新世紀ヤムチャリオン
289 :新世紀ヤムチャリオン :02/09/24 00:00 ID:0s3xc6SA
第壱話「サイバイマン来襲」
時は20××年、ピッコロ大魔王、サイヤ人、セル、魔人ブウの恐怖をのりき
った地球に新たな恐怖が迫っていた。その名もサイバイマン。何処からとも
なく去来するその未知の生物に人々はなすすべがないかに思われた。
しかし!人類はとっておきの秘密兵器を残していた。
かつて元祖サイバイマンと闘いそして相打ちにまで持ち込んだ英雄。
その名はヤムチャ。
ナッパ「いまこそ奴を起こす時だ・・・」
ナッパ司令が静かに呟く。
ラディツ「もうそれしか方法がないか・・・」
老体のラディツ副司令が静かにボタンを押す
プシュー・・・・・ 冷凍保管庫の扉が静かに開いた
ヤムチャ「・・・・ふははははは。ついにこの時が来たか!ゴクウたちの
いる時代では俺の出番はなかった!しかし今ならどうかな?さあナッパの
おっさんよ、俺に何でも任せてくれよ!」
ラディツは静かにモニターを指差す
ヤムチャ「あ、あれは・・・・サイバイマン!!む、無理だ!!俺にあい
つの相手をしろってのか?」
ナッパ「心配ない。お前にはパイロットになってもらうだけだ。」
ヤムチャ「パイロット?」
ナッパ「お前のDNAから作り上げた人型人造人間・・・その名も
ヤムチャリオン!!」
つづく
301 :新世紀ヤムチャリオン :02/09/24 00:17 ID:0s3xc6SA
第弐話「見知らぬ操縦席」
ヤムチャ「おいおい、こんなもんに乗って闘えっていうのか?」
そこにはヤムチャの格好をした巨大なロボットがあった
ヤムチャ「大体俺は武道家だぜ?それに起きたばかり腹も減ってる、とりあ
えず吉野屋にでも行ってくるぜ!」
ラディツ「この近辺の吉野屋はすべてサイバイマンに破壊された・・・」
ヤムチャ「な、なんだって・・・・」
ナッパ「それだけではない、このままでは全国の吉野屋が奴に潰される」
ヤムチャは怒りに打ち震えていた、そしてこう言い放つ
ヤムチャ「じゃあマックに行ってくるぜ!」
ナッパ「コイツを操縦席に押し込め」
ヤムチャは強制的にヤムチャリオンに押し込まれた
アプール「反応ALLGREEN。いつでもいけます」
キュイ「ヤムチャリオン起動!!」
勢いよく地下から地表へ飛び出すヤムチャリオン
ヤムチャ「クソ、どうやって動かすんだこれ・・・」
ヤムチャがそう呟くとほぼ同時に格好の獲物だとサイバイマンが飛んでくる
キュイ「まずいわヤムチャ君!手前のレバーを前後してヤムチャリオンを
動かすのよ!」
ヤムチャ「こうか?」手前のレバーを前後するヤムチャ。
ヤムチャ「あれ?動かないぞ?」
アプール「キュイ先輩!ダメです地表へ飛ばしたときにヤムチャリオンの
脚部に亀裂が入りました!ヤムチャリオン完全に沈黙しました!!」
キュイ「なんですって!?」
動けないヤムチャリオンの目の前には、あのサイバイマンが立ちふさがっ
ていた
つづく
322 :新世紀ヤムチャリオン :02/09/24 01:12 ID:0s3xc6SA
第参話「ヤムチャリオンの性能」
ラディツ「落ち着け。ヤムチャ、ヤムチャリオンには必殺「操気弾」が搭載されて
いる。操気弾はロケット花火の10倍の威力を持っている。そいつで
サイバイマンを倒すんだ!」
ヤムチャ「なんだって?操気弾が。それなら勝ったも当然だ!いくぜ操気弾!!」
ピコ [操気弾ボタン]とかいてあるスイッチを押すヤムチャ
ビーー エネルギー充電まであと30時間・・・・・・・
ヤムチャ「あと30時間も待つのか、じゃあ漫画でも読んで待ってるかな。」
ズドーン!! サイバイマンの溶解液でヤムチャリオンの右腕が吹っ飛ぶ
ナッパ「馬鹿な!ヤムチャリオンの装甲はミニ四駆のシャーシとほぼ同等の強度
を持っているはず、それをあっさり破壊するとは・・・・」
キュイ「ヤムチャ君!」
その危機にあってヤムチャとヤムチャリオンの意思は驚くほどリンクしていた
アプール「えっ?ヤムチャリオンとヤムチャのシンクロ率が急激に上がっています!
シンクロ率50、100、200・・・300%!?」
ヤムチャ「おぉぉぉぉ」 雄たけびをあげるヤムチャ。それに呼応するかの
ようにヤムチャリオンが後ろを向いた。
ヤムチャ「あばよ!サイバイマン」
ヤムチャリオンは脚部の故障もものともせず逃げ出した。
アプール「す、すごい・・・時速500キロを越えてる・・・・」
ナッパ「これがヤムチャリオンの真の姿だ」
にやりと笑うナッパ
ヤムチャリオンは家々を踏み潰しながら東京湾に沈んでいった。
良識人のいない彼等に勝ち目はあるのか?
つづく
331 :新世紀ヤムチャリオン :02/09/24 01:57 ID:0s3xc6SA
第四話「逃げ出した東京湾の中で」
溺れて死んだ。
終わり