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レジェンド オブ ヤムチャ


403 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/04/27 21:28 ID:Ld2lNfrU
第一話 出会い

太陽の照り付ける広い荒野を二十歳くらいの青年が歩いていた。
彼の名は孫悟飯。武天老師こと亀仙人の一番弟子である。
14歳のときから亀仙人の元で修行を続けていたのだが
彼は先日師より「もはやお前に教えることは何も無い。
これからはわしの元を離れ修行に励むが良い。」と言われ、
修行の旅に出たばかりであった。
孫悟飯には夢があった。いつかは世界で名を轟かす有名な拳法家になること。
これが彼の夢であった。それから数時間が過ぎ、日が暮れた。
悟飯は適当な岩の陰にもたれかかり眠った。
それから小一時間が過ぎた頃、彼の眼前で光が瞬いた。
光がなくなった後、そこには15、6歳くらいの少年が倒れていた。
その少年の着ている服には「樂」と言う文字の刺繍があった。
悟飯は彼を介抱した。少年は朝方になって目を覚ました。
「ん…何だあんたは?…ここは俺の家の前か…はっ、
あんた、プーアルを見なかったか?空を飛ぶ猫なんだが」
「少しは落ち着け。飯を食いながらでも話は聞いてやる。」
悟飯は食事を少年に手渡した。


404 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/04/27 21:29 ID:Ld2lNfrU
「あんたなんていう名だ?」
「ヤムチャ。あんたは?」
「オレは孫悟飯。世界一の武道家になるために旅をしている。」
「何?孫悟飯と言ったら世界的に有名な憲法家じゃないか!」
「なんだって、オレが有名な憲法家?バカを言え。
オレは駆け出しの武道家だ。その証拠に俺の実力は師匠の
武天老師様に比べるとはるかに及ばない。」
「あんた本当に孫悟飯か?」
「ああ、そうさ。オレが武天老師が一番弟子・孫悟飯だ。」
「ちょっと待て、孫悟飯が武天老師の弟子だった時期は
50年近く前のことだぞ。うそをつくんじゃない。」
「俺は嘘なんかつかない。武天老師様は7年前にオレを弟子にするまで
弟子は取ってこなかったんだ。」
「まぁいい。あんたが孫悟飯かどうかは別としてここは俺の家の前だ。
この荒野一帯はオレの縄張りだ。介抱してくれたことは感謝するが
さっさとこの荒野から出て行ってくれないか?」
「ここがお前の家の前だと?確かにこの岩には洞窟らしきものがあったが
誰も住んだことのある形跡など無いぞ。」
「な、なんだと!」ヤムチャはすぐに家である岩の洞窟に入った。


405 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/04/27 21:31 ID:Ld2lNfrU
なるほど、そこにはヤムチャが見慣れた食器や家具の類は一切置かれておらず
誰かが住んだ形跡は見つからなかった。
「ど、どういうことなんだ。これは一体…」
「そういえばお前、昨日の晩に光と共に現れたんだが何か思い当たりはあるか?」
「そうだ。オレは昨晩狩りから帰ってきてあと数メートルで家という所で
光が空から降ってきたんだ。
そこで意識を失い気が付いたらあんたに介抱されていた。
も、もしかするとここは別の世界なのか…?おい、あんた。
今エイジ何年だ?」
「701年だ。」
「48年前!信じられん。まさか過去なんかに飛ばされるなんて…」
「どうやらその口ぶりだとお前は未来の世界から飛んできたのか…
道理でオレの未来を語れるはずだ。


414 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/04/28 07:54 ID:jzMR495Y
第二話 旅立ち

ヤムチャは泣いた。
「オレは…ただプーアルと一緒に暮らしていたかっただけなのに…
何でこんなことになったんだ…オレが盗賊なのが悪かったのか…
こんなのねぇよ。うおぉぉぉぉぉ!!」
ヤムチャはそれから数十分泣き続けた後、ヤムチャは悟飯に言った。
「悟飯さん、あんた確か世界中を旅していると言ってたな。
俺をあんたの旅に連れて行ってくれ!
俺は元の世界に戻れる方法を探したいんだ。
あんたについていけばなんかの手がかりを得られるかもしれん。」
「いいだろう。ついて来たければついてこい。」
こうしてヤムチャは孫悟飯と共に旅立つことになった。


415 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/04/28 07:54 ID:jzMR495Y
ヤムチャたちが旅立って数日後、2人は山道を歩いていた。
目の前に山賊熊が現れた。
「へっへっへ、金目の物を置いていけ。」
といきなり金品を要求する山賊熊。
「お前こそ今までに奪った金品を置いていけ。」
とヤムチャは山賊を挑発した。
どうやら勝てる自信があるらしい。
山賊は手に持った大刀でヤムチャを切りつけてきた。
ヤムチャはそれを避けた。
「これでも食らえ!狼牙風風拳!」
ヤムチャは山賊にパンチのラッシュを打ち込んだ。
だが山賊は平気な顔をしていた。
「俺は身体を鍛えているんだ。お前の攻撃なんぞきかねーよ。」
山賊熊はヤムチャを殴り飛ばした。
山賊が刀でヤムチャを斬ろうとした時、悟飯が目の前に立ちはだかった。


416 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/04/28 07:58 ID:jzMR495Y
「なんだてめぇは!てめぇまで俺の邪魔をするのか。」
「そのつもりだ。」
山賊は悟飯に斬りかかったが悟飯はそれをいとも簡単に受け止めた。
「えい、この、ちくしょう、なんで?」
山賊は何回も斬りかかろうとするが、悟飯はそれを全て片手で受け止めた。
悟飯はジャンプすると山賊の眉間を思いっきり殴った。
山賊はどさりと倒れた。
「す、すげぇ。悟飯さん。」とヤムチャは驚いていった。
悟飯はヤムチャの顔を思いっきり殴った。
「な、何すんだよ!」
「アホかお前は!自分の力を妄信して突っ込む奴があるか!
お前って本当に井の中の蛙だな。世界にはお前より強い奴が
ごまんといる。自分だけが強いと思うな。
だが、お前の狼牙風風拳とかいう技、あれはかなりスピードが
あっていい技だな。どうだ。オレがお前を鍛えてやろうか?」
「はい、お願いします!悟飯さん!」
こうしてヤムチャは悟飯から拳法を学ぶことになった。


467 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/05/05 04:47 ID:e4QpL5zs
第三話 ドラゴンボールとの出会い

それからヤムチャは旅の最中、悟飯から拳法を教わった。
ヤムチャは修行の合間を縫って何とか元の時代に戻る方法を探していた。
だが手がかりすらみつからなかった。
それから3年という時間が過ぎていった。
ヤムチャは立派な青年に成長していた。
ヤムチャは悟飯の元でかなりの力をつけていた。
たぶんパワーだけなら悟飯と殆ど変わらないだろう。
それほどまでにヤムチャは成長していたのであった。
そんなある日、彼らはある村にたどり着いた。
ヤムチャ達が宿屋の部屋でくつろいでいた時の事だった。
突然村にサイレンのようなものが鳴り響いた。
「盗賊警報〜!盗賊警報〜!流れ盗賊だーッ!」村の非常事態を告げる
男の声が村中に響き渡る。
流れ盗賊とはこの世界ではよくいる盗賊で定住地を持たず行く先の村々を襲い
金品を強奪する盗賊の一種である。
ヤムチャと悟飯はすぐに宿屋を出て村の入り口に向かった。
村の入り口のほうから砂を巻き上げながらこちらの方に向かって疾走する
盗賊達の姿が見えた。その数およそ30人。かなり大人数である。


468 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/05/05 04:48 ID:e4QpL5zs
村の自警団の男が言う。
「旅の方。あんたらもやってくれるのか?」
「ああ、こいつらがいちゃ休息もとれねぇからな!」とヤムチャ。
先頭の盗賊が馬に跨りヤムチャに襲い掛かる。
「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ!そこだ!」
ヤムチャは盗賊の横に回り馬の腹を思いっきり蹴り上げた。
「ブヒャリーン!!」馬はその場に倒れた。
すかさず盗賊と馬に止めを刺すヤムチャ。
一方で悟飯は1人で5人の歩兵盗賊を相手にしていた。
悟飯は全く隙を見せない戦い方で次々と盗賊達をやっつけていった。
2人で20人近い盗賊を倒した頃、1人の男がヤムチャ達の前に出た。
この男がボスらしい。
「貴様!よくもオレの子分を…許さんぞ!」
悟飯が答えた。「盗賊ごときが偉そうに許さんだのいった言葉を吐くな。
貴様らがそんな言葉を使うと反吐が出るぜ。」
盗賊の親分が悟飯に襲い掛かる。盗賊の刀が悟飯を切り裂いたと思った瞬間
悟飯の姿が掻き消えた。


469 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/05/05 04:48 ID:e4QpL5zs
「残像拳。オレはお前の後ろだ!」悟飯が盗賊親分に思いっきりけりを入れる。
盗賊親分はヤムチャの目の前に吹っ飛んだ。
「ヤムチャ!お前がそいつを倒せ!俺がお前に教えてやったことを
そいつにぶつけるんだ。そしてあの技をやれ!」
「はい!悟飯さん!」
ちょうど立ち上がった盗賊親分の腹にヤムチャがパンチを打ち込む。
地面に倒れこむ盗賊親分。
ヤムチャは距離をとると
手のひらを身体の脇に寄せた。
「か〜め〜は〜め〜波――!!」ヤムチャの手から光線が飛び出る。
盗賊親分はそれを食らい、死んだ。
親分が死に、脱兎のごとく逃げ出す子分たち。
ヤムチャは親分が何か袋のようなものを持っているのに気が付いた。


470 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/05/05 04:49 ID:e4QpL5zs
その袋の中には一つの鈍く光る玉が入っていた。星が4つ入っている。
それを見た村の老人が言った。
「こ、こりゃぁドラゴンボールじゃねぇか!」
「ドラゴンボール?」聞き返すヤムチャ。
「ドラゴンボールと言うのはな世界に7つあるといわれており、
それを全て集めると龍の神様・神龍が現れてなんでも願いをかなえてくれる
という話じゃ。わしゃ古文書で読んだことがあるぞ。ちょっと待ってろ…」
老人はそういうと自分の家に飛んで帰った。
それから数分後に一冊の本を持ってヤムチャのところに戻ってきた。
「ほら、これじゃ。ここに書かれているであろう。7つのボールを集めた者は
神龍に願いを叶えてもらえるとな。何かの縁じゃ。この本はあんたらに差し上げる。」
「これだ!!」ヤムチャは目の前が明るくなっていく気がした。
そしてその日の夜、ヤムチャは悟飯にドラゴンボールを探す旅に出ることを持ちかけた。
悟飯は「いいだろう。旅には目的があった方が退屈せずにすむ。」と言った。


471 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/05/05 04:49 ID:e4QpL5zs
第四話 亀仙人

「ところで、残り6つのボールはどうやって集めよう。」ヤムチャが悟飯に言った。
「…わが師武天老師の知恵を借りよう武天老師様なら
何かご存知かもしれない。」と悟飯は言った。
そして翌日、村を出たヤムチャ達は海のある方に向かった。
数日後、海岸に到着した。ヤムチャ達は木々を集めていかだを作ると
それに乗って武天老師の住んでいる島のある東の方向へと出航した。
そしていかだに乗って航海する事2日あまりして2人は武天老師のいる
島にたどり着いた。
悟飯は島に着くと「武天老師さま!おられますか?孫悟飯です!」と大声で呼んだ。
ちょうどその頃カメハウスでティ○ポをしごきながらAVを見ていた亀仙人は
悟飯たちの存在に全く気付いていなかった。
「無天老師様!おられるんでしょう!上がりますよ!」悟飯は
堂々とカメハウスに上がりこんだ。
「あ…」ブリッジ状態の亀仙人と悟飯の目が合った…


472 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/05/05 04:49 ID:e4QpL5zs
「な・・・何をしておられるんですか!武天老師様!
齢二百数十年を生きておられる大仙人がAVを見ておられるとは〜!」
「だ、黙れ悟飯!おぬしだって弟子入りしてからよく一緒に観ていたではないか!」
「私はブリッジまでやってません!」
「シラを切るな。6年前に(ry」
醜い言い争いである。一方のヤムチャは画面に映ったAV女優の裸を見て
床に大量の鼻血をぶちまけ気を失っていた…
翌朝になってヤムチャは目を覚ました。
「えーと、何があったんだっけ…よく思い出せねぇな。」
どうやらショックで倒れたときの記憶が無かったようである。
亀仙人と悟飯は朝食を取っていた。
「おお、ヤムチャ。おはよう。まぁ、お前も一緒に飯を食おうぜ。」
「は、はぁ…」
「お前が起きる前に武天老師様に聞いたんだが、喜べ。
武天老師様がドラゴンボール1つを持っていらっしゃったぞ。」


473 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/05/05 04:54 ID:e4QpL5zs
「ほ、本当ですか!」
「ああ、本当だとも。これが武天老師様の球だ。」悟飯はヤムチャに
ドラゴンボールを見せた。2人の持っている球とは星の数が違う。
「さらにいい情報を手に入れた。西の都っていうところにはいろんな物を
研究する人たちがいる。武天老師様の知り合いにパンツ博士
という人がいるそうだ。その人に会うための推薦状を書いてもらったぞ。」
「武天老師様!本当にありがとうございます。」
「おぬしの事は悟飯から聞いておる。元の世界に帰れると良いのう。」
食事を済ませたヤムチャは旅の支度にかかった。
旅支度を済ませた2人は再びいかだに乗ってもと来た方向へと旅立った…


510 名前:Classical名無しさん[sage] 投稿日:04/05/09 14:49 ID:T/foZSd2
第五話 噂の科学者

カメハウスを出発してから半月ほどしてヤムチャ達は西の都に到着した。
早速武天老師からもらった地図を見ながらパンツ博士の家を探した。
パンツ博士の家は都の中心部からちょっと外れた所にあった。
小さな家だった。そこにはとても数十年後に世界一の金持ち一家が
暮らしているところとは思えないくらい小さく、平凡な家だった。
ヤムチャが博士の家をノックする。
間もなく20代後半の男が玄関から現れた。
「どちら様ですか?」男は尋ねた。
「私は武天老師が一番弟子、孫悟飯と申します。
パンツ博士はおられますか?」
「私がパンツですが・・・本当に武天老師様のお弟子ですか?」
「武天老師様から手紙を預かってます。」
悟飯は荷物から手紙を出して読み始めた。

「パンツ君、君に頼みたいことがある。君の目の前にいるであろう2人は
君に助けを求めている。2人の内の1人であるヤムチャはとある事情で
約50年も先の未来からこの時代に飛ばされてきたそうだ。
いま、彼らはヤムチャが未来に戻れるようにドラゴンボールという
7つ集めれば何でも願いが叶うボールを捜している。厚かましい願いだが
どうか宜しくお願いする。

追伸 こないだ君に送ってもらったAV全部観ちゃったYO。新作送ってね。
彼らの手助けをしてくれたらお礼は弾みます。よろしくね(はぁと」

手紙を読み終わるとパンツは「わかった。とりあえずここで立ち話も
なんだから、まず家の中に入ってくれ。話はそれからだ。」と言った。
3人は家の中に入った。

2人は応接間に通された。パンツはソファーに座ると
「ぶしつけだがドラゴンボールとやらを見せてくれないか?」と言った。
ヤムチャは袋からドラゴンボールを出しパンツに手渡した。
「へぇ、これがドラゴンボールか。綺麗だなぁ。」
パンツはしばらくドラゴンボールを眺めるとヤムチャに言った。
「ヤムチャ君、しばらくこのドラゴンボールとやらを貸してくれないか?
このボールをちょっと分析すれば何らかの手がかりが得られるかもしれない。
悪いことはしない。もう一つは君が持っているといい。」
パンツはヤムチャに四星球の方を手渡した。
パンツはもう一個のドラゴンボールをもって部屋から出た。
部屋から出るときパンツは2人に「あ、そうだ。これを調べてほかのボールを
探す手がかりを得られるまでに結構時間がかかりそうだから、それまで
僕の家に泊まっていくといいよ。」と言った。
2人はパンツ宅にお世話になることにした。


570 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/05/14 21:51 ID:oK3MLEUs
第六話 牛魔王
それから2週間が過ぎた。悟飯はヤムチャの社会勉強のため
西の都の街を見て回った。最初ヤムチャは苦手な女性がたくさんいると言って
あまり乗り気ではなかったが2週間も経つと普通に街を歩けるようになっていた。
思わぬ効果があったものである。
それから更に数日後の朝、パンツが「おい、おまいら!えらいものができましたよ!」
と言いながら部屋に入ってきた。
「ほらっ!これだ!」パンツはヤムチャに手のひらほどのの機械を渡した。
「あれからいろいろ分析したんだが、このドラゴンボールは球から微弱な
電波が出ている。その電波を捉えるためのレーダーがこれだ!
名づけて『ドラゴンレーダー』!この名前を考えるのに一週間かかったぜ。」
ドラゴンレーダーを受け取ったヤムチャ達はその日の昼、パンツに別れを告げ、西の都を後にした。
西の都を出てしばらくしてヤムチャは早速ドラゴンボールを使ってみた。
ピッピッピッピ…という機械音と共にディスプレイに反応が現れた。
かなり南に反応がある。ヤムチャは地図を見ながら場所を特定した。
どうやら位置的に涼景山と言う山にあるらしい。
2人は涼景山の方向へと歩き出した。

それから数日語、ヤムチャ達は涼景山に到着した。
ヤムチャはレーダーの電源を入れた。
反応はすぐ近くだ。ヤムチャは涼景山にある屋敷の門を叩こうとした。
そのとき、うしろから「おめら、何もんだ?おらの家に何のようだ?」と言う声がした。
後ろには体のでかい少年が少年が立っていた。
顔の感じは10歳をやっとすぎた感じだが、
身長は2メートル近くある巨漢の少年である。
「君はこの家の子か?」悟飯が尋ねた。
「そうだ。おらはここらの領主、牛大王の子、牛魔王だ。」
「君、こんな球を知らないか?」悟飯はドラゴンボールを見せた。
「あ!それおらが3年前に手に入れた宝物じゃねっが!泥棒!!」
「よく見ろ、この球に入っている星の数が違うだろう?」
「あ、本当だ。おらのは7つ星が入っているだ。」
「俺たちはその球を7つ集めている。すまないが俺たちに譲ってくれないか?」
「うーん、よし!じゃあそこの『樂』という服を着た兄ちゃんがおらと戦っで
勝っだらおらの宝物の球をやるだ。」
「望むところだ。かかってこい!」ヤムチャは身構えた。
「うわあああああ!」牛魔王が突っ込んできた。
ヤムチャはそれを軽々とよけると牛魔王の頭をぽんと叩いた。牛魔王は地面に倒れた。
「ま、参った!おらの負けだ。球はやる。ところで聞きたいんだが
なんでおめらそんなにつぇえんだ?なんか偉い人に武術でも教えてもらっとるんか?」
悟飯が「ああ、俺は武術のネ申・武天老師様に教えてもらったんだ。
そしてこいつは俺から学んだ。」と答えた。
「お、おらも武天老師様から武術を習いたいだ!」
「武天老師様の修行は厳しいぞ。生半可な気持ちでは耐えられん。」
「それでもおら、強くなりたいだ!」
「わかったよ。じゃあ武天老師様への紹介状を書いてやる。
その間に親御さんたちに別れを告げておけ。」
それから1,2時間後、支度を終えた牛魔王は七星球を悟飯に手渡し、
悟飯から紹介状を受け取ると旅立っていった。
牛魔王がいなくなった後、ヤムチャは再びレーダーの電源を入れた。
今度はかなり東の方向を指している。
2人は東の方向に向けて歩き始めた。


582 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/05/16 17:05 ID:smBFaJoU
第七話 忘れ難き故郷
2人がはるか東にあるドラゴンボールを求めて涼景山を出発してから丸1ヶ月が過ぎた。
2人はある村にたどり着き、そこに住むパオズと言う若い女性から六星球を手に入れた。
ヤムチャは再びレーダーのスイッチを入れた。村からかなり北の方に反応が出た。
2人はその反応のあるところに向けて旅立った。
それから3日後、歩いている途中で悟飯が急に足をとめて呟きだした。
「この道見たことがある…そうだ、10年前に武道家を志して故郷を後にしたときに通った道だ!
あれから暫くして武天老師様とであって武天老師様のところに弟子入りして…
あれから10年も経ったのか…」
「悟飯さん?」
「ああ、すまんヤムチャ。実は俺、この近くの生まれでな、
10年前に武道家を志して旅を始めたときにここを通ったんだ。」
「じゃあこの近くに悟飯さんの故郷があるんですか?」
「ああ、そうだ。」
「それじゃ故郷に錦を飾りに…」そこまで言ったとき悟飯が悲しそうな声で言った。
「もう親父もお袋もいねぇよ。」
「え?」
「俺が何故武道家を志したか教えてやろう。」
悟飯は過去のことをぽつりぽつりと話し始めた。

「かつてはここからかなり先の谷に村があったんだ。人口は数十人の小さな村だが
みんなそれなりに幸せな生活を送っていた。
だが、俺が14になったばかりのあの日、あの事件がおきた。
突然謎の機械が襲ってきた。目的はおそらく村にたくさん蓄えられていた金塊だろう。
あのころ俺の村は金の鉱山が見つかってみんな金の採掘をやっていたからな。
恐らく村全体で1億ゼニー分ぐらいの金塊があったと思う。
1億ゼニーといえば西の都にいる大金持ちでもめったにそんな人はいないだろうからな。
その頃俺は丘の上で昼寝をしていてただ1人難を逃れたんだ。
俺はそいつに復讐するために武道家を志した。
武天老師様は俺の気持ちを知っていたのかどうかは知らんが
俺を孫のように可愛がってくれた。そして武道を教えてくれた。
だがそれでも仲間を殺された怒りは俺の中から無くなりはしなかった。
俺は今でも覚えているぞ。あの機械の上で操縦していた奴の顔を。
あいつの醜い顔を。そして人間族はおろか獣人族にもいない青い皮膚を。
そしてそいつの着ていた「炒」という刺繍のある服を。」


591 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/05/16 19:19 ID:tNly1u9I
第八話 チャーハン大王
それから数日が過ぎた。悟飯はいつものように明るく振舞っていた。
そしてその日、北の谷間から遂にドラゴンボールを発見した。
五星球だ。後2つで7個になる。
ヤムチャはドラゴンレーダーのスイッチを入れた。
ずっと西のほうに反応がある。
電源を切ろうとしたとき、ヤムチャはおかしなことに気が付いた。
はるか西のドラゴンボールがそこからかなり東にあるもう一つのドラゴンボール
のほうへ近づいているではないか。
それから30分後、ドラゴンボールはもう一つのドラゴンボールと反応が重なった。
ヤムチャはドラゴンボールの反応があった位置と
地図を見ながら場所を確かめた。
間違いない。さっきのドラゴンボールは恐らく西の都からやってきたボールだ。
西の都でドラゴンレーダーを受け取ったとき反応に気付かなかったのは
おそらくヤムチャ達の持っているボールと西の都にあったボールの反応が
重なり合ったからであろう。
ヤムチャの頭に嫌な予感がよぎった。
もしかして西の都のドラゴンボールの持ち主はパンツさんではないのか?
ヤムチャ達は急いで西の都に行った。
「頼む、悪い予感が当たらないでくれ。」
西の都のパンツの家へは1週間で着いた。
徒歩では驚異的な早さである。

パンツの家は警察によって現場検証が行われていた。
ヤムチャは警官に尋ねた。
「一体ここで何があったんですか?」
若い警官が「1週間前にこの家の前に飛空挺がやってきて強盗を行ったのさ。
しかし不思議なことに強盗が荒らしていったのは
あまり金持ちじゃないパンツさんの家だぜ。
もし、俺が強盗だったらもっと金目の物がある家を襲うけどなぁ。」と答えた。
ヤムチャは「それでパンツさんは…」と尋ねた。
「ああ、パンツさんは怪我をしているが命に別状は無いそうだ。
君はパンツさんの知り合いかね?
だったら彼は西の都第4総合病院に入院されているから
お見舞いしてあげなさい。」
ヤムチャ達はパンツの入院している病院へ駆けつけた。
パンツの入院している部屋に着いた。そしてドアを開けた。
パンツは元気そうな顔でこちらを見ている。
「パンツさん、一体何があったのです?」
「ああ、ヤムチャ君、悟飯君、わざわざお見舞いに来てくれたのかい。
という事はうちにあったドラゴンボールが盗まれたことは知っていたんだね。
すまない。うちの家の倉庫にドラゴンボールがあるとは気付かなかったんだよ。
あのとき君達にドラゴンボールを渡しておけばこんな事態にはならなかったのに…
しかもあいつら、武天老師様の所に郵送するはずだった
最新のAVまで盗んでいきやがった。
もっとも既に梱包を済ませた後だったから
あいつら中身がAVだと知らないだろうけど。」
「もうちょっと詳しく教えてくれませんか?」悟飯が尋ねた。
「あの日の夜に、学会の資料を集めていたら、
突然謎の男たちが私の家に押し入ってきたんだ。
そしてやつらはこう言ったんだ。『ドラゴンボールをよこせ。この家にあるはずだ。』
私は知らないといったんだ。そうするとボスらしき1人の男が中に入ってきた。
そして『だったら力ずくでも探させてもらうぞ。』と奴は言った。
それからはご存知の通り家の中を荒らされ、
ドラゴンボールやAVを盗んでいったのさ。
私は驚いたよ。
まさか自分の家の倉庫にドラゴンボールがあるとは知らなかったんだからな。
私はドラゴンボールを見たとき『そいつを返せ』といった。
そしたら奴の手下によって袋にされたという訳さ。
恐らく奴もドラゴンレーダーらしきものを持っていたんだろう。」
「許せねぇな。パンツさんに一方的に暴力を振るうなんて。
だったらそいつをボコボコにしてドラゴンボール2つも俺たちがもらってやる。
で、そのボスってどんな奴だった。」とヤムチャが尋ねた。
「ええと、暗くてよくわからなかったけど皮膚はこの世界の人間じゃ珍しい
青い皮膚で顔は醜くてそして『炒』と言う服を着ていたな。
確か手下が『チャーハン様』と呼んでいたぞ…」とパンツが答えた。
「間違いない…あいつだ…10年前俺の村を襲って村のみんなを皆殺しにした奴だ…」
悟飯はそう呟くとヤムチャからドラゴンレーダーをひったくって
ものすごい勢いで部屋から出て行った。


598 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/05/17 10:00 ID:2.NSQ1Wg
第九話 チャーハン城攻略戦
ヤムチャはすぐに悟飯を追いかけた。
それから間もなく、悟飯に追いついた。
悟飯は「この件はお前には関係ない!ついて来るな!」と怒鳴った。
ヤムチャは「そんなわけにはいきませんよ。悟飯さん。
あそこには最後のドラゴンボールがあるんだ。俺も行きます」と答えた。
悟飯は「勝手にしろ!」と言った。
2人はそれから3日ほどでチャーハン城の前に来た。
一方こちらはチャーハン城の司令室。
司令室ではチャーハンが笑みを浮かべながらディスプレイに映った
ヤムチャ達を眺めていた。
「来たか…残りのドラゴンボール…よし、門を開けてやれ。」
チャーハンが部下のラーメとギョーザンに命令した。
門が静かに開いていく…
それを見た悟飯は「どうやら奴らは俺たちが来るのを知っていたようだな。
ヤムチャ、行くぞ!」2人は門の中に入った。
「チャーハン様!ターゲットは城内に入りました。」とラーメが報告した。
「よし、城門を閉めろ!チャーハンマシーン1号を出せ!」チャーハンが命令した。
命令によって城門が閉められた。しばらく歩いていくと広い空間に出た。
「悟飯さん!何かいる!」ヤムチャが叫んだ。
そこには人型ロボットがいた。
ロボットは2人に指を向けると指に内蔵されているマシンガンを撃ってきた。
2人はそれをよけ、ロボット兵の脇に回りこんだ。
「か・め・は・め・波!」
頭と胸を撃ちぬかれ中枢部をやられたロボットは機能を停止した。
「馬鹿な!なんであいつのハンドマシンガンを避けられるんだ?」
チャーハンは叫んだ。既に顔面蒼白である。
それもそのはず。彼はチャーハンマシーン1号の完成度の高さに満足して
外敵に対する備えを自分達の乗り込むチャーハンマシーン0以外は
これ一つにしていたからである。
2人は奥へ奥へと進んでいった。
そして遂に司令室に到達した。
司令室の巨大ディスプレイにチャーハンの顔が映し出される。
「貴様がチャーハンか!10年前の仇を討たせて貰うぜ!」悟飯が言った。
「10年前?ああ、あのちっぽけな村か。まだ生き残りがいたのか。
あの時は感謝しているよ。あの村の金塊のおかげでこんな城も建てられたし
兵器の研究費用の心配も無くなった。」
「このクソ外道野郎!」
「何とでも言え。貴様らは間もなくチャーハンマシーン0によって
殺されるのだからな。嬉しいだろ?10年ぶりに親兄弟に会えるのだぞ。」
「四の五の言わずさっさと出てきやがれ!」悟飯は巨大ディスプレイを
かめはめ波で破壊した。
すると壁が動き、通路ができた。
悟飯たちは通路に入っていった。通路を出るとそこは城の外だった。
すると地面が盛り上がり高さ数メートルの鉄の箱が現れた。
箱の扉が開き、遂にチャーハンマシーン0が姿を現した。
その格好は彼らの孫たちが開発することになるロボットとそっくりだった。


604 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/05/17 19:11 ID:2Iu3hsUs
第十話 孫悟飯死亡
0は巨大な腕で殴りかかってきた。それを軽々と避ける2人。
続いて手からハンドミサイルが飛んできた。どうやら追尾性は無いようである。
これも軽々とよけた。そして2回目のぶん殴り攻撃を避けた直後、
チャーハンが「見切ったぞ!」と言った。
悟飯が着陸した直後、指のマシンガンで悟飯を撃った。
さっきのチャーハンマシーン1号の数倍の量の弾丸が飛んできた。
悟飯は何とか避けようとし、何発かは手で受け止めたが
数発の弾が悟飯の身体を貫いた。
「悟飯さん!」ヤムチャは叫んだ。
「よし、一匹片付いたぞ!」と嬉しそうな声で喋るチャーハン。
その瞬間ヤムチャの頭の中で何かが切れた。
「ゆ、許さんぞ!狼牙風風拳!」
ヤムチャは0の胸目がけて突撃した。
「馬鹿が。素手でこの0を破壊できるわけ無いだろうが」
チャーハンは余裕たっぷりの声で言い放った。
だが、ヤムチャのパンチが当たった瞬間、その余裕はどこかへ吹き飛んだ。
ヤムチャのパンチは0の装甲を貫いた。ぐしゃりと嫌な音が響いた。
だが、ヤムチャの怒りはとまらない!
ヤムチャはいったん着地すると高く飛びはね、かめはめ波を放った。
ズゴォォォォォォォォ!!チャーハンマシーン0は完全に鉄屑と化した。


605 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/05/17 19:11 ID:2Iu3hsUs
第十一話 ドラゴンボールの願い
ヤムチャはすぐに悟飯の元に駆けつけた。
「悟飯さん!」
「や、ヤムチャ…よくやったぞ!…俺の愛弟子…よくやった…
ようやく村のみんなの仇を討てた…俺はもう思い残すことは無い…
これでドラゴンボールも7つ集まる…未来に帰っても
俺のこと忘れないでくれよ…」そう言うと悟飯は息を引き取った。
ヤムチャは大声で泣き崩れた。
ヤムチャが泣いている最中、0の中からチャーハンの部下、
ラーメとギョーザンが中から這い出た。彼らは奇跡的に軽症ですんでいた。
そしてチャーハンの体を引き上げたがチャーハンは致命傷を負っていた。
「ラーメ、ギョーザン、今までよくやってくれた。
私はじきに死ぬ。このことをわが息子・パエリヤに伝えてくれないか?
何代かけてでも世界制覇を成し遂げろとな…」
チャーハンも息を引き取った。
ラーメとギョーザンはチャーハンの遺体を抱きかかえると
ドラゴンボールのことも忘れていずこへと去っていった。
ヤムチャは泣き終わるとドラゴンボールを探した。
そして遂に0の中から一星球と二星球を手に入れた。
遂にドラゴンボールが七つ揃ったのだ。
ヤムチャは荷物入れの中から本を取り出した。
最初のドラゴンボールを手に入れたときに村人がくれた
ドラゴンボールについて書かれてある古文書である。
ヤムチャは本を読みながら
「出でよ!ドラゴン!そして願いをかなえたまえ!」と叫んだ。
空が暗くなり、ドラゴンボールが強烈な光を放ちだした。
そしてついに神龍が姿を現した。
「さあ、何でも願いを言うが良い。一つだけ願いを叶えてやろう。」
ヤムチャは一呼吸置くと神龍に言った。
「…ここにいる孫悟飯と10年前に殺された彼の村の人たちを生き返らせてください。」
「…孫悟飯は生き返ることができるが10年前に殺されたものは無理だ。」
「なぜですか?」
「あの世の決まりで死後から1年経った者は生き返ることができないのだ。
孫悟飯は今日死んだから生き返ることができる。さあ、どうする?」
「わかりました。それでは孫悟飯を生き返らせてください。」
「いいだろう承知した。」
見る見るうちに悟飯の体の傷がふさがっていった。
「願いはかなえてやった。さらばだ。」
神龍が消えドラゴンボールが宙に昇り世界中へ散らばっていった。


612 名前:レジェンド オブ ヤムチャ[sage] 投稿日:04/05/18 00:33 ID:jzMR495Y
第十二話 大団円
悟飯は神龍が消えて間もなく目を覚ました。
悟飯は目を開けると開口一番こう言った。
「ヤムチャ、お前…まさか…ドラゴンボールは
俺を生き返らせるために使ったのか?」
「…はい。」
「何故未来へ帰ろうとしなかった?」
「俺に武術を教えてくださった師匠である悟飯さんを見捨てて
未来に帰ることなぞできません。」
「お前は本当に人のよいやつだ。だが、そのやさしさがお前のいい所だ。
ヤムチャ、俺を生き返らせてくれて本当にありがとう。」
「ところで悟飯さん、これからどうするんですか?」
「うーん、そうだな…さしあたり7ヵ月後に開かれる第12回天下一武道会にでも
出場でもしようかな。お前も出るか?」
「はい!出場させていただきます!」
2人は笑いながらその場を後にした。

そして7ヵ月後、天下一武道会が行われた。
悟飯、ヤムチャは当然のように予選を突破、本選への出場を決めた。
ヤムチャは第一回戦で大会3連覇を目指す
アックマンにかろうじて勝利を収めたが、
第2回戦で力尽き、敗北を喫した。
一方で悟飯は決勝まで勝ち進み、
決勝戦にも余裕で勝利して初出場初優勝という名誉を成し遂げた。
これにより、孫悟飯の名声は世界中に広まり
「格闘技において右に出るものは無し」と言われるようになった。
一方でヤムチャもアックマンを破ったことにより多少名が知られるようになったが
年月が経つにつれ、彼の名前は忘れ去られていった。
ヤムチャはそれからドラゴンボールを探そうとはしなかった。
と言うのも彼の持っていた本にはドラゴンボールがどういう周期で復活するか
書かれていなかったこと、ドラゴンレーダーをチャーハン城での戦いの最中に
落としてしまったこと、そしてヤムチャがとある小さな村で山賊退治の際に
知り合った女性と結婚したからであった。


それから30年近くの月日が流れた。砂漠の岩山を改造した家に
住む夫婦に息子が誕生した。
夫が言う。「ねぇ、この子、なんていう名前にするんだい?」
妻が答える。「ヤムチャ。私のパパの名前を取ってヤムチャよ。」
「ヤムチャか。いい名前だ。ヤムチャ。
お祖父さんのような立派な人になれよ。」
それから10数年の月日が流れた。ヤムチャの両親は既に亡く、
ヤムチャは生きるために数年前から一緒に住んでいる空飛ぶ猫
プーアルと共に盗賊家業を送っていた。
彼の姿はまさに祖父にそっくりだった。
「ヤムチャ様!獲物が来ましたよ!」プーアルが叫ぶ。
ヤムチャは双眼鏡で近づいてくる者を見た。
尻尾のある少年と若い娘と豚だ。
「よし、プーアル!ジェットモモンガを出せ!出撃だ!」