たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart21
- 1 :Classical名無しさん:04/07/11 17:05 ID:13JfzRCI
- 〜危険な足元! ヘタレ戦士はねむれない〜
エーックス・・・
漫画界有数のヒット作品、ドラゴンボール。
その登場人物の内に他の追随を許さぬ最低のヘタレが居た。
そのヘタレに、わずかばかりでも活躍の場を・・・
しかし、そのあまりのヘタレさは人類の想像力の限界を遥かに超えていた。
あまりにもお留守な足元、雑魚キャラの自爆で道連れ、恋人を寝取られる甲斐性の無さ。
2ch中でヘタレの代名詞としてネタにされてゆく日々。
立ちはだかる「戦闘力のインフレ」という難敵。
誰もが「ヤムチャ」の2ch語化を覚悟した。
だが、そんなヤムチャにせめて妄想の中だけでも活躍させてやりたい…
ヤムチャを最もネタに使い、そして愛した彼らがこの困難に、立ちむかったのだ。
これは、少年漫画史上最も困難な創作に立ち上がった男たちの物語である。
※ヤムチャ以外の小説・ネタも大歓迎!おまえらも妄想爆発させようぜ?
【前スレ】
たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart20
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1085915207/l50
【小説作品保管庫】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/index.html
【お勧め作品】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/recommend.html
【過去ログ倉庫】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/log.html
- 2 :連載作品一覧:04/07/11 17:08 ID:13JfzRCI
- http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/update.html
- 3 :Classical名無しさん:04/07/11 17:21 ID:9KrYyM12
- ___ ,,.......、 ヽ, 、
/ r''`,r'" `ヽ) ヽ , - 、
/ レ" '"∠⌒`
, -、! 、゙ヽ
/ ヽ`!
/⌒> ゙、
/ ',
/ !
i / ,i! ハハ ,!i ,'
'、 {!, i ,! l l l .l /! l ,ィ /
`ヽ! ヽj、 H,,!、! .l /'! l ,!-j/jノ i
`'!, i !r',.、\l/ jノ∠゙`'l i '、 )ヽ >>1 乙
/( j (i i `''゚`''` ー'''"゚-" / l) `'''゙ノ
( `''-'" '! ハ j /l .! `ヽ
`> V ゙\ ー - ,/ V `ヽ
,r''~ ̄ / ,' | `''− ''" | _ ヽ `:、 !
/,r'7 ,' ハ(ー'゙r`┘、__ __,, ゙くノ ヽ__i ! ハj
'、! !____r''T"!、 ! `ー' l----------/ ,/ ,イト:、 ノ
---''" i、 `:,、゙`'' \ '!、 ,,-'' /` ー'--'" ノ `゙ヽ,
- 4 :Classical名無しさん:04/07/12 08:52 ID:xXa8cWGc
- (・∀X) >>1乙。
- 5 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/12 18:38 ID:J5bLj26E
- 第二十三話「フリーザの怒り」
ギニューがやられたことによって逃げていたジースはフリーザの宇宙船に着いた。
「ギニュー隊長がやられたために……そ、その、逃げて」
言い終わる前にジースは死んでいた。
「不愉快ですよ!!こうなったら私、直々に向かいましょう」
フリーザは最長老の場所へと急ぎ、最長老の家へと着いた。
「ドラゴンボールをくれませんか?」
「やれる訳ないだろう!」
戦士型のネイルが前に出て、言った。
フリーザとネイルの戦いが始まった。
勝負はすぐに決し、ネイルは瀕死になりながらも言った。
「無駄だ、…ここにはドラゴンボールは無いのだからな………」
「ここには無い?………まさか、あのすれ違ったナメック星人か!?」
フリーザはすぐにデンデの向かった方向へと飛んでいった。
- 6 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/12 18:39 ID:J5bLj26E
- ヤムチャは今の戦闘で界王拳の本質を掴みかけていた。
「こうすれば………界王拳限界の100倍に………」
未来で聞いた話によると、界王拳は100倍がMAXらしい。
「界王拳100倍!!!」
ヤムチャは100倍をマスターし、
界王拳を覚えている天津飯、餃子にもさっきの気の使い方を教え100倍をマスターした。(ヤムチャ以外は100倍に体がついていかないが)
そして、デンデが到着し、願いを叶えることとなった。
二つの願いでピッコロを生き返らせ、ナメック星に呼んだ。
もう一つの願いは最長老の寿命で叶えられなかった。
その時、フリーザが来たのである。
「さんざやってくれましたね、このフリーザ様を怒らせたことを後悔するんだな!!!!!」
戦闘能力
ヤムチャ…12000(100倍で120万)
餃子…10000(100倍で100万)
天津飯…6000(100倍で60万)
べジータ…通常時10万、フルパワー時200万
悟空…12万(20倍で240万)
フリーザ第一形態…53万
フリーザ第ニ形態…135万
フリーザ第三形態…212万
フリーザ最終形態…?
続く
- 7 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜の作者:04/07/12 18:42 ID:J5bLj26E
- >>1乙!
ヤムチャが戦闘力のインフレについていくには界王拳100倍にするしか………。
- 8 :Classical名無しさん:04/07/12 20:29 ID:6Yws859Q
- >>1(メ・∀・)乙カレ。
>>5-7も乙カレ。これから面白くなってきそうなヨカーン?
- 9 :Wolf:04/07/12 20:48 ID:EVszr33E
- 第六話「戦う猿と見守る狼」
「オラが相手だ、ベジータっ!」
「くくく、カカロット。潰してやるぞ」
悟空は大きな声を上げ、ベジータは不気味に笑う。
悟空は先程ナッパに接近したよりも早く、ベジータに接近する。
そして、パンチやキックの連続攻撃をベジータに繰り出す。
だが、全てベジータに紙一重で避けられる。
「無駄だ、カカロット。俺様には勝てん」
ベジータは悟空の攻撃の隙を見つけ、頬に一発拳を打ち込む。
悟空はヤムチャの一歩手前の所まで吹っ飛ばされる。
「終わりだ・・・・・・カカロット!!!!」
ベジータは気功波を4つ程手から出し、悟空に放つ。
だが、悟空は焦りの表情は見せない。
「界王拳2倍だあぁぁ!!!」
悟空は突然そう叫ぶ。
悟空の体には赤いオーラのような物が纏い、気もさっきより倍程に膨れ上がっている。
悟空はその状態のまま、全て軽く避ける。
ベジータに再び接近していく悟空。
「今のはわざわざ避けやすくしてやったんだ」
そう呟くベジータ。悟空の攻撃も、以前として避けられる。
「くそっ・・・体・・・持ってくれよ・・・・・・。界王拳3倍っ!」
先程より赤みが増したオーラが悟空の体を纏った。
- 10 :Wolf:04/07/12 21:02 ID:EVszr33E
- 次第にベジータを押していく悟空。
「く、くそっ!?どうなってやがんだ!?」
焦るベジータ。それを見たヤムチャは
「プッいい気味だぜ」
とか言っている。
スピードもパワーも、数秒前とは全く別格。
ベジータは、空に上がって悟空の攻撃を逃れる。
「俺が、宇宙一なんだ・・・・・・。地球もろとも宇宙のチリになれーっ!!!」
ベジータは突然、巨大な気功波を放つ。
間違いなく、地球を滅ぼす程の威力はあるであろう。
悟空は先程の技が無理をしたのか、全く動けない。
「ヤムチャさんっ!地球がっ!」
悟飯は取り乱しているが、ヤムチャは冷静さを欠いてはいない。
「こうなれば・・・・俺の狼牙風風拳で受け止めるしかないっ!」
前言撤回・・・・・・。とても無茶苦茶な考えだ。
痛い腰を動かし、必死に悟空の前に走っていくヤムチャ。
「うおぉぉぉぉっ!!!」
- 11 :Classical名無しさん:04/07/12 23:15 ID:Jl8/URIg
- 狼牙風風拳は無謀かと。オモロけりゃいいけど。
- 12 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/13 19:23 ID:J5bLj26E
- 第二十四話「同化」
ピッコロはナメック星に着いた。
「懐かしい感じがするな、おっと、さっさと行かないとな」
ピッコロは気を解放し、でかい気のある方に飛んでいった。
と、その途中で、倒れているナメック星人を見つけた。
「私の名前はネイル、戦士型のナメック星人だ、フリーザを倒すには同化するしかない、
ベースはお前だから影響はない、気に入らなければ、元に戻せる」
ピッコロはネイルの言葉を受け入れ、同化した。
「すごいパワーだ………これならフリーザにも勝てる」
ピッコロはすごい勢いで飛んでいった。
その頃、悟空はついにメディカルルームに着いた。
しかし、回復施設は一つしかなく、ベジータが治療中だった。
「俺はフリーザの所に行って来るぜ」
クリリンはフリーザの所に飛んでいった。
ヤムチャは小手調べに界王拳50倍で行き、餃子、天津飯もなんとか耐えられる50倍で行った。
ヤムチャはフリーザに善戦したが、それもつかの間、変身してきてやばくなった。
「本気を出すか………」
ヤムチャは界王拳を100倍に上げたが、餃子達はもう虫の息だった。
ヤムチャが本気を出しても、フリーザの方に分があった。
その時、
「ピッコロさん!!!」
来たのである。
ピッコロの戦闘能力…75000、界王様の修行で界王拳を20倍までマスターした(20倍で150万)
続く
- 13 :3年間:04/07/13 19:44 ID:8jGov97o
- 気付けば新しくなってイタノデツネ
ガンガッテ投下します
>番外編の冬虫花草を冬虫夏草に修正願いますー・・・
はぁ、マジでダメポ・・・
- 14 :3年間:04/07/13 19:45 ID:8jGov97o
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第11話 雨のち小雨
------------------------------
次の日、俺とブルマは『これからの事』を話し合った。
こうなった以上、俺はこの家を出て行かねばなるまい。
とはいえ、すぐに家が見つかるわけでもない。
それに、周囲への配慮もある。
俺は、あと1ヶ月だけココに住むことになった。
だからこそ・・・
あと1ヶ月……この一ヶ月を大事に過ごそうと思った。
あの日以降、俺は出来るだけ家に居るようにした。
今さらながら、失った時間を惜しんだ。
まったく・・・
人間って生き物は、いざ無くすとなると
何でも未練が残るもんだな。
それはブルマも同じだった。
恐らくは相当以前に愛想を尽かし、
俺に対して憎しみすら抱いていただろうに・・・
彼女も若干の未練があるようだ。
お互いの未練・・・それがこの1ヶ月を作った。
周囲への配慮というのは、ただの言い訳だった。
- 15 :3年間:04/07/13 19:45 ID:8jGov97o
- ブルマには子供の事は何も聞いてはいない。
そろそろ体型も変わり始めている。
俺が気付いていないと思っているのだろうか?
それとも敢えて口にしないのか…。
ともかく、ブルマが何も言わないのは、
『俺の子では無い』という事は確実だ。
ブルマとはおそらく二度と恋人同士になることは無いだろう。
その事に気付いたとき、俺の中で何かが切れた。
全てがどうでもいいと思っていた俺だったが、
本当に失ってみて初めて気付いたのだ。
ブルマの大切さを。
俺は、初めて『哀しい』という言葉の意味を知った。
本当はどうでも良くなど無かったのだ。
俺は自分がいかにブルマを傷つけて来たか、
どれだけブルマを悲しませてきたか、ようやく気がついた。
どれほど迷惑を掛けただろう。
どれほど泣かせてきたのだろう。
自分には、、、人に愛される資格などない。
俺は、ブルマを愛せてはいなかったのだから。
- 16 :3年間:04/07/13 19:45 ID:8jGov97o
- 「――だから、、、すまない。
俺は独りになりたいんだ・・・」
「・・・・・判ったわ。元気でね。
また、気が変わったら何時でも遊びに来ていいからね」
「・・・あぁ。じゃぁ "またな"」
「うん、、、"また"、ね!」
「愛してるわ・・・」
「・・・」
あの後、俺はランファンにも別れを告げた。
彼女は最後までいい子だった。
俺の告げた一方的な別れを、泣きながら、、、
それでも笑って受け入れてくれた。
- 17 :3年間:04/07/13 19:45 ID:8jGov97o
- 彼女は俺に『安らぎの場』を与えてくれた。
だが、俺はそれに甘えすぎていた。
大事なものから目をそむけ、面倒なことから逃げていた。
彼女と居れば、また俺は甘えてしまうだろう・・・
俺は現実から逃げるためだけにランファンに会っていたのだ。
別れ際、胸が痛んだ・・・・・が、
恐らく俺にとっても、彼女にとっても良い決断だったはずだ。
彼女ならきっと大丈夫・・・。
「幸せになってくれよ」
最後にその言葉を残して、俺は彼女の部屋を去った。
一度、全てを捨ててやり直そう……
イチから…いやゼロから始めよう。
もう一度、生き直そう。
そう思った。
- 18 :3年間:04/07/13 19:46 ID:8jGov97o
- 俺は自分でも不思議なくらい落ち着いていた。
『これまで以上に俺は堕ちていくだろう』
などと悲観的に考えていたのだが・・・・。
俺とブルマは、別れてからというもの良好な関係を築いていた。
付き合ってる時よりも仲が良いくらいだ。
「おかしなもんだな・・」
俺たちの苛立ちの原因は、『恋人』という関係にあったのかもしれない。
ただの『友達』としての俺たちは抜群に相性が良いようだ。
だが、もう一度・・・を望む事は許されない………し、そのつもりも無い。
同じアヤマチが待っているだけだ。
こう言うと聞こえが悪いが、
俺たちは何らかの『呪縛』から解き放たれたようだった。
互いの間にあった、わだかまりのようなものも
いつしかすっかり消えていた。
お陰で、俺も驚くほど落ち着いた精神状態でいられる。
哀しい気持ちと裏腹に、ホッと一息ついたような安心感があった。
そう思うこと自体、哀しいことではあるのだが。
- 19 :3年間:04/07/13 19:46 ID:8jGov97o
- カプセルコーポレーションの中も笑顔が戻った。
部屋の照明さえも、明るくなったように感じる。
あのべジータでさえ、時には声に出して笑う事もあった。
彼も何か吹っ切れたように感じる。
自分の限界を打ち破る『何か』に目覚めたかのように…
それが『超サイヤ人』の覚醒である事を知ったのは、
ずいぶん後の事になるのだが。
そんな生活も、もうすぐ終わりを告げる。
明日の今頃には、俺は郊外のアパートへと引越している。
プーアルとの2人暮らし(1人と1匹?)が始まるのだ。
名残惜しい・・・そう想うのは、身勝手だろうか?
俺はブルマの笑い声を、出来る限り聞き逃さないようにした。
彼女の笑顔を、忘れたくない。
そして彼女の笑顔を見るたびに、
俺の心の中の暗闇が少しずつ晴れていく気がした。
- 20 :3年間:04/07/13 19:48 ID:8jGov97o
- そして別れの朝がやってきた。
俺は家族に挨拶を済ませ、身支度をしていた。
「よぉ・・・」
バツが悪そうに声を掛けてきたのは、何とベジータだった。
「いや、、その、、、、」
「何だ?どうしたー?」
彼も少しばかり"寂しい"という気持ちがあるらしい。
あの孤高のサイヤ人の王子が、わざわざ挨拶にくるとは・・・。
俺ごときに別れの言葉でも送るつもりだったのだろうか?
俺は何だかおかしくて堪らなくなった。
「はははっ、まぁすぐ近くに居るんだし、
暇があったら、また遊びにくるぜ!」
俺に悟られたのが恥ずかしかったのか、彼は
「・・・・・ふん!」
と決まりのせりふ(?)を吐いて、背を向けた。
「お前がもう少し強くなったら、いつでも相手してやるぞ!」
そう言いながら部屋を出て行くベジータ。
彼なりの精一杯の惜別の言葉だったのだろう。
- 21 :3年間:04/07/13 19:48 ID:8jGov97o
- ブルマとは・・・・・特に何も話さなかった。
「じゃあ、、ね」
「あぁ。元気でな・・・」
いつもの朝と同じ会話。それで十分だった。
余計な事を言うと、感傷に浸ってしまう。
この一ヶ月・・・これまでの時間を取り戻すように、
楽しい時間を過ごせた。
・・・『それで満足だ』と言えば嘘になるが、振り向く事は許されない。
哀しいことに、俺は『彼女を失って』から、
ようやく彼女の信頼を得たのかもしれない。
全てを失う事で、得るものもある・・・。
いや、失ってなどいないのかもしれない。
彼女はきっと、いつまでも親友だ。
心から、幸せを願おう。
空は少しばかりの雨模様。
俺の門出に相応しいな……
俺はしっかりとした足取りで、前へと歩き始めた。
『After rain ... Light rain』
- 22 :Classical名無しさん:04/07/13 22:26 ID:Gm4M9VCI
- や、ヤムチャ様かっこええ……ッ!
- 23 :Classical名無しさん:04/07/13 22:56 ID:AmEjCefQ
- >>13-21
サイヤ人の王子様が我らがヤムチャ様のことを気にかけてくれていらっしゃる・・・
これほどの感動があるだろうか!?
- 24 :Classical名無しさん:04/07/14 00:58 ID:/7y/g6Qo
- >3年間、乙。
上手い感じに空白の時間を埋めてるよな。なんかこう、2次創作の
お手本みたい。実にGOODだ。
それに比べてサイヤンキラーの迷走っぷりはイタタタタって感じだよなw
無駄にダラダラしてるし厨臭い俺俺設定全開だし、あげくのはてに
休みなんて何様って感じ?もう帰ってこなくていいからww
だいたいヤムチャが主役じゃなくて変なオリキャラがメインの時点で
終わってるw清流等伝説のほうがよっぽどマシ。
オマエラもそろそろちゃんと言ってやった方がいいぞ。つまんねーぞってww
- 25 :Classical名無しさん:04/07/14 01:19 ID:MiwzbVls
- ┌─────────────────────────────┐
│ \_ _/ _/ │
│ \ / / ========================== │
│ ξ ※ 電波発生警報発令 ※ │
│ Λ⊥Λ ========================== │
│ ( `∀´) │
│ ( ) 平成16年 7月 14日 │
│ | | | 午前 1時22分発表 │
│ (__)_) 2ch災害対策本部 │
└─────────────────────────────┘
- 26 :Classical名無しさん:04/07/14 01:22 ID:MiwzbVls
- あれ、時間が合わなかったぞ
ttp://www2.crl.go.jp/cgi-bin/JST.plで確認しながらぴったしに書き込んだのに…
- 27 :Classical名無しさん:04/07/14 01:24 ID:MiwzbVls
- >>25の書きこみから一分程度しか立っていなかったのに>>26の時間が一気に22分まで進んだ
2chの不思議、マジオススメ
- 28 :Classical名無しさん:04/07/14 11:23 ID:d7LLBH16
- >>24-27
荒らすなよ。せっかく前スレから良い雰囲気が続いていたのに。
どうしても荒らしたいならマロン板の肉スレへ行け。
あそこなら今、住民がいなくて荒らしが多い状況だから、
また一、二人の荒らしが増えたくらいじゃ誰にも迷惑掛からない。
- 29 :Classical名無しさん:04/07/14 13:17 ID:7x9yDSGc
- ヤムチャ好きに悪い奴はいねえ
- 30 :Classical名無しさん:04/07/14 14:10 ID:/d7By8Ko
- >>29
でもヤムチャは悪い奴です。
- 31 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/14 16:41 ID:J5bLj26E
- 第二十五話「覚醒」
メディカルルームではやっとべジータの治療が終わっていた。(死の淵から蘇り、パワーアップ)
やっと悟空の治療が始まる。
ピッコロの界王拳20倍によって、しだいにピッコロが押していった。
「勝てる!!!」
悟飯が言ったが、その言葉もぬか喜びと変わる。
「この変身を見せるのも貴様等が初めてだ………」
そう言って、フリーザは変身していった。
その時、やっとクリリンが戦場に着いた。
「遅れてすまない」
変身したフリーザによって、ピッコロまでもがやられていった………
その時、ベジータが来たのである。
「フリーザはもう変身していやがるのか」
ベジータは力を解放して、戦ったが、互角…いや、ややフリーザの方が押していた。
大体互角という中で、緊迫した戦いが続く。
その頃、悟空の治療が完了していた。(死の淵から蘇り、パワーアップ)
- 32 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/14 16:42 ID:J5bLj26E
- 「このままの姿でも勝てるのですが、特別大サービスで最終形態へとなってあげましょう」
変身したフリーザはまずは試しにといった感じで超能力でクリリンを空中に上げ………
その時、悟空がやってきた。
デスボールでクリリンが殺される。
「悟空ーーー!!!」
「クリリンーーー!!!」
これを見て、亀仙流の悟空、ヤムチャ、天津飯、餃子の何かが切れ、怒りによって、覚醒したのであった。
(悟空は超化、ヤムチャは目つきが鋭くなり、髪が茶色に変わり、狼のようになる、ちなみにその時の名前は「ウルフ・ヤムチャ」
天津飯は3つ目族の力によって覚醒、餃子は潜在能力を引き出してもらったことによる、完全な覚醒)
「あれは………スーパーサイヤ人!!!!!」
悟飯もクリリンが死んで、怒りによりパワーアップしていた。
戦闘能力
ウルフ・ヤムチャ…1000万
覚醒餃子800万
覚醒天津飯600万
悟飯(怒)…250万
超悟空…1440万
フリーザ最終形態…2000万
続く
- 33 :Classical名無しさん:04/07/14 18:21 ID:olNaaiDs
- おつ、ここまできたら落ちが気になるわw
- 34 :Classical名無しさん:04/07/14 18:28 ID:cD/e2eC2
- 何か笑える。
- 35 :Classical名無しさん:04/07/14 19:47 ID:pgZeZcx.
- 誇り高き戦闘民族の王子様は完全に無視ですね
- 36 :Classical名無しさん:04/07/14 19:48 ID:pgZeZcx.
- ageスマソ
- 37 :Saiyan killer:04/07/14 20:23 ID:fMDW7blM
- >>前スレ727
確認させて頂きました。ありがとうございます。
で、これだけではナニですので、少し時間が出来たので、ちょっと
だけうぷしてみます。
- 38 :Saiyan killer:04/07/14 20:24 ID:fMDW7blM
- >>前スレ695
第80話
「ふっ…ふざけるな…! あれはお前の仕事だろうっ! お前が受けるんだ!!
悟空を倒して…行けばいいだろうがっ……!!」
目の前でマーリンの身体からみるみる内に気が失われていく。暴走した気とは
違う、命そのものの気が。
年甲斐も無く、みっともなく取り乱すヤムチャだったが、咄嗟に思い出すもの
があった。
「…!! そうだ…仙豆……! …確か持ってきてたはずだ……!」
超特急で部屋に戻り、最後の一粒を握り締めてマーリンの元に急ぐ。
「マーリンっ!! これを食うんだ!!」
うつろな視線でそれを見ながら、マーリンが弱弱しく口を開く。
「…それは…以前にも…」
「そうだ!! これさえ食えば、例え死にかけだってすぐに元気になる!
早く…早く食え…食ってくれ……!!」
だが、その言葉にマーリンはわずかに肩を震わせると、ゆっくりと首を横に
振る。
「…!? なんで……どうしてだよ…!」
マーリンは答えない。しかし、はっきりと拒絶の意思を全身から表していた。
「……ッ…どういうつもりか知らんが、無理やりにでも食ってもらうぞ!」
そう言うとヤムチャは少女の頭をつかみ、口を開かせようとするが、どこに
そんな力が残されていたのか、驚くほどの勢いでヤムチャを突き飛ばす。
もはや訳が判らないヤムチャが、起き上がりながら泣きそうな顔で懇願する。
「頼む…食ってくれよ…俺は……お前に死んで欲しくないんだ…」
その言葉に一瞬目を見開いたマーリンだったが、すぐにまた目を伏せる。
しかしゆっくりと少女の唇が動いた。声は聞こえず、ただぱくぱくと口を
動かすのが精一杯のようだった。
- 39 :Saiyan killer:04/07/14 20:25 ID:fMDW7blM
-
そして。少女の身体から力が完全に失われた。ごとり、と腕が冷たく白い
床に落ちる。
「〜〜〜ッ!! マーリ……ンッ…勝手に死ぬなァっ!! そんな事は
……させねぇからなッッ!!」
とっさに腕を掴み、以前に悟空から聞いたようにマーリンに気を送る。
フリーザを延命させたように、自分の生命エネルギーを相手に送りこむ。
だが、すでに生命体としてのポテンシャルはマーリンが大きくヤムチャを上
回っている。今のヤムチャでは気休めにしかならない。少女の「完全な死」
を、ほんの少し遅らせる事が関の山である。
すでにマーリンに意識は無い。このまま完全な死を迎えれば、かろうじて
内に留めておけたエネルギーが少女を食らい尽くす。じわじわと零れ出す
それが、今もマーリンの身体を犯し、ぶすぶすと肉体を炭化させつつあった。
そしてマーリンの肉体が完全に死を迎えたとき、彼女の身体は大きく弾け飛ぶ。
恐らくはこの世に髪の毛一本すら残さずに…。
- 40 :Saiyan killer:04/07/14 20:26 ID:fMDW7blM
- 第81話
が、しかし、ヤムチャの必死が通じたのか、あるいはマーリンの驚くべき生
命力ゆえか、信じられない事にマーリンの指が、ぴくり、とかすかに動いた。
「…やった!! よし!! 今だっ……!!」
そう叫ぶと、ヤムチャは両手でマーリンの頭とあごを持ち、力任せに口を開か
せた。そして、あらかじめ口に含んでおいた仙豆を……そのまま口移しで少女
に含ませた。
そしてそのまま人工呼吸を行う。軽く噛み砕いた仙豆が、ちゃんと胃に収まる
ように、大きく息を送り込む。
「…っぷはあぁっっ!! …こ……これで…どうだぁッ!!!」
さらにダメ押しと言わんばかりに、心臓マッサージを気を送り込むのと平行
して続ける。すでにヤムチャの気も限界に近い。しかし、そんな事は関係ない。ありったけの気を全て少女に注ぎ込む。そしてついに……
奇跡が起こった。
ドクンッッ……!!
強い鼓動がヤムチャの耳を打つ。あるいはそれは幻聴だったのかもしれないが、マーリンの心臓がゆっくりと、しかし大きく力強く、活動を再開し始めた。
急速に全身に生気が蘇り、顔にも赤みが戻ってきた。あちこちにあった傷も
消えている。心停止からの回復により、仙豆の効果が現れたのだろう。
「や……やった…よかった………」
思わずその場にへたりこむヤムチャ。まさに精も根も尽き果てた、と言った
様子である。しかし、その表情は喜びに満ち溢れていた。
- 41 :Saiyan killer:04/07/14 20:26 ID:fMDW7blM
-
「………」
やがてゆっくりとマーリンの瞼が開いた。その表情はこわばったまま、のろ
のろと身体を起こす。
「なぜ……わたしは……生きてる………?」
ぽつりと、切れ切れに発した言葉は疑問だった。確かに一度、意識が闇に
溶けていくのを感じていたのに、無理やりその暗黒から引き戻されたような
気分だった。しかし答えなど判り切っている。目の前の男…ヤムチャがどう
やってかは判らないが、自分を再びこの世に呼び戻したのだ。
顔を伏せ、うつむいたままで立ち上がると、そのままヤムチャに背を向け
歩き出す。
まるでヤムチャの前には居られないとでも言うかのように。
- 42 :Saiyan killer:04/07/14 20:27 ID:fMDW7blM
- 第82話
「お…おいっ!! なんだってんだよ…! 人がどれだけ苦労したと
思ってるんだ……! それを…お前……!」
最初はすぐに立ち上がるほどの回復を見せたマーリンに対して、素直に
喜びを見せていたヤムチャだったが、あきらかに理不尽なマーリンの
態度につい言葉を荒げる。
「…あのまま死んでた方が良かったってのか!? 生き返りたく無かった
とでも言うのかよ!!??」
ヤムチャのもっともな言葉に少女は何も言わない。ただ、かすかに首を
振ってみせるだけだった。
「……っ…! じゃあ、何が不満なんだ…!何が気に入らなくてそんな…」
九死に一生を得る、どころの話ではなく、まさに死からの復活を経た感動
の再開。普通ならこれほどドラマチックなシチュエーションはそうそう
無いであろうはずなのに、マーリンの態度は明らかにそれを喜びと感じて
いない。ふたりの間の空気が徐々に険悪になっていく。しかし、突如として
ヤムチャがマーリンのただならぬ異変に気が付いた。
「…?………… え………?」
- 43 :Saiyan killer:04/07/14 20:28 ID:fMDW7blM
- つい先ほどまでマーリンの身体に吹き荒れていた気が、ものの見事に収まって
いる。消えた訳ではなく、少女が完全にそれをコントロールしているのだ。
それどころか、戦闘力というものを器に例えれば、それが一回り、いや二回り
も大きくなっている。先ほどの暴走した気を全て呑み込んでも足りないほど
の器…。
…気の性質も以前とは何かが違う…。
不意にヤムチャの脳裏に、かつて仲間たちから幾度も聞いた話が蘇る。瀕死の
重傷から回復するたび、大きく力を上げる戦士の血脈の話…。
それによって度々窮地を救われたり、逆にピンチに陥ったりとクリリンなどは
語っていた。
以前感じた、不謹慎で下らない少女への印象が再びよぎる。そして、それが
知らず知らずのうちに口から零れ落ちた。
「…お…おまえ……まさか………」
背を向けたままの少女が、ぽつりと漏らす。
「……やっぱり…気がついたか……」
呆然としたままのヤムチャ。そのマーリンの言葉だけで全てを理解して
しまった。
「そう…わたしも……サイヤ人なんだ…正確には…半分だけだが…な…」
そう言って、ようやくマーリンはヤムチャに向きかえった。泣きそうな、
それでいてどこかさばさばとした表情で。
「知られたくなかった……知られると判っていたから…あの時…拒否
したんだ……」
- 44 :Saiyan killer:04/07/14 20:33 ID:fMDW7blM
- アワワ…うっかりageてしまいますた。スイマセン。
そして>>40で改行失敗してるし…もうダメポ。色々イッパイイッパイなので
今日はこの辺で…。
- 45 :ヤムまの人:04/07/14 20:41 ID:jaHc7kYg
- あ、知らないうちに展開が青龍刀さんに抜かされてる。
というかそろそろテスト期間なのでちょっとお休み頂きます。
ということで今週分はちょっと早めに。
- 46 :魔族転生ヤムま!:04/07/14 21:28 ID:bAvHlk3g
- その村は、侵略者の影も知らず昨日と変わらない今日を迎えようとしていた。日の昇り
と共に目覚め、老人たちはナメックにしか生えない特殊な樹アジッサを植え、子供たちは
その手伝いをしながらナメックの喜びを知る。
水を得ることができれば、何十、何百年と彼らは生き永らえることができる。だからな
のか、同じく水を必要とする植物――中でももっとも美しく、強く生命を宿すアジッサを
彼らは愛した。
「……何者かが、近づいておる」
ほぼ見よう見まねに近い子供たちの畑仕事を見守っていたツーノ長老が低くつぶやく。
その直後、カルゴを抱えた悟飯が村の中心に降り立った。
「だれじゃな、おまえは」
腰掛けていた椅子から膝を起こし、ツーノは悟飯に尋ねる。ナメックの子供を連れてい
るとはいえ、彼の声には多少の警戒が込められていた。
長老には心の底を見透かす力があった。それが彼を長老足らしめる一因であったのだが、
それを除いてもツーノというナメック人は慎重にして厳粛、村の人間が皆長老として認め
るようなナメック人だった。
「あの、ボク孫悟飯といいます」
ぺこり、と丁寧に固まったお辞儀をする。「えらいひと」の前では、失礼の無いように
しなければいけない。ピッコロとの生活が長くとも悟飯の中にはしっかりとチチの教えは
根付いていたようである。
「そちらの子は、ムーリの所のカルゴか」
「は、はい。はじめまして……」
カルゴも悟飯に倣ってぺこり。
- 47 :魔族転生ヤムま!:04/07/14 21:29 ID:bAvHlk3g
- 「……というわけなんです」
ドラゴンボールを求める理由を問われ、悟飯は拙い言葉ながらも一生懸命説明した。
その間、ツーノはじっと悟飯の目を見つめていた。仮に嘘をついていたとしたら、心の
奥に潜む邪念を確実にツーノは見逃さない。
が、そのような懐疑は杞憂であった。緊張していた面持ちはどこへ行ったやら、悟飯は
逆に睨むほどの勢いでツーノの両の眼を見返していた。地球に生き残ったナメック星人の
話については、逆にツーノのほうが面食らったほどである。
悟飯がすべてを語り終えた後、やや考えた後でツーノは口を開いた。
「いいじゃろう。ボールは持っていくがいい。それと……」
ツーノはカルゴに手招きする。ゆっくりと長老の手元に来たカルゴの手を、別の老人が
つかんだ。急のことに少し慌てるカルゴ。
「落ち着きなさい。カルゴにもナメックの力を与えるだけじゃ」
「え……?」
言うとともに、カルゴの身体が不思議な緑の光で包まれる。それはまるで最長老が力を
引き出すときの光に似ていた。
「最長老様には遠く及ばんがな」
言葉とともに、カルゴの光は消える。まるで初めてそれを見たかのようにカルゴは両掌
を交互に見渡す。悟飯からは別段変わったところは見当たらない。外見が変わったわけで
もなければ、内在する気が膨れ上がったわけでもない。
「悟飯さん、ちょっといいですか?」
カルゴは悟飯の手をとった。
- 48 :魔族転生ヤムま!:04/07/14 21:31 ID:bAvHlk3g
- ズァ……ッ!
空気が揺れる。
「おお……」
長老たちは目を見張った。
カルゴの見せた力、それはまさしく――――――
最長老と同じものであったのだから。
「あ、あれ?」
現われかけた光はすぐに消えた。
もう一度同じようにやってみるが、やはりうまくいかない。
「まだ力を扱うのに慣れておらんようじゃな」
ツーノはカルゴの手をとった。その手はやや震えていた。
「地球の方、すまないがこの子の練習台となってあげてくださらんか」
悟飯は快く頷く。カルゴの力とやらがどのように作用するのか見当もつかないが、長老
や周りの老人の様子から自分に何かしらの悪影響を及ぼすものではないと判断できる。
もっともその後、カルゴによる力の解放は数時間にも昇り後悔する羽目になるのだが。
悟飯の力がようやく全て解放されたとき、悟飯もまた邪悪な気がナメック星に降り立つ
のを感じた。長老たちに避難を呼びかけるが、ツーノは頑なに首を縦に振らない。自分た
ちはアジッサを最後まで見守る義務があるのだと。
「……だれか来る!」
言葉とともに降り立ったのはクリリンとマイーマ。
「あれ? なんでおまえの気が大きくなってるんだ?」
クリリンの疑問に悟飯は子供らしく得意げな笑みを見せる。
- 49 :魔族転生ヤムま!:04/07/14 21:31 ID:bAvHlk3g
- 悟飯が自分のパワーアップについての説明を終えると、マイーマがその腕をつかんだ。
「手間が省けた。ヤムチャたちを助けに行こう」
「カルゴは?」
「ボクもここに残ります。もう、村はここしかない……」
その言葉に、マイーマの瞳が厳しくなる。
ナメックの平穏を踏みにじり、至高の宝ともいえるドラゴンボールを次々に奪っていく
惑星戦士への憤怒に、カルゴの言葉が火をつけた。
「はあっ!」
出せる限りの全力でもと来た道を引き返していく。
腕をつかまれた悟飯はともかく、クリリンは置いてきぼりにされかけた。
「むっ!?」
その途中、ツーノの村を目指していたベジータたちと遭遇する。
「どうなってんだ?」
クリリンの頭に疑問が浮かぶが、ヤムチャたちは説明している暇はない、とクリリンた
ちをさらに引っ張っていく。
行ったり来たりを繰り返し、ベジータがフリーザたちから奪ったドラゴンボールも含め
て七つ全てが揃ったかと思われた、まさにそのとき。
「……くそったれ……!」
五人の新手の惑星戦士たちが、ヤムチャたち五人の前に立ちふさがった。
- 50 :ヤムまの人:04/07/14 21:43 ID:bAvHlk3g
- >>1さん乙。
なんか不具合が生じて再起動してその間色々やってたら遅れました。
もし待機してる方がいたなら申し訳ない。
>Saiyan Killerさん
急展開というべきか、複線消化+新複線?かな
我流でありながら強い戦闘センスについての解明がなされましたね。
通常のサイヤ人を超える力を持っているというのはサイヤ人の血と混じることで
パワーアップの変異を起こす種族なんでしょうかね。地球人ハーフの悟飯みたいに。
>青龍刀伝説さん
上でも書いたけど展開速いですね。もうちょっと詳しく書いてもいいのでは。
地の文を増やすなりなんなりで。
というか>>31でクリリンが何のために来たんだか……って感じですし。
>3年間
ヤムチャ復帰おめー。
ベジータが丸くなってきたこともさりげに書かれてるし、
登場人物の変化をきっちりと書けてると思います。
あと、冬虫夏草のネックレスのくだりが巧いと思いました
- 51 :ヤムまの人:04/07/14 21:51 ID:bAvHlk3g
- いきなりスレの無駄遣いをしたかな…
3年間さんにさん付け忘れてました
申し訳ない
>Wolfさん
描写がスピーディですな。
他の方も指摘されてますがミスをなるべく減らすべく
推敲を重ねた方がよろしいかと。
悟空がナッパの名前を呼んでたりもしてるし。
- 52 :Classical名無しさん:04/07/14 21:59 ID:7x9yDSGc
- サイヤン、ヤムまキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
どっちもオモシレ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
ヤムまの中の人、学生さんだったのか
試験勉強頑張ってくれ
- 53 :Classical名無しさん:04/07/15 00:29 ID:e7dZNzSY
- こっちもあっちも大盛況で、SSスレ好きとしては幸せだなあ
- 54 :Wolf:04/07/15 17:39 ID:2ADA15cQ
- >>10
第七話 「狼の意地」
ヤムチャが精一杯気を込めた狼牙風風拳を、ベジータの気功波に放つ。
凄まじい突きの一突き一突きが、ベジータの気功波を辛うじて受け止める。
ベジータの気功波の勢いでヤムチャの辺りの地面は崩れ、消し飛ぶ。
「うおぉぉっ!!!」
ヤムチャの叫びで一時、気功波を少しだけ押すが、依然として形成は逆転せず。
ギリリ、とヤムチャの歯軋りの音が聞こえる。
「さっさと消し飛んでしまえぇーーーっ!!!」
ベジータも必死になっている。
次第にジリジリと押され、ヤムチャは焦り始める。
気もそろそろ限界状態。そして指の骨も今にも折れそう。
刹那、ヤムチャの指が急に軽くなる。
辺りを見ると、悟空がかめはめ波でベジータの気功波を受け止めている。
「ヤムチャ、下がれっ!」
悟空の突然の声を聞き、無言で下がるヤムチャ。
そんなヤムチャに、悟飯が駆け寄ってくる。
「ヤムチャさん。お父さんがこれをって・・・・・・」
悟飯はそう言って右手の掌を広げ、ヤムチャに差し伸べる。
掌に乗っかっている物。
それは緑色の豆一粒。
しかし、ヤムチャははっと思い出したように、それを摘んだ。
- 55 :Wolf:04/07/15 17:39 ID:2ADA15cQ
- ヤムチャはその豆粒を口の中へ放り投げる。
そしてゆっくり、味をしっかり味わいながら食べるヤムチャ。
ヤムチャの折れそうな指の骨が一瞬にして治り、気も全快する。
その豆粒の名前は「仙豆」。
一粒食べるだけで3日は飢えず、死亡した者以外のどんな傷をも治してしまうと言う神秘の豆。
その頃、段々とベジータの気功波を押していく悟空のかめはめ波。
「4倍だぁっ!!!」
今までよりも赤みが増したオーラを纏う悟空。
そして、一気に悟空のかめはめ波はベジータごと気功波を吹き飛ばす。
悟空はへなへなぁ〜、とその場に座り込み、大きいため息をつく。
(何とか地球爆発は防げたが、ベジータとかいうチビはまだ生きてやがるな、きっと)
心の中で呟くヤムチャ。たしかにあの程度で死ぬ輩とは到底思えない。
悟空は腰に掛けた袋から仙豆を一粒取り、口に入れた後、立ち上がって、
ベジータが飛んでいった方向を見続けた。
- 56 :Wolf:04/07/15 17:44 ID:2ADA15cQ
- 第八話「暴走する大猿」
しばらくして、ベジータが飛んでくる。
「カカロット、サイヤ人が満月を見て変身するというのは知っているな?
それはサイヤ人が目から満月から発する1700万ゼノを超えるブルーツ波を吸収するからだ。
そして限られたのサイヤ人は、人工的に1700万ゼノを超える小型の月、パワーボールを作り出す事が出来るのだっ!」
突然、ベジータは不気味に笑いながら左手の掌から青白い光の球体を出す。
球体を出した後、ベジータの気はぐっと下がる。
その球体からは妙な力や、邪悪な力を感じさせられる。
「弾けて混ざれっ!」
ベジータは青白い球体を空高く投げる。
球体は勢いが止まると爆発を起こし、強烈に光り輝く。
ベジータは球体を見上げると、突然、長い牙が生え出す。
そして毛が生え、目が赤くなり、どんどん巨大化していくベジータ。
その姿はまるで、猿。巨大な猿だ。
「うははははっ!どうだっ!」
高らかと声を上げるベジータ。
その姿に、ヤムチャ達は恐怖を感じた。
- 57 :Wolf:04/07/15 17:46 ID:2ADA15cQ
- 「ここまで気が上がっただと!?」
同様するヤムチャ。
ベジータの気は、青白い球体を出した後の10倍ぐらい上がっているからだ。
大猿と化したベジータはヤムチャ達に向かって走ってくる。
「すまねぇがヤムチャ、囮になってくれ」
悟空の頼みに驚愕するヤムチャ。
誰だってそう言われれば驚くに違いないだろう。
「元気玉っつう必殺技なら奴を倒せんだが、それには時間がちょっと掛かってな」
「お、俺が死ぬ前までには間に合うよな・・・・・・?」
恐る恐る悟空に問うヤムチャ。
それを聞き、悟空は自信満々にヤムチャに言う。
「おめぇの実力なら、不可能だな」
・・・・・・。
沈黙するヤムチャ。
だが決意を固めたのか、咄嗟にベジータに向かっていくヤムチャ。
(もし死んだら、奴を恨んでやる・・・・・・)
そんな想いを持って、ヤムチャは弾丸繰気弾を作り出し、ベジータに放つ。
- 58 : ◆OGDyegP. :04/07/15 17:51 ID:yZkecSBA
- a
- 59 :Wolf書いてる輩:04/07/15 17:58 ID:2ADA15cQ
- >>ヤムまの人さん
鋭い突っ込みアリガトです。
しかし悟空がナッパと言っているのは別人が書いたものです。
慎重に慎重を重ねて文字を選んでいるつもりなんですが、やはり浅いですね。
以後気をつけますので。
奮発して中古の動作の早い(というか普通な)PCを買いますた。
やっぱ早いって良いものですね。なんて思ってみたり。
- 60 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/15 18:01 ID:J5bLj26E
- 第二十六話「超元気玉」
Z戦士達は覚醒し、
天津飯は真・気功砲、悟飯は魔閃光、ヤムチャは狼牙風風波、餃子は超どどん波、ベジータはギャリック砲、悟空は超かめはめ波を放つが
フリーザは両手を使い、なんとか弾き飛ばした。
フリーザは強く、圧倒されていた。
最後のかけ、超元気玉にかけることにした。
「悟空と俺以外は帰ってくれ、俺がフリーザの動きを止め、悟空は超元気玉を溜めるんだ」
「そんな馬鹿なことができるか!!!」
しかし、餃子は………
「ヤムチャの言うとおりだ。この中でまともにフリーザの動きを止められるのはヤムチャしかいない、それにいても足手まといになるだけだ」
餃子達はデンデをつれて、地球に帰っていった。
- 61 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/15 18:02 ID:J5bLj26E
- 「完成には何分かかる!?」
「5分ってとこだ」
ヤムチャの地獄の五分間が始まる………
ヤムチャは狼牙風風斬でフリーザに斬りかかっていった。
「足下がお留守だ!」
尻尾で足を払おうとしたが、ヤムチャはその動きを読んでいて、ジャンプしてかわし、重力とともにフリーザに斬りかかった。
「今のは居留守だ、本当の狼牙風風斬は足下がお留守じゃないぜ?」
「ゆるさんぞ、虫ケラが!!!」
「スモーク操気弾!!!」
ヤムチャはすぐに気を消して岩陰に隠れた。
「そこかっ!!!」
ヤムチャの姿が少し見えた所にでかいエネルギー波を放った。
ヤムチャの姿はない。
「ついにくたばったか………速くソンゴクウを殺しに…ぐっ!!!」
背中に激痛が走る。
「今のは残像拳だ、油断したな」
ヤムチャはそろそろ超元気玉が完成してると思って油断していた。
次の瞬間、ヤムチャは尻尾で足下をすくわれ、こけたところにエネルギー波をぶち込まれた。
「がはっ!!!(まだかよ悟空)」
悟空はテレパシーで超元気玉が完成したことを伝えた。
「た…太陽拳!!!」
ヤムチャの太陽拳でフリーザにスキが出来た。
そのスキに超元気玉を撃った。
「こんなもので……こんなもので………ぐわぁーーー!!!!!」
フリーザを倒したのである。
しかし、その衝撃でナメック星が崩壊寸前。
一刻も速く、宇宙船に乗らなければならなくなり、近くのフリーザの宇宙船に乗った。
「動け、動いてくれぇーー!!!」
続く
- 62 :Classical名無しさん:04/07/15 19:44 ID:s0Ul.f2k
- やっぱ描写不足だよなァ。
- 63 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/16 21:09 ID:J5bLj26E
- 第二十七話「新しい神龍」
40日後、ブルマ達を乗せた宇宙船は地球にたどり着いた。
神様は神の座を退き、デンデが神に即位した。
ドラゴンボールも出来たので、神龍を呼び出し、
1つ目の願いでナメック星を修復し、2つ目の願いで悪い奴を除くナメック星で死んだ者を生き返らせることになった。
「これでクリリンも生き返るな」
「でも、クリリンさん、それだったら地球にこれなくなるんじゃ………」
「し、しまった!!!!!!!!………いや、まてよそれぐらい神龍ならサービスしてくれないか?」
デンデのドラゴンボールはサービス精神というものが無かった。
ということで、クリリンはナメック星に留まることになってしまった。
続く
- 64 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/16 21:10 ID:J5bLj26E
- 第二十八話「帰ってきたフリーザ、未来からきた青年」
「パパ、ここが地球だよ」
「小さな星だ、一発で消してしまえばよかろう」
「それじゃあボクの気がすまないんだよ」
メカフリーザとコルド大王が地球に降り立った。
「地球か…なかなかの星だ」
Z戦士達はすでに集まっていた。
「死んだんじゃなかったのか?」
「たしかに死にかけたさ、なんとかナメック星を抜け出してパパに連絡を取ったんだよ、それでボロボロの体を直した代償がこれだ」
大地が震えだす。
「ゆるさんぞ、虫ケラども!!!貴様等を殺した後、あのソンゴクウとヤム何とかって奴を殺すんだーーー!!!!!」
- 65 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/16 21:11 ID:J5bLj26E
- 餃子達は覚醒の力でフリーザに立ち向かうが、すぐに虫の息と化した。
その時、何かのマシンが突然と現れた。
中からは青年が出てきた。
「なんだい、キミは」
「お前を殺しに来た(決まった!)」
台詞を気にする青年だが、その言葉を聞いた瞬間、フリーザは青年に襲い掛かった。
青年はかろうじて、かわし、なにやら変身し始めた。
「あれは………ヤムチャのウルフの力、どうしてだ、ヤムチャのオリジナルのはずでは!?」
ウルフの力を出した青年はフリーザを真っ二つにした。
「狼牙風風斬っ!!!」
「あれも、ヤムチャの技だ………」
すると、コルド大王も倒してしまった。
その時、宇宙船が落ちてきて、着陸した。
中からは悟空とヤムチャが、変な服を着てやってきた。
「さっき、フリーザを倒した奴誰だ、すげぇ気だったぞ、ピッコロか?それともべジータか?」
「いや、そこの青年だ」
青年は悟空とヤムチャとヤジロベーに来るように言った。
「父さ……ヤムチャさん、ヤジロベーさん、ちょっと刀を貸してください」
すると、三つの刃が光り出した。
第十四話で説明した三つの刃がそろったのである。
三つは100%の力が引き出され、強くなった。
戦闘能力
メカフリーザ(故)…2500万
ヤジロベー…1200
続く
- 66 :Classical名無しさん:04/07/16 22:54 ID:e7dZNzSY
- >青龍刀伝説
ひとつお聞きしたい。
いつまで連載していただけるんですか?
長く続けていただければありがたいですが、
もし仕事や学業が忙しければ、無理しなくていいですよ。
- 67 :Classical名無しさん:04/07/16 23:13 ID:x2k68THk
- >>24
俺と好みが対極みたいだな、三年間は流し読みだけでも痛く感じるけど
saiyanはバキ的に楽しめるから全然ましだよ。
- 68 :Classical名無しさん:04/07/16 23:27 ID:3rnsVw..
- ヤムスレ伝統の言葉
面白いかどうかなんて関係ない
書くことに意義があるのだ
- 69 :66:04/07/16 23:44 ID:e7dZNzSY
- >>68
俺はつまらないなんて失礼なこと、一言も言ってないぞ。
長く続けて欲しいけど、もし他に大切なことがあれば残念ですが
そちらを優先して下さい、と言っただけだ。
>>67
サイヤンはちょっと修行期間が長すぎたな。それだけに今後どうなるか期待。
悪名高い語ろうぜスレでも、サイヤンは割合と評判いいぞ。
- 70 :Classical名無しさん:04/07/16 23:54 ID:ud.gFEK6
- >>69
68はおまいに言ったんでは無いんでないのかい?
- 71 :Classical名無しさん:04/07/17 00:51 ID:MNOHxwVw
- >>69
初心者的質問ですいませんが、語ろうぜスレとはどこにあるのでしょーか?
- 72 :3年間:04/07/17 01:31 ID:5xUbE2PE
- ------------------------------
第12話 夏の空
------------------------------
俺とプーアルは、西の都の郊外で2人暮らしを始めた。
元々、何十年もこうやって2人で生きてきたのだ。
特に不自由はなかった。
ただ今までと決定的に違うのは、俺が修行を再開したことだ。
ブルマと別れ、ランファンとも別れた俺は、
正直、毎日が暇でしょうが無かった。
何もしない時間が長いと、つい色々なことを考えすぎてしまう。
そして身も心も滅入ってしまう。
一瞬が永遠のように感じられるほどの哀しみが俺を襲うのだ。
だから俺はムリにでも修行に出かけた。
体を動かさずにはいられなかったのだ。
そして、無理にでも身体を動かしてるうちに、
他のことは何も考えなくなる。
考える事は・・・どうやったら強くなれるか・・・それだけになる。
俺の中で『何か』が少しずつ変わり始めていた。
- 73 :3年間:04/07/17 01:31 ID:5xUbE2PE
-
2人暮らしに慣れているといっても、荒野での生活とは違い、
食料の調達には手間取った。
今までブルマと一緒だったため、実感が無かったが、
とにかく金を稼がないことには、生きていけないのだ。
結果、俺は昼は修行・夜はバイトといった多忙な日々を送る事となった。
だが、多忙であるという事は、俺にとっては喜ばしい事だった。
日々の忙しさに追われることで、余計な事を考えなくて済むからだ。
それが良い事なのか、悪い事なのか判らない・・・
・・・判らないけれど、
今は目の前のものを一つずつやっていくしかない。
俺の中の『闇』は、この頃、余り顔を出さなくなってきた。
新しい環境、新しい生活・・・
そんな日々が、俺の中に僅かばかり残っていた
『気力』とやらを引き出してくれたようだ。
だが。それほど簡単には、俺の心に棲みついたソレが
消える事はないだろうな・・・
俺は皆のように心から上手に笑える日が来るだろうか?
- 74 :3年間:04/07/17 01:31 ID:5xUbE2PE
- それから1ヶ月が経った。
最近は修行にも身が入るようになってきた。
限界だと思っていた自分の力が更に上達していくのを感じる。
「まだまだ…なんだな」
俺は笑った。自分の力はもっと先がある。それが嬉しかった。
無論、本当の限界までいったとしても、
やはり俺は足手まといのままだろう。
いつまでたっても、悟空の足元にも及ばないだろう。
だが、そんな事は関係ない。
自分の力がどれ程のものなのか、どれ位、俺は強くなれるのか?
ただそれを知りたくなった。
いや、、、むしろ、その事だけを考えることによって、
他の事 −哀しい事− を
考えないようにしていただけかもしれないが・・・
- 75 :3年間:04/07/17 01:32 ID:5xUbE2PE
- 「もうちょっと待ってな!これが終わったらメシにしようぜ!!」
声を掛ける先には、嬉しそうな顔のプーアルが居る。
「はい、ヤムチャさま!がんばってください〜!!」
プーアルは幸せそうに修行の様子を見守っている。
俺は心の中で天津飯に詫びた。
今なら判る。アイツの修行する理由も同じだろう。
単純に『自分の限界が知りたい』…ただそれだけなのだ。
色々考え出すと、悩みは尽きない・・・
心の葛藤が気力を削いでしまう。
だが、それでも俺たちは進むしかないのだ。
ガムシャラに、無理にでも他の思考を閉じ込めて、
前を向いて歩くしかないのだろう・・・。
まったく、、、人間というのは無器用な生き物だ。
俺はあの時、本気で殴ってくれた2人に感謝した。
(ふっ、いつか仕返ししてやるぞ!)
俺は晴れ晴れとした気持ちであった。
- 76 :3年間:04/07/17 01:32 ID:5xUbE2PE
- 気が付けば、季節は夏を迎えていた。
じりじりと太陽が照りつける。
今まで、夏は嫌いだった。
あの高すぎる太陽と、陽気な雰囲気、明るい季節が、
余計に俺の心の闇を浮き彫りにするような気がしたからだ。
だけど、今なら………ちょっとは好きになれるかもしれないな・・・。
『夏の空とやらよ、、、
どうか俺の心を、もう少し熱くしてくれないか?』
下らないことを考えながら空を見上げる・・・
蝉の悲鳴が聞こえた。
目を閉じていても判るくらい、まぶしすぎる蒼い空。
(俺には、まだこの空は似合わないかもな……)
苦笑いしながら、俺は身体を動かし始めた。
『Summer sky』
- 77 :Classical名無しさん:04/07/17 01:42 ID:ZARL0xnA
- >>71
マロン板
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1082108242/
- 78 :Classical名無しさん:04/07/17 01:51 ID:P8g8W/Sk
- ちょいと作品投下しますよー
まぁ自分で書いててよくわからんくなったんですけどね。
- 79 :ヤムチャ様と赤いリボン:04/07/17 01:51 ID:P8g8W/Sk
- 第一話 「ヤムチャ様と真紅なヤツ」
第二十三回天下一武道会決勝戦……
悟空とマジュニア、世界の命運をかけた決戦は、様々な波乱を生みつつも悟空の勝利に終わった。
ここに天下一武道会は終結し、戦士たちはそれぞれの道を歩みだした。
悟空は神となることを拒絶し、試合中に結婚したチチと共に遥か空の彼方へ。
クリリンは、亀仙人と共にカメハウスへ。
天津飯とチャオズは二人で修行の旅へ。
そしてヤムチャも、ブルマとプーアルを残し、たった一人で修行のために旅立った。
ただ無心に、己を鍛えることだけを目的に……
- 80 :ヤムチャ様と赤いリボン:04/07/17 01:51 ID:P8g8W/Sk
- 「はぁ……こんなことなら、プーアルについて来て貰えばよかったなー」
ボヤキながら、一人荒野を歩くヤムチャ。
長い間風呂にも入っていないのだろう、手入れがまったくされていないぼさぼさの髪。
緋色の道着を纏い、背には大きなリュックを背負っている。
服の上からでもわかる鍛え抜かれた肉体と、その肉体に似合わぬ端正な顔立ち、強い意志が秘められた眼差し。
頬には、端正な顔にこれまた似合わない十字傷。
道着の胸の部分には、世界最高の武道家「武天老師」に手ほどきを受けた証である亀のマークがプリントされている。
「一人だと寂しいんだよなー。いや、オレが旅をしてるのは修行のためってのはわかってるんだが……」
亀のマークを右手でいじりながら、つぶやく。
旅をはじめてからこちら、ヤムチャの独り言の回数が日に日に増えている。
見渡す限りの荒野にただ一人でいるという状況を考えれば、それも仕方の無いことではあろうが。
死の荒野と呼ばれているこの荒地は、昔ヤムチャが盗賊だったころに縄張りとしていた場所でもある。
「"荒野のハイエナ"か……そういや、俺も昔はそんな風に呼ばれてたんだよな……」
ヤムチャは今でこそ武道家としてまっとうな道を歩んでいるものの、過去には盗賊をしていたこともあった。
当時ヤムチャに襲われたものは、彼のことを心底恐れた。
荒野に住み着き、そこを通る旅人を見境無く襲う『荒野のハイエナ』と。
だが、『見境無く』襲うといっても、ヤムチャは女性を襲うことだけはしなかった。
そのため、仲間内からは硬派な男として尊敬を集めていたりもした。
もっとも、ヤムチャに言わせればそれも「女性が苦手」という理由からではあったのだが。
- 81 :ヤムチャ様と赤いリボン:04/07/17 01:52 ID:P8g8W/Sk
- 「しかし腹が減ったな……もう丸二日は何も食ってないからなぁ……」
その言葉に合わせるかのように、ヤムチャの腹が「ぐ〜」と音を立てる。
リュックを手に持ち逆さにして振ってみるも、中身が空では何も出てくるはずが無い。
それでも何十秒間か揺すってから、ヤムチャは諦めたようにリュックを背負いなおした。
「参ったなぁ……この辺りに町は無いし……
アジトに行けばカップラーメンがあるんだけどなー
ああ、でも十年以上も前のだから、食えるわけねぇか」
顔を上げ、周囲を見渡すが、そこにはただ荒野が広がっているだけである。
……ふと、何かを見つけた気がして、ヤムチャは顔を下げた。
地面を見る、と、そこにはひとすじの線が西から東へと続いている。
ヤムチャは、その場に膝を突き、体勢を低くしながらその線を見つめた。
手で触ると、うっすらとしか無いその線はあっさりと消えてしまった。
「これは……車の通った跡みたいだが……?」
訝しげに声を上げ、ヤムチャが立ち上がる。
目を凝らすと、うっすらと伸びたその線の向こうに、なにか建物の様なものが見えた気がした。
「んー、とりあえず、行ってみるか。どうせ食料も無くなっちまったんだし」
言って、建物があったように見えた方向へと歩く。
歩きながら、ヤムチャは腰に下げていた水筒へと手を伸ばした。
そのままふたを開け、中に入っていた水をのどの奥へと流し込む。
「ぷ……っはーー! い、生き返ったぁ……」
とりあえず空になった水筒を投げ捨て、口についた水滴を拭う。
その頃には、すでにその建物が……建物のある村が目に入っていた。
- 82 :ヤムチャ様と赤いリボン:04/07/17 01:52 ID:P8g8W/Sk
- 結局、ヤムチャはその村にたどり着いた。
……とは言っても、村の入り口を離れた場所から眺めているだけだが。
「この村……盗賊の集団住居か何かなのか?」
言いながら、村の入り口……と言うより、村の入り口を守るように立っている二人の男を見る。
片方は背が高く、少し痩せている様にも見える。もう一人は標準の体型をしている。
二人は、揃いの制服のようなものを着込んでいた。
手には自動小銃を持ち、腰にはトランシーバーと小型の拳銃を差している。
見たところ、軍人といった風のその男たちは、何か警戒しているようでもあった。
だからこそヤムチャは出て行くことを躊躇ったのではあったが。
「だが、このまま戻っても飢えちまうことに変わりはしないしな……」
よし、と、ヤムチャは一呼吸つき、ゆっくりと村の入り口に向かって歩いていった。
と、突然村の中から一人の青年が飛び出して来た。
それを見て、慌てて自動小銃を構える男たち。顔色を変えて、青年に静止の言葉を投げる。
「止まれ! 止まらないと撃つぞ!」
だが、青年は止まらない。村を飛び出したそのままの方向に――つまりはヤムチャのいる方へと――全力で走ってくる。
青年に止まる気が無いのを察したか、男たちの指が自動小銃の引き金にかかった。
パララララ……という軽い音がして、自動小銃から大量の弾丸が撃ち出される。
「ちっ! なんだか知らんが、仕方ないッ!」
叫ぶと、ヤムチャは弾丸よりも速く男達と青年の間に割り込んだ。
そのまま、超高速で近づいてくる弾を一発残らず弾き飛ばす。
- 83 :ヤムチャ様と赤いリボン:04/07/17 01:52 ID:4d.sU2No
- その様子を見て、男達は驚いたのだろう。
自動小銃を撃つのを止め、放心したかのようにこちらを見つめている。
見ると、あれほど全力で走っていた青年も、男達と同じような様子で――走るのも忘れて――こちらをじっと見つめている。
ハァ……と、ため息をついて、ヤムチャは男達を見る。
自動小銃を手にした男達の帽子には、赤いリボンにR・R――レッドリボンのマーク――が記されていた。
(やれやれ……また、厄介ごとに巻き込まれちまいそうだな)
心の中で毒づきながら、ヤムチャは左足で軽く地面を蹴った。そのまま跳躍し、男達との間合いを一気につめる。
跳びながら軽く右手を握り、標準体型の男の腹に拳を埋め込んだ。
一撃で、男はあっさりと倒れる。だが、男が倒れるよりも更に速く、ヤムチャは右足を使い横に飛んでいた。
そのままもう一人の男に肉薄する。やっと正気に戻った男が自動小銃の照準をヤムチャに合わせようとするが、間に合うはずも無い。
跳んだ勢いを利用し、打ち出した足で自動小銃を弾いたヤムチャは、そのまま肩口から男に突っ込み、完全に密着した状態から肘を打ち出す。
ヤムチャの打ち込んだ肘はあっさりと男のみぞおちに入り、男はもんどりうって倒れた。
「ふぅ……ま、こんなもんかな?」
言いつつ、青年の方へと振り返る。
青年は、どうやら完全に放心状態らしい。ぼーっとしたまま、ヤムチャを見つめていた。
(……ま、いきなりこんなもんを見たら驚くわな)
いくら手加減をしているとはいえ、人間の限界を超えたかのような超人的な動きを見せたのだ。
一般人なら、これを見て驚かないはずは無い。
この青年もそうなのだろう。そう、ヤムチャは思っていた。
- 84 :ヤムチャ様と赤いリボン:04/07/17 01:52 ID:4d.sU2No
- (っても、このままってわけにもいかないしな……)
考えつつ、青年の方へと歩み寄る。
その間も、青年は放心したままだった。
見ると、その青年は意外と精悍な顔つきをしている。
金色の髪に青い目、白っぽい肌をしたその青年は、見たところ20歳前後のように見えた。
「あ……あの……」
と、いつの間にか我に返っていたのだろう。青年が話しかけてきた。
「あ、危ないところを助けていただいてありがとうございます……それでその、あなたは……?」
伏し目がちに、青年がこちらを見ながら言う。
(そういう目は、女の子にやってもらいたいもんなんだがな……)
思いつつ、ヤムチャは青年から目を離した。
少し視線を変えて、村の方を見つめる。あれだけの音を出して戦闘をしたのに、村は少しも騒がしくはなっていなかった。
再び青年の方へ向く。青年はやはり先ほどと同じような様子で、こちらを見つめている
「あー、とりあえず自己紹介しとこう。オレの名はヤムチャ。荒野のハイエナ、ヤムチャだ。
まぁこんな所で立ち話もなんだから、村の中に行こうぜ」
言って、振り返りながら村の方へと歩く。と、突然青年に肩を掴まれた。
ヤムチャは、訝しげに振り向く。……考えてみれば、青年は村から飛び出してきたのだから、村に入りたがらないのも当然なのだが。
「ヤムチャさん、村の中に入っちゃ駄目です」
青年は、強い口調で言ってくる。先ほどまでの狼狽した姿が嘘のように、堂々としているように見えた。
「そうか? んじゃ、そこらの岩陰で話を聞こうか」
とりあえず妥協して、ヤムチャはちょうど村からは見えない辺りの岩陰へと足を進めた。
- 85 :ヤムチャ様と赤いリボン:04/07/17 01:53 ID:4d.sU2No
- 岩陰に着き、周りを見渡す。座れそうなところを見つけて、ヤムチャはとりあえず一息ついた。
青年もしっかりとついてきていたのだろう。ヤムチャと向かい合うようにして立っている。
「さて、とりあえず自己紹介でもしてもらおうか。お前、名前は?」
言いながらも、よいこらしょと声に出して、その場に座り込む。
この体制だと、青年を見上げる格好になるので少し話しづらいのだが、そんなことは気にしない。
「僕の名前はジョニー。あの村には研究員として派遣されてました」
だが青年の方も見下げた状態では話しづらかったらしい。座れそうな岩を見つけると、ゆっくりと座り込んだ。
座りながら話すときは、面と向かって座るよりも隣同士に座ったほうが話が弾むらしい。
そんなどうでもいい雑学を思い出しながら、ヤムチャはジョニーに聞いた。
「研究員? なんの研究をしてたんだ?」
聞きながらも、何か食べるものは無いかと尋ねる。
ありませんと首を横に振ってから、ジョニーは話を続けた。
「実は僕自身もそんなに詳しく知っている訳ではないんですが……
なんでも願いを叶えてくれる球と言うのがあるらしくて、僕はそれを調べるために派遣されたんです。
あの村にあるはずなんですが、僕が探していると突然レッドリボンの連中がやって来て……」
「願いを叶える……球?」
ヤムチャには、その球とやらに心当たりがあった。
……というか、実際に願いが叶えられるのを見たことすらあった。
「……それで、レッドリボンの奴らは一体何を?」
ヤムチャが、聞く。もっとも、ヤムチャ自身レッドリボンの目的が何なのか、おぼろげながらわかってはいたのであったが。
「どうやら奴らも、その球を狙っているようなんです・
もっとも、レッドリボンの連中はその球のことを『ドラゴンボール』と呼んでいましたが」
- 86 :ヤムチャ様と赤いリボン:04/07/17 01:53 ID:4d.sU2No
- やはり、ドラゴンボール。すべての冒険の始まりとも言える、あの球。
(まさか、修行の旅を始めた途端にドラゴンボールに関わるとは……オレは、よっぽどアレに好かれてるらしいな)
内心で毒づきながら、ヤムチャはゆっくりと立ち上がった。
そのまま村の方を向いて、背中越しにジョニーに言う。
「だとしたら、放っておく訳にはいかないな。
レッドリボン軍なんかに、願いを叶えさせるわけにはいかない」
(だが、レッドリボン軍は悟空の手で壊滅したはずだ。今更何で出てきやがったんだ?)
釈然としないものを抱えながらも、ヤムチャは村へと歩く。
「待ってください! あの村にいるのはレッドリボンだけではありません!」
その、歩き出した背中に、ジョニーの声が突き刺さった。
歩くのを止め、ヤムチャは振り返った。
「レッドリボン軍だけじゃない? それは、どういうことだ?」
訝しげに聞く。レッドリボン以外の誰が、ドラゴンボールを探しているというのだろうか?
「沢山の罪も無い人々が、レッドリボンに脅されて強制的に働かされているんです!
どうか、彼らを助けてあげて下さい!」
まるでその言葉を待っていたとでも言うかのように、ジョニーの返答は早かった。
「……なるほど、そういうことか」
言いつつ、納得するヤムチャ。そういうことならわかりやすい。
「オーケー、オレは別に善人ってわけじゃないが、まぁついでに助け出してやるよ」
「あ、ありがとうございますっ!」
振り向き、今度こそ村へと向かって歩き出す。後ろで、ジョニーが何か礼を言っていたような気もしたが、
別に自分は礼をされるようなことをしているわけではない
(ま、これも修行だ。それに、軟弱な旅にも飽き飽きしていたところだったしな)
こうして、ヤムチャの新たな戦いが始まったのだった。
続く……のか?
- 87 :Classical名無しさん:04/07/17 02:00 ID:pgZeZcx.
- ぜひ続いてくれ
- 88 :Classical名無しさん:04/07/17 04:53 ID:n9euI5jY
- >>79-86
久々に正統派っぽい作品だな。乙!
期待してるのでぜひ続けてくれ。おながいします。
- 89 :Wolf:04/07/17 09:24 ID:.QgJFtTU
- >>57
第九話 「変則的」
弾丸繰気弾は真っ直ぐベジータへ飛んでいく。
しかし、ナッパに放った一撃よりもスピードが無く、
ナッパレベルでも何とか見切れる程だった。
それは気の消費を抑えているから。ベジータの気功波を防いだ時の二の舞にならないようにする為に。
「そら、もう一発!」
今度はとても小さな繰気弾を左手の掌から出し、ベジータに放つヤムチャ。
小さな繰気弾は変則的に動き、とてもスピードが遅い。
右手と左手、両手を使い、そんな二つの繰気弾を器用に操るヤムチャ。
ベジータは弾丸繰気弾をジャンプで避け、ヤムチャに襲い掛かる。
繰気弾を操るヤムチャは無防備、完全に隙だらけ。
ヤムチャは右手を引きつつ、バックして何とか避ける。
左手は色々と動かしている。あの小さな繰気弾の操作をしているのだろう。
そして再び襲ってくるベジータをニヤリ、とヤムチャは笑った。
- 90 :Wolf:04/07/17 09:25 ID:.QgJFtTU
- 「ベジータとかいうサイヤ人、てめぇの命は俺に握られているんだぜ!」
ヤムチャの突然の言動に、やや困惑するベジータ。
しかしはっと気付き、ベジータは背後に接近してきた弾丸繰気弾をジャンプで避けた。
そして飛んでくる弾丸繰気弾を、ヤムチャはマトリックス的動作で避ける。
弾丸繰気弾は岩山に直撃し、消滅する。
「こんな技が俺の命を握っているとでも言うのか?」
ケタケタと笑うベジータ。しかしヤムチャは笑ったまま。
気付けば、ヤムチャの左手はグーにしたまま、動かしていない。
「貴様が次に動けば、命は無い」
「やってみるがいい、ヘタレがぁっ!!!」
再び動き出し、襲い掛かるベジータ。
それを見て、ヤムチャは左手の中指と一指し指を突き出し、左手を引いた。
刹那、ベジータの腹が膨れ上がり、爆発する。
ヤムチャはニタリ、とほくそ笑む。
密かにベジータの腹に潜んでいた物。それはあの小さな繰気弾。
「お前の腹の中にあったのは圧縮繰気弾っつってなぁ、
巨大な繰気弾を数mm程度に圧縮したもんなんだ。
だがら威力も絶大。お前はそれが口から入ったのも気付かず、
生意気な事をほざいていたんだよ」
ベジータは倒れ、力を失う。
「繰気弾ってのはなぁ、色んな意味で変則的なんだぜ!?」
ヤムチャはそう吐き捨て、悟空の元へ飛んでいった。
背後に赤い光線が接近しているとも知らず。
- 91 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/17 16:46 ID:J5bLj26E
- 第二十九話「ヤムチャの子供」
「俺はもう刀を使わないから、やるよ」
ヤジロベーが青年に刀を渡した。
「ヤムチャさんとヤジロベーさんはもういいです。あっちに行っといて下さい」
そして、青年は悟空に自分の名前をトランクスということを教え、他にも
自分はヤムチャとブルマの息子であること、未来からやってきたこと、
三年後に人造人間が現れること、悟空以外のZ戦士はやられ、悟空も心臓病で死んだことを伝えた。
悟空に心臓病の特効薬を渡し、みんなにヤムチャのことを触れないように伝えるように、と悟空に伝えた。
その後、悟空とヤムチャは瞬間移動を使えるようになったことも言った。
悟空の話を聞いたZ戦士達は三年後に向けて修行を始めた。(一年後にドラゴンボールでクリリンが戻ってくる)
ヤムチャと餃子は相変わらず重力室で修行し、ヤムチャはウルフの力、餃子は覚醒の力を扱えるようにもしようとしている。
悟空は組み手をピッコロ、悟飯、天津飯としていた。
べジータはヤムチャのすすめでカリン塔に行き、超神水を飲みに行った。(飲んだ後、スーパーサイヤ人の力が目覚める)
そして、カプセルコーポレーションに居座り、重力室で修行することにした。
ドラゴンボールの力で戻ってきたクリリンに二年後のことを話した。
クリリンはナメック星に一年居たことで、回復能力をナメック星人にフリーザを倒したお礼に教えてもらった。
(デンデほどではないが、じょじょに回復するし、傷なども回復できる、気を使うが自分も回復出来る)
それからクリリンは二年悟空達と組み手で修行した。
戦闘能力
ヤムチャ…12万(100倍で1200万、ウルフで9000万)
餃子…10万(100倍で1000万、覚醒で8500万)
べジータ…100万(超化で1億2000万)
悟飯…25万(フルパワーで5000万)
天津飯…6万(100倍で600万、覚醒で6000万)
悟空…170万(超化で2億)
クリリン…6万(フルパワーで3000万)
ピッコロ…天津飯に界王拳のコツを教えてもらい、100倍に…100万(100倍で1億)
続く
- 92 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜の作者:04/07/17 16:47 ID:J5bLj26E
- >>66、>>69
特にないです。
- 93 :Classical名無しさん:04/07/17 18:19 ID:vefZg4oE
- 一気に作品が来たな
みなさん乙
- 94 :3年間:04/07/17 22:58 ID:5xUbE2PE
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第13話 君を想う
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そんなある日の事だった。
俺は修行に行く途中、偶然にも買い物に出かけるブルマを見かけた。
吹っ切れた・・・とは言いつつも、気にならないわけがない。
俺は修行に行く途中に、わざと遠回りをして、
彼女の家の近くを通る事が度々あった。
この日も無意識のうちに、俺は彼女の家の上空を通っていたのだ。
もっともブルマ本人を見たのは、実に1ヶ月ぶりであった。
俺は、ちょっとだけ後を付けてみる事にした。
西の都の中心にある大きなショッピングモール。
食料品でも買い込んでいるのだろうか・・・
しばらくして店からブルマが出てきた。
いくぶんか身体が重そうだ。
お腹の子も大分大きくなっているのだろう。
ブルマは買物袋を抱えながら自分の車の元へ歩いていった。
- 95 :3年間:04/07/17 22:58 ID:5xUbE2PE
- そのときだった。猛スピードで車が突っ込んでくる。
駐車場内は視界が狭い。
運転手は柱の影となってブルマが見えていないようだ。
同様にブルマも迫り来る車に気付いていない。
「あぶない!!!」
考える間もなく、俺は瞬時に飛び出した。
だが、飛び出しては見たものの、
今からではブルマを抱えて逃げるような時間はない。
(どうする!?)
考えてるうちに車はドンドンと迫って来る……
(仕方ないな……)
―――俺はブルマを庇い、車と激突した。
衝撃が全身に走る。
「きゃーーーー!!!!!」
背後でブルマの絶叫が響き渡る。
人々のザワめく声が聞こえてきた。
『平和な駐車場で起きた、真昼の惨劇』・・・とでも題付けようか。
俺は呑気に、このニュースの見出しなんか考えていた。
どうやらブルマは無事なようだ………
- 96 :3年間:04/07/17 22:59 ID:5xUbE2PE
- 俺も無防備だったわりに、大した怪我はなさそうだ。
修行してて良かったと久しぶりに思う。
……その代わりに、俺とぶつかった車は大破していた。
まぁ、幸いなことに運転手も無事なようだし、
何とか一件落着と言ったところだな・・・。
だが、一歩間違えば大惨事になるところだった。
「ブルマ!大丈夫か?」
「え、、う・・うん。ありがとう」
「どうしてココに?」
「え?あ、あぁ、、たまたま修行に行く途中で見かけてな。
それにしても無事でよかった」
『たまたま通りかかった』だなんて、ブルマには嘘とバレているだろう。
だけど、今日見かけたのは本当に偶然だ。
だが、彼女は助けてもらった喜びの下で、若干訝しげな表情をしている。
きっと、『俺がストーカーか何かにでもなったのか?』
なんて思ってるのかもしれない。
- 97 :3年間:04/07/17 22:59 ID:5xUbE2PE
- まぁいい……。
弁明すればするほど、余計に怪しまれるだろう。
俺がどう思われようと、ともかく
彼女を助けることが出来たのには違いない。
……いや、彼女だけじゃないな。
もう一人の命も、俺は助けたのだ。
「お腹の子、、大事にしろよ」
「!?」
「……知って、、、たんだ」
「あぁ……」
「
俺は、そう言って、すぐに立ち去ろうとした。
だが、ふと気になる事があった。
そうだ、そういえば・・・・・・・
- 98 :3年間:04/07/17 22:59 ID:5xUbE2PE
- 「あぁ、、誰の子かは知らないけど、な」
「・・・・・」
そう、俺はこいつの父親を知らない。結局誰なんだ?
しばしの沈黙が流れる。
そしてブルマの口から出た名前は、意外というか、何と言うか・・・。
「…べジータの子なの」
「ぁぁ、、べジータか…ベジ、、い!? ベジータぁーー??!!!!」
さすがに俺は驚きを隠せなかった。
確かに一緒に住んではいるものの、
ヤツは一度は地球侵略を目論んだ宇宙人だ。
とはいえ、ベジータを近くで見てきた俺にとっては、
その気持ちが判らないでも無かった。
悲しいほどに孤高で、プライドが高く、常に自分に厳しい男。
俺とは正反対の魅力に溢れている。
なるほど、、、ね。
ベジータが、あの最後の朝にわざわざ俺の部屋に来たのは、
そういう理由だったのだ・・・
彼にしても他人の恋人を寝取ったのは、若干気が引けたのだろう。
相変わらず鈍感な俺は、今さらながらに理解した。
- 99 :3年間:04/07/17 22:59 ID:5xUbE2PE
- (ははは、、そういう事かよ・・・)
俺は、自分を納得させると、
「そうか……幸せにな」
とだけ言い残して、その場を去った。
それは俺の本心から出た言葉だった。
………ようやく全てが吹っ切れる気がした。
これで、本当に何もかも終わったのだ。
心に引っかかるものも何も無い。
それでも時々、俺は彼女のことを想うだろう。
忘れることなど出来はしない。
だが、その『想い』は、恋人のそれとはきっと違う。
ただ、彼女がずっと幸せであるように………
ただ、彼女がずっと笑顔で居られるように………
天に祈るような想い…。
もう、俺が彼女にしてやれることは何一つ無い。
明日からは、彼女の家の近くを通ることもないだろう。
- 100 :3年間:04/07/17 23:01 ID:5xUbE2PE
-
長い、長い、、一つの物語が幕を閉じた。
別れた時よりも、さらにハッキリとその事を認識した。
そしてふと、、、もう一つの物語の主人公を思い出す。
「ランファン・・・元気かな?……」
寂しいときは、いつも会いに行っていたランファン。
俺が過去を清算するために、一方的に捨てた女。
まったく俺は自分勝手なヤツだな。
今さら『会いたい』と想うなんて……
自分の都合で独りを選び、
今さらになって、ランファンの優しさを求めるなど、
身勝手にも程がある。
俺はつい顔を覗いた自分の弱さを押し込め、
プーアルと次の修行の計画を練リ始めた。
俺たちは、新しい必殺技について考えて始めていた。
- 101 :3年間:04/07/17 23:01 ID:5xUbE2PE
- 「やっぱり繰気弾の威力を上げるのが一番かな?」
「いえ、、ボクはやっぱりヤムチャさまの狼牙風風拳を
改良するのがいいかな?って想います〜」
「う〜ん、、、狼牙風風拳は足元が最大の弱点だ・・どうしたらいいだろ?」
「そうですね〜・・・」
色々な事があった。
それでも近頃は平穏で、かつ充実した生活を送れている。
プーアルとの2人暮らし。
『こんな日々も悪くないな・・・』
俺はそう思っていた。
そんな時だった・・・・・
あの『ニュース』を耳にしたのは。
「今朝未明、またしても若い女性の失踪事件がおきました」
「失踪したと見られるのは、西の都に住む、
ランファンさん(年齢不詳)です。」
「なお警察では、ここ一連の失踪事件と何か関係があるものとして
捜査を進めているとの事です」
『I Think of "You"』
- 102 :3年間:04/07/18 00:27 ID:5xUbE2PE
- 上手くマトメラレテナイスネ・・・
ダメダメポ(−−
>Wolfさん
繰気弾の扱い方にビックリデツ!!有効な技にナッテマツネ。スゴイす…
>青龍刀さん
みんな強くなってる!!
戦闘力のインフレにヤムチャさんが付いていってるのに驚きデツ。
どうなるか、ちっと楽しみっす!
>赤いリボンさん
新作デツネ!続いてください……
ヤムチャさんの活躍、楽しみにシテマツ。
- 103 :Classical名無しさん:04/07/18 00:47 ID:Jl8/URIg
- 「ちょうどサイバイマンが6匹いる・・・一匹ずつ戦ってみないか?」
目の前の頭悪そうなハゲがこちらを見て言っている。は?何言ってんのアンタ?
てかすでに『サイバイマン』とか呼んでた種を埋めて水かけてるのは何?
有無を言わさず戦わせる気満々じゃねえか。ふざけるな!
でも起こられたら怖いから黙っておこう。そんな事を考えているうちに
地面から緑色のキモイ奴がたくさん出てきた。ピッコロの親戚だろうか?
「よし、まずは俺からいこう」
雑魚の癖によくやるなぁ。まぁ俺じゃなくて良かった。あの緑の奴の
実力を良く見てから倒せるかどうか判断しないといけなかったから丁度いいぜ。
- 104 :Classical名無しさん:04/07/18 00:55 ID:Jl8/URIg
- でしゃばりハゲは緑色の奴を押さえつけて顔面を殴打している。いわゆる
マウントポジションという奴だ。しかもあらかじめ持っていたナイフで
サイバイマンの腕を串刺しにして動けなくしている。なんていい手段だ。
さすが桃白白のような暗殺者を目指していただけの事はある。今度使おう。
どぐぉ
「ぐごっ?!」
おっとでしゃばりハゲが強烈なキックを受けた。物凄く痛そうな顔をして
口を鼻を押さえている。サイバイマンは・・・なんだ全然効いてねえじゃ
ねえか。所詮は雑魚か・・・
・・・あれ?俺ってハゲより弱かったんだっけ?やべぇよ。俺勝てねえ。
どうしよ・・・逃げ出そうかな〜。てあのハゲ何してんだ?手を合わせて
まるで気功砲を撃つようなポーズを・・・
「気功砲!」
どぉぉ・・・・ん・・・
おいおい、撃っちゃったよ。かなり息切れしてるし。これはやばいんじゃ
ないの?一匹倒してもいきなりそんなんじゃ・・・
「ギ・・ギギ・・・」
「な、何だと・・・」
「倒せてないのかよ!」
は!しまった!つい声に出しちまった!どうしよう、後で起こって四妖拳
+四身の拳で四×四=壱拾弐倍の攻撃力とか言われたら。多分勝てない。
あ、そうだ。ここであいつを殺せば何も問題なし!うん!そうしよう!
「な、何だこの妙な殺気は・・・!」
やべ、気づかれた。早く操気弾の準備しなきゃ。
- 105 :Classical名無しさん:04/07/18 01:09 ID:Jl8/URIg
- 「操気弾!」
「何?!」
「ヤ、ヤムチャさん?!何を?!」
俺が突然気を高め始めたから緑色の奴と小さいハゲが驚いてる。
ちなみに波平頭の美白野郎はでしゃばりハゲの見学でそれどころじゃないっぽい。
「ヤムチャ!ジャマをするな!こいつは俺が倒ぼぐぇぷっ!」
しゃべりながらいいアッパー貰ったんで口の中きったみたいだな。あれは痛そうだ。
大体俺が攻撃するのはお前でその緑色の奴じゃないんだ・・・ふふふ・・・
「ぐ、こうなったら・・・」
「完成だ!喰らえ天津は・・・」
「気功砲!気功砲!気功砲!気功砲!気功砲!気功砲!」
どどどどどどどどどど・・・
「何だと?!」
「天さん!落ち着いて!相手あっち!あっち!」
「ぐお?!あ、操気弾が衝撃で散っちまった!くそ!」
勝てないからってとち狂いやがってあのでしゃばりハゲめ・・・
俺に当たったらどうする気だ全く。しかも捨て身の気功砲
連発でもサイバイマンに5,6発直撃してんのにたいした
ダメージはなさそうじゃねえか。もしかしてこのサイヤ人たちと
俺たちって実力に天と地の開きがあるってことか?
いや多分気のせいだ。うん、そういうことにしておこう。
「ピッコロさん!あの人頭大丈夫ですか?!」
「わからん!」
「くそ!天津飯!攻撃があたってないぞ!ちゃんとよく狙え!」
「そういえばヤムチャさんさっき『喰らえ天津飯』て言ってませんでした?」
「あ、クリリンてめえ何お茶なんか優雅に飲んでんだ!俺にもよこせ!」
あの小さいハゲ胡坐かいて茶すすりながら気功砲の雨の中たたずんでやがる。
以外と大物だな小さいハゲ。
- 106 :Classical名無しさん:04/07/18 01:17 ID:Jl8/URIg
- 五分後、ドクターゲロの研究所
「馬鹿な・・・奴のエネルギーは無限か・・・?!」
ゲロの見ているモニターにはすでに三桁以上の数の気功砲を撃ってなお
汗しかかいていない天津飯が移っていた。
「こいつの細胞を研究すれば無限のエネルギーを作り出す事も可能かもしれん・・・
この後、ゲロが天津飯の細胞を研究し、16号、17号、18号を作った事は言うまでもない。
ヤムチャ達所在地へ戻る。
「気功砲!気功砲!気功砲!」
「あの人まだ倒せてませんよピッコロさん」
「いったい何を考えてるんだあいつは!」
ピッコロが起こって口に入れていた羊羹を前にいた餃子に飛ばす。
餃子があからさまに嫌そうな顔をする。
「あ、すまん。つい・・・」
ピッコロが餃子に頭を下げる。魔王もずいぶんなじんだなぁ五分の間に
「御飯、俺の熊さんのバッグに芋羊羹が入ってるから取ってきてくれ」
「はい、ピッコロさん」
ご飯は元気よく返事するとすぐ近くにあるバッグの地点まで歩いていった。
熊バッグのセンスは疑うけどな。
「気功砲!気功砲!」
天津飯は相変わらず無駄な事をやっている。サイバイマンはいい加減に
攻撃を読んで避けている。と、偶然御飯のいる場所まで走ってきて・・・
御飯にぶつかって転んだ。これ見よがしに天津飯が極限まで気を高める。
「はっはっはぁ!待っていたぞ!貴様が転ぶのをなぁぁぁ!気功砲!」
天津飯の放った気功砲がサイバイマンと、一緒に転んでいる御飯に
直撃する!
「ギギャァァァァ!」
「うわぁぁぁぁぁ!」
- 107 :Classical名無しさん:04/07/18 01:27 ID:Jl8/URIg
- 「ぎゃはははは!ついに俺は倒した!あの緑色の奴なぁぁぁ!げぎゃぎゃぎゃ!」
天津飯が妙な声で高笑いする。気功砲で舞い上がった砂埃が風で消える。
そこには、サイバイマンと御飯の亡骸ではなく、手を左右に広げている
ピッコロの姿があった。
「ピ、ピッコロさん!」
御飯がピッコロに駆け寄る。
「大丈夫だこんな攻撃・・・一発程度ならなんてことは・・・」
「畜生!まだ生きてやがったな!気功砲気功砲気功砲!」
どどどどどどどどどど
「ぐおーーーーーーーーっ!」
「ピ、ピッコロさ〜〜〜〜〜ん!」
どさっ
ピッコロは十数発の気功砲を受けてついに倒れた。
「ふ、ふふふ・・・御飯・・・お前と過ごした数ヶ月悪くなかったぜ・・・
強いて言えばあんな雑魚に殺されるなんて・・・無念・・・」
がくっ
ピッコロは僅かにあげていた首を下げ、目をつぶって動かなくなった。
「ピッコロさ〜〜〜〜〜〜ん!」
御飯が叫ぶ。そして、天津飯をきっと睨む。そして両手を額の前で合わせて
気を高める。
「許さないぞ!魔閃光!」
膨大な気が御飯の両手に集まり、天津飯に向かって放出される。が、
天津飯は笑っていた。
「この程度の物!俺の気功砲ではじき返してくれる!気功砲!」
- 108 :Classical名無しさん:04/07/18 01:32 ID:Jl8/URIg
- 天津飯の気功砲が魔閃光と衝突する!そして、一瞬で気功砲は掻き消えた。
「な、なに?!そんなはずはない!気功砲気功砲気功砲気功砲気功砲!」
ぺちっぺちっぺちっ
何発うっても全てはじかれる。魔閃光の勢いすら弱まらない。そして、
御飯の全力の魔閃光は天津飯に直撃した。
「ぎゃろぴらむっ?!」
天津飯は妙な声を上げて落ちていった。
「敵は取ったよ・・・ピッコロさん・・・」
御飯もその場に崩れ落ちる。全力を込めた攻撃で気をほとんど使い果たした
からだ。
シャっ
その倒れたご飯の横を何者かが通っていった。サイバイマンだ。天津飯のすぐ
前まで迫っている。
「ミドリオロナカマヲコロシタウラミダ!シネ!」
「ずいぶん地球言語に似た言葉を話すんだな」
最近出番がなかったヤムチャが他人事のように言う。気功砲をまともに浴びて
髪の毛がこげたのを怒っているからだ。サイバイマンが血まみれの右腕を
振り上げる。
「待ってくれ・・・!」
サイバイマンは声に静止され、振り向く。声の主は・・・御飯だった。
- 109 :Classical名無しさん:04/07/18 01:35 ID:Jl8/URIg
- 「そいつは殺さないでじっくりじっくり苦しみを与えてやるんだ・・・
それこそが本当の生き地獄!」
物騒な事を熱弁する御飯。目が本気だ。ちょっとその迫力にヤムチャはびびる。
「グ・・・ググ・・・」
「頼む!とどめは僕が30年くらいかけて刺すから!生かしてやってくれ!」
サイバイマンは・・・右腕を全力で振り下ろした。天津飯のすぐ横の岩盤に。
「ありがとう・・・サイバイマンさん・・・」
「ギ、ギギ・・・」
二人の間に友情が芽生えた。が、
ボン!
一瞬の光と効果音と共にサイバイマンは破裂して消えた。
「俺は手加減せずにやれといったんだ!」
「俺は主人公なのに出番がないからさっさと回せゴルァ!」
ヤムチャが叫んだ。その時、奇跡は起こった・・・
- 110 :Classical名無しさん:04/07/18 01:43 ID:Jl8/URIg
- 「ギギギ・・・」
「まさか本当にいきなり出番まで来るとはなぁ・・・」
ヤムチャがのんきに呟く。すでにピッコロは死に、御飯は力を使い果たし
クリリンは四匹のサイバイマンに囲まれて身動きが取れない。
「こうなったらやってやるぜ!真・狼牙風風拳!」
ヤムチャがそういっていつもの狼牙風風拳の構えをとる。そしてご丁寧に
自分で説明を始めた。
「この真狼牙風風拳は足元に気を集中させる事で防御力をアップし、
弱点を克服したいわば最強の狼!この俺に勝てるものは御空くらいしか
いない!」
強気なんだか弱気なんだかよく分からない発言をする。
「え、ヤムチャさんそれじゃ・・・」
「こい!サイバイマン!」
クリリンが何か言いたそうだったが他人を気にかけてる暇はない。
いつまでたっても動かないサイバイマンにこちらからかかっていった。
「ハイハイオゥ〜〜〜ッ!」
ビシバシベシダダダダダドゴガスボゴっ
壮大な効果音と共に、ヤムチャの両腕は曲がってはいけない方向に
曲がり、腕が使い物にならなくなった。
「な、何だと?!」
「ヤ、ヤムチャさんの馬鹿ーーーー!お留守な足を並以上に維持したら
今度は手がお留守になるじゃないかーーーー!」
ヤムチャ、殉職・・・
地球は滅びますた
終劇
- 111 :Classical名無しさん:04/07/18 01:45 ID:Jl8/URIg
- 以上、『ヤムチャの大誤算。ピッコロと芋羊羹』でした。
- 112 :Classical名無しさん:04/07/18 01:50 ID:/DCYqtco
- えぇと、あの、その……書いていいのかな?
ところで漏れの作品、保管庫では未完作品に分類されてるじゃねーか。
くっそう、これはつまり続くのか? なんて書いた漏れが悪いんだが……
畜生くそう! 書けばいいんだろコンチクショー!
>>68 さんも、書くことが大事で中身は二の次三の次って言ってくれてるし。
いいややっちゃえ。
- 113 :ヤムチャ様と赤いリボン:04/07/18 01:51 ID:/DCYqtco
- 第二話 「ヤムチャ様快進撃、操気弾ってやっぱ使えるよなぁ……」
大勢の人々が、何やら建設物を建てるために働かされていた。
「おらおら! せっせと働きやがれ!」
叱咤の声を上げながら、兵士たちがその手にした銃で資材を運ぶ男の背を突く。
突かれた男は、恐怖に顔を引きつらせながらも足を速めた。
「へっ、やりゃあ出来るじゃねぇかよ」
兵士が、満足したような顔で辺りを見回す。
と、建物の影、隅っこの方で座り込んでいる老人が視界に入った。
「おらそこぉ! 何てめぇだけサボってやがる!」
言いながら、老人へと近づいていく。
兵士が自分に対して言っているのに気付いたのか、老人がバッと顔を上げた。
その顔には、疲労と恐怖がミックスジュースな何とも言いがたい表情が浮かんでいた。
「うう、ど、どうか許してくだされ……」
「うるせぇ!」
力ない声で嘆願する老人に、兵士は容赦の無い蹴りをいれた。
その蹴りで老人は後ろに倒れこむ。老人は、どう見ても完全に気絶していた。
「おらおらぁ! てめぇ一人だけサボっていいなんて思ってるんじゃねぇだろうなぁ!」
気絶した老人を、兵士はしかし容赦なく蹴り続けた。老人の顔から生気が消えうせようとも、それを気にすることも無く。
何十発か蹴りこんだところで、兵士も飽きたのだろう。詰まらなさそうに、その場を去っていった。
兵士がいなくなっても、老人に近づく者はいなかった。いや、近づけなかった。
老人の介抱に行けば、職務放棄として自分も老人と同じような目に合うだろうということがわかっていたからだ。
一様に精気の消え失せた顔で、人々は働き続けていた。
- 114 :ヤムチャ様と赤いリボン:04/07/18 01:51 ID:/DCYqtco
- ヤムチャは、人々が建てようとしている物とは別の建物の屋上からその様子を見下ろしていた。
「レッドリボンめ……なんて非道いことをしやがるんだ……」
呟きながら、自然と手は握りこぶしを作っていた。レッドリボンの非道に怒りを覚えながらも、冷静に考える。
(今飛び出して奴ら全員を叩きのめすことは……まぁ出来るだろうが、それだと働かされている人達に危害が及ぶ可能性が出てくるな……)
手すりから身を乗り出して下を覗き込む。どうやら、兵士たちは人々を囲むように配置されているようだった。
「なら、気付かれないようにひとりずつ倒していくしかないか……」
言って、右手に気を集中させる。集中された気は、彼の腕から丸い球体となって浮かび上がった。
「操気弾……行けッ!」
小さく叫んで、操気弾を投げ出す。投げられた操気弾は、そのまま真下にいる兵士へと直進した。
兵士はその弾に気付くことも無く、脳天に強烈な一撃を食らって昏倒する。
操気弾は、兵士にぶち当たった勢いのまま地面の中に消えた。
それを確認してから、ヤムチャは頭の中にこの村の地図を思い浮かべる。
その地図に、兵士たちの配置を大雑把にだが書き込んだ。
(次は……右斜めにいるヤツだ!)
目を閉じたまま、意識だけを集中させ、腕をくいっと動かす。
その動きと連動するように、彼の脳内地図に書かれた操気弾も移動をしていた。
兵士と操気弾が重なったところで、ぐっと腕を上げる。
彼の脳内地図で、兵士と操気弾が衝突した。兵士は、音も立てずにゆっくりと倒れこんだ。
ヤムチャが、ゆっくりと目を開ける。視界には、脳内で行われたこととまったく同じ出来事が起こっていた。
操気弾が空中で静止しているのを確認し、もういちど大雑把に兵士たちの配置を確認しなおしたヤムチャは、またも目を瞑った。
さっきと同じように脳内で地図を描く。そして、その地図の操気弾を操作し、他の兵士と重ね、衝突させる。
……それを繰り返して、ヤムチャは確実に兵士を倒していった。
- 115 :ヤムチャ様と赤いリボン:04/07/18 01:51 ID:/DCYqtco
- そのころ、ヤムチャが立っているちょうど真下の部屋で、二人の男が話していた。
「ふむ……進行具合はなかなかのようだな、イエロー大佐?」
窓から下を覗いていた男が、振り返りながら言う。
赤い髪をなびかせたその男は、鍛えられた肉体をぴったりとしたスーツの中に納めていた。
そのスーツの胸の部分には、例に漏れずレッドリボンのマークが描かれている。
「それはそうだ、様々な村や町から働き手をかき集めてきたんだからな……」
応える男――イエロー大佐と呼ばれていた――は、咥えたタバコをふかしながら、ソファーにもたれかかった。
トラにも見えるその男は、軍服に身を包み、室内だというのにレッドリボンのマークが入った帽子をかぶっている。
「それで、お前が今日来たのは何のためだ? まさかレッドリボンのシルバー大佐が同僚と雑談しに来たということもあるまい?」
からかうような口調で言いながら、テーブルに置いてあったグラスへと手を伸ばす。
グラスの中に入っていたワインを一息に飲み込み、イエローは鋭い目をシルバーへと向けた。
「タバコを吸いながらワインを飲むとは、風流というものを理解せん男だな」
その視線を軽く受け流しながら、こちらも胸のポケットからタバコを取り出す。
「オレはただ、貴様が真面目に仕事をしているか見に来ただけだ」
- 116 :ヤムチャ様と赤いリボン:04/07/18 01:51 ID:/DCYqtco
- タバコを口に咥えるも火が無いことに気付いたシルバーは、ちっと舌打ちをした。
それを察したイエローが懐からライターを取り出し、シルバーに向かって軽く放り投げる。
「フン、それは総帥の命令か?」
放物線を描きながら飛来するライターを受け取ったシルバーは、タバコに火を付けながら応える。
「ああ……いや、どうだろうな。総帥直々に命令を受けたわけではないからな……」
言いながら、またも窓に向かって歩く。窓から外を眺めながら、シルバーは静かにため息を付いた。
イエローは、グラスにワインを注ごうとするも、そのころには既にワインは無くなっている。
それを見て取ったイエローは、タバコを吐き捨てソファーから身を起こした。
「総帥は変わってしまわれた……第一、こんな荒野の真ん中に基地を作って何の意味があるというんだ?」
吐き捨てるように、シルバーが言う。何故かはわからないが、その口調には確実に怒りが含まれていた。
「知らんよ、本部の言うことに口を出す気は無いし、そんなことに興味は無い」
応えて、イエローはドアのノブに手をかけた。そして振り返り、シルバーに尋ねる。
「ワインが切れたから取りに行くが……お前の分もいるか?」
「いらんよ」
シルバーの返答は、思ったとおりあっさりとしたものだった。
- 117 :ヤムチャ様と赤いリボン:04/07/18 01:51 ID:/DCYqtco
- 外にいた兵士の、最後の一人に操気弾を命中させたヤムチャは、ゆっくりと目を開いた。
さすがに兵士たちが倒れたことに気付いたのか、下の様子が慌しくなっている。中にはこの隙に逃げ出す者もいた。
その騒ぎを聞きつけ、ヤムチャがいる建物の入り口から何人もの兵士が飛び出してくる。
「もうこいつをかくす必要もないだろ……そりゃッ!」
ヤムチャの叫びと共に、操気弾は兵士たちのもと――建物の入り口――へと、急速に接近した。
それに気付いた兵士たちが手にした銃を乱射するも、操気弾には効果が無い。
ぶつかった弾丸を弾き飛ばしながら、兵士たちの群れへと突っ込んでいく。
そして、ちょうど兵士たちの真ん中に来たとき、操気弾はその動きを止めた。
「今だ……ッ! バッ!」
ヤムチャが、それまで開いていた拳をグッと握った。
その瞬間、静止していた操気弾が弾け跳んだ。その衝撃で、兵士たちは様々な方向へと吹き飛ばされる。
吹き飛んだ兵士たちは一様に同じような格好で気絶した。
それを見て、働かされていた人々は我先にと逃げ出す。先ほどまで倒れていたはずの老人も、いつの間にか元気に走っていた。
すこしして、人々の姿が荒野の彼方に掻き消えるのを確認すると、ヤムチャは建物の屋上から飛び降りた。
「操気弾……やっぱり使えるよなぁ。何で神様には通用しなかったんだろ?」
着地して、体勢を整える。辺りを見回し、あらかた片付いたのを見ると、ヤムチャはふぅ、と息をついた。
「相手が強すぎたのかな? なにせ、神様だしなぁ……」
ボヤキながら、とりあえず警戒を解く。建物の中に捕まった人がいたらどうしようとかは考えないことにした。
「しかし、これはどういうことだ? どう見ても、ドラゴンボールを探しているようには見えないが……」
じっくりと、建設中の建物を見つめる。それは、どちらかと言うと基地のようにも見えた。
少なくとも、一般的な住居施設などではないことは確かだった。外見的な構造が明らかに違っている。
「ほう、我が機械化部隊が全滅とは……貴様、何者だ?」
突然かけられた声に振り向く。と、さっきまでは兵士が倒れているだけだった建物の入り口に人影が見えた。
- 118 :ヤムチャ様と赤いリボン:04/07/18 01:51 ID:/DCYqtco
- 「……まだ起きている奴がいたのか。ま、どうでもいいけどな」
軽く言いながら、ヤムチャはいつでも跳びかかれるように構えた。
左足を前に出し、右肩を引き、半身の体勢を作る。
その構えは亀千流の大げさなものではなく、本当にただ半身を引いただけの構えであった。
「オレは荒野のハイエナ、ヤムチャだ。お前に恨みは無いが、オレの縄張りで勝手な真似をされるとムカつくんでね……」
不適な笑みを浮かべながら言い放つ。その顔には、恐ろしいまでの自信が溢れていた。
「貴様が、あのヤムチャか……荒野のハイエナ、大悪党のヤムチャ、だったか?」
「ほう、オレを知っているのか?」
ヤムチャは、にやりと口の端を更に歪めながら、人影――というよりも、トラ影――を睨み据える。
「なら、手加減する必要は無いな。オレが女以外は容赦なしだってのも知ってるだろ?」
言うが早いか、ヤムチャは右足で地面を蹴った。その勢いを利用し、相手との距離を一気に縮める。
そのまま右手を突き出し、相手の急所を殴りつける。
……だが、確実に当てたと思ったその拳は、むなしく空を切っていた。
「レッドリボンのイエロー大佐をなめるなよ!」
聞こえてきた声に振り向く、と、そこには腕から銃の生えたトラ男――イエロー――が立っていた。
それを見据えた瞬間、ヤムチャが反応するよりも速く、イエローの腕から光の線がほとばしる。
「くッ!?」
ヤムチャは頭だけを横に倒し、紙一重の所でその光線を避けた。
光線はそのまま直進し、後方へと消えていった。そのまま、何か岩にでもぶつかったのだろう。大爆発が起きる。
(これは……見たことがあるぞ! 確かこれは……)
「ほう、今のを避けるとは……貴様も、只者ではないということか」
言いながら、イエローはその腕を顔の前に上げた。腕へと顔を近づけると、煙を出している銃口にふぅ、と息を吹きかける。
よく見れば、腕の先から生えていると思ったのはただ腕を取り外してくっつけただけのもののようだった。
(そうだ、これは……スーパーどどん波と同じなんだ!)
よくわからないままなし崩し的に続く。
- 119 :Classical名無しさん:04/07/18 01:55 ID:/DCYqtco
- と言うわけで書きます、ガシガシ書きます。
つーかこの先どうなるかなんて考えてねぇやアハハハー。
ところで、他の方の作品の感想って書いたほうがいいんですか?
- 120 :Classical名無しさん:04/07/18 01:56 ID:Jl8/URIg
- 基本的に書きたい人だけ書けばいいと思われ
- 121 :Classical名無しさん:04/07/18 04:33 ID:ZbdwgCAc
- >>112
言っちゃ悪いが、書きたくなければ書かなければよし。
やめるのも続けるのもあんた自身の問題だろ。
人のせいにするな。コテたたきにあったわけでもないし
- 122 :Classical名無しさん:04/07/18 05:04 ID:ti00UYzo
- >>121
そう言ってやるな。誰かに背中を押してもらいたいとか、きっかけ
みたいなのがないと、なかなか書く勇気が出ない人もいるだろう。
>>112は単に照れ隠し(?)のつもりで書いただけかも知れん。
言葉尻をつかまえて云々いうのも無粋ってもんだ。
- 123 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜の作者:04/07/18 09:33 ID:J5bLj26E
- 第三十話「烈戦、人造人間!!!」
ヤムチャ達は街中でトランクスに言われた怪しい二人組を探した。
「(もう本人に聞いたりはしないぞ)ここらへんで怪しい二人組を見なかったか?」
過去に来て何年も経っているので二人の顔は忘れていたヤムチャ、またもや本人に聞いてしまう。
なんとか本人だと気づいたので貫かれるまではいかなかった。
「あぶねぇ、あぶねぇ………」
ヤムチャは気を解放し、みんなに見つかったことを伝えた。
「ヤムチャの気だ!見つかったのか?」
Z戦士達はヤムチャの気がある方向へと向かっていった。
そして、Z戦士全員が着き、
「ここは危険だ、場所を変えよう」
ピッコロの提案でZ戦士達と人造人間二人は飛んでいった。
- 124 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/18 09:35 ID:J5bLj26E
- 「(データではソンゴクウにも勝てる)勝負だソンゴクウ」
悟空はスーパーサイヤ人に変身した。
「(データにないぞ!………いや、どちらにしろ勝てるだろう)」
最初は悟空が押していたが、じょじょに押され始めた。
「そうか!父さんは心臓病だったんだ!」
「誰かこいつを連れてってやれ」
「俺が瞬間移動で行こう、あそこには気の大きい武天老師様やチチもいるから瞬間移動できる」
ヤムチャが瞬間移動で悟空を返し、戻ってきた。
その頃、19号とべジータが激戦中だった。
「人造人間ってのは痛みを感じないらしいな、ならば………」
19号はべジータの腕をつかみ吸収し始めた。
しかしべジータは、腕をちぎらせ、ファイナルフラッシュでとどめをさした。
「くっくっく、なかなかいい花火だ」
そのすぐ後、べジータは20号を破壊しに行った。
20号との戦いが始まった。
「(このままでは、まずい、そうだ、ヤムチャの力をたせばいくらかましになるだろう)」
ヤムチャは負担をかけない界王拳100倍だったのでいきなり、吸収された時にはやばかったが、
すぐにウルフ・ヤムチャになり、20号を瀕死に追い詰めた。
「17号と18号を使うか………」
そう言って、20号は逃げ去った。
その時、トランクスが現れた。
「みんなは何と戦っているんだ!?」
逃げた20号を追ったが、見失ってしまい、探している間にすでに20号は16号、17号、18号に殺されていた。
戦闘能力
16号…10億
17号…2億5000万
18号…2億2000万
19号(故)…5000万
20号(故)…6000万
- 125 :Classical名無しさん:04/07/18 11:17 ID:N2XYmVOE
- >>123-124
>過去に来て何年も経っているので二人の顔は忘れていたヤムチャ、またもや本人に聞いてしまう。
自分を半殺しにした相手の顔くらい覚えといてくださいよ、ヤムチャ様
- 126 :Classical名無しさん:04/07/18 13:46 ID:8kjJqFJo
- とりあえずはっきり「完」ということでなければ未完作品に入れることにしております
ご了承ください。個人的に続けてくだされば幸いです。
まぁ無理をなさらずマイペースで・・・(やっぱり読んでる人も未完になっちゃうと張り合いないと思うので・・)
- 127 :Classical名無しさん:04/07/18 15:51 ID:e7dZNzSY
- 病的さんにしろバレさんにしろ、管理人って損な役回りと本当に思う。
感謝してます、お2人には。お2人がいないとここもあっちも成り立たない。
>>112が誰だか知らないが、いくらなんでもそのレスは不躾過ぎだろ、病的さんに。
全部自分が悪いんじゃないか。間が空けば投げたと思われても仕方ない。
>保管庫では未完作品に分類されてるじゃねーか。
>くっそう、これはつまり続くのか? なんて書いた漏れが悪いんだが……
>畜生くそう! 書けばいいんだろコンチクショー!
なんだこの失礼なレスは。もう帰ってこなくていいよ、別に。
- 128 :Classical名無しさん:04/07/18 16:29 ID:sJzup2Rs
- natudesune
- 129 :3年間:04/07/18 19:57 ID:5xUbE2PE
- >病的さま
どうもです。
修正のほう、ありがとうございます♪
これからも がんばります!
- 130 :Classical名無しさん:04/07/18 20:44 ID:8kjJqFJo
- >>127
いえいえ!!私はただまとめることしかできないので。
ぜひ、ヤムチャ様と赤いリボンの作者さんは続けてください。
>>129
いえ。マイペースで頑張って下さい。
- 131 :3年間:04/07/18 23:41 ID:5xUbE2PE
- ------------------------------
第14話 都会の風
------------------------------
「行くぞ!プーアル!ジェットモモンガを用意しろ!!」
「はい、ヤムチャさま〜」
不穏な噂は聞いていた。
西の都で若い女性の失踪事件が後を絶たない、、、と。
だが、まさか自分に関係する人間が巻き込まれようとは・・・。
(ランファン!待ってろよ。すぐに助けてやる)
事件が起きたのは今朝だ。
急げば間に合うかもしれない。
俺はそのニュースを聞くや否や、
弾かれるように部屋を飛び出していた。
- 132 :3年間:04/07/18 23:42 ID:5xUbE2PE
- まさか、再びこれに乗る日が来ようとは・・・
舞空術を覚えて以来、使った事のなかったカプセルを取り出す。
俺は哀愁を感じながらソレに乗り込んだ。
普段は、歩いていける範囲で生活している。
また遠くに行くときは飛んでいけば良いので、問題はなかった。
だが、今度ばかりはそうは行かない。
まさか西の都中を飛んで廻る事など出来やしない。
そんなことをすれば、大騒動になるだろう。
とは言え出来る限り急ぐ必要がある。
そんな時、この乗り物は最適だ!!
俺は、我ながら賢明な判断だったと感心する。
- 133 :3年間:04/07/18 23:42 ID:5xUbE2PE
- 西の都の全域を探すのは無理がある。
残念ながらランファン程度の"気"では、見つける事が出来ない。
――謎の失踪事件・・・
俺は警察や住民に聞き込みをしながら、
めぼしい場所を特定して探そう・・・
そう思っていたのだが、事態は何も進展しないままだった。
いくら、最近頻繁に起きてる事件とはいえ、
目撃者や、関係者などにそうそう巡り合えるものではない。
誰に聞いても、知らぬ存じぬ、ばかりだった。
気付けば空は紅みを帯びていた。
「くそっ!」
焦る気持ちを抑え、時計に目をやる。
時刻はもう16時を過ぎていた・・・。
探し始めてから、すでに半日が経っているではないか。
事態は思った以上に深刻なようだ。
- 134 :3年間:04/07/18 23:43 ID:5xUbE2PE
- さらに嫌なことは続く。
ジェットモモンガの燃料が切れてしまったのだ。
「ちっ!仕方ない。歩いて探すか……」
俺は苛立ちを隠せなくなってきた。
今までの、いわゆる『敵』と呼ばれる相手は、
少なくとも、居場所や強さ、時には戦い方さえも判っていた。
だが、一般人のこうした犯罪はあまりにも情報が少なすぎる。
どこに行けばいいか判らない。
誰が敵かさえも判らない。
俺は今更ながらに考えが甘かった事に気付く。
「えぇ、ですから警察も全力で捜してはいるのですが・・」
「だから、どこを探してる!?
何を調べれば、ランファンの居場所がわかるんだ??」
「はい、ですから、それも調査中でして、、、
民間の方にお教えできるレベルのものじゃありませんので・・」
「なんだと!!」
「そう言われましても…………」
- 135 :3年間:04/07/18 23:44 ID:5xUbE2PE
- 俺は語気を強めて警察に詰め寄った。
向こうの言い分が分からない訳ではない。
だが、事態は急を要する。
急がなければ、ランファンが―――。
俺はそんな気がしていた。
(嫌な風だ……)
都会独特の淀んだ匂いのする風が吹く。
俺は、アノ頃を思い出す。
ランファン………どこに居るんだ?
どうか……無事で居てくれ・・・。
- 136 :3年間:04/07/18 23:45 ID:5xUbE2PE
- 辺りは暗闇と化していた。
結局、何の情報も得られないまま夜を迎えてしまったのだ。
俺は、プーアルに促され、しぶしぶ家へと戻った。
「ヤムチャさま…少し寝られたほうが宜しいですよ・・・」
「あぁ・・・」
明日も朝早くから捜索する予定だ。
早く寝なければならないのは百も承知である。
――寝付けない。
連続多発している失踪事件。
おそらくは同一犯による誘拐だろう。
しかし誘拐ならば身代金などを要求しても良いはずだ。
だが、犯人からの声明などは一切出ていない。
『猟奇』
嫌な言葉が頭をよぎった。
俺はその可能性を頭の隅に追いやり、無理やり目を閉じた。
『urban Wind』
- 137 :3年間:04/07/18 23:47 ID:5xUbE2PE
- 連休中の連続投降に挑戦してみました(−−
中々タイヘンすね……
毎日投降してたサイヤンさんは、マジでスゴイす。
そろそろ自分の語彙の少なさに気付いて、鬱はいってマツ。
はぁ……
>ヤムチャの大誤算。ピッコロと芋羊羹 さん
いやー久しぶりの本格(?)ギャグ、笑ったです。
狂気的な天津飯がいい感じww
- 138 :Wolf:04/07/19 07:15 ID:Tj6x9Kk6
- >>90
第十話「二匹目の狼」
ズドーン――――。
赤い光線が背中に直撃し、大きな岩の陰へと落ちていくヤムチャ。
背中から胸に貫通しなかったものの、大ダメージを負う。
そして立ち上がる大猿ベジータ。
赤い光線を放った奴も、このベジータだろう。
「くくく、カカロットとその息子はじっくりと甚振ってやる」
ベジータは悟空と悟飯を巨大な手で掴もうとする。
悟飯は魔閃光をベジータの手に放つが、全く効かず、掴まれる。
悟空は万歳ポーズを取ったまま、避けようとするが、反応が遅れ、掴まれる。
ベジータは右手に悟空、左手に悟飯を掴み、じわじわと力を込めていく。
「ぐああぁ・・・・・・!!」
「うあぁぁ・・・・・・!!」
悲痛のあまり叫ぶ孫一家。
それを聞きニヤッと笑うベジータの紅い両目に、突然気功波が直撃した。
- 139 :Wolf:04/07/19 07:15 ID:Tj6x9Kk6
- 両手の力は一気に力が増し、痛烈に叫び出すベジータ。
「ぐわあぁぁ!!!俺様の・・・・・・俺様の顔に傷をぉーーっ!!!」
孫一家の叫びはベジータの叫びによって掻き消される。
そんなベジータの前に歩み寄るヤムチャ。
ベジータはヤムチャを見つけ、口から赤い光線を連続で放つ。
本来の赤い光線ならばヤムチャ等避ける動作すら出来ないが、今回は違った。
ヤムチャの反応が素早い。いや、それだけでは無い。
ベジータが怒り狂っているからこそ、ヤムチャが避ける事が出来たのだ。
「2157程度の戦闘力で、この俺の顔に傷をぉーーっ!!!!」
幾つか隙が出来るベジータ。それを冷静に見切り、ベジータの背後に回り込むヤムチャ。
ヤムチャの狙いはベジータの尻尾。
大猿を解くには、尻尾をなくすか、1700万ゼノを超える物を排除しなければいけないのだが、
ヤムチャはあんなに離れた光を排除するパワーは無く、ベジータ自身の尻尾を無くす作戦に出たのだ。
「馬鹿めッ!!!尻尾でなぶり殺してやるぞっ!!!!!」
そう言ってヤムチャの頭に尻尾を直撃させるベジータ。
これで勝利が決定した。ベジータはそう思った。
しかし、ヤムチャの体ごとベジータの尻尾は爆発し、消滅する。
尻尾が無くなったベジータは大猿化が解けながら、倒れていく。
そして掴まれていた孫一家はその勢いでベジータの手から離れ、投げ出される。
完全に大猿化が解けたベジータの前には、再びヤムチャの姿があった。
- 140 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/07/19 10:17 ID:Jl8/URIg
- ヤムチャの大誤算。ピッコロと芋羊羹後のあらすじ〜
地球がサイヤ人に滅ぼされた後怒りで超サイヤ人に悟空が覚醒する。
手近な星におびき寄せてナッパを一瞬で肉塊へ変える。ベジータは
その巨大な戦闘力にビビって惑星フリーザへ逃げ帰る。その時キュイ
に『下級戦士にビビって逃げ帰るとはサイヤ人の王子もただの腰抜け
だったか』と言われ怒りで超サイヤ人化。キュイ殺害。
キュイ最後の言葉『あ、フリーザさま!』
悟空は界王様にピッコロと神はまだかろうじて生きて近くの星にいる
事をきかされる。気功砲ごときで死ぬはずがないと悟空もあっさり
納得。天津飯三日落ち込む。ヤムチャ二日間大爆笑。
ピッコロ達は一年ほどで見つかりちゃっかり集めていたドラゴンボール
を使って地球を再生。サービスで人間も大体復活。
ヤムチャ、悟飯、ブルマ、チチ、ヤジロベーその他多数が生き返る。
一度死んだクリリンと餃子は生き返れないが、偶然ナメック星で
ドラゴンボールがあると地球に降ってきた宇宙人から聞きだした。
サイヤ人の宇宙船を改造して一ヶ月ほどで100Gまで重力操作可能
の宇宙船を作ってもらう。ナメック星まで一ヶ月で着くらしい。
ヤムチャ、天津飯、悟飯、ピッコロ、悟空、そしてミスターポポが
宇宙船に乗り込んだ・・・
- 141 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/07/19 10:18 ID:Jl8/URIg
- 以後がんばって連載しようかと思ってます。
皆さんよろすく。
- 142 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/07/19 10:41 ID:Jl8/URIg
- 「よし!まずは300Gから始めるぞ!」
悟空が平然ととんでもない事を言い出した。あわててヤムチャと天津飯が
重力制御装置のスイッチを押そうとしてる悟空の腕を掴む。
「ちょっとまて悟空!天津飯や俺やポポがそれに耐えられると思ってるのか?!」
「オラはみんなを信じてる!」
「そんな信頼いるか!ヤムチャの言う通りやめるのがいいとおもうぞ!」
「ていうかもう押しちまったぞ?」
言われて悟空の指先を見ると黄色いスイッチを完全に押しこんでいるのが
見えた。
ぐぉ・・・
一瞬の異音とともに300倍の重力がヤムチャ達の体にのしかかる。
『ぐおおおおおおおおぉぉぉぉぉ?!』
天津飯とヤムチャは悲鳴を上げて床にへばりつく。悟飯とピッコロでさえ異常な重力
に耐えられず片膝をついている。両足で立っていられているのは悟空とミスターポポ
だけだった。ヤジロベーは反重力エリアに閉じこもって鍵をかけているので無事だろうが。
「ポポ・・・なんでおめえ平気で立ってられるんだ?オラでも立ってるのがやっとなのに
・・・」
「年季が違う。ポポ、1000Gの星で傭兵部隊率いていた事もある。このくらい朝飯前」
ポポはちょっと気になる発言をして、腕立てと腹筋をすさまじい速度で始めた。
「こりゃオラの出番はねえかもしれねえな・・・」
悟空がポポの以上な強さに冷や汗をかく。
「界王拳五倍だぁぁぁぁぁぁぁ!」
「四倍だぁぁぁぁぁ!」
ヤムチャはかろうじて五倍で立ち上がるところまでたどり着いた。天津飯は四倍。
「ぐ、ごごご・・・くそぉぉ・・・こんなところで一ヶ月もいたら体がもたねえ・・・」
「ご、悟空・・・せめてあと50Gでいいから重力を減らしてくれないか・・・?」
早くもヤムチャと天津飯は弱音を吐いている。悟空は二人に微笑んで首を横に振った。
一ヵ月後
- 143 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/19 10:42 ID:J5bLj26E
- 第三十一話「融合」
16号、17号、18号と出くわし、戦うことになってしまった。
16号は下がり、17号と18号との戦闘………
悟空がいない今、ヤムチャ達、トランクス、べジータさえもがボコボコにやられてしまった。
人造人間達は帰っていった。
その時、ピッコロは敵の気を感じ取り、天界に飛んだ。
「これは、新たなる敵を倒す融合だ」
ピッコロと神は融合した!!!
「しんじられんほどのパワーだ!」
強くなったピッコロは敵の気のする方へ向かっていった。
その頃、悟空の心臓病が回復していた。
ピッコロはセルという緑の生物と出くわした。
「わが名はセル、兄弟よ」
「なんのことだ?」
ピッコロはセルと戦い始めた。
その途中、ピッコロはセルの腕を手刀で引きちぎった。
しかし、次の瞬間!!!
なんとセルの腕が再生したのである。
「お前の細胞もあるのでな」
しかし、戦いはピッコロの方が押していた。
「完全体でないお前にとって勝ち目はないと思うんだがな、どうする?」
「太陽拳!!!」
「ぐわっ!」
- 144 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/19 10:42 ID:J5bLj26E
- セルは太陽拳を使って逃げた、視力が回復した頃にはすでに逃げ切られていた。
「あれは天津飯の技!!!………天津飯の細胞もあるのか…」
Z戦士達が戦いに気づきピッコロのところへやってきた。
「なんだあれは?」
「人造人間みたいだな、しかもあいつは俺達の細胞を持っているらしい」
その時、悟空がやってきた。
「なんだあいつは?」
(中略)
「それよりピッコロ、何かパワーアップしてないか?」
「ああ、神と融合したんだ」
「ということは、神コロ様か」
「なんと呼ぼうとかまわん」
戦闘能力
ピッコロ…600万(100倍で6億)
トランクス…50万(界王拳100倍で5000万、ウルフ化で2億)
セル…4億
続く
- 145 :Classical名無しさん:04/07/19 10:47 ID:AwS6kXpw
- a
- 146 :Classical名無しさん:04/07/19 10:49 ID:PB2zrQoc
- >>140-142
>「よし!まずは300Gから始めるぞ!」
>「年季が違う。ポポ、1000Gの星で傭兵部隊率いていた事もある。このくらい朝飯前」
>ポポはちょっと気になる発言をして、腕立てと腹筋をすさまじい速度で始めた。
悟空とポポkoeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!
- 147 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/07/19 11:04 ID:Jl8/URIg
- 悟空は清清しい顔でナメック星の地面を踏む。続いて悟飯、ピッコロ、ポポ、
異様に疲れているヤムチャ、何かに憑かれているようにブツブツ言っている
天津飯の順番に降りてきた。
「修行嫌だ・・・修行怖い・・・生きているって素晴らしい・・・」
「悟空・・・天津飯が壊れちまったから一晩くらい休まないか?ていうか
何でお前らそんなにピンピンしてんだよ・・・」
こいつらはからだの構造が根本的に違うんじゃないか?悟飯は三日で500G
に耐えられるようになってたしピッコロなんて一週間したら俺の界王拳を真似
して十倍まで使えるようになってたし・・・今の俺と天津飯でさえ今十四倍が
限界なのにピッコロは三十倍まで可能なんてふざけた事をしてやがる・・・
ポポと悟空はもうなんだか分からん。『寝るときも重力を500Gに設定して
おこう』だと?そのせいで疲れも取れないで天津飯は壊れちまった。まぁ俺の
方が格上だから俺は無事だけどな。そんな事を考えていると悟空は
「そうだな。時間はたっぷりあるし今日はここで寝るか」
そういってそのその場で横になって、二秒後にはいびきをかいて寝始めた。
「ふぅ・・・このまま探しにいくなんて事になったら死ぬところだったぜ・・・」
ヤムチャが誰に言うともなく呟いた。
戦闘力表
悟空・・・五十万、界王拳二十倍で千万、超サイヤ化で三千万
ポポ・・・二千万以上(未知数)
ピッコロ・・・五十万、界王拳三十倍で千五百万
悟飯・・・三百万
ヤムチャ・・・二十万、十四倍で二百八十万
天津飯・・・二十万五、十四倍で二百八十万七十
- 148 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/07/19 11:07 ID:Jl8/URIg
- ポポは怖いんですよ。実は宇宙船乗る前から戦闘力500万はあったんですよ。
そのくせにサイヤ人戦闘わなかったけど。
ちなみに敵の戦闘力はほぼ原作と変わりません。ほぼ。ほぼ。
フリーザ第二段階まではヤムチャ一人で倒せます。
- 149 :Classical名無しさん:04/07/19 11:36 ID:yPinUYjU
- 青龍刀伝説、もう少し落ち着け!
まず、作品うぷする前に状況を確認しろ。
作品が混ざると迷惑この上ない。
あと「中略」はひどすぎ。
- 150 :Classical名無しさん:04/07/19 14:10 ID:ul6q31jE
- マナーも守れないのか青龍刀は。
荒しでもなんでもないけど、はっきり言う。
もうやめてもいいよ。むしろ辞めろ。
- 151 :Classical名無しさん:04/07/19 14:35 ID:0iy/SYwk
- 確かに1分後に掲載ってのはひどいな。まだ途中だってことは考えられるだろうし。
辞める・辞めないは本人の自由だが、最低限のマナーも守れないようじゃあ住人に見放されるぞ。
- 152 :Classical名無しさん:04/07/19 15:24 ID:QdA8wXSA
- 普通にリロードを怠っただけだろ
>>141から20分以上あいてるし大丈夫だと思って書き込んだんでしょ
- 153 :Classical名無しさん:04/07/19 15:32 ID:/HWLUoKk
- ちょっと気になったこと
スーパーサイヤ人は通常の50倍って公式設定なかったっけ?
- 154 :Classical名無しさん:04/07/19 15:47 ID:YpRHpcgE
- >>153
大全集は分からないけど、原作ではそんな描写はなかった気がする
ついでに昔書いていたものの続きを投下しときます
- 155 :ヤム隠し:04/07/19 15:46 ID:YpRHpcgE
- 第五話『謎の少女』
これまでのお話→ttp://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/yamukakushi.html
―少女だ。
ヤムチャはその人物をはっきりと確認できる位置まで来ると、思わず足を止めた。
位置的にヤムチャは跳ね橋の正面にいるわけではないので、顔は横顔しか見えないのだが、姿を確認するにはそこで十分だった。
そこには澄んだ青色の髪を肩まで垂らし、透き通るくらいに美しい白い肌をした少女が静かに佇んでいた。
洗い立てのシーツのように白いワンピースを身にまとい、オレンジ色の夕日を浴びて水辺に立つその姿は
この世のものとは思えないほど神秘的だった。
よく見ると、少女はその掌に小さな首輪を握り締めていた。昔飼っていたペットの物だろうか?
愛おしそうに、それでいて懐かしそうに、その首輪を見つめている少女の姿を見て、
ヤムチャは一瞬で目を奪われた。
しばらく呆然と少女に見とれていたヤムチャだったが、ハッと我に帰ると突然衣服を正し、コホンと小さな咳払いをするとゆっくりと少女へと近づいていった。
「あー、君。ちょっといいかい?」
ヤムチャが少女に声をかける。ヤムチャとしては紳士的に言ったつもりだったのだが、傍から見たらナンパ以外の何物でもないわけだが。
少女がヤムチャの方へ振り向く。やはりヤムチャの思ったとおり、目鼻立ちは整い、金色に輝く猫のような瞳が印象的な美しい少女だった。
と、いっても年は二十歳過ぎのヤムチャより下のようで多少幼く感じ、『美しい』というよりは『かわいい』という感じの娘だったが。
- 156 :ヤム隠し:04/07/19 15:49 ID:YpRHpcgE
- 無駄に友好的な態度をしているヤムチャとは正反対に、少女はヤムチャを見るなり幽霊でも見たかのような驚愕の表情を浮かべた。
ヤムチャは突然話しかけたので驚かせてしまったのかと思い、軽く微笑みかけると
「ああ、驚かしてしまったのならごめん。」
と優しく告げた。少女の顔は変わらない。相変わらず、ヤムチャを見つめ凍りついている。仕方がないので、そのまま話を続けるヤムチャ。
「俺はちょっとこの街の近くを通りかかった者なんだけど、もし良かったら少しこの街について教えて…」
「ここに居てはいけません!!」
ヤムチャの言葉を少女の高く透き通るような声が遮った。突然のことに、思わず身をこわばらせ、口から出掛かった言葉をごくりと飲み込むヤムチャ。
「なっ・・・え・・・?」
「ここにいてはいけません!じきに夜になる・・・すぐに戻りなさい!!」
驚いて目を大きく見開いているヤムチャをキッとにらみつける少女。
一体どうしたんだろうか?
俺は何かまずいことでも言ったのか?それとも、実は工事か何かで本当は立ち入り禁止の場所だったのか?
足りない頭をそのことについてフル回転させているせいで他のことにまで頭が回らず、返す言葉を見つけられずに口を魚のようにパクパクとさせているヤムチャ。
そうこうしているうちに、不意に『城』から何かがきしむような音がしたかと思い、二人が振り返ると、ぴたりと閉められていた大きくて頑丈そうな門の扉が
ゆっくりと開き始めているところだった。
不思議なことに扉は誰かが押したり、滑車などの仕掛けや機械を使っている様子もなく、ひとりでに開いていっている。
身長180cmのヤムチャの2倍はあろうかというような大きな扉がだ。
ゆっくりと開いていく扉の隙間から、夏の暑さとは正反対のひんやりとした冷たい空気が漏れてきて、暑さで火照ったヤムチャの身体を冷やしていった。
しばらくすると扉が腹に響くような低い大きな音を立てて、完全に開き終わった。
やはり、扉を押していたと思われる人影は見えず、何故か電気や灯りも灯っていないので、扉の先には暗闇だけが広がっている。
- 157 :ヤム隠し:04/07/19 15:50 ID:YpRHpcgE
- ヤムチャが不思議そうに城の中を見つめていると、次第に中から楽しげで、それでいてムーディなクラシック音楽が聴こえてきた。
それは、あたかもお店にいらっしゃったお客様を招き入れようとしているようだった。
「ああ。なんだ、まだやってるんじゃないか、この店。」
ヤムチャが明るくのんきそうな声で言う。
しかし、ヤムチャとは逆に、開いた扉の先を見つめる少女の横顔は先ほどよりも更にこわばっていた。
「もう城門が開いた・・・!」
少女がぼそりと呟く。
「え?何?」
ヤムチャが聞き返すよりも早く、少女が振り返る。そして、突然ヤムチャの左肩をつかんだかと思うと、
流れるようにヤムチャの身体をくるりと回して反対方向を向かせると、軽く背中を突き放した。
バランスを崩し、思わず前のめりになる。
「私が時間を稼ぎます!それまでにこの町から逃げてください!!」
「はぁ!?ちょっ、ちょっと・・・!?」
一瞬の出来事に戸惑うヤムチャ。
今思わず口からこぼれたセリフは少女に言っていたのか、それとも自分自身に言っていたのか。
油断していたとはいえ、武道の修行を重ね、たくましい身体を持ったヤムチャが、女に、それも明らかにか弱そうな少女に軽く突き飛ばされただけで、
そのたくましい身体はいつすっ転んでもおかしくないくらい不安定な体勢になりながら必死になって走り始めていたのだ。
何が起こったのかもわからず、猛スピードで『城』から遠ざかっていくヤムチャを尻目に、
少女は両手で印を結び、何かを念じたかと思うと、光と共に小さな砂時計を出現させた。
手品ともトリックとも思えぬ光景を目の当たりにしながら、本人の意思とは裏腹に、ヤムチャの足は走るのをやめない。
気がつけば夕日はもう沈んでいた。ヤムチャは、まったくの無人だったはずの、そして今はいつの間にか不気味な人影がちらつくようになった歓楽街へ全速力で駆けていった。
続く
- 158 :Classical名無しさん:04/07/19 15:57 ID:YpRHpcgE
- 中世のお城の構造とかさっぱりなんで、そこら辺の描写についてはご容赦を
マターリと定期的にうpしていけるよう頑張ります
- 159 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/19 16:34 ID:fAB/RZXQ
- 第三十二話「結合」
「そんなことよりも悟空やらないか?」
ピッコロが突然そう言い放った。
愛のパワーで戦闘力10000億を突破。
セルを倒した。
完
- 160 :Classical名無しさん:04/07/19 16:51 ID:Di5kW5Lo
- ちょっと待て
- 161 :Classical名無しさん:04/07/19 17:27 ID:/BWaTEBk
- よっしゃ!青龍刀終わった!長い間ご苦労さ…え?IDが違う?
なんのことですか?それにしても、最終話だけ面白かったな。
- 162 :Classical名無しさん:04/07/19 17:40 ID:0iy/SYwk
- >>155
復活時期がザク(ここじゃグラヤム作者)と同じだけど、同一人物?
だとしたら中途半端に二つやるよりどっちか片方に集中してほしい。
それともシンクロニシティ?
- 163 :Classical名無しさん:04/07/19 17:55 ID:e7dZNzSY
- あっちもこっちも復活はうれしいが、
ザクの心境に何があったんだ?
もしかしてガンで余命半年とかなのか?
ま、何にせよ復活したんだから、逃げ出してくれるなよ。
こっちもあっちも。
- 164 :Classical名無しさん:04/07/19 18:02 ID:e7dZNzSY
- あと作品うぷの事だけど、青龍刀に罪はないと思う。
逆に「ピッコロと温泉饅頭。」作者氏の方が迂闊と思うな。
>>141のレスをみたら、今日はこれで終わりと普通思う。
まさか20分後に同一作品が来るとは思わないだろ。
ただ、作品うぷ前にもう一度確認する、という事は必要だと思うけどね。
これは青龍刀作者に限らず、ほかの人も。
- 165 :Classical名無しさん:04/07/19 18:12 ID:9VgixEeY
- ヤムチャ「テソシソハソ!モレノキャンディクッタダロ!」
テソシソハソ「クッテナンカナイ!ダレガオマエノナンカクウカ!」
ヤムチャ「ナンダト!ヤルノカコノヤロウ!」
テソシソハソ「フンッ オマエナンカコレデオワリダ! ドドンパ!」
ヤムチャ「アビジョッッ!」
ゴハソ「ヤムチャサーン!」
クソソソ「シンデル」
チャオズ「テソサソ、ヤムチャゴトキニドドンパツカッチャコマルヨ!」
ゴクウ「オラノブタドンハドコダ?」
- 166 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。作者:04/07/19 20:12 ID:Jl8/URIg
- >>164さんの言うとおり全て俺の責任です。
青竜刀作者氏迷惑かけてすみませんでした・・・
- 167 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。作者:04/07/19 20:14 ID:Jl8/URIg
- それと一個目の重力操作100Gまでって書いてしまった間違いは
見逃してくれると大変助かります
- 168 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。作者:04/07/19 20:17 ID:Jl8/URIg
- 連続で大変申し訳ないのですが、戦闘力については独断と偏見と都合で
公式のは当てになりませんごめんなさい。
- 169 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。作者:04/07/19 21:22 ID:Jl8/URIg
- 何故か調子が良かったのでもうひとつ書き込みます。連続になりますが許してください。
- 170 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/07/19 21:22 ID:Jl8/URIg
- 「よし!十分休んだしそろそろドラゴンボール探しに行くか!」
そういって悟空が立ち上がろうとするが、ヤムチャがそれを止める。
「悟空・・・『じゅうぶん』と読ませてだますつもりだろうが、俺や読者はだ
まされないぜ・・・『じゅっぷん』休んだくらいで俺の体が回復するとは思っ
てないだろう・・・それに天津飯だってあの状態だ・・・」
ヤムチャはそういって宇宙船の近くに寝かせてある天津飯を見る。白目を剥い
て倒れているのでまるで敵にやられたようだ。
「だから、当初の予定通りちゃんと一晩休ませて貰う・・・」
ヤムチャはそういったところで、悟空が立ち上がろうとする体制のまま寝息を
立てている事に気づいた。
「・・・器用だなお前は・・・さて、俺も寝るか・・・」
ヤムチャがそう言って、寝ようとした。その時、背後から宇宙船の扉が開く音
が聞こえた。ヤムチャは驚いて振り向く。そこには・・・
- 171 :Classical名無しさん:04/07/19 21:55 ID:X15nxsFI
- お前ばっかだなw
- 172 :Classical名無しさん:04/07/19 22:31 ID:yPinUYjU
- トーク4レス作品1レスか。
見事、傾いたものよ! 大儀であった!
- 173 :Classical名無しさん:04/07/19 22:59 ID:7QgEXqRk
- 新作が完成しそうなので、迷ったのですがこちらに書かせていただきます。
あさってあたりに投下します。
- 174 :Classical名無しさん:04/07/20 02:10 ID:eT3cAe4M
- >>170
いいねぇ
>>173
どうぞごゆっくり
- 175 :Classical名無しさん:04/07/20 06:03 ID:0iy/SYwk
- いいか、みんな
(゚д゚ )
(| y |)
小五とエロと穴では単なる肉便器だが
エロ
小五 ( ゚д゚) 穴
\/| y |\/
三つ合わされば最強の戦士となる
( ゚д゚) 悟空
(\/\/
- 176 :3年間:04/07/20 10:13 ID:5xUbE2PE
- ------------------------------
第15話 光の射すほうへ
------------------------------
次の日も、その次の日も、
何も判らないまま時間だけが過ぎていった。
まったくもって、もどかしい……
「いい加減、何か判らないのか?」
「あぁ、これはこれはヤムチャさん。
残念ながら、今日も余り進展はありませんねェ……」
「そうか、、、いつもすまないな、ラルフさん」
「いえいえ、こちらとしても貴方の力が借りられるのは
大変にありがたい事ですからね。ほっほっほっ」
そういって、男はタバコをふかした。
事件から4日目、俺は警察と協力しながら探す道を選んだ。
情報収集能力では、警察の右に出るものは居ないだろう。
これを利用しない手はない。
『俺も捜査に協力する。だから警察も俺に協力してくれないか?』
そういって俺は警察に自ら名乗り出た。
さすがに最初は、ほとんどの人間に反対されたのだが、
一人の男だけが、俺の話を真摯に聞きいり、
『この男は捜査に有益な力となる』と言って、
俺の協力を受け入れてくれたのだ。
それが、このラルフという男だった。
- 177 :3年間:04/07/20 10:13 ID:5xUbE2PE
- 『えぇ。いいでしょう。幹部連中に掛け合ってみますよ……』
そう言うと、男はあっという間に警察連中を説得してしまった。
年は50過ぎだろうか?
冷静で、頭が切れそうな男である。
警察の中でもきっと地位は上の方なのだろう。
彼の一声で、俺は警察の持つ情報を得ることが出来るようになった。
ラルフは、俺が天下一武道会に出場していたことを知っていた。
そして『条件』付きで、警察の捜査部隊に入ることを認めてくれたのだ。
『警察はいかなる事態に陥っても、俺を助ける事はしない』
それが条件だった。
ふつう、警察が民間人を見殺しにすることは出来ない。
だが、捜査の協力をする以上、俺はもはや『民間人』ではない。
つまりは、俺の無事を保証することはできない、という事だ。
仮にも戦士として10数年生きてきた俺だ。
そんな条件なら容易い。
おそらくラルフの真意は、犯人との抗争になった場合、
武術の達人である俺を『切り札』として使いたいのだろう。
良ければ犯人たちを捕らえ、悪くても共倒れ……
とでも考えているのだろうか。
- 178 :3年間:04/07/20 10:14 ID:5xUbE2PE
- 中々にしたたかな男だ。
だが、コレを断る理由もない。
まんまと利用されてやろう。
どんな敵が居たとしても、所詮は一般人だ・・。
むしろ正面から争いになったほうが助かる。
「決定的な情報というのは、ありませんねぇ……。
ただ、『事件を見た』という人が一人居ましてね。
今日、お話を伺うことになっているんですよ」
「もしかしたら、何か有益な情報が聞けるかもしれませんねぇ」
ラルフが俺に警察が独自に集めた情報を報告する。
4日目にして、初めての朗報だ。
「目撃者だと!?ぜひ、そいつに会わせてくれないか!?」
「えぇ、いいでしょう。
今日これから話を聞きますので、
ヤムチャさんも、ご一緒下さいな」
今まで、10数人の女性の被害が報告されているが、
どの事件に対しても何一つ情報は無かった。
目撃者が名乗り出たのは良い兆候だ。
俺は一筋の光明が見えた気がした。
- 179 :3年間:04/07/20 10:14 ID:5xUbE2PE
- (ランファン……)
俺は彼女の事で頭が一杯になっている。
それが事件のせいなのか、別の感情のせいなのか、
今の俺には判らない………。
今は、ただ……彼女に『会いたい』
そう思っている事は間違いない・・・
とにかく無事で居てくれ……
俺が彼女を救い出してやるんだ。
今まで事件は、ずっと闇の中にあった。
ようやく見えた『光』に目が眩んでいたのだろう………
ただ、ただ、光の射すほうへ、誘われるように進む事しか
俺には出来なかった。
例え、それがどんな結果になろうとも………
『To the direction which light puts』
- 180 :3年間:04/07/20 10:20 ID:5xUbE2PE
- というワケで、連休中の毎日連載はタイヘンですた(−−
もし読んでくれてる人がいらっしゃいましたら、
これからは、また週1〜2で更新しますので(たぶん)
見捨てないでくだせぇ・・・
新作次々とキてますね♪
>ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。さん
おもしろいっです! 天さんの情けなさブリが大好きですw
>Wolfさん
正統派って感じですね。爆発にも耐え切れるヤムチャさんが
カッコイイ!
>ヤム隠し
復帰おめでとうございます!!
珍しい雰囲気の話なので、是非続きも読みたいです☆
- 181 :Classical名無しさん:04/07/20 16:47 ID:.lfFDfZw
- 荒れてるねぇ
- 182 :Classical名無しさん:04/07/20 16:50 ID:Sljs541w
- ここはネタと本気がわからないインターネットですね。
- 183 :Classical名無しさん:04/07/20 16:51 ID:KwHtb3KY
- >>181
荒れてない。だから帰れ。
- 184 :Wolf:04/07/20 17:36 ID:KN8Tf44U
- >>139
第十一話「元気玉完成」
ベジータの前に立つヤムチャ。
ベジータは赤い光線を放ちすぎ、体力が消耗して立つ事が出来ない。
そして、ヤムチャも先程の光線を食らい、辛うじて立っている模様。
ベジータはヤムチャが存在しているのを見て、意味が分からず、困惑する。
「繰気弾は変則的だ、って、前に言ったよな?」
ベジータはそれを聞き取り、はっと気付く。
最初の眼球への一撃。それは視力を落とす為。
そして最初に現れたあの野郎。あれは奴が自分に似せて作った繰気弾。
視力が落ちた自分に取って、判断など出来る訳が無い、と思ったから。
実際、自分には判断が出来なかった。
当の奴は隠れて自分似の繰気弾を操っていた、と。
ベジータも興奮が収まり、やっと冷静になったようだ。
「お前は悟空の必殺技によって葬られる。覚悟しやがれ」
ヤムチャは悟空の所へ歩み寄る。
沈黙するベジータ。
しかし、ベジータは死ぬ覚悟等して居なかった。
「俺は・・・・サイヤ人の王子だ・・・・。誇りを持ったサイヤ人の王子だあぁぁっ!!!」
力を振り絞り、ヤムチャ等に襲い掛かるベジータ。
誇りと命を懸けて戦う、それがベジータの覚悟。
- 185 :Wolf:04/07/20 17:36 ID:KN8Tf44U
- 「悟、悟空!元気玉とやらは完成したんだろ、早くやれっ!!!」
焦るヤムチャ。先程大猿ベジータを圧倒したとは言え、
あそこまで多大なダメージを受け、とても勝ち目など無い。
となると、やはり悟空のあの切り札、「元気玉」しかなかった。
「半分以下はエネルギーが無くなっちまったが、それでもベジータは倒せる筈だ・・・・」
ヤムチャの手に悟空は手を当て、離す。
ヤムチャの掌から突然強大な気の量の球体の塊が出てくる。
悟空は先程のダメージで力を失い、元気玉を放てなくなる程だった。
ベジータは、何としても攻撃を当てさせまいと、左右に動きながら迫ってくる。
そのスピードを見て、ヤムチャは元気玉を放てきれずに居た。
そんなヤムチャの耳に、今まで聞いた事の無い声が聞こえる。
「ヤムチャとやらよ、元気玉は目で見て放つのではない、悪の気を感じ取って放つのだ」
その謎の声を聞き、一瞬戸惑うヤムチャ。
だが、それに賭けてみるしかないと思い、目を瞑るヤムチャ。
そして一瞬だけ感じた禍々しい気。
「いけぇーーーっ!!!!」
目を開け、叫ぶヤムチャ。
そして、元気玉は豪快に放たれた。
- 186 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜の作者:04/07/20 18:10 ID:J5bLj26E
- >>166
いやいや、リロードを怠った自分が悪かったです。
さて、今日もいってみようと思います。
- 187 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜の作者:04/07/20 18:17 ID:J5bLj26E
- 第三十二話「16号の実力」
16号、17号、18号が破壊を楽しんでいたところ、
セルがやってきたのである。
「兄弟たちよ、おとなしく吸収されるんだな」
「いかん、さがれ!!!!!」
16号は必死にセルを倒しにいった。
ダメージは与えたが、スキを見られて17号を吸収されてしまったのである。
「完全体にさせるわけにはいかない!!!」
しかし、16号は突き飛ばされ、18号も吸収されてしまった。
Z戦士達もここに来た時にはすでに遅し、セルは完全体になっていた。
「これが、完全体の力!!!」
大地が震える、
「10日後にセルゲームを開く、それまでにせいぜい修行しておくんだな」
Z戦士達はしぶしぶ承諾することにした。
- 188 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/20 18:18 ID:J5bLj26E
- デンデの提案で精神と時の部屋を使うことになった。
ここは、1年入れて、1年で24時間しか経たない場所である。(さらに空気も薄く、重力も10倍)
一度に二人しかはいれないので、最初は、悟空と悟飯が入ることになった。
一日後、悟空と悟飯が出てきた。次は、べジータとトランクス。
出てきて、ヤムチャと餃子。さらに出てきて、天津飯とクリリン。
最後にピッコロが入り、五日経った。
後は皆、カプセルコーポレーションの重力室を借りることになった。
そして、セルゲームの日がやって来た。
戦闘能力
セル17号吸収…16億
完全体…40億
悟空…超2習得1700万(超化で20億、超2化で30億)
悟飯…超1習得850万(超化で10億)
べジータ…超2習得1000万(超化で12億、超2化で18億)
トランクス…200万(100倍で2億、ウルフ化で10億)
ヤムチャ…120万(100倍で1億2000万、ウルフ化で9億)
餃子…110万(100倍で1億1000万、覚醒で8億8000万)
天津飯…75万(100倍で7500万、覚醒で7億5000万)
クリリン…125万(フルパワーで6億)
ピッコロ…1500万(100倍で15億)
続く
- 189 :Classical名無しさん:04/07/20 20:20 ID:F3/Tt6kA
- >>青龍刀
展開を省略してばっかでやる気があるように思えない。
やる気があるんだったらもっと細かいところまで書いてください。
やる気がないならさっさと打ちきってください。
- 190 :Classical名無しさん:04/07/20 20:42 ID:ZbdwgCAc
- >>189
どうも青竜刀は戦闘力考察がしたいだけのように思える
物語は二の次、三の次って感じで。それが悪いとはいわねーけど
うざかったらブラウザ使ってNGにすりゃいいだけだしな
- 191 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。作者:04/07/20 20:55 ID:Jl8/URIg
- >>186いえいえ悪いのは20分も後に書いたこちらです。
今日も投下してみますが物凄く短いです。ごめんなさい。
- 192 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。作者:04/07/20 20:56 ID:Jl8/URIg
- 「一年ぶりだな・・・」
宇宙船から降りてきた男がヤムチャに向かっていった。ヤムチャはその人物に見覚
えが無く、自分の考えがはずれるのを想定しながらもが恐る恐る聞いてみる。
「お前・・・まさか、ヤジロベー・・・なのか?」
「まぁ驚くのも無理は無いか・・・この体じゃぁな・・・」
「ていうか、口調まで変わってるぞお前・・・それにお前・・・その気は・・・」
「気にするな。たいした事じゃない」
ヤジロベーが首を回して背後の宇宙船を見る。
「あれは、地球から離れて・・・俺は反重力エリアでのんびりと暮らしていた・・
だが、一ヶ月くらいたった後、悲劇は起こった・・・」
ヤジロベーが目を細め顔を伏せる。 ヤムチャは息を呑んで聞き入る。
「食料が尽きたんだ・・・」
「それだけかよ!」
「もちろんそれだけじゃない。空腹を耐え忍んで俺はその後ずっと寝てたんだ。そ
したら急に寝苦しくなってきてな・・・そう、お前達の部屋の重力で反重力装置が
壊れ始めたんだ・・・それからは地獄さ・・・まぁその後紆余曲折があってこうな
ったってわけだ・・・」
ヤジロベーはヤムチャより長くなった足とヤムチャの二倍は太い腕をさすって言っ
た。ヤムチャはヤジロベーを軽く睨む。
「一番気になる部分をはしょりやがったな・・・」
ヤジロベーは全く気にせず爽やかな風に包まれて・・・たったまま寝始めていた。
ヤジロベーの戦闘力・・・800万
- 193 :Classical名無しさん:04/07/20 22:08 ID:e7dZNzSY
- 青龍刀は(ある意味)ヤムスレの看板なんだから、あまり失礼なこというなよw
- 194 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/20 22:20 ID:fAB/RZXQ
- 第三十三話
「つまらなーいーーーーーーーーーーーー!!」
天津飯が、突然で申し訳ないがウルフ化した。
ウルフ化した天津飯はまさに狼そのもの、今まで思い詰めていた餃子への思いが
爆発したかと思ったら、既に行動は終わっていたのだ!!
そう世界は救われたのだ。
愛の力によって。
完
- 195 :Classical名無しさん:04/07/20 23:10 ID:1akntA4A
- ちょっと一息
銘茶『煽り合い宇宙2』
- 196 :ヤムチャ様と赤いリボン書いてた香具師:04/07/20 23:23 ID:Dr3TeMaw
- どうも、ヤムチャ様と赤いリボンを書いていた者です。
>>112 の書き込みは冗談のつもりだったんですけど……自分の書き方が稚拙でしたね。
と言うか、あんなものを書いちゃいけませんでしたね。深く反省してます。
あの書き込みで皆さんを不愉快にさせてしまてしまいましたし、病的さんにも不愉快な思いをさせてしまったと思います。
そのことをここでお詫びいたします。どうも申し訳ございませんでした。
で、このまま続けるのは何だか悪い気がしますし
この作品は車田先生ばりに「未完」もしくは「NEVER END」ってことにして
これからはROMに徹するであります。
- 197 :Classical名無しさん:04/07/20 23:55 ID:8kjJqFJo
- >>196
いやいや、続けてくださいよ(個人的な希望ではありますが)。
車田ばりに未完になるほうが悲しいですよ。
まぁ一読者としての意見です。
- 198 :Classical名無しさん:04/07/21 00:14 ID:QdxYHwFo
- ウホッ 色々作品が来てる
みなさん乙です
>>197
同意
けど、やっぱり無理に引き止めることはできないんで
書きたくなったらいつでも書いてください、としか言えないな
再投下お待ちしております
- 199 :Classical名無しさん:04/07/21 00:22 ID:KSup.y.I
- ヤムチャ「オッス、おらヤムチャ」
ごくう「ヤムチャそれはオラのせりふだぞ」
てんしんはん「ずるいぞヤムチャ、俺だって目立ちたい」
チャオズ「てんさん、かっこわるい」
クリリン「おまえらまとめて氏ね!拡散エネルギーは」
ピッコロ「うわー」
- 200 :Classical名無しさん:04/07/21 01:23 ID:XD654CuU
- saiyanマダー?
- 201 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/21 18:07 ID:J5bLj26E
- 第三十三話「セルゲーム、始まる!」
「だーはっはっは、セルめこの俺が勝負だ!!!!!!」
サタンが向かっていったがすぐに払われ、飛ばされた。
「誰か私と戦う奴はおらんのか?」
「おらが行こう」
そう言ってから、超2化した。
「いくぞ!!!」
セルと悟空の激しい攻防、そこでセルは一旦距離をおき………
「かめはめ波!!!」
悟空はなんとか瞬間移動でかわす。
「データにない動きだな………新技か!?」
セルは悟空との距離をやや縮め、どどん波を放つ。
「ぐっ!!!」
瞬間移動が間に合わず、直撃を受ける。
「この技はかめはめ波に比べ、速射性があるのでな」
その後の悟空もセルの四妖拳などの多彩な技に翻弄され、やられてしまった。
「俺はもう無理だ………」(超化すると一人称は俺に)
「そんな、お前がいないと」
「任せた、おめぇの出番だ、悟飯!!!」
「悟飯………?」
「悟飯は怒ったときにそれこそ俺達以上のパワーを出すんだ」
「ほう、ならば怒らせてみるか」
- 202 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/21 18:08 ID:J5bLj26E
- セルは悟飯を怒らせるために、殴ったり縛ったりした。
「怒れ、怒れ!!!」
しかし、悟飯から力はでない。
「つまらん、なら、他の奴を痛めつけてみるか」
セルの背中から小さいセルが出てきたのである。
「キキッ!」
7匹のセルジュニアが瀕死の悟空以外の一人、一人に戦っていく。
「ふざけるなっ!!!」
超1のべジータがセルジュニアにエネルギー波を撃つが、あんまり効いていない。
ヤムチャは複数に有効なファンネル操気弾を放つが、足止め程度にしかならなかった。
そこで、べジータは超2化する。
ヤムチャ達は限界を出して戦うが、(べジータ、ピッコロ以外は)ボコボコにされていく。
「やめろっ!!」
「お前の相手は私だ」
そういって、悟飯に攻撃する。
ついに、ブチギレた悟飯は超2化し、セルジュニア達を瞬殺、さらにセルにかめはめ波を撃った。
セルもかめはめ波で応戦するが、かめはめ波勝負ではセルは負けてしまう。
「ちぇっ、もう終わりかつまらない」
完全に油断していた悟飯は無傷のセルに強烈なパンチをくらった。
「うぐぁぁっ!!!!」
「言ったはずだ、私はお前達の細胞を持っていると」
「そうか!天津飯の細胞でかめはめ波は効かないんだ!」
「天津飯の細胞、太陽拳といい、これといい、活躍するなぁ」
- 203 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/21 18:09 ID:J5bLj26E
- 悟飯は次に、魔閃光を放つ。
しかし、パンチの時のダメージが大きく、押されていく。
「だめか………」
誰もがそう思った時、ヤムチャのファンネル操気弾がセルに直撃、意識が切れたセルに強烈な魔閃光が直撃する。
「ぐわぁーー!!!」
「やったか!?」
しかし、セルは生きていて、でかく膨らんでいた。
「私は三分後に自爆する。ショックを与えたらすぐに爆発する。地球まるごと木っ端微塵だ、さあ、どうする?」
悟空はセルをつかみ、界王星へ瞬間移動した。
「界王様、逃げるんだ!!!」
悟空は界王を掴み、閻魔様のところに瞬間移動した。
そして、界王様に説明した。(すでに界王星破壊)
「それなら、仕方あるまい。ドラゴンボールとやらで戻せんのか?」
「わかったよ」
戻ってきた悟空が説明し、皆は安心した。
戦闘能力
悟飯…超2化で50億
セルジュニア…15億
続く
- 204 :Classical名無しさん:04/07/21 19:32 ID:Fv6tmlHM
- なんでセルジュニアを足止めするくらいの力しかないファンネル荘気弾が
セルの意識を断ち切る程の威力を持ってるんだ?
?????????????????????????????????
- 205 :Wolf:04/07/21 20:09 ID:Qwv1teDU
- >>185
第十二話 「決着」
「馬鹿がっ!その程度のスピードでぇっ!!!」
軽く元気玉を避けるベジータ。
膨大な気の量の為、ヤムチャ程度の気のコントロールではスピードは多少落ちてしまう。
悟空や悟飯は諦め、ベジータはそれをあざ笑っていた。
しかし、ヤムチャは何故かある自分の技を思い出していた。
ヤムチャに飛び掛るベジータ。
空高くジャンプし、何とかベジータの大振りを避けるヤムチャ。
ベジータはニヤリと笑い、巨大な気功波を出し、ヤムチャに放つ。
ヤムチャは落下のスピードと自分の技量で辛うじてその気功波を受け止める。
「いつまで耐えられるかな?」
更にニヤリと笑うベジータ。
ヤムチャはそれを見て、苦しみながら言い放つ。
「人の心配してる場合か?」
刹那、ベジータの背中にとてつもない圧力が掛かる。
- 206 :Wolf:04/07/21 20:09 ID:Qwv1teDU
- ベジータは凝縮された気の塊――元気玉――を背中に食らい、凄まじいスピードで吹っ飛んでいく。
「うりゃあぁっ!!!」
受け止めていた気功波を上空に飛ばし、その反動でベジータ目掛けて飛んでいくヤムチャ。
ヤムチャは人指し指と中指に今ある全気力を集中させる。
そして、ベジータに接近した所で、空中用の独特の構えを見せるヤムチャ。
「これで終わりだっ! 狼 牙 風 風 拳 っ !」
力の篭った一突き一突きがベジータを襲い、確実にダメージを与えていく。
「ぐ・・・・この俺が・・・・・・この俺があぁーーーっ!!!!」
地面に叩きつけられるベジータ。
ベジータの『誇り』。それをヤムチャが粉々に砕いていく。
地面に足を着けるヤムチャ。
身動きが出来ぬベジータに止めを刺さず、話し掛けるヤムチャ。
「早く自分の星に帰れ。次に卑劣な事をすれば、俺はお前を殺す」
誇りをズタズタに引き裂かれ、粉々にされたベジータは何も言わず、球体状の機械に乗り、去っていった。
それを見続けるヤムチャと孫一家。
「悟空・・・・これで、良かったんだよな?」
「ああ、間違ったことは言ってねえ筈だ・・・・」
一方地球から立ち去ったベジータ。
「情けをかけられなければ、殺されていた・・・・くそったれ・・・・」
そして彼等は、ドラゴンボールと言う不思議な球によって、そう遠くない未来、再会する事になる。
- 207 :Classical名無しさん:04/07/21 20:30 ID:wG86TyhQ
- 316 :マロン名無しさん :04/07/21 01:33 ID:???
Saiyan killer 三年間
-------------------------
越えられない壁
-------------------------
ヤムま → 文章は悪くないのに華もなく話題もない
-------------------------
クズの壁 読み物と呼べるのはここまで
-------------------------
Wolf 青竜刀
- 208 :Saiyan killer:04/07/21 21:15 ID:aSxWUUGc
- ご無沙汰してます。今日はうぷではなく、ちょっと相談させて
頂きたいのですが…。
と言いますのも、微妙にネタバレなんですが、今後の展開について
皆さんのご意見を賜りたく。
実は先週の間に書き溜めた部分なんですが、もうほとんどオリジナル
SSに踏み込みかけてる状態で、ヤムチャのヤの字も出ない有様
なのです。しかもそれが結構長くなりそうな悪寒…。少なく見積もっても
間違いなく10話はそんなお話になりそうです。
それで、そんなSSは読みたくない、ヤムスレにふさわしくないと思う
方もいらっしゃると思うので、その部分を一気にダイジェストにして
しまおうかとも思うのです。
多少長くてヤムスレらしくないオリジナルSSもどきとダイジェスト、
どちらがいいか皆さんの意見を聞かせていただければ幸いです。
- 209 :Classical名無しさん:04/07/21 21:58 ID:WHfAzplA
- いやそーゆうの別に言わなくていいと思うが。
ダイジェストになったら、そういう場面なのかって思うだけだし。
そーゆうのって萎えるよ。
自分としてはオリジナルSSでいいと思うけどね%%%%%
- 210 :Classical名無しさん:04/07/21 22:31 ID:Qg1WKjDc
- 209に同意。一番なのは作者さんの書きたい通りに書いてほしい。
ただどちらか選べと言われたら俺もオリジナルに一票かな
- 211 :Classical名無しさん:04/07/22 00:11 ID:13JfzRCI
- 俺もオリジナルに1票
- 212 :Classical名無しさん:04/07/22 00:17 ID:e7dZNzSY
- というかそれくらい自分で決めてくれよと思う。悪いけど。
大体、
ダイジェストか、オリジナルか?
という択一で「ダイジェスト希望です!」という人はいないでしょ、普通。
荒らし以外はさ。
読んでる人間にとっては長い方が良いに決まってるんだから。
- 213 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。作者:04/07/22 01:35 ID:Jl8/URIg
- 「いつの間にかナメック星に着いたことだし。ドラゴンボールを探しに行くか!」
天津飯が爽やかな笑みを浮かべていっている。正気を失っていた間の記憶は無い様
だった。さっきまで寝言で『死にたくない』『助けて餃子』『魔封波だー!』とか
叫んでたとは思えない。ヤジロベーを見ても何も言わないし。誰も。まるで自分が
おかしいのかという錯覚に陥りそうだ。
「よし!じゃあオラは北を探すから悟飯とピッコロは南、ポポとヤジロベーは東で
ヤムチャと天津飯は西を探してくれ!」
「え?みんなで探すんじゃないのか?」
ヤムチャが不安そうな顔で聞く。天津飯も平静を装っているが額から汗が出ている。
「何言ってんだ。分かれて探したほうが早く見つかるだろ?」
「で、でももしベジータとかに会っちまったらどうすりゃいいんだ?」
「はっはっは。あんな腰抜け今のおめえらなら狼牙風風拳でも簡単に倒せるさ」
「そうか・・・それを聞いて安心したぞ悟空・・・」
「物凄くムカつく気がするが・・・」
「よし!じゃあ解散!」
悟空はそういって真っ先に飛び立っていった。悟飯とピッコロとポポとヤジロベー
も各々の方向へ飛び立つ。
「あれ?ヤジロベーって飛べないんじゃなかったっけ?」
天津飯が怪訝顔で言った。ヤムチャは遠い目をして言う。
「宇宙船で紆余曲折があったんだろ・・・」
「そうか、納得だ。よし、俺達も行くぞ。ベジータ程度おそるるに足らずだ」
天津飯が何故かすっきりしたような表情で飛んでいった。ヤムチャはため息をつき
それを追って自分も飛んだ。
- 214 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/07/22 01:39 ID:Jl8/URIg
- ↑の名前とこれの名前が逆に・・・
ヤムチャが10話くらいでなくてもいいのではないかと思われます。
俺の作品なんて既に戦闘力が可笑しいしキャラが原型留めてないし・・・
読みたくない人は読まなければいいんだし。
ちなみに俺はオリジナル読みたいです。
- 215 :Classical名無しさん:04/07/22 01:55 ID:xfBBvJnE
- >ヤムチャの覚醒。
乙。
ところで、手分けして探すのはいいんだが
ドラゴンレーダーも無しにどうするつもりなんだ、ヤムチャ御一行様
それとも勘のいいブルマがちゃんと人数分作ってくれてたんだろうか
- 216 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/07/22 02:08 ID:Jl8/URIg
- >>215それについてはレーダー持ってるのは悟空だけで他は現地住民に
聞いたり歩き回ったり。ヤムチャがそれを気にしないのはちょっと混乱
してるせいです。天津飯とかヤジロベーとかのせいで。
- 217 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/22 13:34 ID:J5bLj26E
- 第三十四話「グレートサイヤマン」
セルとの戦いから七年………(未来トランクスは三つの刃をヤムチャに託し、帰っていった)
悟飯は学校に行くようになっていた。(修行はほぼサボリ)
悟飯はビーデルに出会い、父親がミスターサタンということから、急展開を向かえた。
さらに、悟飯はビーデルを見て、正体がばれないようにグレートサイヤマンとして平和を守ることにした。
その頃、Z戦士達は………
修行をしていたが、歳からか、戦闘能力もほぼ伸びないでいた。(サイヤ人以外)
それに、なんかクリリンがドラゴンボール使って、18号を生き返らせていた。
「(狂ったか?、クリリン)」
ところで、ヤムチャの子供トランクスはというと………
現在、八歳ですでに、ウルフの力も使えるようになっていた。
悟空の第二子、悟天は七歳で、武空術などの基本的な技も覚え、(トランクスもヤムチャの技は全て継承)超化できるようにもなっていた。
そして、悟空は超3化出来るようになった。
「(次の天下一武道会にはでるが………バビディの宇宙船の構造は知らんからなぁ)」
一ヶ月後、天下一武道会がやって来た。
戦闘能力
悟空…超3習得、3600万(超1で40億、超2で60億、超3で100億)
べジータ…2500万(超1で30億、超2で55億)
悟飯…1700万(超1で20億、超2で40億)
ヤムチャ…150万(100倍で1億5000万、ウルフ化で10億)
餃子…125万(100倍で1億2500万、覚醒で10億)
ピッコロ…2000万(100倍で20億)
天津飯…80万(100倍で8000万、覚醒で8億)
クリリン…150万(フルパワーで8億5000万)
悟天…400万(超化で5億)
トランクス…40万(100倍で4000万、ウルフ化で3億)
続く
- 218 :Classical名無しさん:04/07/22 15:24 ID:UQ1uygcI
- >青龍刀伝説
乙。何話まで続くのですか?
>>212
同意。少し馴れ合いが過ぎる。
- 219 :ヤムチャ〜青龍刃伝説〜:04/07/22 15:59 ID:HNrIlHLs
- >>218
後四ヶ月は頑張りたいと思います。一応今のヤムスレを引っ張っている
のは自分だと思っておりますんで・・・
一応、あと90話くらいは、頭の中でストーリーが組みあがっておりますので、
乞うご期待ください。
- 220 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜の作者:04/07/22 16:37 ID:J5bLj26E
- >>218
何話まで続くかは分かりませんが、ブウ編ぐらいまでは行きます。
>>219は偽者
- 221 :Saiyan killer:04/07/22 17:19 ID:A0Wm.OMA
- >>218
馴れ合いって・・・それは言い過ぎじゃないか?
サイヤンキラー作者さんは意見を聞きたいって言ってるだけじゃん。
それが馴れ合いなのか?ジャンプにアンケート出すのが作家と
馴れ合うとでも?
- 222 :Classical名無しさん:04/07/22 17:37 ID:oLAzSQeg
- なぜにジャンプと比較する?
ジャンプのアンケートは作家ではなく編集部が出してるものだし
その結果によっては打ち切られたりもするシビアなものだ。
馴れ合いとはほど遠いよ。
- 223 :Saiyon killer:04/07/22 17:48 ID:KCBEFo7I
- >>222
じゃあ逆に聞きたいが、どこが馴れ合いなんだ? 意見を聞くのが
馴れ合い?職人は何も聞かずに淡々とSSだけ書いてりゃいいのか?
ジャンプと比べたのは確かに不適切だったけど、おれはそんな意見
には賛成できないな。
- 224 :Classical名無しさん:04/07/22 18:07 ID:0iy/SYwk
- >>223
お前の騙りの方がよっぽどうざい
- 225 :Classical名無しさん:04/07/22 18:07 ID:9EvNPRF2
- 馴れ合いっつーか実のないウザい質問ではあるだろうな。
>それくらい自分で決めてくれよ
>>212の内容が全てだと思う。
ちなみにオレは>>209-212のどれでもないよ。
- 226 :Wolf:04/07/22 19:19 ID:s9.otKZc
- >>206
第十三話 「希望」
大きな病院が佇む隣の公園。
住宅街の中央にあると言う理由もあり、子供達が賑やかに遊んでいた。普段ならば。
しかし今日は違った。
風が中心部から吹き荒れ、草木が揺れるという、不自然な現象が起こっていた。
そして、子供の声など一つも聞こえず、中心部にただ二人の男が居るだけ。
それは今日だけでは無く、半月程前から。
一人は赤いオーラを纏いながら自身の気を爆発させるように膨れ上がらせ、
もう一人は車椅子に乗ってその男を傍観していた。
男の今まで膨れ上がっていた気は収まり、赤いオーラは消え、今まで吹いていた風は止む。
「ヤムチャ、たった15日で界王拳をマスター出来るなんてオラ、驚いたぞ」
車椅子に乗った男――悟空――が気を膨れ上がらせている男――ヤムチャ――に話し掛ける。
悟空は一ヶ月程前に襲来したサイヤ人との戦闘により、体中が負傷していた。
そしてこの公園の隣にある病院に入院。仙豆は切れていたものの、
それでも何とか外出が出来る程までに回復していた。
そしてヤムチャはそんな悟空に界王拳の伝授を頼む。
怠け性のヤムチャならば、尚更平和と言うことに浮かれる筈なのに。
何故こうも平和という理由で浮かれず、怠けず、只管頑張り続けているのか。
その答えは25日程前に遡る・・・・・・。
- 227 :Wolf:04/07/22 19:19 ID:s9.otKZc
- 「ドラゴンボールがもう一組あるですってぇっ!?」
大病院3805号室。その室内で、騒がしい叫び声が響き渡る。
この室内には孫一家以外の病人や怪我人が居ないのは幸いだったが、
「やかましい」「静かにしろ」等、近くの病室から苦情を言いに押しかけてくる病人が何名も居た。
「サイヤ人、ピッコロに言ってた。
ドラゴンボール、ナメック星人作れるって。
神様とピッコロ元は一人の人間。
だから神様乗ってきた宇宙船ある。きっとそれでナメック星行ける」
今は亡き神様の付き人、ミスター・ポポ。
ポポ自らが言ったように神様とピッコロは元は一人の人間。
だから、ピッコロが死ねば、神様も死ぬのだ。
更に、神様は地球のドラゴンボールの創造者。
その創造者が死ねば、ドラゴンボールもただの石と成り下がってしまう。
そして、近くに居たヤムチャ達でさえ聞こえなかった声を遠く離れた場所で聞き取れたポポには驚愕を覚える。
こうして、ナメック星という未知の惑星への出発への準備は始まった。
宇宙船の乗組員は、先程声を響き渡らせた女科学者ブルマ、
武士でぽっちゃりとした体系が特徴のヤジロベー、
悟空、悟飯、そしてヤムチャ。
ブルマ、ポポ、そしてブルマの父ブリーフ博士は神様が乗ってきた宇宙船を改良中。
そしてヤムチャ、悟空、悟飯は修行。
尤も、悟空、悟飯はサイヤ人戦の負傷により入院中なのだが。
これがヤムチャが修行する理由。
そして10日後、ナメック星へ無事に出発することとなった。
- 228 :Wolf:04/07/22 19:20 ID:s9.otKZc
- 第十四話 「修行」
宇宙船は大きく分けて二つの種類の部屋がある。
一つは無重力ではなく、地球の重力に合わせている部屋。
設備は揃っているので、なんら不自由は無い。
そしてもう一つは、無重力から地球の重力の300倍まで重力を調整出来る部屋。
悟空や悟飯、ヤジロベーやヤムチャが修行する時に使うものだ。
地球出発から30分もしない内に、地球圏を抜け、自由行動が可能になる。
早速悟空、悟飯、ヤムチャ、ヤジロベーは重力調整室に向かう。
悟空は操作盤で無重力から地球の150倍の重力に調整する。
「ぐおおぉぉ・・・・・・」
聞こえたのはヤムチャやヤジロベーの呻き声。
ヤムチャとヤジロベー、悟飯は床にへばり付く。
何しろいつも普通に暮らしている150倍の重力が掛かったのだ、超人とは言え無理は無い。
悟飯は声すら出す事が出来ない。
辛うじて悟空は歩く事が出来る。
死後の世界で10倍の世界を一度体験する事があった。
悟空はその10倍の世界を通常の90%以上を行動出来るようになった。
悟空にしてみればそのたかが15倍、という物だ。
ヤムチャは「駄目かも知れない・・・・」と必死に重い体を上げようとしながら、一人呟いていた。
- 229 :Wolf:04/07/22 19:20 ID:s9.otKZc
- 修行から既に5日が経った。
悟空はほぼ普通に動けるようになった。
悟飯とヤジロベーは這い蹲りながら動ける位、ヤムチャは何とか立てる位にまでレベルが上がっていた。
悟空はその状況下でキックやパンチの連続などをする。
さすがの悟空もこれは少々きついようだ。
突然、ヤムチャは界王拳を発動させる。
界王拳は力やスピードが倍増する技。しかし体に負担が掛かるという諸刃の剣でもある。
ヤムチャが負担に耐えられる界王拳は1.5倍。
その限界値の1.5倍界王拳を、ヤムチャは発動させた。
すると、ヤムチャは悟空と同じ位にまで動けるようになり、早速狼牙風風拳を連続して行った。
それからしばらくして、悟飯、ヤジロベーも普通に立てるまでに成長し、
ヤムチャも界王拳2倍まで扱えるようになる。
悟空はそれを見て、300倍の重力に変更する。
ドガアッ―――。
受身も取れず、先程の2倍の重力が全身に掛かり、床に叩きつけられる4人。
この悟空でさえも、立つ事は出来なかったのだ。
たった2倍でこれだけ違う。そう実感させられる4人。
悟空は、今まで使わなかった界王拳を発動させる。
悟空は何と4倍まで発動させても負担は全く感じない程になっていた。
2倍、3倍と序々に倍率を上げる悟空。そして、3.5倍の時点でやっと立つ。
ヤムチャは既に2倍の界王拳を発動していたが、先程と至って様子は変わらなかった。
そして、悟空も長時間の界王拳により、気が消耗し、2倍、1.5倍・・・・・・とどんどん倍率が落ちていく。
再び悟空は床に叩きつけられる。
地球出発から12日目、修行は苦境に達した。
- 230 :Saiyan killer:04/07/22 22:09 ID:jCZjsNnI
- ええと……
ちょっと軽率だったみたいですね。気分を害された方が多くいらっしゃった
みたいで申し訳ありません。
しばらく頭を冷やして、どうするか考えたいと思います。それでは…。
- 231 :Classical名無しさん:04/07/22 23:02 ID:yPinUYjU
- 職人さんは出来るだけトリップつけたほうがいいね。
偽者がウザ杉。
- 232 :ヤムチャ〜青龍刃伝説〜:04/07/22 23:10 ID:aOYw8cXo
- 231さんに禿同
あとsageも覚えてね
- 233 :Classical名無しさん:04/07/23 00:15 ID:Qg1WKjDc
- と言いつつageてる232に萌え
- 234 :ヤムチャ〜青龍刃伝説〜:04/07/23 03:03 ID:y4ftMLEY
- 第三十五話「ピッコロの裏切り」
天下一武道会当日、ヤムチャは用意を住ませ会場に向かう途中だった。
しかし、昔からの馴染みのある気を感じ、立ち止まる。
「ピッコロか・・・?」
「ヤムチャよここから先にはいかさんぞ・・・、俺は復讐の機会を伺っていたのだ!!」
ヤムチャが突然の事に、理解に苦しんでいるのを見かねて、ピッコロが
過去スレ第十八話「サイバイマン死す!恐るべしヤムチャ」での有様を
懇々と言って聞かせた。そう、ヤムチャが難なく避けた『ナッパの口から
エネルギー波』で、ピッコロ自身が死んでしまっていた事をようやく思い出したのだ。
特にレギュラーキャラが死んでしまった割に、タイトルがサイバイマン死すなど、
とんでもなく的はずれな解釈を行っている、作者に対しても、ピッコロの怒りは燃えさかる
ばかりであった。
「ヤムチャよ、おまえを殺して、作者を殺す。そしてこの物語を終わらせる!!」
ブウ編まで書かせるか!!といわんばかりの溢れるパワー。
「俺だって、ウルフ化とか訳がわからねえんだよーーーーーーー!!」
ヤムチャもまた被害者だった、ウルフ化や覚醒などの、作者のオナニーの如き
戦闘力インフレーションに巻き込まれ、当初のコンセプトであった、
神龍に頼んで記憶だけ残して、ニューゲーム等はあってないようなものだったのですから。
「ヤムチャお答えは決まったようだな・・・」
「ああ、本当の敵はヤムチャ〜青龍刀伝説〜 の作者ってことがな・・・」
そのころあの世では、あまりの伏線の無いストーリーに対する純粋な怒りによって、
ナッパがスーパーサイヤ人に目覚めていた。
- 235 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/07/23 08:23 ID:Jl8/URIg
- 「ヤムチャ・・・これは一体どういう事だ?」
天津飯がすぐそばで自分と反対方向を見ているヤムチャに訊く。
「俺だってわかるわけないだろ・・・こんな状況・・・」
ヤムチャはあたりを見回してそういった。破壊し尽くされた町。横たわるピッコロそっくりの
人間達・・・皆死んでいる。
「これじゃあ話も聞けないな・・・」
「ヤムチャ、一旦悟空を探してこの事を話そう。万が一ベジータ以上の敵がここに居たら・・・」
「そのほうが良さそうだな・・・」
ヤムチャは即決した。あるていど強くなってもヘタレは治らないようだ。ヤムチャと天津飯は悟空
に現状をよく伝えるためにカメラで惨状を余すところなく撮り尽くして悟空の向かっていった北の
空へ飛んでいった。そして、二人が去った後物陰からすっと人が出てきた。
「カカロットまで来てるんじゃあんな雑魚相手にエネルギーを使うのはまずいな・・・ただでさえ
フリーザにも狙われてるんだ・・・今の俺でもカカロットには勝てるかわからんからな・・・」
ベジータが呟く。強気だった王子もナッパの惨殺を見せられてだいぶ慎重になったようだ。ベジー
タは自分の出てきた岩の影から巨大な星の描かれた玉を取り出した。ドラゴンボールだ。
「地球では見つからなかったが・・・ここで見つかるとはな・・・笑いが止まらないぜ・・・」
ベジータは周りに誰も居ない事を確認して静かに笑う。そして集めた2つのドラゴンボールを水中
に隠し、次の村を破壊するために飛んでいった。
ベジータ戦闘力・・・100万、超サイヤ人化約3000万
- 236 :Classical名無しさん:04/07/23 12:31 ID:RZV0S7Lo
- saiyanマダ?
打ち切り?
- 237 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/23 18:19 ID:J5bLj26E
- 第三十五話「シン」
天下一武道会子供の部では、悟天、トランクスが余裕で勝ち続け、最終的に悟天が優勝した。
そして、大人の部
予選はパンチングマシーンで16名が勝ち残ることになった。
くじ引きでは………
第一試合ビーデル対スポポピッチ
第二試合ピッコロ対シン
第三試合グレートサイヤマン対キビト
第四試合18号対マイティマスク
第五試合クリリン対ヤムー
第六試合悟空対べジータ
第七試合天津飯対餃子
第八試合ミスターサタン対ヤムチャ
ビーデルは本家はピッコロの武空術を悟飯から教えてもらい(鶴仙流の武空術よりもピッコロの武空術の方が、高性能かつ、覚えやすい?)
ビーデルが有利の様に思えたが、スポポピッチの超人的な力に敗れる。
未来を知ってるヤムチャはすでに仙豆は持っており、ビーデルは幸いすぐに回復した。
ピッコロはシン(界王神)の話術の不気味さから、棄権した。
グレートサイヤマン対キビト、正体がばれてる悟飯は超2化させられ、成り行きでZ戦士達は界王神に
バビディという悪党を倒すために、バビディの宇宙船へと連れて行かれた。
スポポピッチ、ヤムーも逃げたため、バトルロイヤルで優勝者を決めることに。
18号対マイティマスク(悟天とトランクス)対ミスターサタン
「マイティマスク選手の体がちぎれたぁぁ!!!」
などのアクシデントの中で、ミスターサタンが勝利した。(18号は後日、集金に)
続く
- 238 :Classical名無しさん:04/07/23 18:45 ID:ZbdwgCAc
- >>236
饅頭と刀読んでろ。
- 239 :Classical名無しさん:04/07/23 20:21 ID:aqoKf3Lw
- 物語を投下いたします
題名は『ヘタレ王 ヤムチャ伝説』
プロローグと一話から三話を投下
見てくれたらありがたいなと思います
- 240 :Classical名無しさん:04/07/23 20:21 ID:aqoKf3Lw
- プロローグ
一年後に凶悪な二人のサイヤ人がこの地球に来ることが分かった
地球を守るため地球人たち(ナメック星人含む)が立ち上がった!!
すべてはこの地球を守るため!!
もちろんわれらがヒーローヤムチャも戦う事を決意!!
さぁ行けヤムチャ!!
ゴーゴーヤムチャ!!
この地球を守るのだ!!
- 241 :Classical名無しさん:04/07/23 20:22 ID:aqoKf3Lw
- 其之一 ヤムチャは何処へ
「ここで修行しみなの手でこの地球を守ってくれ」
神様は天界に集めた地球人たちにこう告げる
この言葉を聞く限り自分は戦いに修行しないのだろうか?
だとしたらなんとも無責任な神様である
そんな言葉の裏に気づかず修行に励む地球人たち
天津飯、餃子、クリリン、ヤジロベー・・・
このメンバーを見る限り雑魚の寄せ集めだ
しかし修行しないよりはマシである
・・・おや?
われらがヒーローヤムチャの姿がないぞ
どこへ行ってしまったのだろうか?
- 242 :Classical名無しさん:04/07/23 20:23 ID:aqoKf3Lw
- 其之二 一人で修行するヤムチャ様
「あれ・・?ヤムチャさんがいないぞ?」
修行三日目でようやくその事に気づくクリリン
「あれ・・?
そういえば・・・
おみゃーよく気づいたな」
「確かにいないな・・・」
「誰だそいつ」
ヤムチャは餃子の中では存在していないらしい
ちょっとかわいそうになってくる
「ヤムチャは一人で修行するといってわしの修行を断った」
戦いもしないくせにえらそうな態度で語る神様
本当に神様ならばサイヤ人何とかしろといいたい
神様より神龍の存在価値のほうがでかい
たとえるならば月とスッポンだ
- 243 :Classical名無しさん:04/07/23 20:24 ID:aqoKf3Lw
- 其之三 ビチャビチャヤムチャ
ヤムチャはそのころ水の中で修行していた
全身水浸しだ
「ふぅ・・
水の中で修行すれば足が水によって邪魔される
足元お留守を克服するにはもってこいだぜ」
なるほど
しかしそれならば足に重りをつけたほうが効果的に思えるのは私だけだろうか?
やはりヤムチャの発想は貧相だった
それにしてもタイトルのビチャビチャヤムチャって語呂いいな
- 244 :Classical名無しさん:04/07/23 21:09 ID:fRTWZuYg
- >>青龍刀
ふざけるのもいいかげんにしろよ。
- 245 :ヤムチャ〜青龍刀電説〜:04/07/23 23:01 ID:v.MYADCs
- 第三十六話「最後の死闘」
そのころ……
バビディの宇宙船が見える丘の上にZ戦士たちが集結していた。
「皆さん!あれがバビディです!」
界王神が指をさした方向には、確かに怪しげな男が佇んでいる。
……こちらを、じっと見つめて。
「やっと来たのか界王神。ボクはもう待ちくたびれちゃったよ」
バビディが腕を動かしながら、こちらに聴こえるほどの大音量で言った。
いや、これは脳の中に直接響いている。恐らくはテレパシーでも使ったのだろう。
「さて、それじゃあ早速で悪いけど死んでもらおうか。ぱっぱらぱー」
なぞの言葉が聞こえた次の瞬間、信じられないことが起こった。
ヤムチャ以外の戦士が、全員内側から破裂したのだ。
「な、なにっ!」
間近でみたヤムチャは、驚きを隠しきれずに叫ぶ。
「な、なぜ貴様にこんな力が……バビディは魔人ブウがいなければ何も出来ない、ただの雑魚い魔道士だったはずだ!」
「魔人ブウ?ああ、あれはただの餌さ。界王神をおびき寄せるためのね」
バビディはニヤリと、悪意のこもった笑みを浮かべた。
「俺の……せいなのか?俺が歴史を変えちまったから……」
俯きながら、わなわなと震えるヤムチャ。
「だが、ならばせめて俺の手で貴様を倒す!」
叫び、ヤムチャはウルフの力を覚醒させた。そしてバビディに向かっていく。
「来るなら来てみるんだね!はぁっ!」
バビディも戦闘態勢を整える。その体から感じられる力はセルの比では無かった。
「うおおおおおおおお!」
しかし、ヤムチャは怯まずに突進していった。
……こうして、全世界の命運をかけた最後の死闘が幕を開けたのであった。
そして最終回へ……
- 246 :Classical名無しさん:04/07/23 23:11 ID:0iy/SYwk
- 最終回キターーーーーーーーー!!
- 247 :Classical名無しさん:04/07/23 23:16 ID:0iy/SYwk
- って、また騙りじゃん
- 248 :k:04/07/23 23:24 ID:5xUbE2PE
- 3年間の人です。
これから『k』と名乗ります。
よろしくです。
>サイヤンさん
悩む気持ちは判りますー!
でも、自分の好きな形で書いてもらいたいです。
楽しみにしてますので、がんばってください
- 249 :チャパプット:04/07/24 00:02 ID:aqoKf3Lw
- ヘタレ王ヤムチャ伝説かいてます
2ch書き込みここが初めてなのでがんばらせてもらいます
これからはチャパプットと名乗ります
- 250 :フンババ:04/07/24 00:11 ID:FEsQyPuI
- 剣客浪漫湛ヤムチャを書いてます
これからはフンババと名乗りますみな参与ろ紙k
- 251 :Classical名無しさん:04/07/24 00:27 ID:JsN5xJCY
- >>244
・・・何をいまさら
- 252 :剣客浪漫湛ヤムチャ:04/07/24 00:33 ID:tZ2F0AhY
- 第一話「べジータ暁に死す」
ヤムチャ「待てーブルマー、はははー」
ブルマ「ヤムチャー、今日はべジータと決戦よー」
べジータ「待っていたぞヤムチャ」
ヤムチャ「げっべジータ!」
べジータ「その腰の物は飾りか?」
ヤムチャ「これは逆刃、人を切るものではござらん」
べジータ「ええい、ならば死ねい」
ヤムチャ「砂漠のハイエナ流・狼牙風風斬ー」
べジータ「ぐわーやられたー」
???「ふはははは」
ヤムチャ「誰だ!」
ピッコロ「べジータを倒したみたいだが、俺はそうはいかんぞ」
ヤムチャ「くっ」
次回「ピッコロとの勝負」に続く
- 253 :フンババ:04/07/24 00:33 ID:tZ2F0AhY
- どうも、フンババです
この物語は、ヤムチャが剣で戦う物語です
がんばりますので、よろしくおながい死なす
- 254 :k:04/07/24 00:37 ID:5xUbE2PE
- 3年間
------------------------------
第16話 目撃者
------------------------------
「えぇ、そうですね。
その方を見かけたのは、街外れにあるBARでした」
目撃者とは、ランファンと同じ店で飲んでいたという
女性客だった。
名前はローザと言った。
奇遇な事にその店は、俺とランファンが
初めて出会ったときに一緒に飲んだ店であった。
「あれは、4日前の、、夜更けでした。
たぶん午前2時頃・・・だったと思います」
女は懸命に思い出しながら話している。
俺は、一言一句聞き逃さないつもりで、その話に聞き入る。
「私たちは先に飲んでいました。、
そしたら彼女がお店に入ってきたんです。
あ、そうです、この人です、間違いありません」
そう言ってランファンの写真を指差す。
「だいぶ、酔っているようでした。
何か叫んでいたのを覚えています」
- 255 :k:04/07/24 00:38 ID:5xUbE2PE
- 話は続く。
「それで、私は友達と飲んでいたんですが、
友達は先に帰っちゃって・・・。
私もそろそろ帰ろうかな、と店を出たんですよ」
「そしたら、店の外の路地裏で、怪しげな男達とその女性が
言い争ってるのが聞こえてきたんです」
「ほぅ、では、この女性は、
貴方たちより先に店を出ていたのですね?」
ラルフが確認するように口を挟む。
「えぇ多分そうだと思います・・・
ただ、私たちも話に夢中になっていたんで、
いつ出て行ったとかは良く覚えてません・・・」
「はいはい、分かりました。それで?」
「あ、はい。その外で絡んでいた男の人たちは、
見るからに怖そうな人だったんで、
私は反対側へ逃げるように歩いていったんです。
そしてタクシーを捕まえて、ほっとしていたら、、、」
彼女が、その男達に連れていかれるのが横目で見えたんです!
車に無理やり乗せられてるようでした」
- 256 :k:04/07/24 00:38 ID:5xUbE2PE
- 「その男たちの特徴とかは覚えていますか?」
ラルフが質問する。
「いえ、、怖かったんで……顔は良く見なかったです。
でも、2人とも、かなりがっしりした体格でした。」
「2人、、、その怪しい男たちとは2人だったですね?」
「えぇ、外で言い争っていたのは2人でした」
「そうですか、、、では、車のNoや車種なんかは?」
「すみません・・そこまでは、、、
覚えてません」
「そうですか、、ありがとうございます」
「ヤムチャさん、何か聞きたい事はありますか?」
そういって、ラルフは俺に話をふッた。
「……え、、、いえ………特に無いです」
疑問は山ほどあったはずだった。
だが、こういう場になれていないのか、
とっさに話をふられて、俺はアタフタしてしまった。
頭にあったはずの疑問も何も思い浮かばなかった。
- 257 :k:04/07/24 00:39 ID:5xUbE2PE
- 「そうですか、、、 ではローザさん、
今日は結構ですよ。ご足労さまでした」
「いえ、何かありましたら、また聞いてください」
「はいはい、ご協力ありがとうございます。
では、帰りは署の者に送らせましょう。
あちらへどうぞ・・・・・」
そして、この事件の唯一の目撃者との対談は終わった。
とにかく"あの店"だ。
俺がランファンと会った時も、あの店の近くだった。
長い話だったが、それだけが重要なポイントと思われた。
「さて、ヤムチャさん、、、どう思われます?」
ラルフが突然俺に問いかけた。
「何か、、おかしくはないですか?」
「え?何がですか??」
俺は突然の質問に驚いていた。
だが、続いての発言にもっと驚くこととなる。
「あの子のこと、、、しっかりと監視なさい」
『Witness』
- 258 :k:04/07/24 00:43 ID:5xUbE2PE
- 今日は2話 うpします。
色々新作キテマスねー
>温泉饅頭
カメラで惨状を余すところなく撮り尽くして・・・ってウケますww
ちょっと奇妙な性格のきゃらがいいですねー
>ヘタレ王 ヤムチャ伝説
ちょこちょこ入ってるギャグが面白いっす。
期待してます!!
- 259 :k:04/07/24 00:43 ID:5xUbE2PE
- 3年間
------------------------------
第17話 掴めば零れる砂のように…
------------------------------
「あの子のこと、、、しっかりと監視なさい」
「はっ!分かっております!」
「頼みましたよ……」
ラルフが指示する。
どういう事だ?監視だと??
あの子が犯人と何らかの繋がりがあるとでも言うのか?
少なくとも、俺にはそうは見えなかったのだが、、、
「どうして・・?」
思わず口をついて出る言葉。
「ほっほっほっ。何が、ですかな?ヤムチャさん」
ラルフは、まるで俺が言うことを判っているかのように笑う。
こういう所は警察の専売特許だろう。
読み合いでは負けそうだな………。
- 260 :k:04/07/24 00:43 ID:5xUbE2PE
- 「第一発見者、目撃者、通報者を疑うのは、
警察の常套手段ですぞ」
ラルフが微笑みながら言う。
確かにそれはもっともな意見なのだろう。
だが、それ以上に彼は『他の何か』に気付いているように思える。
「そ、、それはそうですけど、、監視だなんて・・・
ラルフさん、貴方は何か分かったんですか?
先ほどの話しだけで重要な、何か・・・が」
俺は思ったことそのままに疑問を投げかけた。
するとラルフは、俺の推理力を試すかのように問いかけた。
「中々に見事な洞察力ですな。
ですが、判ったことは2つだけですよ」
「そ、、それは何ですか!?」
俺は勢い良くその言葉に食い付いた。
ラルフは、そんな俺を悪戯っぽく笑いながら見ていた。
- 261 :k:04/07/24 00:44 ID:5xUbE2PE
- 「ほっほっほっ。お若いですなぁ。
ですがヤムチャさんの期待される、
『答え』なんぞ、まだまだ遠い蜃気楼の向こう側。
あの話しで判ることなど、たかが知れてます」
ラルフは俺を諭すように答えた。
「一つは、、、『犯人が居る』という事ですな」
俺はその返答に感心した。
なるほど、、、失踪という事であれば、
『犯人が存在する事件』とは言い切れない部分もある。
今まで当然のように、犯人が居て、なんらかの事件に巻き込まれたもの・・
と想像していたのだが、単なる事故の場合だってあるのだ。
だが、目撃者が出た以上、犯人は居る。
つまりは、この事件は『犯罪』だと言う事なのだろう。
- 262 :k:04/07/24 00:44 ID:5xUbE2PE
- 「そして、もう一つは……」
ゴクリ。
俺は思わず息を呑む。
「もう一つは?」
「……真実は、何一つ判らない、、という事ですな」
思いっきり肩透かしを食らったような答えだった……
「な・・何も判らない事が判ったなんて・・・
どういう事です??」
「そう、真実なぞ、掌に掴んだ砂のようなモノですわ。
見つけた、、判った、、と思って手を伸ばして掴んでも、
その手を広げて見た時には、全て零れ堕ちてしまっているものです・・・。
何かが『判った』と思うのは、時期尚早というものですぞ。
ほっほっほっ」
『The Falling Sand when Holding』
- 263 :Classical名無しさん:04/07/24 00:48 ID:lWIsLZWs
- >>k
剣客をあっさりスルーしてる辺りがあんたらしくていいな。
- 264 :チャパプット:04/07/24 02:13 ID:aqoKf3Lw
- ・・・人に物語をほめられたのは初めてです
ありがとうございますkさん
しかも友人(?)の饅頭と並べられたのも初めてです
わーいわーい!!
まぁ、たわごとはともかく今回も投下してみたいと思います
つまらなかったら読み飛ばしてくれても結構です
では行きます!!『ヘタレ王 ヤムチャ伝説』!!!
- 265 :チャパプット:04/07/24 02:13 ID:aqoKf3Lw
- 其之四 新技開発
「う〜ん・・・
新技の名前はどんなのがいいかなぁ・・・?
今のところは新・狼牙風々拳だからな・・・
狼牙風々拳ターボがいいかな?狼牙風々拳Zがいいかな?」
開発し終わったわけでもないのにできるかどうかもわからない技の名前を考えるとはやはりヘタレはヘタレだ
名前も安直だし
「よし!新・狼牙風々拳2とでも名づけよう!!」
ヤムチャは手のひらをポンッと叩き言う
安直だ・・・
安直過ぎる・・
しかも狼牙風々拳を改良するとはこいつ阿呆ではないか?
狼牙風々拳は負け宣告とも言っていいほどの技だぞ・・・?
- 266 :チャパプット:04/07/24 02:14 ID:aqoKf3Lw
- 其之五 そしてサイヤ人襲来 〜男狼・・美しく散る〜
一年後・・・
中略しまくってるところは突っ込まないでくれ
簡単に物語を続かせる技である
ズゴォォォォォン!!!
ズゴォォォォォン!!!
二つの丸型宇宙船が都の真ん中に着陸する
ナッパの宇宙船の落下地点に男狼がいたがもちろんぺちゃんこ
男狼は見事に他界した
「な・・何?
何が起こったの・・?」
いきなりふってきたサイヤ人の宇宙船に驚きまともにひっくり返っりながらいう金持ち風おばちゃんだった
- 267 :チャパプット:04/07/24 02:15 ID:aqoKf3Lw
- 其之六 正体をあらわしたサイヤ人
ウィィィィン
ウィィィィン
宇宙船の扉が開く
中から現れたのは二人の宇宙人『サイヤ人』だった
「クックック・・・
なかなかの星じゃないか」
「だな」
中から出てきたのはベジータという男とナッパという男だ
小さいほうの男がベジータ
髪型がMで少し奇妙だ
大きいスキンヘッドの男がナッパ
かなり目つきが悪い
おひげがとってもチャーミングだ
「まずはピーピーうるさいひよこどもに挨拶をしてやるか」
「私はひよこじゃないわ!!
せめて鶏って言って!!」
ナッパが言った言葉に変な返答をするおばちゃん
しかしそんなことなど気にせずクンッと指をつきたてるナッパ
ズゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!
ナッパが行動を起こしたと同時に大爆発が起こった!!
- 268 :チャパプット:04/07/24 02:15 ID:aqoKf3Lw
- 其之七 挨拶を果たした後・・・
ナッパのクンッで崩壊を果たした都
「はっはっは!ちょっと派手すぎたようだな!!」
ナッパが笑いながらしゃべる
ちょっと気持ち悪い
「おいナッパ、その辺にしておけ
あまりはでに破壊するとこの星が高値で売れなくなるぞ」
「あぁそういえばそうだったな!」
ベジータの言葉には返答するナッパ
そんなことに気づかず破壊したのかこの男
もしかしたらヤムチャと同じくらいヘタレなのではないのだろうか
- 269 :Classical名無しさん:04/07/24 02:40 ID:lWIsLZWs
- チャパプットさん、面白いな。
期待してるよ、がんばってくれ。
- 270 :Classical名無しさん:04/07/24 04:50 ID:5e4Ksaew
- ここも活気が戻ってきましたね。
いまやってるやつ全部読んでるので作者さんたちがんがってください!
で、あのーもう前作の続きものは多分書かないだろうとか言っといてかっこ悪いんですけど
またここでぜひ書かせてください!てゆーかもう作ってあります。
前作とのつながりはほとんどないのですが・・・
スレ汚し失礼します。
- 271 :ヤムロット伝3:04/07/24 04:50 ID:5e4Ksaew
- プロローグ 「ヤムチャ召喚」
「いでよ神龍!そして願いを叶えたまえ!」
掛け声とともに空が真っ暗になり、
その闇に対抗するかのように強い光を撒き散らしながら巨大なドラゴンが現れた。
「さあ願いを言え。どんな願いもひとつだけ叶えてやろう」
「うむ・・・フリーザ軍を倒してくれという願いは無理か?」
「無理だ。その願いは神であるあなたの力を超えてしまっている」
「やはりそうか・・・」
神と呼ばれた緑のシワシワの両生類みたいなキモイじいさんはガックリうなだれた。
「うーむ、いったいどうすればよいのだ・・・。そ、そうだ!!」
神がガバッと顔を上げてギョロ目でドラゴンを見る。一瞬ビクッとするドラゴン。
「フリーザより強い味方の戦士をここに呼んでくれというのはどうだ!!?」
「その願いも無理だ。この世界でフリーザに勝てるのはあなたより格上の存在である界王神だけ。
ドラゴンボールでどうにかできるお方ではない」
「・・・そ、それならば別の世界からでもどっからでも呼んでくれ!
お主、よく死んだ者の肉体とかサービスとかしてくれるじゃろ?そんなノリでお願いだ!」
「えー・・・」
うざったい。ドラゴンはこころからそう思った。
ドラゴンを熱いまなざしで見つめてくるシワシワの神と偽インド人ミスター・ポポ。
かわいい女の子ならともかく、なんでこんな奴らのためにサービスせにゃならんのか。
久々に呼び出されたかと思ったらこの仕打ちかい?
ドラゴンは静かに泣いた。
「もしやってくれるなら、ご褒美やるぞ」
そう言ってミスター・ポポがうまい棒をチラつかせる。
「そ、そんなもので釣られるか!だが・・・まあできるかどうかわからないがやってみよう」
「おお、頼むぞ神龍!!」
- 272 :ヤムロット伝3:04/07/24 04:50 ID:5e4Ksaew
-
――――三分後・・・。
ドサッ。
一人の男と動物らしきものが空から落ちてきた。
「この男は別の次元の地球でフリーザに勝った地球人だ。強い味方になってくれるだろう」
「おお、この方が!ありがとう神龍!」
「願いは叶えた、ではさらばだ!・・・おっと、忘れていた。その・・・うまい棒だっけ・・・?」
神龍がポポの方をチラっと見る。
「なんだやっぱり欲しかったのか。ちゃんとあげるから安心しろ」
ポポはうまい棒(ササミ味)を神龍の口の中に放り投げた。
「モグモグ・・・・・・ん?お前これ賞味期限切れてるだろ!?パサパサじゃねーか!!」
怒り狂う神龍。もう誰も信じないと言わんばかりにドラゴンボールは四方八方へ飛び散っていった。
空が明るくなる。
「うーん・・・」
空から落ちてきた男が目を覚ました。
「おお、救世主よ!あなたの名前はなんというのだ?」
神がツバを飛ばしながら男に話しかける。
「え・・・いや、ヤムチャですけど。あれ、か、神様!?」
ヤムチャは全く状況が飲み込めてない。
- 273 :ヤムロット伝3:04/07/24 04:51 ID:5e4Ksaew
-
――――ヤムチャは神と話し、なんとか自分の置かれている状況を理解した。
まず、ここは自分の住んでいた地球ではない。
タイムマシンの存在で歴史がいろいろと変わったりするらしいが、この世界も変わった歴史のひとつなのだろうか。
この地球の時代はエイジ762。
元にいた世界ではナメック星での攻防戦があった頃だ。(ヤムチャは参加してないけどネ)
そして、この世界ではどういうわけかフリーザ軍が地球を侵略している。
フリーザの目的はドラゴンボールらしい。
それを知った神がいち早くドラゴンボールを集めたのであった。
ちなみにフリーザ軍に対抗する地球軍は、神様を中心に
ミスター・ポポ、カリン様、孫悟空一家、クリリン、ブルマ一家、亀仙人だけ。
ピッコロや天津飯たち、またこの世界のヤムチャは仲間になってないどころか知り合ってすらないらしい。
フリーザ軍は人間を虐殺しまくっている。
奴らを追い返そうと思っても、現在の地球軍の戦力では全く勝ち目がない。
悟空たちはまだそんなに強くないのだ。
- 274 :ヤムロット伝3:04/07/24 04:51 ID:5e4Ksaew
- 「そこでこのオレが助っ人として呼ばれたわけですね」
ヤムチャが顔を拭きながらそう言った。
「そうなのだ。ヤムチャ殿、ぜひこの地球を救ってくださらんか」
神が深々と頭を下げる。
「いいですよ。改造されてないただのフリーザなら楽勝ですから」
「本当か!ありがとう!!」
「・・・ただし、条件があります。あなたの足を蹴らせてください」
「はぁ?う〜ん・・・まあ、軽く蹴るなら別にかまわないが・・・」
ヤムチャは元の世界で足元がお留守と言われたことを根に持っていたのだろう。
「ロー牙風々拳!ロー牙風々拳!ロー牙風々拳!!」
「痛い!!いたたたちょっ・・・やめっいたぁ!!」
神の足がちぎれるまでローキックを決してやめなかった。
「じゃあ、行って来ます!」
泡を吹いた神を尻目に飛び立つヤムチャ。
プーアルもヤムチャについて来た。神の足が折れる音で目が覚めたらしい。
目的地はフリーザが拠点にしているというキングキャッスル。
即効で片付けて帰ろう・・・と思っていた。
これからヤムチャの長い戦いの日々が始まる――。
(続く)
- 275 :ヤムチャのお話 〜戦争と平和〜:04/07/24 08:04 ID:IiV0FT6E
- 乾いた大地に血の華が咲いた。悟空の一瞬のスキをついたフリーザの手刀が
悟空の右腕を肩から斬り落としたのだ。東の都から遠く離れた荒野で繰り広げ
られている地球戦士軍対フリーザ軍の最終決戦は、フリーザ軍有利へと大きく
戦局が傾いた。
体勢を立て直したい悟空であるが、空へ逃げればエネルギー弾の波状攻撃の
餌食になる。悟空は逆にフリーザの懐に飛び込んで間合いを詰め、残った左腕
をみぞおちに叩き込んだ。思わぬ逆襲に狼狽するフリーザに背を向けて、悟空
は必死の形相で叫んだ。
「ヤムチャ! 仙豆をくれ!」
「それはなりません」
ヤムチャは首を横に振った。闘いの振動でお茶のはねた指先を座布団で丁寧
に拭いて、感情のない口調で説明した。
「仙豆との交換は、20ポイントからとなっております」
「オラのポイントは何点だ!」
「えーと。少々お待ちを」
ヤムチャは懐から手帳を取り出して悟空のページを開いた。悟空の似顔絵に
が書いてあって、おでこの真ん中に鼻クソがなすりつけてある。
「先ほどまでは19ポイントでしたが、右腕ザックリでマイナス4ポイント。差
し引き15ポイントとなります」
「そうか! あと5点か!」
- 276 :ヤムチャのお話 〜戦争と平和〜:04/07/24 08:05 ID:IiV0FT6E
- 出血で青白くなった悟空の顔に、わずかに赤味が差した。傷口をタバコであ
ぶって止血をして、再びフリーザに向かっていった。斬られた右腕を拾い上げ
て、フリーザ目がけて力一杯投げつけた。
「でやー!」
「その攻撃、有効!」
ヤムチャは札のついた棒切れを天に掲げた。札には2と書かれていた。2ポイ
ントだ。
「ギニューキーック!」
孫悟たちから少し離れた場所では、ギニューとピッコロが闘っていた。ギニ
ューの蹴りがピッコロにクリーンヒットした。
「ギニューさん、5ポイント獲得! 合計40ポイントに到達しました!」
ヤムチャはカセットデッキの再生ボタンを押した。荘重なファンファーレが
鳴り終わると、プーアルが大きな箱をもってギニューの下へ飛んでいった。
「40ポイントの景品は、一流ブランドメーカーのトートバッグでーす!」
プーアルは箱を開けて、トートバッグをギニューにプレゼントした。カエル
の柄がかわいらしい、真っ赤なトートバッグだった。
「はい、よくお似合いでーす! 拍手ー!」
- 277 :ヤムチャのお話 〜戦争と平和〜:04/07/24 08:06 ID:IiV0FT6E
- プーアルは嬉しそうに手を叩いた。ヤムチャも立ち上がって、惜しみない拍
手をギニューに送った。ピッコロとの戦闘はいまだ継続中であるが、片手をト
ートバッグでふさがれている為にギニューはとても闘いにくそうである。ヤム
チャは座布団に座りなおした。
「死ねー!」
ベジータがギャリック砲をぶっぱなした。間一髪かわしたキュイの頬をかす
めて、ヤムチャに向かって一直線に飛んでくる。ヤムチャはあわてず騒がず、
両手をあげてポンポンと手の平を合わせた。
「プーアル! プーアール!」
プーアルが戻ってきて、座布団の端から伸びたヒモを引っ張った。座布団の
下にはキャスターが取り付けてあって、ヤムチャは座布団ごとゴロゴロと横に
転がっていった。ギャリック砲はヤムチャの元いた場所に着弾して、地面に大
きなクレーターを作った。草も石ころも蒸発したが、ヤムチャはよけたので無
事だった。
「すごい威力! ベジータさん、11ポイント!」
ヤムチャはベジータのページに11と書き込んだ。ベジータのこれまでのポイ
ントは、チビ、ハゲ、無職、彼女ドロボーだったので、これが初の数字でのポ
イントとなる。
「おりゃー!」
ドドリアがザーボンに目潰しを食らわした。仲間同士の骨肉の争いだ。
「なんか事情があるっぽくていーねー! ドドリアさん、150ポイント!」
「やめてー!」
天津飯がウンコを差した棒を持った少女に追いかけられている。
「天津飯さん、目が3つで3ポイント!」
闘いは膠着状態に入った。それでもヤムチャは決して正座を崩さない。頑張
れヤムチャ! 地球の未来は、君のポイント付与にかかっている!
- 278 :お話じゃないよ:04/07/24 09:06 ID:E/raaNJY
- 「な、何だ! この異常なまでの新作ラッシュは!?」
一人の男? まぁ女じゃなさそうだ。が、目の前のモニターに写った文字を見て悲鳴を上げる。
彼の名は病的。ヤムスレの作品保管庫と言う名目のサイトを経営している。
その仕事量はかなり多い。それでも、自分がサイトを更新することで楽しんでくれる人が、喜んでくれる人がいるなら……
そう考えれば、彼にとってこの程度の仕事量は何ら苦痛ではなかった。
しかし、今回ばかりは話が違う。これは多すぎだ。
「ヤムスレに人が沢山来るのはいいが……なんで、一度にここまで大量の作品が入ってくるんだ!?」
マウスでページを下に送りながら、病的はひとつひとつの作品を丁寧に読んでいく。
「しかも、ほとんどがパッと思いつきで書いたような物じゃねーか。大体剣客浪漫湛って何だよ、1レス作品かよ。しかも続くのかよ」
泣き言を言いながら、病的は更に下へとページを送っていく。その目には大粒の涙がもうちょっとで見えそうな感じだった。
「ヤムロット伝3がまた始まるし、何かいろんな奴がコテハンになるし……もうやっとられんわ!」
だが、彼には自分の仕事を放棄することなど出来なかった。
自分の仕事は、誰かの役に立っていると思っているからである。
そして実際に役に立っている。まとめサイトでの作品の読みやすさはかなりのものがあるからである。
頑張れ、病的。負けるな、病的。
つーか、俺的に君が負けるといろいろ困る。
だからと言うわけではないが、とにかく頑張れ、頑張ってくれ病的。
終わり
- 279 :Classical名無しさん:04/07/24 11:19 ID:r7mla8hs
- ↑刀以上にうぜえ、氏ね
- 280 :Classical名無しさん:04/07/24 11:23 ID:xfBBvJnE
- ヤムロットキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
- 281 :Classical名無しさん:04/07/24 11:28 ID:edPTCVBw
- >>279
パッと思いつきで書いた作品の作者キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
- 282 :Classical名無しさん:04/07/24 11:29 ID:VjyrpG6U
- >>279
>>278 の文章の中で貶された作者の方ですかな?
- 283 :Classical名無しさん:04/07/24 11:35 ID:bv6CZSO.
- ヤムロット伝作者さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
これからの新作楽しみにしています。
- 284 :k:04/07/24 13:02 ID:5xUbE2PE
- >ヤムロット伝期待してます!!
ヤムチャ様が活躍してくれそうですね
>戦争と平和
ポイントが足りずに仙豆がもらえない悟空・・・
初めての展開ですねー。
いや、かなり楽しいです。
>>263 いや、剣客はまだコメントできるほどの材料が無かったもので……
- 285 :剣客浪漫湛ヤムチャ:04/07/24 13:40 ID:RSYXktd2
- 第二話「ピッコロとの勝負」
ヤムチャ「食らえピッコロ!狼牙風風斬りー」
ピッコロ「甘いわ! まかんこうさっぽうー」
ヤムチャ「おそいっ」
ブルマ「きゃー」
ヤムチャ「しまったブルマー」
ピッコロ「貴様がよけるからだ」
ヤムチャ「許さんぞ、ぴっころー」
続く
- 286 :フンババ:04/07/24 13:43 ID:RSYXktd2
- どうも、フンババです。
>温泉饅頭さん
面白いですね、見習いたいです
>チャパプットさん
とても面白いですね。けど、もうちょっと描写を細かく書いたほうがいいと思います
>戦争と平和さん
珍しいタイプの作品ですね。どうしてああいう状況になったかを詳しく書くともっとよくなると思います。
>青龍刀さん
とても面白いです。僕も青龍刀くらいの作品を書きたいと思います
- 287 :Classical名無しさん:04/07/24 13:48 ID:8JP6vF/E
- あほかい
- 288 :Classical名無しさん:04/07/24 13:48 ID:0iy/SYwk
- 新手の荒らしか。
作品保管面倒になるから控えてくれ
- 289 :フンババ:04/07/24 13:49 ID:RSYXktd2
- 僕に言ってるんですか?
すいません、これからよくなるように頑張ります
だから大目に見てください
- 290 :Classical名無しさん:04/07/24 15:08 ID:3Qlr0DYw
- >>288
病的?
- 291 :Classical名無しさん:04/07/24 15:11 ID:3Qlr0DYw
- >>288
悪い、ひとつ聞いていいか?
誰がお前にんなことを頼んだんだよ? なぁ。
どうせただのROMなんだろ? えらそうにしゃしゃり出てくんじゃねぇよ
もしも病的さんならごめんなさい。
- 292 :チャパプット:04/07/24 16:02 ID:aqoKf3Lw
- 描写不足か・・・
まぁだんだん直して生きたいと思います(たぶんおそらくきっと)
では投下したいと思います
其之八から行きます
くどいようですがつまらなかったら読み飛ばして結構です
- 293 :チャパプット:04/07/24 16:01 ID:aqoKf3Lw
- 其之八 爆発に耐えた地球人
「それよりドラゴンボールがここの近くにあったら俺たちの不老不死もなくなるんだぞ」
「そうだな・・・
って・・え・・?」
ベジータがナッパにそういったときナッパはある異変に気づいた
都を崩壊させたときの煙が引いてくる
そして一人の影が見えてくる
スキンヘッドナッパはこれにいち早く気づいたらしい
影の正体は・・・
金持ち風のおばちゃんだった
しかも無傷ではないか
「ベジータ!!こいつの戦闘力を測ってくれ!」
ナッパは少し驚いたようだ
自分の攻撃に耐えうる地球人がいたことに・・
- 294 :チャパプット:04/07/24 16:04 ID:aqoKf3Lw
- 其之九 びびるM
「どれ・・・」
ベジータはスカウターでおばちゃんの戦闘力を測る
ピピピピピピ・・・ピ〜〜〜〜ッ!!!!
ボンッ!!
いきなりスカウターが爆発した!
「ど・・どうしたベジータ!!」
いきなりのことに驚くナッパ
「故障かどうかは分からんが・・・
戦闘力2万を軽く超えたところで爆発した・・・」
「二万以上だと!?そんなはずはねぇ!!故障だぜぇ!!」
ハゲはびびりながら言う
「・・・ナッパ!!ここは退くぞ!!
故障だとしてもただの一般人だし故障じゃなかったら俺たちに勝ち目はない!!
まずはカカロットの仲間を殺すのが先決だ!!」
「・・確かにな
しかし二万以上は絶対に故障だぜ・・・」
そういってびびるベジータとナッパは空を飛びその場を去る
しかし彼らは気づかなかった・・・
おばちゃんは本当は自分たちが恐れる相手『フリーザ』よりも強いことに・・・・
「ふっ・・私の戦闘力にびびったようね」
おばちゃんは去り行くスキンヘッドとMを見ながら言うのだった
- 295 :チャパプット:04/07/24 16:04 ID:aqoKf3Lw
- 其之十 決戦のとき 近づく
空を飛びながらベジータは予備のスカウターをつける
「もしものときを考えて予備を持ってきて正解だったぜ」
もしもとはどんなもしもなのだろうか・・?
ベジータのスカウターはある巨大な二つの戦闘力を見つけた
「おい見ろよ
あっちのほうにでかい戦闘力が二つ集まってるぜ
遊びに行ってやろうぜ」
「おいおいお遊びが好きだなベジータは
このまえだって積み木で遊んでたじゃねぇか」
ナッパは笑いながら言う
気持ち悪いんだよこのひげ 笑うな
っていうかベジータよ、あっちってどっちだ
- 296 :チャパプット:04/07/24 16:05 ID:aqoKf3Lw
- 其之十一 来たるサイヤ人
「来る!!奴らはここに来るつもりだ!!」
天津飯は叫ぶ
ちょうどこのとき美白男と修行中だった
いつもこの男は美白・・餃子とともにいる
餃子が時々(こいつホモじゃねーの?)とか思うぐらいだ
「大丈夫だ
俺たちは一年前とは比べもんにならんほど強くなった」
「当たり前だ
キモイんだよこの三つ目」
餃子は天津飯にあまり良い感情は持ってないようだ
っつーか神様はやっぱり高みの見物を決め込むんだろうな
地球のため神様なら戦えよ
- 297 :チャパプット:04/07/24 16:06 ID:aqoKf3Lw
- 其之十二 助っ人
天津飯と餃子はジュースをすすりながらサイヤ人を待っている
餃子がコカコーラで天津飯がミルクだ
何でリラックスしてるんだこいつら
と・・そのとき
黒人アフロが餃子たちの前に現れた
「何だお前
どっかで見たことあるな」
餃子が口にする
「ほらあいつだ
八手拳とかいう足元お留守な技使う奴」
「あぁ!チャパ王か!」
餃子はヤムチャのことは忘れてもチャパ王のことはうっすらと覚えているのか
これじゃぁヤムチャの存在価値がほとんどないではないか
「私も神様の依頼でここにやってきた」
チャパ王が髪にムースをつけながら言う
でもチャパ王が仲間になってもなぁ・・・
足元がヤムチャと同じくらいお留守だし
- 298 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/24 17:47 ID:J5bLj26E
- 第三十六話「ビビディバビディブウ」
「ビビディがブウを封印したんですが、その息子バビディが………」
長ったらしい話が続く。
「フリーザ程度なら一撃………」
「(まだ続くのか)」
イライラを態度には出さないが………
「それならやめますよ!ヤムチャさん」
「あの野郎、心も読めるのか」
そうこうしている内に、バビディの宇宙船に着いた。
「さあ、いくぞ」
気を消して、行こうとするが
「お待ちなさい!!!」
「シッ、声がでかい」
界王神がでかい声を出したせいでダーブラに気づかれた。
「あれは、魔界の王ダーブラ!!!仲間にしていたとは………」
間をあけずにすぐに言って、自分の失態を誤魔化そうとしているのが、ヘタレだったヤムチャには分かる。
「何の用だ」
ダーブラは戦闘体制に入り、得意の唾攻撃でヤムチャが石化………
とはいかず、主役はさすがに石化しなかったが、天津飯が石化。
しかし、宇宙船に誘うように、逃げていった。
「追うぞ!!!」
「お待ちなさい!!!!」
Z戦士達はもちろん無視、界王神もついていかなければならなくなった。
- 299 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/24 17:48 ID:J5bLj26E
- 「ようこそ、我が宇宙船へ」
船内アナウンスが聞こえる。
と、その時、ドアが閉まってしまった。
「罠だったか!!!!!」
一人驚く界王神を尻目に一人目の刺客、プイプイが現れた。
ダメージが大きいと魔人ブウが復活してしまうので一人ずつ戦うことに、
戦う戦士はじゃん拳で決めることになった。
「くっ、目潰しか!!!」
「さっさと決めろ!!!」
プイプイがキレているのを見て、仕方なくじゃんけんで決めることに。
30分後、ついに勝者は決した。
「ボクだ」
餃子である。
「やっと決まったか」
プイプイは相当ご立腹の様子。
プイプイとの戦闘が始まる、餃子は片手超能力、超どどん波のコンボではめていった。
バビディが場所を変えても、意味がなくプイプイは瀕死状態に、
餃子はかつて、フリーザがクリリンを倒した時のように、超能力で空中に浮かせ、
かつて、ピッコロがラディッツを倒した時のように、超どどん波で心臓を貫いた。
「勝った!!」
餃子が子供のようにはしゃぐ。
そして、第二ステージ、ヤコンとの対戦。
餃子を除く、六人のじゃんけんでクリリンが勝利。
続く
- 300 :Classical名無しさん:04/07/24 18:04 ID:8kjJqFJo
- >>290-291
違いますよw
>>278
笑いました。応援(?)なのか煽りなのかよくわかりませんが。
まぁ作品がたくさん入ってくるのはかまわないんですが(途中から過去の作品を補完するほうが
よっぽど大変だったので)
書き逃げや騙りのほうがよっぽど大変…というか残念です。それよりもパソコンがボロなので
パソコンで他の仕事をしているときに簡単に編集できないというのが大変ですね。もう5年くらい
使っているもので……。
>ヤムロット
まさか3を書いてくれるなんて思いませんでした。個人的に好きなので頑張って下さい。
- 301 :Classical名無しさん:04/07/24 18:07 ID:e7dZNzSY
- 正直、もう勘弁してくれ…
青龍刀伝説だけでも荷が勝ち過ぎるというのに、
それを堂々と下回るつわものが続々と…
- 302 :Classical名無しさん:04/07/24 19:34 ID:4r0lfIL.
- 面白い→saiyan 3年間 ヤムチャのお話し
まあまあ→wulf 赤いリボン ヘタレ王 温泉饅頭
つまらない→青龍刀 剣客
これから?→ヤムロット ヤム隠し
- 303 :Classical名無しさん:04/07/24 20:21 ID:BuukiBkM
- 神→ヤムロット saiyan ヤムチャのお話し 温泉饅頭
面白い→3年間 ヘタレ王 wolf
普通→ヤムま
カス→青龍刀 剣客
- 304 :Classical名無しさん:04/07/24 20:58 ID:Wn5zjN8Q
- 語ろうぜスレの奴らが流れてきたな・・・
向こうで勝手に語る分には構わないが、こっちにまで突撃してくるなよ・・・
- 305 :k:04/07/24 21:34 ID:5xUbE2PE
- 3年間
------------------------------
第18話 真実と現実と
------------------------------
俺はひとまず家へと戻った。
ラルフに、謎掛けのような話を聞かされ、
どこか煮え切らない気持ちだ。
帰るなり、俺はプーアルに警察で聞いた話を聞かせた。。
「……ってワケだ。
なぁ、プーアル、お前はどう思う?」
「うーん。難しい事件ですねぇ。
でも、これだけ沢山の人が失踪しているわりには
あまりにも目撃者が少ないですよねぇ・・・」
プーアルがふとした疑問を言う。
確かにそうだ。
ランファンの失踪を聞いてから丸4日が過ぎた。
だが、目撃者として名乗り出たのは、あの女一人だけ。
ランファン以前にも10数人の若い女性が同じ事件にあっている。
ざっと2〜3週間は連続して起きている事件だった。
警察では同一事件とみて調べてるようだが、
それにしては情報が少なすぎる。
- 306 :k:04/07/24 21:34 ID:5xUbE2PE
- 「う〜ん、街での聞き込みにしても、
全然知らないって人ばかりだったからなぁ。
かなり計画的な犯罪なのは間違いないだろうな」
「う〜ん」
結局 俺とプーアルだけでいくら考えても行き詰ってしまう。
俺たちは明日から、『あの店』の付近を中心に調べる事にして、
遅めの夕飯を取り、眠りについた。
俺は相変わらず、寝付けない夜を過ごす事となった。
次の日から俺は、目撃者の証言の『あの店』に何度も足を運んだ。
無論、警察もとっくにその店は調査済みだったのだが、
危険という事もあり、夜の捜査は控えられていた。
そこで俺は、警察が動かない時間帯に重点的に調査を行っていた。
そもそもそんな犯罪が起きるのは大抵が夜だろう。
俺は、どうにかして事件の手かがリが得られないか、と苦心していた。
- 307 :k:04/07/24 21:34 ID:5xUbE2PE
- だが、事件当日の、その時間に働いていたという店員も、
はたまた常連客の連中も、または通行人も、
誰一人としてその事件を目撃したものは居なかった。
あまつさえ、店員にランファンの写真を見せても、
見た事がないという始末だ・・・。
『ランファンのことを見た』という人物は皆無だったのだ。
そう、あの女を除いて……
ラルフに遅れる事2日、俺はようやく彼の思考に追いついた。
『あの女は何か怪しい』
俺は、彼女を監視させる事にしたラルフに感謝する。
あくまでも念のためだったのかもしれないが、
それでも彼の思慮の深さには感心するばかりだ。
俺は警察へ向かうと、ラルフに一連の経過を報告し、
もう一度、あの女に会うことを打診した。
- 308 :k:04/07/24 21:35 ID:5xUbE2PE
- 「と言うわけで、もう一度あの女性に会えませんかね?」
「う〜ん・・」
ラルフはちょっと渋ったが、
「いいでしょう、但し我々警察の人間も同行させてもらいますよ
いいですか?ヤムチャさん」
と言って認めてくれた。
「は、はい。もちろんです。ありがとうございます!」
ラルフの指示により、彼女には内緒で尾行が付いていた。
尾行役の彼らの話を聞く限りでは、特に不審な動きは無かったという。
俺とラルフ、そして若い新米の刑事と3人で彼女の家へと向かう事となった。
今度は警察署ではなく、女性の家での会談だ。
自宅のほうが何かと落ち着けるだろうから、彼女も話しやすいだろうとの配慮だ。
俺は十中八九、彼女は犯人グループの一味だと思い込んでいた・・・
「ラルフさん、、、やっぱりあの女は怪しいですねぇ・・」
と問いかける。
百戦錬磨の刑事であるラルフの同意を得られれば、、、
などと思っていたのだが、結局は、ラルフは俺の想像の
常に一歩先を行っている事を思い知らされる事となった。
- 309 :k:04/07/24 21:35 ID:5xUbE2PE
-
「ほっほっほっ」
相変わらず達観したような笑いで返すラルフ。
「いやいや、ヤムチャさん・・
『怪しい』という事は、きっと犯人とは関係ないって事ですよ…」
「いっ!?」
どういう事だ??俺は思わず驚き、すっとんきょうな声を上げてしまった。
「ど、どういう事です??」
「これほど複雑で、事件の痕跡を残さないような犯人が、
いかにも『怪しい』と思われる行動はしないでしょう?」
あぁ、そうか・・。
ラルフの言うとおりだ・・・
俺は、改めて自分の考えの浅さにウンザリした。
こんな事件を起こすような奴らが、
俺ゴトキに疑われるような怪しい行動を取るはずが無い。
コレは何か裏があっての行動だ・・・
「もし本当に犯人グループの一員だとしたら、
真実を喋る可能性がある・・・
それは向こうにとっても非常にマズイでしょう。
恐らくはあの女性は事件のことなど、何も知りませんよ。
何も・・・ね」
- 310 :k:04/07/24 21:35 ID:5xUbE2PE
- 「ですけど、これはチャンスですよ、、、
一般の人が、急に目撃者として名乗りでる事はありません。
犯人側から、何かしらの接触があったのは間違いないでしょう…
それに恐らく彼女は素人ですから、
犯人よりも、脅しとかには弱そうですからな。
ほっほっほっ」
この男、、、さすがに幾多もの事件を解決してきただけあって、
いざという時には頼りになりそうだ……
優しそうな笑顔の裏にある、芯の強さを感じ、
俺はラルフという男を尊敬し始めていた。
彼のお陰で、この所の俺の中での警察への信用度は上がりっぱなしだ。
そうこうしてるうちに、俺たちは彼女の家に辿り着いた。
車から降りて、チャイムを鳴らす。
都会には珍しい一軒家で中々に広い家のようだが、彼女は独り暮らしだろうか?
中々出てこない。
2度ほど鳴らした後、しばらくしてようやく反応が返ってきた。
『True and Fact』
- 311 :k:04/07/24 21:44 ID:5xUbE2PE
- ちょっと最近ダレた展開になってますね。すみません。
もうちっと上手く書けたら・・・と思います。
はぁ・・・ダメポ。がんばります。
個人的には、サイヤンさんの復帰を楽しみに待ってまつ!
>病的さん
保管タイヘンでしょうけど、頑張ってください。
というか、ありがとうございます。
- 312 :剣客浪漫湛ヤムチャ:04/07/24 22:26 ID:PymJFOEI
- 最終回「戦えヤムチャ」
ヤムチャ「許さんぞピッコロ!うおおおおっ!」
ピッコロ「なにっこの力はっ!」
ヤムチャ「貴様への怒りが、俺を最強の戦士にしたんだ!」
ピッコロ「う、うわぁぁぁぁ」
ヤムチャ「砂漠のハイエナ流・新狼牙風風斬ー!」
ピッコロ「うわー」
こうして、世界は平和になった
これからもヤムチャは世界平和を維持していくだろう
終わり
- 313 :フンババ:04/07/24 22:27 ID:PymJFOEI
- どうもこれまで剣客浪漫湛ヤムチャを読んでいただきありがとうございます
じかいからは「幕末剣客伝ヤムチャ」を書きますのでどうかよろしくお願いします
- 314 :Classical名無しさん:04/07/24 22:40 ID:0iy/SYwk
- 期待してます。次もがんばってください。
- 315 :脱糞の狼:04/07/24 22:44 ID:zBXKZibg
- 強敵の登場についていけず、武道家としての人生を辞めたヤムチャ。
現在はAV男優として、女優の顔にうんこを落とすというスカトロ男優として活躍していた。
ある日のこと。
「はぁ、こんなんでいいのかな〜俺」
ぶらぶらと歩くヤムチャに女が声をかける。
「ヤムチャさん、先日あなたにうんこをかけてもらった涼子です。
ワタシ、顔に顔面神経痛があって・・・いつも薬で抑えてたんです。
でも副作用がひどくって、いつも苦しんでました。
こないだのビデオの撮影の時、あなたにうんこをかけてもらってから
神経痛が消えたんです!医者も驚いてました。なぜって。うんこのおかげなんていえませんけど。
とにかく、ありがとうございました!」
女は去っていった。
こんなことで人に感謝されることもあるんだ・・うんこを出しただけで・・。
ただ、生き物が生きていくための仕事を行っただけで・・・。俺のうんこには人を幸せにする力がある・・。
それからヤムチャは自分のうんこを加工して作った薬を開発。売り出す。
ビジネスは大成功。ヤムチャのうんこ薬は、癌などの末期症状すら改善するほどの効果を見せる。
そして、今までうんこに対してもたれていたマイナスイメージは、
難病にも効く神の物質としてのプラスイメージに変わっていったのである。
完
- 316 :脱糞の狼:04/07/24 22:45 ID:zBXKZibg
- うんこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
- 317 :真・うんこ ◆fdgD8zBc :04/07/24 22:48 ID:zBXKZibg
- こちらにSSを投下するのは初めてですね。
今回の新作では、少しまじめな感じに仕上げました。
次作も作成中ですので楽しみに待っていてくださいね。
- 318 :Classical名無しさん:04/07/24 23:09 ID:DrSiJ/9U
- もう終わったな。
サイヤン作者は>>221辺りで痛い自作自演かますし、三年間はヘボ作品にまでマンセー評価して奴らを調子に乗らせるし
まともそうだった赤リボンも消えたし、昔の話だがサイヤ人ヤムチャも来ないみたいだし
それに変わって変な奴ばっか出て来るし・・・・・・
本当、もう終わったな。
- 319 :Classical名無しさん:04/07/24 23:16 ID:6g3VhQi2
- >>318
なるほど、>>221=>>223=>224ってところか。
痛い発言してから自分でフォローしたと考えると、辻褄があうな。
- 320 :Classical名無しさん:04/07/24 23:24 ID:sGqy/ybM
- ところで、ヤムチャのお話ってなんですか?
上のほうで神とかいわれてるけど、さっぱりわかりません
元となったネタでもあるんですか?
- 321 :Classical名無しさん:04/07/24 23:43 ID:Wn5zjN8Q
- >>318
ヤムスレが荒れるのは毎度のことだろ
AFスレの時の過疎化、バキスレとの戦争、しりとり荒らし、
それに、夏厨、冬厨、春厨にも耐えてこの2年間やってきたんだ
ちょっと荒れたくらいで弱気になりなさんなって
セミの声が聞こえなくなる頃にはまたいつものヤムスレが帰ってくるさ
- 322 :Classical名無しさん:04/07/24 23:45 ID:tFYDAkME
- >>それに、夏厨、冬厨、春厨にも耐えてこの2年間やってきたんだ
年中じゃねぇか!
>>セミの声が聞こえなくなる頃にはまたいつものヤムスレが帰ってくるさ
1ヶ月以上先じゃねぇか!
- 323 :Classical名無しさん:04/07/24 23:57 ID:pgtzQjGY
- >>319
一度目の自演で名前消し忘れたんだろうな
だいたいただの煽りだったらサイヤンをかばうような発言しないだろうし。
しかもフォローの仕方も痛いし。
救えねえ
- 324 :Classical名無しさん:04/07/25 00:25 ID:yPinUYjU
- やはり、語ろうぜスレが活性化するとこういう事になるのか・・・
>>322
秋は安全圏だろ。でも君のレスは不覚にも笑った。
ところで、AFスレって何?アナル・ファック?
- 325 :Classical名無しさん:04/07/25 01:50 ID:BP8D/Czs
- 自演してようとなんだろうと続きが読みたい
- 326 :幕末剣客伝ヤムチャ:04/07/25 02:25 ID:y5GO3OlE
- 時は幕末――
尊王と佐幕、攘夷派と開国派が互いに熱く己の主張をぶつけ合っていた時代――
そんな時代の江戸に、一人の男がいた。
第一話「ヤムチャ、颯爽と登場」
「暑ィ〜〜」
あまりの暑さに、俺は目を覚ました。そのまま手近にあった団扇を掴む。
身体を起こしながら、団扇を扇いだ。が、熱気はまったくもって引く気配を見せない。
「ったく、夏だってのはわかるが……どうなってんだよ、この暑さは!」
叫ぶと、余計に汗が出た。少し後悔しながら、周りを見渡す。
ボロッちい貧乏長屋のうちの一部屋、それがこの部屋だった。
見れば、部屋の窓や戸などはすべて締め切ってある。どおりで暑いはずであった。
「これじゃひきこもりハウスだな……」
よっ、という掛け声を上げて立ち上がり、壁に立てかけてある刀を手に取った。
それを腰に下げながら、長屋の片隅に置かれた桶へと近づく。
桶に並々と水が張られているのを確認してから、俺はその桶の中に頭を突っ込んだ。
ごくごくとぬるくなった水を飲みながら、顔も同時に洗う。
気持ちもさっぱりした所で、俺は桶から頭を出した。手ぬぐいで頭を拭き、細い縄を使って髪の毛をまとめた。
「さて、気持ちも落ち着いたところで、道場にでも顔を出すか……」
- 327 :幕末剣客伝ヤムチャ:04/07/25 02:25 ID:y5GO3OlE
- 俺はのんびりと大通りを歩いていた。
辺りには、様々な人がそれぞれの目的を持って歩いている。
ここ江戸には、全国各地から様々な人間が集まっている。
そのせいか、丁髷を結うこともなく、だらしなく伸ばした長い髪をただまとめているだけの大男――しかも、腰には大振りの刀を差している――を見ても、気に留めるものは誰一人としていない。
……まぁ、その大男とは俺のことであるが。
俺の名はヤムチャ。生まれはこの国ではなく、別の国から渡ってきた渡来人だ。
渡ってきた、と言っても、自分の意思で来たわけではない。赤ん坊の頃、この国に偶然流れ着いただけだ。
恐らく、自分は捨てられるか何かしたのだろう。
気付くと、俺の手は自然と腰の刀に伸びていた。
この刀は、この島に俺が流れ着いたときに俺が握っていた物らしい。
そんな記憶はまったく無いが、拾ってくれた恩人がそう言っているのだからそうなのであろう。
刀の銘は「狼牙」。狼の牙をモチーフにして作られたようにも見えることから「狼牙」と名づけられた。
ちなみに、俺の名前「ヤムチャ」もその恩人がつけてくれたものだ。
……と、俺が昔のことを懐かしみながら――と言っても、覚えてはいないのだが――歩いていると
「キャー!」
なんて、典型的な「悲鳴」が裏通り辺りから聞こえてきた。
- 328 :幕末剣客伝ヤムチャ:04/07/25 02:26 ID:y5GO3OlE
- 俺は、急いで路地裏に駆けつけた。
ここは昼間でも真っ暗で、犯罪の発生率が特に高い。
先日も「尊皇攘夷」の名の元に異国の人間や国賊を斬る「天誅」が行われていた。
そんな場所から悲鳴が――しかも、恐らくは若い女性のもの――が上がったのだ。すぐに駆けつけるのが当然だろう。
だが、俺が近づくのに感づき隠れたのか……路地裏には、誰もいなかった。
「何だ、オレの空耳だったのか?」
不審に思いながら、路地裏の闇にじっと目を凝らす。
そのまま神経を集中させ、気配を探った。
……と、かすかだが「人の息」が聞こえてくる。
俺はその音のするほうへと素早く目を向けた。それと同時に地面に転がっている小石を、息が聞こえたほうへと蹴り飛ばす。
「いてっ!」
石が当たったのか……まったく緊張感の無い声が、やはり気配のあった場所から上がった。
「お主、いきなり何をするのだ!」
そこにいた男が立ち上がり、こちらを睨む。その手にはしっかりと刀が握られていた。
「返答しだいでは……ただでは済まさんぞ!」
叫び、その手に握った刀を鞘から抜く。
スラッと子気味のいい音を立てて抜かれたその刀身は、ところどころ刃毀れし、ボロボロだった。
どうやら、この男はそんなボロで本当に俺を斬れると思っているらしい。
――この、俺を。
- 329 :幕末剣客伝ヤムチャ:04/07/25 02:26 ID:y5GO3OlE
- 自然と、喉の奥から笑いがこみ上げてくる。
クックックッと、どうやら声に出して笑っていたらしい。男が不気味そうにこちらを見た。
何か言わなければと思ったが、考えるのが面倒くさい。
結局口から出た台詞は、俺が本心――心の底から――思っていることだけだった。
「そんなボロボロの刀で、本当に俺を殺せると思ってるのか?」
笑いながら言って、男に近づく。近づきながら、俺は腰に下げていた刀を抜いた。
輝く刀身を隠そうともせず、刀が抜かれる。
「貴様……武士の魂を愚弄しおったな! 覚悟ッ!」
叫んで、男が飛び込んでくる。その動きはただ直線的な単純なものだ。
――確かに、あれなら一般人くらいは殺せるだろう。だが、俺には遅い――!
飛び込みながら突きを放ってきた男の剣先を、俺は右に跳んで避けた。
そのまま男の肩口に強烈な振り下ろしをお見舞いする。
あれだけ威勢のよかったその男は、そのたったの一撃であっさりと昏倒した。
「勝負あったな……さて」
男が起き上がらないのを確認しながら、俺はもうひとつ感じた気配のほうへと目を向けた。
「そろそろ出てきてもいいんじゃないか? こっちには敵意なんてないからさ」
なるべく優しく聴こえるように言う。そこにいる人間に敵意の無いことはわかっていた。
だからであろう。案の定、俺が目を向けているところから一人の人間が姿を現した。
- 330 :幕末剣客伝ヤムチャ:04/07/25 02:27 ID:y5GO3OlE
- 「よう、あんたがさっきの悲鳴の主かい?」
出て来た人間を見つめながら、聞く。
「え、ええ……あの、あなたは?」
「俺はヤムチャ。端正な顔立ちをした男前、ヤムチャだ」
自己紹介をしながら、俺は彼女近づいた。
しゃがんで、倒れている彼女の手を取り立ち上がらせる。
「あの、ありがとうございました」
顔を赤くしながら目の前の少女は俺に感謝の意を述べた。
「それじゃあ、これで失礼します」
言って、彼女は路地裏の入り口――つまり、大通り――へと走っていった。
だが、俺は彼女の名前を聞いていないことに気付き、彼女の背中に言葉を投げかける。
「君の名前はなんて言うんだい!?」
それを聞いて彼女は振り返った。顔に満面の笑みを――ひまわりのような――浮かべて、こちらに手を振りながら言った。
「ブルマです!」
それだけ言うと、彼女は大通りへと……今度こそ、走り去っていった。
それを見送り、俺は視線を倒れている男に向けた。
「う……うう……」
峰打ちだったお陰か、男は死んだわけではないようだった。
少し安心してため息をつき、俺もこんな路地裏からはとっととおさらばすることにした。
続く
- 331 :フンババ:04/07/25 02:29 ID:trBGa8Lk
- というわけで頑張ります
頑張りますのでこれからもよろしくおねがいします
- 332 :Classical名無しさん:04/07/25 03:41 ID:MIqjZtkE
- もうこれでサイヤンは逃亡だな。ようやくウザいのが消えて
くれて良かった良かったwww
- 333 :ヤムロット伝3:04/07/25 09:41 ID:5e4Ksaew
- プロローグ2「キングキャッスルの戦い」
プーアルを抱えてキングキャッスルに向かうヤムチャ。
鳥をも超えるかのような猛スピードでしばらく飛び続けていると、それらしき建物が見えてきた。
とりあえず近くに降りてみる。
「よう。キサマただの地球人じゃないな。何者だ?」
突然、オデコがとってもお留守な男が話しかけてきた。
(あ、ベジータ!そういやこっちの世界ではオレのこと知らないんだっけ・・・)
ヤムチャはベジータの問いに答えもせず何やら考え事を始めているようだ。
「おい、キサマちゃんと質問に答えろ。今すぐ殺されたいのか?」
「・・・オレの名はヤムチャ。クールな眼差しホットなハート、うわさのキチガイとはオレのことさ」
「そ、そうか。で、何しに来たヤムチャ?ここはフリーザ様の直轄地だとわかっているのか?」
どうやらベジータはフリーザの配下みたいだ。
ベジータの問いに対し、ヤムチャは意外な返事をする。
「オレは・・・フリーザ様にドラゴンボールを献上しに来たんだ」
プーアルが「え?」って感じの表情でヤムチャを見た。
ヤムチャには何か考えがあるのだろうか。
「ど、ドラゴンボールを持っているのか・・・!?」
ベジータがかなり驚いている。
ドラゴンレーダーのないフリーザ軍はボール探しがなかなかはかどっていなかったのだ。
そしてその間に神がレーダーを使って集めたのである。
もう既に願いが叶えられてただの石ころになっていることなどフリーザ軍は知るよしもない。
突然、ベジータのスカウターに通信が入った。
「ベジータさん。その方をキングキャッスル内に通してあげなさい」
「・・・はっ、はい!フリーザ様!」
スカウターの通信機能を通してフリーザに聞かれていたらしい。
「ちっ・・・案内してやるからついて来い!」
ベジータが歩き出す。ヤムチャとプーアルもそれに続いた。
- 334 :ヤムロット伝3:04/07/25 09:43 ID:5e4Ksaew
- 「ヤムチャさま〜・・・いったいどういうつもりなんですか?」
プーアルが小さな声で尋ねる。
「プーアル、オレはフリーザ軍を全員倒す必要はないと思うんだ。
フリーザだけを倒せば部下たちはビビッて地球から退散するだろ?
無駄な殺し合いをせずにフリーザに近づくにはこの方法が一番だと思ったのさ」
なるほど、と目からウロコが落ちたプーアル。
一方、二人の前を歩いているベジータは前髪が抜け落ちていた。
そんな抜け毛王子ハゲータは扉の前で立ち止まった。
「この扉の先にフリーザ様がおられる。
確認しとくが、本当にドラゴンボールを持ってるんだな?ちょっと見せてみろ」
「え?ああ、見せるからちょっと待ってくれ」
ヤムチャがプーアルを連れて曲がり角のとこまでダッシュする。
こっそりプーアルがドラゴンボールに化けた。そしてベジータのところに戻るヤムチャ。
「はい、これ」
「これが・・・ドラゴンボールとはこんな小さかったのか。
なかなか見つからんわけだ。よし、いいだろう。入れ!」
ベジータが扉のロックを解除して開ける。
中に入ると、そこにはフリーザと部下が数人いた。
「はじめまして、うわさのタフガイ・・・さんでしたっけ?」
「いや、名前はヤムチャだから。あと、タフガイじゃなくてキチガイな」
「オッホッホ・・・これはこれは失礼しました」
フリーザがニヤリと微笑む。丁寧なしゃべり方が逆に不気味であった。
「さっそくですがヤムチャさん、そのドラゴンボールを渡していただけますか?」
「へっ悪いけどそんなもんをやる気はさらさらないぜ。かわりにオレの拳をプレゼントしてやらぁ!」
「そうですか」
あれ、思ったよりフリーザが動揺してないな、とヤムチャは思った。
実力で無理やり奪うつもりなんだろうか。
でもこっちがドラゴンボール持ってるんだから手荒なマネはできないはず・・・。
- 335 :ヤムロット伝3:04/07/25 09:43 ID:5e4Ksaew
- 「フリーザ様、ドラゴンボールを確保しました」
「え!?」
なぜか、フリーザの部下のひとりがドラゴンボールを持っている。
ふと気付くと、ヤムチャが持っていたはずのドラゴンボールがなくなっている。
ドラゴンボールを奪われた!!(プーアルだけど)
「グルドさん、ご苦労です。そのドラゴンボールは保管庫に置いててください。
保管の作業は大変だと思いますが、私はとても感謝していますよ」
よく考えたらこのフリーザの発言はなんかちょっと不自然だ。
グルドがプーアルを持って部屋を出ていく。
予想外の出来事にちょっと焦るヤムチャ。
「さあヤムチャさん、どうやってドラゴンボールを見つけたのか教えなさい。それとも死にますか?」
なるほど、フリーザは最初からこうやって脅すつもりだったのだろう。
「ふざけたマネしやがって!ブッ殺してやる!!」
ヤムチャが高速スピードで襲い掛かる。そのスピードにフリーザも反応できない。
ドスッ!ヤムチャの拳がフリーザの胸を貫いた。
驚くベジータたち。
ヤムチャはそのままフリーザを投げ捨てる。部屋が血に染まった。
「お・・・おのれ・・・・・・地球人の分際で・・・!!」
フリーザが血を吐きながらも立ち上がり、そして変身しようとしている。
「無駄なあがきをしやがって。とどめの狼牙風々拳だ!」
ヤムチャが気を高めたそのとき・・・
〜⌒ヽ.
_.〜⌒ヽ. ピキッ〜´ `ヽ._.′ ヽ._.〜
〜´ `ヽ._.′ ヽ._ノ
- 336 :ヤムロット伝3:04/07/25 09:44 ID:5e4Ksaew
- プロローグ3「敗戦」
「えっ・・・」
突如、ヤムチャの体に異変が起こった。
まるで体にヒビが入ったようだ。体が割れそうに痛い。
力が抜けてゆく・・・!!
ヤムチャはその場に倒れこんだ。
そのヤムチャの頭を第二形態になったフリーザが踏みつける。
「なんだこいつ勝手に倒れやがって・・・こうなってしまったからにはさっきみたいに優しくはないぞ!」
口調の荒くなったフリーザがヤムチャを何度も蹴りまくる。
血反吐がのどにつまって呼吸もまともにできない状態のヤムチャ。
「フィニッシュだ!!」
フリーザがとどめを刺そうとした瞬間・・・突如部屋が爆発した!
足場が崩れ下の階に落ちる。突然のことに、フリーザたちは戸惑った。
爆発の影響により煙が広がっていて、周りが全然見えない。
煙が晴れたとき、そこにはヤムチャの姿はなかった。
「どこへ行った・・・!?このフリーザ様から逃げれると思うなよ!!」
フリーザが空から周辺の村を破壊しまくる。
普段は、どこにあるかわからないドラゴンボールまで消してしまわないように
大規模な破壊活動はひかえているが、この悪の帝王はキレたらなかなか手がつけられない。
- 337 :ヤムロット伝3:04/07/25 09:44 ID:5e4Ksaew
-
――――目が覚めるとそこはベッドの上だった。周りにはやけに髪の毛が落ちている。
「気がついたかヤムチャ」
ベジータが話しかけて来た。
「オレの部下に治療をさせておいたから、とりあえず体力は回復してるはずだ。
最も、キサマの体は既にガタがきていて完全には治らないらしいがな・・・」
ヤムチャは地球人としてはあまりにも強くなりすぎた。
もともと才能では他の戦士より劣ってるのに、無茶するからもう体の芯がボロボロになっていたのだ。
「・・・あの爆発はベジータの仕業か。どうしてオレを助けた?」
「フン。オレたちサイヤ人はフリーザに従っちゃいるが、裏ではあいつのことを憎んでいる。
フリーザに対抗できそうなキサマを生かしておけば都合がいいと思っただけだ」
「そうか。フリーザは?」
「怒り狂ってさんざん暴れたあげく、今はキングキャッスルで休んでいる。
キサマはもう死んだと思われている。この家はオレの専用だからお前の存在はバレてない。
スカウターの電源も切っているから盗聴される心配もない」
「暴れまわったって・・・まさか地球人を殺しまくったのか?」
「ああ。数百万人は死んだはずだ」
「クソッなんてことだ!オレのせいで・・・ッ!!」
ヤムチャは自分のヒザを何度も叩いて悔しがった。
ベジータは生え際に育毛剤を塗りながら言い捨てる。
「ここにいることをかぎつけられる前にさっさと行け。簡単に死ぬことは許さんからな」
- 338 :ヤムロット伝3:04/07/25 09:45 ID:5e4Ksaew
- ベジータの家を離れ、行くあてもなく放心状態で歩くヤムチャ。
ふと立ち止まる。
目の前に奇妙な格好をした男が立っていた。いや、正確には舞空術で少し浮いている。
「・・・誰だあんたは?」
「私は界王神という者です。もう少しでフリーザを倒せたのに惜しかったですね」
「界王神さま?見てたならあなたがあいつを倒してくれたら良かったじゃないですか!」
「下界での問題は下界で解決するべきなのです。
私は宇宙規模の危機のときにしか手を貸すつもりはないですから。それと・・・」
界王神が何かを投げた。それをキャッチするヤムチャ。
「そのプーアルとかいう猫は変化が解けてフリーザの手下にボコボコにされて
道端に捨てられていたので拾っときました。気絶してますが命は無事です。
・・・あなたのせいでたくさんの人間が巻き添えになって死にました。
逃げることは許されませんからね。頑張ってください。では」
どこかに飛びだっていく界王神。
「逃げることは許されない・・・か。やるしかないよな」
ヤムチャは再び歩き出した。
プーアルはヤムチャの背中の上で目を覚ました。
「お、起きたか」
ヤムチャはプーアルにことの経緯を説明する。
「え?ヤムチャさまの体がもうボロボロなんですか?」
「ああ、治らないらしい。仙豆でも無理だろうな。限界を超えたもののひずみか・・・」
なんか格好よさげな台詞をボソッと言ってみたヤムチャ。
反応をうかがうかのようにチラッとプーアルの顔を覗き込むが目をそらされた。
「ヤムチャさま、これからどうするんですか?」
「これからまずは仲間を集める。オレだけじゃ体がもたないからな。
戦力を整えて、それからフリーザ軍と全面戦争だぜ!」
(続く)
- 339 :Classical名無しさん:04/07/25 10:09 ID:iKMUOvG.
- >>332
お前は良くても俺は良くないんだよ。
そりゃ、本当につまらないと思ってるなら,無理に面白いとか言わなくていいけど,
続きを読みたいと思ってる人もいるんだから,もうちょっと言い方を考えろ。
- 340 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/07/25 10:11 ID:Jl8/URIg
- 「と、いうわけだ・・・悟空、どうする?」
ヤムチャは事の経緯を悟空に全て話した。天津飯はそこらへんで見回りをしている。しばらく悟空
は悩んだような表情をして、ヤムチャに向かってい言った。
「襲われた村か・・・たぶんドラゴンボールを狙ってる奴がほかにも居るんだろうな・・・よし、
オラはそいつを見つけて村を襲うのを止めさせる。ここの人達を救うのもドラゴンボールを集める
のもそれが一番早く済むはずだ。ヤムチャと天津飯はそのままドラゴンボールを探してくれ!」
「ちょ、ちょっとまて悟空!」
飛び立とうとする悟空の足をヤムチャが必死になって掴む。悟空が怪訝顔でヤムチャを見る。
「俺が危ないとかはお前考えないのか?!そりゃお前は強いからいいだろうけど!俺はお前とは違
うんだぞ!もし村を襲った奴らとでくわしたら・・・」
「怖いんだったら、ピッコロやポポと合流すればいいだろ?」
文の前半一部分だけ強調して、悟空が言った。顔は満面の笑みを浮かべている。
「こ、怖いわけじゃないが・・・天津飯!そうまた天津飯が壊れたら大変だろ!俺は別にいいんだ
けどなぁ!ほら俺って仲間思いだろ!だよな!」
「大丈夫だ。ここの神龍に頼めば死んでも壊れても二人とも元に戻れるさ!」
「それ以前に死んだり壊したりさせるな!」
笑みを維持させたままの悟空にヤムチャは掴みかかろうとするが、気づいたときにはもう天津飯が
うろついてるあたりを飛んでいた。天津飯が驚いて頭から地面に落ち、鈍い音を立てて動かなくな
った。その時にはすでに悟空は見えない場所まで行っていた。
「天津飯!あぁもう手間がかかる奴だな!」
ヤムチャは文句を言いながら天津飯の落ちていった地点へと飛んだ
- 341 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/07/25 10:12 ID:Jl8/URIg
- ↑sage忘れました。
- 342 :Classical名無しさん:04/07/25 10:26 ID:DM3s4g3A
- >>339
プ また自作自演か?www
そんな必死にならなくてもwww
- 343 :Classical名無しさん:04/07/25 10:56 ID:a51xNa8w
- お前らがサイヤンのことをどう思ってるかなんてどうでもいい。
確かに自作自演はうざい。それはそうだ。人格的にはいい奴じゃないだろう。サイヤン作者は。
だが、俺は作品が読みたい。別にサイヤン作者には何も期待しない。作品に期待してるんだ。
サイヤン作者が消えようがどうしようがどうでもいい。サイヤンキラーさえ続けば。
- 344 :Classical名無しさん:04/07/25 11:06 ID:cD/e2eC2
- 文章中のwの多さと知能指数は反比例する。
- 345 :Classical名無しさん:04/07/25 11:08 ID:wkDFeZBM
- サイヤン
- 346 :Classical名無しさん:04/07/25 11:13 ID:wkDFeZBM
- 語ろうスレの悪影響は凄まじいな。
- 347 :Classical名無しさん:04/07/25 11:14 ID:a51xNa8w
- 夏休みの影響も凄いぞ
- 348 :Saiyan killer:04/07/25 11:15 ID:DM3s4g3A
- >>343
氏ね
>>344
氏ね
>>345
氏ね
もうこねえよwww プゲラゲラwww
- 349 :Classical名無しさん:04/07/25 11:15 ID:sSsnnsF.
- そういや語ろうスレにここの作品批評があったな
どうする、貼っとくか?
- 350 :Classical名無しさん:04/07/25 11:17 ID:sSsnnsF.
- まぁ342=348=厨房ってのはどうでもいいとして
結局サイヤンはどうなるんだろうな。このスレの現状じゃ書き込みにくいだろうが
- 351 :Saiyan killer:04/07/25 11:21 ID:DM3s4g3A
- 作者です。もうやめます。自作自演してすいません。
おまえらなんか相手にしてられっかよwww バーカwww
- 352 :Classical名無しさん:04/07/25 11:32 ID:nYpMY/5A
- >>349
やめとけ。
とにかく語ろうぜスレに関係するものを
バキスレヤムスレには入れるな。
- 353 :Classical名無しさん:04/07/25 11:36 ID:sSsnnsF.
- >>352
∬ _,,,,,,,,,,_
∬ (=゚Д゚=) <肉スレにはいいのかよ……
━O(∇)O)
○-ω-◯
- 354 :k:04/07/25 11:45 ID:5xUbE2PE
- ちょっと、荒れてますね…。
>318
すみませんです・・・
自分が書いているものも、たいしたモノでは無いので、
なんとも言えないんですけど、
面白い作品が沢山読めたらいいなと思っていました。
>サイヤンさん
自分は、サイヤンさんの作品好きなので、できれば戻って来て欲しいです。
結構、来にくい状態かもしれませんが・・・
とにかく応援しております
>ヤムロット伝さん
強いヤムチャがそのまま活躍・・と思ったら違うんですね。
原作とは大分違う世界の中で、ちょっと弱ってしまった
ヤムチャさんがこれからどうするのか楽しみです。
とりあえず、早くスレが落ち着いて欲しいです。
いや、反感買いそうな発言かもですけど、
純粋にSSを書いたり、読んだりして楽しんでる人も
居ると思いますので、中傷や煽りは無くなってほしいです・・・
- 355 :Classical名無しさん:04/07/25 11:56 ID:CsSVTTkI
- 殺伐としたスレに救世主が!!
.__
ヽ|・∀メ|ノ ヘタレマン
|__|
| |
- 356 :Classical名無しさん:04/07/25 11:57 ID:nYpMY/5A
- >とりあえず、早くスレが落ち着いて欲しいです
青龍刀だのなんだのを煽ってる君に言う資格はないよ。
- 357 :Classical名無しさん:04/07/25 12:12 ID:nYpMY/5A
- >>353
肉スレなんかまったく機能してないからどうでもいい。
どころか、ここにいる荒らしを肉スレに集合させて隔離したいくらいだ。
- 358 :k:04/07/25 12:49 ID:5xUbE2PE
- >>356
煽ってる・・か。
いや、本当にそんなつもりは無かったんですけどね。
確かに自分の発言も悪かったのもあるかもしれないですね。
とりあえず自分は作品のみに集中します・・・
コメントは控えますんで宜しくです
- 359 :Saiyan killer:04/07/25 13:10 ID:DM3s4g3A
- おまえら、俺を待ってても無駄だぞwww
俺はもう書かないからな〜〜〜〜〜〜!!!!www
- 360 :Classical名無しさん:04/07/25 13:59 ID:Zb5OaS1Y
- 夏休みになって突然荒れ出したことから考えても,やっぱり犯人は
ガキだな。宿題しろよ。
- 361 :Classical名無しさん:04/07/25 14:07 ID:BP8D/Czs
- >>359
せめて342とIDを変えてからやってくれよ
痛いから
- 362 :]&rlo; ζンメ慰自ζ&lro; ◆moxGIsT6 :04/07/25 16:02 ID:h3xbayAk
-
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/::::::::::;;;;;) /ヘ /⌒\ 丶∠_____
(:::::/;;::::::;;;;;;) | へ : /___し ト〜 ー _
⊥::::::(;;::::;;;;;;;;;) ┌〜^~ /ー―ヽー/~) | / 丶〜
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)::::::;;;;し::::::::::;;;;;;;ノ | | ヘ 丿 rこノ~ノ⌒ー _;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ::Y \
し;:::::::::;;;;;;;;::::);;;;;;;;;;) y し〜⌒〜、/:: r |;;;: \ ;:: |:| 〜 _ \ \
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(;:(;:::::::;;;;;;;;;;;;ノ / / 人 ヽ: ノ;;;:: ゝ |:| r \ ヽ)
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(::::::::;;/ / | / ヽ | |;:: / |:| / \
(⌒  ̄ )ヽ //|/ \ |r;:/
r⌒  ̄ )し // ) \ )
- 363 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/25 18:42 ID:J5bLj26E
- 第三十七話「光と闇」
第二ステージは真っ暗な暗闇だった。
「グフフ、見えまい!!」
しかし、クリリンはヤコンの攻撃を軽くさばく。
「気を感じることで場所も分かるし、それに空気の流れとかで相手の動きも読める」
「な、なにっ!!!そんなことが」
「それに………」
クリリンの頭が光る!(まだ髪の毛は生えていない)
「こうすれば、見えるしな」
唖然とするZ戦士達。
しかし、光が消える。
「あれ?」
「うめぇ、こんなボリュームのある光は初めてだ」
その頃、バビディ達は………
「こいつ、3000キリもありますよバビディさん」
「なにっ!ヤコンは800キリだから勝てないな」
と魔人ブウのメーターがなくなっていってることには気づかないバビディ達、
「(まてよ、こうすれば)ほら、もっと食え」
「なんで、クリリンは光を食わせてるんだ?」
「まあ、クリリンなりの考えがあるんだろ、あいつも馬鹿じゃない」
- 364 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/25 18:43 ID:J5bLj26E
- 「み、見ろ!!!」
魔人ブウのメーターがなくなっていってることにやっと気づくバビディ。
「ヤコン!!!やめろぉ!!」
「まあいいか」
なおも食い続けていた。
そして、さらにハゲが光る!!!
ヤコンは嬉しそうな顔で食う。
パンッ!!!という音が聞こえたかと思うとすでにヤコンの姿はなかった。
「なるほど、最後は強力な光を入れて、破裂させるというわけか」
「考えたな、クリリン」
「ヤ、ヤコンまでやられるとは……こうなったら私が行くしかありませんね」
第三ステージ、ダーブラ対ヤムチャ!!!(じゃんけん省略)
続く
- 365 :Wolf:04/07/25 19:47 ID:p5ACaoZE
- >>229
第十五話「無茶」
修行の時間を終え、地球の重力とほぼ同じ重力を持つ部屋に戻る悟空達。
修行の部屋から出るだけでも床を這い蹲り、数時間掛け、やっとの抜け出したのだった。
悟空でさえ、多大なダメージを負っていた。
というか、二度床に叩きつけられた悟空が一番ダメージを負っていた。
ヤムチャはこのままではナメック星に着く前に死んでしまう、そう思った。
とはいえ修行は止められない。もしも侵略者やピッコロに似たその星の住人と戦闘が起こったら?
サイヤ人の時のようにテクニックでどうこう出来るレベルで無ければどうなるか?
答えはもちろん、『死』。それは免れぬ真実だ。
皆を生き返らす為に行ったのに、自分が死んでは元も子も無い。
ヤムチャは考える。300倍重力に耐える為にはどうするか。
「ヤムチャ、早く食べなさいよ」
「ん?あ、ああ」
ブルマに急かされ、高性能ロボットが作った昼食を食べながらも、ヤムチャは考える。
ヤムチャは昼食を食べた後、自分の部屋に篭って、ヤジロベーと共に考える。
修行の時間は1時間半後。それまで自由行動。
悟空と悟飯は安眠ベットでゆっくり休むらしい。
そして1時間半はあっという間に過ぎ去り、修行時間がやって来た。
- 366 :Wolf:04/07/25 19:47 ID:p5ACaoZE
- ヤムチャ達の考え。それは靴や靴下を脱ぎ、重力室に入ること。
これなら数百kg程、軽くなる筈だ。
真っ先に、ヤムチャがゆっくりと重力300倍の重力室に入る。
足、腰・・・・・・と体を順々に入れていくヤムチャ。
胸を入れた所でヤムチャの体は床に叩きつけられ、のそのそと這い蹲りながら重力室に入る。
次に悟空。
先程より倍率が少し低めな界王拳3倍を使い、重力室に入る。
誰もが普通に歩く事は不可能、そう思った。
しかし、悟空はやや苦しみながらも重力300倍の重力室を歩く。
それだけでは無かった。悟空の気の量は、先程よりも強く感じられた。
その姿を、ヤムチャは這い蹲りながら羨ましそうに見つめる。
ヤジロベーも悟飯も、ヤムチャと同じように入った途端に床に叩きつけられ、這い蹲る。
「こうなったら・・・・5倍だぁーーーっ!!!!」
思いっきり叫んで、無理やり5倍の界王拳を発動させるヤムチャ。
悟空はサイヤ人戦の時に使った4倍界王拳は、とても体が痛んだらしい。
ヤムチャの界王拳は、その頃の悟空と許容限度は同じ2倍。
凄まじい闘気と赤過ぎるオーラを纏うヤムチャ。
ヤムチャは、今まで這い蹲っていたのが嘘のように、軽く立ち上がる。
そして、その裏腹に、ヤムチャの体には、今まで受けた事の無いような苦痛が体中に迸った。
――――そしてそのヤムチャの凄まじい闘気により、重力室では異変が起こっていた。
- 367 :Classical名無しさん:04/07/25 20:34 ID:Fr19kL6E
- >>358
荒らしだから気にすることはないよ。
何だったら保管庫の掲示板に避難するもよし。それにしても本当にやばい状況になったなw
- 368 :Classical名無しさん:04/07/26 00:17 ID:BP8D/Czs
- いやいやいつも夏・冬休みはこんなもんだろ
- 369 :k:04/07/26 00:21 ID:5xUbE2PE
- ------------------------------
第19話 窮鼠 猫に噛まれる
------------------------------
「お茶でもどうぞー」
「あ、ありがとうございます」
俺たちは居間へと通された。
部屋は片付いていて、いかにも女性の一人暮らしといった感じだ。
警察署内で会った時には大人びて見えたが、
自宅でリラックスしてるせいか、実年齢よりも若く見える。
二十歳と言っても通りそうな娘だ。
「それで、ですね、、早速本題に入らせてもらいますが、、、」
「ハイ、何でしょうか?」
「実はですね、あれから警察も色々と調査してるんですが、
一向に捜査が進まないんですよ……」
「はぁ……」
そういってお茶をすするラルフ。
若い刑事は、会話の内容を記録するのに必死になっている。
「で、ですね。貴方が言われたあの店にも何度かお伺いしたんですよ、、、
ところがですねぇ〜、貴女以外に、
その時間に店に居た人たちにも話を聞いたんですが、
誰一人として事件のことを『知らない』と言うんですよ」
ラルフが、ヤムチャから聞いた情報をもとに話を進める。
「奇妙ですよね?貴女だけが見た・・・なんて」
- 370 :k:04/07/26 00:22 ID:5xUbE2PE
- 「なっ!私が嘘を付いてるとでも?」
彼女は心外だ!と言わんばかりの表情だ。
明らかに憤慨している様子である。
「いえいえ、そうは言ってませんがね。
貴方がおっしゃっていた時間に、同じ店で
誰一人として知らないのに、
どうして貴方だけが『目撃者』となったのか……」
ラルフが追い詰めるように問いかける。
「・・・」
女は答えない。
「貴方、、、本当はあの店に居なかったんじゃないですか?」
ラルフの追い詰め方は実に厳しい・・・
彼の言うように彼女が犯人と関係の無い『素人』であれば、
口を割るのも時間の問題だろう……。
「ローザさん、、、
貴方は『誰か』に頼まれて、目撃者役を演じてた……
そして見た事もない話を警察に話した……違いますか?」
「ち、違います!」
慌てて反論する女。
ここまで来れば俺にだって、判る。
彼女は明らかにウソを付いている。
- 371 :k:04/07/26 00:22 ID:5xUbE2PE
- 「まぁ、答えたくないのであれば構いませんけど、、、ね。
もし、警察に『虚偽』の証言をしたのであれば……
それが嘘と判ったときには、我々は貴女を逮捕しなきゃならんのですよ。
私もねぇ、手荒な真似はしたくないんですけどねぇ・・・」
ラルフのそれは、もはや脅迫に近い・・・
女は相当に狼狽している様子だ。
―そして……
「わ、、、私は頼まれただけです!
何にも知らないんです!!」
ついに口を開いた。
だが俺にとってそれは、唯一の目撃者が消えた、、
という事になるのだ。
事件の手がかりが無くなる………
捜査は、ふりだしに戻ってしまったのだ。
- 372 :k:04/07/26 00:22 ID:5xUbE2PE
- 「貴女にソレを頼んだのは誰です??」
「そ、、、それは・・・」
「言ったほうが、身のため・・・ですよ。
もし正直に言ってくだされば、
我々警察も、全力で貴女をお守りすることを近いましょう」
「特に、このヤムチャさんという方は
かの天下一武道会にも出場したことのあるほどの実力者です。
貴女の身の安全は、我々が保証しますよ」
「私は・・・頼まれただけなんです……」
女は半ば泣きそうになっている。
ここまで追い詰めるのも可愛そうだな……
などと俺が思っている間に、
ラルフは必要な話を次々と聞き出していた。
彼女は、ある男に頼まれたという。
『目撃者として名乗り出てくれれば多額の報酬を与える』
そして彼女は引き受けた……
彼女にも、前の夫のギャンブル癖により、多額の借金があったという。
『簡単に巨額の金を得ることが出来る』
その誘惑につられ、いけない事とは判っていながらも、
つい引き受けてしまったのだ。
- 373 :k:04/07/26 00:23 ID:5xUbE2PE
- 「そ、そしたら、その男が犯人と関係のある人物?」
俺が口を挟む。
「ほっほっほっ。どうですかな。
これだけ念入りに手がかりを残さなかった犯人が、
なぜ彼女に、『唯一の目撃者』を頼んだのか?」
「捜査を混乱させるためとは言え、リスクが高すぎます。
犯人たちが直接彼女に接したとは、ちょっと考えにくいですな〜。
恐らく、、そこも第3者を通して・・・でしょう。」
「ともかく、その男を捜してみましょう。
それが事件解決への糸口になりそうですな」
俺はラルフの意見に同意した。
その男の特徴などを聞き出してから、俺は家へと戻った。
- 374 :k:04/07/26 00:23 ID:5xUbE2PE
- 「『うわぁーー!!!』」
――その夜
俺は久しぶりに あの夢 を見た。
緑の怪物に 殺される夢・・・を。
俺の中の『恐怖』が、目を覚ましたのだろうか……
一体なぜ?
平穏な生活で、俺の心も安定していた。
それに比例して『夢』を見る事もめっきり減っていたのだが……
しばらく考えることも無く、答えはすぐに出た。
きっと、ラルフのせいだ……。
彼の尋問は見事だった。
『窮鼠 猫を噛む』なんていう諺があるが、
きっと彼には当てはまらない。
追い詰めた獲物は、確実に噛み切る……
それだけの迫力と自信が彼にはみなぎっていた。
俺は、ふと自分の事を考えた。
俺には、『自信』と呼べるものがあったのだろうか?
今まで、、、どの戦いにおいても 劣等感を感じ続けてきた。
敵どころか、仲間の誰にだって敵わない……。
- 375 :k:04/07/26 00:24 ID:5xUbE2PE
- 強烈な自信を持っているラルフに対して、
俺の心は、無意識のうちに、畏敬の念を抱いていたのだ。
無論、力では俺の比では無いだろう。
それでも、、、戦えば、負けるのではないか?
そう思わせるものをラルフは持っていた。
力・・・だけじゃない。
俺に足りなかったもの……それは 自信 だったんだ。
だが、それが判ったところで、どうしようもない。
結局其れは、長年の修行や、戦いの結果によってしか得られないのだから。
そのどちらとも、俺には無い。
いつだって、追い詰められ、噛み殺される鼠役だった・・・
最近、影を潜めていた 自虐的な想いが蘇る。
「ランファン……助けられなかったら、、、ごめんな」
何より先に、最悪の事態ばかりが頭に浮かぶ。
外はキレイな満月だ。
初めて出会った日を思い出させるよう月夜……
俺は相変わらずダメな男だ……
ランファン・・・君を助ける事が出来たなら、
俺は変われるのだろうか?
―― それとも・・・
『The cornered Rat is killed by the Cat』
- 376 :Classical名無しさん:04/07/26 06:11 ID:Mvd5KuKk
- 暫くこなかったらこれかよ・・・。
要するに言葉を選んで注意するか、スルーすればいいような問題を、
餓鬼共が無思慮に下らんレスを付けてこうなったわけだ。
ほんと毎度、作品スレには意見をただ言えばいいと思ってる”バカ”が多いのな。
あぁ、全くの通りすがりなんで自演とかいう単細胞反射的な言いがかりは付けるんじゃないぞ。
馬鹿共。
- 377 :&rlo;゜・*:.。..。.:*・゚゜・* 『 団河銀 』 &lro; ◆7RayXxU2 :04/07/26 06:23 ID:1klxKbl2
- _
/ `j
/ /`ー' 真!
〈 `ヽ
`、 ヽ∧_∧
〉 ) (`Д´)!
/ ノ  ̄⌒ヽ 「 〉ノ
ノ ' L `ヽ./ /ヽ
/ , ' ノ\ ´ / )⌒
( ∠_ ヽ、_, ' ミ
i 、 ヽ
_,, ┘ 「`ー-ァ j
f" ノ { /
| i⌒" ̄ / /_
ヾ,,_」 i___,,」
- 378 :&rlo;゜・*:.。..。.:*・゚゜・* 『 団河銀 』 &lro; ◆7RayXxU2 :04/07/26 06:24 ID:1klxKbl2
- ヽ l //
――― ★ ―――
// | \
/ /. | \
/ |
昇竜拳!!!
-  ̄ ̄ ―
/
/ ヽ
∧_∧_
| ( ´Д`)  ̄"⌒ヽ
|i / ) ヽ' / 、 `、_
γ --‐ ' λ. ; !
f 、 ヾ / )
! ノヽ、._, '`"/ _,. ‐'"
| j ヽ 〈_,,,ノ" ヽ
! ヽ 冫 y' .ノ
`、 \ | / /
\、ヾ | | イ-、__
l.__| }_ l
_.| .〔 l l
〔___! '--'
- 379 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/07/26 07:42 ID:Jl8/URIg
- 「ぐおぉ・・・頭が・・・頭がぁ・・・」
「何やってんだお前は・・・」
うずくまって頭を抑えてる天津飯を見下ろしてヤムチャは言った。
「悟空が飛んできたくらいで驚いて落ちるなんて・・・馬鹿か?」
「それは違う!」
ヤムチャが呆れながら言っていると天津飯がむきになって反論してくる。
「・・・何が?」
「悟空の奴がいきなり飛んできて・・・ちょっとだけびっくりした所にこれ投げつけてきやがったから
バランス崩して落ちてしまったんだ・・・」
天津飯はそういって自分が握っているものをヤムチャに渡した。ヤムチャは自分の手にあるそれを見る。
「あぁ、ドラゴンレーダーか・・・そういえばあったな・・・なんで俺忘れてたんだろう・・・」
「それより、何で悟空は俺にこれを渡したんだ?」
「あぁ、それならわかる。つまり・・・」
ヤムチャは天津飯に事の次第を話した。
「・・・て事で俺達は誰かに合流するかこのままボールを捜すか選んで行動するってわけだ・・・」
「よし、ポポ達を探そう」
「決断速ッ・・・てかなぜポポ?」
「だってピッコロに『怖くて逃げ帰ってきました』とか言ったら何されるかわからないじゃないか」
天津飯が物凄い情けない顔で情けないことを言う。ヤムチャは呆れながらも納得してしまった。天津飯
は急に真面目な顔になってヤムチャに言った。
「問題はどうやってポポ達を探すかだな・・・」
- 380 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/07/26 07:43 ID:Jl8/URIg
- 「え?それは気を探れば簡単に見つかるだろ?」
「はっはっは、そんな高等技術俺達にできるわけないだろう。ヤムチャ、冷静になって考えれば
そんな事わかるだろう。冷静になれ。明鏡止水の心だ」
天津飯は情けない事を言ったくせに妙に清清しい笑みを浮かべている。
「よくわからんが・・・俺はできるぞ?」
「・・・本当か?」
信じられない、といった顔で天津飯はヤムチャを見ている。ヤムチャは平然と答える。
「嘘言ってどうなるんだよ」
「お、俺だって本気を出せばそのくらいできる!くだらん自慢は聞き飽きたぞ!」
「な、何いきなり怒ってんだよ・・・しかも気の探知くらい簡単に・・・」
「黙れ!俺にだってできる!ポポとヤジロベーの気はこっちだ!」
天津飯はそういってあらぬ方向を指差して浮く。それをヤムチャが静止しようと天津飯の足を掴む。
「えぇい離せヤムチャ!俺は行くぞ!」
「落ち着け!それにそっちは・・・」
ヤムチャが止める前にヤムチャの手を振り払って天津飯は飛んでいってしまった。ヤムチャは取り残
されて、天津飯に言うはずだった言葉の続きを誰に言うとも無く虚空に呟いた。
- 381 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/07/26 08:00 ID:Jl8/URIg
- 「そっちは・・・悟飯とピッコロのいる方向なんだけど・・・」
- 382 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/07/26 08:01 ID:Jl8/URIg
- ↑付け忘れましたごめんなさい。
一回書き込むごとに誤っている気が・・・
- 383 :Classical名無しさん:04/07/26 10:36 ID:6byXsH0g
- >>376
>要するに言葉を選んで注意するか、スルーすればいいような問題を、
>餓鬼共が無思慮に下らんレスを付けてこうなったわけだ。
確かにそのとおりだ。俺もその餓鬼に該当するだろうから返す言葉も無いが……
>ほんと毎度、作品スレには意見をただ言えばいいと思ってる”バカ”が多いのな。
>あぁ、全くの通りすがりなんで自演とかいう単細胞反射的な言いがかりは付けるんじゃないぞ。
>馬鹿共。
ああなんだ、上のはお前自信のことを言ってたんだな。
無駄に煽ってるし、言葉選んでないし、スルーすら出来てないし。
- 384 :Classical名無しさん:04/07/26 11:25 ID:RZV0S7Lo
- 夏はどこのスレも似たような物だね。
ここは落ち着いてる。
荒らそうとしてる奴が馬鹿だからあまり荒れないし。
- 385 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/26 11:34 ID:J5bLj26E
- 第三十八話「ダーブラ対ヤムチャ」
ダーブラとヤムチャの戦いが始まる。
「狼牙風風斬!!!」
しかし、ダーブラはそれをかわし、エネルギー波を放つ。
紙一重でかわしたものの、ダーブラの猛攻は続く。
それを見てべジータは
「あんな奴にてこずるとはな」
「………そうか」
ダーブラは何を思ったか、逃げていった。
「あいつ、なんで逃げたんだ?」
ダーブラがバビディの部屋に戻ってくる。
「悪の心を持っているものを見つけましたぞ」
こうして、べジータはバビディによって、悪の力を呼び戻させられ、悟空と一騎打ちをすることになる。
- 386 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/26 11:35 ID:J5bLj26E
- そして、先を進む界王神達。
バビディの部屋にたどり着き、界王神は
「さあ、ダーブラとバビディを倒すのです」
と、自分は戦う気なし
そして、バビディ達を倒しに行こうとした時、魔人ブウが復活したのである。
「おおぉぉー!!!ついに復活したぞ、魔人ブウが」
「そんなに悟空さんとべジータさんの戦いが速いなんて………完全に私の誤算だ」
「ど、どうするんだよ」
「こうなってしまったら逃げるしかありません!!!」
「し、しかしなぁ」
「はやく!!!!!」
と、ビビリまくっている界王神を尻目に魔人ブウが復活した。
「ふぁー、よく寝た………」
………デブいまぬけな姿の魔人ブウを見て、唖然とする魔人ブウ以外の人達。
「………ま、魔人ブウは完全じゃなかったのです!!!さあ、みなさん、やっつけちゃってください」
と、やっぱり戦う気のなかった界王神だが、次の瞬間!!!
「ぐはぁっ!!!」
ブウの攻撃によって、界王神は大ダメージを負った。
「は、速いっ!!!」
「おぉ、すごいぞ、魔人ブウ!!!」
ばんざいして喜ぶ魔人ブウ…………
それを見てダーブラは魔人ブウの体を貫いた!
「こんな奴を使うと、いつか裏切って、殺されますぞ!!!」
「な、なんということを………」
しかし、魔人ブウは生きていた。
怒った魔人ブウは魔界の王ダーブラをクッキーにして食った。
「…………すごいぞ、魔人ブウ!!!」
ほめちぎるバビディだが、ダーブラはあの世へ逝ってしまった。
「と、とりあえず、逃げましょう!!!はやく!!!!!!」
界王神は必死の形相で逃げていき、ヤムチャ達もそれについていった。
続く
- 387 :Classical名無しさん:04/07/26 13:11 ID:hxuvGJ7g
- まあ、何だかんだ言っても作品はちゃんと来てるんだから
荒らしは無視して気ままにマターリやってこうぜ
- 388 :Classical名無しさん:04/07/26 16:10 ID:Fr19kL6E
- Saiyanマダ〜?
- 389 :チャパプット:04/07/26 19:47 ID:aqoKf3Lw
- またもや投下しますヘタレ王ヤムチャ伝説
もはやこの物語の存在自体がヤムチャかも・・・
という発言はともかく
くどいようですがつまらなかったら読み飛ばしてくれても結構です
- 390 :チャパプット:04/07/26 19:47 ID:aqoKf3Lw
- 其之十三 ご対面
「来たぞ!!」
サイヤ人二人の気に気づいた天津飯は叫ぶ
しかし美白と黒人アフロの反応は冷たかった
「んなもん分かるよ三つ目」
「あまり馬鹿なこと言ってると八手拳を食らわすぞ」
といいつつも空を見上げると髪の毛が絶滅しているサイヤ人と絶滅しかかっているサイヤ人の二人組みがいた
「ほう
弱そうなのが一人増えて三人か」
「俺たちの事はよ〜くご存知らしいぜ」
そうして地上に下りるナッパとベジータ
「そういうことだ」
ベジータのひとり言に反応して答える天津飯
多分目立ちたい一心から反応しているのだろう
ヤムチャにはかなわないが一応ヘタレだからなこの男も
- 391 :チャパプット:04/07/26 19:48 ID:aqoKf3Lw
- 其之十四 栽培マン・・・?
「おい!栽培マンが五粒と栽培ラディッツが一粒あっただろ」
「あぁ、それにしてもお遊びが好きだなベジータは
このまえも鬼ごっこで遊んでたじゃねぇか」
ベジータの言葉にいやらしい笑みを浮かべ答えるナッパ
やめろ笑うな気持ち悪い
っていうかなんだその栽培ラディッツって
「栽培マンだと?」
やはりここで反応するか天津飯
しかし何で栽培ラディッツには反応せんのだ
「たぶん栽培して作る敵だろうぜ」
天津飯の知ったか発言にやはり冷たい反応を下すアフロと美白
「うるさいぞ八手拳の餌食になるか?」
「あまりうるさいと自爆するぞコラ」
- 392 :Classical名無しさん:04/07/26 20:00 ID:dU62/IPc
- ゆうなのおっぱいまんまるおっぱい.....................................
- 393 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 394 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 395 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 396 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 397 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 398 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 399 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 400 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 401 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 402 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 403 :Classical名無しさん:04/07/26 22:07 ID:U95Qf0wM
- ゆうなのおっぱいまんまるおっぱい...........
- 404 :Classical名無しさん:04/07/26 22:18 ID:NFZCWbfg
- ヤムチャ「おっぱいがひとつ おっぱいがふたつ」
- 405 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 406 :Classical名無しさん:04/07/26 23:13 ID:BP8D/Czs
- >>404
ワラタ
荒らしをネタに昇華させるとはなかなかやるな
- 407 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 408 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 409 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 410 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 411 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 412 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 413 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 414 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 415 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 416 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 417 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 418 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 419 :k:04/07/27 01:29 ID:8jGov97o
- >>375
3年間
------------------------------
第20話 蜘蛛の意図
------------------------------
「ヤムチャさん、早く!」
俺とラルフは急いでローザの家へと向かっている。
早く、、、急がなければ!
――今朝、ラルフから、緊急に連絡があった。
要点は2つだ。
一つは、ローザに接触した男が殺されたこと、
そしてもう一つは、ローザを監視させていた刑事の連絡が
突然途絶えてしまったという事・・・
恐らくは、彼女の命が危険にさらされているという事だ。
俺たちの乗った車は猛スピードで駆けていった。
(また、、、また俺は、誰も、何も守れないのか?)
- 420 :k:04/07/27 01:29 ID:8jGov97o
- 『目撃者として名乗り出るだけで、巨額の金が手に入る』
そう聞けば誰だって飛びついてしまうだろう。
だが、所詮は素人の演技。
『私が目撃者です』などと言っても、
警察にはスグに偽者の証言者だとバレてしまう。
しかし、それこそが犯人たちの狙いだったのだ。
ウソの証言をしてるとわかれば、彼女自身にも疑いが行く。
彼女も犯人の一味ではないか?と。
また、他に本物の目撃者が現れても、そちらも猜疑の目で見てしまう……
そうなったら、現場は混乱してしまう。
――捜査を困難にする――まさに そこに犯人の目的があったのだ。
- 421 :k:04/07/27 01:29 ID:8jGov97o
- 俺も騙されていた。
だが幸いにも、警察にはラルフが居た。
彼は最初から判っていたのだ。
彼女が利用されているだけだという事を……
犯人の狙いに気付き、彼女と接触したであろう人物を探し始めた。
俺は何度と無くそうしたラルフの先見の明に感心したものだ。
犯人にとっては、自分たちが仕掛けた罠が逆に致命傷となる・・・
ソレに気付き、焦った犯人たちは、
今度は彼らを消しに来たのだ。
すでに彼女と接触したであろう男は消されてしまったという。
しかも、どう見ても『ただの事故』という形で・・・
そして今度はローザも・・・
事件に繋がるわずかな糸が切れていく気がした・・・
- 422 :k:04/07/27 01:29 ID:8jGov97o
- ローザの護衛には刑事が付いていたのだが、
連絡が途絶えて久しい。
(こんなことなら、最初から俺が居てやるべきだった)
明日からは俺が監視役をすることになっていたのだ。
悔やみきれない一日の誤差・・・
そう考えてるうちに彼女の家へと到着した。
「ローザ!!居るか??何処に居る???」
チャイムを鳴らす。
返事は無い。
俺たちは家へと踏み込んだ。
何も荒らされた様子は無い。
誰かが侵入した形跡もない。
だが―――
彼女は居なかった。
- 423 :k:04/07/27 01:30 ID:8jGov97o
- 全てが後手に回っている気がした。
「くそっ!!」
「…間に合わなかった・・・ですか」
ラルフも口惜しそうにつぶやく。
ほんの僅かに見えていた光・・・
地獄の底から天国へと続くはずの蜘蛛の糸。
それを断ち切られてしまった……。
かすかな希望にスガッテいた俺には、
そのショックは大きかった。
(もう、、、ダメ……だな)
諦めの気持ちが俺を支配する。
見上げれば街は黒い雨雲に覆われていた。
――まるで俺を暗闇へと誘うような雲だ
そんなクモのイトに導かれるがままま、
俺の心には闇が拡がっていった。
『The intention of a spider』
- 424 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 425 :Λ∀∀И ◆JOJOHIHI :04/07/27 01:56 ID:dU62/IPc
- 錵塁盥梔煢跂糸紮灣圄翌囿艤赫臘犒羔嵩惶鬼的罨纖鉅碁輔漂情怙
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辣捷朶筆燈逼悍猫躯禽踊沒淳當曳耡字耕揩旃牝袂膩林堅多鯔陌匝
- 426 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 427 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 428 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 429 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 430 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 431 :あぼーん:あぼーん
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- 432 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 433 :あぼーん:あぼーん
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- 434 :あぼーん:あぼーん
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- 435 :あぼーん:あぼーん
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- 436 :あぼーん:あぼーん
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- 438 :あぼーん:あぼーん
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- 439 :あぼーん:あぼーん
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- 440 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 441 :あぼーん:あぼーん
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- 442 :あぼーん:あぼーん
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- 443 :あぼーん:あぼーん
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- 444 :あぼーん:あぼーん
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- 445 :あぼーん:あぼーん
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- 446 :あぼーん:あぼーん
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- 447 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 448 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 449 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 450 :Classical名無しさん:04/07/27 09:06 ID:.kNKXAYE
- >>419-423
こんな状況でうp乙です
次からまた新展開っぽいですな
期待しとります
- 451 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/27 15:03 ID:J5bLj26E
- 第三十九話「Zソード」
悟空とべジータの激戦では、二人とも最後の一発勝負にでて、同士討ちになってしまった。
「あぁ、これでは魔人ブウを倒すのは………」
「いや、Zソードがあるじゃないですか」
「そ、そうかっ!ちょっと皆さん瞬間移動しますんでついて来てください……カイカイ!!!!!」
よく分からない掛け声をあげた後、目の前に緑の広がった、神界に着いた。
Z戦士達はZソードと呼ばれるものがあるところまできた。
「このZソードというものは……………」
界王神の話が始まり、三十秒ほどで早くもイライラを隠せないZ戦士達。
やっと話が終わり、悟飯がZソードを超化して、抜くことになった。
「うおおぉぉぉ!!!!」
うなり声をあげた後、Zソードを引っこ抜いた。
「その剣を使いこなせるようになれば、魔人ブウにも勝てるだろう」
しかし、ネタを知っているヤムチャは
「ちょっとそれでこの岩斬れるかやってみようぜ」
と言ったヤムチャを見て、界王神は
「いや、どうせならもっと硬いものにしましょうよ」
と言って、カッチン鋼と呼ばれる宇宙一硬いものを持ってきた。
「じゃあ、これを斬ってみろ」
カッチン鋼を確認し、そして、真っ二つになるようカッチン鋼にZソードを振り下ろす!
バキョッ!!!という音がしたかと思うと、逆にZソードの方が真っ二つになっていた。
「そ、そんなバカな!!!」
その時一つの影が神界に舞い降りた。
続く
- 452 :ヤムチャ〜鯖龍刀伝説〜:04/07/27 16:07 ID:16hhq7eM
- 第40話「正真正銘の最終決戦!凶悪魔人・ブウ」
それはなんと悟空だった。
ひゅるるるるる
悟飯の頭に折れたZソードが突き刺さりそれにより死んだ。
悟空は突然ぶちきれ、皆をぶち殺した。とっくに逃げていた
ヘタレキング・ヤムチャだけを除いて。
そのあと、悟空が落ち着いたのを見て、ヤムチャは言った。
「悟空、ブウを倒しに行くぞ。」
悟空の瞬間移動でブウのところまで言ったヤムチャは
ウルフ化し、悟空と一緒に戦った。
ヤムチャはファンネル操気弾を射ち、ブウに対抗するが
足止め程度にしかならない。悟空は上空に昇って元気玉の用意を始めた。
それから数分間、ヤムチャとブウは戦った。
ヤムチャは苦しい息の中言った。「これで最後だ!食らえ!
取って置きのファンネル操気弾・改!」今までの倍はある操気弾が出てきた。
その操気弾から今までの3倍ほどの太さがあるビームが出てきた。
そのビームはブウの頭に当たった。ブウは気絶する。
「今だ、やれー悟空ー」ヤムチャは叫んだ。
悟空は元気玉を放ち、ブウを消滅させた。世界は再び孫悟空とかげで協力した
ヤムチャによって救われたのだ。悟飯と悟空によって殺された仲間達は
DBの力で何事も無かったかのように生き返った。
それから数十年後、神龍の目の前にヤムチャがいた。
「(ばれないようにさっさとやらないとな)記憶や精神の状態もそのままで、
肉体ごと「プーアル、ジェットモモンガ(略」の台詞の三分前に戻してくれ!」
ヤムチャは叫んだ。
「よかろう。たやすい事だ。」と神龍。
次の瞬間ヤムチャの体が虚空へと舞い上がり、光に包まれて消えていった。
完
- 453 :Classical名無しさん:04/07/27 16:13 ID:4cA6IvuU
- ふと思ったんだが、この騙り作品もすべて保管しといたら何かと面白そうだな。
考えてみてくれないか? 病的さん。
- 454 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/27 17:02 ID:uO5u2BG6
- 【設定】
・ナメック星編
・Z戦士はピッコロ以外生きている
【あらすじ】
地球侵略に来たサイヤ人たちをやっとのことで追い返したZ戦士たち。
だが彼らの払った代償もまた大きかった。神様兼元大魔王のピッコロが死んでしまったのだ。
ピッコロを生き返らせるため、ドラゴンボールのあるナメック星へとZ戦士たちは旅立つ。
しかし、ナメック星にもまた魔の手が忍び寄っていた。
宇宙の帝王、ドラゴンボール最凶の戦士フリーザ様が不老不死を手にすべくドラゴンボールを集めていたのだ。
なんとか悪の手をかわし、ドラゴンボールを集めつつも敵幹部を屠っていくZ戦士たち。
そんな使えない手下に業を煮やしたフリーザ様は、とうとうギニュー特戦隊を呼び出した。
どうする! Z戦士!?
第一話「最強の敵」
- 455 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/27 17:02 ID:uO5u2BG6
- その時、ここ最長老の家の前でヤムチャ以下Z戦士たちとべジータが対峙していた。
Z戦士たちの平均戦闘力はせいぜい15000。その中で一番強い悟飯でさえ18000である。
対してべジータの戦闘力は30000。絶望的である。
だがその時! 宇宙のどこかからこのナメック星へと向かってくる大きな気をクリリンが感じ取った!
「悟空だ! 悟空が来てくれたー!」
「でも、気がひとつじゃないような……」
悟飯のその言葉に。チッと舌打ちをするクリリン。
「もしかしたら悟空が仲間を連れてきたのかもしれないだろうが、ヤジロベ―とか」
イラつきながら言う。どうやら年下の悟飯が自分に逆らったことが気に入らないらしい。
「1……2……3……4……5……ま、間違いない! ギニュー特戦隊だ!」
「知っているのか雷……べジータ!?」
突然べジータが言った言葉に、天津飯が敏感に反応した。
「俺以上の力を持っている、そんな奴らが五人集まったのがギニュー特戦隊だ!」
「確かに、邪悪な大パワーが五つ……」
ピッコロとそっくりなナリをしたナメック星人――ネイル――が確認するように言う。
「お、おい! どうすんだよ!?」
それまで会話に参加していなかったヤムチャが情けない声を上げた。
ちなみにヤムチャの戦闘力は8000。一人だけ10000に届いていない。
「くそったれー! おい、俺を不老不死にしろ! 貴様らには手を出さん!」
「ちっ、残念だがそれしか無いようだな!」
叫ぶベジータにクリリンが言った。二人して飛び去っていく。
「私は最長老様を守らねばならん。すまんな、地球人」
寂しそうに言うネイルに、ヤムチャが親指を立て、ニカッと笑顔を見せながら言い返した。
「ああ、任せろ! こっちは俺たちがなんとかする!」
そして、残ったZ戦士たちも二人を追って飛び立っていった。
- 456 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/27 17:04 ID:uO5u2BG6
- その頃、フリーザ様の宇宙船のすぐ近くに五つの個人用小型宇宙ポッドが到着した。
そこから、ゆっくりと一人ずつ現れる戦士たち。
彼らは、全員が無事に到着出来たことを確認すると、フリーザ様の宇宙船へと飛び立った。
フリーザ様は、宇宙船の上で一人佇んでいた。
「まさか、ザーボンさんやドドリアさんまで倒されるとは思っていませんでしたよ……」
言いながら、右手に握っていた石を握りつぶす。
「許さん……許さんぞ虫けらども……」
と、後ろに降り立つ五つの気配を感じ、フリーザ様はゆっくりと振り向いた。
「よく来てくださいましたね、みなさん」
「真紅の食べごろ! アプールレッド!」
「まだ酸っぱいぜ! アプールブルー!」
「カレー食べるぜ! アプールイエロー!」
「語呂が悪いぜ! アプールパープル!」
「紅一点のでも男! アプールピンク!」
「五人揃って! 超戦隊アプールレンジャー!」
どぉぉぉおん! ……などと、アプールレンジャーの後方で何かが無駄に爆発した。
( ゚д゚)ポカーン とするフリーザ様。
- 457 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/27 17:04 ID:uO5u2BG6
- 「お待たせしました、フリーザ様」
アプールレンジャーのリーダー格だろう、レッドが一歩前に進み出る。
「これが、最新型のスカウターになっております」
言いながら、隣にいたブルーに目配せする。
それに気付いたブルーは、どこかから大きなキャッシュケースらしき物を取り出し、レッドに手渡した。
「どうぞ、お渡ししておきます」
言って、フリーザ様の横にスカウターの入ったケースを置く。
一歩下がり、アプールレンジャーの列に入ってから、レッドは聞いた。
「それでフリーザ様、今回の我々の任務は何なのでしょうか?」
「それでフリーザ様、今回の我々の任務は何なのでしょうか?」
その言葉を聞き、ハッと我に返るフリーザ様。
「あ、ああ……すいませんね。ところでわたしが呼んだのはギニューさんたちのはずですが?」
「ナメック星とは気候の穏やかなところですね。そうは思いませんかフリーザ様」
突然、レッドが話の方向性を変えた。
「え、ええ、穏やかですね。ところでわたしが呼んだのはギニューさんたちのはずですが?」
「そう言えばフリーザ様、ザーボン様はどうなされたのですか?」
次に横から口を出したのはイエローだった。
「ザ、ザーボンさんなら行方不明です。ところでわたしが呼んだのはギニューさんたちのはずですが?」
「あ、あんなところに蛙がいますよフリーザ様」
「……」
無言で。
フリーザ様は、片手を上げた。その顔にはいくつかの青筋が立っている。
- 458 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/27 17:04 ID:uO5u2BG6
- それを見てさすがに怖くなったのだろう。レッドが一歩下がり、言った。
「ギ、ギニュー特戦隊の皆さんは、アニメのDVDをあと50巻くらい見てから来るそうです」
「アニメの……それはいつごろになりますか?」
「えぇと……あと10日以上はかかるんじゃないでしょうか」
ピンクが言う。フリーザ様はそれを聞き、俯いた。
「ど……」
「ど? ドドリア様がどうかなさったんですか? まさか肥満症とか」
「レッド、ドドリア様が肥満体型なのは昔からだろ」
「ああ、それもそうだな」
ハッハッハッと、アプールレンジャーは朗らかに笑いあった。
「ど……」
「うーん、どうも違うみたいだな。わかるか、パープル?」
「俺? そうだな……土管を潜ったら地面の下でしたってのは無理がありすぎないか、とか」
「ふっ……フリーザ様が赤い髭親父のことなど相手にするはずがなかろう」
「まだまだ青いなパープル、もっと赤みを足せ。今のままじゃ青リンゴだぜ」
「おいおい、それじゃあこのブルーの意味がなくなるじゃないか」
またもハッハッハッと笑いあうアプールレンジャー。
「どういうことだあぁぁぁぁぁ!?」
突然フリーザ様が叫んだ。その声量にビクッとするアプールレンジャー。
- 459 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/27 17:04 ID:uO5u2BG6
- 「ああんコラ! てめぇらこの俺様を舐めてんのか!?
ギニュー特戦隊といいベジータの野郎といい変な連中といい、絶対舐めてんだろ!?
死なす、死ね死ね死ね死ね! 俺は宇宙の帝王だぞコラ―!」
パープルの首を絞めながら叫ぶフリーザ様。
なんとかアプールレンジャーの全員でフリーザ様を諌めようとするも、やっぱり駄目だった。
「フリーザ様、ご乱心ッ!」
……数分後。
なんとか落ち着いたフリーザ様の前に、アプールレンジャーが整列していた。
死にかけたパープルなどがまだゴホゴホ言っているが、誰も気にしない。
「……と言うわけで、ドラゴンボールの回収をお願いしますね」
「ハッ! お任せください」
「さぁ、俺たちアプールレンジャーの初出陣だ!」
「決めるぜみんな!」
「おうッ!」
言って、五人揃って飛び立っていく。
後に残されたフリーザ様は胸に一抹の不安を抱いていた。
続く。
- 460 :チャパプット:04/07/27 21:16 ID:aqoKf3Lw
- いやぁ作風を変えると物語を書くの大変ですねぇ
本当は全然違った作風なんですよ私は
まぁそれはともかくヘタレ王ヤムチャ伝説を投下しますよ
何度もうるさいようですけれどもつまらなかったら読み飛ばしてくれても結構です
- 461 :チャパプット:04/07/27 21:16 ID:aqoKf3Lw
- 其之十五 緑色のキモイ物体
ズボッズボッズボッズボッズボッズボッ
ジョロロロロロロロロ
ナッパはおもむろに小瓶の中から種を取り出し地面に埋めて怪しげな水をかける
すると
ボコッボコッボコッボコッボコッボコッ
緑色の気持ち悪い生物五体と緑色の気持ち悪いラディッツが現れた
「くっ!!新たな色のバリエーションか・・・!!」
「私たちの存在価値が薄れてしまう!!」
なんか緑色に脅威を覚えた美白とアフロ
白黒いがいの色が苦手のようだ
- 462 :チャパプット:04/07/27 21:17 ID:aqoKf3Lw
- 其之十六 仲間到着
チャパと餃子が脅威を感じている時だった
シュタッ!!
「遅れてすまない」
クリリンが現れた
ちょっと強そうになっている
シュタッシュタッ!!
「なるほど・・・俺の肌の色とにてるな」
「サイヤ人っていうのは二人じゃなかったの・・?」
ピッコロと悟飯も現れた!!
トテトテトテ
「天空×字拳も久しぶりに使わないとな」
なぜかナムさんも歩いて現れた!!
相変わらずハゲている
この中で一番の雑魚かもしんない・・・
- 463 :チャパプット:04/07/27 21:18 ID:aqoKf3Lw
- 其之十七 ゲーム
「へぇおもしれぇ
栽培マン達とパシリ野郎の数と同じじゃねぇか」
「こいつらといったいずつ戦っていかんか?
ゲームだ!」
ナッパとベジータは言う
それを聞いて怒ったのはナメック星人だ
「なんだと!?ふざけやがって!」
明らかに怒っている
なんか緑色の頭にむかつきマークとかついている
「まぁまぁまだ悟空も来てない事だし」
ここでピッコロを止めるのがクリリンだ
三つ目や美白にピッコロの説得ができるとは思えない
黒人アフロや黒人ハゲは論外
悟飯はまだ子供だから説得は無理だ
- 464 :チャパプット:04/07/27 21:20 ID:aqoKf3Lw
- 其之十八 一番手はナムさん
クリリンの説得によって落ち着きを取り戻したピッコロ
これでゲームが無事にはじめることができる
そこで一番手に名乗りを上げたのが
「俺にやらせてくれ」
ナムさんだ
緑色の増殖可能な雑魚だから俺でも勝てるとかいう浅ましい考えからこの自信はきてるのだろうか?
それとも天下一武道会以降出番がないからだろうか?
「行くぞ!!」
そうして栽培マンAに突っ込んでいくナムさん
「うおおおおおおお!!!」
ゲスッ
「ほげぶっ!!」
ナムさんは栽培マンの一蹴りによって気絶してしまった
ここまで弱いんなら来るなよここに
- 465 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/07/27 21:56 ID:Jl8/URIg
- 「ヤムチャめ・・・!人を馬鹿にしおって!同じヘタレの分際で!」
天津飯は飛びながら、先程まですぐ近くにいた男の悪態をつく。
「きっとあいつだって本当はできないのに見栄を張っているんだ!
間違いない!俺より弱いあのヘタレがそんな高等技術を・・・」
天津飯はそこまで言った時、前方に大きな二つの気を感じた。厳密
に言えば、天津飯は気の探知ができないのではない。悟空がいれば
方角くらいはわかるのだ。しかし、気を感じることはできていても
具体的な所在地や、気の質の違いはわからない。漠然とした大きさ
を感じるくらいだろう。事実悟空とピッコロとポポの区別が全くと
言っていいほどついていない。さすがに悟飯と悟空の区別くらいは
つくのだが。
「見たかヤムチャ!俺にだって本気を出せばこのくらいはできる!
貴様はピッコロ達と一緒に地獄のような思いをするがいい!」
天津飯はそう言って速度を上げて、自分が先刻『地獄』と称した
場所へ向かって飛んでいった。嬉々とした表情で・・・
- 466 :Saiyan killer:04/07/27 23:20 ID:3poeODII
- 少し落ち着いたようですね…この隙に久々にうぷします。
- 467 :Saiyan killer:04/07/27 23:24 ID:3poeODII
- >>43
第83話
しばらくの後、ふたりはこの部屋…精神と時の部屋の基点にある場所に
戻っていた。夕食も取ろうとせずにただベッドに腰掛け、うつむいたまま、
時間だけが過ぎていった。
「なぁ…マーリン……」
どれほどの時間が経ったのだろうか、不意にヤムチャが口を開いた。
「その……こんな事…聞くのはアレだけど……お前の事をもっと……
ちゃんと教えてくれないか?」
そう言ってヤムチャはマーリンに視線を戻す。問われたマーリンも少し
驚いた風だったが、ややあって薄く笑い、ヤムチャに向き直る。
「…そうだな……つまらない…お前には何の関係も無い話だが……聞き
たいのなら教えよう……」
ぽつり、ぽつりとマーリンが口を開いていく。これまでの少女にまつわる
数奇な運命の物語を。
- 468 :Saiyan killer:04/07/27 23:24 ID:3poeODII
- 惑星マリーン。かつてそう呼ばれた、宇宙でも屈指の美しさを誇る水の
星があった。人々は穏やかで平和を愛し、高い科学力を持ちながらも、
他星への侵略などとは無縁の、まさに宇宙の宝石のような星があった。
その星は王家が統治し、国民はその王家を愛し、理想的とも思える政治が
行われていた。
しかし、そんな平和な世界に、突如として暗黒に陥れる日が訪れる。言う
までも無くサイヤ人たちだった。
もちろん惑星マリーンにも軍隊は存在する。非道な侵略から身を守るため、
平和国家ではあったが、高い技術によって作られた数々の兵器を持ち、それ
なりの戦力ではあった。
しかし、サイヤ人はあまりにも強力すぎた。
あっという間に軍は壊滅し、地上は殺戮と略奪、恐怖と死が支配する暗黒の
世界へと変貌を遂げていた。一般国民はすでに数十分の一にまで減り、生き
残った者も次々と奴隷として運び去られ、もはやこの星が死の惑星になるの
は時間の問題だった。
王家でも議論は分かれていた。徹底抗戦を唱える者、降伏し、たとえ奴隷
となっても生きのび、再び再興を目指すべきだと言う者、そして最終的に
王が選んだのは、降伏だった。
そして戦いは終わった。宮殿には王家の人間だけが残り、静かに最後の
時を迎えようとしていた。たとえ一般の国民は奴隷としてでも生き延びら
れはしても、王家の人間はそうはいかない。この星の次の支配者が誰かは
判らないが、前の王を生かしておく理由など無いからだ。
一切の抵抗の無くなった王宮を、思い思いにサイヤ人が蹂躙して回る。
わずかに王に従い続けた衛士たちも殺され、彼らに最後の時がいよいよ
訪れようとしていた。
- 469 :Saiyan killer:04/07/27 23:26 ID:3poeODII
- 第84話
「さ…こちらです…! お急ぎをッ!!」
宮殿の地下、何百年も閉ざされてきた秘密の通路をひた走る2つの影。
恐ろしい死神の手から逃れるべく、長かった平和の時代には無用だった
隠し通路を一心不乱に駆け抜ける。
降伏し、一族の断絶は覚悟していたものの、王も人の親であった。
まだ成人にもなっていない皇女を連座させるには、あまりにも忍びない…
そう思い、最強の衛士を付け、密かに宮殿からの逃亡を命じていたの
だった。
名はアローワナ。王の一人娘にして、この星の唯一の王位継承者でも
あった。
「…もうすぐです…外には船も用意されているはずです…!」
破裂しそうな胸を押さえ、必死に衛士に付いていく。残してきた父母や
一族の事を思うと、さらに胸が張り裂けそうになるが、今は自分が生き
残る事を優先しなければいけない。それが皇女としてでは無く、一人の
娘として自分に託された両親の願いだったからだ。
やがて、ようやく暗く長い通路に光が戻り始める。出口がうっすらと
見え始めた。
- 470 :Saiyan killer:04/07/27 23:28 ID:3poeODII
-
「はぁ…はぁ…あ…あそこまで行けば……」
最後の力を振り絞って足を進める。だが、あとわずかと言うところで
皇女は絶望的な声を耳にしたのだった。
「くっくっく……! こりゃ驚いた…こんな場所にお客さんとはな…」
耳に下卑た男の声が突き刺さった。カツ…カツ…と、ゆっくりと通路
の向こうの光から黒い影が近づいてくる。
「くく…こんな場所で見回りなんざ、貧乏クジだと思ってたが…どう
やらオレは運がいいらしい…くっくっくっ……」
「はぁぁぁぁっ……!!!」
その男の声を遮る様に、衛士の裂帛の気合がほとばしる。逆光に浮かぶ黒い
シルエット、まるでその闇を切り払うかのごとく。
彼もこの星では1、2を争う程の実力者である。例え勝てはしなくても皇女を
逃がす時間稼ぎさえ出来れば、それで彼の任務は果たされた事になるのだ。
一切の迷い無く、全身の気を拳に集中して敵に肉薄し、全身全霊をかけた
パンチを放つ。
極限的な状況が可能にした、彼の生涯において究極に高まった至高の一撃
だった。
- 471 :Saiyan killer:04/07/27 23:32 ID:3poeODII
- 第85話
だが。
バシィッッ……!!
その究極の拳も、「戦闘民族」という壁の前には何の意味ももたらさ
なかった。
「…はぁ…? これ…もしかしてパンチのつもりかぁ?」
にやにやとした相変わらず下卑た顔のまま、衛士が放った拳を掌で軽々と
受け止めている。衛士の顔にも笑いのような表情が張り付いていた。全く
理解出来ないモノに出会った時、絶望は時として笑いになる。
「くっくっ…パンチってのは…こう打つもんだぜ?」
ブン、とサイヤ人が腕を軽く振る。明らかに本気では無いと思える、
ジャブのようなパンチ。
「ひ…ぃっ!」
この星の最強たる衛士が、その誇りを見失ったかのような無様な声を
あげつつ、かろうじてガードが間に合う。しかし次の瞬間。
「……ひぎゃ……っあああぁッ!!!!!!!」
ぼとり、と衛士の腕が二本とも落ちる。二の腕の中ほどから、今の
軽いジャブを受け止めた衝撃に耐え切れず、引き千切れたのだ。
「あがっ…はわわ……ぁぁ…!!」
痛みと絶望に打ちのめされ、芋虫のように地面を転げまわる最強の衛士。
もはやその姿に、かつての英雄の面影を見る事はかなわなかった。
「おいおい…もろいなァ……せっかくなんだからもう少し楽しませて
くれよ……!」
頭を掴み、無理やりに立たせ、再び軽く腕を振る。衛士の腹に拳がめり
込む。何度も何度も。その度に血反吐を撒き散らしながら悶絶する。
- 472 :Saiyan killer:04/07/27 23:32 ID:3poeODII
-
皇女は動けなかった。圧倒的な恐怖と絶望に支配され、その場に立ち
すくんでいた。命を懸けた衛士の行動は、むしろ逆効果に過ぎなかった。
頭は逃げろと警鐘を鳴らし続けている。だが、人の姿をまとった「力」
そのものが放つ濃密な死の匂いに、心と体は刈り取られる寸前だった。
どさり、と音を立てて、先ほどまで衛士だった物体が、冷たい石の回廊に
投げ捨てられる。
「いっ……… ぃゃあ……ッ…… いやぁーーーーーーッ!!」
ピクリとも動かない「それ」を目にし、ようやく皇女に感情が戻った。
…皇女の心には、この衛士に対して密かな想いがあった。ずっとずっと
心に秘めてきた、誰にも知られずに終わってしまうと思っていた想い。
それがこんな形であっても、もしかしたら二人でどこかの星で暮らせる
ようになるかも知れないと考えた時、不謹慎ではあるが、嬉しさを感じず
にはいられなかったのだ。
しかし、その幼い夢はあっけなく潰え去った。目の前の悪鬼によって。
- 473 :Saiyan killer:04/07/27 23:34 ID:3poeODII
- 第86話
「…ちっ…まったくこの星の連中は張り合いがねぇなぁ…」
心底つまらなさそうに、かつて衛士だったモノを一瞥すると、立ち尽く
したまま固まっている皇女に目をやる。
「……おまえ…王族だな。若い皇女がいるって話は聞いてたが…くくっ…
なかなかの上玉じゃねぇか…!」
男の口元がますます下卑に吊り上った。固まって動かない皇女の胸元に
手をやり、動きやすく、それでいて皇女にふさわしい装飾を加えられた、
さぞ名のある職人の手による服を、惜しげもなく一気に引き裂いた。
「………ッ……!!」
「せっかくだからな…殺す前に楽しませてもらおうか! 何せあのクズの
おかげで、逆にストレスが溜まっちまったんでな……!」
そう言って男は皇女を壁に押し当てる。わずかに残った布切れをさらに
奪い、今まで誰にもさらした事の無い場所が露になっていく。
「ひっ……いゃあぁっ……!!」
性知識などほとんど持ち合わせていないアローワナであるが、それでも
これから自分の身に何が降りかかろうとしているかは理解できた。
『愛する人を殺したサイヤ人に犯され、そしてその後に自分も殺される』
屈辱に身が震える。怒りと悲しみで頭がどうにかなってしまいそうだった。
こんな所でこんな男に……怒りが恐怖に打ち勝ち、必死の抵抗を行う。もし
死ぬのなら、せめて王家の名に恥じぬ、誇り高い死を選びたかった。だが。
- 474 :Saiyan killer:04/07/27 23:35 ID:3poeODII
- …ぼきっ……!
「あ…ぎぃっ……ぁぁぁっ……!!」
「じたばたするんじゃねぇ。次に暴れたら、今度はまとめて折るぞ」
まるで小枝でも手折るように。何のためらいも見せずにアローワナの
指をへし折り、男が言った。
痛みと屈辱で涙が止まらない。何よりも折られた指よりも心が痛かった。
その痛みに一瞬、怒りを忘れて心までもが折れそうになってしまったのだ。
圧倒的な力の前に、「死」が異様なリアルさをもって迫る。その恐怖が
再び彼女の身体を縛り付けていた。己の覚悟が霧散していくのを、皇女は
ただ呆然と見送るのだった。
「へへっ…そうそう…。そうやって大人しくしてりゃあ、後でちょっとは
考えてやってもいいんだぜ?」
これ以上無い、と言うほどの下卑たセリフを、無遠慮に身体を舐めまわし
ながらサイヤ人が吐き出していた。その男の声が息と共にアローワナの
顔に掛かる。人と言うよりは獣に近い臭いが鼻をつく。思わずこみ上げる
吐き気を抑えるのが精一杯だった。
「うぅぅっ………くっ………」
もはや彼女に許されたのは、己のために涙を流す事だけだった。
- 475 :Saiyan killer:04/07/27 23:42 ID:3poeODII
- そんな訳で本日は4話うぷです。いろいろと凹む事が多くて、近頃は
全然進んでおりません…次の更新もまたしばらく先になると思います。
申し訳ありません…。
- 476 :Classical名無しさん:04/07/27 23:46 ID:Q4TJNMJQ
- サイヤンキラーキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
- 477 :Classical名無しさん:04/07/28 00:01 ID:Ubdnqzkk
- ,ヘ ,:ヘ.
/: : \ /:: !
/::::..... \--―‐'.:.:::... !
/:::::: ', <今日自作自演かい?
,':::: i
.i:::: -、 _ !
!:::. r"Tヽ /,.- !
|::::.. イミソ,. ' ̄ l _,-,.、
i;::::.. ___,,,:: -イ ! i´ヽ い {,-ゝ.
':;::::... ヾ二--‐</ / l ,人 __,!...!_}ゝ l
_ \:::::.... ヽ..__,,/ / ヽ. '´ ` /
/ `ヽ `ゝ:::::........ ....../_ / ァ-- '
i::..... ;\!..-ー 、 /⌒ヽ 、\ / .:/
` '''''ー- 、::::/ ,.. . `/::: 〉‐ 、 \ \ / ..::ノ
.ソ' : /::. /:: 〉 \\,/ .:/
/i:. :,'::. /:: ./ヽ \! ..:;'
/ |:: |ヽ.:.. :'::/ \ .::/
/ !::. i::.:.:`:‐"ー、_,ノ \:::/
/ ,/ヾ;:.... /:.:.:.:.:/:::.:.. ヽ、
| :i `ー::':.:.::.:.:./\:::::.:.:. ':;
- 478 :Classical名無しさん:04/07/28 00:20 ID:p59YnVJY
- Saiyan killer乙。
自演をしてようがしてなかろうが、ぶっちゃけどうでもいいんで
煽りや荒らしに負けず、自分のペースでがんがって下さい
次回の更新も期待してます
- 479 :Classical名無しさん:04/07/28 00:28 ID:Fr19kL6E
- >>478
つーか普通に自演なんてしてないだろ。。。自演、自演言ってる香具師は語ろうぜスレの住人だろうけど
いい加減うざい。それこそ荒らしの自演だろーが。
- 480 :k:04/07/28 00:40 ID:8jGov97o
- >>423
3年間
------------------------------
第21話 飛ぶネコ
------------------------------
「ヤムチャさま、、元気出してください。
きっと見つかりますから…」
「あぁ…」
プーアルの言葉も、慰めにしか聞こえない。
「もういい……さ」
そう、、もともとランファンなど、『タダの浮気相手』なだけだ。
俺には関係ない……
アイツがどうなろうと・・・・俺には関係ないさ。
事件から一週間……
何の手がかりも無い・・・
それどころか、ようやく見つけたと思った手がかりが、
あっという間に消えてしまった。
「俺には、無理さ・・・。
これ以上調べたって、何も判りやしない。
こういう事は警察に任せておくのが一番さ…」
「ヤムチャさま・・・」
- 481 :k:04/07/28 00:40 ID:8jGov97o
-
あれから、俺はすっかりやる気を無くしてしまった。
いや、『元に戻った』と言うべきか?
あんなに懸命になっていたのが馬鹿らしく思える
……らしくないな。
俺はこうしてるのが性に合ってる。
頑張ったって、、何かに熱くなったって
結局ソンするだけだ。
今まで何度と無く思い知らされてきた。
事件の関係でしばらく修行していなかったが、
当分再開する気にはなれないな。
俺の中の『闇』がまた大きくなりはじめていた。
いいさ、、、共に逝こう。
俺には日陰が一番似合う。
- 482 :k:04/07/28 00:40 ID:8jGov97o
- 「ボクは行きますよ!!」
突然の行動だった。
プーアルがいきなり奇声を上げる。
「はぁ?何だって?」
俺は訳が判らず聞き返す。
こっちはバイトの時間だ。
いくらやる気がなくとも働かなければ
食うことも出来ない。
まったくもって憂鬱だ。
急いでるときに、何を言いだすんだこのネコは?
「ボクは警察と協力して、
きっとランファンさんを見つけ出してみせます!」
・・・
俺は呆れて何も言えない。
まぁいい。暫くすればプーアルも諦めるだろう……。
ったく、どいつもコイツも無駄な努力がお好きなもんだ。
大体、こんなネコを、警察が取り合ってくれるはずないだろう?
- 483 :k:04/07/28 00:41 ID:8jGov97o
- なんて思っていたら、プーアルが家を出て行く時には
すっかり『俺の姿』に変わっていた。
そうか・・・アイツ変身できるんだったな……。
今さら思い出す。
あれはアレですごい能力なのだが、
イマイチ役に立った記憶はない。
「「行ってくるぜ!」」
さらなる事態に俺は驚いた・・・。
俺の姿(プーアル)から発せられたその声は、
まさに『俺の声』そのものだったからだ。
(・・・いつの間に?)
ブルマにでも貰ったものだろうか?
大した念の入れようだ。
まぁガンバレよ……
そう思いながら、俺はバイトへ出かけた。
- 484 :k:04/07/28 00:41 ID:8jGov97o
- それから数日・・・
警察内での『ヤムチャ』の評価は日増しに高まっていった。
俺が行っていた頃は、武術の才こそ買われていたものの、
捜査という点ではさほど役には立てなかった。
だが、プーアル(ヤムチャの姿形だが)は、会議などにも
積極的に参加し、そのたびに鋭い意見を出しているようだった。
「飛べないネコは、ただのネコです!」
最近どこで覚えたのか、妙な口癖が板に付いてきたようだ。
プーアルは、かなり懸命に捜査に協力してる。
事件の現場の張り込みや、付近の住人への聞き込み、
はたまた警察内部での情報収集など、
忙しく飛び回っているようだ。
おかげで、捜査に当たっている刑事からの評判も
すこぶる良くなってきていた。
俺は複雑な心境だったが、もはや其れを手伝おうという気は起きなかった。
- 485 :k:04/07/28 00:43 ID:8jGov97o
- プーアル、もとい『ヤムチャ』は、まさに獅子奮迅の活躍だった。
だが、だからといって事件が劇的に解決に向かっているわけではなかった。
所詮、ネコ一匹増えたところで、
警察が全力を上げて捜査しても判らない事件が
急に解決するはずもない。
(やっぱりな・・・無駄、なんだよ)
俺はますます怠惰な生活に戻っていく・・・
「プーアル、、、お前も、か・・・」
みんな、、、俺を置いて遠くに行ってしまう。
一抹の寂しさを感じながら外を見る。
「・・・遅いな」
もう夕方だというのに、プーアルは一向に帰ってくる気配がない。
捜査に熱心になっているのだろうか?
(仕方ない……迎えに行くか)
あんなネコでも、今では俺の唯一の『友達』だ。
俺は世にも奇妙な空飛ぶネコを探しに出かけた。
- 486 :k:04/07/28 00:43 ID:8jGov97o
- 段々と空が薄暗くなってきた。
雨でも降ってきたら面倒だ。
俺は急ぎ足で向かっていく。
ようやく警察署へと辿り着いた。
入り口付近に人影が見える。
ラルフだ。
今日も忙しそうに働いてるようだ。
声を掛けようとして、慌てて側の電柱へと隠れる。
(危ない、危ない・・・)
何せ、今『ヤムチャ』なる人物は、警察署内に居るはずだ。
俺が見つかれば大騒動になってしまう。
同じ人物が二人居る・・・など、怪奇現象としか思われない。
そうこうしているうちに、ラルフは車で何処かへと出かけていった
俺はしばらく物陰に隠れながら待つことにした。
だが、いくら待てども一向にプーアルが出てくる様子はない
- 487 :k:04/07/28 00:44 ID:8jGov97o
- 『Flying "Cat"』 終
- 488 :Classical名無しさん:04/07/28 01:21 ID:3poeODII
- >3年間乙
- 489 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/28 10:53 ID:J5bLj26E
- 第四十話「老界王神」
Zソードが折れて、ざわめくZ戦士達をよそに影、いや、老界王神はこちらに向かっていた。
「力がつくことによって魔人ブウを倒すためのものだったに違いない!!!」
勝手なことを言っている界王神………
「それは違うのう………」
「だ、誰だ!?」
とりあえず後ろにさがる界王神、自分の身の保身を一番においている。
「わしは先代の界王神じゃ、そのZソードに封印されていたんじゃ、そして、そのわしが隠された力を出すことができるんじゃよ」
「な、何ですって!!!」
その頃、魔人ブウはバビディに使われるのに嫌気がさし、バビディの首を絞め殺し、その後に
サタンの仲間になるが魔人ブウが連れてきた犬が銃で撃たれ、さらにサタンも銃で撃たれたことによる怒りで
悪の心の魔人ブウが生まれてしまい、もう一つの方の魔人ブウは悪の魔人ブウに食われてしまった。
このことに気づいた老界王神は
「Zソードを抜いたという奴の力を特別に引き出してやろう。それと魔人ブウが動き出したから誰かが戦いに行くんだ」
それを聞いてピンときたピッコロは
「悟飯だけここに残って、他の奴は天界に来てくれ」
こうして、ヤムチャは瞬間移動し、天界に着いた。
それを察していた悟空は天界に占いババの力で来ていた。
「魔人ブウに勝つにはフュージョンしかない」
その時、トランクスと悟天が瞬間移動で天界に来た。
「こいつらは同じぐらいじゃないのか?」
「いや、サイヤ人の血を引いてる悟天の方が明らかに強い」
- 490 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜:04/07/28 10:54 ID:J5bLj26E
- 結局、戦闘能力の近いヤムチャと餃子になった。
そのことを知って、ブルマも天界に来ていた。
「ヤムチャ!あの青龍刀、調べてみたんだけど、三つの刃っていって………」
三つの刃の説明が始まる。
「それで、真に強い敵が現れた時、三つは一つになるって………」
そんなこんなで、悟空とピッコロにフュージョンを教えてもらうことになった。
「いいか、ここでこうだ」
二時間ほどでマスターし、フュージョン後に有頂天になっているヤムチャオズ(漢字だと飲餃子か飲茶子)は
魔人ブウを倒しに行く。
「待て!!!」
ピッコロの叫びも聞かず、行ってしまった。
五分後………
ボロボロになりながら逃げる、ヤムチャオズが居た、後ろには魔人ブウが居る。
「言わんこっちゃない!!!」
その頃、神界では………
「準備は終わった、さてと、後は儀式じゃな」
「それって、何時間ですか」
「二十三時間じゃ」
「…………」
続く
- 491 :ヤムチャ〜青龍刀伝説〜の作者:04/07/28 10:56 ID:J5bLj26E
- 暫く休むかもしれません
- 492 :Wolf:04/07/28 11:23 ID:aEBuXLaU
- >>366
第十六話「分離」
ヤムチャの痛みはピークに達していた。
五倍界王拳を使ってからたかが数分しか立っていないというのに。
ヤムチャは自分の非力さがしみじみと伝わっていた。
だからこそ、ヤムチャは五倍の界王拳を使った。
サイヤ人戦ではそこそこ活躍できた。
いつもそうだった。悟空が居なければベジータを倒す決定的な技も使えず、勝てなかった。
そんな自分に、ヤムチャは嫌気が差していた。
『それ』から決別する為に、敢えて無茶な五倍の界王拳を使ったのだ。
五倍程度の界王拳では、今までと殆ど変わらぬ戦力だろう。
五倍界王拳まで扱えるようになれば、悟空と同じ位活躍出来る。
そう思って、ヤムチャは五倍界王拳を使った。それをマスターする程の丈夫な体を作る為に。
その傍で修行している悟空は気付いていた。
(この部屋の重力がジリジリと重くなってるな。このままだと・・・・)
そう、この部屋には、300倍を有に超える重力が存在していた。間違いなく。
ヤムチャが5倍界王拳を使ってからだ。その異常が起こり始めたのは。
凄まじい気のせいかどうかは分からない。
だが、重力が重くなっている、というのは事実だった。
「ヤムチャ、ヤジロベーと悟飯を普通の部屋に運んでって・・・・・・」
悟空は、思いっきり叫んだ刹那、強烈な気功波が腰に直撃し、ドアの方に飛んでいった。
- 493 :Wolf:04/07/28 11:23 ID:aEBuXLaU
- 悟空だけでなく、ヤジロベーや悟飯さえも背や足に強烈な一撃が直撃し、ドアの方へ吹っ飛んでいく。
悟空までも飛ばされる、その威力。
それが放てるのは、今五倍界王拳を使った――――。
「や、ヤムチャっ!?」
悟空は動揺しつつも、ヤムチャの方を向く。
ドサッ――――。
悟空達が重力調整装置の範囲内を超えた所で、気功波が消滅する。
気功波にのっかかっていた悟空達はそのまま床に倒れ、ヤムチャの方を見る。
ヤムチャは急いで調整装置の奥にある部屋に向かっていく。
奥の部屋には、操縦席と機械が幾つか並んでいた。
ポチッ。
軽快な音が一つなると、重力調整室と普通の部屋の間にあったドアが幾つも閉まる。
ポチッ。
二つ目の音で重力調整室と普通の部屋が完全にシャットアウトされ、分離を始める。
「危ねぇ、あのままだと普通の部屋にまで異常な重力が及んでいたな」
ヤムチャは操縦席に座り、前にある窓から外を眺める。
その窓からは先程分離した宇宙船が見える。
どんどんと離れていき、次第には見えなくなっていった。
ヤムチャは宇宙船に乗り込む前に、ブルマから色々な事を聞かされた。
この宇宙船は分離できる事や、ナメック星のある場所、
重力調整装置が異常を来す時、普通重力の部屋まで異常が及んでしまうかも知れない事。
その他にも色々聞いたが、必要な事はこれぐらい。
後は脱出装置、攻撃装置などだ。多分、まずそんな物は必要ない筈だ。
暗い暗い闇の宇宙で、一つの宇宙船が、彷徨っていた。
- 494 :Classical名無しさん:04/07/28 11:34 ID:74elaJ3M
- このスレにむちゃごろうサンはいますか?
- 495 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 496 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 497 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 498 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 499 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 500 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 501 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 502 :Classical名無しさん:04/07/28 14:17 ID:GMZ1gl/M
- サイヤンキラーさんの体調が心配だな。
作品に響くのも心配だし、よもや打ち切りという結果には終わってほしくない。
ゆっくり休んでください。荒らしは無視の方向で・・。
- 503 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 504 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 505 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 506 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 507 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 508 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 509 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 510 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 511 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 512 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 513 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 514 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 515 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 516 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 517 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 518 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 519 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 520 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 521 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 522 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 523 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 524 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 525 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 526 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 527 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 528 :チャパプット:04/07/28 20:41 ID:aqoKf3Lw
- 荒らしすごいですねぇ(他人事?)
まぁ一応投下しときます
ヘタレ王ヤムチャ伝説を
もううんざりしてるかもしれませんけれどもつまらなかったら読み飛ばしても結構です
- 529 :チャパプット:04/07/28 20:41 ID:aqoKf3Lw
- 其之十九 動けない・・・
題名に工夫がないのは君たちの気のせいだ
それはさておき
餃子はナムに近づく
「ちゃ・・餃子?」
何とか意識を取り戻したようだ
餃子は笑みを浮かべナムに手をさしのべる
「す・・すまないな・・」
「なぁに」
ナムは餃子の手を握る
そのときだった
ブオン!!
ナムさんを空中に放り投げのだ!
「餃子・・何を!!」
「動けないハゲなど必要ない!!」
- 530 :チャパプット:04/07/28 20:40 ID:aqoKf3Lw
- 其之二十 ナムさん消滅
餃子は指先の一点に気を集中させる
「死ね!!」
ビリビリッ・・
その気は大気に震えを生み出すほどだ
(な・・なんて気だ・・・!!)
その気に驚いたナッパは少しおしっこを漏らしてしまう
「どどん波ーーーーーーっ!!!!」
餃子は指先から空中のナムさんに向かって光線を放つ!!
「餃子!!餃子・・!!ちゃ・・・」
ちゅどーーーーーーん!!
ナムさんは文字通り細胞ひとつ残らず消し去られた
これでは魔人ブウさえ再生できない
ナムさんはどどん波によって他界してしまった・・・
まぁ・・もともと戦力外だけどね
- 531 :チャパプット:04/07/28 20:41 ID:aqoKf3Lw
- 其之二十一 栽培ラディッツ
「なんだか分からないが同士討ちしたらしいぜ」
「わけがわからねぇな」
Mとハゲがそれぞれ口にする
「次は栽培ラディッツ!お前が行け!!」
ベジータのその言葉に栽培ラディッツは
「分かりました
必ずや倒して見せます」
と明らかな敬語でナッパとベジータに礼をしてから言う
栽培だろうがどっちだろうが腰が低いことには変わりないようだ
栽培ラディッツは首をコキコキと鳴らしながら地球人たちの前に出る
「次の相手はどいつだこらぁ!!ぶっ殺したるわぁ!!」
相手が自分より弱そうな相手になるといきなり態度が豹変するラディッツ
やはり栽培でもどっちでも変わりない
ただ色がキモイかキモくないかの差だ
- 532 :チャパプット:04/07/28 20:44 ID:aqoKf3Lw
- 今回はこの程度にしときます
いつも気分によって書いてるんで気分よって展開も変わります
なんかどっかで聞いたことあるようなネタがあっても気にしないでください
いや・・もう・・・本当に・・・
それではサラバです
- 533 :k:04/07/28 22:18 ID:8jGov97o
- >>487
3年間
------------------------------
第22話 灯台下暗し
------------------------------
業を煮やした俺は、待つのを止めた。
本当なら出ていって、「プーアルは何処だ!?」などと
叫びたいところだが、奴は今『ヤムチャ』として活動してる。
俺はどうすることも出来ず帰ることにした。
もう空は暗い。
早く帰って、飯の準備しなきゃだな……
プーアルは今日は遅くなるのだろうか?
俺のため(?)に必死になってくれるのはアリガタイのだが、
それは別に俺にとって役に立つことではない。
ランファンのことも……
どうでもいいさ……
などと考えながら歩いていたら、俺は家とは別の方向へと来てしまっていた。
「ここは・・・」
そうだ。この場所は、俺とランファンが始めて会った場所。
西の都の外れにある小さなBAR……
- 534 :k:04/07/28 22:18 ID:8jGov97o
- まだ夜には早い。店も開いてはないようだ。
俺は心のどこかで、ランファンのことを想っている。
きっとそれは間違いない。
だが、それを認めてしまうと、俺は……
彼女を見殺しにしてるという罪悪感を感じてしまうだろう。
それゆえに、気付かないフリをしている。
(もういい。終わった事だ)
無理やりにそう結論付けると家路に着いた。
「ちっ、、、嫌な場所だ」
もう少し暗ければ飛んで帰るのだが、さすがにまだ人通りも多い。
仕方なく歩いて帰っているのだが、あのBARからの帰り道には、
どうしても『ココ』を通る事となる。
事件の唯一の目撃者として名乗り出た女。
多額の報酬と引き換えに嘘の証言をしていた女。
俺たちと接触したがために、犯人に消されてしまった女。
そう、ここはローザの家だった。
- 535 :k:04/07/28 22:18 ID:8jGov97o
- 彼女の家の前を歩きながら、俺は妙な違和感を覚えた。
ローザが失踪してから、数日が経つ。
確か彼女は独り暮らしだったはずだ。
なのに……
「郵便物が、、、ない」
俺も数日家を空けただけで、ポストに得体のしれない広告や
様々な郵便物が溢れていたのを覚えている。
ましてや若い女の一人暮らしであれば、ポストが空くことなど
ありえない事だ。
誰か住んでいて、きちんと郵便を受け取っているのか?
それとも郵便物が"届く事が無い"家なのか・・・。
ラルフとの日々のお陰で、少しは俺の洞察力も上がってきたのか。
今までの俺だったら気付かなかっただろう。
俺は彼女の家へと足を踏み入れた。
不気味な静けさがこの家を支配している。
生活感はまるでない。
やはり誰も住んでいないことは間違いないだろう。
- 536 :k:04/07/28 22:19 ID:8jGov97o
- ココには誰も住んでいない……
数日前に失踪したにしては、生活感がなさすぎる。
まるで数ヶ月もの間、誰も住んでいないような感じがする。
俺はふいにテーブルの上にあった新聞を見つけた。
日付を見て、俺は愕然とする。
それは、1ヶ月以上前の日付のものだった。
そんな、馬鹿な??
大体、警察と一緒にココに来たんだ。
場所を間違えてるはずはない。
俺は何か大事なことを見落としてる気がする。
もしかして……
- 537 :k:04/07/28 22:19 ID:8jGov97o
- 『ローザが犯人に消された』
なんていうのはタダの思い込みに過ぎなかったのではないか?
実際にニュースにもなっていない。
単に、彼女と接触した男が消され、
彼女を監視していた刑事が消された。
そして彼女があの時間に"ココに居なかった"。
『事実』はそれだけだ。
ただそれだけで俺は、
ローザは殺された、もしくは犯人に連れさられてしまった、
と思い込んでいた。
ローザは、今も別の場所に住んでいるのではないか?
俺は家を出ると、急いで走り出した。
もし俺の推理が正しいとしたら………
プーアルが危ない!
- 538 :k:04/07/28 22:19 ID:8jGov97o
- あのとき、俺はラルフに呼び出され、2人でココへ向かった。
ラルフも騙されていたのだろうか?
いや、きっと違う。
もし、ローザが嘘をついていて、
自分の家ではない、ココで対談していたとしたら
聡明なラルフであれば、当然気付いただろう。
それに、警察はローザを監視していたはずだ。
彼女が本当は何処に住んでいて、何者なのか判っている。
それをラルフは、敢えて俺をココに連れてきて、
彼女の家だと思い込ませた。
そして後日、『彼女が消えた』という
(恐らくは)偽の情報を植えつけたのだ。
なぜ?わざわざラルフは俺を混乱させるようなことを?
答えは一つしかない。
つまりは・・・・・
彼こそが、犯人と事件と関係のある人物ではないだろうか!?
- 539 :k:04/07/28 22:21 ID:8jGov97o
- 『The darkest place is under the candlestick』 終
来週から、ちょっと出張だの何だので忙しくなりそうです。
うpが厳しくなりそうですので、今週多めにがんばるつもりです!!
- 540 :Classical名無しさん:04/07/28 22:53 ID:d7LLBH16
- クラウンの荒らしは、ヤムスレだけじゃなくクラウン内のスレ全部にやってるみたいだな。
- 541 :Classical名無しさん:04/07/29 01:00 ID:eKNdLofs
- 三年間乙ー。kさんも無理をしない程度に頑張ってください。
それでは、作品行きます。
- 542 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/29 01:00 ID:eKNdLofs
- 第二話「迫る巨悪」
「もっとだ! 目いっぱい飛ばせーーーーー!」
ベジータが叫ぶ。Z戦士たちはその後ろを飛んでいた。
すでに2つのドラゴンボールが手元にあるので、あとはベジータの持っている残りのドラゴンボールのある場所まで行くだけだ。
(と言っても、それが難しいんだけどな)
ただひとり、他の戦士たちのスピードに付いていけないヤムチャが胸中で呟いた。
そのころ、アプールレンジャーたちは……
「おいレッド! スカウターもなしにどうやってドラゴンボールや裏切り者のベジータを探すつもりなんだよ!」
「何だとブルー! 最初に勢い込んで飛び出したのはお前じゃないか!」
「二人とも喧嘩してる場合じゃないだろ! とにかく一度戻ってスカウターを……」
「駄目だ! そんなことをしたらフリーザ様に殺される!」
案の状、迷っていた。
「ふぅ……あの連中はいったい何なんでしょうね」
宇宙船の中で、フリーザ様は優雅に紅茶などを飲んでいた。
目の前にあるモニターに目を移すが、そこにはまだ何も写っていない。
ここは通信室。フリーザ様はこの部屋の機械を使ってギニュー特戦隊に連絡を取ろうとしていた。
「お待たせしましたフリーザ様、モニターを起動します」
声が聞こえると同時に、部屋中の機械が小さな唸りを上げる。
すると、さっきまで何も写っていなかったモニターに一人の男が写りこんだ。
- 543 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/29 01:00 ID:eKNdLofs
- 「随分待たせてくれましたね、ギニューさ……( ゚ 3゚)- =, , .: 。 ブプーーッツ」
勢いよく紅茶を吹き出すフリーザ様。だがそれもそのはず。
モニターに写ったギニューは、お団子頭のカツラに化粧と言う、いわゆる「女装」をしていたのだ。
「そ……その格好は何ですか、ギニューさん……」
「ああこれですか? これは今流行のコスプレですよ。ちなみにキャラクターはセーラーゲホッゴホッ!」
と、突然咳き込むギニュー。それを察してか、となりから水が差し出される。
「ギニュー隊長、体調は大丈夫ですかい? 隊長に体調、ププー!」
でて来た男――リクーム――がそう言った途端、モニターの向こうで大爆笑が起こった。
だが、フリーザ様の意識はそんなところには向いていなかった。モニターに写ったリクームを凝視し、言う。
「リ、リクームさん……その格好は……」
「いやんフリーザ様、あたしはリク子にょ」
ネコ耳、メイド服、そして語尾のにょ。
三拍子揃った不気味なリクームを見て、フリーザ様は気を失った。
そのころ、Z戦士たちはとうとうすべてのドラゴンボールを集めた。
「出でよシェンロン! そして願いを叶えたまえ!」
クリリンが叫ぶ!
……が、しっかり数十秒待っても何の反応も無かった。
「おい、どういうことだ!?」
ベジータがクリリンに食って掛かる。
「もしかして……シェンロンを呼び出呪文が違うんじゃないか?」
そんな二人を横目にヤムチャが言った。言われて、慌てて飛び出す悟飯。
「僕、最長老様に聞いてきます!」
「いや……俺が行こう。お前たちはドラゴンボールを守りきるんだ、いいな!」
悟飯が言うのを遮って、ベジータが言う。そしてそのまま、超高速で飛び立っていった。
- 544 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/29 01:00 ID:eKNdLofs
- 「そうだ! 確かポケットの中にスカウターを入れてたんだ!」
イエローが叫ぶ。その言葉に全員が期待の視線を向ける。
「えぇと……これだ!」
ポケットから取り出されたのは確かにスカウターだった。心持ち神々しい輝きを放っているように見える。
レッドがそれをイエローから分捕り装着した。ピピッ……と操作する。
「むむっ! あっちの方角にある程度大きな気が集まっている。その数は五つ!」
「フッ……どうやらドンピシャだったようだな!」
「早速行こうぜ! みんな!」
言うが早いか、アプールレンジャーはその方角に向かって凄い速度で飛んでいった。
あたり一面、お花畑だった。そこにフリーザ様が佇んでいる。
「これは……なんと美しい風景なのでしょう」
呟き、花を一輪手に取った。そのまま空を見上げる。
空には大きな入道雲がふわりふわりと浮かんでいた。夏の日差しが降り注ぐ中、セミがジーンジーンと鳴いている。
まるで、今が夏だとフリーザ様に強く印象付けるかのように。
「ブリーザザバー」
と、遠くから自分を呼ぶだみ声が聞こえてくる。
「ド、ドドリアさん!?」
目を凝らすと、そこには確かにドドリアが立っていた。
純白のウェディングドレスに身を包んで。
「ぎゃああああああッ!」
「ブリーザザバー、ばだあなだばごぢらにぎでばぐぎゃあああああッ!」
何かを言おうとしたドドリアに、フリーザ様の全力で放ったであろうエネルギー波が炸裂した。
「ひゃぁぁぁぁぁッ!」
背を向け、一目散に駆けていくフリーザ様。それを見届け、ドドリア様はポテッと燃え尽きた。
- 545 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/29 01:01 ID:eKNdLofs
- 「うーんうーん、メイドがにょが〜、花嫁が〜……ハッ!」
フリーザ様が、ガバッと跳ね起きた。見れば、そこはさっきまで自分がいた通信室である。
「ふぅ……どうやら私は夢でも見ていたようですね」
「おお、フリーザ様! お気づきになられましたか!」
目を上げると、そこにはやはりコスプレをしたギニューとネコ耳メイド服のリクームがいた。
「グハッ! ま、まさかこの世にここまで恐ろしいものがあるとは……」
血などを吐きながら、フリーザ様が呟く。
だがそこは宇宙の帝王フリーザ様。見なかったことにして忘れることにした。
「それでギニューさん、一体どうしてあのような方々をこちらに送り込んだのですか?」
モニターから目を逸らして、フリーザ様が聞く。
「あの方々とは、アプールレンジャーのことですな」
フリーザ様がこちらを見ないのが残念なのだろう。すこし悲しそうな様子でギニューが聞き返す。
「彼らは、全宇宙から選りすぐられたアプールたちです。とてもお役に立つと思いますよ」
自信満々といった風にギニューが言った。それを聞き、フリーザ様の顔色も少しは回復した。
「ということは、あなたがたの様にそれぞれが特殊能力などを持っていたりするのですね?」
「いえ、五人とも普通のアプールです」
サラリと言い返すギニューに、フリーザ様はしばし言葉を失った。
だがそこは宇宙の帝王。すぐに気を取り直して聞く。
「では、戦闘力が並ではない、と?」
「いえ、ですから五人とも普通のアプールですって」
またもサラリと言ってのけるギニュー。
「で、では、一体何を基準に選ばれたのですか?」
「ハッハッハッ、趣味です。基準は顔だそうです」
しかしギニューはやはり、サラリと言ってのけるのだった。
- 546 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/29 01:01 ID:ZMpmJZZs
- 「そ、それはどなたの趣味ですか?」
「そんなの、我が軍の科学者に決まってるじゃないですか」
我が軍とは、もちろんフリーザ軍のことである。
「何でも戦隊モノが好きだそうです。アプールレンジャーを作ったのも我が軍の科学者ですよ」
「色は仕方ないから着色料を使ったとか言ってたにょ」
横からリクームが口を挟む。ちょうど顔を上げたフリーザ様は、ばっちりリクームを見てしまった。
「にょ、フリーザ様が見ていらっしゃるにょ」
言って、ウインクをしながら投げキッスをするリクーム。もちろん頬は赤らめられている。
宇宙の帝王フリーザ様も、さすがにノックアウト寸前だった。
「ここ、こんな物……こんなものぉぉぉ……」
「大変だ! フリーザ様が! 救護班はいないのか、アパーム!」
ギニューが叫ぶが、そんなこととはお構い無しにフリーザ様の意識は落ちていった。
数分後、ギニューたちとの通信を切ったフリーザ様は宇宙船の上にいた。
「こんな星……あの連中と一緒に破壊してしまいましょうか……」
いやいや、と首を横に振って、フリーザ様は考え直す。
「ですがこの星にはドラゴンボールが、不老不死が……」
地平線の彼方を見つめながら、フリーザ様はグッと拳を握り締めた。
「不老不死になったら……アプールレンジャーもベジータもこの星ごと潰してやる……!」
いつもの余裕がまったく感じられない表情で、フリーザ様は一人決意するのであった。
続く
- 547 :Classical名無しさん:04/07/29 04:44 ID:3TGyJcTw
- >Z戦隊ドラゴンレンジャー
>( ゚ 3゚)- =, , .: 。 ブプーーッツ
ワラタ。顔文字で来たかw
- 548 :Classical名無しさん:04/07/29 23:13 ID://GFaw42
- 何だか今日は作品が少ないですね。
とりあえず、行きます。
- 549 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/29 23:13 ID://GFaw42
- 第三話「戦いの火蓋」
「とうとう見つけたぞ、ドラゴンボール!」
突然の声に、Z戦士たちは驚愕した。反射的に振り向く。
そこには、五人のアプール戦士たちが立っていた。
「そんな! いつの間に!?」
「気を探っていたのに、まったく気が付かなかった!」
天津飯とチャオズが驚きの声を上げる。それに応えるようにアプールレッドが言った。
「フン! どうやってかは知らんが、我らの戦闘力を探ろうとでもしていたのか?」
「こいつは愚かな連中だ! 俺たちの戦闘力を測ることなんて不可能だぜ!」
自信たっぷりといったふうに叫ぶレッドに、パープルが続けた。
Z戦士たちは更に驚いた。前方にいる五人のアプール戦士からは気が感じられないのだ。
「まさか……お前らも気を自由に操れるのか?」
「馬鹿め! 俺たちにそのような力など無いわ!」
クリリンの問いに、胸を張って答えるレッド。心なしか威張っているようにも見えた。
「な、なら何故!」
「聞きたいか! ならば教えてやる!」
叫ぶイエロー。Z戦士たちはゴクリと唾を飲み込んだ。
「我らが戦闘力はみな5以下! 何をどうしても散開的に探っていては拾えるわけが無いのだ!」
- 550 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/29 23:13 ID://GFaw42
- 「フッ……そんな自慢にも何にもなりはしないことを大声で叫ぶとは、流石はイエロー……」
「そこに痺れる憧れる」
ハッハッハッと笑いあうアプール戦士。
「……なんだ、それじゃあただの雑魚なんじゃないか」
「驚いて損したな。かめはめ波ー」
ヤムチャが放ったかめはめ波は、あっさりとアプール戦士たちに突き刺さった。
そして起こる爆発。それにより生じた砂埃とかに紛れて、アプール戦士たちの姿は消えた。
「これで終わったろ」
「!?」
と、悟飯が大きな気を感じる。それは先ほどかめはめ波が炸裂した辺りから感じられた。
他のZ戦士たちもそれに気付いたのだろう。視線をそちらに移している。
もう完全に倒したと思い込んでいるヤムチャだけはあさっての方角を向いていたが。
かめはめ波が炸裂し、もうもうと立ち上がる炎と煙……
その中から、五つの影が姿を現した。そして、叫ぶ――
「真紅の食べごろ! アプールレッド!」
「まだ酸っぱいぜ! アプールブルー!」
「カレー食べるぜ! アプールイエロー!」
「語呂が悪いぜ! アプールパープル!」
「ちょっと焦げたぜ! アプールピンク!」
「五人揃って! 超戦隊アプールレンジャー!」
- 551 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/29 23:14 ID://GFaw42
- 「あ、ああ……」
悟飯が、クリリンが、天津飯が、チャオズが、それぞれ後ずさる。
――アプールレンジャーの、その身体から発せられる気に押されて――
「さ、さっきまでとは段違いの気だ……それに姿も違う……!?」
アプールレンジャーの姿は、先ほどと変わっていた。
いつの間に着込んだのか、全身にぴったりフィットしたスーツを着ている。
もちろん、それぞれの色に対応した物だ。
「ふっ……どうやら、俺たちの力を過小評価していたようだな……」
「確かに俺たちの戦闘力は5以下、隊長のレッドでさえたったの4だ……」
「だが、俺たちがこのスーツに身を包んだとき……」
「俺たちの力は、通常時のなんと10000倍にも跳ね上がるのだ……」
「それこそが、俺たちアプールレンジャーの強みよ!」
ブルーが、イエローが、パープルが、ピンクが、そして最後にレッドが。
まるで話す順番をあらかじめ決めていたかのようなチームワークですらすらと話した。
「ゲゲェー! い、いちまんばいだとォォォ!?」
「反則だ! 勝てるわけねぇじゃねぇか!」
驚愕する天津飯。既に弱気になっているヤムチャ。
Z戦士たちはもうこの時点で逃げ腰になっていた。ただ一人、悟飯を除いて。
「相手がどんなに強くたって、所詮はアプールじゃないか! 魔閃光ッ!」
悟飯の手のひらから打ち出された魔閃光は、真っ直ぐにアプールレンジャーの方へと突き進んでいった。
- 552 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/29 23:14 ID://GFaw42
- 「来るぞみんな! 対ショック防御! 左舷弾幕薄いぞ何やってんの!?」
「ここは俺に任せろ! アプール・ギガエレクトロンッ!」
レッドが叫び、迫り来る魔閃光へと両手を差し出した。そこから巨大な擬似球電が生み出される。
瞬時に、ソレは魔閃光の元へと奔り出した。そのまま魔閃光を飲み込み、Z戦士たちの元へと迫る。
「みんな、避けろー!」
クリリンが叫ぶと同時に、Z戦士たちは各々に散った。直後、擬似球電がZ戦士のいた場所へと着弾する。
「そこで、はじけろッ!」
レッドが叫び、腕をクイっと持ち上げる。その瞬間、巨大な擬似球電は更に膨れ上がり、Z戦士たちを飲み込んだ。
「ぐあああああッ!」
バチバチ……と、火花を散らしながら落下する悟飯。
魔閃光を撃った体勢からまだ戻っていなかったため、一番強く擬似球電の影響を受けたのだ。
満身創痍となった悟飯は、既に戦える状態ではなかった。
「悟飯ッ! ……くっそぉ、あいつら強すぎるぜ……!」
倒れた悟飯に歩み寄り、クリリンはそう呟いた。クリリン自身も腕に傷を負っている。
クリリンに遅れて集まってきたZ戦士たちも、全員どこかしらを負傷していた。
「フッ……さぁ、この華麗なるブルーが止めを刺してやろう!」
言って、手を差し出す。ブルーの差し出された手のひらには巨大な青い光が生み出されていた。
「食らえ……ッ! ブルー・スマッシャー!」
放たれた青い閃光は、動けない悟飯を目掛けて飛来する。
「もう、駄目だーーーー!」
「諦めるな、戦士たちよッ!」
- 553 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/29 23:14 ID:YkzGf9Ms
- 突然、黒いシルエットが悟飯の前に降り立った。
そのまま右手を一文字になぎ払う、と、飛来してきた青い閃光をあっさりと弾き飛ばした。
「な、何だぁッ!?」
ヤムチャが叫ぶ。すると、まるでそれに応えるかのように黒いシルエットがゆっくりと立ち上がった。
「俺は強き者在るところに現れる戦士。人は俺をこう呼ぶ、戦場を駆ける漆黒の牙と……」
淡々と語る黒いシルエット。語るにつれ、段々とその影が消えていった。
すべての影が消え、輪郭を判断できるようになる。そこに立っていたのは、真っ黒なスーツで全身を覆った男。
――額に黄金の紋章を付け、胸に大きな月のマークを持った男――
「サイヤンブラック! 見・斬ッ!」
ビシッとポーズを決め、男――サイヤンブラック――が名乗りを上げた。
「な、何だかわからないが、助けてくれたらしいな」
「勘違いするな……」
天津飯の言葉を否定するサイヤンブルー。その背中には哀愁と言う名の隙間風が吹きすさんでいた。
「俺は貴様らを助けたわけじゃない。貴様らを倒すのはこの俺だから、奴らに邪魔をされたくないだけだ」
「Σ(゜Д゜;) 」
「かっこいい、かっこいいですサイヤンブラック! まさに男の中の男!」
そこから少し離れたところで、悟飯が呟いていた。
- 554 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/29 23:15 ID:YkzGf9Ms
- 「よくわからんが、だからどうした! アプール・ギガエレクトロンッ!」
レッドが両手を掲げて叫ぶ、と、さっきと同じように巨大な擬似球電が発生した。
「まずいッ! いくらなんでもあれは……ッ!」
先ほど悟飯が放った魔閃光をあっさりと飲み込んだ技だ。
その時のことを思い出して、クリリンが警告するように言う。
「サイヤンブラック! いくらなんでもあれは止められない! 逃げるんだ!」
「フン、このサイヤンブラックを舐めるな!」
だが、それを遮るかのようにサイヤンブラックも叫んだ。
そして、大地を蹴る。サイヤンブラックは前方へと跳躍して、レッドと対峙した。
「受けてみやがれ――――ギャリックほ……もといッ! サイヤンギャリック!」
レッドと同じように両手を差し出し、その手のひらにとても巨大なエネルギーの塊を生み出す。
それをそのままレッドへと投げつけた。同時に、レッドの擬似球電もサイヤンブラックへと奔り出す。
直後、二つの超エネルギーが衝突した。それにより発生した衝撃波が辺りを吹き飛ばす。
そして、今度は――――――
――――――サイヤンギャリックが、打ち勝った。
アプールレンジャーの足元に着弾し、炸裂する。
大きな煙が立ち込める中、サイヤンブラックは一人孤独に佇んでいた。
続く。
- 555 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/29 23:29 ID:YkzGf9Ms
- 次回、衝撃の展開!?
果たしてサイヤンブラックとは一体誰なのか!?
そんなこんなで、続きます。
- 556 :Classical名無しさん:04/07/29 23:34 ID:ZDxNw2yU
- サイヤンキラーはまじでクズだな。人として。
「オリジナルですか、ダイジェストですか?」みたいな、
住民が「オリジナルお願いしまーす」って言うに決まってる質問して
優越感に浸って、それを指摘されると自作自演で自分を擁護して、
それを看破されると、作品放り出して逃げ出す。最低のクソだ。
もう戻ってこなくていいから、リアルで市ねよ。
- 557 :Classical名無しさん:04/07/29 23:36 ID:YkzGf9Ms
- >>556
逃げてないだろ。自作自演だの言われた後も作品を投下してたわけだし。
- 558 :Classical名無しさん:04/07/29 23:38 ID:ZDxNw2yU
- しばらく書かないとか言ってなかったか?
それにしても、自作自演をまったく否定してなかったな。
その点だけはわずかに良心が残ってるみたいだな、あのクズにも。
だけど人間性とSSは関係ないから、また元気で自作自演とSS書きに励めよ。
- 559 :Classical名無しさん:04/07/29 23:39 ID:wdaG5PIc
- 「来るぞみんな! 対ショック防御! 左舷弾幕薄いぞ何やってんの!?」
「我らが戦闘力はみな5以下! 何をどうしても散開的に探っていては拾えるわけが無いのだ!」
普通に笑った。
かなり荒い描写が目立つし、設定も滅茶苦茶っぽいが普通に面白い。
ギャグSSとしてはトップレベルの出来だと思う。ネタ切れになるなよ。
- 560 :Classical名無しさん:04/07/29 23:40 ID:ZDxNw2yU
- >>559
>ギャグSSとしてはトップレベルの出来だと思う
ここではな。バキスレを勘定に入れるなよ。
ま、青龍刀だのと比べればなw
- 561 :Classical名無しさん:04/07/29 23:46 ID:TFM3poy2
- >>558
いちいち反応してたら、それこそお前みたいなのがここぞとばかりに
叩くんだろうが。「必死だな。ププ」とか言ってな。
- 562 :Classical名無しさん:04/07/29 23:49 ID:wdaG5PIc
- >>560
VSのギャグより数倍笑いましたが何か?
選民主義って痛いですよねw
- 563 :Classical名無しさん:04/07/30 00:42 ID:yPinUYjU
- >>562
相手がバキスレを引き合いに出したからって、
君までバキスレの職人引き合いに出してどうする。
君は荒らしと同列か?もう少し大人になれよ。
スルーくらい出来ないのか。
ここもバキスレも好きな俺としては、
君とID:ZDxNw2yUは同じような不快な存在だ。
Z戦隊ドラゴンレンジャーお疲れ。無理ないペースで頑張れ。
- 564 :Classical名無しさん:04/07/30 09:26 ID:Zccn/Nik
- ID:ZDxNw2yUもID:wdaG5PIcも荒らしでしょう。
ひょっとしたら同一人物かも。あまりあなたも関わらない方がいいですよ。
言ってる事は正しいと思いますが。
- 565 :Classical名無しさん:04/07/30 10:35 ID:ac5K0WIc
- どうやら自作自演でサイヤンの作者を陥れようとしてる奴が
いるみたいだけど,気にせずに頑張ってください。
- 566 :Classical名無しさん:04/07/30 12:46 ID:B.wGF8xo
- 誰かが、SSなんて別に思いつきを垂れ流すだけでも
いいじゃん、みたいに書いてたけど、それだからヤムスレは打ち切りが
多いんだよ。思いつきのネタだけで書き始めるから、飽きたらすぐ
やめちゃうし、そもそも思いつきだから文章も適当なのが多い。
人に読んでもらうって事すら意識できてないから、文章力も当然
低いまんま。文章力が高いから良いSS、では無いけど、それに
しても限度がある。せめて推敲ぐらいしろよと言いたい。
まぁあれだ。これもヤムスレを愛するがゆえの苦言と思って
もらいたいんだけど、たぶん無駄なんだろうな・・・。
- 567 :Classical名無しさん:04/07/30 12:59 ID:mGxMoxVQ
- まぁそんなこと書くと「だったらお前が書いてみろよ!」ってな奴が出てくるだろうな。
どうでもいいが、語ろうスレにも書いてなかったか>>566
- 568 :Classical名無しさん:04/07/30 13:12 ID:P8ipVGQ.
- >>566
残念ながら思いつきどうのこうのを書いていたのは語ろうスレだ
あっちに帰れ
- 569 :Classical名無しさん:04/07/30 13:53 ID:PRAgupwY
- まあプロじゃないんだし。
それで稿料とか印税とか貰ってるんだったら自分の文章を見直す義務みたいなのは最低限出来てくるだろうが。
てなわけで>>566がSS投稿者に稿料を出してくれれば解決さ。
- 570 :Classical名無しさん:04/07/30 13:55 ID:4LinmWJw
- 語ろうスレの327だけど、>>566は俺じゃないよ。誰かがコピペ
したんだろうけど意味不明だな・・・。正直スマンカッタ。てな訳で
巣に戻るよ。コピペした香具師もカエレ!こっちに迷惑かけんな!
- 571 :Classical名無しさん:04/07/30 14:47 ID:cD/e2eC2
- つまらないことで荒れるスレだな。
- 572 :Classical名無しさん:04/07/30 15:32 ID:gyDhUq1k
- >>569
それは違うと思うぞ。
ただ単に自分が書きたいだけなんだったらそれでも良いけど、
それならほんとにチラシの裏にでも書けばいいだけの事。
スレにわざわざ書きこむからには、人に見てもらいたいとか
感想が欲しいとかの気持ちが無いとは言えないだろ?誤解を
恐れずに言えば賞賛が欲しいと言ってもいい。
そうであるなら、読んでもらうための努力と言うか、多少の
気配りは必要じゃないのか。印税だの何だのは関係ない。
相手に気持ちを伝えるときに、何も考えずに感情をただ
ぶつける奴は人間として未成熟だと思うだろ?そういうことを
言ってんだよ。俺は。
- 573 :Classical名無しさん:04/07/30 15:56 ID:EUD6mk.s
- >何も考えずに感情をただぶつける奴は人間として未成熟
そっくりそのままお返しします。>>572さん。
- 574 :569:04/07/30 19:20 ID:PRAgupwY
- 釣られるか。
>>572
見てもらいたい、感想やら賞賛がほしいってのはあくまで>>572の予想の域だろ。
もしかしたら、"ヤムスレ=チラシの裏"程度の認識の作者もいるかもしれないじゃないか。
まあ俺の書いていることもあくまで予想の域だがな。だが、作者全員にでも聞かない限り>>572の挙げたその前提はあくまで>>572の脳内妄想。
前提が予想の域を出てない以上は、「そうであるなら〜」以降は単なる自分の意見の押し付けにしかならんな。
作者の自己満足だろうがなんだろうが、表現の自由ってのがあるからな。別に駄作だろうが悪かない。
ていうか気に食わない作品は読み飛ばそう。読む側にだって読む作品を選ぶ自由があるからな。
- 575 :Classical名無しさん:04/07/30 20:01 ID:e7dZNzSY
- 本当に申し訳無いけど、語ろうぜスレでやってくれないか。
これ以上こんな職人たちの気を削ぎかねない不毛な論議は勘弁。
いや、言ってる事が間違ってるとは言わない。充分納得性も高いと思う。
だけど、ここはそういうスレじゃないんだよ。
問題点は沢山あるけど、今までずっと和気あいあいとやってきたんだ。
頼む、止めてくれ。確かにあっちに比べれば至らない作品もあるだろう。
だけど、それもヤムスレの魅力の一つだと本気で思ってるんだ。
語ろうぜスレの影響と、ID:ZDxNw2yUとID:wdaG5PIcの2人の荒らしから滅茶苦茶になったな。
- 576 :k:04/07/30 22:42 ID:5xUbE2PE
- >>539
3年間
------------------------------
第23話 その男の名は・・・
------------------------------
ラルフのことだ。
俺がローザのことに気付くのは時間の問題だと判っていただろう。
今度は確実に俺を消しに来るはずだ・・・
そうすれば、事件の痕跡は残らない。
だが彼は俺が武術の達人であることも知っているはずだ。
『俺を消す』という事に関して万全を期してくるだろう。
だが、今『ヤムチャ』として警察に居るのは、プーアルだ。
アイツは何の力もない。
何の抵抗も出来ずにやられてしまう可能性が高い。
くそっ!間に合ってくれ!!
俺はさらにスピードを上げ、署へと向かった。
・・・・・署にはラルフもプーアルも居なかった。
ただ驚き慌てる警官が、騒ぎ立てているばかりだった。
こいつらもグルかもしれない・・・
疑心暗鬼になってしまうのも無理はない。
俺は余り多くを語らずに次の場所に向かった。
(プーアル、、、無事で居てくれ!!!)
俺はカプセルコーポレーションへと向かった。
- 577 :k:04/07/30 22:43 ID:5xUbE2PE
- ………
「ヤ、ヤムチャさま・・・」
「ん?何か言ったか?」
運転席に座る男が尋ねる。
「気のせいだろ?俺は何も言ってねェぞ」
助手席の男が答えた。
「ほっほっほっ。いいから早く『アノ場所』へ向かいなさい。
この男を消さなければ、我々の身が危ないのですよ」
「はいはい」
全員が全身黒のスーツを着ている。
薄暗くなり始めた街を疾走する一台の車。
『次は、〜駅、■●駅。お降りの方は〜』
近くの駅のアナウンスが響いてきたようだ。
- 578 :k:04/07/30 22:43 ID:5xUbE2PE
- 「ちっ、うっとおしい。
こっちは急いでるって時によ!」
男はさもイラついた様子で言う。
駅近くの踏み切りは中々空かない。
電車が止まってる時は、発車するまで待たされる。
こんな田舎ではスカイカー用の
空中道路も整備されてないようだ。
(ヤム・・・チャ・・・・・さま。た、、たすけて)
「ちっ。」
再度舌打ちをする男。
- 579 :k:04/07/30 22:42 ID:5xUbE2PE
- 「しかし誤算でしたなぁ・・・
まさか『あの男』がこれほど執念深いとは。
ほっほっほっ」
後ろに座っている男が言った。
「そうですねー。
ラルフさんの読みでは、さっさとで諦めて
引きこもりの生活に戻るって言ってましたもんねー。
さすがのラルフさんも、ちょっと勘が鈍ったんじゃないですか?
はっはっは」
助手席の男が高笑いをしながら答えた。
「ほっほっほっ、ですが、まぁこういう時のための『アレ』ですよ。
あの男がどれだけ強いか知りませんが、、、
『彼』の作ったアレが在れば、確実に消せるでしょう・・・」
「ははは、怖ぇな〜。狂気の人同士、気が合うんだろうけど、
正直俺は、あの人とは関わりたくないぜ。」
「ほっほっほっ」
Trrrrrrrrrr
突然携帯の音がけたたましく鳴り響いた。
- 580 :k:04/07/30 22:43 ID:5xUbE2PE
- 「はいはい、何でしょう?」
「ラ、ラルフさん!!
あ、、あの男が警察署にやってきて、、、
ラルフさんの居場所を教えろって言ってきたんですよ!!」
「あの男、、? あの男とは、誰です??」
「ガガガ・・・」 ツーツー。
「くっ、電波が切れたのか・・」
"あの男"だと? まさか?
「ト、、今すぐトランクを確認しなさい!」
「は、はい!」
男は車を止めトランクをあける。
- 581 :k:04/07/30 22:43 ID:5xUbE2PE
- 「ラルフさん、ちゃんと居ますよ!」
「どういう事だ・・・?」
一瞬の静寂。そして……
ビュン!!風を切ったような音がする。
「こういう事さ!!!」
その直後、突然、闇が切り裂かれるように空気が揺らいだ。
そして一人の男が静かに降り立つ。
その男の名は―――
「ヤムチャ!?」
『His name is...』
- 582 :k:04/07/30 22:43 ID:5xUbE2PE
- ------------------------------
第24話 動き始めた時計
------------------------------
俺はあの後、ブルマの元へと急いだ。
正直会うのは気まずいと思ったが、一刻を争う事態だ。
そんな悠長なことは言ってられない。
目的は一つ。
プーアルのために作った『音声変換装置』だ。
アレにもし発信機か何か着けていてくれたら・・・
俺は祈るような気持ちで玄関のチャイムを鳴らした。
「ブルマ、いるか?俺だ!ヤムチャだ!!
時間が無いんだ!!頼む。一つだけ教えてくれないか!?」
俺はブルマの家の居間に通された。
随分懐かしい気がする・・・
「ごめんね。待たせちゃった?」
暫くしてブルマがやってきた。
俺は簡単に用件だけを伝える。
「ひさしぶりだな」とか「元気か?」とか
他の会話をしている余裕など無かった。
- 583 :k:04/07/30 22:45 ID:5xUbE2PE
- 「という訳なんだ。
プーアルにやった機械には発信機か何か着けていないか?」
「うーーん」
暫く考えてから、ポンっと掌をたたくブルマ。
「そうだわ。あれはマイクだから、音声だけはいつでも拾えるはずよ!」
「ホントか!?聴かせてくれ!!」
「オッケー!」
ブルマはなにやら装置をセットし始めた、
そして聞こえてきた『音』は・・・
「ガー!! ピッ!!ほっほっ。いいから早く ガガガガ。
この男を消さなければ、我々の身がガガ!」
ノイズがヒドイが、聞き取れないほどではない。
聞き覚えのある声・・・ラルフだ。
「はいはい」
知らない男の声がする。
『次は、〜駅、■●駅。お降りの方は〜ガガガガガ』
「これだー!!!」
「これよー!!!」
俺達は2人同時に声を上げた。
踏み切りか何かで待っているときに響いてきたのだろう。
西の都の北の端にある駅の名が、確実に聞こえてきた。
その場所ならすぐに判る。
俺は間髪入れずに家を飛び出した。
「サンキュー!ブルマ!!」
- 584 :k:04/07/30 22:46 ID:5xUbE2PE
- 「ったく、、、いっつも勝手なんだから」
ブルマは久しぶりに会った元・恋人のことを
苦笑しながら、懐かしそうに見送った。
「どうした?誰か来たのか?」
ベジータがトレーニングから戻ってきたようだ。
「ん。ちょっとヤムチャが、、ね」
「ヤムチャだと!?」
ベジータが若干焦った声を上げる。
「あはは、心配しなくてもいいわよ。
別にもう何でもないし。
ちょっと前にプーアル君に上げた装置について、ちょっとね。
なんだか事件に巻き込まれたみたいよ」
「そうか・・・」
ちょっと安心した様子のベジータ。
「ねぇベジータ、もしヤムチャやプーアル君が
やばい事件に巻き込まれてたら、どうしよう・・・」
ブルマが不安そうな顔をする。
- 585 :k:04/07/30 22:46 ID:5xUbE2PE
- ベジータは複雑な心境だった。
元・恋人のことを心配する気持ちは判る。
彼にも若干の嫉妬心のようなものが、あるにはあった。
だが、それ以上に、自分もヤムチャのことが心配だった。
決して短くはない時間を、寝食を共にした仲間だ。
彼は表情に出さないまま、いかにも面倒そうに言った。
「ふん。今のヤツなら余程の事が無い限り大丈夫だろう。
まぁ、いざとなったら、この俺が行ってやる。
ヤツも今度の戦いでは、戦力として必要だからな」
精一杯の皮肉を照れ隠しに使いながら、
遠まわしに『危なくなったら助けてやる』という意を表わすベジータ。
「ありがとう・・・」
そういって寄り添うブルマ。
彼女も、最初は勢いから始まった関係だったのだが、
不器用ながらも意外に心優しいベジータの魅力に
どんどんと惹かれていってるようだ。
また、ヤムチャも同様にブルマのことは
随分と思い出さなくなっていた。
『それぞれの時』が、静かに、ゆっくりと動き始めていた。
『The clock which began to move』
- 586 :Classical名無しさん:04/07/30 23:49 ID:P8ipVGQ.
- kさん、今回もお疲れ様です。
やっぱりヤムチャはかっこいいですね! 闇を切り裂いて降り立つヤムチャ!
では、作品行きます。
- 587 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/30 23:50 ID:P8ipVGQ.
- 第四話「出陣、ドラゴンレンジャー!」
「つ、強ぇ……」
「驚いたな……奴は何者だ?」
驚愕するZ戦士たち。遠巻きにサイヤンブラックを見つめている。
と、それまで背を向けていたサイヤンブラックがくるりと振り向いた。
「これを!」
言って、いつの間にか握っていたカプセルをZ戦士たちへと投げつける。
投げられたカプセルは軽く放物線を描いて、Z戦士たちの足元へと落ちた。
するとビックリ。ボン! という音を立てて、カプセルの中から五着のスーツが現れたのだ!
「それを着るんだ!」
突然の出来事に唖然とするZ戦士たち。このスーツを着てもいいものか悩んでいる。
だが、彼らはわかっていた。サイヤンブラックが敵ではないということを。
「何だかわからないが、ここはあいつを信じるしかないぜ!」
だからこそ、ヤムチャは彼を信じた。信じて、そのスーツを着ることを決意したのだった。
「よし、みんな! それぞれ着替えよう!」
クリリンの提案にみんなが賛同したのだろう。それぞれバッと飛び立っていった。
いつの間に回復したのか、悟飯もちゃっかり自分の分のスーツを手に飛び去っている。
「それでいい……貴様らもなるのだ、一匹の孤独なる狼に……」
一人残されたサイヤンブラックは、孤独な風を受けながら静かに天を見上げた。
- 588 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/30 23:50 ID:P8ipVGQ.
- ↓ここから回想
*************************************
「最長老とやらに聞きたいことがある! いいから会わせやがれ!」
ドラゴンボールの使い方を聞き出すため、ベジータは今最長老の家の前にいた。
だが、そんなベジータを遮るようにネイルが立ちはだかっている。
「駄目だ、貴様と最長老様を会わせるわけにはいかん」
言って、ネイルはベジータを睨み据える。ベジータも負けじと睨みかえすも、心の中では焦りを感じていた。
(くそっ! このままではギニュー特戦隊の連中が……! こうなったら!)
スッ……と、威嚇するようにベジータが片腕を上げる。そのまま、その手のひらに気を集中させ始めた。
「これ以上グダグダ言うつもりなら……このままぶっ放すぜ?」
「……駄目だ、貴様がなんと言おうと最長老様に会わせるわけにはいかん」
ネイルは、その脅迫じみた言葉には屈さなかった。
静かに戦闘態勢を整える。構えて、ベジータの攻撃を待った。
ベジータは非常に困っていた。
ただちょっと脅すだけのはずだったのに、自分としてはまったくもって撃つ気は無いのに、ネイルがやたらと本気になっているからだ。
だが、ここまで言われては退けない。なぜなら自分はサイヤ人の王子だから。
――プライドだけは捨てちゃいけないって、ベジータパパも言ってたことだし――
よし、撃っちまおう。
「フン、いい度胸だ。後悔しやがれ―――――」
「お待ちなさい、ネイル……」
と、突然聞こえた声にベジータは動きを止めた。見ると、ネイルが驚いたかのように放心状態になる。
- 589 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/30 23:50 ID:P8ipVGQ.
- 「し、しかし……わかりました、最長老様」
言って、ネイルが横に退く。よくわからないがベジータを通してくれるらしい。
「フン、それでいいんだよ」
偉そうに言いながら、ベジータは最長老の家に入った。
最長老と対峙する。目の前には、ナメック星人の頂点として君臨する男が――いや無性だが――座っている。
そこから感じられる威光は、元惑星ベジータの王であるベジータ王の非ではなかった。
「……というわけで、ドラゴンボールの使い方を教えてもらいたい」
大まかな事情を説明し、ベジータは言った。言い終わり、最長老の返事を待つ。
「フム……なるほど、そういうことでしたか。
確かにそれでは願いは叶わないでしょうね。何せアレにはナメック星の言葉で話しかけねばなりませんから」
落ち着いてゆっくりと、最長老が語る。
確かにそれはその通りだった。ナメック星のモノなのだからこの星の言葉で話しかけないといけないというのはわかる。
だがベジータは思った。ちょっと待てと。
どうしてそんな大切な事をさっき俺たちに伝えなかったのか、と。
だからこそ、聞いてみる。
「……何で、そういうことを先に言わなかったんだ?」
その言葉を聞いた途端、あれだけ落ち着いていた最長老の様子が明らかに変わった。
何やら挙動不審な様子で、貧乏ゆすりなどをしつつ顔をあさっての方向に向けたりしている。
傍らに控えているネイルも顔にだらだらと脂汗――だろう、恐らく――を流していた。
明らかに、怪しい。
- 590 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/30 23:50 ID:P8ipVGQ.
- 「おい、聞いているのか?」
イライラと、ベジータが聞く。
「そ、そんなことよりベジータさん、あなたに渡したいものがあるのですよ」
と、突然口調を変えて最長老が言う。そして、傍らのネイルに何やら合図を送った。
それを受けて、ネイルが最長老の座っている椅子の後ろから何かを取りだす。
その何かを最長老に手渡すと、最長老は満足げな笑みを浮かべた。
手渡されたソレは、見るからに怪しさ満点なベルトである。
最長老は、その怪しいベルトをまるで宝物でも持つかのように掲げ、ベジータに差し出した。
「どうか、これを受け取って下さい」
「いらん」
無下に断るベジータ。最長老は残念そうにそのベルトをネイルに手渡した。
手渡されたネイルは、超高速でベジータの懐に潜り込む。そのままベジータに反応させる時間を与えず、ベルトをベジータの腰に巻きつけた。
そして、ベルトの真ん中にあるボタンを押す。
するとどうだろう、ベジータの身体が淡く輝き始めたではないか!
「説明しようッ! このベルトを腰に巻き、正義の力でボタンを押すことで
ベルトを巻いている者は正義の戦士に変身することが出来るのだッ!」
どこからともなく解説も流れてくる。これぞまさにヒーロー!
ベジータは変身しながらも自分の子供時代のことを思い出していた。
- 591 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/30 23:51 ID:gWN4HiWE
- 「ハハハー、俺は伝説のスーパーサイヤ人仮面だー。ナッパは悪の怪人だぞー」
「へっへっへっ、ベジータ様もこういう遊びが好きだな」
「お、俺はどうなるんすかベジータさん!?」
「お前は戦闘員な」
「そんなー、戦闘員ならこいつらがいるじゃないですかー」
パラパラ……と、手に持った種を地面に蒔くラディッツ。
次の瞬間、地面からは大量のサイバイマンが生まれた。その数4匹。
「イー」
「イー」
「イー」
「イー」
「いや、こいつらだけじゃ面白くないだろ。オラオライーって鳴いてみろよラディッツ」
「ひえー、止めてくださいよー」
(すまんラディッツ! あの時の俺はどうかしていたんだ、許してくれ)
光が、一段と強くなる。
ベジータの持つ正義の心がベルトの力を引き出したのだ!
かくして、変身は無事終了。
光が収まった時には、一人のヒーローがその姿を現していた。
- 592 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/30 23:51 ID:gWN4HiWE
- 「こ、これは……おいそこのナメック星人! 鏡を持てぃ!」
言い放つヒーロー……いやベジータ! その正義の言葉は何よりも強い!
言われたとおりに鏡を持ってくるネイル。ベジータはその鏡に映った己の姿に酔いしれた。
「そのスーツを着ることによって、あなたの戦闘能力は大幅に向上したはずです」
言われて気付く。確かにベジータの戦闘力は上昇していた。
「これは……これなら、フリーザにも勝てるぜ! 待ってやがれフリーザ!」
そのまま飛び出そうとするベジータ。その背中にネイルが叫んだ。
「待て! 俺も付いていこう!」
言われて、ベジータはゆっくりと振り向いた。己の目に映ったネイルを見る。
――確かに、あのナメック星人は強いだろう。だが俺は、俺は……ッ!――
「悪いが、断る!」
「何故だ!? いくら強くなったとは言え一人では……」
だがベジータは、はっきりと言い放った!
「正義の味方は……本当のヒーローは……いつだって孤独を抱えて生きていくものだッ!」
そのまま、今度こそ振り向くことなく、ベジータは空の彼方へと飛び去っていった。
「俺はもうベジータではない。一匹の孤独な戦士、サイヤンブラックだ!」
――そしてここに、一人の究極戦士が誕生した……!――
- 593 :Z戦隊ドラゴンレンジャー:04/07/30 23:51 ID:gWN4HiWE
-
「……で、最長老様。結局のところ、ドラゴンボールの使い方を教えなくて良かったのですか?」
後ろに控えていたデンデがしずしずと尋ねて来る。
その言葉を聞いても振り返ることも無く、最長老は言った。
「嫌ですよ、誰がサイヤ人なんかに」
そう、その通りである。誰がサイヤ人なんかに。
――と言うか、あのサイヤ人が変な美的感覚の持ち主でよかった――
「まさかあの姿をかっこいいと思うなんて、見ていたこっちは吹き出しそうだったと言うのに……」
静かに、最長老が呟く。その言葉にデンデはうんうんと頷いた。
一人、恍惚とした表情でベジータを見つめていた男もいたが。
そんな恍惚とした表情でベジータを見つめていた男、というかネイルが、最長老のほうへと振り向く。
「しかし、あの地球人たちには願いを叶えさせてやってもいいでしょう」
あの地球人たち、素直そうな悟飯や、善人であろうクリリン。ヘタレそうなヤムチャを思い出しながら、デンデはまたも頷いた。
「そうですね……彼らならよいでしょう。デンデ、行ってあげなさい」
突然話を振られて驚くデンデ。だが、彼は了解の証として深く頷いた。
「ボクは彼らに命を助けてもらいました。今度はボクが皆さんを助ける番です」
言って、数歩前に出る。振り返り、最長老に深く一礼をしてから、デンデは飛び立っていった。
*************************************
↑回想終わり
続く
- 594 :Classical名無しさん:04/07/30 23:52 ID:gWN4HiWE
- やべ、題名にまで書いてるのにドラゴンレンジャー出陣してなかった……
- 595 :Classical名無しさん:04/07/31 11:47 ID:hI0xzRww
- そういうこともあるさ
- 596 :k:04/07/31 17:26 ID:5xUbE2PE
- ドラゴンレンジャー乙です。
原作とは大分違うベジータの勇姿に期待してます!
それでは、作品行きます。
これから、ちょっと1週間程度うpできないと想いますので……(謝
- 597 :k:04/07/31 17:26 ID:5xUbE2PE
- 3年間
------------------------------
第25話 誤算T
------------------------------
「こういう事さ!!!」
俺は、予想以上に早く、その車を発見できた。
車は駅から続く道を進んで、森林に入る直前、、、
よくある田舎の一本道を走っていた。
「思った以上に近くにいたんですね。ラルフさん」
俺は一歩一歩ラルフに近づく。
「ヤ、ヤムチャ・・・!」
ラルフはもう紳士の顔つきではなくなっていた。
側近の男たちも銃を構えている。
「アンタにしては珍しく焦ったんじゃないのか?
得意の話術で言い訳しないのかい?」
「ど、どういう事です!?何故貴方がココに!?」
「ふふふ、『ヤムチャ』を消そうとするなんてなぁ・・・
アンタにしては早まった決断じゃないか?
俺はまだアンタが犯人の一味かどうか
確信が持ててなかったンだぜ?」
- 598 :k:04/07/31 17:27 ID:5xUbE2PE
- 「さぁどうする?言い逃れの出来ない状態だ・・・」
「くっ・・・」
一歩後ずさるラルフ。
完全に立場は逆転しているようだな。
以前少なからず畏怖の念を抱いた相手とはいえ、
俺の怒りは頂点に来ていた。
ランファンのみならず、プーアルまで・・・
その迫力が彼らにも伝わるのだろう。
「誤算だったな、ラルフ」
俺は怒りを押し込め、冷静に語りかける。
せっかく捕まえた『犯人の尻尾』だ。
ランファンの居場所を聞き出さなければ……
「いったい、、何故?」
ラルフは大分混乱してるようだ。
彼の焦っている表情を見るのは初めてかもしれない。
- 599 :k:04/07/31 17:27 ID:5xUbE2PE
- 「ふん、簡単なことさ。
アンタらは情報操作は得意なようだが、
肝心なことを知らなかったようだな。
このところ、警察に行っていたのは
俺じゃなくて、俺に変身した『プーアル』さ」
そう言いながらトランクからプーアルを助け出す。
「な・・んだと?」
ボンッ!という音とともに変化が解け、
ただのネコに戻るプーアル。
「ヤムチャさまー!!!」
「プーアル・・・よかった、無事で。お前は隠れてろ!」
「はいー!」
そそくさと虫に変化して森へと隠れるプーアル。
こうなれば安心だろう。
- 600 :k:04/07/31 17:27 ID:5xUbE2PE
- 「そ、そんな事が・・・
では何故ココがわかったのです?」
「ふっ、さすがに冷静だな、ラルフ。
だが質問の時間はおしまいだ!!
ランファンは何処だ!?
言っておくが、『知らない』なんて言わないほうが身のためだぞ。
さっさと吐いて楽になるんだな・・・」
「な・・んですと?私を脅す気ですか?
ほっほっほっ。これは面白い。
貴方の言うことなんぞ誰も信じやしません。
私は警察なんですよ?」
「ふっ。誤算だったな、ラルフ。
プーアルの使っていた音声変換装置には、
集音マイクが付いていたんだよ。
つまりは、、、、こういう事さ!」
- 601 :k:04/07/31 17:27 ID:5xUbE2PE
- 「ガー!! ピッ!!ほっほっ。いいから早く ガガガガ。
この男を消さなければ、我々の身がガガ!」
俺は先ほどテープに取った部分を再生する。
ノイズがひどいが、確実に『ラルフの声』と判るものだ。
十分に証拠になりうるだろう。
勿論、プーアルの使っていた機器を使えば、
もっと貴重な情報も聞き取れるだろう。
ブルマの話では10時間程度は録音可能だという事だ。。
「今日一日分の『音声』はしっかりと録らせてもらったぜ」
若干の見栄を張って俺はラルフを脅す。
ガクっとうなだれるラルフ・・・
「ほっほっほっ。まさか貴方に遅れを取るとは、、ね。
本当に、私の誤算だったようですな。」
『Miscalculation T』
- 602 :k:04/07/31 17:33 ID:5xUbE2PE
- ------------------------------
第26話 誤算U
------------------------------
私の計画は完璧なはずだった。
あの男さえ現れなければ、、、!
人外の力を持つ者たちの存在。
その噂は耳にしていた。
遠く昔、ピッコロ大魔王の時代から
幾度となく強大な力を以って地球を守ってきた者たちの噂。
『Z戦士』と呼ばれる存在だ。
表舞台では、天下一武道会でその勇姿を見たのが最後となる。
まさか、そのZ戦士の一人が計画を邪魔しようとは。
- 603 :k:04/07/31 17:33 ID:5xUbE2PE
- 私は思考を巡らせた。
更なる周到な計画を練る。
そうだ。
ヤツらは力は強いかもしれないが、
頭はさほどキレないだろう。
それに幸いなことにやってきたのは
『ヤムチャ』という者だ。
彼はZ戦士の中では、力も頭も弱い方らしい。
だが、正面から行ってはダメだ。
まずは自由に捜査させておいて、何の手がかりも与えないでおこう。
事件の捜査などは想像以上にタイヘンなものだ。
素人である彼はすぐに諦めるだろう・・・
これが一つ目の誤算だった。
奴は意外に諦めなかった。
何と、私たちが誘拐した人物の一人と
恐らく浮気関係にあったという。
道理で必死なわけだ・・・・・困ったことになってきた。
私は次なる作戦に打ってでた。
- 604 :k:04/07/31 17:33 ID:5xUbE2PE
- ヤムチャは放っておくには危険すぎる。
その力は、我々には遠く及ばない。
なんとしても事件と切り離さなければならない。
私は偽の目撃者を容易した。
思ったとおり彼は頭はさほど良くないようだった。
私の仕掛けた罠にまんまと嵌ってきた。
そして、、、これからというときに、
彼女も誘拐されたことにすればいい。
彼の性格であれば、落胆は大きい。
きっと自ら手を引くだろう。
すぐには手を引かずとも良い。
これ以上彼女を調べることも無いだろうし、
今後何も情報を与えなければ良い。
- 605 :k:04/07/31 17:33 ID:5xUbE2PE
- なんという事だ。
ここで第ニの誤算が生じた。
彼は諦めないどころか、以前よりも
さらに事件に執着してきた。
前よりも頭もキレるようになってきた……
これはマズイ。
彼ほど力のあるものなら、
いずれ真相に辿り着く危険がある
私は焦った。急がなければ、、、
そして『彼』に連絡をした。
人類の狂気を集めた『アレ』を作っている彼に・・・
彼は、まだ試作段階だがヤムチャ程度なら勝てるといった。
これなら安心だ。
なんとしても今のうちにヤムチャを消さなければ・・・
私はヤムチャに睡眠薬を飲ませ、車に積んだ。
どうやら上手く行ったようだ。
急いで『彼』の元へ運ぼう。
そして一刻も早く消し去るのだ!
事件の痕跡は残してはならない。
- 606 :k:04/07/31 17:34 ID:5xUbE2PE
- しかし、またしても誤算が生じた。
ヤムチャを運んでる最中に、
何と、『ヤムチャ』が現れたのだ。
それでは私が車に乗せた人物は??
ヤムチャでは無かったのだ。
ソレはただのネコだった。
在りえない、、、変身だと?
馬鹿げてる!
人生長きとはいえ、これほど予想外の出来事が連続するのは
想像していなかった……
私は軽い屈辱を感じながら、次の手を考える。
この男は確実に私を殺すだろう。
それだけは避けなければならない。
しかも、念入りに我々の会話を記録したテープまである……
- 607 :k:04/07/31 17:34 ID:5xUbE2PE
- こうなった以上仕方がない。
彼とランファンは、会わせないわけには行かない。
そうだ、あの場所で引き会わせよう。
狂気、、、それこそが人の本質。
あの場所に行けば、きっと彼にもわかるだろう。
私の崇高なる理想が。
ヤムチャ、タダでは済まさんぞ………
誤算続きだったが、最後は真っ向から叩き潰してやる。
あの場所には忌まわしき『アレ』があるのだ!
その時こそ、一片の肉も残さず消し去ってくれよう・・・
私は狂気の笑みを浮かべた。
『Miscalculation U』
- 608 :Classical名無しさん:04/07/31 23:41 ID:4DjfqZJ6
- ドラゴンレンジャー 、kさん乙。
どっちもいい感じの展開になってきたな
- 609 :Classical名無しさん:04/08/01 09:19 ID:UCpmeTLQ
- 三年間、もうすぐクライマックスって感じですね。
ヤムチャとアレとの戦いに期待しております。
- 610 :ヤムロット伝3:04/08/01 09:21 ID:UCpmeTLQ
- 第一幕「ブチ切れ戦闘マシーン」
体にガタがきていることを知ったヤムチャ。
全力を出せるのはせいぜいあと一回・・・いや一瞬だろうか。
フリーザとの再戦にそなえて力を残しておきたいところだが
周りの手下どもが鬱陶しいし、この状態で戦い抜ける自信もない。
ヤツを倒すためには強い仲間がいる・・・!
とりあえず天界に戻るヤムチャ。神に報告をするためだ。
「ここから見ておったが・・・その・・・惜しかったなヤムチャ殿」
神が残念そうな表情を浮かべている。ポポは相変わらずの無表情だ。
滑稽なターバンかぶって、こいつはいったい何を考えているのか。
いつカレーとかヨガといった単語が飛び出すかわからないので油断は禁物だ。
ちなみにブッちぎれた神の足は元通りに治っていた。さすがはナメック星人。
しかしびびっているのか、会話の途中でもたまに片足あげてガード体勢をとったりしている。
ちぎれた足は燃えないゴミのコーナーに無残に捨てられていた。
曰く燃えないことはないが、燃やすと変なガスが発生するのでそれはポポ的に駄目らしい。
「神様、オレはこれからフリーザに対抗する仲間を集めるつもりです。
既にそろっている戦士・・・悟空、悟飯、クリリンはここに召集して修行させていてください」
「了解した。仲間集めのほう、上手くいくように期待しておるぞ(ほっ)」
「はい、じゃあさっそく行ってきます!・・・おっと、大事なこと忘れてた」
ロー牙風々拳!!神の足が宙を舞った。
- 611 :ヤムロット伝3:04/08/01 09:22 ID:UCpmeTLQ
-
山奥にて。
「キキィー!(おい、ブッ殺しちゃうぞコラァ)」
「キキキーーッ!!(何とか言ってみろやコラァ)」
「キキキキーーーッッ!!?(てめえ綺麗な肌してんじゃねえか)」
栽培マンたちがひとりの少年を囲んでいる。
「ぷるぷる。ぼく悪いキョンシーじゃないよ」
ってコレ餃子だ!
偶然この現場を目撃してしまったヤムチャとプーアル。
「餃子見つけた!と思ったら何だこの状況は・・・」
とりあえず上空から様子をうかがうことにした。
「キ、キィー!(よーし、ボコっちまえ)」
「キキキーーッ!!(ローキック、ローキック)」
「キキキキーーーッッ!!?(こいつ綺麗な目してんジャン)」
栽培マンたちがいっせいに餃子をボコりだした。
「ぷる・・・ぷるぁ!!ぼ・・・ぼく悪いキョ・・・キョ・・・キョエーーーーーーッッ!!!!」
餃子は突然なぞのおたけびをあげた!
栽培マンAはすくみあがった!
栽培マンBにはきかなかった!
栽培マンCにはきかなかった!
プーアルにはきかなかった!
ヤムチャはすくみあがった!
- 612 :ヤムロット伝3:04/08/01 09:23 ID:UCpmeTLQ
-
「おどれらワシが下手にでとりゃあつけあがりやがって何様じゃボケが!!!おォ?」
餃子が巻き舌で怒鳴りたてる。タンバ君も真っ青の鬼の形相だ。
「キ・・・キキィ〜・・・(すいませんでしたもうしません)」
栽培マンたちは土下座したあとすごすごと帰って行く。
テンション下がりまくりの栽培マンたちだが、ふとヤムチャの姿を発見した。
「キキ!?(空に誰かいるぞ)」
「キッキー!!(よっしゃあいつでうさ晴らしだ)」
「キキキキーーーッッ!!?(自爆して綺麗な花咲かせようジャン)」
襲い掛かる栽培マンたち。ヤムチャは過去のトラウマのせいでびびって動けない。
1匹はヤムチャの足に、1匹は胴体に、そして最後の1匹は顔面に抱きついた。
「キキキキキーーーー!!!!?(フリーザ軍万歳!!)」
「うわぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!」←ヤムチャ
どーーーーん
墜落するヤムチャ。
「ヤムチャさまーーーー!!」
ちゃっかり回避していたプーアルがヤムチャに駆け寄る。
大爆発に驚いたのか餃子もやってきた。
「ぷるぷる。このひと大丈夫?」
「ヤムチャさまは強いからこんなの平気さ!ね、ヤムチャさま?」
返事がない。どうやら失神しているようだ。
- 613 :ヤムロット伝3:04/08/01 09:23 ID:UCpmeTLQ
- しばらくして目を覚ますヤムチャ。
プーアルと餃子が看病してくれていたようだ。
よく見てみると餃子のほっぺの赤いのがとれている。
「お前・・・ほっぺが白くなってるぞ」
「ぷるぷる。化粧が落ちちゃったみたい」
あれって化粧だったのか・・・それにしてもぷるぷるうるせえなと思うヤムチャ。
「じゃあ看病してくれたお礼に、オレが化粧してやろうか?」
「ほんと?でも化粧品持ってきてないけどどうやって?」
バシーン!!ヤムチャのビンタが炸裂する。餃子のほっぺは真っ赤に染まった。
「それよりオレたちはフリーザ軍に対抗するための強い戦士を探しているんだ。
もし良かったらオレたちの仲間になってくれないか?」
「うん、いいよ。ぼくもフリーザ軍はキライだから。きっと兄弟子の天さんも協力してくれると思う」
涙目で餃子が答える。
「そうか、ありがとう。じゃあその兄弟子のところへ連れて行ってくれないか?」
「うん、わかった」
餃子が飛び立とうとしたそのとき・・・
- 614 :ヤムロット伝3:04/08/01 09:24 ID:UCpmeTLQ
-
「待ていっ!!!」
声がした。振り返るヤムチャたち。
変な髪型の男がこちらを見ている。
おかしなことに、その男は手が8本もあった。
・・・いや、違う!手を高速で動かして8本に見せかけているのだ!
その男は8本の手でタコの動きを表現しながら話しかけてきた。
「お前らの話は聞いていた。ワシの名はチャパ王。・・・強い仲間を探しているんだろ?」
チャパ王がニッと微笑む。
ヤムチャたちは不快そうな顔をしたあとどこかへ飛んで行った。
(続く)
- 615 :Classical名無しさん:04/08/01 10:34 ID:5rGTipPw
- >>610-614
ウホッ いい餃子
そしてチャパ王はあっさりシカトされてるし
- 616 :Wolf:04/08/01 16:33 ID:fcaXnGo2
- >>493
第十七話「苦悩」
宇宙船を分離させ、一人重力室に残ったヤムチャ。
修行をしようにも二倍程度の界王拳では床にへばりついてしまう。
かといって今使っている五倍の界王拳を使って修行をすれば間違いなく、体力や気が尽きてしまう。
仙豆や体力を回復させるマシーンなど無い。
寝るにしても部屋全体に掛かっている異常な重力によって殆ど体力を回復出来ないだろう。
ヤムチャは操縦室から、先程修行していた部屋に戻ると、五倍界王拳を解き、通常の状態に戻る。
轟音と共に床に叩きつけられるヤムチャ。叩きつけられるのにはもう慣れた様だが、とても痛そうだ。
ヤムチャは俯けで体を伸ばしきって、床にへばりついた状態から、通常状態で立ち上がろうとする。
「ぐおぉぉぉぉ・・・・・・っ!!!」
呻き声を上げるヤムチャ。
先ず腕を動かそうとするが、微動だにしない。
仕方なく足だけで立ち上がろうとするが、縮めきるのがやっと。
やはり手の力も無ければ、今のヤムチャでは立ち上がる事は不可能。
ヤムチャが試みた修行、それは基礎戦闘力を上げる修行。
- 617 :Wolf:04/08/01 16:33 ID:fcaXnGo2
- 修行再開から、10時間は経っただろう。
依然として腕すら微動だにせず、修行は困難を極めた。
ヤムチャが感じるもの。それは苦痛以外に他ならなかった。
一番痛みを感じるの部分は脚。
今まで縮めたり立ち上がろうとしたりで、負担はもの凄い物だった。
(くそっ・・・・・・ちっとも進歩していない・・・・・・)
ヤムチャは半分諦めかけていた。そして『駄目な奴』と自分で自覚していた。
誇り、怒り、願望、使命感・・・・・・。人間が戦う理由。
ヤムチャにも幾つもそんな理由があった。しかし、それはどれも弱い物ばかりだった。
そんな自分に嫌気が差していたのに、決別する筈なのに。
ヤムチャは何も変わっていなかった。決別など出来ていなかった。
口を苦しそうに開けるヤムチャ。
「くそ・・・くそっ・・・・くそぉぉぉーーーっ!!!!」
ヤムチャの叫びは、宇宙船の中で虚しく、木霊していた。
ナメック星到着まで残り推定五日。
刻々と、時間は迫る。
- 618 :Classical名無しさん:04/08/02 19:22 ID:cz1p9kSQ
- ヤムスレデフレスパイラル
酔っ払って書いたような作品が載る→しかも途中で投げ出し→
それ見て、なんとなく自信ついた暇な奴が書いてみようと試みる→
落書きみたいな作品が載る→しかも途中で投げ出し→
それ見て、日記代わりに書いてみるかと思った奴が書き始める→
言語障害みたいな作品が載る→しかも途中で投げ出し
→それ見て(以下略)
- 619 :Classical名無しさん:04/08/02 19:55 ID:L.GCEL16
- ウルフ乙。
頑張ってくれ%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
- 620 :k:04/08/02 22:32 ID:8jGov97o
- >ヤムロット伝3
ヤムチャはすくみあがった!
やっぱり、ヤムチャさんもビビっちゃったんですねw
ブチギレチャオズも新鮮でおもろいす。
>Wolfさん
乙です。孤独な宇宙船での修行で
ヤムチャさんが目覚めてくれることを願ってます!
出張が明日からに延期になったので、今日、今週ラストのUpをします☆
- 621 :k:04/08/02 22:33 ID:8jGov97o
- >>607
3年間
------------------------------
第27話 惨劇の再会
------------------------------
「いいでしょう。ランファンさんの元へ案内します」
「本当だな? ランファンは無事なんだろうな!?」
「今さら嘘を言っても仕方ありませんからね・・・」
そう言って、俺を車へと促すラルフ。
「それに、この状況で嘘を言うと、貴方に殺されかねませんからねぇ」
どうやら、嘘は言ってないような気がするが、
何か罠でもあるかもしれない。
まぁどんな罠があろうと、今は付いていく以外の選択肢はない。
「彼女は無事です…元気にしていますよ。ほっほっほっ」
この状況でも笑えるとは……
ラルフは恐らくまだ『何か』を隠し持っているのだろう。
だが、ようやく・・・ようやくランファンに会える。
俺はその喜びのほうが強くなり始めていた。
ランファン・・・
ドクン!
彼女のことを考えると心臓が激しく脈打つ。
俺の心が揺れ動く。
- 622 :k:04/08/02 22:33 ID:8jGov97o
- 自分の意思で『会わなかった』時は、
そこまで気にはしていなかったのだが、、
どうしても『会えない』という状況に置かれると
恋焦がれてしまうのだろうか・・・。
俺はランファンのことを想う気持ちが
日に日に強くなっていた。
アイツは俺とおんなじだ。
世の中の理不尽さに負けて、世の中に背を向けて歩いてきたんだ。
・・・アイツが不幸になるのは許せない。
こんな思いをするのは俺だけで十分だ。
ランファン、、、絶対助けてやる!
どうか、無事で居てくれよ。
もう一度会えたなら、『お前のことが好きだ』と伝えよう。
そして、その後は………
2人で暮らそうな。
- 623 :k:04/08/02 22:34 ID:8jGov97o
- 「ココです」
その場所に着く頃には、すっかり深夜になっていた。
西の都の遥か北の街。
名前さえ知らない街だ。
その中心で車は止まった。
華やかなネオンが光る歪な建物。
ナイトクラブ。
俺は地下へと続く階段を下りる。
(ここにランファンが居る!)
根拠など何も無いが、感覚のようなものが
ひしひしと俺の体に伝わってきた。
俺は足元を確かめるように、
階段を一歩一歩降りていった。
- 624 :k:04/08/02 22:34 ID:8jGov97o
- 階段を降りきった先は、薄暗い狭い空間が広がっていた。
店の入り口だろうか、重厚なドアがある。
後ろではラルフたちがついてきている。
四面楚歌・・・とでも言おうか。
前も後ろも敵だらけ……だな。
ともかく中へ入る以外に道はない。
俺は重い扉を開くと店の中へと入っていった。
中から眩いばかりの光が溢れ出す。
俺は一瞬視界を奪われた。
そして次に目を開いた時に、俺が見たものは………
・・・・・
異常な世界。
明るすぎる光………
そして……
其処彼処で繰り広げられている『性遊戯』・・・
- 625 :k:04/08/02 22:34 ID:8jGov97o
- その店では、女は『見世物』だった。
鑑賞しながらワインをすする者。
女を買い、その行為に耽る者。
金持ちどもの狂った道楽…
一連の失踪事件、その被害者の女たちは、
この狂った道楽の『道具』に、金儲けの『道具』に使われていたのだ。
しかも、市民を守るべき警察であるラルフたちが率先して・・・
男も女も皆、薬漬けのようだ。
もはや、何も判断できないような表情で
延々と裸のまま、弄ばれている。
…まったくもって吐き気がする。
「き、さまらぁ・・・」
俺は言い知れぬ怒りを覚えた。
- 626 :k:04/08/02 22:34 ID:8jGov97o
- 「ほっほっほっ、ここで暴れるのはマズイのでは無いですか?
罪の無い女たちも巻き込まれますよ?」
背後から声が聞こえた。
ふんっ、なるほど。そういう事か……。
さすがに策士だな。
「どうぞ、こちらへ・・ほっほっほ」
俺は、はやる気持ちを抑えながら
ラルフに促されるまま部屋の奥へと進んだ。
「うお!!!」
突然床が開いた。
いくら舞空術が使えるとはいえ、急には反応出来ない。
俺は何とか地面への直撃を免れ、上を向いた。
すでに俺が落とされた"穴"は閉じられていた。
上方のガラス越しにラルフが見える。
周囲には扉もない。
密閉状態のようだ。
だが……この程度で俺を閉じ込めたと思っているのか?
- 627 :k:04/08/02 22:35 ID:8jGov97o
- 「ほっほっほっ。前を御覧なさい、ヤムチャさん」
相変わらず、俺の考えてる事が判っているかのように
余裕の声でラルフが言う。
俺は言われるがまま前方を見た。
一箇所だけガラス張りの面がある。
そして、その先には―――
「ラ・・・ンファン?」
そう、そこには・・・彼女が居た
。
俺が捜し求めた愛しの女。
無残にも全ての衣類を剥ぎ取られ、
幾人の男達に囲まれて・・・・・
あぁ、何と言うことだろう。
想像していた中で最悪の・・・いやそれ以上の惨劇。
目の前では、薬漬けのイカれた女が腰を振っている。
俺の記憶の中のランファンとは、余りにもかけ離れている。
・・・・・どうやら今日は『惨劇の夜』になりそうだ。
コイツラを、全員殺したって気が収まりそうにない。
『"Meet again" in Tragedy 』
- 628 :Classical名無しさん:04/08/02 22:41 ID:OjlayofM
- >>k
乙。
これからヤムチャとランファンはどうなるんだろ…
- 629 :Classical名無しさん:04/08/03 19:02 ID:S2P6Bazc
- /\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| +
| / ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' メ ::| +
\ `ニニ´ .:::::/ +
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
- 630 :Classical名無しさん:04/08/03 21:50 ID:6nOeNPy6
- ヽ'::':/
}:::{
|:::l
r:ャ l:::|
l:(.ノ:::l
,.r:::''::::::::::::::)
.〈;;;:::::::::::::::゛:i,,__,〃
/~:::y'''::::-:::〈ー‐
サイヤンキラー作者さんの自演の臭いに誘われて
カブトムシさんが遊びにきました
- 631 :Classical名無しさん:04/08/03 21:59 ID:pq/POtI6
- nnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnn
- 632 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/08/04 01:02 ID:2tn0qPzg
- 長いこと諸事情で休んでおりましたが無事復活しました。
PCの中身がブッ飛んで溜めておいたぶんがなくなったので
少ししか投下できませんがいつもよりは多めに投下。
- 633 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/08/04 01:02 ID:2tn0qPzg
- 天津飯のやつ・・・本当に気を探れないのか・・・」
ヤムチャは天津飯の飛び立っていった方向を見ながら呟く。物凄い勢いで
ピッコロと悟飯に向かって一直線に飛んでいっている。わざとやっている
のではないかというほど方向は正確だ。
「まぁピッコロも悟飯の見ているところで人を肉塊にはしないだろ・・・
悟飯が精神に傷を負うかもしれないしな・・・天津飯はいいとして・・・」
結構酷い事をいいながら天津飯の飛んでいった方向から目を逸らす。周り
に誰かいれば遠い目をしながらブツブツ『肉塊』とか『精神に傷』とか言
ってる危ない人だ。無論ヤムチャは気づいてないが。ヤムチャは手元にある
ドラゴンレーダーのスイッチを入れる。そして、表示されたドラゴンボール
の位置を見て気づいた。
「この二つ・・・俺たちのいた場所と方角も距離もほとんど一緒だ・・・」
- 634 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/08/04 01:04 ID:2tn0qPzg
- 「さて、どうするか・・・」
ヤムチャは考える。自分には二つの道が用意されている。
一つは『ドラゴンボールを見つけた!取るのを手伝ってくれ!』ルートだ。
しかしこれを選ぶと悟空やピッコロに何を言われるかわかったもんじゃない。
ヘタすれば『何故すぐ集めなかった!敵が先にとっていたらどうするんだこの
ヤムチャ!』といわれピッコロの手によって半殺し状態になる可能性もある。
「や、やっぱり駄目かな・・・仕方ない・・・」
二つ目の道、『俺が一人でドラゴンボールを二つも見つけたぞ!どうだ悟空俺
もその気になればこのくらいたやすいぜ!』ルート。この道は危険性が高いが
うまくいけばみんなからい崇め奉られる、まではないとしても今よりはましな
待遇になるだろう。どうせ一ルートは不可。ヤムチャに残された道は一つしか
なかった。
- 635 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/08/04 01:04 ID:2tn0qPzg
-
「ここらへんか・・・でかくはねぇけど嫌な気が集まっている・・・」
悟空は一旦とまり高度を少し下げてあたりを見回す。ほとんど間をおかずに銀色の円状
の物体が目に入った。おそらく宇宙船だろう。中から異星人が出たり入ったりしている
のが見える。何人いるかわからないほどの気の数だ。
「参ったな・・・あんまり面倒なことはしたくねぇんだけど・・・」
悟空は全く参っていない顔で言った。そして、気を抑えて宇宙船の周りをうろついてる
異星人と遜色のないレベルまで下げすばやく宇宙船に潜り込んだ。幸い誰も気づかなか
ったようだ。宇宙船の中は思ったより単純で分かれ道がほとんどない。悟空は特に何も
考えず真っ直ぐ歩く。なのに誰にも会わないのは悟空の運がいいとしか言いようがない。
そう時間のたたないうちに明らかにほかの扉より大きい扉を見つけた。悟空は躊躇わず
にその扉を開ける。扉は重厚な音を立てて開いた。
「さて・・・話つけてやるか・・・ここのボスに・・・」
悟空は話をつけるために抑えていた気をほんの少し・・・少しだけ開放した。
- 636 :チャパプット:04/08/04 12:13 ID:aqoKf3Lw
- このまえイカれたと聞いたんだがもう直ったのか
早いなおい PCの内部いじったんか?温泉よ
それはともかく私も作品投下したいと思います
けっっっっっして温泉饅頭が投下したからではございません
最近はまってたRPGをクリアすることができたからでございます
ではではヘタレ王ヤムチャ伝説を楽しめないと思いますけどお楽しみください
なんか文章が支離滅裂だな・・・
ま、いいや
つまらないと思ってる方はくどいようですけれども読み飛ばしてくれても結構です
- 637 :チャパプット:04/08/04 12:14 ID:aqoKf3Lw
- 其之二十二 行け天津飯!!
地球人たちは相談している
「次誰行く?」
「俺はどっちでもいい」
「僕・・」
それぞれが交互に口にする
そんな中天津飯が戦いたさそうな眼差しでピッコロを見ている
ピッコロもその視線に気づいた
そしてピッコロが選んだ奴は
「よし!クリリンとかいったな
お前が行くといい」
「分かった」
そんなクリリンをうらやましそうな眼差しで見る天津飯
「俺に行かせてくれないか・・?」
「え・・でも・・・」
「気功砲だしちゃうよ」
「・・・・わかりましたよ
さっさと行ってさっさとやられればいいんだ・・・」
しぶしぶオーケーを出したクリリンだった
- 638 :チャパプット:04/08/04 12:15 ID:aqoKf3Lw
- 其之二十三 VS栽培マン
「あっちは三つ目のハゲが出るようだな」
ベジータはつぶやく
「こっちは栽培マンAを出してやるか」
ナッパに指名された栽培マンは三つ目の前に立ちふさがる
「ждфяШ!!」
何をしゃべっているか意味不明だ
少しナメック語に似ているところもあるがあれともまた違う
ここにいた人間の中でその言葉を理解したのは・・・餃子
「なるほど」
「あいつなんていったんだ?」
「『てめぇ気持ち悪いんだよバーカ、さっさと逝け』っていった」
何で分かるんだ餃子
つーか栽培マンが使ってたのはロシア文字だったような・・・
- 639 :チャパプット:04/08/04 12:16 ID:aqoKf3Lw
- RPGにはまってたせいかぜんぜん物語書いてません
今日はこの辺で
- 640 :洋芥子ラゴンPW,N「\f」:04/08/04 17:13 ID:.1ljDkDw
- 1000 :名前が無い@ただの名無しのようだ :04/07/30 20:55 ID:kl7aNNSK
1000なら主題歌はMCAT
ボンバ
- 641 :洋芥子ラゴンPW,N「\f」:04/08/04 17:29 ID:V42Jf0Us
- 同意。人の手だけでやっていこうとすると
人件費の安い大量の人手で押していかないと行けない。
- 642 :洋芥子ラゴンPW,N「\f」:04/08/04 17:31 ID:Rigxham2
-
松野作品が「愛」の方向にいくことは決してない。
どちらかというと「男と男の友情やら人生について」
- 643 :洋芥子ラゴンPW,N「\f」:04/08/04 17:43 ID:rC44Z09s
- まぁぶっちゃけそんな感じな気がする。
FF11も緑豊かな針葉樹な雰囲気さえただようラテーヌの隣がいきなり・
- 644 :洋芥子ラゴンPW,N「\f」:04/08/04 18:10 ID:RgNve0m.
- 200万近くいけば大ヒットも大ヒットなんだが。
- 645 :洋芥子ラゴンPW,N「\f」:04/08/04 18:14 ID:eGFjE2C6
- ベルディひどいなー
大人と子供の試合みたいだ
レアルがすごすぎるのかな
- 646 :洋芥子ラゴンPW,N「\f」:04/08/04 19:10 ID:of5HbQ8M
- 公式きてるぞ?
- 647 :洋芥子ラゴンPW,N「\f」:04/08/04 19:44 ID:BGANclQk
- ノシ
- 648 :Classical名無しさん:04/08/04 19:48 ID:6nOeNPy6
- >このまえイカれたと聞いたんだがもう直ったのか
>早いなおい PCの内部いじったんか?温泉よ
どうでもいいがチャパプット作者めちゃくちゃえらそうだな。
作品?もちろん読んでないとも。
- 649 :Classical名無しさん:04/08/04 20:04 ID:0iy/SYwk
- 確かに偉そうだが、職人の言動にいちいちつっこむこともないだろう。
放置すればいい。
- 650 :洋芥子ラゴンPW,N「\f」:04/08/04 20:03 ID:CwOuMiM6
- 延期するってことは、それだけ自信あるんだろ。
より完璧により最高に仕上げたいんだろうな。いい仕上がり・
- 651 :洋芥子ラゴンPW,N「\f」:04/08/04 20:08 ID:RgNve0m.
- , -ー、
/ |
∧_∧ / |
( ・∀・)/
- 652 :洋芥子ラゴンPW,N「\f」:04/08/04 20:46 ID:eGFjE2C6
- ぶっちゃけ、日にちが立てばたつほど、発売日がもっと先に伸びるから
熱が冷めるってのw
- 653 :Classical名無しさん:04/08/05 15:55 ID:d2iZyuqQ
- 削除人さん、今回の荒らしは削除してくんないのかな
- 654 :Classical名無しさん:04/08/05 17:03 ID:nbmiPoNA
- 今回の荒らしはヤムスレ限定じゃなくて
クラウンのスレすべてに渡ってだからな。
手間だろうね。
- 655 :神龍航空隊戦記:04/08/06 11:02 ID:r.bJ.EzA
- プロローグ
14機の濃い緑色の塗装の戦闘機が滑走路に続々と着陸する。
どの機も機体に銃撃による損傷を受けていた。
一番機に乗っていたヤムチャ大尉が機体を降りる。
すると、司令部のある建物から兵士が1人やってきた。
「ヤムチャ大尉。チャパ長官がお呼びです。」
「長官が?何の用なんだ?」ヤムチャは汗をぬぐいながら返事をした。
この基地のある武天王国は南の海上に浮かぶ熱帯気候の島国である。
平均気温は4月現在ですでに30度に近い。
真夏になれば最高気温が40度を越す日もまれではない。
そうでなくても、いまヤムチャはここから
北の海上でこの武天王国を空襲しようとしていた
敵国・レッドリボン共和国の空軍部隊と航空戦をやってきたばかりなのだ。
「さぁ…よくわかりませんが」ヤムチャの問いに兵士はそう答えた。
ヤムチャは基地の宿舎でカーキ色の飛行服から
明るいブルーの空軍将校の軍服に着替えると司令部に向かった。
- 656 :神龍航空隊戦記:04/08/06 11:08 ID:r.bJ.EzA
- 今、この武天王国はレッドリボン共和国の攻撃を受けていた。
レッドリボン共和国は武天王国から海を越えて北にある大陸にある国だ。
建国はエイジ702年、今より63年前に建国された。
建国当初は民主主義国であったが、
エイジ749年に軍の大統領親衛隊隊長だったレッドが
クーデターで政権を奪ってからはすっかり変わってしまった。
レッドは終身大統領の座に着いた後、自分に逆らうものを粛清し、
議会を解散し、全権を自分の手に集めた。
さらに軍の近代化及び機械化を推し進め、わずか10年の間に
レッドリボン共和国を世界有数の軍事大国にまで成長させた。
このあたりから彼の専横はますます酷くなり、
エイジ658年にはそれまでの国名である「リボン共和国」に
自分の名前を加えて「レッドリボン共和国」としてしまった。
そしてエイジ660年、強大な軍事力を背景に近隣の国に侵略を開始した。
武天王国は開戦当初、658年にレッドリボン共和国との間に結ばれた中立条約によって
中立を保っていたが、エイジ664年の春にレッドリボン共和国は
中立条約を無視して武天王国に宣戦布告した。
武天王国は一応開戦の準備をしてはいたが、急な宣戦布告であったため、
開戦当初は苦しい戦いを強いられていた。
664年の年末になってようやくこちらが優勢になりつつあったが、
665年の2〜3月あたりから敵は新型の兵器を次々と前線に送り出し始め、
再び武天王国は劣勢に立たされた。
ヤムチャ大尉がこの基地の司令長官であるチャパ中将に
呼び出されたのはそんな時であった。
- 657 :神龍航空隊戦記:04/08/06 11:10 ID:r.bJ.EzA
- ヤムチャが率いている部隊は二〇三飛行隊といい、
武天王国の主力戦闘機、「ドドンパ」戦闘機から構成されている部隊である。
この日、ヤムチャの部隊は北から武天王国を空襲しようとしていた
レッドリボン軍の空軍部隊を迎え撃った。
それは爆撃機25機と爆撃機を護衛する戦闘機20機からなる部隊であった。
ヤムチャの部隊はその空襲部隊と交戦、爆撃機8機と戦闘機3機を撃墜し、
敵を退却させたが、ヤムチャの部隊も4機を失った。
また、ヤムチャの搭乗機の機体を含めて帰還した全ての戦闘機が
機体のどこかに損傷を受けている。
そのうち2〜3機はよく帰って来れたと驚くほど酷い目にあっている。
ヤムチャの部隊は殆どが開戦以前から戦闘機に乗っている
ベテランのパイロットである。ここまで酷い目にあったのは、
相手の航空機の機体がこっちの機体より優れているからである。
たとえば戦闘機。ヤムチャの部隊で使っている「ドドンパ」戦闘機は
全長10mの単発(エンジンが一個)の戦闘機で最高速度516キロ、
航続距離は1300キロ、武装は7.7ミリ機銃2丁と13.5ミリ機銃2丁である。
一方で、レッドリボン軍の現在の主力戦闘機「ナッパ」は
全長17.8mの大型の双発(エンジンが翼の両側にそれぞれ1個づつある)の戦闘機で、
最高速度578キロ、航続距離2278キロ、武装は17.8ミリ機銃4丁に加え、
250キロ爆弾を1つ積む事ができ、爆撃機としても使用可能である。
このナッパ戦闘機が戦線に投入されてから、
急速に被害が多くなり、それまで優勢だった武天王国軍は劣勢に立たされた。
ちなみにそれ以前の主力戦闘機である「ラディッツ」は
全ての性能でドドンパ戦闘機より劣っていた。
- 658 :神龍航空隊戦記:04/08/06 11:14 ID:r.bJ.EzA
- ヤムチャはチャパ長官のいる部屋のドアをノックし、部屋に入った。
チャパ長官は何かの書類に目を通していた。
「おお、ヤムチャ大尉。ご苦労さん。今日の戦いはどうだった?」
「爆撃機8機と護衛の戦闘機を3機落としました。」
「ほう、それはよくがんばった。」
「ですが長官、この1、2ヶ月の間で敵は戦闘機を新型のものに変えてきました。
そのせいでこの基地の航空戦力は壊滅直前です。
2週間前に餃子中尉の部隊が出撃したときは、
彼の機を含めて16機中9機が帰ってこなかったのですよ。
今日の戦いだって、私の部隊は18機中4機が帰ってきませんでした。
帰還できた機体でも2〜3機はもはや廃棄しなければならないくらいの
損傷を受けているのです。長官、この基地の稼動戦闘機数をご存知ですか?
あとこの基地で動きそうな戦闘機は14〜5機くらいしか残されてはいないのですよ。」
「ほう、そうなのか。」チャパ長官は他人事のように答えた。
ヤムチャはチャパ長官に激しい怒りを感じた。
チャパ長官はかつてこの国の国王であったチャパ王の孫、
つまり王族という出自だけで中将になれた男である。
小さいときに流行病で両親をなくし、孤児院に預けられ、
金が無いのでただで勉強できる空軍の士官学校に入り、
そこから空軍大尉まで這い上がったヤムチャとは全く正反対の男である。
チャパ長官には昔から人を人と思わぬようなところがあったが、
まさか自軍の被害を他人事のように答えるとはヤムチャも思っていなかった。
だがヤムチャはトラブルを起こさぬようにと怒りをぐっと抑えた。
- 659 :神龍航空隊戦記:04/08/06 11:18 ID:r.bJ.EzA
- チャパ長官はしばらくしてヤムチャにちょっと前に届いた通信文を手渡した。
「君への命令書だ。至急首都の空軍総司令部に出頭せよとのことだ。」
ヤムチャは命令書を受け取ると長官室を後にした。
翌日の昼、ヤムチャは基地から600キロ東にある
首都・キャピタル市の空軍総司令部に出頭した。
ヤムチャが受付で命令書を見せると、人事局の課長が現れ、
午後3時まで待つようにヤムチャに言った。
ヤムチャは受付の女性と話をしたりして時間をつぶし3時まで待った。
そして3時になるとさっきの課長がまた現れ、
ヤムチャを人事局の一室に案内した。
「ヤムチャ大尉、ただいま出頭いたしました。」ヤムチャは敬礼する。
部屋には3人の男が椅子に座っていた。1人は三つ編みの男、
もう1人は三つ目のハゲの男、そして最後の1人は額に6つの斑点のついた
坊主頭の男であった。課長が3人を紹介する。
「こちらの三つ編みの方は人事局長の桃白白少将、
そちらの三つ目の方は空軍作戦部の参謀の天津飯大佐、
あちらのハ…いや、丸刈りの方の方はクリリン中尉です。」
「ご苦労さん。ヤムチャ大尉。君のいた基地の様子はどうかね?」
桃白白少将は尋ねた。
「敵の最新式戦闘機の投入で私のいた基地の航空戦力は壊滅寸前です。
あと2,3回の出撃が限界でしょう。航空機とパイロットの補充をお願いできますか?」
「うむ、噂で聞いていた以上に事態は深刻だな。
近いうちに後方のヤッホイ基地の航空兵力をそっちに進出することになっている。
あと、チャパ中将には後方の基地に移っていただき、
ナム少将を基地司令長官に任命しようと思っている。」
- 660 :神龍航空隊戦記:04/08/06 11:20 ID:r.bJ.EzA
- 「ありがとうございます。ところで、私をお呼びになったのはどういう理由ですか?」
「君に六〇四航空隊の隊長になって欲しい。六〇四航空隊を知っているかね?」
「いいえ、知りません。一体何の部隊ですか?どこに駐屯しているのですか?」
「六〇四航空隊はパパイヤ島基地に赴任する戦闘機の航空隊だ。」
「パパイヤ島基地ですって!?」
パパイヤ島基地は武天王国の本土から300キロ北の海上に浮かぶ
武天王国とレッドリボン共和国の中間地点にある武天王国領の島である。
かつては国際的なリゾート地として有名であったが、
戦争が始まってからは地元住人は全員本土に疎開し、
また、レッドリボン軍による空襲で市街地の一部は焼け野原になっている。
まさに最前線と呼ぶにふさわしい島である。
「実は六〇四航空隊はわが軍の開発した最新式の戦闘機の部隊なのだ。
詳しいことは天津飯大佐に聞いてくれ。」
天津飯が説明を始めた。「六〇四航空隊は『神龍航空隊』という名がつけられている。
任務は爆撃機の護衛、及び基地の防空を固めることだ。」
天津飯はヤムチャに尋ねた。
「ヤムチャ大尉。神龍飛行隊の隊長を引き受けてくれるか?」
ヤムチャは天津飯に敬礼すると
「わかりました。ヤムチャ大尉、
たった今から神龍航空隊隊長に着任いたします。」と言った。
「よし、では、ヤムチャ大尉、クリリン中尉、
君たちは今からこの街の郊外にある空軍基地に向かってくれ。
そこに君たちの乗る戦闘機と新しい部下達が待機しているはずだ。」
ヤムチャとクリリンは部屋を出て、
用意されていた軍の乗用車に乗り込み、基地に向かった。
- 661 :神龍航空隊戦記:04/08/06 11:23 ID:r.bJ.EzA
- 頑張って連載をしようと思います。
昔の作品で「文章が読みにくい」というご指摘をいただきましたので
この作品ではできるだけ文章を読みやすくしようと思っています。
内容は戦記物ではありますが、よろしくお願いいたします。
- 662 :ヤムまの中の人:04/08/06 12:48 ID:GQw42jfs
- お久しぶりです。
長きに渡っていた試験期間がようやく終わりました。
(終わったのは水曜だけど)
久しぶりに投下します
- 663 :魔族転生ヤムま!:04/08/06 12:50 ID:GQw42jfs
- 見えなかった。
眼前に立ちふさがる五人の圧力が、重くのしかかる。
ふと目をやれば、クリリンが震えているのが写る。
平常心を保っていられているのはベジータだけのようだった。
敵の力を感じ取る力を持たないナメックの二人も圧されている。
ヤムチャたち全員が特戦隊の不気味なまでの迫力を捉えていた。
格が、違う。
力が伸びたことがかえって仇となったと思えるくらいに。
「ちっ」
舌打ちをし、構えを取る。
「お? やろうってのか?」
後ろに控えていた長身の青い肌のバータがせせら笑うように言う。
――油断!
「はあっ!」
三倍界王拳の拳が、その顔面を捉える――はずだった。
「な、なに……?」
手ごたえは、ない。
ヤムチャはありえない、といった顔つきで自分の腕を見た。
全力で向かったはずの拳は、確かに真っ直ぐに伸びている。
なのに、何故。
自分は、地面に叩きつけられている!?
- 664 :Classical名無しさん:04/08/06 12:52 ID:GQw42jfs
- 「いったい何が起こったのか、といったところか」
真ん中に立っていた紫肌の男が、倒れたヤムチャの視界に入る。
「このバータは我ら特戦隊、いや宇宙一のスピードを持っているのだ」
男の声を聞きながら、ヤムチャは思う。
隙がない。
構えをとっているわけでも、自分に警戒しているわけでもないのに。
「くそったれ!」
ベジータがエネルギー波を放つ。
自分も巻き添えを受ける、そう思ったヤムチャは両腕で防御の姿勢に。
「とおっ!」
やけに芝居がかった大げさな動きで、パイナップル頭の巨体がそれをかき消す。
「な、なんてヤツらだ……!」
マイーマがぎり、と歯を食いしばる。
ヤムチャが容易く倒され、巨大なエネルギーを軽く吹き消す。
自分たちがかかっても、敵を倒せるとは思えない。
「……や、やむを得ん」
ツムリーが全身の気を集中させる。
かつて同胞がそうしたように、今度は自分が――!
そう思った、次の瞬間、
「へっ、戦闘力18000か」
ボール上の光弾がその身体を吹き飛ばす。
そして数分後――、
慎重と実力は低いが時を止めるグルド、最速のバータによって七つのボールはギニ
ュー特戦隊の手に渡った。七つのボールを抱えたギニューが悠々と飛び去っていくの
を、その場の誰も止めることはできなかった。
- 665 :魔族転生ヤムま!:04/08/06 12:54 ID:GQw42jfs
- 「隊長がいねえから数が合わなくなっちまったぞ」
「ベジータに一人、ナメック星人に一人、そっちのゴミどもに一人……でどうだ?」
わざとベジータたちに聞こえるようにしているのか、大声でそんなことを話し始め
る特戦隊。
「あいつら、ゲームみたいに思ってやがる」
「で、でもヤムチャさんもやられちゃったんですよ」
憎々しげに言うクリリンと、やや怯えを見せる悟飯。
倒れ伏していたヤムチャは、その姿勢のままでいた。
――宇宙一のスピードだと!? ふざけやがって……!
地球の戦士の中でも、自分は上位に食い入るだけのスピードがあると自負してい
ただけに、軽くひねられたことは彼にショックを与えていた。地球のヘタレであっ
た時とは違い、今は悟空しか会得していない界王拳を自己流ながら使えるようにな
っている。
そこまで思い返して、ヤムチャは笑った。
そのまま、ゆっくりと立ち上がり、バータを睨めつけ、
「おい、バータとかいう奴! オレと戦え!」
敵は油断を見せたが、自分にも慢心があった。
あいつは自分の実力を知った気になったはずだ。
つけこむところは十分にある。
「おいバータ、あのカスがご指名だぜ」
光弾でツムリーを吹っ飛ばした長髪の特戦隊員ジースがヤムチャを親指で指す。
「あんなゴミでも準備運動にはなるか」
バータがヤムチャの眼前に降り立つ。後ろでは他の隊員が「遊ぶなら後でチョコ
レートパフェを奢れよ」と激励(?)を飛ばしていた。
- 666 :Classical名無しさん:04/08/06 12:55 ID:GQw42jfs
- 「ムチャだ、ヤムチャさん!」
「ほうっておけ。それよりも隙を見せたらヤツに攻撃しろ」
クリリンとベジータの声も、ヤムチャの耳には届かず。
狼は、更なる巨大な獲物に牙をむいた。
――界王拳、四倍!
「お、おお?」
遠くから観戦していたジースのスカウターが警報を鳴らす。
ヤムチャの発する戦闘力は先程の不意打ちよりもさらに大きく、40000を超えた。
「おいおい、こりゃ意外と楽しめるんじゃねえか?」
スカウターに写る数字を見て、バータはにやりと笑った。
戦闘力の大きさはスピードにも反映される。
ヤムチャの不意打ちはかなりのスピードだった。
今の戦闘力を考えれば、自分までとは言わずともそうとうのスピードが出るだろ
うことは、容易に予想できる。
「ぐぐぐ……、うおおおおおおおおおおおおっ!!」
赤い気を纏い、ヤムチャは突進する。
突き出す右拳。
バータは一歩下がる。
「ぐっ!」
膝蹴りが顎に。
瞬間のけぞるも、大地を重く踏みしめる。
「な……!?」
バータはヤムチャが倒れないことに戸惑う。
好機は、今!
- 667 :魔族転生ヤムま!:04/08/06 12:55 ID:GQw42jfs
- 「狼牙――風風拳!」
正拳。平拳。掌底。熊手。
ヤムチャは次々に叩き込む。
「こ、このっ!」
片足を払われる。が、
「っ!」
残ったもう片足は踏みとどまる。
さらに裏拳の追撃を見舞う。
ヤムチャのスピードはバータには及ばずとも、十分匹敵し得るものだった。それ
に加えて、数々の戦いを潜り抜けてきたバータにとって、戦闘力を変化させ、かつ
自分のスピードに怯まず向かってくる敵は仲間内の手合わせを除けば一人もいなか
った。
ヤムチャは攻撃を止める気はなかった。止めた瞬間、自分の限界を超えた界王拳
の負荷が重く掛かってくるに違いなく、さらに敵に攻勢に回られてしまうことも解
っていた。
だから、止まらない。
「なあ悟飯、ヤムチャさんがどうなったか、おまえならわかるんじゃ……」
「ボ、ボクにもわかりませんよ……」
ヤムチャに、全く不可解な現象が起きている。ザーボンを倒した後、ヤムチャと
クリリンの会話の中でヤムチャは三倍が今の限界だと言っていた。限界を超えた界
王拳の使用は大きく命と力を削る。そう悟空は言っていた。
「どうなってるんだ、バータがやられっ放しだなんてよ」
「おいリクーム……、スカウターを見ろよ」
「ああ、ただのパンチの連続にしては大きいダメージを与えているようだな」
「バータじゃない、あの長髪のヤツだ……」
スカウターを装備していないグルド以外の二人は目を疑った。
「せ、戦闘力が……上がり続けてやがる……!」
- 668 :ヤムまの中の人:04/08/06 13:02 ID:GQw42jfs
- ちょっと書き方を変えてみたけども、そんなに変わらず。
相変わらず地味に終わりました。
正直、これは自覚してるし、前にも自分で言ったんで>>207のようなのは
「ああ、そうですか」としか反応が返せない
- 669 :Classical名無しさん:04/08/06 13:30 ID:5TZ/AS/k
- 十分面白いから気にするな
スルーしれ
- 670 :Classical名無しさん:04/08/06 13:38 ID:BcfMSRO2
- Wolfとか青龍刀に比べりゃマシな評価をされてるじゃないか……(ボソ
- 671 :Classical名無しさん:04/08/06 17:43 ID:GMZ1gl/M
- ていうか早くsaiyan killerが読みたい・・・
あとヤムロット3
- 672 :Classical名無しさん:04/08/06 19:56 ID:tzr7GPWo
- >神龍航空隊戦記
乙。ドラ作者さん?
自分のペースでがんがって下さい
そして、ヤムまキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
- 673 :チャパプット:04/08/06 21:48 ID:aqoKf3Lw
- 今日も投下できません
RPGもできません
なぜならば宿題があるから・・
楽しみにしている人はいないと思いますけどすいませんでした
読んでない人はウザイものが消えてよかったと思っているでしょうが
ちなみに温泉に(だけ)でかい態度をとったのは厨房のときの私の下僕だったからです
ただそれだけです
他の人には絶対にあんな態度はとりません
ダラダラと駄文すいませんでした
- 674 :Classical名無しさん:04/08/06 22:14 ID:ZDxNw2yU
- >>671
saiyan killerの自演がまた始まったか。
いい加減にしろよ。
- 675 :神龍航空隊戦記:04/08/06 22:22 ID:cQWBTaa6
- 第1話 出撃
「へぇ、こいつが『ベジータ』か、『ドドンパ』より1回りも大きいなぁ。」
新しい愛機と部下の待つ郊外の基地へ行ったヤムチャとクリリンは
整備兵に武天王国の最新式戦闘機『ベジータ』を見せてもらった。
『ベジータ』は全長13メートルの双発(エンジンが翼の両側に1個づつ付いている)戦闘機で、
最高速度が624キロ、航続距離が3600キロ、乗員は操縦士、
爆撃士(隊長機、副隊長機は無電士も兼ねる)、後方機銃士の3人、
武装が機体前方に20ミリ機銃2丁、機首に30ミリ機関砲2丁、
機体後方に可動式の37ミリ機関砲、さらに250キロ爆弾2個か
500キロ爆弾1個を積めるという重戦闘機である。
「すげー、これならドドンパの時よりマシになるどころか、
大戦果を挙げられるぜ。」とヤムチャは嘆息しながら呟いた。
- 676 :神龍航空隊戦記:04/08/06 22:25 ID:wDuYDRKM
- その日の晩、基地でヤムチャとクリリンの隊長・副隊長就任パーティが行われた。
ヤムチャは隊員たちと酒を飲み交わしながら、親交を深めた。
それから3日間、ヤムチャをはじめとする神龍航空隊の隊員たちは
ベジータ戦闘機の開発者やテストパイロットによる講義を受け、
どうすればこの戦闘機の性能を引き出せるかをしっかりと教わった。
ヤムチャが隊長になって4日目の朝、神龍航空隊の隊員たちは
飛行機の格納庫から引き出されたベジータ戦闘機に乗り込んだ。
ヤムチャと一緒に乗り込むのは爆撃士兼無電士のパンプット上等飛行兵と
後方機銃員のウーロン二等飛行兵である。
エンジンを点けると飛行機のプロペラがゆっくりと回りだした。
次第にプロペラの回転速度が上がっていく。
しばらくすると、滑走路の誘導員が手に持った旗を振り下ろした。
離陸許可の合図だ。
ヤムチャはブレーキのレバーを倒し、アクセルを全開にした。
機体はゆっくりと前に進み始めた。次第に速度が上がっていく。
ヤムチャは機体の速度が250キロを越えたあたりで操縦桿を
ゆっくり手前に引いた。機体が地面から離れる。
ヤムチャは高度1000メートルまで昇った後、
クリリンや他の部下達の機が上昇してくるのを待った。
神龍航空隊の飛行機の数は全部で36機である。
それから20分後、36機全部が集合した。
ヤムチャは全機が集合したのを確かめると
機体をパパイヤ島のある方向に向けた。
(ベジータ戦闘機の巡航速度は約400キロ、
パパイヤ島までは1000キロあるから2時間半あれば着くだろ。)
ヤムチャはそう思った。
- 677 :神龍航空隊戦記:04/08/06 22:29 ID:wDuYDRKM
- 第一話うpしますた。
>>672
レスありがとうございます。
私はドラ作者さんではありません。
- 678 :Classical名無しさん:04/08/06 22:36 ID:0BA4M.UY
- >>674
おまえこそいい加減にしろよ。このクズ野郎が。
- 679 :Classical名無しさん:04/08/06 22:36 ID:ZDxNw2yU
- >神龍航空隊戦記
これ、ドラゴンボールキャラである必要あるの?
キャラを一郎とか太郎に変換してもぜんぜん支障ないけど。
第一、ミサイルより早く空飛べて星壊せるやつらが、
何故わざわざ飛行機になんかのるの?
- 680 :Classical名無しさん:04/08/06 22:43 ID:ZDxNw2yU
- ,-一ー―- y' "ヽ、
r-v' r'ノ' ̄ ̄'ヽ,ヽ, l
l |i ● a ● l i |
| い, ー-' / ハノ
ヽ_ ,ヘ `一-ー'" <
/ r' ̄ ̄ i ヽ
i ri | |
`┤i ___ r!_,/
> ir <
i_人__j
サイヤンキラーさん、自演の事はもういいから
元気に戻ってきてね。自演も含めてあなたなんだから。
わたしは結構、あなたの自演のファンなのよ。
SSは読んでないけどねw
- 681 :Classical名無しさん:04/08/06 22:51 ID:ymlAgJzQ
- >>679
まぁそう言うなって。このSSのヤムチャたちが星を壊せる訳じゃ
無さそうだし。DBのキャラの劇と思えば良いんじゃないか?
ただ、作者さんに言いたいけど、ちゃんと元のキャラの性格とかを
生かした話にしてね。でないと本当に意味不明な話になるから・・・。
- 682 :Classical名無しさん:04/08/06 23:19 ID:tzr7GPWo
- >>673
とりあえずリアルの話題をスレに持ち込まないでくれ
リアクションに困る
- 683 :Classical名無しさん:04/08/07 00:06 ID:yPinUYjU
- 神龍航空隊戦記は確かに、自衛隊板や長官スレの作品みたいだな。
今までのヤムスレ作品の中で、一番ヤムチャが題材じゃなくてもいい作品かも。
でも頑張って欲しいな。連載は続けて欲しい。特に今、ここはあれだから・・・
- 684 :Wolf:04/08/07 09:25 ID:5EQ1EKK2
- >>617
第十八話「不時着」
増してゆく痛み。消えてゆく力や決意。
ヤムチャの腕は未だに動かない。というより動く気すら無かった。
(もう何でもいい・・・・早くナメック星に着いてくれ・・・・)
意識は、もう以前のヤムチャに戻っていた。いや、それ以下だろう。
ピピピピピッ――――。
全くの無音であった室内に、突然サイレン音が響く。
「な、何だっ!?」
ヤムチャは何が何だか全く分からず、困惑する。
「これより、緊急着陸システムを起動させます。船内に居る者は、ただちに安全区域に入りなさい」
現在状況を知らせるアナウンスの音声が聞こえる。
アナウンスの声の主はブルマ。
ヤムチャは一瞬聞き惚れたが、はっと今ある状況を思い出し、
五倍界王拳を発動させ、安全区域である操縦室に走り出す。
操縦室の窓に映っていた物。それは紛れも無く、星だった。
「ナメック星・・・・!?いや、こんなに早く着く筈が・・・」
アナウンス時に『着陸』というキーワードがあったが、ヤムチャは混乱してそれを把握する事さえ間々ならなかったのだった。
何処の星か、何故そんな星に来たのかも分からない。
余儀無く到着の準備をするヤムチャ。
取り敢えず、この状況下ではそれ以外の方法は考えられなかった。
- 685 :Wolf:04/08/07 09:25 ID:5EQ1EKK2
- 現状を何とか理解したヤムチャは、気を探る。
「大した気は感じられない・・・・が、油断は禁物だ」
自分と同じように、気を隠す事も出来るかも知れない。そう気を引き締めるヤムチャ。
「着陸まで後30秒。衝撃にお気お付けください」
再びブルマ声のアナウンスが聞こえる。着陸までどうやら後30秒らしい。
ウィィィィン――――。
機械音の音量が上がっていく。
そして窓から見える星がドンドンと近付いていく。まあ実際には、こちらが近付いているのだが。
「10・9・8・7・・・・・・」
アナウンスがカウントダウンを始め、ヤムチャは唾をゴクッと飲む。
「3・2・1・・・・・・着陸開始っ!!!」
宇宙船の下に付いている噴射口から炎が噴射され、宇宙船のスピードが落ちていく。
埃を撒き散らしながら、宇宙船は着陸する。
ドゴォォン――――。
凄まじい轟音を上げ、グラグラと揺れる宇宙船。
しばらくして揺れが収まると、宇宙船の出入り口が開き、五倍界王拳を使ったヤムチャが出てくる。
「重力は地球よりちょっと軽いぐらいかな・・・・」
軽くパンチの素振りをして、重力を確かめるヤムチャ。
そしてヤムチャは五倍界王拳を解き、舞空術を使って、空を飛び、辺りを見回す。
岩山や砂等が殆どで、かなり殺風景。草木などの緑は全く無いようだ。
この星を観察しているヤムチャの頭上から、突然声が聞こえる。
「侵略者め、消え失せろっ!!!」
ヤムチャの背中を、何者かが手刀で思いっきり叩く。
「かはっ!!!!」
吐血をしながら、ヤムチャはそのまま地面へ向かって落下していく。
- 686 :Classical名無しさん:04/08/07 19:26 ID:GMZ1gl/M
- >>674
自演じゃないって。本当に読みたいんだよ。
- 687 :Classical名無しさん:04/08/07 19:49 ID:GMZ1gl/M
- ていうかsaiyan killerの良い評価をしただけで自演扱いされるなら、
作者さんに失礼なので控える。ちなみに俺は前スレからの、大のサイヤンキラーファンだ。
まあ勝手に自演だと推測してる連中がいても、サイヤン作者さんは応援レスとわかってくれる
と思うので、いくら荒らす人がいちゃもんつけても関係ない。
本当に作者さんのファンがいると気づいてくれれば本望だ。
サイヤンキラー作者さん、本当に楽しみにしてますので頑張ってください。応援してます。
- 688 :Classical名無しさん:04/08/07 20:58 ID:WafS0nkY
- >>687
大丈夫。おまいだけじゃない。
- 689 :Saiyan killer作者:04/08/07 20:59 ID:iSLxw2Ww
- >>687
ありがとうございます。できるだけ早いうちに、続きをうぷしたいと
思いますので、もうしばらくだけお待ちください…。
このままバックレだけはしないと再び強く思えるようになりました。
やる気と勇気をあなたのレスから頂きました。本当にありがとうです。
今回はうぷじゃなくて、雑談で申し訳ありません。でも、どうしても
お礼を言いたくなりまして…。次回は必ず!
- 690 :Classical名無しさん:04/08/07 21:00 ID:WafS0nkY
- 自演疑惑回避のID出しカキコ
- 691 :Classical名無しさん:04/08/07 21:01 ID:WafS0nkY
- 本人キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
- 692 :Classical名無しさん:04/08/07 21:10 ID:QxAwSZPI
- >>689
サイヤン作者さん楽しみにしてますよ。
- 693 :Classical名無しさん:04/08/07 21:45 ID:e7dZNzSY
- あとサイヤン作者さん、自演に仕立て上げようとする奴らがいい加減うぜえから
はっきり宣言してやってくれる?私はそんな事してないって。
自演仕立てあげ荒らしよりも、それを相手にして雰囲気悪くするやつの方がうざいけど。
- 694 :Saiyan killer作者:04/08/07 22:02 ID:iSLxw2Ww
- >>693
それは言うのは簡単ですが、言ったところで証拠が何もありません
ので…おそらく無意味かと…。
私としましては、そういった諸々の事も含めて、SSをちゃんと完結
させる事で皆さんに信じていただきたいと思います。
- 695 :Classical名無しさん:04/08/07 22:18 ID:0iy/SYwk
- >>694
これからはトリップつけましょうね。
ID変動する職人は特に。
- 696 :Classical名無しさん:04/08/07 23:32 ID:yPinUYjU
- 応援してるが、あえて厳しい事いえば精神的に脆弱過ぎる。
あの質問の時といい、自分で決めてくれればいいよ、何でも。
自演してないんなら、堂々として荒らしなぞ相手にしなければよろし。
- 697 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 00:09 ID:5xUbE2PE
- お久しぶりです。
無事に戻ってきました。
サイヤンさんも、あまり考えすぎず、
頑張ってほしいです。
楽しみにしてますので。
という訳で作品いきます
- 698 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 00:09 ID:5xUbE2PE
- ------------------------------
第28話 鬼眼
------------------------------
「ほっほっほ。ソコは特別室ですよ。
「今夜の主役はヤムチャさん、貴方ですからね!」
ふいに眩いばかりのライトに照らされる。
「きゃははは!ようこそ♪エンジェル・クラブへ」
突然女が飛び出してきた。
無論、その声など俺には届かない。
ただ一点を見つめたまま、俺は動けない。
ココハ何ナンダ?
「きさまらは、、、狂ってる……」
言いながら俺も頭がどうにかなりそうだ。
「あっはははは!アンタ面白いわねぇ♪」
「クルッテル??じゃぁ聞くけどさ〜。マトモって何さ〜?」
よく見れば、こいつはあのときの女だ。
名前は何だっけ?
- 699 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 00:10 ID:5xUbE2PE
- 女は尚も笑いながら続ける。
「きゃははは。み〜んな一緒よ♪」
「正常と異常の違いなんて無いんだから〜。
そんな邪魔な感覚捨てて楽しもうよ。 ねっ♪」
そう言って俺に絡み付き、ワインを含んだ唇で接吻けてきた。
(煩い女だ・・・)
俺は振りほどく事さえ煩わしく思う。
あぁそうだ、思い出した。
こいつは、確か……
「ローザ・・・」
言いかけて、ふいに、視界がグラリと揺らいだ。
ドン!!
俺はローザを突き飛ばす。
「!? なっ!!何するのよぉ〜!」
不意を付かれたローザは無様に地面に転がる。
- 700 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 00:10 ID:5xUbE2PE
- 「がっ・・・はっ!!」
俺はそんな事は、お構いなしに唾を吐いた。
口の中が苦い……口に入ったその"何か"を吐き出す。
「お前・・・?」
「きゃははは!あとちょ〜とだったのにぃ♪」
無邪気にオドケテみせるローザ。
「これ呑んだら一瞬でイケちゃうんだからぁ。」
「あぁ〜あ。もーたいなぁい〜」
そう言いながら、ローザは地面に零れた俺の唾に、
わずかに残ったソレを嘗め回す。
改めて思う。
やはり、こいつらは狂ってる。
「お前もグルだったのか・・・?
それとも堕とされたのか?」
俺の質問など、まるで聞こえていないかのように、
ローザは懸命に床に落ちたソレを嘗め続けていた。
- 701 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 00:10 ID:5xUbE2PE
- 「ほっほっほっ、ようこそヤムチャさん。
ショータイムの始まりですぞ!!!」
場違いな低く、それで居て楽しげな男の声が響き渡る。
「ラルフ・・・・・!」
「ふふふ、貴方がそんなに頭が切れるとはねぇ。正直予想外でしたよ」
「まさか私が遅れを取るとは・・・ね」
パチパチパチと拍手をしながら言う。
「ふざけるな!貴様ら全員覚悟しろよ?
ランファン!!今助けてやるからな!」
俺は、正面のガラスめがけて気功波を放つ。
そこに穴を開けて、ランファンを救出―――と行くはずだった。
だが、波動をまともに受けたはずのガラスや壁は、
穴が開くどころか、へこむ事すらなかった。
「な・・・にぃ?」
「ほっほっほっ。そんなに焦るもんじゃありませんよ。
ソレは貴方程度の力では傷一つ付きませんからねぇ」
「なんだと!?」
「何せ『彼』が、貴方達『Z戦士』を倒すために
心血を注いで作ったモノですから・・・ほっほっほ」
どういう事だ?俺達を知っている人物が後ろに居るのか?
だが、そんな事を考えてる暇は無さそうだ・・・
「貴方はソコで死んでもらいましょうか。」
ラルフは狂気の笑いを浮かべていた。
- 702 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 00:11 ID:5xUbE2PE
- 「ほっほっほっ、ようこそヤムチャさん。
ショータイムの始まりですぞ!!!」
場違いな低く、それで居て楽しげな男の声が響き渡る。
「ラルフ・・・・・!」
「ふふふ、貴方がそんなに頭が切れるとはねぇ。正直予想外でしたよ」
「まさか私が遅れを取るとは・・・ね」
パチパチパチと拍手をしながら言う。
「ふざけるな!貴様ら全員覚悟しろよ?
ランファン!!今助けてやるからな!」
俺は、正面のガラスめがけて気功波を放つ。
そこに穴を開けて、ランファンを救出―――と行くはずだった。
だが、波動をまともに受けたはずのガラスや壁は、
穴が開くどころか、へこむ事すらなかった。
「な・・・にぃ?」
「ほっほっほっ。そんなに焦るもんじゃありませんよ。
ソレは貴方程度の力では傷一つ付きませんからねぇ」
「なんだと!?」
「何せ『彼』が、貴方達『Z戦士』を倒すために
心血を注いで作ったモノですから・・・ほっほっほ」
どういう事だ?俺達を知っている人物が後ろに居るのか?
だが、そんな事を考えてる暇は無さそうだ・・・
「貴方はソコで死んでもらいましょうか。」
ラルフは狂気の笑いを浮かべていた。
- 703 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 00:11 ID:5xUbE2PE
- いくら殴っても、気功波を放ってもその『壁』には傷すら付かない。
「はぁはぁ・・・。ど・・・どういう事だ?!」
「ランファン!! ランファーン!!!
待ってろよ・・・今、今助けるからな!!」
目の前では狂った営みが永遠と続いている。
見ているだけで気分が悪くなる。
最悪なことに向こうの『音』は、丁寧に
こちら側にも聞こえるようにしてあるようだ。
ランファンと男達の、聞きたくもない息遣いが聞こえてくる。
「ちっくしょう!!
ランファン、聞こえるか!?
今助けてやるからな!!」
ランファンは相変わらず何処を見ているか判らない表情のまま、
男達と交わり続けている。
「はぁぁあああぁぁあアアア!!!」
俺は言葉にならない声で叫びながら、
全力でかめはめ波を放つ。
身体中の気が凝縮されたエネルギーの塊が放射される。
だが、どんな力を以ってしても、結局は徒労に終わった。
ようやく・・・ようやく目の前にまで来たのというのに。
俺は何もできないのか!?
「ランファァーーーーン!!!」
- 704 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 00:12 ID:5xUbE2PE
- 「ほっほっほっ。無駄ですよ。
貴方の声は向こうには届きません。
もっとも届いたとしても、
すでにあの女に意識などありませんがね」
ラルフが狂ったように笑い続ける。
ヤメロ!
キキタクナイ!!
お前の声も、ランファンの声も、、、何も、何も聞きたくない!!
俺は、ありったけの憎悪をこめて睨む。
ラルフはまるで、それを楽しむかのように微笑みを浮かべている。
その視線は、冷たく、暗い……。
もはや人間のソレではないように感じられた。
『demon's eye』
- 705 :Classical名無しさん:04/08/08 18:35 ID:WafS0nkY
- 黒っ!
- 706 :Classical名無しさん:04/08/08 22:22 ID:2tn0qPzg
- またもやPCの中身がぶっ飛ぶという事態に陥り更新ができませんでした。
今日からはなんとかちょっとずつ更新していけたらいいなぁ・・・
ではなくしたいと思いますのでよろしく
- 707 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/08/08 22:23 ID:2tn0qPzg
- ↑名前忘れました
- 708 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/08/08 22:23 ID:2tn0qPzg
- 「キサマ・・・天津飯、キサマを呼んでいるんだ・・・」
「な、なな、なんでしょうピ、ピピ・・・ピッコロ様・・・!」
天津飯が背を向けているピッコロに頭を極限まで地面に近づけて言う。恐怖でプライドも
何も捨ててしまっているようだ。
「偉大なるピッコロ様が下賎で穢れてて屑な私になんの御用でござらっしゃいまするであ
るヤンスか?」
「何を言っているのかさっぱりわからんが・・・俺は用事があるんで悟飯の盾になってい
ろ。いいな?」
場が氷りつく。いや、天津飯とその周囲だけだが、完全に氷りついている。が、ピッコロ
はもちろん悟飯も完全に無視して『ピッコロさんこの人盾に使えるか心配です』とか言っ
てる。ピッコロと一緒にいたせいで不良になってしまったのだろうか。ひょっとしたら天
津飯がピッコロを殺した・・・というより殺しかけた事が原因かもしれないが。(芋羊羹)
「俺は故郷の星を見てみたいんでな・・・悟飯、最悪殺してもDBがあるから大丈夫だ。安
心して殺・・・使え」
ピッコロはそういうと颯爽と飛び立っていった。その後にはまだ氷っている天津飯と凶悪
な眼光の悟飯が残っていた。
「ところで俺たち、どうやってボールを捜すんだ?」
「ポポ知らない」
二人は見晴らしのいい丘に座り込んで遠くを見ていた。
- 709 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/08/08 22:24 ID:2tn0qPzg
- 「ここらへんか・・・やっぱりこの村だったな・・・」
先ほどまで天津飯とともに惨状をカメラでとっていた場所まで戻ってきていた。ヤムチャは
とりあえず地上へ降りてレーダーの示す方角を見てみる。ヤムチャの視線の先には青い青い
・・・いや、どことなく緑色っぽい湖だか池だか沼だかよくわからない水溜りがあった。
「こ、ここか・・・ははは・・・」
ヤムチャが引きつった笑みを浮かべる。やはり水の色がちょっと緑なのが気になるのだろう。
そのままの状態で数秒時が流れる。が、深〜いため息をついてドラゴンレーダーを適当な所
において入水準備をはじめた。入水準備といってもパンツ一丁になって軽い運動をするだけ
だが。ヤムチャは十数秒で体操を終え、足を水につけ・・・ようとしてやはり躊躇う。ヤム
チャはとりあえずズボンのポケットからなぜか入っていたコップを出して湖もどきの水をす
くってにおいをかいだ。特に妙なところは無い。それからある程度なぜかポケットに入って
いた道具を色々持ち出して水質検査をして、地球の海水とほぼ変わらない事が分かった。こ
の湖もどきはおそらく海だったのだろう。ヤムチャはズボンのポケットから何故か入ってい
たゴーグルを取り出して装着、そして緑色の海に音を立てて飛び込んだ。
- 710 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 23:49 ID:5xUbE2PE
- 3年間
------------------------------
第29話 サイコガーデン
------------------------------
「ほっほっほ、さぁて、その"ゴミ"を片付けてくださいな」
パチン!と指合図を鳴らす。
『ウィーーーン』という電子音と共に、
数人の男達が飛び出してきた。
1人、2人、、、3人………。
全員が防護服のようなもので全身を包んでる。
口元までそれに覆われているおかけで、
表情はあまり見えないのだが、
その眼は不気味なまでに『無表情』のように思える。
だが、殆ど気"も感じない。
多少は訓練されているようだが、俺の相手ではないだろう。
「はっ!まさかコイツラ如きで
俺を消せるとでも思っている訳じゃないだろうな?」
俺は半ば飽きれた表情でラルフを罵る。
だが、彼もあくまでも余裕の笑みを崩さない。
「思って・・ますよ…」
ラルフが不気味な笑みを浮かべる・・・
と同時に彼らが襲い掛かってきた!
- 711 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 23:49 ID:5xUbE2PE
- 何のことはない。
スピードは常人よりは速いものの
俺からすれば、余りにも遅すぎる。
一人目の打撃をすれ違い様にかわし、後ろ蹴りで蹴り飛ばす。
同時にニ人目の蹴りをしゃがんで避けると、
鳩尾に軽く殴打を加える。
その一撃で反対の壁まで吹き飛ばされる敵。
やはりコイツらは対したことはない……
三人目は・・・と探していると、ソイツは銃を構えていた。
その先からエネルギーの塊が発射される。
なるほど・・・これは確かに中々の威力のようだ。
スピードもそれなりだ。
これがヤツらのとっておきだろうか?
俺は全身の気を掌の集中させる。
「か〜め〜は〜め〜・・・」
ランファンの居る方向とは違うことを確認すると
遠慮のない一撃を放つ。
「波ぁーー!!!!!」
- 712 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 23:51 ID:5xUbE2PE
- 何のことはない。
スピードは常人よりは速いものの
俺からすれば、余りにも遅すぎる。
一人目の打撃をすれ違い様にかわし、後ろ蹴りで蹴り飛ばす。
同時にニ人目の蹴りをしゃがんで避けると、
鳩尾に軽く殴打を加える。
その一撃で反対の壁まで吹き飛ばされる敵。
やはりコイツらは対したことはない……
三人目は・・・と探していると、ソイツは銃を構えていた。
その先からエネルギーの塊が発射される。
なるほど・・・これは確かに中々の威力のようだ。
スピードもそれなりだ。
これがヤツらのとっておきだろうか?
俺は全身の気を掌の集中させる。
「か〜め〜は〜め〜・・・」
ランファンの居る方向とは違うことを確認すると
遠慮のない一撃を放つ。
「波ぁーー!!!!!」
- 713 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 23:52 ID:5xUbE2PE
- 人を殺す……ってのは気分の良いもんじゃない。
盗賊時代から、俺は殺しだけは避けてきた。
どんな悪党から盗みを働くときも、
その命を奪うことは無かった。
だが、仕方ない……ココは狂ってるのだから。
殺しなど罪にならない気がしてくる。
「はあああああー!!!」
俺は尚も気を高める。
銃から放たれたエネルギー波を完全に消し去り、
その波動は更に大きなうねりとなって、
二人の敵を飲み込んでいく・・・
(・・・殺した…か)
別に、だから何だという気持ちはない。
ランファンを助けるんだ。
その大義名分のためなら、どんなことも赦されると思う。
「さて・・・後一人だな」
「ほっほっほっ、ヤムチャさん、後ろをご覧なさい。
相変わらず見た目で判断するとは・・・。
悪い癖は治ってないようですねぇ」
「なにぃ!?」
- 714 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 23:53 ID:5xUbE2PE
- 言われて振り返ると、二人は全くの無傷であった。
壁にも焦げた跡が付いた程度だ。
ココは何かがおかしい……
「そ・・・そんな!?」
俺は少なからず動揺した。
少なくとも付近一帯を吹き飛ばすほどの
エネルギーを溜めたはずだ。
彼らが無事で居られるはずがない……
その隙に、背後から先ほどのエネルギー波が発射される。
「ちぃっ!」
俺はすぐさま飛んで避ける。
3人とも同じ武器を装備しているようだ。
こいつは意外に厄介だ……
ここのように狭い場所では避けるのが難しい。
- 715 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 23:53 ID:5xUbE2PE
- おまけにランファンの声にならない悲鳴は
どんどんと大きくなっていく……
いい加減にしてくれ!
気分が悪い……
グニャリ・・・
視界が大きく歪んだ気がした。
!?
その刹那………俺は左肩に激しい衝撃を感じる。
「がはっ!!」
敵の一撃が命中してしまったようだ。
- 716 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 23:54 ID:5xUbE2PE
- 「ほーっほっほ。効いてきたようですねぇ・・・。
どうです?生身の貴方には堪えるでしょう?
神経の感覚を狂わせる、魔性の薬・・・
貴方の愛しのランファンさんも、
そこで寝ているローザさんも、
み〜んなソレの虜なんですよ・・・」
ラルフが不気味な笑みを浮かべる。
まさか……
「その"まさか"ですよ。
その部屋の空気は、濃密な"薬"を溶かし込んであるのです。
さすがの貴方も、そろそろ危ないんじゃないですか?
ほっほっほ」
グラぁ〜・・
確かにラルフの言うとおり、段々と身体の反応が鈍くなってきた。
あぁ、アイツラが装備してた服・・・あれはこの為だったのか。
相変わらず鈍感だな、俺は。
自分で自分が嫌になるぜ。
・・・こいつはやばい状況になってきた……
- 717 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 23:55 ID:5xUbE2PE
- 「ほっほっほ、さすがのヤムチャさんも薬には敵わないようですねぇ。
ついでに良い事を教えてあげましょうか?
その者たちが装備してるモノ・・・
それは薬から身を守るだけでは在りませんよ」
「それは貴方たちの言うところの『気』の力を無効化するんですよ!
当然、特殊材質で通常の攻撃もほとんど無力化してしまいます。
つまり・・・貴方の攻撃は何一つ効かないんですよ!」
何てこった・・・。
道理でさっきのかめはめ波でも、二人とも無傷だったわけだ。
「もっとも『彼』は無効化するだけじゃなく、
将来的には『気』を吸収するのが目的だと言ってましたがね。
まぁ、貴方程度の相手ならば、吸収する必要などありませんな。
ほっほっほ、ソコが貴方の墓場のようですねぇ〜」
俺は必死で攻撃を避けつつ、反撃を試みる。
だが、やはり何一つ効かないようだ。
ふと前を見る。
ランファン………
俺が捜し求めた女・・・
俺は・・・一言だけで良い。
お前に謝りたかったんだ。
- 718 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 23:55 ID:5xUbE2PE
- 目の前では相変わらずイカれた女が腰を振っている。
ダレだ?コイツは??
ホントにランファンなのか??
薬のせいだろうか?
良く判らなくなってきた。
段々と全てがどうでもよくなってくる・・・
先ほどから背中が酷く痛い気がする。
あぁ、そうか・・・敵が攻撃してるんだっけ?
まぁいいや……。それも遠い世界のことのように感じる。
まったく・・・こんなトコに来るんじゃなかった。
柄にも無く、『誰かを助けたい』・・・だなんて。
俺には荷が重すぎたようだ。
- 719 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/08 23:56 ID:5xUbE2PE
- ランファン・・・ごめんな。
やっぱり俺はダメみたいだ。
ココは何でも赦される狂気の世界・・・
だけど、俺は………
無力な俺は……
きっと罪 ・ ・ ・ だな。
『Phycho garden』
- 720 :ヤムまの中の人:04/08/09 18:54 ID:k//TQHPk
- とりあえず今回の分書いて思ったこと。
・今まで意図して出来る限り一人称を排除してきたのが裏目に出た。
・私の実力だと安くなりそうだから、とカットした部分が裏目に出た。
・上記を踏まえて突撃してみたら、案の定さらに安くなった。
ということで安売りです。投下させていただきます。
- 721 :魔族転生ヤムま!:04/08/09 18:55 ID:k//TQHPk
- 「つぉっ!」
突き出した左腕が、受け止められる。
「しまっ……」
「はっ、思ったよりてこずらせてくれたじゃねえか」
瞬間、集中が緩む。
界王拳の緊張が途切れる。
バータはつかんだ左腕を硬く握る。
「うおおおおおおおっ!」
ドムッ!
「ぐ、ぅっ」
掴んだまま持ち上げ、地面に叩きつける。
受身を取ることもできず、背中から落ちた。
追撃のエネルギー砲がヤムチャをさらに吹っ飛ばす。
「おらっ」
ドガッ!
「そらっ」
ボゴッ!
「しゃあっ」
ズムッ!
「さっきまでの威勢はどうしたっ」
バキィッ!
ぽたり。
赤いしずくをたらしながら。
「く、くそったれ、め……」
「戦闘力が10000を切った。勝負あったな」
「カスにしてはよくやった方じゃねえか?」
- 722 :魔族転生ヤムま!:04/08/09 18:55 ID:k//TQHPk
- 気が遠くなる。
(へ、へへへ……)
頭の中でも薄ら笑いが浮かぶ。
痛みという感覚は、とうにどこかへ吹き飛んだ。
自分が攻撃されるたび、衝撃だけが走る。
(オレ、ここで終わりかもな……)
自嘲気味な意思が生まれる。
だが、その割に悪い気はしなかった。
――ヤムチャさまっ。
自分をそう呼ぶものがいた。
けれど自分はそいつを捨てた。
ただの人間であったころとの決別。
それ以来、まともに話した覚えもない。
なのに、だ。
そいつが今もなお、祈ってくれている気がした。
「やめ、ろ」
かすれた声だけが、すこし自分の耳に届いた。
自分を揺らす衝撃が煩わしい。
「なんだ? 命乞いか?」
バータは愉快そうに笑った。
「――――――やめて、くれ」
オレなんかのために、祈るな。
- 723 :魔族転生ヤムま!:04/08/09 18:56 ID:k//TQHPk
- 暗転。
次にヤムチャに見えた景色は、不思議な形の家々だった。
ズゥゥゥゥン……!
それがあっけなく壊される。
ひとつ。またひとつ。
「はっはっは、さっさと吐いたほうが身のためだぞ」
その中で笑っているのは、ついさっきまで対峙していたギニュー。
(そういえば、やつら、合言葉を知らないのか)
ボールを全て集めたとしても、それだけでは願いは叶わない。
願いの叶え方をナメック人に直接聞き出しているようだった。
「だれがきさ」
言い終わる前に老人が一人撃ち抜かれる。
ギニューはうろたえるナメックの中から、一人をつまみあげた。
「わからずやのジジイにはこうやった方がいいか」
ギニューが持ち上げた小柄なナメック人。
(! あれは――)
カルゴ!
「おまえたちなんかには絶対に教えない!」
小さなひとりは勇敢にもギニューにそう言い放つ。
「子供には手を出すなっ! 合言葉は教えるっ!」
長老と思しき老人が一人、一歩前に出た。ギニューは嬉しそうに笑う。
「そうか、ではご同行願おうか」
カルゴを抱えたギニューに連れ添って老人が飛び去っていく。
ヤムチャは、その中で確かに聞いた。
ナメックの平和への祈りを。
- 724 :魔族転生ヤムま!:04/08/09 18:57 ID:k//TQHPk
- 自分に祈るもの。平和のために力を貸してくれたもの。
何が変わったわけでもないのに鬱陶しい重荷を急に押し付けられた気分になる。
(でももう、関係ねえかも、な)
限界を超えた界王拳の歪みが、思った以上に大きい。
精神を集中していればまだ戦えていたはずだった。
しかしそんなことは既にどうでもよかった。
バータから受ける衝撃すら、もう感じなくなっている。
(じゅうぶん、やったよな)
サイヤ人との戦いで生き残って、幹部らしき戦士を倒せたのは大金星だ。
あとはこちらに向かっているであろう悟空たち実力者に委ねてもよさそうだ。
もし自分が「生まれ変わって」なければ、きっとサイヤ人に殺されていたはずだ。
眠りにつこうとした。
だけど眠れない。
なにかが、くやしい。
「はっはっは、こいつ泣き出しやがったぜ」
からだが、何度も踏みつけられる。
胸、腹、腕、脚、顔。
泥と血のついていない部分はないというほどに。
「いくぞ悟飯!」
「待ってください!」
飛び込もうとするクリリンを制止する。
「きっと、今行ったらピッコロさんに怒られる――そんな感じがするんです」
- 725 :魔族転生ヤムま!:04/08/09 18:57 ID:k//TQHPk
- 静かな暗闇の中を、ヤムチャは漂う。
祈りが怖かった。
(オレは)
耳を塞いだ。
(どうして)
強くなろうと思ったのか。
(どうして)
ナメックの意思を受け入れようとしたのか。
(勝てなかったのか)
心を蝕む魔に。
(負けたのか)
それを浄化した存在に。
(なのに)
眠りにはつけない。
(なぜ――)
もはや聞こえているのは自分の鼓動だけ。
答えが、返るはずもない。
けれど。
答えなんか、決まっている。
『立つんだ! ヤムチャ!』
負けたくなんか、ない。
- 726 :魔族転生ヤムま!:04/08/09 18:57 ID:k//TQHPk
- 「もうしゃべる元気もねえようだな」
バータの掌が発光する。
「とどめだっ!」
光にヤムチャが飲み込まれる……はずだった。
「な……!?」
言葉を失ったのはバータだけではない。
攻撃準備に入っていたベジータたちも目を疑う。
光は消えた。
手をかざしたヤムチャが、立っていた。
「まわりくどいことをしやがるぜ」
笑いながら。
「なあ、おまえなんだろ、ピッコロよ」
神の千里眼。意思を飛ばす界王の秘技。
そして、魔族として受けた、同じ魂。
それらが融合した、一つの奇跡。
『くだらんことで腐るんじゃない。おまえは』
「ああ、オレは――」
飛び込んでくるバータの両腕を、しがみつくように掴む。
「きさまぁっ!」
決して、放さない。
バータの顔色が、青から紫へ。
「そんな、あいつの戦闘力がまた上がっている!? バータ!」
君のカラダは極めて、ピッコロ大魔王――ナメック星人に近いものになっている。
オレはナメックの龍族の子。いや、
「オレは――魔王の子だっ!」
- 727 :Classical名無しさん:04/08/09 20:22 ID:G57.9Sj2
- 久しぶりに格好いいヤムチャが見れた>ヤムま
相手がバータってのが情けないが
- 728 :Classical名無しさん:04/08/09 23:56 ID:fyEB7RjA
- しかしバータは地球出者や創られた生命を除けば宇宙5位位の強さじゃないか?
- 729 :Classical名無しさん:04/08/09 23:56 ID:fyEB7RjA
- ↑地球出者ではなく地球出身者
- 730 :Classical名無しさん:04/08/10 00:45 ID:O9Vhp3oA
- フリーザ、コルド大王、ギニューまでが3位としてだいたい5位くらいだね。
界王神とか魔界を含めると一気に順位が下がるけど。
カコイイ覚醒ヤムチャの戦い期待してます。>ヤムま
- 731 :ヤムロット伝3:04/08/10 00:46 ID:O9Vhp3oA
- 第二幕「お笑いヒットマン」 前回のおはなし>>610-614
餃子がとある建物の上空で止まった。
「ここだよ」
その建物は中華風の形容をしており、壁には「鶴」の文字が描かれている。
「餃子、この建物は何なんだ?」
「えっとこの建物はエイジ750に建築され、中華をふんだんに取り入れたスタイルは専門家の間でも・・・」
バシーン!!餃子の頬がはじけ飛んだ。
「建物自体の説明はいい!何の建物か言え!」
「ああ、えっとここは鶴仙流の道場と宿舎。天さんも住んでるよ」
餃子がヒリヒリする頬を押さえながら答える。
「へえ〜・・・鶴仙流って他に誰がいるんだ?」
「兄弟子の天さん、師匠の天さん、さらにその弟の・・・天さん」
「全部天さんじゃねーか!!」
ジャブ、ジャブ、アッパー!!餃子の頭がおもしろいように回った。
- 732 :ヤムロット伝3:04/08/10 00:47 ID:O9Vhp3oA
-
「門下生・餃子、ただいま帰りました」
血まみれの餃子を先頭にヤムチャ、続いてプーアルが門をくぐった。
「やあ餃子、おかえり。遅かったな」
「修行をサボっていったいどこ行ってたんだ餃子」
「それより血まみれじゃないか!大丈夫か?餃子」
「おれの名前を言ってみろ!!餃子」
四人の天津飯が次々に餃子を問い詰める。
(ほ、ほんとに天さんいっぱいいたーーーーッッ!!!)
ヤムチャは泡を吹いてピクピク痙攣した。
「天さん、また四身の拳使ってたの?」
「ああ、修行をしていたところだ(漫才の)」
四人の天津飯が一箇所に集まり、一人に戻る。
「ところで餃子、そこで泡吹いてるのは誰だ?」
「ああ、このひとはヤムチャ。フリーザ軍と戦うメンバーを集めてるんだって。
ねえ天さん、フリーザうざいし協力してあげようよ!」
天津飯の眉がピクッと動く。
- 733 :ヤムロット伝3:04/08/10 00:47 ID:O9Vhp3oA
-
「おい、餃子!そんな何の特にもならんことしてどうするんだ。
だいいちフリーザなんか相手にしてたら命がいくつあっても足りん!
オレ達には鶴仙流(のお笑い)を後世に伝えていくという大事な役目があるだろう!!
フリーザなんか、最近評判の孫悟空とかいうやつにまかせとけばいいんだ!!!」
天津飯が餃子に怒りの言葉をかぶせる。シュンとする餃子。
「おいヤムチャとやら、よくも餃子をたぶらかしてくれたな。この代償は高くつくぞ」
天津飯がヤムチャのことをキッとにらみつける。そして攻撃の構えをとる。
「ちょっ・・・ま、待ってくれ!!オレはたぶらかすとかそんなつもりじゃ・・・・・・ん!?」
ヤムチャは天津飯の顔に妙な違和感を覚えた。よーく見てみると・・・
(て、て、天津飯の目が4つあるーーーーーーーーッッ!!!!)ガビーン
なんと天津飯の第三の目の上に第四の目があった。
タイムパラドックスとは天津飯の目の数まで変えてしまうものなのか・・・!!!
口を開けたまま呆然とするヤムチャ。それを見て笑う天津飯。
「フッ、気付いたようだな。見てわかる通りオレは・・・鶴仙流最強の使い手だ。貴様生きては帰れんぞ!」
「ちっがーーーーう!」
天津飯がヤムチャに襲い掛かる。
この程度の攻撃なら、ヤムチャはなんなくかわす事ができる。
・・・が!おそらくかわしても天津飯の興奮はおさまらないだろう。
それならば、むしろ叩き潰して黙らせてやろう。もちろん殺さないように力を抑えて。
「見せてやるぜ、狼牙風々拳ッッ!!」
- 734 :ヤムロット伝3:04/08/10 00:48 ID:O9Vhp3oA
-
ズガガガガッ!!!!
ヤムチャの拳と天津飯の拳が何度も重なり激しい音を奏でる。
手数はほぼ互角か。しかし、ヤムチャの方が徐々に追い詰めていく。
―――狼牙風々拳。この技は切れ味の鋭さも長所のひとつだが、最大の魅力は別のところにある。
それは突進力。天津飯と拳を重ねるこの瞬間も、その足は決して前進をやめないのだ。
攻撃を避けられようが、防御されようが、関係ない。
前へ、前へ。
その突進力は敵の体勢を乱すだけではなく、プレッシャーを与え続ける。
そして――――。
「クソッなかなかやるな貴様!だが、足元がお留守だぜ!!」
ガンッ!天津飯の蹴りがヤムチャの膝を強打する。絶叫しながら転げまわるヤムチャ。
そう、前へ前へ向かう足元はスキだらけだった・・・。
「いってぇーーー!!畜生・・・もう殺す!!!」
足を蹴られてブチ切れたヤムチャ。目がマジだ。
「二人ともやめて、僕のために争わないでー!」
餃子が泣き叫ぶ。ヤムチャは餃子の顔面にツバを吐き捨てると気を爆発的に高めだした。
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・!大地が震えている。先ほどまで威勢のよかった天津飯も萎縮している。
「ヤムチャさま、その体でムチャしないでください!死んじゃいますよ!!」
プーアルが心配そうな顔で見ている。
それもそうだろう、ヤムチャは全力でないとはいえかなりの気を開放しているのだ。
この状態はおそらく5分と持つまい。
「も・・・もう限界みてえだ・・・!」
ヤムチャがさっそく泣き言を言う。目がマジだ。
ブーーーーー!!突然大量の鼻血を垂れ流してブッ倒れた。5秒しか持たなかった。
- 735 :ヤムロット伝3:04/08/10 00:48 ID:O9Vhp3oA
-
「何なんだこいつは・・・」
あきれながら瀕死のヤムチャを観察する天津飯と餃子。
ヤムチャは生死の狭間を彷徨いながらも、どうしても言いたかったセリフを絞り出した。
「て・・・天津飯・・・・・・お前、め、目が四つあるぞ・・・ぐふっ」
力尽きてうなだれるヤムチャ。だがその顔は安らかであった。
「こいつ・・・気絶する寸前でツッコミを入れてくるとは見上げた根性だ。
それにあの大地が震えるほどのパワー・・・フリーザを倒すってのは本気らしいな」
オデコの第四の目をはがす天津飯。どうやらシールだったらしい。
天津飯はそのシールを餃子の耳の中に押し込むと、旅支度を始めた。
「ぷるぷる。天さん、どこへ行くつもりなの?」
「決まってるだろ、ヤムチャについて行くんだ。お前もヤムチャが起きるまでに荷物まとめとけよ」
「・・・!うん!」
こうして三度の飯よりお笑いが大好きなお笑いヒットマン・天津飯と
ブチ切れ戦闘マシーン・餃子がヤムチャの仲間になったとさ。
(続く)
- 736 :Classical名無しさん:04/08/10 01:45 ID:tqDeNXKE
- 5秒とシールにクソワロタw
- 737 :Classical名無しさん:04/08/10 05:08 ID:fyEB7RjA
- チャオズ様キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
数少ないギャグ系になっちゃったなぁ
以前は単発ギャグ小説って結構あったと思ったけどな
- 738 :Classical名無しさん:04/08/10 17:54 ID:GMZ1gl/M
- チャオズが萌えるw
- 739 :Classical名無しさん:04/08/10 19:05 ID:GMZ1gl/M
- >>689
いえいえ、恐れ多いです(汗)こちらとしてもサイヤンキラー作者さんが元気を出していただけたらと
レスしたので。。大ファンがいると気づいてくだされば本望です。
なかなか大変なようですが、いつでも待ちますんで、気楽にいきましょう^^
- 740 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/08/10 23:05 ID:2tn0qPzg
- (視界悪っ・・・海水浴には向かないなこの星は・・・)
ヤムチャはのんきな事を考えながらひたすら海の底を目指して泳ぐ。ほどなくヤムチャは見
つけた。巨大なオレンジ色の球体、中心に赤い星のマークがついた物を。
(でかっ・・・さすが本場のドラゴンボール・・・地球とは比べ物にならない大きさだ・・・)
ヤムチャは驚いて息をすべて吐き出しそうになるくらい驚いた。大きさが地球のドラゴンボ
ールとは全くの別物だったからだ。少なくても十倍はある。それが二つほぼ同じ位置にならん
で海底に落ちていた。ヤムチャはそれを両脇に抱えて海面に上がるために足に力を込めて、息
を吐く。当然だがここは水中だ。
「ごばぁっ?!」
息をすべて吐いてしまったヤムチャに想像を絶するほどの苦痛が襲い掛かる。ヤムチャは苦し
さから逃れるためにすぐに上方へ向かって跳んだ。そして足をばたつかせなんとかあがろうと
するが手が使えないために中々あがれない。冷静になれば一度ドラゴンボールをおいて呼吸を
しに行くなり気を放出して一気に上昇するなり考え付くのだが、ヤムチャにそんなことを考え
ているヒマは無い。苦痛から逃れたい、ただ一心でひたすら足をばたつかせる。酸素欠乏でヤ
ムチャの顔色が青くなってくる。同時に意識も途切れ途切れになる。ヤムチャの頭に不吉な考
えがよぎる。
(あ・・・俺もう駄目かも・・・)
- 741 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/08/10 23:09 ID:2tn0qPzg
- 嗚呼・・・うpが遅い上に他作者と才能の差を感じる・・・
なんか感想とか表現とか苦手なんで他の作品の感想とかすごいとしか
かけないのが申し訳ないです。
- 742 :Classical名無しさん:04/08/10 23:45 ID:fyEB7RjA
- >>741
感想は苦手なら書かなくても良いんじゃないかな
作者さんは作品投下で十分スレの活性化に貢献してるわけだし
あと、できれば>>731のように前回の話にアンカー付けてもらえれば助かります
- 743 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/11 00:13 ID:8jGov97o
- >>710-719
3年間
------------------------------
第30話 存在理由
------------------------------
「グハァ!!」
またしても敵の攻撃をまともに喰らってしまう。
俺は思考する事も困難になってきた。
視界も、そろそろ消えかかっている。
朦朧とした感覚の中、ドンっ!と何かに躓いて倒れてしまった。
『ソレ』は、ほんの先刻まで名前を持った『人間』だったモノ・・・
恍惚の表情のまま、この世に別れを告げた若い女の肢体だった。
「ローザ・・・」
俺の攻撃か、敵の攻撃か判らないが、どちらかに巻き込まれてしまったのだろう…
だが、彼女のことを憐れむ余裕など、今の俺には無かった。
「ほっほっほ、どうです?
だんだんと痛みを感じなくなってきているでしょう?
ソレはただの麻薬じゃありません。
忌まわしき『アレ』を造るために、
『彼』がどうしても欲したものなのですよ・・・」
「人類の夢・・・不老不死を、そして全てを壊す力を!」
「私と彼はもうすぐ手に入れるでしょう……」
- 744 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/11 00:14 ID:8jGov97o
- ラルフが何か叫んでいる気がするが、良く聞こえない。
俺は何とか立ちあがろうとする。
しかし激しい衝撃と共に再び倒れてしまう。
一撃だけを見れば、そこまでの威力ではないが、
ココまで連続して受け続けるとさすがにヤバイ。
『もう諦めな・・・お前には無理なんだよ』
俺の中の『闇』が優しく語り掛けてきた。
もう・・・いいや…
そろそろ肉体は悲鳴をあげ始めている。
薬のおかげか、さほど痛みは感じない。
俺・・・何しに来たんだっけ?
だんだん意識が揺らいでくる。
まったく………最期まで損な役回りだったぜ。
- 745 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/11 00:14 ID:8jGov97o
- 「ほっほっほっ、そろそろ限界のようですね〜」
今度ははっきりと聞こえた。
『限界』
そのとおりだ。俺にはもう立つだけの力も残ってない……
薬のせいか、敵の攻撃のせいか、
とにかく俺の身体は言うことを聞かない。
俺はずっと、ずっと自分を裏切り続けてきた。
才能を言い訳に、修行をさぼって……
そのツケがまわってきたようだな。
俺がこの世界に存在する理由など………どこにも無い。
俺はこの世界から必要とされてないのだから。
- 746 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/11 00:14 ID:8jGov97o
- 「ほぅ、中々諦めの悪い人ですねぇ。
もっとも今さら立ち上がったところで
貴方には何の力も残ってないでしょう」
「ほっほっほ」
耳障りな声だ。大体、俺にはもう立つ力なんて残っちゃいない。
・・・?
俺は、ぼやけた視界の中で自分の足元を見る。
どうやら俺は立ち上がっているようだ。
(なんで俺は立ってんだ?)
ラルフの言うように今さら立ち上がったって、何も出来やしない…
攻撃が来る……判っていても避けられない。
抵抗するだけ無駄なんだ……
ドォーーーン!!!
けたたましい爆音が響き渡る。
気付けば、俺は無意識のうちに気功波を放っていた。
- 747 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/11 00:14 ID:8jGov97o
- 「まだ抵抗する力が残ってましたか。
やはり、貴方は侮れない人ですねぇ・・・
絶対にそいつを殺しなさい!!いいですね!!」
抵抗?何を言ってやがる。
俺はもう何もする気なんてない・・・
思いとは裏腹に、薄れ行く意識のなか、
俺の身体は敵の攻撃を避け、打撃を加えていく。
『銃』に対しては、気功波で迎え撃つ。
段々と動きがシャープになっていく。
俺は何をしてる?
こんなことしたって無駄だ・・・
俺は………
「・・・ム・・チャ・・・」
- 748 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/11 00:16 ID:8jGov97o
- その時だった。
ただの聞き間違いかもしれない。
薬のせいで幻聴を聞いたのかも知れない。
でも確かに"聞こえた"
俺を呼ぶ声が・・・(俺を呼ぶのは誰だ?)
「ヤ・・ムチャ・・・・・」
彼女が、俺を呼ぶ声が聞こえる。
彼女? 彼女は誰だ?
そうだ・・・アイツは・・・・
アイツの名前は・・・
ランファン………ランファン…!!
「ランファ----------------ン!!!」
俺は、ありったけの力を込めて叫んだ…
- 749 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/11 00:17 ID:8jGov97o
- そうだ。俺は何を諦めてたんだ?
せっかくココまで来て、
また前と同じように闇に溺れるのか?
大好きな女が目の前で苦しんでいるというのに、
俺はまた逃げるのか!?
そんなのは、もうイヤだ。
俺は……
俺はランファンを助けるんだ!
例え、この身がどうなろうとも。
「オレはランファンを助けるんだ!!!」
そうだ。それが今の俺の『存在理由』だ。
アイツは不幸になっちゃいけない。
俺は、何としてもアイツを助けなきゃならないんだ。
俺自身の、ためにも……
俺は全身の力を振り絞り『気』を解放した。
『Justification for Existence』
- 750 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/11 00:24 ID:8jGov97o
- というわけで今回は1話あげました。
ヤムまさんも戻られたみたいで、
作品も増え、ちょっとずつ活気づいてきた感じですね!
力及ばずですが、自分も出来る限り
良い作品になるよう努力します。
スレの活性に貢献できたら、なんて思います。
>ヤムまさん
お久しぶりです!ついでに格好いいヤムチャさんも久しぶりですね。
魔王の子・・・これからますます活躍が期待できそうですね♪
>ヤムロット伝さん
すっかり突っ込み担当の天津飯と、キレモードのチャオズが
いい味出してますねぇ〜。
それにしてもヤムチャさんの本気が5秒とはw
>温泉饅頭さん
いや、自分は楽しく読んでますよ。
気を使わずに足でばたつくヤムチャさんの姿が
想像できて笑いましたw
- 751 :Wolf:04/08/11 19:16 ID:WPdb.a.w
- >>685
第十九話「
地面に叩き落されるヤムチャ。辺りに土煙が舞い、視界がゼロになる。
ヤムチャを襲った人物。薄い緑色で、黒点がポツポツと一面に広がっている皮膚。
ピッコロのような触角が生え、クリリン位の身長。目は尖がった垂れ目。
とても非力そうな人間ではあったが、姿とは裏腹に、その力は悟空でさえもたじろぐ程の物だった。
「これで・・・・終わりだーーーっ!!!」
右手と左手を重ね合わせ、前にある左手の掌から、巨大な光線を放つ異星人。
その光線は土煙が舞っている全域を包み込む程の大きさで、威力も山を3つ程壊すものだった。
ズドオォォン――――。
大爆発が起こり、爆音が轟き、土煙が更に増す。
地面は中心が数メートル程削れ、近くにあった岩などは粉々に砕け散っていた。
数分程すると、土煙が収まり、何処にも人の姿など無かった。
「消し飛んだか・・・・」
異星人が立ち去ろうとした刹那、左方からヤムチャのストレートが異星人の左頬に炸裂する。
- 752 :Wolf:04/08/11 19:16 ID:WPdb.a.w
- 「ほげっ!!!」
奇声を発しながら吹き飛んでいく異星人。
ヤムチャの姿は衣服ボロボロ、髪はボサボサ。鼻血や吐血、額や腕、足からの出血。
既にはぁはぁと息が切れ、気も少なからず減少している。
「早めに終わらせてもらうぜっ!!!」
かめはめ波の溜めの構えをするヤムチャ。
「か〜め〜は〜・・・・」
刹那、異星人の姿が消える。
ヤムチャは異星人が消えた事で戸惑い、かめはめ波を止める。
辺りを見回すが、そこには異星人の姿は無い。
よく居そうな頭上も見るが、やはり異星人の姿は見えず。
「下だっ!」
その声を聞き、下を向くヤムチャ。しかし異星人の姿は無い。
「馬鹿めっ!掛かったなっ!」
異星人の見事な踵落としがヤムチャの頭に直撃する。
今度は地面に叩きつけられなかったが、かなりのダメージを負うヤムチャ。
そして意識が朦朧となりながらも、ヤムチャは考える。
(一体何が・・・・確かに頭上は誰も居なかった筈だ。どうして・・・・)
そう考えている間に、瞬時にしてヤムチャの眼前に現れる異星人。
異星人は超高速のパンチをヤムチャに繰り出す。それはまるで、鬼そのもの。
異星人の猛攻は、止まらない。
- 753 :Wolf書いてる輩:04/08/11 19:19 ID:WPdb.a.w
- タイトル無題でスマソ。
第十九話は「能力(上)」です。
- 754 :急襲:04/08/12 15:57 ID:XKA9ZqNU
- そろそろ次スレの季節かな
- 755 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/08/12 17:48 ID:2tn0qPzg
- 「ぶばぁ!げはっが、がはっ!ごほっ!」
ヤムチャは両脇に抱えたドラゴンボールを適当な場所に放り投げ地面に大の字になって寝転がり、
酸素を思う存分吸った。やっと頭が通常並に働くようになってくる。ヤムチャは立ち上がってド
ラゴンボールを眺める。
「しっかしでかいなぁ・・・地球のとは大違いだ・・・っていってもたぶん大きさに比例して性
能が上がるわけじゃないだろうけどな・・・」
ヤムチャはとりあえず、ズボンのポケットから何故か入っていた替えのパンツに履き替え服を着
なおした。ちなみに濡れたパンツは気攻波で焼き払った。もともとガラが気に入ってなかったの
でこの機会に焼き尽くしてしまおうというよく分からない理論だ。焼いたパンツを海に投げ込み
ながらヤムチャはドラゴンレーダーをてきとーな場所においたことを思い出した。なくしたら暴
行を加えられるだけではすまないかもしれない。ヤムチャは急いでレーダーを置いた場所へと走
った。
- 756 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/08/12 17:49 ID:2tn0qPzg
- 「あれ〜・・・誰もいねぇや・・・」
悟空は部屋の中を見回して言う。部屋の中は広く、大きな椅子だと思われるものが悟空の数m先に
おいてある。悟空はそこで目に入ったものに迷わず飛びついた。
「ドラゴンボール!やっぱここのもあったのか!しかも二つも・・・これでクリリン達を生きかえ
らせる道に一歩近づいたぞ!」
「し、侵入者!総員フリーザさまのお部屋に集まれ〜!」
悟空がドラゴンボールにほお擦りしている間に背後に敵が回っていたようだ。悟空はめんどくさそ
うに背後を向く。その時にはすでに十数人の敵が悟空に銃を向けて騒いでいた。
「貴様どうやってここに入ってきた!」
「ここまで巨大な戦闘力を我々が逃すはずないだろう!」
「ところであいつの戦闘力ってどのくらいだ?」
「計ってる途中でスカウター故障して爆発したからわかんねー」
などと騒ぎ立てている。悟空はドラゴンボールを抱えて部屋の出口に向かって歩く。当然それを敵
は阻む。
「馬鹿めが!馬鹿めが!ここを通すと思ったか!俺のスカウターは最新式だ!これで貴様の戦闘力
を計ってやる!」
敵のうち一人が後方で叫びながらこそこそとスカウターを装着してスイッチを押す。そして、数秒。
見る見るうちに顔色が青く、青くなっていく。
「ははは!部下その一!こいつの戦闘力はどのくらいだ!」
先頭で悟空と向かい合っていたやたら毒々しい顔色の異星人がスカウターを装着した異星人に向か
って声を上げる。もはや顔色が青を通り越して群青色になっている部下その一とやらが答えた。
「せ、戦闘力・・・37000?!」
宇宙船が、集まっていた異星人全員の悲鳴で揺れた。
- 757 :テンプレ案:04/08/12 17:50 ID:XXCDOQ.s
- 〜サイバイマン撃破!! 勝つのはオレだ〜
エーックス・・・
漫画界有数のヒット作品、ドラゴンボール。
その登場人物の内に他の追随を許さぬ最低のヘタレが居た。
そのヘタレに、わずかばかりでも活躍の場を・・・
しかし、そのあまりのヘタレさは人類の想像力の限界を遥かに超えていた。
あまりにもお留守な足元、雑魚キャラの自爆で道連れ、恋人を寝取られる甲斐性の無さ。
2ch中でヘタレの代名詞としてネタにされてゆく日々。
立ちはだかる「戦闘力のインフレ」という難敵。
誰もが「ヤムチャ」の2ch語化を覚悟した。
だが、そんなヤムチャにせめて妄想の中だけでも活躍させてやりたい…
ヤムチャを最もネタに使い、そして愛した彼らがこの困難に、立ちむかったのだ。
これは、少年漫画史上最も困難な創作に立ち上がった男たちの物語である。
※ヤムチャ以外の小説・ネタも大歓迎!おまえらも妄想爆発させようぜ?
【前スレ】
たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart21
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1089533106/l50
【小説作品保管庫】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/index.html
【お勧め作品】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/recommend.html
【過去ログ倉庫】
http://yamnov.hp.infoseek.co.jp/kako/log.html
- 758 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/08/12 17:51 ID:2tn0qPzg
- 今日もわずかばかりうpしてみました。そういえば前に指摘された事をすっかり
と忘れてました・・・手遅れとは思いつつもやってみたり。
>>740
- 759 :Classical名無しさん:04/08/12 23:45 ID:XY4yqo5A
- 次スレはまたクラウン?
- 760 :Classical名無しさん:04/08/13 00:16 ID:yPinUYjU
- とりあえずクラウンでいいんじゃない?
作品もそこそこあるし、サイヤんキラーも復活するし、
とりあえず、心配は無いんじゃない?
- 761 :Classical名無しさん:04/08/13 02:32 ID:LdaPyKzg
- >k ◆UZiLh1JQさんへ
「三年間」がめでたく100kBを越えました。
もし、ここからここまでが第何部とか、要望がありましたらお気軽に病的まで
お伝えください。まとめサイトの掲示板などでもかまいません。
- 762 :ヤムチャの牙:04/08/13 18:53 ID:/8ezeMvY
- 1話「ヤムチャ」
地球に突然サイヤ人がやってきた。名前はラディッツ。
孫悟空の兄だ。ラディッツと戦った孫悟空は死んでしまう。
1年後、新たなサイヤ人が二人来るという。
神様に言われてヤムチャやクリリン達は展開で修行を始めた。
神も超えたヤムチャ達は地上へ降り、サイヤ人の到着を待った。サイヤじんたちが来た。
クンッっとナッパが腕を振り上げると、ナッパの周辺の土地全てが吹き飛んだ。
新たなサイヤ人はそれほどすさまじい力の持ち主だった。
ヤムチャやクリリンはサイヤ人の元へ向かった。ピッコロと御飯は先についていた。
その後クリリン、天餃子。そしてヤムチャと続いた。
サイヤ人の二人はサイバイマンという化け物を出した。そしてそれは襲い掛かってきた。
最初に天津飯がそれを相手にした。あっさりと倒した。だがサイバイマンは本気を出していなかった。
次のサイバイマンはヤムチャと対戦した。本気を出したサイバイマンはそれなりの戦いを見せる。
だがヤムチャの相手ではなかった。ヤムチャは牙を発動させてサイバイマンを攻撃する。
ずたずたに切り裂かれたサイバイマンは絶命したかに見えた。
続く。
- 763 :Classical名無しさん:04/08/13 21:14 ID:sT5QON8k
- 青龍刀伝説のオマージュっすか?
- 764 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/08/14 00:34 ID:2tn0qPzg
- >>755-756
「え〜っとたしかここら辺に・・・」
ヤムチャはそこまで言って、両脇に抱えていたドラゴンボールを地面に落とした。ドラゴンレーダー
をおいた場所は見つかった。が、その場所には先ほどまでなかった瓦礫の山が積まれていた。すぐ横
の民家らしきものが崩れたらしい。ヤムチャは呆然として自分の末路を頭に浮かべる。激怒、失望、
そして、惨殺された一匹の狼・・・
「ま、まだだ!ひょっとしたら奇跡的にレーダーが無事かもしれん!」
ヤムチャはそう言うと物凄い勢いで瓦礫を掘り起こし始めた。地面に伏せて両腕を振り回し瓦礫を掘
り起こしている姿は荒野のハイエナや狼よりも『哀れな野良犬』の方が似合っている。ヤムチャは半
泣き状態で瓦礫を掘り続ける。背後に迫る敵の影にも気づかずに・・・
- 765 :Classical名無しさん:04/08/14 09:08 ID:0iy/SYwk
- ・・・それだけっすか
- 766 :Classical名無しさん:04/08/14 09:58 ID:ByvyI/3Q
- 饅頭、さてはもうやる気ないだろ?
- 767 :Classical名無しさん:04/08/14 12:33 ID:ByvyI/3Q
- 饅頭、チャパプットとはもう縁をきれ。
- 768 :ヤムチャの覚醒。ピッコロと温泉饅頭。:04/08/14 21:56 ID:2tn0qPzg
- >>766
いえありますよ。>>764後に視点変わるの忘れて前々回に入れ忘れてたんです。
それは置いといて、またもやPCの中身がブッ飛んでほぼ消えちゃったので
三日〜一週間書き込みを休んで書き直します。読む人はほぼいないでしょうけど
迷惑掛けてすみません。
- 769 :Classical名無しさん:04/08/14 22:44 ID:km8nKxLw
- 読んでるよ
ただ、そういうのはちょこっと書いて欲しいかな
作者さん飽きちゃったのかな、と心配になってしまう
未完が一番嫌だしね
- 770 :Classical名無しさん:04/08/15 08:52 ID:VLBKG2hw
- どんなPC使ってんのよ
- 771 :ヤムチ〜星の戦士〜:04/08/15 11:41 ID:/8ezeMvY
- 1話 「ヤムチャ星」
ヤムチャは自分に問いかけた。
ヤムチャ「オレは何をやっているんだ」
ヤムチャはブルマの家に向かった。宇宙船を貸してくれ。ブルマに言った。
ブルマ「いいわよ。でも壊さないでね。」ブルマは宇宙船の鍵をヤムチャに手渡した。
ヤムチャ「宇宙船に乗ったぞ。これで宇宙を旅するんだ。カチャ。スイッチオン」
宇宙船は白い煙を出しながら空高くあがっていった。
ヤムチャ「もう地球があんなに小さくなった。すごいなぁ%」
ナッパ「ぐふふ久々の獲物だぜ」
ヤムチャ「なんだこのハゲは」
ナッパ「ハゲじゃないナッパさまだ」
ヤムチャ「うるさいただのハゲじゃないか」
ナッパ「もう許さんハッ」
ナッパの放ったエネルギー弾は、宇宙船をバラバラに破壊した。
宇宙に投げ出されたヤムチャは死を覚悟した。しかし。
?「ヤムチャよ。お前の隠された力を覚醒させる時が来たのだ」
ヤムチャ「誰だ」
?「お前の祖先だ」
ヤムチャ「そうかじゃあ頼む」
?「ほい」
ヤムチャ「力がみなぎってくるー」
ヤムチャ覚醒。
続く
- 772 :Classical名無しさん:04/08/15 16:14 ID:9W9sMEKg
- >>すごいなぁ%
ワラタ
- 773 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/16 01:26 ID:5xUbE2PE
- >>761
保管ありがとうございます!
まとめ掲示板のほうに書き込み致しましたので、
よろしくお願い致します!
そろそろ次スレですかねぇ。
とりあえず今日も1話上げます。
- 774 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/16 01:27 ID:5xUbE2PE
- >>743-749
3年間
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第31話 覚醒
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「うぉぉぉぉおおお!!!」
俺は声にならない声で叫ぶ。
激痛と快楽の狭間に酔う自分の身体を
無理やりに突き動かすために。
周囲では、3人の男が交互に『銃』を放っている。
「はぁ!!」
「なっ!?消え・・た??」
瞬間の超スピードにより敵の眼から逃れる。
と同時に背後に回りこんで至近距離からのエネルギー波を放つ。
『1点』に全ての力を込めた攻撃。
さながらピッコロの『魔貫光殺砲』のような一撃。
どんなに高性能な防具でも、一点に集中すれば貫けないことはない。
僅かとは言え、俺はその防護スーツに『ヒビ』が入ったのを見逃さなかった。
(倒す方法は・・ある!)
俺はさらに力を込める。
もう少し・・・もう少しだけ持ってくれ。俺の身体よ……
そう思うと同時に敵の身体は内側から爆発していた。
- 775 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/16 01:27 ID:5xUbE2PE
- 「ねぇ、ヤムチャ〜、私達ってさぁ……似てると思わない?」
ふとランファンとの他愛の無い会話がフラッシュバックする。
「ん?あぁ、そうだなぁ〜似てるな」
(出会ったときから、そう思っていたな)
「どこが、だと思う?」
「んー、世の中のはみ出しモンってトコかな?
親も知らず、不幸に育ってきたもん同士だもんな」
そう言って自嘲気味に笑う俺を見て、ランファンは微笑みながら言った。
「あはは。そうかもね。でも違うわ」
「ん?何が〜?」
(違う?何がだ?)
「私は今、最高に幸せよ。貴方と一緒に居れて幸せだわ♪
例え偽りの時間でも……ね」
- 776 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/16 01:28 ID:5xUbE2PE
- 「はは……」
苦笑する俺をよそに、ランファンは満面の笑みを浮かべていたっけ。
あの頃の俺は、ブルマともランファンともどっちつかずで、
どちらにもいい顔をして、適当な相槌を打って・・・
本当に最低なヤツだったな……。
彼女は判っていた。自分の"立場"を。
自分が所詮はただの"浮気相手"でしか無いことを。
それでも彼女は、『自分は幸せだ』と言った。
「貴方は違うわ……貴方はきっと今、不幸な時間を生きてる。
ブルマさんとも上手く行かなくって、修行も捗らなくって……
でもそのお陰で一緒に居れるんだもの。感謝しなくちゃね♪」
「ふふふ♪」
そう言って悪戯っぽく笑うランファン。
そういう時ほど余計に可愛く見えたものだった。
「ははは……そうだな」
俺は適当な相槌を打っていた。
- 777 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/16 01:28 ID:5xUbE2PE
- 「でも、私達はよく似てるわ・・・」
その時、ふと彼女が見せた寂しげな表情が忘れられない。
「貴方も…私も…出会った相手を
不幸にする事しか出来ないって思ってる……」
図星だった。
俺はいつだってそう思って生きてきた。
プーアルと居た時も、仲間と居たときも、
ブルマと居るときも、そしてランファンと居るときも……
俺は相手を不幸にしてしまう、周囲の役には立てない。
俺には誰かを幸せにしてやれるだけの力などないんだ・・・と。
「ふふふ。世の中からハズレた者って良い表現ね♪」
「でも貴方は本当は違うわ・・・
私の届かない高い空まで行ける翼を持ってるの…」
「忘れないで・・・私は貴方に会えて幸せになれたのよ……」
そう言って背中越しに抱きついてきたランファン。
俺は彼女に悟られないよう、引きつった笑いを浮かべる事しか出来なかった。
その時は――
- 778 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/16 01:34 ID:5xUbE2PE
- (ランファン……きっと君も同じ悩みを抱えてたんだな)
今なら判る。彼女の気持ちが。
彼女もずっと同じ想いをしてきたのだ。
俺がブルマのことを思い出すたびに、
俺が愛想笑いを浮かべるたびに、
彼女の心は泣いていたのだ。
『自分には、この人を幸せにすることは出来ない・・・』
そんな現実を突きつけられたような気分だったのだろう。
「ごめんな・・・」
ぽつりと呟く。
今までの形だけの謝罪とは違う。
強い決意を抱いた言葉だ。
- 779 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/16 01:33 ID:5xUbE2PE
- 君に会えて、俺は変われたんだ……
あんなに苦しい想いをさせていたのに、
それでも彼女は、『俺に会えて幸せになれた』と言ってくれた。
……今度は、今度は2人で幸せになろう!
こんなトコで、こんなコトで、こんな形で、
終わっちまうわけにはいかない!
壁の向こうでは相変わらずの狂った惨劇が続いてる。
こちら側には煩い蠅が2匹、部屋を飛び回っている
「邪魔なんだよ!てめぇらは!!!」
俺は更に気を高める。薬に溺れそうな意識を必死で繋ぎとめる。
この『意思の力』の最大の源は、おそらく怒りだろう。
俺の中で、ラルフへの怒りと『自分への怒り』が激しく渦巻いている。
- 780 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/16 01:33 ID:5xUbE2PE
- 俺の周囲には紅く燃える炎のような『気』が具現化している。
『界王拳』と呼ばれる技――
己の力を数倍にも高めてくれる技だ。
だが、同時に肉体には激しい痛みが伴う。
そういえば界王星では、俺が一番最初にこの技を習得したんだったな。
その時に、やたらと天津飯が怒っていたのを想いだす。
初めてちょっとした優越感に浸れた瞬間だった……
ヤツの滑稽なほどの激高ぶりを思い出し含み笑いをこぼす。
こんな時におかしな事を思い出すもんだ。
そんな事を考えながら、俺は更に気を高めていく。
痛みの感覚が薄れている今なら相当な力が出せそうだ。
後は目の前の蠅どもを叩き潰すだけだ。
……きっと勝てる。
「行くぜ!!!」
- 781 :k ◆UZiLh1JQ :04/08/16 01:35 ID:5xUbE2PE
- ↑
『Awakening』 完です
レス消費すみません(汗
- 782 :Classical名無しさん:04/08/17 09:42 ID:N4CG3ASQ
- あげ
- 783 :Classical名無しさん:04/08/17 13:13 ID:9Mh08KFk
- 急に寂れたな
不思議だ
- 784 :Classical名無しさん:04/08/17 13:46 ID:7VNEXVFc
- 次スレが立たないからじゃないかとオモ
- 785 :急襲:04/08/17 16:44 ID:XKA9ZqNU
- じゃあ立ててくる。とりあえず板はクラウンで
- 786 :急襲:04/08/17 16:48 ID:XKA9ZqNU
- 立てられなかった……。
- 787 :Classical名無しさん:04/08/17 17:01 ID:BZgafyiM
- たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart22
ttp://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1092729591/l50
立てた
みんな移動よろ
- 788 :Classical名無しさん:04/08/21 08:26 ID:GzCInMGk
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