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〜人造人間ヤムチャ〜


人造人間セルとの戦い、セルゲームを控えて精神と時の部屋で修行に励むベジータとトランクス
トランクスの目が離れたのをいい事に、ヤムチャはタイムマシンを勝手に使うのだった
「ちょっとあんた!何するつもり!」
ヤムチャの行動に気がついたブルマが止めに入ろうとするけれど、もう遅い
「うるせえ!これで俺は・・・俺は!」
ヤムチャは、かつて地球を征服しようとしたような極悪な男に足を開いた元カノの言葉を無視して
いや、むしろ激昂しながらタイムマシンのスイッチを押す
時を遡る事十数年
「く、くそっ!」
ドクターゲロは崩壊したレッドリボン軍の基地から何とか救い出した大切な研究データーを抱えつつ、吹雪の雪原を歩いていた
足跡がすぐに消えてしまうような猛吹雪の中、何度も消えそうになる意識を悟空への復讐で保つ
と、そこに。ばしゅうう〜という音と共に突如現れる光
「な、何だ!」
「よっ!お前がドクターゲロだな?」
ドクターゲロの前に現れた光はタイムマシンの光。そして、その中から声をかけたのは言わずと知れたヤムチャ
「き、貴様はあの孫悟空と一緒にいた・・・何と言ったか・・・?」
「ヤムチャだ」
「そ、そのヤムチャがいったい何の用だ!」
身構えるゲロ。しかしヤムチャは気さくに話し掛ける
「そんなに構えるなって。俺はただ、あんたに協力したいだけさ」
「協力・・・だと?」
「ああそうさ。あんた、人造人間を作ろうとしているんだろ?俺がその手伝いを・・・ていうか、俺を人造人間にしてくれ」
「なんと・・・き、貴様は仲間を裏切るというのか?!」
あまりの言葉に絶句するゲロ。けれど、ヤムチャは邪悪な微笑みを浮かべつつゲロに言う
「仲間?そう思っているのはあいつらだけさ・・・。いや、違うか・・・。いつもヘタレだの・・・ザコだのと・・・。仲間なものか!あいつらは仲間なんかじゃない!敵だ!俺はもうヘタレだのザコだの言われたくないんだ!だから俺を・・・俺を強くしてくれ!ドクターゲロ!」
「・・・・・・・・・ふっ、いいだろう」
「決まりだな」

それからヤムチャは、将来秘密基地を作る場所にドクターゲロを案内して、機材を揃えるのだった
タイムマシンを使えば、競馬などのギャンブルで大勝ちしまくれる。そのため、金策には苦労しなかった
使い切れないほどの大金に囲まれるヤムチャ。しかし、彼の心は自分をバカにしまくるかつての仲間達への復讐以外何も無い
3べん人生をやり直せるだけの金をプーアルに与えて自分から引き離し、ヤムチャはゲロと二人で来るべき復讐の日に向けて突き進む
月日は流れて、人造人間お披露目の日
ヤムチャはゲロと共に都に訪れたのだった。そんな二人にかけられる声
「なああんた・・・」
ヤムチャは、ゆっくりと自分に振り向いて・・・ズボッ!と、声をかけてきた男の胸板に手刀を突き刺す
自分とそっくりの男に、攻撃されたこの時間のヤムチャ
「人造人間も悪くないぜ・・・」
ヤムチャはそう呟いて、瀕死の自分を捨てる
「ゲロ、奴等が来るぞ!」
「む、そうか・・・」
「ここは俺にまかせろ」
ヤムチャはそう言って、人ごみにまぎれる。気の無い人造人間にとって、人ごみはいい隠れ蓑だ
そんな事も知らずに瀕死のヤムチャの元に集まるZ戦士達。一番最初に訪れたのは、クリリンだった
ヤムチャは一人先に到着したクリリンの背後に近づき、その肩に手を置く
「よお」
「え?!ヤムチャさん・・・だって、そこに・・・」
二人のヤムチャに驚きを隠せないクリリン。しかし、その驚きの顔がしだいに眠るように力無く緩んでいく。ヤムチャが、肩に置いた手から気を吸っているのだ。クリリンから気のすべてを奪うヤムチャ
「ふっ、搾りカスが」
クリリンの死体を無造作に捨てて、ヤムチャはその場を離れる
入れ違いになるように、他のZ戦士が集結するのだった

「や、ヤムチャ!それにクリリンまで!」と、怒りに燃える悟空
「まだそう遠くには行っていないはずだ!手分けして探すんだ!」こちらはヤムチャに対してあまりいい感情を持っていないピッコロ
散会するZ戦士達。ヤムチャはまず、手ごろで気も多いピッコロを襲う
「な、ヤムチャ!貴様・・・貴様は一体?!」
気も無く近寄り、気を吸収するヤムチャ。ピッコロはヤムチャが敵と解ると激しく抵抗をする
しかし、どんなに抵抗をされても、一般人を改造した17、18号と違い武道家をベースにした人造人間であるヤムチャの、セル第二形態に匹敵するパワーには敵わない。ピッコロがその気をすべて吸収されて、殺される
「さあて、次は心臓病の発作を起してるはずの悟空でも殺るかな・・・」
すっかり上機嫌のヤムチャ。しかしそこに、上空から圧倒的なエネルギー波が落とされる
「ぐっ!これはっ!」
とっさにピッコロの体を捨てて逃げるヤムチャ。瀕死のピッコロが、撃ち落とされたエネルギー波でとどめを刺される
「はっ!貴様が人造人間だったとはな・・・」

「ベジータ・・・」
スーパーサイヤ人になって攻撃してきたベジータを、激しく睨むヤムチャ
サイバイマンをけしかけられた事、ブルマを寝取られた事、様々な感情が渦巻く
「ベジータァァァァァァァッ!」
「ふん!ザコの分際で!この俺様がぶっ殺してやる!」
ヤムチャが猛然とベジータに襲い掛かる。空中での戦闘、拳打の嵐
「どうしたんだ?サイヤ人の王子様よぉ〜サコ相手にその程度ぉ〜」
ピッコロの気を吸収して、若干ベジータよりも優勢のヤムチャ。わざとベジータに余裕を見せる
「こ、こいつ・・・言わせておけば!」
ベジータがヤムチャから距離を取る
「そこまで言うくらいなら、こいつを受けてみろよ!それとも避けるか?余裕なんだろ!ああ!だったら受けてみろよ!」
挑発が成功して、ニヤリとするヤムチャ
「くらえ!ファイナルフラーッシュ!」
打ち出される膨大なエネルギー。しかし、ヤムチャはそれに手をかざして、吸収してしまうのだった!
「な、何?」
「死ねよ」
「く、くそったれっー!」
一瞬にして背後にまわり、ベジータの首に強烈な一撃を叩き込むヤムチャ。信じられない事に、ベジータの力をも吸収したヤムチャの力は、完全体セルの力に匹敵していた
ベジータの首が嫌な音を立てて捻じ曲がる。ヤムチャはとどめの一撃を放とうとするが
「させない!」
「ちぃ!トランクスか!」
トランクスが間に入りベジータをかばう。体を痙攣させるベジータには、一緒に飛んできた悟飯が駆け寄り仙豆を与える
しかし、あまりの深手にベジータはしばらく意識を取り戻しそうにない

「よくも父さんを!」
スーパーサイヤ人2になって襲い掛かるトランクス。しかし、ヤムチャはそれを軽くあしらう
「パワーだけで早さが足りないな・・・」
「くっ!」
「早いとは・・・こういう事だっ!ろーがふーふーけん!ほあちゃあ〜!」
「うあ!は、早すぎる・・・。うわああああっ!」
光速を越えた速度の拳がトランクスのボディだけを猛打する。一瞬にして放たれる数千発の拳を見極めるのは不可能。敵は木偶のように攻撃をくらい続け打ち砕かれる。避ける事は出来はしない・・・
宇宙を背にして、見開きでボロクズのように吹っ飛んでいくトランクス
「はっ!これで終わりだな!」
「お前がな・・・」
「!」
トランクスを吹っ飛ばし、勝利の美酒に酔うヤムチャ。敗北ばかりだったこれまでの人生の中の数少ない勝利に、天にも昇りそうな気分になる。もちろん脳内ではオーケストラがハレルヤ!を大演奏
そのせいだろう。いつの間にか意識を取り戻して、背後に接近していたベジータにまったく気がつかなかったのだ
そんな無防備なヤムチャの肩をベジータの手刀が一閃する
轟(業)腕撃破!
両手が切断されるヤムチャ
「う、うわあああああっ!お、俺の手があああっ!」
芋虫のようになって、地べたを悶えるヤムチャ
「これでエネルギー吸収はできないぜ・・・。ふん!油断してたとはいえ、こんな奴にやられたかと思うとヘドが出るぜ・・・」
「な、何でお前が・・・」

「忘れたのか?サイヤ人は瀕死の状態から回復するとパワーアップするってのを。で、お前は俺をどうした?」
「はっ!」
ヤムチャに瀕死の重傷を負わされ、そして仙豆で回復したベジータは、セル完全体を越える力を得たのだ!
ヤムチャの胸を踏みつけて、両手をかざすベジ−タ
「ファイナル・・・」
「ま、待ってくれベジータ!お願いだ!いえ、お願いですから殺さないでください!お願いです!ほんの出来心だったんです!それに、俺のお陰でベジータさんは強くなれんだし・・結果オーライという事でしょう?お願いです、殺さないでください!」
ベジータは不敵に笑うと、泣きながら命乞いをするヤムチャの胸から足をどける
「あ、ありがとうございます!お詫びの印に靴だって舐めます!ペロペロペロペロレロレロレロ・・・」
ヤムチャがほっとして、ベジータの靴を舐めようとしたその瞬間。ベジータはヤムチャの顔を蹴り、その体を宙に浮かせて
「フラーーーーーーーーーーーッシュ!」
必殺の一撃を放つのだった。膨大な光の奔流によって、分子レベルに分解されて消滅するヤムチャ
「ふん・・・汚い花火にすらなりゃしない・・・」
ベジータはそう呟いて、トランクスの元に駆け寄る
「大丈夫か?まったく、あんな野郎にやられるなんて・・・お前がサイヤ人である事に怒りを覚えるぜ」
「す、すいません・・・。ところでベジータさん・・・あの」
「何だ?」
「何でヤムチャさんと戦っていたんですか?」
「何?あいつが人造人間なんだろう?」
「いえ・・・違うんですけど・・・」
これから、ヤムチャの戦闘データを追加された16、17、18号が目覚めて、ベジータを圧倒
しかもセルはそれを取り込んで超パワーになったり、それでもそれを超えるパワーで悟飯がセルを倒したりと、派手な展開が続く
その結果・・・。結局みんなに忘れられてしまうヤムチャだった