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こんなヤムチャどうよ?3




550 :こんなヤムチャどうよ?3 :02/09/26 00:05 ID:ChFU/r8o


これは人造人間が襲来する1年前の話である。

この日、俺はお養父さん、いやブリーフ博士から連絡を受けカプセルコーポレーションへ向かっていた。
妊娠していたブルマの子供が生まれそうなのである。
父親はあのべジータだ。
俺とブルマはもう恋人同士ではない。
俺は今までブルマが俺の生き方を理解してくれていると思っていた。
実際は修行のためどこかへ行ってしまう俺にいつも寂しさを感じていたのだ。
そんなブルマの気持ちに俺は気づいた。
しかし自分は武道家である、これを捨て去ることは俺には決して出来なかった。
だからこそ俺はブルマと別れた。
そして今彼女は新しい幸せをつかもうとしている。
これは俺にとって喜ばしいことだった。
だが正直に言えば複雑な気持ちもあった。
それはまだ俺にブルマへの未練があるのだろう。
気づくと俺は目的地に着いていた。
俺は中に入れてもらうと、ブリーフ博士が迎えてくれた。
その顔は満面の笑顔だった。
どうやら無事生まれたようだ。
俺はホッと胸を撫で下ろし、挨拶をした。
ヤムチャ「お久しぶりです、ブリーフ博士」
以前ならばお養父さんと呼んでいただろうが、今の俺にその資格は無い。
ホントならば俺はここにいてはいけない存在なのだ。
無事生まれたのならそれでいい。
俺は挨拶だけをしてすぐに帰ろうと思った。
ブルマに会うつもりは無い。
これ以上アイツの幸せを踏みにじりたくない。
そんな俺に博士は声をかけてきた。
俺は博士に背中を向けたまま立ち止まった。
ブリーフ「君はブルマに会う資格は無いと思っているみたいだね。確かに君とブルマが別れたのは君に原因があるのは分かっている。だが男にはそれぞれの生き方があることも私は知っている」
ヤムチャ「そのせいで俺はブルマを傷つけました。それは事実です」
ブリーフ「しかし、それと同時に君はブルマをずっと守ってきた。それが君なりの愛し方だったんだろう。君は不器用な人間だが、すばらしい優しさを持っている。それは私やブルマもよく知っている。だから君はその優しさゆえにブルマと別れたんじゃろ?」
俺は優しくなど無い!俺はただの身勝手な人間だ!俺はそう心の中で何度も叫んだ。
ブリーフ「そして君は再びブルマを初めとする皆を守ろうとしている。ブルマからおおよその事情は聞いている。ヤムチャ君、私は君を今でも息子だと思っている。だから何かあったら必ずここへ来なさい。ここは君の家でもあるのだからな」
俺は振り返ることも無くただうなづいて家を出た。
正直に言えば俺は振り返れなかった。
お養父さんのあの言葉を聞いた時、俺の瞳からは涙が流れていた。
こんな俺でも息子といってくれるお養父さんに俺は深く感謝していた。
それと同時にブルマの幸せを心から祈っていた。
べジータは確かに悪の限りを尽くしてきた非道な男だった。
しかしヤツは徐々に変わってきている。
ヤツはまだそれに気づいていない。その心にある本当の優しさに。
いつか気づく時が来る。
その時が本当のアイツの幸せが来る時だ。
だから俺は守ろう、アイツの幸せを。
俺はこんな形でしかお前に尽くせない。だがお前が幸せになることが俺にとっての幸せでもあるのだから