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ドラゴンボール異聞録




エイジ756年・・・

孫悟空が第23回天下一武道会にてピッコロ大魔王を撃破して1週間がたったある日、謎の物体が2つ地上に落下した
「ちっ、やはりこの星の奴らは生きていたか・・・カカロットの奴め・・・」
ロン毛のMっぱげの男は謎の物体から外に出るとそう言い放った。
「ところでラディッツさん、そのカカロットって言う奴は本当に俺にそっくりなんですかい?」
もう片方のツンツン頭の男がもう一方の謎の物体から降りて言った。
「おそらくな。俺はカカロットが生まれて間もないころにしか見たことが無いがおそらくよく似ているだろう。」
「ラディッツさん、あっちの方向に大きなパワーを持った奴がいますよ!距離3550、戦闘力277です!」
「カカロットか?よし、ターレス、行くぞ!」
2人はスカウターの指し示す方向に向かっていった。
そのころピッコロは瞑想をしていたが突然南の方向からすさまじいパワーが向かってくるのに気がついた。
「な、なんだ!このでかい気は!孫悟空か?いや、奴にしてはでかすぎる!」
2人はピッコロのところに降り立つと「ちぃっ、カカロットじゃない・・・」といった。
「貴様ら何者だ!何しにここに来た!・・・?孫悟空!なぜ貴様がここにいる!」
「ほう、やはりカカロットは俺にそっくりらしいな。カカロットはここでは孫悟空と名乗っているのか
残念だったな俺はカカロットでも孫悟空でもない。俺の名はターレスだ。」
(こ、こいつら2人とも俺をはるかに上回ったパワーを持ってやがる・・・!)
ピッコロは相手の気に押されて動くことが出来なかった。
「ラディッツさん!もう一つ大きなパワーがある!距離18334、戦闘力285!今度こそカカロットですぜ!」
「よし、ターレス行くぞ!」2人は東の方向に向かって飛び去った。
ピッコロはその場に崩れ落ちると「ち、畜生!あいつら何者だ!この俺が動けなかったとは・・・」


そのころ孫悟空はチチとの結婚式を終え、屋外でのんびりしていた。
だが悟空は2人の気を感じ取るとチチに「すげぇパワーがこっちに近づいている!チチ!家の中に隠れろ!」と言った。
「ふふふ、成長したなカカロット。父親にそっくりだな。」
「俺にもそっくりだな。」
「な、なんだ貴様ら!・・・?オラがもうひとりいる!」
「カカロット、この星のありさまは何だ!この星の人類を絶滅させることがお前の使命だったはずだ!一体何を遊んでいた!」
「シ・・・尻尾だ!昔のオラのように尻尾がある!」
「昔のオラの様にだと!?はっ、貴様!尻尾はどうした!」
「ずっと前に切れてなくなった!」
「切れてなくなっただと・・・!だからこの星の奴らが生きていたわけだ!」
「それよりもおまえら一体何者だ!貴様らからは禍々しい気を感じるぞ!」
「俺たちが何者かだと・・・?カカロット、貴様は何もかも忘れてしまったようだな。いいだろう教えてやろう。
まず貴様はこの星の人間ではない!生まれは惑星ベジータ!誇り高き全宇宙一の強戦士族サイヤ人だ!
そしてこの俺は貴様の兄ラディッツだ!隣にいるのがお前の俺たちの親戚筋にあたるハサイヤ家のターレスだ!」
「で、でたらめ言うなッ!じゃあ、なんでオラはここにいるんだ!」
「さっき言ったはずだろう・・・お前はこの星を滅ぼすためにこの星に送り込まれたとな・・・
滅ぼした星を他の異星人に高く売るのがわれわれサイヤ人の仕事だからな・・・」
「な、何の用でこの星に来たんだ!」
「われらが母星惑星ベジータが巨大隕石の衝突で爆発してしまったからだ。このせいで生き残ったサイヤ人はお前を含めても数十人までに減ってしまった。
そこで俺たちは新たな母星としてこの地球を選んだのだ。後3年もすればこの星に我らの仲間もやってくる!
カカロット、今からでも遅くない!われらとともにこの星の人間どもを皆殺しにするのだ!」
「バカ言ってろ!オラそんなことしないからな!」
「フン・・・いいだろう。明日の朝までにこの家の前に100人の死体を置いておけ。
もしそうしなかったら明日以降貴様を含めてこの星の人間を皆殺しにしてやる!」
ラディッツとターレスはそう言うと遠くに飛び去っていった。


悟空はしばらく恐怖で震えていた。いつもなら悟空は強い敵に会ったときはわくわくしていたものだが、
今回は違った。圧倒的にあちらの戦闘力が高すぎるのだ。おそらく重い装備を外して戦っても
悟空の戦闘力は400も行かないだろう。悟空が途方にくれていると神様が現れた。
「まずいことになったな、孫よ・・・今のお前が奴らと戦ってもなぶり殺しにされるだけだ。」
「でもよぉ、神様、地球のみんなを殺すわけにはいかねえだろ?オラはどうすればいいんだ・・・」
「・・・もう一度「精神と時の部屋」に入るか?」
「ダメだよ、神様。オラが昔入ったとき1月ももたなかったじゃねえか。
一人じゃ孤独に耐え切れず、頭がおかしくなりそうなんだよ。」
「う、うむ・・・じゃがあの部屋はもう一人なら入ることも出来る。誰かと一緒に修行してはどうだ?」
「そ、そうだな。チチ、おめぇオラと一緒に「精神と時の部屋」に入ってくれねぇか?」
「わかっただ。おらは悟空さのためにがんばるだ。」
そのとき「お前じゃダメだ、女。」と言ってピッコロが現れた。
「俺とお前が組んで1日修行すれば勝てるかもしれん。勘違いするな。
お前と一緒に修行してやるのはあいつらを倒してその後で貴様を殺すためだ。」
「そうはいかねぇ、でも2人が組んで修行するというのはいい考えだ。よし、そう決まったら早速修行するぞ!」
そういうと悟空、ピッコロ、神様は神殿に行き、「精神と時の部屋」で修行を始めたのであった。

戦闘力
悟空 329(重い装備なし) ピッコロ 321(同じく重い装備なし)
神様 220 チチ 135 ラディッツ 1500 ターレス 1000
------------------------------------------------


そして悟空とピッコロが「精神と時の部屋」に入って1日が過ぎた。
その日の朝5時ごろ、二人は外に出てきた。
神様は2人に「どうやら満足行く成果が出たようだな。」と言った。御供は無言でうなずいた。
それから2人は悟空の家の前に行きラディッツとターレスが車で待つことにした。
30分ほどするとある方向から強い気が2つこっちに向かってくるのを二人は感じとった。
一方でラディッツとターレスもスカウターに悟空とピッコロの反応を感じ取った。
「ラディッツさん、昨日の場所に戦闘力500くらいの反応が2つ!」
「片方が529、もう一方が518?おかしいな。昨日まで285だったカカロットが1夜にして
戦闘力をこんなに上げられるわけがない。第一もう一つの反応は誰だ?」
「行ってみれば分かりますよ」
「それもそうだな。」
2人は数分後悟空の家の前にやってきた。
「なるほど・・・もう一つの反応は昨日会った緑の奴か・・・
それにしてもどうやって一晩にあんなに戦闘力が上昇させた?」
「教えてやるものか!」
「家の前に死体が積み上げられていないところを見るとどうやらあくまで俺たちに逆らうようだな」
「昨日おめぇの仲間にはならねぇと言ったはずだ!」
「愚か者が・・・もういい、お前を仲間にするのはやめにしたぞ・・・
お前は一族の恥だ!死んでしまえ!」
「ごちゃごちゃ言うのはそのくらいにしておけ!」
2人は重い装備を脱ぎ捨てた。
「なにっ、カカロットの奴戦闘力が612まで上昇したぞ!」
「ラディッツさん、緑の奴も602まで上昇しました。」
「恐れるな。総合力ではこっちがずっと上だ。いくぞ!ターレス!」
「言っておくがオラたちの本当の実力はこんなもんじゃねぇぞ!」
「なにっ!」
「その相手の強さの分かる機械でオラたちの数字をよく見ておくんだな!」
そう言うと悟空とピッコロは気を開放させ始めた。
「700・・・800・・900・・・」
「ラディッツさん、カカロットの戦闘力はいくらになりましたか?」
そのとき2人のスカウターがボンッ!と言う音を立てて壊れた。
「ひ、ひぃぃぃぃ!!!お、俺の戦闘力を上回りやがった!」
ターレスの心は完全に恐怖に支配されていた。
ラディッツはまだまだ冷静だったがそれでも2人の戦闘力に恐ろしいものを感じていた。
それを見た悟空は「さぁ、これでオラたちの実力が分かっただろう。とっとと帰れ!」と言った。
ラディッツは「ターレス、お前は本当に帰ったほうがいい。お前は数少ないサイヤ人の生き残りの一人だ!
帰ってベジータ殿下に報告するんだ!それと俺の恋人にであったら「勇敢に戦って戦死した」と言っておいてくれ。」
ターレスはすぐさま宇宙船のある方向へ引き上げていった。
ラディッツはターレスが引き上げたのを見届けると一呼吸おいて
「貴様らに俺のサイヤ魂を見せてやる!」と言った。
それからラディッツは2人と数分打ち合ったが何せ相手は2人、それに戦闘力は1000も有る奴である。
ラディッツは明らかに形勢不利だった。だがラディッツはそれでも勇敢に戦い続けた。
すると悟空は上空に飛び上がりかめはめ波を放った。
ラディッツもすぐにダブルサンデーを放った。
空中で2つの光線が激しくぶつかり合った。ラディッツは渾身の力をこめてかめはめ波を押し返そうとした。
ラディッツのほうが戦闘力が高かったことが幸いし、ダブルサンデーは悟空に直撃し悟空は地上に落下した。
おそらく致命傷になったはずだ。残りは後一人だ。だが、このときラディッツのスカウターが
壊れていたこととラディッツに気を感じる能力が無かったことが彼に最悪の結果をもたらした。
ピッコロが新技・魔貫光殺砲に使うための気を集めているのに気が付かなかったのである。
ラディッツがようやく気が付いた時にはもう遅かった。魔貫光殺砲はラディッツの腹を貫いたのだった。
「ぐ、ちくしょぉぉぉぉぉ!!!!」ラディッツはそのまま地面に倒れた。
だが、ラディッツは一声笑うと「お、俺を倒すとは見事だ・・・だが、このことはターレスが、
奴がこちらに向かっている移民船に報告しているはずだ・・・死ぬ前にいっておくが
サイヤ人には俺よりはるかに強い奴がいっぱいいる・・・その内のエリート戦士が
移民船の到着1月前に調査にやってくる・・・そのときが貴様ら地球人の最後だ・・・」
ピッコロは「その移民船が来るのは何時だ。」と尋ねた。
「3年・・・後だ・・・」とラディッツは答えた。
ラディッツはそのまま息絶えた。
死の直前、ナッパが「おい、ラディッツ、パンとミリンダ買って来い!」
といつものように自分をパシらせる声が聞こえたような気がした。
一方悟空の傷も致命傷であった。悟空もラディッツが息を引き取って10数分後、
妻・チチの腕の中で息を引き取った。その瞬間悟空の体は消えた。
ピッコロは「また神の奴が孫悟空を使って下らんことを考えているな。」
と言ってそのままどこかへ行ってしまった。
神様はこの地球の危機を救うため死んだ悟空を界王様のところへ修行させに行かせ、
さらに地球にいる戦士を呼び寄せた。
そして3日後、神様の神殿にチチ、クリリン、ヤムチャ、天津飯、
餃子、ヤジロベーの6人が集まった。
こうして地球の運命をかけた3年間の修行が始まった!
一方人知れずピッコロも3年後の戦いに向け修行を開始した。

現在の戦闘力
悟空 1038 ピッコロ 1091 チチ 135 クリリン 163
ヤムチャ 147 天津飯 177 餃子 114 ヤジロベー 133


ターレスの乗った宇宙船は数ヵ月後、サイヤ人の移民船「マザーベジータ」に到着した。
ターレスは地球で起こったことをベジータに話した。
ベジータは大いに怒り「おのれ!地球人と地球人に味方する裏切り者カカロットめ!」
サイヤ人の名誉に泥をかけた貴様らを必ず絶滅させてやる!調査のときは俺自ら指揮をとる!
この手でカカロットを討ち取ってやる!(ベジータはカカロットが死んだことを知らない)」と言った。
神様のところに行った6人は毎日毎日一生懸命修行に励んだ。6人はぐんぐん力を付けていった。
そして1年が経ち神様は6人に「もう私に教えることは無い。後は各自で修行に励むように」と言った。
6人は地上に降り修行を始めた。一方で神様はミスターポポに命じて
悟空を蘇らせる準備のためドラゴンボールを回収させた。
一方で悟空は死んでから3ヵ月後、界王様のところにたどり着き、修行を始めた。
さて、地上に降りてからのヤムチャであったが、
彼はカプセルコーポレーションの自分の部屋で悩んでいた。
今度こそはヘタレの汚名を返上したい。だが普通に修行したんじゃクリリンはともかく
天津飯には追いつけそうに無い。ましてやピッコロや悟空を越えることなんてまず不可能だ。
悩んでいる暇があったら修行すればいいのにヤムチャはまったく修行に身が入らぬまま半月が過ぎた。
ヤムチャはある日あることを思いついた。ヤムチャはすぐさまピッコロの気を探して
ピッコロのところに飛んでいった。
ピッコロは「・・・?何だ、孫悟空の仲間か。なんの様だ」と言った。
ヤムチャは「たのむ、俺に稽古をつけてくれ!俺はもうヘタレと思われたくないんだ。頼むッ!」
とピッコロに願った。
ピッコロは「ふざけるな!」とか「(・∀・)カエレ!」とか言っていたが
ヤムチャのしつこさに負けて修行をしてやることになった。
一方、ベジータは技術者に命じて船内に重力修行室を設置させサイヤ人たちを鍛え始めた。

現在の戦闘力(修行開始から1年と半月。サイヤ人がくるまで後1年10ヵ月半)
悟空 8500 ピッコロ 2900 ヤムチャ 1430 クリリン 1600
天津飯 1800 餃子 850 ヤジロベー 1100 チチ 1300


まずピッコロはヤムチャに「1年間ここで一人で生きてみろ。」と命じた。
「お前がヘタレなのは街の中でのうのうと軟派な暮らしをしているからだ。
あのパチンコ頭と三つ目のハゲがお前より強いのはお前のように都会の中で暮らしていないからだ。
この荒野で1年間生活し、お前の軟派な性格を変えることが重要だ。
俺は常にどこかでお前を監視している。もし街に帰ろうと思ったらそのときは容赦なく殺す。」
そういってピッコロは飛び去っていった。もちろん1年間一人で暮らさせるのは体のいい放置プレイである。
ピッコロはこんな香具師に稽古をつける暇があったら自分の修行がしたかったのだ。
もっともピッコロはすぐに「やはり2年間にしておけばよかったな…」とちょっと後悔した。
一方ヤムチャであるが、彼は幼い時から16歳のとき悟空に会うまで荒野で一人と一匹で生きて来た経験が有る。
今回はプーアルがいないとはいえ、1年間この荒野で暮らすのは造作も無いことである。
彼はその日のうちに適当な岩山を気功波で削りながら家を作り、その辺にいる恐竜を狩って干し肉を作った。
ヤムチャは住まい作りが済んだ後、暇になったので修行を始めた。
それからヤムチャは毎日を修行に費やすことになった。何回か家に帰ろうかと思ったがもしピッコロが見張っていて
殺されでもしたらいけないのでヤムチャは結局1年間カプセルコーポレーションに帰ることは無かった。
一方サイヤ人の移民船「マザーベジータ」の重力修行室では2倍の重力による(地球の重力の20倍)修行が行われていた。
この修行で移民船到着1ヶ月前に地球の調査および地球人の絶滅作業を行う戦士を数人選抜する予定である。
この中には自らリーダーとして地球に行くことにしたベジータ、ベジータの仇を討とうとするターレス、
ベジータの側近ナッパ、ラディッツとカカロットの父で下級戦士ながら戦闘力を1万まで伸ばしたバーダック等がいた。


その後、重力は3倍、4倍、5倍と高められ最終的には8倍まで高められた。
そして地球へ調査および人類の絶滅を行う戦士6人が選ばれた。
そのメンバーはベジータ、ナッパ、バーダック、ターレス、ラディッツの恋人ストロ、ストロの兄ルーベリである。
一方悟空も修行は好調でサイヤ人の先遣隊がやってくる1年前の段階で界王拳を5倍までマスター、
更に元気球も完全にマスターしていた。悟空は更なる修行に励んだ。
ヤムチャがピッコロに荒野の中で放置されて1年がたった。
ヤムチャはすっかり荒野の盗賊だった頃の狼の目のごとき目の輝きを取り戻していた。
ピッコロは約束してしまったのだからしょうがないと思い、ヤムチャのところにやってきて稽古をつけてやった。
その修行の最中ピッコロはヤムチャが1年前とはかなり雰囲気が異なるのに気が付いた。
一方他の地球人戦士たちも各地で修行を重ねた。
そしてサイヤ人の先遣隊が到着する前日の夕方、神様は神龍に頼んで悟空を蘇らせた。
悟空は界王様の元を立ちこの世に向かっていった。


そして翌日午後3時40分、8つの一人乗り宇宙船が東の都に落下した!
「ほう…ここが地球か…なかなかいい星じゃないか。」
「この星にラディッツの仇がいるんだね。ターレス」
「ああ」
「ちょっと挨拶してやろうかな…クンッ!」
エイジ759年7月8日、東の都は地球の歴史から一瞬でその姿を消した。
「ナッパ、挨拶はもうそれくらいでよかろう…それよりもラディッツを殺した奴を探すぞ」
そのとき「殿下!距離6550の所に戦闘力6500の奴と5500の奴がいます!」とルーベリが叫んだ。
「おかしいな戦闘力2000以上の反応があちこちにあるぞ」とベジータ。
それから間もなく世界のあちこちにあった反応が一つに集合し始めているのを見たサイヤ人たちはそちらの方向に飛んでいった。
一方それと同時に悟空も神の神殿に到着、カリン塔で仙豆をもらうとすぐに集合地点に飛んでいった。

現在の戦闘力
悟空 17000(界王拳6倍で102000) ピッコロ 6500 ヤムチャ 5500 天津飯 6000 クリリン 5700 餃子 2500 チチ 3500 ヤジロベー 2700
ベジータ 35000 ナッパ 14000 バーダック 13000 ターレス 6700 ストロ 6900 ルーベリ 7300


サイヤ人たちがピッコロとヤムチャのところに移動を開始して数分後
悟空とヤジロベーを除く地球の戦士たちが集合した。
クリリンはヤムチャがピッコロと一緒にいることに驚いた様子だった。
それから間もなく6人はこちらにやってくる巨大な6つの気を感じ取った。
あと2,3分でこちらに着くだろう。間違いない、サイヤ人である。
その一方でカリン塔のある方向から別の気を感じ取った。これも巨大な気である。
こっちは到着までに10数分はかかりそうだ。おそらく悟空だろう。
そして午後4時48分、サイヤ人たちは6人の前に降り立った。
「貴様らが地球の戦士か…だがこの中で俺とまともに戦えそうなのは
3,4人程度か…」とルーベリ。
そのときナッパが「おい、あの緑の奴はナメック星人じゃないか?」と言った。
「なるほど…ラディッツがやられても不思議じゃなかったわけだ…」とベジータ。
ヤムチャは「あんた、宇宙人だったのか?どうりで俺たちとは違っていたんだな?」と言った。
「ナメック星人は魔法のような能力のほかに願いをかなえる玉を作れるらしいな。
死ぬ前にそいつをよこしな。そうすれば死ぬ順番をお前が最後にしてやる。」とベジータ。
「ふざけるな!確かに俺はそのナメック星人とか言うやつかもしれん!
だが残念だったな!俺は戦いのほうが専門なんだ!」とピッコロは怒鳴った。
そのときストロがピッコロの前に出てきた。
「ラディッツを殺したのはあんたかい?」
「だからなんだと言うんだ!」
「そうか…お前だったのか!私のラディッツを返せー!」ストロが急に襲いかかってきた。
ピッコロは身構えると5,6回ほど打ち合った。


5,6回打ち合った後でストロは上空へ飛び上がり気功波を撃ってきた。
その気功波がピッコロに当たったと思った瞬間ピッコロの姿はかき消えてしまった。
「残像拳だ!」とヤムチャが叫んだ。そのときピッコロはストロの更に上空にいた。
そしてそこから超魔光砲を放った。ストロの体は地面にたたきつけられた。
だが彼女はまだ生きていた。だがすでに戦闘力は3000前後に落ちていた。
「畜生…!畜生!!!」彼女は残された力をふるって戦ったものの先ほどの一撃で
大幅に戦闘力がダウンした影響でピッコロには全く攻撃が効かなかった。
そしてついに彼女は地面に倒れた。ピッコロがとどめを刺そうとすると
ストロは最後の力を使ってピッコロに細い気功波を放った。気功波はピッコロのわき腹を貫通した。
「ぐっ、こ、このアマァ!」ピッコロはストロにとどめを刺した。
ストロは死の瞬間ラディッツが自分の目の前に現れたような感覚がした。
続いてルーベリが前に進み出た。「次は俺の番だ。妹の仇を取らせてもらう。」
するとヤムチャがルーベリの前に出て「次は俺にやらせてもらおうか。」と言った。
ルーベリは「貴様のようなザコに用は無い!」と言った。
「ザコだと・・・?やってみなきゃわかんねぇんだよ。」とヤムチャは言い返した。
そのとき悟空がみんなのところに到着した。3年ぶりの再開である。
「悟空・・」「悟空ッ!」「孫…」「悟空さ…」「悟空!」「き、来たか!孫悟空!」
「みんなちょっと遅れてすまなかったな。しかしみんなすげぇ腕を上げたな。
チチ、3年間寂しかっただろ。」
「悟空さ…こいつら倒したらもう一回新婚生活始めような。」
「ああ。」
そして間もなくヤムチャとルーベリとの間で戦いが始まった!
一方で悟空はバーダックと対峙していた。


「おめぇ、オラに似ているな。」
「それはそうだ。オレはラディッツの父親。つまり貴様の父親だからだ。」
「…おめぇがオラの父ちゃんか。だが素直には再会を喜べねぇようだな。」
「カカロット。なぜ貴様は3年前ラディッツの言うことを聞かなかった。
なぜラディッツと戦うようなまねをした。」
「オラがサイヤ人と呼ばれてもそういう気はしねぇよ。オラは地球人だ!
あいつらは地球を滅ぼそうとした。だから戦ったんだ。」
「…愚か者め!お前はもうオレの息子でもなんでもない!殺してやる!」
「おめぇじゃオラにはかなわねぇ!その相手の強さの分かる機械でオラの数字を見ておけ!」
3年前ラディッツとターレスに向けて言ったのと同じ言葉をバーダックにぶつけた。
「…信じられん。17000まで上昇しやがった。………カカロット、来い!」
悟空とバーダック、親子の拳が激突した。
悟空とバーダックはそれから10分ほど激しい戦闘を繰り広げた。
そして悟空は3倍界王拳を使用し拳をバーダックの腹に撃った。
悟空の拳はバーダックの腹を貫通しバーダックは倒れた。
「カカ…ロッ…ト、見事だ…それで、それでいいんだ…」
バーダックは悟空の腕の中で息絶えた。悟空の目から涙がこぼれてきた。


一方こちらはヤムチャとルーベリ。
こちらも激しい戦いを繰り広げていた。
ヤムチャはこの3年間で大きく成長した。
第23回天下一武道会で神様に指摘された「足元のお留守」も克服した。
プライドを捨てピッコロの元で2年間修行しクリリンと同じくらいのパワーを身につけた。
相手は自分よりずっと強いが隙を見つけられれば勝ち目は有る!
ヤムチャはひたすら防御と回避に徹し相手の隙を虎視眈々と狙っていた。
そしてついにそのチャンスが来た!ルーベリが地面に降りたのと同時に
ヤムチャはエネルギー波を逆方向に放ちその反動で猛スピードでルーベリに突っ込んだ!
ルーベリはヤムチャの攻撃を受けダウン、その隙を逃さずヤムチャは狼牙風風拳を放った!
狼牙風風拳はルーベリにヒット!かなりのダメージを与えた。
だがその直後ルーベリは上空に飛び上がり地上のヤムチャに向かって強力エネルギー波を放った。
爆発の後、そこにはヤムチャの姿は無かった。「へっ、粉々になりやがった。」
次の瞬間ルーベリの背中に強い衝撃が来た!なんとヤムチャはあの攻撃を回避し
別の方向から繰気弾を放ったのである。ヤムチャは間髪いれずに手のひらに気を集中させた。
すると緑色の槍型の弾が出てきた。「喰らえ!魔光繰気弾ッ!!!」魔光繰気弾は
ルーベリの胸に突き刺さった。ルーベリは地上に落ち、死んだ。
だが、ヤムチャもかなりの傷を負っており、もはやこれ以上戦えそうに無かった。


悟空はすぐさまヤムチャの所に駆けつけ最後の仙豆を与えた。
ピッコロも既に悟空から仙豆をもらって体力を回復させていた。
既に日は落ち始め、まもなく夜になろうとしていた。
そのとき地球の戦士たちはサイヤ人たちの様子がおかしいことに気が付いた。
クリリンが空を見上げるとそこには満月が姿を現していたのである。
気が付いたクリリンとヤムチャがベジータたちの尻尾を切りに行こうとしたときにはもう遅かった。
ベジータ、ナッパ、ターレスは大猿に変化した。
ベジータは「わははははは、この時を待ち望んでいたのだ。俺達はわざわざ満月が出る日に地球に到着するように宇宙船を飛ばしてきたのだ。
とはいえ、数時間ズレが出来てしまったが、バーダック達が時間を稼いでくれたおかげで変身できた。
もはやカカロットでも我々にはかなうまい」と高笑いをしながら言った。
悟空は大猿になったサイヤ人を見て唖然としていた。
そして「……大猿だ…そうか…じっちゃんを殺したのはオラだったのか…」とつぶやいた。
するとナッパが「ぎひひひひ、俺様が相手をしてやる」と言いながら戦士たちの前に出てきた。
「これは挨拶代わりだッ!」といってナッパはすさまじい威力のエネルギー波を吐いた。
戦士たちはそれをかろうじてよけた。だが爆風により餃子が吹き飛ばされた。
餃子は地面に激しく叩き付けられたもののすぐに復帰して来た。たいしたダメージはなさそうだ。
それからナッパはエネルギー波を数回吐き、戦士たちはそれを回避したが次第に避けるのが難しくなった。
悟空と天津飯は手振りで合図をすると上空に飛び上がり太陽拳を放った。
目がくらんだ隙に悟空たちは気配を消してかなり遠くの岩陰に隠れてしまった。


岩陰に隠れた悟空たちは相談を始めた。
「ちくしょう、どうすればいいんだ。あれじゃ僕たち全員殺されちゃうよ。」と餃子が言うと
ヤムチャが「悟空、お前が昔天下一武道会で大猿になったとき武天老師様は月を消した。するとお前は元の姿に戻った。
月を壊せばいいんだ。」と月の破壊を提案した。
だがチチは「でもよ、エネルギー波は撃つ時は気を高めて使うんだべ。撃とうとしたらあいつらに機気付かれるんじゃねぇか?」と言った。
すると悟空は「界王様に聞いたんだが奴らは気を探る能力を身につけていねぇらしいぞ。
幸い、あのスカウターとかいう機械は大猿になる前にどこかにしまったらしい。
やるなら今だ。ただ、撃てば場所を気付かれてしまう。オラが撃つからみんな離れてくれないか。」と言った。
皆は悟空の提案に従い、悟空から離れたところに移動した。
悟空は皆が移動したのを見届けると「か〜め〜は〜め〜波―!!!」と叫んで月に向けてかめはめ波を放った。
激しい閃光の後、月は跡形も無く消えうせた。サイヤ人も元の姿に戻った。
ベジータは「やるなカカロットめ!!大猿になっているときはスカウターをつけていられないのを逆手にとって
安全なところに隠れひそみそこからエネルギー波を放って月を破壊するとはな!!」と言った。
ナッパとターレスは悟空のところに行こうとしたがベジータに止められた。悟空達はそれから暫くしてベジータたちのところに来た。

ベジータは悟空に対して「月を破壊するとはよく考えたな。
だがこれで俺達が大猿になれないと思っているのならとんでもない見当違いだ。」と笑いながら言った。
「なに言ってんだ!月がねぇからもう大猿にはなれねぇはずだ。」
「ははは、カカロット、お前は大猿になる理屈をよく解っていないようだな。大猿になるには1700万ゼノ以上のブルーツ波を必要とする。
普通は太陽光を反射した月が真円を描いたときにのみ月の大小に関係なく1700万ゼノのブルーツ波が出る。
だが!この俺のように限られたエリートサイヤ人だけは人工的に1700万ゼノのブルーツ波を発生させる満月を
作り上げることが出来るのだ!この星の酸素と俺の作り出すパワーボールを混ぜることによってな!戦闘力が落ちるがやむをえん…
今度の月は破壊できんぞ!パワーボールよ!はじけて混ざれッ!」
悟空が止めようとしたときにはもう遅かった。ベジータの作ったパワーボールは天に昇り光を放ち始めた。
3人のサイヤ人は再び大猿に変身した。
ベジータは「ナッパ!カカロットを殺せ!ターレス!貴様はほかのゴミどもをかたずけろ!」と命令した。
襲い掛かるターレスに対しクリリン、ヤムチャ、チチは3人そろってかめはめ波を放ったがターレスには全く通用しなかった。
ピッコロは改良して気を溜める時間を短くした「魔貫光殺砲・改」を撃ったがターレスはこれを簡単によけた。
天津飯の気功砲も戦闘服の一部に損傷を与えたくらいで殆ど効果もなかった。
餃子も超能力を使ったが全く効果がなかった。


「ち、ちくしょう!化け物め!どうやったら倒せるんだ!」と天津飯が半ば泣きそうな顔で叫んだ。
「俺が奴らの弱点を知っている!クリリン!俺に協力してくれ!」ヤムチャが叫んだ。
「わかりました!ヤムチャさん!」クリリンが了解した様子で大声で叫んだ。
「みんな!奴の目を皆の目にひきつけてくれ!」ヤムチャが皆に命じた。
するとヤムチャとクリリンは高スピードで移動を開始した。
その隙にチチ、ピッコロ、天津飯、餃子がターレスの目をひきつけた。
「よし!クリリン!そこ!しっかりつかんでくれ!」2人はターレスの尻尾をしっかり掴んだ。
ターレスの力が弱まった。よし、いける!
「クリリン!尻尾を切れ!」とヤムチャ。
クリリンはエネルギー波でターレスの尻尾を焼き切った。
たちまちのうちにターレスは元の姿に戻った。
その様子を見て「あの馬鹿が…尻尾を鍛えるのを忘れおって…」とベジータはつぶやいた。
「く、くそ!貴様ら!よくも俺の尻尾を切り落としたな!ぶっ殺してやる!絶対にぶっころしてやる!」ターレスは怒鳴って襲い掛かってきた。
2人は後ろに跳ぶと気を集中させた。
「気円斬!」「魔光操気弾!」2人は技を同時に放った。怒りで我を忘れていたターレスは判断が一瞬遅れた。
これがターレスの運命の分かれ道だった。魔光操気弾が胸に突き刺さりその直後気円斬がターレスの体を真っ二つに引き裂いた。ターレスは即死した。
「…なんか悟空を倒したみたいで後味悪ぃな。」とヤムチャがつぶやいた。


その頃悟空とナッパはすさまじい戦いをしていた。
悟空は界王拳6倍で戦っていたがそれでもナッパとの戦闘力差は数万も離れている。
もしかしたらベジータは倒せないかもしれない。だが、奴を倒すにはこれしかない!
悟空は危険を承知で界王拳を10倍まで高め、かめはめ波を放った。
暫くの沈黙の後、ナッパは静かに倒れた。口からはかなり血を流していた。もう助からないだろう。
だが、悟空もナッパとの戦いで怪我をし、界王拳を10倍まで高めたことにより体にガタがきていた。
ベジータはパワーボールを作ったことにより戦闘力が落ちているがそれでも30万近くもある。
今の体では3倍以上の界王拳は持たないだろう。
だが、ナッパはまだ生きていた。「ガガロッド〜、よぐもごのナッバざまにこれほどのダメージを与えだな。ゆるざんぞぉ〜」
「ハァハァ、ま、まだ動けるのか!こうなったらこれしかない!」
悟空は上空に上り気を集め始めた。
ベジータは(カカロットの奴、何をする気だ?)とそれを眺めていた。
暫くして悟空は元気玉を完成させナッパに向けて放った。
すさまじい咆哮の後ナッパは完全に息絶えた。


ナッパとターレスを倒した地球の戦士たちは遂にサイヤ人の王子ベジータと対峙した。
「ターレスはともかくサイヤ人では有数の実力の持ち主であるナッパまでを倒すとはな。
…ナッパはいい奴だった…許さんぞ!カカロット!!
貴様らは俺には勝てん!絶対にな。貴様らを殺した後は地球人を皆殺しにする。
その後で我々生き残りのサイヤ人の乗った移民船「マザーベジータ」がやって来る。
この星を第2の惑星ベジータにするのだ。
サイヤ人の血筋は戦士の血筋!!地球人ごときに絶対に負けるわけには行かぬ!」
ベジータが悟空たちに襲い掛かってきた。だが、彼らは既に疲労が溜まっている。
最初の一撃でヤムチャが、二撃目で悟空が岩に叩きつけられ気を失った。
戦士たちは皆で激しい攻撃をベジータに浴びせたが大猿化で戦闘力が10倍に増し、
次元の違う戦闘力を得たベジータには全く通用しなかった。
ベジータは彼らを一気に倒そうとエネルギー波を吐こうとした。
そのときベジータの尻に激痛が走り、力が抜けていく感じがした。
ヤジロベーだった。ヤジロベーがこっそりと背後から近づき尻尾を切ったのである。
ヤジロベーは「へへ、思い知ったかこのサル野郎。」と得意げに言った。
通常形態に戻ったベジータはヤジロベーの方を向くと思いっきりヤジロベーを殴り飛ばした。
ヤジロベーは遠くにぶっ飛んでいった。


ベジータはスカウターを付け直した。
そのとき不在通信記録が入っているのに気が付き再生のスイッチを入れた。
通信員の苦しそうな声が聞こえてきた。
「…ベジータ殿下…ハァハァ、わが船に宇宙の猛毒ウィルスが侵入。
いかなる薬も効果がありません…はぁはぁ、既に全人口78人の内53名が死にました。
ゲフッ、ゴホッ、…残りの人も私を含めみんなウィルスに感染しています…
もはや助からないでしょう…
地球に着いてベジータ殿下たちまで感染するのを避けるため
本船は近くの恒星に突入します……ベジータ殿下…御武運を…お祈りして…おります……」
その通信はサイヤ人の全滅を告げるものだった。
ベジータは激しい絶望感に襲われた。戦闘民族サイヤ人も病気には勝てなかったのだ。
そのころ悟空とヤムチャが息を吹き返して戦場に復帰した。
ベジータは暫くして悟空たちのほうを向いて
「貴様ら!決着を付けてやる!かかってこい!」と言った。
悟空は渾身の力を使って界王拳2倍を使って、ベジータと戦った。
だが既に界王拳10倍の代償により悟空の戦闘力は1万前後に落ちていた。
一方でベジータも大猿変身とパワーボールによって戦闘力2万にまで落ちていた。
仲間たちは気功波を放ったりして精一杯悟空をサポートした。
それから数分ほど戦った後、ヤムチャが「魔光操爆弾!」と叫んで操気弾を放った。
操気弾はベジータの目の前で爆発を起こした。
ベジータは殆どダメージを受けなかったがベジータに一瞬隙ができた。
悟空はこの隙を逃さずエネルギー波を放った。
エネルギー波はベジータの腹を貫通した。


…ついに戦闘民族サイヤ人の王子はその身体を地面に横たえた。
時刻は既に夜の8時を過ぎているにも関わらずベジータの作り出した
パワーボールの月のせいで夕方並みに明るかった。
ベジータは苦しい息の中で悟空に対して喋りだした。
「カ…カカロット…よく…仲間の助けがあったとはいえこの俺を倒した…
よく聞くんだ…カカロット…さっき知ったことだが我らサイヤ人の乗った移民船で
恐ろしい伝染病が発生した…皆バタバタ死んでいった…
移民船は今頃その辺の恒星に突入して消滅しているはずだ…
いいか…カカロット…よく聞け…
俺が死んだらお前は最後のサイヤ人だ…混血でもいい…
子孫を残せ…サイヤ人の名に恥じぬ立派な子孫をな…
それが病気で死んでいったサイヤ人達の最後の願いだ…」
そういうとベジータはポケットから白金色のピアスを取り出して悟空に手渡した。
「それは王家に代々伝わる王の証のピアスだ…
カカロット、俺を倒したお前にはこれをもらう資格がある…
それをお前が代々子孫に受け継がせるのだ…」言い終るとベジータは息を引き取った。
サイヤ人は悟空を残して滅亡、そして地球に平和が訪れたのだ…

サイヤ人の乗ってきた宇宙船はブルマたちによって回収され解析に回された。
解析により人類の技術は大幅に進歩したのであった。
それから3年後、ある日の昼ごろヤムチャはプーアルを伴い狩りを楽しんでいた。
ヤムチャは現在街を離れ悟空とあう前に住んでいた荒野の洞窟に住んでいる。
この荒野に帰るとき、ブルマはヤムチャを殴り、私を捨てるのかと罵った。
ヤムチャは街に住んでいては昔のように軟派になってしまうと思い、街を出たのだ。
もちろんヤムチャもブルマとは離れたくなかった。いつまでも一緒に暮らしていたかった。
だが、ヤムチャはベジータの宇宙船に残された書類や本に書かれていたことが気にかかっていた。
そこにはこう書かれてあった。
かつてサイヤ人は宇宙の帝王「フリーザ」と同盟を組んで地上げ屋まがいのことをしていた。
だが約20年前、サイヤ人の部隊がフリーザの部下に虐殺されて両陣営は戦争状態に突入した。
この時は和平が成立しいったんは矛を収めた。
それから10数年間平和が続いていたが3年前、巨大隕石が惑星ベジータに衝突した。
ほかの仲間たちはあまり気に留めていなかったがヤムチャは惑星ベジータ消滅事件に
フリーザが関わっていると感じ街を出て修行することにしたのである。
宇宙の帝王と言うくらいだから恐らくサイヤ人の生き残りが
地球に向かったことも知っているに違いない。
もしかするとサイヤ人の移民船に猛毒ウィルスを蒔いたのは奴らかもしれない。
ヤムチャはそう思い、念のため、街を出て修行に励んでいたのだ。
ヤムチャがコーヒー味ザウルス1匹を仕留め家に帰ろうとすると1隻の大きな宇宙船がに着陸した。
ヤムチャは宇宙船の着陸地点へと向かった。


その宇宙船は角のはえたような形をしていた。中から2人の少年が現れた。
その少年達は緑色の皮膚と2本のカタツムリのような角を持っていた。
2人はデンデとカルゴという名でナメック星人だと言った。
ヤムチャが2人に問うた。「何故この星に来たんだ?」
「この星に古の科学者カタッツ博士の子供がいると最長老様から聞いてまいりました。
その方はどこにおられるのですか?」
ヤムチャはピッコロのことだと思いピッコロの気を探り当て彼のところに行き事情を説明して連れて来た。
2人はピッコロに会うと「あなたがカタッツ博士の子ですか?」と尋ねた。
ピッコロは「そうだ。正しくはその子だがな。」と言った。
2人は「お願いします。僕達の星を救ってください!
僕達の星は2年も前からフリーザ軍という勢力から攻撃を受けています。
最初はたいした事なかったのですが、
ここ数ヶ月でやってきた兵士の質がうんと高くなりこちらは劣勢になりつつあります。
最初130人くらいいたナメック星人はもう30人くらいしか残っていません。
ナメック星各地にあった村も殆ど壊滅状態です。
厚かましいお願いですがどうか僕達の星を救ってください!」2人は懇願した。


「…何故そのフリーザ軍はナメック星に攻撃を仕掛けてくるんだ?」とピッコロが2人に尋ねた。
「ドラゴンボールです。フリーザというやつはドラゴンボールを集めて
何かをしようとしているのです。おそらく全宇宙の支配か
自身の不老不死でも手に入れようとしているのでしょう。」
「…で奴らは今どのくらいボールを集めている。」
「おそらく3つは相手の手に渡ったと思います。もしかしたらもっと集めているかもしれない…」
「そのフリーザがこの星に攻めて来る可能性はあるのか?」
「恐らく。彼の最終的な野望は全宇宙の支配と聞いています。」
「…わかった。協力しよう。地球にまで攻めてこられたら面倒だし、
第一不老不死を手に入れたらそのフリーザを倒せないんだろ?
だからドラゴンボールが揃っていない今がチャンスと言うわけか。
俺は行くぞ。故郷にも行ってみたいしな。」
「あ、ありがとうございます!あなたのような戦闘タイプがいれば百人力です!」
ピッコロはヤムチャに「おい、ヤムチャ。
悟空たちも連れて行こう。数が多いほうがいいだろう。」
と悟空たちを連れてくるように言った。
ヤムチャはまずカメハウスのクリリンの元に向かった。
クリリンはナメック星に行くことを了解した。
次いで世界の果てで修行していた天津飯と餃子のところに行き、
ナメック星行きに誘った。
2人もナメック星行きを了解した。
最後に悟空とチチのところに行った。悟空は行くことになったが
チチは2歳になる息子・悟飯を預けるわけにもいかないので行かないことになった。
翌日、一行は宇宙船の前に集合した。
するとヤムチャは「この宇宙船をカプセルコーポレーションに
持って行き改造してもらおう。」と提案した。
宇宙船はカプセルコーポレーションに運ばれた。
ヤムチャはブルマに頼み込み宇宙船を改造してもらうことにした。


ブルマは「1週間で出来ると思うからそれまで待っていて」と言った。
悟空たちは出発までの1週間、カプセルコーポレーション内の高重力実験室で修行することにした。
1週間後、宇宙船の改造が終了した。
エンジンはサイヤ人の宇宙船のエンジンを利用したものに積み替えられ、
内部にはトレーニングルームも設置された。
このトレーニングルームでは100倍までの重力を作ることが出来る。
風呂場や寝室なども作られナメック星の宇宙船は家のように変身した。
デンデとカルゴは「す、すごい…僕達の宇宙船がすっかり変わっちゃってる…」
と驚きの色を隠せなかった。
そして宇宙船に悟空たちとデンデとカルゴが乗り込み、
宇宙船は空へと飛び立った。
本来ならばナメック星までは2ヶ月かかるはずだったが
サイヤ人の宇宙船のエンジンを利用したエンジンに積み替えたので
わずか7日でナメック星に着くそうだ。
悟空は「さぁ、修行すっぞ!ぼやぼやしてらんねぇぞ!」
と言って真っ先にトレーニングルームに入った。


それから早3日が過ぎた。初日10倍の重力でやっていた重力修行は
既に30倍の重力で行われていた。
その中で悟空は特に熱心に修行しており、クリリンたちが寝ている4,5時間の間も
不眠不休で修行していた。悟空は1人で修行するときは常に重力100倍にして修行していた。
相当激しい修行をしているのだろうか、
出発の直前にヤジロベーが持ってきた仙豆15粒は既に10粒に減っていた。
そのすさまじい修行っぷりはクリリンをして「ありゃ化け物だ」と感じさせたほどであった。
それからも激しい修行は続いた。
そして6日目には地球人のヤムチャたちは40倍の重力を、
悟空とピッコロは100倍の重力を完全に克服した。
100倍の重力を克服した悟空は重力装置の電源を切ったとき
「うひゃー!こりゃおでれえた!
あまりに軽いんでまるで自分がいねぇみてぇだ!」と叫んだ。
そして悟空とピッコロは残りの1日を睡眠に費やした。
ヤムチャたちは悟空に負けていられないとばかりにそれまで以上に熱心に修行した。
そして7日目の昼過ぎ、悟空たちの宇宙船はナメック星の大地に着陸した。
仙豆はあと5粒に減っていた。

現在の戦闘力
悟空 90000(界王拳10倍で90万) ピッコロ 42000 
天津飯 12000 クリリン 11500
ヤムチャ 11000 餃子 6000

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悟空たちはナメック星に着いてまもなくナメック星人が
隠れ住んでいる洞窟に案内された。
ナメック星人の洞窟に近づくと見張りをしていた1人の男が
「おお、デンデ、カルゴ、無事だったか。予定より早かったじゃないか。」と言った。
男の名はネイルと言い、この星では唯一の戦闘タイプのナメック星人である。
その風貌はピッコロと瓜二つだった。
ネイルはピッコロを見て「おお、お前がカタッツ博士の子孫か。
お前も戦闘タイプか。俺と同じくらいの力を持っているな。」と言った。
悟空たちは洞窟の中に通された。洞窟の中は意外に広く、
ロビーやナメック星人の寝室などもしっかり整備されていた。
一行は長老達の部屋に通された。1人の長老が悟空たちに話しかけた。
「おお、あなたたちがカタッツ博士の子孫と地球人の戦士ですか。
私はこの星の長老のムーリです。こちらがツーノ長老、こちらがヤーノ長老。」
「はじめまして。」「よろしく。」紹介された2人の長老も挨拶をした。
ムーリ長老は悟空たちと挨拶を済ませると続けて言った。
「皆さんは、デンデ達から聞いていると思いますが、
現在わが星はフリーザ軍から攻撃を受けています。
皆さんにやっていただきたいのはフリーザ軍を倒し、
この星から彼らの勢力を追い出していただきたいのです。
またこの星には何でも願いのかなうドラゴンボールと言う玉があります。
この球は7つ集めると願いがかなうのですが既に奴らは6つのボールを手に入れています。
あと一つはここにあります。皆さんにはこのボールを守っていただくと共に
6つのドラゴンボールを奪回していただきたいのです。
最後に最長老様の護衛をしていただきたい。


最長老様はまもなく寿命が尽きそうなのですが
最長老様が死ぬとドラゴンボールも石になってしまいます。
そうなればフリーザは逆上してこの星を消してしまうでしょう。
私が最長老職を継ぐ作業にはまだかなり時間がかかります。
それまでの間最長老様が死なないように最長老様を護衛し
時間を稼いでいただきたいのです。」
「わかった。で、そのサイチョウロウ様って奴はどこにいるんだ?」
と悟空が言った。
「最長老様はここにはおられません。
最長老様はものすごい巨体の持ち主の上、
老衰で自力ではもう動けないのです。また我々が最長老様を運んでいる最中に
敵から攻撃を受けて最長老様が死なれては元も子もないので
最長老様は自宅にいらっしゃいます。
場所はここからはるか南にあります。
それでは皆さんに敵の情報をお教えしましょう。
こちらの部屋に来てください。
ムーリ長老は悟空達を別室に通した。


「まずこの地図を見てください。敵が3つに分かれています。
北西の軍隊はキュイ軍です。また、東南東の軍隊はドドリア軍、
真北の軍がザーボン軍です。この3人は能力がずば抜けていて、
我々では手も足も出ません。恐らく奴らと戦えるのはネイル位でしょう。
ですがあなたたちは非常に高い能力を持っていらっしゃいます。
あなたたちなら恐らく彼らを倒せるでしょう。」
「…ところでフリーザとかいう奴はどこにいるんだ?」
とヤムチャが質問した。
「フリーザはまだ来ていないようです。
ですが最近倒した敵が死ぬ前に言った
発言によるとからあと数日後には到着するとのことです。
また、フリーザは強力な助っ人も呼んだようです。」
「なるほど。つまりフリーザが到着する前に今ナメック星に
いる奴を倒してドラゴンボールを取り返し、
フリーザが到着したら準備が整う前に叩き潰すと
言うわけか。面白い。」とピッコロが言った。


6人は相談してそれぞれの役目を決めた。
その結果、悟空とピッコロはドラゴンボールの奪回、
クリリンが悟空のサポート、ヤムチャがピッコロのサポート、
天津飯と餃子はナメック星人の隠れ家の防衛を行うことになった。
最長老の護衛はそれまで3日交代で最長老の護衛と
隠れ家の防衛をやっていたネイルがそっちの方を専門にやることになった。
別れる前に悟空は残りの仙豆5粒を分けた。
2粒を悟空たちへ、2粒をピッコロたちへ、残り一粒は天津飯達に渡した。
悟空とクリリンは北西のキュイ軍のところへ、
ピッコロとヤムチャは東南東のドドリア軍のところに飛んでいった。
その日の午後4時ごろ、キュイ軍の基地のレーダーに
こっちへ急接近する反応が映し出された。
「キュイ様。戦闘力5000くらいの奴と
3000くらいの奴がこちらに急接近中。
かなりのスピードです。」
「この星奴らか…うぜぇ、殺せ。」
キュイは全軍に迎撃体制をとるよう指示した。
それから1分ほどして悟空たちはキュイ軍の基地へ到着した。


「ここのリーダーを出せ!」悟空が怒鳴った。
「うるせぇ!みんな!かかれ!」兵士の1人が怒鳴り返すと
周りの兵士達が悟空たちに襲いかかってきた。
だが、しょせん兵士達の戦闘力は高々二、三千である。
次から次へとやられていった。
味方の被害に苛立ったキュイは悟空たちの前に出てきた。
悟空は「おめぇがここのリーダーか。
ドラゴンボールを置いてさっさとこいつらを連れて帰れ。」と言った。
「うるせぇ。お前ごときが俺と対等な口を聞くんじゃねぇ!」
キュイは御空にビンタを喰らわせた。
悟空は「死んでも後悔すんじゃねぇぞ!」と言って身構えた。
それからキュイは悟空に攻撃を仕掛けたが
悟空はそれを全部片手で受け流した。
「く…くそぉ!何でこんなザコに勝てない!」
キュイは悔しそうな声を出した。
すると急にキュイは上空に上り気功波を撃とうとした。
「はーはっはっは!お前なんか消してやる!
地獄でキュイ様の偉大さを広めるんだな!」
だが、そのとき既に悟空はキュイが放とうとしている
エネルギー波の数倍の大きさの気功波を放っていた。
キュイが消滅する直前、かれのスカウターには
9万という常識はずれの数値が表示されていた。
生き残りの部下達ももはや抵抗する気力もなく
全員宇宙船に乗って逃げ帰ってしまった。


さて、一方こちらはピッコロとヤムチャ。
悟空がキュイを屠った頃、ピッコロとヤムチャもドドリア軍の基地に到着した。
「なんでゃぁー!おみゃーたちは!」一人の兵士がピッコロたちを見て叫んだ。
気を取り直した兵士は「敵襲―!敵襲―!」と基地内に響き渡る声で叫んだ。
たちまち2人は大人数の兵士に囲まれてしまった。
ピッコロはヤムチャの方を向くと「準備はいいか?やるぞ!」といって身構えた。
たちまち基地内は大混戦になった。2人は兵士達を一人一人やっつけていった。
兵士の9割が逝った頃、ようやくドドリアがこちらにやってきた。
ドドリアを見たヤムチャは「デブ、何の用だ」と言った。
「ほう、言葉で俺を怒らせようというのか。
だが俺にはそんな言葉は効かんな。」ドドリアは笑って言った。
「バカ、アホ、クズ、ゴキブリ、お前の母ちゃんデベソ、ションベンタレ、
害虫、汚ぶ(ry」とヤムチャは思いつく限りの罵詈雑言をドドリアに浴びせた。
「ショ、ションベンタレだけはゆるさーん!」ドドリアはぶち切れた。


ドドリアがヤムチャに飛び掛ろうとした時、ドドリアの顎にボールのようなものが命中した。
それは操気弾だった。ヤムチャが前もって地面の下に隠していた操気弾だった。
ドドリアはバランスを崩して少しフラフラになった。
「へへ、ちょっとはやるようだな。」ドドリアは言った。
次の瞬間ドドリア後頭部に衝撃が走った。また操気弾だった。ドドリアは前のめりに倒れた。
起き上がったドドリアは「このクソガキ〜!もう許さんぞ!ぶっ殺す!」
と言い終わらないうちに今度は頭のてっぺんに衝撃を受けた。
またまた操気弾だった。ドドリアはこの一撃で意識が朦朧とした。
ピッコロはそこを見逃さず魔貫光殺砲を放って止めを刺した。
それから数分後、ドドリア軍を全滅させたヤムチャたちは
基地内にあったドラゴンボール2つを見つけると
それを持っていったん隠れ家に帰ることになった。
帰る最中ピッコロがヤムチャにたずねた。
「ずいぶん腕を上げたようだな。特にあの操気弾とかいう奴を3つも出すとはな」
「ああ、出来るかどうか心配だったけどな。大成功だ。
いつかはもっとたくさん出せるようにするぜ。」
「魔光操気弾はできんのか?」
「あれは気の消費が激しいしコントロールも難しい。1つがやっとだよ」
「そうか…」二人はそう話しながら隠れ家へ戻っていった。


隠れ家へ帰還した悟空たちはそれぞれの戦果を報告した。
ドラゴンボールはキュイ軍のの基地にあった一個と
ドドリアの基地にあった2個をあわせて3個である。
残り3つは恐らくザーボンとかいう奴が持っているのだろう。
悟空たちは疲れたので休息をとることにした。
悟空たちが寝入って1時間後、ドドリア軍の基地跡地に
1人の美男子が立っていた。「ちっ、キュイだけではなく
ドドリアの野郎までやられやがったか。」と男はつぶやいた。
「まあいい。明日の昼にはフリーザ様とギニュー特戦隊が来る。
フリーザ様と特戦隊の連中が力を合わせればナメック星の連中なんぞ
カス同然だ。」男はそう言った後、その基地から飛び去った。
そして翌日、目を悟空たちはピッコロを残してザーボンの基地に向かった。
天津飯と餃子も一緒だ。昨日は留守番役で何一つ戦果を
挙げていなかったので今日は存分に戦う気である。
5人はあっという間にザーボン軍の基地の近くにたどり着いた。


ザーボンは「ふふふ、貴様らは10分も前からパワーレーダーに
捉えられていた!全軍総攻撃だ!」といった。
ザーボンの命令で高射砲部隊が上空の悟空たちに対し攻撃を加えた。
悟空たちはそれをたくみに避けた。
「これは挨拶に過ぎん。対人用強力熱線ビーム主砲!てーっ!」
続いて主砲が発射された。だがレーザー砲はチャオズの服の一部を
焼いただけであっさり避けられ気功波で破壊された。
「よし、みんな!一時撤退だ!フリーザ様は後数時間後にこられる!
ゲリラ戦で時間を稼ぐんだ!ドラゴンボールを守りきるんだ!」
ザーボン軍の兵士たちはあらかじめ築いていたトーチカや穴に
入りゲリラ戦に入った。だが、彼らの抵抗など
悟空たちの前には無力だった。悟空たちの圧倒的な戦闘力と気を探る能力で
兵士達は発見され、次々と殺されていった。悟空たちはザーボンのいる司令塔へ
徐々に近づいていった。


「ザーボン様!後1分ほどで奴らはこの司令塔に到達します!
もうおしまいです。」兵士が悲痛な顔で叫んだ。
「案ずるな。後は俺がやる。」とザーボンはそう言って出て行こうとした。
「ですが、キュイ様やドドリア様までやられたのですよ!」
「心配するな。実は俺はまだフリーザ様にしか見せていない能力がある。
やばくなったらそれを使うよ。心配するな。俺は必ず生きて帰る。」
ザーボンはそう言って司令塔の外に出た。
悟空は「おめぇがザーボンとかいう奴か。」といった。
「そうだ。」「命が惜しくばドラゴンボールを置いてここから出て行け!」
「それは出来ん。ドラゴンボールをフリーザ様にお渡しするのがわが使命だ。
貴様らを道連れにしてもドラゴンボールは守る!
そうだ。貴様らに面白いものを見せてやろう。俺の本当の力をな!」
そういうとザーボンは化け物のような醜い姿に変身した。
「どうだ。醜いだろう。これが俺の正体ってわけだ。醜いが強いぞ。」
ザーボンは餃子に襲い掛かった。「あ…あ…」次の瞬間ザーボンの手が
餃子の腹を貫いていた。餃子はそのまま倒れ息絶えた。
「餃子――――――――――ッ!!!!」天津飯の叫びがあたりに響き渡った。


「チャ、餃子、嘘だよな。さっきまでの様に『天さん』と言ってくれよ…なぁ…
………お、俺のせいだ!!あの時餃子は地球に置いて来るべきだったんだ!
もう餃子はドラゴンボールでは生き返ることは出来ないのに…
俺がチャオズを死なせてしまった…」
天津飯はザーボンのほうへ向き直ると睨んで言った。
「絶対に許さん!貴様だけは絶対に許さんぞォーー!!
チャオズの受けた痛み!思い知れ!」
「戦闘力12000か…残念だったな。お前のパワーじゃ俺には勝てん」
「はぁぁぁぁぁぁ!!!」天津飯は手に全ての気を集中させ始めた。
「何!?戦闘力が急上昇したぞ!そうか!こいつらナメック星人と同じように
戦闘力を変えられるのか!まずい!奴の戦闘力がどんどん上がっていってる!
20000…25000…30000…35000!俺の戦闘力を越しやがった!」
「ハァ、ハァ、チャオズ、お前1人にさびしい思いはさせんぞ!」
「やめろーーーッ!テンシンハーーーン!!!」ヤムチャとクリリンが叫んだと
同時に天津飯は己の全ての気を使った気功砲を放った。


天津飯の気功砲はザーボンに命中こそしたものの致命傷を与えるにはいたらなかった。
天津飯は「無…無念…」と言って倒れそのまま息絶えた。
ヤムチャは「クリリン、悟空!今だ!今なら奴に隙が見えている!
体勢を立て直される前に俺たちで止めを刺そう!
2人の死を無駄にするな!」と言った。
「わかった、ヤムチャさん!」「わかった!ヤムチャ!」
3人はザーボンに向けてトリプルかめはめ波を放った。
3人分のかめはめ波を食らったザーボンは消滅した。
何とか戦いには勝てたものの、 天津飯 餃子 2人の戦士を失ったことで
生き残った3人は悲しみにくれた。悟空たちは指令塔内から
ドラゴンボール3つを回収すると2人の遺体を連れて隠れ家に帰っていった。
隠れ家に帰った悟空たちはムーリ長老達に迎えられた。
ムーリ長老達は「ドラゴンボールが全て還ってきたのは非常に喜ばしいことです。
ですがあなた達には我々のせいで仲間を2人も失わせるという非常に残念なことになりました。
そこで我々はフリーザが倒れた暁にはこのドラゴンボールを使って
あなたたちの仲間を生き返らせてあげましょう。」
「…天津飯はそれでもいいさ…でも餃子は2回死んでいるんだ。
もうドラゴンボールで生き返ることなど出来ないよ・・・」とクリリン。
「…?地球のドラゴンボールは1回しか生き返ることが出来ないのですか?
わが星のドラゴンボールは自然死で無い限り何回も生き返ることが出来ますが…」
「ほ、本当ですか!?やったーッ!希望が見えてきたぞ!!!」


しばらくしてネイルが部屋に入ってきて「地球の方々。最長老様があなた方に
お会いになりたいそうです。」と言った。
悟空たちは洞窟を出て最長老のところへ向かった。
最長老の家は山の頂上にあった。
悟空たちは家の2階に通された。そこいたのは4,5メートルの
巨体を誇る最長老の姿だった。
最長老は穏やかに話し出した。
「あなたたちがわがナメック星に侵略してきた者を倒した戦士ですね。
はじめまして私がこの星の最長老です。
あなたたちの仲間に亡くなられた方が2人おりましたな。
フリーザを倒した後その方達を生き返らせてあげましょう。
ですが、フリーザはかなり強力な力を持っています。
数年前にここにたどり着いた難民船の人たちから話を聞いたのですが
フリーザは自分自身の強力な力に加え、
彼直属の5人からなる精鋭部隊がいるそうです。
フリーザを倒すには彼らをも倒さなければなりません。」


311 名前:ドラゴンボール異聞録[sage] 投稿日:04/04/22 19:28 ID:lPNAbln6
「フリーザって奴に加えてその部下5人か…きついな…」とヤムチャがつぶやいた。
「そこであなた方の隠された力を引き出して差し上げましょう。」と最長老は言った。
「ほ、本当ですか?冗談ですよね?」
「冗談なものですか、さあ、頭を出してください。」
ヤムチャは頭を最長老の方向に差し出した。
最長老はヤムチャの頭にそっと手を置いた。
次の瞬間、ヤムチャは体から強力な気が湧き出すような感覚がした。
「はい、結構ですよ」
「す、すごい!体からすげぇ気が湧き出してきやがる!あ、ありがとうございます!
で、でもこれをやるとあなたの寿命が縮んでしまうんじゃ…」
「大丈夫ですよ。これは寿命には影響しません。安心なさい。」
続いてクリリンピッコロもやってもらった。
最後に悟空がやってもらおうとしたとき最長老が言った。
「…?失礼ですがあなたの力をこれ以上引き出すことは出来ません。
昔何らかの方法で隠された力を引き出してもらったことがおありですか?」


「えっと…あ!そうか!オラ昔ピッコロ大魔王を倒すためにカリン様のところ行って
超神水とか言う水を飲んだことがあった!」
「そうだったのですか…すみません。あなたの力を引き出すことが出来なくて」
その時一行はナメック星に強力な気をまとった者がナメック星に
やってきたのを感じた。
「き、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
「な、なんて馬鹿でかい気なんだ… (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
一行はやってきた気の大きさに驚きながらもすぐに気を取り直した。
「ここにいたら最長老様の居場所がばれてしまう。
ここから離れてフリーザを迎え撃とう」とヤムチャが言った。
一行は最長老の家を出て全力でその場を離れた。

現在の戦闘力
悟空9万(界王拳10倍で90万) ピッコロ85000 
ヤムチャ 42000 クリリン 43000
フリーザ 530000 リクーム 47000 ジース 45000 
バータ 42000 グルド 4200 ギニュー 80000(最大120000)



一行はちょうどいい大きさの島を見つけ、
そこを最終決戦の場にすることにした。
それから数分後6つの気がこちらに近づいて来た。
悟空は残った5つの仙豆をクリリンに預けた。
それから間もなくフリーザたちが目の前に現れた。
すさまじい気に悟空たちは圧倒された。フリーザが喋りだした。
「私の名は宇宙の帝王フリーザ。ドラゴンボールを手にいれ
不老不死となりこの宇宙を完全かつ永遠に支配するために参りました。
あなたたちですね。ザーボンさんたちを倒してドラゴンボールを奪った者は。
みなさんなかなかすばらしい実力をお持ちですね。
おや?そこのツンツン頭の方のつけているピアスは
確かサイヤ人の王がつけるとか言うピアスじゃ…」


「そうだ。だからなんなんだ。」
「そうですか…貴方達がベジータさんの知り合いとは知りませんでした。
ところで惑星ベジータが何故滅んだか知っていますか?」
「隕石の衝突だろ?」
「そうです。その通りです。ですがその隕石は実は私が飛ばしたものなんですよ。
つまり惑星ベジータを破壊したのは私なんです。
もっともサイヤ人達のうち数十名が生き延びましたが
私はサイヤ人の姿に似せた特殊工作員をサイヤ人の船に潜り込ませ
強力な猛毒ウィルスをばら撒きました。もうサイヤ人はこの世にいないのです。」
「そうか…サイヤ人を滅ぼしたのはおめぇだったのか…だが残念だったな。
サイヤ人ならまだここにいるぞ!」


「ほう…サイヤ人がまだ生きているとは思いませんでした。
いいでしょう。相手をして差し上げましょう。ですが私は戦いません。
ギニューさん、任せましたよ。彼らは貴方たちだけでも大丈夫でしょう。
私は船に戻ります。後でドラゴンボールをこちらに持ってきてくださいね。」
フリーザはそう言うとその場を立ち去った。
ギニューが悟空たちのほうを向いた。
そしてポーズをとった。
「リクーム!」
「バータ!」
「ジース!」
「グルド!」
「ギニュー!」
「みんなそろって!ギニュー特戦隊!」
そのポーズはただの変態にしか見えなかった。
悟空たちは4人とも「ダサッ!」と心の中で叫んだ。


一瞬の後、ギニュー特選隊が襲い掛かってきた。
「望むところだ!うらぁぁぁぁぁぁ!!」
ピッコロが迎撃しようとしたその瞬間、
ピッコロの腹に穴が開いていた。
ピッコロはその場にどさりと倒れた。
「?いったい何があったんだ!?」クリリンが叫んだ。
次の瞬間悟空が遠くにぶっ飛ばされた。
「な、何も触れていないのに?」ヤムチャが叫んだ。
その間にもギニュー特選隊が攻撃を仕掛けてくる。
次はヤムチャが地面に叩きつけられた。
クリリンは(どういうことだ?悟空もヤムチャさんも
一瞬にして吹っ飛ばされたり地面に叩きつけられている。
そうか!この中に時間を止める超能力者がいるんだ!どいつだろう…
緑のグルドとか言う奴か?あいつだけ極端にパワーがたいした事ないぞ。
…よし!)


クリリンは手を額に当てた。
「太    陽   拳  !」
一瞬、閃光が走った直後、クリリンはグルドとの間合いを詰め、
グルドをエネルギー波で消滅させた。
「隊長!グルドの奴がやられた!」とジース。
「く…くそ、これで時間を停められんようになったか…
こいつら並のやつじゃねぇぞ!グルドの敵討ちだ!全力でいけ!」
ギニューが怒鳴った。
体勢を立て直したヤムチャのところにジースが襲い掛かってきた。
「最長老様にパワーアップしてもらった今ならできる!はっ!」
ヤムチャの手から6つの操気弾が次々と生み出された。
ヤムチャはその操気弾をお手玉しながらジースと間合いを取った。
ヤムチャは6つの操気弾をジースに投げつけた。
ジースは「ふん、こんなヘナチョコ当たるか!」と言いながら操気弾を避けた。
「死ねぇー!」操気弾を避けきったジースは操気団のような玉を
作りながら上空に飛び上がった。「食らえ!クラッシャーボール!」
クラッシャーボールがヤムチャに当たる瞬間ヤムチャの姿が掻き消えた。


「何?」「今のは残像拳。俺はお前の後ろだ!アホ銀髪野郎!」
ヤムチャはジースの背後にいた。
「狼牙風風拳!」ヤムチャのラッシュがジースに襲い掛かった。
狼牙風風拳の後ヤムチャはジースを地面に思いっきり叩きつけた。
すぐに間髪を入れず気を高めるヤムチャ。
「か〜め〜は〜め〜」「や、やめてくれぇー!!!!」
「波ー!!」「や、やめ…」かめはめ波を
まともに喰らったジースは絶命した。
その頃仙豆で危ないところから回復したピッコロがリクームと戦っていた。
ピッコロとリクームの力の差は歴然としていた。ピッコロの拳がリクームの
腹にめり込みリクームは「こ…この野…」と言いながら気を失った。
一方でクリリンもバータと戦っていた。
バータは何回もクリリンとの間合いを詰めようとしたが
クリリンはそのたびに連続気円斬や拡散エネルギー波
を放ちバータを近づけさせなかった。


そのころ悟空はギニューと激しく打ち合っていた。
しばらくしてギニューは地上に降りたった。
「おい、貴様、フルパワーでやろうぜ。俺にはわかる。
お前は手抜きしても俺に勝てると思っているようだが
それは違う。基本的に戦闘力と言うものは自在に操れるものではない。
だが、貴様らやナメック星のヤローどもの様に
戦闘力を変えれる種族もまれにいる。
どういうことかわかるな?つまり…
俺も戦闘力を自在に変えることが出来る種族なんだよォーーッ!!!」
ギニューはそう言うと気を最大限に高めた。
クリリン、ピッコロ、ヤムチャから逃げまくっていたバータはスカウターを見て
「戦闘力12万!すげぇ、さすがギニュー隊長だ。」と感心した。
ギニューは悟空に「さあ、お前も真の実力を出すんだな。
今のお前は戦闘力を70000くらいにしているがそれは真の力ではあるまい。
俺の見立てでは90000近く出せると見ている。」
「へへ、だったらオラの力を見て驚くんだな。」そういうと悟空も気を開放した。
「界王拳!」悟空は界王拳でさらに戦闘力を高めた。
「せ、戦闘力180000だと!?し、信じられん。
こ、こいつ本当にサイヤ人か?戦闘力18万のサイヤ人などありえない…
はっ、そうか!きさま、もしかしてスーパーサイヤ人だな?」
「スーパーサイヤ人?なんだそりゃ?」
「お、俺の負けだ…だが、お前は死ぬ運命にある。
おい、リクーム。これを持っておけ。」
そういうとギニューはようやく立ち上がったリクームにスカウターを手渡した。
「そ、そうか。隊長、あれをやるんだな…」
スカウターを渡したギニューはいきなり自分のわき腹に穴を開けた。
「な、何をする!」悟空は驚いて叫んだ。
「その体気に入った…チェーーンジ!!」
次の瞬間、悟空は目の前が真っ白になった。そしてわき腹を激痛が襲った。
目を開けるとそこには見慣れた自分の姿があった。
「な…なんでオラがそこにいるんだ?」
「くくく…お前の身体はもらったぞ。」
「な、何だと?」
「俺は他人の身体と入れ替えることが出来る…
お前はすばらしい戦闘力を持っていた…だがそれが命取りだったな。
あの戦闘力さえ持たなければお前は自分の体で
死ぬことが出来たのだがな。」
「悟、悟空。なんということだ。敵と体が入れ替わっちまうなんて…」
ヤムチャは悲壮な声で呟いた。
悟空と体が入れ替わったギニューはヤムチャたちの前に降り立った。
「今、俺は素晴らしい戦闘力を手に入れた!
自分の仲間に殺される気分を味わうがいい。」
ギニューはそういうとヤムチャたちに襲い掛かった。
「まずどいつにしようかな。よし、決めた!お前だ!」
ギニューはヤムチャに攻撃を仕掛けてきた。
「オラァッ!」ヤムチャの拳がギニューの腹にクリーンヒットした。
「狼牙風風拳!」ヤムチャの狼牙風風拳が次々とギニューを襲う!
ギニューは岩壁に思いっきり叩きつけられた。
「な、何故だ!俺は18万の戦闘力を手にしたはずなのに!
たかが戦闘力40000の奴にここまでやられるなんて…」
「けっ、何が戦闘力18万だ。お前なんぞ青い奴と黄色い奴より
気がはるかに弱いぜ!」
「な、何だと!そ、そうか。まだ気を解放してなかったな。はぁぁぁぁ!
バータ、俺の戦闘力はどうなった?」
「…2、23000です…」
「な、何ィーッ!た、たったのそれだけだと?」
「どうやら悟空の体とお前の心がミスマッチしているようだな。
そうなってはお前はもうおしまいだ…」
ヤムチャ、ピッコロ、クリリンはギニューを3人で袋にした。
リクーム、バータはギニューを助けようとしたが
バータはピッコロの魔光砲を食らって死亡、
リクームもクリリンの気円斬で両足を切り落とされ出血多量で死んだ。

地面に思いっきり叩きつけられるギニュー。
上空に上ったピッコロがギニューに向け爆力魔波を放とうとしたとき
ギニューは「チェーンジ!!」と叫んだ。
悟空は「今がチャンスだ!」と叫び、ピッコロの目の前に移動した。
次の瞬間、悟空の目の前が真っ白になり全身をすさまじい激痛が襲った。
目を開けると上空にはピッコロとわき腹を押さえて
苦しんでいるギニューの姿が見えた。
「ど、どうやら元に戻れたようだな…」
「ち、ちくしょう…元に戻ってしまった…
ピッコロは「もう諦めるんだな。もはや何とか特戦隊とか
言うのはお前しか残っていない。
お前の気もずいぶんと小さくなってしまった…
今の俺ならお前を一瞬で灰にすることも可能だ。
今すぐこの星を出て行くというのなら許してやっても良い。」と言った。
「ふ、ふざけるな。このギニュー様を甘く見るな。
だが、俺に勝ち目がないのは事実だ。
だが、貴様らの手にかかるくらいなら!」ギニューは気功波を放った。
気功波はギニューの方向に戻ってきた。
「フリーザ様万歳!」自分の気功波に飲み込まれたギニューは消滅した。


その頃フリーザは宇宙船の中で静かに待っていた。
「ギニューさんの気が消えた…」フリーザはそうつぶやくと外に出て
悟空たちのところに向かった。
「ギ、ギニューさん…私のいやな想像が当たりませんように…」
悟空はその頃仙豆で傷を癒していた。
「す、すげぇ!オラもう限界だと思っていたのにまだまだ力が湧いてくる!
…これならフリーザも何とかなるかもしれねぇ!」悟空は死にかけから
回復したときの戦闘力の上昇に驚いていた。
悟空が驚いているとフリーザが悟空たちのところに降り立った。
フリーザは辺りを見回すと「あなたたち、よくもギニューさんまで殺してくれましたね。
ギニューさんは良い方でした。そのほかの特戦隊の方、ザーボンさんやドドリアさん、
キュイさん…そのほか多くの方々…みんなみんなあなたたちに殺されてしまいました…
ギニューさんを殺したのは私の責任です…私が始末をつければ
ギニューさんは死ななかった。だからギニューさん達の為に決着はつけねばなりません。
ゆ…許さん…!絶対に許さんぞ!虫ケラども!!じわじわと嬲り殺しにしてくれる!
一人たりとも逃さん!ギニューさん達の痛みを味わうがいい!覚悟しろォ!」
フリーザは気を高めだした。フリーザの体がぐんぐんと大きくなった。
そして「ハァハァ、これがフリーザ様第二形態って奴だ。
こうなったからには前よりは優しくないぞ。
戦闘力で行けば確実に100万を超えるだろう…
安心しろ…この状態で圧倒的な力を見せつけて絶望を植え付け
その後でじわじわと殺してやる。
今のうちに地獄でギニューに謝る言葉でも考えておくんだな。」

現在の戦闘力
悟空 30万(界王拳10倍で300万) ピッコロ 85000
クリリン 43000 ヤムチャ 42000 フリーザ 130万


「まずお前だ!」フリーザがクリリンに襲い掛かった。
ズン…といういやな音がした。見るとフリーザの角が
クリリンの腹に突き刺さっていた。
「おっとっと、これは失礼したな。」
「あ…あ…」クリリンは地面に倒れた。
「ク・・・クリリン!」ヤムチャが悲痛な声で叫ぶ。
「まず1人と…次はどいつにするかな…よし、次はお前だ!」
フリーザは続けてヤムチャに襲い掛かった。
ヤムチャは避けようとしたが避けられなかった。
フリーザはヤムチャの頭を掴むと腹を殴りだした。
それを見ていたピッコロは「く…くそ…どうすればいいんだ。」
と悔しそうに言った。
だが、間もなく別の方向からやってくる何者かの気を感じ取った。
そいつは間もなくピッコロのところに降り立った。ネイルだった。
「ネイル!」
「最長老様の遺言を受けて加勢しに来た。」
「遺言?」
「最長老様は先ほど亡くなられた。」
「ゲッ、ということはドラゴンボールはただの石に…」
「大丈夫だ。今ムーリ長老が最長老職継承の儀式を行っておられる。
数時間後にはドラゴンボールの輝きが戻るはずだ。
ところでピッコロ、頼みがある。」
「何だ?」
「俺と融合しろ。あいつの力は想像以上だ。
多分俺とお前が一緒に襲い掛かってもまず勝てない。」
「俺は嫌だ。人格を貴様にのっとられてたまるか。」
「大丈夫だ。人格はお前のものだ。俺はただきっかけを与えるものに過ぎん。」
「よし、いいだろう。だが気に入らなかったらすぐに追い出すぞ。」
「勝手にするがいい。」
ピッコロはネイルの身体に手を置いた。
激しい光と共にネイルの肉体は消滅した。
ピッコロは融合後の自分の力に驚いた。
「こ、これが俺だと?信じられんパワーだ。す…すげぇ!
俺は今最強の力を手に入れたのだ!よし、ヤムチャ。待ってろ!」
ピッコロはフリーザのところに飛んでいった。
既にヤムチャは半死半生で顔の判別が出来ないくらいひどく殴られていた。
「よくもヤムチャをやってくれたな。お返しをしてやるぜ。」
ピッコロはそういうとフリーザに蹴りを食らわせた。
フリーザは吹っ飛んで海に叩きつけられた。
海から上がってきたフリーザは「き、貴様!よくもやってくれたな。」
と怒りをあらわにして言った。
その頃、クリリンとヤムチャはは仙豆を食べ、復活していた。

現在の戦闘力
悟空、クリリン、ヤムチャ 前回と変わらず ピッコロ 150万
フリーザ 前回と変わらず

残りの仙豆 2個



「フリーザ、引導を渡してやるぜ!死ね!」
ピッコロがフリーザに攻撃を仕掛けた。
フリーザは抵抗もままならず、どんどんピッコロの攻撃を受け続けた。
「かめはめ波―!!」
「気円斬!」
「操気弾!」
悟空、クリリン、ヤムチャもピッコロのサポートに回り猛攻を続けていた。
その時フリーザが言った。
「こ…ここまで俺を傷つけるのはお前らが始めてだぜ。
だがな。お前たちはそのおかげで更なる恐怖を味わうことになってしまった。
変身はこれで終わりじゃないぞ!俺はあと変身を2回残している!
さぁ、聞くがいい!地獄への子守唄!」
そういうとフリーザは変身を始めた。
変身を終えたフリーザは第一形態のときのように穏やかに話し出した。
フリーザはすっかり冷静を取り戻していた。
「ふふふ、それでは戦いを再開いたしましょうか。」
フリーザがピッコロに襲い掛かった。

現在の戦闘力
悟空、ピッコロ、クリリン、ヤムチャ 前回と同じ フリーザ 180万


変身を終えたフリーザはスピード、パワー共に格段に上がっていた。
ネイルとの融合を経て桁外れの戦闘力を身につけたはずのピッコロは
フリーザにとも足も出ずに攻撃を受けまくった。
「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」
フリーザのすばやい突き攻撃がピッコロを襲う。
フリーザの攻撃でピッコロは
もはや戦うことが出来なくなってしまっていた。
「く、くそ!フリーザ!今度はオラが相手だ!」
悟空がフリーザの前に立ちはだかった。
「ヤムチャ、クリリン。ピッコロを安全なところに移動させてくれ!」
悟空の命令でヤムチャとクリリンは大怪我をしたピッコロを
安全な場所に運び仙豆を食べさせた。


「あのナメック星人ですら私の前では児戯同然であったはずなのに、
まさか自分なら勝てるとお思いなのですか?
いいでしょう。あなたの勇気に免じてこのフリーザ様の
最終形態を見せてあげましょう。そして地獄で広めてくださいね。
この私の強さを!」
フリーザは変身を始めた。まばゆい光と共にフリーザの気が更に大きくなった。
そして遂にフリーザの最終形態が姿を現した。
「お待たせ。これがボクの最終形態だ。今お前はずいぶん
ガキっぽいと思っているんだろうが、この形態は今までの形態とはもはや
比較の対象にはならないよ。さあ、やろうか。」
そう言い終るとフリーザは指先から光線を数発出してきた。
悟空はそれを全て片腕ではじき返した。
「ふーん、なかなかやるじゃないか。じゃあこれはどうかな。」
フリーザは蹴りやパンチを悟空に仕掛けた。
悟空はそれを上手くかわしながらフリーザと戦った。
「す・・・すげぇ。もはや俺たちとは別世界の住人のようだぜ。」
それを見たヤムチャが思わずうなった。

それからも悟空とフリーザの激突は続いた。
だが、次第に悟空が不利になってきた。
フリーザが遂に本気を出して攻撃してきたのである。
フリーザの猛攻で悟空もまた体力をどんどん削られていった。
「こ、こうなったら危険だが20倍界王拳を使うしかねぇ!はっ!」
界王拳20倍を使った悟空はフリーザを殴り飛ばし、
かめはめ波を放った。
すさまじい閃光がフリーザを襲ったが、フリーザはこれでも死ななかった。
界王拳20倍を出した悟空はその反動で気が大きく減ってしまった。
もはや悟空に勝ち目はなかった。すると悟空は上空に上り、
手を高く掲げた。「あれは元気玉のポーズ!悟空の奴、元気玉を使う気か。
だが、元気玉は隙がでかすぎる。危険だ。」ヤムチャが叫んだ。
「俺にいい方法がある。ヤムチャ、クリリン。俺にありったけの気をよこせ!
悟空を見殺しに出来るものか!」ピッコロは言った。
クリリンとヤムチャは自分の気の殆どをピッコロに渡した。


その頃フリーザは「何だ?手を掲げて降参のポーズって奴か?」
と悟空の取った行動をいぶかしげに見ていた。
その時彼は空がやけに明るいのに気が付いた。
上空を見ると巨大な元気玉がそこにあった。
「き、貴様!このフリーザ様をそんな不意打ちで倒せるとでも思っていたか!
死ねーッ!」フリーザが悟空に気功波を撃とうとしたその時、
ピッコロの突撃を食らった。フリーザは海へと吹っ飛んでいった。
海から上がったフリーザは「このクソナメック星人め。
人が放って置けばいい気になって奇襲攻撃なんかしやがって…」
次の瞬間気功波がフリーザを襲った。
ヤムチャとクリリンのWかめはめ波だ。
「あ、あいつら少ない気で無理しやがって…」
「あの地球人どもめ!このたび重なる怒り!もう我慢できん!
貴様らサルどもを完全にこの世から消してやる!」
だが次の瞬間「で、できたッ」と悟空が叫んだ。
悟空は出来上がった元気玉をフリーザに向け放った。


元気玉はフリーザを飲み込んだ。元気玉が地面についた瞬間、
元気玉は大爆発を起こした。
元気玉の落下地点はクレーターとなった。
だが、そこには悟空とピッコロの姿がなかった。
「ご、悟空?」
「大丈夫さ。悟空が死ぬもんか。あ、ヤムチャさん、あれを見てください。」
そこには近くの小島に悟空の身体を陸に引き上げるピッコロの姿があった。
「やったー!悟空は生きていたぞ!」
「ヤムチャさん。行きましょう。」
ヤムチャたちはその島に行った。そして悟空に最後の仙豆を与えた。
「悟空、遂にやったな。おいっ!」とヤムチャ。
「ははは、これで天津飯さん達を生き返らせることができるぞ!」とクリリン。
「ナメック星もずいぶんひどいことになってしまったが、
これで死んだ者達も浮かばれるだろう。」とピッコロ。
悟空は「さぁ、隠れ家に戻ろう。そしてこの星が
平和になったと言いに行くんだ。」と言った。
だが、次の瞬間、クリリンは顔が真っ青になった。
そこには死んだはずのフリーザがいたのである。


フリーザは「よ、よくもこのフリーザにここまで屈辱を与えたな。
このフリーザ様が死に掛けたんだぞ。お前たちは絶対に許さん。
たとえダメージを負っていても貴様らごときゴミをかたずけるのは訳ないぞ!」
そういうとフリーザは指を動かした。
クリリンの体が自分の意思とは無関係に上空に上っていく。
「や、やめろーッ!フリーザー!」悟空は叫んだが、
クリリンは「悟、悟空―――ッ!!!」と叫んで爆発を起こし消滅した。
悟空は「ゆ、許さんぞ…よくも…よくも…」悟空は逆上した。
対の瞬間、悟空は怒りで頭が真っ白になった。
そして悟空の髪は逆立ち、金色の光を放ち始めた。
「な…なんだ…あいつの変化は…」とフリーザは驚きを隠せなかった。
悟空はヤムチャに「ヤムチャ、ピッコロ!逃げろ!こいつはオレがぶっ殺す!
さぁ、オレの理性のあるうちにさっさと逃げるんだ!」と言った。
ヤムチャは「わ、わかった悟空。元気でいろよ。絶対生きて帰れよ。」
と言って、ピッコロと共にその場を後にした。


「いい加減にしろ…このクズ野郎…罪のない奴を次から次へと殺しやがって…
餃子、天津飯、クリリンはお前たちのせいで死んだ。
…俺は怒ったぞ!フリーザ!」
「き、貴様はいったい何者だ!」
「とっくに御存知なんだろ。オレは純粋な心をもち、
穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士
スーパーサイヤ人孫悟空だ!」
その頃ヤムチャとピッコロは隠れ家に向かって飛んでいた。
「悟空の野郎。もう俺とは比較にならねぇレベルの強さになりやがった。
ところであれはいったい何なんだ。」とピッコロ。
「…あれは恐らく伝説の戦士超サイヤ人だと思う。
オレはベジータたちの宇宙船にあった資料を読んだんだが、
そこには『1000年に一度、黄金の髪を持つ超サイヤ人現れ
悪しき者を滅ぼさん』と書かれていたんだ。
悟空こそまさに超サイヤ人だと思う。」とヤムチャは言った。


悟空とフリーザの激しい激突は続いた。フリーザは100パーセントの力を出して
悟空を倒そうとしたが悟空には通じなかった。
そして遂に悟空は自分の全ての力を集めたかめはめ波を放ち
フリーザをこの世から消滅させることに成功したのであった。
戦いを終えてナメック星人のところに戻った悟空は新たな最長老となった
ムーリ達から熱烈な歓迎を受けた。悟空はその日は泥のように眠った。
そして翌日、遂にドラゴンボールを使う日が来た。
まず最初の願いでクリリンを、次の願いで餃子を、
最後の願いで天津飯をよみがえらせた。
そしてそれから数日後、遂に一行が地球に帰る日が来た。
「本当にどうもありがとうございました。あなたたちの恩は子孫代々に
語り継ごうと思います。本当に…ありがとう…」
ムーリは涙を抑えることができなかった。
そして悟空たちはナメック星人達に別れを告げると宇宙船に乗り込み
地球へと帰っていった。


ナメック星での戦いから5年の月日が流れた。
ヤムチャとプーアルとブルマはパパイヤ島の天下一武道会会場前にいた。
ピッコロ大魔王事件で11年間も開催されていなかった
天下一武道会がようやく再開されることになったのである。
ヤムチャが正門の前に着くとそこにはみんな待っていた。
悟空、チチ、悟飯、ピッコロ、クリリン、天津飯、餃子、ウーロン、武天老師。
彼らと会うのは5年振りである。
「よぉ、みんな元気そうだな。」とヤムチャ。
「ヤムチャ。久しぶりだな。おめぇ、5年前より腕上げただろ。」と悟空。
地球に帰って間もなく、ヤムチャはカプセルコーポレーションに戻った。
ブルマはヤムチャの無事を確認すると泣きながらヤムチャに飛びついた。
半年後、ヤムチャはブルマと結婚した。とても幸せな生活だった。
だが、ヤムチャはそういう中にありながらストイックに修行を続けたのであった。
ヤムチャは以前のような軟派で浮気性のヘタレでは無くなっていた。
ヤムチャはサイヤ人との戦い、ナメック星での戦いを
通じて心が大きく成長したのである。
「ああ、俺も今回は手を抜かず修行をした。絶対に負けないぜ。」
とヤムチャは悟空に言った。
揃った一行は会場へと歩き始めた。

ドラゴンボール異聞録           Fin