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ヤムチャとベジータ 二人の熱い友情

 

 

259 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/16 22:58 ID:S5CcMDV7
<読みきり。ヤムチャとベジータ 二人の熱い友情>
ヤムチャとブルマが別れた後、ブルマはベジータとくっついたことは言うまでもない。だが、元彼、ヤムチャとベジータの間には奇妙な友情がめばえていたのだった。
ブルマ「ベジータ!私ちょっと出かけてくるから、トランクスのおもりをお願いねー」
ベジータ「俺はそんなものには興味はない。自分でみるんだな」
ブルマ「そう言わないで・・・じゃあね」
ブルマはそう言って出かけていった。
ベジータ「・・・行ったか・・・」
その瞬間!ベジータの顔が豹変した!
ベジータ「おー!!トランクしゅー!!パパだぞー!!!べろべろばあー。お前はほんとにかわいいなあ。さすが俺様の子だ。べろべろー」
トランクス「んぎゃああああああ」
ベジータ「・・・!ばかな!くそっ!なぜあの女だと泣かないのに俺だと泣くんだ!トランクしゅー、たかいたかーい!」
ヤムチャ「ベ・・ベジータ・・・」
ベジータ「なに!き・・き・・・貴様あ!」
ベジータはトランクスに気をとられていてうかつにもヤムチャの接近に気づかなかった。
ヤムチャ「そんなんじゃダメだよ。かしてみな」
ベジータ「う・・うるさいっ!貴様なんぞに!」
トランクス「ぎゃああああああ」
ヤムチャはトランクスを抱き上げた。するとトランクスが泣き止んだ!
ベジータ「なっなぜだ!なぜなんだーーーーー!!!」
ヤムチャ「こつがあるんだよ。俺はいまベビーシッターのバイトをしてるからわかるんだ」
ベジータ「ベビーシッター?なんだそれは」
ヤムチャ「人の赤ちゃんを預かる仕事さ。お前にもコツをおしえてやろうか?」
ベジータ「ほ、ほんとか?ぜひ教え・・・い、いやサイヤ人の王子である俺が貴様などにものを教わるなど!」
ヤムチャ「おーよしよし。はははははあ」
ベジータはうらやましい気持でいっぱいになり、ヤムチャにこう言った。
ベジータ「たっ頼む・・教えろ!俺はなんとしてでもトランクスの笑顔を見たいんだ!」
ヤムチャ「まあいいけど、人にものを頼む時ってさーこう、それなりの態度をみせるもんじゃないのかなー」


260 名前:ヤムチャッカ [] 投稿日:03/03/16 23:09 ID:NILDp0Fm
ベジータ「お、おのれ!あまり調子に乗るなよ・・・!」
ヤムチャ「あれー、結局そーいう態度になっちゃうんだー。じゃあ俺もうかえろっかなー」
ベジータ「・・・まっまて!わ、わかった!頼む!俺におもりの仕方をお・・お・・教えてください・・・!!」
ヤムチャ「まあいいや。じゃあさっそくやるか」
ヤムチャはベジータにおもりのコツを教え始めた。
「違う違う!何度言ったらわかんだよ!抱くときはこうだって言ったろー!やりなおし!」
ベジータ「ぐ・・・ちきしょう!」
ヤムチャ「あれー、なんか言ったかなー」
ベジータ「ぐ・・い、いや、なんでもありませんよ・・ははは」
厳しい特訓の末、ベジータはついにトランクスを泣かさずに抱くことに成功した!
ベジータ「は・ははは!やったぞ!俺はついにやったぞ!おい、ヤムチャ!見てみろ!トランクスの奴、こんなに笑って!」
ヤムチャ「ああ、お前の努力のたまものだよ。俺も教えたかいがあった」
ベジータ「ヤムチャ、俺は今まで地球人を見下していた。だがお前のような奴がいたとはな・・!まったくたいした奴だよお前は・・・ははは」
ヤムチャ「そうか、俺もお前は意外といい奴だってわかってびっくりしたよ。そうだ!俺たちの友情は他の奴には黙っとこうな!あえて、仲悪そうなふりしようぜ!」
ベジータ「ぷっぷ。それいいかもしれんな!よし、今日は俺のおごりだ!好きなだけ、飲んで、食え!」
ヤムチャ「おう!お前もな!」
その夜・・・二人は朝まで飲み明かしたとさ・・・<完>