×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

">remove
powerd by nog twitter






ヤムチャが活躍する話




690 :ヤムチャが活躍する話 :04/03/18 16:38 ID:DDJkPMVk
ここは神の神殿、来るべき強者たちとの戦いに備え5人の戦士が集っていた
かつて、天下一武道会をひょんなことで制した三つ目の変人・天津飯
技のデパートと自称する、ハゲ・クリリン
特に語ることもないような真っ白白助・餃子
何でこいつがいるんだ・・・時代錯誤・ヤジロベー
そして、我らがヒーロー、イケメン・ヤムチャである

物語はサイヤ人襲来から遡ること半年、この物語はフィクションである



691 :ヤムチャが活躍する話 :04/03/18 16:41 ID:DDJkPMVk
ヤムチャは悩んでいた
ひたすら悩んでいた
彼の悩みはただ一つ、これまで彼には数多くの「とっておき」があった
狼牙風風拳しかり、新・狼牙風風拳しかり、操気弾しかり
それらのいずれもが相手に通用することなく終わった
しかし、ここで懸命な読者諸君には気づいて欲しい

彼は「悩んでいる」のだ
「あの」ヤムチャが自分の技の無駄なことに!?
これは人類始まって以来の快挙である
いや、愚行である

どんなにがんばっても所詮はヤムチャ
しかし、この物語は決してヤムチャがヘタレる物語ではない
彼が活躍する物語だ



692 :ヤムチャが活躍する話 :04/03/18 16:42 ID:DDJkPMVk
そんなヤムチャに声をかける人物がいた
餃子と二人でオセロ・Mr.ボボ、もとい、Mr.ポポだ
彼の実力はたかが知れている
所詮はサイヤ人の足元にも及ばない自称神様の爬虫類の付き人だ
しかし、それでも今のヤムチャでは到底及ばない

何度組み手をやっても攻撃が当たらない
まるで、初めて天下一武道会に出場した時のようだ
そう、あの時も人前でハゲを晒すことが恥ずかしかったのか
ヅラをカブるエロじじい・ジャッキー・チュンに同じように敗れた
オセロ黒はまるで柳の木が風に逆らわず靡くが如くに
ヤムチャの攻撃を軽々とかわしていく

今日もヤムチャはオセロ黒にいたぶられる時間がやってきたことを知った
こいつを倒すまで爬虫類に修行をつけてもらうことは出来ない
その頃、毎回いいとこ取りの猿男・孫悟空もこともあろうに猿を追いかけていたのだが
まぁ、何だ、似たもの同士で鬼ごっこか、どうしようもねぇな

さて、どうやってこいつを活躍させようか
いっそのこと鼻毛でも伸ばすか
いや、それをすると我らがヒーロー、イケメン・ヤムチャをアフロにしなければならない
とりあえず、次までに考えよう、今日は疲れた



704 :ヤムチャが活躍する話 :04/03/19 21:58 ID:9AYP2x6g
さて、このイケメン・ヤムチャを活躍させるにはどうしたらいいだろうか?
もういいや、『最強ジゴロ伝説 イケメン・ヤムチャ』
これでどうだ?だめか?やっぱり、ダメか(鬱
仕方がない、では、ちょっとヤムチャに神の宮殿でも散歩させてみるか
いくら今では爬虫類の棲家とはいえ曲りなりにも神の宮殿だ。
いくらでもいや、何か一つくらいは解決策はあるだろう

今日もヤムチャはオセロ・黒に触ることさえ出来なかった
すでに三つ目とチビハゲはこの課題をクリアしているというのにだ
あの目だ何を考えているかまるで分からないあのつぶらな瞳がいけないんだ
まるで空に浮かぶあのお月様、ん!?
くそっ、もう夜じゃないか。ヤムチャは一人ごちながらそそくさとトイレへと歩いていた

神の宮殿とはいえトイレははるか奥の方まで歩いていかなければならない
まったく、不便なところだ。そこに至るまでには多くの階段を下り、いくつもの廊下を渡る必要がある
ヤムチャはもちろん半年ほど寝食を共にしてきた三人ですらこの宮殿の全貌を知るものはいない
時には不気味に時には神々しいこの宮殿の一角でヤムチャは不思議な光が灯っていることに気付いた
いや、ほんの一瞬で消えたその光を捉えることが出来たのも彼の常人離れした眼があったからこそだが



705 :ヤムチャが活躍する話 :04/03/19 21:59 ID:9AYP2x6g
そこは書庫だったヤムチャは不思議な光に導かれるように気の遠くなるような本の山に囲まれていた
あの光は何だったのだろうか?不思議に思うヤムチャは不思議な気の放出を感じた
それはこの書庫に入らなければ気付かないほど微量な気だったが確かにそれはそこにあった
気の流れを辿リ、ようやくその元を見つけたヤムチャは我が眼をうたがった。そこにあったのは一冊の本だったからだ
ふとその本を開いてみる。見たこともない奇妙な模様がそこにはミミズがのたうつが如くに溢れていた
まるで、分からないと本を閉じようとしたとき、ヤムチャは目も眩むような光に襲われた

それは幻影だったのかもしれない。しかし、たしかにヤムチャは見たのだ
その証拠にヤムチャには本の文字が理解できるようになっていた
この本さえあればサイヤ人など目ではない。彼こそがNo1だ
いくつか条件はあるが戦士たちの中でも彼にとっては大した問題ではない
いや、これは彼にこそ相応しいものだといえるのかもしれない

それからの半年、彼は一切の修行をせずにひたすら瞑想を繰り返し、その本を読み耽った
神様が何も咎めなかったのは彼がその本を手にしたことを知ったからだろうか?
今のヤムチャに必要なのは肉体的な強さではない。精神的な強さだ

そして、時は流れ決戦の火蓋は今、ここに切られようとしていた