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518 名前:命[sage] 投稿日:04/03/03 04:22 ID:2tdthr/s
 これは短い作品なので煩わしい説明は極力省こうと思う。
状況を極々簡単に説明すると、「地球に襲い掛かる新たな敵。Z戦士達はことごとく殺され、DBも消える。俺宇宙船で逃げる」
ああそうさ、このヤムチャ様は冷酷無比。切り捨てるのは大得意なのさ。それだけじゃない、あの計画を遂に――。
 
 どこかの星に着いた。宇宙船が『ニンゲンテキオーカノウ』とかほざいてたので何とかなるんだろうと思い、星に立つ。
俺は何年かぶりに気を集中し、この星に兵がいないかどうかを調べる。俺以上のヤツがいたら即退避して別の星だ。
もう俺を知る人間はいないのだから、虚勢を張ってむざむざ負ける戦いに乗り出すことはしない。
どうやら、この星に俺以上の強さを持つ者はいないようだ。そうと分かれば、この星は今日から“ヤムチャ星”となる。
兼ねてから計画は立てていた。地球では俺はそれこそTAWARAでも嫁にしない限りはあの化物どもに勝つことは出来ない。
しかし、俺も男だ。コミックス一巻中ごろで既におっぱいいっぱいヘタれていたとはいえ、天下を獲りたい気持ちはあった。
ここまで言えば、読者の皆さんなら既にご想像が付いているであろう。【惑星乗っ取り! ヤムチャ君主化計画】である。
地球では噛ませ犬でも、他の惑星ならトップを獲れる。いわゆる『逆セリエA』である(地球にいた時の愛読書『かってに改蔵』より)。
というわけで、侵略開始。



519 名前:命[sage] 投稿日:04/03/03 04:23 ID:2tdthr/s
 よく見ると、ヤムチャ星は木が生い茂っており、いかにも猛獣が生息してそうなところであった。
が、さすがに、さすがにいくらなんでもこの俺も猛獣程度には遅れは取らない。それはありえない。うん、ありえない。
茂みに入っていきなり発見。予想通りというか、何と言うか。猛獣には違いないが、つぶらでラブリーな瞳。
俺は魅せられた。それ故に、気付けなかったのかもしれない。
ペットにしてあげようと、一歩近付いたときには遅かった。ラブリーの背後にはそれと同じのが2、30匹ほどいて、ニヤニヤ哂っている。
俺はこんな獣にまで嘲り笑われるのかと屈辱的な気持ちになったが、それをなんとか押し殺した。ここで二択。

A:やあ、僕? 僕のペットにならない?

B:や(略) 僕の食料にならない?

腹に嫌な気持ちを溜め続けるのも気が悪いので、さっさとあれをいぢめてヘンなものを吐き出すことにした。B。
俺の声を聞いてか聞かずか、あのワケワカどもが押し合いへし合いしている。背筋が何故だかゾクとした。
遅かった――一杯の猛獣は、合体し、戦闘体形と化していたのだ! 
恐らく、彼らは幾人もの侵略者たちをあの姿で始末していたのだろう。
そして、この俺も――――。

 ヤムチャはその命を散らした。地球人はこうして滅んだのである。
あまりにあっけない――もっとも、それこそがヤムチャではあるのだけれど――
その姿からは、儚さ、空しさを感じることが出来る。
ヤムチャ――彼は人間の弱い部分が凝縮している、ある意味で人類の最後を締めくくるに相応しい男であったのだ。