟飯を助けた一撃はまさにピッコロの生命力をすべてかけたものだった。彼に生命力は少しも残って
いなかった。同時にある人物の死も迫っていた。
神様「ピッコロは最後の最後で私を越えた・・・う、うれしいぞ・・・あとは頼む、ミスターポポ・・」
ポポ「神様ー!!!!!」
ヤムチャ「神様!なんで向かえに来てくれないんすか!?か・・・神様!?」
<つづく>


338 名前:ヤムチャッカ :03/04/08 20:48 ID:ceEBNrDQ
>>334
やばい・・名前が・・・すいません実は氣動戦士ヤムチャの作者はオレです。
ルール違反っぽいので謝ります。やはり一つの作品にするべきですね。
すいませんでした。なんで書いたんだろうか・・・

339 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 20:51 ID:bmMhLgRK
別に複数同時連載はルール違反じゃないのでは?

スレの廃れ様は再認識できたが

340 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 21:04 ID:ceEBNrDQ
すたれてるって言ってもさあ。そんなに深刻しなるほどじゃないっしょ?
昔と比べるからだよ。今だってほかと比べても変わりないように思えるが。

341 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 21:11 ID:ydduyftf
レス数が多く見えるのは小説うpで3-5レスを当たり前のように消費されているから
はっきり言ってそれ以外のレスはほとんどついてない

342 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 21:37 ID:jsmqEXET
漏れは過疎化よりもやむ管さんが去ったことによって
質の低下が一気に進まないかの方が気になっているわけだが

343 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 22:17 ID:1RtTEEmc
DBのパロディか、名前がDBなだけの別作品。難しいよな

344 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 22:53 ID:7fPSBJCe
次スレについて話そうぜ

345 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 23:15 ID:ZzeEG9WM
>>急襲のヤムチャ
ヤムチャの目的視が微妙にわかんないな
社会的に見ればもう十分「単なる殺人鬼」だと思うんだが。気持ちの問題?

>>331-332
えーと、なんかごめん でも悟飯のほうが悟空より強いんだ…
関係ないけど個人的に納得いかねぇ

>>ヤムチャッカさん
お名前がお留守でしたかw
うーん、話のオリジナリティがいいなぁ。先が読めない話は面白い
期待してまふ

神龍えもんみたいにパクリで、長編書こうと思ってるけど
オリジナリティを模索中。面白くなりそうになきゃやめる。
アレハサスガニヒドイトオモウシ…

>>質の低下が一気に進まないかの方が気になっているわけだが
―(゚∇゚;)→ グサーッ!!  精進しまふ…

>>次スレ
テンプレもあんな感じでいいんじゃないかなぁと思うけど…
スレ立てたことないし、後の話は他の人にパス

346 名前:急襲のヤムチャ :03/04/08 23:41 ID:3W0PRd68
関係ないレスをさらに返しますが、
悟空は邪悪なブウ(戦闘向きといわれていたブウ)について
「俺達じゃとてもかなわない強さ」といったことを発言してますた。
悟飯はそいつをめちゃくちゃに圧倒してるわけで、
やっぱり悟空より強いです。

でもよく考えたら、急襲のヤムチャの時代設定はブウ編の10年後なわけで、
悟空がもうちょっと強くなってないとおかしい気もする。

ついでに質問ですが、ヤジロベーって気を感じる能力はありましたっけ?
>>175で「ヤジロベーには気を感じる能力なし」を前提にしちゃってるけど、
よく考えたら飛べないだけで気を感じられないとは明言されてなかった気がする……。


次スレはサイズ制限か950が近づいてからでいいと思います。

347 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 23:42 ID:J0kYoBZq
結局、「俺たちでドラゴンボールの続きを考えようぜ」で、ファイナルアンサーなの?

348 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 23:48 ID:jsmqEXET
最強の道作者さんのフカーツキボンヌ
シリアスばっかり、新人さんの長い話もおなかイパーイ

349 名前:作者の都合により名無しです :03/04/08 23:53 ID:wlkNocHR
ドラゴンボールの続きではないと思うが。そう限定すると人がますます・・・。あとおなかイパーイはやめれ!書く気なくすぞ

350 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 00:14 ID:282Sa+hx
>>346
ヤジロベーに気を感じる能力はあったと思います。ベジータ達が来たとき
ヤムチャ、クリリン等が、その気を察知したコマがあって最後のほうに
ヤジロベーが気を察知しているような描写が見られました。肉を食べてる
コマだったと思う。

351 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 00:15 ID:ViDVvTas
今、ギャグ系作者って何人いるの?
病的さんと餃子様(さん)、あとは最近来ない偉大なる作者さんくらいか


352 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 00:23 ID:282Sa+hx
>>348
最強の道という作品、かなり評価が高いようだが漏れはそんなにスキではない。
人気があるのはやっぱりヤムチャが1000人ていう発想だと思う。もちろん
わかりやすさ、話の展開のうまさもあるけど。これからギャグ書く人はあの
作品の設定には誰にも勝てないと思う。シリアスが好きな人もいるし、
長い目で見ようじゃありませんか。>>287>>291なんだけど、
うーん、やっぱりヤムチャのキャラはへたれだからそれを崩さずに行こうと
言うことなのだろうか。漏れはおおまかな性格を残しておけばかっこよい
ほうがすきなんだが。へたれも楽しいけどね。

353 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 00:28 ID:ViDVvTas
>>352
>人気があるのはやっぱりヤムチャが1000人ていう発想だと思う。
んなこたーない、というよりも1000人ヤムチャはあくまで脇役だった
本当の主役は悟飯w

354 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 13:17 ID:7ZEqHPfV
>>350
ベジが大猿になった時も、ヤジロベーが「も、ものすげえ妖気だ…!」って、言ってたしね。気と妖気はどう違うのかは分からないが。

355 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 15:00 ID:/UYEZdab
急襲のヤムチャがマジで面白い
ヤムチャカコイイ!


356 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/09 16:14 ID:Nf+z7G45

界王「おぉぉ〜〜悟空ちゃんが!悟空ちゃんがフリーザを倒したわよ!!」
チャパ王子「これで悟空さんは宇宙一に…。何だか遠い存在になってしまったようですね」
界王「宇宙一なったのもつかの間よ!ナメック星は中枢が破壊されてるんだから!もうすぐドカーンよ!今のままじゃ!急いで!悟空ちゃん!」
そのまま数分が過ぎた。急に界王はがっくりと膝を折り…「ナメック星は爆発した」と伝えた。そのとき,ヤムチャに予知が届く。
『悟空はナメック星の爆発に巻き込まれ死亡する。10年後,フリーザの部下の残党が地球へ報復にやってくる。彼らの切り札はクローンの超サイヤ人悟空!が,たくましく成長した悟飯は苦渋の判断でこれを撃退。』
ヤムチャ(そうか…悟空は死んだのか…。だが喜べ。悟空,お前の息子は更正して立派に成長するぞ…)
未来は平和。ならばこの世界に腰を下ろすかと思ったヤムチャだが,予知は続く。重要なのは自分の未来だ。
その結末は…ヤムチャはブルマと結婚するが,プーアルが謎の奇病で死に,ヤムチャもショックで心身を壊してしまい,長い長い闘病生活を強いられるというものだった…。
ヤムチャ(げ…!こんなのはまっぴらだ!)
ヤムチャは悩むことなく次の世界へと進もうと決めた。
一方地上では……
ブルマ「孫くん死んだんだって!ショックよね〜!ぷっ!」
悟飯「オヤジ,脱出できなかったんだ!ぷわっはっはっは!」
デンデ「最後まで笑わせてくれたぜ!あのオカッパ!」
ベジータ「カ…カカロットが死ぬもんかっ!笑うな!」
ピッコロ「うぇーん。ごくぅ〜〜〜」


357 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/09 16:15 ID:Nf+z7G45

ヤムチャは進み続けた…未来予知が来るや否や次の世界へと…。
未来は最悪だった。いや,というよりは妥協しかねるものばかりだった。
プーアルと末永く暮らせる未来もあった。しかし,借金だらけで満足のいく食事すらできないほど貧しい生活。金に不自由しなくなると思えば,プーアルの急死。
女に不自由しない生活を得られてもプーアルが不幸に見舞われ,プーアルが健康だと自分の健康が損なわれる。
どこまで進んでも,ヤムチャの願うような世界は訪れなかった。そして,とうとうNo.949……。
プーアル「ヤムチャさま!ヤムチャさま!」
ヤムチャ「…ん?プーアルか?何だ?」
プーアル「ベジータさんが呼んでいますぜ!」
ヤムチャがカプセルコーポレーションの庭に出てくる。虹色にそめた派手なモヒカン,どぎつく光るイアリングを装着し,薄汚れた皮ジャンを着込んだベジータが目に入る。
バーベキューの肉をくちゃくちゃ食いながらヤムチャにすごむ。
ベジータ「おっせぇよ!フリーザの気を感じねぇのかよ!!」
ヤムチャ「あ…あぁ…」
ベジータ「カカロットのポゲがぁッ!とどめささなかったなぁァァ?」
ヤムチャにとってフリーザのことなどどうでもよかった。フリーザに全滅させられない世界にいなければいいだけだ。それよりも自分とプーアルにとって平和な未来が保証されている世界が見つかるかどうかが問題だった。
そのとき,脳に予知の映像が送られてきた。軽い目眩とともに入ってきたその未来は…
これまで最悪のものだった。
プーアルがヤムチャを裏切る行為をして,逆上したヤムチャはプーアルを…………。
ヤムチャはこんな未来が起こりうるのかとしばし呆然したが,最初の頃にプーアルの人格がまったく違うパラレルワールドも思いだし,このような残酷な世界も存在しうるのだと思い直した。


358 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/09 16:16 ID:Nf+z7G45

ベジータ「おい!このヘタレヤロウ!行くぞ!」
ベジータを無視して精神を集中する。頭の中の3桁の数字がカチャリと一つ進む。
ベジータ「さぁ!グズグズしてるワケはいきません!行きましょう!ヤムチャさん!」
童話にでも出てきそうな王子様の服装をしたベジータが手をヤムチャにさしのべる。キラキラした瞳を浮かべながら。
気色悪いと思いながらも自然に手が伸びる。一目でその手は筋肉質ながらも男のものではないとわかった。下を見ると膨らんだバストが見える。
ヤムチャ(また女かよ……)
プーアル「ヤムチャ様。おのりくだせぇ。ペガサスに変化!!」
ごっついプーアルが気をきかせて天馬に変身した。ベジータ王子はずかずかとプーアルに乗り,ヤムチャもせっかくだからと背にまたがろうとする。が…ドンッ!
巨大な女に押されふっとぶヤムチャ。
ブルマ「あんたは飛べるんだから飛びなさいよ!!」
ブサイコスレに速攻で書かれそうな様態のブルマは,どっかとベジータの後ろに腰を下ろした。逆らうのも恐いので仕方なく必死に飛び上がったプーアル…。ベジータ王子の顔もひきつっていた。
ヤムチャ「ブルマったら界王様のもとで修行したあたしよりも強いんじゃないの?」
設定の都合上,無意識で女言葉をしゃべるヤムチャ,自分の台詞に気づいて鳥肌がたっていた。
荒野につく集まる戦士たち。皆,緊張して冷や汗をかいている。一方でぐったりして動かないプーアル。


359 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/09 16:16 ID:Nf+z7G45

天津飯「しかし大変なことになったわね。この気は本当にフリーザなの?」
上半身裸の女天津飯。綺麗な顔立ちをしているがハゲだった。
ベジータ「おしゃべりはやめて気をお消しなさい。マダムたち。フリーザ皇帝一味はスカウターを持っているのですよ!」
華麗にくるりとまわって澄んだ声で高らかに叫ぶ王子。
ヤムチャ「そうだったわね。でもあんな化け物相手にあたしたちどうすればいいの?」
顔もスタイルもいいのに顔の傷がすべてを台無しにして彼氏が未だにできないメス狼。
悟飯「フン…。手がないと言ってここで腐ってても仕方がないんだ。戦うしかないんだ!」
2mはありそうな凶悪面の悟飯。六歳にしてこの威厳。
ピッコロ「ワシも悟飯に賛成じゃ。どうせ死ぬなら戦って死ぬわい!」
卵をうまずに改心したらしい元祖ピッコロさん。
餃子「おう!!そうだ!そうだ!」
悟飯のあたま二つ分も高い巨漢のジゴロ。天津飯の夫だ。
ブルマ「あたしもやるわよ!」
どこから持ち出したのか金棒をふりあげるCCの一人娘。一説では悟空よりも強いとか。
ヤムチャ(毎度,毎度,気持ちわりぃ仲間たちだな。まぁ仲間の姿形なんざどうでもいいんだ……。この世界の未来が素晴らしいものであることを願うしか今はできない…)

フリーザの宇宙船が地上に降り立ち,宇宙最強の親子が姿を現した。チビデブのフリーザと厳つい髭をはやした親父,コルド大王。
フリーザ「ここか地球ゔぁい!いい星ゔぁい!へけっ!」
荒野を見渡して冷笑したフリーザの顔には微かな怒りが混じっていた。
フリーザ「この星の人間どもを皆殺しにしてあいつを悔しがらせてやるゔぁい!ぽっくんを怒らせた罰でしゅよ!へけけけっ!」
コルド「さすが我が息子だ!!」
フリーザとコルドはお互いの顔をべろんべろん舐めあう。見ないふりをする部下たち。
その場を1人の男が岩影に隠れてみていた。ガクガク震えながら…。
男「お…おま…あなたがたを殺しに…きたんですけど……ダメならいいです。はい…」

その頃,ヤムチャはこの世界の予知を察知しており,またまた未来にガクーリきて脳内で数字を進めた。


360 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 16:18 ID:Nf+z7G45
>>322
そうです
>>328
たまには俺たちでDB小説を書こうぜ ・・・みたいな感じですか?
個人的にはDBじゃなくてドラゴンボールとしたいけど長すぎるかな。


361 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 16:39 ID:QMLXgbcR
DBじゃなくて、ドラゴンボールっていうのは賛成。

だって、検索かけるとき苦労するでしょ。
新入りさんを呼ぶなら、DBは避けるべきかと。

362 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 16:46 ID:7ZEqHPfV
>悟飯「フン…。手がないと言ってここで腐ってても仕方がないんだ。戦うしかないんだ!」
2mはありそうな凶悪面の悟飯。六歳にしてこの威厳。
ピッコロ「ワシも悟飯に賛成じゃ。どうせ死ぬなら戦って死ぬわい!」
卵をうまずに改心したらしい元祖ピッコロさん。

禿藁。おぼっちゃまくんネタもイイね。

363 名前:急襲のヤムチャ :03/04/09 16:48 ID:6cgO+CDK
19 18号

エイジ784年5月29日、午前9時23分。
クリリンは天界で、ブウが来るのを待っていた。
気円斬を使える二人、クリリンと18号を護衛する役目が、悟飯からブウへと交代されるのだ。
現在――悟空は夜の警戒を終え、自宅で休んでいる。
悟飯は天界の宮殿で18号とともにいる。
トランクスは下界でヤムチャを捜索中。
ベジータとは連絡がつかないが、おそらくヤムチャを捜しているのだろう。
そしてブウはこちらに向かっている。
クリリンは小さく溜息をついた。
もう、これだけだ。戦士はこれだけしか残っていない。
今のヤムチャの戦闘力について、昨夜悟飯は"ベジータ以上"と推測していた。
クリリンも同感だった。
ピッコロとの戦いで感じたヤムチャの気の大きさは、ベジータを少しだが確かに上回っていた。
ベジータ自身もそれに気付いたのだろう。物も言わず天界を飛び出した後、行方が知れない。
あのベジータ以上の戦士。しかもエネルギー波を吸収し、誰よりも多くの技を操る戦士。
それが今のヤムチャだった。
そのヤムチャに、たったこれだけの人数で対抗しなければならない。
クリリンはもう一度溜息をつくと、宮殿の端へ駆け寄った。ブウの気配を捉えたからだ。
18号も建物から出てくる。
ブウはゆっくりと宮殿に降り立った。

364 名前:急襲のヤムチャ :03/04/09 16:48 ID:6cgO+CDK
「悟飯、いるか?」
「今宮殿の中で休んでるよ。ちょっと呼んでくる」
18号が建物へと向き直った。
「悪いな、18号。今出て来たばっかだってのに」
「オレ腹減ったぞ。ついでにお菓子持ってこい」
「はいはい。代金はサタンにつけとくよ」
18号がそう言って歩き出した瞬間、彼女は吹き飛ばされていた。
何者か――勿論ヤムチャだが、そのヤムチャの蹴りによって、壁に思い切り叩きつけられたのだった。
クリリンは慌てて18号の元へ駆け寄った。衝撃に気付いて悟飯も起きて来る。
「クリリンさん! 18号さんは?」
「……死んでる」
18号の身体にはすでに脈はなかった。
「肺をやられたんだ。
 こいつ、基本は人間だったから、臓器を的確に狙われたら永久のエネルギーも意味はない。
 ……ちくしょう。18号ーー!」
クリリンは絶叫した。
悟飯はクリリンがヤムチャに飛び掛らないように、素早く一歩前に出ると言った。
「ついに判断を誤ったようだな。ヤムチャさん、……いや、ヤムチャ。
 ブウとボク、ここにいる二人は、確実にあなたより強い」
「確かに、……正直に言おう、確かにちょっとヘビーな相手だ。
 だが、オレは判断を誤ったとは思わない。お前ら二人と戦い、勝たせてもらうぜ」

現在のヤムチャ 戦闘力:355,150,100(界王拳5倍で1,775,750,500)
続く

365 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 16:49 ID:JhxuxXov
字数制限何文字だっけ?

366 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 16:57 ID:Nf+z7G45
>365
2000字くらいだったかと。
約全角1000文字。改行数はしらん

367 名前:急襲のヤムチャ :03/04/09 17:02 ID:6cgO+CDK
>>350 >>354
回答どうもです。
やっぱり間違ってましたか。嫌な予感はしたんですが。
出来る限り原作準拠で話を作ってくのが目標だったのに、ああ、悔しい。
急襲のヤムチャは「ヤジロベーに気を感じる能力はない」という
パラレルワールドだったってことで、よろしくお願いします。
……ああ、悔しい。

>>千夜一ヤムチャ物語
もう950超えちゃったんですか。
まあ、あまり長く続けられるネタではなさそうですけど、もうちょっと展開ゆっくりにして欲しかったなぁ。
オチに期待。

シリアスでカコイイヤムチャが戦うバトルものが多くなってしまうっていう現状は、
ギャグ系を長く続けて書くのが難しいからでもあるんじゃないかと。
最強への道は面白さだけでなく連載期間も破格。

>>366
前に32,3行で改行制限喰らったので、31,2行までだと思います。
ってか>>365はスレタイの制限について言ってるのでは。

368 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 17:55 ID:Nf+z7G45
たまには俺たちでドラゴンボール小説を書こうぜ
たまにはドラゴンボールの小説書こうぜ

そんなに長くないか


369 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 19:59 ID:PuTEq27t
「たまには〜」というスレ名にこだわる方向ですか?

370 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 20:30 ID:Nf+z7G45
よくわかりませんが、こだわる必要はないと思います。
何かいいタイトルあればどんどん出してください。

371 名前:急襲のヤムチャ :03/04/09 20:43 ID:6cgO+CDK
ところで次スレは懐かし漫画板ですか?
もうすぐ立てるんなら今のうちに決めておいたほうがいいかと。

372 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 21:03 ID:hStcz0+I
ピッコロ大魔王との壮絶な戦いから五年後・・・悟空の兄、ラディッツによって悟空は死んでしまう。
1年後に来るというあらたなサイヤ人に対抗するため修行を始めた戦士たち。
「オレに、不死身の肉体をくれ!」
神龍は彼の願いをかなえて去って行った。そう、あのナイスガイ「ヤムチャ」である。
彼の願いは不死身の肉体を手にいれることだった。
「ふっふっふ・・・これでオレの勝利は確定した・・・はやくきやがれサイヤ人」
一年後、2人のサイヤ人が地球に到着し、Z戦士達と対峙した。遅れて現る我らがヤムチャ。
「ようよう、お前らがサイヤ人か?なんだハゲとチビじゃないか。悪いがお前達に勝ちはないぜ」
妙な自身のヤムチャに戦士達は困惑する。孫悟飯はこの奇妙な男に少し興味を持った。
「行くぜ!狼牙風風拳!」
スローペースなあの技がナッパに迫った。それをかわしヤムチャにパンチを入れるナッパ。
その瞬間、ヤムチャの体は砕け散り、周囲に彼の肉片が飛び散った。
「ひ・・・・ひいいいいい・・・!!!」
その光景に恐怖するクリリン。ナッパは追い討ちをかけようと迫ってきた。
「待て!」
みんなが声が聞こえた方向へと顔を向ける。孫悟空か!?その期待は見事に打ち砕かれた。
そこにはバラバラになったはずのヤムチャの姿があった。
「オレの肉体にはそんなパンチ通用しないぜ」
強がりながらもメチャクチャ痛かったやせがまんのヤムチャ君。
「す・・・すごいや・・・すごいよヤムチャさん!」
ヤムチャの再生劇は悟飯の子供心に尊敬心を植えつけた。
「お前達、オレひとりで片付けてやるぜ・・・」
そう言った彼の背後に緑色の化け物が迫っていた。
<つづく>
ヤムチャ、再生不能になるまであと29回(このことを彼は知らない)

373 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 21:10 ID:Nf+z7G45
>>371
懐板に一票。今、300KBだから・・・また600レスくらいで移動かも。
>>372
乙。・・・っつーかタイトルは・・・?

374 名前:作者の都合により名無しです :03/04/09 21:18 ID:/sPa3A30
>>373
不死身の肉体ヤムチャ

375 名前:不死身のヤムチャ :03/04/10 01:42 ID:xWitgp0Y

男「えへへへ〜えへへ〜えへえへ。きさまるぁを殺しに来ましたぁっと。ぇへへ〜」
血みどろの包丁と荒野で捕まえたのか兎を握りしめながら,男が岩影からフラフラと歩みでてきた。目の下にはクマができており,唇をぺろぺろと舐めていた。
フリーザ「へぇ。世の中広いや。いるもんだなぁ。こんなすげぇ奴がさ」
身軽そうなフリーザはフットワークを使いながら青年にちかづきそうつぶやく。が!フリーザは,超サイヤ人に変身した青年に包丁で一刀両断にされてしまったのだ。
コルド「アホウが。いいぜ。相手をしてやろう」
そして宇宙最強と謳われたオヤジでさえも青年の包丁のエジキとなった。
一方,その戦いを遠くで震えながら見ていたヤムチャたち。
ベジータ「…バカな!あたしたち以外にサイヤ人はもういるはずないんだ!」
青年のあとを追い,荒野に降りる一行。「エヘエへ」無意味に笑ってる不気味な青年に話しかけるのはホモの天津飯だけ。他のみんなは悟空が到着するというのを信じて静かに待っていた。
ベジータ「さっきから何をチラチラ見てるんだ?そんなにあたしがいい女か?」
青年「エヘ…エヘヘヘ〜〜」
ベジータ「ちっ!狂ってやがる!」
天津飯「こうは考えられないか?悟空がどこかの星であいつと出会い恋に落ちた。あの青年は悟空に惚れまくってこの地球まで追いかけてきた…と。」
餃子「天さんじゃないんだから……」
ヤムチャ(はぁ〜。そんなしょーもないことどーでもいいよ…。来るべき未来を知るってのも楽じゃねぇなぁ。回避することもできないし。別の世界に行くしか方法はないなんてさ…)


376 名前:不死身のヤムチャ :03/04/10 01:43 ID:xWitgp0Y

悟空が到着し,青年が未来世界からやってきたこと,そして,人造人間の恐怖とそのストレスによる自分の精神の壊れ具合を十分に語った。
青年「エヘへ〜〜ではしっかり3年間修行してくださいよ,エヘヘヘ〜」
悟空「あぁ!!変わるといいだすなぁ!未来!」
青年「エヘ!」
悟空は青年から聞いたことを皆に伝える。途中,うっかり青年の正体をばらしてしまう場面も。そして皆は解散していく…。
ベジータ「カカロット!必ずあんたの心を射止めてやるからね!!」
天津飯「悟空!お前のケツの穴は俺の物だって忘れるな!」
クリリン「みんな酷いわ!悟空はあたしのものなのに!」
ブルマ「どいつもこいつも何言ってるの!あたしの夫じゃない!!」
悟空「未来の平和は戦って勝ち取るだすよ!!」
ヤムチャ(世界の未来よりも…このオレの未来のほうが大事だぜ!もう既にNo.951…。あと50足らずの世界の中にいい未来があるのだろうか)
そして,一気に3年の年月が過ぎた。パラレルワールドのナンバーも18進んでNo.969まで行っていた。あまり進まなかったのは,No.999まで使い切りたくないタメだったのである。
この20弱の世界もヤムチャにとっては都合の悪いものばかりであった。
女を諦めたヤムチャはプーアルと自分が健康で,金に困らない程度の生活を望んでいた。しかし,必ず何かが欠けるような未来しかない世界ばかりだった。


377 名前:不死身のヤムチャ :03/04/10 01:43 ID:xWitgp0Y

ヤムチャは決意した。「もう金はいらない。オレとプーアルだけが幸せに暮らせればそれでいい」
その願望は,No.000,最初の世界で見た未来と一致していた。だがNo.999からNo.000へ戻れる保証はない…。No.999までにその未来がないと……。
もっとも,前にも述べたが,プーアルと一生,遊んで暮らせるという未来を持った世界もいろいろあったのだ。
だが,そこに至るまで苦労と恥の連続だったり,仲間が死んで生き返れなくなったり,女に縁がなくなったり,自分の容姿が醜かったりと必ず障害があったのだ。
ヤムチャ(あ〜あ。あれにしとけばよかったなぁ〜。おっと!もうすぐ待ち合わせ場所だ。あの小高い丘にでも行くか!)
しばらくして,他の皆も集まってきた。悟空たちもやってきてブルマの子に驚いていた。この世界ではブルマも戦士の1人である。
悟飯「ベジータさんと結婚したんですね!ナメック星のときも二人,息があってましたから!」
ブルマ「何言ってんのよ!勢いよ!勢い!」
ベジータ「ブルマさぁん!そりゃあないっすよ!」
ベジータはGパンにGジャン,赤いバンダナをしており,もはや普通の都会ッ子となっていた。ブルマの付き人の扱いにされてるベジータを見てヤムチャはほんの少しだけ心が和らいだ。
悟空「へっへっへ!ヤムチャよぉぉぉ。お前さん,死んでる間に,愛人,とられちまったなぁぁぁぁ。ヘッヘッヘ」
ヤムチャ(この世界の悟空は大っきらいだ……!)
そんな話をしている間に,アルマジロが来て仙飴を置いていった。戦いたくないからとそそくさと帰るアルマジロ。しかしそのアルマジロの乗ったエアカーが何者かに爆破された。


378 名前:不死身のヤムチャ :03/04/10 01:44 ID:xWitgp0Y

二つの影が眼下の街へ降りるのを確認した皆は,追いかけて見つけることにした。
ヤムチャ「くっそぉぉぉ〜!! 気を感じねぇ!」
ヤムチャも必死に二人の人造人間を探す。ふと視界に怪しげな二人組が目に入った。デブとスラリとした中年の女性だ。伊集院…もとい19号がニヤニヤ笑いながら近づいてきた。
ヤムチャ「!!!」
いきなりの19号のパンチで吹っ飛ぶヤムチャ。しかし致命傷を何とか受けずにすみ,よろよろと立ち上がる。
ヤムチャ「お……お前ら,人造人間だな!」
20号「違いますよ。あたしロボットですから!」
女の方が答える。「あれ?違うの」と注意をそらしているうちに眼前に19号の拳がせまっていた。
ヤムチャ「ひぃぃぃぃぃッ」
カッ…!
反射的にNo.970世界へと飛んだヤムチャ。殴られるのが恐くて,未来予知が来る前に次の世界へ来てしまった。
一時の快感,一時の恐怖感,それだけにとらわれてこの能力を使ってしまったことが,ここまで追いつめられた原因なのだ。ヤムチャ自身,反省はしていたのだが,くせになってしまっていたのだった。
No.970世界に入り,おそるおそる目を開けるヤムチャ。
19号「ぐぅ……」
アロハシャツを着込んだデブの方の人造人間。なぜかたったままグッスリ眠っている。
ヤムチャ「チャンス!!」
ヤムチャを攻撃をしかけよと構えるが,ジジイの方の人造人間はデブのケツを蹴りつけ起こす。あわてて起きるデブ。みんなが到着するまで時間稼ぎに20号にさっきと同じことを尋ねる。
ヤムチャ「お前らやはり人造人間だな…」
20号「あんだって?」
ヤムチャ「人造人間なんだろっ!」
20号「あんだって?」
ヤムチャ「人造人間だろ!!!」
20号「とんでもねぇ。あたしゃ人造人間だよ」
ヤムチャは何故か空からふってきたたらいのカドに頭を打ち付け気絶する。

((続く))

379 名前:作者の都合により名無しです :03/04/10 02:29 ID:yjI6Y4bG
>>千夜一夜(だよな?)
相変わらず面白い。
つーか名前が変わってる世界もあるのか>ヤジロベー
もしかして別人?

380 名前:作者の都合により名無しです :03/04/10 03:02 ID:xWitgp0Y
げっ!やっちまった!
>375-378は千夜一ヤムチャ物語です…。

上に出てた新作、不死身の肉体ヤムチャを見たからだろうか。アホくさー

>379
どうもです。名前は基本的に変えないようにしてたけど、まぁ本作の中にも出てたしと思い。
DBの背表紙の二人目のヤジロベーは実はアルマジロだって言うネタ、大全集だったけなぁ…

あと元ネタ使う場合は、なるべく有名なのにしようとしてるんですが、
378は19号→伊集院光、20号→楠田枝里子はいい台詞がわからなくて撃沈。

381 名前:作者の都合により名無しです :03/04/10 10:14 ID:P61dwyqN
おい、汚いから:\足元おるす| /   ―   ― |ザコ / ∧∧∧∧∧∧∧∧  お前が弱いだけ
片付けておけよそ\ :ゴミ(∂|_/   〔 〕  〔 〕 |変  /  |  ___ ____|   お前が弱いだけ
のボロクズをヽヘ;; 人\最弱ヽ|     "|  〉" メ|低 /  : |  |    `´    |    お前が弱いだけ
    从    θ斤:エh \ カス|     ___   |  /    | /   \   / |      お前が弱いだけ
  :__ 《Y》_   ∪レ..... 弋| .\ :\    /__/ /  /   (∂|_/   〔 ・〕  〔 ・〕 |       お前が弱いだ
  .uヘ人iイ  . (. .」_ ノ :::;;;\汚いボロ∧∧∧∧/    ヽ|     "|  〉" メ|         お前が弱い
   (∨ヘ     |....|: .)  ::::;;;;;;;\ 死< ヤムチャ >    |  u   ___   |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   .|;|レ'     .(_;);;.| -〜、   \ <       >     \    /__/ /  <やっぱ悟空はすごいな
⌒^^⌒⌒´⌒` ̄ ̄ ....::,...⌒~^⌒   <   の   >     /ヽ       /\   \__________
――――――――――――――― .<       >―――――――――――――――――――――
       o+'、 ←ヤムチャ        < 予 感! >        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\    /i   ,ヘ
                       /∨∨∨∨\         | 正直言って     |   /:::|  / ::l
    | | な・・・なんて奴だ!    /ヘタレヘタレ:\        :| ついてけねーよ    |  /,--、,. --、 ヽ
   / ̄\ 自爆しやがった!   /ヘタレヘタレヘタ\       :| せめて2回戦ぐらい :| ,l/ ∩ ∩ ヽ \
  |   ;|     / ̄\     /ヘタレヘタレヘタレヘ\     | 進めよ、お前って   :| /.{         } ヽ 
  <|    |>   (|    |)   /ヘタレヘタレヘタレヘタレ\  | クリリン以下だよ   | ニ''  ‘ ‘   ニニ 〉
   〉   〈     \  /   /ヘタレヘタレヘタレヘタレヘタ\ 周りに無様な姿を  >"ゝヽ ̄ フ ,ノ,.く^


382 名前:地獄の門番 :03/04/10 13:00 ID:icPpuBfH
ヤムチャに神の光を!
聞こえてくるのはヤムチャのお気に入りのメロディー。

383 名前:地獄の門番・5話 :03/04/10 13:00 ID:icPpuBfH
孫悟空とベジータの死闘を見つめるナッパ。
しばらくするとベジータは上空に上がり、さらに上空へ光の玉を放った。
(パワーボールか。ベジータめ大猿になる気だな)
ベジータのおこないを見てナッパはそう確信した。
大猿に変身したベジータ。すると、孫悟空は一気に押され始めた。
(クックックッ、これでカカロットの奴も終わりだな)
ナッパは心で喜んだ。
(下級戦士がこの俺を超えやがるからだぜ、いい気味だ)
ベジータの攻撃で重症を負ったカカロット(孫悟空)を見てナッパは笑った。

―その時であった―

孫悟空の仲間の小太りの男が、突然、岩陰から飛び出してきて大猿ベジータに
飛びかかっていったのだ。手には刀を持っていた。
(ヤバイ!ベジータッ!!)
ナッパは思わず叫ぶと、無意識の内に魂の発する念力を出していた。
ボキッ!
ヤジロベー(小太りの男)の刀が真っ二つに折れた。
「なぬっ!?」
驚愕するヤジロベーであったが、折れた刀で何とかベジータの尻尾を
切断することに成功した。
通常の姿に戻るベジータ。孫悟空達は最大のピンチを切り抜けた。



384 名前:地獄の門番・6話 :03/04/10 13:00 ID:icPpuBfH
いつのまにか地獄の門に戻っていたナッパ(の魂)。ヤムチャが待ち構えていた。
「フフフ、さっきは悟空とベジータとかいう奴を両方殺すと息巻いていたのにな」
地獄の門で状況を見つめていたヤムチャは戸惑うナッパを可笑しそうに見て言った。
(ちっ!この俺としたことが・・・)
ナッパは心で舌打ちした。
「お前は現世では散々あくどい事をしてきたが、多少の良心も持っているみたいだな」
ヤムチャはナッパの心境を探るように言った。
「へっ!俺は王家に先々代の王の時から仕えていたんだぜ。しかも、格闘技の基本をベジータに
叩き込んだのはこの俺だ。まぁ、すぐに追い越されたがな」
述懐するナッパ。その目はどこか楽しげでもあった。
「フフフ、何か楽しそうだな?では、ベジータを呪い殺すのは無しにするのか?」
ヤムチャはナッパに聞いた。
「ああ」
答えるナッパ。
「では、悟空を?」
ヤムチャは恐る恐る聞いた。
いつでも冷静沈着な振る舞いを要求されるのが地獄の門番なのに―
「フン!これでも俺はサイヤ人の行く末を心配してるんだぜ。やつらを殺すことに
メリットはないって気付いたのさ」
ナッパはそう言うと地獄の門の前に立った。

<続>

385 名前:作者の都合により名無しです :03/04/10 15:57 ID:tukeWeQl
地獄の門番は、元ネタ知ってるから、面白いね。
千一夜もイイ!

386 名前:作者の都合により名無しです :03/04/10 17:15 ID:DBZ5MpIM
IDがDBZだよ・・・

387 名前:急襲のヤムチャ(1/3) :03/04/10 17:19 ID:8hjdbc42
20 Mr.ブウ

「さて、さっそく戦わせてもらおうかな」
ヤムチャが亀仙流の構えを取った。
「悟飯、お前寝てたとこだろ。もっと寝てていいぞ。
 こいつオレより弱い。オレだけで充分」
ブウがゆっくりとヤムチャの前に出た。
「ブウ、油断しちゃダメだ。ヤムチャには――」
「エネルギー波は撃っちゃダメ。手のひらで触られるのもダメ。
 オレ、馬鹿じゃないから覚えてる」
「ブウ!」
ヤムチャが呼びかけた。
「やっぱりお前は強敵だ。
 正攻法で倒すのは無理だろうから、いきなり最高の技で行かせてもらうぜ!」
「最高の技でも無駄だ。オレ、お前より強い」
ブウが細い目を見開いてニヤリと笑った。
「強さには関係ない技なんだ」
ヤムチャはそう言ってブウに笑い返すと、懐からビンを取り出して床に置いた。
ビンには、「大魔王封じ」と書かれていて、「王」の字が上から「人」の字に書き直されている。
「あれは――!」
クリリンが叫んだ。ヤムチャは気を集中させると、
「魔封波だ!」
の掛け声とともに、手のひらから突風のような気を発射した。

388 名前:急襲のヤムチャ(2/3) :03/04/10 17:19 ID:8hjdbc42
しかし突風は正確に相手に向かわず、ブウの右腕を少しひねっただけで止んでしまった。
ヤムチャは荒い息をつきながら、しかし余裕の表情でそれを見ている。
「なんだ、今のは? 全然痛くなかったぞ」
ブウがキョトンとした顔で言った。
「本当に今のはなんだったんですか、クリリンさん。
 あなたは知っているみたいな口ぶりでしたけど……」
悟飯がクリリンに尋ねた。
「魔封波っていって、命と引き換えに相手を封じ込めちまう大技だ。
 武天老師様や天津飯はあの技が使えた……。きっとそれで覚えたんだろう」
クリリンが答えた。すでに落ち着きは取り戻している。
「今のが、最高の技なのか?」
ブウがヤムチャに尋ねた。
「ああ。最高の技だけにちょっと難しくてな。失敗しちまった」
ヤムチャが頭を書いてみせる。
「今のは嘘だ。魔封波は当てるだけなら難しくない。
 当ててから上手くビンに封印するまでが難しいって聞いてる。
 ……ヤムチャさんは、わざと不完全な魔封波を繰り出したんだ。
 何故だろう? まともに魔封波を使うと死んでしまうからに決まってる。
 じゃあもともと当てる気がなかったってことになるけど、何でわざわざそんなことを……」
クリリンが考え込んでいる間に、ブウが口を開いた。
「難しい? そうは見えなかった。お前が下手なだけだ。
 オレはもう覚えた。オレがテホンみせてやる……」
ブウが両手に気を集中し始めた。
「し、しまった! それが狙いか!
 やめろ、ブウ! 技を止めるんだ!」

389 名前:急襲のヤムチャ(3/3) :03/04/10 17:20 ID:8hjdbc42
クリリンが叫んだ時には、すでにブウは魔封波を放っていた。
気の突風がヤムチャを襲うが、ヤムチャはニヤっと笑ったままその場を動こうとしない。
「魔封波返し!」
ヤムチャがそう叫び、両腕を前にかざすと、魔封波の突風は向きを反転してブウを捕らえた。
ヤムチャは操気弾の要領で、落ち着いて魔封波を誘導し、大魔人封じのビンに命中させた。
「や、やられた……!」
クリリンがくやしそうな声をあげた。
「な、なんですか、今のは? ブウがあのビンの中に……」
「魔封波返し。ピッコロがワルだったころ、魔封波対策として編み出した技だ。
 ヤムチャさんは最初に見せ技として不完全な魔封波を放ち、ブウに技をコピーさせた。
 魔人を倒すには魔封波はうってつけだけど、自分で使ったら死んでしまう。
 それでブウの能力を上手く利用した……」
ヤムチャはゆっくりと大魔人封じのビンを拾い上げた。
「ブウは技のコピー能力と相手を吸収する能力を持っていた。オレと同じように……。
 だが、無知だったから技の性質に気付かずに、あっけなく罠にはまってしまった。
 戦いに関する知識や経験の差は、時にパワーよりも重要になるってことだ」
ヤムチャはビンのふたをしめた。
「なるほど……。だが、まだボクがいる。
 同じ手は二度は使えないぞ。ヤムチャ……かかって来い」
悟飯がヤムチャの正面に立った。

現在のヤムチャ 戦闘力:355,150,100(界王拳5倍で1,775,750,500)
続く

390 名前:作者の都合により名無しです :03/04/10 18:44 ID:wKEpJjta
>>386
少なくとも二人はバキスレとここを巡回してるわけか・・・

391 名前:ヤムチャッカ :03/04/10 21:57 ID:QAXcDeHm
>>387
ついに悟飯か・・・いつの間にかヤムチャの戦闘力のケタがどんどんあがってたね。


392 名前:ヤムチャッカ :03/04/10 21:57 ID:QAXcDeHm
<超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 第12話>
ついに現世へと戻ってきたヤムチャ。あの世に迎えに来ない神様にシビレをきらし、自力でここまで
来たヤムチャの目には今にも消え行く神様の姿が映っていた。
神様「ヤ・・ヤムチャか・・・私はもうだめだ・・・あとは頼んだぞ・・・足元を取られんようにな・・」
ヤムチャ「か・・神様あああ!!!」
神様の死。それは同時にドラゴンボールが使用不可能になるということだ。ミスターポポの悲痛な
泣き声が宮殿内に響いた。下を向くヤムチャ。そんなヤムチャの目にあの懐かしい姿が入った。
ヤムチャ「プ・・プーアルじゃないか。ちゃんと神様の下へ来てたんだな・・・」
プーアルは悪人面でヤムチャを睨みつける・・・
ヤムチャ「プーアル・・・い、いや、お前は「アキラ」か!?一年間ずっとそのままだったのか!?」
アキラ「ヤムチャ!そんなくだらねえこと言ってる場合じゃないぜ!さあ早くオレに乗るんだ!
とびっきりのジェット機に変化してやるぜっ!!!」
そう言うとアキラ(プーアル)はその体をヤムチャが乗れるほどのジェット機に変えた。
ヤムチャ「お・・・おう!じゃあ頼むぜっ!!」
気をつけてくれと手をふるミスターポポを置いてヤムチャ達は宮殿を後にした。変化したアキラの
ジェット機のスピードはすさまじいものでぐんぐんと目的地までの距離を縮めていった。
アキラ「ヤムチャ・・・おめえがこんなにたくましくなるとはな・・・そろそろオレの出番もおしまい
だな・・・」
ヤムチャ「な・・なに!?じゃ、じゃあお前は今までオレがふがいないばっかりに・・・!?」
アキラ「ちっ・・・くだらねえな・・・もっととばすぜっ!!」
ちょうどその頃、息を引き取ったピッコロの亡骸をそっと置き、孫悟空はベジータを睨みつけていた。
ベジータ「くっくっく・・・そのナメックが死んでもドラゴンボールは手に入りそうだ・・・
後は貴様を片付けるだけだ・・・おっとそれに適任の奴がようやく目をさました・・・」
ナッパ「う・・・ふいい・・・ようやく力が戻ったぜ・・・ん?ベジータ、誰だこいつ。カカロットか?」
ベジータ「いや、どうやら違うらしい。こいつは貴様にくれてやる・・・たのしんでこい・・・」
ナッパ「へっへっへ・・・ありがとよ・・・ベジータ」


393 名前:ヤムチャッカ :03/04/10 21:58 ID:QAXcDeHm
蘇ったナッパと悟空が対峙する。この謎の男の戦闘力はいかほどかとベジータがスカウターを耳に
装着し始めた。
悟空「ゆるさねえぞ・・・貴様らあああああ」
スカウターの数字がみるみる上がっていく。ナッパは悟空の気でゆれる地面に足をとられしりもちを
ついていた。
ベジータ「戦闘力、9000・・・11000・・・13000・・・バカな・・・!!!」
ナッパ「う・・うそだろっ!おい、ベジータ!お前も戦ってくれよ!なあ、頼むよ!」
恐怖に怯えたナッパがはいつくばったままベジータの足を掴んで頼みだした。それをじっと見つめる
悟空。ベジータはにやりと笑い、ナッパの手を掴んだ。
ナッパ「すまねえなベジータ」
ベジータ「ナッパ・・・お前は勘違いをしている・・・」
そう言うとベジータはナッパを上空へと放り投げた。あっけに取られる悟空達。
ナッパ「ベジータ!なんで!なんでーーーー!!!」
ベジータ「ナッパ・・・オレはそんな命乞いが一番キライだ・・・」
ベジータの体からエネルギー波が放たれ、ナッパに向かっていった。悟空は思った。この男には
自分ひとりでは勝てない・・・ヤムチャ・・・はやく来てくれ・・・
ナッパ「す・・・すまねえっ!ベジータァ!そのことをすっかり忘れてたんだああああ!!!」
断末魔のナッパの叫び声が聞こえ、その直後上空で大爆発が起こった。その衝撃は地上にまで届き
悟空達の周りは砂ぼこりで視界がゼロになった。ベジータの声が聞こえる・・・貴様は誰だ!!
あたりの砂ぼこりが晴れるとそこには長髪の色男が立っていた。
クリリン「ヤ・・・ヤムチャさん!!」
ベジータ「な、何!貴様がカカロットか!?いったいここに何しに来た!?オレを倒すなどという
ジョークを言いにきたんじゃないだろうな?」
ヤムチャ「・・・・・・・・・・」


394 名前:ヤムチャッカ :03/04/10 21:59 ID:QAXcDeHm
ついに戦場へとやって来たヤムチャ。彼はあたりを見渡す。悟空のそばにピッコロの死体・・・
ボロボロのクリリン・・向こうの岩陰には息も絶え絶えの天津飯の姿が見える・・・反対側には
悟空の息子・・かつてヤムチャを瀕死の状態へと追い込んだ男、そしてヤムチャが命を捨ててまで
助けた男の成長した姿が見える・・・そのそばに倒れこんでいる・・見覚えのない老人・・・
ヤムチャの目つきが急に変化した。まさか・・・・ヤムチャはハンさんの所へと向かった。


395 名前:ヤムチャッカ :03/04/10 21:59 ID:QAXcDeHm
ハン「お・・・お前は・・・・・ヤムチャ・・・わ・・わしの息子のヤムチャじゃないか・・・」
ヤムチャ「お・・・親父!どうしてここに!?つーか今までどこにいたんだ!なんでこんなところで
再開しなきゃならないんだ!しかもあんたはもう・・・・」
ハン「そうか・・・クリリン達がさっき言ってたヤムチャと言うのはお前のことだったか・・・
まさかとは思ったがの・・・それに・・・わ、わしはお前は死んだとばっかりに・・・」
ヤムチャ「オレだってそう思ってたさ!なのに・・なんでこんな形で・・・しかもオレと同じ男を
助けて死ぬなんて・・・」
ハン「そうか・・・お前もこの子を助けて・・・わしはうれしいぞ・・・わしの心をお前が
受け継いでくれててな・・・最後にお・・お前を・・一目見られて・・・よ・・よか・・・た・・」
息耐えるハンさん。ヤムチャとハンさんの関係を知ったクリリンは驚きを隠せない。こんな偶然が
あるなんて・・ハンさんの過去を知るクリリンはハンさんの悲運に涙を流した・・・
ヤムチャ「サイヤ人さんよ・・・このじいさんはやっと会えた俺の親父なんだ・・・それをゴミみたい
に殺しやがって・・・」
ベジータ「くっくっく・・・本当にゴミなのだからしかたなかろう・・・貴様もな・・・」
ヤムチャの握った拳から血がにじみ出た。そんなヤムチャに同じるようにそばに立つ孫悟空。
ベジータ「くっくっく・・・2人相手か・・・面白い・・・超エリートの真の力を見せてやろう・・」
ヤムチャは気を高め始めた。目の前にいるベジータのスカウターが反応を示す。
ベジータ「せ・・戦闘力・・12000・・15500・・・くっくっく・・だがオレはナッパとは
次元が違うぞ・・・ここを貴様らの墓場にしてやる!」
ヤムチャは構えをとった。そう・・・伝説のあの技の構えを・・・!!<つづく>


396 名前:作者の都合により名無しです :03/04/10 22:58 ID:hQy85WNW
狼牙風風拳キター!

397 名前:作者の都合により名無しです :03/04/10 23:17 ID:MrqWqW+Z
はぅー

398 名前:作者の都合により名無しです :03/04/10 23:45 ID:1cbsKEjp
>>不死身の肉体ヤムチャ
30回ぐらいだと普通にベジータ編終了まで生き残れないと思ってしまうのはなぜだろう?w

>>千夜一ヤムチャ物語
もっと数字を少なくして1つの世界である程度話を作っても面白かったかも…
いやまぁ、そうするとテンポが悪くなるだろうとは思うんだけど。
>どこから持ち出したのか金棒をふりあげるCCの一人娘。一説では悟空よりも強いとか。
このブルマがフリーザを倒したりするのも見たかったw

>>地獄の門番
4話で
>「しかし待てよ。カカロットにするかベジータにするか・・・」
に無反応だったのが気になったけどフォローがあったからいいや

>>急襲のヤムチャ
遅レスだけど一応。セル編終わって修行サボってたのに界王神から力を引き出してもらったとはいえ、
あの世で修業して超サイヤ人3までなった悟空よりあっさり強くなる原作の流れが納得できないと…
ほんと関係ない事ですね、すんません。

悪くてヘタレてないヤムチャはかなり違和感があったんだけど… うーん、すごくカコイイな…

>>ヤムチャッカさん
ヤムチャ強えぇぇぇぇぇ!!

>>バキ
AAは見てる。
てか「グラップラー飲茶」読んでバキ読み始めた。
グラップラー飲茶作者さんは原作がヘタレ化してるから続きかけないのかな?

399 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 01:31 ID:VYk3mVWn
作者しかおらんのか、ここは

400 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 01:35 ID:N99IhOcH
|∀・)ROMモイルヨー

401 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 01:43 ID:P4ISv/BJ
オレもRomです。
結構そーゆー人が居るんじゃないでしょうか。

402 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 07:52 ID:KT1gT7AG
俺もロム初代スレからみまもってます。

403 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 16:21 ID:6I+xkKhg
私もロム〜。カキコは初だw
作者さん頑張って!

404 名前:急襲のヤムチャ(1/4) :03/04/11 16:59 ID:/HBue1Te
21 悟飯

ベジータを圧倒したブウがさらにパワーアップした、
そして超サイヤ人3になれる悟空が「かなわない」と評した、
あの邪悪な時のブウを、軽く叩きのめしてみせる最強の戦士。
それが、孫悟飯だった。
クリリンの観察でも、悟飯とヤムチャの間の戦闘力差はすぐにわかった。
ヤムチャを15億程度とするなら、その3倍以上。
悟飯は50億の戦闘力を有していた。
間違いなく勝てる。負ける要素はほとんどない。
それなのに何故か、クリリンはまだ不安だった。
「悟飯……。早めに勝負をつけた方がいい」
クリリンの言葉に、悟飯はゆっくりとうなずいた。
「わかっていますよ……、クリリンさん」
しかしその時、ヤムチャが動いた。高速で悟飯に飛び掛り、手刀を浴びせようとする。
「新狼牙風風拳!」
手刀は悟飯の首筋に入った。
続く蹴りも、打撃も、両手での掌打も、悟飯はすべて避けようともせず受け止めた。
そしてニヤリと笑って見せた。
「今度はこっちの番だ……」
悟飯はゆっくりと飛び上がった。
そしてすぐに、目にもとまらない速さの回し蹴りが、ヤムチャのみぞおちを直撃した。
ヤムチャは猛烈な勢いで吹っ飛ばされ、
神殿の床を転がると早くも重傷といった表情で起き上がった。
「つ、強い、な……」
「あなたよりもかなり、ね。
 でも早めに勝負をつけさせてもらう。遊んで痛い目をみるのは、もうたくさんだ」
悟飯がヤムチャに向かって歩き出した。
ヤムチャはしかし、ニヤリと笑って見せた。
「やはりお前には勝てないか……。
 まともに戦っては、な」

405 名前:急襲のヤムチャ(2/4) :03/04/11 16:59 ID:/HBue1Te
「まとも? 勘違いしているようだな。すべての攻撃はボクには通じない。
 つまりどうあがいてもあなたはボクには勝てない……」
「すぐ油断するところは変わっていないな、悟飯。
 戦いに勝利する方法は、攻撃だけじゃない……」
ヤムチャは両手に気を集中した。そして指先を合わせると、その手がぼんやりと光を帯び始めた。
「気功砲だ!」
クリリンが言った。
「"新"気功砲だぜ」
ヤムチャが訂正する。
「天津飯さんの最高の技、そしておそらく、あなたの最高の技でもある……。
 だが、ボクにはダメージを与えられない」
悟飯が自信たっぷりに言い放った。しかしヤムチャはそれに輪をかけて自信たっぷりに、
「ダメージを与えなくても、勝つことはできるぜ」
といった。そして一瞬気功砲の構えを解くと、手を額にかざした。
「太陽拳!」
閃光に、悟飯とクリリンの目はくらんだ。しかし悟飯は冷静だった。
「隠れても同じことだ! 撃つなら撃ってこい! ヤムチャ!」
一瞬の後、悟飯の身体を強烈な衝撃が襲った。身体が上に流される。つまりヤムチャは――
「下か!」

406 名前:急襲のヤムチャ(3/4) :03/04/11 17:00 ID:/HBue1Te
舞空術で体勢を整え、悟飯は下を見た。
神殿に穴があいていて――悟天がヤムチャに吹っ飛ばされた時の穴だと、
前にクリリンから聞いた――その穴の向こうに、ヤムチャの顔が見えた。
「下からの気功砲とは意外だったが、だがそれだけだ!
 見ての通り、ボクにはまったくダメージはないぞ!」
「だからダメージを与えるとは、言ってないだろ」
ヤムチャはそういうと、もう一発新気功砲を放った。
悟飯の身体が上に流される。ダメージはない。
「何が、狙いなんだ……?」
悟飯のつぶやきに、ヤムチャが答えた。
「お前は新気功砲を喰らった直後、ダメージはないにせよ少しの間だけ動けずにいるな。
 ……オレはそいつを予想していた。
 この技はかつて、天津飯がセルの動きを止めるのに使った技だ。
 さすがに天津飯とセルの差よりは、今のオレとお前の差の方が小さいだろうから、
 新気功砲でお前の動きを止められることには自信があった」
「動きを止められても、勝つことにはならないだろう?
 気功砲は気をかなり消耗する。いつかあなたの気は底をつく。それで、終わりだ」
「まあまあ、話は最後まで聞けよ」
ヤムチャはさらに新気功砲を放った。
再び悟飯の身体が上に流される。やはりダメージはない。
「セルは新気功砲を喰らった直後、地面にあいたでかい穴の底まで転落させられていた。
 登ろうとしては落ち、登ろうとしては落ちを繰り返して、上手く時間を稼がれていた。
 ……あ、オレはその時こっそり様子を見てたんだ。怖くて戦闘には参加できなかったけどな」
再び新気功砲が放たれた。

407 名前:急襲のヤムチャ(4/4) :03/04/11 17:02 ID:/HBue1Te
「さっきも言ったように、当時の天津飯とセルの差よりは、今のオレとお前の差の方が小さい。
 つまりセルに起こったことは、悟飯、お前にも起こると予想できる。それもセルよりも大きな効果でな。
 えーと、結論を言おうか。
 悟飯、お前は新気功砲を喰らうたびに、少しずつ……、だが確実に、上方に飛ばされている。
 そしてサイヤ人は、――宇宙空間では生存できない」
悟飯は気付いた。気を最大限にまで解放し、その場を離れようと試みる。
「遅い! 新気功砲の特性の一つは、この速射性にある!」
ヤムチャの新気功砲が、悟飯を捉えた。
身体が上に流される。抵抗できない。思っていたより強い力だ。
「宇宙まで押し飛ばしてやるぞ! 悟飯!」
新気功砲のペースが上がった。
クリリンが慌てて神殿の裏に回り、ヤムチャに向かってとび蹴りを放つが、
ヤムチャに片手ではたかれ、神殿の上にまで吹っ飛ばされてしまう。
そしてクリリンが何とか起き上がったとき、悟飯の気が消えた。
究極の戦士孫悟飯は、新気功砲によって大気圏外に追放されたのだ。
「天界で戦えたことは幸いだった……。ここは地上よりずっと宇宙に近いからな。
 下界から宇宙にまで悟飯を飛ばすには、オレの気は足りなかったかも知れん」
ヤムチャは神殿の上まで昇ってくると、ゆっくり息をついた。
「さて、クリリン……。お前はどうする?」

現在のヤムチャ 戦闘力:355,150,100(界王拳5倍で1,775,750,500)
 (ただし、新気功砲の連射により疲労している)
続く

408 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 17:36 ID:ullEvEtI
>>407
面白イイ!

けど、気功砲の射程距離が気になる。ヤムチャが近づきながら撃たなければ、二発目からは悟飯に届かないんじゃない?

409 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 17:49 ID:GCebXarK
ヤムチャ強いな!

410 名前:急襲のヤムチャ :03/04/11 17:52 ID:/HBue1Te
>>408
そんな気もしたんですが、
近づきながら気功砲撃つ様子を想像すると微妙にカッコ悪いので止めますた。
それにヤムチャも上空に登って行くとなると共倒れの危険もありそうなので。

411 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 18:02 ID:vBgJRGAb
何か他の作品がまったく来なくなったな

412 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 18:56 ID:XjYeKhkw
このヤムチャがいかに無残に死ぬか興味ある

413 名前:t :03/04/11 20:06 ID:2weN8bAI
前ってランキングみたいのあったでしょ?今の連載作品でランクつけるなら
どんな感じになる?ROMの人達!

414 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 20:13 ID:jmuRI9fS
またランキング厨か

415 名前:急襲のヤムチャ :03/04/11 20:17 ID:/HBue1Te
人気投票がなくなったのは荒れるからなわけで。

416 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 20:18 ID:RZ0NJZnQ
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417 名前:ヤムコロ(1/2) :03/04/11 20:51 ID:iuB5hc/e
第1話「ヤムチャとピッコロ」

 ヤムチャは一人山奥で修行をしていた。
「・・・・・・・・・・・・!」
左手を右手の手首に添え上空に向けた掌の一点に気を集める。
「はぁぁぁぁ・・・!」ボッ ヤムチャの掌から球状の気弾が浮かび上がった。
それを両手でコントロールしながら岩盤に叩きつける。ボンッ
「で・できた!!ついに繰気弾の完成だ!!!」
ドンッ!! その時、前方で突然空が光ったかと思うと、物凄いスピードで何かが地面に激突した。
「な、なんだ?」
落ちてきたのは宇宙船だった。全身緑色で頭に触覚が2本ある宇宙人(ピッコロ)が出てくる。
「くそっ!!しつこい野郎だ」 ドンッ!! 続けてもう一機宇宙船が地面に落下した。
今度は地球人に似たタイプのヒゲを生やしたハゲ(ナッパ)。「ぎひひひひ 追い詰めたぜナメック星人」
ニヤッ「追い詰められたのはお前のほうだ」「なにおっ?」
ダンッ ピッコロは大地を蹴ると一瞬で間合いを詰め、ナッパを中空に蹴り飛ばす。
さらに吹っ飛んだナッパを追い越し、肘撃ちで激しく地面に叩き落とす。
「爆力魔波っ!!!!!」上空から巨大なエネルギー波が放たれる。
カッ ナッパは跡形もなく消し飛んだ。ヤムチャも衝撃で吹っ飛んだ。

418 名前:ヤムコロ(2/2) :03/04/11 20:52 ID:iuB5hc/e
スタッ 「おいっ地球人」「ギャ〜!!!右足の小指の骨が折れたぁ!!!死んでしまうっ!!」
「ぎゃあぎゃあ騒ぐな!!殺されたいか!?」 バギィ ドガッ「が・・がはっ!」
「やっとおとなしくなったようだな。次に騒いだら殺すぞ」「ひゃ・・わかりましゅた・・」
「聞け、地球人。さっきのハゲに宇宙船の燃料中枢をやられて、やむなくこの星に不時着するはめになったのだ。
 故障自体は修理すれば直るだろうが肝心の燃料がすべてなくなってしまった」
「そこでだ。この星で燃料を調達しなければならん。燃料はドルコーンという金属だ。」
「ドルコーン?」「この星の言葉でいうと『金』だな。オレの星に帰るためにはこれが最低10キロほど必要だ。」
「ええと・・・その『金』はこの星ではとても貴重なんですよ…」ヤムチャは事情を説明した。
(なんてことだ…こいつの話ではドルコーンを10キロ手に入れるには、
この星の通貨で1000万ゼニ―という大金が必要なようだ。さて どうするか…)少考するピッコロ。
「よし しばらくナメック星には帰れそうにないからな。お前の家に世話になるぞ。案内しろ」
 ヤムチャとピッコロは家へと向かった。
「お前 貯金はいくらある?」「えーと25万ゼニ―くらいですが・・」
「するとあと975万ゼニ―か」「え・・?オレの貯金が計算に入ってるのは気のせいでしょうか・・・?」
「オレの物はオレの物。お前の物もオレの物。」(ひ・・ひでえっ・・・・・・)
そうこうしている内にヤムチャの家へと着いた。
「ちっきたない家だな・・・まあしょうがないこれで我慢してやるか」
そしてヤムチャの家はピッコロに占領され、追い出されたヤムチャは庭の土管で暮らす事となった。

「よーし この土管から4−1にワープだ」ヤムチャは現実逃避を始めていた。


金10キロまで残り9754560ゼニ― ・・・・・・続く

419 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 20:57 ID:4y5Wa9QK
一位 ヤムチャリオン、二位 聖闘士ヤムチャ、三位 ドラゴンボールですが何か?

420 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 21:14 ID:ewK1Njzs
>>418
キャッシュマンですか・・・

>「よーし この土管から4−1にワープだ」ヤムチャは現実逃避を始めていた。

ワラタ


421 名前:t :03/04/11 21:50 ID:Otop1Vza
じゃあどれが楽しみかでいいよ。

422 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 22:31 ID:0uefZzyZ
あんたはどうなんだよ?

423 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 22:34 ID:tQ+5lQYO
作者が自分の作品の評価を知りたがってるだけだから。多分。

424 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 22:44 ID:bY4L0VBK
すこしずつギャグが増えてきたね。
シリアスもいいねえ。

425 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 22:56 ID:tQ+5lQYO
つうか、ROM人姿現すの遅すぎだ!
書き手でない純粋な読み手がいるのかどうかも分からない中で意欲を無くした人達が何人もいて
書き手同士が互いの作品の感想を書かなければ作品以外のレスがつかないほど寂れて
やむちゃんねるが閉鎖して・・・

そもそもやむちゃんねるが閉鎖したとき何とも思わなかったのか。あんたらは。

426 名前:作者の都合により名無しです :03/04/11 23:00 ID:tQ+5lQYO
ちょっと感情的になりすぎてる。ごめん。
当分ROMに徹させてもらいます。

427 名前:ヤムコロ :03/04/12 00:23 ID:2iHj1IhG
初代からROMでしたがスレが寂れているので書いてみました。
全4話予定です。遅筆なのでゆっくりUPしていきます。


428 名前:作者の都合により名無しです :03/04/12 00:43 ID:Y2ynntDf
投票は賛成できないけど、作者なら気持ちはわからないでもない。でもね、投票は上になってもランク外になってもあんま気分よくないんだよ。少なくとも俺は

429 名前:作者の都合により名無しです :03/04/12 10:24 ID:f13JKk8T
>>427
ガンガレ

430 名前:地獄の門番 :03/04/12 12:55 ID:h9Ly46IW
いきなりですが、漏れはプロ野球は横浜ベイスターズファンです。
なんかヤムチャと似たオーラが出ているところが好きなんですよ
(悪い意味で言っているわけではないですw)。


431 名前:地獄の門番・7話 :03/04/12 12:56 ID:h9Ly46IW
「俺は生まれ変わることにするぜ」
ナッパは決意して凛々しい表情を作った。
「そうか。しかし、お前は現世で悪さばかりしてきたからな。殺されたことによって多少
罪が軽減されているとはいえ厳しい、辛い環境の中に生れ落ちることは確実だぞ?」
ヤムチャはナッパの決意が本物かどうか確かめるつもりだ。
「戦闘民族サイヤ人のエリートとして精神もタフに鍛え上げてきたんだぜ、俺は!
ひ弱に生まれ変わろうが動物に生まれ変わろうが必ずのし上がってみせるぜ!!」
「その言葉を聞いて安心したぜ。それと、悟空を見逃してくれてありがとう。
生まれ変わってせいぜい精進するんだな」
「オマエモナー」
ナッパはニヤリと笑ってヤムチャに言い返した。
「フフフ、では、その選択承りました。さぁ、お生きなさい!!!!」
ヤムチャは地獄の門を指差してナッパに向かって叫ぶと、門がゆっくりと開いた。
門の向こう側には青白い光に包まれた空間があった。
「これって地獄の門っていうんだろ?まさか、どんな選択をしても地獄逝きか?」
ナッパは門に入る手前で躊躇して立ち止まり、ヤムチャに聞いた。
「心配はいらん。お前は天国に生ける(行ける)さ」
ヤムチャはナッパの不安を振り払うように落ち着いた口調で言った。
「そうか・・・あばよ!」
「生まれ変わって罪を償えよ!」
こうして、ナッパは天国へと旅立っていった。彼がどのような姿で生まれ変わるのかは
誰も知らない。

<第1部・完>

432 名前:作者の都合により名無しです :03/04/12 13:16 ID:vs9Y4uZ1
あれ。もう終わっちゃうんですか?
第二部あるんですよね。

433 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/12 13:18 ID:vs9Y4uZ1
>>375-378

ヤムチャが仙豆で意識を取り戻した頃――。悟空たちは戦場を荒野へと移し,人造人間との戦いを開始していた。
ヤムチャ「オレはいかねぇぞ!何もすることができずに死にかけたんだからな!」
クリリン「てやんでバロちきょしょう!見損なったぜ!ヤムチャ!オレはいくからな!」
クリリンはヤムチャを罵って飛び出していった。
ヤムチャ「な…何とでもいえ!どーせオレなんか…」
バキッ!座りかけたヤムチャのケツを誰かが思いっきりけ飛ばした!玉にも若干あたってもだえ苦しむヤムチャ。
ヤムチャ「あひぃぃいい!!!」
ブルマ「ってゆーかぁ,さっさとイケっての!このヘタレってかんじぃ」
タバコをすって見下ろしているガングロブルマ。ぺっとつばをヤムチャの頭に吐きかけると,ハイヒールを脱ぎ,それでヤムチャの頭をバキバキ叩き出した。ヤムチャは泣きながら丘を飛び出した。

クリリンを追いかけるコブだらけのヤムチャ。クリリンが前方に見えたその時早くも未来予知がやってきた。
ヤムチャ(げっ!あのガングロブルマ,プーアルを惨殺するのか!あのクソアマ〜!育児ストレスだぁ?気にくわねぇと思ったが最悪だな!
もうNo.971に行くしかないぜッ!こりゃあマジでやばくなってきたぜ)
ヤムチャはいつも通り念じる。頭の中のデジタル表示がNo.971を指し示す……。


434 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/12 13:19 ID:vs9Y4uZ1

No.971―――。

20号を逃がしてしまったピッコロたち。未来から再びやって来たトランクスも合流していったん集合する。
ピッコロ「トランクス!奴らの特長を言え!勘違いはもうごめんだぜ」
トランクス「そ…そうですね。17号は青いタヌキ型…。鈴のついた首輪と腹にポケットを……。18号は同様の型で黄色い女の子タイプ…。後ろ頭にリボンを…服装は…あ…何も着てません。両体とも。」
クリリン「女の子タイプかよ……ん?…裸ァ?ブフッ」
トランクス「はい。裸です。二人ともデカイ頭と短足なんですぐにわかると思います。ってゆーか,見ればすぐにわかります。」
ヤムチャ「何か流されるままについて来てしまったが,人造人間を一目見てからでも逃げるのは遅くないぜ。エッヘッヘ…」
クリリン「エッヘッヘ」
ヤムチャ(あ!予知が来た!こんな忙しいときにもう!…え?……こいつらが人造人間? …ってかつよッ!強すぎ!こいつら!何でもありかよっ!)

No.972世界で流れに任せてヤムチャはしばらく時を過ごした。
人造人間戦で突如再発した精神病によって悟空は戦線離脱を余儀なくされる。家に運ぶのはヤムチャだ。しばらくすると新たな人造人間たちに敗れたクリリンとトランクスが家にやってきた。
飛行艇の中でクリリンから事情を聞くヤムチャ。
クリリン「強いなんてもんじゃないですよ。男の…17号のほうは液体金属でできてて,どんな攻撃うけてもすぐに再生するし,女の18号の方は身体が銃器類に変形するんですよ。
オマケにボディービルダーのような大きな人造人間まで現れちゃって。サングラスなんてしてて凄い恐いんですから」
人造人間との緊迫した戦いが繰り広げられる中,ヤムチャはいつも通り,よりよい世界を見つけるために平行世界への旅を続ける。後戻りできない旅を…。


435 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/12 13:19 ID:vs9Y4uZ1

No.976――。

17号「孫悟空はいるかな?」
カメハウスに3人の人造人間がやってきた。オカッパの少年に,栗色の髪をした女,そしてデブだ。
単身挑むピッコロ。助太刀に行くチャパ王。コントローラーを取りに行くウパ。逃げ出すヤムチャ。
17号とピッコロの一騎打ちが始まった。
パワーは互角だが,17号は魔法を使える。徐々に追いつめられていくピッコロ。そこにセルが急襲。パワーアップしたセルにピッコロも17号も成すすべがない。
ピッコロがやられ,16号は18号に逃げろと言って戦いに乗り出す。
18号「待って!あなただけ残る気!?」
16号「たたかわねぇ豚はただの豚だ」
18号「バカねっ!」
セル「さっさと逃げればいいものを。私と戦うつもりか!」
16号とセルの激闘が始まった。見守る二人だが,17号は18号に逃げるように促す。
17号「18号!ここにいてはいけない!私が時間を稼ぐ!早く!」

続く

436 名前:作者の都合により名無しです :03/04/12 14:29 ID:zkvlReEC
どんどんえらい方向に流れてくなw

437 名前:作者の都合により名無しです :03/04/12 17:39 ID:8m6lUHI6
バキに出演して、範馬勇次郎を倒してください。

438 名前:急襲のヤムチャ :03/04/12 19:48 ID:XD46kQKv
22 クリリン(2)

「ヤムチャさん……」
クリリンが静かに言った。
「おう。どうするクリリン。
 オレは見ての通り疲れきっているし、お前とオレとは兄弟弟子だ。
 できれば戦いたくはないんだが……」
「なんでこんなよわっちいオレなんかが、今度のこの騒ぎの中で今まで生きてこられたと思う?」
クリリンの言葉に、ヤムチャはきょとんとした表情になった。
「どういうことだ?」
「オレが今まで生きてこられたのは、仲間が――悟天とか、今の悟飯とブウとか――が、
 オレのことを死なないように気をつけてきてくれてたからなんだ。
 気円斬がヤムチャさんに奪われてしまったら、戦況が左右されかねないから、って」
ヤムチャは、黙ってクリリンの話を聞いていた。
「ピッコロが言っていた。気円斬は上手く使えば、悟空だろうと一撃で倒せてしまう技だって。
 だからあんたに渡ると危険すぎるって。
 でも、オレは気付いたんだ。それってつまり――」
クリリンは、右手に気を集中した。
「気円斬を上手く使えば、オレでもあんたを――」
右手を上にかざし、気を薄い円盤状にして回転させる。
「倒せるって、ことだッ!」

439 名前:急襲のヤムチャ :03/04/12 19:48 ID:XD46kQKv
クリリンの放った気円斬は、まっすぐヤムチャの首筋に向かって飛んでいた。
ヤムチャは疲れていたせいか、ほとんど棒立ちの状態だ。避けられそうにはない。
そして気円斬は、絶対に防御する事は出来ない。
勝ったとクリリンが確信した瞬間、ヤムチャは残念そうに首を振った。
「クリリン、残念だ。戦いのレベルは、もうお前よりはるか上に来てしまっている」
ヤムチャはクリリンの正面へ向き直り、
気円斬の円盤を、シンバルでも叩くように両手で上下から挟み込んだ。
回転の摩擦で手から煙が立ち昇るが、ヤムチャは力を緩めなかった。
そして気円斬は、ヤムチャの両手の突起に吸収され、小さくしぼんで消えてしまった。
「クリリン、残念だ。お前を殺さなければならないなんて」
ヤムチャの姿が、クリリンの視界から消えた。
そして一瞬の後、後ろからのヤムチャの手刀でクリリンは気を失った。

現在のヤムチャ 戦闘力:355,300,100(界王拳5倍で1,776,500,500)
続く

440 名前:作者の都合により名無しです :03/04/12 20:13 ID:vs9Y4uZ1
乙です。
なんかクリリンの章、やたら短いな・・・w

441 名前:ヤムチャ :03/04/12 20:16 ID:TWQ/Jw+f
元気玉は操気弾のパクリ

442 名前:ヤムチャッカ :03/04/12 21:02 ID:SyBA9z60
<超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 第13話>
やっと現世へとたどりついたヤムチャ。思いがけない父親との再会・・そして死。仲間達の死。
ヤムチャには天下一武道会で神様に股間を痛められた時並の怒りがこみ上げていた。
だが、自分一人ではベジータには勝てないことを自身でわかっていた。それは悟空も一緒である。
二人はそのままの体制でひそかに作戦を立て始めた。
ヤムチャ「悟空・・・あいつは予想以上の力を持っている・・俺達が力を合わせないと勝てないかも
しれん・・・そこでだ・・・」
ヤムチャは悟空に作戦を伝えた。
悟空「なるほど・・・おめえがあの時のオラの役をやろうってのか。それしかねえみたいだな・・・」
ヤムチャ「ああ、お前に任せるぜ・・・」


443 名前:作者の都合により名無しです :03/04/12 21:02 ID:SyBA9z60
まよいが吹っ切れたような表情をし、二人はベジータをにらみ付けた。くすくすと笑い出すベジータ。
ベジータ「作戦は決まったか?わざと待ってやったんだ・・楽しませてくれよ・・・」
あたりの空気を察知してか、クリリン、悟飯達はその場を離れ始めた。みんなの死体はそれぞれ
二人に抱えられて行った。「アキラ」の姿はすでになかった。いつものかわいい顔をしたプーアルが
ヤムチャをこう激励した。
「ヤムチャ様!死なないで!頑張ってください!」
去っていくプーアルを横目で見ながらヤムチャは左手をかかげた。彼らの姿が見えなくなったのを確認
すると、ヤムチャは気を練り始めた。ヤムチャの体から無数の気弾が生み出された。ひとつひとつが
サッカーボールほどの気弾が10・・いや、約15個。その気弾達はヤムチャを取り囲むように
陣形を整え始めた。相変わらず余裕の表情のベジータ。その表情を見たヤムチャが行動に出た。
ヤムチャ「ゆけっ!操気弾!」
その言葉がかかると同時に操気弾たちはベジータに向かって飛んでいった。迫り来る操気弾にも
まったく同じないベジータ。寸前でかわすとそこにヤムチャの姿はなかった。背後からは軌道を変えた
操気弾達が迫ってくる。ベジータはやむなく上空へ退避し、様子を伺うことにした。それを見透かした
ようにヤムチャがさらに上から迫っていた。
ベジータ「なにっ!いつのまに!」
ヤムチャ「うかつだったな!狼牙・風風拳!」
そう・・界王の娘との特訓で編み出したヤムチャの新操気弾である。両手が自由となったヤムチャは
脳波のみで操気弾を操作した。しかも、より正確に、より、速く。



444 名前:ヤムチャッカ :03/04/12 21:03 ID:SyBA9z60
ヤムチャの新型操気弾によって出端をくじかれたベジータ。狼牙風風拳の拳がベジータにつきささって
いった。地面に叩きつけられるもすぐに体制を立て直す。だがそこに待っていたのは操気弾の群れ
だった。網目のようにおそいかかる操気弾にベジータは逃げ場を失い、すべての直撃を受けた。
上空のヤムチャの元へと帰っていく操気弾達。ベジータの表情の変化は明らかだった。
ヤムチャ「もう一度だ!ゆけっ!操気弾!」
同じようにベジータへと迫る操気弾。ベジータは一瞬笑みを見せた。ヤムチャは背筋に凍るような
感覚を感じた。後ろを向くヤムチャ。
ベジータ「小細工が得意なようだがそんなものじゃオレは倒せんぞ!」
ヤムチャの背後に手刀をあびせるベジータ。体のよろけたヤムチャにベジータが突進した。
ヤムチャ「・・・・・・・!!!」
ベジータの拳は何か分厚い感触を覚えた。ヤムチャの体を守るようにそこには操気弾の集団が浮かんでいる。
ベジータはさらに攻撃を繰り返すも操気弾のガードをぶちやぶれない。エネルギー波までも弾かれた
彼はいったん距離をとった。
ヤムチャ「このガードはそう簡単にはやぶれねえぜ・・操気弾にパンチ力がないなんざ百も承知なんだよ」
ベジータ「貴様・・・攻撃が終ってもその球を出したままにしておいたのは・・・」
ヤムチャ「そう・・・この操気弾の役目は完全なオレのサポートだ。これによってオレは安心して
攻撃に専念できる。まあまだ不完全だがな・・お前にもさっき一撃くらっちまったし。だがそのための
対策も考えてある・・・」
そう言うヤムチャの背中の傷に操気弾がへばりついた。そして背中が発光し、傷口がふさがって行った。
ベジータ「う・・・うう・・・」
ヤムチャ「そういうことだ・・・こいつはこんなことにも使える・・・攻防一体の技なのよ」
ベジータ「そんなもの・・・オレ様のパワーに勝てるわけがない!」
プライドを傷つけたのかベジータがものすごい勢いでヤムチャに攻撃していく。だが、すべて操気弾
によって弾かれる。かといってヤムチャも決定的なダメージを与えるにはいたっていない。戦いは
膠着状態に陥ると思われた。二人の片隅でもう一人の戦士が赤いオーラを発していた・・・

445 名前:作者の都合により名無しです :03/04/12 21:03 ID:F24H/4uP
元気玉は操気弾とはコンセプトからして違うわけだが。

446 名前:ヤムチャッカ :03/04/12 21:03 ID:SyBA9z60
「界  王  拳・・・・・2倍・・・3倍・・・」
死闘を繰り広げる二人のわきで、孫悟空は界王拳の気を高めていた。界王さまに2倍までの界王拳の
使用を許されている悟空。だがその界王拳はすでに4倍にまで達していた。
ヤムチャ(悟空・・・そろそろだな・・・)
界王拳を発動した悟空の姿を横目で見ながらヤムチャは操気弾をいったん手元に戻した。
ヤムチャ「操気弾!」
操気弾達がフォーメーションを変え、ベジータに向かっていった。先ほどと同じようにかわすベジータ。
そこにはヤムチャが迫っており打撃戦へと突入した。押されるヤムチャだったが一つの操気弾を呼び戻し
ベジータの頭部に命中させる。気をとられ、一瞬のスキの出来たベジータに蹴りをくらわせ吹き飛ばす
ヤムチャ。ベジータの周りには操気弾が群れている。
ベジータ「お・・・おのれ!」
ヤムチャ「確保!」
その言葉が放たれた瞬間、操気弾達がベジータにへばりつき、動きを封じた。
ヤムチャ「操気弾を甘く見たな・・・短い時間だがこういうこともできるんだぜ・・・」
そう言うとヤムチャは動けないベジータを蹴り飛ばし、地面に叩きつけた。
「か・・・・め・・・は・・・め・・・・」
ヤムチャ「いまだ!悟空!」
かろうじて首だけを動かせたベジータが悟空の方向を向くと、赤い炎のような気に包まれた悟空が
技を出そうとしていた。
ベジータ「カ・・・カカロット・・・貴様・・今までのは全部このために・・・!!」
ヤムチャ「そういうことだ。一撃の破壊力は界王拳を使った悟空のほうが上回るからな。だが悟空も
長くは使っていられない。一撃にかけるためにオレが時間をかせいでいたのさ・・・俺もあの技を
使うわけにはいかないからな・・・」
あせるベジータに悟空のかめはめ波が放たれた。界王拳4倍のかめはめ波が・・・
悟空「波あああああ!!!!!」
悟空の放ったかめはめ波は今までの比ではなく、ベジータを巻き込んで大爆発を起こした。<つづく>



447 名前:作者の都合により名無しです :03/04/12 21:04 ID:F24H/4uP
割り込んでしまった・・・スマソ

448 名前:ヤムチャッカ :03/04/12 21:07 ID:SyBA9z60
>>急襲のヤムチャさん
毎日ごくろうさまです。ふと思ったんだが「急襲」のヤムチャていうタイトルは
今のヤムチャの能力の「吸収」とかけてるんですか?
間違ってたらすんません。

449 名前:作者の都合により名無しです :03/04/12 21:10 ID:F24H/4uP
>ヤムチャッカさん

いいですね。ヤムチャがカッコイイ。
操気弾の使い方も斬新でグッドです。


450 名前:作者の都合により名無しです :03/04/12 21:13 ID:vs9Y4uZ1
>>448
なるほど!

復讐→逆襲→急襲
つぎは悪臭のヤムチャきぼn


嘘です。すいません。
ちなみに僕は復讐のヤムチャがお気に入り

451 名前:作者の都合により名無しです :03/04/12 22:00 ID:2iHj1IhG
地獄の門番の元ネタってなんですか?全然わからなかったんですが

452 名前:作者の都合により名無しです :03/04/12 23:29 ID:UPI5CYjl
>>451
スカイハイって漫画。ヤングジャンプだっけ?
前にドラマでやってたね。

453 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/13 00:32 ID:iUDleh7E
なーんか、オタくさくなってきたんでうpがためらわれる。
だから、少し飛ばします。
完全版はてめぇのサイトにでもうpしておきます。

454 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/13 00:36 ID:iUDleh7E

No.981――――。
ついにセルゲームが開催された。会場へ向かう地球の戦士達。
敵は何故かヤムチャそっくりの究極の人造人間ヤムチャ・セルであった。ヤムチャは新たな世界に移行すると,その世界での過去の記憶が断片的に流れ込む。
ヤムチャ(ほう。この世界のオレは意外に活躍してるじゃないか。この世界は案外いい世界かもしれないな?)
ヤムセルゲームはまず悟空が名乗りをあげ,ヤムチャ・セルと戦う。悟空は必死だがヤムチャ・セルは余裕の表情だ。
自分の分身が凄い強さであることに心を奪われていたヤムチャだが,そこに未来予知が送られてきた。
ヤムチャ(おぉ!オレが奴と同化し,凄まじいパワーを得るな!ブウ戦でも活躍しまくるぜ!あれ…え…ダメだ。最後にはなぜか神龍と一体になって消えてしまう…。
プーアルにも寂しい思いをさせてしまうようだ…。こんなに強いオレという『設定』はレアなのに!諦めるしかないか…)
7年の平和なときを経て,時代はブウ編に突入する。

No.994――。
ヤムチャがブウ編のほとんどを過ごした世界だ。この世界は悟空が心臓病で死んだにも関わらず,悟空なしでブウ編まで生き延びたレアな世界だった。
ブウ編では会ったことがない父・悟空に憧れる悟天を中心に運命はまわっていた。
トランクスをベジータが監禁したり,悟天とトランクスはマーロンを巻き込んで魔界に行ったりとまぁいろいろあったのだが,上からもわかるとおりヤムチャは全く物語に関わらなかったのでそれはまた別のお話。
けれどもこれは別の物語、いつかまた、別の時に話すことにしよう


455 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/13 00:37 ID:iUDleh7E

No.998――。

あれから何年たったのだろう…。
ヤムチャが重い病にかかってもう長い。腕も脚もやせほそり髪も歯も抜け落ち,自慢であった甘いマスクは見る影もない。足腰も弱くなり,ほとんど寝たきりだ。
悟空たちやブルマも見舞いにこなくなって久しい。
砂漠のアジトからは今日も同じ風景が見えている。若い頃に住み始めたときと同じ風景だ。
あの頃から何もかも変わってしまった。変わらないものといえば…この風景と…そして傍らにいるプーアルだけだった。
ブウ戦終了後からヤムチャはこのNo.998世界に留まり続けていたが,何十年も予知はやってこなかった。
そして,運命の日がやってきた…。
(いよいよお迎えがくるかな…。やれやれオレの人生は何だったんだろうな。本来知りうるはずの運命に惑わされ…。まぁいい。もう何も言うまい。
最愛のプーアルに看取られて逝くことができる…それだけで十分ではないか…。)
珍しく砂漠に嵐がやってきた日の夜だった。今日は一段と体調が悪い。大好きなプーアルとお別れも近い…ヤムチャはそう悟っていた。
だが…この世界の結末は非情だった。プーアルの心はヤムチャへの復讐心で満ちていたのだ。そう。会ったときからずっと。
プーアルは語った。ヤムチャが昔,自分の親を殺したのを知っていたことを。そしてこれまでヤムチャが不幸になるように企んでいたことを。

「ヤムチャさま…。ボクはこれまでヤムチャさまに仕えてこれたことを本当に感謝しています。だって…家族のカタキがこうして…こうして…何もかも失っておちぶれていくのを見てこれたのですから。
…そして…最後に最愛の者に裏切られて,悲しみのうちに朽ちていくのを眺めることができるのですから…!」
こんな最悪の世界で幕を閉じてしまうのか,オレの人生は…と絶望のうちにいたヤムチャだったが…
ヤムチャ(最後の賭けだ!No.999に行こう…もうどんな世界でもいい…この世界から抜け出したい……!)
精神を奮い起こし,意識を集中する。頭の中の数字が切り替わる。この世界を去るときに最後に見たのはプーアルの邪悪な笑みだった。その笑みは光の渦に溶け込むように消えていった。


456 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/13 00:38 ID:iUDleh7E

No.999――――。

「ご主人様…ご主人様…」

耳元で声がする。ヤムチャが目を開けると,若い女性がヤムチャの顔をのぞきこんできた。
「日が陰ってきましたので,お部屋へ戻りましょう」
片田舎に建てられたおしゃれな別荘。療養のため,半年ほどここで過ごしている。日光浴をしていたがいつの間にか寝てしまったようだ。
ヤムチャは,盗賊をやめてから持ち前の武芸を生かし,天下一武道会で優勝。しばらくは道場を開いていたが,何かのキッカケでアクション俳優として採用され,一躍時の人となった。
それからはその時の金を元手に会社を起こし,そこそこの成功をおさめてきた。
ヤムチャ(この世界は悟空が地球にやってこず,悟空がいない歴史が展開されたようだ。オレはもともとプーアルと出会うことなく,比較的順調な人生を送ってきたようだ)
未来予知は数週間たってもやってこなかった。だが,ヤムチャは余命もあとわずかだろうということを悟っていた。死は恐れていない(死後の世界を知っているから当たり前だが)。
しかし,ヤムチャの心にはもやもやしたものがあった。何かこう,映画の中の登場人物にでも憧れるような,そんな渇望がわき起こっていた。
そんな欲求不満な日々が数ヶ月続いた。
ヤムチャ(こんな恵まれた人生なのに,何か普通に人間の社会に埋もれて,流されてきたような感じだ。他の誰かでも歩めるというような人生だった。
この世界ではプーアルは今,何をしているんだろう。どんな人と巡り会ってどんな生活を送ってきたんだろうか。ブルマは…クリリンは…悟空は…。
ないものねだりってことはよくわかってる…。だけど……)
喉元過ぎればとはよく言ったもので,今まで見てきた最悪の世界での,ドラゴンボールに関わる人生を送ってきた自分が羨ましく思えてきた。


457 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/13 00:39 ID:iUDleh7E

ヤムチャ(イチかバチか,No.000に行ってみようか。行けないかもしれない,行けなかったら行けないでいい。だが,もし行けるのなら,死ぬ前にプーアルの顔を一目……)
頭の中にNo.999という数字が浮かんでいる。
ヤムチャ(ダメか……。やはり…動かないのか……)
急に胸が苦しくなってうめき始めるヤムチャ。
ヤムチャ(いかん!発作だ!……くっ…結局だめか……)
ヤムチャは,薄れゆく意識の中で数字がNo.000に進んだような気がした。

ヤムチャ「はっ……」

ヤムチャは目を覚ます。あたりを見回すと若い頃に住んでいた砂漠のアジトの部屋。まだ混乱しているようだ。頭がふらふらしている。
プーアルがやってくる。
プーアル「気がついたんですね!ヤムチャさま!」
ヤムチャ「オレは一体…」
プーアル「あの魚人さんから未来を知ることのできる技を伝授してもらって…」
ヤムチャ「そ…そうだったな。」
プーアル「ずいぶんうなされてましたけど,悪い夢でも見たんですか?」
ヤムチャ「わからん…ずいぶん長い夢だったみたいだが…よく思い出せないな。まぁいい。
さぁて,今日はカモは通るかな。よく見張っておけ!プーアル!」


458 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/13 00:39 ID:iUDleh7E
〜エピローグ〜

数十年後――。
 悟空がウーブとともに旅立ってからすでに2年が経っていた。悟空が久々に帰ってきて,ブルマの家でパーティーが開かれた。
昔の話に花が咲いた。
ウーロン「ヤムチャさんも不運だったよなぁ。天下一武道会じゃ相手が悪くてさぁ」
クリリン「おまけにベジータと戦ったときには栽培マンにやられちゃうし。あんとき,あまりにもあっさりしすぎてて『え…』としか思えなかったもん。
今だから言えることだけどさ。ごめんヤムチャさん。」
ベジータ「……プッ……ぷあ〜〜あはっはっは」
ブルマ「なに思いだし笑いしてんのよ!極悪非道だったくせに!」
悟空「そういや人造人間ンときにまっさきにやられたのもヤムチャだったな。まぁ運がなかっただけさ」
ヤムチャ「…ん。あ。いや。オレは別にこんなんでいいかなぁって思ってるんだ。負け続けでヘタレなオレだけどさ。
……なんかよく言えないけど,そんな気がするんだ……。こんな世界でよかったって…。」
クリリン「こんな世界…か。いろんな平行世界があるのかなぁ?例えば,オレが背が高くてかっこよかったりさ,ベジータなんか童話に出てくる王子様みたいでさ……」
ベジータ「そんな世界があるか!」
アハハハハ…………笑い声が飛び交う中,ヤムチャは思っていた。
(もし別の世界があったとしても,この世界にいることをオレは誇りに思おう。感謝もしている。たとえ,どんな未来がこようとも……。)

終わり


459 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 00:42 ID:TOqDCYQ3
>>453
てめえのサイトってどこよ?

460 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/13 01:10 ID:iUDleh7E
ここにつくりますた。
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/

461 名前:千夜一ヤムチャ物語 :03/04/13 01:15 ID:iUDleh7E
っつーか、グラヤム作者さんも、小説飲茶管理人さんも
全く来なくなっちゃったね。まぁ仕方ねぇか・・。

このペースで行くと650くらいで500kBになるけど、
前あったようにドラゴンボール全体の小説ってことでで進めて行くの?
ロムの人の意見も聞きたいんだが…。

462 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 01:33 ID:eRc65Lod
>>461
来なくなったのは私事が立て込んでたからでございます。

小説飲茶管理人より。

463 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 01:34 ID:iUDleh7E
おかえりなさいませ!

464 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 02:46 ID:LMNEPq7L
>>461
仕方ないとは?

465 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 02:49 ID:iUDleh7E
いや・・・忙しくなっちゃって・・・ってこと。

466 名前:さかなin地球(1/5) :03/04/13 03:05 ID:eRc65Lod
斉天大聖・孫悟空って聞いたことあるかい。
サルの妖怪のことだ。

無論、本当にこんな名前じゃない。いや、正確に言うとこんな称号じゃない。
彼に斉天大聖を名乗る資格なんかあるはずない。
斉天大聖っていうのは、徳の高い聖人にのみ許される称号だからね。
だから、あんな暴れ者に許されていいものじゃないんだ。

さて、みんなは知らないだろうけど、僕らの周りにも
斉天大聖を自称する乱暴者がいた。そいつの名前は孫悟空。
あのサルと同じ名前だ。

『西遊記』を読んですっかりその気になった、あの馬鹿は
同じ名前だったっていう理由から、斉天大聖を自称しだしたんだ。
身の程を知らないっていうのはこのことをいうんだと思う。

だってね、あいつは本当にどうしようもない暴れ者だから。

467 名前:さかなin地球(2/5) :03/04/13 03:06 ID:eRc65Lod
紹介が遅れたけど、僕の名前はアーユ。魚、鮎族の一匹だ。
ここは人里はなれた山の中の川。上流の川にしちゃ結構大きいほうだ。
それに、僕ら鮎族にとっては住み心地のよい川でもある。
いや、あった。という方が正確かな。

どういうわけか、この川には僕らの天敵になる山椒魚が一匹もいないんだ。
昔はいたらしいけど、人間の少年が近くに住み始めてから山椒魚は一匹もいなくなったんだって。
ちょっと、うれしい。

でも、そんな気持ちを吹き飛ばしてしまったのが、あの暴れん坊『孫悟空』だ。
魚のくせにサルの名前を持つ奇妙なやつ。
それに、この川には珍しい巨体を持っている一匹でもある。
僕は山椒魚っていうのを見たことがないけど、きっとあいつなら一口でそれを食べてしまうだろう。
それぐらいに大きいんだ。人間の尺度はよく知らないけど、多分・・・2Mぐらいあるんじゃないかな。
でね、あの魚『孫悟空』ってやつがどんな乱暴ものかっていうと。。。
それはね、あいつは僕らを食べる化け物なんだ。

え? 魚が魚を食べるのは当たり前だって?
じゃぁ、君らが僕と同じ立場だったらどうだい。
自分たちを食べる化け物を当たり前のものって思えるかい?
2Mはあろうという巨体に、僕らの仲間がどんどん吸い込まれていくんだよ。
やつが口をあけたら、まるで栓を抜いた風呂みたいに、水が飲み込まれていくんだ。
そして、僕らの仲間もね。
いったい何匹、やつに食われたかわかったものじゃない。
それにね、あいつはしょっちゅう仲間を食べるんだ。信じられないよ、乱暴者め。

468 名前:さかなin地球(3/5) :03/04/13 03:07 ID:eRc65Lod
『孫悟空』がやってきたのは、実はつい最近だ。
山椒魚がいなくなり、天敵がいない幸せを噛みしめていた僕たちに、突然現れた恐怖。
それは一ヶ月前のことだったんだ。

やつは来るなり、僕の仲間たちを6匹も平らげた。突然のことだった。
あの時はみんな尻尾を巻いて逃げたさ。いや、魚だから尾ひれか。

やつが来て以来、僕らに平安が訪れたことはない。
いつも、食べられることを心配しながら暮らしている。
そりゃ、天敵のいる魚なら当然のことだと思う。
   けど、やっぱり辛い。
この気持ち。。人間にはわからないかな・・・


ある日、僕の結婚式があった日だ。
本来なら、祝福すべき日。でも・・・こんな日はどうしたって魚が集まる。
僕らを祝ってくれるのは嬉しいけど、集まると『孫悟空』がやってくる。
そして、たくさんの仲間が死んでしまう。
僕らにどうしろというのだろう。

469 名前:さかなin地球(4/5) :03/04/13 03:07 ID:eRc65Lod
結婚式が始まった。人間の式とは少し違うかもしれないけど、
でも、みんな喜びに満ちた顔をして祝ってくれる。
僕はそんなみんなを見るのが嬉しい。
でも・・・・

恐れていたことが起こった。やつが来た。
僕らを食べるためにやつが来た。
人間はこう言うかもしれない。『孫悟空』だって生きるために僕ら鮎族を食すのだと。
でも、じゃぁ僕らはどうしたらいい。
やつに食われるために生きてきたわけじゃない。
  僕らの生は僕らのためにある。

僕らはやつの襲来により、くもの巣を散らすようにバラバラになり逃げ出した。
必死だった。やつに食われたらおしまいだ。そう思うと、いつも以上に速く泳ぐことができた。

でも・・・・不幸は僕を許してはくれなかったらしい。
必死で逃げたはずなのに、改心の泳ぎだったはずなのに、やつは僕の後ろにぴたりとくっついてきた。
  死んだ。
そう思った。

470 名前:さかなin地球(5/5) :03/04/13 03:08 ID:eRc65Lod
僕があきらめかけたそのとき、やつの視線がこっちからずれた。
「しめたぞ、サルか山猫か」
何を言ってるんだ? 突然、妙なことをやつが叫んだので、僕は不思議に思った。
僕がふと上を見上げると、尻尾だ。
奴の言う通りらしい。僕らの体は山猫に比べても小さい。
奴にとって、サルか山猫のほうがご馳走なんだろう。
僕は助かったことを確信した。
そして、奴が尻尾に突進していった。

次の瞬間。僕は信じられないものを目撃した。奴が、『孫悟空』が死んだ。
尻尾に見えたのは人間。
そうか、人間が釣りをしていたんだ。
僕らの仲間も時々やられるつり。それが僕を助けてくれたんだ。
『孫悟空』はその後、その人間の少年に連れ去られていった。
おそらく食べられたんだろう。
僕は助かったんだ。

これで、僕らの住む世界に平和がやってきた。『孫悟空』がいなくなったおかげでね。
え? 孫悟空ならまだいるって?
あの少年の名前がそうだって言うのかい?
そんなハズないだろう。だって、彼は僕らを助けてくれた人だよ。
あれこそ、本当の斉天大聖だよ。

471 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 03:17 ID:eRc65Lod
エピソードに具体性がないため、
『ゲロ』よりわかりづらい話になってしまった。
『ゲロ』の場合、血液型の話にしても、スキーの話にしても
ある程度、俺の知っているところから話すことができた。
もちろん、人工抗体云々の話は全くのフィクションだけど。
それでも、抗体っていうものが存在しないわけでもないし、
通常よく言われる程度の血液型、つまりABO分類、RH分類の血液型は
作中にかいたとおり糖鎖で構成されていることも事実。(ほかにはたんぱく質がある)
その意味では、エピソードに具体性が『ゲロ』の場合はありました。
今回の作品の場合、俺の人生経験が足りないためか、それとも単なる力不足か
なんにしても、具体性の強いエピソードが一つもかけませんでした。残念です。
でも、まぁ一つだけ、あの作品よりましになったのがありまして(自分で思うには)
それは文体の統一性って奴なんですよね。『ゲロ』では主人公が読者の存在を知っていたのか?
っていうところで大きな疑問を感じてしまいます。っていうか、統一されてません。
これはイカンということで、今回の作品ではせめて、その点だけは・・・と思い改善しました。

  つーことで、バイチャ

472 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 03:31 ID:eRc65Lod
しばらく見ない間に、作品が増えたような。。と思ったのですが、
みんな知ってる作品でしたね。
病的さんの作品は終了ですか・・・実はすいません、読んでませんでした。
っていうことで、今度読ませてもらいます。いや、今だけなんですけど、忙しくて。
いつもは暇なんだが・・・

小説飲茶のことですが、しばらく更新ができそうにありません。
みなさんの作品もたくさん出ているので、すばやく更新したいのですが
なかなか忙しくて、簡単にできないのが実情です。

それから、次スレ案ですが、希望するタイトルは特にありません。
皆さんで決めてください。それと、板は懐板を希望します。

473 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 03:46 ID:iUDleh7E
>472
おもしろかったっす。でも「ゲロ」の方が個人的に好きかな。
いやしかし、ひねたサイドストーリーいいですね、はまりそう。
前にネタふりされたときにパオズばぁちゃんで逝こうかと思ってたけど。

あと、前に病的宛てに書いていただいた批評文を自分のサイトに
うpしたいんですけどいいでしょうか。

俺も懐板希望です。

474 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 03:54 ID:eRc65Lod
>>473
パオズばぁちゃん希望。
ちなみに、いつになるかは分かりませんが
さかなinナメック星、も考えております。
分からない人は、ドドリアに追われているクリリンの気持ちになって考えてください。

475 名前:さいりょ :03/04/13 09:58 ID:FCwLvGES
>千夜一ヤムチャ物語
乙。感動シマスタ。やっぱ、最後は000に戻ったんですね。
次回作期待age

小説も増えてきたし、やろうと思えば、もう一スレくらいヤムチャで使い切れそうじゃない?まあ、それでも寂れてるのは確かだけど…。

476 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 11:04 ID:5Qz9bhh9
最近さいりょさん来ないからてっきり見捨てられたのかとおもたよ

477 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 16:02 ID:ocXzGEez
カプセルコーポレーションに集うヤムチャ軍団。なんかいろいろあって疲れたんで
今日はとまることにした。夜中、ラディッツがトイレに起きた。
「うわっ!便器の中に髪の毛が入っちまって出来ねえよ」
「・・・手伝ってやろうか?」
「ああ・・・頼む・・・お、お前は!?」
カプセルコーポのトイレが大爆発を起こし、爆音でヤムチャ達が目を覚ました。
現地には上は戦闘服、下はフルチンというラディッツの死体。
「だ・・誰がこんなことを・・・」
仲間の死にガクガクブルブルのヤムチャの耳にどこかで聞いたような声が。
「よう・・・お前には借りがあったな・・・・」
「お・・お前は・・・ナッパ!?」
ヤムチャ達の上空には皮ジャンにサングラスという身なりのナッパの姿が。
「地獄から舞い戻って来たぜ。Iam be Backだ!!」
(I 'll be Backだろバカヤロウ・・・)
栽培マン1号がぼやいた。ナッパは口をカパッと空けてΧ光線を発射した。
「あぶない!逃げろ!」われ先に逃げるヤムチャ。逃げた先にはブリーフ博士の自慰の姿が。
「ヤムチャ君か・・・ふう、近頃まったく元気がなくてな・・・」
「お義父さん!そんなことをしてる場合じゃ!」といいつつもズボンを脱ぎだすヤムチャ。
そこにはブルマのシャワーシーンが。「ひ・・久々ですよ!お義父さん!」
だが、ナッパのΧ光線がバスルームを直撃し、ブルマは吹き飛ばされてしまった。
「ブルマー!!」全裸で走り出すヤムチャ。「ヤ・・・ヤムチャ・・」
ブルマは息絶えた。怒りのこみ上げるヤムチャ。全裸の男が上空のハゲに向かって行った。
<つづく>


478 名前:全宇宙最後の希望 :03/04/13 16:03 ID:ocXzGEez
カプセルコーポレーションに集うヤムチャ軍団。なんかいろいろあって疲れたんで
今日はとまることにした。夜中、ラディッツがトイレに起きた。
「うわっ!便器の中に髪の毛が入っちまって出来ねえよ」
「・・・手伝ってやろうか?」
「ああ・・・頼む・・・お、お前は!?」
カプセルコーポのトイレが大爆発を起こし、爆音でヤムチャ達が目を覚ました。
現地には上は戦闘服、下はフルチンというラディッツの死体。
「だ・・誰がこんなことを・・・」
仲間の死にガクガクブルブルのヤムチャの耳にどこかで聞いたような声が。
「よう・・・お前には借りがあったな・・・・」
「お・・お前は・・・ナッパ!?」
ヤムチャ達の上空には皮ジャンにサングラスという身なりのナッパの姿が。
「地獄から舞い戻って来たぜ。Iam be Backだ!!」
(I 'll be Backだろバカヤロウ・・・)
栽培マン1号がぼやいた。ナッパは口をカパッと空けてΧ光線を発射した。
「あぶない!逃げろ!」われ先に逃げるヤムチャ。逃げた先にはブリーフ博士の自慰の姿が。
「ヤムチャ君か・・・ふう、近頃まったく元気がなくてな・・・」
「お義父さん!そんなことをしてる場合じゃ!」といいつつもズボンを脱ぎだすヤムチャ。
そこにはブルマのシャワーシーンが。「ひ・・久々ですよ!お義父さん!」
だが、ナッパのΧ光線がバスルームを直撃し、ブルマは吹き飛ばされてしまった。
「ブルマー!!」全裸で走り出すヤムチャ。「ヤ・・・ヤムチャ・・」
ブルマは息絶えた。怒りのこみ上げるヤムチャ。全裸の男が上空のハゲに向かって行った。<つづく>


479 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 16:04 ID:ocXzGEez
>>477
すんません

480 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 16:31 ID:2W6YOcDB
アゲ

481 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 17:32 ID:jedOfg06
>>478
>なんかいろいろあって疲れたんで今日はとまることにした
ちと、無理な展開か…そんな余裕あるわけないと思うんだが…
>便器の中に髪の毛が入っちまって
これ、普通にうけちまった…はふぅ
ラディッツを殺してしまったのには賛否両論ありそう…
1回ほどの復活でナッパがセルジュニア達の前に姿を表せれるほど強くなってるか疑問。
お馬鹿なターミネーター風ナッパはちと画像で見てみたい気が(ぉ
>お義父さん
違う作品の設定まじったー!?
ブルマの生死も気になるな
この次書く人凄く大変そう、どうやって収拾つけてくんだろ?
いままで…いや最初からすでに大変だったが

482 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 18:37 ID:iS76UqRm
>プーアルの中身

読んでみたけど単純にヤムチャが活躍してて素直に楽しめた。
文章レベルも低すぎないし。

他にこういうのないものか?

483 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 18:48 ID:+cECwRze
>>482
いっぱいあるよ。今連載中の中にも、昔のにも。

484 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 20:19 ID:3iLuys2f
最後の希望は夢だったことにすればオケー。

485 名前:さいりょ :03/04/13 20:37 ID:7cCf0snb
>>476
いや、実はちょくちょく名無しでレスってましたw

486 名前:ヤムコロ :03/04/13 21:07 ID:oyE5qyYj
第2話「ヤムチャとピッコロとチャパ王」

 地球に来てから一週間ほど経っただろうか。
ピッコロはいつものように、ノルマ回収の為、土管の前に来ていた。
「おい、今日のノルマ20万ゼニーを出せ」
しかし、土管にいたのは、ヤムチャではなく、アラビア系のヒゲオヤジだった。
「なっ!?誰だお前は!!!?」
「ふっふっふっ・・・そんなに知りたいなら冥土の土産に教えてやろう」
「俺は!!!」バッバッバババッ「世界」「一の」「悪人!!!」
「チャパ王!!!!」バーン
(´,_ゝ`)プッ ピッコロは吹き出した。
「!!! き・きさま・・いま笑ったな・・・」「初めてだぜ・・俺を、ここまでコケにした野郎は・・・」
くわっ「許さんぞ…ムシケラめ!!!じわじわとなぶり殺しにしてくれるわ!!!!!」
「チャパ王拳……八十八倍!!!!」チャパ王の身体が変化していく。
数倍に膨れ上がった筋肉。真っ赤に血走った目、浮き上がった血管。いっそう凶悪になった顔。
(!!?)ピッコロの顔から笑みが消えた。
「へっへっへっ……覚悟しろよ…こうなってしまっては、前ほどやさしくはないぞ…」
「ばっ!!!」激しい爆風・・・巻き上がった煙が視界を覆う。
その煙をぬって、チャパ王がピッコロの懐に飛び込む。
「八十八頭拳!!!」頭が八十八個に見えるほどの、凄まじい頭突きのラッシュ。
「ぐっ…!!」ピッコロはガードするのが精一杯だった。
「ちいっ」空に逃れるピッコロ。「バカめ!!上空に逃れるとは」
「茶波!!!」チャパ王は気功波でピッコロを打ち落とした。
「トドメだぁーーっ!!!八十八手拳!!!」

487 名前:ヤムコロ(2/2) :03/04/13 21:08 ID:oyE5qyYj
・・・・しかし、チャパ王の拳は空を切った。「バカな・・・残像・・!?」
ピッコロは残像を残して、一瞬でチャパ王の後ろに回りこんでいた。
そのままオーバーヘッドキックで岩山へ叩きつける。ドゴーン!! ガラガラ・・・
たった一撃でチャパ王は死にかけていた。
「少々、お前をなめすぎていたようだな。確かに、お前はこの世界では一番強いかもしれん…」
「だがな、広い宇宙の前では、しょせん井の中の蛙にすぎんのだ……」
「くっ…俺の負けだ……命だけは助けてくれ…た・たのむ!!」
「命乞いか…最初の威勢はどうした?」
「こ・このカプセルに…1億ゼニー入ってる…これで見逃してくれ…」
チャパ王はピッコロにカプセルを投げる。ピッコロはすっかり油断していた。
カッ カプセルが強烈な閃光を発する。
「くっ!!!目が!!!」
「くくく…甘い奴だ…とろけるほどな…」
チャパ王は、死んだ振りの擬態を解いた。
「八十八手拳…八十八頭拳…八十八足拳…合わせて二百六拾四手頭足拳!!!!!」
超光速の連続技が、動けないピッコロを襲う。「がっ・・・・がはっ・・・・」血反吐を吐くピッコロ。
「そしてぇ〜〜!!!!!!!!!!!」ブゥ・・・・ン
「超激烈気功爆力魔貫茶波光殺弾砲!!!!!!」
ゴオオオオオオオ!!!!!!
「ち・・・・ちくしょぉぉぉぉおぉぉぉおぉぉぉおぉぉぉーー!!!!!!!!!!!!!!!」
ピッコロの身体を光の矢が貫いていった。
「むなしい勝利だぜ・・・・」チャパ王はひとりごちた。

………エピローグへ続く

488 名前:作者の都合により名無しです :03/04/13 23:54 ID:eRc65Lod
>>478
I'll be back.
もおかしい気がする。

489 名前:481 :03/04/14 00:56 ID:Hv8APPCm
>ヤムコロ
チャパ王インド系だと思ってたよ…あと、強いなぁ
チャパ王1人のセリフが「」で区切られすぎだと思うのは私の気のせい?

作品も書かないくせにいちゃもんばっかつけてすまないね。

490 名前:ヤムコロ :03/04/14 01:54 ID:ZUBJAKHy
>>489
たしかインドもアラビア系に含まれるはず。
「」がやたらに区切られている個所は、
漫画のコマの移り変わりを表現しようと思ったんだが、失敗だったようですね・・・。

次回が最終回です。
個人的には、第2話の狂った展開をもっと突っ込んで欲しかったなあ

491 名前:作者の都合により名無しです :03/04/14 02:57 ID:rA3AbFuh
いろいろ読んでみたが、ヤムチャ、ニューヨークへ行くが一番おもしろかった。

492 名前:作者の都合により名無しです :03/04/14 16:00 ID:CJH90/yA
>491
それ知らない。過去ログはって!

493 名前:急襲のヤムチャ(1/4) :03/04/14 17:19 ID:mwN8FTRQ
23 トランクス

エイジ784年5月29日、午前10時12分。
トランクスはパンとともに、南の都近辺の岩場を探し回っていた。
パンが自分もヤムチャを捜しに行くといって聞かなかったので、仕方なくつれてきたのだ。
「こっちにはいなかったよー!」
パンが一際高い岩の上から手を振った。トランクスは力なく手を振り返す。
どう伝えるべきだろう。悟飯が死んだことを。
50分ほど前に、突然天界の方角から戦いの気を感じた。
そしてブウ、悟飯、クリリンの気が順番に消えていった。
パンは気を感じる力を持っていないから、幸い(といっていいのかわからないが)まだ気付いていない。
しかしそれは、トランクスが教えてやらなければいけないということでもある。
気が重かった。
パンに肩を叩かれて、トランクスは我に帰った。
「何ボーっとしてるの?」
「い、いや、ヤムチャさんの気を探ってたんだよ」
トランクスは咄嗟にごまかした。しかしこのごまかし方は、あまり得策とはいえない。
「で、どう? 何か見つかった?」
――こう聞かれるからだ。
50分前に一度見つけている。そしてその時に、悟飯が死んだ。
できればこの話題を続けるのは避けたかった。
「いや。……この辺りにはいないのかもしれないな。都へ行って聞き込みでもしてみようか」
「その前に、一つ聞いていい?」
「ああ、なに?」
「あそこの木」
といってパンは葉の生い茂った細身の木を指差した。
「なんであんなに傾いてるの?」
木は、ちょうどトランクスたちの逆側へ向けて、奇妙なほど反り返っていた。
明らかに普通ではない。何かが潜んでいるのだ。
トランクスはパンを突き飛ばした。その一瞬後、木からバネのように跳ね飛ばされ、
ヤムチャが猛スピードで突っ込んできた。

494 名前:急襲のヤムチャ(2/4) :03/04/14 17:19 ID:mwN8FTRQ
トランクスは計算する。
受け止めるのは無理だ。もう超サイヤ人になる暇がない(なっても無理かもしれない)。
避けるか? あたりは岩場だ。障害物が多すぎて飛びのくことは出来ない。
ならば。トランクスは小さく飛び上がると、ヤムチャの横っ面を右足で思い切り蹴り飛ばした。
ヤムチャの軌道が45度ほど修正され、岩場に激突する。
「いたた……。ひどいことしやがるな、トランクス」
トランクスは気を開放した。超サイヤ人となり、追い討ちをかけようとする。
しかし踏み切る右の足がグラついて、攻撃が遅れた。足を痛めてしまったらしい。
その間にヤムチャは体勢を立て直す。
「充分な気の力なしで、突っ込んでくるオレを蹴り飛ばしたんだ……。そうなって当然。
 裸足で自動車を思い切り蹴とばすようなものだからな」
ヤムチャは立ち上がり、トランクスを見下ろした。
本気ではない。界王拳すら、おそらく使ってはいない。
それなのに凄まじい威圧感を感じる。
せいぜい悟天より少し強い程度の自分とは、相当な力の差があるようだ。
おまけに足の感覚が戻らない。
トランクスは冷や汗を右手で拭うと、静かに口を開いた。
「……負けるわけには行かない。悟飯さんのカタキは取らせてもらう」
「あ、バカ! 言うな!」
ヤムチャが言った。トランクスも気付いて、慌ててパンの方を振り返る。
パンは眼を丸くして、トランクスに向かって何か聞きたそうに口を開いた。
しかし、トランクスにパンの言葉は届かなかった。
振り返ってヤムチャから目を離した瞬間、後頭部に膝蹴りを喰らったのだ。
「……二重にバカだ、お前は」
トランクスは何とか立ち上がったが、足のダメージもあって歩く事すらままならなかった。

495 名前:急襲のヤムチャ(3/4) :03/04/14 17:20 ID:mwN8FTRQ
トランクスは計算する。
もはや、まともに戦うのは無理だ。もともと力に格差があるところに持ってきて、条件が悪すぎる。
勝算がある戦い方は、―― 一つしかない。
だが、それも、この足のダメージでは難しかった。一旦ヤムチャを捕らえなければならないのだ。
トランクスがあきらめようとした時、甲高い雄たけびがあたりに響いた。
パンだった。父親の仇であるヤムチャに向けて、気をいっぱいに使ったエネルギー波を放つ。
サイヤ人と地球人の混血の力か、そのエネルギー波の威力はトランクスのものに勝るとも劣らなかった。
もっともトランクスがこれを放ったなら、ヤムチャも軽くあしらえただろう。
しかしヤムチャはトランクスに意識を集中していた。そのせいで、最初の反応が遅れた。
ヤムチャは焦りの表情を浮かべたが、何とか両手を使ってエネルギー波を吸収することに成功した。
が、今度はその作業に意識を集中しすぎ、トランクスから注意がそれた。
その隙にトランクスは左足を使って跳躍し、ヤムチャを後ろから羽交い絞めにした。
「なんとか捕まえたぞ、ヤムチャ……。もうお前は手も足も出ない」
「確かに、見事につかまっちまったようだな。……で、ここからどうする?
 パンにもう一発撃ってもらうってのは、無理みたいだぜ」
ヤムチャが顎で指し示した。パンは完全に力を使いきり、気絶している。
トランクスは小さく深呼吸すると、はっきりとした口調で質問に答えた。
「……自爆する!」

496 名前:急襲のヤムチャ(4/4) :03/04/14 17:20 ID:mwN8FTRQ
「じ、自爆、だと?」
ヤムチャが驚いた口調になった。
「ああ、あんたとともに死んでやる」
「ま、待てよトランクス。オレもそうだが、お前だって自爆の経験なんかないだろ?
 万が一失敗して、単なる爆発波にでもなったら――」
「かつて父さんがやってみせたことだ。……オレを庇うために。
 絶対に、失敗はしない!」
話し合いながらも、二人は舞空術でゆっくりと上昇していた。
南の都が見える高度まできたのに気付き、ヤムチャが言った。
「本気、みたいだな……。上空まできたのは、パンを爆発に巻き込まないためだろ?
 ハッタリじゃあ、ないんだな」
「……いくぞ、ヤムチャ」
トランクスは溜めていた気をすべて、限界を超えて放出した。
まず閃光が、続いて轟音があたりを包み、最後に爆煙が空高く巻き起こる。
風が煙をゆっくりと吹流し、トランクスが地面へと落下した。
かつてのベジータのように、その身体は灰となっていた。
ヤムチャは、それを上空から見守っていた。
「危なかった。見事な覚悟だったぜ、トランクス。
 オレは確かに手も足も出なかった……。四妖拳を使わなければな」
ヤムチャはゆっくりと飛び去ろうとした。が、すぐに空中で停止した。
目の前にベジータが立ち塞がっていたからだ。

現在のヤムチャ 戦闘力:375,300,100(界王拳5倍で1,876,500,500)
続く

497 名前:ヤムチャ、ニューヨークへ行く :03/04/14 18:00 ID:pHDk/NPW
これまでのあらすじ

いろいろあってニューヨークから帰ってきたヤムチャ。
やっぱりゴビ砂漠が自分のホームだと実感するのであった。

続く・・・

次回
第4話「ヤムチャ、再びニューヨークへ」お楽しみに!

498 名前:作者の都合により名無しです :03/04/14 19:50 ID:v99yRsmg
>>496
面白かったけど、四妖拳を使ってヤムチャはどうしたの?
二つの腕でトランクスを攻撃して、跳ね飛ばしてから自爆させたのか?

499 名前:作者の都合により名無しです :03/04/14 20:49 ID:HOosc+FW
477みたいなのが来るともう終わりなのかなと思ってしまう

500 名前:たまには・・・ :03/04/14 21:01 ID:v99yRsmg
            ___   ,,.......、 ヽ, 、
          / r''`,r'"    `ヽ) ヽ , - 、
         /   レ"          '"∠⌒`
       , -、!                 、゙ヽ
     /                     ヽ`!
    /⌒>                     ゙、
     /                       ',
    /                         !
    i  /       ,i! ハハ   ,!i        ,'
    '、 {!, i      ,! l l l .l  /! l  ,ィ     /
    `ヽ! ヽj、     H,,!、! .l /'! l ,!-j/jノ  i
         `'!,   i !r',.、\l/  jノ∠゙`'l i   '、  )ヽ
     /(   j  (i i `''゚`''` ー'''"゚-" / l)   `'''゙ノ
    (  `''-'"   '! ハ     j     /l .!     `ヽ
     `>      V ゙\  ー - ,/ V       `ヽ
  ,r''~ ̄    / ,'    | `''− ''" |  _ ヽ  `:、   !
 /,r'7     ,' ハ(ー'゙r`┘、__  __,, ゙くノ ヽ__i   !  ハj
 '、! !____r''T"!、 ! `ー' l----------/   ,/  ,イト:、 ノ
---''"  i、 `:,、゙`'' \ '!、    ,,-'' /` ー'--'" ノ  `゙ヽ,

よし!ヤムチャ様が500ゲットだ!いくぞ!新狼牙風風拳!!!

>>501 そんなに天国を旅行したいのか?
>>502 ほう、久しぶりに手応えがありそうだ…
>>503 パンツァー・ファストを喰らえっ!
>>504 あっという間に白目を剥かせてやるぜ!
>>505 なんてヤツだ!かめはめ波を跳ね返すとは!!
>>506 何!?足元がお留守だと!
>>507 俺にやらせてくれ!ここらでお遊びはいい加減にしろってとこを見せてやりたい
>>508-1001 残りのヤツらもこの俺一人で片付けてやるぜ!!(数秒後爆死)

501 名前:作者の都合により名無しです :03/04/14 21:04 ID:ZUBJAKHy
ヤムチャの四妖拳は絵的に格好良くない気がする…
普通にトランクスの背中に操気弾をぶつけるとか、
餃子の超能力使うとか、の方がカコイイと思った。

502 名前:作者の都合により名無しです :03/04/14 22:29 ID:VPu+73m2
九州のヤムチャ続きが気になるなぁ…(;゚∀゚)=3 ワクワク

503 名前:全宇宙最後の希望 :03/04/15 00:10 ID:phKmTORb
「いいかげんにしろ、クズ野郎・・・罪のない人を何人も殺しやがって・・・」
「オレは怒ったぞ!!!ナッパぁぁぁ!!!!」
ヤムチャは、スーパーサイヤ人化した。
「ワシは怒ったぞ!!!ナッパぁぁぁ!!!!」
ブリーフ博士も、(ティムポが)スーパーサイヤ人化した。
全裸で仁王立ちする、二人の変態。
「20・・・・25・・・・30・・・ば、バカな!!!?こいつら、30センチを超えやがった!!!!!」
ナッパは貞操の危機を感じていた。
<つづく>

504 名前:481 :03/04/15 00:21 ID:+3qvvRs1
>>490
ぬひ(?)インドもアラビア系でしたか・・・突っ込み所ずれててすまぬ。
>急襲のヤムチャ
四妖拳つかったわけがよくわかんない。
あと、「きょうしゅう」って今まで読んでたよ「きゅうしゅう」ね・・・だから「吸収」なのね
自爆キター。ポップかアバン?
エネルギー吸収には一度に吸収できる両に限界があるみたいっすね。
スーパーサイヤ人の能力吸収したらスーパーサイヤ人にはなれるのか?
とか、いろいろワクワクして読んでます
>>503
あぁ、だめぽ・・・私は嫌いじゃないんだが・・・
こっから収拾つけたら神でせう

505 名前:作者の都合により名無しです :03/04/15 04:00 ID:f+j3cInq
503みたいな今まで書いてきた作者を冒涜するような荒らしが来ると悲しくなるな。禿げしくツマランし

506 名前:全宇宙最後の希望 :03/04/15 04:40 ID:54vNr5+m
>>478 >>503
ラディッツ「・・・・と、いう夢を失神してる時に見たんだが・・・・」
ヤムチャ「はあ!?いや、あのな、今はそんな場合じゃ・・・ないけど・・・・お前、大丈夫?」
ブルマ「・・・・・」
ヤジロベー「・・・・・」
ラディッツ「はあ・・・自分でもやばいかなあと・・・」
ブリーフ博士「うーん、夢には何かいろいろな意味があるというよ。その時の精神状態を
 表していたり・・・あと、予知夢、とかもよく言うよね。」
ブルマ「父さんはいいのよ!!もう、そんなことよりもこれからどうするの!」
ヤムチャ「ああ・・・うん、そうだよな、そう」
ラディッツ(予知・・・・確か、死んだ親父にそんな力があったような・・・・)

507 名前:全宇宙最後の希望 :03/04/15 07:15 ID:54vNr5+m
そのとき大きな爆音が聞こえた。近い、明らかにカプセルコーポレーション内での爆音だった。
ヤムチャ「なんだ!?」
ヤムチャたちは部屋から出て爆発音のした方へ向かっていった。そこはトイレのあった場所だった。
崩れた瓦礫の中には・・・
ヤムチャ「!!!お、おまえは!!!」

ナッパ「へへへ・・・良くもさっきはやってくれたなああこのヒヨッコがああ!!」
ヤムチャ(うそだろーーーなんでだよ明らかに粉々に俺がしたじゃねえかよーー・・・!
 ギャグマンガじゃないんだからこういうの無しだろーーー!?
 しかもかなり戦闘力上がってるよーーこいつザーボンよりつええんじゃねえの・・・!?)
ヤジロベーがブルマ達非戦闘員と共に避難する。18号とラディッツそしてセルジュニア栽培マン達は残った。
18号(なんだこいつ!・・・あたしより強いんじゃないか・・・なにより凄みがある!)


508 名前:全宇宙最後の希望 :03/04/15 07:16 ID:54vNr5+m

これは一体どういうことだろう、とラディッツは考える。
ラディッツ(トイレ・・・は夢で俺が殺された場所・・・そしてナッパ・・・皮ジャンとサングラスでは
 ないが・・・・これはいったいどういうことだ?まさか・・・)
ナッパ「おお!ラディッツじゃねえか、なんだお前こいつらに寝返ったのか。フン、
 恥ずかしいやつめ。お前こそ一族の恥だ、死んでしまえ!」
ラディッツに襲い掛かるナッパ。はやい!!ヤムチャには影が通ったように見え、18号には微かに目で追える
程の早さだった。勿論ラディッツにかわせる筈はなかったが、栽培マンの1人がラディッツの盾になり
ナッパの攻撃を受け死亡した。
ラディッツ「栽培マン百合子さーーん!ああ・・・!」
ナッパ「く、栽培マンに庇ってもらえるとは偉くなったな、ラディッツ。」
ラディッツは歯を食いしばった。ラディッツの気が上がっていくのがヤムチャには分かったが
ラディッツはヤムチャと18号を掴んで逃げ出した。
ヤムチャ「なにをするだーラディッツ!!お前は俺以上のへたれかーー!!!」
ラディッツ「違うんです!ここは逃げないとやばいんです!!予知を回避しなければ!」
18号「なんだって!?」
ラディッツ「俺が見た夢はきっと予知なんです!オヤジのように完璧ではない、
 きっと未熟だからめちゃくちゃになってるけれどもそれでもきっと予知なんです!
 でもだからこそきっと回避できるはず・・・!多分!
 あとブルマさんと・・・ええーとある意味ブリーフ博士もやばい!
 取り敢えずカプセルコーポから出ましょう!・・・それにもし本当に
 予知だとしたら・・・この黒幕が俺の予知でわかるかもしれない・・・・!」
ヤムチャ「なんだってーー!?」

509 名前:作者の都合により名無しです :03/04/15 07:21 ID:54vNr5+m
ごめんなさい、めちゃくちゃだけどつなげてしまいました。
時間が離れてるのは連続っていうか書いた後に考えたんでです。
・・・つか18号いるよね?いなかったらどうしよう。

黒幕わからないんですけどね。

510 名前:作者の都合により名無しです :03/04/15 15:27 ID:MOuyO5iN
予知能力キター!
けど、やっぱりナッパ、ブリーフ云々のところから没った方が良いと思う。予知能力の案は良いと思うけどね。

511 名前:481 :03/04/15 16:31 ID:RXHJUi9d
>>505
私ってやっぱずれてるのね・・・
ところで、今まで希望書いた人でここに残ってる人ってどれほど?
>>506
夢落ちキター!
そうそう、バーダックには本当に予知能力あったのよ。
って503も予知夢なのかー、さすがラディッツ(意味不明)やっと活躍できるか?
悟空の兄ちゃんだもんどうにかなるさー。
ナッパどうしてたんだー気になるな。
もう人造人間レベル…少なくとも未来トランクス初登場並の強さなわけだ。
スーパーサイ(ry

512 名前:作者の都合により名無しです :03/04/15 17:37 ID:O+G5medc
>>511

5人、ROM4人

513 名前:作者の都合により名無しです :03/04/15 18:28 ID:3di1mWJ7
オレもROMってるぞ〜〜〜〜!

514 名前:作者の都合により名無しです :03/04/15 20:07 ID:O+G5medc
作者3人、読み手8人、完全ROM6人

515 名前:作者の都合により名無しです :03/04/15 20:46 ID:2Jx5Bj/v
それだけいりゃ充二分ですな。

516 名前:作者の都合により名無しです :03/04/15 21:14 ID:O+G5medc
あ・・・読み手8人は多かったかな。
3人くらいかな?作者以外でここに感想書く人。

>>509
グッジョブ!どうなることかと思ったけど貴方のおかげだ!多謝

517 名前:作者の都合により名無しです :03/04/15 21:17 ID:O+G5medc
あ、でもROMは思ったより多いです。これはマジです。
6人どころか10人はいると思います。
あんま変わらないか。連続スマソ。

518 名前:作者の都合により名無しです :03/04/15 21:38 ID:f8XLFx0j
作者三人って、誰?
急襲のヤムチャ作者さんと他には?

519 名前:作者の都合により名無しです :03/04/15 23:13 ID:iaz+m2Uw
>>518
昨日今日来られた方でしょうか?
ちょっと前を自分で見たらよいのでは?

520 名前:作者の都合により名無しです :03/04/15 23:17 ID:iaz+m2Uw
てゆーかこのスレ最初から読めばわかると思うが。
正直漏れも中断してる作品が多すぎてわからん

521 名前:作者の都合により名無しです :03/04/16 00:15 ID:+y4yzAbo
ROMです。
カキコは2回目ぐらいかな?
1番楽しみなのは急襲のヤムチャで
2番は超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜
でも、他の人のも全部楽しく読んでるよ。

522 名前:病的 :03/04/16 00:25 ID:DKdKculR
とある掲示板で出てたんですけど
ヤムチャリンクでも作ろうかな?と思ってるけど
あんまりヤムチャネタサイトがない…。
やむちゃんねるでもそれを試みたけど閉鎖しちゃったし。
ヤムチャ小説は幾つかあるんだけど、2ch発で嫌われることも多い。

>>518
急襲のヤムチャ、ヤムチャッカさん、地獄の門番のつもりで書いたけどヤムコロもあったね。

523 名前:作者の都合により名無しです :03/04/16 01:07 ID:05KWijg4
>>517
10人どころかもっといるんじゃないの?
ほとんどが、漏れみたくカキコなしROMなんだろうし。
これからは感想とか書きます。


524 名前:作者の都合により名無しです :03/04/16 01:26 ID:DKdKculR
もっといますね。俺のとこのサイトへは2chから来てる人がたくさんいるみたいなんで。
かなり多いと思います。でも、俺も最初、そうでしたけど
2chに書き込むのは凄い勇気がいるんですよね?って俺だけ?

525 名前:ヤムコロ(1/2) :03/04/16 01:43 ID:WqeVRu9k
>>417-418 >>486-487

エピローグ「ヤムチャt・・・・・」


 冷たい北風がヤムチャに吹きつける。

もう、3日も何も食べてない。身も心も疲れきっていた。
(今日は、8万ゼニーしか稼げなかった・・・)
ノルマには程遠い。家に帰ったらピッコロに殺されるだろう。
ヤムチャには、もう帰る家もなかった。

ただ、足の向くまま、行くあてもなく、さまよい歩きつづけた。

どれぐらい歩いただろうか・・・・あたりはもう、すっかり夕闇に包まれていた。

ふいに、ヤムチャの頬を冷気が撫でた。
「雪だ…」真っ暗な空に、真っ白な雪が舞っていた。
砂漠で生まれ育ったヤムチャは雪を見るのは初めてだった。
(死ぬ前に雪が見れて良かった・・・もう、思い残すことはない・・・)
力尽きて横たわるヤムチャ。

ふと、家に残したプーアルのことが気にかかった。
(もう、会えないな・・・さようならプーアル・・・)

526 名前:ヤムコロ(2/2) :03/04/16 01:45 ID:WqeVRu9k
(ヤムチャ様・・・ヤムチャ様・・・・)
なんだか、なつかしいこえがきこえる
顔を上げると、ボロボロになったプーアルの姿があった
「プーアル、来てくれたのか・・・ありがとう・・・」
「ボクはいつでも、ヤムチャ様といっしょですよ・・・」
「プーアル・・・つかれたろう。オレも、もうつかれたよ。
なんだか、とてもねむいんだ・・・・プーアル、いっしょにねむろう・・・・・・・・・・」
ヤムチャとプーアルは体を寄せ合いながら、静かに目を閉じるのでした。

…………………………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………
………………………………………………………
……………………………………………
………………………………
…………………

 ヤムチャとプーアルは、おじいさんやおかあさんのいる、遠いお国へ行きました。
もうこれからは、寒いことも、悲しいことも、おなかの空くこともなく、
みんないっしょに、いつまでも楽しく暮らすことでしょう


              終


527 名前:481 :03/04/16 01:46 ID:7+D2g8CP
少なくともリアル知り合いが2名ほどはみてまする…絶対かきこまないだろうけど。
おぃ!そこのお前だぞ!!
希望(=全宇宙最後の希望):ギャグがないとちと物足りないが、ギャグばっかにするならギャグVerのとき(古い話だ…)に
書き込めばよっかったのに…あまりにも寂れててあれは痛かった。
っで、希望書いた人は何人なのかさっぱりわからん罠。
ここ2,3日で読み手の書き込み増えました?それとも一人多投なだけ?

528 名前:481 :03/04/16 01:54 ID:7+D2g8CP
>>526
うぉ!アブねっ。
割り込みするとこだったよ。
うぅ、感動のラストですね…
問題はゼニーが現在某MMORPGプレイ中の身としてはマジで共感しちまったとこ…
ヤムチャさん、あんた相当の廃だよ(違っ
引退しちゃうのね(烈しく違っ
緑の触覚はもういないのに、それを知らずに帰れない。
すれ違いだ・・・チャパ王の戦いは遅かったのか・・・
おじいさん、おばあさんってダレー!?
最後にイロトリドリのサイバイマンが天から迎えにキマスタカ?

529 名前:ヤムコロ :03/04/16 02:18 ID:WqeVRu9k
>>481
毎回レスありがとう。
エピローグはフランダースの犬を思い出しながら書いてみました。

関係ないですが、次スレは懐漫板希望 >>all

530 名前:作者の都合により名無しです :03/04/16 02:35 ID:DKdKculR
>>527
その痛いギャグVer.を書いてしまった病的です。とほほ…。

>>ヤムコロ
笑えました。でもなんか展開早過ぎて…。

531 名前:急襲のヤムチャ(1/5) :03/04/16 18:15 ID:FrSwh8VA
24 ベジータ(2)

「久しぶりだな、ヤムチャ。
 と言っても、前に会ったときからそんなに日にちは経っていないが……、
 ずいぶん戦闘力を上げたじゃないか」
ベジータは落ち着いた口調でいった。
「あ、ああ……、お陰さまでな」
「この俺が叩きのめすのにふさわしいパワーだ……。勝負しようぜ」
「それは望むところだが……。
 ずいぶん冷静だな。オレのこと怒ってないのか?」
「トランクスのことなら、あいつはまっとうに勝負してお前に負けた。
 前のブラの件も、オレが冷静さを欠いていただけの話だ……。
 だが!」
ベジータの髪が金色に変化した。
「怒っていないなどと勘違いしてくれるなよ?
 貴様は殺す! チリ一つ残らず消滅させてやるぞ!」
「そうそう、その反応の方がお前らしい……。だが、」
ヤムチャは素早く亀仙流の構えを取ると、一瞬で距離をつめベジータに肘から体当たりした。
「殺すってのは無理があるな。お前はオレより弱い」

532 名前:急襲のヤムチャ(2/5) :03/04/16 18:15 ID:FrSwh8VA
ベジータは即座に反撃した。
右足での回し蹴り。ヤムチャには軽く避けられてしまう。
しかしこれは見せ技。防御される事はわかっている。
ベジータはそのまま身体を空中でひねり、全体重をかけて左で後ろ回し蹴りを放った。
ヤムチャは左腕でガードする。防御は硬く、押し切れない。
ベジータは一旦左足を引き下げヤムチャに背を向けると、素早く宙返りしてヤムチャの脳天に右足を振り下ろした。
ヤムチャは地上へと真っ逆さまに落下していったが、苦もなく着地する。
ベジータはチッと舌打ちをすると、ヤムチャの近くに降り立った。
ヤムチャは軽く指の骨を鳴らすと、余裕たっぷりな口調で言った。
「今度はこっちの番だ。地上戦ならこいつが使える……、新狼牙風風拳!」
ヤムチャの猛攻が始まった。
一撃で大ダメージを受けるほどの力の差はない。
しかし、速い。防御が追いつかない。
ベジータはじりじりと少しずつ、確実に体力を削られていった。
何十発目かのパンチを喰らい、ベジータは吹っ飛ばされ大岩に激突した。
ヤムチャはこれをチャンスと見て、素早く右手に気を溜めると特大のエネルギー弾を放った。
エネルギー弾はまっすぐに、かなりのスピードでベジータに向かう。
しかしベジータは不敵に笑った。
「こいつを待っていた……!
 貴様がオレにとどめを刺そうとする瞬間をな! まったくイライラさせられたぜ……。
 うおおおおお!!」
ベジータは両手の拳を組み合わせると、気でその拳を包み込み、思い切りエネルギー弾に向かって振り下ろした。
エネルギー弾はベジータに跳ね返された格好となり、一直線にヤムチャへと向かって行く。
「オレは知っているぞ! 貴様は自分自身の気は吸収できんのだ!
 自分の技で消し飛ぶが良い、ヤムチャ!」

533 名前:急襲のヤムチャ(3/5) :03/04/16 18:16 ID:FrSwh8VA
しかしヤムチャはエネルギー弾を避けようとも防御しようともせず、
右手中指と人差し指をぐるぐると回すような動作をした。
そしてエネルギー弾は、そのヤムチャの指の動きにあわせるように、ぐるぐると空中を旋回し、
やがてヤムチャの傍らで静止した。
「な、なんだと……! エネルギー弾を操った……?」
「お前は敵となったオレの特徴はよく把握していたようだが、
 そうなる以前の無害な人間だったオレについては予習を怠っていたようだな。
 割と近所に住んでいたのに、眼中になかったってことか……。少し寂しいぜ。
 このエネルギー弾は操気弾といって、オレの意思で自由に操る事が出来る」
ヤムチャはそういうと、勢いよく指でベジータを指し示した。
操気弾はその命令に従い、再びベジータへと向かって行く。
ベジータはそれから何度も操気弾を弾き返したが、操気弾はヤムチャに届く前に再び操られ、
それを繰り返すうちに段々体力が落ちていき、ついに跳ね返しきれずにダメージを負った。
「そろそろ最後の時が近づいてきたようだな」
ヤムチャがベジータに歩み寄る。
ベジータは残った全力を込めて右ストレートを放ったが、ヤムチャには軽く受け止められてしまう。
続いて左ストレートを放とうとするが、今度はヤムチャに足払いをかけられてすっ転んでしまった。
「足元がお留守だぜ、ベジータ」
ヤムチャは余裕を見せて言った。
「ク……ククク……。なんて無様なんだ……。
 このオレが、サイヤ人の王子ベジータが、地球人ごときに子ども扱いとは……。
 おまけに、たかがナメック星人の忠告を参考にして――」
ベジータは気を練り上げた。
もう超サイヤ人2を維持するのも限界が近く、ほとんど気は集まらなかったが、目的には充分足りる。
「逃げることになるとはな!」
ベジータは全身から気を噴出した。
爆発波。威力はない。ヤムチャにダメージを与える事は期待出来ない。
だが、目くらましは充分出来ているはずだった。
「首を洗って待っているがいい、ヤムチャ!
 アタマに来ることだが、オレはカカロットに協力を求めに行く!
 超サイヤ人ゴジータが、貴様を倒すのだ!」

534 名前:急襲のヤムチャ(4/5) :03/04/16 18:16 ID:FrSwh8VA
ベジータはそういうと、素早く入り組んだ岩場の中へと潜り込んで気を消した。
ここでヤムチャをやり過ごし、そのあとで悟空の元へ向かい、……フュージョンするつもりだった。
「ベジータ……。まさかお前が、悟空に助けを求めに行くとはな。
 しかも、フュージョンする、だと。
 人は変われば変わるもんだ……。このオレのように。
 だが、逃がすわけには行かない」
ヤムチャは特大の操気弾を作り出すと、自分から500mほどはなれた位置に静止させた。
そして、指をぐるぐると回し始めた。操気弾も当然回る。岩を削り、木々をなぎ倒して。
操気弾はそのまま、すこしずつ回転する半径を小さくしていった。
ベジータは操気弾が一周するたびに追い詰められ、ヤムチャのいる円の中心へと近寄らされて行く。
「どうだ! このまま操気弾に巻き込まれるか、避けてオレに見つかるか、二つに一つだ!」
ベジータはチッと舌打ちをすると、最後の気を振り絞って超サイヤ人2へと変化した。
「答えはもう一つある! 貴様を、殺してやる!」
そしてヤムチャへと飛び掛っていったが、寸前でヤムチャの拳を胸に受け、そのまま地面に突っ伏した。
「ヤ、ヤムチャ……。
 アタマに来るが認めてやる。貴様は、オレより強い……。
 だが、カカロットには勝てんぞ……。あいつには、超サイヤ人3には……」
「やってみなくっちゃわかるまい」
「わかるんだよ……。なぜならここでこのオレが、貴様にとっておきの嫌がらせという奴をするからだ」
ベジータはそういうと、身体中から力を抜いた。
金色のオーラが止んでいき、彼は超サイヤ人2ではない通常の状態へと戻った。

535 名前:急襲のヤムチャ(5/5) :03/04/16 18:17 ID:FrSwh8VA
「な、なに!」
「オレにはわかる……。今の貴様はオレより強いが、カカロットよりはるかに弱い。
 超サイヤ人のオレの戦闘力を吸収してカカロットを倒すつもりだったのだろうが、当てが外れたな……。
 さあ、オレを殺し、数百万程度の戦闘力を自分のものにするがいい!
 そしてカカロットに殺されろ。サイヤ人の強さって奴を、思い知るんだな……。ククク……」
ベジータはそういうと気を失った。
ヤムチャは超サイヤ人ではないベジータの気を吸収し、
ほんの僅かの強さと全快近くまでの体力を手に入れた。
そして、一息ついたとき、「ビッ」という風を切るような音がした。
ヤムチャにはその音が何か、すぐにわかった。
「よう、悟空。やっと目が覚めたか。
 もう戦士はお前しかいない。
 お前が最後だ……。勝負しようか」
瞬間移動で飛んできた孫悟空は、すぐ近くに倒れているベジータの遺体を一瞥すると、
ヤムチャに向かってゆっくりとうなずいた。

現在のヤムチャ 戦闘力:380,300,100(界王拳5倍で1,901,500,500)
続く

536 名前:急襲のヤムチャ :03/04/16 18:36 ID:FrSwh8VA
400キロバイト超えましたね。一応次スレは懐漫希望です。

ヤムチャの四妖拳については
「お前はもう手も足も出ない」→「でも手が増えちゃったもんねー」というのをやりたかっただけなんで
何をどうしたのか深く考えてません(すいません)。
たぶん手を増やしてトランクスの羽交い絞めを解いて逃げて、
トランクスに一人で自爆させたんじゃないかと。
>>504で言われてたようにダイ大のポップのメガンテが元なんで
その辺想像して脳内補完してもらえるとありがたいです。

537 名前:作者の都合により名無しです :03/04/16 19:21 ID:wl2BCS9y
>>強襲
期待してますぜ

538 名前:作者の都合により名無しです :03/04/16 19:59 ID:DKdKculR
>>強襲
期待してますぞ

539 名前:急襲のヤムチャ :03/04/16 20:06 ID:FrSwh8VA
>強襲
期待しt

540 名前:さいりょ :03/04/16 20:22 ID:x28LZaQd
もう1スレくらい、ヤムチャスレでなんとかやってけそうじゃない?俺は板はどっちでもオケーです。

541 名前:作者の都合により名無しです :03/04/16 21:23 ID:DKdKculR
そうやって先延ばししない方がいいかと。
ずっと前から言われてるけど、まだいける、と先延ばししてきたし。
過疎化はけっこうひどくなってるし、そろそろ移行するべきかと。

542 名前:作者の都合により名無しです :03/04/17 00:20 ID:2H2BhvyO
実際、DB小説スレにしたとしても作者増えるか?
題材がヤムチャだからこそ、今までなりたってきたんだと思うんだが。
DB小説スレにして、例えばベジータとか主人公の話を作っても面白いか?
逆に天津飯とかチャパ王とかを主人公にしてもどーも違うし。
やっぱヤムチャじゃないと無理なのでは?

543 名前:作者の都合により名無しです :03/04/17 00:32 ID:1WEd3wDc
皆はどうなんだ?スレ住人の総意だと思ってたんだが。どうでもいいんだけど、反論があったなら前に議論あったときに言ってほしかった

544 名前:作者の都合により名無しです :03/04/17 00:37 ID:o7UJ8Hck
スマソ。
つい最近来たから。逝ってくる

545 名前:作者の都合により名無しです :03/04/17 00:49 ID:3ZY14+Iy
逝かずともよい。まあメインはヤムにして、他もオッケーが俺はいいと思うんだが、前にそれ言ったら反対されたしなあ

546 名前:全宇宙最後の希望 :03/04/17 00:50 ID:+HRBsQ2v
そのころ、キングキャッスル

長い膠着状態が、ついに崩れた。
ブウが隙を突き、ダーブラを吸収。
それを契機に戦況は一変した。
フリーザ軍は全滅。
あとには、ブウ、ピッコロ、フリーザ、コルドを残すのみとなった。
対峙する4人。決着の時は来た。
そのとき、4人の間に謎の影が降り立った。

つづく

547 名前:作者の都合により名無しです :03/04/17 01:31 ID:V/J0Lbm9
な・・なぞのまま終わるのかよっ

548 名前:キシュツ? :03/04/17 04:52 ID:1kfWiLCk
ttp://www.mister-wall.com/image.asp?idimage=10284

549 名前:作者の都合により名無しです :03/04/17 08:13 ID:Ii3eu6C8
>>546
水をさすようでなんだが
小説倉庫に入ってないけど、前スレ最後でピッコロ、フリーザ、コルドは離脱してたんだが・・・


550 名前:作者の都合により名無しです :03/04/17 08:57 ID:DFYvhxG8
俺もやむちゃメインにして他のはおまけで良いと思う。
それで他の作品が多くなってきたらDBの話しを書こうぜとかのスレタイにすれば良いと思われ。

551 名前:作者の都合により名無しです :03/04/17 12:42 ID:LoUubAgo
タイトルは新スレ時点での前スレ内容に合わせるのがいいかと。
つまり、まだヤムチャメインには違いないので、
他のDB作品否定するつもりは無いけどタイトルはヤムチャ。

タイトルの変更は他のDB作品が実際に増えてきてから考えててもいいかと。

552 名前:地獄の門番 :03/04/17 14:22 ID:2TADc+Pd
漏れはシェン(神様)、もしくはキュイを主人公にしたおはなしを書きたい。
DBを格闘マンガと捉えるならヤムチャ主人公は難しいと実感する今日この頃。

553 名前:急襲のヤムチャ(1/3) :03/04/17 17:25 ID:pRGr0HYQ
25 悟空

エイジ784年5月29日、午前10時42分。
南の都近辺の岩場。
孫悟空は静かに亀仙流の構えを取った。目の前にはヤムチャが、不敵な表情を浮かべ立ち塞がっている。
「こんなこと言っちゃ、悟飯やベジータに悪いのかもしんねぇけど」
悟空が口を開いた。
「オラ、今すっげえワクワクしてる。
 戦士たちはみんなやられちまった……、おめぇが全員倒したんだ。
 悟飯も、ベジータも、ブウも、ピッコロも……、全員だ。
 こんなの今までどんな奴にだって出来なかったことだ」
「ワクワク、だって?
 お前が、オレ相手にか?
 ……そうか。オレもそこまでになれたのか。
 この戦いはやはり無駄ではなかった」
ヤムチャは少し遠くを見るような表情になった。
「なに全部終わっちまったみたいな言い方してんだよ?
 言っとくけどオラは、そう簡単にはやられねぇつもりだぞ」
その言葉に、ヤムチャは遠くを見る目つきを止め、悟空にまっすぐ視線を向けた。
「終わったのさ」
「なに?」
「"悟空以外の全員を倒すこと"……。これがこの戦いの目標だった。
 もうオレの戦いは終わっている」
「何言ってんだよ? まだオラが――」
「悟空、お前はオレのヒーローだった」
ヤムチャが突然口調を変えた。悟空が不審げな表情でヤムチャを見る。
「オレだけじゃない。クリリンも、ブルマも、あのベジータでさえそう思ってたはずだぜ。
 お前は強かった。もっとも、ただ強いだけなら悟飯の方が上だ。
 お前には強さ以外のなにかがあった」

554 名前:急襲のヤムチャ(2/3) :03/04/17 17:26 ID:pRGr0HYQ
ヤムチャの話は続く。
「お前はどんなに強い奴に、どんなに追い詰められても最後には必ず勝利してくれた。
 悟飯やベジータはどんなに強くても、それ以上に強い奴相手にはやられる。
 だがお前は自分より強い奴も倒すことが出来た……。
 お前は運命に味方されている。お前は、カリスマなんだ」
「ほ、褒めてくれるのは嬉しいけどさ。
 オラには話が見えねぇ」
「まあ、待てよ。
 オレはドラゴンボールを捜しながら、この戦いの計画を立てていた。
 ベジータや悟飯に対する作戦なら割とすぐに立てられた。
 だが、その時気付いたんだ。
 オレがどんなに強くなっても、どんなにすげぇ技を身につけても、
 お前には勝てる気はしない――てさ。
 だからオレは決めた。
 お前は最後に残して、絶対確実に、
 卑怯といわれようとも100%勝てる手段で倒すことにしようってな」
ヤムチャはそういうと、突然悟空に向けて自分の両手をかざした。
悟空はヤムチャの手のひらの突起を見た。
と、同時に強烈な腹痛に襲われ、悟空は亀仙流の構えを解いてうずくまった。
「こ、これは覚えがある……。チャオズの、超能力」
「そう。隙だらけになってしまう技だが、他に一人も戦士がいない状況では利用できる」
「へ、へへ……。でも、オラ知ってっぞ……。
 超能力を使ってる最中は両手が完全にふさがっちまう。
 攻撃が蹴りだけなら、オラ、耐えて見せる」
「ところがそうはいかないんだな……。
 お前は今、オレの両手に注目している。
 超能力を使った理由その2、だ」
ヤムチャは両手を怪しく上下に動かした。
悟空は思わずその動きを目で追う。いや、視線が吸い寄せられる。
悟空とヤムチャの、目と目が合った。
そして次の瞬間には悟空は眠りに落ちていた。

555 名前:急襲のヤムチャ(3/3) :03/04/17 17:26 ID:pRGr0HYQ
「よいこ眠眠拳……。武天老師様の技だ。
 悟空、お前の唯一の弱点を教えてやろうか?
 お前は素直で真面目すぎる。
 フェイントや術の類にかかりやすすぎるんだ……。
 さて、悟空。催眠術でお前に命令する。
 超サイヤ人3になれ!」
意識を失った悟空の身体から、金色の気が噴き出して来た。
ヤムチャは悟空の身体に手を触れる。
これまでにないほど大量の気が、ヤムチャの身体に流れ込んで行く。
吸収は終わった。
ヤムチャはゆっくりと気を解放する。
それでも大地は揺れ、圧力で雲が吹っ飛び、あたりは嵐のような突風に包まれる。
「これが、超サイヤ人3の力……。
 そして、これが!」
ヤムチャの身体を赤いオーラが包んだ。
「界王拳20倍!」
その瞬間、あたりの空気がすべて吹き飛んだ。
音もなく、風もない。ヤムチャは完全な静けさを感じた。
一瞬の後、空気が再び周りに集まって来る。
ヤムチャは一つ深呼吸をすると、高らかに叫んだ。
「このパワー! この圧倒的なエネルギー!
 オレはついにこれを手にした。
 プーアル! 武天老師様!
 見てくれ! 俺は天下を取ったんだ!」
その時、ヤムチャの身体を何かが貫いた。
血が噴き出し、身体から力が抜け、ヤムチャは地面に突っ伏した。

現在のヤムチャ 戦闘力:3,380,300,100(界王拳20倍で67,606,002,000)
続く

556 名前:作者の都合により名無しです :03/04/17 19:42 ID:zmAmuN/d
クライマックス期待age

557 名前:481(前々々391) :03/04/17 19:53 ID:8tOcyosu
やべぇ、みえちゃいましたか(挨拶)
次スレについては諸意見ざーっと目を通してみましたが、私個人の意見としては
スレのメインはヤムチャじゃないと…
他キャラメインの話は出てきても良いとおもいますが。
>>530
実はその時にレスしてたり。
>>急襲
今までのエネルギー×スーパーサイヤ人化×界王拳20倍って可能なのか。
しかも界王拳の方が優先みたい…うーん、地球人だから?
それとも(今までのエネルギー+スーパーサイヤ人3分のエネルギー)×界王拳20倍か。
ちと個々の戦闘力がわかんないんで計算できず。
ナニハトモアレここまで姑息かつ強いヤムチャははじめて見たよ。
ベジータ…そして悟空までも倒れた今、ヤムチャに対抗できるものはいるのか?
ハッピーエンドは無理そうだけど楽しみに続きまってますだ。

558 名前:481 :03/04/17 20:00 ID:8tOcyosu
そして、やっと千夜一の魚が何者かわかった罠。
バーダックうんぬんの時に何故気付かなかったか・・・(T_T)
んで、いまさらだが希望のラディッツが予知能力あるのはちと無理ぽ。
バーダックがトオロ(?)から予知能力を授かったのは、悟空誕生後の話みたい。

559 名前:作者の都合により名無しです :03/04/17 20:27 ID:0ZyBcEi8
とりあえず、次スレはまだヤムチャスレで良いと思う。話がまとまってないし、連載中で未完の作品も多すぎる。
それに次でPart10だし、ちょうどキリがいいってこともあるがw

560 名前:作者の都合により名無しです :03/04/17 20:40 ID:Qu5i7WxS
今更ながら・・・初カキコのROMです。10日ぐらい前に発見して、面白く読ませてもらって
います。急襲のヤムチャ、悟空のあっさりとしたやられ方には驚きマスタ・・・。
ヤムチャを貫いたヤシが誰なのか楽しみです。

561 名前:作者の都合により名無しです :03/04/17 21:39 ID:mk/Y20oh
>>558
魚の話は千夜一じゃない罠。
魚の話は、小説飲茶管理人さん
千夜は病的

急襲のヤムチャ、マジおもしれぇ。

562 名前:作者の都合により名無しです :03/04/17 22:27 ID:mk/Y20oh
>>559
それならテンプレに「ヤムチャ以外の小説、ネタもオッケー」と書いたほうがいいね。

全宇宙最後の希望は
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/novel/zen.html
にも載せてあるんで参考にどうぞ。
でも、没案出てたけど、どうするの…?

563 名前:481 :03/04/17 22:30 ID:8tOcyosu
>>561
書き方が悪かった…理解しにくいね、これじゃぁ。
正しくは「魚→魚人」だね。
カナッサ星人の生き残りだと思われる。
わからなければバーダックが活躍するTVスペシャルのビデオ探してみ…

564 名前:急襲のヤムチャ(1/5) :03/04/17 23:49 ID:pRGr0HYQ
26 17号

「気円斬。たしかオレの義理の兄が得意としてた技だったか。
 ガラじゃないが、仇討ちってことになるのかな……」
ヤムチャの足元、操気弾によって崩れた岩場の影から、17号がゆっくり歩み出て来た。
「じゅ、17号……。
 そうか、調子に乗ってお前の存在を忘れていた……。失敗だったな……」
「狙ったわけじゃないが、首の血管と神経が切れているはず……。
 もう身体が麻痺して動かないだろう? そして数分で命も尽きる」
「あ、ああ……。オレの負けだ。
 だけど何でこの場所が分かったんだ?
 お前には気を感じる能力はないはず。だからオレの計画からは無視されていたわけだからな」
「こいつだ」
17号は、ジャンパーのポケットから色つきの片メガネのような物を取り出した。

565 名前:急襲のヤムチャ(2/5) :03/04/17 23:50 ID:pRGr0HYQ
「ス、スカウター……!」
ヤムチャが驚いた口調でいい、喉を詰まらせて何度か咳をした。
「ああ。カプセルコーポレーションの女社長から呼び出しを受けてな。
 こいつを渡されたってわけだ」
「そ、そうか……。気付いておくべきだった……。
 何故、ヤジロベーにオレの居場所がわかったのか……。
 何故、ブルマがわざわざブラに天界への届け物を担当させていたのか……。
 考えれば、わかることだったのに」
「……まあ、てめえはよくやったさ。
 たった一人で、ソン・ゴクウもベジータもピッコロみたいな奴も倒したわけだからな。
 これ以上を望むのは贅沢って奴だ……。
 じゃあ、あばよ」
17号がヤムチャを狙ってエネルギー波を放とうとした瞬間、
スカウターが甲高い「ピーピー」という音を立て始めた。
「警戒信号? どういうことだ。
 ヤムチャ以外に、このオレが警戒しなければならないほどの強さを持つ者がいるわけないのに……」
17号はスカウターを手にとった。

現在のヤムチャ 戦闘力:3,380,300,100(界王拳20倍で67,606,002,000)
 (ただし、現在瀕死のため戦闘力は10前後)


566 名前:急襲のヤムチャ(3/5) :03/04/17 23:50 ID:pRGr0HYQ
27 ヤムチャ

「ば、馬鹿な!
 何だこの数値は! こ、故障したのか……?」
17号がスカウターを覗き込んで声をあげた。
「どうか、したのか……?」
ヤムチャが質問する。
「ソン・ゴクウの気だ……!
 ベジータもいる。
 ピッコロも、クリリンも、天津飯も復活している……!
 ど、どういうことだ?」
「ナメック星のドラゴンボールだ」
ヤムチャが説明した。
「悟空が……、死んで、天国へ行った。
 そしてそこから、界王様か界王神様のところへ瞬間移動したんだ。
 あのふたりのどっちかが協力すれば、悟空はナメック星人たちと連絡が取れる。
 そしてポルンガを呼び出して、地球でオレに殺された連中を生き返らせた……」
「な、何だと! そんな方法があったのか!
 しかしそれでは……」
17号はヤムチャのほうに向き直った。
「それでは地球を滅ぼすことなど不可能じゃないか!
 何度戦士達を全滅させても、そのナメック星のドラゴンボールとやらを使われたら
 また最初から、だ。
 オレたち姉弟を使ったゲロの奴の復讐も、セルやバビディの野望も、フリーザって野郎の地球侵略も、
 すべては最初から不可能なことだったのか!」
17号はやりきれないような顔をした。
自分たち姉弟の運命を大きく変えてしまったゲロの行動は、最初から全く無駄なことだったのだ。

567 名前:急襲のヤムチャ(4/5) :03/04/17 23:51 ID:pRGr0HYQ
「そうだ。オレの場合は相手を倒す度に強くなれるが、
 それでもいつか――それこそ魔封波なり、宇宙に放り出されるなりで、
 やられちまうだろうな。
 オレが悟空を最後に倒すことにこだわったのは、
 そうしなきゃ天下を取るのが不可能だからでもあるんだ……」
「てめえはそれを知っていたのか?」
17号は強い口調でヤムチャに迫る。
「てめえは本当にそれでいいのか?
 かつてゲロの資料で読んだ……。
 格闘家・ヤムチャはピッコロ大魔王とその息子による世界支配の阻止、
 ベジータ・ナッパによるドラゴンボールをかけた戦いでそれぞれ微力ながらも力を尽くし、
 平和な時代にはその体力を生かしてスポーツや人助けをするなど、
 他の戦士達に比べても地球への貢献度は高かった、とな。
 そのまま行けば、かつての盗賊稼業のことを差し引いても充分天国へ行けたはずだ。
 てめえはどうせ一瞬しか持たない天下を取るために、天国での暮らしを捨てちまったんだ!」
「17号……。
 オ、オレは、お前の言うとおり、他の奴らに比べても、
 ……なんていうか、そうだな、平和的な暮らしをしていたし、望んでもいた。
 格闘家に、なりきれていなかった……。
 他のみんなとオレとの違いは何かっていうと、オレは考えたんだが、野心、だったんだと思う」
17号は黙って聞いていた。
「他のみんなは……。
 悟空も、ベジータも、ピッコロも、天津飯も、たぶんクリリンだって、考えは一緒だった。
 "誰よりも強くありたい"って、そう思っているだけだった。
 だから、強くなった。
 オレは違った。オレは最初から天下になんか興味はなかった。
 だから弱いままだったんだ……。
 この戦いを始めて、ただ天下を取るためだけにガムシャラに力を振るってみたら、
 オレはこんなにも強くなれた。
 みんなの敵になったことで、みんなの、……格闘家の、仲間入りが出来たんだ」


568 名前:急襲のヤムチャ(5/5) :03/04/17 23:51 ID:pRGr0HYQ
「ヤムチャ……」
17号は静かに口を開いた。
「やはりオレには理解できない。
 てめえはそれで……、虚しく、ならないのか?」
「む、虚しい……、だって?
 そうか、……これが、虚しさってやつなのか。
 オ、オレにも、これを感じることができたわけか……」
「なんだ? 何を言っている?
 おい、ヤムチャ!」
17号はヤムチャを二三度揺さぶったが、すぐに手を離した。
「こいつ……。死んでいる」
エイジ784年5月29日、午前11時00分。
ヤムチャは、ついに息絶えた。
17号はヤムチャの亡骸を、いつまでも見つめていた。
しばらくして、東の方からスカイカーに乗ってヤジロベーが現れた。手にはスカウターを持っている。
「やいやいやい! ヤムチャ!
 なんだか知らないがお前、今ずいぶん弱っているな!
 とどめはこのヤジロベー様が刺してやる! 覚悟するんだな!」
そして西の方から飛空挺に乗ってサタンが現れた。手にはスカウターを持っている。
「オラオラオラ! ヤムチャ!
 戦闘力10のお前なんかこの私がギッタンギッタンのメタメタにぶちのめしてやるぞ!
 ブウのカタキだ! だーはっはっは!」
二人は顔を見合わせた。

終わり


569 名前:急襲のヤムチャ :03/04/18 00:07 ID:6H1gNd+Y
というわけで終了。読んでくれた人ありがとうございました。

元々あまり長い話を考えるのが得意じゃないんで、
話の繋がりや大きな展開を作るより
一話一話のネタを重視する、というのがコンセプトだったんですが、
そうなると当然というかなんというか最後は苦しい展開になりました。
まあ、戦闘のネタが切れてきたころにちょうど最終回を迎えられたんで
終わるタイミングはよかったかと考えています。
オチを期待してくれてた人を裏切ってしまったかもしれませんが。

570 名前:作者の都合により名無しです :03/04/18 00:25 ID:C20A9XYf
>>急襲
おつかれー、
安定して楽しめました。

これで、連載は超ヤムチャ伝だけになってしまったか…一気に過疎化の予感が


571 名前:作者の都合により名無しです :03/04/18 01:28 ID:qK8XYLXN
>急襲
ぐぉ〜〜。終わってしまった…。乙彼。一話一話楽しめました。
UM-。確かに最後はサックリしすぎてる鴨。でもシリアス系では俺の中で一番かな

だが、本当にスレの存続が急に不安に。

572 名前:作者の都合により名無しです :03/04/18 10:25 ID:LyvKNAL8
病的さんへ。
小説飲茶の日記を見て下さい。 更新してないんだけどね。

急襲のヤムチャさんへ。
お疲れ様でした。

次スレネタ
ヤムスレからDBスレに変更する話に反論があったみたいなので、
一応言っておくと、DBスレになったからといって、ヤムネタをやめる必要もないかと。
うーん、言える事ってこれぐらいかね。

573 名前:作者の都合により名無しです :03/04/18 10:59 ID:LyvKNAL8
test

574 名前:作者の都合により名無しです :03/04/18 13:12 ID:qK8XYLXN
>>572
灰。見ました。どうもです。

575 名前:さいりょ :03/04/18 15:17 ID:+U9ENOin
>急襲のヤムチャ
乙でした。そういえば、17号が残ってたんですね。

ところで、やっぱ悟飯は死んだままなのかなあ…。宇宙に飛ばされたんだし。

次回作に期待age

576 名前:作者の都合により名無しです :03/04/18 18:59 ID:/0A9PhLu
だれもおらんね

577 名前:作者の都合により名無しです :03/04/18 21:12 ID:Gl4yJwgf
いるよ

はじめの一歩見てたりして。みんな

578 名前:sage :03/04/18 23:08 ID:oc4DfNFM
急襲のヤムチャおもしろかった・・・
お疲れ様でした。

579 名前:作者の都合により名無しです :03/04/18 23:10 ID:KuRbsDpv
誰か・・作品を・・・

580 名前:作者の都合により名無しです :03/04/19 00:24 ID:hWPc0l/R
>急襲のヤムチャの作者さん
お疲れ様でした。とても面白く読ませてもらいました。
ありがとうございました。

ところで、一つお聞きしたい事が・・・気円斬って、確かアニメのPセル戦で悟飯が
手で受け止めていたような気がするんですけど、記憶違いですかね?

581 名前:作者の都合により名無しです :03/04/19 00:30 ID:1rioF7VH
アニメは無視でしょ セルには効かなかったし、ビネガーも素手で受け止めてたし。

582 名前:作者の都合により名無しです :03/04/19 00:41 ID:Mx9+XMoY
>580
アニメでクリリンの気円斬をPセルが弾いてたような記憶がある

つうか、作品コネエな
もう次スレを懐板に立てたほうがいいのかもね


583 名前:作者の都合により名無しです :03/04/19 00:59 ID:HoNjrpT/
お久しぶりです。以前、『未来』とか書いてた作者です。
作品少ないですね。まぁ、その中の一つ『急襲のヤムチャ』がとっても面白かったので俺的には満足ですが。

んで、俺自身は今、新しいヤム小説のアイデアを考えているのですが、
いかんせん、今まで書かれてきた作品が多すぎる。今現在考えているストーリーなんか、
急襲のヤムチャにソックリ。こりゃイカン。って思っちゃいます。
正直な話、手詰まりってところなんじゃないでしょうか。作品数が少なくなったのも、
それが理由な気がします。まぁ、俺一人がアイデア不足って言っても、ほかの人まで
そうだと決め付けるのはおかしいですがね。

で、
一つの解決策としてリレー小説っぽい提案なのですが、
まず、誰かが小説の原案を出す。
んで、ほかの人がその原案を使って小説化する。
って言うのを、考えてみました。一言で言えば、俺の案を周りの人に書いてもらおう。
と。。こう書くと、まるでサボってるように聞こえると思いますが、違います。
プロじゃないんだから、一人の人間でできる事って限りがあるでしょ。
アイデアはあるんだけど、小説にするとなると無理なんだよね。っていう人もいると思うし、
細かい描写や、ストーリーの組み立てには自信があるけど、肝心のネタがないんだよね、っていう人もいると思います。
だから、共同作業で作るって言うのを提案したいんです。
で、リレーはだめです。既存の企画があるし、さらに言えばまとまった話を作ることが難しいです。
なので、あくまでも発案と、小説化、この二つを分業するっていうことです。

どうでしょうかね。。。

584 名前:作者の都合により名無しです :03/04/19 01:07 ID:HoNjrpT/
とりあえず、言い出した人間として最初の発案を行ってみます。

ヤムチャを始めとするDBの各キャラ達が神龍を使って、自分の願いをかなえようとする。
ストーリーを考えています。
プーアルが病気になって、それを直すために、DBを集めるヤムチャですが、
それをかつての仲間たちが妨害します。ヤムチャvsDBの仲間たち。っていうストーリーです。
かつての仲間たちも、自分だけの譲れない願いを持っており、それを叶える為に互いに争います。
そんなストーリーです。

んで、俺にはいくら考えても、ヤムチャ以外の登場人物にDBを集める理由付けができないので
こんな企画を提案しました。
小説の時代背景としては、DBがまだ一つの願い事しかかなえられなかった時代が小説の設定から言って良いと思います。
と・・・
この程度の案で、書き始められたらすごいですよね。。。。。


すんません。まぁ、書く気になった人がいたらっていうことで。。。。。

585 名前:もしもヤムチャが天津飯に足を折られなかったら(1/2) :03/04/19 02:43 ID:V0A1ocLI
 第一話 ヤムチャのチンケな野望      


 第二十一回天下一武道会は孫悟空と天津飯の激闘のすえ
 天津飯が僅差で優勝し、幕を閉じた。
 我らがヤムチャは原作と違い足は折られなかったが
 一回戦で対戦した天津飯にボロゾーキンのようにやられた。
 それによりヤムチャのプライドはガタガタ
 いつの間にか天津飯とフレンドリーな感じになっている悟空達
 に対しても快く思っていない。         
(くそー! 天津飯めーーー!! 鶴仙人が消されたからってあっさり
 寝返りやがって、全く抜け目のないやつだぜ。いつか覚えてろよ!!)
 そんなことを考えているうちに皆で食事に行くことになったらしい。
「そういう事なら賞金で奢らせてくれ」
(ふん、このヤムチャ様を侮辱したんだから当然だな)
「それはやめたほうがいいと思うぜ。信じられないほど食うやつがいるんだ」
(馬鹿クリリン余計なこと言ってんじゃねーよ。三つ目のハゲの気が変わったら
 どーすんだこのタコが!!)




 
 

586 名前:もしもヤムチャが天津飯に足を折られなかったら(2/2) :03/04/19 02:45 ID:V0A1ocLI
 「そうだ!オラの如意棒とドラゴンボール」
「あーいいよ。おまえ疲れてるだろ?オレが取ってきてやるよ」
「サンキュウ!クリリン」 
「アンタ”一回戦負け”だったんだから一番体力余ってるはずでしょ?
 あんたが行きなさいよ!」
 ブルマが一回戦負けを強調してヤムチャに話しかけてきた。顔が心なしかにやついている。
「え?オレ?」
「あ、いいです。オレが行きますよ。
 ヤムチャさんはお疲れのようなので休んでいてください・・・ククク」
(ク、クリリンまでオレを一回戦負けのヘタレと馬鹿にしてるのか・・・
 ゆ、許さんぞーー!!  ・・・そうだ!このままボールを取りにいく
 振りをしてトンズラしてそのまま七つ集めて願いを叶えてしまうと
 いうのはどうだろうか。うんそうしよう。願いしだいではもうヘタ
 レと言われることはない。それどころか世界征服も夢ではないぞ)
「いや、オレにいかせてくれ。残念だがオレが一番役に立ってない。じゃ行ってくる」
 ヤムチャは武道会場に走っていった。


587 名前:もしもヤムチャが天津飯に足を折られなかったら :03/04/19 02:55 ID:V0A1ocLI
第一話 ヤムチャのチンケな野望(2/3)


(どんな願いがいいかなぁ。やはり誰にも負けない力か?
 本来なら金や女ってとこなんだがやはり強くなって悟空
 やあのハゲどもを見返してやりたい。その為の第一歩を
 いま踏み出しているのだ)
 ヤムチャは想像しながら武道会場へと走る。そこでふと気づく
(しまった!ドラゴンレーダーが無い。これではボールは集められん。
 ブルマに借りに戻ろうか・・・ いやどうせ不振に思って貸してくれ
 んだろう。悟空達の所に戻るのは危険だ・・・)
 足を止めながら考える。
(はあぁぁぁ・・・無理か、こんなこと考えたオレが馬鹿だったな。
 三年後の武道会では優勝をめざして修行すれいいだけじゃないか。
 たとえ結果がつかなくても自分で納得のいく修行をし、全力を尽くせば
 それでいいじゃないか。さて会場はあれだな早く荷物もってもどるか。)
 結局毎回やってることと結果が同じでことに全く気づいてないヤムチャは
 悟空の荷物のある建物に入っていった。邪悪の存在に気が付かずに・・・
                          
                         つづくかも・・・


>>585 ○ 1/3
 × 1/2
>>586 ○ 2/3
× 2/2
 

588 名前:もしもヤムチャが天津飯に足を折られなかったら :03/04/19 03:10 ID:V0A1ocLI
586 ヤムチャのチンケな野望(1/3)
587 ヤムチャのチンケな野望(2/3)
588 ヤムチャのチンケな野望(3/3)

何度も間違いスマン

589 名前:作者の都合により名無しです :03/04/19 15:16 ID:Ew7M/0Ag
>>583
途中で止めたくなった時は気軽に止められないと思われ。

と問題点を先に上げといたから、こういう時は皆ちゃんと話し合ってね。
少なくとも途中でどちらかが文句言い出して、勝手な理屈を言い合うのは御免。
昔、俺の嫌いな奴が、最初に作品を仕上げる覚悟をしてたんだから
途中で止めるのはおかしいとか言い出してきた事もあるから
こういうのには敏感になってまつ。

590 名前:作者の都合により名無しです :03/04/19 16:37 ID:sqxCQHVQ
>>583
おかえりんさい。

原案者と執筆者を分けるかぁ…。
ってか、そういう案が前に出て、オレが2つか3つか案出したけど
誰も書いてくれなかったしなぁ。
あとたまに、こういうのキボンとか言う人もいるけどまず書かれないよね。
作者も自分で好きなように書きたいというのもあるだろうし。
ってか作者自体、いないね。

591 名前:さいりょ :03/04/19 18:57 ID:LP7n+VGU
新しいヤツの最初の方と、二つの頬の傷の改訂版だったら前から書いてました。
アナザー終わった時点で、次スレまでに終わりそうも無かったから、うp控えてたんだけど…。

592 名前:作者の都合により名無しです :03/04/19 19:14 ID:sqxCQHVQ
>591
期待age

593 名前:作者の都合により名無しです :03/04/19 21:46 ID:ApaNQKRl
>581
>582
教えてくれてありがとう!
そんな事まであったとは知らなかったです・・・。

594 名前:作者の都合により名無しです :03/04/19 22:22 ID:lCZX9+vG
超ヤムチャ伝 〜未完の戦士〜 第14話>
悟空の4倍かめはめ波によってベジータの姿は消えた。体の痛みをこらえている悟空にヤムチャが操気弾
をしたがえながら近くへ向かった。
ヤムチャ「悟空、大丈夫か?」
そう言うとヤムチャは操気弾を悟空のからだにあてた。悟空の体の痛みが薄れていく。
悟空「た、助かったぜ。ヤムチャ。でもあいつはまだ生きてるようだな・・・」
かめはめ波によって地面に空いた大穴からすさまじい気が感じられる。操気弾によって楽に攻撃を命中
させられたかに見えるが、ヤムチャもそれなりに体力を消耗していた。操気弾では傷の治癒しかできない。
ヤムチャがまた作戦を考え出した時、大穴からベジータの姿が現れた。
ベジータ「どうやら貴様らをなめていたようだ・・ここまで出来る奴らだとわかった以上、俺も本気でやらなければ
ならん。命乞いをするなら今のうちだぞ」


595 名前:作者の都合により名無しです :03/04/19 22:22 ID:lCZX9+vG
そう言うとベジータは空高く飛び上がり、姿が見えなくなった。あちらこちら動いているのは気の動きでわかる。
ヤムチャ「なにをしようってんだ・・・」
突如、ベジータのいるあたりの空が発光し、巨大な光の球が出来た。突然の出来事に困惑ぎみのヤムチャ
達の元へ、巨大な物体が落ちてきた。よく見ると人間の形をしている。サイヤ人の服が見えた時、ヤムチャ
は遠い昔の出来事を思い出した。
ベジータ「ふはははは!これで貴様らも終わりだっ!月を消しておいたようだが無駄だったな!」
ヤムチャ「そ、そうか・・大猿か・・・悟空も昔・・・あの時の悟空は手がつけられなかった。今度も・・・」
悟空「な、なんだってんだ・・・なんでこんな化け物に・・」
驚きを隠せない2人に対して、ベジータの口から怪光線が放たれた。それをかわし上空へと飛び上がる2人。
だが、そんな2人の動きを先読みしていたかのようにベジータの拳が迫る。体が巨大になったぶん、威力を
増した一撃をくらって悟空の体は吹き飛ばされ、岩に激突した。そしてベジータの顔が反転し、ヤムチャの
方へ向いた。操気弾で翻弄しようとするヤムチャ。だが、まるで虫をはらうように操気弾を吹き飛ばし、
ヤムチャへと突撃するベジータ。ヤムチャはなんとか距離をとろうと必死だった。
クリリン「そんな・・あいつ大猿になってやがるなんて・・・悟飯!なんとかあいつの尻尾を切るんだ!」
悟飯「は・・はい!」

596 名前:作者の都合により名無しです :03/04/19 22:23 ID:lCZX9+vG
大猿に変身したベジータに手も足も出ないヤムチャ達。そんな彼らを助けようと、クリリン達が行動を開始した。
クリリンと悟飯がベジータの前後に陣取ったころ、ベジータの手の中にはヤムチャの姿が。
ヤムチャ「ぐ・・・ぐ・・・」
ベジータ「どうしたカカロット。痛いか?今の俺の戦闘力は人間の頃の10倍だ。貴様があの妙な球を
使っても絶対に勝てんぞ・・・まあ貴様はこのままつぶされる運命だがな」
ベジータがさらに力を込め、ヤムチャを押しつぶそうとする。
ヤムチャ(悟空はどこだ!?・・・あっちの方でかすかな気の増大が感じられる・・だがその前に俺が
くたばっちまいそうだぜっ!)
悟飯「やめろ!その人をはなせっ!」
ベジータ「ほう・・・カカロットの息子じゃないか。父親の最後を見に来たのか?」
悟飯がベジータの注意を引き付けてるうちにクリリンが放った新技、気円斬もベジータのシッポをとらえる
ことなくかわされてしまう。ベジータはさらに力を強めた。
ベジータ「これでフィニッシュだ」
ヤムチャ(ぐおおおお!い、いてええええ!だめだ、こりゃまた死んだな・・・やれやれ・・・)
クリリン達がヤムチャの死を覚悟したその時、突如、ベジータのシッポに向けて光が放たれた。
ヤムチャとクリリンには見覚えのある光だった。爆音が聞こえ、ベジータのシッポは粉々に吹き飛んだ。
「て・・・天津飯!?」
悟飯達が退避していた場所には、仰向けになったまま両腕で気功砲の構えをとっている天津飯の姿が。
ベジータ「もう一匹いやがったか・・・俺の尻尾を・・・!!!」
構えを崩した天津飯の下へクリリンが走った。
クリリン「て、天さん!あんた、意識が戻ったのか!?しかし、この体で気功砲を撃つなんて・・・」
天津飯「あれから3時間近くも寝てたんだ・・・意識ぐらいはもどるさ。だが、俺はどうやらここまでのようだ。
まったくいいとこがなかったからな・・・最後に見せ場を作れてよかったぜ。じゃあ、後は頼んだぞ・・」



597 名前:作者の都合により名無しです :03/04/19 22:23 ID:lCZX9+vG
天津飯の命をかけた気功砲によってベジータのシッポはコナゴナに吹き飛んだ。動かない天津飯を置き
クリリンが戻ってくると、憎悪に満ちた顔のベジータの姿が。
ベジータ「このくそやろうども・・俺を怒らせてそんなに死にたいか!」
クリリン「ひ・・・ひいっ!」
ベジータが気合を込め始めた。あたりにはまるで台風のような気流が発生し、風も強烈になってきた。
ヤムチャ「こいつはすごい・・・クリリン、お前達はどっか遠くへ行っててくれ。俺たちで決着をつける」
クリリン「わ、わかりました。ヤムチャさん、がんばってください!」
天津飯達の体を背負って飛んでいったクリリン達を見ながらヤムチャが気を入れ始めた。
ヤムチャ(天津飯・・・あんたに教えられたぜ。さっき俺はもう助からないと思って昔のようにあきらめていた。
だが、命がけでやればなんとかなったかもしれねえ。さっきのあんたみたいにな。今度は俺が命をかける番だぜ)
ベジータ「今度こそ終わりだ・・カカロット・・・」
ヤムチャ「今度こそ終わりなのはてめえのほうだ・・・貴様のハゲ面をぐしゃぐしゃにしてやる」
ベジータ「なっなんだとおおお!!!」
ヤムチャの体の周りに操気弾達が群がり始めた。
<つづく>

598 名前:山崎渉 :03/04/19 23:43 ID:CNYnT+RK
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

599 名前:山崎渉 :03/04/20 00:26 ID:x5tAr9iy
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

600 名前:作者の都合により名無しです :03/04/20 00:41 ID:K9pIoxFB
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%A4%E3%83%A0%E3%83%81%E3%83%A3%E3%80%80%E5%B0%8F%E8%AA%AC&ie=UTF-8&oe=UTF-8&hl=ja&lr=
トップだよ。

俺のサイトはまったく載ってないよ。
チクショー。

って、俺のサイトはロボットよけ貼ってあるから仕方ないんだけどね

601 名前:作者の都合により名無しです :03/04/20 01:07 ID:K9pIoxFB
>>591
んじゃ、ひとつアドバイスしますね。以下は『二つの頬』についての記述です。
まーず、『ドラゴンボールという不思議な石』という表現は嫌いでした。素直に、願いをかなえるとか。まぁ、どう不思議なのかがわかるように書いてあげたほうがいいでしょう。
つまり、不思議なんていう抽象的表現を避け、具体的な表現でドラゴンボールを説明してください。これはほかの場合も同様です。

> 「いや〜、朝の山菜採りに出かけたら、森の中で倒れているんでびっくりしましたよ。」
まぁ、森の中なのは良いんですけど、山菜が取れる森の中で飢餓に陥ってるヤムチャっていうのは若干説得力に欠けますよね。
少しだけ、わかりやすくしましょう。まぁ、上と同じで大きな問題ではありませんので、気にせずに。

> ヤムチャは今までの経緯を整理する事にした。
この後は一行あけてください。場面変わってるみたいなので。

> 自分が必ず勝てる相手としか闘わなくなっていたのだ。
> 門番の山賊もやはり勝てるわけもなく、ヤムチャの手刀一撃で簡単にオネンネしてしまった。
すんません。細かいですが……いわなくてもわかりますよね?

602 名前:作者の都合により名無しです :03/04/20 01:07 ID:K9pIoxFB
> 暗闇の中の階段をヤムチャはゆっくりと下りてゆく。
> 周りの壁には、電灯はおろかロウソクも付いておらず、明かりは手に持ったたいまつだけ。
えっと、ここら辺は、どれぐらい暗いのかがわかるようにしたほうがよいかと。
まぁ、手に持ったタイマツだけが明かりだっていうんだからある程度想像できそうなものですが、
詳しい説明があったほうが、暗闇が読者に伝わりやすいかと。
ついでに、「たいまつ」って漢字だと松明って書くんですが、読みづらいですよね。
んでも、ひらがなを続けて書くのも同じぐらい読みづらいと思うんですよ。だから、カタカナっていう手があります。

> なんて、思うヤムチャだったがさすがに武道家の一歩手前やめておいた。
はわわ、こんな表現あるんでしょうか? いや、あるんなら良いです。単に知らないだけなんで、あるなら無視しましょう。
これは、単純に俺が知らないだけです。マジに

> わしは、妖術や魔術の研究をしていてな。
イキナリですね。ま、悪くないか。

他にも言いたい事はありますが、全部言うと面倒なことが起こりそうなので、この程度にしておきます。

603 名前:山崎渉 :03/04/20 02:55 ID:x5tAr9iy
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

604 名前:作者の都合により名無しです :03/04/20 11:32 ID:VtJ7SKZz
次スレサブタイ案、恥丘まるごと腸血栓

605 名前:作者の都合により名無しです :03/04/20 15:49 ID:lbRygJh4
>>601-602
アドバイスか?ただの批判じゃないか。

606 名前:作者の都合により名無しです :03/04/20 15:57 ID:/N7e+crR
それではちょっとアドバイスをってよくあるけどなんかむかつく。

607 名前:作者の都合により名無しです :03/04/20 16:07 ID:1U+gIXlM
Part9になって厨が一気に増えたな(欝

608 名前:作者の都合により名無しです :03/04/20 16:22 ID:x105odNp
もうこのスレだめぽ。

DB総合で次スレ立てたほうがいい気がする。

609 名前:作者の都合により名無しです :03/04/20 17:31 ID:Z4dGN1nZ
何か雰囲気が急に殺伐としてきたよな。吉野屋コピペじゃないが。急襲おわってさらに加速した。今まで以上に深刻な状況。立て直しがきくか?ヤムチャ!

610 名前:作者の都合により名無しです :03/04/20 18:11 ID:CMx5qA8j
あと三週でアニメのヤムチャの勇姿が見れるよ

611 名前:作者の都合により名無しです :03/04/20 18:45 ID:GnfJB1sP
作品書かれても誰もなにも言わないね


612 名前:作者の都合により名無しです :03/04/20 19:09 ID:F1ai1lF4
>>超ヤムチャ伝
俺は前から応援してたよ。原作に沿ってるけど展開が見えないから面白い

613 名前:作者の都合により名無しです :03/04/20 19:44 ID:sa0QkMbJ
パクリのdb信者たちへ
http://game4.2ch.net/test/read.cgi/poke/1050811779/l50

しょせん鳥山はアニメからの引用だけってこった
ケタケタケタ(ビックバン藁嘲笑

614 名前:作者の都合により名無しです :03/04/20 23:22 ID:DvpUtBnj
何かこのまま朽ちていきそうな勢いなんで保守あげ

615 名前:作者の都合により名無しです :03/04/21 03:06 ID:M/chP1ii
あれ・・やっぱだれもおらん

616 名前:作者の都合により名無しです :03/04/21 14:15 ID:uKUwQ0w/
このスレも終わったな

617 名前:作者の都合により名無しです :03/04/21 14:36 ID:1HW9WA0O
一人・・

618 名前:614=615=617 :03/04/21 16:12 ID:rlr7icba
あわわわ…
サロン並の過疎化。










終わるの?マジで

619 名前:作者の都合により名無しです :03/04/21 17:29 ID:7kW8cRFM
いるぞ。

620 名前:作者の都合により名無しです :03/04/21 17:30 ID:cIqgAVs2
終わらせたくない。
けど、今ものすごく忙しいから書き込みがほとんどできない。
作品を書くのって、その善し悪しとは関係なく、ものすごく時間がかかるのよ。

んだから、ちょっち待ったれや。
そのうち、誰かが書くって。

621 名前:作者の都合により名無しです :03/04/21 19:33 ID:HVRHkYy/
ほっ

622 名前:作者の都合により名無しです :03/04/21 20:41 ID:BeBAOBKL
連休入れば持ち直すんじゃねえの?

623 名前:481 :03/04/21 20:42 ID:f/7ot36j
ふぬー、過疎化烈しいっすねぇ。
基本情報技術者試験のいざこざで来ぬまになにが。
急襲のヤムチャ終わってるし…
読み手が(表面上)増えてきたのに、小説のうpが少なくなってきた?


624 名前:ヤムヤムオレンジ :03/04/21 22:53 ID:d8PnP9sW
『餓狼伝』〜プロローグ1〜

我が名はヤムチャ。

砂漠の隠れ家で、今まさに死に臨まんとする一人の老いぼれだ。
今となっては、かくも老いさらばえた私だが、かつて盗賊として
悪名を轟かせたこともあった。
あの頃は、生気がみなぎり、力強く、そして何より自信に溢れて
いた。自分が世界の中心だと信じてやまなかった。
「フフッ」
昔のことを思い出すと、どうしても自嘲めいた笑いが込み上げて
くる。嫌な癖だ。しかし、それも仕方のないこと。

そんな私も、ある日初めて敗北の味というものを知った。
それからだった、私の人生がガラリと変わることになったのは。


625 名前:ヤムヤムオレンジ :03/04/21 22:55 ID:d8PnP9sW
『餓狼伝』〜プロローグ2〜
             とも
かつての好敵手が、いつしか戦友と呼べる存在に変わった頃、私
は盗賊家業から足を洗い、武道家として武道の道に生き、ただ武
道のためのみに死のうと堅く心に誓った。

毎日が、自らの限界との戦いだった。
しかし、それが辛いと思ったことは一度もない。
心を見つめ、技を磨き、肉体を極限まで高める。
盗賊をしていた時には感じたことのない、新鮮な喜びがそこには
あった。

あの敗北以来、私の人生には穏やかな光が溢れるようになった。
自らの生きるべき道を見つけ、愛する者もできた。
毎日が充実していた。人生の喜びを噛み締めていた。
我が人生の転機に感謝こそすれ、呪う理由など全くなかった。


626 名前:ヤムヤムオレンジ :03/04/21 22:56 ID:d8PnP9sW
『餓狼伝』〜プロローグ3〜

だが、それも今はもう過去の話。
もはや誰も私の名など覚えておるまい。
かつて私を包んでいた光はどこぞへ消え失せ、今は死神どもの忌
々しい黒衣だけが、私を包み込んでいる。
仲間たちも、私が今こうして死を迎えようとしていることなど、
知る由もないだろう。

ただ一人砂漠の穴の奥底で、死出の旅路に赴かんとする私の胸の
内を、今更ながらに去来するマグマのように熱くドス黒い想い。
あぁ、私に残された時が許してくれるなら、どうか、どうかこの
想いを語らせてくれ。

脆弱なる人の身で、運命に抗った一人の男の死に様を・・



627 名前:作者の都合により名無しです :03/04/21 23:20 ID:BeBAOBKL
1.元ネタ何?
2.何で60桁で改行してんの?
3.>>625文字がズレてる
4.書き込みを3回に分ける必要ねえだろ

628 名前:作者の都合により名無しです :03/04/21 23:40 ID:GSUbUviV
589の嫌いなやつって誰?何かこういう陰険なこと言うんだったらコテ名とか何の作者とかはっきり言ってほしいな。

629 名前:キョンシー竹村 :03/04/21 23:52 ID:M/chP1ii
初代スレからいるやつならわかるだろ。俺だよ

630 名前:☆☆壊れた世界☆☆ :03/04/22 01:20 ID:bBPiCOCW
「お、おい。やめろよ!」
ブルマは包丁を片手に持ち、それを頭の上高く振り上げる。そして、ヤムチャめがけて勢いよく振り下ろした。
突然の出来事。ヤムチャにはなぜ、ブルマが襲い掛かってくるのか理解できない。
状況を理解するため、ヤムチャはブルマの顔を見る。いつもと違う。尋常じゃない。
まず、目が赤い。血走っているのではない。血管が浮き出るような状態ではなく、
黒目が小さくなり、周りの白目が薄っすらとだが、ハッキリ赤くなっている。
頬も違う。艶がない。日照りの後の田んぼのような荒れよう、いつものハリのある肌とは違う。
そして、一番違うのは口元。よだれをたらしている。
なぜだ。ブルマが変わってしまった。
自分に襲い掛かってくる。ヤムチャはブルマから逃げる。だが、距離をとらず、状況を確認している。
ブルマの近くにいて、彼女の変化を観察している。
どうして、ブルマが自分に襲い掛かってくるようになったのか。
考えている間にも、立て続けにブルマの攻撃がヤムチャに浴びせられる。
包丁を使って、切る。薙ぐ。突く。が、達人ヤムチャは余裕でかわす。
ヤムチャはさらに観察を続ける。
太刀筋について。素人のそれだ。武道の心得を持つ、ヤムチャにとって楽にかわせるものだ。
ブルマは人体の急所を理解していない。ただ、包丁を振り回すだけ。あたっても、致命傷にならないことは明白だ。
だが、そもそも、なぜこんな事になったのだろう。
一体、彼女に何があったというのだ。そして、自分が一体何をしたというのだ。
考えても答えなど出るはずもなく、ヤムチャはついに決断を行った。
ブルマの刃をかわし、彼女の右前に移動する。そして、そのまま手刀で首に一撃を与えた。
決着だ。ブルマは気絶した。

631 名前:☆☆壊れた世界☆☆ :03/04/22 01:21 ID:bBPiCOCW
ヤムチャには突然の恋人の狂乱が理解できなかった。だが、彼女が尋常でないことは理解できる。
だから、今自分にできることは何もない。彼女の顔を見ただけでわかる。あれは異常だった。
再度、気絶した彼女の目を開けてみる。それを覗き込む。
黒目がほとんどない、そして、白目である筈の部分が鮮やかなピンク色をしている。
医者だ。医者を呼ぶべきだ。ヤムチャはそう判断し、ブルマを彼女の部屋に連れて行った。
ここは、カプセルコーポレーションの廊下。ヤムチャ、プーアル、ブルマ、ウーロンの部屋が並んでいる。
ブルマの部屋は廊下の奥にあり、入り口からは最も離れたところだ。部屋の大きさは四人の中で一番で八畳ほどの広さがある。
部屋の中には、テレビ、ビデオ、CDプレーヤー、電話機などの生活用品から、彼女の趣味である電気工作用の半田こて等まで様々なものがおいてある。
特徴的なのは、女性としては片づけが下手なところだろうか。床を見ればファッション誌や、工学系のカタログ誌が無造作に広げてある。
ヤムチャはそれらを掻き分けて、ブルマを彼女のベッドまで運んだ。医者を呼ぶ。それが自分にとってできる唯一の行動だ。
いや、その前にブリーフ博士に知らせるべきか。駄目だ。彼女の変貌を親に知らせるわけには行かない。
どうせ、知ってしまうのだ。その時でいい。ヤムチャはそう考えながら、ブルマの部屋にある電話から救急車を呼ぶことにした。
医者が来れば、彼女の病変理由がわかるに違いない。そして、きっと治してもらえるに違いない。
すぐに終わる。彼はそう思い、ダイヤルを回した。
「はい、11X番。救急センターです」
「若い女性が一人、突然倒れてしまいました。理由はわかりません。ただ、目がおかしいんです
ピンク色をしていて……」
ヤムチャは嘘をついた。が、目がピンク色という点だけは嘘ではない。
「目がピンク色……ですか」
「はい、僕にはなんだか、さっぱりわからないんで早く来てください。
とにかく、突然倒れたんです。お願いします」
「わかりました。では、住所を……」
オペレーターは定番事項と思われる確認をすませ、救急隊員を派遣した。

632 名前:☆☆壊れた世界☆☆ :03/04/22 01:22 ID:bBPiCOCW
20分ほどして、救急車がやってきた。幸い、この時間帯はブリーフ達が外出している。家にはヤムチャとブルマしかいなかった。
救急車から、数名の人間が出てきた。ヤムチャは彼らに状況を説明した。
「突然、倒れてしまったんです」
「呼吸を確認しろ」
隊員の一人、おそらく一番格が上と思われる人間がヤムチャを無視して指示を出した。
「呼吸はあります」
「目を見てください」
ヤムチャは隊員たちを促した。言われるままに、格上の隊員がブルマの目を確認する。
「ピンク色……。おい、これは何ていう病気だ」
隊員たちのほうを向いて聞くが、答えは返ってこない。
「すいません、彼女の病歴などは」
格上の隊員は初めてヤムチャの方を向き質問した。
「わかりません。ただ、15歳ぐらいからは大きな病気はありませんでした」
「そうですか、とにかく病院に搬入するぞ」
タンカにブルマを移動させ、手際よく運んでいく。
「ご同行をお願いできますか」
隊長らしき人間からの質問に対し、ヤムチャは一旦考え込んだ。
タンカで運ばれていくブルマを見つめる。そういえば、今は自分と彼女しかいなかったんだ。
だとすれば、ブリーフに事の次第を知らせなくてはいけないんじゃ。そうだな、もう医者には連絡した。
ブリーフに伝えてから医者に会いに行ってもいいだろう。若干の沈黙の後、彼はしゃべり始めた。
「いえ、僕は後で行きます。このことを他の家族に知らせないといけないので」
「わかりました。では場所ですが、こちらになります」
そういって、隊長は地図を差し出した。あらかじめ用意してあったものらしく、カラーで印刷された地図だった。
それを見れば、ここからそう遠くない、西の都中央病院だそうだ。
「僕らも後から行きます」

<< つづく >>

633 名前:☆☆壊れた世界☆☆の作者 :03/04/22 01:27 ID:bBPiCOCW
いやぁ、突然、変なところから書き出すとどうかと思ったのですが、
やっぱ、主人公たるものピンチを経験しないと駄目かなぁ、と思ったもので。
包丁片手に襲い掛かってくる恋人、っていう所から描写を始めてしまいました。
っていうか、かなりクドイ文章になってますね。もう少し、スッキリさせた方が
読みやすかったですね。ちょっと、後悔してます。

634 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 01:40 ID:bBPiCOCW
>>624-626
うわぁ、俺のなんかより、ずっと面白そうですね。期待してます。
お互い始まったばかりですので、頑張りましょう。

ちなみに、俺の作品での今回の目標は「恐怖の表現」です。
今まで、数作品書いてきて、恐怖物っていうのは一つだけ、それに近いものを書いたことがあるのですが、
今回のは『近い』ではなく、そのまんまを目指しています。
『Yamucha Burst Error』では最初の作品だったのでとにかく、終わらせるよう頑張りました。
その結果、カナリ失敗が目立つ作品になりました。
『ヤムチャの国の17号』は、もう諦めました。万に一つ、期待していた方がいたら、
スイマセン。無理ッス
『ただ今、テスト中』では、怖い作品を書くべく、恐怖物の超傑作を元ネタにしたのですが、
全然怖くない。全然面白くない。話の筋が滅茶苦茶。こういうのを本当の失敗って言うんだろうな。
『未来』では、キチンと伏線を張って読者が先の展開を予測できるようにすることを心がけました。
面白くなくても、先の展開が読めるようであれば、成功です。

んで、今回はさっきも言ったように『怖い作品』が目指すところです。怖がってください。お願いします。

635 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 01:46 ID:bBPiCOCW
ちなみに、前回提案した、原作と執筆を分ける案ですが、
反対派が多いようですね。キチンとしたルールさえ、設定できればROMの方々からも
作品の提出があってよいと思ったのですが、どうなんでしょうね。もちっと、意見を言ってくれる人がいればいいのですが、
やっぱ、ダメですかね。>>589さんの言う事も納得できるんですよね。

ただ、>>589さんの言う様な批判に対してだったら、たとえば
『原案を行った人間はその後、執筆者に作品を一任し、たとえ途中で作品が終わっても文句を言わない』
とか、条件を書いてみるとか……スイマセン。嘘です。これじゃダメですよね。

あ、ちなみに、プーアルが病気になるネタっていうのは、俺には書けそうもないので、
万が一、書きたい人がいれば書いちゃってください。いないと思いますが、

636 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 02:27 ID:JYcjCN8F
新作イイ!

原作と執筆を分ける案は、執筆者が存在するのかが気になるが…
執筆できるって人がいれば賛成。

それでなくてもROMが参加しやすい何かがあった方がいいとは思う。
具体案はないが…

637 名前:ヤムロット伝2 :03/04/22 02:51 ID:wpIS99CR
第二十一話「ヤムチャ鰤鰤大漁」前回のおはなし>>139-141

『ついに天下一武道会のベスト4が決定しました!!
 二回戦で負ったダメージは大丈夫なのか!?生え際も気になるベジータ選手ーー!!
 会場も静まり返る圧倒的な強さ!最凶・匿名希望選手ーー!!
 いったいどれほどの実力をまだ隠しているんだ!?戦闘センスが光る孫悟空選手ーー!!
 生きてゆくだけで精一杯!番狂わせを演じられるか、ヤムチャ選手ーー!!
 さて、次のベジータ選手VS匿名希望選手の試合を始める前にここで10分間の休憩時間をもうけます。
 トイレに行く際は混雑が予想されるのでご注意下さい』

休憩時間、悟空がヤムチャに話しかけた。
「こっからの戦いはもっとハードになりそうだし、ケガ人の治療のためにデンデの力が必要だ。
 ちょっくら天界のミスター・ポポに逢ってデンデの行方を聞いてくる」
「わかった。オレとの試合までには戻れよな、悟空」
悟空が瞬間移動をしようとかまえたとき、、フリーザが目の前にやってきた。
「ソンゴクウ、いったいどこに行くつもりだい?まさか帰るんじゃないよね」
「いや、ちょっと用事で出かけるだけだ。逃げたりしねえから安心しろ」
その三人のもとへ、応急手当を終えたベジータが姿を現した。
「カカロットの出番はない!やっとキサマと戦えるぜ・・・覚悟しやがれ・・・!」
「フン、相変わらず威勢だけはいいねベジータ。試合が始まったらすぐに大人しくさせてやろう。
 ソンゴクウもちゃんと決勝でかわいがってやるから楽しみにしてなよ」
「・・・ああ」
そう言って悟空が再び瞬間移動のかまえをとった時・・・

バキッ!!

フリーザの足に衝撃が走った。なんとヤムチャがフリーザのスネに蹴りをかましたのだ。

638 名前:ヤムロット伝2 :03/04/22 02:52 ID:wpIS99CR

「いないじゃん。いまのハナシじゃさ・・・・・・オレどこにもいないじゃん。しつれいじゃん。
 同じベスト4のオレの前であんなハナシ・・・オレのこと嘗(な)めてンじゃん!」

ヤムチャの大胆な行動に冷や汗を流す悟空とベジータ。なおもヤムチャは蹴り続ける。

「いっつもそうじゃん。
 "もし・・・わし(=武天老子)が死んだら悟空もおらん今、大魔王を倒すのはおぬし(=天津飯)しかおらんじゃろ"
 "(サイヤ人戦で)生き残った最後のひとりって、ピッコロなんでしょ?"
 "ブルマ、丈夫な赤ん坊産めよ(ベジータと)"
 オレはいつだって、いつだってかやの外じゃん!」

怒鳴り散らすヤムチャ。怒りでフリーザの額に青筋が走る。
それを見ているベジータにも緊張が走る。230本もの髪の束がずっぽり抜けた。
さすがに悟空はヤムチャを止めた。
「やめとけヤムチャ、殺されちまうぞマジで!
 おめえは医務室で寝てたからわかんねえのも無理ねえけど、そいつはフリーザだぞ」
「・・・・・・ま、マジで?」
一瞬にしてヤムチャの表情が恐怖で凍りつく。
(フリーザって確かナメック星とかサイヤ人の故郷の星を消したヤツだろ?
 やばい、オレとんでもないヤツを蹴っちまった!殺されるかも・・・)
フリーザにキッとにらまれたヤムチャはもはや蛇ににらまれた蛙だ。

639 名前:ヤムロット伝2 :03/04/22 02:52 ID:wpIS99CR

『休憩時間終了です!さあ、ベジータ・匿名希望両選手は武舞台に上がってくださーい!!』

ベジータが武舞台の方へゆっくりと歩き出す。フリーザも無言でそれに続いた。
ほっと胸をなでおろすヤムチャ。悟空はこの間に天界へ瞬間移動した。

武舞台に上がろうとするベジータにフリーザがそっと何かをささやいている。
ヤムチャはなんとなく聞き耳を立ててみた。
「・・・安心しろベジータ、貴様もソンゴクウもまだ殺しはしない。いまはゲームを楽しみたいからね。
 二人ともボクが優勝した後でジックリとなぶり殺してあげるよ。
 次はソンゴクウの息子とパチンコ頭のヤツを公開処刑だ。ナメック星でのお礼をしてやろう。
 そして最後は・・・ボクのスネを蹴りまくったあのヤローだ!」

「げっ覚えてやがった!!」
ブリブリッ!!力みすぎてウンコをもらすヤムチャ。

(続く)

640 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 02:56 ID:bBPiCOCW
梢ですか。
ワラッタ

641 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 06:31 ID:LDkxT70X
ヤムロット北ぁぁぁぁぁぁぁぁぁx

642 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 17:34 ID:AnRnlsA3
ヤムロットと新作キターーー!期待age

643 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 19:11 ID:Opi0q04g
俺は今まで彼女が出来た事ないから非リアル恋愛小説なら任せろ

644 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 19:30 ID:D8f2ETs0
地獄の門番と超ヤムチャ伝の作者さん、逝っちゃったのかな。

645 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 19:35 ID:86TaZ0wE
>>643
任せたぞ
期待ageなどと言ってみるteat

646 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 20:37 ID:YgOGIZkp
>>ヤムヤムオレンジ
なんか比喩表現がくさいね

647 名前:地獄の門番 :03/04/22 21:09 ID:0gZfmxJ4
>>644さん
いますよ。『地獄の門番』が自分の中でイマイチな内容(ギャグなしバトルなし)と
思っているので、うp中止です(ナッパ編が終わってたからきりがいいかな、と)。
ヤムチャ非主役(扱いは主役級)作品なら書きたいのですが。。。
このスレの方向が定まっていないようなので静観してますた。

648 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 21:18 ID:nIlDwKTC
いいんじゃない?ヤムチャ以外も

649 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 21:20 ID:T8dcD/bw
なんか「たまチャンが活躍する話を考えようぜ」に見えた

650 名前:さいりょ :03/04/22 22:21 ID:Cjkd0/Vb
http://www56.tok2.com/home/wizardry/game/yamu.zip

ラウンジのRPGツクールスレにあった、ヤムチャクエストです。

651 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 22:28 ID:bBPiCOCW
使用方法の解説を求む。

652 名前:☆☆壊れた世界☆☆ :03/04/22 22:41 ID:bBPiCOCW
ブルマを運ぶ救急車が去った後、ヤムチャはブリーフ博士が帰ってくるまで待つことにした。
博士はこの時間帯、いつも決まって研究者の同僚と大好きなレストランで食事をしている。
彼の好みはカレーだ。激辛のルーにチーズを乗せて食べるのが好きだとのことだ。
そして、そのカレーが最もうまいのが、そのレストランだった。
ヤムチャは時計を見る。20時、そろそろブリーフが帰ってくる時間だ。そして、他のメンバーも帰ってくるだろう。
では、帰ってきたら、何を伝えるべきか。
娘の変化を伝えるか。
伝えなくてはならない。いつかは知ることになる。では、それはいつだ。
今すぐに知らせなくてはならないことか、原因がわかってからでもよいのではないか。
彼女の異変を説明しやすいのではないか。いや、もっと言えば、彼女が回復してからの方がいいのでは。
どんな、異変であっても、終わってからならば、笑い話ですむ。
彼女の異変をそのまま、伝えるのは残酷すぎる。娘が凶暴になった。それも突然。
こんな事を、父親に伝えられるか。否、ヤムチャの答えは否だ。
彼はブリーフに、ブルマが怪我したことだけを伝えることにした。

653 名前:☆☆壊れた世界☆☆ :03/04/22 22:42 ID:bBPiCOCW
しばらくして、ブリーフ博士が帰ってきた。プーアル、ウーロンらはまだ帰ってきてない。
ヤムチャはブリーフに伝えるべきことを伝えた。
「博士。ブルマが突然、倒れてしまって……」
明らかな嘘。だが、真実を伝えるよりは良い。
「え、ヤムチャ君、それは本当か。で、ブルマは今どこに」
「病院です。救急車を呼んで、運びました。」
ブリーフが明らかに落胆している。視線が落ちる。まっすぐ地面を見ているようだが、焦点が合ってない。
「……どこの病院だ」
ほとんど聞き取れないほど小さな声で、ブリーフは呟いた。「西の都中央病院です」ヤムチャは答えた。

654 名前:☆☆壊れた世界☆☆ :03/04/22 22:44 ID:bBPiCOCW
ここは、西の都中央病院に向かう途中の救急車の中。
四人の隊員と、一人の患者がいる。患者の意識はない。いや、なかった。
今患者が起き上がろうとしている。ブルマの目が覚めようとしている。
隊員たちは、その経験から、彼女の意識回復が近いことを悟っていた。
「心拍が落ち着いてきます」
「呼吸の乱れもなくなっている」
隊員たちの顔に安堵の色が見える。患者が回復する。たとえ、それが出会ったばかりの人間であっても、
救急隊員であれば、喜ぶべきことなのだろう。
彼らの表情が輝き始めたころ。ブルマが目を覚ました。
ピンク色の目を開けて、ゆっくりと周りを見回す。首を動かさず、目玉だけ動かして回りを確認している。
若干不気味な光景だ。が、隊員たちは怪我が原因で動けないのだろうと判断し、ブルマに質問した。
「大丈夫ですか、体は動かせますか」
返事はない。代わりに、質問した隊員のほうをじっと見つめる。
喋れないのだろうか、隊員全員の頭にそんなことがよぎる。
「もうすぐ、病院に着きますから安心してください」
不安であるに違いない。そう判断して、隊員はそうなだめた。
次の瞬間。患者が動き出した。何かのカプセルを投げる。出てきたのは、大きな車。救急車より大きな車。
二階建てバスほどもある、車が救急車の中で弾ける。
救急車は炎上し、しばらくするとガソリンに引火して、爆発した。

<< つづく >>

655 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 22:58 ID:Opi0q04g
>>651
まいいや、さいりょさんじゃないけど一から説明する。
まずエンターブレインのHPに行ってRTPをダウンロードする。
ここのページにある12メガの奴。
ttp://www.enterbrain.co.jp/digifami/products/rpg2000/rtp.html
DLしたら実効してRTPをインストールする。

それで次ぎにどれでもいいのでツクール2000で作った
フリーRPGなどのゲームをダウンロードする。
ここで捜してくれ。
ttp://www.frgm.org/   ここのトップに書いてあるリンクをクリックすれば
ツクールで作ったゲームのリンクが画面右に表示される。
(注意:RPGツクール2000で作ったゲームでないと駄目。)

そしてツクール2000で作ったゲームをDLして解凍したら、
フォルダの中にRPG_RT.exeと書いてあるアイコンがあるはず。
それをさっきDLしたヤムチャのゲームのフォルダに移動又はコピーする。
(もう一回注意RPGツクール2000のゲームをDLする事)
そしてヤムチャゲームのフォルダに移動又はコピーしたRPG_RT.exeをダブルクリック。
これでゲームが始まるはずです。
ちなみに、ゲームの決定ボタンはZキーキャンセルボタンはXキーです。

656 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 23:00 ID:Opi0q04g
ttp://www.frgm.org/   ここのトップに書いてあるリンクをクリックすれば
ツクールで作ったゲームのリンクが画面右に表示される。
(注意:RPGツクール2000で作ったゲームでないと駄目。)

ここの部分訂正します。

ttp://www.frgm.org/   ここのトップに書いてあるツクールと書いてあるリンクをクリックすれば
ツクールで作ったゲームのリンクが画面右に表示される。
(注意:RPGツクール2000で作ったゲームでないと駄目。)

こっちが正しいで津。ちょっとばかし首釣ってくる。

657 名前:さいりょ :03/04/22 23:02 ID:Cjkd0/Vb
いや、これ結構面白いよ。漏れは今、馬鹿王子を倒したところです。
みんな、プレイしてみれ。

658 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 23:19 ID:0Q3KFaMw
17号さんの ふったネタ、ギャグなら考えられそうだけど

659 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 23:24 ID:bBPiCOCW
考えてください。

660 名前:作者の都合により名無しです :03/04/22 23:36 ID:bBPiCOCW
いやぁ、俺じゃ無理ですからね。
それにギャグ最近少ないじゃないですか。
がんばってください。

661 名前:作者の都合により名無しです :03/04/23 00:33 ID:1sSQwp7B
>>655
実行ファイルは直に落とせるだろーがハゲ
ttp://uptime.hp.infoseek.co.jp/2ch/data/RPG_RT.zip

662 名前:作者の都合により名無しです :03/04/23 11:44 ID:dqJQ19yI
age

663 名前:作者の都合により名無しです :03/04/23 14:02 ID:JI31r8Y1
新スレ、どーする? >>みんな

664 名前:作者の都合により名無しです :03/04/23 15:57 ID:nMpRPhPZ
正直、もういらない気すらする・・・

665 名前:作者の都合により名無しです :03/04/23 16:31 ID:Z7STaWg0
何気に460kBか

666 名前:作者の都合により名無しです :03/04/23 16:53 ID:GqDvJosS
せめてヤムロットが終わるまではもってホスィ
それ以降はグラヤム、あがき次第か?

667 名前:作者の都合により名無しです :03/04/23 19:04 ID:a+NsiW1k
懐かし漫画板で、ヤムチャスレpart10で良くない?せめて、キリよく10までは行って欲しい。
テンプレどうしようか。話し合おうにも、やむちゃんねるはもう無いし…。

668 名前:作者の都合により名無しです :03/04/23 20:33 ID:wvnGaKWY
ヤムチャクエストクリアー

669 名前:作者の都合により名無しです :03/04/23 22:58 ID:P3xFBOuq
テンプレは同じでいいんじゃない?付け足しでヤム以外もオケーにして

670 名前:作者の都合により名無しです :03/04/23 23:38 ID:a+NsiW1k
>>668
DIOに殺されまくってクリアできねえぽ。

671 名前:作者の都合により名無しです :03/04/24 02:38 ID:WobGBOkV
あう・・

672 名前:作者の都合により名無しです :03/04/24 03:56 ID:MaJHMGgb
MajiでKieる5秒前だな

673 名前:作者の都合により名無しです :03/04/24 11:23 ID:DWlGxDkT
てか人大杉だったりする。
と言う事で人口が何分の一になっておりまつ。

674 名前:作者の都合により名無しです :03/04/24 14:57 ID:aTXYwVG1
ギコナビ入れてやっと見れた。 
懐かし漫画板、ヤムスレpart10、テンプレ「ヤム以外もOK」追加、で
まぁ、もう少し頑張ってみようや。

てか、懐かし漫画板も人大杉だな。

675 名前:急襲のヤムチャ :03/04/24 16:31 ID:mXNh3gmw
「悪臭のヤムチャ」を書こうとして見事に挫折しますた。

次スレの話ですが、
作品を書いている人がいる以上住人側から打ち切るというのはまずいと思います。
作者さんの発表の場を意識的に絶つことになってしまうわけで。
まあサイトを立ち上げるという手もあるんですけど。
自然にdat落ちするぐらい寂れるまでは、細々とでも存続すべきかと。

それはそうと、急襲のヤムチャをてめえのサイトに載せました。
http://hocchie.tripod.co.jp/sentence/yamucha_strikes/index.html
各キャラの戦闘力とかも載せてるので、一応ここでも報告しておきます。

676 名前:作者の都合により名無しです :03/04/24 23:48 ID:8Pnv/X/y
誰もいないの? とりあえず保守

677 名前:作者の都合により名無しです :03/04/25 11:38 ID:Vq9QOH7d
こんだけ少ないのに、人大杉とはどういう意味だろう?

678 名前:作者の都合により名無しです :03/04/25 12:08 ID:xRf3GQyq
>>677
人大杉とは2chが規制をかけている状態の事。
こういう時は2chプラウザでしかスレがみれない。

取り合えずage

679 名前:作者の都合により名無しです :03/04/25 16:09 ID:lluC24tv
>>675
おお!ちょうど戦闘力表を教えて、というところでした。乙。


でもなぁ…やっぱ人いないなぁ
俺のサイトも一日5人以下だよw
更新してないのもあるけれど

680 名前:作者の都合により名無しです :03/04/25 16:33 ID:wzzEpzPz
いっそage進行でいかねえ?

681 名前:作者の都合により名無しです :03/04/25 20:25 ID:Vq9QOH7d
酸性揚げ

682 名前:作者の都合により名無しです :03/04/26 09:53 ID:/IUOZ4Gi
寂れすぎだろう

683 名前:作者の都合により名無しです :03/04/26 13:59 ID:dtUNeXUy
おろろ…

684 名前:作者の都合により名無しです :03/04/26 19:08 ID:2d4Wcnh7
一ヵ月後に新作書いてやるから待ってろ

685 名前:作者の都合により名無しです :03/04/26 19:23 ID:dtUNeXUy
じゃあ僕は税理士になる!

686 名前:作者の都合により名無しです :03/04/26 21:23 ID:fSWICMvN
>>684
期待ageしてみる。

687 名前:作者の都合により名無しです :03/04/26 23:10 ID:UacsKxMD
>>684
一ヶ月持たないし。ここ。

688 名前:L-point :03/04/27 02:43 ID:eAjvhygW
は〜い、久々に降臨のやむ管ことL-pointでつ
今日は酔ってるんでカキコしてみますです
なんか、最近、元気がないアルね・・・
残念でつ、漏れはROMはしてるんで皆ガンガッテくさいです

689 名前:L-point :03/04/27 03:22 ID:eAjvhygW
ちなみに漏れは病的ヤムチャさんのところには出入りしてるので
なんか用があったら来て下さいです
http://6815.teacup.com/kubiki/bbs

690 名前:作者の都合により名無しです :03/04/27 10:59 ID:csQ8ha8k
やむ管さんキタ――――――!

691 名前:作者の都合により名無しです :03/04/27 11:45 ID:LBF73mv2
以前『プーアルの中身』という作品をうpしていた者です。
この3〜4日程、スレを覗こうとすると画面が「人大杉」と表示されて、
書き込みができません。新作をうpしようとしたのですが、面倒になって
下書きを消去しちまいますた。
今日、たまたまこの板に来たらスレが上がっていたので書き込みました。
「人大杉」が解消されて、かつ漏れの気が向いたらキュイ主役のはなしを
うpしたいと思ってます。

692 名前:作者の都合により名無しです :03/04/27 12:13 ID:TBmVrS7f
2ch専用ブラウザの導入をお勧め
ttp://dempa.2ch.net/prj/page/browser/

容量の問題もあるから作品うpは人大杉解除まで待ち

693 名前:作者の都合により名無しです :03/04/27 16:01 ID:2vob2rbS
あげとこう。

ついでに、新スレネタについて書いておこう。

ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ  
ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦  
ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ!孫悟空  
ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強  
ドラゴンボールZ 激突 !!100億パワーの戦士たち  
ドラゴンボールZ 極限バトル !!三大超サイヤ人  
ドラゴンボールZ 燃えつきろ !!熱戦・烈戦・超激戦  
ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ !!ぶっちぎりの凄い奴  
ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない  
ドラゴンボールZ 超戦士撃破 !!勝つのはオレだ  
ドラゴンボールZ 復活のフュージョン !!悟空とベジータ  
ドラゴンボールZ 龍拳爆発 !!悟空がやらねば誰がやる  

っていうのがあるみたいだけど、やっぱり、映画からとるっていうのが筋なんでしょうかね?

694 名前:作者の都合により名無しです :03/04/27 16:47 ID:2vob2rbS
にどめのあげ

695 名前:作者の都合により名無しです :03/04/27 22:22 ID:bnYcPDFK
今何KB?

696 名前:作者の都合により名無しです :03/04/27 22:24 ID:yqCIRUfU
466k。即答。

697 名前:作者の都合により名無しです :03/04/27 22:28 ID:nxsRFUaJ
>>693
次スレのサブタイは
「ヤムチャ丸ごと脳血栓」
に一票。

698 名前:作者の都合により名無しです :03/04/28 14:27 ID:yeZ4mb5F
次スレ移行までに人大杉がなおりますように、と保守

699 名前:作者の都合により名無しです :03/04/28 16:03 ID:3tURk7nj
やっとこさっとこ、次で700か。

700 名前:ヤムチャが活躍する物語 :03/04/28 16:30 ID:eTLnHHOI
ヤムチャはついにドラゴンボール世界最大の謎に気付いた。

孫悟空?パクりじゃん
悟飯て。
チチて。
え、ブルマ!?プ
クリリン…はまぁいいか。
ブリーフ…この親娘は…。
天津飯とか餃子とか、食い物だし(藁
サイヤ?ベジータ?野sa(以下略)

701 名前:作者の都合により名無しです :03/04/28 17:35 ID:3tURk7nj
「飲茶」って、元々はお茶の名前なんじゃなくて、動詞なんだっけ?
「3時のおやつ」みたいな感じに使われると聞いたが。

702 名前:作者の都合により名無しです :03/04/29 09:48 ID:Tkt2+MrG
ヤムチャの頭脳ではピッコロはわかるまい。と保守

703 名前:作者の都合により名無しです :03/04/29 10:32 ID:XQ2NphmI
ピッコロってあのパフにチョコ塗ったお菓子じゃないの?

704 名前:作者の都合により名無しです :03/04/29 10:36 ID:sihA67df
じゃじゃ丸、ピッコロ、ホッホッホ(以下略

705 名前:作者の都合により名無しです :03/04/29 10:48 ID:bdOr2ohl
>>703
なんのネタだ?わからん
とりあえずピッコロは楽器だろ。タンバリンもドラムもそのまんまだな。
・・おれなんか間違ってる?

706 名前:作者の都合により名無しです :03/04/29 10:53 ID:LD4Xkefl
>>705
とりあえずネタにマジレスしてるのが間違い

707 名前:作者の都合により名無しです :03/04/29 15:51 ID:IV/dskjY
銀河系から遥か離れたナマズ座星雲というところにある惑星ヘアボールにキュイという名の
盗賊がいた。
彼は武術の天才で、両手から無数に放つ紫色の連続エネルギー弾が彼の必殺技であった。
人は皆、その技の見た目から彼を「パープルレインのキュイ」と呼んだ。
彼は20歳近くまで、武術の才能を悪用して盗みの限りを尽くしていた。

―しかし、そんな彼の人生にも転機が訪れた―

キュイはナマズ座星雲の星々から盗みの限りを尽くしてしまった。つまり、ナマズ座星雲にある
金銀財宝のすべてを彼は手に入れてしまったのだ。
そこで、彼は余所の星雲に行き、盗みを働く計画を思いついた。それには、新しい世界を覗いて
みたいという若さゆえの欲求も手伝っていたのだ。
キュイは相棒のウェリトンを自宅に呼んでそのことを話した。
「ふ〜ん、いいんじゃない?その計画」
ウェリトンはキュイの計画に大賛成の様子だ。
「それと、今回は金銀財宝の盗みだけじゃなく武術の腕試しもしたいんだ」
キュイはニヤリと笑って旅?の真意を語った。
「ふーん・・・まぁ、おまえに勝てるヤツなんていないだろうけどな」
ウェリトンはそう言うと、キュイとふたりで大笑いした。


708 名前:作者の都合により名無しです :03/04/29 15:51 ID:IV/dskjY
旅支度をして惑星ヘアボールを発ったキュイとウェリトン。乗り物はオストラリ星人から
奪った高速円盤「エアズロック10号」だ。一通りの設備は備えてある。
半年ほど飛んだであろうか。ようやくナマズ座星雲の隣にあるパープア星雲に到着した。
「あー!やっと着いた。長旅なんてするもんじゃないね」
ウェリトンは旅の疲労とフラストレーションがたまっているのか、パープア星雲を見て絶叫した。
「ああ、やっとだな。とりあえず生物のいそうな星を探そう」
キュイはそう言うと、生物探知レーダー機「ニューオーリン」のスイッチを押した。
すると、円盤のてっぺんから1つのアンテナが出てきて、超音波が発信された。
一応、これもオストラリ星人の作ったものである。

3日ほど星雲の中を周遊していたら、ようやく生物のいる星を発見した。
「どんなお宝が眠っているかな」
ウェリトンは嬉しそうな口調で言った。
「どんな強者がいるかな」
キュイは好奇心と緊張感が混ざった表情でつぶやいた。
「とにかく楽しまなくっちゃな」
キュイとウェリトンは顔を見合わせて笑った。



709 名前:作者の都合により名無しです :03/04/29 17:18 ID:uEAbSc3U
あがるか?

710 名前:さいりょ :03/04/29 18:00 ID:N85JGTIF
久々に小説来たね。

ところで、リキシマンに続く、「たまには〜スレ」が誕生したぞ。

たまにはアナスイが活躍する話でも考えようぜ
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1051372592/l50


711 名前:作者の都合により名無しです :03/04/29 18:27 ID:KvlypR6f
キュイとウェリトンが降り立った星は大型の惑星で、太陽系の土星ほどの大きさだった。
空はどんよりとした曇りで、荒野が辺り一面続く。気温は10℃前後であった。
人のいる気配はなかった。当然民家も見当たらない。
「シケた星だなぁ!めぼしいお宝はなさそうだよ」
ウェリトンはつまらなそうに言い放った。
「下りた地点が悪かっただけかもしれないぜ。これで人を探そう」
キュイは手に持っていた機械を顔に装着した。
「スカウターか。こりゃぁ手間が省ける!」
ウェリトンはキュイと2年前に盗みに入ったシドーニ星の王家の宝箱に入っていた機械を
指して言った。この機械は生物を探知し、その戦闘力(強さ)を数値化して表すことができる
優れものであった。無線機能も付いている。ふたりがスカウターという正式名称を知っているのは、
単に本体と一緒に取扱説明書があったからである。
「では」
キュイはそう言うと、スカウターのボタンを押した。
ピピピピピ
スカウターが駆動している。
「おい、あっちの方に反応があるぞ」
キュイは自分たちから見て左の方向を指して言った。
「そうか、いこうぜ!」
ウェリトンは勢い込んで言うと、空を飛んで行った。
「本当にせっかちなヤツだな」
キュイはウェリトンの後を追った。


712 名前:作者の都合により名無しです :03/04/29 18:28 ID:KvlypR6f
ふたりは1万キロほど飛んでいた。
「だだっ広いだけで何もない星だなぁ」
ウェリトンは再び落胆した表情を見せた。
「確かにな。まぁ、俺は腕のたつ野郎がいてくれればいいんだがな」
キュイはむしろそっちの方が気がかりらしい。
「おい!あそこに誰かいるぜ!」
ウェリトンは持ち前の視力の良さで人の姿を見つけた。
「下りよう」
キュイはそう言うと、ウェリトンと共に地上へ下りた。

人は4人いた。大柄の短髪、中肉中背の長髪、大柄のスキンヘッド、小太りの中年であった。
「誰だ?貴様らは」
短髪がふたりを睨んで言った。
「俺の名はキュイ。惑星ヘアボール出身の大盗賊だ」
「そんでもって俺は相棒のウェリトン」
「惑星ヘアボールのキュイ・・・風の噂で聞いたことがあるぜ」
スキンヘッドがつぶやいた。
「それにしても、何でこいつスカウターを?」
長髪がキュイのスカウターを指して、不可解な表情をして言った。
「これか?これはある星で頂戴した物よ・・・っていうかお前たちも持ってるじゃねぇか」
キュイは連中を当分に見やって言った。
「何かいわくのありそうな奴らだね」
ウェリトンは好奇心に満ちた表情で連中を見た。

<つづく>


713 名前:パープルレイン :03/04/29 18:28 ID:KvlypR6f
新作うpします。キュイはフリーザ一味の主要キャラの中ではヤムチャ的なポジションと
思われるので主役に抜擢しました。服装はフリーザに出会うまでは黒装束(白ではないです)を
着ている姿を想像してください(相棒のウェリトンも黒装束)。
ウェリトンの名の由来。
キュイ→キウイ→ニュージーランド→首都→ウェリントン→ウェリトン
作品名は『パープルレイン』です。

714 名前:パープルレイン・第五話 :03/04/29 19:07 ID:KvlypR6f
「ごちゃごちゃぬかしてないでとっとと帰んな」
スキンヘッドが啖呵を切って言った。
「それに、この星は我々が占領下に置いたのだ。もちろん金銀財宝もな」
中年は落ち着いた口調で言うと、シッシッと追い払う手振りをした。
「命を助けてやるだけ感謝しろよ、コソ泥が!」
長髪は威勢良く吼えた。
「おい!世紀の大盗賊様を前にしてコソ泥だと?」
キレたウェリトンは長髪を睨みつけながら歩み寄った。
「やめとけ!ラディッツ!俺たちに遊んでいる時間はないんだ!」
スキンヘッドは長髪―ラディッツに向かって叫んだ。
「しかしよ、ナッパさん・・・」
ラディッツはスキンヘッド―ナッパに向かって渋い表情を見せた。
「そんなに遊びたいんなら勝手にするがいいさ。王子に叱られても知らんぞ」
中年はラディッツに向かってそう言うと、
「さぁ、我々は先に帰るぞ。早く報告しないといけないしな」
近くにある球状の乗り物を指して、ナッパと短髪に乗るよう促した。
「・・・俺も遊んでから帰ります」
短髪はラディッツに付き合うことにしたらしい。
「勝手にしろ。俺たちは知らんからな」
ナッパはそう言い捨てると、中年と共に球状の乗り物に向かって歩いていき、
乗り物に乗って飛び立っていった。

<つづく>


715 名前:パープルレイン :03/04/29 19:08 ID:KvlypR6f
名前欄にタイトルと話数がなかったので
>>707第一話
>>708第二話
>>711第三話
>>712第四話

716 名前:作者の都合により名無しです :03/04/29 23:54 ID:qhmz3Uhf
次スレどうするよ?

717 名前:作者の都合により名無しです :03/04/30 00:14 ID:FYUAo+zy
新作キターーー

718 名前:急襲のヤムチャ :03/04/30 00:49 ID:x8/leq6O
なんとなくテンプレ案。

>>1----------------
たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart10
〜ヤムチャ丸ごと脳血栓〜

エーックス・・・
漫画界有数のヒット作品、ドラゴンボール。
その登場人物の内に他の追随を許さぬ最低のヘタレが居た。
そのヘタレに、わずかばかりでも活躍の場を・・・
しかし、そのあまりのヘタレさは人類の想像力の限界を遥かに超えていた。
あまりにもお留守な足元、雑魚キャラの自爆で道連れ、恋人を寝取られる甲斐性の無さ。
2ch中でヘタレの代名詞としてネタにされてゆく日々。
立ちはだかる「戦闘力のインフレ」という難敵。

誰もが「ヤムチャ」の2ch語化を覚悟した。
だが、そんなヤムチャにせめて妄想の中だけでも活躍させてやりたい…
少年漫画板と懐かし漫画板を荒野の狼が駆け巡る・・・!!!
ヤムチャを最もネタに使い、そして愛した彼らがこの困難に、立ちむかったのだ。

これは、少年漫画史上最も困難な創作に立ち上がった男たちの物語である。

◎ヤムチャスレだけどヤムチャ以外のネタも可
◎批評・批判・叱咤激励・感想・アドバイスなどレスは歓迎だけど、ただの叩きはNG
◎マンセー意見もいいけど、作品の無意味な点数付けやランク付けはやめよう
◎ちょっと叩かれたぐらいで作品を取り止める人はヤムチャ
◎自己満足の作品でもいいけど、読者の存在を意識していた方がきっといいものになる

前スレ 【たまにはヤムチャが活躍する語を考えようぜPart9】
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1048854348/

719 名前:急襲のヤムチャ :03/04/30 00:50 ID:x8/leq6O
>>2----------------
このスレは漫画「ドラゴンボール」のキャラ、ヤムチャを
題材にした小説を書いていくスレです。参加資格は特になし。
「ヤムチャ?ああ、あのヘタレでしょ?」
ほどの知識があれば、あなたも立派なヤムチャー。
小説のジャンルはバトル・ギャグ・シリアス・はたまた18禁などさまざま。
ここ数年、ドラゴンボールが終わってガックリしているあなた。

もう一度、ヤムチャをはばたかせてみませんか?

720 名前:急襲のヤムチャ :03/04/30 00:51 ID:x8/leq6O
>>3----------------
【公式サイト(更新停止)】
http://members.tripod.co.jp/yamcha676/
【小説倉庫】
http://yamuchayamucha.hp.infoseek.co.jp/yamucha/
【やむちゃんねるZ(閉鎖)】
http://yamuchan.hp.infoseek.co.jp/
『たまにはヤムチャが活躍する物語を考えようぜ』
http://yamuchan.hp.infoseek.co.jp/past_log/1.html
『たまにはヤムチャが活躍する物語を考えようぜZ』
http://yamuchan.hp.infoseek.co.jp/past_log/2.html
『たまにはヤムチャが活躍する物語を考えようぜGT』
http://yamuchan.hp.infoseek.co.jp/past_log/3.html
『たまにはヤムチャが活躍する物語を考えようぜAF』
http://yamuchan.hp.infoseek.co.jp/past_log/4.html
『たまにはヤムチャが活躍する物語を考えようぜ Part5 〜ヤムチャの伝説』
http://yamuchan.hp.infoseek.co.jp/past_log/5.html
『たまにはヤムチャが活躍する物語を考えようぜ Part6 〜ヤムチャ城のヘタレ姫』
http://yamuchayamucha.hp.infoseek.co.jp/yamucha/6.htm
『たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart7 〜摩訶不思議大飲茶〜 』
http://yamuchayamucha.hp.infoseek.co.jp/yamucha/7.htm
『たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart8 〜オレのブルマをかえせ〜 』
http://yamuchayamucha.hp.infoseek.co.jp/yamucha/8.htm
過去ログ倉庫
http://yamuchayamucha.hp.infoseek.co.jp/yamucha/kako.html

721 名前:急襲のヤムチャ :03/04/30 00:58 ID:x8/leq6O
あ、過去ログの部分をミスってた。
やむちゃんねるのログは消えてるっぽいので、
小説飲茶さんの方のアドレスに変えておいてください。
http://yamuchan.hp.infoseek.co.jp/past_log/1.html

http://yamuchayamucha.hp.infoseek.co.jp/yamucha/1.htm
こんな風に。

722 名前:作者の都合により名無しです :03/04/30 10:33 ID:8XSkQg/S
過去ログは過去ログ倉庫あればいらないんじゃない?全部そこのなんだし。
今479KB。で、何KBで書けなくなるんだっけ?

723 名前:パープルレイン :03/04/30 18:31 ID:6dBdYUH/
とりあえずage


724 名前:パープルレイン・第六話 :03/04/30 18:31 ID:6dBdYUH/
「へへへ、ではお楽しみといくか」
短髪は不敵な笑みを浮かべて言った。
「俺はキュイをやるぜ。エアロ、いいだろ?」
ラディッツは短髪―エアロに聞いた。
「ああ、構わないぜ。じゃあ俺はそっちのアフロ野郎だ」
エアロはウェリトンの髪型を指して言った。

―一方―

「キュイ、あいつらの強さはどうなんだ?」
ウェリトンはキュイにスカウターを使うよう促した。
「待ってろ・・・出たぞ。短髪の戦闘力3,200、長髪の戦闘力1,500だ」
キュイはエアロとラディッツの戦闘力を測定してウェリトンに告げた。
「ちっ!結構強いじゃん」
ウェリトンは敵を見て呟いた。

―そして―

「どれどれ、スカウターのスイッチ切ってたからな」
ラディッツはスカウターのスイッチをオンにしてキュイの戦闘力を測定した。
「・・・・・マジかよ・・・・・9,100って」
「なっ!?故障してんじゃねぇの?」
エアロは自分のスカウターを使ってキュイの戦闘力を測定した。
「・・・・・・・どうするよ?グルドさんもナッパさんもスカウターのスイッチ切ってたから
俺たちの今の会話聞いてないだろうし・・・」
エアロは不安な表情をして空を仰いだ。



725 名前:パープルレイン・第七話 :03/04/30 18:32 ID:6dBdYUH/
「おい、どうした?かかってきなよ!」
ウェリトンは及び腰になっている敵を見て叫んだ。
(雑魚が調子に乗りやがって!)
ラディッツはウェリトンを睨み付けて心で呟いた。
「作戦変更だ。サイバイマンが2体残っているから、それ+俺でキュイを殺る。
おまえはアフロ野郎を殺れ。いいな?」
エアロはラディッツに小声で言った。
「・・・ああ、わかったよ」
ラディッツはエアロの提案を不承不承受け入れた。

―そして―

「貴様の相手はこの俺だ!」
ラディッツはそう叫ぶと、ウェリトンに飛びかかっていった。
「そうこなくっちゃ」
ウェリトンは素早く構えをとると、迎撃した。
パンチやキックの攻防。
パワー、スピード、ともにラディッツが上であるにもかかわらず、ウェリトンはラディッツの
攻撃の全てを巧みにガードしていた。
「クソッ!なんで一発も決まらん!?」
ラディッツは焦りの表情をにじませながら叫んだ。
「ハハハ、ウェリトンの視覚、聴覚、嗅覚、触覚はナマズ座星雲にいる生物の中でも
ダントツのものだ。味音痴なのが玉に傷だがな。力任せの攻撃をしても見破られるぞ」
キュイは焦っているラディッツをニヤニヤして見ると、相棒の健闘を称えた。

<つづく>


726 名前:作者の都合により名無しです :03/04/30 19:37 ID:fkS5h2rn
comic系鯖の再編成をしよう! その3
ttp://qb.2ch.net/test/read.cgi/accuse/1051463765/

なんかすごくきな臭い話になってるんだけど…
早めに移動したほうがいいのかな?

727 名前:急襲のヤムチャ :03/04/30 19:53 ID:x8/leq6O
次スレ「たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart10」
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1051699785/l50

アホーBBなのに立てられるとは思わなかった。
とりあえず移動よろ。
不備があったらスマソ。

728 名前:作者の都合により名無しです :03/04/30 23:43 ID:hd4ehNds
>>727
乙。


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DAT2HTML 0.26 Converted.