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ヘタレ王 ヤムチャ伝説




プロローグ

一年後に凶悪な二人のサイヤ人がこの地球に来ることが分かった
地球を守るため地球人たち(ナメック星人含む)が立ち上がった!!
すべてはこの地球を守るため!!
もちろんわれらがヒーローヤムチャも戦う事を決意!!
さぁ行けヤムチャ!!
ゴーゴーヤムチャ!!
この地球を守るのだ!!




其之一 ヤムチャは何処へ

「ここで修行しみなの手でこの地球を守ってくれ」
神様は天界に集めた地球人たちにこう告げる
この言葉を聞く限り自分は戦いに修行しないのだろうか?
だとしたらなんとも無責任な神様である

そんな言葉の裏に気づかず修行に励む地球人たち
天津飯、餃子、クリリン、ヤジロベー・・・
このメンバーを見る限り雑魚の寄せ集めだ
しかし修行しないよりはマシである

・・・おや?
われらがヒーローヤムチャの姿がないぞ
どこへ行ってしまったのだろうか?




其之二 一人で修行するヤムチャ様

「あれ・・?ヤムチャさんがいないぞ?」
修行三日目でようやくその事に気づくクリリン
「あれ・・?
 そういえば・・・
 おみゃーよく気づいたな」
「確かにいないな・・・」
「誰だそいつ」
ヤムチャは餃子の中では存在していないらしい
ちょっとかわいそうになってくる
「ヤムチャは一人で修行するといってわしの修行を断った」
戦いもしないくせにえらそうな態度で語る神様
本当に神様ならばサイヤ人何とかしろといいたい
神様より神龍の存在価値のほうがでかい
たとえるならば月とスッポンだ




其之三 ビチャビチャヤムチャ

ヤムチャはそのころ水の中で修行していた
全身水浸しだ
「ふぅ・・
 水の中で修行すれば足が水によって邪魔される
 足元お留守を克服するにはもってこいだぜ」
なるほど
しかしそれならば足に重りをつけたほうが効果的に思えるのは私だけだろうか?
やはりヤムチャの発想は貧相だった
それにしてもタイトルのビチャビチャヤムチャって語呂いいな




其之四 新技開発

「う〜ん・・・
 新技の名前はどんなのがいいかなぁ・・・?
 今のところは新・狼牙風々拳だからな・・・
 狼牙風々拳ターボがいいかな?狼牙風々拳Zがいいかな?」
開発し終わったわけでもないのにできるかどうかもわからない技の名前を考えるとはやはりヘタレはヘタレだ
名前も安直だし
「よし!新・狼牙風々拳2とでも名づけよう!!」
ヤムチャは手のひらをポンッと叩き言う

安直だ・・・
安直過ぎる・・
しかも狼牙風々拳を改良するとはこいつ阿呆ではないか?
狼牙風々拳は負け宣告とも言っていいほどの技だぞ・・・?




其之五 そしてサイヤ人襲来 〜男狼・・美しく散る〜

一年後・・・
中略しまくってるところは突っ込まないでくれ
簡単に物語を続かせる技である

ズゴォォォォォン!!!
ズゴォォォォォン!!!

二つの丸型宇宙船が都の真ん中に着陸する
ナッパの宇宙船の落下地点に男狼がいたがもちろんぺちゃんこ
男狼は見事に他界した

「な・・何?
 何が起こったの・・?」
いきなりふってきたサイヤ人の宇宙船に驚きまともにひっくり返っりながらいう金持ち風おばちゃんだった




其之六 正体をあらわしたサイヤ人

ウィィィィン
ウィィィィン

宇宙船の扉が開く
中から現れたのは二人の宇宙人『サイヤ人』だった
「クックック・・・
 なかなかの星じゃないか」
「だな」
中から出てきたのはベジータという男とナッパという男だ
小さいほうの男がベジータ
髪型がMで少し奇妙だ
大きいスキンヘッドの男がナッパ
かなり目つきが悪い
おひげがとってもチャーミングだ
「まずはピーピーうるさいひよこどもに挨拶をしてやるか」
「私はひよこじゃないわ!!
 せめて鶏って言って!!」
ナッパが言った言葉に変な返答をするおばちゃん
しかしそんなことなど気にせずクンッと指をつきたてるナッパ

ズゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!

ナッパが行動を起こしたと同時に大爆発が起こった!!




其之七 挨拶を果たした後・・・

ナッパのクンッで崩壊を果たした都
「はっはっは!ちょっと派手すぎたようだな!!」
ナッパが笑いながらしゃべる
ちょっと気持ち悪い
「おいナッパ、その辺にしておけ
 あまりはでに破壊するとこの星が高値で売れなくなるぞ」
「あぁそういえばそうだったな!」
ベジータの言葉には返答するナッパ
そんなことに気づかず破壊したのかこの男
もしかしたらヤムチャと同じくらいヘタレなのではないのだろうか



其之八 爆発に耐えた地球人

「それよりドラゴンボールがここの近くにあったら俺たちの不老不死もなくなるんだぞ」
「そうだな・・・
 って・・え・・?」
ベジータがナッパにそういったときナッパはある異変に気づいた

都を崩壊させたときの煙が引いてくる
そして一人の影が見えてくる
スキンヘッドナッパはこれにいち早く気づいたらしい

影の正体は・・・
金持ち風のおばちゃんだった
しかも無傷ではないか
「ベジータ!!こいつの戦闘力を測ってくれ!」
ナッパは少し驚いたようだ
自分の攻撃に耐えうる地球人がいたことに・・




其之九 びびるM

「どれ・・・」
ベジータはスカウターでおばちゃんの戦闘力を測る

ピピピピピピ・・・ピ〜〜〜〜ッ!!!!
ボンッ!!

いきなりスカウターが爆発した!
「ど・・どうしたベジータ!!」
いきなりのことに驚くナッパ
「故障かどうかは分からんが・・・
 戦闘力2万を軽く超えたところで爆発した・・・」
「二万以上だと!?そんなはずはねぇ!!故障だぜぇ!!」
ハゲはびびりながら言う
「・・・ナッパ!!ここは退くぞ!!
 故障だとしてもただの一般人だし故障じゃなかったら俺たちに勝ち目はない!!
 まずはカカロットの仲間を殺すのが先決だ!!」
「・・確かにな
 しかし二万以上は絶対に故障だぜ・・・」
そういってびびるベジータとナッパは空を飛びその場を去る
しかし彼らは気づかなかった・・・
おばちゃんは本当は自分たちが恐れる相手『フリーザ』よりも強いことに・・・・
「ふっ・・私の戦闘力にびびったようね」
おばちゃんは去り行くスキンヘッドとMを見ながら言うのだった



其之十 決戦のとき 近づく

空を飛びながらベジータは予備のスカウターをつける
「もしものときを考えて予備を持ってきて正解だったぜ」
もしもとはどんなもしもなのだろうか・・?

ベジータのスカウターはある巨大な二つの戦闘力を見つけた
「おい見ろよ
 あっちのほうにでかい戦闘力が二つ集まってるぜ
 遊びに行ってやろうぜ」
「おいおいお遊びが好きだなベジータは
 このまえだって積み木で遊んでたじゃねぇか」
ナッパは笑いながら言う
気持ち悪いんだよこのひげ 笑うな
っていうかベジータよ、あっちってどっちだ




其之十一 来たるサイヤ人

「来る!!奴らはここに来るつもりだ!!」
天津飯は叫ぶ
ちょうどこのとき美白男と修行中だった
いつもこの男は美白・・餃子とともにいる
餃子が時々(こいつホモじゃねーの?)とか思うぐらいだ
「大丈夫だ
 俺たちは一年前とは比べもんにならんほど強くなった」
「当たり前だ
 キモイんだよこの三つ目」
餃子は天津飯にあまり良い感情は持ってないようだ
っつーか神様はやっぱり高みの見物を決め込むんだろうな
地球のため神様なら戦えよ




其之十二 助っ人

天津飯と餃子はジュースをすすりながらサイヤ人を待っている
餃子がコカコーラで天津飯がミルクだ
何でリラックスしてるんだこいつら
と・・そのとき
黒人アフロが餃子たちの前に現れた
「何だお前
 どっかで見たことあるな」
餃子が口にする
「ほらあいつだ
 八手拳とかいう足元お留守な技使う奴」
「あぁ!チャパ王か!」
餃子はヤムチャのことは忘れてもチャパ王のことはうっすらと覚えているのか
これじゃぁヤムチャの存在価値がほとんどないではないか
「私も神様の依頼でここにやってきた」
チャパ王が髪にムースをつけながら言う
でもチャパ王が仲間になってもなぁ・・・
足元がヤムチャと同じくらいお留守だし




其之十三 ご対面

「来たぞ!!」
サイヤ人二人の気に気づいた天津飯は叫ぶ
しかし美白と黒人アフロの反応は冷たかった
「んなもん分かるよ三つ目」
「あまり馬鹿なこと言ってると八手拳を食らわすぞ」
といいつつも空を見上げると髪の毛が絶滅しているサイヤ人と絶滅しかかっているサイヤ人の二人組みがいた
「ほう
 弱そうなのが一人増えて三人か」
「俺たちの事はよ〜くご存知らしいぜ」
そうして地上に下りるナッパとベジータ
「そういうことだ」
ベジータのひとり言に反応して答える天津飯
多分目立ちたい一心から反応しているのだろう
ヤムチャにはかなわないが一応ヘタレだからなこの男も




其之十四 栽培マン・・・?

「おい!栽培マンが五粒と栽培ラディッツが一粒あっただろ」
「あぁ、それにしてもお遊びが好きだなベジータは
 このまえも鬼ごっこで遊んでたじゃねぇか」
ベジータの言葉にいやらしい笑みを浮かべ答えるナッパ
やめろ笑うな気持ち悪い
っていうかなんだその栽培ラディッツって
「栽培マンだと?」
やはりここで反応するか天津飯
しかし何で栽培ラディッツには反応せんのだ
「たぶん栽培して作る敵だろうぜ」
天津飯の知ったか発言にやはり冷たい反応を下すアフロと美白
「うるさいぞ八手拳の餌食になるか?」
「あまりうるさいと自爆するぞコラ」




其之十五 緑色のキモイ物体

ズボッズボッズボッズボッズボッズボッ
ジョロロロロロロロロ

ナッパはおもむろに小瓶の中から種を取り出し地面に埋めて怪しげな水をかける
すると

ボコッボコッボコッボコッボコッボコッ

緑色の気持ち悪い生物五体と緑色の気持ち悪いラディッツが現れた
「くっ!!新たな色のバリエーションか・・・!!」
「私たちの存在価値が薄れてしまう!!」
なんか緑色に脅威を覚えた美白とアフロ
白黒いがいの色が苦手のようだ




其之十六 仲間到着

チャパと餃子が脅威を感じている時だった

シュタッ!!

「遅れてすまない」
クリリンが現れた
ちょっと強そうになっている

シュタッシュタッ!!

「なるほど・・・俺の肌の色とにてるな」
「サイヤ人っていうのは二人じゃなかったの・・?」

ピッコロと悟飯も現れた!!

トテトテトテ

「天空×字拳も久しぶりに使わないとな」

なぜかナムさんも歩いて現れた!!
相変わらずハゲている
この中で一番の雑魚かもしんない・・・




其之十七 ゲーム

「へぇおもしれぇ
 栽培マン達とパシリ野郎の数と同じじゃねぇか」
「こいつらといったいずつ戦っていかんか?
 ゲームだ!」
ナッパとベジータは言う
それを聞いて怒ったのはナメック星人だ
「なんだと!?ふざけやがって!」
明らかに怒っている
なんか緑色の頭にむかつきマークとかついている
「まぁまぁまだ悟空も来てない事だし」
ここでピッコロを止めるのがクリリンだ
三つ目や美白にピッコロの説得ができるとは思えない
黒人アフロや黒人ハゲは論外
悟飯はまだ子供だから説得は無理だ




其之十八 一番手はナムさん

クリリンの説得によって落ち着きを取り戻したピッコロ
これでゲームが無事にはじめることができる
そこで一番手に名乗りを上げたのが
「俺にやらせてくれ」
ナムさんだ
緑色の増殖可能な雑魚だから俺でも勝てるとかいう浅ましい考えからこの自信はきてるのだろうか?
それとも天下一武道会以降出番がないからだろうか?
「行くぞ!!」
そうして栽培マンAに突っ込んでいくナムさん
「うおおおおおおお!!!」

ゲスッ

「ほげぶっ!!」
ナムさんは栽培マンの一蹴りによって気絶してしまった
ここまで弱いんなら来るなよここに




其之十九 動けない・・・

題名に工夫がないのは君たちの気のせいだ
それはさておき

餃子はナムに近づく
「ちゃ・・餃子?」
何とか意識を取り戻したようだ
餃子は笑みを浮かべナムに手をさしのべる
「す・・すまないな・・」
「なぁに」
ナムは餃子の手を握る
そのときだった

ブオン!!

ナムさんを空中に放り投げのだ!
「餃子・・何を!!」
「動けないハゲなど必要ない!!」




其之二十 ナムさん消滅

餃子は指先の一点に気を集中させる
「死ね!!」

ビリビリッ・・

その気は大気に震えを生み出すほどだ
(な・・なんて気だ・・・!!)
その気に驚いたナッパは少しおしっこを漏らしてしまう
「どどん波ーーーーーーっ!!!!」
餃子は指先から空中のナムさんに向かって光線を放つ!!
「餃子!!餃子・・!!ちゃ・・・」

ちゅどーーーーーーん!!

ナムさんは文字通り細胞ひとつ残らず消し去られた
これでは魔人ブウさえ再生できない
ナムさんはどどん波によって他界してしまった・・・
まぁ・・もともと戦力外だけどね




其之二十一 栽培ラディッツ

「なんだか分からないが同士討ちしたらしいぜ」
「わけがわからねぇな」
Mとハゲがそれぞれ口にする
「次は栽培ラディッツ!お前が行け!!」
ベジータのその言葉に栽培ラディッツは
「分かりました
 必ずや倒して見せます」
と明らかな敬語でナッパとベジータに礼をしてから言う
栽培だろうがどっちだろうが腰が低いことには変わりないようだ

栽培ラディッツは首をコキコキと鳴らしながら地球人たちの前に出る
「次の相手はどいつだこらぁ!!ぶっ殺したるわぁ!!」
相手が自分より弱そうな相手になるといきなり態度が豹変するラディッツ
やはり栽培でもどっちでも変わりない
ただ色がキモイかキモくないかの差だ




其之二十二 行け天津飯!!

地球人たちは相談している
「次誰行く?」
「俺はどっちでもいい」
「僕・・」
それぞれが交互に口にする
そんな中天津飯が戦いたさそうな眼差しでピッコロを見ている
ピッコロもその視線に気づいた
そしてピッコロが選んだ奴は
「よし!クリリンとかいったな
 お前が行くといい」
「分かった」
そんなクリリンをうらやましそうな眼差しで見る天津飯
「俺に行かせてくれないか・・?」
「え・・でも・・・」
「気功砲だしちゃうよ」
「・・・・わかりましたよ
 さっさと行ってさっさとやられればいいんだ・・・」
しぶしぶオーケーを出したクリリンだった




其之二十三 VS栽培マン

「あっちは三つ目のハゲが出るようだな」
ベジータはつぶやく
「こっちは栽培マンAを出してやるか」
ナッパに指名された栽培マンは三つ目の前に立ちふさがる
「ждфяШ!!」
何をしゃべっているか意味不明だ
少しナメック語に似ているところもあるがあれともまた違う
ここにいた人間の中でその言葉を理解したのは・・・餃子
「なるほど」
「あいつなんていったんだ?」
「『てめぇ気持ち悪いんだよバーカ、さっさと逝け』っていった」
何で分かるんだ餃子
つーか栽培マンが使ってたのはロシア文字だったような・・・




其之二十四 天津飯天津飯

「緑色の雑魚が・・・
 すぐに消してやるぜ」
ヤムチャ同様自分より弱そうな奴になると強気になる天津飯
そして栽培マンに襲い掛かる
「うりゃぁ!!」

ばきっ

栽培マンは天津飯のダッシュパンチを片手でガードする
栽培マンはさしてダメージを受けていない
逆にダメージを受けていたのは・・・
「いててて!!いて!いっったぁぁぁぁ!!
 右腕折れた!!」
天津飯の右腕はぷらんぷらんと垂れ下がっていた
昔ヤムチャの足を曲がってはいけない方向に曲がらせたことがあったが、その時の罰が当たったようだ
「助けて神様ぁぁぁぁ!!」
そのとき神様はただ天界で静観していただけだった




其之二十五 第二のヘタレ

「おいおいベジータ・・・
 あいつあの程度の力で俺等に挑もうとしていたのか?」
天津飯の、ヤムチャにも劣らないヘタレぶりに呆れるナッパ
それとは対照的にベジータは楽しそうだ
「いいから見てようぜ、ナッパ
 どのくらいあの雑魚が踏ん張れるのかをな」
クックックと含み笑いをしながらベジータは言う

「何なんだあの三つ目は
 気持ち悪いだけでなくて弱いじゃないか」
ピッコロも緑色で気持ち悪いくせに、あきれながら天津飯を見ながらいう
「しょうがないよピッコロ」
ピッコロに説明しようとするクリリンからもあきらめの表情が出ている
「あいつ天下一武道会だって餃子の手助けがなかったら勝てなかったしな」
「ようするに存在的にはヤムチャ同レベルって事か」
「まぁね
 一応ヤムチャさんよりちょっと強いけどね」




其之二十六 ぼろぼろ天津飯

ばきっどかっぐしゃっ

栽培マンに一方的に攻撃される天津飯
「えーんえーん、痛いよ助けてママ〜〜」
自分からやらせてくれと言っといてボロボロにされている
一応天津飯もパンチをするがぜんぜん効かない

シュバッ

足払いをかけられて転倒する天津飯
「ёлфИЦФ!」
やはり言語はロシア文字か

げしっげしっげしっ

そして栽培マンにけり転がされ・・・

どんっどんっどんっ

スタンピングされる

そのころ悟空は蛇の道を急いで戻っていた
「小さな気が余計に小さくなっていく・・・!!
 みんな・・!!待っててくれ!!」




其之二十七 

最初は面白がってみていたベジータ・・・
しかしだんだん天津飯のヘタレぶりにいらいらしてきた
「栽培マン!!面倒だ!そのまま心臓を握りつぶしてしまえ!!」
こめかみに血管を浮かび上がらせて言う

ベジータが心臓を握りつぶせといったとき『あ!!俺のせりふを!!』とピッコロがひそかに思ったのは誰も知らない事実だった

天津飯は栽培マンに心臓を握りつぶされようとされていた
だが彼は余裕だった

(こういうときは必ず悟空が助けてくれるんだ。ピッコロのときもそうだった。
 やってみろ緑色!貴様は必ず悟空に殺られるぜ!!)

しかし運命は二度天津飯を助けることはなかった

グチュッ




其之二十八 さらば誇り無き戦士

天津飯は白目をむいて死亡
最後の言葉『げびょっ』

一応ここで天津飯が死んだので戦闘力をお教えしましょう

天津飯 職業『三つ目』
戦闘力 347  全開まで気を高めて581

栽培マンは1200なんであっさり殺られるわけである




其之二十九 餃子喜ぶ

天津飯は死んだ

餃子はそれを見てプププと笑いながら
「ようやく死んでくれたか・・・
 せいせいするぜ」
「え?あの三つ目さんは仲間じゃなかったの?」
それをきいた悟飯は質問する
餃子はあきれた顔をする
「はぁ〜・・・何も分かってないね
 あれは僕の下僕!召使い!
 仲間なんて高等なもんじゃない!!」
「・・そうなんですか?」
「そうだ
 それにいちいち目立ちたがるからいい加減うざかったところだよ」

餃子はお顔を化粧しながら言う
あの美白は化粧でたもっていたらしい




其之三十 二番手はチャパ!!アフロの力を見せてやれ!!

「話は後だ
 次は誰が行く?」
唐突に話を切り替えるナメック星人ピッコロ

それで『さ〜て、次こそは・・・』と用意していたクリリンだったが、やはり邪魔者はいた
「私が行こう」
チャパ王が髪をくしでとかしながら言う
この男、自信があるみたいだ

クリリンは天津飯のときはいやいやながら交代していた
しかし
「チャパ王さんなら文句ないや
 がんばってください!」
と気持ちよく送り出す

なぜチャパならいいのだろう?




其之三十一 チャパ王強し!!

栽培マンとチャパ王は対峙した

「пЁЫЬЩ!!!!」

栽培マンはチャパ王に襲い掛かる!

ガッ!!

栽培マンのダッシュパンチはチャパ王の右手によって受け止められる

「П!!Й!!Г!!」

シャッシャッシャッ!!

栽培マンはパンチ、蹴り、頭突き、手刀などを繰り返すがすべてよけられる

「ふっ・・動きがなっていないな」
チャパ王は栽培マンの攻撃をよけながら言う
チャパ王の言った言葉はは栽培マンをあせらせた

てか強いな黒人アフロ
天津飯とはえらい違いだ




其之三十二 腕グチュ

ガシッ!!

チャパ王は栽培マンの右腕をつかむ
「ふん!!」

グチュ

チャパ王は手に気を込めると、栽培マンの右腕を握りちぎった

「Йввввввввв!!!!」
栽培マンは絶叫する
そりゃそーだろう
右腕をちぎられたのだ。その痛みは計り知れない

「ふん、もろい生物だ」
チャパ王は体についた栽培マンの血液を手ではたきながら余裕の表情で言う
あれだけのうごきをしながら
「この分なら八手拳をつかうまでもないな」
チャパ王は髪をくしでとかしながら言ったのだった




其之三十三 栽培マン抵抗

どずっ!!

チャパ王は腕がちぎれた栽培マンの腹にパンチをかます
大ダメージを受けた栽培マンは地面へと倒れ付す

「次はどいつだ!!まとめて私が片付けてやろうか!?」
さして疲れてもなさそうにチャパ王は言う
実際余裕なのだ

しかし、チビサイヤ人とハゲサイヤ人はこちらを見てにやついている
「クックック・・・、油断したな・・・・」
「何!?」
ベジータが放ったその言葉に驚愕するチャパ王

気づいたときには遅かった・・・・

ガシッ!!

唐突に片腕がちぎれた栽培マンはチャパ王にしがみついた




其之三十四 命をかけた攻撃 〜栽培マン1よ、永遠に・・・〜

「ねぇ!離してよ!!怖いよ!!冗談はやめてよ!!
 僕のママに言いつけるよ!?」
チャパ王は恐怖のあまり幼児言葉で必死で栽培マンを説得するが、効果なし
・・・ていうか言葉通じるのかどうかさえも疑問だ

「終わったな・・・」
ベジータがそうつぶやいたのと同時期だった・・・

どおおおおおおおおおおおおおおおおお・・・・・!!!!!

栽培マンが命を賭して自爆をしたのは・・・




其之三十五 そして

自爆によって舞い上がった煙が退いていく・・・
誰もがボロクズのように倒れふしたチャパ王を思い浮かべる

しかし・・・

「ふう、驚かせやがって・・・」
煙の中から現れたのは、ただ単に服がボロボロになっただけの黒人アフロ
「変な行動を見せるから少しびびっちまったじゃねぇか」
そう言いながら、自爆によってばらばらになった栽培マンの肉片を踏みにじる

なぜここまでチャパ王が強いのか
誰もが不思議に思った

・・・・・ただの黒人アフロなのに




其之三十六 回想1

数年前の天下一武道会・・・

予選でチャパ王は『孫悟空』という名のツンツン頭に手刀一発でノックダウン
しかしチャパ王は聞いていた
奴の仲間が『無に気づいていないチャパ王は勝てない』と言った事を


数日後

彼は日頃のサラリーマン稼業だけでは越えられない壁
そして『無』というものの謎
チャパ王はこれと戦っていた

やはり普通の修行もしたほうがいいのか?
無とは何なのか?

答えは見出せなかった

そのときだった
「お前チャパ王とかいったな
 お前ついてくる、きっと強くなれる」
後ろからなんか声が聞こえてきたのは・・・




其之三十七 回想2 (ネーミング安直ですんません)

ふりむけばそこに自分より黒い人物がいた
なんか変態っぽい目つきだ
それがじゅうたんになんか乗っているから余計に怪しさ爆発である

インド人も真っ青の黒人は口を開く
「お前神様の宮殿来る
 きっと強くなれる
 お前素質ある、神様が言ってた」
「わ・・私に素質が・・・!?」
チャパ王は驚いていた
神様がじきじきに鍛えてくれるといっているのだ

チャパ王は答えた
「神様が鍛えてくれるというのか
 願ってもない申し出だ
 ・・・だが、三時間だけ待ってくれないか?」
「なぜ待つ?」
「会社に有給休暇の交渉してくる」




其之三十八 回想3

もともと戦闘力は強かったチャパ王
一ヶ月間、神様の下で修行して『無』を習得したときには、すでにナッパクラスの力をつけていた
「これが・・・『無』!!」
「そうだ・・・それが無なのだ」
気持ち悪い緑色の生物(神様)は、戦いに参加する気もないくせに偉そうに言う
戦闘力が下のくせに偉そうな態度ををとれるところを尊敬する

「ありがとうございます、キモ緑」
チャパ王は神様にえしゃくをする
そしておもむろに自分の髪の毛を一本抜き、それを神様に差し出す
「これは感謝の念です
 とっておいてください」
「すまない、これはいらない」




其之三十九 回想終了

そしてそのあとは独自の修行でパワーアップを果たした
いまやナッパを超えるほどの力はあるだろう


現在

「さぁ!!次の相手はどいつだ!!
 そこの緑か!それともそこの緑か!?」
栽培マンを撃破したチャパ王は、残った栽培マンや栽培ラディッツを指差す

「・・・すごいや!」
悟飯はチャパ王の戦いを見て感嘆をもらす
それを見ていた栽培ラディッツ
悟飯が一番弱いとみたか、チャパ王の死角をついて悟飯に襲い掛かる
弱そうな奴を狙うとは・・・やはりヘタレ

「え・・!?」
悟飯が気づいたときには・・・栽培ラディッツは眼前にいた




其之四十 救世主(?)参上

『しまった!!』
ピッコロやチャパ王を含むその他大勢は異口同音に叫ぶ

「死ねやガキィィィィィィっ!!」
栽培ラディッツは狂気の笑みを浮かべながら悟飯に殴りかかる・・・
だが!!

ゴゥゥゥ・・・・ン!!!

何者かが放った光弾によってはじかれた
砂煙が立ち上る・・・
栽培ラディッツは吹っ飛ばされて吹っ飛ばされて・・・山の向こうまで飛んでいった

「あなたは・・・?」
その男と面識のない悟飯は問う
しかしその男は何も語らない・・・




其之四十一 

砂煙がひいてきて、男の姿があらわになってくる
先ほどの緑色の男と同じようなロンゲ、クリリンと同じ胴着、左頬の十字傷
脇にはもこもこした体毛、猫を思わせるような姿をした生物もいる

「ヤムチャさん!!」
「孫悟空の仲間か・・・」
「天下一武道会のとき、三つ目の脇にいた奴・・・」
「プーアル!!」
クリリン、ピッコロ、チャパ王はヤムチャを呼ぶ
だが、餃子にはプーアルしか脳内にはいないようだ



其之四十二 

「あなたが・・・ヤムチャさん?」
悟飯はヤムチャに問う
ヤムチャは今度の問いには答えた
「・・そうだ
 おれが噂の荒野のハイエナ、ヤムチャだ」
ぜんぜん噂になっていないのだが、ヤムチャは自信を持って答えた

ヤムチャはもこもこした体毛を持つ生き物『プーアル』を引きつれ、チャパ王に近づく
「そうか
 とてつもなくでかい気の正体はお前だったのか、チャパ王」
「わたしも大きな気が二つ来るから誰か分からなかったぞ」

・・・でかい気が『二つ』!?
プーアルも強くなっているのか!?



其之四十三 

「プーアル」
「何だ?師よ」
なんか北斗の拳のキャラみたいな言葉遣いになっているプーアルは答える
「あんなキモイやつらはお前一人で充分なはずだ」
「うむ、確かに
 では殺ってくる」

プーアルは顔までそれ系の顔になって、栽培マンたちに近づく
「うぬらがサイヤ人か?」
「дглфЭЪ!!」
プーアルが問うも、ロシア文字で答える栽培マン
「ふむ、違ったようだ
 では行くぞ!!」

ボンッ!!

プーアルは近くの栽培マンを一撃で粉砕する!!




其之四十四

「な・・!?
 栽培マンの戦闘力は1200あたりなんだぞ!?
 何であんなもこもこしたかわいい奴が倒せるんだ!?」
ナッパはプーアルの攻撃の破壊力を見て驚愕する
それに対してベジータは冷静だ
「やつの戦闘力はそれを超えるんだろ
 簡単な計算だ」

「弱い!!弱すぎるぞ!!」
プーアルはすでに数体栽培マンを破壊した
残るは二匹!!

「ждфяШ!!」
一匹の栽培マンは無謀にも真正面からプーアルに襲い掛かる!!

ボンッ!!

だがやはりプーアルの一撃のもとに粉砕される
「脆弱なり!!」
プーアルは豪語する

しかし・・・もう一匹の栽培マンは姿を消していた




其之四十五

姿を消した栽培マン・・・
それはプーアルの後ろをとっていた
その栽培マンは無言でプーアルに襲い掛かる

「お前はもう死んでいる」
いきなりプーアルは言う・・
すると

ボンッ!!

後ろから襲い掛かってきた栽培マンの体が四散する

強い・・
強すぎる男(?)・・・それが、プーアル

てか北斗の拳化してないか?




其之四十六

「練習台にもならぬわ!!」
プーアルはそう言い捨てると、ヤムチャとチャパ王の元へ戻る

「師よ
 言われたとおりに皆殺しにしてきた」
「よくやった」
笑みを浮かべ、プーアルをほめるヤムチャ
私の個人的見解によると本当はヤムチャよりプーアルのほうが強いのでは・・・?

「さぁて・・・今度は俺がやるかな?」
ヤムチャは首をコキッコキッと鳴らして、残ったハゲサイヤ人『ナッパ』を見る

「みんな!
 次は俺がやるけどいいか?」
ヤムチャは存在感のないほかの仲間(悟飯、ピッコロ、クリリン、餃子)に言う

「僕は・・もう少し戦い方を勉強します」
「次は貴様か。面白そうだ」
「がんばってください!ヤムチャさん!!」
・・・とみんな言うが、餃子は露骨にいやな顔をしていた




其之四十七

「今度は僕がやりたい」
ほっぺたが真っ赤な美白野郎はほざく

「餃子・・
 分かった、がんばって来い」
ヤムチャは気楽にOKを出す

しかしヤムチャは分からなかった・・
これが新たな悲劇への幕開けだった事を・・・

「ベジータ
 今度は俺が行くが、いいか?」
「好きにしろ」
ナッパの発言に同意するベジータ
ナッパはやる気満々だ
何ヶ月も体を動かしてないからだろう




其之四十七

一人ずつ戦うという地球人(プラスナメック星人)の作戦は正しかった
救世主孫悟空が蛇の道を通る時間を稼いでいるからだ
「待ってろよ!!みんな!!!」
悟空は界王拳を使い蛇の道を渡っている

「しょっぱなから本気で行くぜ!!」
ナッパはそう宣言すると、気を高める

ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・!!

かたや餃子も
「ならば・・・僕も本気を出していく・・」
餃子はそう宣言すると、帽子を脱ぎ捨てる

ザンッ

・・・帽子がなんか重い音を立てたのは気のせいだろうか?




其之四十八

「ちゃ・・餃子も悟空みたいに重い防具をつけていたのか・・!!」
クリリンは驚愕する

そう・・、餃子は重い帽子をつけて修行していたのだ
脱いだ後の餃子の髪の毛はへにゃっと曲がっていたが・・

「行くよ!!筋肉マッチョハゲ!!」
「黙りやがれ!!一本毛!!」

ガシッ!!

両方ともあいての手を握り、力比べに走る
「ぐぐぐぐ・・!!」
「ぎぎぎぎ・・・・!!!!」
はじめは力比べは互角だったが、少しずつ餃子は押されていく・・
「ぐぐぐぐ・・・」




其之四十九

「ぺっ!!」
餃子はいきなりナッパに向かってつばを吐く
「うわっ!!汚ねっ!!」
ナッパは後ろに引く

その隙を狙った餃子
「喰らえ!
 どどん波どどん波どどん波どどん波どどん波!!!!」

ドドドドドドドドドドド!!

容赦ないどどん波の連撃は続く

「ち・・・び・・・〜〜〜〜〜〜っ!!!」
攻撃に耐えながらもナッパは逆上していた
そりゃそうだろう
美白野郎に苦戦しているのだ




其之五十 (わーいわーい!!ついに五十!!)

「ぶっ殺してやる!!」
どどん波に耐えながら餃子に向かって突進していく
肉弾戦に持っていこうというのだ
それに気づいた餃子もあえてどどん波をやめてナッパと肉弾戦を始める

ガガガガガガガガッ!!!

一進一退の攻防だ
ナッパはパワーで勝っていたが、餃子はそれをスピードでカバーしている
だが・・・

バキッ!!

ナッパのパンチが餃子の顔面を捉えた




其之五十一

「ナッパ様をなめるなよ!!」
餃子の顔面を捉えた
その事実はナッパを冷静に戻していた

餃子は鼻血をたらしていた・・
「おのれ・・・・!!
 よくも僕のビューティフルフェイスを・・・!!」
今度は餃子が逆上している
「許さんぞきさまぁぁぁぁぁ!!!
 木っ端微塵にしてやる!!」

餃子は間合いをあける
そして
「喰らえ・・
 僕の気をすべて込めたどどん波だ・・!!!」




其之五十二

「どどん波ーーーーーーーーっ!!!!!」
餃子の指から超特大のどどん波が飛び出る!!

「ふっ、くだらん技だ」
ナッパはよけようともせず、受けようとする
しかしベジータは叫ぶ
「よけろ!!ナッパ!!!」
「え!?」
ベジータの言葉に促されてどどん波をよける

よけられたどどん波はそのままピッコロに向かっていた
「あ!?」
ピッコロはよけようとするが、よけきれなかった
「ぐああああああああああああああ!!!!!!」

ちゅどーーーーむ!!!

ピッコロは跡形もなく吹き飛んでいた




其之五十三

ピッコロ  職業 魔族
戦闘力 1220
しかし戦闘もせずに塵と化す

「うわあああああ!!!」
悟飯は号泣する
師とも呼べる男、ピッコロが死んだのだ

ベジータはスカウターでその戦闘力を測定する
「戦闘力2800!!
 こいつら・・やはり戦闘力を自在に操りやがる!!」
・・と、ここでベジータは好奇心からか他の奴の戦闘力もはかってみることにした
「ハゲヤローが981、似たような胴着を着たロンゲの奴が2200
 こ・・黒人アフロが6200!?あの猫が8390・・・!?
 どうなってやがるんだ・・!こ・・この星は・・!!」
いや・・作者たる私にも分からん




其之五十四

「魔閃光ーーーっ!!」
悟飯は強力なエネルギー弾を放つ
・・・ナッパではなく、ピッコロを殺した張本人の餃子に

「へ・・?」
餃子は何が起こったのかわからなかった
そしてよける間もなく

どおおおおおお・・・・・・ん!!!

「ぶぎゃんっ!!」
本来ならこの程度の攻撃を受けても平気な餃子だが
どどん波ですべての気を使い果たしていたせいか、他界してしまった

餃子  職業 美白
戦闘力 4000  どどん波時8300
魔閃光によりて死す・・・・



其之五十五

「ピッコロさんごめんなさい・・・
 仇は討てたけど・・・逃げる力もなくなっちゃった・・・」

ドサッ

悟飯は気を使いすぎて地面に倒れ付す
一瞬死んだようにも見えたが、ただ気絶しているだけらしい

これで残ったメンバーは四人になった
ヘタレ、黒人アフロ、猫、ハゲ
もはやお笑いトリオのようなメンバーだ

「さあて・・・
 そろそろ主役たる俺の出番かな?」
ヤムチャがしゃしゃり出る
これで新技が見れるのだろうか?




其之五十六

「ナッパ!!」
ベジータは叫ぶ
「なんでぇ、ベジータ」
「奴の戦闘力は2200だ
 くれぐれもなめてかかるなよ・・・」
「分かったぜ」

「選手交代ってとこかな?ナッパさんよ」
ヤムチャは出所不明の自信を持って言う
レベル的に餃子より下の奴がなぜここまで余裕なのか?
それは一年近く訓練した秘奥義にある

「美白野郎にはてこずらせてもらったからな
 即効で終わりにしてやるぜ」
「ほざけ!!」
ヤムチャはナッパに突っ込んでいく!!




其之五十七

「新・狼牙風々拳!!」

ガガガガガガガガガガッ!!

ヤムチャはスピードを生かした攻撃を繰り広げる!!
「やるじゃねぇか!」
と、いいつつもナッパもガードしたり反撃したりしている

「おらぁあ!!」

バキィィィ!!

ヤムチャはナッパの顔面に拳を入れる
だが戦闘力の差か、スピードは速いものの攻撃そのものはナッパにあまり効かない
ナッパが反撃に蹴りをかます
このままガードしたとしてもヤムチャでは大ダメージを受けてしまう
下手すれば腕がもげてしまうかもしれない・・
ヤムチャがすごいのはスピードであって、パワーやタフさ、スタミナはそんなにすごくはないのだ
だからヤムチャはガードすることができない
苦肉の策でナッパの蹴りを何とか受け流すヤムチャ

「はぁ・・はぁ・・・やるな・・・!!」
何とか無傷でここまで来たものの、ヤムチャは疲労を隠せずにいる
数分の手合わせでここまで疲労するとは・・
ここらへんで戦闘力の差が浮き彫りにされる・・・




其之五十七

「はぁ・・はぁ・・・
 これはとっておきだったんだがな・・・」
毎度のおなじみのこのセリフ
ヤムチャがいっぱいいっぱいになったときに出る
今のこの状態がそうだ

一方のナッパは余裕しゃくしゃくだ
「とっておきだと・・・?
 みせてもらおうじゃねぇか」
「後でほえづらかくなよ・・?
 行くぜ!!新・狼牙風々拳W!!」
・・・真・狼牙風々拳2じゃなかったのか?(其之四参照)
ここでそうツッコミ入れられるやつはこの場にいなかった




其之五十八

「新・狼牙風々拳W?
 なんなんだそれは?」
もはや作者に戦力外と見なされているクリリンは疑問に思う
「それは師が編み出した奥義
 その戦い方はまるで狼の如し」
プーアルは律儀にクリリンに説明してあげる

「うおおおおおおお!!!」
ヤムチャのバックに狼のシルエットが浮かび上がる
ナッパに向かって走るヤムチャ
走り方までも狼そのものだ
動きも速い
「ガルルルルルルル!!」
そしてなんかもう狼そのものになっている




其之五十九

「があああああ!!!」

ガブッ

ヤムチャはナッパに噛み付く
そしてそのあと爪で引っかいたり、また噛み付いたりと狼そのものの行動を繰り返す
もはや単なる狼である
「わおーーん!!」
「うるせぇ!!」

ベグシッ

ナッパパンチがヤムチャのボディーにヒット
ヤムチャは5mほど吹っ飛ぶ
ヤムチャは342のダメージを受けた
「キャインキャイン!!」
狼の走り方でプーアルたちがいる場所へ引き返す
もう何のためにこの技を編み出したのだろうか?

ヘタレを越えた戦士
それが・・・ヤムチャ・・・


其之六十

「プーアル様ぁぁぁ・・・助けてぇぇぇぇ・・・・・」
情けなくプーアルの元へ逃げ去るヤムチャ
ヤムチャの方が師匠なのにヤムチャの方が情けない
「分かった・・・選手交代だ」
パチンとタッチをするヤムチャとプーアル
そしてタッチしてそのまま地面に倒れふすヤムチャ
「・・大丈夫か・・?」
チャパ王は聞く
こんなヘタレでも『一応』戦力だからだ
「もう・・・だめだ・・
 少し休ませてくれ・・・」
「そ・・そこまでお前は頑張ってくれていたのか・・・」
「・・燃えたよ・・燃え尽きた・・・・」
なんか最後だけどっかで聞いたことのある言葉を言って気絶するヤムチャ
全然働いてないくせに




其之六十一

「サイヤ人は・・・・死あるのみ!!」

ドンッ!!

プーアルは爆発的なダッシュでナッパに近寄り・・
「あたたたたたたた!!!これはナムの分!!」

ズガガガガガガガガガガ!!!!

プーアルは(実は餃子が殺したはずの)ナムの事を思い連続蹴りをあびせる
「あたぁ!!」

ズンッ!!

今度はボディにパンチを一発かます
「これは天津飯の分!!」
実は天津飯は栽培マンが殺したのにそれでもナッパに攻撃する
ちょっとナッパが可哀想だ




其之六十二

「この猫ぉぉぉぉ・・・・!!!」
ナッパが頭に血管を浮かび上がらせている
怒り心頭といった様子だ
「ハァッ!!」
ナッパは間合いを取るとプーアルにエネルギー弾を投げつける
「こんなの・・よけるまでもないわ!!」
プーアルはそう言うと

パクッ

「・・・いま食いましたよね?」
「ああ・・・たしかに食った」
クリリンはチャパ王に言い、チャパ王はそれに答えた




其之六十三

ドンッ!!

「ごべぇ!!」
「そしてこれはユリア・・・じゃなかった
 ピッコロの分だ!!」
プーアルは爆発的なダッシュで今度はそのまま体当たりにつなげたのだ

「すごい・・・!!」
クリリンはプーアルの戦いに驚愕する
まぁ、もこもこしたかわいい奴があんなことすること自体がすごいのだが

「ぐ・・くそ・・・」
ナッパは胸を抱えて痛がっている
プーアルはそれを見下して
「そして・・・これは・・・・」

ゴゴゴゴゴ・・・・・

プーアルの気が増大していく・・・




其之六十四

「この俺の怒りだーーーーッ!!!」

どごぉぉぉぉぉ!!!!

プーアルの本気のパンチは動けないナッパに(無慈悲にも)炸裂した
「うわらば!!」

ボンッ!!

そしてナッパの肉体は破裂した
なんかジャギ編とアミバの悲鳴が混同しているのは気のせいだろうか?
わかんない人すいません




其之六十五

「す・・すごい・・・
 プーアルの奴ナッパをあっさりと倒しただけでなく、
 作者を北斗の拳大好きっ子だという事を知らしめるとは・・・」
なんか驚いてばかりのクリリンだ
クリリンは驚くしか能がないのだろうか・・・?

「貴様・・・ナッパをあっさりと倒しやがって・・・」
ベジータは怒りをあらわにし、プーアルに言う
それに対してプーアルは余裕の表情で
「ふっ、軟弱者は死あるのみ」
「ふざけるな!!
 だれがこれから俺のパシリをするんだ!!
 ラディッツも一年前に死んだんだぞ!!」
ベジータにとって弱虫君もハゲもパシリだったらしい




其之六十六

「パシリを消した代償は大きいぞ・・・」
ベジータはそう言うとスカウターで敵の戦闘力を見る
「ふふ・・・戦闘力開放して12030か・・・
 勝てない相手ではない」
そう言ってベジータは空を飛ぶ
「見るがいい・・・エリートと猫との戦闘力の差を!!
 はあああああ・・・・・!!!!」
ベジータは気をためる
ゴゴゴゴゴ・・・と大気が震える
その気をためている時間帯がとても隙だらけだが、みんなは黙ってそれを見ていた
「はぁっ!!」

ばんっ!!!

ベジータは無意味に周りの雲を吹き飛ばす
「終わりだ・・性別不明の変な猫・・・・!!」

ドンッ!!!

ベジータはプーアルに向かって突進する!!




其之六十七

「速い・・・!!」

シャッ!!

ベジータの突進をかろうじてかわすプーアル
そして攻撃をかわされたベジータは方向転換し、プーアルに殴りかかる

ガスッ!!

「おごっ・・!!」
北斗なプーアルはベジータに初ダメージを与えられる
「お・・おのれ!!
 狼牙2000年の歴史をなめるなぁぁぁぁ!!!!」

「えっ!?そんなに続いてたの!?初耳!!」
いつの間にか復活しているヤムチャはプーアルに突っ込みを入れるが
それを相手にする奴は一人もいなかった



其之六十八

「どりゃっ!!」

バキッ!!

プーアルはラオウのような掛け声でベジータの顔面にパンチをする
しかし・・
「・・・今のがパンチだったのか・・・・?
 もしそうならばお手本を見せてやろう」
ダメージはなかった
そしてベジータのパンチがプーアルの顔面にヒットする!

バキィィッ!!

「べぶしっ!!」
プーアルは奇妙な悲鳴を上げながら、吹っ飛ばされる
この戦いははたから見ていると、Mっぱげが動物虐待をしているようにしか見えなかった